JPH0258535A - 芳香族エーテルケトン重合体、その製造法およびその精製法 - Google Patents

芳香族エーテルケトン重合体、その製造法およびその精製法

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JPH0258535A
JPH0258535A JP9078488A JP9078488A JPH0258535A JP H0258535 A JPH0258535 A JP H0258535A JP 9078488 A JP9078488 A JP 9078488A JP 9078488 A JP9078488 A JP 9078488A JP H0258535 A JPH0258535 A JP H0258535A
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JP9078488A
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Naoto Yamukai
矢向 直人
Chikafumi Kayano
茅野 慎史
Shigeru Matsuo
茂 松尾
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は,芳香族エーテルケトン重合体、その製造法
およびその精製法に関する。
さらに詳しくは、ガラス転移温度(Tg)が著しく高く
て透明性および靭性に優れた芳香族エーテルケトン重合
体.そのような芳香族エーテルケトン玉合体の実用上有
利な製造法およびその精製法に関する。
[従来の技術および課題] 従来,エンジニアリング樹脂の一つとして,ベンゾフェ
ノン骨格とバラフェニレン骨格を有するポリエーテルケ
トンが知られている。
例えば、特開昭53−97094号および特開昭54−
90296号の各公報には、芳香族エーテルケトン重合
体が提案されている。
これらの公報には、ポリマーの繰り返し単位が次式(V
) (V) の単位からなる芳香族エーテルケトン重合体,およびこ
の式(V)の繰り返し単位と次式(VI)の繰り返し単
位とを合わせ持つ共重合体が提案ぎれている。
このものは高い熱分解開始温度を有する点で優れている
が、ガラス転移温度(Tg)が十分に高いとは云い難い
.従ってそのガラス転移温度(Tg)を越えた温度領域
では剛性を保持することができない難点を有する。
また、重合させるためには重合温度を320℃程度にま
で高めなければならないか、このような高温度において
も分解し難い溶媒を選択することは容易なことでない。
この他に従来の芳香族エーテルケトン重合体は,熱分解
開始温度(Td)が550℃付近と高く、特に耐熱性に
優れてはいるものの、結晶性であるので、透明性が不十
分であったり,成形性が不良であるなどの欠点がある.
したがって、たとえば、透明性が要求される光学材料用
の素材や透明フィルム用の素材としては適さず、その利
用範囲に大幅な制限を受けている。
これらの課題を克服する方法として、他のモノマーと共
重合することにより非晶質化する方法も考えられるが、
一般にこのような共重合体は、熱分解開始温度が低下し
て実用性が失なわれるという新たな課題がある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであ
る。
請求項1および2に記載の発明の目的は、ガラス転移温
度が著しく高く、そのガラス転移温度を高い温度領域に
おいて種々に変えることができ。
耐熱性、殊に耐熱分解性に著しく優れ、かつ透明性およ
び靭性にも優れた新規な構造の芳香族エーテルケトン重
合体を提供することにあり、請求項3.4に記載の発明
の目的は、上記の優れた特性を有する芳香族エーテルケ
トン重合体を、工業的に入手容易な安価な原料から、温
和な条件で効率よく高純度で得ることができる実用上有
利な芳香族エーテルケトン重合体の製造法および精製法
を提供することにある。
[前記課題を達成するための手段] 本発明者らは、ガラス転移温度が高く、耐熱性、ことに
耐熱分解性に優れ、しかも透明性および靭性に優れた樹
脂を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有
する新規な芳香族エーテルケトン重合体が、その目的を
満足することを見出し、この知見に基づいて請求項1お
よび2の発明を完成するに至り、また、この請求項1お
よび2の発明である共重合体の製造法として、実用上有
利な方法を鋭意研究した結果、特定のモノマーを、特定
の化合物の存在下に特定の溶媒中で縮合重合させること
で、また、この重合体を特定な処理剤で処理することに
より高純度に精製させることによってその目的を達成し
得ることを見出し、この知見に基づいて請求項3〜4の
発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の発明は1次式[ただし、式
中のQは次の式(汀〕 (ただし、Rは炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
6〜8のアリール基を表わし、mま0〜3の整数を表わ
す、)を表わす、] で表わされる繰返し単位を有し、かっp−クロロフェノ
ールを溶媒とする溶液の、濃度0.2g/d見における
60”Oでの還元粘度が0.2dl/g以上であること
を特徴とする芳香族エーテルケトン系重合体であり、 請求項2に記載の発明は、次式(III)fただし1式
中のR1は炭素数1〜5のアルギル基またはフェニル基
を表わし、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フェニル
基、シクロヘキシル基またはハロゲン原子を表わす、) を表す、)または次式(1’V) (m) の溶媒溶液を酸処理することを特徴とする請求求項1に
記載の芳香族エーテルケトン重合体の精製法である。
または炭素数6〜・8のアリール基を表わし、miオO
〜3の整数を表わす.) で表される繰返し単位を99モル%以下の量で含有する
前記請求項1に記載の芳香族エーテノレケトン重合体で
あり、 請求項3に記載の発明は,4.4′−ジ/\ロベンゾフ
ェノンとフェノールフタレイン類とを、アルカリ金属化
合物の存在下に、中性極性溶媒中で反応させることを特
徴とする芳香族エーテノレケトン重合体の製造法であり
、 請求項4に記載の発明は、4,4′−リフ1口ペンゾフ
ェノンとフェノールフタレイン類とを、アルカリ金属化
合物の存在下に、中性極性溶媒中で反応させて得られる
芳香族エーテルケトン重合体請求項1に記載の芳香族エ
ーテルケトン重合体は、前記式(1)で表される繰り返
し単位[以下、これを (U−I)と記すことがある.
]を有するものであり、前記(U−I)を単独構成成分
とする単独重合体[以下、これを、ホモポリマー(工)
と記すことがある.]であってもよく、あるいば、該(
U−I)と、その共重合体の構成成分をなす繰り返し単
位[以下、これを(トC)と記すことがある.1のうち
の一種または二種具−Lとからなり,かつ繰り返し単位
のモル百分率において、該(U−C:)が99モル%以
下、好ましくは10〜90モル%である共重合体(以下
、この共重合体をコポリマー(C)と記すことがある.
)であってもよく、これらのうちの任意の2種以上の任
意の割合の混合物であってもよい。
上記鰻り返し単位(U−1)としては、たとえば式(I
II)および式(ff)に示す構造を有するものが挙げ
られる。
また前記式(n)におけるRの具体例としては,メチル
基、エチル基、プロビル基、■ーメチルエチル基,ブチ
ル基,1−メチルプロピル基、2−メチルブロビル基,
2.2−ジメチルエチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
フェニル基、トリル基、キシリル基、ベンジル基が挙げ
られる。
本願請求項2に記載の芳香族エーテルケトン共重合体は
、前記式(I)と前記式([[I)または式(rV)で
表わされる繰り返し単位からなり2この芳香族エーテル
ケトン共重合体[コポリマー(C)]は、ランダム型重
重合体ジブロック共重合体、交互型共重合体のいずれで
あってもよく、あるいは、これらが複合した共重合体で
あってもよく、また、これらの混合物であってもよい.
これらの中でも,製造方法の容易さ等の点を考慮すると
、ランダム型共重合体が好適である。
本願請求項lの発明において前記式 の場合、このナフチレン基の具体例として、たとえば、
■,5ーナフチレン基,■,6ーナフチレン基,1.7
−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、2.7−ナフ
チレン基などを挙げることができる.これらの中でも特
に2.7−ナフチレン基等が好ましい。
本願請求項lおよび2の発明において,前記芳香族エー
テルケトン重合体は,P−クロロフェノールを溶媒とす
る濃度0.2 g/ diの溶液の60℃における還元
粘度[ηsp/C]が,0.2d立/g以上、好ましく
は0.3〜1.5  d文/gの範囲内にあるものであ
る。
この還元粘度が、0.2dJL /g未満であると、ポ
リマーの機械的強度が低くなったり、あるいは耐熱性が
不十分となる。
この還元粘度が、あまり高いと成形性が低下することも
ある。
本願請求項1および請求項2の発明に係る前記各種の芳
香族エーテルケトン重合体は、一種単独で使用すること
もできるし,あるいは二種以上をポリマーブレンド等と
して併用することもできるし、また所望により、公知の
改質剤などの各種の添加剤あるいは他のポリマーを配合
して使用することもできる。
本願請求項1および2の発明に係る前記芳香族エーテル
ケトン重合体は、公知の成形方法等、たとえば押出成形
法、射出成形法、圧縮成形法等を採用して、所望の形状
に成形加工することができる。
本願請求項1に記載の芳香族エーテルケトン重合体は、
各種の方法により製造することができるが、本願請求項
3に記載の方法によって好適に製造することができる。
本願請求項3の発明において、前記4,4′ジハロベン
ゾフエノン中のハロゲンとしてはフッ素原子および塩素
原子が好ましい。
+iJ記4 、4 ′−ジハロベンゾフェノンの具体例
としては、たとえば、4,4′−ジフルオロベンゾフェ
ノン、4.4′−ジクロロベンゾフェノン、4−クロロ
−4′−フルオロベンゾフェノン等を挙げることができ
る。これらの中でも、4゜4′−ジフルオロベンゾフェ
ノン、4.4’−ジクロはベンゾフェノン等が好ましい
なお、これらの4.4′−ジハロベンゾフェノンは、一
種単独で使用してもよいし、あるいは、二種以上を併用
してもよい。
本願請求項3におけるフェノールフタレイン類は、式 (ただし、RはRは炭素数1〜6のアルギルノ、(また
は炭素数6〜8のアリール基を表わし、mまO〜3の整
数を表わす、) であられすことができる。
前記式中のRの具体例については、水素原子、メチル基
、エチル基、プロピル基、■−メチルエチル基、ブチル
基、1−メチルプロピル基、2−メチルプロピル基、2
,2−ジメチルエチル基またはフェニル基が挙げられる
。これらの中でも特に水素原子等が好ましい。
本願請求項3におけるフェノールフタレイン類は、その
一種単独を使用しても良いし、またその二種塁上を使用
しても良い。
本願請求JR3の発明において、前記フェノールフタレ
イン類は、そのままモノマーとして使用することができ
るが、所望により、予めアルカリ金属塩にするなどして
、フェノールフタレイン類のアルカリ金属塩として使用
し、七ツマー成分と、アルカリ金属化合物成分とを兼ね
ることもできる。
なお、該アルカリ金属塩の中でも、ナトリウム塩、カリ
ウム塩などが好ましい。
これら各種のアルカリ金属塩は、一種単独で用いること
もできるし、二種以上を混合物等として併用することも
できるし、あるいは、フェノールフタレイン類(ジヒド
ロキシ体)との任意の割合の混合物などとして使用する
こともできる。
また、芳香族エーテルケトン重合体を製造する場合には
、前記フェノールフタレイン類と共にHO−Ar −O
H(Vll) 1(+ (ただし1式中のR1は炭素数1〜5のアルキル基また
はフェニル基を表わし、R2は炭素数1〜4のアルキル
基、フェニル基、シクロヘキシル基またはハロゲン原子
を表わす、) を表す、) で表わされる二価フェノール類を使用するが、あるいは
4,4°−ジハロベンゾフェノンと共に4.4′−ジハ
ロゲンジフェニルスルホンヲ使用することにより(与る
ことができる。
前記式(1)で表される二価フェノール類[以下、これ
を、二価フェノール類(Vl)と記すことがある。]の
具体例としては、たとえば、ハイドロキノン、レゾルシ
ン、カテコール、2.7−シヒドロキシナフタレン、4
.4’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキ
シフェこル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)ケトン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、2.2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
、2,2−ビス(3−クロル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2.2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、3.3ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、■−フェニル
ー1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1
,1−ジフェニル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニルコメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等を
挙げることができる。なおこれらの二価フェノール類(
Vl)は、一種単独で使用してもよく、あるいは二種以
上を混合物等として併用してもよい。
また、前記二価フェノール類(Vl)は、そのままコモ
ノマーとして使用することができるが、所望により、予
めアルカリ金属塩にするなどして、該二価フェノール類
(Vl)のアルカリ金属塩として使用してもよい。
本願請求項3の発明において、前記アルカリ金属塩化合
物としては、フェノールフタレイン類あるいは使用する
前記二価フェノール類(Vl)を、アルカリ金属塩とす
ることができるものを使用することがでJるが、通常ア
ルカリ金属炭m墳および/またはアルカリ金属重度酸塩
を使用する。
ただし、前記フェノールフタレイン類のアルカ、j金属
塩または前記二価フェノール類(Vl) (7)アルカ
リ金属塩をモノマーもしくはコモノマーとして用いる場
合には、これらを前記アルカリ金属化合物と併用するこ
ともできる。
前記アルカリ金属塩としては、たとえば、炭酸リチウム
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウムおよ
び炭酸セシウムを挙げることができる。これらの中でも
、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムが好ましい。
前記アルカリ金属重度酸塩としては、たとえば、炭酸水
素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、
炭酸水素ルビジウムおよび炭酸水素セシウムを挙げるこ
とができる。これらの中でも、炭酸水素ナトリウムおよ
び炭酸水素カリウムが好ましい。
前記アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ金属重度酸塩は
、通常無水物として使用することが好ましいが、所望に
より、水和物、濃厚水溶液などの水分を含有するものと
して使用することもできる。なお、反応系に添加される
水分および反応により生成する水は、反応(縮合反応)
中もしくは該反応に先がけて反応系から適宜に除去する
ことが望ましい。
前記アルカリ金属化合物は、一種単独で使用してもよく
、あるいは任意の二種以上のものを任意の割合で混合物
等として併用することもできる。
本願請求項3の発明において、前記中性極性溶媒として
は、公知のものが使用できるが、具体的には、たとえば
、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン
、ジフェニルスルホン等が好適に使用することができる
。これらの中でもN−メチルピロリドン、スルホラン等
が好ましく、特にN−メチルピロリドン等が好ましい。
なお、これらの中性極性溶媒は、一種単独で使用しても
よく、二種以上を混合溶媒等として併用してもよく、あ
るいは、他の不活性溶媒、特に反応系から水分を共沸除
去することができるベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族系溶媒と共に混合溶媒として使用することもでき
る。
本願請求項3の発明において前記ホモポリマー(I)は
、 ■ 原料モノマーの一方として、前記各種の4.4′−
ジハロベンゾフェノンのうちのいずれか一種または任意
の二種以上を用い、原料モノマーの他の一方として、フ
ェノールフタレイン類を用いて、これらを前記アルカリ
金属炭酸塩および/またはアルカリ金属重炭酸塩の存在
下に、前記中性極性溶媒中で加熱することにより、縮合
重合させる方法等によって好適に合成することができる
なお、北記■の変法として、 ■ 前記■において、フェノールフタレイン類の一部と
、アルカリ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属重炭
酸塩の一部をフェノールフタレイン類のアルカリ金属塩
によって代用する方法。
■ 前記■の方法において、フェノールフタレイン類の
全部とアルカリ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属
重炭酸塩の一部または全部とをフェノールフタレイン類
のアルカリ金属塩によって代用する方法、 なども採用することができる。
また、本願請求項3の発明において、前記コポリマー(
c−n)は、次の (i)  前記■の方法において、フェノールフタレイ
ン類に代えて、前記二価フェノールm (Vl)のうち
のいずれか一種または二種以上を混合物等として用いる
方法、あるいは4,4゛−ジハロベンゾフェノンと4,
4′−ジハロゲンジフェニルスルホンとをフェノールフ
タレインm (VW)と反応させることにより好適に合
成することができる。
なお、上記(i)の変法として、 (ii)  ■ 上記(i)の方法において、フェノル
ックレイン類の一部または全部とアルカリ金属炭酸塩お
よび/またはアルカリ金属重炭酸塩の一部とを、フェノ
ールフタレイン類のアルカリ金属塩によって代用するか
、あるいは、 ■ 前記二価フェノール類(VIE)の一部または全部
とアルカリ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属重炭
酸塩の一部を前記二価フェノール類(Vl)のアルカリ
金属塩によって代用するか、あるいは、−上記■と■と
を同時に行う方法(iii)  前記(i)の方法にお
いて、フェノールフタレイン類の全部と前記二価フェノ
ール類(■)の全部とアルカリ金属炭酸塩および/また
はアルカリ金属重度酸塩の全部を、フェノールフタレイ
ン類のアルカリ金属塩と前記二価フェノール類(Vl)
のアルカリ金属塩とによって代用する方法、 なども採用することができる。
前記■の方法において、前記4.4′−ジハロベンゾフ
ェノン(A)とフェノールフタレイン類(B)との使用
割合としては、特に制限はないが、使用するフェノール
フタレイン類1モル当り、使用する4、4′−ジハロベ
ンゾフェノンの合計を、通常0.97〜l、03モルの
範囲内、好ましくは1.00〜1.01モルの範囲内に
するのが好適である。
また、前記■の方法において、前記アルカリ金属炭酸塩
(C1)および/またはアルカリ金属重炭酸塩(C2)
の使用割合としては、特に制限はないが使用するフェノ
ールフタレイン類1当5を当り、上記(C1)成分と(
C2)成分の合計が、通常1.00〜1.30当量、好
ましくは1.00〜l、20当賃の範囲内とするのが好
適である。
前記(i)の方法において、フェノールフタレイン類(
B)と前記二価フェノール類(V[)  [(D) I
&分]の使用量は、得られるコポリマー(C−n)中の
前記(I)式で表される繰り返し単位(U4)と前記式
(III)で表される鰻り返し単位(U−ff)の割合
が、 (u−B と (U−11)の合計モル量を10
0モル%としたときに99モル%以下、好ましくは10
〜90モル%となる割合とする。
前記(i)の方法において、前記4,4′−ジハロベン
ゾフェノン(A)と、前記(B)成分と前記(D)成分
との合計量の使用割合としては、特に制限はないが、使
用する(B)成分と(D)成分の合計ffl [(B)
+(D) 1 1モル当り、使用する(A)成分を0.
97〜1.03モル、好ましくは1.00〜1.01モ
ルの範囲内にするのが好適である。
前記(i)の方法において、前記アルカリ金属炭酸i!
!((+ )および/またはアルカリ金属重炭酸塩(C
?)の使用割合としては特に制限はないが、使用するフ
ェノールフタレイン類と前記二価フェノール類(Vl)
との合計1当埴当り、]二記(に+)成分と(C2)成
分との合計量が、通常1.00〜1.30当量、好まし
くは1.00〜1.01当71の範囲内とするのが好適
である。
前記(0および(i)の方法において、前記中性極性溶
媒の使用割合としては、使用するモノマーの種類、割合
、反応条件などによって異なるので一様に規定すること
ができないが、使用する金子ツマー濃度が、たとえば、
通常0.3〜1.5モル/旦程度の範囲内となる割合で
使用するのが好適である。
前記■、■、(ii)または(iマ)の方法を用いる場
合には、各成分の使用割合は、前記■または(i)の方
法において使用する各成分の使用割合から直ちに決定す
ることができるので省略する。
本願請求項3の発明において、前記反応を行うに際して
、前記各成分の混合の順序、方法には、特に制限はなく
、各成分を同時に混合して反応に供してもよく、あるい
は段階的に混合して反応に供してもよい。
重合方法としては、公知の溶液重合法を適用することが
できる。
重合方式としても、特に制限はなく、−段階または多段
階重合 回分方式、連続方式、半速統方式、あるいはこ
れらの一種または二種以l−を組み合せた方式を採用す
ることがでごろ。
本願請求項3の発明において、前記反応(縮合反応)を
行う温度は、通常190〜220.好ましくは190〜
210℃の範囲内とするのが好適である。
該縮合反応を行うに際しての反応時間は、使用するモノ
マーやアルカリ金属化合物の種類、使用割合、反応温度
などにより異なるので一様に規定することができないが
1通常、0.5〜10時間、好ましくは1〜6時間の範
囲内とするのが適当である。
反応圧力としては、特に制限はなく、減圧下、常圧下あ
るいは加圧fのいずれも可能であるが通常は、減圧下か
ら常圧付近で行うのが好適である。
反応雰囲気としては2通常、窒素、アルゴン、ヘリウム
等の不活性気流下、あるいは減圧排気下などの不活性雰
囲気下とするのが好適である。
以上のようにして、本願請求項1および請求項2に記載
の芳香族エーテルケトン重合体を合成することができる
0合成されたポリマーは、公知の後処理方法等を用いる
ことによって、生成混合物から分離し、洗す等の精製操
作を適宜施したのち、芳香族エーテルケトン重合体を得
ることができるのであるが、前記生成混合物から分離し
て得られた、あるいは公知の前記精製操作により得られ
た芳香族エーテルケトン重合体を含有する溶媒溶液を酸
処理することにより、芳香族エーテルケトン重合体を高
純度に効果的に精製することができる。
上記酸処理に使用される酸としては、たとえば、塩酸、
硫酸、硝酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸等を
挙げることができる。これらの中でも塩酸が好ましい。
また、この時使用される溶媒としてはメチレンクロライ
ド、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、ジエチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、
ジエチルスルホキシド、ジメチルイミダゾリジノン、ス
ルホランなどを挙げることができる。これらの中でN−
メチルピロリドンが好ましい。
酸処理を行なうに当たり、芳香族エーテルケトン共重合
体含有のポリマー溶液としては、そのポリマー濃度を2
〜30重量%、好ましくは5〜25重量%程度にするの
が好ましく、処理温度は一般に0〜80℃、好ましくは
常温付近で、処理時間は通常1〜60分間、好ましくは
5〜30分間とするのが好ましい。
このような精製処理を施すことにより、熱分解開始温度
が高く、熱安定性が向上した芳香族エーテルケトン共重
合体を得ることができる。
■−記精精製法、溶液として処理するので、機械的ある
いは熱的なエネルギーを消費することなく、均質な精製
品を得ることができるので、実用1優れた芳香族エーテ
ルケトン共重合体の精製法である。
[実施例] 以下に本発明の実施例を挙げて、本発明を具体的に説明
する。
(実施例1) トルエンを満たしたディーンスタルクトラップ、攪拌装
置およびアルゴンガス吹き込み管を備えた内容t!L3
0Qmlの反応器中に、4,4′−ジフルオロベンゾフ
ェノン28.448 g (0,121モル)と、フェ
ノールフタレイン38.199 g (0,120モル
)、炭酸ナトリウムI4.627g (0,138モル
)およびN−メチルビ0917150層文を投入し、こ
れら原料成分を室温においてアルゴンガスを流通させな
がらN−メチルピロリドン溶液に溶解させた。
次いで、反応器をオイルバスにいれて195℃まで50
分間かけて昇温した後で、少量のトルエンを加えて1時
間還流させ、トルエンを除去した後、200℃において
4時間反応させた。
反応終了後、反応生成物を室温にまで冷却してアセトン
で洗浄し、粉砕機で粉砕する。さらに水で洗浄し重合体
の粉末57.8g (収率97%)を得た。
この重合体のp−クロロフェノールを溶奴とする濃度0
.:2g/dJljの溶液の60℃における還元粘度[
ηsp/c]は1.35 dungであった。また、こ
の重合体のガラス転移温度を示差走査熱量側定法でAl
1定したところ236℃であり、空気中での、昇温速度
10℃/盾inにおける5%重重量減湯温を測定したと
ころ470℃であった。更に赤外線分析を行なって得ら
れた重合体の赤外吸収スペクトルを第1図に示す。
第1図におけるピークの位こと結合との関係をi!五に
示す。
2240cm−I  CM    伸縮振動1775c
m−’  DC= 0  伸縮振動1680cm−’ 
 C=0  伸縮振動1245cm−’  −0−伸縮
振動 (実施例2) ヒドロキノン2.312 g(0,021モル)と、フ
ェノールフタレインの量を28.740g(0,084
モル)に変更し、また、4.4′−ジフルオロベンゾフ
ェノンの量を23.140g(0,106モル)に変え
、更に炭酸ナトリウムの代わりに炭酸カリウム1.8.
689g(0,121モル)を用いた外は前記実施例1
と同様に反応を15時間行った。
得られた重合体の還元粘度は1.5d文/g、ガラス転
移温度は222℃であった。
(実施例3) ヒドロキノンの代わりに4,4゛−ジヒドロキシジフェ
ニル5.028 g(0,027モル)を用い、フェノ
ールフタレインの量を20.055g(0,063モル
)に変更し、また4、4′−ジフルオロベンゾフェノン
の使用量を19.1335g (0,095モル)に変
更し、かつ炭酸カリウムの量を14.305 g (0
,103モル)を用いたこと以外は前記実施例2と同様
に反応を2゜3時間行った。得られた重合体の還元粘度
は1.6di/g、ガラス転移温度は227℃であった
(実施例4) ヒドロキノンの代わりに2,7−シヒドロキシナフタレ
ン7.209 g(0,045モル)を用い、フェアノ
ールツクレインの量と14.325g (0,045モ
ル)に変更し、4,4′−ジフルオロベンゾフェノンの
使用量を19.835 g (0,095モル)に変更
し、炭酸カリウムの使用量を14.305g(0,10
3モル)に変更した以外は実施例2と同様に反応を2時
間行った。この重合体の還元粘度は1.4  d立/g
、ガラス転移温度は209℃であった。
(実施例5) ヒドロキノンの代わりに2.2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン8.218 g (Q、I)38モ
ル)を使用し、フェノールフタレインの使m−i ヲ1
7.190g (0,054モル)に変更した以外は前
記実施例2と同様に反応を2.5時間行った。得られた
重合体の還元粘度は1.4 d l1g、ガラス転移温
度は207℃であった。
(実施例6) 4.4′−ジフルオロベンゾフェノン13.747g(
0,063モル)と4.4′−ジフルオロジフェニルス
ルホン10.679g (0,042モル)、フェノー
ルフタレイン33.425g (0,105モル)、炭
酸カリウム15.093g (0,109モル)を用い
、実施例1と同様にして、反応を3時間行なった。得ら
れた共重合体の還元粘度は0.9du /gであい、ガ
ラス転移温度は247℃であった。
(実施例7) 実施例1で得られた重合体5gをN−メチルピロリドン
50膳立に溶解した溶液に、 12規定の濃度の塩酸を
31見加えた。該塩酸を加えた直後の重合体の一部が析
出したけれども、直ぐに溶解した。この溶液をメタノー
ル中に注入して重合体を析出させて回収した。
回収した重合体を粉砕後、水500mMで2回洗浄し、
乾燥して精製重合体を得た。
この精製重合体の還元粘度は1.35di /gであっ
た。また、5%重量減温度は499℃と高い温度を示し
た。
〔発明の効果〕
本発明の芳香族エーテルケトン重合体およびその製造法
は、特に、ガラス転移温度(Tg)が高く、またそのガ
ラス転移温度(7g)を高いレベルで種々の温度にN1
2mI、て変えることができ、かつ耐熱分解性に優れた
樹脂を提供するものである。
また、この芳香族エーテルケトン重合体は1通常、非品
性であり、透明性、靭性、溶融成形、溶媒キャスト成形
等の成形性にも優れ、かつまた難燃性にも優れたポリマ
ーである。したがって、各種機械器具の部品の素材はも
とより、光学材料や透明フィルムなど広範囲の分野に好
適に利用することができるので工業的に極めて有用な材
料である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1において製造された芳香族エ
ーテルケトン重合体の赤外線吸収スペクトル分析で得ら
れた図である。 手続補正帯 平成元年6月28日 1 1¥件の表示 昭和63年特許願第90784号 2 発明の名称 芳香族エーテルケトン重合体、その製造法およびそのt
ti製法 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所    東京都千代田区丸の内三丁目1番1号名称
    出光興産株式会社 代表者   出光 紹介 4 代理人 住所    東京都新宿区西新宿七丁目18番20号日
生ビル6階 6 補正の対象   「特許特許請求の範囲」および8
 補正の内容 (1)  明細書の第1〜4ページに記載のr特許請求
の範囲Jを別紙のとおりに補正する。 (2)  明細書の第9ページに記載の    「(た
だし、Rは炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜
8のアリール基を表わし、mま0〜3の整数を表わす、
)を表わす、]」をr(ただし、Rは炭素数1〜6のア
ルキル基または炭素数6〜8の7リール基を表わし、m
は0〜3の整数を表わす、)を表わす、]」に補正する
。 (3)  明細書の第11ページに記載の    rま
たは炭素数6〜8のアリール基を表わし、mま0〜3の
整数を表わす、)      Jet(ただし3式中の
Rは炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜8のア
リール基を表わし、mは0〜3の整数を表わす、)を表
わす。]  Jに補正する。 (4)  #J細書の第13ページ、第13行目に記載
の「ランダム型重合体jを1ランダム型共重合体1に補
正する。 (5)  明細書の第16ページに記載の式(6)  
明細書の第16ページ、ドから第6行目に記載の「Rは
Rは1を「Rはjに補正する。 (7)  明細書の第16ページ、下から第5行目に記
載の「mま」を1mは」に補正する。 (8)  明細書の第16ページ、下から第2行目に記
載のr水素原子、」を削除する。 」 を、 に補正する。 (9)  明細書の第17ページ、第3〜4行目に記載
の「これらの中でも特に水素原子等が好ましい。 jを削除する。 (10)明細書の第1Sページ、第7行目に記載のr4
 、4 ’−ジハロゲンジフェニルスルホン」ヲr4 
、4 ′−ジハロゲノジフェニルスルホン」に補正する
。 (11)明細書の第24ページ、第15〜16行目に記
・1りのr4,4′−ジハロゲンジフェニルスルホンj
を14,4’−ジハロゲノジフェニルスルホンJに補正
する。 (12)明細書の第28ページ、第14行目に記載の「
多段階重合 回分方式Jをr多段階重合、回分方式Jに
補正する。 (13)明細書の第28ページ、第18行目に記載の「
190〜220℃1を1150〜350℃」に補正する
。 (14)明細書の第28ページ、第19行目に記載のr
】90〜210℃Jを「】80〜250℃Jに補正する
。 (I5)明fH古の第33ページ、第4行目に記載のr
 2240c+s−’CM    伸縮振動1を削除ス
ル。 (16)明細書の第34ページ、第4〜5行目に記載の
「を用いたことjを「に変えたこと」に補正する。 (17)明細書の第34ページ、第11行目に記載のr
の量と1をrの量を1に補正する。 (18)明細書の第35ページ、第13行目に記載の1
であい、jをrであり、jに補正する。 (19)明細書の第36ページ、第8〜9行目に記載の
r本発明の芳香族エーテルケトン重合体およびその製造
法は、Jt−r本発明は、」に補正する。 (20)明細書の第36ページ、第12行目に記載のr
樹脂を提供するものである。Jをr樹脂とその好適な製
造法ならびに精製法を提供するものである。jに補正す
る。 以上 別紙:明細書の りに補正する。 次式(1) 「特許請求の範囲」 記 を下記のとお フェノールを溶媒とする溶液の、濃度0.2g/diに
おける60℃での還元粘度が0.2dJ1/g以上であ
ることを特徴とする芳香族エーテルケトン重合体。 (2)次式(m) [ただし、 式中のQは次の、1.(■) (m) (ただし、Rは炭素t!11〜6のアルキル基または炭
素数6〜8の7リール基を表わし、醜0−3の整数を表
わす、)を表わす、] で表わされる繰返し単位を有し、かつp−クロ。 (ただし、式中のR1は炭素数1〜5のアルキル基また
はフェニル基を表わし、R2は炭素数1〜4のアルキル
基、フェニル基、シクロヘキシル基またはハロゲン原子
を表わす、) を表す、)または次式(■) (ただし、式中のRは炭素数1〜6のアルキル基または
炭素数6〜8のアリール基を表わし、mは0〜3の整数
を表わす、) で表わされる繰り返し単位を99モル%以下の量で含有
する前記請求項1に記載の芳香族エーテルケトン重合体
。 (3) 4 、4 ′−ジハロベンゾフェノンとフェノ
ールフタレイン類とを、アルカリ金属化合物の存在下に
、中性極性溶媒中で反応させることを特徴トスる芳香族
エーテルケトン重合体の製造法。 (4) 4 、4 ′−ジハロベンゾフェノンとフェノ
ールフタレイン類とを、アルカリ金属化合物の存在下に
、中性極性溶媒中で反応させて得られる芳香族エーテル
ケトン重合体の溶媒溶液を酸処理することを特徴とする
請求 族エーテルケトン重合体の精製法。 以上 手続補正力 7 補正の内容 平成元年10月 9B 昭和63年特許願第90784号 2 発明の名称 芳香族エーテルケトン重合体、その製造法およびその精
製法 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所    東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号(1
)補正の内容の欄における(2)を以下のとおりに補正
する。 記 「(2)  明細書の第9ページ下から第12行目に記
載の「(たたし、Rは炭素数1〜6のアルキル基または
炭素数6〜8のアリール基を表わし、mま0〜3の整数
を表わす。)を表わす。]」を「(たたし、Rは炭素数
1〜6のアルキル基または炭素数6〜8のアリール基を
表わし1mはO〜3の整数を表わす。)を表わす。]」
に補正する。 住所 東京都新宿区西新宿七丁目18番20号日生ビル6階 補正の対象 平成1年6月28日付提出の手続補正力の炭素数6〜8
のアリール基を表わし、 mはO〜3 (2)補正の内容の欄における(3)を以下のとおりに
補正する。 記 「(3)  明細書の第11ページ下からf514行目
に記載の「または炭素数6〜8のアリール基を表わし、
mはO〜3の整数を表わす。)」を「(たたし、式中の
Rは炭素数1−6のアルキル基または(3)補正の内容
の欄における(13)を以下のとおりに補正する。 記 r (13)  明細書の第28ページ第18行目に記
載の「190〜220」を1150〜350’CJJに
補正する。 以 上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [ただし、式中のQは次の式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、Rは炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
    6〜8のアリール基を表わし、mま0〜3の整数を表わ
    す。)を表わす。] で表わされる繰返し単位を有し、かつp−クロロフェノ
    ールを溶媒とする溶液の、濃度0.2g/dlにおける
    60℃での還元粘度が0.2dl/g以上であることを
    特徴とする芳香族エーテルケトン重合体。
  2. (2)次式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ただし、式中の−Ar−は、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 または▲数式、化学式、表等があります▼ {ただし、式中のR^1は炭素数1〜5のアルキル基ま
    たはフェニル基を表わし、R^2は炭素数1〜4のアル
    キル基、フェニル基、シクロヘキシル基またはハロゲン
    原子を表わす。} を表す。)または次式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中のRは炭素数1〜6のアルキル基または
    炭素数6〜8のアリール基を表わし、mは0〜3の整数
    を表わす。) で表わされる繰り返し単位を99モル%以下の量で含有
    する前記請求項1に記載の芳香族エーテルケトン重合体
  3. (3)4,4′−ジハロベンゾフェノンとフェノールフ
    タレイン類とを、アルカリ金属化合物の存在下に、中性
    極性溶媒中で反応させることを特徴とする芳香族エーテ
    ルケトン重合体の製造法。
  4. (4)4,4′−ジハロベンゾフェノンとフェノールフ
    タレイン類とを、アルカリ金属化合物の存在下に、中性
    極性溶媒中で反応させて得られる芳香族エーテルケトン
    重合体の溶媒溶液を酸処理することを特徴とする前記請
    求項1に記載の芳香族エーテルケトン重合体の精製法。
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