JP4149723B2 - 自動二輪車のバッテリ配置構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体の使用していない空間を有効利用して大型のバッテリを制約なく容易に配置する自動二輪車のバッテリ配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車のバッテリ配置構造としては、例えば、特公平3−58932号公報「自動二輪車のバッテリー取付装置」が知られている。
上記公報の第2図には、車体枠を構成するメインパイプ23(符号については、同公報に記載されているものを使用した。以下同じ。)、バックステー25及びシートレール27で倒立三角形部を形成し、メインパイプ23の下部にリヤアーム40を上下スイング自在に取付け、このリヤアーム40の後端に後輪を取付け、リヤアーム40を構成する左右のリヤアーム部材39,39の間で且つ倒立三角形部の下部にバッテリー59を配置した自動二輪車が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術のように、バッテリー59を、上下にスイングするリヤアーム40のリヤアーム部材39,39間に配置すると、リヤアーム40との干渉を避けるようにバッテリー59を小さくしなければならず、必要とするバッテリー容量を確保することが難しくなる。また、リヤアーム40についても、バッテリー59によって形状、動作に制約を受けることが考えられる。車体に特別に利用していない広い空間があれば、その空間を有効に利用して大型のバッテリを制約なく配置することが可能になる。又、バッテリをできるだけエンジンに近い位置に配置して、マスの集中化が図れることが望ましい。
【0004】
そこで、本発明の目的は、自動二輪車のバッテリ配置構造を改良することで、車体の利用していない空間を有効利用して大型のバッテリを制約なく容易に配置することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ヘッドパイプから車体後方へメインフレームを延ばし、このメインフレームの下部にエンジンを取付けるとともにエンジンの後方で且つメインフレームの後部にピボット軸を介してスイングアームを取付け、このスイングアームの後端部に後輪を取付け、ヘッドパイプに回転可能にフロントフォークを取付け、このフロントフォークの下端に前輪を取付け、前輪と後輪との間にエンジンを配置し、このエンジンの前方で前輪の後方にラジエータを配置した自動二輪車において、ラジエータとエンジンとの間にバッテリを配置し、バッテリをバッテリホルダで保持し、このバッテリホルダの前部をラジエータに連結し、バッテリホルダの後部をエンジンに連結したことを特徴とする。
【0006】
エンジンとラジエータとの間の空間は、特別に配置する部品もなく比較的大きな空間であることから、この空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
バッテリを保持するバッテリホルダで、ラジエータをエンジンに取付ける取付ブラケットを兼用することができ、部品点数を削減することができる。
【0007】
請求項2は、エンジンに、クランクシャフトを収納するクランクケースと、このクランクケースの前端より後方に配置するとともにクランクケースの下面から下方に膨出するオイルパンとを備え、このオイルパンの前方にバッテリを配置したことを特徴とする。
【0008】
オイルパンの前方にバッテリを配置することで、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
【0009】
請求項3は、バッテリを、車体の左右のバンク角よりも車体内側に配置したことを特徴とする。
エンジンとラジエータとの間の空間は、特別に配置する部品もなく比較的大きな空間であることから、この空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
【0010】
また、オイルパンの前方にバッテリを配置することで、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
【0011】
請求項4は、エンジンの前側のシリンダヘッドから排気管をオイルパンの側方を通って後方へ延ばし、オイルパンの一側部に排気管との干渉を避ける逃げ部を設け、バッテリを、排気管から遠ざけるようにオイルパンの他側部側に配置したことを特徴とする。
バッテリを排気管から遠ざけ、排気管の熱影響を避ける。
【0012】
請求項5は、オイルパンの他側部側を傾斜面とし、この傾斜面にバッテリを沿わせて配置したことを特徴とする。
【0013】
エンジンとラジエータとの間の空間は、特別に配置する部品もなく比較的大きな空間であることから、この空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
【0014】
また、オイルパンの前方にバッテリを配置することで、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
更に、バッテリを排気管から遠ざけ、排気管の熱影響を避ける。
【0015】
請求項6は、バッテリを、エンジンとラジエータとにラバーを介して取付けたことを特徴とする。
バッテリをラバーマウント状態とすることで、エンジンの振動がバッテリに伝わるのを防止することができ、バッテリ内の構成部品の振動を抑えることができて、バッテリの寿命を延ばすことができる。
【0016】
請求項7は、バッテリホルダを、ラバーを介してエンジンとラジエータとに取付けたことを特徴とする。
【0017】
バッテリをラバーマウント状態とすることで、エンジンの振動がバッテリに伝わるのを防止することができ、バッテリ内の構成部品の振動を抑えることができて、バッテリの寿命を延ばすことができる。
また、エンジンの振動がバッテリホルダを介してラジエータへ伝わるのも防止することができ、ラジエータの長寿命化にも寄与することができる。
【0018】
請求項8は、ラジエータとエンジンとの間で且つエンジンの前部の下方にバッテリを配置したことを特徴とする。
エンジンの近傍にバッテリが配置されて、マスの集約化に貢献することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るバッテリ配置構造を採用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11から車体後方でやや下方に左右一対のメインフレーム12,12((奥側のメインフレーム12は不図示)を延ばし、これらのメインフレーム12,12の下部にV型5気筒エンジン13を取付けるとともにメインフレーム12,12の後部にピボット軸14を介してスイングアーム15を上下スイング可能に取付け、このスイングアーム15の前部上部にリヤクッションユニット16の上端を取付けるとともにスイングアーム15の後端部に後輪17を取付け、リヤクッションユニット16の下端をリンク装置18を介してメインフレーム12の後部下端部及びスイングアーム15の下部に取付け、エンジン13の前側のシリンダヘッド21から気筒毎に設けた排気管23〜25を後方へ延ばし、これらの排気管23〜25を奥側の右マフラ26に連結し、エンジン13の後側のシリンダヘッド28から気筒毎に設けた排気管31,32を後方へ延ばし、これらの排気管31,32を車体後部中央に設けた中央マフラ33に連結し、メインフレーム12,12の上部から後方へシートを兼ねるシートカウル34を延ばし、このシートカウル34の内側に燃料タンク35を取付け、この燃料タンク35内に燃料ポンプ36を配置した車両である。
【0020】
ここで、41はヘッドパイプ11に回転可能に取付けたフロントフォーク、42はフロントフォーク41の下端に取付けた前輪、43は前輪42の上方を覆うフロントフェンダ、44はアッパカウル、45はミドルカウル、46はロアカウル、48はラジエータ、51はバッテリ、52はオイルパン、53はタンクカバーである。
【0021】
図2は本発明に係る自動二輪車の要部側面図であり、エンジン13に、クランクシャフト60を収納するクランクケース61と、このクランクケース61の下部に取付けたオイルパン52とを備え、このオイルパン52の前方に、クランクケース61に取付けたバッテリホルダ63を配置し、このバッテリホルダ63でバッテリ51を保持し、バッテリホルダ63の前部をラジエータ48の下端にステー66を介して取付けたことを示す。
オイルパン52は、クランクケース61の前端61aより後方に配置するとともにクランクケース61の下面61bに取付けた部品である。
【0022】
ここで、68はクランクケース61の上部に設けるとともにシリンダヘッド21,28を載せたシリンダブロック、69はクランクケース61とシリンダブロック68との合わせ面、71はクランクケース61に取付けたオイルクーラ、72はオイルクーラ71を介してクランクケース61に取付けたオイルフィルタエレメント、73はシリンダヘッド21の上部を覆う前側ヘッドカバー、74はシリンダヘッド28の上部を覆う後側ヘッドカバー、75は前側のシリンダヘッド21と後側のシリンダヘッド28との間に設けたスロットルボディ、76はエンジン13の前部を取付けるためにメインフレーム12の前部に設けたエンジンハンガである。
【0023】
図3は本発明に係る自動二輪車の正面図であり、ミドルカウル45の前部に開口部81を設け、この開口部81の後方にラジエータ48を配置し、このラジエータ48の下部の後方で且つオイルパン52の手前にバッテリホルダ63を配置し、このバッテリホルダ63にバッテリ51を収納した状態を示す。なお、82はラジエータ48に冷却水を注入する注入口を塞ぐラジエータキャップである。
【0024】
θは自動二輪車10を傾斜させることのできる角度、即ちバンク角であり、車輪(図1に示した前輪42及び後輪17)の直進時の位置STに対して旋回時の位置をCR(下端部のみ示す。)とすると、位置CRでの車輪の側面とミドルカウル45の側面との接線83の水平からの傾きがバンク角となる。
【0025】
図4は本発明にバッテリ配置構造を示す要部正面図であり、クランクケース61から延ばした図示せぬブラケットにラバー85,85を介してバッテリホルダ63の上部をボルト86及びナット87で取付け、ラジエータ48(図2参照)側から延ばしたステー66にラバー85,85を介してバッテリホルダ63の前部をボルト91及びナット92で取付けた状態を示す。
【0026】
また、図では、排気管23〜25の熱影響を避けるため、バッテリ51を傾斜させるようにバッテリホルダ63で保持して、バッテリ51を排気管23〜25から遠ざけるようにしたことを示す。即ち、バッテリホルダ63を、排気管24から距離L1だけ離すとともに排気管25から距離L2だけ離したことを示す。なお、94は排気管23〜25との干渉を防止するためにオイルパン52に設けた逃げ部、95はオイルを排出するためにオイルパン52の下部に設けたドレン部である。
【0027】
このように、バッテリホルダ63をエンジン13(図2参照)側及びラジエータ48(図2参照)側にラバー85,85を介して取付ける、いわゆる、ラバーマウント状態とすることで、エンジン13の振動がバッテリ51に伝わるのを防止することができ、バッテリ51内の構成部品の振動を抑えることができて、バッテリ51の寿命を延ばすことができる。
【0028】
また、エンジン13の振動がバッテリホルダ63を介してラジエータ48へ伝わるのも防止することができ、ラジエータ48の長寿命化にも寄与することができる。
【0029】
図5は本発明に係るバッテリホルダの側面図であり、バッテリホルダ63は、浅底の容器にバッテリ51の一つの面を受ける傾斜壁101を立てた樹脂製の部材であり、上部にエンジン側に取付ける上部取付部102を設け、前部にラジエータ側に取付ける前部取付部103を設けたものである。
【0030】
上部取付部102は、前述のナット87を埋め込み、傾斜壁101に対して上部を角度φだけ折曲げた部分であり、上部取付部102を鉛直にエンジン側に取付けることにより、収納したバッテリ51を傾斜させる。
下部取付部103は、上部取付部102と平行に形成した部分である。
【0031】
ここで、105,106はバッテリホルダ63の側壁(側壁106は側壁105の奥側に位置する。)、107,108は、バッテリホルダ63内にバッテリ51を収納したときにバッテリ51を押えるためのゴムバンド111を掛けるフックである。
【0032】
図6は図5の6矢視図であり、バッテリホルダ63の傾斜壁101に板厚を他の部分よりも大きくした上部取付部102を設けることで、上部取付部102の剛性を高めたことを示す。なお、113は底壁、114は前部取付部103に開けた前部取付穴である。
【0033】
このように、バッテリホルダ63において、最も大きな荷重が作用する上部取付部102の板厚を大きくすることにより、バッテリホルダ63によって大型で大きな重量のバッテリ51を十分に支えることができる。
【0034】
以上の図1で説明したように、本発明は第1に、前輪42と後輪17との間にエンジン13を配置し、このエンジン13の前方で前輪42の後方にラジエータ48を配置した自動二輪車10において、ラジエータ48とエンジン13との間にバッテリ51を配置したことを特徴とする。
【0035】
エンジン13とラジエータ48との間の空間SPは、特別に配置する部品もなく比較的大きな空間であることから、この空間SPを有効に利用して車体に大型のバッテリ51を他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる。これにより、バッテリ51の容量を拡大することができる上、エンジン13の近傍にバッテリ51が配置されて、マスの集約化に貢献することができる。
また、例えば、従来のように、バッテリを車体中央に配置した場合のようにスイングアームの形状や動作に影響を与えることを、本発明では防止することができる。
【0036】
本発明は第2に、図2で説明したように、エンジン13に、クランクシャフト60を収納するクランクケース61と、このクランクケース61の前端61aより後方に配置するとともにクランクケース61の下面61bから下方に膨出するオイルパン52とを備え、このオイルパン52の前方にバッテリ51を配置したことを特徴とする。
【0037】
オイルパン52の前方にバッテリ51を配置することで、エンジン13の前方で最も広い空間、即ちエンジン13とラジエータ48との間の空間SPの下部空間にバッテリ51を配置することができ、バッテリ51の容量をより一層大きくすることができる上、エンジン13の近傍の下方にバッテリ51が位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
【0038】
本発明は第3に、バッテリ51をバッテリホルダ63で保持し、このバッテリホルダ63の前部をラジエータ48に連結し、バッテリホルダ48の後部をエンジン13に連結したことを特徴とする。
バッテリ51を保持するバッテリホルダ63で、ラジエータ48をエンジン13に取付ける取付ブラケットを兼用することができ、部品点数を削減することができて、自動二輪車のコストを低減することができる。
【0039】
尚、本発明の実施の形態では、図2に示したように、バッテリホルダ63の後部をブラケットを介してエンジン13に取付け、バッテリホルダ63の前部をステー66を介してラジエータ48に取付けたが、これに限らず、バッテリホルダ63の後部を直接にエンジン13に取付け、バッテリホルダ63の前部を直接にラジエータ48に取付けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の自動二輪車のバッテリ配置構造は、ヘッドパイプから車体後方へメインフレームを延ばし、このメインフレームの下部にエンジンを取付けるとともにエンジンの後方で且つメインフレームの後部にピボット軸を介してスイングアームを取付け、このスイングアームの後端部に後輪を取付け、ヘッドパイプに回転可能にフロントフォークを取付け、このフロントフォークの下端に前輪を取付け、前輪と後輪との間にエンジンを配置し、このエンジンの前方で前輪の後方にラジエータを配置した自動二輪車において、ラジエータとエンジンとの間にバッテリを配置し、バッテリをバッテリホルダで保持し、このバッテリホルダの前部をラジエータに連結し、バッテリホルダの後部をエンジンに連結したので、エンジンとラジエータとの間の空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
【0041】
また、バッテリを保持するバッテリホルダで、ラジエータをエンジンに取付ける取付ブラケットを兼用することができ、部品点数を削減することができて、自動二輪車のコストを低減することができる。
【0042】
請求項2の自動二輪車のバッテリ配置構造は、エンジンに、クランクシャフトを収納するクランクケースと、このクランクケースの前端より後方に配置するとともにクランクケースの下面から下方に膨出するオイルパンとを備え、このオイルパンの前方にバッテリを配置したので、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
【0043】
請求項3の自動二輪車のバッテリ配置構造は、バッテリを、車体の左右のバンク角よりも車体内側に配置したので、エンジンとラジエータとの間の空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
【0044】
また、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
【0045】
請求項4の自動二輪車のバッテリ配置構造は、エンジンの前側のシリンダヘッドから排気管をオイルパンの側方を通って後方へ延ばし、オイルパンの一側部に排気管との干渉を避ける逃げ部を設け、バッテリを、排気管から遠ざけるようにオイルパンの他側部側に配置したので、排気管の熱影響が避けられる。
【0046】
請求項5の自動二輪車のバッテリ配置構造は、オイルパンの他側部側を傾斜面とし、この傾斜面にバッテリを沿わせて配置したので、エンジンとラジエータとの間の空間を有効に利用して車体に大型のバッテリを他の部品等に制約を受けることなく容易に搭載することができる上、エンジンの近傍にバッテリが配置され、マスの集約化に貢献できる。
【0047】
また、エンジンの前方で最も広い空間をバッテリの配置に利用することができ、バッテリの容量をより一層大きくすることができる上、エンジンの近傍の下方にバッテリが位置するので、マスの集約化に加えて、低重心ともなり重量バランスが一層良好となる。
更に、バッテリが排気管から遠ざかり、排気管の熱影響が避けられる。
【0048】
請求項6の自動二輪車のバッテリ配置構造は、バッテリを、エンジンとラジエータとにラバーを介して取付けたので、バッテリをラバーマウント状態とすることで、エンジンの振動がバッテリに伝わるのを防止することができ、バッテリ内の構成部品の振動を抑えることができて、バッテリの寿命を延ばすことができる。
【0049】
請求項7の自動二輪車のバッテリ配置構造は、バッテリホルダを、ラバーを介してエンジンとラジエータとに取付けたので、バッテリをラバーマウント状態とすることで、エンジンの振動がバッテリに伝わるのを防止することができ、バッテリ内の構成部品の振動を抑えることができて、バッテリの寿命を延ばすことができる。
また、エンジンの振動がバッテリホルダを介してラジエータへ伝わるのも防止することができ、ラジエータの長寿命化にも寄与することができる。
【0050】
請求項8の自動二輪車のバッテリ配置構造は、ラジエータとエンジンとの間で且つエンジンの前部の下方にバッテリを配置したので、エンジンの近傍にバッテリが配置されて、マスの集約化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバッテリ配置構造を採用した自動二輪車の側面図
【図2】 本発明に係る自動二輪車の要部側面図
【図3】 本発明に係る自動二輪車の正面図
【図4】 本発明にバッテリ配置構造を示す要部正面図
【図5】 本発明に係るバッテリホルダの側面図
【図6】 図5の6矢視図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…ヘッドパイプ、12…メインフレーム、13…エンジン、14…ピボット軸、15…スイングアーム、17…後輪、21…シリンダヘッド、23〜25…排気管、41…フロントフォーク、42…前輪、48…ラジエータ、51…バッテリ、52…オイルパン、60…クランクシャフト、61…クランクケース、61a…クランクケースの前端、61b…クランクケースの下面、63…バッテリホルダ、85…ラバー、94…逃げ部、θ…バンク角。
Claims (8)
- ヘッドパイプから車体後方へメインフレームを延ばし、このメインフレームの下部にエンジンを取付けるとともにエンジンの後方で且つメインフレームの後部にピボット軸を介してスイングアームを取付け、このスイングアームの後端部に後輪を取付け、前記ヘッドパイプに回転可能にフロントフォークを取付け、このフロントフォークの下端に前輪を取付け、前記前輪と前記後輪との間に前記エンジンを配置し、このエンジンの前方で前輪の後方にラジエータを配置した自動二輪車において、
前記ラジエータと前記エンジンとの間にバッテリを配置し、
前記バッテリはバッテリホルダで保持し、このバッテリホルダの前部を前記ラジエータに連結し、バッテリホルダの後部を前記エンジンに連結したことを特徴とする自動二輪車のバッテリ配置構造。 - 前記エンジンは、クランクシャフトを収納するクランクケースと、このクランクケースの前端より後方に配置するとともにクランクケースの下面から下方に膨出するオイルパンとを備え、このオイルパンの前方に前記バッテリを配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記バッテリを、車体の左右のバンク角よりも車体内側に配置したことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記エンジンの前側のシリンダヘッドから排気管を前記オイルパンの側方を通って後方へ延ばし、前記オイルパンの一側部に前記排気管との干渉を避ける逃げ部を設け、前記バッテリを、前記排気管から遠ざけるように前記オイルパンの他側部側に配置したことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記オイルパンの他側部側を傾斜面とし、この傾斜面に前記バッテリを沿わせて配置したことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記バッテリは、前記エンジンと前記ラジエータとにラバーを介して取付けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記バッテリホルダは、ラバーを介して前記エンジンと前記ラジエータとに取付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
- 前記ラジエータと前記エンジンとの間で且つエンジンの前部の下方に前記バッテリを配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のバッテリ配置構造。
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