JPH01221426A - 芳香族エーテルケトン共重合体およびその製造法 - Google Patents

芳香族エーテルケトン共重合体およびその製造法

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JPH01221426A
JPH01221426A JP4638088A JP4638088A JPH01221426A JP H01221426 A JPH01221426 A JP H01221426A JP 4638088 A JP4638088 A JP 4638088A JP 4638088 A JP4638088 A JP 4638088A JP H01221426 A JPH01221426 A JP H01221426A
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JP4638088A
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Shigeru Matsuo
茂 松尾
Naoto Yamukai
矢向 直人
Chikafumi Kayano
茅野 慎史
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願請求項1の発明は、新規な構造を有する芳香族エー
テルケトン共重合体に関し、詳しくは光学材料、機械器
具の部品等の素材として好適に利用ずることのてきる芳
香族エーテルケトン共・重合体に関する。
また、本願請求項2の発明は、請求項lに記載の芳香族
エーテルケトン共重合体の実用上有利な製造方法に関す
る。
[従来の技術および課題] 従来、エンシニアリンク樹脂の−つとして、ベンンフェ
ノン骨格とバラフェニレン骨格を有するポリエーテルケ
トンか知られている。
例えば、特開昭54−9f1296号公報には、芳香族
エーテルケトン共重合体か提案されている。これによる
とそのポリマーの構造単位か次式(V)(V) の単位からなる芳香族エーテルケトン重合体、およびこ
の式(V)の単位と次式(VI)(VI) の単位との繰り返し構造からなる共重合体か提案されて
いる。このものは高い熱分解開始温度を有する点て優れ
ているか、ガラス転移温度(Tg)は十分に高いとは云
えない。従ってそのガラス転移温度(Tg)を越えた温
度領域ては剛性を保持することかできない難点を有する
この他に従来の芳香族エーテルケトン重合体は、熱分解
開始温度(Td)か550゜C付近と高く、特に耐熱性
に優れてはいるものの、結晶性てあるのて、透明性か不
十分てあったり、成形性か不良てあるなどの欠点かある
。したかって、たとえば、光学材料用の素材には適さず
、また機械的・部品の素材等に使用する場合にもその利
用範囲に大幅な制限を受ける。
これらの課題を克服する方法として、共重合により非品
質化する方法も考えられるか、通常知られている共重合
物は、熱分解開始温度か低下してしまうという新たな課
題がある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであ
る。
請求項1に記載の発明の目的は、機械的強度に優れ、特
にガラス転移温度か高く、そのガラス転移温度を高いレ
ベルて種々に変えることかでき、#熱性、殊に耐熱分解
性に著しく優れ、かつ透明性、成形性等にも優れた新規
な構造のエンジニアリンク樹脂である芳香族エーテルケ
トン共重合体を提供することにあり、 請求項2に記載の発明の目的は、上記の優れた特性を有
するポリマーを、工業的に入手容易な安価な原料から、
温和な条件て効率よく得ることかてきる実用上有利な芳
香族エーテルケ1−ン共重合体の製造方法を提供するこ
とにある。
[前記課題を達成するための手段] 本発明者らは、ガラス転移温度か高く、機械的強度はも
とより、耐熱性、ことに耐熱分解性に優れ、しかも透明
性、成形性等にもすぐれたエンジニアリンク樹脂を見出
すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有する新規
な芳香族エーテルケトン共重合体か、その目的を満足す
ることを見出し、この知見に基づいて請求項1の発明を
完成するに至り、また、この請求項1の発明であるポリ
マーの製造法として、実用上有利な方法を鋭意研究した
結果、特定の千ツマ−を、特定の化合物の存在下に特定
の溶媒中て縮合重合させることてその目的を達成し得る
ことを見出し、この知見に基づいて請求項2の発明を完
成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の発明は、次式て表される繰
返し単位、および次式(II)(II) (たたし、R1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基
またはフェニル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基を表わす。) て表される繰返し単位からなり、p−クロロフェノール
を溶媒とする濃度0.2g/dJJの溶液の温度60°
Cての還元粘度か0.2  dung以上であることを
特徴とする芳香族エーテルケ1ヘン共重合体である。
請求項2に記載の発明は、次式(m) (III) [たたし、式(m)中のXはハロゲン原子を示す。コ て表される4、4′−ジハロベンゾフェノンと、カテコ
ールと次式(IV) HO−Ar−−、OH(rV) (たたし、R1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基
またはフェニル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン
原子、炭素数l〜4のアルキル基を表わす。) て表される二価フェノールを、アルカリ金属化合物の存
在下に、中性極性溶媒中て反応させることを特徴とする
請求 ルケトン共重合体を得ることを特徴とする芳香族エーテ
ルケトン共重合体の製造法である。
請求項lに記載の芳香族ニーデルケトン共重合体は、特
に、ガラス転移温度(Tg)か高く、またそのガラス転
移温度(Tg)を高いレベルて種々の温度に制御して変
えることかてき、かつ耐熱性および機械的強度の点に優
れており、特に熱分解開始湿度か通常550゜C{=l
近もしくはそれ以」−という耐熱分解性に著しく優れた
エンシニアリンク樹脂てある。
また、この芳香族エーテルケトン共重合体は、通常、非
晶性てあり、透明性、溶融成形、溶媒キャスト成形等の
成形性にも優れ。また難燃性にも優れたポリマーてあり
、各種機械器具の部品の素材はもとより、光学材料など
広範囲の分野に好適に利用することかてきる。
このように優れた特性を有する芳香族エーデルケ1〜ン
共重合体は、請求項2の発明の方法によって好適に製造
することかできる。
請求項2に記載の方法において、千ノマーの一方として
用いる4,4′−シハロベンソフェノンは、次の式 %式%) (たたし、式中、Xlおよびx2は、各々独立にハロゲ
ン原子を表わす。) て表わされる化合物てある。
前記X1およびx2てあるハロゲン原子としては、フッ
素原子、塩素原子、および臭素原子を挙げることかてき
る。これらのハロゲン原子の中ても、反応性の点から、
特にフッ素原子か好ましい。
この4,4′−シハロペンゾフエノンの具体例としては
、たとえば4,4′−ジフルオロペンソフェノン、4,
4′−シクロロペンゾフエノン、4、4′−シフロモペ
ンゾフエノン、4−フルオロー4′−クロロベンゾフェ
ノンなどを挙げることかてきるか、これらの中ても経済
性なとの点から4,4′−シフルオロペンソフエノン、
4。
4′−シクロロペンゾフエノンか好ましく、反応性の点
から特に4.4′−シフルオロヘンゾフエノンか好まし
い。
また、フェノール成分としてカテーコール及び前記式(
IV)に示す二価フェノールを使用することかてきる。
前記式(IV)て表される二価フェノールの具体例とし
ては、たとえば、ハイトロキノン、レゾルシン、4,4
′−シヒトロキシビフェニル、2。
2−ビス(4−ヒトロキシフェニル)プロパン、2、2
−ビス(3−メチル−4−ヒ1へロキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(3−クロロ−4一ヒトロキシフエ
ニル)プロパン、1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒ
トロキシフェニル)エタン、1.1−シフェニル−1,
1−ビス(4−ヒ1〜口キシフェニル)メタン、1.1
−ビス(4一ヒトロキシフエニル)メタン、3,3−ビ
ス(4−ヒトロキシフェニル)ベンタン、1.4−シヒ
トロキシナフタレン、2,6−ジヒトロキシナフタレン
、2,7−シヒトロキシナフタレン、ビス(4−ヒトロ
キシフェニル)スルホン、4,4一シヒトロキシベンン
フエノン、ビス(4−ヒトロキシフェニル)エーテル、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィ1〜等を挙げ
ることかできる。
なおこれらの二価フェノールは、二種単独で使用しても
よく、あるいは二種以上を混合物等として(Jl用して
もよい。
またカテコールと式(IV)の二価フェノールの組成比
は、カテコールと二価フェノール類との合計に対してカ
テコールがモル比て0,1〜0.9好ましくは0.2〜
0.8の範囲であることか好ましい。
前記アルカリ金属化合物としては、アルカリ金属炭酸塩
および/またはアルカリ金属炭酸水素塩を好適に使用す
ることかてきる。なお、後述のようにカテーコールおよ
び/または式(IV)の二価フェノール類を予めアルカ
リ金属塩として用いる手法を採用する場合には、このカ
テーコール又は式(IV)で示される二価フェノールの
アルカリ金属塩化は、上記以外の他のアルカリ金属化合
物、例えばアルカリ金属水酸化物を用いて行なうことも
てきる。
前記アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシ
ウム、炭酸ナトリウムカリウム等を挙げることかてきる
。これらの中でも炭酸ナトリウム、炭酸カリウムか好ま
しく、特に炭酸ナトリウムか経済性、反応性などの点か
ら好適にである。
前記アルカリ金属炭酸水素塩としては、炭酸水素リチウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
ルビジウムおよび炭酸水素セシウムを挙げることかてき
るか、これらの中ても炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウムか好ましく、特に経済性、反応性などの点から炭
酸水素ナトリウムを好適に使用することかてきる。
なお、これらのアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸
水素塩は、一種単独て用いてもよく、あるいは、二種以
上を併用してもよい。
また、これらのアルカリ金属塩および/またはアルカリ
金属炭酸塩は、通常無水物を好適に使用することかてき
るのであるか、所望により水和物、水溶液などの水分を
含有するものも使用可能である、なお、このような原料
中の水分や反応中に生成する水は、縮合反応に先立って
もしくは加熱反応中に反応系から除去することか望まし
い。
前記中性極性溶媒としては、公知の芳香族エーテルケト
ン共重合体の製造法に用いられるものなどを使用するこ
とかてき、具体的には、例えば、ジメチルポルムアミド
、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメ
チルスルホキシド、スルホラン、ジフェニルスルホンな
どを好適に使用することかてきるが、これらの中でも、
特にN−メチルピロリドンを好適に使用することかてき
る。
なお、これらの中性極性溶媒は、一種単独て使用しても
よく、二種以上を混合溶媒などとして併用してもよい。
また、前記中性極性溶媒は、反応系から水分を共沸除去
することかてきるようなベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族系溶媒との混合溶媒として用いることにより
、この製造方法をさらに有利なものとするととかてきる
請求項2の方法においては、前記4,4′−ジハロベン
ツフェノン[(A)成分]と、カテコール[(B)成分
1と、前記式(IV)の二価フェノール[(C)成分J
と、前記アルカリ金属化合物[(D)成分Jと、前記中
性極性溶媒[(E)成分J (もしくは該(E)成分と
前記芳香族系溶媒[(F)成分Jとを同時に、あるいは
段階的に混合し、加熱反応せしめて所望の芳香族エーテ
ルケトン共重合体を製造することかてきる。
なお、これら各成分の混合順序には制限はなく、たとえ
ば、(B)成分及び/又は(C)成分と(D) 成分と
からあらかしめ(B)成分のカテコールおよび/または
(C)成分のアルカリ金属塩を得て、これを、(E)成
分[もしくは(F)成分]中て(A)成分と縮合反応せ
しめる方法も適用可能である。
すなわち、請求項2の方法においては、通常、次の ■ (D)成分として、アルカリ金属炭酸塩[CDI)
成分]および/またはアルカリ金属炭酸水素塩[(D2
)成分]を用いて、前記(八)成分と(B)成分と(C
)成分と前記(D)成分と前記(E)成分(もしくは(
E)成分と(F)成分)とを混合し、加熱反応せしめ所
望のポリマーを得る方法、■ 前記(A)成分と(B)
成分カテコールおよび/または(C)成分のアルカリ金
属塩(もしくは(B)成分カテコールおよび/または(
C)成分のアルカリ金属塩と前記(Dl)成分および/
または(D2)成分)と(E)成分(もしくは(E)成
分と(F)成分)とを混合し、加熱反応せしめ所望のポ
リマーを得る方法などを、好適に採用することかてきる
上記■の方法を用いる場合には、各成分の使用割合を下
記の範囲にするのか好適である。
すなわち、(A)成分に対する(B)成分と(C)成分
との合計量の使用割合としては、用いる(II)成分と
(C)成分との合計量の1モル当たり、(A)成分を通
常0.98〜1.02モル好ましくは0.99〜1.旧
モル程度の範囲内とするのか好適である。
この(A)成分に対する(B)成分と(C)成分の合計
量の縮合反応は、等モル反応であるのて、(A)成分と
(ロ)成分と(C)成分の合計量のモル比か、■より大
きくずれるといずれか一方の成分の転化率か低下するこ
とかある。
また、(B)成分と(C)成分の合計量に対しくD)成
分の使用割合としては、用いる(B)成分と(C)成分
の合計量の1当量あたり、(D)成分すなわち、(Do
)成分と(D2)成分との合計か、1.00〜1.30
当量、好ましくは1.05〜1.20当量の範囲内とす
るのか好適である。なお、カテコール1モルは2当量、
(C)成分1モルは2当量、(Dl)成分1モルは2当
量、(D2)成分1モルは1当量に相当する。
前記(E)成分の使用割合は、特に制限はないのである
か、たとえば、(A)成分1重量部あたり、(E)成分
を通常2〜8重量部、好ましくは3〜5重量部程度の範
囲内として好適に行なうことかてきる。
前記所望により用いる(F)成分の使用割合は、反応系
の状態、反応系から共洟除去する水などの量を考慮して
適宜に調節するのか望ましい。
前記■の方法を用いる場合の各成分の使用割合は、上記
■の方法の場合の各成分の使用割合から決定することか
てきるのて省略する。
また、請求項2の発明において、前記■および■のいず
れの場合にも反応系に上記各成分の他に、さらに公知の
芳香族エーテルケトン共重合体の製造に用いられる分子
量調節剤などの添加剤を適宜添加することもてきる。
請求項2の発明において、加熱縮合せしめる反応温度と
しては、上記■および■のいずれの場合においても通常
、 150〜350°C1好ましくは180〜2508
Cの範囲内とするのか好適である。
また、この反応時間は、用いる成分の種類や使用割合等
によって異なるのて一様に規定することかできない、通
常、0.5〜10時間、好ましくは2〜5時間程度とす
るのか適当である。
反応圧力としては、特に制限はないか、通常、減圧下〜
常圧付近とするのか好適である。
反応雰囲気としては、不活性雰囲気、たとえば、減圧排
気下、あるいは、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活
性ガス雰囲気下もしくは気流下とするのか好適である。
このようにして所望の芳香族エーテルケトン共重合体を
合成することかてきる。合成されたポリマーは、公知の
芳香族エーテルケトン共重合体の分離、精製方法を採用
するなどして、溶媒、ハロゲン化アルカリ等の他の成分
と分離し、洗浄等の精製操作を施して所望の純度のポリ
マーとして回収することかてきる。
以上のように詳述したところの請求項2の発明の方法に
よって、前記の如き優れた特性を有するところの式(I
)と式(II)との繰り返し構造単位からなる芳香族エ
ーテルケトン共重合体を、工業的に入手の容易な原料か
ら温和な条件て、容易に効率よく得ることかできる。
[実施例] (実施例1) アルゴンガス吹込管、トルエンを満たしたディーンスタ
ークトラップ、熱電対および攪拌装置付の3圓■文セバ
ラフルフラスコに2,2−ヒ′ス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン13.54と、カテコール6.5+1(
Ig ((1,06モル)、4.4−−ジヒドロキシジ
フェニル11.04 g(0,06モル)、炭酸ナトリ
ウム14.627g (0,138モル)、N−メチル
ピロリドン15hJLおよび1〜ル工ン5臘文を投入し
た。そして、室温においてアルゴンガスな流通させなが
ら溶解させた。
次いて、セバラツルフラスコをオイルノλスに入れて2
006C迄に50分間かけて昇温し、 2()0°Cに
おいて4時間反応させた。
反応終了後、反応生成物を室温に冷却してアセトンて洗
浄し、粉砕機て粉砕した。ざらに水て洗浄し、重合体の
粉末39.4g (収率95%)を得た。
この得られた重合体のp−クロロフェノールを溶媒とす
る濃度0.2g1d文の溶液の60°Cにおける還元粘
度[ηsp/clを測定したところ、0.67dung
てあった。また示差走査熱量測定法てこの重合体のガラ
ス転移温度(Tg)を測定したところ、150°Cてあ
った。
また、得られたポリマーについて赤外分析を行なったと
ころ、12:lQc+u−’にエーテル結合、1650
cm−’にカルボニル基に基づく吸収か認められ(第1
図参照)、この結果と ’H−MMR分析結果等から、
このポリマーは、下記の繰り返し単位(1)50モル%
と式(■)に示す繰り返し単位50モル%とからなる構
造を有する芳香族エーテルケトン共重合体であることか
確認された。
(実施例2) 2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
代りに4,4′−ジヒドロキシジフェニル11.04 
g(0,06モル)を用いたことのほかは前記実施例1
と同様に反応を行なった。
得られたポリマーの還元粘度は1.27 d文/gであ
り、そのガラス転移温度Tgは160°Cてあった。
また、ポリマーの赤外分光分析と ’H−NMR分析と
の結果から、ポリマーは前記の繰り返し単位(I ) 
50モル%と下記の式(■)に示す繰り返し単位50モ
ル%とからなる構造を有する芳香族エーテルケトン共重
合体であることか確認された。
(■) (実施例3) 2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
代りに4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン12.8
53g (0,060モル)を用いた他は前記実施例1
と同様に反応を行な9た。
得られた芳香族エーテルケトン共重合体の還元粘度は0
.82(d文/g)、ガラス転移温度(Tg)は153
°Cであった。また、ポリマーの赤外分光分析とNMR
分析との結果から、ポリマーは前記の繰り返し単位(I
 ) 50モル%と下記の式(IK)に示す繰り返し単
位50モル%とからなる構造を有する芳香族エーテルケ
トン共重合体であることが確認された。
(IX) (実施例4) 2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
代りに2.7−シヒトロキシナフタレン9.612 g
 (0,06モル)を用いた他は前記実施例1と同様に
反応を行なった。得られたポリマーの還元粘度は0.9
3(d文/g)、ガラス転移温度(Tg)は158°C
てあった。また、ポリ−J−の赤外分光分析とNMR分
析との結果から、ポリマーは前記の式(■)の繰り返し
単位50モル%と次式(X)に示す繰り返し単位50モ
ル%からなる構造を有する芳香族エーテルケトン共重合
体であることか確認された。
(実施例5) カテコール3.924 g(0,036モル)と、2,
2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの代り
にハイドロキノン9.157 g(0,084モル)を
用いた他は前記実施例1と同様に反応を行なった。得ら
れたポリマーの還元粘度はQ、99(d、u /g) 
、ガラス転移温度(Tg)は149℃てあった。また、
ポリマーの赤外分光分析とNMR分析との結果から、ポ
リマーは前記の式(I)の繰り返し単位30モル%と次
式(X[)に示す繰り返し単位70モル%とからなる構
造である芳香族エーテルケトン共重合体てあることか確
認された。
(X[) (実施例6) カテコール2.616 g(0,024モル)と、2,
2′−ビス(4−ヒドロキシフェル)プロパンの代わり
にハイドロキノン10.464g (0,096モル)
を用いた他は前記実施例1と同様に反応を行なった。得
られた芳香族エーテルケトン共重合体の還元粘度は1.
21 dJL /g、ガラス転移温度(Tg)は150
′cテあった。またポリマーの赤外分光分析とNMR分
析との結果は実施例5と同様に芳香族エーテルケトン共
重合体であることか確認された。
[発明の効果] 本願請求項1の発明による芳香族エーテルケトン共重合
体は、特にガラス転移温度か高く、また共重合成分の割
合を変えることでガラス転移温度を種々に制御して変え
ることかてき、また機械的特性に優れ耐熱性、特に耐熱
分解性に著しく優れ、しかも透明性、成形性、難燃性等
に優れたエンジニアリンク樹脂である新規な構造を有す
る芳香族エーテルケトン共重合体を提供し、電気・電子
分野等の素材として有用に使用されることかできる。
また、本願請求項2の発明によると、請求項1のポリマ
ーを、工業的に入手か容易てしかも安価な製造原料を用
いて、温和な条件で容易にかつ効率よく得ることかてき
る実用上著しく有利な芳香族エーテルケトン共重合体の
製造方法を提供することかてきる。
手続補正書 1 事件の表示 昭和63年特許願第46380号 2 発明の名称 芳香族エーテルケトン共重合体 およびその製造法 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所     東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称     出光興産株式会社 代表者    出光開弁 4 代理人 住所     東京都新宿区西新宿8丁目9番5号セン
トラル西新宿3階 6 補正の対象    明細書における「発明の詳細な
説明」の欄 7 補正の内容    明細書第11頁を別紙に差し替
えて補″Et7″・       31 ゴ1   Q
丸二18 添付書類     、爛〔マ芹)、(1)明
細書第11′@1通 (たたし、R1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基
またはフェニル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基を表わす。) で表される二価フェノールを、アルカリ金属化合物の存
在下に、中性極性溶媒中で反応させることを特徴とする
請求 ルケトン共重合体を得ることを特徴とする芳香族エーテ
ルケトン共重合体の製造法てある。
手続補正書(方式) 1 事件の表示 昭和63年特許願第46380号 2 発明の名称 芳香族エーテルケトン共重合体およびその製造法3 補
正をする者 事件との関係  特許出願人 住所     東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称     出光興産株式会社 代表者    出光 開弁 4 代理人 住所     東京都新宿区西新宿八丁目9番5号6 
補正により増加する請求項の数   07 補正の対象
    明細書における「図面の簡単な説明」の欄 8 補正の内容    別紙の通り 9 添付書類の目録 (1)明細書の図面の簡単な説明の項目を設けその欄を
正確に記載した書面      1通別紙 第29ページ第11行目の後に下記の文を挿入する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたポリマーについての赤外分
光分析の結果を示すチャート図である」。 以  上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表される繰返し単位、および次式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [ただし、式(II)のArは、▲数式、化学式、表等が
    あります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル
    基またはフェニル基を表わし、R^2は水素原子、ハロ
    ゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。] で表される繰返し単位からなり、p−クロロフェノール
    を溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の温度60℃で
    の還元粘度が0.2dl/g以上であることを特徴とす
    る芳香族エーテルケトン共重合体。
  2. (2)次式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [ただし、式(III)中のXはハロゲン原子を示す。] で表される4,4′−ジハロベンゾフェノンと、カテコ
    ールと次式(IV) HO−Ar−OH(IV) [ただし、式(II)のArは、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル
    基またはフェニル基を表わし、R^2は水素原子、ハロ
    ゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。] で表される二価フェノールを、アルカリ金属化合物の存
    在下に、中性極性溶媒中で反応させることを特徴とする
    前記請求項1に記載の芳香族エーテルケトン共重合体を
    得ることを特徴とする芳香族エーテルケトン共重合体の
    製造法。
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