JPH0718851Y2 - 三段式立体駐車装置の安全装置 - Google Patents

三段式立体駐車装置の安全装置

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JPH0718851Y2
JPH0718851Y2 JP2094789U JP2094789U JPH0718851Y2 JP H0718851 Y2 JPH0718851 Y2 JP H0718851Y2 JP 2094789 U JP2094789 U JP 2094789U JP 2094789 U JP2094789 U JP 2094789U JP H0718851 Y2 JPH0718851 Y2 JP H0718851Y2
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JP
Japan
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pallet
parking
stage
limit switch
parking space
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JP2094789U
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Inventor
繁彰 松岡
清 山岸
誠 中沢
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東急車輌製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、三段の駐車スペースを持ち、且つ中段から自
動車を入出庫させるように構成されるとともに、他の段
からも入出庫させる場合には、自動車を入出庫段まで昇
降させるように構成された三段式立体駐車装置の安全装
置に関し、誤作動を完全に防止できるようにしたことを
特徴とする。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、第1図に示すごとく上段
の駐車スペースS′,2′,S′……S′および、
下段の駐車スペースS″,S″,S″……S″と、
その数よりも1個少ない数の横行自在の中段パレツトP
,P,P……Pn−1を、中段の駐車スペースS,S
,S……Sに配置し、また上段の駐車スペース
′,S′,S′……S′および下段の駐車スペー
スS″,S″,S″……S″には昇降自在な上段パ
レツトP′,P′,P′……P′および下段パレツ
トP″,P″,P″……P″を配置した三段式駐車
装置が提案されている。
この装置において、第1図(a)に示す状態で下段パレ
ツトP″から自動車を出庫させる場合には中段にある
上段の駐車パレツトP′を上段の駐車スペースS
に上昇させ第1図(b)の状態にしてから横行自在の中
段パレツトPを横方向に移動し中段の駐車スペースS
を空スペースとなるよう第1図(c)の状態になるよ
う順次パレツトを移動させ下段パレツトP″を中段の
駐車スペースに上昇させて出庫が可能となるようになつ
ている。
そして、その作動は移動開始用操作手段を操作し、選択
された昇降パレツトを昇降させ、中段パレツトは左右に
移動させ、次いで選択された昇降パレツトを昇降させ、
中段の駐車スペースが空室になつたことを確認検知手段
により確認し、入出庫が可能となるのである。
従来の確認検知手段としては、中段の駐車スペース
,S,S……Sの後部柱間のレール、すなわち、
駐車スペース内にブラケツトを設け、そのブラケツトに
位置検知用のリミツトスイツチを各駐車スペースごとに
設けていた。
また中段パレツトP,P,P……Pn−1には位置検
知用のリミツトスイツチに適位置で当接するようにパレ
ツトの後部に検知ロツドが設けられている。そして横行
走行時にこのロツドがリミツトスイツチのレバーに当接
し、中段の駐車スペースにパレツトの有無が検知できる
ようになつている。
〔考案の解決しようとする課題〕
前記従来装置で、中段スペースS,S,S……S
おける横行自在の中段パレツトP,P,P……P
n−1の有無の検知には後部柱間の、レール、すなわ
ち、駐車スペース内に設けた位置検出用のリミツトスイ
ツチと横行自在の中段パレツトに設けた検知ロツドとの
接触により検知することになつているが、横行自在の中
段パレツト上の検知ロツド近辺に厚紙木片等の障害物
(異物)があると、この障害物が検知ロツドの接触に先
立つてリミツトスイツチのレバーに当接し、実際は定位
置までの移動が完了していないにもかかわらず、あたか
も定位置にあるがごとく判定し、次の上段、下段パレツ
トの昇降動作に移ることにより事故が発生する心配があ
つた。
〔作用〕
本考案では中段の駐車スペース間、具体的には、従来の
ごとく駐車スペース内ではなく中段の駐車スペース間の
駐車装置固定側、具体的には後部柱(6)位置に昇降許
可指令用のリミツトスイツチ(23)が設けられ、その作
動杆(24)に中段パレツトPに設けた横梁(8)が隣接
駐車スペースへの移動完了時まで当接し続けるように構
成され、該横梁(8)から外れると作動杆(24)が中立
位置に自動復帰するよう構成されている。したがつて、
中段パレツトPが横行中と、その後該中段パレツトPが
所定の駐車スペースに移動した場合とで異る信号を得る
ことができる。
すなわち、中段パレツトPの横行中は一定信号、例えば
OFF信号を得て上段パレツトP′及び下段パレツトP″
の昇降を阻止し、所定の駐車スペースに移動が完了した
場合に、ON信号を得て上段パレツトP′及び下段パレツ
トP″の昇降動作が可能となる制御回路を設けて安全を
確保することができるものである。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例に基づき本考案を説明する。
本考案の駐車装置は、第1図示のごとく上段、中段、下
段の3段に水平方向に並設される。そして上段の駐車ス
ペースS′,S′,S′……S′、下段の駐車スペ
ースS″,S″,S″……S″には自動車を載置す
る昇降用の上段および下段パレツトP′,P′,P
……P′およびP″,P″,P″……P″が設け
られている。また、中段の駐車スペースS,S,S
…Sには横行自在の中段パレツトP,P,P……P
n−1が各段のパレツト数より1個少なく設定されてお
り自動車の入出庫ができるように地表面に連続した位置
に形成されている。
前記、上段パレツトおよび下段パレツトからは自動車は
直接入出庫することはできず地表面(G)位置の中段ス
ペースにパレツトを昇降させ自動車を入出庫させること
になる。
具体例として下段パレツトP″に載置された自動車の
出庫について第1図(a)(b)(c)において説明す
る。
出庫したい自動車が載置してある下段パレツトP″に
対応する操作盤の電源スイツチ(図示せず)を押すと空
室となつている上段駐車スペースS′の下方にあり入
出庫状態になつていた上段パレツトP′が駐車スペー
スS′に上昇する(第1図(a))。
次に、横行自在の中段パレツトPが空室になつた駐車
スペースSに横行移動する(第1図(b))。
その結果、駐車スペースSが空室となり、そこに下段
パレツトP″が上昇するので該下段パレツトP″に
載置された自動車は地表面(G)と連続した位置にある
ので入出庫可能となる(第1図(c))。
前記、昇降手段は上段及び下段パレツトをチエーンに吊
下げ、モータによりスプロケツトに懸回されたチエーン
を上昇させたり自重で下降させたりして行われ、横行は
モータで回転させるローラをレール上を走行させたりし
て行われる。すなわち、第2図示のごとく、鋼鉄製のフ
レーム枠(1)を構築し、その中に昇降する上段パレツ
トP′,下段パレツトP″および中段を横行する横行自
在の中段パレツトPを設けて上中下3段に格納する。そ
して下段パレツトP″は地表面(G)より下のピツト内
に格納されている。
上段パレツトP′および下段パレツトP″はフレーム枠
(1)のフレーム梁(2)(3)、上段吊チエーン(1
1)、下段吊チエーン(12)により前後左右に4ケ所で
懸架されフレーム枠奥上方の駆動軸(13)(14)を介し
てブレーキ付減速機付モータ(15)(16)により昇降及
び保持が行なわれる。
中段パレツトPは第3図示のごとく、フレーム枠内の地
表面(G)の入出庫口と奥側に設置した前部行レール
(4)、後部横行レール(5)の2本のレール上を中段
パレツトPに内蔵のブレーキ付減速機モータ(17)によ
り前部ローラ(18)、後部ローラ(19)を駆動し横行と
保持が行なわれる。そして中段パレツトPの位置検知に
は後部柱(6)(6)間、すなわち、駐車スペース内の
後部横行レール(5)に位置検知リミツトスイツチ(2
0)がブラケツト(7)により保持されていて中段パレ
ツトPの後部位置に取付けた検知ロツド9により横行時
位置検出リミツトスイツチ(20)のレバー(21)を回転
させて中段パレツトP上の走行停止を行なうようになつ
ている。しかし中段パレツトP上の検知ロツド(9)の
近辺に厚紙木片等の障害となる異物が存在すると該異物
がレバー(21)に先に当接し実際は定位置までの移動が
完了していないにもかかわらずあたかも定位置にあると
判定し、次の上段、下段パレツトの昇降動作に移ること
になるため非常に危険である。
本考案は上記のごとき事故を防止するため、第6図、第
7図示のごとく、中段の駐車スペースS,S,S……
間の駐車装置固定部側、具体的には後部柱(6)位
置に昇降許可指令用のリミツトスイツチ(23)を設け、
その作動杆(24)に中段パレツトPに設けた横梁(8)
が隣設駐車スペースへの移動完了時まで当接し続ける構
成とされる。なお、横梁(8)は中段パレツトPの横梁
を利用する他、別に設けてもよいものである。
上記昇降許可指令用のリミツトスイツチ(23)の作動杆
(24)はスイングタイプに構成され、横梁(8)から外
れると中立位置に自動復帰して接点がONとなり、作動杆
(24)が横梁(8)に当接中は接点がOFFを維持する構
成となつている。
したがつて、中段パレツトPが横行して後部柱(6)位
置から外れ、所定の駐車スペースに移動した場合にON信
号が得られ、図示を省略した制御回路によりOFF状態の
時は上段パレツトP′,下段パレツトP″が昇降作動し
ないように構成される。
したがつて、中段パレツトP上の異物が位置検知用のリ
ミツトスイツチ(20)のレバー(21)に当接して上段あ
るいは下段のパレツトに作動許可の信号を発しても昇降
許可指令用リミツトスイツチ(23)の接点がON状態にな
らなければ上段パレツトP′あるいは下段パレツトP″
の垂直昇降作動は行なわれないため危険は完全に防止で
きるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、中段の駐車スペース間の駐車装置固定
側、例えば後部柱に設けた昇降許可指令用リミツトスイ
ツチの作動杆の中段パレツトに設けた横梁とが接触中は
上下段パレツトの昇降作動を行なわれないようにしたの
で、中段パレツト上の厚紙木片等の異物が位置検知用の
リミツトスイツチのレバーに当接した場合でも次の上
段,下段パレツトの昇降動作に移る危険を防止でき安全
である効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図(a)
(b)(c)は三段式立体駐車装置の動作説明図、第2
図は装置全体斜視図、第3図は中段パレツト横行駆動部
の断面図、第4図は位置検知リミツトスイツチ部の側面
図、第5図はその正面図、第6図は昇降許可指令用リミ
ツトスイツチ部の側面図、第7図はその側面図である。 S……中段の駐車スペース、S′……上段の駐車スペー
ス、S″……下段の駐車スペース、P……横行パレツ
ト、P′……上段パレツト、P″……下段パレツト、
(1)……フレーム枠、(5)……後部横行レール、
(6)……後部柱、(8)……横行パレツト横梁、
(9)……検知ロツド、(17)……モータ(横行用)、
(20)……位置検知用のリミツトスイツチ、(21)……
位置検知用のレバー、(24)……作動杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の駐車スペースを三段に構成し、その
    各段の駐車スペースに配置するパレットの数を自動車の
    入出庫段となる中段のみ駐車スペースの数よりも一台少
    なく設定し、上段、下段のパレットは垂直方向への昇降
    を自在とし、中段パレットを横行移動自在にして成る三
    段駐車装置において、中段の駐車スペース間の駐車装置
    固定側には駐車パレットの横行方向にスイングする作動
    杆を有し該作動杆の中立位置でのみ接続する昇降許可指
    令用のリミットスイッチが設けられ、他方中段パレット
    側には隣設駐車スペースへの移動完了時まで上記リミッ
    トスイッチの作動杆に接触し続ける横梁が設けられてな
    ることを特徴とする三段式多段駐車装置の安全装置。
JP2094789U 1989-02-23 1989-02-23 三段式立体駐車装置の安全装置 Expired - Lifetime JPH0718851Y2 (ja)

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JPH02111759U JPH02111759U (ja) 1990-09-06
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JPH0762407B2 (ja) * 1992-10-23 1995-07-05 日本発条株式会社 立体駐車装置

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