JPH03210142A - 生地延展方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は菓子やパンの製造過程において連続した生地帯
の生産に用いるものであり、その生産速度、巾、厚さ等
の加工条件をあらかじめ入力しておき、巾や厚さの不定
な状態で供給されたものをあらかじめ人力された条件に
て自動的に成形搬出する自動延展装置である。

（従来の技術および問題点） これらに関する従来技術は本出願人が出願した特許出願
平成１−５３３１９号と特許出願公告６３−５４３３４
号がある。

この特許出願平成１−５３３１９号は生地延展装置であ
り、供給される生地を一定の厚みに延展することが目的
であるが、生地の巾を一定にし、かつ生産速度を一定に
する能力がない。

特公昭６３−５４３３４号は寸法および流量の一定した
生地帯の生産装置であって、これにより同一形状の生地
帯を生産することを目的とするものであるが、この手段
は、不定形に供給され生地の重量を事前に測定して行う
ものであって、本発明のように生地巾の測定に基づ（も
のではない。

（問題点を解決するための手段） 本発明は不定形の生地が生地供給コンベアに供給された
とき、その上方に用意された圧縮装置が供給生地の高さ
を揃えることにより、生地の不定条件はすべて巾の違い
となって現れるので、単純に巾の差を連続的に測定する
だけで、生地のその位置における体積の違いを連続的に
記録することができるので、そのデーターに基づき、搬
出コンベアに供給する生地の時間的量を、求められた一
定の成形条件に一致する体積となるように、供給コンベ
アの供給速度を変化させて行うものである。

（実施例） 本発明の一実施例を添付図面に基づき説明すると、第一
図は固定した位置で作用する供給ローラー■および成形
ローラー■を圧縮手段として用いた本発明装置の第１実
施例の側面図であり、第二図はその上面図である。

第三図、第四図は生地■の上を転がり移動するローラー
■による圧延手段を用いた装置による本発明の第２、第
３実施例の側面図であり、第五図はそれらの上面図であ
る。

第六図は二個の転がりローラー■および■による圧延手
段を用いた本発明装置の第４実施例の側面図である。

第七図は公転、自転する多数のローラーによる圧延手段
［相］を用いた本発明装置の第５実施例の側面図である
。　第八図は第六図における転がりローラー■および■
への回転入力機構を説明している。

さらに本発明方法による五つの装置の実施例に共通した
符号の説明として、■は本発明に供給される不定形の生
地を示し、■は巾および厚さが一定に揃えられ、一定の
速度で生産される成形された生地をしめしている。

■は不定形生地■の供給コンベアである。

■は一定の速度で運行する搬出コンベアであり、成形生
地■を搬出する。

■は生地巾を測定する距離センサーである。本実施例で
は、距離センサー二個を供給コンベア■の下流端の生地
圧縮手段の両側に配置し、供給コンベア■によって運ば
れる不定形生地■の側面までのそれぞれの距離を測って
コンピューター＠（第６図）に送り、不定形生地■の巾
Ｗ＋を算出する。

このときの不定形生地■は、供給ローラー■または転が
りローラー■または■または公転自転ローラー［相］等
の圧縮手段によって高さが一定に揃えられるので、その
一定の高さをＴＩとすると、Ｗ、ＸＴ、＝Ｓとなり、Ｓ
はその位置に於ける不定形生地■の断面積を表すことに
なる。

＠はサーボモーターであって、供給コンベア■を駆動す
る。

コンピューター■は距離センサー■の情報により、Ｔ１
位置の不定形生地■の断面積Ｓを算出し、これに基づい
て供給コンベア■の適正なる速度■１を算出してサーボ
モーター［相］に回転の制御を行う。

本発明装置の使用は、生産すべき生地の巾Ｗ２と厚さＴ
２および生産速度■２をあらかじめコンピューター〇に
記憶させておくことにより、作業開始にあたっては搬出
コンベア■は速度■２を保ち、生産される生地厚Ｔ２は
搬出コンベア■上の圧縮手段、すなわち成形ローラー■
または転がりローラー■または公転自転ローラー［相］
によって成形される。

この場合、成形されるべき生地巾はＷ２は供給コンベア
■の速度Ｖ、がコンピューター〇によるサーボモーター
■の制御によって決められることによって、供給コンベ
ア■と搬出コンベア■の速度差が現れて、引伸ばし効果
の加減が行われて巾Ｗ２が定まる。

すなわち Ｔ２　ｘＷ２　ｘＶｔ　＝　　Ｔ、ｘＷ、ｘＶ。

の式を満足すべくコンピューター＠が常に供給コンベア
■の速度を制御することで果たされる。

次に上記方法を満足させる五種類の装置のそれぞれの特
徴について説明すると、第−図及びその上面図の第二図
で示した装置においては、供給コンベア■上の生地圧縮
手段は定位置で回転するローラー■である。ローラー■
はコンベヤ■との間に隙間Ｔ１を有し、またその隙間の
両側に距離センサー■を備えており、この位置で供給さ
れる不定形生地■は高さがＴｌに統一され、その位置の
巾の変動が距離センサー■に読み取られることになる。

　次に搬出コンベア■の上流端には最終的な生地厚さＴ
２を決める成形ローラー■が用意されている。

したがって搬出コンベア■の速度ｖ２は供給コンベヤ■
の最低速度より速（設定して用いると成形精度が向上す
る。

次に第三図及び第四図で示した本発明装置の特徴は、不
定形生地■の高さＴ、を作り出す圧縮手段と生産生地の
厚さＴ２を決める成形ローラーが一個のローラーすなわ
ち転がりローラー■によって果たされる装置を説明する
もので、転がりローラー■は、その活動上流限と供給コ
ンベア■の下流端を結ぷＡ区間と、搬出コンベア■の上
流部分にまたがって図示するｌの区間を転がりながら往
復を繰り返して不定形生地■の上面を平にならし、供給
コンベア上ではＴｒの厚さを決め、搬出コンベア上では
Ｔ２の厚さを決めて成形する。

第三図においては供給コンベア■は上流方向が下流端■
“の位置より低くなっている効果については、第三図、
第六図及び第七図で示した装置に共通した転がり移動す
るローラーを圧縮手段に用いる場合に大きな圧縮成形効
果が得られることにある。

供給コンベアが傾いている場合のＴ、の位置は、Ａ区間
内すなわち転がりローラーの往復の上流端と供給コンベ
アの下流端■゛の位置の間に設けたセンサー■が生地■
の巾Ｗｌを測定している位置である。

こうすることにより、その位置の断面積Ｓは、Ｔｌ　Ｘ
ｗ、として定めることができる。さらに供給コンベアの
変化速度はｖｌは搬出コンベア■２の一定速度に対して
以下の計算で定められる。

Ｔｚ　ｘｗｔｘｖ、＝　　Ｔｌ　ｘｗ、ＸＶＩＴｌ・・
・一定、Ｗｌ・・・変化、■１・・・Ｔ　ｒ　Ｘ　Ｗ　
＋の値に基づいて変化させる 以上の式に基づきコンピューター＠がサーボモーター＠
にその運動量を制御して目的を果たすことができる。

第四図の例は、第三図で示した装置の供給コンベア■を
水平に位置させた例を示したものである。

第六図は■及び■で示しであるように転がりローラーを
二個用いたもので、転がりローラー■は主に供給コンベ
ア■の上方の！、の区間を転がりながら往復させ、転が
りローラー■は主に搬出コンベア■の上の１２の区間を
転がり往復させるようにしたものであり、そうすること
により転がりローラー■の転がりはｖｔに同調し、転が
りローラー■の転がりは■、の平均値に近似として行つ
て、生地に対する圧縮の加工精度を上げることができる
。

第八図は転がりローラー■と■の回転入力機構を示した
もので、チェーン０は搬出コンベア■と同速で同方向に
運行するものとし、このチェーンに噛み合ってスプロケ
ット■゛が転がりローラー■の軸の一端に取りつけられ
ている。

クランク■及びロッド■はスプロケット■“をチェーン
０に噛み合わせながら往復運動をさせるので、同時にロ
ーラー■は転がり回転をしながら１２の区間の往復運動
を繰り返す。この運動と同時に転がりローラー■の軸端
にはスプロケット■°を取りつけ、スプロケット■゛は
チェーン［相］に噛み合わすことにより、ローラー■は
ローラー■と同じようにｌＩの区間を転がりながら移動
を繰り返す。この場合スプロケット■′はその直径をス
プロケット■゛より大きくすることにより■゛の軸回転
は遅くなるので、ローラー８、とローラー９の直径が同
じであれば、搬出コンベア■の速度■２より遅い速度の
供給コンベア■の速度■、に対して、ローラー■は移動
する不定形生地■に対する近似の転がり速度を得て効果
的な圧延作用を果たす事ができる。

また第七図に示す装置については、［相］は公転自転す
る多数のローラーの組み合わせを示しており、その公転
軌跡は下方が直線状であり、供給コンベア■の下流と搬
出コンベア■の上流にまたがって生地■を延展し、前記
において説明した同様の効果によって本発明の目的を果
たすことができるものである。

（発明の効果） 以上述べたようなように、供給コンベア上で不定形に供
給される生地体を一定の厚さにし、これによって発生す
る巾の変化を読み取り、その変化に応じた速度差を下流
の搬出コンベアとの間に与えることによって一定の体積
の生地体に延展することができるものである。

このように、従来技術の欠点を解決して、精度の高い、
高品質の生地体を提供することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の側面図 第２図は本発明の第１実施例の平面図 第３図は本発明の第２実施例の側面図 第４図は本発明の第３実施例の側面図 第５図は本発明の第３実施例の平面図 第６図は本発明の第４実施例の側面図 第７図は本発明の第５実施例の側面図 第８図は一定区間を転がり回転するローラーの駆動説明
図 符号の説明 ■　・・・・・・不定形生地 ■　・・・・・・成形生地 ■　・・・・・・供給コンベア ■　・・・・・・搬出コンベア ■　・・・・・・供給ローラー ■　・・・・・・成形ローラー ■　・・・・・・転がりローラー ■　・・・・・・転がりローラー ■゛・・・・・・転がりローラー■のスプロケット・・
・・・・転がりローラー ・・・・・・転がりローラー■のスプロケ・・・・・・
公転自転ローラー ・・・・・・距離センサー ・・・・・・コンピューター ・・・・・・サーボモーター ・・・・・・チェーン ・・・・・・ロッド ・・・・・・クランク ト ・・・不定形生地■の巾 ・・・生産すべき生地の巾 ・・・不定形生地の厚さ ・・・生産すべき生地厚さ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）連続的に供給される不定体積の生地を一定の厚さ
   にし、このときに生じる巾の変化を読み取り、このデー
   ターに基づき、下流の搬出コンベアとの間に速度差を設
   定して受け渡しを行い、搬出コンベア上にて更に延展し
   、不一定体積で供給された生地を常に一定の体積に連続
   加工する生地延展方法。
2. （２）請求項第１項記載の方法において、搬出コンベア
   の速度は常に一定とし、供給コンベアの速度を変化させ
   て、常に一定の速度で一定の巾と厚さを有する連続した
   生地を生産する方法。
3. （３）生地供給コンベアとその下流に搬出コンベアを直
   列に設け生地供給コンベアの下流端に一定のゲージのも
   とに圧延ローラーを設定し、同時に圧延ローラーの位置
   に生地巾測定装置を設置して、圧延ローラーによって圧
   縮された生地が一定の高さのもとに拡がる生地の巾の変
   化を測定し、この生地巾の変化する値に反比例して生地
   供給コンベアの速度を変化させ、一定の速度で運行する
   下流の搬出コンベアに生地を供給し、搬出コンベア上に
   設置された圧延ローラーの一定ゲージによって連続的に
   一定厚さと、一定巾の生地を、一定した速度で生産する
   生地延展装置。
4. （４）生地供給コンベアとその下流に搬出コンベアを直
   列に設けこれらのコンベアの連結部付近の上方に、両コ
   ンベアにまたがって両コンベアの走行線上の一定区間を
   転がり回転しながら往復する１個または複数個のローラ
   ーを設け、生地供給コンベアの下流端付近に生地巾測定
   装置を設け、この生地巾測定装置の測定値に基づいて生
   地供給コンベアの速度を変化させ、搬出コンベアは一定
   の速度として行うことを特徴とする生地延展装置。
5. （５）生地供給コンベアとその下流に搬出コンベアを直
   列して設け、これらコンベアの連接部付近の上方に一定
   の距離をおいて両コンベアにまたがった公転軌跡を運行
   する複数のローラーを設け、ローラーは下方の両コンベ
   アの運行に対し、近似の転がり自転をさせ、コンベアと
   の隙間に生地を供給し、生地供給コンベアの下流端にて
   生地巾の変化を測定し、その測定値に反比例した速度を
   生地供給コンベアの速度とし、搬出コンベアの速度は常
   に一定の値として行う生地延展装置。