JPH0771442B2 - パン生地の連続切断方法及び装置 - Google Patents

パン生地の連続切断方法及び装置

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JPH0771442B2
JPH0771442B2 JP2186766A JP18676690A JPH0771442B2 JP H0771442 B2 JPH0771442 B2 JP H0771442B2 JP 2186766 A JP2186766 A JP 2186766A JP 18676690 A JP18676690 A JP 18676690A JP H0771442 B2 JPH0771442 B2 JP H0771442B2
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conveyor
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孝一 平林
虎彦 林
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    • A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
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    • A21C5/00—Dough-dividing machines
    • A21C5/02—Dough-dividing machines with division boxes and ejection plungers
    • A21C5/06—Dough-dividing machines with division boxes and ejection plungers with division boxes in a revolving body with axially-working pistons
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21C—MACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
    • A21C5/00—Dough-dividing machines

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパンまたは類似の材料をミキサーにより混練し
て得た生地を、あらかじめ指定した重量に可能な限り近
似に連続に分割すること、またこの分割された生地を下
方に一定方向に運行するコンベア上に生地の重量に比例
した間隔で落下配列させこれを延展して、重量的に均一
な連続帯状とする際に用いられる技術分野に属する。
（従来技術における問題点） パンの生産においてミキサーにより混練されてできあが
った生地は次にデバイダーにより小口定量に分割されて
後、各々成形工程に移されるが、従来のこのデバイダー
による小口分割工程は、生地をピストンによりシリンダ
ーに吸引し、体積計量されて切断されているため、ゲル
の状態でグルテンが組織構成されているパン生地は、デ
バイダーのピストン等の動作による機械的応力によって
生地のゲル構造が破壊されるのでその対策として臭素酸
カリ等の酸化剤をあらかじめ生地に混入し、更に小口分
割成形後は中休み工程としての静置期間を必要とする
等、事後の工程は複雑なものとなっていた。
又この公知の方法は升による体積の計量によって行う方
法であるため、ガスの発生等により比重が常に変化して
いるパン生地の定重量分割には適さない方法であり、従
来から乱貫による不便を解決していなかったものであ
る。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、これらの問題点を解決したものであって、本
発明においては、生地ホッパーの側壁を垂直に設け、そ
の垂直壁にはタテコンベアを対向して設け、タテコンベ
ア下方のホッパー底部に設けた生地流出口には、該流出
口を開閉させて流下する生地を切断する分割装置を設
け、前記タテコンベアは常時下方に運行させるか又は該
流出口が開放中の時だけ運行して生地を下方へ運行させ
て生地とホッパーの壁マサツを防ぎ、また前記ホッパー
の側壁で囲まれた空間の水平断面は上下のレベルにおい
て同一断面積、または近似としてホッパー内の生地流下
時のズレ応力の発生を少なくして作業中におけるパン生
地のゲル構造の損傷が少なくなるようにした装置とし、
該構造のホッパーの下方出口においては、生地を自然流
出させるようにしている。
そして、自然流出時の量の不安定に対応して、常に一定
の重量の生地分割供給を可能にするために、生地分割装
置の下方近くに秤量台を配設して生地重量を測定し、そ
の測定重量に基づいて生地流出口の開放時間を毎回調節
して切断するようにし、一定の速度で運行している下方
の生地受け取りコンベアに対し、分割生地の個々のそれ
ぞれの重量に比例した間隔で分割生地を転載し、次に、
これを一体の連続した帯状生地とした後、一定の寸法に
分割し、ゲル構造の損傷を少なくして成形するようにし
ている。
すなわち、従来法のような一定量の計量升に押し込んで
計量分割する方法ではなく、生地の流動特性に対応して
行う方法および装置である。
（実施例） 本発明を実施例に基づき第１図を説明すると、１は生地
を示し、２は生地１をストックするホッパーであり垂直
壁３によって囲まれてできている。
また垂直壁３で囲まれた空間の断面積は上下何れのレベ
ルにおいても同一であるようにしている。
垂直壁３の対向する面にはタテ方向に運行するコンベア
４が設定されており、ホッパー内の生地１を壁とのマサ
ツを発生させることなく下方の生地流出口６に移動させ
る。
タテコンベア４の下端部の生地流出口６の位置には分割
装置５としての切断刃７があり、流出する生地12は切断
刃７を摺動させて切断するようになっている。
このように流出口６の開閉はこの分割装置５に設けられ
た切断刃７の摺動によって行われ、切断刃７が閉じてい
る時は流出口６が閉じた状態となっている。
分割生地の重量を測定するための秤量コンベア10は分割
装置５の下方近くに設けており、生地を排出する機能と
しての排出コンベア10′を有している。
また重量計量値は制御装置８に記憶され、制御装置８は
モータ９、９′を制御してタテコンベア４の運行時間や
切断刃７の開放時間を調節している。
秤量コンベア10の秤量機構は、コンベア10全体を支持す
るベース（図示しない）に設けたロードセル等の周知手
段によって、その秤量コンベア10の全体荷重からコンベ
ア重量を差し引く事によって容易に生地重量を算出する
ことができる。
計量された生地重量は制御装置８に送られ切断刃７、タ
テコンベア４の作動時間の算出のデータとなる。
秤量コンベア10の下方には転載コンベア11を設けて、秤
量コンベア10より受け取った分割生地を下流に搬送す
る。
つぎに本発明の作用効果について述べると、切断刃７を
閉じ、生地１をホッパー２内に充満させ、次に切断刃７
を後退させると下方流出口６が開口するので、タテコン
ベアの運行により生地は下方から流出して、秤量コンベ
ア10に支えられ、生地の流出は加速することなく安定し
て秤量コンベア10の上に蓄積される。
つぎに制御装置８の指令により切断刃７が流出口６を塞
いで生地１を切断する。
この時秤量コンベア10は同時に降下して切断作業を容易
にする。
秤量は生地１の切断前に流出口６から生地１が秤量コン
ベア10に流下の途中から切断されるまで継続して記録さ
れる。
その情報は、生地重量と流出口６の開放時間であり、制
御装置８に送られ次回の流出口６の開放時間の判断情報
として用いられる。
制御装置８が行う流出口６の開放時間の設定について説
明すると、先ず分割すべき１個当たりの生地の重量をあ
らかじめ設定し、これを標準重量Ａとし、それを得るた
めの流出口６の開放時間をＤとし、次に、実際に切断さ
れた生地の重量をＢ、その時の流出口６の開放時間をＣ
とすると、開放時の生地の流下量の関係は となる。
これを別の式とすると となり、常にＤの値が次回カットのための適正な流出口
６の開放時間を計算することになり、環境の変化に常時
対応した予測判断方法である。
この式の値を流出口６の開放時間とすることの利点は、
パン生地特有の粘弾性に起因する不安定な流動、ガス発
生による比重の変化、及びホッパー内の生地の高さに影
響される出口の圧力や途中の抵抗の変化に対応すること
ができることにある。
次に生地切断前に秤量コンベア10の上に流出蓄積中の生
地12を計量しながら切断する方法は、（２）式を用いず
直接秤量の値によって切断動作をする方法である。
又両者は併用することによって更に分割精度を高めるこ
とができる。
すなわち、（２）式の予知計算を利用しない場合は切断
刃７のカット速度を高速にする必要があり、カットタイ
ミングの多少のずれが計量誤差にむすびつくが、併用す
ることの効果は（２）式の数字がカットタイミングの予
知につながり徐々に切断刃７を前進させることができる
ので計量精度が向上する。
次に秤量コンベア10からの転載作用について述べると上
記したように秤量コンベア10には重量の安定した分割生
地13が載り、次に転載コンベアに移載されるが、この時
秤量コンベア10が後方に移動しコンベアベルトが前方に
回転して、転載コンベア上の所定の位置に直前の分割生
地とその先端をラップさせながら転載する。
このように秤量コンベア10が後方に移動する作動によっ
て、分割生地を転載する際、生地が秤量コンベアから垂
れ下がって伸びたりすることなく、タイミングよく行う
ことができる。
転載コンベア11上に配列された生地はこれを延展装置14
によって延展することによって、部分的に何れの断面も
同一重量となった連続帯状生地が生産される。
成形はこの連続生地を定寸法に切断することによって行
われる。
（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、従来技術の欠点を
解消してグルテンのゲル組織の破壊されていない、品質
の高い生地を定量に分割し、また重量的に均一の帯状と
することができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明装置の縦断側面図、第２図、第３図およ
び第４図は本発明実施例の動作説明図である。 符号の説明 １……生地、２……ホッパー ３……垂直壁、４……タテコンベア ５……分割装置、６……流出口 ７……切断刃、８……制御装置 ９、９′……モータ、10……秤量コンベア 11……転載コンベア、12……流下中の生地 13……分割された生地、14……延展装置 15……連続生地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】側壁を垂直に設けた生地ホッパーを用い、
    その垂直壁に対向して設けたタテコンベアを運行させ
    て、生地ホッパーに投入された生地を流下させ、生地ホ
    ッパー底部に設けた流出口を開閉して行う切断刃を有す
    る生地分割装置で切断し、切断された生地の重量を生地
    分割装置の下方近くに配設した秤量台により計測しなが
    ら生地の切断を行うに当たり、分割しようとする生地重
    量をＡ、直前に分割された生地の重量をB,Bを得るとき
    の流出口の開放時間をＣとしたとき、Ａを得るための次
    回の流出口の開放時間Ｄを の関係から算出して切断を行うことを特徴とするパン生
    地の連続切断方法。
  2. 【請求項２】側壁を垂直に設けた生地ホッパーを用い、
    その垂直壁に対向して設けたタテコカベアを運行させ
    て、生地ホッパーに投入された生地を流下させ、生地ホ
    ッパー底部に設けた流出口を開閉して行う切断刃を有す
    る生地分割装置の下方近くに配設した秤量台により、流
    出口からの生地をうけ止めて直接秤量しながら切断を行
    うことを特徴とするパン生地の連続切断方法。
  3. 【請求項３】側壁を垂直に設けた生地ホッパーを用い、
    その垂直壁に対向して設けたタテコンベアを運行させ
    て、生地ホッパーに投入された生地を流下させ、生地ホ
    ッパー底部に設けた流出口を開閉して行う切断刃を有す
    る生地分割装置の下方近くに配設した秤量台により、流
    出口からの生地を受け止めて直接秤量しながら切断を行
    うに当たり、分割しようとする生地重量をA,直前に分割
    された生地の重量をB,Bを得るときの流出口の開放時間
    をＣとしたとき、Ａを得るための次回の流出口の開放時
    間Ｄを の関係から算出して行うことを特徴とするパン生地の連
    続切断方法。
  4. 【請求項４】秤量台が切断刃の切断動作中または終了後
    に下方および後方に移動し、分割生地の秤量を行うと同
    時に秤量台の生地を下方のコンベアに転載することを特
    徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか
    に記載のパン生地の連続切断方法。
  5. 【請求項５】生地ホッパーの側壁を垂直に設け、その垂
    直壁にはタテコンベアを対向して設け、タテコンベア下
    方のホッパー底部に設けた生地流出口に、流出口を開閉
    して生地の切断を行う切断刃を有する分割装置を設け、
    この分割装置の下方に生地の重量を測定する秤量コンベ
    アを設け、その下方に該秤量コンベアより排出される生
    地を受け取る転載コンベアを設けると共に、生地重量に
    応じて秤量コンベアの排出タイミングを調節する制御装
    置を設けたことを特徴とするパン生地の連続切断装置。
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