JP3591774B2 - 自動2輪車用カウル - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、シート下方に配置される部品のメンテナンス性を向上した自動2輪車用カウルに関する。
【0002】
【従来の技術】
低重心化を目的とする燃料タンクの構造として、例えば、特開平2−95996号及び実開平1−179089号公報記載のものがある。前者はリヤクッションを車体片側へオフセットし、燃料タンクの下部をリヤクッションの側方に配設してある。リヤクッションは前後方向へ長く略横置きされ、その前部(上部)は燃料タンクの本体部下方に位置するとともに、その側方を下向き略コ字状断面のリヤフレームで覆われている。このリヤフレームはその上面に燃料タンクの後部上方を覆うシートを装着するとともに、前端部を燃料タンクが支持されているメインフレームへボルト止めにより取付けられている。
【0003】
また、後者は前後方向へ振り分け状をなす後部室を形成し、この後部室をリヤクッションの上に跨がせてある。これらはいずれも燃料タンクの位置を車体の重心近傍へ近接させることにより低重心化を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで一般的にシートはメインフレームの燃料タンク配置部分近傍から後方へ延出するシートレールに支持され、リヤカウルもシートと別にシートレール側へ取付けられる。したがって、燃料タンクの後端部やその配管部品並びにリヤクッションの上部などのシートの下方へ配置された部品をメンテナンスする場合にはシートレールが邪魔にならないよう配置する必要があり、実際にはシート下方へメンテナンス性を良好に維持したまま配置することは困難である。
【0005】
そのうえ、従来例においてシート下方のリヤクッションの前部(上部)に対してメンテナンスを行う場合、前者公報の構造では、まずシートとリヤフレームを車体側から取り外し、さらにリヤクッションの前部(上部)上方に燃料タンクの本体部が位置するため燃料タンク自体をメインフレームから外さなければならないので、多くの手間を要する。
【0006】
後者公報の場合も、メンテナンスに際して同様にシート及び燃料タンクの取り外しが原則的に必要になるが、この取り外しをしないで済ませるためには、燃料タンクの側方を覆う部分的なタンクカバーにメンテナンス用開口部を設けなければならず、特別なタンクカバーを設けることになる。
【0007】
したがって、シート下方に配置される部品のメンテナンス性を向上させるためには、まずこの部分にシートレールを配置させないようにすることが望まれる。そのうえ、カバー側にも特別な構造を要求せず、かつ燃料タンクの本体部を車体から取り外さずにメンテナンス部分を露出させることにより、この部分を簡単にメンテナンスできるようにしてメンテナンス性を向上させることが望まれる。
さらに、特開平4−2584号には、リヤカウルを前後に分割し、前部をメインフレームへ取付け、かつその上面へ燃料タンクの後端部をボルト止めし、後部はシートを上面に支持するとともに、メインフレームの後端部から上方へ長く突出させたブリッジへ取付けることにより、シートレールを廃止するとともに、リヤカウルの後部をシートとともに取り外すことによりリヤクッション等に対するメンテナンス性を向上させることが示されている。しかしこのような構成であっても、リヤカウルを支持するためシートレールに代わって車体フレームの一部をなす比較的大型のブリッジが必須であり、程度の差はあっても車体フレームの大型・重量化を招く。また燃料タンクを前後等複数カ所で車体側へ取付けなければならないから、この取付部の数を削減することも望まれる。そこで本願発明はかかる要請を実現するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の自動2輪車用カウルに係る請求項1の発明は、ヘッドパイプから後下方へ延びる左右一対のメインフレームを有し、これらのメインフレームに支持された燃料タンクと、その後方に配置されるシートを備え、前記メインフレームの後端部をピボットプレートへ接続し、このピボットプレートに前端を軸支したリヤアームの後端に後輪を回転自在に支持し、前記ピボットプレートの上部と前記リヤアームの底部間にリヤクッションが配設され、このリヤクッションの上方を上面にシートを有するリヤカウルで覆った自動2輪車において、前記燃料タンクの後部は一段下がって連続しながら後方へ延びて前記シート下方位置へ至る延出部を備えるとともに、前記リヤカウルは、その前端部を左右のメインフレーム及びピボットプレートへ着脱自在に取付けられ、かつ前記燃料タンクの前記延出部によって下方から支持されることを特徴とする。
請求項2は上記請求項1において、前記延出部は前記燃料タンクのサブタンクであることを特徴とする。
請求項3は上記請求項1において、前記燃料タンクを回動自在に支持するとともに、前記リヤカウルの取付けにより前記延出部を上方から押さえつけて前記燃料タンクが回動しないように固定することを特徴とする請求項1記載の自動2輪車用カウル。
請求項4は上記請求項1において、前記リヤカウルを下方から支持する前記延出部の上面は、前記リヤカウルの上面であるシート取付け面に対して側面視で傾斜していることを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1によれば、シートを上面に支持するリヤカウルが燃料タンクの延出部により下方から支持されるので、シートを支持するためのシートレールを廃止でき、車体フレームの軽量・小型化を可能にする。また、リヤカウル前端部の車体取付部を外せば、リヤカウルをシートと共に取り外すことができ、シート下方に位置する燃料タンクの後端部やその配管部品並びにリヤクッションの上部が露出し、これらの部分に対するメンテナンスが可能になる。
請求項2によれば、前記延出部を前記燃料タンクの後部をなすサブタンクによって構成することができ、延出部は燃料タンクの容量拡大に貢献し、かつリヤカウルの支持部材として機能する。
請求項3によれば、燃料タンクを回動自在に支持するとともに、リヤカウルの取付けにより延出部を上方から押さえつけて前記燃料タンクが回動しないように固定するので、例えば、燃料タンクの前端部を回動自在に支持すれば、後端部側はリヤカウルで押さえつけられることにより固定され、特別な取付構造が不要になる。したがって、製造コストを削減できるとともに、車体の軽量化にも寄与する。しかも、リヤカウルの着脱によって、同時に燃料タンクの回動又は固定をおこなうことができるから、メンテナンス等における作業効率の向上を図ることができる。
請求項4によれば、リヤカウルを下方から支持する延出部の上面は、リヤカウルの上面であるシート取付け面に対して側面視で傾斜しているので、例えば、ブレーキ操作時に燃料タンクが回動しようとすれば、リヤカウル側との接触面積が増大する等、燃料タンクの挙動に対して安定して支持することができる。
【0010】
【実施例】
図1乃至図6に一実施例を示す。図1は実施例の適用された自動2輪車における車体左側面を示し、まずこの図において車体構造の概略を説明する。車体フレームを構成するメインフレーム1が車体の前後方向へ設けられ、その前端部にはヘッドパイプ2を介してフロントフォーク3が支持される。メインフレーム1はヘッドパイプ2から後下方へ左右一対で延びている。
【0011】
フロントフォーク3の下端部には前輪4が支持され、前輪4の上部はフロントフェンダ5で覆われている。
車体前部はフロントカウル6で覆われ、その上部前面に形成された開口部7から後方へエアダクト8が一体に延出されている。
【0012】
エアダクト8の後部はエアダクトパイプ9の前端部ヘ接続し、エアダクトパイプ9の後部は気化器カバーCVを構成するカバー上部10へ接続されている。エアダクトパイプ9はフロントカウル6の支持に役立つ程度の剛性を有する。
【0013】
カバー上部10はヘッドパイプ2の後方かつ燃料タンク11の前方に燃料タンク11と略同程度の高さで上方へ突出形成されている。
【0014】
燃料タンク11の前部はメインフレーム1に設けられたステー12に対して支軸13によって回動自在に支持されている。
【0015】
気化器カバーCVの前部下方は、メインフレーム1に設けられた導風板14へ接続し、導風板14は上部ラジエタ15の上方でフロントカウル6の前面に形成されたラジエタ用の導風口16の上部に臨み、走行風を気化器カバーCVの下部へ導くようになっている。
【0016】
上部ラジエタ15はその下方に位置する下部ラジエタ17と接続し、上下分割ラジエタを構成している。
【0017】
上部ラジエタ15及び下部ラジエタ17の後方にはエンジン18が配設され、メインフレーム1によって支持されている。このエンジン18はV型4気筒式である。図中の符号19はバッテリである。
【0018】
カバー上部10の下方は、燃料タンク11の下方を底部に沿って後方へ延びるカバー下部20に接続し、カバー下部20によって気化器ベース21が覆われている。
【0019】
このカバー下部20は、エアダクトパイプ9及びカバー上部10と共に気化器カバーCVを構成し、気化器カバーCVの内側に後述する気化器へ空気を供給するための空気室が形成されている。
【0020】
メインフレーム1の後部はピボットプレート22に接続し、このピボットプレート22に前端部が軸支されたリヤアーム23の後端部には後輪24が回転自在に支持されている。
【0021】
また、ピボットプレート22の上部とリヤアーム23の底部間にリヤクッション25が配設される。リヤクッション25の上部はその左右側を、燃料タンク11の後方へ延出したサブタンク26によって覆われ、サブタンク26の上部並びに左右はリヤカウル27によって覆われている。サブタンク26は補助タンクとして機能する部分であり、後端部は後方へ延びてシート28の下方位置まで達している。
【0022】
リヤカウル27の上面にはシート28が設けられ、かつリヤカウル27の前端部は公知のワンタッチファスナー29、30でメインフレーム1及びピボットプレート22へ取付けられている。また、この取付状態にてリヤカウル27の前部はサブタンク26の上面により下方から支持されている。このリヤカウル27を支持するサブタンク26の上面は、図示の側面視にて、リヤカウル27の上面であってシート28を支持する部分であるシート28の取付面に対して、後方へ間隔が拡大するように、後方下がりに傾斜している。
【0023】
図中の符号31は携帯式無線電話機であり、32は携帯式無線電話機31をリヤカウル27へ取付けるためのリッドである。
【0024】
図2は燃料タンク11をメインフレーム1から外してある状態を示し、燃料タンク11の前部左右両側(右側は見えていない)にブッシュ33が設けられ、ここでメインフレーム1上のステー12へボルト形状の支軸13によって取付けられ、支軸13を中心にしてメインフレーム1上へ回動自在に支持されている。
なお、サブタンク26がリヤカウル27の車体フレーム側に対する取付けによって上方から押さえつけられて固定されることにより、燃料タンク11の回動が阻止されている。リヤカウル27を取り外せば、左右一対の支軸13を中心に燃料タンク11を前方へ回動させることができる。
【0025】
燃料タンク11の後部は一段下がって連続しながら後方へ延び、本願の延出部分であるサブタンク26となり、クロスメンバ34を後方へ乗り越えたところでて下方へ落ち込む形状になっている。
【0026】
クロスメンバ34は左右のピボットプレート22(右側は見えていない)間を連結し、その中央に設けられた一部を切り欠いて示した取付部35にはリヤクッション25の上部が支持されている。
【0027】
サブタンク26の上面にはゴムクッション36が設けられ、側部は左室37と右室38に分割され、左室37と右室38との間には、前後方向へ延びて下方及び後方へ開放された導風路39が形成されている。
【0028】
導風路39は左右対称形の燃料タンク11の中央部に設けられるので、車体中心上にあり、同様に車体中心に上に配設されたリヤクッション25の上部を導風路39の内部へ収納できる。
【0029】
図3は後輪24、リヤクッション25及びサブタンク26の位置関係を示す図であり、後輪24もリヤクッション25及び導風路39と同様に車体中心線C上に配設され、導風路39内のリヤクッション25は後輪24の外周部と対面している。
【0030】
再び図2において、左室37と右室38の各背面側における底部近傍部間は横パイプ40によって連通され、これにより両室内の液面が均一化されている。
【0031】
また、左室37の後部にはポンプ室41が設けられ、その底部に形成された開口部42から左室37内へ燃料ポンプ43が嵌合され、ベース44がポンプ室41の下面に適宜方法で取付けられる。
【0032】
ベース44には常用吐出口45が設けられ、これに一端を接続された燃料パイプ46の他端が流量計47に接続されている。
【0033】
流量計47は右室38の背面上部へ予め取付けられている支持部48を介して取付けられ、2方向ジョイントパイプ49を介して気化器(図示省略)へ接続している。
【0034】
さらに、ベース44には補助吐出口50が設けられ、これに一端を接続された燃料パイプ51の他端が2方向ジョイントパイプ49の流量計47が接続していない他の接続口へ接続されている。
【0035】
補助吐出口50への切り換えは、内蔵のコック(図では見えない)によって行われる。図中の符号52及び53はこの切り換えを行うプーリとその操作ワイヤである。
【0036】
燃料タンク11の底部でサブタンク26の段部中央に位置決めピン54が下方へ突出して設けられ、クロスメンバ34の中央部から斜め上方へ突出するボス55ヘ係脱自在になっている。
【0037】
図4は位置決めピン54がボス55ヘ係合した状態を示す拡大断面であり、この状態では燃料タンク11の後部側の左右動が規制される。符号56はゴムリングであり、位置決めピン54が密に嵌合可能になっている。
【0038】
図5はゴムクッション36とリヤカウル27との関係を示す拡大断面であり、図6は燃料タンク11の回動を説明するための図である。図6における燃料タンク11の固定状態(実線状態)のとき、図5に示すようにリヤカウル27の突部57がゴムクッション36を押しつけることによりサブタンク26の浮き上がりを防止するようになっている。
【0039】
次に、本実施例の作用を説明する。リヤクッション25の上部等をメンテナンスする場合は、図6において、サブタンク26の左右及び上部を覆うリヤカウル27を車体へ固定しているワンタッチファスナー29、30を外してリヤカウル27をシート28と一緒に取り去ると、従来のようなシート28を支持するためのシートレールを配置しないで済むため、サブタンク26及びその配管部品等(40、46,47、49、51等)が露出し、さらにサブタンク26の導風路39からリヤクッション25の上部が露出するので、これらに対するメンテナンスを容易にできる。
しかも、リヤカウル27をサブタンク26で下方から支持することによりシートレールを廃止できるので、車体フレームの軽量・小型化を可能にする。また、リヤカウル27の支持部を燃料タンク11の後部であるサブタンク26によって構成するので、サブタンク26が燃料タンク11の容量拡大に貢献するとともにリヤカウル27の支持部材として機能する。
【0040】
そのうえ、燃料タンク11は前部側を支軸13でメインフレーム1で取付けられているから、サブタンク26側を持ち上げれば、仮想線で示すように支軸13の回りに回動してリヤクッション25の上部全体を露出できるので、この部分の
メンテナンスを容易にできる。
また、リヤカウル27の取付けによりサブタンク26を上方から押さえつけて燃料タンク11が回動しないように固定することができるので、燃料タンク11は前端部を左右一対の支軸13だけで車体側へ回動自在に支持でき、後端部側に対する特別な取付構造が不要になる。したがって、製造コストを削減できるとともに、車体の軽量化にも寄与する。
しかも、リヤカウル27の着脱によって、同時に燃料タン11クの回動又は固定をおこなうことができるから、メンテナンス等における作業効率の向上を図ることができる。
さらに、リヤカウル27を下方から支持するサブタンク26の上面を、リヤカウル27の上面であるシート取付け面に対して側面視で傾斜させることにより、例えば、ブレーキ操作時に燃料タンク11が前方へ回動しようとすれば、リヤカウル27側との接触面積が増大する等、燃料タンク11の挙動に対して安定して支持することができる。
【0041】
しかも、特別なメンテナンス用の開口部を設ける必要がなく、かつ燃料タンク11をメインフレーム1へ取付けるための支軸13を2本だけで済ませることができるので、著しくメンテナンス性が向上する。そのうえ、リヤカウル27を利用してサブタンク26すなわち燃料タンク11を容易かつ確実に固定できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る自動2輪車用カウルは、リヤクッションの上方を上面にシートを有するリヤカウルで覆い、このリヤカウルの前端部を左右のメインフレーム及びピボットプレートへ着脱自在に取付け、燃料タンクの延出部により下方から支持されたので、リヤカウル前端部の車体取付部を外せば、リヤカウルとシートを一緒に取り外すことができ、従来のようなシートの下方にこれを支持するためのシートレールを配置しないで済むため、シート下方に位置する燃料タンクの後端部やその配管部品等並びにリヤクッションの上部が露出し、これらの部分に対するメンテナンスが可能になり、メンテナンス性が向上する。また、車体フレームの軽量・小型化を可能にする。
さらに、延出部を燃料タンクの後部をなすサブタンクによって構成することができ、この場合、延出部は燃料タンクの容量拡大に貢献し、かつリヤカウルの支持部材として機能する。
また、燃料タンクを回動自在に支持するとともに、リヤカウルの取付けにより延出部を上方から押さえつけて燃料タンクが回動しないように固定することができる。このようにすると例えば、燃料タンクの前端部を回動自在に支持すれば、後端部側はリヤカウルで押さえつけられることにより固定され、特別な取付構造が不要になる。したがって、製造コストを削減できるとともに、車体の軽量化にも寄与する。しかも、リヤカウルの着脱によって、同時に燃料タンクの回動又は固定をおこなうことができるから、メンテナンス等における作業効率の向上を図ることができる。
また、リヤカウルを下方から支持する延出部の上面を、リヤカウルの上面であるシート取付け面に対して側面視で傾斜させることにより、例えば、ブレーキ操作時に燃料タンクが回動しようとすれば、リヤカウル側との接触面積が増大する等、燃料タンクの挙動に対して安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を適用した自動2輪車の側面図
【図2】実施例の要部の分解斜視図
【図3】実施例要部の作用を原理的に示す斜視図
【図4】実施例要部の拡大断面図
【図5】実施例要部の拡大断面図
【図6】実施例要部の作用を示す側面図
【符号の説明】
1:メインフレーム、11:燃燃タンク、24:後輪、25:リヤクッション、26:サブタンク、27:リヤカウル、39:導風路
Claims (4)
- ヘッドパイプから後下方へ延びる左右一対のメインフレームを有し、これらのメインフレームに支持された燃料タンクと、その後方に配置されるシートを備え、前記メインフレームの後端部をピボットプレートへ接続し、このピボットプレートに前端を軸支したリヤアームの後端に後輪を回転自在に支持し、前記ピボットプレートの上部と前記リヤアームの底部間にリヤクッションが配設され、このリヤクッションの上方を上面にシートを有するリヤカウルで覆った自動2輪車において、
前記燃料タンクの後部は一段下がって連続しながら後方へ延びて前記シート下方位置へ至る延出部を備えるとともに、
前記リヤカウルは、その前端部を左右のメインフレーム及びピボットプレートへ着脱自在に取付けられ、かつ前記燃料タンクの前記延出部によって下方から支持されることを特徴とする自動2輪車用カウル。 - 前記延出部は前記燃料タンクのサブタンクであることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車用カウル。
- 前記燃料タンクを回動自在に支持するとともに、前記リヤカウルの取付けにより前記延出部を上方から押さえつけて前記燃料タンクが回動しないように固定することを特徴とする請求項1記載の自動2輪車用カウル。
- 前記リヤカウルを下方から支持する前記延出部の上面は、前記リヤカウルの上面であるシート取付け面に対して側面視で傾斜していることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車用カウル。
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