JP6015720B2 - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents
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Description
また、エンジンブラケット9の取付け幅が狭く、曲げ箇所が存在しているため、車体の縦剛性あるいは捩り剛性を向上させるための寄与率が少ない。更に、ラジエータがエンジンブラケット9に取り付けられているため、エンジン振動により共振する恐れがある。そのため十分な支持剛性を確保する必要上、エンジンブラケット9の増肉等により重量増加の原因となっている。
また、本発明の自動二輪車のフレーム構造において、前記前垂下部は、ボルト締結により前記メインフレームへ取り付けられることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のフレーム構造において、前記メインフレームに設けた前記ブラケット取付面は、車両正面視で車体中心線に対して上拡がりとなっていることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のフレーム構造において、前記垂下部は、前記メインフレームにおける前部の前垂下部と中央部の後垂下部との前後2箇所に設定されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のフレーム構造において、前記メインフレームの前記膨出部は、前記メインフレームの前記前垂下部と連接された位置に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のフレーム構造において、前記膨出部は、外側方端面が前後方向に細長い小翼型形状を呈するように形成されたことを特徴とする。
図1は、本発明の適用例としての自動二輪車100の概略構成を示す側面図である。先ず、図1を用いて、自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
このエンジン懸架ブラケット16はボディカウル117まわりにおいてカウリングの一部を兼ねた意匠面となっており、特徴のあるデザインとなっている。つまりエンジン懸架ブラケット16は単に剛性部材として機能するだけでなく、車両の外観意匠を構成する上で極めて優れた機能を発揮する。
更に、エンジン懸架ブラケット16はボルト22で締着される着脱構造となっていて、仮に車両の転倒時等により損傷した場合でも、ボルト22を外すことでエンジン懸架ブラケット16のみの交換で対応できる。つまり車体フレーム10本体側の交換は不要であり、交換費用等に関わるユーザ負担が少なくなる。
ラジエータ130の左右がエンジン懸架ブラケット16により、その上面が小翼型形状の膨出部13により囲まれることで、車両走行時に受ける走行風がラジエータ130を通過する際、その通過風に対する整流効果が向上し、熱風の排出効率が向上する。これによりラジエータ130による冷却水の冷却効果を高めることができる。
この場合、エンジン121と車体フレーム10を架設する位置をクランクケース123の最前位置に設けることで、エンジン懸架ブラケット16を剛性値のバランス調整の部材として効果的に使用することができる。
車体フレーム10として典型的なツインスパーフレームの例で説明したが、所謂ダイヤモンドフレームの一部やボックスフレームの場合でも本発明を適用可能である。また、ボルト22の本数等は必要に応じて適宜増減することができる。
Claims (12)
- ヘッドパイプから後方に向かって拡幅しながら延出する左右一対のメインフレームと、前記メインフレームに溶着され後下方に向かって延びるピボットフレームで構成され、
前記メインフレームの下方にエンジンが配置されていると共に、前記メインフレームに前記エンジンを保持締結するための垂下部が設けられた自動二輪車のフレーム構造であって、
前記メインフレームの前部に、前記メインフレームの側面から車幅方向左右外側方向に延出して形成される膨出部を設け、この膨出部の外側端に前記垂下部を設定可能にし、
前記垂下部は、車体正面視にて上下方向に直線的に配置され、
前記垂下部は前記メインフレームに対して別体に形成され且つ着脱可能な構造のエンジン懸架ブラケットで構成され、前記メインフレームの前記膨出部の先端に一体的に設けたブラケット取付面に取り付けられ、
前記垂下部の車両前方にラジエータが設置され、
前記ブラケット取付面は、前記ラジエータの左右全幅と略同等幅位置に設けられていることを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。 - 前記メインフレームは、左右が幅方向外側に拡幅した後に幅方向内側に屈曲し、
前記膨出部は、車体上面視における前記ヘッドパイプと前記屈曲する部位との中間に、前記メインフレームの側面から車幅方向左右外側方向に延出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフレーム構造。 - 前記前垂下部は、ボルト締結により前記メインフレームへ取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- 前記メインフレームに設けた前記ブラケット取付面は、車両正面視で車体中心線に対して上拡がりとなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- 前記ラジエータの上方取付部は前記メインフレームの前記膨出部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- 前記ラジエータの前記上方取付部は前記ブラケット取付面よりも上方で、その内側に前記メインフレームの前記膨出部に一体的に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- 前記垂下部は、前記メインフレームにおける前部の前垂下部と中央部の後垂下部との前後2箇所に設定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- 前記メインフレームの前記膨出部は、前記メインフレームの前記前垂下部と連接された位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車のフレーム構造。
- ヘッドパイプから後方に向かって拡幅しながら延出する左右一対のメインフレームと、前記メインフレームに溶着され後下方に向かって延びるピボットフレームで構成され、
前記メインフレームの下方にエンジンが配置されていると共に、前記メインフレームに前記エンジンを保持締結するための垂下部が設けられた自動二輪車のフレーム構造であって、
前記メインフレームの前部に、前記メインフレームの側面から車幅方向左右外側方向に延出して形成される膨出部を設け、この膨出部の外側端に前記垂下部を設定可能にし、
前記垂下部は、車体正面視にて上下方向に直線的に配置され、
前記垂下部は、前記メインフレームにおける前部の前垂下部と中央部の後垂下部との前後2箇所に設定され、
前記メインフレームは前記ヘッドパイプ後方から閉断面構造を有し、前記後垂下部の範囲が車幅方向に開口を有する開断面構造となっていることを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。 - ヘッドパイプから後方に向かって拡幅しながら延出する左右一対のメインフレームと、前記メインフレームに溶着され後下方に向かって延びるピボットフレームで構成され、
前記メインフレームの下方にエンジンが配置されていると共に、前記メインフレームに前記エンジンを保持締結するための垂下部が設けられた自動二輪車のフレーム構造であって、
前記メインフレームの前部に、前記メインフレームの側面から車幅方向左右外側方向に延出して形成される膨出部を設け、この膨出部の外側端に前記垂下部を設定可能にし、
前記垂下部は、車体正面視にて上下方向に直線的に配置され、
前記垂下部は、前記メインフレームにおける前部の前垂下部と中央部の後垂下部との前後2箇所に設定され、
前記前垂下部及び前記後垂下部で締結されるエンジン懸架位置は、前記エンジンのシリンダ軸線とクランク軸線に対して幅及び高さが略同等位置に対向して設定されていることを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。 - ヘッドパイプから後方に向かって拡幅しながら延出する左右一対のメインフレームと、前記メインフレームに溶着され後下方に向かって延びるピボットフレームで構成され、
前記メインフレームの下方にエンジンが配置されていると共に、前記メインフレームに前記エンジンを保持締結するための垂下部が設けられた自動二輪車のフレーム構造であって、
前記メインフレームは、左右が幅方向外側に拡幅した後に幅方向内側に屈曲し、
前記メインフレームの前部であって、車体上面視における前記ヘッドパイプと前記屈曲する部位との中間に、前記メインフレームの側面下側部位が車幅方向左右外側方向に延出してなり、車体前後方向に細長く形成される膨出部を設け、この膨出部の外側端に前記垂下部を設定可能にし、
前記垂下部は、車体正面視にて上下方向に直線的に配置されたことを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。 - 前記膨出部は、外側方端面が前後方向に細長い小翼型形状を呈するように形成されたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
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JP2014153180A JP6015720B2 (ja) | 2014-07-28 | 2014-07-28 | 自動二輪車のフレーム構造 |
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