JPH0383535A - パン生地の定量分割方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明はパン生地または類似の生地をミキサーにより混
練した後、その大塊を小さく分割する際に用いられる技
術分野に属する。

（従来技術における問題点） パンの生産においてミキサーによりγ昆練されてできあ
がった生地は次にデバイダ−にかけられ小さく定量に分
割されて後各々威形工程に移されるが、従来のこのデバ
イダ−による小分割工程は、生地をピストンによりシリ
ンダーに吸引し、体積計量されて切断されているため、
ゲルの状態でグルテンが組織構成されているパン生地は
、デバイダ−のピストン等の動作による機械的応力によ
って生地のゲル構造が破壊されるのでその対策が必要と
されていた。

均質に混練されたパン生地は均一な流動現象を現すが、
従来のデバイダ−のホッパーの形状はパン生地の均一な
流動を助ける何のような構造ともなっていない。

それはデバイダ−がパン生地を一旦シリンダーに吸引し
て体積計量し分割するシステムであったからである。

本発明では生地をストックするホッパーの構造において
生地が常に均一な下方流動をするようにして、従来のデ
バイダ−のようにシリンダーにて計量することなく単に
下方流出口にて生地を切断するだけで、ゲル組織の損傷
の少ないパン生地の定量分割を行うようにしたものであ
る。

パン生地の均一な流動を妨げる現象について、特に単純
化した立体形状においてホッパーを垂直壁に囲まれたも
のとして観察した場合、特に下方向への流動に関しては
第２図、第３図、第４図に於ける場合が説明される。

すなわち第２図においてはＡ、　、Ａ２はその水頭の高
さを示すもので、その高さの差は下方への流出速度の値
を不安定なものにしている。

次に第３図において示した壁面の近くにある流線Ｓ４は
流下が遅く、中央部にある流線ＳＩは流下が速くなり、
更にこの間の流速の差は内部摩擦となってその摩擦量の
経時変化が下方流出速度を不安定にしている。

更に第４図においては、ストック中のパン生地の発酵が
進むことによる生地の体積の膨張の力Ｐが、生地の下方
流動を妨げる現象を示している。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこれらの三つの問題点をすべて解決するために
、生地ホッパーの側壁を垂直に設け、この側壁で囲まれ
た空間の水平断面は上下のレベルにおいて同一断面積で
あるようにし、この垂直の側壁には対向した位置にタテ
方向に運行するコンベアを配置し、第２図〜第４図に示
す三条性に対応する動きをさせることによって生地の下
方流動の一定化を計ってなされた発明である。

（実施例） 本発明を実施例に基づき説明すると、生地１をストック
するホンパー２は垂直の壁３によって囲まれてできてい
る。

またホッパー２の垂直の壁３で囲まれた空間の断面積は
上下何れのレベルにおいても同一である。

垂直壁３の対向する二面にはタテコンベア４が設定され
ており、その搬送面は必要に応じ上方から下方に運行す
るようにしている。

タテコンベア４の下端部に近接し、対向してローラー５
を設け、その対向面が下方に回転するようになっている
。

このローラー５の下端を生地の流出口６とし、この流出
口６のローラー５の下端に近接して分割装置７を設けて
いる。

分割装置７は二枚のカッター８をそれぞれ水平方向に摺
動させて、流出口６の中央部でその刃先が当接するよう
に設け、この流出口６より流下する生地１を切断するも
のである。

光電管を使用したレベルセンサー９は、排出口６より流
下する生地１の流下端を検出するものであり、載置コン
ベア１０は切断された生地１を受は取り搬送するもので
ある。

モーターＩＬ　１２．１３はそれぞれコンベアベルト４
、ローラー５、分割装置７を駆動するものである。

１４．１５に示す光電管は流下する生地の速度を検出す
る検出装置であり、生地の流下端が光電管１４．１５と
の間を通過した時間の情報から演算して生地の流下速度
を得るものである。

つぎに本発明の作用効果について述べると、分割装Ｗ７
を閉じ、流出口６の開口をゼロにして生地をホッパー２
の垂直部分に充満させ、分割装置７を開けて流出口６を
開口した場合、生地１は下方に流出するが、このときに
流出する生地１はりテコンベア４を下方に引っ張るので
、タテコンベア４に回転が生じる。

このタテコンベア４が回転しないように強制的に停止さ
せると、生地の下方流下は極めて遅くなり、また流下速
度は不安定になる。

このとき、タテコンベア４にモーター１１よす入力して
Ｘｍ／ｍｉｎの運行を与えると、生地の流下速度は第２
図、第３図、第４図の何れの場合においても一定する。

この得られたＸｍ／ｍｉｎの安定範囲を拡げるために、
ローラー５を設定し、本発明の操作を容易にしである。

ローラー５は、２つの対向した位置にあるローラーであ
り、両者の間隔はタテコンベア４の間隔より小さい。

またその回転速度はタテコンベア４より早くする必要が
ある。

生地ｌは上記のような条件に用意されたホッパーにスト
ックされ、分割装置７によって生地ｌが定量的に切断さ
れ載置コンベア１０に載置される。

分割装置７の作動は、−例としては、センサー１４．１
５による流下速度の算出によってなされるコンピュータ
の切断時期の判断にもとすいて行われる。

又は、レベルセンサー９の感知によって分割装置７が作
動することによって、定量の生地分割が連続的に行われ
るように本発明はホンパー２の側壁を垂直にし、この側
壁で囲まれた生地１のストック空間は上下のレベルにお
いて何の位置においても同一断面積であるようにし、垂
直壁３には対向した位置にタテコンベア４を設定し、タ
テコンベア４の運行速度はそれぞれの生地の特性である
内部の流動バランスに応じた速度で下方に運行させて生
地の流出を安定させるものである。

この際ローラー５を設けることによりタテコンベア４の
運行速度には成る許容範囲を得られるので本発明の分割
切断速度はその範囲で自由に変更することができる。

すなわち、タテコンベア４の運行速度を操作することに
よって流下速度すなわち生産量を変更することかできた
。

実験によれば吸水５０％のパン生地におけるタテコンベ
ア４の速度Ｘｍ／ｍｉｎは、ホンパー２の断面積が０．
１５−の場合は、Ｘが毎分１〜５ｍの範囲においては、
生地の流出量はコンベア速度に対し、減衰比例を示すが
それぞれ毎分当たりの流出速度は安定していることが判
った。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は従来技術の欠点を解消して
グルテンのゲル組織の破壊されていない、品質の高い生
地を定量に分割し提供することがすることのできる方法
および装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第一図は本発明実施例の断面側面図 第二図、第三図、第四図は従来技術の実施例符号の説明

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）生地ホッパーの側壁を垂直に設け、この側壁面に
   はタテコンベアを設け、このホッパー底部に設けた生地
   流出口には流出口より流下する生地を切断する分割装置
   を設け、前記ホッパーに投入された生地が前記流出口よ
   り流下する際、この流下の状態に応じて、前記タテコン
   ベアの運行量を調節し、生地を分割切断することを特徴
   とするパン生地の定量分割方法。
2. （２）生地ホッパーの側壁を垂直に設け、この生地ホッ
   パーの底部に生地流出口を有し、この生地流出口には、
   流出口より流下する生地を切断する分割装置を設け、前
   記側壁には下方向に運行するタテコンベアを対向して設
   けたことを特徴とするパン生地の定量分割装置。
3. （３）請求項第２項記載の装置において前記生地流出口
   の下方に、流下する生地の下端部を検出し前記分割装置
   に切断のための信号を発信するための検出装置を設けた
   ことを特徴とするパン生地の定量分割装置。
4. （４）請求項第２項、第３項記載の装置において、タテ
   コンベアの下流端に近接し、タテコンベアの間隔よりも
   小さい間隔で対向するローラーを設けたことを特徴とす
   るパン生地の定量分割装置。
5. （５）請求項第２項、第３項、第４項記載の装置におい
   て、分割装置の下部に近接して生地の流下速度を測定す
   る速度検出装置を設けたことを特徴とするパン生地の定
   量分割装置。