JPS5847220Y2 - オ−トバイのラジエ−タ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイのラジェータ装置に関する。

オートバイのエンジンを水冷式にする場合、エンジンの
前方にラジェータを配置する。

このようにすると、山地で競走等をするオートバイでは
、ラジェータに泥が付き易く、かつ下側に設けられてい
るので走行風が当り難い。

また山地や荒地で競走する車は、急坂等でエンジンを酷
使するが、スピードが上らず、走行風が不足する。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

オートバイのフレーム１の前上部を跨ぐように取着した
燃料タンク２の前部に空胴３を設ける。

そして、燃料タンク２の前縁に、エンジン４を冷却する
冷却水のラジェータ５を取着する。

空胴３の側面には、空気抜き用の空気孔６をスリット状
に設ける。

又、ラジェータ５の後方には、エンジン４の吸気管７に
連結したエヤクリーナ８を配置する。

作用について説明する。

オートバイを走行させると、ラジェータ５に走行風が当
り、ラジェータを冷却し、冷却した空気は空気孔６から
抜ける。

ラジェータ５は、比較的高い位置であるので走行風が当
り易く、前輪で跳上げた泥がかかりにくい。

また、低速で走るときは、走行風が少くなるが、エンジ
ン４が吸入する吸気の吸入口に当るエヤクリーナ８が、
ラジェータ５の後に配置しであるので、吸入空気の流れ
があって、ラジェータ５に空気が流れて、冷却できる。

以上説明したように、この考案は、フレームの前上部を
跨ぐように取着した燃料タンクの前部に空胴を設け、燃
料タンクの前端にラジェータを取着し、空胴の側面に空
気孔を設け、ラジェータの後方にエヤクリーナを配置し
たので、走行風がよく当り、またラジェータが高い位置
であるので、泥がかかることが少い。

そして、速度の遅い走行風が少いときでも、エヤクリー
ナに吸入される空気によって、ラジェータ付近に空気流
れが確保でキテ冷却できる。

しかも、この種のオートバイハ、タンク容量が少くても
よく、ラジェータが燃料タンクによって隠れるので、体
裁もよくできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断側面図、第
２図は第１図Ａ−Ａ矢視拡犬断面図である。 １・・・・・・フレーム、２・・・・・・燃料タンク、
３・・・・・・空胴、５・・・・・・ラジェータ、６・
・・・・・空気孔、８・・・・・・エヤクリーナ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フレームの前上部を跨ぐように取着した燃料タンクの前
   部に空胴を設け、燃料タンクの前端にラジェータを取着
   し、空胴側面に空気孔を設け、ラジェータの後方にエヤ
   クリーナを配置したことを特徴とするオートバイのラジ
   ェータ装置。