JP4829641B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の改良に関するものである。
従来の自動二輪車として、エンジンの前方にラジエータを配置し、ラジエータとエンジンとの間にバッテリを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−291873公報
特許文献1の図1に示される通り、自動二輪車10は、前輪42と後輪17との間にV型のエンジン13を配置し、前輪42とエンジン13との間にラジエータ48を配置し、ラジエータ48の後方でエンジン13のオイルパン52の前方にバッテリ51を配置し、エンジン13の前側のシリンダ部に設けたシリンダヘッド21の前部から後方へ排気管23〜25を延ばし、これらの排気管23〜25を集合させた後に右マフラ26に接続し、エンジン13の後側のシリンダ部に設けたシリンダヘッド28から後方へ排気管31,32を延ばし、これらの排気管31,32を集合させた後に中央マフラ33に接続し、エンジン13の後部上方に、燃料ポンプ36を内蔵した燃料タンク35を配置し、エンジン13の後方にリヤクッションユニット16を配置した車両である。
例えば、レース等で使用される競技用車両では、旋回性等の走行性能向上のために、上記したラジエータ48、バッテリ51、排気管23〜25,31,32、燃料ポンプ36、リヤクッションユニット16等の機能部品について配置を見直し、車体中央へのより一層のマスの集中化を図ることが望まれている。
本発明の目的は、自動二輪車の車体中央へのマスの集中化を図ることにある。
請求項1に係る発明は、前後輪間に、前後輪間に、前側シリンダと後側シリンダとを備えるV型エンジンを配置した自動二輪車において、側面視で、クランク軸を中心としてクランク軸からエンジンの最遠部であるオイルパンまでの距離を半径とする円の内側にラジエータを配置し、且つラジエータは、円の内側で、V型エンジンの前傾した前側シリンダの前側に配置するとともに、前傾した前側シリンダ下方且つクランク軸の下方でオイルパンの前方にバッテリを配置し、燃料タンク下部を後側シリンダの上面より上方において後部シリンダに沿って後下方に傾斜させ、燃料ポンプが燃料タンク下部に沿って後下方に傾斜しつつその長手方向が円周にほぼ沿うように燃料タンク内に配置されていることを特徴とする。
作用として、側面視でクランク軸を中心としてクランク軸からエンジンの最遠部であるオイルパンまでの距離を半径とする円の内側にラジエータ、バッテリを配置し、燃料ポンプを円周に略々沿って配置したので、これらがエンジンのクランク軸からほぼ等距離の位置に集中する。
請求項2に係る発明は、円の内側に後輪用クッションユニットとしたことを特徴とする。
作用として、重量の大きな後輪用クッションユニットがクランク軸を中心としてクランク軸からエンジンの最遠部であるオイルパンまでの距離を半径とする円周上に配置され、マス集中の効果が高まる。
請求項3に係る発明は、円周の内側に電圧・電流調整用のレギュレータとバッテリとを配置したことを特徴とする。
作用として、レギュレータがエンジンにより近づくため、エンジンに付設したACゼネレータと電圧・電流調整用のレギュレータとを導線で接続したときに、導線が短くなる。 また、バッテリがエンジンにより近づくため、マス集中の効果が高まる。
請求項4に係る発明は、円周上に排気管の吐出口を設けたことを特徴とする。
作用として、排気管の末端の吐出口が円周上に位置するため、重量の大きな排気管の大部分が円周の内側に配置され、マス集中の効果が高まる。
請求項5に係る発明は、レギュレータ及び/又はバッテリを、その長手方向が上記円にほぼ沿うようにしたことを特徴とする。
作用として、レギュレータ及び/又はバッテリが上記円上に配置されても、レギュレータ及び/又はバッテリの長手方向が半径方向に延びる場合には、レギュレータ及び/又はバッテリの一部は円周から離れた位置に配置され、マスの集中効果が薄れるが、本発明では、レギュレータ及び/又はバッテリを、円上、又は円により近い位置に配置可能なため、マスの集中効果が高まる。
請求項6に係る発明は、燃料ポンプとバッテリとをクランク軸の軸線に対して点対象な位置に配置したことを特徴とする。
作用として、車体の重量バランスを向上させることができる。
請求項1に係る発明では、側面視で、クランク軸を中心としてクランク軸からエンジンの最遠部であるオイルパンまでの距離を半径とする円の内側にラジエータを配置し、且つラジエータは、円の内側で、V型エンジンの前傾した前側シリンダの前側に配置するとともに、前傾した前側シリンダ下方且つクランク軸の下方でオイルパンの前方にバッテリを配置し、燃料タンク下部を後側シリンダの上面より上方において後部シリンダに沿って後下方に傾斜させ、燃料ポンプが燃料タンク下部に沿って後下方に傾斜しつつその長手方向が円周にほぼ沿うように燃料タンク内に配置されているので、これらがエンジンのクランク軸からほぼ等距離の位置に集中し、ほぼ車体中心に配置したエンジンの近傍にマスを集中させることができ、例えば、自動二輪車の旋回性等の走行性能を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、円の内側に後輪用クッションユニットの一部を配置したので、重量の大きなバッテリ、ラジエータと併せ、後輪用クッションユニットの一部がを円内に配置することとなり、マス集中効果を高めることができる。
請求項3に係る発明では、円周の内側に電圧・電流調整用のレギュレータとバッテリとを配置したので、エンジンに付設したACゼネレータとレギュレータとの距離を短縮することができ、ACゼネレータとレギュレータとを接続する導線を短くすることができ、軽量化を図ることができる。また、バッテリがエンジンにより近づくため、マス集中の効果を高めることができる。
請求項4に係る発明では、円周上に排気管の吐出口を設けたので、重量の大きな排気管の大部分を円周の内側に配置することができ、車体中心へのマスの集中化を効果的に行うことができる。
請求項5に係る発明では、レギュレータ及び/又はバッテリを、その長手方向が円周にほぼ沿うようにしたので、レギュレータ及び/又はバッテリのそれぞれのほぼ全体を円周又は円周により近い位置に配置することができ、車体中心にマスを集中させやすくなる。
請求項6に係る発明では、燃料ポンプとバッテリとをクランク軸の軸線に対して点対象な位置に配置したので、車体の重量バランスを向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、左右一対のメインフレーム12,13(手前側の符号12のみ示す。)と、これらのメインフレーム12,13の下部に取付けたV型のエンジン14と、メインフレーム12,13の後部下部を構成するピボットプレート部16,17(手前側の符号16のみ示す。)に上下スイング自在に取付けたスイングアーム18と、このスイングアーム18の後端に取付けた後輪21と、スイングアーム18の前部上部に一端を取付けるとともに他端をリンク機構22を介してピボットプレート部16,17の下端に取付けたリヤクッションユニット23と、メインフレーム12,13の前端に取付けたヘッドパイプ25に操舵自在に取付けたフロントフォーク26と、このフロントフォーク26の下端に取付けた前輪27と、フロントフォーク26の上端に取付けたバーハンドル28と、エンジン14の前方に配置した第1ラジエータ31及び第2ラジエータ32と、エンジン14の前部下部に支持部材33を介して取付けたバッテリ34と、メインフレーム12,13の上部にシートカウル36を介して取付けた燃料タンク37とを含む車両である。
メインフレーム12,13は、エンジン14の前部を支持するエンジンハンガ45と、エンジン14の後部を支持するエンジン支持部46,47とを備える。
エンジン14は、上部に設けた前側シリンダ部51及び後側シリンダ部52と、これらの前側シリンダ部51及び後側シリンダ部52のそれぞれの間に取付けた吸気装置53と、前側シリンダ部51の前部に取付けた前側排気装置54と、後側シリンダ部52の後部に取付けた後側排気装置56とを備え、後部に変速機58を一体的に設けたものである。なお、59はエンジン14のクランク軸、60はエンジン14の下端部に設けたオイルパンである。
変速機58は側方に突出する出力軸61を備え、この出力軸61にドライブスプロケット62を取付けたものである。
後輪21は一体的にドリブンスプロケット64を備え、上記したドライブスプロケット62とドリブンスプロケット64とにチェーン65が掛け渡されている。
ここで、71はカウリング、72はウインドスクリーン、73はフロントフェンダ、74は前輪用ディスクブレーキ、76はメインフレーム12,13の上方で燃料タンク37の前方に配置したエンジンコントロールユニット、77はエンジンコントロールユニット76にワイヤハーネス78を介して接続した電圧・電流調整用のレギュレータ、79は燃料タンク37に内蔵した燃料ポンプ、81はシートカウル36に取付けたシート、82はスイングアーム18をスイング自在に取付けるためにピボットプレート部16,17に設けたピボット軸、83はリヤフェンダである。
図2は本発明に係る自動二輪車の要部側面図であり、スイングアーム18は、前部上部にクッション上端取付部91を備え、このクッション上端取付部91にリヤクッションユニット23の上端部92を取付ける。
リンク機構22は、スイングアーム18の下部に設けた下方突出部94,94(手前側の符号94のみ示す。)に一端をスイング自在に連結した第1リンク95と、この第1リンク95の他端に一端を取付けるとともに他の2つの端部をリヤクッションユニット23の下端部97及びピボットプレート部16,17(手前側の符号16のみ示す。)の下端にそれぞれスイング自在に連結した三角形状の第2リンク98とからなる。なお、59aはクランク軸59の軸線、101〜104はリンク機構22の連結軸、107はリヤクッションユニット23に用いる作動油を貯めるリザーバである。
吸気装置53は、前側シリンダ部51及び後側シリンダ部52に取付けた吸気ボックス115と、この吸気ボックス115内に配置するとともに前側シリンダ部51及び後側シリンダ部52にそれぞれ取付けたスロットルボディ116,117と、これらのスロットルボディ116,117にそれぞれ取付けた燃料噴射弁121,122と、スロットルボディ116,117にそれぞれ取付けたエアファンネル125,126と、これらのエアファンネル125,126の開口に向けて燃料を噴射させるためにエアファンネル125,126のほぼ上方に配置した燃料噴射弁127,128とを含むものである。
図3は本発明に係る前側排気装置及び後側排気装置を示す斜視図であり、前側排気装置54は、前側シリンダ部51(図2参照)に取付けた排気管133,134と、これらの排気管133,134が集合する集合部135に取付けたマフラ136とからなる。
後側排気装置56は、後側シリンダ部52(図2参照)に取付けた上流側排気管141,142と、これらの上流側排気管141,142が集合する集合部143に取付けたU字状の下流側排気管145と、この下流側排気管145の端部に一体に設けた吐出管146とからなり、吐出管146は端部に排気ガスを排出する開口147を備える。
図4は本発明に係る第1ラジエータ及び第2ラジエータを示す斜視図である。
第1ラジエータ31は、横長で中央部よりも両端部が車両前方に位置するように前後方向に湾曲させたものであり、ラジエータコア151と、このラジエータコア151の両端に設けたサイドタンク152,153と、サイドタンク152に接続したラジエータ液注入管154と、このラジエータ液注入管154の端部に取付けたラジエータキャップ156と、サイドタンク153に接続した連結管157とからなる。158,158は第1ラジエータ31をメインフレーム12,13(図1参照)に取付けるための取付部である。
第2ラジエータ32は、縦長で第1ラジエータ31の左側の後方に配置したものであり、ラジエータコア161と、このラジエータコア161の上部及び下部にそれぞれ取付けたアッパタンク162及びロアタンク163とからなり、第1ラジエータ31とは第1ホース165で接続し、連結管157とは第2ホース166で接続し、ウォータポンプ167とは第3ホース168で接続する。なお、169,169は第2ラジエータ32をエンジンハンガ45(図2参照)に取付けるための取付部である。
図中の171,172は第1ラジエータ31とエンジン14(図2参照)とを接続する第4ホース及び第5ホース、173はエンジン14に備えるオイルクーラ、174は第1ラジエータ31とオイルクーラ173とを接続する第6ホース、176はエンジン14とホースで接続するためにウォータポンプ167に設けた接続口である。
図5は本発明に係るバッテリ支持構造を示す斜視図であり、バッテリ34を、支持部材33で支持するとともにゴムバンド181を掛けて固定したことを示す。
支持部材33は、バッテリ34を入れるトレイ183と、このトレイ183の側面に取付けた第1ステー部材184と、トレイ183の底面に取付けた第2ステー部材185とからなる。なお、187,188は支持部材33をエンジン14(図2参照)に取付けるために第1ステー部材184及び第2ステー部材185にそれぞれ開けた取付穴、189,189(一方の符号189のみ示す。)はゴムバンド181を掛けるためにトレイ183の両側面にそれぞれ取付けたフックである。
図6は本発明に係るエンジン及び機能部品のレイアウトを示す説明図である。
側面視で、エンジン14のクランク軸59の軸線59aを中心としてエンジン14の各部においてクランク軸59から最も遠い箇所、ここではオイルパン60の角部60a(この位置を点で示す。)と軸線59aとの距離を半径Rとする円195を描いたときに、リヤクッションユニット23、第1ラジエータ31、燃料ポンプ79、吐出管146は円195の円周上に位置し、第2ラジエータ32、バッテリ34、レギュレータ77、下流側排気管145は、円195の円周に近接し且つ円周内に位置する。
これらのリヤクッションユニット23、第1ラジエータ31、第2ラジエータ32、バッテリ34、レギュレータ77、燃料ポンプ79、下流側排気管145、吐出管146は機能部品であり、特に重量の大きなリヤクッションユニット23、第1ラジエータ31、第2ラジエータ32、バッテリ34、燃料ポンプ79、下流側排気管145、吐出管146がエンジン14の周囲に近接することで、エンジン14を含め、車体中心にマスが集中する。
従って、図1において、自動二輪車10がコーナ等を旋回する場合に、自動二輪車10が車体中心を中心として向きを変える回頭性が良くなり、旋回性を向上させることができる。
更に、クランク軸59の軸線59aに対してバッテリ34と燃料ポンプ79とをほぼ点対称な位置に配置することで、車体の重量バランスを向上させることができる。
また更に、リヤクッションユニット23、バッテリ34、レギュレータ77、燃料ポンプ79は、その長手方向が円195の円周にほぼ沿う、即ち、円195の接線方向に延びるため、それらの機能部品の各部が円周から大きく離れることがなく、効果的にマスの集中化を図ることができる。
以上の図1及び図6に示したように、本発明は、前輪27、後輪21間にエンジン14を配置した自動二輪車10において、機能部品(第1ラジエータ31、燃料ポンプ79、リヤクッションユニット23)を、側面視で、クランク軸59を中心としてクランク軸59からエンジン14の最遠部としてのオイルパン60の角部60aまでの距離を半径Rとする円195の円周上に配置したことを特徴とする。
これにより、ほぼ車体中心に配置したエンジン14の近傍にマスを集中させることができ、例えば、自動二輪車10の旋回性等の走行性能を向上させることができる。
また本発明は、機能部品を、第1ラジエータ31、燃料ポンプ79、リヤクッションユニット23としたことを特徴とする。
これにより、重量の大きな第1ラジエータ31、燃料ポンプ79、リヤクッションユニット23を円195の円周上に配置することで、マス集中効果を高めることができる。
更に本発明は、円195の円周の内側に電圧・電流調整用のレギュレータ77とバッテリ34とを配置したことを特徴とする。
これにより、エンジン14に付設したACゼネレータ(不図示)とレギュレータ77との距離を短縮することができ、ACゼネレータとレギュレータ77とを接続する導線を短くすることができ、軽量化を図ることができる。また、バッテリ34がエンジン14により近づくため、マス集中の効果を高めることができる。
また更に、本発明は、円195の円周上に下流側排気管145の吐出口としての吐出管146を設けたことを特徴とする。
これにより、重量の大きな下流側排気管145の大部分を円195の円周の内側に配置することができ、車体中心へのマスの集中化を効果的に行うことができる。
更にまた、本発明は、複数の機能部品(第1ラジエータ31、燃料ポンプ79、リヤクッションユニット23)のうち、少なくとも1部品、即ち燃料ポンプ79及びリヤクッションユニット23と、レギュレータ77及び/又はバッテリ34とを、その長手方向が円195の円周にほぼ沿うようにしたことを特徴とする。
これにより、機能部品(燃料ポンプ79、リヤクッションユニット23)と、レギュレータ77及び/又はバッテリ34のそれぞれのほぼ全体を円195の円周上又は円周により近い位置に配置することができ、車体中心にマスを集中させやすくなる。
更に本発明は、エンジン14をV型としたことを特徴とする。
これにより、重量バランス良く且つマスを集中させることができる。
図7は図2の7−7線断面図であり、第1リンク95は、第1ロッド201と第2ロッド202とをボルト203で連結し、ロックナット205,206で固定したものである。なお、207はボルト203の中央部に設けた六角部である。
スイングアーム18の下方突出部94,94と第1ロッド201とを連結する第1連結部211は、第1ロッド201の端部に形成した穴部212と、この穴部212に嵌合させた外輪213と、この外輪213に備える凹状の球面214に滑り自在に嵌合する凸状の球面216を備える内輪217と、この内輪217の内側に嵌合させた第1カラー218と、この第1カラー218の内側に嵌合させた第2カラー221と、この第2カラー221の端部及び一方の下方突出部94のそれぞれの間に介在させた端部部材220と、下方突出部94,94の一方に開けた軸挿通穴222に通すとともに第2カラー221の内側を貫通させ且つ先端を他方の下方突出部94に形成しためねじ223にねじ結合した中空のボルト状とした連結軸101と、外輪213が穴部212から抜けないようにする止め輪226とからなる。
第2ロッド202と第2リンク98とを連結する第2連結部231は、第2ロッド202の端部に形成した穴部232と、この穴部232に嵌合させたニードルベアリング233と、穴部232に嵌合させるとともにニードルベアリング233の両側に配置したダストシール234,234と、これらのニードルベアリング233及びダストシール234,234に回転自在に嵌合させたカラー236と、このカラー236の端部に当てたリング状プレート237と、第2リンク98の一端部に設けたアーム部241、242のうちの一方のアーム部242に形成した軸挿通穴243に通すとともにカラー236の内側及びリング状プレート237を貫通させ且つ他方のアーム部241に形成しためねじ243にねじ結合した中空のボルト状とした連結軸102とからなる。
図8は図2の8−8線断面図であり、リヤクッションユニット23(図2参照)の下端部97と第2リンク98とを連結する第3連結部251は、下端部97に形成した穴部252と、このこの穴部252に嵌合させた外輪253と、この外輪253に備える凹状の球面254に滑り自在に嵌合する凸状の球面256を備える内輪257と、この内輪257の内側に嵌合させた第1カラー258と、この第1カラー258の内側に嵌合させた第2カラー261と、この第2カラー261の端部及び後述するアーム部264のそれぞれの間に介在させた端部部材259と、第2リンク98の一端部に設けたアーム部263、264のうちの一方のアーム部264に形成した軸挿通穴265に通すとともに第2カラー261の内側を貫通させ且つ他方のアーム部263に形成しためねじ266にねじ結合した中空のボルト状とした連結軸103とからなる。
第2リンク98とピボットプレート部16,17とを連結する第4連結部271は、第2リンク98の端部に形成した穴部272と、この穴部272に嵌合させたニードルベアリング273,273と、穴部272に嵌合させるとともにニードルベアリング273,273の両側に配置したダストシール274,274と、これらのニードルベアリング273,273及びダストシール274,274に回転自在に嵌合させたカラー276と、このカラー276の端部に当てたリング状プレート277と、ピボットプレート部16に形成した軸挿通穴283に通すとともにリング状プレート277及びカラー276の内側を貫通させ且つピボットプレート部17に形成しためねじ283にねじ結合した中空のボルト状とした連結軸104とからなる。
前記円195(図6参照)の円周の近傍外側に配置されるこれらの第1リンク95及び第2リンク98からなるリンク機構22は、中空のボルト等で軽量化を図ることでマス集中化に寄与するとともに後輪21(図1参照)のショック吸収を良好なものとしている。
本発明は、自動二輪車に好適である。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部側面図である。 本発明に係る前側排気装置及び後側排気装置を示す斜視図である。 本発明に係る第1ラジエータ及び第2ラジエータを示す斜視図である。 本発明に係るバッテリ支持構造を示す斜視図である。 本発明に係るエンジン及び機能部品のレイアウトを示す説明図である。 図2の7−7線断面図である。 図2の8−8線断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、14…V型エンジン、21…後輪、23…リヤクッションユニット、27…前輪、31…第1ラジエータ、32…第2ラジエータ、37…燃料タンク、34…バッテリ、51…前側シリンダ、52…後側シリンダ、59…クランク軸、59a…クランク軸軸線、60a…最遠部(オイルパンの角部)、77…レギュレータ、79…燃料ポンプ、145…下流側排気管、146…吐出口(吐出管)、195…円、R…半径。

Claims (6)

  1. 前後輪(27,21)間に、前側シリンダ(51)と後側シリンダ(52)とを備えるV型エンジン(14)を配置した自動二輪車において、
    側面視で、クランク軸(59)を中心としてクランク軸(59)から前記エンジン(14)の最遠部であるオイルパン(60)までの距離を半径(R)とする円(195)の内側にラジエータ(32)を配置し、
    且つ前記ラジエータ(32)は、前記円(195)の内側で、V型エンジン(14)の前傾した前側シリンダ(51)の前側に配置するとともに、
    前傾した前記前側シリンダ(51)下方且つクランク軸(59)の下方で前記オイルパン(60)の前方にバッテリ(34)を配置し、
    燃料タンク(37)下部を後側シリンダ(52)の上面より上方において後部シリンダ(52)に沿って後下方に傾斜させ、燃料ポンプ(79)が燃料タンク(37)下部に沿って後下方に傾斜しつつその長手方向が前記円周にほぼ沿うように燃料タンク(37)内に配置されている、
    ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記円(195)の内側に後輪用クッションユニット(23)の一部を配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記円(195)の内側に電圧・電流調整用のレギュレータ(77)と前記バッテリ(34)とを配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記円(195)上に排気管(146)の吐出口を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。
  5. 前記レギュレータ(77)及び/又は前記バッテリ(34)は、その長手方向が前記円195)にほぼ沿うことを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
  6. 燃料ポンプ(79)と前記バッテリ(34)とを前記クランク軸(59)の軸線(59a)に対して点対象な位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
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