JPH0224823B2 - - Google Patents

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JPH0224823B2
JPH0224823B2 JP56072406A JP7240681A JPH0224823B2 JP H0224823 B2 JPH0224823 B2 JP H0224823B2 JP 56072406 A JP56072406 A JP 56072406A JP 7240681 A JP7240681 A JP 7240681A JP H0224823 B2 JPH0224823 B2 JP H0224823B2
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JP
Japan
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carbon atoms
formula
group
halogen atom
alkyl group
Prior art date
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JP56072406A
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Horumutsudo Gurahamu
Haintsu Byutsuhieru Karuru
Ryurusen Kurausu
Furooberugaa Pauruuerunsuto
Burandesu Uiruherumu
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Publication of JPH0224823B2 publication Critical patent/JPH0224823B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D249/081,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/12Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
    • C07D303/18Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by etherified hydroxyl radicals
    • C07D303/20Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings
    • C07D303/22Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings with monohydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は或る種の新規な1−ヒドロキシエチル
−アゾール誘導体その製造方法、並びに植物生長
調節剤及び殺菌剤としての用途に関する。 或る種の2−ハロゲノエチル−トリアルキル−
アンモニウムハライドは植物生長調節特性を有す
ることがすでに明らかにされている(米国特許第
3156554号参照)。かくて例えば、植物生長への影
響、殊に重要な生物の植物生長の抑制は2−クロ
ロエチル−トリメチル−アンモニウムクロライド
を用いて行うことができる。しかしながら、上記
物質の活性はなかでも少量で施用した場合、必ず
しも満足できるものではない。 また2−クロロエチルホスホン酸は植物生長調
節作用を有することが知られている〔DE−OS
(ドイツ特許出願公開明細書)第1667968号参照〕。
しかしながら、この物質によつて得られる結果は
同様に必ずしも満足できるものではない。 また亜鉛エチレン−1,2−ビスジチオカルバ
ミデートは菌類による植物病を防除する際の良好
な薬剤であることもすでに知られている〔Phy
to−pathology33,1113(1963)参照〕。しかしな
がら、その作用は特に少量及び低濃度で施用した
場合に必ずしも満足できるものではないために、
この物質は限定された範囲でのみ使用することが
できる。 本発明は新規の化合物として一般式 式中、Rはアルキル基、随時置換されたシクロ
アルキル基または随時置換されたフエニル基を表
わし、 Yは窒素原子またはCH基を表わし、 Yは基−OCH2−,−CH2CH2−または−CH=
CH−を表わし、 Zはハロゲン原子、アルキル、シクロアルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシもしくはハロゲノアルキ
ルチオ基、随時置換されたフエニル基、随時置換
されたフエノキシ基、随時置換されたフエニルア
ルキル基または随時置換されたフエニルアルコキ
シ基を表わし、 mは0,1,2または3である。 の1−ヒドロキシエチル−アゾール誘導体並びに
その酸付加塩及び金属塩錯体を提供するものであ
る。 本発明に従えば、更に一般式 式中、R,Y,Z及びmは上記の意味を有す
る、 のオキシランを希釈剤の存在下において且つ適当
ならば塩基の存在下において一般式 式中、Xは上記の意味を有する、 のアゾールと反応させ、そして生じる式()の
化合物を必要に応じてその酸付加塩または金属塩
錯体に転化することを特徴とする本発明の化合物
の製造方法が提供される。 また本発明の新規な1−ヒドロキシエチル−ア
ゾール誘導体は強い植物生長調節特性及び殺菌剤
特性を有することがわかつた。 驚くべきことに、本発明の1−ヒドロキシ−ア
ゾール誘導体は、公知の2−クロロ−エチル−ト
リメチルアンモニウムクロライド及び同様に公知
の2−クロロエチルスルホン酸よりも良好な植物
生長調節作用を示し、該公知の化合物は同タイプ
の作用をもつ高度に活性な物質として認められて
いるものである。また驚くべきことに、本発明に
よる化合物は、当該分野の現状から公知であり且
つその作用の観点から関連した化合物である亜鉛
エチレン−1,2−ビスジチオカルバミデートよ
りも良好な殺菌剤作用を有している。かくして本
発明における活性化合物は当該分野において価値
あるものである。 本発明における好ましい1−ヒドロキシエチル
−アゾール誘導体は、Rが炭素原子1〜4個の直
鎖または分枝鎖状のアルキル基、炭素原子3〜7
個を有し且つ随時炭素原子1個もしくは2個のア
ルキルで置換されるシクロアルキル基、または随
時同一もしくは相異なる置換基で一置換または多
置換されるフエニル基を表わし、好ましい該置換
基はハロゲン、炭素原子1〜4個のアルキル及び
炭素原子1個もしくは2個そして同一もしくは相
異なるハロゲン原子(例えば殊にフツ素及び塩素
原子)1〜5個のハロゲノアルキルである、Zが
ハロゲン原子、炭素原子1〜4個の直鎖または分
枝鎖状のアルキル基、炭素原子5〜7個のシクロ
アルキル基、各々炭素原子1〜4個のアルコキシ
もしくはアルキルチオ基、各々炭素原子1個もし
くは2個そして同一もしくは相異なるハロゲン原
子(例えば殊にフツ素及び塩素原子)1〜5個の
ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシもしくは
ハロゲノアルキルチオ基、または随時置換された
フエニル、フエノキシ、フエニルアルキルもしく
はフエニルアルコキシ基を表わし、該フエニルア
ルキル及びフエニルアルコキシ基はアルキル部分
またはアルコキシ部分に炭素原子1個もしくは2
個を有し、且つ挙げ得る好ましい置換基はハロゲ
ン及び炭素原子1〜4個のアルキルである、そし
てX,Y及びmが上記の意味を有する化合物であ
る。 式()の殊に好ましい化合物は、Rがt−ブ
チル、イソプロピルもしくはメチル基、随時各々
メチルで置換されたシクロプロピル、シクロペン
チルもしくはシクロヘキシル基、または随時フツ
素、塩素、メチル及びトリフルオロメチルから選
んだ同一もしくは相異なる置換基で一置換または
二置換されるフエニル基を表わし、Zがフツ素、
塩素もしくは臭素原子、メチル、t−ブチル、シ
クロヘキシル、メトキシ、メチルチオ、トリフル
オロメチル、トリフルオロメトキシもしくはトリ
フルオロメチルチオ基、または随時各々フツ素、
塩素及びメチルから選んだ同一もしくは相異なる
置換基で一置換または二置換されたフエニル、フ
エノキシ、ベンジルもしくはベンジルオキシ基を
表わし、そしてX,Y及びmが上記の意味を有す
る化合物である。 製造実施例に述べた化合物に加えて、次の一般
式()の化合物を特に挙げることができる: 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 例えば出発物質として2−(4−クロロフエノ
キシ−メチル)−2−t−ブチル−オキシラン及
び1,2,4−トリアゾールを用いる場合、本発
明の化合物の製造方法の過程は次の反応式によつ
て示される: 本発明における方法を行う際に出発物質として
用いる式()の好ましいオキシランは、R,
Y,Z及びmが本発明の好ましい及び殊に好まし
い化合物に関してすでに述べた意味を有するもの
である。 式 式中、Rはアルキル基、随時置換されたシクロ
アルキル基または随時置換されたフエニル基を表
わし、 Yは基−OCH2−−CH2−CH2−または−CH
=CH−を表わし、 Zはハロゲン原子、アルキル、シクロアルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ
基、随時置換されたフエニル基、随時置換された
フエノキシ基、随時置換されたフエニルアルキル
基基または随時置換されたフエニルアルコキシ基
を表わし、そしてmは0,1,2または3であ
る、 のオキシランは新規のものである。 式()の新規オキシランは一般式 式中、R,Y,Z及びmは上記の意味を有す
る、 のケトンをα)希釈剤の存在下において式 (CH32δ+δ- SOCH2 () のジメチルオキソスルホニウムメチリドと反応さ
せるか、或いは β)不活性有機溶媒の存在下において且つ塩基
の存在下において式 のトリメチルホスホニウムメチル−スルフエート
と反応させる方法によつて製造することができ
る。 式()のオキシランを製造する出発物質とし
て必要な式()のケトンは公知のものであるか
〔ドイツ国特許第2201063号、DE−OS(ドイツ国
特許出願公開明細書)第2705678号、同第2737489
号、Tetrahe−dron 31,3(1975)及び
Chemical Abstracts 84,73 906n参照〕、或い
は該ケトンは原則的に公知の方法によつて製造す
ることができる。 方法(α)において必要な式()のジメチル
オキソスルホニウムメチリドも同様に公知である
〔J.Amer.Chem.Soc.87,1363−1364(1965)参
照〕。このものを上記の反応においてあらたに製
造した状態で、希釈剤の存在下においてトリメチ
ルオキシスルホニウムアイオダイドと水素化ナト
リウムまたはナトリウムアミドとの反応によつて
その場で製造して反応させる。 方法(β)において必要な式()のトリメチ
ルスルホニウムメチル−スルフエートも同様に公
知である〔Heterocycles ,397(1977)参
照〕。同様にこのものを上記の反応において、ジ
メチルスルフアイドとジメチルスルフエートとの
反応によつてその場で製造することにより、あら
たに製造した状態で用いる。 式()のオキシランを製造する際の方法
(α)において使用可能な好ましい希釈剤はジメ
チルスルホキシドである。 上記の方法(α)において、反応温度は実質的
な範囲内で変えることができる。一般に反応は20
℃乃至80℃間の温度で行われる。 方法(α)による()のオキシランの製造方
法及びこの合成において得られる反応混合物の処
理は普通の方法で行われる〔J.Amer.Chem.Soc.
87,1363−1364(1965)参照〕。 式()のオキシランを製造する際の方法
(β)における使用可能な好ましい不活性有機溶
媒はアセトニトリルである。 方法(β)に使用し得る塩基は強有機または無
機塩基である。ナトリウムメチレートを用いるこ
とが好ましい。 反応温度は上記の方法(β)において或る範囲
内で変えることができる。一般にこの反応は0℃
乃至60℃間、好ましは室温で行われる。 方法(β)による式()のオキシランの製造
方法及びこの合成において得られる反応生成物の
処理は普通の方法によつて行われる
〔Heterocycles ,397(1977)参照〕。 式()のオキシランは、適当ならば単離せず
に、本発明による方法において更に直接反応させ
ることができる。 式()のアゾールは一般に有機化学の公知の
化合物である。 式()の1−ヒドロキシエチル−アゾール誘
導体を製造する際に本発明における反応に使用可
能な希釈剤は不活性有機溶媒である。これらの希
釈剤には好ましくはアルコール(例えばエタノー
ル及びメトキシエタノール)、ケトン(例えば2
ーブタノン)、ニトリル(例えばアセトニトリ
ル)、エステル(例えば酢酸エチル)、エーテル
(例えばジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベ
ンゼン及びトルエン)並びにアミド(例えばジメ
チルホルムアミド)が含まれる。 本発明における反応に使用可能な塩基は通常使
用し得る無機及び有機塩基である。これらには好
ましくはアルカリ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウ
ム及び炭酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物
(例えば水酸化ナトリウム)、アルカリ金属アルコ
レート(例えばナトリウムメチレート及びエチレ
ート並びにカリウムメチレート及びエチレート)、
アルカリ金属水素化物(例えば水素化ナトリウ
ム)、並びに低級第三アルキルアミン、シクロア
ルキルアミン及びアラルキルアミン(例えば好ま
しくはトリエチルアミン)が含まれる。 本発明における方法を行う際に、反応温度は実
質的な範囲内で変えることができる。一般にこの
反応は0乃至200℃間、好ましくは60乃至150℃間
の温度で行われる。 適当ならば本発明における反応を昇圧下で行う
ことができる。この反応は一般に1乃至50バール
間、好ましくは1乃至25バール間の圧力下で行わ
れる。 本発明における方法を行う際に、式()のオ
キシラン1モル当りアゾール1〜2モル及び適当
ならば塩基1〜2モルを用いることが好ましい。
一般に目的生成物を普通の方法で単離する。 本発明における方法によつて得られる式()
の化合物は酸付加塩または金属塩錯体に転化する
ことができる。 式()の化合物の生理学的に許容し得る酸付
加塩を製造する際に、好ましくは次の酸を用いる
ことができる。:ハロゲン化水素酸(例えば臭化
水素酸及び殊に塩化水素酸)、リン酸、硝酸、硫
酸、一管能性及び二管性カルボン酸並びにヒドロ
キシカルボン酸(例えば酢酸、マレイン酸、コハ
ク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、サリチル
酸、ソルビン酸及び乳酸)、スルホン酸(例えば
p−トルエンスルホン酸及び1,5−ナフタレン
ジスルホン酸)。式()の化合物の酸付加塩は
普通の塩生成法による簡単な方法で、例えば式
()の化合物を適当な不活性溶媒に溶解し、酸
例えば塩化水素酸を加え、そしてこのものを公知
の方法例えば過によつて単離し、適当ならば不
活性有機溶媒で洗浄することによつて得ることが
できる。 式()の化合物の金属塩錯体を製造する際
に、好ましくは元素周期表の主族−並びに亜
族,及び〜の金属を用い、挙げ得る金属
の例は銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、ス
ズ、鉄及びニツケルである。 塩の可能なアニオンは好ましくは次の酸から誘
導されるものである:ハロゲン化水素酸(例えば
塩化水素酸及び臭化水素酸)並びに更にリン酸、
硝酸及び硫酸。 式()の化合物の金属塩錯体は普通の方法に
よる簡単な方法で、例えば金属塩をアルコール例
えばエタノールに溶解し、この溶液を式()の
化合物に加えることによつて得ることができる。
この金属塩錯体を公知の方法において、例えば
過、単離及び適当ならば再結晶によつて精製する
ことができる。 本発明に従つて使用し得る活性化合物は植物の
代謝作用に関係し、従つて生長調節剤として用い
ることができる。 植物生長調節剤の作用方法の今日までの経験か
ら、活性化合物が植物にいくつかの異なる作用を
及ぼすことが分つている。化合物の作用は本質的
に該化合物を使用する時点、植物の発育段階、並
びに植物にまたはその周りに適用する活性化合物
の量及び化合物の適用方法に依存する。各々の場
合に、生長調節剤が特定の所望の方法で穀物植物
に影響を及ぼすようにする。 植物の生長を調節する化合物は例えば植物の生
長を抑制するために用いることができる。かかる
生長抑制はなかでも草の場合は経済的な利害関係
によるものであり、その理由はこれによつて装飾
用の庭、公園及び運動場内、境界、空港でまたは
果樹園内での草刈りの回数を減じることができる
ためである。境界及びパイプラインもしくはオー
バーランド・ライン付近内で或いは全く一般的
に、植物の大量の追加生長が望ましくない場所で
草及び木質植物の生長を抑制することは重要なこ
とである。 また穀物のたけの生長を抑制するための生長調
節の用途も重要である。これによつて収穫前の植
物のたおれ(lodging)の危険が減じられるか、
または完全に除去される。更に生長調節剤は穀物
の茎を長くすることができ、このことはまたたお
れを妨げる。茎を短かく及び長くする際に生長調
節剤の使用は、穀物のたおれの危険なしに、収量
を増加させるために多量の肥料を施用することが
できる。 多くの穀物植物の場合に、植物生長の抑制はよ
り密集した植え付けを可能にし、従つて土地の面
積当り多量の収量を得ることができる。またかく
して作られた小さな植物の利点は作物をより容易
に処理しそして収穫できることである。 また植物の生長の抑制は収量の増加をもたら
す、その理由は栄養及び同化物が、植物の生長部
分のためになるよりも、大部分が開花及び果実形
成のためになるからである。 また植物生長の促進を度々生長調節剤によつて
行うことができる。この促進が収穫する植物の生
長部分である場合、極めて有利である。しかしな
がらまた、植物生長促進は同時に繁殖の促進をも
たらし、その理由はより同化物を生じ、従つて多
くのまたは大きな果実が得られるためである。 ある場合には、植物代謝に作用して、植物生長
に認められるほどの変化もなく、収量の増加を図
ることができる。更に、また収穫物の良好な品質
をもたらし得る植物の組成変化を生長調節剤によ
つてもたらすことができる。かくて例えば、てん
さい、さとうきび、パイナツプル及びかんきつ類
の果実中の糖分含量を増加させるか、或いは大豆
または穀物中の蛋白含量を増加させることが可能
である。また生長調節剤を用いて、所望の成分例
えばてんさいまたはさとうきび中の糖分の減成を
収穫前または後に阻止することができる。また第
二の植物成分の生成または流出物に有利な影響を
与えることができる。その例としてゴムの木にお
けるラテツクス流の刺激を挙げることができる。 単為結実果実を生長調節剤の影響下で生成させ
ることができる。更に花の性に影響を与えること
ができる。また花粉を無効にすることができ、こ
のことは、雑種々子の繁殖及び製造において極め
て重要である。 植物の枝分れを生長調節剤によつて調節するこ
とができる。一方、尖端の優勢を妨げることによ
り、側芽の発達を促進させることができ、このこ
とは生長抑制と関連して装飾植物の栽培に極めて
望ましいことである。しかしながら一方、側芽の
生長を抑制することもできる。この作用は例えば
タバコの栽培またはトマトの栽培において極めて
重要である。 植物における葉の量を生長調節剤の影響下で調
節することができ、従つて所望の時点で植物の落
葉が行える。かかる落葉は綿の機械的収穫に際し
て極めて重要であるが、しかしまた他の作物、例
えばぶどう栽培における収穫促進に対しても重要
である。また植物の落葉は植物を移植する前に植
物の蒸散を低下させるために行うことができる。 また果実の落下を生長調節剤で抑制することが
できる。一方、果実の早期落下を防止することが
できる。しかしながら一方、果実の落下または花
の落下を、交替を防止するために或る程度(まば
ら)まで促進させることができる。交替によつ
て、内因の理由から年毎に極めて異なる収量を生
じるために果実の或る変化の特色が理解されよ
う。最後に、生長調節剤を用いることにより、収
穫時に果実を摘果するために必要な力を減じるこ
とができ、従つて機械的収穫が可能になるか、或
いは手による収穫が容易になる。 生長調節剤を用いて、更に収穫前または後に収
穫物の成熟を促進または遅延させることができ
る。このことは、これによつて市場の要求に最適
に適応できるため、殊に有利である。更に生長調
節剤は時には果実の色を改善することができる。
加えてまた、生長調節剤によつて或る一定期間内
に成熟を集中させることができる。このことは例
えばタバコ、トマトまたはコーヒーの場合に、1
回の通過のみで完全に機械的または手による収穫
を行い得る非須条件を与えるものである。 生長調節剤を用いて、植物の種子または芽の潜
伏期間に影響を及ぼすことができ、従つて植物例
えばパイナツプルまたは苗床内の装飾用植物が正
常でない時期はずれに発芽し、枝を出しまたは開
花する。生長調節剤による芽の枝出しまたは種子
の発芽の遅延は、晩霜による損害を避けるため
に、霜の危険がある地域に望ましいことである。 最後に、霜、旱ばつ或いは土壌中の高度の塩含
量に対する植物の耐性を生長調節剤によつて誘発
させることができる。従つてこの目的に通常適さ
ぬ場所に植物の栽培が可能となる。 生長調節剤の好ましい施用時期は気侯及び植物
の生育情況に依存する。 上の記述は、各々の化合物が植物に全て所望の
効果を示し得ることを意味するものと取るべきで
はない。特定の情況下で化合物によつて示される
効果は実験的に決定しなければならない。 本発明における活性化合物は強い殺菌剤作用を
示し、望ましくない微生物を防除するために実際
に使用することができる。本活性化合物は植物保
護剤として使用する際に適している。 植物保護の殺菌剤はプラスモジオフオロミセテ
ス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類
(Oomycetes)、チトリジオミセテス
(Chytridiomycetes)、接合菌類
(Zygomycetes)、襄子菌類(Ascomycetes)、担
子菌類(Basidomycetes)、及び不完全菌類
(Deuteromycetes)を防除する際に用いられる。 植物の病気を防除する際に必要な濃度で、本活
性化合物の植物による良好な許容性があるため
に、植物の地上部分、生長増殖茎及び種子、並び
に土譲の処理が可能である。 植物保護剤として、本発明に使用し得る活性化
合物をうどんこ病(powdery mildew)の原因と
なる菌類(fungi)を防除する際に殊に有利に用
いることができる;かくして、大麦または穀物の
うどんこ病原菌(Erysiphe graminis)に対して
用いられる。 本発明における活性化合物は保護作用のみなら
ず、また組織的作用を有することが強調される。
かくして活性化合物を土譲及び根を介して植物の
地上部分または種子を介して与えた場合、菌類の
攻撃から植物を保護することができる。 本活性化合物は、普通の組成物例えば、溶液、
乳液、懸濁剤、粉剤、包沫剤、塗布剤、顆粒、エ
アロゾル、種子用の重合物質中の極く微細なカプ
セルおよびコーテイング組成物、並びにULV組
成物に変えることができる。 これらの組成物は公知の方法において、例えば
活性化合物を伸展剤、即ち液体もしくは固体また
は液化した気体の希釈剤または担体と随時表面活
性剤、即ち乳化剤及び/または分散液及び/また
は発泡剤と混合して製造することができる。また
伸展剤として水を用いる場合、例えば補助溶媒と
して有機溶媒を用いることもできる。 液体希釈剤または担体、特に溶媒として、主に
芳香族炭化水素例えばキシレン、トルエンもしく
はアルキルナフタレン、塩素化された芳香族もし
くは脂肪族炭化水素例えばクロロベンゼン、クロ
ロエチレン、塩化メチレン、脂肪族もしくは脂環
式炭化水素例えばシクロヘキサン、またはパラフ
イン例えば鉱油留分、アルコール例えばブタノー
ルもしくはグリコール並びにそのエーテル及びエ
ステル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘ
キサノン、或いは強い有極性溶媒例えばジメチル
ホルムアミド及びジメチルスルホキシド並びに水
が適している。 液化した気体の希釈剤または担体とは、常温及
び常圧では気体である液体を意味し、例えばハロ
ゲン化された炭化水素並びにブタン、プロパン、
窒素及び二酸化炭素の如きエアロゾル噴射基型で
ある。 固体の担体として、粉砕した天然鉱物、例えば
カオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、ア
タパルジヤイト、モントモリロナイト、またはケ
イソウ土並びに合成鉱物例えば高度に分散したケ
イ酸、アルミナ及びシリケートを用いることがで
きる。粒剤に対する固体の担体して、粉砕し且つ
分別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、
海泡石及び白雲石並びに無機及び有機のひきわり
合成顆粒及び有機物質の顆粒例えばおがくず、や
しがら、トウモロコシ穂軸及びタバコ茎を用いる
ことができる。 乳化剤及び/または発泡剤として、非イオン性
及び陰イオン性乳化剤例えばポリオキシエチレン
−脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族ア
ルコールエーテル例えばアルキルアリールポリグ
リコールエーテル、アルキルスルホネート、アル
キルスルフエート、アリールスルホネート並びに
アルブミン加水分解生成物を用いることができ
る。分散剤には例えばリグニンスルフアイト廃液
及びメチルセルロースが含まれる。 伸展剤例えばカルボキシメチルセルロース並び
に粉状、粒状または格子状の天然及び合成重合体
例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及び
ポリビニルアセテートを組成物に用いることがで
きる。 着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チ
タン及びプルシアンブル−並びに有機染料例えば
アリザリン染料、アゾ染料または金属フタロシア
ニン染料、及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガ
ン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛
の塩を用いることができる。 調製物は一般に活性化合物0.1〜95重量%、好
ましくは0.5〜90重量%を含有する。 本発明による活性化合物は配合物として存在し
得るか、または他の公知の活性化合物例えば殺菌
剤、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、並びに肥料及び
他の生長調節剤との混合物として存在し得る。 本活性化合物はそのまま、或いはその配合物の
形態または該配合物から調製した施用形態、例え
ば調製済液剤(ready−to−use solutious)、濃
厚乳剤、乳剤、発泡剤、懸濁剤、水和剤、塗布
剤、水和性粉剤、粉剤及び粒剤の形態で用いるこ
とができる。この形態のものは普通の方法で、例
えば液剤散布(watering)、スプレー、アトマイ
ジング(atomising)、粒剤散布、粉剤散布、フ
オーミング(foaming)、コーテイング等によつ
て用いられる。更に活性化合物を超低容量法
(ultra−low volume process)に従つて施用す
るか、活性化合物の調製物を注射するか、或いは
活性化合物自体を土譲に施用することができる。
また植物の種子を処理することもできる。 本発明における化合物を植物生長調節剤として
用いる場合、施用する量は実質的な範囲内で変え
ることができる。一般に土譲面積1ヘクタール当
り、活性化合物0.01〜50Kg、好ましくは0.05〜10
Kgを用いる。 また本発明における物質を殺菌剤として用いる
場合、施用量は施用タンプに応じて実質的な範囲
内で変えることができる。かくして、特に植物の
部分を処理する際には、施用形態における活性化
合物濃度は一般に1乃至0.0001重量%間、好まし
くは0.5乃至0.001重量%間である。種子を処理す
る際には、一般に種子1Kg当り活性化合物0.001
〜50g、好ましくは0.01〜10gの量を必要とす
る。土地を処理する際には、作用場所に0.00001
〜0.1重量%、好ましくは0.0001〜0.02重量%の活
性化合物濃度を必要とする。 また本発明は、固体もしくは液化した気体の希
釈剤または担体との混合物として、或いは表面活
性剤を含む液体希釈剤または担体との混合物とし
て、本発明の化合物を活性成分として含んでなる
植物生長調節剤及び殺菌剤組成物を提供する。 また、本発明は菌類またはその生息場所に本発
明の化合物を単独で、或いは希釈剤または担体と
の混合物として本発明の活性化合物を含む組成物
の形態で施用することからなる菌類の防除方法を
提供する。 更に、本発明は植物またはその生育場所に本発
明の化合物を単独で、或いは希釈剤または担体と
の混合物として本発明の化合物を含む組成物の形
態で施用することからなる植物の生長を調節する
方法を提供する。 更に本発明は、本発明の化合物を単独で、或い
は希釈剤または担体との混合物として、作物の生
育直前及び/または生育期間中に作物の生育場所
に施用することからなる菌類による損害から保護
された作物を提供する。 更に本発明は、本発明の化合物を単独で、或い
は希釈剤または担体との混合物として、植物の生
育直前及び/または生育期間中に植物の生育場所
に施用することからなるその生長を調節された植
物を提供する。 本発明によつて収穫作物を得る普通の方法が改
善され得ることが分るであろう。 製造実施例 実施例 1 2−(4−クロロフエノキシ−メチル)−2−t
−ブチル−オキシラン72.15g(0.3モル)及び
1,2,4−トリアゾール24.15g(0.35モル)
をエタノール120ml中で還流下に48時間加熱した。
この混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル200mlに
採り入れ、酢酸エチル混合物を加熱した。次にこ
れを氷浴中で冷却し、固体分を別し、酢酸エチ
ルですすいだ。液を濃縮し、残渣をエーテル/
ヘキサンに溶解し、溶液に塩化水素を通した。沈
殿物を別し、エーテルですずき、遊離塩基が、
酢酸エチル/1N水酸化ナトリウム溶液の添加に
よつて得られた。融点84〜87℃の2−(4−クロ
ロフエノキシ−メチル)−3,3−ジメチル−1
−(1,2,4−トリアゾル−1−イル)−ブタン
−2−オール60.2g(理論量の65%)が得られ
た。 出発物質の製造 無水アセトニトリル400ml中のジメチルスルフ
アイド162ml(2.2モル)の溶液を無水アセトニト
リル1200ml中のジメチルスルフエート189ml(2.0
モル)の溶液に室温で加えた。この反応混合物を
室温で一夜撹拌した。次にナトリウムメチレート
118.8g(2.2モル)を加えた。この混合物を30分
間撹拌し、無水アセトニトリル600ml中の1−(4
−クロロフエノキシ)−3,3−ジメチル−ブタ
ン−2−オン272g(1.2モル)の溶液を30分間に
わたつて滴下した。次いで反応混合物を一夜撹拌
した。これを濃縮し、残渣を水及び酢酸エチル間
に分配させ、有機相を分離し、水で2回、そして
飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、濃縮し、残渣を真空下で蒸留
した。沸点115〜122℃/0.003mmHg及び融点50〜
52℃の2−(4−クロロフエノキシ−メチル)−2
−t−ブチル−オキシラン242.4g(理論量の84
%)が得られた。 実施例 2 無水エタノール250ml中のナトリウム2.71g
(0.1178モル)にイミダゾール8.02g(0.1178モ
ル)を加えた。エタノール100ml中の2−(4−ク
ロロフエノキシ−メチル)−2−t−ブチル−オ
キシラン14.17g(0.0589モル)の溶液を室温で
30分間にわたつて加えた。次に反応混合物を還流
下で8時間加熱し、濃縮し、残渣をエーテルに採
り入れた。エーテル混合物を1N塩酸で3回抽出
し、合液した塩酸相を重炭酸ナトリウムで中和
し、酢酸エチルで抽出した。濃縮し、そして生成
物をシクロヘキサンから再結晶した後、融点154
〜155℃の2−(4−クロロフエノキシ−メチル)
−3,3−ジメチル−1−(イミダゾール−1−
イル)−ブタン−2−オール11.6g(理論量の64
%)が得られた。 実施例 3 エタノール30ml中の2−(4−クロロフエニル
−エテニル)−2−t−ブチル−オキシラン17.75
g(0.075モル)及び1,2,4−トリアゾール
6.9g(0.1モル)の溶液をボンベ管中にて150℃
に20時間加熱した。反応混合物を濃縮し、結晶性
残渣をエーテルと共に撹拌した。次に固体分を
別し、アセト=トリルから再結晶した。融点139
〜141℃の1−(4−クロロフエニル)−4,4−
ジメチル−3−(イミダゾル−1−イル−メチル)
−1−ペンテン−3−オール17.7g(理論量の77
%)が得られた。 実施例 4 エタノール30ml中の2−(4−クロロフエニル
エチル)−2−t−ブチル−オキシラン17.9g
(0.075モル)及び1,2,4−トリアゾール6.9
g(0.1モル)の溶液をボンベ管中にて150℃に20
時間加熱した。この反応溶液を放冷し、そして濃
縮した。残渣をエーテルに溶解し、この溶液を水
で3回、塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、硫酸
ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮した。残渣を
シリカゲルカラム(移動相:塩化メチレン/酢酸
エチル1:1)でクロマトグラフにかけた。粘性
油として1−(4−クロロフエニル)−4,4−ジ
メチル−3−(1,2,4−トリアゾル−1−イ
ル−メチル)−ペンタン−3−オール12.3g(理
論量の53.2%)が得られた。 上記同様の方法で次の一般式()の化合物が
得られた: 【表】 【表】 【表】 実施例1に従つて、次の一般式()の中間生
成物が得られた: 【表】 本発明の化合物の植物生長調節活性及び殺菌剤
活性を次の生物実験例によつて説明する。 この実験例において、本発明による化合物は本
明細書において上に示した対応する実施例の番号
〔( )内に示した〕と同一である。 公知の比較用化合物は次のものである: 2−クロロエチルリン酸 (B)=Cl−CH2−CH2− N (CH33Cl 2−クロロエチル−トリメチル−アンモニウム
クロライド 亜鉛エチレン−1,2−ビスジチオカルバミデ
ート 実験例 A てんさいの生長抑制 溶媒:ジメチルホルムアミド30重量部 乳化剤:ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート1重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、
活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と
混合し、この混合物を水によつて所望の濃度にし
た。 てんさいを子葉の形成が終了するまで温床中で
生育させた。この段階で、活性化合物の調製物を
したたり落る程度にぬれるまで植物に噴霧した。
14日後、該植物の追加生育を測定し、対照植物の
追加生長の百分率における生長抑制を計算した。
0%生長抑制は対照植物に対応する生長を表わ
す。100%生長抑制は生長が止つたことを意味す
る。 この試験において、活性化合物(−1)及び
(−7)は当該分野において公知の化合物(B)よ
りも良好な生長抑制を示した。その結果を第A表
に示す。 【表】 実験例 B 大豆の生長抑制 溶媒:メタノール10重量部 乳化剤:ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート2重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、
活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と
混合し、この混合物を水によつて所望の濃度にし
た。 最初の第二葉が開いた段階の若い大豆植物に活
性化合物の調製物をしたたり落る程度にぬれるま
で噴霧した。2週間後、追加生長を測定し、対照
植物の追加生長の百分率として生長抑制を計算し
た。100%は生長が止つたことを意味し、0%は
対照植物に対応する生長を表わす。 この試験において、活性化合物(−5)及び
(−1)は当該分野において公知の化合物(B)よ
りも良好な生長抑制を示した。その結果を第B図
に示す。 【表】 実験例 C 綿の生長抑制 溶媒:ジメチルホルムアミド30重量部 乳化剤:ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート1重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、
活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と
混合し、この混合物を水によつて所望の濃度にし
た。 綿植物を第5の第二葉が完全に開くまで、温床
中で生育させた。この段階で、活性化合物の調製
物をしたたり落る程度にぬれるまで植物に噴霧し
た。3週間後、全ての植物について追加生長を測
定し、対照植物の追加生長の百分率における生長
抑制を計算した。100%生長抑制は生長が止つた
ことを意味し、0%は対照植物に対応する生長を
表わす。 この実験において、活性化合物(−1)及び
(−7)は当該分野において公知の化合物(A)よ
りも良好な生長抑制を示した。その結果を第C表
に示す。 【表】 【表】 *)暗緑色の葉
実験例 D 大豆におけるCO2同化の刺激 実験例(B)に述べた如き活性化合物の調製物で大
豆を処理した。処理して7日後、CO2の同化をこ
の植物及び対応する対照植物の葉の板(disc)に
ついて赤外線分析によつて測定した。活性化合物
(5),(9),(18)及び(28)は、250,500及び
1000ppmの濃度で、対照と比較してかなりCO2
化の増加を示した。この結果から、活性化合物を
用いることにより収量増加が期待できる。 実験例 E うどんこ病(Erysiphe)試験(大麦/保護) 溶媒:ジメチルホルムアミド100重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエー
テル0.25重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、
活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と
混合し、この濃厚物を水で希釈して所望の濃度に
した。 保護活性を試験するために、若い植物に活性化
合物の調製物をしたたり落る程度にぬれるまで噴
霧した。噴霧コーテイングが乾燥した後、この植
物にErysiphe graminis f.sp.hordeiの胞子をふり
かけた。 うどんこ病の小突起の発展を促進させるため
に、この植物を温度約20℃及び相対湿度約80%の
温床に置いた。 評価を接種して7日後に行つた。 この試験において、当該分野において公知の化
合物(C)と比較して、例えば化合物(−5)、(
−6)、(−1)、(−7)(−8)、(−
9)、(−2)、(−12)、(−13)及び(−
15)によつて顕著にすぐれた活性が示された。そ
の結果を第E表に示す。 【表】 【表】 【表】 実験例 F 大麦のうどんこ病試験(Erysiphe graminis
var.hordei)/全身的(穀物若枝のかび病) 粉末種子処理剤として本活性化合物を用いた。
この薬剤は、活性化合物を等重量部のタルク及び
ケイソウ土の混合物で展延し、所望の活性化合物
濃度の最終的粉末混合物に調製した。 種子を処理するために、大麦の種子を密封ガラ
スびん中で上記の展延した活性化合物と共に振盪
した。この種子をフルーシユトルフアー
(Fruhstorfer)標準土壌1容量部及び石英砂1容
量部の混合物の植木ばち中に3×12穀粒の割合で
2cmの深さにまいた。温床内で好適条件下で発芽
及び出根を起した。種をまいて7日後、大麦がそ
の第一葉を開いた際、これにうどんこ病
(Erysiphe graminis var.hordei)の新しい胞子
をふりかけ、21〜22℃、相対湿度80〜90%及び16
時間の露光で増殖させた。典型的なうどんこ病小
隆起が6日以内に葉の上に生じた。 感染の程度を未処理対照植物の感染の百分率と
して示した。0%は感染皆無を表わし、そして
100%は未処理対照植物の場合の如き同程度の感
染を表わす。活性化合物が活性であれば、それだ
けうどんこ病感染の程度が小さい。 この試験において、当該分野において公知の化
合物(C)と比較して、例えば化合物(−5)によ
つて顕著にすぐれた活性が示された。その結果を
第F表に示す。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、 Rは炭素数1〜4のアルキル基、または随時ハ
    ロゲン原子で置換されていてもよいフエニル基を
    表わし、 Yは−OCH2−または−CH2CH2−を表わし、 Zはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル
    基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1もし
    くは2及びハロゲン原子数1〜5のハロゲノアル
    コキシ基、または随時ハロゲン原子で置換されて
    いてもよいフエニル基を表わし、mは0,1,2
    または3である、 で示される1−ヒドロキシエチル−アゾール誘導
    体及びその酸付加塩。 2 Y及びmが特許請求の範囲第1項記載の意味
    を有し、 Rがt−ブチル、イソプロピルもしくは基:ま
    たは随時フツ素及び塩素から選ばれる同一もしく
    は相異なるハロゲン原子で一置換もしくは二置換
    されていてもよいフエニル基を表わし、 Zがフツ素、塩素もしくは臭素原子、メチルも
    しくはt−ブチル基、メトキシ基、トリフルオロ
    メトキシ基または随時フツ素及び塩素から選ばれ
    る同一もしくは相異なるハロゲン原子で一置換も
    しくは二置換されていてもよいフエニル基を表わ
    す特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 一般式 式中、 Rは炭素数1〜4のアルキル基、または随時ハ
    ロゲン原子で置換されていてもよいフエニル基を
    表わし、 Yは−OCH2−または−CH2CH2−を表わし、 Zはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル
    基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1もし
    くは2及びハロゲン原子数1〜5のハロゲノアル
    コキシ基、または随時ハロゲン原子で置換されて
    いてもよいフエニル基を表わし、mは0,1,2
    または3である、 で示される1−ヒドロキシエチル−アゾール誘導
    体及びその酸付加塩を製造するにあたり、一般式 式中、R,Y,Z及びmは上記の意味を有す
    る、 で示されるオキシランを希釈剤の存在下において 式 で示されるアゾールと反応させ、生ずる式()
    の化合物を必要に応じてその酸付加塩に転化する
    ことを特徴とする前記一般式()の1−ヒドロ
    キシエチル−アゾール誘導体及びその酸付加塩の
    製造方法。 4 反応を塩基の存在下において行う特許請求の
    範囲第3項記載の方法。 5 反応を希釈剤として不活性有機溶媒の存在下
    において行う特許請求の範囲第3項または第4項
    記載の方法。 6 反応を60乃至150℃間の温度で行う特許請求
    の範囲第3〜5項のいずれかに記載の方法。 7 一般式 式中、 R1は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、 Y1は−OCH2−を表わし、 Z1はハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を表わし、 mは0,1,2または3である、 で示される1−ヒドロキシエチル−アゾール誘導
    体またはその酸付加塩を有効成分として含有する
    ことを特徴とする植物生長調節剤。 8 固体もしくは液化した気体の希釈剤もしくは
    担体との混合物として、または表面活性剤を含む
    液体の希釈剤もしくは担体との混合物として有効
    成分を含有する特許請求の範囲第7項記載の植物
    生長調節剤。 9 有効成分を0.1〜95重量%含有する特許請求
    の範囲第7項または第8項記載の植物生長調節
    剤。 10 一般式 式中、 R1は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、 Yは−OCH2−または−CH2CH2−を表わし、 Z1はハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を表わし、 mは0,1,2または3である、 で示される1−ヒドロキシエチル−アゾール誘導
    体またはその酸付加塩を有効成分として含有する
    ことを特徴とする植物病原菌用殺菌剤。 11 固体もしくは液化した気体の希釈剤もしく
    は担体との混合物として、または表面活性剤を含
    む液体の希釈剤もしくは担体との混合物として有
    効成分を含有する特許請求の範囲第10項記載の
    殺菌剤。 12 有効成分を0.1〜95重量%含有する特許請
    求の範囲第10項または第11項記載の殺菌剤。
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