JPH02503812A - 自動車のエレベータおよびコンベア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車のエレベータおよびコンベア装置本発明は、自動車の駐車場ビルの中で、 運転者の助けなしに自動車を駐車スペースまで移動させる種類の、自動車駐車場 ビルの中における、特に乗用車のため、自動車のエレベータ、コンベア装置に関 する。

そのような自動車コンベア装置の例は、スウェーデン特許明細書第・・　（スウ ェーデン特許出願第８６０５２７９−２）および・・　（スウェーデン特許出願 第８７０３７５６−０）の中で記載されていることがわかる。

このエレベータ、コンベア装置は駐車場ビルの中で用いるためのものであり、− 階フロアーから水平方向および垂直方向に、運転者の助けなしに、また自動車を ぐるぐる走行することなしに、ビル内の駐車スペースまで移動される。そのよう なビルは従来技術の一部を構成し、多くのフロア−あるいは階を有していて、各 々の階は複数個の互いに隣接した自動車駐車スペースを有している。

この種の駐車場ビルで得られる１つの特別な利点は、自動車を無人で、あるいは ほぼ無人で走行させることができる点にある。従って、運転者はその自動車をコ ンベア装置に関して所定の位置へ運転することができ、自動鈑売機の中へ必要な 料金を支払うと、チケットが発売され、その中には自動車を駐車させるビル内の 部分に関する情報が入っている。コンビ二一夕がセンサーによって空いている駐 車スペースを検出し、自動車を選ばれたスペースの中へ移動させる。自動車を集 めるときには、チケットがリーダーの中へ挿入され、チケットに入っている情報 が読み出され、支払いがなされた後で、コンピュータが作動して、自動車を集め るようにコンベア装置を制御する。

そのような駐車システムあるいは装置の大きな問題は、コンベア装置に対する自 動車のロックを、人間の助けを借りずに簡単容易な方法で行うことにある。この 問題は自動車の種類が異なると軌道巾も異なり、またホイールベースも異なると いう事実によって大きくなる。

この問題は前述した２つの特許明細書によって教示されている自動車のコンベア システムあるいは装置によって解決されている。前記特許明細書によるコンベア システムは、自動車の各車輪の各々の側において対になって配置されるようにな った８個のリフトブロックを有しており、またそれによって車輪を支持面に対し て上昇、下降させる。

前記ブロックは自動車を駐車スペースまで移動させるいわゆるトランスファー架 台上に可動的に取付けられている。

本発明は、この種の駐車場ビルにおいて生じる別の問題、特に３階あるいはそれ 以上の階を有し、各々の階が多数の駐車スペースを有しているような多数階駐車 場に関する問題を解決しようとするものである。駐車場ビルの異なった階の間に トランスファー架台を移動させるために、多数のエレベータ通路あるいはリフト 通路を設けることは望ましくない。

例えば、６階建てで各階に２４の駐車スペースを有する多数階駐車場を運営する のには２つのエレベータ通路で十分である。普通は、設けられるエレベータある いはリフトの数は、駐車スペースの全数および階の数に依存するが、これがエレ ベータの移動時間、統計的な容の待ち時間などを決定する。しかしながら、１つ の問題は、駐車スペースからエレベータまで、あるいはその逆の、トランスファ ー架台による移動距離を最小にするために、エレベータを各階における駐車スペ ースに関連して位置させなければならないという点にある。さらに、トランスフ ァー架台はエレベータの一般的な位置とは無関係に、各階あるいは各フロア−に おいて最適な状態で移動させなければならず、そのようにしてエレベータの容量 は最大限に利用することができる。

本発明は、トランスファー架台をある階の中を自由に移動させることができて、 エレベータが問題としている階上に位置していると否とにかかわらず、エレベー タ通路を通過することができるようにさえした、エレベータ、コンベア装置に関 する。

従って、本発明は自動車の駐車場ビルの中で、運転者の助けなしに、また自動車 をぐるぐる走行させることなしに自動車を駐車スペースまで移動させる種類の、 自動車駐車ビルの中における、特に乗用車のための、自動車のエレベータ、コン ベア装置において、前記コンベア装置はトランスポート架台を有したいわゆるト ランスファー架台を含み、前記トランスポート架台はさらに自動車ノ全ての車輪 を上昇し、下降させる構造になったリフト装置を有し、前記トランスファー架台 は前記駐車ビルの中で水平方向に可動であり、さらにまた前記ビル中で前記エレ ベータ装置によって垂直方向にも可動であり、前記エレベータ装置は前記トラン スファー架台を支持するためのエレベータプラットホームを含み、トランスファ ー架台移動させようとしている駐車場ビルの各フロア−あるいは各階には、２つ の互いに平行なレールあるいはその類似物が設けられ、これがトランスファー架 台のための水平方向のコンベア通路あるいは軌道を形成しており、各々の前記ト ランスファー架台は前記トランスファー架台の両側に位置した２つの車輪の対に よって前記レール上を移動されるようになっていること；前記レールの縦方向延 長部に沿った位置に１あるいはそれ以上のエレベータ通路が位置していること； トランスファー架台の車輪は、トランスファー架台の軌道巾がレールの踏み面間 の長さに一致した位置から、前記軌道巾が前記長さより短い位置まで移動するこ とができること；前記エレベータプラットホームはその長さがレール間の長さよ りも短いプレートを有していること；前記プラットホームからはその縦方向にリ フト部材が延在していること；前記リフト部材の垂直方向の通過を許すために、 前記レールは各々のエレベータ通路の近くで途切れていること；前記レールにお ける各々の途切れ部分の縦方向長さはトランスファー架台の各々の車輪の対にお ける車輪の軸間の長さより短いこと；および前記リフト部材にはエレベータプラ ットホームのリフト装置が取付けられていることを特徴とする自動車のエレベー タ、コンベア装置に間第１図はトランスファー架台の概略図、第２図は第１図の トランスファー架台を一方の側から見た概略図、 第３図は第１図のトランスファー架台をもう一方の側から見た概略図、 第４図はトランスファー架台を乗せるエレベータプラットホームの概略図、 第５図は第４図に示したエレベータプラットホームとトランスファー架台の概略 的な頂部平面図、第６図は第７図の線（Ａ−Ａ）から見た駐車場ビルの概略的な 断面図、 第７図は駐車場ビルの階あるいはフロア−の概略図、第８図は第７図の線ＣＢ− Ｂ）から見た駐車場ビルの概略的な断面図、 第９図はエレベータ通路とその関連のエレベータプラットホームの透視的な概略 図、 第１０図はエレベータ通路とトランスファー架台の詳細図、 第１１図はトランスファー架台に属した、駐車スペース内の位置へ移動したトラ ンスポート架台の概略図である。

第１図は移送架台を概略的に示しており、これは、原理的には、スウェーデン特 許明細書第８７０３７５６−０に基いて構成されている。この特許明細書による と、第１対および第２対のリフトブロック１．２および３゜４が第１の架台１２ 上に取付けられている。第３対および第４対のリフトブロック５．６および７． ８が第２の架台１３上に取付けられている。

前記架台１２．１３は線＜Ｃ−Ｃ＞上において前後的に位置し、この線に沿って 自動車が自動車支持面上に乗り入れられ、架台１２．１３上に位置される。各々 のリフトブロック１−８はアーム１３−２０の端部上に取付けられており、前記 アーム１３−２０は軸線の周りで枢軸運動することができ、それぞれのアーム１ ３−２０とリフトブロック１−８とが前記線（Ｃ−Ｃ）に対して平行あるいはほ ぼ平行になった、内側スウィング位置あるいは収縮位置から外側スウィング位置 あるいは伸張位置へ枢軸運動し、この位置は外側スウィング位置に対して直角あ るいはほぼ直角をなしている。前記伸張位置においてはリフトブロック１−８の 各々の対は互いに他と接近して、あるいは互いに他と隣接して位置している。縦 断面図、すなわち第２図を参照すると、前記リフトブロック１−８はウエツヂに なっており、従ってそれらが伸張位置にあるときには、２つの互いに協動するリ フトブロック１−８は外側に向かって凹状の表面を形成するであろう。各々のリ フトブロックの対はその収縮位置から伸長位置へ駆動されるようになっており、 リフトブロックは車輪２１−２４の両側から車輪の下へ挿入され、それを持ち上 げることができる。

第１図から第３図を参照すると、自動車は自動車支持面上に乗り入れられ、これ は自動車支持面２５．２６と整列されかつそれと同じ高さに位置したランプ状に なっている。前述したように２つの架台１２．１３を参照すると、前記架台１２ ．１３はトランスポート架台３０と協動し、これはさらにトランスファー架台３ １によって支えられている。前記トランスポート架台３０はトランスファー架台 ３１に関して相対的に動かすことができ、これは第３図に示したたように、トラ ンスファー架台３１上に取付けられたＵ字形のビーム３６．３７のようなレール あるいはその類似的なバーの上を走行する駆動車輪３２−３５によって行われる 。

前述した２つの架台１２．１３は両方ともトランスポート架台３０に沿って駆動 できるようになっており、このトランスファー架台１２．１３は自動車の車軸の 中央直下に位置させることができる。しかしながら、このトランスファー架台１ ２．１３の内の単に１つをトランスポート架台３０に関して駆動的に移動させて も、同じ機能を得るのに十分であろう。

本発明によると、このトランスファー架台は、駐車場ビルの中で駐車スペースへ の自動車の出し入れを行うための自動車エレベータおよびコンベア装置の一部分 を構成する。前記トランスファー架台３１は駐車場ビルの中で水平方向に移動す ることができる。前記トランスファー架台３１はまた駐車場ビルの中で、エレベ ータ装置によって垂直方向にも移動することができ、これは第４図でわかるよう に、このトランスファー架台を支持するためのエレベータプラットホーム４０を 有している。

本発明によると、前記装置はまた２つの互いに平行なレール５０．５１あるいは それに相当する装置を有しており、これはとくに第１図を参照するとわかるよう に、水平方向のトランスファー架台の移動路あるいは軌道を形成している。レー ル５０．５１は駐車場ビルの各階あるいは各フロア−に設けられていて、その上 をトランスファー架台が移動するようになっている。

前記トランスファー架台３１はレール５０．５１の上を駆動車輪によって駆動さ れ、トランスファー架台の両側には２つのそのような車輪の対５２．５３；５４ ．５５；５６．５７．５８．５９が設けられている。

前記トランスファー架台３１はレール５０．５１に沿って第１図の矢印６０の方 向に移動される。この方向６０は、トランスファー架台３１に対するトランスポ ート架台３０の動きの方向と直角になっている。

第６図から第８図は、例示的な駐車場ビルの互いに見方を変えた図である。エレ ベータおよびコンベア装置は第６図でわかるように、１あるいはそれ以上のエレ ベータ通路６１．６２を有している。前記エレベータ通路は、ビルの各階あるい は各フロア−上における前記レール５０．５１からなるトランスポート移動路の 中で貫通して延在している。

トランスファー架台３１の車輪５２−５９は第２図でわかるように、トランスフ ァー架台の軌道巾がレール５０．５１間の距離に一致している位置５５′　（第 ２図の右部分）から、軌道巾が前記距離より短くなっている位置５５′　（第２ 図の左部分）へ移動できるように取付けられている。この様に、車輪５２−５９ の車輪は矢印６３の方向に移動することができ、これは油圧ピストンシリンダー のような適当に知られている装置６４．６５によって行われる。

前記エレベータプラットホーム４０はプレート４１を有しており、これの寸法は 平面図で見た場合、トランスファー架台３１の寸法と一致しており、前記架台の 長さしはレール５０．５１間の距離より短い。

エレベータプラットホーム４０の各々のコーナーからは、プラットホームの縦方 向に沿ってリフト部材４２゜４３．４４．４５が延在している。

レール５０．５１は第５図および第１０図を参照するとわかるように、それぞれ のエレベータ通路の近くにおいて途切れており、リフト部材４２−４５が垂直方 向に通過することができるようになっている。各々のそのような途切れ部分にお いては、レールはトランスファー架台の車輪の対５２，５３；５４，５５；５６ ，５７；５８．５９の各々の車輪間の軸間長さ４７よりも短い途切れ部長さ４６ を有している。

このような配置になっているので、車輪５２−５９がその伸張位置（第２図の５ ５′）にある時のトランスファー架台３１は、エレベータプラットホームがトラ ンスファー架台を妨害する高さのところに位置していない時に、エレベータ通路 を通過することができるようになっている。

トランスファー架台が垂直方向に移動されるときには、架台はエレベータ通路の 中へ駆動され、エレベータプラットホームの中心部に位置される。次にエレベー タプラットホームはトランスファー架台の下側と接し、その後で、プラットホー ムがトランスファー架台をわずかに持ち上げ、従ってその車輪５２−５９はレー ル５０．５１から離れる。次にトランスファー架台の車輪５２〜５９は内側へ引 込んだ位置（第２図の位置５５′）へ動かされ、この位置が第４図にも示されて いる。トランスファー架台とその車輪とは、エレベータ装置によって垂直方向に 移動される時に、ビルの各階あるいは各フロア−におけるレール５０．５１から 離れることになる。

前述したリフトブロック部材４２−４５には適当な、既知の種類のリフト装置が 取付けられている。これらのリフト装置は、例えば、ケーブル４８あるいはチェ ーンからなっていても良く、これはエレベータ通路の頂部に設けられた駆動ドラ ムあるいはその類似物の上を延在し、重なり連結されている。しかしながら、前 記装置は、リフト部材に取付けられた油圧モータの形をしていても良く、これは エレベータ通路に沿って垂直方向に延在したラックと協動するピニオン歯車を有 している。普通は、その他の既知のエレベータ構造の原理を適用することもでき る。

第９図はエレベータ通路の原理的な構造を示しており、ビルの異なった階あるい はフロア−における２つの対になったレール５０．５１　：ｓｏ’　、５１’　 　と、トランスファー架台３１とが示されている。

第９図に示したような好ましい実施例によると、リフト部材４２−４５は垂直に 延在したガイド６６−６９の中で移動するように案内されている。これらのガイ ドには、好ましくは、Ｕ字形のビーム形状を有し、リフト部材はローラあるいは 車輪（図示せず）によって支持されたビームの内面上を走行する。

前にも述べたように、トランスファー架台は車輪３２−３５の上で、トランスフ ァー架台に対して相対的に移動する構造になっている。この移動はトランスファ ー架台とトランスポート架台との共通の縦方向に行われる。

第７図および第８図かられかるように、駐車場ビルはレール５０．５１を有した 上述したトランスファー架台７１０両側において駐車スペース７０を有していて もよい。他の例においては、駐車スペースはトランスポート通路１７の一方の側 だけに設けるようにしてもよい。従って、トランスポート架台は１方向に移動す るように構成されるか、あるいは適当な場合（即ち説明している例のような場合 ）には両方向に移動するように構成され、従って水平なコンベア通路７１の一方 の側、あるいは適用可能な場合にはコンベア通路の両側において、自動車を駐車 スペースから取出したり、そこへ集合さ、せたりすることができる。

前述したように、トランスポート架台３０の車輪３２−３５はトランスファー架 台上のレール３６．３７あるいはそれに相当する要素の上を走行する。

第１１図は、エレベータ通路から離れた方の側から見た場合の駐車スペースの図 である。各々の駐車スペースは１対のレール７２．７３を有し、これは駐車スペ ースの全長に沿って延在している。それぞれのレール７２゜７３の一端は、前記 トランスファー架台が矢印６０の方向に問題としている駐車スペースと反対側の 位置にまで移動した時には、トランスファー架台上のレール３６゜３７と連結す るであろう。

従って、トランスポート架台はトランスファー架台から駐車スペースの中へ駆動 的に移動することができ、またその逆も可能である。第１１図はトランスポート 架台３０が駐車スペース７０の中へ入り込んだ状態を示している。

第１１図に示したように、駐車スペース７０のレール７２．７３と、当然のこと ながら、トランスファー架台３１のレール３８．３７とは同じ高さに位置し、こ れは関連するトランスポート通路７１のレールｓｏ、ｓｉの位置する高さより上 に位置している。

各々の駐車スペースはこのスペースに駐車された自動車の車輪を支持するための ２つの踏み面７４．７５を有している。これらの踏み面７４．７５は、第１１図 に示したように、架台１２．１３上のリフトブロック１−８より少し低いところ に位置している。それぞれの踏み面の位置はまた第１図の一点鎖線でも示されて いる。トランスポート架台３０のリフトブロック１−８の上に乗った自動車はト ランスポート架台３０によって駐車スペース７０の上へ移動させることができ、 その後で、各々の対のリフトブロックは離されて、車輪を降ろして踏み面上に置 くことができる。次にトランスポート架台は自動車を駐車スペースに残した状態 のでトランスファー架台の上へ戻るように移動される。

自動車を駐車スペースから集めるときには、トランスポート架台が前記スペース へ移動され、リフトブロックが伸張され、あるいは外側へ揺動され、自動車を持 ち上げる。次に自動車をリフトブロックの上に乗せた状態でトランスポート架台 ３０がトランスファー架台３１の上へ戻される。

前述したように、トランスファー架台３１は駐車場ビルの各階あるいは各フロア −におけるレール５０．５１の上を水平方向に移動される。

トランスファー架台３１は、前述した方法で、エレベータ装置によって垂直方向 に移動される。

このようにして、トランスファー架台３０の駐車ビルの中で３つの方向ｘ、　ｙ 、　　ｚに移動されることができる。

従って、前述したように、自動車コンベア装置は、トランスファー架台をコンベ ア通路７１上に移動させてエレベータ通路上に位置させることができるので、第 ６図および第７図に示したように、駐車ビルの中に１あるいはそれ以上のエレベ ータ通路を、ビルの外壁に近い位置以外の位置に設けることが可能である。

結果的に、特定の階の駐車スペースからエレベータ通路までの平均距離は、エレ ベータ通路が駐車場ビルの外壁近くに位置している場合のそれよりも短くなり、 このことは大型の多数の階の自動車駐車場においては、それぞれの駐車スペース の自動車の配置、集合に要する時間の点から言って極めて有利であろう。

１あるいはそれ以上のトランスファー架台が駐車ビルの中で移動することができ るので、トランスファー架台を実際に垂直方向に移動させている間だけエレベー タを占拠することが必要となる。

設置されるトランスファー架台の数は、好ましくは、少なくとも駐車場ビルの階 数あるいはフロア−数に等しいであろう。

しかしながら、階数と一階あたりの駐車スペースの数とが与えられている駐車場 ビルにおいて必要とされるトランスファー架台とエレベータ（リフト）の数は数 学的に計算することができ、客が自分の自動車を駐車場ビルから出す前に、与え られた長さの時間より長く待つことは統計的に見て不要となることが理解できる であろう。

普通は、そのような駐車場ビルには、トランスファー架台の待ち位置とトランス ファー架台の運行計画とを最適化するために、適当な、既知の種類のコンピュー タ制御装置が備えられているであろう。

例えば、自動車の入りロランプと出口ランプとは道路階８０に置ける各々のエレ ベータの近くに位置している。

第７図は道路階８０の平面図を示しているものであるが、入口ランプは参考数字 ８２．８３に位置し、出口ランプ参考数字８４．８５に位置している。

入口ランプと出口ランプとは前述した駐車場ビルと同一あるいは類似の構造にな っている。

従って、運転車は自動車を入口ランプの上へ乗せる。

所定の料金を支払うと、制御装置によってトランスファー架台が入口ランプの前 の位置にまで移動されてきて１、次にそのトランスファー架台が入口ランプの上 まで移動し、リフトブロックが伸張し、自動車の車輪が持ち上げられ、次にトラ ンスポート架台がトランスファー架台の上にまで戻る。トランスファー架台は次 に空いている駐車場ビルまで移動し、そこで前述したようにして自動車を駐車さ せる。

自動車を集めたいときには、自動車の運転者が制御装置に対してこの実行命令を 出すと、トランスファー架台が関連する駐車場ビルへ移動され、前述した方法に よって自動車を集める。次にトランスファー架台は出口ランプまで移動され、リ フトブロックが収縮され、トランスポート架台がトランスファー架台上へ戻され る。

次に運転者が自分で自動車を出口ランプから発進させる。

普通は、前述した道路階上の入口ランプと出口ランプに加えて、その階にも前記 ランプの両側に駐車スペースを設けてもよい。

トランスファー架台がエレベータ通路を通過することができるという利点、およ びトランスファー架台がいかなる特定の駐車スペースに対しても、あるいはいか なる特定のエレベータ装置に対しても拘束されていないという事実とによって、 トランスファー架台と自動車との移動パターンに関して極めて柔軟なシステムを 作ることができるということが理解できるであろう。

また、前述した例示的な実施例は多様に修正できることもわかるであろう。前述 したように、エレベータを操作するために採用される装置は当業界において知ら れた適当な装置ならなんでもよい。同様に、エレベータプラットホームあるいは その類似の装置の構造を変更して、関連するトランスファー架台に適合させるこ ともできる。

また、なかでも、エレベータ通路の位置、さらには階の数、設けられる駐車スペ ースの数もまた変更可能である。

トランスファー架台や、トランスポート架台、およびトランスポート架台に対し て自動車を持ち上げるために設けられる持ち上げ装置もまた、記述、説明してき たものと異なった構造を有してもよい。

このように、説明してきた実施例は、添付した請求の範囲の中で修正が可能であ るので本発明の範囲を拘束するものではない。

国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．自動車の駐車場ビルの中で、運転車の助けなしに、また自動車をぐるぐる走 行させることなしに自動車を駐車スペースまで移動させる種類の、自動車駐車場 ビル中における、特に乗用車のための、自動車のエレベータ、コンベア装置にお いて、前記コンベア装置はトランスポート架台を有したいわゆるトランスファー 架台を含み、前記トランスポート架台はさらに自動車の全ての車輪を上昇し、下 降させる構造になったリフト装置を有し、前記トランスファー架台は前記駐車場 ビルの中で水平方向に可動であり、さらにまた前記ビルの中で前記エレベータ装 置によって垂直方向にも可動であり、前記エレベータ装置は前記トランスファー 架台を支持するためのエレベータプラットホームを含み、トランスファー架台（ ３１）を移動させようとしている駐車場ビルの各フロアーあるいは各階には、２ つの互いに平行なレール（５０，５１；５０′，５１′）あるいはその類似物が 設けられ、これがトランスファー架台（３１）のための水平方向のコンベア通路 あるいは軌道（７１）を形成しており、各々の前記トランスファー架台（３１） は前記トランスファー架台の両側に位置した２つの車輪の対（５２，５３；５４ ，５５；５６，５７；５８，５９）によって前記レール（５０，５１；５０′， ５１′）上を移動されるようになっていること；前記レールの縦方向延長部に沿 った位置に１あるいはそれ以上のエレベータ通路（６１，６２）が位置している こと；トランスファー架台の車輪（５２−５９）は、トランスファー架台（３１ ）の軌道巾がレール（５０，５１）の踏み面間の長さに一致した位置（５５′） から、前記軌道巾が前記長さより短い位置（５５′）まで移動することができる こと；前記エレベータプラットホーム（４０）はその長さ（Ｌ）がレール（５０ ，５１）間の長さよりも短いプレートを有していること；前記プラットホーム（ ４０）からはその縦方向にリフト部材（４２−４５）が延在していること；前記 リフト部材（４２−４５）の垂直方向の通過を許すために、前記レール（５０， ５１）は各々エレベータ通路（６１，６２）の近くで途切れていること；前記レ ール（５０−５１）における各々の途切れ部分の縦方向長さ（４６）はトランス ファー架台（３１）の各々の車輪の対における車輪（５２−５９）の軌間の長さ より短いこと；および前記リフト部材（４２−４５）にはエレベータプラットホ ームのリフト装置（４８）が取付けられていることを特徴とする自動車のエレベ ータ、コンベア装置。
2. ２．請求の範囲第１項記載の装置において、トランスファー架台（３１）のトラ ンスポート架台（３０）は、トランスファー架台（３１）の縦方向において、一 方向あるいは両方向に移動するように配置され、関連する水平方向のコンベアー 通路（７１）の一方の側において、あるいは、適用可能な場合にはその反対側に おいて、自動車を駐車スペース（７０）から出し入れすることができる自動車の エレベータ、コンベア装置。
3. ３．請求の範囲第１項あるいは第２項記載の装置において、前記リフト部材（４ ２−４５）は垂直方向に延在したガイド（６６−６９）、好ましくは垂直方向に 延在したＵ字形レールの中で移動し、それによって案内される自動車のエレベー タ、コンベア装置。
4. ４．請求の範囲第１項、第２項あるいは第３項記載の装置において、前記トラン スポート架台（３０）にはトランスファー架台（３１）上に取付けられたレール （３６，３７）上を走行するようになった車輪（３２−３５）が設けられており 、また各々の前記駐車スペース（７０）の中で先述したレール（３６，３７）と 連結するレール（７２，７３）上をも走行する自動車のエレベータ、コンベア装 置。
5. ５．請求の範囲第４項記載の装置において、トランスポート架台（３０）のため のレール（３６，３７；７２，７３）は、関連するトランスポート通路（７１） のレール（５０，５１）の高さより上の高さに位置している自動車のエレベータ 、コンベア装置。