JP7444477B2

JP7444477B2 - 二輪車

Info

Publication number: JP7444477B2
Application number: JP2021517321A
Authority: JP
Inventors: マーティンペルツ，; マティアスボッタ，; スコットエム．シュウィンテック，; マイケルケラー，; ジェイソンエー．ウォーンズ，; セヴェリンヘフティ，
Original assignee: インディアン・モーターサイクル・インターナショナル・エルエルシー
Priority date: 2018-09-28
Filing date: 2019-09-27
Publication date: 2024-03-06
Anticipated expiration: 2039-09-27
Also published as: US20210229771A1; JP2022500308A; US11873054B2; CN112771267B; US20200102041A1; US20240083539A1; CN112771267A; WO2020069323A1; EP3857045A1; US11077910B2; JP2024050918A; CN115199448A

Description

本開示は、二輪車に関し、より詳細には、小型且つモジュール式構成を有する自動二輪車に関する。

種々の用途及び乗員の種々の嗜好に対して、様々な自動二輪車を構成することができる。例えば、クルーザータイプの自動二輪車は、速度よりも長距離を移動するときの快適さを好む乗員に好適であり得る一方、スポーツ又は標準タイプの自動二輪車は、速度性能の向上を好む乗員に好まれ得る。典型的には、スポーツ又は標準タイプの自動二輪車は、他のタイプの自動二輪車よりも全体のサイズが小さく、したがってバイク上での様々な構成要素の構成が重要である。例えば、スポーツ又は標準タイプの自動二輪車では、パワートレインの性能を持続させるために十分な大きさでありながら、車両のサイズを増大させることなく自動二輪車の他の構成要素とともに積載することができる燃料タンク及びエアボックスが必要である。

さらに、様々な車両プラットフォームがあるため、それぞれ一意の構成要素を有する複数の自動二輪車を製造することは、コストがかかり、且つ時間がかかり得る。したがって、製造時間を短縮し、且つ費用を削減するように複数の車両プラットフォームに適用可能であり得る車両が必要とされている。例えば、運転者が自らの嗜好及び必要に対して車両をカスタマイズすることを可能にする様々なアクセサリ及び他の構成要素を備えるように構成され得るスポーツ又は標準タイプの車両プラットフォームが必要とされている。

本開示の例示的な実施形態では、二輪車は、長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、前方回転軸においてフレームアセンブリの前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、後方回転軸においてフレームアセンブリの後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材とを含む。本車両は、フレームアセンブリによって支持され、且つ前方地面係合部材及び後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンをさらに含む。エンジンは、スロットルボディアセンブリを含む。さらに、本車両は、エンジンに流体的に結合され、且つエアボックスと、第１チャネル及び第２チャネルを有する取付プレートとを含む吸気アセンブリを含む。第１チャネル及び第２チャネルは、スロットルボディアセンブリと整列するように構成され、及び取付プレートは、エアボックスをスロットルボディアセンブリに結合するように構成されている。

本開示のさらなる例示的な実施形態は、長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、前方回転軸においてフレームアセンブリの前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、後方回転軸においてフレームアセンブリの後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材とを含む二輪車を含む。本車両は、フレームアセンブリによって支持され、且つ前方地面係合部材及び後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンも含む。エンジンは、少なくとも第１シリンダ及び第２シリンダを含む。さらに、本車両は、エンジンに流体的に結合されたエアボックスを含む。本車両は、エンジンに取外し可能に結合され、且つエアボックスに取外し可能に結合された取付部材も含む。取付部材は、エアボックスからエンジンの第１シリンダに空気を提供するように構成された第１流路を画定し、且つエアボックスからエンジンの第２シリンダに空気を提供するように構成された第２流路を画定する。

本開示のさらなる例示的な実施形態は、長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、前方回転軸においてフレームアセンブリの前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、後方回転軸においてフレームアセンブリの後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材とを含む二輪車を含む。本車両は、フレームアセンブリによって支持され、且つ前方地面係合部材及び後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンも含む。エンジンは、スロットルボディアセンブリを含む。本車両は、エンジンに流体的に結合され、且つエアボックスと取付プレートとを含む吸気アセンブリも含む。エアボックスは、取付プレートの上面に取外し可能に結合され、及びスロットルボディアセンブリは、取付プレートの下面に取外し可能に結合されている。

本開示の別の例示的な実施形態は、長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、前方回転軸においてフレームアセンブリの前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、後方回転軸においてフレームアセンブリの後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材とを含む二輪車を含む。本車両は、フレームアセンブリによって支持され、且つ前方地面係合部材及び後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンをさらに含む。さらに、車両は、エンジンに動作可能に結合され、且つドライブスプロケットと、ドリブンスプロケットと、ドライブスプロケット及びドリブンスプロケットの周囲で回転するように構成されたチェーンとを含む駆動アセンブリを含む。本車両は、駆動アセンブリの少なくとも一部を隠すように構成されたカバーアセンブリも含む。カバーアセンブリは、ドライブスプロケットを二輪車の側方から見えないように隠すように構成された横方向外側カバーと、ドライブスプロケットを二輪車の前方から見えないように隠すように構成された横方向内側カバーとを含む。

本開示の別の例示的な実施形態は、長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、前方回転軸においてフレームアセンブリの前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、後方回転軸においてフレームアセンブリの後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材とを含む二輪車を含む。本車両は、フレームアセンブリによって支持され、且つ前方地面係合部材及び後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンをさらに含む。フレームアセンブリの前端部は、少なくとも第１アクセサリを支持するように構成され、及びフレームアセンブリの後端部は、少なくとも第２アクセサリを支持するように構成されている。第１アクセサリは、第２アクセサリと異なる。

添付図面と併せて本発明の実施形態の以下の説明を参照することにより、本発明の上述した特徴及び他の特徴並びにそれらを達成する方法がより明確になり、且つ本発明自体がよりよく理解されるであろう。

本開示の車両の正面左斜視図である。図１の車両のフレームアセンブリの正面左斜視図である。図２のフレームアセンブリの背面右斜視図である。図２のフレームアセンブリの分解図である。図１の車両のテールライトの背面右斜視図である。図５のテールライトの正面右斜視図である。図１の車両の同乗者用フットペグの背面左斜視図である。図７の同乗者用フットペグの分解図である。図１の車両のスプロケット及びチェーンガードの正面左斜視図である。図９のスプロケット及びチェーンガードのさらなる正面左斜視図である。図１の車両のエアボックスアセンブリの分解図である。図１１Ａのエアボックスアセンブリのさらなる分解図である。図１１Ａのエアボックスアセンブリの右斜視図である。図１１Ａのエアボックスアセンブリの取付プレートの斜視図である。図１の車両のＡＢＳモジュールのためのヒートシールドの背面斜視図である。図１４のヒートシールド及びＡＢＳモジュールの背面右斜視図である。図１の車両のウインドシールドの正面左斜視図である。図１６のウインドシールドの背面斜視図である。ウインドシールド及びヘッドライト取付ブラケットの分解図である。図１の車両の代替的なウインドシールド実施形態の背面斜視図である。ハイマウント排気装置アセンブリ及びサイドナンバープレートを含む、図１の車両の複数のアクセサリのための取付ブラケットの背面右斜視図である。図２０の取付ブラケット及びハイマウント排気装置の分解図である。図２０の取付ブラケット及びサドルバッグ支持部材の背面右斜視図である。図２２の取付ブラケット及びサドルバッグ支持部材の分解図である。図２０の取付ブラケットに結合されたハイライセンスプレートホルダの背面右斜視図である。図２４のライセンスプレートホルダ及び取付ブラケットの分解図である。図１の車両に結合された荷物ラックの背面右斜視図である。図２６の荷物ラックの分解図である。シートカウル及び図２０の取付ブラケットの背面右斜視図である。図２８のシートカウル及び取付ブラケットの分解図である。

対応する参照符号は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。別段の定めのない限り、図面は、正確な縮尺である。

以下に開示する実施形態は、網羅的であるようにも、又は以下の詳細な説明に開示する正確な形態に本発明を限定するようにも意図されていない。むしろ、実施形態は、他の当業者がそれらの教示を利用することができるように選択及び記載されている。本発明は、主に自動二輪車に関連するが、本発明は、すべてのタイプの二輪自動車又は他の二輪車と同様に、全地形対応車、船舶、ユーティリティビークル、スノーモービル、スクーター、ゴルフカート及びモペッド等の他のタイプの車両にも適用できることが理解されるべきである。

図１を参照すると、二輪車（二輪車両）２の例示的な実施形態が示されている。車両２は、スポーツ又は標準タイプの自動二輪車、ツーリング用自動二輪車、クルーザー自動二輪車等の任意のタイプの自動二輪車及び自動二輪車タイプの車両の他の実施形態として構成することができる。車両２は、長手方向中心線Ｌに沿って前端部４から後端部６まで延在する。車両２の前端部４は、少なくとも１つの地面係合部材、すなわち前輪回転軸５の周囲で回転するように構成された前輪８を含み、車両２の後端部６は、少なくとも１つの後方地面係合部材、例として後輪回転軸７の周囲で回転するように構成された後輪９を含む。車両２を二輪車として示すが、本教示の様々な実施形態は、三輪、四輪、六輪等の車両でも実施可能であることが理解されるであろう。

さらに図１を参照すると、後輪９は、本明細書においてさらに開示するように、後輪９によって車両２を推進するように、駆動アセンブリ１２を介してパワートレインアセンブリ１０に連結されている。駆動アセンブリ１２は、ドライブシャフト１４と、ドライブシャフト１４に動作可能に連結されたドライブスプロケット１６（図１０）と、ベルト又はチェーン１９（図１）を介してドライブスプロケット１６に動作可能に連結されたドリブンスプロケット１８とを含む。

パワートレインアセンブリ１０は、エンジン２０及びトランスミッション２２の両方を含む。トランスミッション２２は、ドライブシャフト１４を介して後輪９に動力を提供するエンジン２０に連結されている。図示する実施形態では、エンジン２０は、Ｖツインガソリンエンジンであり、それは、回転軸の周囲で回転するように構成されたクランクシャフト（図示せず）とともに動作可能に連結された第１又は前方シリンダ２４及び第２又は後方シリンダ２６を含む。第１シリンダ２４及び第２シリンダ２６並びにクランクシャフトは、概して、エンジン２０のクランクケース２８上に支持されている。例として、第１シリンダ２４及び第２シリンダ２６は、６０度のＶ字型構成を画定する。他の実施形態では、エンジン２０は、任意の構成（例えば、９０度）で配設された任意の数のシリンダを含む。シリンダ２４、２６の各々は、シリンダヘッド３０を含み、ピストン（図示せず）は、各シリンダ２４、２６内を往復運動し、それによりクランクシャフトの回転をもたらすように構成されている。エンジン２０のさらなる詳細は、２０１４年３月１４日に出願された「ＴＷＯ－ＷＨＥＥＬＥＤＶＥＨＩＣＬＥ」という名称の米国特許出願公開第１４／２１３，１６１号明細書（代理人整理番号ＰＬＲ－０５－２５８５８．０５Ｐ）と、２０１４年３月１４日に出願された「ＥＮＧＩＮＥ」という名称の米国特許出願公開第１４／２１４，０３３号明細書（代理人整理番号ＰＬＲ－０５－２５８４４．０２Ｐ）とに開示されている可能性があり、これらの開示全体が参照により本出願に明示的に援用される。エンジン２０は、ガソリンエンジンとして示すが、電気モータ及び他の好適なトルク発生機が本開示の様々な実施形態で実施可能であることも理解されるであろう。さらに、１つの実施形態では、パワートレインアセンブリ１０は、連続可変トランスミッションを含む。

さらに図１を参照すると、車両２は、概して、ステアリングアセンブリ３２、例としてハンドルバーも含む。ハンドルバーは、車両２を操作するためのスロットル及び制動入力部等の運転者制御部を含むことができる。さらに、車両２は、制動及び／又はスロットル制御のための足制御部を含むことができる。ステアリングアセンブリ３２は、下部トリプルクランプ３４ａ及び上部トリプルクランプ３４ｂ）によって画定されるトリプルクランプアセンブリ３４と、前方サスペンションアセンブリ３８を含むことができるフロントフォーク３６とに動作可能に結合することができる。さらに、車両２は、後方サスペンションアセンブリ４０（図５）を含む。図５に示すように、後方サスペンションアセンブリ４０の一部の上方にシート４２を少なくとも部分的に位置決めすることができ、例として、シート４２は、少なくとも運転者を支持するストラドルシートとして構成されているが、その運転者の後方で少なくとも１人の同乗者を支持するように構成することも可能である。シート４２の前方又は後方のいずれかにおいて、車両２上に積荷又は保管コンテナ（図示せず）を含めることも可能である。さらに、シート４２は、燃料タンク４４の概して後方に位置決めされている。

図１～図４を参照すると、車両２は、前輪８及び後輪９（図１）によって支持されたフレームアセンブリ５０を含む。フレームアセンブリ５０は、互いに結合されたメインフレーム５２及びサブフレーム５５を含む。メインフレーム５２の様々な部分は、金属材料、例えば鋼で構成することができ、メインフレーム５２は、上側長手方向延在部材５６及び下側長手方向延在部材５８を含む。上側長手方向延在部材５６及び下側長手方向延在部材５８の両方は、ステアリングアセンブリ３２（図１）の一部を受け入れるように構成されたヘッドチューブ（図示せず）に結合されている。上側長手方向延在フレーム部材５６及び下側長手方向延在フレーム部材５８は、複数のクロスメンバ５９を介して互いに結合されている。

例として、メインフレーム５２は、概して、パワートレインアセンブリ１０を包囲し、より詳細にはエンジン２０及びトランスミッション２２の上に且つその前方に延在する。例として、長手方向延在部材５６、５８は、結合部材６０を介してフレームアセンブリ５０のサブフレーム５５に結合することができる。結合部材６０を含むメインフレーム５２は、金属材料から構成することができ、１つの実施形態では鋼から構成された鋳造物であり得る。図２～図４に示すように、結合部材６０は、長手方向延在部材５６、５８と一体的であり得るか、又は代わりに取外し可能締結具（図示せず）によって長手方向延在部材５６、５８から取外し可能であり得る。

結合部材６０は、取外し可能締結具６２によってサブフレーム５５に取外し可能に結合されている。締結具６２は、サブフレーム５５の取付ボア６４と結合部材６０の取付ボア６６とを通して受け入れられる。サブフレーム５５の構成は、メインフレーム５２に取外し可能に結合され、鋳造アルミニウムから構成されている。

サブフレーム５５は、後方取付ボア６８をさらに含み、後方取付ボア６８は、それを通して取外し可能締結具６９を受け入れるように構成されている。より詳細には、取付ボア６８は、サブフレーム５５の相補的な突起７０内に画定されている。図示するサブフレーム５５は、第１側方部分５５ａ及び第２側方部分５５ｂを含み、それらは、それぞれ車両２の左側及び右側に位置決めされ、合わせてサブフレーム５５のクラムシェル構成を画定する。第１側方部分５５ａの第１突起７０ａは、長手方向中心線Ｌ（図１）に向かって内向きに、且つ第２側方部分５５ｂの第２突起７０ｂに向かっても延在し、第２突起７０ｂも長手方向中心線Ｌに向かって内向きに延在する。このように、第１突起７０ａ及び第２突起７０ｂは、サブフレーム５５のクラムシェル構成をさらに画定し、締結具６９によって互いに結合されている。サブフレーム５５の側方部分５５ａ、５５ｂが互いに結合されるとき、シート４２をそれらの上で支持することができる。図２～図４の例示的な実施形態から、突起７０ａ、７０ｂをそれぞれの側方部分５５ａ、５５ｂと一体的に形成できることが理解され得る。

図５及び図６を参照すると、サブフレーム５５は、テールライト７２をさらに支持して、車両２にテールライト７２を取り付けるために追加の後方ボディパネルを不要にする。より詳細には、サブフレーム５５は、取付部材７４を含み、取付部材７４は、追加のボディパネルを介さずに、サブフレーム５５で直接テールライト７２を支持するようにテールライト７２の前方部分と結合する。例えば、１つの実施形態では、サブフレーム５５の取付部材７４は、図６に最もよく示すように、少なくとも１つの取外し可能締結具７６を受け入れるように構成されたアパーチャをそれぞれ含む。サブフレーム５５のクラムシェル構成によってまた、テールライト７２のハウジング７８が側方部分５５ａ、５５ｂ間で支持され得る。ハウジング７８は、電線、電球及び他のこうした構成要素等、テールライト７２の様々な構成要素を支持することができる。

ここで、図５、図７及び図８を参照すると、車両２は、シート４２上で運転者及び同乗者の両方を支持するように構成され、車両２は、シート４２上に着座している同乗者のための後方又は同乗者用フットペグ８０も含む。図８に最もよく示すように、車両２は、サブフレーム５５の一部に結合されている右及び左フットペグ８０を含む。例として、フットペグ８０は、少なくとも１つの取外し可能締結具８６によってサブフレーム５５に結合された前方取付部分８４をそれぞれ含む。このように、フットペグ８０は、サブフレーム５５に結合されている。

車両２の右側のフットペグ８０に関して、右側フットペグ８０は、ブラケット８２によってさらに支持されている。例示的な右側フットペグ８０は、取外し可能締結具９０によってブラケット８２に結合される後方取付部分８８を含む。ブラケット８２は、車両２の排気装置アセンブリ９２の一部に固定され、より詳細には溶接ナット又は他の永久結合機構を介して排気装置アセンブリ９２のマフラー９４に永久的に固定されている。図７に最もよく示すように、ブラケット８２は、マフラー９４の内側部分及び上面に固定され、そこから上向きに延在する。このように、マフラー９４は、ブラケット８２から垂れ下がるようにブラケット８２から支持されている。

ブラケット８２は、締結具９０を受け入れる取付アパーチャを含む。アパーチャは、ブッシング９１（図８）を含み、ブッシング９１は、フットペグ８０をマフラー９４におけるいかなる振動又は他の移動からも隔離するように緩衝材（例えば、ゴム）から構成されている。図５の例示的な実施形態では、ブラケット８２は、後方サスペンションアセンブリ４０のショックアブソーバの後方部分をさらに支持し、締結具９０は、フットペグ８０と、ブラケット８２と、ショックアブソーバの一部とを通して延在して、それらをともに結合するように構成され得ることが明らかである。

フットペグ８０は、同乗者の足を支持するように構成される場合、長手方向中心線Ｌ（図１）に対して概して垂直に延在する踏板部分９６をさらに含む。しかしながら、図８に示すように、踏板部分９６は、ピボットピン又は部材９８の周囲で前方及び／又は後方に枢動して、踏板部分９６を、長手方向中心線Ｌに対して概して平行である閉鎖位置と、長手方向中心線Ｌに対して概して垂直である開放位置との間で移動させるように構成することができる。

ここで、図９及び図１０を参照すると、駆動アセンブリ１２の一部が示されている。特に、ドライブスプロケット１６がカバー１００及びスプロケット／チェーンガード１０２によって概して隠されている。カバー１００及びスプロケット／チェーンガード１０２は、クランクケース２８によって支持され、いずれも、概して、ドライブスプロケット１６の少なくとも一部を受け入れ且つ包囲するように構成された丸みのある又は湾曲した前方部分を含む。スプロケット／チェーンガード１０２は、取外し可能締結具によってカバー１００に結合され、カバー１００の横方向内向きに位置決めされている。

例示的なスプロケット／チェーンガード１０２は、スプロケット／チェーンガード１０２の外面１０６と内面１０８との中間に画定されたチャネル１０４を含む。チャネル１０４は、チェーン又はベルト１９との干渉を防止するようにワイヤ又は他の電線を受け入れ、且つ車両２の外側から見えないようにワイヤ又は電線を隠すようにも構成されている。例として、内面１０８は、椅子又はベルト１９に隣接して位置決めされ、外面１０６は、車両２上で可視であるスプロケット／チェーンガード１０２の外面を画定する。このように、チャネル１０４と、それに収容されるワイヤ又は電線とは、車両２において見えないように隠され、且つチェーン又はベルト１９からも隠される。図９に最もよく示すように、スプロケット／チェーンガード１０２は、スプロケット／チェーンガード１０２及びカバー１００が審美的に互いに相補的であるようにカバー１００の拡張部として構成されている。

さらに、図１０に最もよく示すように、スプロケット／チェーンガード１０２は、複数の入口及び／又は出口１１０、１１２、１１４、１１６を含み、そこで、ワイヤ又は電線をチャネル１０４内に挿入するか又はチャネル１０４から引き抜くことができる。

図１１Ａ～図１３を参照すると、車両２は、エアボックス１２２を含む吸気アセンブリ１２０をさらに含み、エアボックス１２２は、メインフレーム５２の一部内に支持され、且つ長手方向中心線Ｌ（図１）に沿って上側長手方向延在部材５６と下側長手方向延在部材５８との間に概して位置決めされている。１つの実施形態では、エアボックス１２２は、本明細書においてさらに開示するように、スロットルボディアセンブリを介してエンジン２０に直接結合されている。エアボックス１２２は、互いにヒンジ式に又は取外し可能に結合された上側ハウジング部分１２４及び下側ハウジング部分１２６を含む。このように、上側ハウジング部分１２４を開放するか又は取り除いて、内部空気容積部１２８を露出させることができる。エアボックス１２２は、入ってくる空気を、それがエンジン２０まで流れる前にろ過するフィルタ１２９を含むパネル１２５をさらに含む。パネル１２５は、締結具１２７によって上側ハウジング部分１２４に取外し可能に結合され、フィルタ１２９は、空気容積部１２８内において、エンジン２０に流体的に結合されているチューブ１２３の長手方向前方に延在する。動作時、エアボックス１２２は、周囲空気を受け入れ、空気容積部１２８を通してその空気を流して、エンジン２０のスロットルボディアセンブリ１３０にろ過された空気を提供するように構成されている。より詳細には、下側ハウジング部分１２６は、第１出口１３２を含み、第１出口１３２は、前方シリンダ２４にその中での燃焼のためにろ過された空気を提供するように、第１スロットルボディ１３４と整列し且つ流体的に結合するように構成されている。さらに、下側ハウジング部分１２６は、第２出口１３６を含み、第２出口１３６は、後方シリンダ２６にその中での燃焼のためにろ過された空気を提供するように、第２スロットルボディ１３８と整列し且つ流体的に結合するように構成されている。

さらに図１１Ａ～図１３を参照すると、スロットルボディアセンブリ１３０にエアボックス１２２を結合するために取付プレート１４０を使用することができる。取付プレート１４０は、エアボックス１２２が取付プレート１４０の上面１７０に結合され、スロットルボディアセンブリ１３０が取付プレート１４０の下面１７２に結合されるように、エアボックス１２２とスロットルボディアセンブリ１３０との垂直方向中間に位置決めされている。より詳細には、取付プレート１４０は、上部に取り付けられた締結具１４４を介してエアボックス１２２の下側ハウジング部分１２６の下面１４２と結合するように構成されている。例として、図１１Ａ及び図１１Ｂに示すように、締結具１４４は、下面１４２及び取付プレート１４０の上面を通して延在する。１つの実施形態では、取付プレート１４０は、シール、例としてガスケット１４８を含み、それは、エアボックス１２２がシール１４８を介して取付プレート１４０に結合されるように締結具１４４を受け入れるように構成されたアパーチャ１４６を含む。締結具１４４は、エアボックス１２２の下面１４２から下向きに且つシール１４８の上面１７４を通して延在するように構成されている。

シール１４８は、概して、取付プレート１４０の本体部分１５０を包囲している。本体部分１５０は、第１出口１３２及び第１スロットルボディ１３４と整列し且つ流体的に結合するように構成された第１チャネル又はブーツ１５２と、第２出口１３６及び第２スロットルボディ１３８と整列し且つ流体的に結合するように構成された第２チャネル又はブーツ１５４とを含む。チャネル１５２、１５４は、取付プレート１４０を通してそれぞれ第１流路及び第２流路を画定し、それにより第１出口１３２から第１スロットルボディ１３４までの第１流路及び第２出口１３６から第２スロットルボディ１３８までの第２流路をそれぞれ画定する。チャネル１５２、１５４は、本体部分１５０と一体的である、オーバーモールドされたブーツであり得る。それにも関わらず、チャネル１５２、１５４は、別個であり、第１シリンダ２４及び第２シリンダ２６に別個の容量の空気を提供するために、本体部分１５０の一部によって互いに離間される空気流路を分離する。チャネル１５２、１５４は、ポリマー及び／又は金属材料から構成することができ、エアボックス１２２の下面１４２及びスロットルボディアセンブリ１３０に対して封止するように構成されている。このように、取付プレート１４０は、エアボックス１２２のスロットルボディアセンブリ１３０に対する位置合せ、封止及び結合を容易にするように構成されている。

チャネル１５２、１５４は、本体部分１５０から上向きに延在し、且つエアボックス１２２内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成された上方部分１７８をそれぞれ含む。より詳細には、チャネル１５２の上方部分１７８は、第１出口１３２内に少なくとも部分的に受け入れられ、且つ空気容積部１２８に向かって上向きに延在するように構成されている。さらに、チャネル１５４の上方部分１７８は、第２出口１３６内に少なくとも部分的に受け入れられ、且つ空気容積部１２８に向かって上向きに延在するように構成されている。

チャネル１５２、１５４は、本体部分１５０から下向きに延在し、且つスロットルボディアセンブリ１３０内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成されるか、又はスロットルボディアセンブリ１３０の一部を少なくとも部分的に受け入れるように構成された下方部分１７９もそれぞれ含む。より詳細には、チャネル１５２の下方部分１７９は、第１スロットルボディ１３４内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成されるか、又は第１スロットルボディ１３４の一部を受け入れるように構成されている。さらに、チャネル１５４の下方部分１７９は、第２スロットルボディ１３８内に少なくとも部分的に受け入れられるか、又は第２スロットルボディ１３８の一部を受け入れるように構成されている。

車両２へのエアボックス１２２の組付け中、取付プレート１４０は、最初に、チャネル１５２、１５４の下方部分１７９を通してスロットルボディアセンブリ１３０に取り付けられることが理解され得る。次いで、エアボックス１２２は、取付プレート１４０の上部の上に位置決めされ、締結具１４４の１つは、図１１Ｂにおいて１４７に示すように、下側ハウジング部分１２６のアパーチャを通して空気容積部１２８の一部内に受け入れられる。追加の締結具１４４は、それぞれ上側ハウジング部分１２４及び下側ハウジング部分１２６のアパーチャ１４３、１４５に位置決めされ、且つそれを通して受け入れられ、図１１Ｂに示すように、アパーチャ１４３、１４５は、ハウジング部分１２４、１２６の外周部に位置決めされている。締結具１４４により、エアボックス１２２は、取付プレート１４０の上面１７０に隣接して位置決めされ、それに結合されている。

図１４及び図１５を参照すると、車両２は、様々な電装品を含むことができる電装アセンブリ１６０を含む。１つの実施形態では、電装アセンブリ１６０は、本明細書においてさらに開示するように、テールライト７２及び他の光部品を含む。さらに、電装アセンブリ１６０は、図１４に示すように、同様にフレームアセンブリ５０の一部の上に支持されるアンチロックブレーキシステム又はアセンブリ（「ＡＢＳ」）モジュール１６２を含むことができる。そこに図示するように、ＡＢＳモジュール１６２は、スイングアーム５４（図１）の一部の真上に位置決めされている。ＡＢＳモジュール１６２は、前輪８及び／又は後輪９のそれぞれのブレーキに動作可能に結合されて、運転者の入力に応じて制動を促進する。

ＡＢＳモジュール１６２がエンジン２０からの熱の上昇を受けないように、後方シリンダ２６とＡＢＳモジュール１６２との長手方向中間にヒートシールド１６４が位置決めされている。より詳細には、ヒートシールド１６４は、後方シリンダ２６のシリンダヘッド３０とＡＢＳモジュール１６２との長手方向中間に位置決めされている。ヒートシールド１６４は、フレームアセンブリ５０においてＡＢＳモジュール１６２を支持する支持部材１６６も含むことができる。例として、ヒートシールド１６４及び支持部材１６６が単一部品又は構成要素であるように、支持部材１６６をヒートシールド１６４と一体化することができる。しかしながら、他の実施形態では、支持部材１６６は、取外し可能締結具により、ヒートシールド１６４に取外し可能に結合することができる。支持部材１６６は、取外し可能締結具１６８により、フレームアセンブリ５０、特にメインフレーム５２の結合部材６０に結合される。

図１６～図２９を参照すると、車両２は、運転者の随意に車両２から取り外し且つ車両２に取り付けることができる複数のアクセサリを支持するように構成されている。例えば、図１６～図１９に示すように、車両２は、ウインドシールド又はウインドスクリーン１８０を含むように構成されている。車両２は、図１６及び図１９においてそれぞれウインドシールド１８０及び１８０’として示すような複数のウインドシールド１８０を受け入れ且つ支持するように構成されている。図１６及び図１９に示すものに加えて、車両２は、本明細書においてさらに開示するように、より大きいか又はより小さい凹状下面を有するもの及びより長いか又はより短い垂直長さを有するもの等、ウインドシールドのさらなる構成を支持することができる。

さらに図１６～図１９を参照すると、ウインドシールド１８０は、ステアリングアセンブリ３２のハンドルバーの長手方向前方に位置決めされ、トリプルクランプアセンブリ３４及びフロントフォーク３６の概して上方に位置決めされている。より詳細には、ウインドシールド１８０は、例としてポリカーボネートから構成されたウインドスクリーン部分１８２と、部分１８２を車両２に結合するように構成された支持アセンブリ１８４とを含む。１つの実施形態では、ウインドシールド１８０は、車両２のヘッドライト１８８のためのハウジング又はキャリア１８６上に支持されるように構成されている。キャリア１８６は、アパーチャ１８５（図１６）を通して受け入れられる取外し可能締結具１８７（図１）によってトリプルクランプアセンブリ３４に結合されるナセル又は外側ハウジング１８３に結合することができる。ナセル１８３は、キャリア１８６を隠すように構成され、その長手方向前方に位置決めされているが、車両２の様々な実施形態は、ナセル１８３を含まない場合がある。

例として、支持アセンブリ１８４は、第１フレーム部材１９０及び第２フレーム部材１９２を含み、それらは、取外し可能締結具１９８により、キャリア１８６の後方側又は後方面１９６のねじ込み形ボス１９４に取外し可能に結合されるように構成されている。第１フレーム部材１９０は、ウインドシールド１８０の部分１８２における第１位置２０４に結合するための第１グロメット又は取付具２０２を画定する上部アーム２００を含む。上部アーム２００は、締結具１９８を受け入れるように構成され、且つキャリア１８６のねじ込み形ボス１９４と結合するように構成された第２取付具２０６も含む。第１フレーム部材１９０は、ウインドシールド１８０の部分１８２における第２位置２１２に結合するための第３グロメット又は取付具２１０を画定する下部アーム２０８も含む。同様に、第２フレーム部材１９２は、ウインドシールド１８０の部分１８２における第３位置２１８に結合するための第４グロメット又は取付具２１６を画定する上部アーム２１４を含む。上部アーム２１４は、締結具１９８を受け入れるように構成され、且つキャリア１８６のねじ込み形ボス１９４と結合するように構成された第５取付具２２０も含む。第２フレーム部材１９２は、ウインドシールド１８０の部分１８２における第４位置２２６に結合するための第６グロメット又は取付具２２４を画定する下部アーム２２２も含む。取付具２０６、２２０は、それぞれアーム２００、２１４に溶接される曲がったプレートであり、締結具１９８（例えば、ねじ）がキャリア１８６の後方面１９６のボス１９４内に受け入れられることを可能にすることが理解され得る。１つの実施形態では、ボス１９４は、ダイカスト製造され、キャリア１８６と一体的である。

支持アセンブリ１８４は、図１９のウインドシールド１８０’等、ウインドシールド１８０の異なる構成でも使用することができる。図１９に示すように、ウインドシールド１８０’は、図１６のウインドシールド１８０の垂直長さ２３０よりも長い垂直長さ２３０’を有する。ウインドシールド１８０の垂直長さ２３０は、ウインドシールド１８０の下面２３２と上面２３４との間で概して垂直に延在する長さとして定義され、ウインドシールド１８０’の垂直長さ２３０’は、ウインドシールド１８０’の下面２３２’と上面２３４’との間で概して垂直に延在する長さとして定義される。ウインドシールド１８０の下面２３２及びウインドシールド１８０’の下面２３２’は、キャリア１８６及びナセル１８３の一部を受け入れるように構成されている凹状部分２３６、２３６’をそれぞれ含む。図１９に示すように、ウインドシールド１８０’の凹状部分２３６’は、図１８のウインドシールド１８０の凹状部分２３６よりも小さい横方向広がりにわたるが、依然として、車両２において様々なウインドシールドを使用することができるようにキャリア１８６の一部を受け入れるように構成されている。図１９のウインドシールド１８０’は、車両２でナセル１８３も使用される場合、車両２で使用されない場合があるが、車両２にナセル１８３があってもなくても、様々なウインドシールド構成を使用することができる。さらなるウインドシールドは、ウインドシールド１８０’のより小さい凹状部分２３６’とともにウインドシールド１８０の垂直長さ２３０を含むことができるか、又はウインドシールド１８０のより大きい凹状部分２３６とともにウインドシールド１８０’の垂直長さ２３０’を含むことができる。このように、車両２は、その上で複数のウインドシールドを支持するように構成されている。

車両２にウインドシールドを結合するために、車両２がナセル１８３を含む場合、最初に、アパーチャ１８５を通して受け入れられている締結具１８７（図１）を取り外すことにより、フロントフォーク３６からナセル１８３が取り外される。次いで、キャリア１８６が露出され、下部トリプルクランプ３４ａ及び上部トリプルクランプ３４ｂにおいてアパーチャ１８９を通して延在する締結具（図示せず）を取り外すことにより、トリプルクランプアセンブリ３４からキャリア１８６を取り外すことができる。車両２からヘッドライト１８８のプラグを抜き、ヘッドライト１８８を取り外すことができる。ヘッドライト１８８が取り外された状態で、支持アセンブリ１８４が締結具１９８及びボス１９４によってキャリア１８６に結合される。支持アセンブリ１８４が適所にある状態で、ヘッドライト１８８及びキャリア１８６を車両２に再度取り付けることができる。次いで、ナセル１８３がフロントフォーク３６に再度取り付けられ、次いで部分１８２がナセル１８３の上面の上に位置決めされ、グロメット２０２、２１０、２１６、２２４によって支持アセンブリ１８４に取り付けられる。

図２０及び図２１を参照すると、車両２は、付属排気装置アセンブリ９２’を支持するようにさらに構成されている。特に、図５の排気装置アセンブリ９２と比較すると、図２０の排気装置アセンブリ９２’は、マフラー９４’が車両２において図５のマフラー９４よりも垂直方向に高く位置決めされるように、ハイマウント型排気装置アセンブリとして構成することができる。少なくともマフラー９４’は、支持フレーム２４０によって車両２の後端部６において支持される。支持フレーム２４０は、取付ブラケット２４２を介してフレームアセンブリ５０のサブフレーム５５に結合される。支持フレーム２４０は、アーム２６２を含み、アーム２６２にカプラ２６４が一体的に形成されている。

本明細書においてさらに開示するように、取付ブラケット２４２は、車両２の後端部６において複数のアクセサリを支持するように構成されている。図２０及び図２１に示すように、取付ブラケット２４２は、金属材料（例えば、被覆鋼等のシートメタル）から構成することができ、本体部分２４４と、本体部分２４４から延在する下部取付タブ２４６と、本体部分２４４から延在する上部取付タブ２４８とを含む。タブ２４６、２４８は、本体部分２４４と一体的に形成することができ、それぞれアパーチャ２５０、２５４を含むことができる。さらに、本体部分２４４は、下部取付タブ２４６のアパーチャ２５０に概して隣接して位置決めされたさらなるアパーチャ２５２を含むことができる。取付ブラケット２４２は、サブフレーム５５にサブフレーム５５の上の取付ボア又はボス２５６を通して結合されるように構成されている。特に、取外し可能締結具２５８は、上部取付タブ２４８のアパーチャ２５４を通して延在するように構成され、サブフレーム５５の取付ボア２５６内に受け入れられる。

１つの実施形態では、取付ブラケット２４２は、シート４２上に位置する同乗者のためのハンドル２６０の下方に延在する。ハンドル２６０は、必要に応じて車両２から取り外すことができる。図２０及び図２８に最もよく示すように、ハンドル２６０は、車両２の審美性を向上させるために締結具２５８を少なくとも部分的に隠す。例えば、最初に、車両２からハンドル２６０を取り外すことができ、次いで取付ブラケット２４２が締結具２５８によってサブフレーム５５に結合され、次いでハンドル２６０が車両２に再度取り付けられ、この組立の順序により、ハンドル２６０が取付又は付着点のいかなる可視化も阻止するように締結具２５８を隠すことができる。

車両上に付属排気装置アセンブリ９２’を支持するために、アーム２６２のカプラ２６４は、下部取付タブ２４６のアパーチャ２５０と整列し、内部に取外し可能締結具２６６を受け入れるように構成されている。このように、支持フレーム２４０は、車両２の右側に沿って取付ブラケット２４２を介してサブフレーム５５に付属排気装置アセンブリ９２’の少なくともマフラー９４’を結合する。

図２２及び図２３を参照すると、取付ブラケット２４２は、サブフレーム５５上にサドルバッグフレーム２７０等の他のアクセサリを支持するようにも構成されている。１つの実施形態では、車両２の左側の取付ブラケット２４２は、サドルバッグフレーム２７０を支持することができる一方、車両２の右側の取付ブラケット２４２は、付属排気装置アセンブリ９２’等の他のアクセサリを支持する。このように、取付ブラケット２４２は、車両２上に複数のアクセサリを同時に支持するように構成されている。代わりに、車両２の右側及び左側の両方の取付ブラケット２４２は、それぞれサドルバッグフレーム２７０と結合することができる。

図２２及び図２３に示すように、サドルバッグフレーム２７０は、サドルバッグを受け入れるように構成されたメイン部分２７２と、第１支持アーム２７４と、第２支持アーム２７６とを含む。メイン部分２７２は、取外し可能締結具２８２を受け入れるように構成されたアパーチャ２８０をそれぞれ設けられている取付タブ２７８を含む。取外し可能締結具２８６が、第１支持アーム２７４をサブフレーム５５の取付ボア２９０に結合するように取付タブ２８４のアパーチャ２８８を通して受け入れられるように、サドルバッグフレーム２７０は、第１支持アーム２７４の取付タブ２８４を介してフレームアセンブリ５０にさらに結合される。さらに、取外し可能締結具２９４が、第２支持アーム２７６をフットペグ８０の後方取付部分８８の取付ボア２９８に結合するように取付タブ２９２のアパーチャ２９６を通して受け入れられるように、サドルバッグフレーム２７０は、第２支持アーム２７６の取付タブ２９２を介してフレームアセンブリ５０にさらに結合される。

図２４及び図２５を参照すると、車両２は、付属ライセンスプレートホルダ３００’を支持するようにさらに構成されている。ライセンスプレートホルダ３００（図１）は、付属ライセンスプレートホルダ３００’（図２４及び図２５）の位置よりも低い位置で車両２上に支持されている可能性があり、それにより、付属ライセンスプレートホルダ３００’は、ハイマウント型ライセンスプレートホルダとなる。この場合にも、取付ブラケット２４２を使用して、付属ライセンスプレートホルダ３００’をサブフレーム５５に結合することができる。

より詳細には、付属ライセンスプレートホルダ３００’は、ライセンスプレート部分３０２と、支持フレーム３０４と、付属照明等の他の構成要素３０６とを含む。支持フレーム３０４は、支持フレーム３０４の取付ボア３１０及び取付ブラケット２４２のアパーチャ２５０において受け入れられる締結具３０８、３０９を介して取付ブラケット２４２に結合される。

取付ブラケット２４２は、フェンダ及び／又は泥よけ３１２をサブフレーム５５及び付属ライセンスプレートホルダ３００’の支持フレーム３０４にさらに結合する。フェンダ３１２は、取外し可能締結具３１６を受け入れるように構成されている取付ボア３１４を含む。締結具３１６は、取付ブラケット２４２のアパーチャ２５２を介して、フェンダ３１２の取付ボア３１４を通して延在し、支持フレーム３０４の取付ボア３１８内に受け入れられる。

取付ブラケット２４２自体は、取付タブ２４８のアパーチャ２５４を通して延在する締結具２５８により、サブフレーム５５の取付ボア２５６に結合される。サブフレーム５５の取付ボア２５６は、ねじ込み形ボス３２０の下方に位置決めされ、そこでは、ねじ込み形ボス３２０は、ハンドル２６０を車両２に結合するように取外し可能締結具３２２を受け入れるように構成されている。より詳細には、締結具３２２は、代替的なハンドル２６０’の取付ボア３２４を通して受け入れられ、ねじ込み形ボス３２０内に延在して、同乗者のためのハンドル２６０がサブフレーム５５に結合されることを可能にする。サブフレーム５５に付属ライセンスプレートホルダ３００’及びフェンダ３１２を結合するとき、取付ブラケット２４２及びハンドル２６０’は、車両２に残ることができ、支持フレーム３０４は、取付ブラケット２４２の横方向内側に結合される一方、フェンダ３１２は、取付ブラケット２４２の横方向外側に結合される。フェンダ３１２の一部は、車両２に取り付けられるとハンドル２６０の下方部分を隠すことができるため、ハンドル２６０’が結合された後の車両２にフェンダ３１２を結合することが必要である可能性がある。図２５に示すように、ハンドル２６０’は、方向指示器３７０を含むため、ハンドル２６０と異なる。

図２６及び図２７を参照すると、車両２は、車両２上に荷物又は積荷ラック３３０を支持するようにも構成することができる。例として、荷物ラックアセンブリ３３０は、サブフレーム５５に取り付けるためのカプラ３３４を有する第１荷物ラック３３２によって画定することができるか、又は代わりにサブフレーム５５に取り付けるためのカプラ３３８を有する第２荷物ラック３３６によって画定することができる。図２７に示すように、第２荷物ラック３３６は、それに積荷を固定するためのプラットフォーム３３７を含むことができる。１つの実施形態では、サドルバッグフレーム２７０も使用される場合、車両２に第１荷物ラック３３２を結合することができる。しかしながら、第１荷物ラック３３２及び第２荷物ラック３３６を車両２のさらなる構成要素及びアクセサリとともに使用することができる。取外し可能締結具３３９を使用して、第１荷物ラック３３２又は第２荷物ラック３３６をサブフレーム５５のねじ込み形ボス３２０に結合することができる。荷物ラック３３２又は３３６がサブフレーム５５に結合されるとき、同乗者用ハンドル２６０は、車両２から取り外されるが、荷物ラック３３２、３３６は、その上で積荷を支持することに加えて、同乗者用ハンドルとして使用され得ることが理解され得る。

図２８及び図２９を参照すると、車両２は、付属シートカウル３４０も支持することができる。シートカウル３４０は、シート４２（図１）の少なくとも運転者部分の後方に位置決めされ、シート４２の同乗者部分の上に配置することができる。シートカウル３４０は、プレート３４２を介してサブフレーム５５の一部にも結合される。より詳細には、プレート３４２は、取外し可能締結具３４４によってシートカウル３４０に結合され、取外し可能締結具３４４は、プレート３４２のアパーチャ３５０を通して受け入れられ、且つカプラ３４６及びシートカウル３４０のアパーチャ３４８を通しても受け入れられる。プレート３４２は、締結具３２２によってハンドル２６０、２６０’にも結合され、締結具３２２は、プレート３４２のアパーチャ３５２を通して受け入れられ、且つサブフレーム５５のねじ込み形ボス３２０内に受け入れられる。このように、シートカウル３４０及びハンドル２６０は、プレート３４２を介して互いに結合される。シートカウル３４０を車両２に取り付けるために、最初にハンドル２６０を取り外し、車両２にシートカウル３４０を結合し、次いで車両２にハンドル２６０を再度取り付けることができる。

図２８及び図２９に示すように、シートカウル３４０は、取付ブラケット２４２の上方に位置決めされ、それにより、運転者がシートカウル３４０及びさらなるアクセサリを同時に使用することができるように、取付ブラケット２４２は、車両２のための別のアクセサリと結合するために利用可能なままである。例えば、図２８に示すように、車両２は、サイドナンバープレート３６０を支持するようにも構成されている。サイドナンバープレート３６０は、レース用番号又は他のこうした印を識別するために使用することができ、取付ブラケット２４２及びフレームアセンブリ３６２を介してサブフレーム５５に取り付けられる。１つの実施形態では、フレームアセンブリ３６２は、取外し可能締結具３６４、３６６によって取付ブラケット２４２に結合され、取外し可能締結具３６４、３６６は、それぞれ取付ブラケット２４２のアパーチャ２５０、２５２を通して受け入れられる。サイドナンバープレート３６０は、シートカウル３４０又は図２０に示すような付属排気装置アセンブリ９２’若しくはハイライセンスプレートホルダ３００’（図２４）等、他のアクセサリを有する車両に結合することができる。

本明細書に開示したように、取付ブラケット２４２は、車両２のための複数のアクセサリと同時に且つ個々に結合するように構成されている。より詳細には、取付ブラケット２４２により、様々なアクセサリを車両２の横方向内側及び横方向外側の両方に結合することができ、取付ブラケット２４２は、取付ブラケット２４２を介して車両２に複数のアクセサリを同時に結合することができるように複数の専用アクセサリアパーチャ２５０、２５２を含む。専用アクセサリアパーチャ２５０、２５２を介して様々なアクセサリを取付ブラケットに結合することができる一方、取付ブラケット２４２の上方に位置決めされたボス３２０を介してハンドル２６０又は他の車両構成要素若しくはアクセサリをサブフレーム５５に結合することができる。さらに、少なくともハンドル２６０が少なくとも締結具２５８を隠すため、取付ブラケット２４２のための取付点は、車両の２の外側から見えないように隠され、それにより車両２の審美性が向上する。

ウインドシールド１８０、１８０’、ハイ排気装置アセンブリ９２’、サドルバッグフレーム２７０、ハイライセンスプレートホルダ３００’、フェンダ３１２、荷物ラック３２、３３６、シートカウル３４０、ハンドル２６０’及びサイドナンバープレート３６０等、本明細書に開示したアクセサリのリストは、車両２に適応させることができるアクセサリの網羅的なリストを定義するものではない。例えば、車両２上で付属シート、照明及び／又は他の構成要素等のさらなるアクセサリを支持することができる。

車両２のさらなる詳細は、２０１８年３月５日に出願された「ＴＷＯ－ＷＨＥＥＬＥＤＶＥＨＩＣＬＥ」という名称の米国特許出願公開第１５／９１１，３４３号明細書（代理人整理番号ＰＬＲ－１２－２８１２５．０１Ｐ－ＵＳ）に開示されている可能性があり、その開示全体が参照により本出願に明示的に援用される。

本発明について、例示的な設計を有するものとして説明したが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内でさらに変更することができる。したがって、本出願は、その全体的な原理を用いる本発明の任意の変形形態、使用又は適応形態を包含するように意図されている。さらに、本出願は、本発明が属する技術分野における既知の又は通例の実施の範囲内であるような本開示からの逸脱を包含するように意図されている。

Claims

二輪車であって、
長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、
前方回転軸において前記フレームアセンブリの前記前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、
後方回転軸において前記フレームアセンブリの前記後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材と、
前記フレームアセンブリによって支持され、且つ前記前方地面係合部材及び前記後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンであって、スロットルボディアセンブリを含むエンジンと、
前記エンジンに流体的に結合され、且つエアボックスと、第１チャネル及び第２チャネルを有する取付プレートとを含む吸気アセンブリであって、前記エアボックスは、それぞれが前方に向く入口から前記エンジンに面する出口に向かって延在する第１チューブ及び第２チューブを有する内部空気容積部を画定しており、前記第１チャネル及び前記第２チャネルは、前記スロットルボディアセンブリと整列するように、且つ前記第１チューブ及び前記第２チューブの、前記エンジンに面する前記出口とそれぞれ整列するように構成されており、前記取付プレートは、前記エアボックスを前記スロットルボディアセンブリに結合するように構成されている、吸気アセンブリと
を含む二輪車。
前記取付プレートは、前記エアボックスと前記スロットルボディアセンブリとの垂直方向中間に位置決めされている、請求項１に記載の二輪車。
前記第１チャネルは、前記エアボックスの第１排出口及び前記スロットルボディアセンブリの第１スロットルボディと整列するように構成された第１オーバーモールドブーツを画定し、及び前記第２チャネルは、前記エアボックスの第２排出口及び前記スロットルボディアセンブリの第２スロットルボディと整列するように構成された第２オーバーモールドブーツを画定する、請求項１に記載の二輪車。
前記第１オーバーモールドブーツ及び前記第２オーバーモールドブーツは、前記取付プレートの本体部分と一体的である、請求項３に記載の二輪車。
前記エアボックスの外面は、上部締結具で前記取付プレートと結合する、請求項１に記載の二輪車。
前記取付プレートは、前記第１チャネル及び前記第２チャネルを概して包囲するシールを含み、及び前記締結具は、前記シールの一部を通して受け入れられる、請求項５に記載の二輪車。
前記上部締結具は、前記エアボックスの下面を通して下向きに延在し、且つ前記シールの上面を通して受け入れられる、請求項６に記載の二輪車。
二輪車であって、
長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、
前方回転軸において前記フレームアセンブリの前記前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、
後方回転軸において前記フレームアセンブリの前記後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材と、
前記フレームアセンブリによって支持され、且つ前記前方地面係合部材及び前記後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンであって、少なくとも第１シリンダ及び第２シリンダを含むエンジンと、
それぞれが前方に向く入口から前記エンジンに面する出口に向かって延在する第１チューブ及び第２チューブを有する内部空気容積部を画定するエアボックスであって、前記エンジンに面する前記出口のそれぞれが前記エンジンに流体的に結合された、エアボックスと、
前記エンジンに取外し可能に結合され、且つ前記エアボックスに取外し可能に結合された取付部材であって、前記エアボックスから前記第１チューブを通して前記エンジンの前記第１シリンダに空気を提供するように構成された第１流路を画定し、且つ前記エアボックスから前記第２チューブを通して前記エンジンの前記第２シリンダに空気を提供するように構成された第２流路を画定する取付部材と
を含む二輪車。
前記第１流路は、前記第２流路から離間されている、請求項８に記載の二輪車。
前記取付部材は、本体部分を含み、及び前記第１流路は、前記本体部分を通して延在する第１チャネルによって画定され、且つ前記第２流路は、前記本体部分を通して延在する第２チャネルによって画定され、及び前記第１チャネル及び前記第２チャネルは、前記本体部分の一部によって互いに分離されている、請求項９に記載の二輪車。
前記第１チャネルは、第１オーバーモールドブーツを画定し、及び前記第２チャネルは、第２オーバーモールドブーツを画定する、請求項１０に記載の二輪車。
前記取付部材は、前記取付部材の外面を画定するシールを含む、請求項８に記載の二輪車。
前記シールは、前記取付部材を前記エアボックスに固定するための結合場所を含む、請求項１２に記載の二輪車。
二輪車であって、
長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、
前方回転軸において前記フレームアセンブリの前記前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、
後方回転軸において前記フレームアセンブリの前記後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材と、
前記フレームアセンブリによって支持され、且つ前記前方地面係合部材及び前記後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンであって、スロットルボディアセンブリを含むエンジンと、
前記エンジンに流体的に結合され、且つエアボックスと取付プレートとを含む吸気アセンブリであって、前記エアボックスは、それぞれが前方に向く入口から前記エンジンに面する出口に向かって延在する第１チューブ及び第２チューブを有する内部空気容積部を画定しており、前記エアボックスは、前記取付プレートの上面に取外し可能に接合され、前記スロットルボディアセンブリは、前記取付プレートの下面に取外し可能に結合され、前記取付プレートは、前記スロットルボディアセンブリと整列するように、且つ前記第１チューブ及び前記第２チューブの、前記エンジンに面する前記出口とそれぞれ整列するように構成されている第１チャネル及び第２チャネルを有している、吸気アセンブリと
を含む二輪車。
前記エアボックスは、前記エアボックスの下面から延在し、且つ前記取付プレートの上面内に受け入れられるように構成された複数の締結具を含む、請求項１４に記載の二輪車。
前記取付プレートは、前記エアボックス及び前記スロットルボディアセンブリの第１スロットルボディに封止結合された第１オーバーモールドブーツと、前記エアボックス及び前記スロットルボディアセンブリの第２スロットルボディに封止結合された第２オーバーモールドブーツとを含む、請求項１４に記載の二輪車。
前記第１オーバーモールドブーツ及び前記第２オーバーモールドブーツは、それぞれ少なくとも部分的に前記エアボックスの一部内において延在する、請求項１６に記載の二輪車。
前記第１オーバーモールドブーツ及び前記第２オーバーモールドブーツは、それぞれ少なくとも部分的に前記スロットルボディアセンブリの一部内において延在する、請求項１７に記載の二輪車。
前記取付プレートは、前記取付プレートの外面を画定するシールを含む、請求項１４に記載の二輪車。
前記取付プレートは、本体部分を含み、及び前記シールは、前記本体部分を概して包囲し、且つ前記シールは、前記取付プレートを前記エアボックスに結合するための少なくとも１つの結合場所を含む、請求項１９に記載の二輪車。
二輪車であって、
長手方向に延在する中心線に沿って延在する、前端部及び後端部を有するフレームアセンブリと、
前方回転軸において前記フレームアセンブリの前記前端部に動作可能に結合された前方地面係合部材と、
後方回転軸において前記フレームアセンブリの前記後端部に動作可能に結合された後方地面係合部材と、
前記フレームアセンブリによって支持され、且つ前記前方地面係合部材及び前記後方地面係合部材に動作可能に結合されたエンジンであって、スロットルボディアセンブリを含むエンジンと、
前記エンジンに流体的に結合され、且つエアボックスと取付プレートとを含む吸気アセンブリであって、前記取付プレートは、前記スロットルボディアセンブリと整列するように構成されている第１チャネル及び第２チャネルを有し、前記取付プレートは、前記スロットルボディアセンブリに前記エアボックスを結合するように構成されている、吸気アセンブリと
を含み、
前記取付プレートは、前記エアボックスの下方および前記スロットルボディアセンブリの上方に配置され、
前記エアボックスの外面は、上部締結具で前記取付プレートと結合し、
前記取付プレートは、前記第１チャネル及び前記第２チャネルを概して包囲するシールを含み、及び前記締結具は、前記シールの一部を通して受け入れられる、二輪車。
前記第１チャネルは、前記エアボックスの第１排出口及び前記スロットルボディアセンブリの第１スロットルボディと整列するように構成された第１オーバーモールドブーツを画定し、及び前記第２チャネルは、前記エアボックスの第２排出口及び前記スロットルボディアセンブリの第２スロットルボディと整列するように構成された第２オーバーモールドブーツを画定する、請求項２１に記載の二輪車。
前記第１オーバーモールドブーツ及び前記第２オーバーモールドブーツは、前記取付プレートの本体部分と一体的である、請求項２２に記載の二輪車。
前記上部締結具は、前記エアボックスの下面を通して下向きに延在し、且つ前記シールの上面を通して受け入れられる、請求項２３に記載の二輪車。