JP7278027B2 - マイクロ流体送達による遺伝子編集 - Google Patents

マイクロ流体送達による遺伝子編集 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2015年1月12日に出願された米国仮出願第62/102,347号の優先権による利益を主張し、その全内容を参照により本明細書に援用する。
連邦政府資金による研究の記載
本発明は、米国国立衛生研究所によって締結された認可番号R01GM101420-01A1の下、政府援助を受けて行われた。政府は本発明において一定の権利を有する。
本明細書に記載する主題は、機械的細胞破砕により細胞内に遺伝子編集コンポーネントを導入することによる遺伝子編集に関する。
配列表の参照
本出願は、517キロバイトのサイズであり、MS-Windowsとのオペレーティングシステム互換性を有するIBM-PCマシンフォーマットで2016年1月12日に作成された「38172-510001WO_Sequence_Listing_ST25.txt」という名称のファイルにあるヌクレオチド及び/またはアミノ酸配列を参照により援用し、これは本出願の一部としての2016年1月12日に出願されたテキストファイル中に含まれている。
ゲノム編集技術、例えばクラスター化等間隔短回文反復配列(CRISPR)-CRISPR関連タンパク質9(Cas9)及び転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)などは、細胞の遺伝子コードを変化させる能力に大きな可能性を秘めていることがわかっている。したがって、これらの技術は創薬における新規な洞察を可能とし、次世代遺伝子治療の開発につながり得る。タンパク質コンポーネント及び核酸コンポーネント、例えばデオキシリボ核酸(DNA)及び/またはリボ核酸(RNA)を含む遺伝子編集複合体は、細胞膜を容易に通過することができない。したがって、そのような複合体の送達が課題であった。
本発明の方法及びシステムは、標的細胞への遺伝子編集コンポーネント及び遺伝子編集複合体の細胞内送達の問題を解決する。本明細書に記載する結果は、細胞膜の機械的破砕による遺伝子編集コンポーネント、例えばタンパク質、リボ核酸(RNA)、及びデオキシリボ核酸(DNA)の送達が遺伝子編集の成功につながることを示す。遺伝子編集物質の細胞内送達は現在の課題であるので、本方法は、潜在的に有害なウイルスベクターまたは電界を用いることなく標的細胞を改変するためのロバストな機構を提供する。さらに、プロセスのスケーラビリティ及び比較的単純性が幅広い普及に適している。本方策及び方法は研究及び治療におけるゲノム工学用途に適している。
したがって、細胞内へのタンパク質-核酸複合体の送達方法は、懸濁液中の細胞を準備すること;細胞変形狭窄部(cell-deforming constriction)を含むマイクロ流体チャネルに溶液を通過させること;狭窄部に細胞を通過させ、その結果、細胞に圧力が加わり、前記タンパク質-核酸複合体が透過するのに十分大きな細胞の摂動(perturbation)を引き起こすこと;及び細胞が狭窄部を通過する前またはその後に複合体含有溶液中で細胞を所定の時間インキュベートすることによって行われる。例示的なタンパク質-核酸複合体は遺伝子編集コンポーネントを含む。例えば、タンパク質-核酸複合体はCasタンパク質(例えばCas9タンパク質など)及びガイドRNA(gRNA)またはドナーDNAを含む。他の例では、タンパク質-核酸複合体はTALENタンパク質、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)、メガヌクレアーゼ、またはCreリコンビナーゼを含む。
本方法及びシステムは一般に、複合体、例えばタンパク質-タンパク質複合体、低分子+RNA複合体などのサイトゾル送達に適用可能である。
様々な標的細胞型をこのように処理する。例えば、細胞は哺乳類細胞、例えば免疫細胞(例えばT細胞)などまたは幹細胞、例えば造血幹細胞などを含む。
マイクロ流体システムは複数のマイクロ流体チャネルを含み得る。複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは内腔を画定し、バッファー中に懸濁した細胞が内腔を通過することができるように構成される。いくつかの実施形態において、マイクロ流体チャネルは1つ以上の細胞変形狭窄部を含む。いくつかの実施形態において、狭窄部の直径は細胞の直径の関数である。したがって、本発明のマイクロ流体システム内には多くのマイクロ流体チャネルが存在し得る。例えば、マイクロ流体システムは例えば2、5、10、20、40、45、50、75、100、500、1,000またはこれより多くの並列に並んだ複数のマイクロ流体チャネルを含み得る。
複数の並列マイクロ流体チャネルを有するマイクロ流体システムは細胞へのペイロードの高スループット送達を可能にする。多くの細胞が各並列チャネルを1つずつ通過することができる。文脈に応じて、「細胞」という言及は1つ以上の細胞のことをいう場合があると理解されるであろう。
狭窄部の直径は処理しようとする細胞型の大きさに応じて選択する。いくつかの実施形態において、細胞は流体の流れによって主に圧縮され得る。いくつかの実施形態において、直径は細胞の直径未満である。例えば、狭窄部の直径は細胞の直径のほぼまたは約20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または20~99%であり得る。例えば、狭窄部は細胞の直径のほぼ20~99%である、例えば狭窄部の直径は細胞の直径のほぼ60%である。狭窄部の直径の非限定例としては、ほぼまたは約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、2~10μm、または10~20μmが挙げられる。様々な長さの狭窄部も可能である。狭窄部の長さの非限定例としては、ほぼまたは約10、15、20、24、30、40、50、60、70、80、90、100、10~40、10~50、10~60、または10~100μmが挙げられる。
本明細書に記載する主題は、複合体のコンポーネント(またはそのコンポーネントをコードする核酸)を断片的に送達する方法に勝る多くの技術的な利点を提供する。ほとんどの遺伝子編集システムでは複合体形成が細胞内で発生する必要があり、これは非効率的なプロセスであり得る。RNA及びCas(例えばCas9など)を複合体形態(または他のタンパク質/核酸遺伝子編集複合アセンブリ)で送達する利点としては、他の方法と比較してより良好な効率及び特異性が挙げられる。Casタンパク質(例えばCas9タンパク質など)を発現させるmRNAまたはDNA操作を不要とすることによって、細胞がタンパク質に曝露される時間を減少させ、それによりオフターゲット効果の可能性を減少させることができる。編集コンポーネントを複合体形態で細胞に送達することは、Cas(例えばCas9など)が細胞内の他のRNA鎖と複合体化し、誤った部位を切断するリスクも排除/最小化する。例えば、RNA単独では細胞内及び細胞外Toll様受容体(TLR)及びパターン認識受容体によって検出され、インターフェロン応答または他の抗ウイルス経路を促進し得る。複合体形態はこれらの経路と相互作用せず、そのため望ましくない副作用を回避することができる。
細胞内への送達前のインビトロでの複合体化によって、Cas(例えばCas9など)及びgRNA複合体化反応を正確に制御することができ、ひいては最大限の機能が確保される一方で、サイトゾル内での複合体形成はそれほど効率的ではない場合がある。例えば、サイトゾルに複合体を送達することによって、Cas(例えばCas9など)及びgRNAと標的DNAとの同時相互作用が確実となる。本明細書に記載のインビトロで形成されて細胞に送達される複合体は完全な機能を有し、標的細胞の細胞質へのアクセスが得られればすぐに機能する。
送達プロセスは複合体の厳密なサイズ及び組成に依存せず、編集物質の複合体形成は最適条件の下、インビトロで発生して制御されるので、本明細書に記載のアプローチは、ヌクレアーゼをガイドする任意のタンパク質+RNA/DNAベースのシステムに関連する。
本発明の実施態様は以下の特徴の1つ以上も提供し得る。細胞の変形は、ほぼまたは約1μs~10ms、例えば10μs、50μs、100μs、500μs、及び750μs間の細胞の変形を含む。インキュベーションは0.0001秒~20分またはこれより長く、例えばほぼまたは約1秒、約30秒、約90秒、約270秒、及び約900秒間発生する。
細胞がマイクロ流体チャネルを通過する圧力及び速度も様々であり得る。いくつかの実施形態において、ほぼまたは約10~35psiの圧力を用いて、細胞を含有する溶液をマイクロ流体チャネルに通過させる。速度は様々な理由で調節され得るが、高ペイロード送達を維持しながら処理される細胞の生存率を改善することが挙げられる。いくつかの実施形態において、細胞はほぼまたは約300mm/s、400mm/s、500mm/s、600mm/s、700mm/s、800mm/s、900mm/s、100~300mm/s、200~700mm/s、250~400mm/s、1~1000mm/s、1m/s、2m/s、3m/s、4m/s、5m/s、6m/s、7m/s、8m/s、9m/s、10m/s、0.01~5m/s、5~10m/s、または0.01~10m/sの速度でマイクロ流体チャネルを通過する。細胞が複数の細胞である場合、ほぼまたは約5、10、20、30、40、50、60、70、75、80、85、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、90~95、もしくは80~99%またはこれより多くの細胞が狭窄部を通過した後で生存可能であり得る。いくつかの実施形態において、細胞は狭窄部を通過した後、少なくとも約1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、12時間、18時間、24時間、または48時間のいずれかの間生存可能である。
いくつかの例では、本発明のデバイスは2、10、20、25、45、50、75、100またはこれより多くのチャネルを含む。いくつかの実施形態において、圧力の印加によってチャネルまたは管路を通して細胞を移動させる、例えば押し進める。いくつかの実施形態において、細胞推進体が圧力を印加することができる。細胞推進体としては、例えば、圧力ポンプ、ガスボンベ、圧縮機、真空ポンプ、シリンジ、シリンジポンプ、蠕動ポンプ、手動シリンジ、ピペット、ピストン、毛管作用体、及び重力を挙げることができる。チャネルに代えて、細胞をネットの形態の狭窄部に通過させてもよい。いずれの場合においても、細胞が通過する狭窄部の幅は、処理しようとする細胞の未狭窄状態、すなわち懸濁状態での幅または直径の20~99%である。温度が組成物の取込みに影響を及ぼし、また生存率に影響を及ぼし得る。
ある実施形態において、0~45℃、例えば0~25℃の温度を細胞の処理中に用いる。様々な実施形態において、室温(例えば20℃)、生理的温度(例えば39℃)、生理的温度よりも高い温度、もしくは低温(例えば0.1℃)、またはこれらの例示的温度の間の温度(例えば0.1~40℃)で本方法を実施する。
いくつかの実施形態において、免疫細胞に関して、未刺激T細胞、B細胞及び/または単球の処理は、4~8℃の温度、例えば氷上で実施する。別の例では、樹状細胞、活性化T細胞、及び/または活性化B細胞は、20~25℃の温度、例えば典型的な室温で本デバイスを用いて処理する。
いくつかの実施形態において、狭窄、伸展、及び/または高せん断速度のパルスによる細胞への制御した損傷(例えば摂動)の後、細胞内への導入を望む複合体を含有する送達溶液中で細胞をインキュベートする。制御した損傷は、細胞膜における小さな、例えば直径200nmの摂動として特徴づけられ得る。狭窄部を通過したことに起因する損傷が塞がる細胞の修復期間は数分のオーダーである。送達期間は、1~10分またはこれより長い時間、例えば15、20、30、60分以上を含み、室温で作業する場合には2~5分が最適である。
本明細書に記載のデバイス及び方法のいくつかの実施形態において、幹細胞または前駆細胞、例えば人工多能性幹細胞(iPSC)などの狭窄部チャネルの通過は分化を誘発しないが、細胞内への組成物の取込みを確実に誘発する。例えば、細胞内に因子(複数可)を導入した方法に伴う問題が生じることなく、そのような細胞内に遺伝子編集化合物が導入される。
細胞膜における一時的な摂動のサイズ及び持続時間は、様々な要因、例えば細胞変形狭窄部の直径及び細胞が狭窄部を通過する速度などを調節することによって修正することができる。本明細書に示す摂動のサイズ及び持続時間に関する開示は、限定するものと解釈すべきではない。Sharei et al., (2014) Integr. Biol., 6, 470-475に摂動及び修復の非限定的な記載が提供されており、その内容全体を参照により本明細書に援用する。いくつかの実施形態において、細胞膜の摂動はほぼまたは約1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、または600nmの最大直径によって特徴づけられ得る。様々な実施形態において、ほぼまたは約1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、または600nmの最大直径を有する細胞膜の摂動は、少なくともほぼまたは約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、もしくは1~10分間またはこれより長く(11、13、15、18、20分以上)細胞膜上で持続する。
様々な実施形態において、直径は細胞の直径未満である。例えば、狭窄部の直径は細胞の直径のほぼまたは約20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または20~99%であり得る。狭窄部の直径の非限定例としては、ほぼまたは約4、5、6、7、8、9、10、15、20、4~10μm、または10~20μmが挙げられる。様々な長さの狭窄部も可能である。狭窄部の長さの非限定例としては、ほぼまたは約10、15、20、24、30、40、50、60、70、80、90、100、10~40、10~50、10~60、または10~100μmが挙げられる。
多くの細胞は直径5~20μmであり、例えば未刺激T細胞は直径7~8μmである。例えば、単細胞の処理に関しては、狭窄部の直径は4.5、5、5.5、6、または6.5μmである。別の例では、ヒト卵の処理のための狭窄部のサイズ/直径は60μm~80μmであるが、より大きい及びより小さい狭窄部が可能である(ヒト卵子の直径はおよそ100μmである)。また別の例では、12μm~17μmの狭窄部直径を用いて胚(例えば2~3細胞のクラスター)を処理する。未刺激T及びB細胞に関する非限定例において、デバイスは、約10、15、20、25、30、もしくは10~30μmの長さ、約、3、3.5、4、もしくは3~4μmの幅、約15、20、25、もしくは15~25μmの深さ、及び/または約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、もしくは5~15度の角度を有する狭窄部を含む。免疫細胞へのペイロードの送達に有用なマイクロ流体デバイスの例は、2015年10月30日に出願されたPCT国際特許出願第PCT/US2015/058489号, Delivery of Biomolecules to Immune Cellsに記載されており、その内容全体を参照により本明細書に援用する。
単細胞に加えて、非常に大きな細胞、例えば卵(直径およそ200μm)、細胞のクラスター、例えば2~3細胞を含む胚などの2~5細胞クラスターさえも標的組成物を取り込むように処理される。開口部のサイズは適宜、すなわち狭窄部の幅がちょうどクラスターのサイズ未満となるように調節する。例えば、チャネルの幅は細胞クラスターの幅の20~99%である。
細胞または細胞クラスターは、所望の細胞型を精製/単離または富化する。本方法で用いられる樹状細胞もしくは他の細胞、例えばマクロファージ、B細胞、T細胞などの免疫細胞、または幹細胞、例えば胚性幹細胞もしくはiPSなどは、精製または富化される。例えば、細胞表面マーカーの発現または他の同定できる特徴によって細胞を単離または富化する。樹状細胞は、β-インターグリン(intergrin)、CD11cまたは他の同定できる細胞表面マーカーの発現によって同定及び単離する。細胞に関して、用語「単離」は、細胞が天然ではともに発生する他の細胞型または細胞物質を実質的に含まないことを意味する。例えば、特定の組織型または表現型の細胞のサンプルは、細胞集団の少なくとも60%である場合に「実質的に純粋」である。好ましくは、調製物は細胞集団の少なくとも75%であり、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも99%または100%である。純度は任意の適切な標準的方法によって、例えば蛍光活性化細胞ソーティング(FACS)によって測定する。
ペイロード組成物、例えばポリヌクレオチド、ポリペプチド、または他の作用物質(例えばCas9及びgRNA)などを精製及び/または単離する。具体的には、本明細書で用いる場合、「単離」または「精製」核酸分子、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、またはタンパク質は、組換え技術によって産生した場合には他の細胞物質、もしくは培地を、または化学合成した場合には化学的前駆体もしくは他の化学物質を実質的に含まない。精製化合物は、対象とする化合物の少なくとも60重量%(乾燥重量)である。好ましくは、調製物は対象とする化合物の少なくとも75重量%であり、より好ましくは少なくとも90重量%、最も好ましくは少なくとも99重量%である。例えば、精製化合物は、重量基準で所望の化合物の少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、98%、99%、または100%(w/w)のものである。純度は任意の適切な標準的方法によって、例えばカラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析によって測定する。精製または単離ポリヌクレオチド(リボ核酸(RNA)またはデオキシリボ核酸(DNA))は、その自然発生状態においてそれと隣接する遺伝子または配列を含まない。単離または精製核酸分子の例としては、(a)自然発生ゲノムDNA分子の一部であるが、それが天然に発生する生物のゲノムにおける分子のその部分に隣接する核酸配列が両方とも隣接していないDNA;(b)結果として生じる分子がいかなる自然発生ベクターまたはゲノムDNAとも同一でないように、ベクターまたは原核生物もしくは真核生物のゲノムDNA中に組み込まれた核酸;(c)分離した分子、例えばcDNA、ゲノム断片、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって生成された断片、または制限断片など;及び(d)ハイブリッド遺伝子、すなわち融合タンパク質をコードする遺伝子の一部である組換えヌクレオチド配列が挙げられる。本発明に従う単離核酸分子には、合成的に生成された分子、ならびに化学的に改変された及び/または修飾主鎖を有する任意の核酸がさらに含まれる。
精製モジュールまたはコンポーネント、例えば精製タンパク質(複数可)ならびに精製核酸(RNA及び/またはDNA)から複合体を調製する。したがって、コンポーネントの比は、所望の遺伝子編集結果が得られるように所望により制御及び調整される。本方法は、感受性の高いペイロード、例えばタンパク質-RNA/DNA複合体、例えば40kDa、50kDa、75kDa、100kDa、及び最大120、130、150、200、250、300kDa以上の複合体の送達に特に好適である。
フローバッファー中に界面活性剤(例えば0.1~10%w/w)(例えばポロキサマー、動物由来血清、アルブミンタンパク質)を任意により用いる。細胞内への分子の送達は界面活性剤の存在に影響されないが、動作中のデバイスの閉塞を軽減するために界面活性剤を任意により用いる。
いくつかの態様において、デバイスは、シリコン、金属(例えばステンレス鋼)、プラスチック(例えばポリスチレン)、セラミック、または1つ以上の適切なサイズのチャネルもしくは管路を形成するのに適した任意の他の材料から作製される。いくつかの態様において、デバイスは、ミクロンスケールの形体をエッチングするのに適した材料で形成され、細胞が通過する1つ以上のチャネルまたは管路を含む。シリコンが特に好適であるが、その理由は、この材料での微小パターン形成法が十分に確立されており、したがって、新たなデバイスの作製、デザインの変更などがより容易であるためである。加えて、シリコンの剛性により、ポリジメチルシロキサン(PDMS)のようなより軟質の基板に勝る利点を得ることができるが、例えばより高い送達率である。例えば、デバイスは2、10、20、25、45、50、75、100またはこれより多くのチャネルを含む。シリコンをエッチングすることによってデバイスを微細加工する。圧力の印加によってチャネルまたは管路を通して細胞を移動させる、例えば押し進める。細胞推進体が圧力を印加することができる。細胞推進体としては、例えば、圧力ポンプ、ガスボンベ、圧縮機、真空ポンプ、シリンジ、シリンジポンプ、蠕動ポンプ、手動シリンジ、ピペット、ピストン、毛管作用体、及び重力を挙げることができる。チャネルに代えて、細胞をネットの形態の狭窄部に通過させてもよい。いずれの場合においても、細胞が通過する狭窄部の幅は、処理しようとする細胞の未狭窄状態、すなわち懸濁状態での幅または直径の20~99%である。
本発明の様々な実施態様は以下の臨床及び研究における可能性の1つ以上も提供し得る。スクリーニングの向上及び投与量研究のための、細胞モデルへの遺伝子編集複合体またはそのコンポーネントの定量的送達を実現することができる。本方法は、タンパク質治療薬の同定または疾患機序の理解に役立つサイトゾル内でのタンパク質活性をスクリーニングする高スループット方法として採用され得る。本デバイス及び技術は、特定の循環血液細胞のサブセット(例えばリンパ球)、さらには全血への遺伝子編集複合体の細胞内送達;細胞、特に卵母細胞及び接合子内への複合体またはそのコンポーネントの高スループット送達;iPS細胞を生成するための細胞リプログラミングを誘発する遺伝子編集を(任意によりドナーDNAなどの遺伝物質とともに)導入することによる標的化した細胞分化;遺伝子導入または変異幹細胞株の開発のための胚性幹細胞内へのDNA及び/または組換え酵素の送達;遺伝子導入または変異生物の開発のための接合子内へのDNA及び/または組換え酵素の送達;樹状細胞(DC)の細胞活性化;iPS細胞生成;1つ以上の遺伝子の細胞機能及び/または疾患への寄与を調べるための正常または疾患細胞(例えば癌細胞など)における変異の作製;ならびに幹細胞分化に有用である。形成外科に関連して用いられる皮膚細胞も、本明細書に記載のデバイス及び方法を用いて改変される。本明細書に開示の遺伝子編集タンパク質の送達方法は、遺伝子疾患及び他の疾患を治療するための、CAR-T細胞の生成、または造血幹細胞(HSC)の遺伝子改変にも用いられ得る。HSCに関する実施形態において、被検者は、オートロガス、シンジェニック、またはアロジェニック編集HSCを与えられ得る。様々な実施形態において、被検者に遺伝子編集細胞を与える前に被検者の細胞が焼灼され得る。例えば、被検者に遺伝子編集HSCを与える前に被検者の骨髄細胞が放射線でまたは化学的に焼灼され得る。いくつかの実施形態において、本明細書に開示の方法または組成物を用いて、βサラセミアまたは鎌状赤血球貧血に関連する遺伝子を編集する。本発明に従って、エクスビボまたはインビトロ、すなわち被検者の体外で処理した細胞は、病変の治療または診断を必要とする被検者へのその後の投与に有用である。代替的実施形態では、インビボ細胞プロセシングを行う。
様々な実施形態において、SHP2遺伝子を編集/変異させ、その活性を減少させるか、またはSHP2発現をノックアウトもしくは減少させる。T細胞の遺伝子編集に関するそのような実施形態において、T細胞は免疫抑制シグナルへの応答性が低下し、腫瘍に対する活性が増加する。そのような実施形態において、T細胞は腫瘍抗原への応答性が高くなり、癌の治療により効果的となり得る。
本主題の態様は、細胞へのタンパク質-タンパク質複合体及びタンパク質-核酸複合体、例えば遺伝子編集複合体の迅速かつ一時的な送達に関する。複合体の核酸コンポーネントは、デオキシ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA、例えばmRNA、gRNA)またはそれぞれ他の二本鎖もしくは一本鎖核酸化合物を含む。例えば、遺伝子編集複合体(例えばリボ核タンパク質(RNP))の送達は、遺伝子編集複合体のコンポーネント(例えばCasタンパク質及びgRNA)をコードする発現ベクターを細胞に送達した場合よりも早く遺伝子編集を達成し得る。例えば、同じ細胞が遺伝子編集複合体コンポーネントをコードする発現ベクターのマイクロ流体またはエレクトロポレーション媒介送達を受けた場合よりも0.1、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、または0.1~4時間早く、細胞内で遺伝子が編集(例えば変異または置換)され得る。
本明細書に開示の各実施形態は、他の開示した実施形態のそれぞれに適用可能なものと企図される。したがって、本明細書に記載の様々な要素のすべての組合せが本発明の範囲内である。
関連する機器、システム、技術、及び物品も記載する。
本明細書に記載する主題の1つ以上の変形の詳細を添付図面及び以下の説明で示す。本明細書に記載する主題の他の特徴及び利点が、説明及び図面、ならびに特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
マイクロ流体システムの概略図であり、細胞は狭窄部を通過した後で送達物質(ペイロード)に曝露される。 マイクロ流体システムの概略図であり、細胞は狭窄部を通過した後で送達物質(ペイロード)に曝露される。 マイクロ流体システムの実施形態の概略図であり、チャネル深さ、幅、及び長さなどのパラメータを示している。 マイクロ流体システムの実施形態の概略図であり、チャネル深さ、幅、及び長さなどのパラメータを示している。 図3A及び図3Bは、図1~2に示したマイクロ流体デバイスを用いて細胞質に遺伝子編集物質を送達されたK562レポーター細胞における、一連のフローサイトメトリープロット(図3A)及び組換え効率の棒グラフ(図3B)である。用いたレポーターについて、細胞株にはフレームシフトGFP遺伝子が存在する。編集を行うために、Cas9 gRNA複合体及びドナーオリゴヌクレオチドが送達されるであろう。複合体はGFP部位付近を切断し、オリゴヌクレオチドが切断部位に挿入される。オリゴの挿入に成功すると遺伝子が修正され、結果としてGFP発現が生じるが、それがこの図に見られるものである。したがって、このアッセイにおいて、あるものがオフであったのに対して遺伝子編集によりオンとなった。遺伝子(または文脈に応じてヌクレオチドもしくはその一部)がドナーオリゴヌクレオチドの不在下で欠失していた場合、遺伝子はオフになると予想される。 FACSを用いて得られた4つの異なる細胞集団についての送達されたデキストランに対するMHCクラス1のβミクログロブリンコンポーネント(B2M)発現を示す一連のFACsプロットである。90psiで30-4チップを用いたRNPの送達の結果、エンドサイトーシス対照と比較してB2M発現は54.4%減少する一方で、90psiで10-4チップの結果、B2M発現の減少は25.2%となる。CAS9対照におけるB2M発現はエンドサイトーシス対照と有意差がない。狭窄部が長いチップの方が、RNP複合体の送達が多く、B2M発現の減少が大きいという結果になる。 指定の条件での機能的な編集の尺度としての、FACSによって測定した投与量依存的なB2M発現の減少を示す一連のFACsプロットである。 図6の最初の図面から図6の最後の図面にまで及ぶFoxP3ゲノム配列(配列番号56)を示す。FoxP3に属するエキソンを下線及びハイライトした文字で示す。FoxP3に属していないこの領域内の他のエキソンを下線のないハイライトした文字で示す。 FoxP3から翻訳されたアミノ酸配列(配列番号57)を示す。交互にあるエキソンを下線あり及び下線なしで示す。イタリック体の太字はオーバーラップスプライス部位を示す。 図8の最初の図面から図8の最後の図面にまで及ぶSHP1ゲノム配列(配列番号58)を示す。SHP1に属するエキソンを下線及びハイライトした文字で示す。SHP1に属していないこの領域内の他のエキソンを下線のないハイライトした文字で示す。 SHP1から翻訳されたアミノ酸配列(配列番号59)を示す。交互にあるエキソンを下線あり及び下線なしで示す。イタリック体の太字はオーバーラップスプライス部位を示す。 図10の最初の図面から図10の最後の図面にまで及ぶSHP2ゲノム配列(配列番号60)を示す。SHP2に属するエキソンを下線及びハイライトした文字で示す。配列番号60は以下の通りでもある。 SHP2から翻訳されたアミノ酸配列(配列番号61)を示す。交互にあるエキソンを下線あり及び下線なしで示す。イタリック体の太字はオーバーラップスプライス部位を示す。
(配列番号60)

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個々の図面における同様の参照記号は同様の要素を示す。
タンパク質/核酸複合体またはアセンブリは、その脆弱性及び構造的完全性(例えば3次元コンフォメーション)の要件ゆえに扱うのが困難である。ゲノム編集技術、例えばクラスター化等間隔短回文反復配列(CRISPR)-Cas9、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)などは、細胞の遺伝子コードを変化させる能力に大きな可能性を秘めていることがわかっている。しかし、それらの活性は構造的及び立体配置的完全性に大きく依存する。
ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)及び転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)は遺伝子編集ツールの部類の例である。これらのキメラヌクレアーゼは、非特異的DNA切断ドメインに連結したプログラム可能な配列特異的DNA結合モジュールで構成される。ZFN及びTALENは、特定のゲノム位置で誤りがちな非相同末端結合または相同組換え修復を刺激するDNA二本鎖切断を誘発することによって、広範囲の遺伝子改変を可能とする(Gaj et al., 2013, Trends Biotechnol. 31(7):397-405;参照により本明細書に援用)。
多数の刊行物で、Cas9及び/またはgRNA及び/またはドナーオリゴヌクレオチド(関連する場合)をコードするためのウイルス、mRNA及びプラスミドの使用について記載されている。こうした方法に対して、本明細書に記載の方法及びシステムは異なる方針、すなわちガイドRNAと複合体化させたタンパク質そのものの送達を用いる。このプロセスは、編集を行うのに細胞が翻訳/転写する必要がないので根本的に異なる。この理由により、またタンパク質/ガイド複合体は短い半減期を有するので、本発明のアプローチの結果、編集がより早く、より効率的となり、オフターゲット効果がより小さくなる。
リポソーム媒介タンパク質送達、マイクロインジェクション、及び細胞膜透過性ペプチド(CPP)などの他のアプローチ
Cas-9に融合したGFPを用いるリポソーム媒介タンパク質送達の一例も用いられている(Zuris et al., 2015, Nature Biotechnology 33:73- 80)。GFPは、電荷相互作用による従来のリポフェクション剤(例えばリポフェクタミン)との複合体化が可能であり、遺伝子編集反応を媒介すると思われる。このアプローチと比較した本発明の主な利点は、1)融合タンパク質を必要としない、2)毒性、エンドソームエスケープの課題、及び初代細胞へ移入する問題/課題を有し得るリポフェクション剤を必要としないことである。
マイクロインジェクション媒介複合体送達は、極めて低いスループットを特徴とし、ほとんどの哺乳類細胞型で実施するのが困難であり得る。後者の欠点は、胚、すなわち線維芽細胞またはT細胞(遺伝子編集の試みに望ましい標的細胞である細胞)よりもはるかに大きい細胞で実施されたという事実により浮き彫りにされている。高スループット及びより小さい初代細胞、例えば線維芽細胞、T細胞、幹細胞への移入を可能とすることにより、本明細書に記載の方法は大きな利点を有する。
CPPベースの方策は複合体を必要としない。そのような方策の一例がRamakrishna et al., 2014, Genome Res. 24(6):1020-7に記載されている。個々のコンポーネントのCPP媒介送達も欠点を伴う。CPPをガイド及びCas9に結合させるには、機能を阻害し、スケーラビリティを制限し得る追加の修飾が必要となる。CPP媒介送達はエンドサイトーシスを経ることが知られており、非効率的または多くの初代細胞(特に免疫細胞)において効果がない。
標的細胞及びペイロード組成物
記載の遺伝子編集法を用いて任意の遺伝子を操作することができる。いくつかの標的遺伝子/タンパク質は特に臨床疾患に関連し、そのためそのような標的遺伝子/タンパク質の遺伝子編集は治療に有用である。例としては、C-Cケモカイン受容体5型(CCR5):ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の予防;主要組織適合性複合体クラスI(MHC-I):移植片対宿主病の軽減;分化抗原群1(CD1):移植片対宿主病の軽減;プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)、プログラム死リガンド1(PDL-1)、細胞傷害性Tリンパ球関連タンパク質4(CTLA-4)、インターフェロン調節因子(IRF)タンパク質ファミリー、TLRタンパク質ファミリー、パターン認識受容体(PRR):エフェクタ-/抗ウイルス反応を促進または抑制する免疫の調節;フォークヘッドボックスP3(FoxP3):Treg媒介寛容の除去;分化抗原群80(CD80)、分化抗原群86(CD86)及び他の共刺激分子:寛容を促進する共刺激能のノックアウト;T細胞受容体(TCR)、B細胞受容体(BCR):所望の特異性を有するT細胞及びB細胞の改変を可能とする内因性TCRまたはBCRの除去;癌遺伝子(例えばKras、Myc、Tp53):癌治療が挙げられる。別の例では、細胞運命を変化させるために転写因子を標的とする、例えばFoxP3を欠失させてTreg型機能を除去する。核内因子κB(NF-kB)、t-bet、エオメソデルミン(Eomes)などを欠失させてT細胞分化を変化させる。
フォークヘッドボックスP3(FoxP3)のタンパク質コード配列は以下の通りである。
ATGCCCAACCCCAGGCCTGGCAAGCCCTCGGCCCCTTCCTTGGCCCTTGGCCCATCCCCAGGAGCCTCGCCCAGCTGGAGGGCTGCACCCAAAGCCTCAGACCTGCTGGGGGCCCGGGGCCCAGGGGGAACCTTCCAGGGCCGAGATCTTCGAGGCGGGGCCCATGCCTCCTCTTCTTCCTTGAACCCCATGCCACCATCGCAGCTGCAGCTGCCCACACTGCCCCTAGTCATGGTGGCACCCTCCGGGGCACGGCTGGGCCCCTTGCCCCACTTACAGGCACTCCTCCAGGACAGGCCACATTTCATGCACCAGCTCTCAACGGTGGATGCCCACGCCCGGACCCCTGTGCTGCAGGTGCACCCCCTGGAGAGCCCAGCCATGATCAGCCTCACACCACCCACCACCGCCACTGGGGTCTTCTCCCTCAAGGCCCGGCCTGGCCTCCCACCTGGGATCAACGTGGCCAGCCTGGAATGGGTGTCCAGGGAGCCGGCACTGCTCTGCACCTTCCCAAATCCCAGTGCACCCAGGAAGGACAGCACCCTTTCGGCTGTGCCCCAGAGCTCCTACCCACTGCTGGCAAATGGTGTCTGCAAGTGGCCCGGATGTGAGAAGGTCTTCGAAGAGCCAGAGGACTTCCTCAAGCACTGCCAGGCGGACCATCTTCTGGATGAGAAGGGCAGGGCACAATGTCTCCTCCAGAGAGAGATGGTACAGTCTCTGGAGCAGCAGCTGGTGCTGGAGAAGGAGAAGCTGAGTGCCATGCAGGCCCACCTGGCTGGGAAAATGGCACTGACCAAGGCTTCATCTGTGGCATCATCCGACAAGGGCTCCTGCTGCATCGTAGCTGCTGGCAGCCAAGGCCCTGTCGTCCCAGCCTGGTCTGGCCCCCGGGAGGCCCCTGACAGCCTGTTTGCTGTCCGGAGGCACCTGTGGGGTAGCCATGGAAACAGCACATTCCCAGAGTTCCTCCACAACATGGACTACTTCAAGTTCCACAACATGCGACCCCCTTTCACCTACGCCACGCTCATCCGCTGGGCCATCCTGGAGGCTCCAGAGAAGCAGCGGACACTCAATGAGATCTACCACTGGTTCACACGCATGTTTGCCTTCTTCAGAAACCATCCTGCCACCTGGAAGAACGCCATCCGCCACAACCTGAGTCTGCACAAGTGCTTTGTGCGGGTGGAGAGCGAGAAGGGGGCTGTGTGGACCGTGGATGAGCTGGAGTTCCGCAAGAAACGGAGCCAGAGGCCCAGCAGGTGTTCCAACCCTACACCTGGCCCCTGA
(配列番号62)
Src相同領域2ドメイン含有ホスファターゼ1(SHP1)はチロシン-タンパク質ホスファターゼ非受容体6型(PTPN6)としても知られている。SHP1のタンパク質コード配列は以下の通りである。
ATGGTGAGGTGGTTTCACCGAGACCTCAGTGGGCTGGATGCAGAGACCCTGCTCAAGGGCCGAGGTGTCCACGGTAGCTTCCTGGCTCGGCCCAGTCGCAAGAACCAGGGTGACTTCTCGCTCTCCGTCAGGGTGGGGGATCAGGTGACCCATATTCGGATCCAGAACTCAGGGGATTTCTATGACCTGTATGGAGGGGAGAAGTTTGCGACTCTGACAGAGCTGGTGGAGTACTACACTCAGCAGCAGGGTGTCCTGCAGGACCGCGACGGCACCATCATCCACCTCAAGTACCCGCTGAACTGCTCCGATCCCACTAGTGAGAGGTGGTACCATGGCCACATGTCTGGCGGGCAGGCAGAGACGCTGCTGCAGGCCAAGGGCGAGCCCTGGACGTTTCTTGTGCGTGAGAGCCTCAGCCAGCCTGGAGACTTCGTGCTTTCTGTGCTCAGTGACCAGCCCAAGGCTGGCCCAGGCTCCCCGCTCAGGGTCACCCACATCAAGGTCATGTGCGAGGGTGGACGCTACACAGTGGGTGGTTTGGAGACCTTCGACAGCCTCACGGACCTGGTGGAGCATTTCAAGAAGACGGGGATTGAGGAGGCCTCAGGCGCCTTTGTCTACCTGCGGCAGCCGTACTATGCCACGAGGGTGAATGCGGCTGACATTGAGAACCGAGTGTTGGAACTGAACAAGAAGCAGGAGTCCGAGGATACAGCCAAGGCTGGCTTCTGGGAGGAGTTTGAGAGTTTGCAGAAGCAGGAGGTGAAGAACTTGCACCAGCGTCTGGAAGGGCAGCGGCCAGAGAACAAGGGCAAGAACCGCTACAAGAACATTCTCCCCTTTGACCACAGCCGAGTGATCCTGCAGGGACGGGACAGTAACATCCCCGGGTCCGACTACATCAATGCCAACTACATCAAGAACCAGCTGCTAGGCCCTGATGAGAACGCTAAGACCTACATCGCCAGCCAGGGTTGTCTGGAGGCCACGGTCAATGACTTCTGGCAGATGGCGTGGCAGGAGAACAGCCGTGTCATCGTCATGACCACCCGAGAGGTGGAGAAAGGCCGGAACAAATGCGTCCCATACTGGCCCGAGGTGGGCATGCAGCGTGCTTATGGGCCCTACTCTGTGACCAACTGCGGGGAGCATGACACAACCGAATACAAACTCCGTACCTTACAGGTCTCCCCGCTGGACAATGGAGACCTGATTCGGGAGATCTGGCATTACCAGTACCTGAGCTGGCCCGACCATGGGGTCCCCAGTGAGCCTGGGGGTGTCCTCAGCTTCCTGGACCAGATCAACCAGCGGCAGGAAAGTCTGCCTCACGCAGGGCCCATCATCGTGCACTGCAGCGCCGGCATCGGCCGCACAGGCACCATCATTGTCATCGACATGCTCATGGAGAACATCTCCACCAAGGGCCTGGACTGTGACATTGACATCCAGAAGACCATCCAGATGGTGCGGGCGCAGCGCTCGGGCATGGTGCAGACGGAGGCGCAGTACAAGTTCATCTACGTGGCCATCGCCCAGTTCATTGAAACCACTAAGAAGAAGCTGGAGGTCCTGCAGTCGCAGAAGGGCCAGGAGTCGGAGTACGGGAACATCACCTATCCCCCAGCCATGAAGAATGCCCATGCCAAGGCCTCCCGCACCTCGTCCAAGAGCTTGGAGTCTAGTGCAGGGACCGTGGCTGCGTCACCTGTGAGACGGGGTGGCCAGAGGGGACTGCCAGTGCCGGGTCCCCCTGTGCTGTCTCCTGACCTGCACCAACTGCCTGTACTTGCCCCCCTGCACCCGGCTGCAGACACAAGGAGGATGTGTATGAGAACCTGCACACTAAGAACAAGAGGGAGGAGAAAGTGA
(配列番号63)
Src相同領域2ドメイン含有ホスファターゼ1(SHP2)はチロシン-タンパク質ホスファターゼ非受容体11型(PTPN11)としても知られている。SHP2のタンパク質コード配列は以下の通りである。
ATGACATCGCGGAGATGGTTTCACCCAAATATCACTGGTGTGGAGGCAGAAAACCTACTGTTGACAAGAGGAGTTGATGGCAGTTTTTTGGCAAGGCCTAGTAAAAGTAACCCTGGAGACTTCACACTTTCCGTTAGAAGAAATGGAGCTGTCACCCACATCAAGATTCAGAACACTGGTGATTACTATGACCTGTATGGAGGGGAGAAATTTGCCACTTTGGCTGAGTTGGTCCAGTATTACATGGAACATCACGGGCAATTAAAAGAGAAGAATGGAGATGTCATTGAGCTTAAATATCCTCTGAACTGTGCAGATCCTACCTCTGAAAGGTGGTTTCATGGACATCTCTCTGGGAAAGAAGCAGAGAAATTATTAACTGAAAAAGGAAAACATGGTAGTTTTCTTGTACGAGAGAGCCAGAGCCACCCTGGAGATTTTGTTCTTTCTGTGCGCACTGGTGATGACAAAGGGGAGAGCAATGACGGCAAGTCTAAAGTGACCCATGTTATGATTCGCTGTCAGGAACTGAAATACGACGTTGGTGGAGGAGAACGGTTTGATTCTTTGACAGATCTTGTGGAACATTATAAGAAGAATCCTATGGTGGAAACATTGGGTACAGTACTACAACTCAAGCAGCCCCTTAACACGACTCGTATAAATGCTGCTGAAATAGAAAGCAGAGTTCGAGAACTAAGCAAATTAGCTGAGACCACAGATAAAGTCAAACAAGGCTTTTGGGAAGAATTTGAGACACTACAACAACAGGAGTGCAAACTTCTCTACAGCCGAAAAGAGGGTCAAAGGCAAGAAAACAAAAACAAAAATAGATATAAAAACATCCTGCCCTTTGATCATACCAGGGTTGTCCTACACGATGGTGATCCCAATGAGCCTGTTTCAGATTACATCAATGCAAATATCATCATGCCTGAATTTGAAACCAAGTGCAACAATTCAAAGCCCAAAAAGAGTTACATTGCCACACAAGGCTGCCTGCAAAACACGGTGAATGACTTTTGGCGGATGGTGTTCCAAGAAAACTCCCGAGTGATTGTCATGACAACGAAAGAAGTGGAGAGAGGAAAGAGTAAATGTGTCAAATACTGGCCTGATGAGTATGCTCTAAAAGAATATGGCGTCATGCGTGTTAGGAACGTCAAAGAAAGCGCCGCTCATGACTATACGCTAAGAGAACTTAAACTTTCAAAGGTTGGACAAGGGAATACGGAGAGAACGGTCTGGCAATACCACTTTCGGACCTGGCCGGACCACGGCGTGCCCAGCGACCCTGGGGGCGTGCTGGACTTCCTGGAGGAGGTGCACCATAAGCAGGAGAGCATCATGGATGCAGGGCCGGTCGTGGTGCACTGCAGTGCTGGAATTGGCCGGACAGGGACGTTCATTGTGATTGATATTCTTATTGACATCATCAGAGAGAAAGGTGTTGACTGCGATATTGACGTTCCCAAAACCATCCAGATGGTGCGGTCTCAGAGGTCAGGGATGGTCCAGACAGAAGCACAGTACCGATTTATCTATATGGCGGTCCAGCATTATATTGAAACACTACAGCGCAGGATTGAAGAAGAGCAGAAAAGCAAGAGGAAAGGGCACGAATATACAAATATTAAGTATTCTCTAGCGGACCAGACGAGTGGAGATCAGAGCCCTCTCCCGCCTTGTACTCCAACGCCACCCTGTGCAGAAATGAGAGAAGACAGTGCTAGAGTCTATGAAAACGTGGGCCTGATGCAACAGCAGAAAAGTTTCAGATGA
(配列番号64)
他の標的としては、プラスミドまたはドナーDNAを挿入することができ、その結果、標的細胞が新たな遺伝子、例えば組換えTCR、組換えBCR、キメラ抗原受容体、蛍光タンパク質、リプログラミング因子を発現することができるゲノムの領域が挙げられる。
いくつかの実施形態において、コーディング領域のゲノム配列を編集する。ある実施形態において、非コーディング領域のゲノム配列を編集する。
FoxP3に関する様々な実施形態において、FoxP3の上流の遺伝子領域が編集され得る。そのような実施形態において、Foxp3の転写抑制因子が結合し得る領域を編集する。例えば、FoxP3転写開始部位の約0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、0.5~2.5、または0.5~5kb上流の部位が編集され得る。
被検者の治療
本発明の態様は、複数の被検者細胞のゲノムの編集に関する。様々な実施形態において、被検者から細胞を取り出し、本主題の方法を用いて遺伝子編集複合体を取り込ませ、その後、被検者に再び導入し戻す。例えば、本明細書に記載の遺伝子編集複合体の送達を伴うプロセスにおいて変異細胞が生成され得る。変異細胞は変異させた対立遺伝子、疾患に関与する遺伝子がヘテロ接合型であってもよく、ホモ接合型であってもよい。ある実施形態において、変異細胞は疾患に関与する遺伝子の機能が喪失している。
骨髄由来の幹細胞(例えば造血幹細胞)、または全血中の循環免疫細胞などの細胞が、本明細書に記載の方法及びデバイスを用いて処理され得る。細胞は、病原体(例えばウイルス性もしくは細菌性病原体など)または毒素(例えば微生物性病原体毒素など)に対する受容体の発現を減少させるように遺伝子改変され得る。遺伝子編集タンパク質複合体またはそのコンポーネントは発現させる必要なく標的細胞内に直接導入され得るので、導入遺伝子の送達が必要ない。このアプローチは、異常な発現、挿入、及びサイレンシング、ならびに導入遺伝子コピー数の不定な送達に悩まされる従来の遺伝子治療アプローチに勝る重要な利点を有する。
一実施形態において、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染している被検者の血液(例えばCD4+T細胞など)または骨髄細胞(例えば造血幹細胞など)に、C-Cケモカイン受容体5型(CCR5)遺伝子を標的とする遺伝子編集複合体を導入する。遺伝子編集複合体は、CCR5遺伝子を変異させ、その結果、遺伝子編集複合体を取り込んだ細胞がCCR5を発現することがなくなるか、またはCCR5を低いレベルで発現するように設計され得る。一例において、HIVに結合するCCR5の型を発現する(またはCCR5を発現する子孫細胞を生成する)造血幹細胞を被検者から取り出し、HIVに結合するCCR5の型を発現することがないように改変し、その後、被検者に移植する。別の例では、CD4+T細胞がHIVに結合するCCR5の型を発現することがないように、本明細書に記載の方法及びデバイスを用いて、被検者のCCR5発現CD4+T細胞に遺伝子編集複合体を取り込ませる。その後、改変CD4+T細胞を被検者に戻す。CD4+T細胞のそのような処理は被検者の全血で実施され得る。これらの及び他の実施形態において、HIVが結合するC-X-Cケモカイン受容体4型(CXCR4)を発現することがないように、骨髄細胞または血液細胞を改変する。同様に、Yersinia pestis(腺ペスト)またはVariola major(天然痘)に関連する感染を治療または予防するために、被検者の細胞がCCR5発現を減少させるように改変され得る。
本明細書に開示の方法及びデバイスによって改変した細胞を有するヒト以外の被検者も規定する。そのような被検者としては、非ヒト脊椎動物、両生類、哺乳類、及び霊長類被検者が挙げられる。非限定例としては、Danio sp.、Fugu sp.、Xenopus sp.、Mus sp.、Rattus sp.などが挙げられる。
細胞内への遺伝子編集タンパク質及び複合体の導入
予め形成したタンパク質複合体の送達により、研究している細胞を遺伝子改変することなく細胞プロセスの研究が可能となる。本主題は、細胞にCRISPRをはじめとするタンパク質複合体及び遺伝子編集複合体を送達するのに有用である。
本明細書に記載の方法及びデバイスを用いてタンパク質複合体を送達する利点としては、細胞及びタンパク質複合体の機能の研究用の試験剤の制御された一時的な導入が挙げられる。導入遺伝子の発現及び複合体コンポーネントの細胞アセンブリが必要ではないので、複合体機能のタイミング及び比(タンパク質:RNA)を制御することができる。加えて、オフターゲット効果または副次効果をもたらし得る長期発現ではなく、送達の一過性の性質により、一時的な機能に起因する変化の観察が可能となる。インビボホーミングの観点及び遺伝子発現様式から、マイクロ流体送達ではエレクトロポレーションよりも処理する細胞への副作用がはるかに少ない(10倍)。
例えば、マイクロ流体送達の結果、エレクトロポレーションと比較して、異常な及び非特異的な遺伝子発現の変化が少なくなる。加えて、マイクロ流体的に圧搾した細胞の構造的及び機能的完全性は、エレクトロポレーション媒介カーゴ送達と比較して保持される。一例として、エクスビボでマイクロ流体送達に供した(その後被検者体内に導入した)T細胞は、エレクトロポレーションを受けたT細胞と比較してリンパ節にホーミングする数が多い。エレクトロポレーションによって処理され、その後被検者に投与された細胞(例えばT細胞)は、マイクロ流体送達によって処理された細胞と比較して、被検者から除去される可能性がより高い。そのようなクリアランスは、そのような細胞を体による破壊またはクリアランスに対して標識するエレクトロポレーション後の改変/異常遺伝子発現に関係している。
標的細胞及びペイロード組成物
マイクロ流体デバイスを用いて、任意の真核細胞、例えばヒトなどの哺乳類細胞を処理し、標的細胞のサイトゾル中へのタンパク質/核酸複合体またはアセンブリの導入のために細胞膜を変化させることができる。例示的な標的細胞としては、リンパ球/免疫細胞:DC、B細胞、T細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)、好中球、好塩基球、好酸球、自然リンパ球、単球、マクロファージ、造血幹細胞、リンパ球系共通前駆細胞;幹細胞:胚性、間葉系、人工多能性;他の初代細胞:線維芽細胞、肝細胞、心筋細胞、ニューロン、上皮、表皮、内皮、膵島細胞;及び細胞株、例えば疾患研究のための細胞株:T細胞クローン、ジャーカット細胞、ヒーラ細胞、ヒト胎児腎293(HEK293)細胞、U2OS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞が挙げられる。原核細胞を処理することもできる。デバイスの狭窄部の寸法は、処理しようとする細胞型に応じて調整する。
いくつかの実施形態において、細胞は原核細胞である。いくつかの実施形態において、細胞は真核細胞である。真核細胞の非限定例としては、原生動物、藻類、真菌、酵母、植物、動物、脊椎動物、無脊椎動物、節足動物、哺乳類、げっ歯類、霊長類、及びヒト細胞が挙げられる。細胞は、例えば単細胞生物または多細胞生物の細胞であり得る。細胞は、例えば初代真核細胞または不死化真核細胞であり得る。いくつかの実施形態において、細胞は癌細胞である。ある実施形態において、細胞はヒト細胞以外である。例えば、癌を治療するための組成物及び/または癌の治療方法もしくは癌を治療するための組成物の調製方法は、本明細書に記載の遺伝子編集方法を用いて、腫瘍細胞からの免疫抑制シグナルの発現/産生を減少させるように免疫細胞を処理することを含む。例としては、腫瘍に対する免疫活性を増加させるための減少またはSHP-2ノックアウトが挙げられる。
様々な実施形態において、細胞は2種以上の細胞型の混合物であり得る、または複数の細胞は2種以上の細胞型の混合物であり得る。細胞型の混合物は複数の細胞型(例えば本明細書に開示したもの2種以上など)の共培養物、または天然で一緒に存在する細胞型の混合物、例えば全血などであり得る。
いくつかの実施形態において、細胞は末梢血単核細胞である。様々な実施形態において、細胞懸濁液は精製された細胞集団を含む。ある実施形態において、細胞は初代細胞または細胞株細胞である。
いくつかの実施形態において、細胞は血液細胞である。いくつかの実施形態において、血液細胞は免疫細胞である。いくつかの実施形態において、免疫細胞はリンパ球である。いくつかの実施形態において、免疫細胞は、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、樹状細胞(DC)、ナチュラルキラーT(NKT)細胞、肥満細胞、単球、マクロファージ、好塩基球、好酸球、または好中球である。いくつかの実施形態において、免疫細胞は適応免疫細胞、例えばT細胞及びB細胞などである。いくつかの実施形態において、免疫細胞は先天性免疫細胞である。例示的な先天性免疫細胞としては、自然リンパ球(ILC;ILC1、ILC2、ILC3)、好塩基球、好酸球、肥満細胞、NK細胞、好中球、及び単球が挙げられる。いくつかの実施形態において、免疫細胞はメモリー細胞である。いくつかの実施形態において、免疫細胞は初代ヒトT細胞である。いくつかの実施形態において、細胞はマウス、イヌ、ネコ、ウマ、ラット、ヤギ、サル、またはウサギ細胞である。
いくつかの実施形態において、細胞はヒト細胞である。いくつかの実施形態において、細胞懸濁液はヒト細胞以外の細胞または非哺乳類細胞を含む。いくつかの実施形態において、細胞はニワトリ、カエル、昆虫、または線虫細胞である。
細胞を浸し/インキュベートし、デバイスを通して細胞を処理する溶液として、任意の生理学的に適合性のまたは細胞適合性のバッファー系を用いることができる。例えば、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、Opti-MEM(登録商標)、ロズウェルパーク記念研究所(RPMI)、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)。低血清または無血清培地またはバッファー組成物が好ましい。バッファーまたは培地は、標的細胞の健康もしくは生存力及び/または遺伝子発現への効果を維持及び保存することに基づいて選択する。例えば、場合によっては、バッファー中のカルシウムの存在はmRNA発現を促進または補助するのに望ましい。
ペイロード組成物は、タンパク質-核酸複合体またはアセンブリを含む。例示的な複合体は、上記の遺伝子編集システム、例えばヌクレアーゼ/ガイド核酸結合体またはアセンブリのコンポーネントまたはモジュールを含む。例えば、gRNA:Cas9モル比は1:100,000~100,000:1の範囲であり、例えば好ましい範囲は1:10~10:1、例えば1:1または1:2、2:1である。送達を容易にするバッファー中の複合体濃度(モル濃度)は典型的には100mM~1nM、例えば10uM~100nMの範囲である。複合体は、狭窄部を通過する前またはその後で細胞と混合させることができる。
遺伝子編集複合体のマイクロ流体送達
効果的な遺伝子編集操作を行うために、例えばマイクロ流体プラットフォーム(例えば2014年4月17日に出願された米国特許出願公開第20140287509号;2014年8月15日に出願されたPCT国際出願第PCT/US2014/051343号;2015年11月13日に出願されたPCT国際出願第PCT/US2015/060689号;及び2015年10月30日に出願されたPCT国際出願第PCT/US2015/058489号に記載、それぞれ参照により本明細書に援用)を用いた機械的変形によって、Casタンパク質(例えばCas9タンパク質など)、ガイドRNA及びドナーDNAを細胞に送達することができる。
図1~2は、ゲノム編集タンパク質、RNA、及びDNAの送達に用いることのできるマイクロ流体システムの例を示す。マイクロ流体システム5は管状の内腔を画定するチャネル10を含む。マイクロ流体チャネル10は、好ましくは一度に1つの標的細胞20のみが狭窄部15を通過することができるように構成された狭窄部15を含む。好ましくは、細胞20は、送達物質30も含む溶液バッファー25中に懸濁されてチャネル10を通過するが、細胞20が狭窄部15を通過した後に送達物質を溶液バッファー25に加えることもできる。細胞20が狭窄部15に接近して通過する際に、狭窄部15により細胞20に圧力(例えば機械的圧縮)がかかり、細胞20を圧搾する(例えば細胞20として示す)。狭窄部15によって細胞にかかる圧力は細胞膜に摂動(例えば孔)を引き起こす(例えば細胞20)。細胞が狭窄部15を通過すると、細胞20は孔を通して、送達物質30を含め溶液バッファー25中の物質を取り込み始める(例えば細胞20)。細胞膜は時間の経過とともに修復し、送達物質30の少なくとも一部は好ましくは細胞内に捕捉されたままとなる。
いくつかの実施形態において、デバイスは、約5μm~約50μmまたはこの間の任意の長さもしくは長さの範囲の狭窄部長さを備える。例えば、狭窄部長さは、約5μm~約40μm、約5μm~約30μm、約5μm~約20μm、または約5μm~約10μmの範囲である。いくつかの実施形態において、狭窄部長さは、約10μm~約50μm、約20μm~約50μm、約30μm~約50μm、または約40μm~約50μmの範囲である。いくつかの実施形態において、狭窄部深さは約2um~約200umの範囲、またはこの間の任意の深さもしくは深さの範囲である。例えば、狭窄部深さは、約2μm~約150μm、約2μm~約100μm、約2μm~約50μm、約2μm~約25μm、約2μm~約15μm、または約2μm~約10μmの範囲である。いくつかの実施形態において、狭窄部深さは、約10μm~約200μm、約25μm~約200μm、約50μm~約200μm、約100μm~約200μm、または約150μm~約200μmの範囲である。いくつかの実施形態において、狭窄部の入口または出口部分の角度は約0度~約90度の範囲またはこの間の任意の角度もしくは角度の範囲である。例えば、角度は約5、約10、約15、約20、約30、約40、約50、約60、約70、約80、または約90度以上である。いくつかの実施形態において、圧力は約50psi~約200psiの範囲、またはこの間の任意の圧力もしくは圧力の範囲である。例えば、圧力は約50psi~約150psi、約50psi~約125psi、約50psi~約100psi、または約50psi~約75psiの範囲である。いくつかの実施形態において、圧力は約75psi~約200psi、約100psi~約200psi、約125psi~約200psi、約150psi~約200psi、または約175psi~約200psiの範囲である。いくつかの実施形態において、デバイスは約2μm~約10μmまたはこの間の任意の幅もしくは幅の範囲の狭窄部幅を備える。例えば、狭窄部幅は約3μm、約4μm、約5μm、約6μm、または約7μmのいずれか1つとすることができる。
以下に記載するデータは以下の物質及び方法を用いて得た。複合体は以下の通り作製した:Cas9タンパク質で標識した1mg/ml核局在化シグナル(NLS)10μlを1mg/mlガイドRNA5μlと混合する。20分間氷上でインキュベートして複合体を形成させる。送達のために、無血清培地に1千万細胞/mlで標的細胞を懸濁する。デバイス処理の直前に、複合体濃度が約0.15mg/mlとなるように細胞及びCas9-gRNA複合体を混合する。標的細胞型に特異的な圧力、温度、チップデザイン及びバッファー条件を用いて、細胞をデバイスによって処理する。例えば、初代ヒトT細胞については、圧力はおよそ100psiであり、氷上で30μmの長さ、4μmの幅の狭窄部を通す。2分間の処理後インキュベーションの後、細胞を培地で希釈し、洗浄して未送達複合体を除去する。その後、細胞を培養して遺伝子編集を発生させる(例えば1、2、5、12、24時間またはこれより長く(非臨床用途については、期間はアッセイ読取りに依存する、例えば24時間以降))。臨床用途、例えば患者治療については、細胞はデバイス処理の直後に患者に注入し戻され得る。任意により、患者レシピエントへの細胞の注入前に、一定時間(例えば1、2、5、12、24時間またはこれより長く)細胞をインビトロでインキュベートする。分子の温度、濃度、繰り返しは標的細胞型に応じて異なる。
図3は、図1~2に示したマイクロ流体デバイスを用いて細胞質に遺伝子編集物質を送達されたK562レポーター細胞(American Type Culture Collection(ATCC)(登録商標)CCL-243(商標)、慢性骨髄性白血病の患者に由来する骨髄由来細胞;リンパ芽球形態)における、一連のフローサイトメトリープロット及び組換え効率の棒グラフである。上はタンパク質Cas9、部位特異的gRNA、及びドナーオリゴヌクレオチドが送達されたK562レポーター細胞のフローサイトメトリープロットである。CRISPR複合体は約150kDaである。これらのレポーター細胞はmCherry遺伝子を有していたので、通常であればプロットのQ1に現れる。ドナーオリゴヌクレオチドの部位特異的DNA切断及び挿入が成功すれば、緑色蛍光タンパク質(GFP)の発現をもたらす、すなわち細胞はQ2に現れる。下は、エンドサイトーシス(取込み)及び未処理(NC)対照と比較した、複数のデバイス条件についてのフローサイトメトリーに基づく組換え効率の定量化である。細胞圧搾によるCas9タンパク質、ガイドRNA及びドナーDNAの送達の結果、レポーター細胞株のゲノムの変化に成功した。これらのデータは、機械的細胞破砕による遺伝子編集コンポーネントの(複合体またはアセンブリの形態での)送達によって、効果的にゲノムの変化がもたらされることを示す。
TALENタンパク質もしくはmRNA、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、CreリコンビナーゼまたはDNAを切断可能な任意の他の酵素の送達も、細胞膜の機械的破砕によって細胞の細胞質に送達することができる。例示的なTALENゲノム編集システムは、例示的なTALENタンパク質を含め、Ding et al., (2013) Cell Stem Cell, 12, 238-251に記載されており、その内容全体を参照により本明細書に援用する。Ding et al., (2013) Cell Stem Cell, 12, 238-251は、15塩基対配列を認識する包括的TALENアミノ酸配列の非限定例を記載している。包括的TALENアミノ酸配列の非限定例は以下である。
Figure 0007278027000033

(配列番号65)
Figure 0007278027000034

(配列番号66)
配列番号65及び66において、Cを認識するにはXX=HD;Tを認識するにはXX=NG;Aを認識するにはXX=NI;及びGを認識するにはXX=NN、ただし最後の位置のみXX=NKである。下線はTALエフェクタ-のN末端及びC末端を示す。
上記では少数の変形しか詳細に記載していないが、他の修正または追加が可能である。例えば、遺伝子編集物質には、細胞膜の機械的破砕によって細胞の細胞質に送達されるTALENタンパク質、TALEN mRNA、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、CreリコンビナーゼまたはDNAを切断可能な任意の他の酵素を含めることができる。
複合体形態のRNA及びCas9の送達
得られた結果は、遺伝子複合体のマイクロ流体送達による遺伝子編集の成功を妨げる可能性のあった多数の要因を鑑みると驚くべきものであった。例えば、Cas9-gRNA複合体は、遺伝子編集機能及び/または存続を阻害したであろうToll様受容体(TLR)媒介または他のPRR(パターン認識受容体)媒介反応を引き起こす可能性があったが、この潜在的な問題は観察されなかった。細胞質に入っても複合体が安定である保証はないので、分解し、機能しなくなる可能性があったが、驚くべきことに、送達された複合体は変わらず編集することができた。
遺伝子編集複合体の完全性は、細胞へのマイクロ流体ベースの細胞圧搾送達を用いて保存された。複合体はgRNAのみまたはタンパク質のみと同じ物理的/化学的特性を有せず、そのため、その個々のコンポーネントに対して複合体の送達という状況において、送達プロセスが同様に振る舞うかどうかは不確実であった。複合体はその構成要素よりも大きく安定性が低い。複合体は、例えばせん断力によって分解し得る。加えて、機能する、または細胞標的に作用する機会を得る前に何らかの他の要素が複合体を分解し得るので、複合体は膜通過を経て、またはサイトゾル内で存続しない場合がある。複合体は、送達される複合体の能力に影響を及ぼし得る異なる電荷分布も有する。形状ひいては輸送特性も複合体構成要素と比較して変化し得る。本送達方法では複合体の構造的及び機能的完全性が首尾よく保存された。
送達プロセスに関与するせん断力は、タンパク質/gRNA複合体を破壊し、機能させなくしていた可能性もあったが、驚くべきことに、本送達システムは細胞内に複合体を導入するのに効果的であり、遺伝子編集は変わらず行われた。NLSを有する非複合体Cas(例えばCas9など)タンパク質のみと比較して、複合体が核局在化挙動を変わらず有するかも明らかではなかったが、上記の遺伝子発現結果に実証されるように挙動及び機能はプロセス全体を通して保存されていた。
CRISPR-Casシステムは当該技術分野において公知である。2014年4月15日に発行された米国特許第8,697,359号にこのシステムの非限定態様が記載されており、その内容全体を参照により本明細書に援用する。
Casタンパク質の非限定例としては、Cas1、Cas1B、Cas2、Cas3、Cas4、Cas5、Cas6、Cas7、Cas8、Cas9(Csn1及びCsx12としても知られる)、Cas10、Csy1、Csy2、Csy3、Cse1、Cse2、Csc1、Csc2、Csa5、Csn2、Csm2、Csm3、Csm4、Csm5、Csm6、Cmr1、Cmr3、Cmr4、Cmr5、Cmr6、Csb1、Csb2、Csb3、Csx17、Csx14、Csx10、Csx16、CsaX、Csx3、Csx1、Csx15、Csf1、Csf2、Csf3、Csf4、これらのホモログ、またはこれらの改変型が挙げられる。これらの酵素は公知であり、例えば、S. pyogenes Cas9タンパク質のアミノ酸配列はSwissProtデータベースで受託番号Q99ZW2の下に見出され得る。いくつかの実施形態において、非改変CRISPR酵素はDNA切断活性、例えばCas9などを有する。いくつかの実施形態において、CRISPR酵素はCas9であり、S. pyogenesまたはS. pneumoniae由来のCas9であり得る。いくつかの実施形態において、CRISPR酵素は標的配列の位置、例えば標的配列内及び/または標的配列の相補鎖内などで一方または両方の鎖の切断を誘導する。いくつかの実施形態において、CRISPR酵素は、標的配列の最初または最後のヌクレオチドから約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、50、100、200、500、またはこれより多くの塩基対以内で、一方または両方の鎖の切断を誘導する。いくつかの実施形態において、ベクターが、変異CRISPR酵素が標的配列を含有する標的ポリヌクレオチドの一方または両方の鎖を切断する能力を欠くように、対応する野生型酵素に対して変異しているCRISPR酵素をコードする。例えば、S. pyogenes由来のCas9のRuvC I触媒ドメインのアスパラギン酸からアラニンへの置換(D10A)は、両方の鎖を切断するヌクレアーゼからニッカーゼ(片方の鎖のみ切断)にCas9を変換する。Cas9をニッカーゼにする変異の他の例としては、限定はしないが、H840A、N854A、及びN863Aが挙げられる。本発明の態様において、ニッカーゼは相同組換えを介したゲノム編集に用いられ得る。
Cas9アミノ酸及びcDNA配列の非限定例を以下に示す。
Streptococcus pyogenes Cas9タンパク質のアミノ酸配列は、SwissProtデータベースで受託番号Q99ZW2の下に見出され得る。このアミノ酸配列は以下である。
MDKKYSIGLDIGTNSVGWAVITDEYKVPSKKFKVLGNTDRHSIKKNLIGALLFDSGETAEATRLKRTARRRYTRRKNRICYLQEIFSNEMAKVDDSFFHRLEESFLVEEDKKHERHPIFGNIVDEVAYHEKYPTIYHLRKKLVDSTDKADLRLIYLALAHMIKFRGHFLIEGDLNPDNSDVDKLFIQLVQTYNQLFEENPINASGVDAKAILSARLSKSRRLENLIAQLPGEKKNGLFGNLIALSLGLTPNFKSNFDLAEDAKLQLSKDTYDDDLDNLLAQIGDQYADLFLAAKNLSDAILLSDILRVNTEITKAPLSASMIKRYDEHHQDLTLLKALVRQQLPEKYKEIFFDQSKNGYAGYIDGGASQEEFYKFIKPILEKMDGTEELLVKLNREDLLRKQRTFDNGSIPHQIHLGELHAILRRQEDFYPFLKDNREKIEKILTFRIPYYVGPLARGNSRFAWMTRKSEETITPWNFEEVVDKGASAQSFIERMTNFDKNLPNEKVLPKHSLLYEYFTVYNELTKVKYVTEGMRKPAFLSGEQKKAIVDLLFKTNRKVTVKQLKEDYFKKIECFDSVEISGVEDRFNASLGTYHDLLKIIKDKDFLDNEENEDILEDIVLTLTLFEDREMIEERLKTYAHLFDDKVMKQLKRRRYTGWGRLSRKLINGIRDKQSGKTILDFLKSDGFANRNFMQLIHDDSLTFKEDIQKAQVSGQGDSLHEHIANLAGSPAIKKGILQTVKVVDELVKVMGRHKPENIVIEMARENQTTQKGQKNSRERMKRIEEGIKELGSQILKEHPVENTQLQNEKLYLYYLQNGRDMYVDQELDINRLSDYDVDHIVPQSFLKDDSIDNKVLTRSDKNRGKSDNVPSEEVVKKMKNYWRQLLNAKLITQRKFDNLTKAERGGLSELDKAGFIKRQLVETRQITKHVAQILDSRMNTKYDENDKLIREVKVITLKSKLVSDFRKDFQFYKVREINNYHHAHDAYLNAVVGTALIKKYPKLESEFVYGDYKVYDVRKMIAKSEQEIGKATAKYFFYSNIMNFFKTEITLANGEIRKRPLIETNGETGEIVWDKGRDFATVRKVLSMPQVNIVKKTEVQTGGFSKESILPKRNSDKLIARKKDWDPKKYGGFDSPTVAYSVLVVAKVEKGKSKKLKSVKELLGITIMERSSFEKNPIDFLEAKGYKEVKKDLIIKLPKYSLFELENGRKRMLASAGELQKGNELALPSKYVNFLYLASHYEKLKGSPEDNEQKQLFVEQHKHYLDEIIEQISEFSKRVILADANLDKVLSAYNKHRDKPIREQAENIIHLFTLTNLGAPAAFKYFDTTIDRKRYTSTKEVLDATLIHQSITGLYETRIDLSQLGGD
(配列番号1)
配列番号1はEuropean Nucleotide Archiveで受託番号AAK33936.2の下に見出される以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGATAAGAAATACTCAATAGGCTTAGATATCGGCACAAATAGCGTCGGATGGGCGGTGATCACTGATGAATATAAGGTTCCGTCTAAAAAGTTCAAGGTTCTGGGAAATACAGACCGCCACAGTATCAAAAAAAATCTTATAGGGGCTCTTTTATTTGACAGTGGAGAGACAGCGGAAGCGACTCGTCTCAAACGGACAGCTCGTAGAAGGTATACACGTCGGAAGAATCGTATTTGTTATCTACAGGAGATTTTTTCAAATGAGATGGCGAAAGTAGATGATAGTTTCTTTCATCGACTTGAAGAGTCTTTTTTGGTGGAAGAAGACAAGAAGCATGAACGTCATCCTATTTTTGGAAATATAGTAGATGAAGTTGCTTATCATGAGAAATATCCAACTATCTATCATCTGCGAAAAAAATTGGTAGATTCTACTGATAAAGCGGATTTGCGCTTAATCTATTTGGCCTTAGCGCATATGATTAAGTTTCGTGGTCATTTTTTGATTGAGGGAGATTTAAATCCTGATAATAGTGATGTGGACAAACTATTTATCCAGTTGGTACAAACCTACAATCAATTATTTGAAGAAAACCCTATTAACGCAAGTGGAGTAGATGCTAAAGCGATTCTTTCTGCACGATTGAGTAAATCAAGACGATTAGAAAATCTCATTGCTCAGCTCCCCGGTGAGAAGAAAAATGGCTTATTTGGGAATCTCATTGCTTTGTCATTGGGTTTGACCCCTAATTTTAAATCAAATTTTGATTTGGCAGAAGATGCTAAATTACAGCTTTCAAAAGATACTTACGATGATGATTTAGATAATTTATTGGCGCAAATTGGAGATCAATATGCTGATTTGTTTTTGGCAGCTAAGAATTTATCAGATGCTATTTTACTTTCAGATATCCTAAGAGTAAATACTGAAATAACTAAGGCTCCCCTATCAGCTTCAATGATTAAACGCTACGATGAACATCATCAAGACTTGACTCTTTTAAAAGCTTTAGTTCGACAACAACTTCCAGAAAAGTATAAAGAAATCTTTTTTGATCAATCAAAAAACGGATATGCAGGTTATATTGATGGGGGAGCTAGCCAAGAAGAATTTTATAAATTTATCAAACCAATTTTAGAAAAAATGGATGGTACTGAGGAATTATTGGTGAAACTAAATCGTGAAGATTTGCTGCGCAAGCAACGGACCTTTGACAACGGCTCTATTCCCCATCAAATTCACTTGGGTGAGCTGCATGCTATTTTGAGAAGACAAGAAGACTTTTATCCATTTTTAAAAGACAATCGTGAGAAGATTGAAAAAATCTTGACTTTTCGAATTCCTTATTATGTTGGTCCATTGGCGCGTGGCAATAGTCGTTTTGCATGGATGACTCGGAAGTCTGAAGAAACAATTACCCCATGGAATTTTGAAGAAGTTGTCGATAAAGGTGCTTCAGCTCAATCATTTATTGAACGCATGACAAACTTTGATAAAAATCTTCCAAATGAAAAAGTACTACCAAAACATAGTTTGCTTTATGAGTATTTTACGGTTTATAACGAATTGACAAAGGTCAAATATGTTACTGAAGGAATGCGAAAACCAGCATTTCTTTCAGGTGAACAGAAGAAAGCCATTGTTGATTTACTCTTCAAAACAAATCGAAAAGTAACCGTTAAGCAATTAAAAGAAGATTATTTCAAAAAAATAGAATGTTTTGATAGTGTTGAAATTTCAGGAGTTGAAGATAGATTTAATGCTTCATTAGGTACCTACCATGATTTGCTAAAAATTATTAAAGATAAAGATTTTTTGGATAATGAAGAAAATGAAGATATCTTAGAGGATATTGTTTTAACATTGACCTTATTTGAAGATAGGGAGATGATTGAGGAAAGACTTAAAACATATGCTCACCTCTTTGATGATAAGGTGATGAAACAGCTTAAACGTCGCCGTTATACTGGTTGGGGACGTTTGTCTCGAAAATTGATTAATGGTATTAGGGATAAGCAATCTGGCAAAACAATATTAGATTTTTTGAAATCAGATGGTTTTGCCAATCGCAATTTTATGCAGCTGATCCATGATGATAGTTTGACATTTAAAGAAGACATTCAAAAAGCACAAGTGTCTGGACAAGGCGATAGTTTACATGAACATATTGCAAATTTAGCTGGTAGCCCTGCTATTAAAAAAGGTATTTTACAGACTGTAAAAGTTGTTGATGAATTGGTCAAAGTAATGGGGCGGCATAAGCCAGAAAATATCGTTATTGAAATGGCACGTGAAAATCAGACAACTCAAAAGGGCCAGAAAAATTCGCGAGAGCGTATGAAACGAATCGAAGAAGGTATCAAAGAATTAGGAAGTCAGATTCTTAAAGAGCATCCTGTTGAAAATACTCAATTGCAAAATGAAAAGCTCTATCTCTATTATCTCCAAAATGGAAGAGACATGTATGTGGACCAAGAATTAGATATTAATCGTTTAAGTGATTATGATGTCGATCACATTGTTCCACAAAGTTTCCTTAAAGACGATTCAATAGACAATAAGGTCTTAACGCGTTCTGATAAAAATCGTGGTAAATCGGATAACGTTCCAAGTGAAGAAGTAGTCAAAAAGATGAAAAACTATTGGAGACAACTTCTAAACGCCAAGTTAATCACTCAACGTAAGTTTGATAATTTAACGAAAGCTGAACGTGGAGGTTTGAGTGAACTTGATAAAGCTGGTTTTATCAAACGCCAATTGGTTGAAACTCGCCAAATCACTAAGCATGTGGCACAAATTTTGGATAGTCGCATGAATACTAAATACGATGAAAATGATAAACTTATTCGAGAGGTTAAAGTGATTACCTTAAAATCTAAATTAGTTTCTGACTTCCGAAAAGATTTCCAATTCTATAAAGTACGTGAGATTAACAATTACCATCATGCCCATGATGCGTATCTAAATGCCGTCGTTGGAACTGCTTTGATTAAGAAATATCCAAAACTTGAATCGGAGTTTGTCTATGGTGATTATAAAGTTTATGATGTTCGTAAAATGATTGCTAAGTCTGAGCAAGAAATAGGCAAAGCAACCGCAAAATATTTCTTTTACTCTAATATCATGAACTTCTTCAAAACAGAAATTACACTTGCAAATGGAGAGATTCGCAAACGCCCTCTAATCGAAACTAATGGGGAAACTGGAGAAATTGTCTGGGATAAAGGGCGAGATTTTGCCACAGTGCGCAAAGTATTGTCCATGCCCCAAGTCAATATTGTCAAGAAAACAGAAGTACAGACAGGCGGATTCTCCAAGGAGTCAATTTTACCAAAAAGAAATTCGGACAAGCTTATTGCTCGTAAAAAAGACTGGGATCCAAAAAAATATGGTGGTTTTGATAGTCCAACGGTAGCTTATTCAGTCCTAGTGGTTGCTAAGGTGGAAAAAGGGAAATCGAAGAAGTTAAAATCCGTTAAAGAGTTACTAGGGATCACAATTATGGAAAGAAGTTCCTTTGAAAAAAATCCGATTGACTTTTTAGAAGCTAAAGGATATAAGGAAGTTAAAAAAGACTTAATCATTAAACTACCTAAATATAGTCTTTTTGAGTTAGAAAACGGTCGTAAACGGATGCTGGCTAGTGCCGGAGAATTACAAAAAGGAAATGAGCTGGCTCTGCCAAGCAAATATGTGAATTTTTTATATTTAGCTAGTCATTATGAAAAGTTGAAGGGTAGTCCAGAAGATAACGAACAAAAACAATTGTTTGTGGAGCAGCATAAGCATTATTTAGATGAGATTATTGAGCAAATCAGTGAATTTTCTAAGCGTGTTATTTTAGCAGATGCCAATTTAGATAAAGTTCTTAGTGCATATAACAAACATAGAGACAAACCAATACGTGAACAAGCAGAAAATATTATTCATTTATTTACGTTGACGAATCTTGGAGCTCCCGCTGCTTTTAAATATTTTGATACAACAATTGATCGTAAACGATATACGTCTACAAAAGAAGTTTTAGATGCCACTCTTATCCATCAATCCATCACTGGTCTTTATGAAACACGCATTGATTTGAGTCAGCTAGGAGGTGACTGA
(配列番号2)
Streptococcus thermophilus Cas9タンパク質のアミノ酸配列は、UniProtデータベースで受託番号Q03JI6.1の下に見出され得る。Sapranauskas et al., (2011) Nucleic Acids Res. 39:9275-9282も参照。このアミノ酸配列は以下である。
MTKPYSIGLDIGTNSVGWAVTTDNYKVPSKKMKVLGNTSKKYIKKNLLGVLLFDSGITAEGRRLKRTARRRYTRRRNRILYLQEIFSTEMATLDDAFFQRLDDSFLVPDDKRDSKYPIFGNLVEEKAYHDEFPTIYHLRKYLADSTKKADLRLVYLALAHMIKYRGHFLIEGEFNSKNNDIQKNFQDFLDTYNAIFESDLSLENSKQLEEIVKDKISKLEKKDRILKLFPGEKNSGIFSEFLKLIVGNQADFRKCFNLDEKASLHFSKESYDEDLETLLGYIGDDYSDVFLKAKKLYDAILLSGFLTVTDNETEAPLSSAMIKRYNEHKEDLALLKEYIRNISLKTYNEVFKDDTKNGYAGYIDGKTNQEDFYVYLKKLLAEFEGADYFLEKIDREDFLRKQRTFDNGSIPYQIHLQEMRAILDKQAKFYPFLAKNKERIEKILTFRIPYYVGPLARGNSDFAWSIRKRNEKITPWNFEDVIDKESSAEAFINRMTSFDLYLPEEKVLPKHSLLYETFNVYNELTKVRFIAESMRDYQFLDSKQKKDIVRLYFKDKRKVTDKDIIEYLHAIYGYDGIELKGIEKQFNSSLSTYHDLLNIINDKEFLDDSSNEAIIEEIIHTLTIFEDREMIKQRLSKFENIFDKSVLKKLSRRHYTGWGKLSAKLINGIRDEKSGNTILDYLIDDGISNRNFMQLIHDDALSFKKKIQKAQIIGDEDKGNIKEVVKSLPGSPAIKKGILQSIKIVDELVKVMGGRKPESIVVEMARENQYTNQGKSNSQQRLKRLEKSLKELGSKILKENIPAKLSKIDNNALQNDRLYLYYLQNGKDMYTGDDLDIDRLSNYDIDHIIPQAFLKDNSIDNKVLVSSASNRGKSDDVPSLEVVKKRKTFWYQLLKSKLISQRKFDNLTKAERGGLSPEDKAGFIQRQLVETRQITKHVARLLDEKFNNKKDENNRAVRTVKIITLKSTLVSQFRKDFELYKVREINDFHHAHDAYLNAVVASALLKKYPKLEPEFVYGDYPKYNSFRERKSATEKVYFYSNIMNIFKKSISLADGRVIERPLIEVNEETGESVWNKESDLATVRRVLSYPQVNVVKKVEEQNHGLDRGKPKGLFNANLSSKPKPNSNENLVGAKEYLDPKKYGGYAGISNSFTVLVKGTIEKGAKKKITNVLEFQGISILDRINYRKDKLNFLLEKGYKDIELIIELPKYSLFELSDGSRRMLASILSTNNKRGEIHKGNQIFLSQKFVKLLYHAKRISNTINENHRKYVENHKKEFEELFYYILEFNENYVGAKKNGKLLNSAFQSWQNHSIDELCSSFIGPTGSERKGLFELTSRGSAADFEFLGVKIPRYRDYTPSSLLKDATLIHQSVTGLYETRIDLAKLGEG
(配列番号3)
配列番号3はEuropean Nucleotide Archiveで受託番号ABJ66636.1の下に見出される以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGACTAAGCCATACTCAATTGGACTTGATATTGGAACGAATAGTGTTGGATGGGCTGTAACAACTGATAATTACAAGGTTCCGTCTAAAAAAATGAAAGTCTTAGGAAATACGAGTAAAAAGTATATCAAAAAGAACCTGTTAGGTGTATTACTCTTTGACTCTGGAATCACAGCAGAAGGAAGAAGATTGAAGCGTACTGCAAGAAGACGTTATACTAGACGCCGTAATCGTATCCTTTATTTGCAGGAAATTTTTAGCACAGAGATGGCTACATTAGATGATGCTTTCTTTCAAAGACTTGACGATTCGTTTTTAGTTCCTGATGATAAACGTGATAGTAAGTATCCGATATTTGGAAACTTAGTAGAAGAAAAAGCCTATCATGATGAATTTCCAACTATCTATCATTTAAGGAAATATTTAGCAGATAGTACTAAAAAAGCAGATTTGCGTCTAGTTTATCTTGCATTGGCTCATATGATTAAATATAGAGGTCACTTCTTAATTGAAGGAGAGTTTAATTCAAAAAATAATGATATTCAGAAGAATTTTCAAGACTTTTTGGACACTTATAATGCTATTTTTGAATCGGATTTATCACTTGAGAATAGTAAACAACTTGAGGAAATTGTTAAAGATAAGATTAGTAAATTAGAAAAGAAAGATCGTATTTTAAAACTCTTCCCTGGGGAGAAGAATTCGGGGATTTTTTCAGAGTTTCTAAAGTTGATTGTAGGAAATCAAGCTGATTTTAGGAAATGTTTTAATTTAGACGAAAAAGCCTCCTTACATTTTTCCAAAGAAAGCTATGATGAAGATTTAGAGACTTTGTTAGGTTATATTGGAGATGATTACAGTGATGTCTTTCTCAAAGCAAAGAAACTTTATGATGCTATTCTTTTATCGGGTTTTCTGACTGTAACTGATAATGAGACAGAAGCACCTCTCTCTTCTGCTATGATAAAGCGATATAATGAACACAAAGAAGATTTAGCGTTACTAAAGGAATATATAAGAAATATTTCACTAAAAACGTATAATGAAGTATTTAAAGATGACACCAAAAATGGTTATGCTGGTTATATTGATGGAAAAACAAATCAGGAAGATTTCTACGTATATCTAAAAAAACTATTGGCTGAATTTGAAGGTGCGGATTATTTTCTTGAAAAAATTGATCGAGAAGATTTTTTGAGAAAGCAACGTACATTTGACAATGGTTCGATACCATATCAGATTCATCTTCAAGAAATGAGAGCAATTCTTGATAAGCAAGCTAAATTTTATCCTTTCTTGGCTAAAAATAAAGAAAGAATCGAGAAGATTTTAACCTTCCGAATTCCTTATTATGTAGGTCCACTTGCGAGAGGGAATAGTGATTTTGCCTGGTCAATAAGAAAACGAAATGAAAAAATTACACCTTGGAATTTTGAGGACGTTATTGACAAAGAATCTTCGGCAGAGGCCTTCATTAATCGAATGACTAGTTTTGATTTGTATTTGCCAGAAGAGAAGGTACTTCCAAAGCATAGTCTCTTATACGAAACTTTTAATGTATATAATGAATTAACAAAAGTTAGATTTATTGCCGAAAGTATGAGAGATTATCAATTTTTAGATAGTAAGCAGAAGAAAGATATTGTTAGACTTTATTTTAAAGATAAAAGGAAAGTTACTGATAAGGATATTATTGAATATTTACATGCAATTTATGGGTATGATGGAATTGAATTAAAAGGCATAGAGAAACAGTTTAATTCTAGTTTATCTACTTATCACGATCTTTTAAATATTATTAATGATAAAGAGTTTTTGGATGATAGTTCAAATGAAGCGATTATCGAAGAAATTATCCATACTTTGACAATTTTTGAAGATAGAGAGATGATAAAACAACGTCTTTCAAAATTTGAGAATATATTCGATAAATCCGTTTTGAAAAAGTTATCTCGTAGACATTACACTGGCTGGGGTAAGTTATCTGCTAAGCTTATTAATGGTATTCGAGATGAAAAATCTGGTAATACTATTCTTGATTACTTAATTGATGATGGTATTTCTAACCGTAATTTCATGCAACTTATTCACGATGATGCTCTTTCTTTTAAAAAGAAGATACAGAAAGCACAAATTATTGGTGACGAAGATAAAGGTAATATTAAAGAGGTCGTTAAGTCTTTGCCAGGTAGTCCTGCGATTAAAAAAGGTATTTTACAAAGCATAAAAATTGTAGATGAATTGGTCAAAGTAATGGGAGGAAGAAAACCCGAGTCAATTGTTGTTGAGATGGCTCGTGAAAATCAATATACCAATCAAGGTAAGTCTAATTCCCAACAACGCTTGAAACGTTTAGAAAAATCTCTCAAAGAGTTAGGTAGTAAGATACTTAAGGAAAATATTCCTGCAAAACTTTCTAAAATAGACAATAACGCACTTCAAAATGATCGACTTTACTTATACTATCTTCAAAATGGAAAAGATATGTATACCGGAGATGATTTAGATATTGATAGATTAAGTAATTATGATATTGATCATATTATTCCTCAAGCTTTTTTGAAAGATAATTCTATTGACAATAAAGTACTTGTTTCATCTGCTAGTAACCGTGGTAAATCAGATGATGTTCCAAGTTTAGAGGTTGTCAAAAAAAGAAAGACATTTTGGTATCAATTATTGAAATCAAAATTAATTTCTCAACGAAAATTTGATAATCTGACAAAAGCTGAACGGGGAGGATTGTCACCTGAGGACAAAGCTGGTTTTATTCAACGCCAGTTGGTTGAAACACGTCAAATAACAAAACATGTAGCTCGTTTACTTGATGAGAAATTTAATAATAAAAAAGATGAAAATAATAGAGCGGTACGAACAGTAAAAATTATTACCTTGAAATCTACCTTAGTTTCTCAATTTCGTAAGGATTTTGAACTTTATAAAGTTCGTGAAATCAATGATTTTCATCATGCTCATGATGCTTACTTGAATGCCGTTGTAGCAAGTGCTTTACTTAAGAAATACCCTAAACTAGAGCCAGAATTTGTGTACGGTGATTATCCAAAATACAATAGTTTTAGAGAAAGAAAGTCCGCTACAGAAAAGGTATATTTCTATTCAAATATCATGAATATCTTTAAAAAATCTATTTCTTTAGCTGATGGTAGAGTTATTGAAAGACCACTTATTGAGGTAAATGAGGAGACCGGCGAATCCGTTTGGAATAAAGAATCTGATTTAGCAACTGTAAGGAGAGTACTCTCTTATCCGCAAGTAAATGTTGTGAAAAAAGTTGAGGAACAGAATCACGGATTGGATAGAGGAAAACCAAAGGGATTGTTTAATGCAAATCTTTCCTCAAAGCCAAAACCAAATAGTAATGAAAATTTAGTAGGTGCTAAAGAGTATCTTGACCCCAAAAAGTATGGGGGGTATGCTGGAATTTCTAATTCTTTTACTGTTCTTGTTAAAGGGACAATTGAAAAAGGTGCTAAGAAAAAAATAACAAATGTACTAGAATTTCAAGGTATTTCTATTTTAGATAGGATTAATTATAGAAAAGATAAACTTAATTTTTTACTTGAAAAAGGTTATAAAGATATTGAGTTAATTATTGAACTACCTAAATATAGTTTATTTGAACTTTCAGATGGTTCACGTCGTATGTTGGCTAGTATTTTGTCAACGAATAATAAGAGGGGAGAGATTCACAAAGGAAATCAGATTTTTCTTTCACAGAAGTTTGTGAAATTACTTTATCATGCTAAGAGAATAAGTAACACAATTAATGAGAATCATAGAAAATATGTTGAGAACCATAAAAAAGAGTTTGAAGAATTATTTTACTACATTCTTGAGTTTAATGAGAATTATGTTGGAGCTAAAAAGAATGGTAAACTCTTAAACTCTGCCTTTCAATCTTGGCAAAATCATAGTATAGATGAACTCTGTAGTAGTTTTATAGGACCTACCGGAAGTGAAAGAAAGGGGCTATTTGAATTAACCTCTCGTGGAAGTGCTGCTGATTTTGAATTTTTAGGTGTTAAAATTCCAAGGTATAGAGACTATACCCCATCATCCCTATTAAAAGATGCCACACTTATTCATCAATCTGTTACAGGCCTCTATGAAACACGAATAGACCTTGCCAAACTAGGAGAGGGTTAA
(配列番号4)
核局在化シグナル(GGSGPPKKKRKV;配列番号5)をそのC末端に含むCas9タンパク質の一例は以下のアミノ酸配列を有する。
MDKKYSIGLDIGTNSVGWAVITDEYKVPSKKFKVLGNTDRHSIKKNLIGALLFDSGETAEATRLKRTARRRYTRRKNRICYLQEIFSNEMAKVDDSFFHRLEESFLVEEDKKHERHPIFGNIVDEVAYHEKYPTIYHLRKKLVDSTDKADLRLIYLALAHMIKFRGHFLIEGDLNPDNSDVDKLFIQLVQTYNQLFEENPINASGVDAKAILSARLSKSRRLENLIAQLPGEKKNGLFGNLIALSLGLTPNFKSNFDLAEDAKLQLSKDTYDDDLDNLLAQIGDQYADLFLAAKNLSDAILLSDILRVNTEITKAPLSASMIKRYDEHHQDLTLLKALVRQQLPEKYKEIFFDQSKNGYAGYIDGGASQEEFYKFIKPILEKMDGTEELLVKLNREDLLRKQRTFDNGSIPHQIHLGELHAILRRQEDFYPFLKDNREKIEKILTFRIPYYVGPLARGNSRFAWMTRKSEETITPWNFEEVVDKGASAQSFIERMTNFDKNLPNEKVLPKHSLLYEYFTVYNELTKVKYVTEGMRKPAFLSGEQKKAIVDLLFKTNRKVTVKQLKEDYFKKIECFDSVEISGVEDRFNASLGTYHDLLKIIKDKDFLDNEENEDILEDIVLTLTLFEDREMIEERLKTYAHLFDDKVMKQLKRRRYTGWGRLSRKLINGIRDKQSGKTILDFLKSDGFANRNFMQLIHDDSLTFKEDIQKAQVSGQGDSLHEHIANLAGSPAIKKGILQTVKVVDELVKVMGRHKPENIVIEMARENQTTQKGQKNSRERMKRIEEGIKELGSQILKEHPVENTQLQNEKLYLYYLQNGRDMYVDQELDINRLSDYDVDHIVPQSFLKDDSIDNKVLTRSDKNRGKSDNVPSEEVVKKMKNYWRQLLNAKLITQRKFDNLTKAERGGLSELDKAGFIKRQLVETRQITKHVAQILDSRMNTKYDENDKLIREVKVITLKSKLVSDFRKDFQFYKVREINNYHHAHDAYLNAVVGTALIKKYPKLESEFVYGDYKVYDVRKMIAKSEQEIGKATAKYFFYSNIMNFFKTEITLANGEIRKRPLIETNGETGEIVWDKGRDFATVRKVLSMPQVNIVKKTEVQTGGFSKESILPKRNSDKLIARKKDWDPKKYGGFDSPTVAYSVLVVAKVEKGKSKKLKSVKELLGITIMERSSFEKNPIDFLEAKGYKEVKKDLIIKLPKYSLFELENGRKRMLASAGELQKGNELALPSKYVNFLYLASHYEKLKGSPEDNEQKQLFVEQHKHYLDEIIEQISEFSKRVILADANLDKVLSAYNKHRDKPIREQAENIIHLFTLTNLGAPAAFKYFDTTIDRKRYTSTKEVLDATLIHQSITGLYETRIDLSQLGGDGGSGPPKKKRKV
(配列番号6)
いくつかの実施形態において、Cas9ニッカーゼは、ガイド配列(複数可)、例えばDNA標的のセンス及びアンチセンス鎖をそれぞれ標的とする2つのガイド配列とともに用いられ得る。この組合せにより、両方の鎖がニックされ、非相同末端結合(NHEJ)を誘発するのに用いられることが可能となる。
さらなる例として、すべてのDNA切断活性が実質的に欠失している変異Cas9を生成するように、Cas9の2つ以上の触媒ドメイン(RuvC I、RuvC II、及びRuvC III)が変異させられ得る。いくつかの実施形態において、D10A変異をH840A、N854A、またはN863A変異のうちの1つ以上と組み合わせて、すべてのDNA切断活性が実質的に欠失しているCas9酵素を生成する(ここでアミノ酸番号は配列番号1の通りである)。いくつかの実施形態において、CRISPR酵素は、変異酵素のDNA切断活性がその非変異形態に対して約25%、10%、5%、1%、0.1%、0.01%未満、またはこれより低い場合、すべてのDNA切断活性が実質的に欠失していると考えられる。他の変異が有用である場合もあり、Cas9または他のCRISPR酵素がS. pyogenes以外の種由来の場合、類似の効果を得るために対応するアミノ酸の変異がなされ得る。
いくつかの実施形態において、CRISPR酵素をコードする酵素コード配列は、特定の細胞、例えば真核細胞などでの発現に最適化されたコドンである。真核細胞は、特定の生物、例えば限定はしないがヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、または非ヒト霊長類をはじめとした哺乳類などのものまたは由来するものであり得る。一般に、コドン最適化は、対象とする宿主細胞における発現を強化するために、元のアミノ酸配列を維持しながら、元の配列の少なくとも1つのコドン(例えば約1、2、3、4、5、10、15、20、25、50以上、またはこれより多くのコドン)を、その宿主細胞の遺伝子に用いられる頻度がより高いまたは最も高いコドンで置換することによって、核酸配列を改変するプロセスのことをいう。様々な種が特定のアミノ酸の決まったコドンに特定のバイアスを示す。コドンバイアス(生物間でのコドン使用頻度の差)はメッセンジャーRNA(mRNA)の翻訳の効率と相関があることが多く、そしてまた、この効率はとりわけ、翻訳されるコドンの特性及び特定のトランスファーRNA(tRNA)分子の利用可能性に依存すると考えられている。細胞内で選ばれたtRNAが圧倒的多数を占めているのは一般に、ペプチド合成に使用される頻度が最も高いコドンを反映している。したがって、コドン最適化に基づいて、所与の生物における最適遺伝子発現に遺伝子を適合させることができる。コドン使用頻度表は、例えば「Codon Usage Database」で容易に利用可能であり、これらの表は様々な方法で応用することができる。Nakamura, Y., et al. ”Codon usage tabulated from the international DNA sequence databases: status for the year 2000” Nucl. Acids Res. 28:292 (2000)を参照。特定の宿主細胞における発現に対して特定の配列をコドン最適化するコンピュータアルゴリズムも利用可能であり、例えばGene Forge(Aptagen; Jacobus, Pa.)なども利用可能である。いくつかの実施形態において、CRISPR酵素をコードする配列における1つ以上のコドン(例えば1、2、3、4、5、10、15、20、25、50以上、またはすべてのコドン)が、特定のアミノ酸に対して使用される頻度が最も高いコドンと一致する。
一般に、ガイド配列は、標的配列とハイブリダイズして標的配列へのCRISPR複合体の配列特異的結合を誘導するための、標的ポリヌクレオチド配列との十分な相補性を有する任意のポリヌクレオチド配列である。いくつかの実施形態において、ガイド配列とそれに対応する標的配列との間の相補度は、好適なアラインメントアルゴリズムを用いて最適アラインメントした場合、約50%、60%、75%、80%、85%、90%、95%、97.5%、99%以上またはこれより高い。最適アラインメントは、配列をアラインメントする任意の好適なアルゴリズムを用いて決定され得るが、その非限定例としては、Smith-Watermanアルゴリズム、Needleman-Wunschアルゴリズム、Burrows-Wheeler変換に基づいたアルゴリズム(例えばBurrows Wheeler Aligner)、ClustalW、Clustal X、BLAT、Novoalign(Novocraft Technologies)、ELAND(Illumina, San Diego, Calif.)、SOAP(soap.genomics.org.cnで入手可能)、及びMaq(maq.sourceforge.netで入手可能)が挙げられる。いくつかの実施形態において、ガイド配列は約5、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、75以上またはこれより多いヌクレオチドの長さである。いくつかの実施形態において、ガイド配列は約75、50、45、40、35、30、25、20、15、12未満、またはこれより少ないヌクレオチドの長さである。標的配列へのCRISPR複合体の配列特異的結合を誘導するガイド配列の能力は、任意の好適なアッセイによって評価され得る。例えば、試験しようとするガイド配列を含め、CRISPR複合体を形成するのに十分なCRISPRシステムのコンポーネントが、例えばCRISPR配列のコンポーネントをコードするベクターの形質移入などによって、対応する標的配列を有する宿主細胞に与えられ、その後、例えば本明細書に記載のSurveyorアッセイなどによって標的配列内の選択的切断が評価され得る。標的ポリヌクレオチド配列の切断は、標的配列、試験しようとするガイド配列を含むCRISPR複合体のコンポーネント及び試験ガイド配列とは異なる対照ガイド配列を準備し、試験用及び対照用のガイド配列の反応間の標的配列における結合または切断率を比較することによって、試験管内でも同様に評価され得る。他のアッセイも可能であり、当業者であれば考え付くであろう。
ガイド配列は任意の標的配列を標的化するように選択され得る。いくつかの実施形態において、標的配列は細胞のゲノム内の配列である。例示的な標的配列としては、標的ゲノムに特有のものが挙げられる。例えば、S. pyogenes Cas9について、ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMNNNNNNNNNNNNXGGMMMMMMMMNNNNNNNNNNNNXXAGAAW型のCas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNNXGG(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができる)はゲノム中で一度しか出現しない。ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMMNNNNNNNNNNNXGG型のS. pyogenes Cas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNXGG(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができる)はゲノム中で一度しか出現しない。S. thermophilus CRISPR1 Cas9について、ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMNNNNNNNNNNNNXXAGAAW(配列番号7)型のCas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNNXXAGAAW(配列番号8)(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができ、WはAまたはTである)はゲノム中で一度しか出現しない。ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMMNNNNNNNNNNNXXAGAAW(配列番号9)型のS. thermophilus CRISPR1 Cas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNXXAGAAW(配列番号10)(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができ、WはAまたはTである)はゲノム中で一度しか出現しない。S. pyogenes Cas9について、ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMNNNNNNNNNNNNXGGXG型のCas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNNXGGXG(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができる)はゲノム中で一度しか出現しない。ゲノム中の特有の標的配列には、MMMMMMMMMNNNNNNNNNNNXGGXG型のS. pyogenes Cas9標的部位が含まれ得るが、この場合、NNNNNNNNNNNXGGXG(NはA、G、T、またはCであり、Xはデオキシヌクレオチドとすることができる)はゲノム中で一度しか出現しない。これらの配列のそれぞれにおいて、「M」はA、G、T、またはCであってよく、配列を特有なものとして識別する際に考慮する必要はない。
いくつかの実施形態において、ガイド配列内の二次構造の程度を減少させるようにガイド配列を選択する。二次構造は、任意の好適なポリヌクレオチドフォールディングアルゴリズムによって確認され得る。いくつかのプログラムは最小ギブス自由エネルギーの計算に基づいている。そのようなアルゴリズムの1つの例はmFoldであり、Zuker及びStiegler(Nucleic Acids Res. 9 (1981), 133-148)によって記載されている。別の例のフォールディングアルゴリズムは、University of ViennaのInstitute for Theoretical Chemistryで開発された、重心構造予測アルゴリズムを用いたオンラインウェブサーバーRNAfoldである(例えばA. R. Gruber et al., 2008, Cell 106(1): 23-24;及びPA Carr and GM Church, 2009, Nature Biotechnology 27(12): 1151-62を参照)。米国特許出願第61/836,080号(参照により本明細書に援用)にさらなるアルゴリズムが見出され得る。
本主題の態様は、CRISPR/CRISPR/Prevotella及びFrancisella 1由来CRISPR(Cpf1)遺伝子編集複合体またはそのコンポーネント(例えばCPf1タンパク質)の送達に関する。ヒトコドン最適化Cpf1ファミリータンパク質の例を以下に示す。
ヒトコドン最適化Cpf1ファミリータンパク質
Cpf1ファミリータンパク質配列の非限定例、及びCRISPR/Cpf1遺伝子編集の態様が、Zetsche et al., Cell 163, 759- 771, October 22, 2015に記載されており、その内容全体を参照により本明細書に援用する。
NLS及びHAタグを含むFrancisella tularensis subsp. Novicida U112(FnCpf1;pY004):
MSIYQEFVNKYSLSKTLRFELIPQGKTLENIKARGLILDDEKRAKDYKKAKQIIDKYHQFFIEEILSSVCISEDLLQNYSDVYFKLKKSDDDNLQKDFKSAKDTIKKQISEYIKDSEKFKNLFNQNLIDAKKGQESDLILWLKQSKDNGIELFKANSDITDIDEALEIIKSFKGWTTYFKGFHENRKNVYSSNDIPTSIIYRIVDDNLPKFLENKAKYESLKDKAPEAINYEQIKKDLAEELTFDIDYKTSEVNQRVFSLDEVFEIANFNNYLNQSGITKFNTIIGGKFVNGENTKRKGINEYINLYSQQINDKTLKKYKMSVLFKQILSDTESKSFVIDKLEDDSDVVTTMQSFYEQIAAFKTVEEKSIKETLSLLFDDLKAQKLDLSKIYFKNDKSLTDLSQQVFDDYSVIGTAVLEYITQQIAPKNLDNPSKKEQELIAKKTEKAKYLSLETIKLALEEFNKHRDIDKQCRFEEILANFAAIPMIFDEIAQNKDNLAQISIKYQNQGKKDLLQASAEDDVKAIKDLLDQTNNLLHKLKIFHISQSEDKANILDKDEHFYLVFEECYFELANIVPLYNKIRNYITQKPYSDEKFKLNFENSTLANGWDKNKEPDNTAILFIKDDKYYLGVMNKKNNKIFDDKAIKENKGEGYKKIVYKLLPGANKMLPKVFFSAKSIKFYNPSEDILRIRNHSTHTKNGSPQKGYEKFEFNIEDCRKFIDFYKQSISKHPEWKDFGFRFSDTQRYNSIDEFYREVENQGYKLTFENISESYIDSVVNQGKLYLFQIYNKDFSAYSKGRPNLHTLYWKALFDERNLQDVVYKLNGEAELFYRKQSIPKKITHPAKEAIANKNKDNPKKESVFEYDLIKDKRFTEDKFFFHCPITINFKSSGANKFNDEINLLLKEKANDVHILSIDRGERHLAYYTLVDGKGNIIKQDTFNIIGNDRMKTNYHDKLAAIEKDRDSARKDWKKINNIKEMKEGYLSQVVHEIAKLVIEYNAIVVFEDLNFGFKRGRFKVEKQVYQKLEKMLIEKLNYLVFKDNEFDKTGGVLRAYQLTAPFETFKKMGKQTGIIYYVPAGFTSKICPVTGFVNQLYPKYESVSKSQEFFSKFDKICYNLDKGYFEFSFDYKNFGDKAAKGKWTIASFGSRLINFRNSDKNHNWDTREVYPTKELEKLLKDYSIEYGHGECIKAAICGESDKKFFAKLTSVLNTILQMRNSKTGTELDYLISPVADVNGNFFDSRQAPKNMPQDADANGAYHIGLKGLMLLGRIKNNQEGKKLNLVIKNEEYFEFVQNRNNKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号11)
配列番号11は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にヒトインフルエンザヘマグルチニン(HA)タグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号11は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAGCATCTACCAGGAGTTCGTCAACAAGTATTCACTGAGTAAGACACTGCGGTTCGAGCTGATCCCACAGGGCAAGACACTGGAGAACATCAAGGCCCGAGGCCTGATTCTGGACGATGAGAAGCGGGCAAAAGACTATAAGAAAGCCAAGCAGATCATTGATAAATACCACCAGTTCTTTATCGAGGAAATTCTGAGCTCCGTGTGCATCAGTGAGGATCTGCTGCAGAATTACTCAGACGTGTACTTCAAGCTGAAGAAGAGCGACGATGACAACCTGCAGAAGGACTTCAAGTCCGCCAAGGACACCATCAAGAAACAGATTAGCGAGTACATCAAGGACTCCGAAAAGTTTAAAAATCTGTTCAACCAGAATCTGATCGATGCTAAGAAAGGCCAGGAGTCCGACCTGATCCTGTGGCTGAAACAGTCTAAGGACAATGGGATTGAACTGTTCAAGGCTAACTCCGATATCACTGATATTGACGAGGCACTGGAAATCATCAAGAGCTTCAAGGGATGGACCACATACTTTAAAGGCTTCCACGAGAACCGCAAGAACGTGTACTCCAGCAACGACATTCCTACCTCCATCATCTACCGAATCGTCGATGACAATCTGCCAAAGTTCCTGGAGAACAAGGCCAAATATGAATCTCTGAAGGACAAAGCTCCCGAGGCAATTAATTACGAACAGATCAAGAAAGATCTGGCTGAGGAACTGACATTCGATATCGACTATAAGACTAGCGAGGTGAACCAGAGGGTCTTTTCCCTGGACGAGGTGTTTGAAATCGCCAATTTCAACAATTACCTGAACCAGTCCGGCATTACTAAATTCAATACCATCATTGGCGGGAAGTTTGTGAACGGGGAGAATACCAAGCGCAAGGGAATTAACGAATACATCAATCTGTATAGCCAGCAGATCAACGACAAAACTCTGAAGAAATACAAGATGTCTGTGCTGTTCAAACAGATCCTGAGTGATACCGAGTCCAAGTCTTTTGTCATTGATAAACTGGAAGATGACTCAGACGTGGTCACTACCATGCAGAGCTTTTATGAGCAGATCGCCGCTTTCAAGACAGTGGAGGAAAAATCTATTAAGGAAACTCTGAGTCTGCTGTTCGATGACCTGAAAGCCCAGAAGCTGGACCTGAGTAAGATCTACTTCAAAAACGATAAGAGTCTGACAGACCTGTCACAGCAGGTGTTTGATGACTATTCCGTGATTGGGACCGCCGTCCTGGAGTACATTACACAGCAGATCGCTCCAAAGAACCTGGATAATCCCTCTAAGAAAGAGCAGGAACTGATCGCTAAGAAAACCGAGAAGGCAAAATATCTGAGTCTGGAAACAATTAAGCTGGCACTGGAGGAGTTCAACAAGCACAGGGATATTGACAAACAGTGCCGCTTTGAGGAAATCCTGGCCAACTTCGCAGCCATCCCCATGATTTTTGATGAGATCGCCCAGAACAAAGACAATCTGGCTCAGATCAGTATTAAGTACCAGAACCAGGGCAAGAAAGACCTGCTGCAGGCTTCAGCAGAAGATGACGTGAAAGCCATCAAGGATCTGCTGGACCAGACCAACAATCTGCTGCACAAGCTGAAAATCTTCCATATTAGTCAGTCAGAGGATAAGGCTAATATCCTGGATAAAGACGAACACTTCTACCTGGTGTTCGAGGAATGTTACTTCGAGCTGGCAAACATTGTCCCCCTGTATAACAAGATTAGGAACTACATCACACAGAAGCCTTACTCTGACGAGAAGTTTAAACTGAACTTCGAAAATAGTACCCTGGCCAACGGGTGGGATAAGAACAAGGAGCCTGACAACACAGCTATCCTGTTCATCAAGGATGACAAGTACTATCTGGGAGTGATGAATAAGAAAAACAATAAGATCTTCGATGACAAAGCCATTAAGGAGAACAAAGGGGAAGGATACAAGAAAATCGTGTATAAGCTGCTGCCCGGCGCAAATAAGATGCTGCCTAAGGTGTTCTTCAGCGCCAAGAGTATCAAATTCTACAACCCATCCGAGGACATCCTGCGGATTAGAAATCACTCAACACATACTAAGAACGGGAGCCCCCAGAAGGGATATGAGAAATTTGAGTTCAACATCGAGGATTGCAGGAAGTTTATTGACTTCTACAAGCAGAGCATCTCCAAACACCCTGAATGGAAGGATTTTGGCTTCCGGTTTTCCGACACACAGAGATATAACTCTATCGACGAGTTCTACCGCGAGGTGGAAAATCAGGGGTATAAGCTGACTTTTGAGAACATTTCTGAAAGTTACATCGACAGCGTGGTCAATCAGGGAAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAACAAAGATTTTTCAGCATACAGCAAGGGCAGACCAAACCTGCATACACTGTACTGGAAGGCCCTGTTCGATGAGAGGAATCTGCAGGACGTGGTCTATAAACTGAACGGAGAGGCCGAACTGTTTTACCGGAAGCAGTCTATTCCTAAGAAAATCACTCACCCAGCTAAGGAGGCCATCGCTAACAAGAACAAGGACAATCCTAAGAAAGAGAGCGTGTTCGAATACGATCTGATTAAGGACAAGCGGTTCACCGAAGATAAGTTCTTTTTCCATTGTCCAATCACCATTAACTTCAAGTCAAGCGGCGCTAACAAGTTCAACGACGAGATCAATCTGCTGCTGAAGGAAAAAGCAAACGATGTGCACATCCTGAGCATTGACCGAGGAGAGCGGCATCTGGCCTACTATACCCTGGTGGATGGCAAAGGGAATATCATTAAGCAGGATACATTCAACATCATTGGCAATGACCGGATGAAAACCAACTACCACGATAAACTGGCTGCAATCGAGAAGGATAGAGACTCAGCTAGGAAGGACTGGAAGAAAATCAACAACATTAAGGAGATGAAGGAAGGCTATCTGAGCCAGGTGGTCCATGAGATTGCAAAGCTGGTCATCGAATACAATGCCATTGTGGTGTTCGAGGATCTGAACTTCGGCTTTAAGAGGGGGCGCTTTAAGGTGGAAAAACAGGTCTATCAGAAGCTGGAGAAAATGCTGATCGAAAAGCTGAATTACCTGGTGTTTAAAGATAACGAGTTCGACAAGACCGGAGGCGTCCTGAGAGCCTACCAGCTGACAGCTCCCTTTGAAACTTTCAAGAAAATGGGAAAACAGACAGGCATCATCTACTATGTGCCAGCCGGATTCACTTCCAAGATCTGCCCCGTGACCGGCTTTGTCAACCAGCTGTACCCTAAATATGAGTCAGTGAGCAAGTCCCAGGAATTTTTCAGCAAGTTCGATAAGATCTGTTATAATCTGGACAAGGGGTACTTCGAGTTTTCCTTCGATTACAAGAACTTCGGCGACAAGGCCGCTAAGGGGAAATGGACCATTGCCTCCTTCGGATCTCGCCTGATCAACTTTCGAAATTCCGATAAAAACCACAATTGGGACACTAGGGAGGTGTACCCAACCAAGGAGCTGGAAAAGCTGCTGAAAGACTACTCTATCGAGTATGGACATGGCGAATGCATCAAGGCAGCCATCTGTGGCGAGAGTGATAAGAAATTTTTCGCCAAGCTGACCTCAGTGCTGAATACAATCCTGCAGATGCGGAACTCAAAGACCGGGACAGAACTGGACTATCTGATTAGCCCCGTGGCTGATGTCAACGGAAACTTCTTCGACAGCAGACAGGCACCCAAAAATATGCCTCAGGATGCAGACGCCAACGGGGCCTACCACATCGGGCTGAAGGGACTGATGCTGCTGGGCCGGATCAAGAACAATCAGGAGGGGAAGAAGCTGAACCTGGTCATTAAGAACGAGGAATACTTCGAGTTTGTCCAGAATAGAAATAACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号14)
NLS及びHAタグを含むLachnospiraceae bacterium MC2017(Lb3Cpf1;pY005):
MDYGNGQFERRAPLTKTITLRLKPIGETRETIREQKLLEQDAAFRKLVETVTPIVDDCIRKIADNALCHFGTEYDFSCLGNAISKNDSKAIKKETEKVEKLLAKVLTENLPDGLRKVNDINSAAFIQDTLTSFVQDDADKRVLIQELKGKTVLMQRFLTTRITALTVWLPDRVFENFNIFIENAEKMRILLDSPLNEKIMKFDPDAEQYASLEFYGQCLSQKDIDSYNLIISGIYADDEVKNPGINEIVKEYNQQIRGDKDESPLPKLKKLHKQILMPVEKAFFVRVLSNDSDARSILEKILKDTEMLPSKIIEAMKEADAGDIAVYGSRLHELSHVIYGDHGKLSQIIYDKESKRISELMETLSPKERKESKKRLEGLEEHIRKSTYTFDELNRYAEKNVMAAYIAAVEESCAEIMRKEKDLRTLLSKEDVKIRGNRHNTLIVKNYFNAWTVFRNLIRILRRKSEAEIDSDFYDVLDDSVEVLSLTYKGENLCRSYITKKIGSDLKPEIATYGSALRPNSRWWSPGEKFNVKFHTIVRRDGRLYYFILPKGAKPVELEDMDGDIECLQMRKIPNPTIFLPKLVFKDPEAFFRDNPEADEFVFLSGMKAPVTITRETYEAYRYKLYTVGKLRDGEVSEEEYKRALLQVLTAYKEFLENRMIYADLNFGFKDLEEYKDSSEFIKQVETHNTFMCWAKVSSSQLDDLVKSGNGLLFEIWSERLESYYKYGNEKVLRGYEGVLLSILKDENLVSMRTLLNSRPMLVYRPKESSKPMVVHRDGSRVVDRFDKDGKYIPPEVHDELYRFFNNLLIKEKLGEKARKILDNKKVKVKVLESERVKWSKFYDEQFAVTFSVKKNADCLDTTKDLNAEVMEQYSESNRLILIRNTTDILYYLVLDKNGKVLKQRSLNIINDGARDVDWKERFRQVTKDRNEGYNEWDYSRTSNDLKEVYLNYALKEIAEAVIEYNAILIIEKMSNAFKDKYSFLDDVTFKGFETKLLAKLSDLHFRGIKDGEPCSFTNPLQLCQNDSNKILQDGVIFMVPNSMTRSLDPDTGFIFAINDHNIRTKKAKLNFLSKFDQLKVSSEGCLIMKYSGDSLPTHNTDNRVWNCCCNHPITNYDRETKKVEFIEEPVEELSRVLEENGIETDTELNKLNERENVPGKVVDAIYSLVLNYLRGTVSGVAGQRAVYYSPVTGKKYDISFIQAMNLNRKCDYYRIGSKERGEWTDFVAQLINKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号15)
配列番号15は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号15は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGATTACGGCAACGGCCAGTTTGAGCGGAGAGCCCCCCTGACCAAGACAATCACCCTGCGCCTGAAGCCTATCGGCGAGACACGGGAGACAATCCGCGAGCAGAAGCTGCTGGAGCAGGACGCCGCCTTCAGAAAGCTGGTGGAGACAGTGACCCCTATCGTGGACGATTGTATCAGGAAGATCGCCGATAACGCCCTGTGCCACTTTGGCACCGAGTATGACTTCAGCTGTCTGGGCAACGCCATCTCTAAGAATGACAGCAAGGCCATCAAGAAGGAGACAGAGAAGGTGGAGAAGCTGCTGGCCAAGGTGCTGACCGAGAATCTGCCAGATGGCCTGCGCAAGGTGAACGACATCAATTCCGCCGCCTTTATCCAGGATACACTGACCTCTTTCGTGCAGGACGATGCCGACAAGCGGGTGCTGATCCAGGAGCTGAAGGGCAAGACCGTGCTGATGCAGCGGTTCCTGACCACACGGATCACAGCCCTGACCGTGTGGCTGCCCGACAGAGTGTTCGAGAACTTTAATATCTTCATCGAGAACGCCGAGAAGATGAGAATCCTGCTGGACTCCCCTCTGAATGAGAAGATCATGAAGTTTGACCCAGATGCCGAGCAGTACGCCTCTCTGGAGTTCTATGGCCAGTGCCTGTCTCAGAAGGACATCGATAGCTACAACCTGATCATCTCCGGCATCTATGCCGACGATGAGGTGAAGAACCCTGGCATCAATGAGATCGTGAAGGAGTACAATCAGCAGATCCGGGGCGACAAGGATGAGTCCCCACTGCCCAAGCTGAAGAAGCTGCACAAGCAGATCCTGATGCCAGTGGAGAAGGCCTTCTTTGTGCGCGTGCTGTCTAACGACAGCGATGCCCGGAGCATCCTGGAGAAGATCCTGAAGGACACAGAGATGCTGCCCTCCAAGATCATCGAGGCCATGAAGGAGGCAGATGCAGGCGACATCGCCGTGTACGGCAGCCGGCTGCACGAGCTGAGCCACGTGATCTACGGCGATCACGGCAAGCTGTCCCAGATCATCTATGACAAGGAGTCCAAGAGGATCTCTGAGCTGATGGAGACACTGTCTCCAAAGGAGCGCAAGGAGAGCAAGAAGCGGCTGGAGGGCCTGGAGGAGCACATCAGAAAGTCTACATACACCTTCGACGAGCTGAACAGGTATGCCGAGAAGAATGTGATGGCAGCATACATCGCAGCAGTGGAGGAGTCTTGTGCCGAGATCATGAGAAAGGAGAAGGATCTGAGGACCCTGCTGAGCAAGGAGGACGTGAAGATCCGGGGCAACAGACACAATACACTGATCGTGAAGAACTACTTTAATGCCTGGACCGTGTTCCGGAACCTGATCAGAATCCTGAGGCGCAAGTCCGAGGCCGAGATCGACTCTGACTTCTACGATGTGCTGGACGATTCCGTGGAGGTGCTGTCTCTGACATACAAGGGCGAGAATCTGTGCCGCAGCTATATCACCAAGAAGATCGGCTCCGACCTGAAGCCCGAGATCGCCACATACGGCAGCGCCCTGAGGCCTAACAGCCGCTGGTGGTCCCCAGGAGAGAAGTTTAATGTGAAGTTCCACACCATCGTGCGGAGAGATGGCCGGCTGTACTATTTCATCCTGCCCAAGGGCGCCAAGCCTGTGGAGCTGGAGGACATGGATGGCGACATCGAGTGTCTGCAGATGAGAAAGATCCCTAACCCAACAATCTTTCTGCCCAAGCTGGTGTTCAAGGACCCTGAGGCCTTCTTTAGGGATAATCCAGAGGCCGACGAGTTCGTGTTTCTGAGCGGCATGAAGGCCCCCGTGACAATCACCAGAGAGACATACGAGGCCTACAGGTATAAGCTGTATACCGTGGGCAAGCTGCGCGATGGCGAGGTGTCCGAAGAGGAGTACAAGCGGGCCCTGCTGCAGGTGCTGACCGCCTACAAGGAGTTTCTGGAGAACAGAATGATCTATGCCGACCTGAATTTCGGCTTTAAGGATCTGGAGGAGTATAAGGACAGCTCCGAGTTTATCAAGCAGGTGGAGACACACAACACCTTCATGTGCTGGGCCAAGGTGTCTAGCTCCCAGCTGGACGATCTGGTGAAGTCTGGCAACGGCCTGCTGTTCGAGATCTGGAGCGAGCGCCTGGAGTCCTACTATAAGTACGGCAATGAGAAGGTGCTGCGGGGCTATGAGGGCGTGCTGCTGAGCATCCTGAAGGATGAGAACCTGGTGTCCATGCGGACCCTGCTGAACAGCCGGCCCATGCTGGTGTACCGGCCAAAGGAGTCTAGCAAGCCTATGGTGGTGCACCGGGATGGCAGCAGAGTGGTGGACAGGTTTGATAAGGACGGCAAGTACATCCCCCCTGAGGTGCACGACGAGCTGTATCGCTTCTTTAACAATCTGCTGATCAAGGAGAAGCTGGGCGAGAAGGCCCGGAAGATCCTGGACAACAAGAAGGTGAAGGTGAAGGTGCTGGAGAGCGAGAGAGTGAAGTGGTCCAAGTTCTACGATGAGCAGTTTGCCGTGACCTTCAGCGTGAAGAAGAACGCCGATTGTCTGGACACCACAAAGGACCTGAATGCCGAAGTGATGGAGCAGTATAGCGAGTCCAACAGACTGATCCTGATCAGGAATACCACAGATATCCTGTACTATCTGGTGCTGGACAAGAATGGCAAGGTGCTGAAGCAGAGATCCCTGAACATCATCAATGACGGCGCCAGGGATGTGGACTGGAAGGAGAGGTTCCGCCAGGTGACAAAGGATAGAAACGAGGGCTACAATGAGTGGGATTATTCCAGGACCTCTAACGACCTGAAGGAGGTGTACCTGAATTATGCCCTGAAGGAGATCGCCGAGGCCGTGATCGAGTACAACGCCATCCTGATCATCGAGAAGATGTCTAATGCCTTTAAGGACAAGTATAGCTTCCTGGACGACGTGACCTTCAAGGGCTTCGAGACAAAGCTGCTGGCCAAGCTGAGCGATCTGCACTTTAGGGGCATCAAGGACGGCGAGCCATGTTCCTTCACAAACCCCCTGCAGCTGTGCCAGAACGATTCTAATAAGATCCTGCAGGACGGCGTGATCTTTATGGTGCCAAATTCTATGACACGGAGCCTGGACCCCGACACCGGCTTCATCTTTGCCATCAACGACCACAATATCAGGACCAAGAAGGCCAAGCTGAACTTTCTGAGCAAGTTCGATCAGCTGAAGGTGTCCTCTGAGGGCTGCCTGATCATGAAGTACAGCGGCGATTCCCTGCCTACACACAACACCGACAATCGCGTGTGGAACTGCTGTTGCAATCACCCAATCACAAACTATGACCGGGAGACAAAGAAGGTGGAGTTCATCGAGGAGCCCGTGGAGGAGCTGTCCCGCGTGCTGGAGGAGAATGGCATCGAGACAGACACCGAGCTGAACAAGCTGAATGAGCGGGAGAACGTGCCTGGCAAGGTGGTGGATGCCATCTACTCTCTGGTGCTGAATTATCTGCGCGGCACAGTGAGCGGAGTGGCAGGACAGAGGGCCGTGTACTATAGCCCTGTGACCGGCAAGAAGTACGATATCTCCTTTATCCAGGCCATGAACCTGAATAGGAAGTGTGACTACTATAGGATCGGCTCCAAGGAGAGGGGAGAGTGGACCGATTTCGTGGCCCAGCTGATCAACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
NLS及びHAタグを含むButyrivibrio proteoclasticus(BpCpf1;pY006):
MSIYQEFVNKYSLSKTLRFELIPQGKTLENIKARGLILDDEKRAKDYKKAKQIIDKYHQFFIEEILSSVCISEDLLQNYSDVYFKLKKSDDDNLQKDFKSAKDTIKKQISEYIKDSEKFKNLFNQNLIDAKKGQESDLILWLKQSKDNGIELFKANSDITDIDEALEIIKSFKGWTTYFKGFHENRKNVYSSNDIPTSIIYRIVDDNLPKFLENKAKYESLKDKAPEAINYEQIKKDLAEELTFDIDYKTSEVNQRVFSLDEVFEIANFNNYLNQSGITKFNTIIGGKFVNGENTKRKGINEYINLYSQQINDKTLKKYKMSVLFKQILSDTESKSFVIDKLEDDSDVVTTMQSFYEQIAAFKTVEEKSIKETLSLLFDDLKAQKLDLSKIYFKNDKSLTDLSQQVFDDYSVIGTAVLEYITQQIAPKNLDNPSKKEQELIAKKTEKAKYLSLETIKLALEEFNKHRDIDKQCRFEEILANFAAIPMIFDEIAQNKDNLAQISIKYQNQGKKDLLQASAEDDVKAIKDLLDQTNNLLHKLKIFHISQSEDKANILDKDEHFYLVFEECYFELANIVPLYNKIRNYITQKPYSDEKFKLNFENSTLANGWDKNKEPDNTAILFIKDDKYYLGVMNKKNNKIFDDKAIKENKGEGYKKIVYKLLPGANKMLPKVFFSAKSIKFYNPSEDILRIRNHSTHTKNGSPQKGYEKFEFNIEDCRKFIDFYKQSISKHPEWKDFGFRFSDTQRYNSIDEFYREVENQGYKLTFENISESYIDSVVNQGKLYLFQIYNKDFSAYSKGRPNLHTLYWKALFDERNLQDVVYKLNGEAELFYRKQSIPKKITHPAKEAIANKNKDNPKKESVFEYDLIKDKRFTEDKFFFHCPITINFKSSGANKFNDEINLLLKEKANDVHILSIDRGERHLAYYTLVDGKGNIIKQDTFNIIGNDRMKTNYHDKLAAIEKDRDSARKDWKKINNIKEMKEGYLSQVVHEIAKLVIEYNAIVVFEDLNFGFKRGRFKVEKQVYQKLEKMLIEKLNYLVFKDNEFDKTGGVLRAYQLTAPFETFKKMGKQTGIIYYVPAGFTSKICPVTGFVNQLYPKYESVSKSQEFFSKFDKICYNLDKGYFEFSFDYKNFGDKAAKGKWTIASFGSRLINFRNSDKNHNWDTREVYPTKELEKLLKDYSIEYGHGECIKAAICGESDKKFFAKLTSVLNTILQMRNSKTGTELDYLISPVADVNGNFFDSRQAPKNMPQDADANGAYHIGLKGLMLLGRIKNNQEGKKLNLVIKNEEYFEFVQNRNNKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号17)
配列番号17は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号17は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAGCATCTACCAGGAGTTCGTCAACAAGTATTCACTGAGTAAGACACTGCGGTTCGAGCTGATCCCACAGGGCAAGACACTGGAGAACATCAAGGCCCGAGGCCTGATTCTGGACGATGAGAAGCGGGCAAAAGACTATAAGAAAGCCAAGCAGATCATTGATAAATACCACCAGTTCTTTATCGAGGAAATTCTGAGCTCCGTGTGCATCAGTGAGGATCTGCTGCAGAATTACTCAGACGTGTACTTCAAGCTGAAGAAGAGCGACGATGACAACCTGCAGAAGGACTTCAAGTCCGCCAAGGACACCATCAAGAAACAGATTAGCGAGTACATCAAGGACTCCGAAAAGTTTAAAAATCTGTTCAACCAGAATCTGATCGATGCTAAGAAAGGCCAGGAGTCCGACCTGATCCTGTGGCTGAAACAGTCTAAGGACAATGGGATTGAACTGTTCAAGGCTAACTCCGATATCACTGATATTGACGAGGCACTGGAAATCATCAAGAGCTTCAAGGGATGGACCACATACTTTAAAGGCTTCCACGAGAACCGCAAGAACGTGTACTCCAGCAACGACATTCCTACCTCCATCATCTACCGAATCGTCGATGACAATCTGCCAAAGTTCCTGGAGAACAAGGCCAAATATGAATCTCTGAAGGACAAAGCTCCCGAGGCAATTAATTACGAACAGATCAAGAAAGATCTGGCTGAGGAACTGACATTCGATATCGACTATAAGACTAGCGAGGTGAACCAGAGGGTCTTTTCCCTGGACGAGGTGTTTGAAATCGCCAATTTCAACAATTACCTGAACCAGTCCGGCATTACTAAATTCAATACCATCATTGGCGGGAAGTTTGTGAACGGGGAGAATACCAAGCGCAAGGGAATTAACGAATACATCAATCTGTATAGCCAGCAGATCAACGACAAAACTCTGAAGAAATACAAGATGTCTGTGCTGTTCAAACAGATCCTGAGTGATACCGAGTCCAAGTCTTTTGTCATTGATAAACTGGAAGATGACTCAGACGTGGTCACTACCATGCAGAGCTTTTATGAGCAGATCGCCGCTTTCAAGACAGTGGAGGAAAAATCTATTAAGGAAACTCTGAGTCTGCTGTTCGATGACCTGAAAGCCCAGAAGCTGGACCTGAGTAAGATCTACTTCAAAAACGATAAGAGTCTGACAGACCTGTCACAGCAGGTGTTTGATGACTATTCCGTGATTGGGACCGCCGTCCTGGAGTACATTACACAGCAGATCGCTCCAAAGAACCTGGATAATCCCTCTAAGAAAGAGCAGGAACTGATCGCTAAGAAAACCGAGAAGGCAAAATATCTGAGTCTGGAAACAATTAAGCTGGCACTGGAGGAGTTCAACAAGCACAGGGATATTGACAAACAGTGCCGCTTTGAGGAAATCCTGGCCAACTTCGCAGCCATCCCCATGATTTTTGATGAGATCGCCCAGAACAAAGACAATCTGGCTCAGATCAGTATTAAGTACCAGAACCAGGGCAAGAAAGACCTGCTGCAGGCTTCAGCAGAAGATGACGTGAAAGCCATCAAGGATCTGCTGGACCAGACCAACAATCTGCTGCACAAGCTGAAAATCTTCCATATTAGTCAGTCAGAGGATAAGGCTAATATCCTGGATAAAGACGAACACTTCTACCTGGTGTTCGAGGAATGTTACTTCGAGCTGGCAAACATTGTCCCCCTGTATAACAAGATTAGGAACTACATCACACAGAAGCCTTACTCTGACGAGAAGTTTAAACTGAACTTCGAAAATAGTACCCTGGCCAACGGGTGGGATAAGAACAAGGAGCCTGACAACACAGCTATCCTGTTCATCAAGGATGACAAGTACTATCTGGGAGTGATGAATAAGAAAAACAATAAGATCTTCGATGACAAAGCCATTAAGGAGAACAAAGGGGAAGGATACAAGAAAATCGTGTATAAGCTGCTGCCCGGCGCAAATAAGATGCTGCCTAAGGTGTTCTTCAGCGCCAAGAGTATCAAATTCTACAACCCATCCGAGGACATCCTGCGGATTAGAAATCACTCAACACATACTAAGAACGGGAGCCCCCAGAAGGGATATGAGAAATTTGAGTTCAACATCGAGGATTGCAGGAAGTTTATTGACTTCTACAAGCAGAGCATCTCCAAACACCCTGAATGGAAGGATTTTGGCTTCCGGTTTTCCGACACACAGAGATATAACTCTATCGACGAGTTCTACCGCGAGGTGGAAAATCAGGGGTATAAGCTGACTTTTGAGAACATTTCTGAAAGTTACATCGACAGCGTGGTCAATCAGGGAAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAACAAAGATTTTTCAGCATACAGCAAGGGCAGACCAAACCTGCATACACTGTACTGGAAGGCCCTGTTCGATGAGAGGAATCTGCAGGACGTGGTCTATAAACTGAACGGAGAGGCCGAACTGTTTTACCGGAAGCAGTCTATTCCTAAGAAAATCACTCACCCAGCTAAGGAGGCCATCGCTAACAAGAACAAGGACAATCCTAAGAAAGAGAGCGTGTTCGAATACGATCTGATTAAGGACAAGCGGTTCACCGAAGATAAGTTCTTTTTCCATTGTCCAATCACCATTAACTTCAAGTCAAGCGGCGCTAACAAGTTCAACGACGAGATCAATCTGCTGCTGAAGGAAAAAGCAAACGATGTGCACATCCTGAGCATTGACCGAGGAGAGCGGCATCTGGCCTACTATACCCTGGTGGATGGCAAAGGGAATATCATTAAGCAGGATACATTCAACATCATTGGCAATGACCGGATGAAAACCAACTACCACGATAAACTGGCTGCAATCGAGAAGGATAGAGACTCAGCTAGGAAGGACTGGAAGAAAATCAACAACATTAAGGAGATGAAGGAAGGCTATCTGAGCCAGGTGGTCCATGAGATTGCAAAGCTGGTCATCGAATACAATGCCATTGTGGTGTTCGAGGATCTGAACTTCGGCTTTAAGAGGGGGCGCTTTAAGGTGGAAAAACAGGTCTATCAGAAGCTGGAGAAAATGCTGATCGAAAAGCTGAATTACCTGGTGTTTAAAGATAACGAGTTCGACAAGACCGGAGGCGTCCTGAGAGCCTACCAGCTGACAGCTCCCTTTGAAACTTTCAAGAAAATGGGAAAACAGACAGGCATCATCTACTATGTGCCAGCCGGATTCACTTCCAAGATCTGCCCCGTGACCGGCTTTGTCAACCAGCTGTACCCTAAATATGAGTCAGTGAGCAAGTCCCAGGAATTTTTCAGCAAGTTCGATAAGATCTGTTATAATCTGGACAAGGGGTACTTCGAGTTTTCCTTCGATTACAAGAACTTCGGCGACAAGGCCGCTAAGGGGAAATGGACCATTGCCTCCTTCGGATCTCGCCTGATCAACTTTCGAAATTCCGATAAAAACCACAATTGGGACACTAGGGAGGTGTACCCAACCAAGGAGCTGGAAAAGCTGCTGAAAGACTACTCTATCGAGTATGGACATGGCGAATGCATCAAGGCAGCCATCTGTGGCGAGAGTGATAAGAAATTTTTCGCCAAGCTGACCTCAGTGCTGAATACAATCCTGCAGATGCGGAACTCAAAGACCGGGACAGAACTGGACTATCTGATTAGCCCCGTGGCTGATGTCAACGGAAACTTCTTCGACAGCAGACAGGCACCCAAAAATATGCCTCAGGATGCAGACGCCAACGGGGCCTACCACATCGGGCTGAAGGGACTGATGCTGCTGGGCCGGATCAAGAACAATCAGGAGGGGAAGAAGCTGAACCTGGTCATTAAGAACGAGGAATACTTCGAGTTTGTCCAGAATAGAAATAACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号18)
NLS及びHAタグを含むPeregrinibacteria bacterium GW2011_GWA_33_10(PeCpf1;pY007):
MSNFFKNFTNLYELSKTLRFELKPVGDTLTNMKDHLEYDEKLQTFLKDQNIDDAYQALKPQFDEIHEEFITDSLESKKAKEIDFSEYLDLFQEKKELNDSEKKLRNKIGETFNKAGEKWKKEKYPQYEWKKGSKIANGADILSCQDMLQFIKYKNPEDEKIKNYIDDTLKGFFTYFGGFNQNRANYYETKKEASTAVATRIVHENLPKFCDNVIQFKHIIKRKKDGTVEKTERKTEYLNAYQYLKNNNKITQIKDAETEKMIESTPIAEKIFDVYYFSSCLSQKQIEEYNRIIGHYNLLINLYNQAKRSEGKHLSANEKKYKDLPKFKTLYKQIGCGKKKDLFYTIKCDTEEEANKSRNEGKESHSVEEIINKAQEAINKYFKSNNDCENINTVPDFINYILTKENYEGVYWSKAAMNTISDKYFANYHDLQDRLKEAKVFQKADKKSEDDIKIPEAIELSGLFGVLDSLADWQTTLFKSSILSNEDKLKIITDSQTPSEALLKMIFNDIEKNMESFLKETNDIITLKKYKGNKEGTEKIKQWFDYTLAINRMLKYFLVKENKIKGNSLDTNISEALKTLIYSDDAEWFKWYDALRNYLTQKPQDEAKENKLKLNFDNPSLAGGWDVNKECSNFCVILKDKNEKKYLAIMKKGENTLFQKEWTEGRGKNLTKKSNPLFEINNCEILSKMEYDFWADVSKMIPKCSTQLKAVVNHFKQSDNEFIFPIGYKVTSGEKFREECKISKQDFELNNKVFNKNELSVTAMRYDLSSTQEKQYIKAFQKEYWELLFKQEKRDTKLTNNEIFNEWINFCNKKYSELLSWERKYKDALTNWINFCKYFLSKYPKTTLFNYSFKESENYNSLDEFYRDVDICSYKLNINTTINKSILDRLVEEGKLYLFEIKNQDSNDGKSIGHKNNLHTIYWNAIFENFDNRPKLNGEAEIFYRKAISKDKLGIVKGKKTKNGTEIIKNYRFSKEKFILHVPITLNFCSNNEYVNDIVNTKFYNFSNLHFLGIDRGEKHLAYYSLVNKNGEIVDQGTLNLPFTDKDGNQRSIKKEKYFYNKQEDKWEAKEVDCWNYNDLLDAMASNRDMARKNWQRIGTIKEAKNGYVSLVIRKIADLAVNNERPAFIVLEDLNTGFKRSRQKIDKSVYQKFELALAKKLNFLVDKNAKRDEIGSPTKALQLTPPVNNYGDIENKKQAGIMLYTRANYTSQTDPATGWRKTIYLKAGPEETTYKKDGKIKNKSVKDQIIETFTDIGFDGKDYYFEYDKGEFVDEKTGEIKPKKWRLYSGENGKSLDRFRGEREKDKYEWKIDKIDIVKILDDLFVNFDKNISLLKQLKEGVELTRNNEHGTGESLRFAINLIQQIRNTGNNERDNDFILSPVRDENGKHFDSREYWDKETKGEKISMPSSGDANGAFNIARKGIIMNAHILANSDSKDLSLFVSDEEWDLHLNNKTEWKKQLNIFSSRKAMAKRKKKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号19)
配列番号19は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号19は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGTCCAACTTCTTTAAGAATTTCACCAACCTGTATGAGCTGTCCAAGACACTGAGGTTTGAGCTGAAGCCCGTGGGCGACACCCTGACAAACATGAAGGACCACCTGGAGTACGATGAGAAGCTGCAGACCTTCCTGAAGGATCAGAATATCGACGATGCCTATCAGGCCCTGAAGCCTCAGTTCGACGAGATCCACGAGGAGTTTATCACAGATTCTCTGGAGAGCAAGAAGGCCAAGGAGATCGACTTCTCCGAGTACCTGGATCTGTTTCAGGAGAAGAAGGAGCTGAACGACTCTGAGAAGAAGCTGCGCAACAAGATCGGCGAGACATTCAACAAGGCCGGCGAGAAGTGGAAGAAGGAGAAGTACCCTCAGTATGAGTGGAAGAAGGGCTCCAAGATCGCCAATGGCGCCGACATCCTGTCTTGCCAGGATATGCTGCAGTTTATCAAGTATAAGAACCCAGAGGATGAGAAGATCAAGAATTACATCGACGATACACTGAAGGGCTTCTTTACCTATTTCGGCGGCTTTAATCAGAACAGGGCCAACTACTATGAGACAAAGAAGGAGGCCTCCACCGCAGTGGCAACAAGGATCGTGCACGAGAACCTGCCAAAGTTCTGTGACAATGTGATCCAGTTTAAGCACATCATCAAGCGGAAGAAGGATGGCACCGTGGAGAAAACCGAGAGAAAGACCGAGTACCTGAACGCCTACCAGTATCTGAAGAACAATAACAAGATCACACAGATCAAGGACGCCGAGACAGAGAAGATGATCGAGTCTACACCCATCGCCGAGAAGATCTTCGACGTGTACTACTTCAGCAGCTGCCTGAGCCAGAAGCAGATCGAGGAGTACAACCGGATCATCGGCCACTATAATCTGCTGATCAACCTGTATAACCAGGCCAAGAGATCTGAGGGCAAGCACCTGAGCGCCAACGAGAAGAAGTATAAGGACCTGCCTAAGTTCAAGACCCTGTATAAGCAGATCGGCTGCGGCAAGAAGAAGGACCTGTTTTACACAATCAAGTGTGATACCGAGGAGGAGGCCAATAAGTCCCGGAACGAGGGCAAGGAGTCCCACTCTGTGGAGGAGATCATCAACAAGGCCCAGGAGGCCATCAATAAGTACTTCAAGTCTAATAACGACTGTGAGAATATCAACACCGTGCCCGACTTCATCAACTATATCCTGACAAAGGAGAATTACGAGGGCGTGTATTGGAGCAAGGCCGCCATGAACACCATCTCCGACAAGTACTTCGCCAATTATCACGACCTGCAGGATAGACTGAAGGAGGCCAAGGTGTTTCAGAAGGCCGATAAGAAGTCCGAGGACGATATCAAGATCCCAGAGGCCATCGAGCTGTCTGGCCTGTTCGGCGTGCTGGACAGCCTGGCCGATTGGCAGACCACACTGTTTAAGTCTAGCATCCTGAGCAACGAGGACAAGCTGAAGATCATCACAGATTCCCAGACCCCCTCTGAGGCCCTGCTGAAGATGATCTTCAATGACATCGAGAAGAACATGGAGTCCTTTCTGAAGGAGACAAACGATATCATCACCCTGAAGAAGTATAAGGGCAATAAGGAGGGCACCGAGAAGATCAAGCAGTGGTTCGACTATACACTGGCCATCAACCGGATGCTGAAGTACTTTCTGGTGAAGGAGAATAAGATCAAGGGCAACTCCCTGGATACCAATATCTCTGAGGCCCTGAAAACCCTGATCTACAGCGACGATGCCGAGTGGTTCAAGTGGTACGACGCCCTGAGAAACTATCTGACCCAGAAGCCTCAGGATGAGGCCAAGGAGAATAAGCTGAAGCTGAATTTCGACAACCCATCTCTGGCCGGCGGCTGGGATGTGAACAAGGAGTGCAGCAATTTTTGCGTGATCCTGAAGGACAAGAACGAGAAGAAGTACCTGGCCATCATGAAGAAGGGCGAGAATACCCTGTTCCAGAAGGAGTGGACAGAGGGCCGGGGCAAGAACCTGACAAAGAAGTCTAATCCACTGTTCGAGATCAATAACTGCGAGATCCTGAGCAAGATGGAGTATGACTTTTGGGCCGACGTGAGCAAGATGATCCCCAAGTGTAGCACCCAGCTGAAGGCCGTGGTGAACCACTTCAAGCAGTCCGACAATGAGTTCATCTTTCCTATCGGCTACAAGGTGACAAGCGGCGAGAAGTTTAGGGAGGAGTGCAAGATCTCCAAGCAGGACTTCGAGCTGAATAACAAGGTGTTTAATAAGAACGAGCTGAGCGTGACCGCCATGCGCTACGATCTGTCCTCTACACAGGAGAAGCAGTATATCAAGGCCTTCCAGAAGGAGTACTGGGAGCTGCTGTTTAAGCAGGAGAAGCGGGACACCAAGCTGACAAATAACGAGATCTTCAACGAGTGGATCAATTTTTGCAACAAGAAGTATAGCGAGCTGCTGTCCTGGGAGAGAAAGTACAAGGATGCCCTGACCAATTGGATCAACTTCTGTAAGTACTTTCTGAGCAAGTATCCCAAGACCACACTGTTCAACTACTCTTTTAAGGAGAGCGAGAATTATAACTCCCTGGACGAGTTCTACCGGGACGTGGATATCTGTTCTTACAAGCTGAATATCAACACCACAATCAATAAGAGCATCCTGGATAGACTGGTGGAGGAGGGCAAGCTGTACCTGTTTGAGATCAAGAATCAGGACAGCAACGATGGCAAGTCCATCGGCCACAAGAATAACCTGCACACCATCTACTGGAACGCCATCTTCGAGAATTTTGACAACAGGCCTAAGCTGAATGGCGAGGCCGAGATCTTCTATCGCAAGGCCATCTCCAAGGATAAGCTGGGCATCGTGAAGGGCAAGAAAACCAAGAACGGCACCGAGATCATCAAGAATTACAGATTCAGCAAGGAGAAGTTTATCCTGCACGTGCCAATCACCCTGAACTTCTGCTCCAATAACGAGTATGTGAATGACATCGTGAACACAAAGTTCTACAATTTTTCCAACCTGCACTTTCTGGGCATCGATAGGGGCGAGAAGCACCTGGCCTACTATTCTCTGGTGAATAAGAACGGCGAGATCGTGGACCAGGGCACACTGAACCTGCCTTTCACCGACAAGGATGGCAATCAGCGCAGCATCAAGAAGGAGAAGTACTTTTATAACAAGCAGGAGGACAAGTGGGAGGCCAAGGAGGTGGATTGTTGGAATTATAACGACCTGCTGGATGCCATGGCCTCTAACCGGGACATGGCCAGAAAGAATTGGCAGAGGATCGGCACCATCAAGGAGGCCAAGAACGGCTACGTGAGCCTGGTCATCAGGAAGATCGCCGATCTGGCCGTGAATAACGAGCGCCCCGCCTTCATCGTGCTGGAGGACCTGAATACAGGCTTTAAGCGGTCCAGACAGAAGATCGATAAGAGCGTGTACCAGAAGTTCGAGCTGGCCCTGGCCAAGAAGCTGAACTTTCTGGTGGACAAGAATGCCAAGCGCGATGAGATCGGCTCCCCTACAAAGGCCCTGCAGCTGACCCCCCCTGTGAATAACTACGGCGACATTGAGAACAAGAAGCAGGCCGGCATCATGCTGTATACCCGGGCCAATTATACCTCTCAGACAGATCCAGCCACAGGCTGGAGAAAGACCATCTATCTGAAGGCCGGCCCCGAGGAGACAACATACAAGAAGGACGGCAAGATCAAGAACAAGAGCGTGAAGGACCAGATCATCGAGACATTCACCGATATCGGCTTTGACGGCAAGGATTACTATTTCGAGTACGACAAGGGCGAGTTTGTGGATGAGAAAACCGGCGAGATCAAGCCCAAGAAGTGGCGGCTGTACTCCGGCGAGAATGGCAAGTCCCTGGACAGGTTCCGCGGAGAGAGGGAGAAGGATAAGTATGAGTGGAAGATCGACAAGATCGATATCGTGAAGATCCTGGACGATCTGTTCGTGAATTTTGACAAGAACATCAGCCTGCTGAAGCAGCTGAAGGAGGGCGTGGAGCTGACCCGGAATAACGAGCACGGCACAGGCGAGTCCCTGAGATTCGCCATCAACCTGATCCAGCAGATCCGGAATACCGGCAATAACGAGAGAGACAACGATTTCATCCTGTCCCCAGTGAGGGACGAGAATGGCAAGCACTTTGACTCTCGCGAGTACTGGGATAAGGAGACAAAGGGCGAGAAGATCAGCATGCCCAGCTCCGGCGATGCCAATGGCGCCTTCAACATCGCCCGGAAGGGCATCATCATGAACGCCCACATCCTGGCCAATAGCGACTCCAAGGATCTGTCCCTGTTCGTGTCTGACGAGGAGTGGGATCTGCACCTGAATAACAAGACCGAGTGGAAGAAGCAGCTGAACATCTTTTCTAGCAGGAAGGCCATGGCCAAGCGCAAGAAGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号20)
NLS及びHAタグを含むParcubacteria bacterium GWC2011_GWC2_44_17(PbCpf1;pY008):
MENIFDQFIGKYSLSKTLRFELKPVGKTEDFLKINKVFEKDQTIDDSYNQAKFYFDSLHQKFIDAALASDKTSELSFQNFADVLEKQNKIILDKKREMGALRKRDKNAVGIDRLQKEINDAEDIIQKEKEKIYKDVRTLFDNEAESWKTYYQEREVDGKKITFSKADLKQKGADFLTAAGILKVLKYEFPEEKEKEFQAKNQPSLFVEEKENPGQKRYIFDSFDKFAGYLTKFQQTKKNLYAADGTSTAVATRIADNFIIFHQNTKVFRDKYKNNHTDLGFDEENIFEIERYKNCLLQREIEHIKNENSYNKIIGRINKKIKEYRDQKAKDTKLTKSDFPFFKNLDKQILGEVEKEKQLIEKTREKTEEDVLIERFKEFIENNEERFTAAKKLMNAFCNGEFESEYEGIYLKNKAINTISRRWFVSDRDFELKLPQQKSKNKSEKNEPKVKKFISIAEIKNAVEELDGDIFKAVFYDKKIIAQGGSKLEQFLVIWKYEFEYLFRDIERENGEKLLGYDSCLKIAKQLGIFPQEKEAREKATAVIKNYADAGLGIFQMMKYFSLDDKDRKNTPGQLSTNFYAEYDGYYKDFEFIKYYNEFRNFITKKPFDEDKIKLNFENGALLKGWDENKEYDFMGVILKKEGRLYLGIMHKNHRKLFQSMGNAKGDNANRYQKMIYKQIADASKDVPRLLLTSKKAMEKFKPSQEILRIKKEKTFKRESKNFSLRDLHALIEYYRNCIPQYSNWSFYDFQFQDTGKYQNIKEFTDDVQKYGYKISFRDIDDEYINQALNEGKMYLFEVVNKDIYNTKNGSKNLHTLYFEHILSAENLNDPVFKLSGMAEIFQRQPSVNEREKITTQKNQCILDKGDRAYKYRRYTEKKIMFHMSLVLNTGKGEIKQVQFNKIINQRISSSDNEMRVNVIGIDRGEKNLLYYSVVKQNGEIIEQASLNEINGVNYRDKLIEREKERLKNRQSWKPVVKIKDLKKGYISHVIHKICQLIEKYSAIVVLEDLNMRFKQIRGGIERSVYQQFEKALIDKLGYLVFKDNRDLRAPGGVLNGYQLSAPFVSFEKMRKQTGILFYTQAEYTSKTDPITGFRKNVYISNSASLDKIKEAVKKFDAIGWDGKEQSYFFKYNPYNLADEKYKNSTVSKEWAIFASAPRIRRQKGEDGYWKYDRVKVNEEFEKLLKVWNFVNPKATDIKQEIIKKEKAGDLQGEKELDGRLRNFWHSFIYLFNLVLELRNSFSLQIKIKAGEVIAVDEGVDFIASPVKPFFTTPNPYIPSNLCWLAVENADANGAYNIARKGVMILKKIREHAKKDPEFKKLPNLFISNAEWDEAARDWGKYAGTTALNLDHKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号21)
配列番号21は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号21は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGAGAACATCTTCGACCAGTTTATCGGCAAGTACAGCCTGTCCAAGACCCTGAGATTCGAGCTGAAGCCCGTGGGCAAGACAGAGGACTTCCTGAAGATCAACAAGGTGTTTGAGAAGGATCAGACCATCGACGATAGCTACAATCAGGCCAAGTTCTATTTTGATTCCCTGCACCAGAAGTTTATCGACGCCGCCCTGGCCTCCGATAAGACATCCGAGCTGTCTTTCCAGAACTTTGCCGACGTGCTGGAGAAGCAGAATAAGATCATCCTGGATAAGAAGAGAGAGATGGGCGCCCTGAGGAAGCGCGACAAGAACGCCGTGGGCATCGATAGGCTGCAGAAGGAGATCAATGACGCCGAGGATATCATCCAGAAGGAGAAGGAGAAGATCTACAAGGACGTGCGCACCCTGTTCGATAACGAGGCCGAGTCTTGGAAAACCTACTATCAGGAGCGGGAGGTGGACGGCAAGAAGATCACCTTCAGCAAGGCCGACCTGAAGCAGAAGGGCGCCGATTTTCTGACAGCCGCCGGCATCCTGAAGGTGCTGAAGTATGAGTTCCCCGAGGAGAAGGAGAAGGAGTTTCAGGCCAAGAACCAGCCCTCCCTGTTCGTGGAGGAGAAGGAGAATCCTGGCCAGAAGAGGTACATCTTCGACTCTTTTGATAAGTTCGCCGGCTATCTGACCAAGTTTCAGCAGACAAAGAAGAATCTGTACGCAGCAGACGGCACCAGCACAGCAGTGGCCACCCGCATCGCCGATAACTTTATCATCTTCCACCAGAATACCAAGGTGTTCCGGGACAAGTACAAGAACAATCACACAGACCTGGGCTTCGATGAGGAGAACATCTTTGAGATCGAGAGGTATAAGAATTGCCTGCTGCAGCGCGAGATCGAGCACATCAAGAATGAGAATAGCTACAACAAGATCATCGGCCGGATCAATAAGAAGATCAAGGAGTATCGGGACCAGAAGGCCAAGGATACCAAGCTGACAAAGTCCGACTTCCCTTTCTTTAAGAACCTGGATAAGCAGATCCTGGGCGAGGTGGAGAAGGAGAAGCAGCTGATCGAGAAAACCCGGGAGAAAACCGAGGAGGACGTGCTGATCGAGCGGTTCAAGGAGTTCATCGAGAACAATGAGGAGAGGTTCACCGCCGCCAAGAAGCTGATGAATGCCTTCTGTAACGGCGAGTTTGAGTCCGAGTACGAGGGCATCTATCTGAAGAATAAGGCCATCAACACAATCTCCCGGAGATGGTTCGTGTCTGACAGAGATTTTGAGCTGAAGCTGCCTCAGCAGAAGTCCAAGAACAAGTCTGAGAAGAATGAGCCAAAGGTGAAGAAGTTCATCTCCATCGCCGAGATCAAGAACGCCGTGGAGGAGCTGGACGGCGATATCTTTAAGGCCGTGTTCTACGACAAGAAGATCATCGCCCAGGGCGGCTCTAAGCTGGAGCAGTTCCTGGTCATCTGGAAGTACGAGTTTGAGTATCTGTTCCGGGACATCGAGAGAGAGAACGGCGAGAAGCTGCTGGGCTATGATAGCTGCCTGAAGATCGCCAAGCAGCTGGGCATCTTCCCACAGGAGAAGGAGGCCCGCGAGAAGGCAACCGCCGTGATCAAGAATTACGCCGACGCCGGCCTGGGCATCTTCCAGATGATGAAGTATTTTTCTCTGGACGATAAGGATCGGAAGAACACCCCCGGCCAGCTGAGCACAAATTTCTACGCCGAGTATGACGGCTACTACAAGGATTTCGAGTTTATCAAGTACTACAACGAGTTTAGGAACTTCATCACCAAGAAGCCTTTCGACGAGGATAAGATCAAGCTGAACTTTGAGAATGGCGCCCTGCTGAAGGGCTGGGACGAGAACAAGGAGTACGATTTCATGGGCGTGATCCTGAAGAAGGAGGGCCGCCTGTATCTGGGCATCATGCACAAGAACCACCGGAAGCTGTTTCAGTCCATGGGCAATGCCAAGGGCGACAACGCCAATAGATACCAGAAGATGATCTATAAGCAGATCGCCGACGCCTCTAAGGATGTGCCCAGGCTGCTGCTGACCAGCAAGAAGGCCATGGAGAAGTTCAAGCCTTCCCAGGAGATCCTGAGAATCAAGAAGGAGAAAACCTTCAAGCGGGAGAGCAAGAACTTTTCCCTGAGAGATCTGCACGCCCTGATCGAGTACTATAGGAACTGCATCCCTCAGTACAGCAATTGGTCCTTTTATGACTTCCAGTTTCAGGATACCGGCAAGTACCAGAATATCAAGGAGTTCACAGACGATGTGCAGAAGTACGGCTATAAGATCTCCTTTCGCGACATCGACGATGAGTATATCAATCAGGCCCTGAACGAGGGCAAGATGTACCTGTTCGAGGTGGTGAACAAGGATATCTATAACACCAAGAATGGCTCCAAGAATCTGCACACACTGTACTTTGAGCACATCCTGTCTGCCGAGAACCTGAATGACCCAGTGTTCAAGCTGTCTGGCATGGCCGAGATCTTTCAGCGGCAGCCCAGCGTGAACGAAAGAGAGAAGATCACCACACAGAAGAATCAGTGTATCCTGGACAAGGGCGATAGAGCCTACAAGTATAGGCGCTACACCGAGAAGAAGATCATGTTCCACATGAGCCTGGTGCTGAACACAGGCAAGGGCGAGATCAAGCAGGTGCAGTTTAATAAGATCATCAACCAGAGGATCAGCTCCTCTGACAACGAGATGAGGGTGAATGTGATCGGCATCGATCGCGGCGAGAAGAACCTGCTGTACTATAGCGTGGTGAAGCAGAATGGCGAGATCATCGAGCAGGCCTCCCTGAACGAGATCAATGGCGTGAACTACCGGGACAAGCTGATCGAGAGGGAGAAGGAGCGCCTGAAGAACCGGCAGAGCTGGAAGCCTGTGGTGAAGATCAAGGATCTGAAGAAGGGCTACATCTCCCACGTGATCCACAAGATCTGCCAGCTGATCGAGAAGTATTCTGCCATCGTGGTGCTGGAGGACCTGAATATGAGATTCAAGCAGATCAGGGGAGGAATCGAGCGGAGCGTGTACCAGCAGTTCGAGAAGGCCCTGATCGATAAGCTGGGCTATCTGGTGTTTAAGGACAACAGGGATCTGAGGGCACCAGGAGGCGTGCTGAATGGCTACCAGCTGTCTGCCCCCTTTGTGAGCTTCGAGAAGATGCGCAAGCAGACCGGCATCCTGTTCTACACACAGGCCGAGTATACCAGCAAGACAGACCCAATCACCGGCTTTCGGAAGAACGTGTATATCTCTAATAGCGCCTCCCTGGATAAGATCAAGGAGGCCGTGAAGAAGTTCGACGCCATCGGCTGGGATGGCAAGGAGCAGTCTTACTTCTTTAAGTACAACCCTTACAACCTGGCCGACGAGAAGTATAAGAACTCTACCGTGAGCAAGGAGTGGGCCATCTTTGCCAGCGCCCCAAGAATCCGGAGACAGAAGGGCGAGGACGGCTACTGGAAGTATGATAGGGTGAAAGTGAATGAGGAGTTCGAGAAGCTGCTGAAGGTCTGGAATTTTGTGAACCCAAAGGCCACAGATATCAAGCAGGAGATCATCAAGAAGGAGAAGGCAGGCGACCTGCAGGGAGAGAAGGAGCTGGATGGCCGGCTGAGAAACTTTTGGCACTCTTTCATCTACCTGTTTAACCTGGTGCTGGAGCTGCGCAATTCTTTCAGCCTGCAGATCAAGATCAAGGCAGGAGAAGTGATCGCAGTGGACGAGGGCGTGGACTTCATCGCCAGCCCAGTGAAGCCCTTCTTTACCACACCCAACCCTTACATCCCCTCCAACCTGTGCTGGCTGGCCGTGGAGAATGCAGACGCAAACGGAGCCTATAATATCGCCAGGAAGGGCGTGATGATCCTGAAGAAGATCCGCGAGCACGCCAAGAAGGACCCCGAGTTCAAGAAGCTGCCAAACCTGTTTATCAGCAATGCAGAGTGGGACGAGGCAGCCCGGGATTGGGGCAAGTACGCAGGCACCACAGCCCTGAACCTGGACCACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号22)
NLS及びHAタグを含むSmithella sp. SC_K08D17(SsCpf1;pY009):
MQTLFENFTNQYPVSKTLRFELIPQGKTKDFIEQKGLLKKDEDRAEKYKKVKNIIDEYHKDFIEKSLNGLKLDGLEKYKTLYLKQEKDDKDKKAFDKEKENLRKQIANAFRNNEKFKTLFAKELIKNDLMSFACEEDKKNVKEFEAFTTYFTGFHQNRANMYVADEKRTAIASRLIHENLPKFIDNIKIFEKMKKEAPELLSPFNQTLKDMKDVIKGTTLEEIFSLDYFNKTLTQSGIDIYNSVIGGRTPEEGKTKIKGLNEYINTDFNQKQTDKKKRQPKFKQLYKQILSDRQSLSFIAEAFKNDTEILEAIEKFYVNELLHFSNEGKSTNVLDAIKNAVSNLESFNLTKMYFRSGASLTDVSRKVFGEWSIINRALDNYYATTYPIKPREKSEKYEERKEKWLKQDFNVSLIQTAIDEYDNETVKGKNSGKVIADYFAKFCDDKETDLIQKVNEGYIAVKDLLNTPCPENEKLGSNKDQVKQIKAFMDSIMDIMHFVRPLSLKDTDKEKDETFYSLFTPLYDHLTQTIALYNKVRNYLTQKPYSTEKIKLNFENSTLLGGWDLNKETDNTAIILRKDNLYYLGIMDKRHNRIFRNVPKADKKDFCYEKMVYKLLPGANKMLPKVFFSQSRIQEFTPSAKLLENYANETHKKGDNFNLNHCHKLIDFFKDSINKHEDWKNFDFRFSATSTYADLSGFYHEVEHQGYKISFQSVADSFIDDLVNEGKLYLFQIYNKDFSPFSKGKPNLHTLYWKMLFDENNLKDVVYKLNGEAEVFYRKKSIAEKNTTIHKANESIINKNPDNPKATSTFNYDIVKDKRYTIDKFQFHIPITMNFKAEGIFNMNQRVNQFLKANPDINIIGIDRGERHLLYYALINQKGKILKQDTLNVIANEKQKVDYHNLLDKKEGDRATARQEWGVIETIKELKEGYLSQVIHKLTDLMIENNAIIVMEDLNFGFKRGRQKVEKQVYQKFEKMLIDKLNYLVDKNKKANELGGLLNAFQLANKFESFQKMGKQNGFIFYVPAWNTSKTDPATGFIDFLKPRYENLNQAKDFFEKFDSIRLNSKADYFEFAFDFKNFTEKADGGRTKWTVCTTNEDRYAWNRALNNNRGSQEKYDITAELKSLFDGKVDYKSGKDLKQQIASQESADFFKALMKNLSITLSLRHNNGEKGDNEQDYILSPVADSKGRFFDSRKADDDMPKNADANGAYHIALKGLWCLEQISKTDDLKKVKLAISNKEWLEFVQTLKGKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号23)
配列番号23は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号23は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGCAGACCCTGTTTGAGAACTTCACAAATCAGTACCCAGTGTCCAAGACCCTGCGCTTTGAGCTGATCCCCCAGGGCAAGACAAAGGACTTCATCGAGCAGAAGGGCCTGCTGAAGAAGGATGAGGACCGGGCCGAGAAGTATAAGAAGGTGAAGAACATCATCGATGAGTACCACAAGGACTTCATCGAGAAGTCTCTGAATGGCCTGAAGCTGGACGGCCTGGAGAAGTACAAGACCCTGTATCTGAAGCAGGAGAAGGACGATAAGGATAAGAAGGCCTTTGACAAGGAGAAGGAGAACCTGCGCAAGCAGATCGCCAATGCCTTCCGGAACAATGAGAAGTTTAAGACACTGTTCGCCAAGGAGCTGATCAAGAACGATCTGATGTCTTTCGCCTGCGAGGAGGACAAGAAGAATGTGAAGGAGTTTGAGGCCTTCACCACATACTTCACCGGCTTCCACCAGAACCGCGCCAATATGTACGTGGCCGATGAGAAGAGAACAGCCATCGCCAGCAGGCTGATCCACGAGAACCTGCCAAAGTTTATCGACAATATCAAGATCTTCGAGAAGATGAAGAAGGAGGCCCCCGAGCTGCTGTCTCCTTTCAACCAGACCCTGAAGGATATGAAGGACGTGATCAAGGGCACCACACTGGAGGAGATCTTTAGCCTGGATTATTTCAACAAGACCCTGACACAGAGCGGCATCGACATCTACAATTCCGTGATCGGCGGCAGAACCCCTGAGGAGGGCAAGACAAAGATCAAGGGCCTGAACGAGTACATCAATACCGACTTCAACCAGAAGCAGACAGACAAGAAGAAGCGGCAGCCAAAGTTCAAGCAGCTGTATAAGCAGATCCTGAGCGATAGGCAGAGCCTGTCCTTTATCGCCGAGGCCTTCAAGAACGACACCGAGATCCTGGAGGCCATCGAGAAGTTTTACGTGAATGAGCTGCTGCACTTCAGCAATGAGGGCAAGTCCACAAACGTGCTGGACGCCATCAAGAATGCCGTGTCTAACCTGGAGAGCTTTAACCTGACCAAGATGTATTTCCGCTCCGGCGCCTCTCTGACAGACGTGAGCCGGAAGGTGTTTGGCGAGTGGAGCATCATCAATAGAGCCCTGGACAACTACTATGCCACCACATATCCAATCAAGCCCAGAGAGAAGTCTGAGAAGTACGAGGAGAGGAAGGAGAAGTGGCTGAAGCAGGACTTCAACGTGAGCCTGATCCAGACCGCCATCGATGAGTACGACAACGAGACAGTGAAGGGCAAGAACAGCGGCAAAGTGATCGCCGATTATTTTGCCAAGTTCTGCGACGATAAGGAGACAGACCTGATCCAGAAGGTGAACGAGGGCTACATCGCCGTGAAGGATCTGCTGAATACACCCTGTCCTGAGAACGAGAAGCTGGGCAGCAATAAGGACCAGGTGAAGCAGATCAAGGCCTTTATGGATTCTATCATGGACATCATGCACTTCGTGCGCCCCCTGAGCCTGAAGGATACCGACAAGGAGAAGGATGAGACATTCTACTCCCTGTTCACACCTCTGTACGACCACCTGACCCAGACAATCGCCCTGTATAACAAGGTGCGGAACTATCTGACCCAGAAGCCTTACAGCACAGAGAAGATCAAGCTGAACTTCGAGAACAGCACCCTGCTGGGCGGCTGGGATCTGAATAAGGAGACAGACAACACAGCCATCATCCTGAGGAAGGATAACCTGTACTATCTGGGCATCATGGACAAGAGGCACAATCGCATCTTTCGGAACGTGCCCAAGGCCGATAAGAAGGACTTCTGCTACGAGAAGATGGTGTATAAGCTGCTGCCTGGCGCCAACAAGATGCTGCCAAAGGTGTTCTTTTCTCAGAGCAGAATCCAGGAGTTTACCCCTTCCGCCAAGCTGCTGGAGAACTACGCCAATGAGACACACAAGAAGGGCGATAATTTCAACCTGAATCACTGTCACAAGCTGATCGATTTCTTTAAGGACTCTATCAACAAGCACGAGGATTGGAAGAATTTCGACTTTAGGTTCAGCGCCACCTCCACCTACGCCGACCTGAGCGGCTTTTACCACGAGGTGGAGCACCAGGGCTACAAGATCTCTTTTCAGAGCGTGGCCGATTCCTTCATCGACGATCTGGTGAACGAGGGCAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAATAAGGACTTTTCCCCATTCTCTAAGGGCAAGCCCAACCTGCACACCCTGTACTGGAAGATGCTGTTTGATGAGAACAATCTGAAGGACGTGGTGTATAAGCTGAATGGCGAGGCCGAGGTGTTCTACCGCAAGAAGAGCATTGCCGAGAAGAACACCACAATCCACAAGGCCAATGAGTCCATCATCAACAAGAATCCTGATAACCCAAAGGCCACCAGCACCTTCAACTATGATATCGTGAAGGACAAGAGATACACCATCGACAAGTTTCAGTTCCACATCCCAATCACAATGAACTTTAAGGCCGAGGGCATCTTCAACATGAATCAGAGGGTGAATCAGTTCCTGAAGGCCAATCCCGATATCAACATCATCGGCATCGACAGAGGCGAGAGGCACCTGCTGTACTATGCCCTGATCAACCAGAAGGGCAAGATCCTGAAGCAGGATACCCTGAATGTGATCGCCAACGAGAAGCAGAAGGTGGACTACCACAATCTGCTGGATAAGAAGGAGGGCGACCGCGCAACCGCAAGGCAGGAGTGGGGCGTGATCGAGACAATCAAGGAGCTGAAGGAGGGCTATCTGTCCCAGGTCATCCACAAGCTGACCGATCTGATGATCGAGAACAATGCCATCATCGTGATGGAGGACCTGAACTTTGGCTTCAAGCGGGGCAGACAGAAGGTGGAGAAGCAGGTGTATCAGAAGTTTGAGAAGATGCTGATCGATAAGCTGAATTACCTGGTGGACAAGAATAAGAAGGCAAACGAGCTGGGAGGCCTGCTGAACGCATTCCAGCTGGCCAATAAGTTTGAGTCCTTCCAGAAGATGGGCAAGCAGAACGGCTTTATCTTCTACGTGCCCGCCTGGAATACCTCTAAGACAGATCCTGCCACCGGCTTTATCGACTTCCTGAAGCCCCGCTATGAGAACCTGAATCAGGCCAAGGATTTCTTTGAGAAGTTTGACTCTATCCGGCTGAACAGCAAGGCCGATTACTTTGAGTTCGCCTTTGACTTCAAGAATTTCACCGAGAAGGCCGATGGCGGCAGAACCAAGTGGACAGTGTGCACCACAAACGAGGACAGATATGCCTGGAATAGGGCCCTGAACAATAACAGGGGCAGCCAGGAGAAGTACGACATCACAGCCGAGCTGAAGTCCCTGTTCGATGGCAAGGTGGACTATAAGTCTGGCAAGGATCTGAAGCAGCAGATCGCCAGCCAGGAGTCCGCCGACTTCTTTAAGGCCCTGATGAAGAACCTGTCCATCACCCTGTCTCTGAGACACAATAACGGCGAGAAGGGCGATAATGAGCAGGACTACATCCTGTCCCCTGTGGCCGATTCTAAGGGCCGCTTCTTTGACTCCCGGAAGGCCGACGATGACATGCCAAAGAATGCCGACGCCAACGGCGCCTATCACATCGCCCTGAAGGGCCTGTGGTGTCTGGAGCAGATCAGCAAGACCGATGACCTGAAGAAGGTGAAGCTGGCCATCTCCAACAAGGAGTGGCTGGAGTTCGTGCAGACACTGAAGGGCAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号24)
NLS及びHAタグを含むAcidaminococcus sp. BV3L6(AsCpf1;pY010):
MTQFEGFTNLYQVSKTLRFELIPQGKTLKHIQEQGFIEEDKARNDHYKELKPIIDRIYKTYADQCLQLVQLDWENLSAAIDSYRKEKTEETRNALIEEQATYRNAIHDYFIGRTDNLTDAINKRHAEIYKGLFKAELFNGKVLKQLGTVTTTEHENALLRSFDKFTTYFSGFYENRKNVFSAEDISTAIPHRIVQDNFPKFKENCHIFTRLITAVPSLREHFENVKKAIGIFVSTSIEEVFSFPFYNQLLTQTQIDLYNQLLGGISREAGTEKIKGLNEVLNLAIQKNDETAHIIASLPHRFIPLFKQILSDRNTLSFILEEFKSDEEVIQSFCKYKTLLRNENVLETAEALFNELNSIDLTHIFISHKKLETISSALCDHWDTLRNALYERRISELTGKITKSAKEKVQRSLKHEDINLQEIISAAGKELSEAFKQKTSEILSHAHAALDQPLPTTLKKQEEKEILKSQLDSLLGLYHLLDWFAVDESNEVDPEFSARLTGIKLEMEPSLSFYNKARNYATKKPYSVEKFKLNFQMPTLASGWDVNKEKNNGAILFVKNGLYYLGIMPKQKGRYKALSFEPTEKTSEGFDKMYYDYFPDAAKMIPKCSTQLKAVTAHFQTHTTPILLSNNFIEPLEITKEIYDLNNPEKEPKKFQTAYAKKTGDQKGYREALCKWIDFTRDFLSKYTKTTSIDLSSLRPSSQYKDLGEYYAELNPLLYHISFQRIAEKEIMDAVETGKLYLFQIYNKDFAKGHHGKPNLHTLYWTGLFSPENLAKTSIKLNGQAELFYRPKSRMKRMAHRLGEKMLNKKLKDQKTPIPDTLYQELYDYVNHRLSHDLSDEARALLPNVITKEVSHEIIKDRRFTSDKFFFHVPITLNYQAANSPSKFNQRVNAYLKEHPETPIIGIDRGERNLIYITVIDSTGKILEQRSLNTIQQFDYQKKLDNREKERVAARQAWSVVGTIKDLKQGYLSQVIHEIVDLMIHYQAVVVLENLNFGFKSKRTGIAEKAVYQQFEKMLIDKLNCLVLKDYPAEKVGGVLNPYQLTDQFTSFAKMGTQSGFLFYVPAPYTSKIDPLTGFVDPFVWKTIKNHESRKHFLEGFDFLHYDVKTGDFILHFKMNRNLSFQRGLPGFMPAWDIVFEKNETQFDAKGTPFIAGKRIVPVIENHRFTGRYRDLYPANELIALLEEKGIVFRDGSNILPKLLENDDSHAIDTMVALIRSVLQMRNSNAATGEDYINSPVRDLNGVCFDSRFQNPEWPMDADANGAYHIALKGQLLLNHLKESKDLKLQNGISNQDWLAYIQELRNKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号25)
配列番号25は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号25は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGACACAGTTCGAGGGCTTTACCAACCTGTATCAGGTGAGCAAGACACTGCGGTTTGAGCTGATCCCACAGGGCAAGACCCTGAAGCACATCCAGGAGCAGGGCTTCATCGAGGAGGACAAGGCCCGCAATGATCACTACAAGGAGCTGAAGCCCATCATCGATCGGATCTACAAGACCTATGCCGACCAGTGCCTGCAGCTGGTGCAGCTGGATTGGGAGAACCTGAGCGCCGCCATCGACTCCTATAGAAAGGAGAAAACCGAGGAGACAAGGAACGCCCTGATCGAGGAGCAGGCCACATATCGCAATGCCATCCACGACTACTTCATCGGCCGGACAGACAACCTGACCGATGCCATCAATAAGAGACACGCCGAGATCTACAAGGGCCTGTTCAAGGCCGAGCTGTTTAATGGCAAGGTGCTGAAGCAGCTGGGCACCGTGACCACAACCGAGCACGAGAACGCCCTGCTGCGGAGCTTCGACAAGTTTACAACCTACTTCTCCGGCTTTTATGAGAACAGGAAGAACGTGTTCAGCGCCGAGGATATCAGCACAGCCATCCCACACCGCATCGTGCAGGACAACTTCCCCAAGTTTAAGGAGAATTGTCACATCTTCACACGCCTGATCACCGCCGTGCCCAGCCTGCGGGAGCACTTTGAGAACGTGAAGAAGGCCATCGGCATCTTCGTGAGCACCTCCATCGAGGAGGTGTTTTCCTTCCCTTTTTATAACCAGCTGCTGACACAGACCCAGATCGACCTGTATAACCAGCTGCTGGGAGGAATCTCTCGGGAGGCAGGCACCGAGAAGATCAAGGGCCTGAACGAGGTGCTGAATCTGGCCATCCAGAAGAATGATGAGACAGCCCACATCATCGCCTCCCTGCCACACAGATTCATCCCCCTGTTTAAGCAGATCCTGTCCGATAGGAACACCCTGTCTTTCATCCTGGAGGAGTTTAAGAGCGACGAGGAAGTGATCCAGTCCTTCTGCAAGTACAAGACACTGCTGAGAAACGAGAACGTGCTGGAGACAGCCGAGGCCCTGTTTAACGAGCTGAACAGCATCGACCTGACACACATCTTCATCAGCCACAAGAAGCTGGAGACAATCAGCAGCGCCCTGTGCGACCACTGGGATACACTGAGGAATGCCCTGTATGAGCGGAGAATCTCCGAGCTGACAGGCAAGATCACCAAGTCTGCCAAGGAGAAGGTGCAGCGCAGCCTGAAGCACGAGGATATCAACCTGCAGGAGATCATCTCTGCCGCAGGCAAGGAGCTGAGCGAGGCCTTCAAGCAGAAAACCAGCGAGATCCTGTCCCACGCACACGCCGCCCTGGATCAGCCACTGCCTACAACCCTGAAGAAGCAGGAGGAGAAGGAGATCCTGAAGTCTCAGCTGGACAGCCTGCTGGGCCTGTACCACCTGCTGGACTGGTTTGCCGTGGATGAGTCCAACGAGGTGGACCCCGAGTTCTCTGCCCGGCTGACCGGCATCAAGCTGGAGATGGAGCCTTCTCTGAGCTTCTACAACAAGGCCAGAAATTATGCCACCAAGAAGCCCTACTCCGTGGAGAAGTTCAAGCTGAACTTTCAGATGCCTACACTGGCCTCTGGCTGGGACGTGAATAAGGAGAAGAACAATGGCGCCATCCTGTTTGTGAAGAACGGCCTGTACTATCTGGGCATCATGCCAAAGCAGAAGGGCAGGTATAAGGCCCTGAGCTTCGAGCCCACAGAGAAAACCAGCGAGGGCTTTGATAAGATGTACTATGACTACTTCCCTGATGCCGCCAAGATGATCCCAAAGTGCAGCACCCAGCTGAAGGCCGTGACAGCCCACTTTCAGACCCACACAACCCCCATCCTGCTGTCCAACAATTTCATCGAGCCTCTGGAGATCACAAAGGAGATCTACGACCTGAACAATCCTGAGAAGGAGCCAAAGAAGTTTCAGACAGCCTACGCCAAGAAAACCGGCGACCAGAAGGGCTACAGAGAGGCCCTGTGCAAGTGGATCGACTTCACAAGGGATTTTCTGTCCAAGTATACCAAGACAACCTCTATCGATCTGTCTAGCCTGCGGCCATCCTCTCAGTATAAGGACCTGGGCGAGTACTATGCCGAGCTGAATCCCCTGCTGTACCACATCAGCTTCCAGAGAATCGCCGAGAAGGAGATCATGGATGCCGTGGAGACAGGCAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAACAAGGACTTTGCCAAGGGCCACCACGGCAAGCCTAATCTGCACACACTGTATTGGACCGGCCTGTTTTCTCCAGAGAACCTGGCCAAGACAAGCATCAAGCTGAATGGCCAGGCCGAGCTGTTCTACCGCCCTAAGTCCAGGATGAAGAGGATGGCACACCGGCTGGGAGAGAAGATGCTGAACAAGAAGCTGAAGGATCAGAAAACCCCAATCCCCGACACCCTGTACCAGGAGCTGTACGACTATGTGAATCACAGACTGTCCCACGACCTGTCTGATGAGGCCAGGGCCCTGCTGCCCAACGTGATCACCAAGGAGGTGTCTCACGAGATCATCAAGGATAGGCGCTTTACCAGCGACAAGTTCTTTTTCCACGTGCCTATCACACTGAACTATCAGGCCGCCAATTCCCCATCTAAGTTCAACCAGAGGGTGAATGCCTACCTGAAGGAGCACCCCGAGACACCTATCATCGGCATCGATCGGGGCGAGAGAAACCTGATCTATATCACAGTGATCGACTCCACCGGCAAGATCCTGGAGCAGCGGAGCCTGAACACCATCCAGCAGTTTGATTACCAGAAGAAGCTGGACAACAGGGAGAAGGAGAGGGTGGCAGCAAGGCAGGCCTGGTCTGTGGTGGGCACAATCAAGGATCTGAAGCAGGGCTATCTGAGCCAGGTCATCCACGAGATCGTGGACCTGATGATCCACTACCAGGCCGTGGTGGTGCTGGAGAACCTGAATTTCGGCTTTAAGAGCAAGAGGACCGGCATCGCCGAGAAGGCCGTGTACCAGCAGTTCGAGAAGATGCTGATCGATAAGCTGAATTGCCTGGTGCTGAAGGACTATCCAGCAGAGAAAGTGGGAGGCGTGCTGAACCCATACCAGCTGACAGACCAGTTCACCTCCTTTGCCAAGATGGGCACCCAGTCTGGCTTCCTGTTTTACGTGCCTGCCCCATATACATCTAAGATCGATCCCCTGACCGGCTTCGTGGACCCCTTCGTGTGGAAAACCATCAAGAATCACGAGAGCCGCAAGCACTTCCTGGAGGGCTTCGACTTTCTGCACTACGACGTGAAAACCGGCGACTTCATCCTGCACTTTAAGATGAACAGAAATCTGTCCTTCCAGAGGGGCCTGCCCGGCTTTATGCCTGCATGGGATATCGTGTTCGAGAAGAACGAGACACAGTTTGACGCCAAGGGCACCCCTTTCATCGCCGGCAAGAGAATCGTGCCAGTGATCGAGAATCACAGATTCACCGGCAGATACCGGGACCTGTATCCTGCCAACGAGCTGATCGCCCTGCTGGAGGAGAAGGGCATCGTGTTCAGGGATGGCTCCAACATCCTGCCAAAGCTGCTGGAGAATGACGATTCTCACGCCATCGACACCATGGTGGCCCTGATCCGCAGCGTGCTGCAGATGCGGAACTCCAATGCCGCCACAGGCGAGGACTATATCAACAGCCCCGTGCGCGATCTGAATGGCGTGTGCTTCGACTCCCGGTTTCAGAACCCAGAGTGGCCCATGGACGCCGATGCCAATGGCGCCTACCACATCGCCCTGAAGGGCCAGCTGCTGCTGAATCACCTGAAGGAGAGCAAGGATCTGAAGCTGCAGAACGGCATCTCCAATCAGGACTGGCTGGCCTACATCCAGGAGCTGCGCAACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号26)
NLS及びHAタグを含むLachnospiraceae bacterium MA2020(Lb2Cpf1;pY011):
MYYESLTKQYPVSKTIRNELIPIGKTLDNIRQNNILESDVKRKQNYEHVKGILDEYHKQLINEALDNCTLPSLKIAAEIYLKNQKEVSDREDFNKTQDLLRKEVVEKLKAHENFTKIGKKDILDLLEKLPSISEDDYNALESFRNFYTYFTSYNKVRENLYSDKEKSSTVAYRLINENFPKFLDNVKSYRFVKTAGILADGLGEEEQDSLFIVETFNKTLTQDGIDTYNSQVGKINSSINLYNQKNQKANGFRKIPKMKMLYKQILSDREESFIDEFQSDEVLIDNVESYGSVLIESLKSSKVSAFFDALRESKGKNVYVKNDLAKTAMSNIVFENWRTFDDLLNQEYDLANENKKKDDKYFEKRQKELKKNKSYSLEHLCNLSEDSCNLIENYIHQISDDIENIIINNETFLRIVINEHDRSRKLAKNRKAVKAIKDFLDSIKVLERELKLINSSGQELEKDLIVYSAHEELLVELKQVDSLYNMTRNYLTKKPFSTEKVKLNFNRSTLLNGWDRNKETDNLGVLLLKDGKYYLGIMNTSANKAFVNPPVAKTEKVFKKVDYKLLPVPNQMLPKVFFAKSNIDFYNPSSEIYSNYKKGTHKKGNMFSLEDCHNLIDFFKESISKHEDWSKFGFKFSDTASYNDISEFYREVEKQGYKLTYTDIDETYINDLIERNELYLFQIYNKDFSMYSKGKLNLHTLYFMMLFDQRNIDDVVYKLNGEAEVFYRPASISEDELIIHKAGEEIKNKNPNRARTKETSTFSYDIVKDKRYSKDKFTLHIPITMNFGVDEVKRFNDAVNSAIRIDENVNVIGIDRGERNLLYVVVIDSKGNILEQISLNSIINKEYDIETDYHALLDEREGGRDKARKDWNTVENIRDLKAGYLSQVVNVVAKLVLKYNAIICLEDLNFGFKRGRQKVEKQVYQKFEKMLIDKLNYLVIDKSREQTSPKELGGALNALQLTSKFKSFKELGKQSGVIYYVPAYLTSKIDPTTGFANLFYMKCENVEKSKRFFDGFDFIRFNALENVFEFGFDYRSFTQRACGINSKWTVCTNGERIIKYRNPDKNNMFDEKVVVVTDEMKNLFEQYKIPYEDGRNVKDMIISNEEAEFYRRLYRLLQQTLQMRNSTSDGTRDYIISPVKNKREAYFNSELSDGSVPKDADANGAYNIARKGLWVLEQIRQKSEGEKINLAMTNAEWLEYAQTHLLKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号27)
配列番号27は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号27は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGTACTATGAGTCCCTGACCAAGCAGTACCCCGTGTCTAAGACAATCCGGAATGAGCTGATCCCTATCGGCAAGACACTGGATAACATCCGCCAGAACAATATCCTGGAGAGCGACGTGAAGCGGAAGCAGAACTACGAGCACGTGAAGGGCATCCTGGATGAGTATCACAAGCAGCTGATCAACGAGGCCCTGGACAATTGCACCCTGCCATCCCTGAAGATCGCCGCCGAGATCTACCTGAAGAATCAGAAGGAGGTGTCTGACAGAGAGGATTTCAACAAGACACAGGACCTGCTGAGGAAGGAGGTGGTGGAGAAGCTGAAGGCCCACGAGAACTTTACCAAGATCGGCAAGAAGGACATCCTGGATCTGCTGGAGAAGCTGCCTTCCATCTCTGAGGACGATTACAATGCCCTGGAGAGCTTCCGCAACTTTTACACCTATTTCACATCCTACAACAAGGTGCGGGAGAATCTGTATTCTGATAAGGAGAAGAGCTCCACAGTGGCCTACAGACTGATCAACGAGAATTTCCCAAAGTTTCTGGACAATGTGAAGAGCTATAGGTTTGTGAAAACCGCAGGCATCCTGGCAGATGGCCTGGGAGAGGAGGAGCAGGACTCCCTGTTCATCGTGGAGACATTCAACAAGACCCTGACACAGGACGGCATCGATACCTACAATTCTCAAGTGGGCAAGATCAACTCTAGCATCAATCTGTATAACCAGAAGAATCAGAAGGCCAATGGCTTCAGAAAGATCCCCAAGATGAAGATGCTGTATAAGCAGATCCTGTCCGATAGGGAGGAGTCTTTCATCGACGAGTTTCAGAGCGATGAGGTGCTGATCGACAACGTGGAGTCTTATGGCAGCGTGCTGATCGAGTCTCTGAAGTCCTCTAAGGTGAGCGCCTTCTTTGATGCCCTGAGAGAGTCTAAGGGCAAGAACGTGTACGTGAAGAATGACCTGGCCAAGACAGCCATGAGCAACATCGTGTTCGAGAATTGGAGGACCTTTGACGATCTGCTGAACCAGGAGTACGACCTGGCCAACGAGAACAAGAAGAAGGACGATAAGTATTTCGAGAAGCGCCAGAAGGAGCTGAAGAAGAATAAGAGCTACTCCCTGGAGCACCTGTGCAACCTGTCCGAGGATTCTTGTAACCTGATCGAGAATTATATCCACCAGATCTCCGACGATATCGAGAATATCATCATCAACAATGAGACATTCCTGCGCATCGTGATCAATGAGCACGACAGGTCCCGCAAGCTGGCCAAGAACCGGAAGGCCGTGAAGGCCATCAAGGACTTTCTGGATTCTATCAAGGTGCTGGAGCGGGAGCTGAAGCTGATCAACAGCTCCGGCCAGGAGCTGGAGAAGGATCTGATCGTGTACTCTGCCCACGAGGAGCTGCTGGTGGAGCTGAAGCAGGTGGACAGCCTGTATAACATGACCAGAAATTATCTGACAAAGAAGCCTTTCTCTACCGAGAAGGTGAAGCTGAACTTTAATCGCAGCACACTGCTGAACGGCTGGGATCGGAATAAGGAGACAGACAACCTGGGCGTGCTGCTGCTGAAGGACGGCAAGTACTATCTGGGCATCATGAACACAAGCGCCAATAAGGCCTTCGTGAATCCCCCTGTGGCCAAGACCGAGAAGGTGTTTAAGAAGGTGGATTACAAGCTGCTGCCAGTGCCCAACCAGATGCTGCCAAAGGTGTTCTTTGCCAAGAGCAATATCGACTTCTATAACCCCTCTAGCGAGATCTACTCCAATTATAAGAAGGGCACCCACAAGAAGGGCAATATGTTTTCCCTGGAGGATTGTCACAACCTGATCGACTTCTTTAAGGAGTCTATCAGCAAGCACGAGGACTGGAGCAAGTTCGGCTTTAAGTTCAGCGATACAGCCTCCTACAACGACATCTCCGAGTTCTATCGCGAGGTGGAGAAGCAGGGCTACAAGCTGACCTATACAGACATCGATGAGACATACATCAATGATCTGATCGAGCGGAACGAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAATAAGGACTTTAGCATGTACTCCAAGGGCAAGCTGAACCTGCACACACTGTATTTCATGATGCTGTTTGATCAGCGCAATATCGACGACGTGGTGTATAAGCTGAACGGAGAGGCAGAGGTGTTCTATAGGCCAGCCTCCATCTCTGAGGACGAGCTGATCATCCACAAGGCCGGCGAGGAGATCAAGAACAAGAATCCTAACCGGGCCAGAACCAAGGAGACAAGCACCTTCAGCTACGACATCGTGAAGGATAAGCGGTATAGCAAGGATAAGTTTACCCTGCACATCCCCATCACAATGAACTTCGGCGTGGATGAGGTGAAGCGGTTCAACGACGCCGTGAACAGCGCCATCCGGATCGATGAGAATGTGAACGTGATCGGCATCGACCGGGGCGAGAGAAATCTGCTGTACGTGGTGGTCATCGACTCTAAGGGCAACATCCTGGAGCAGATCTCCCTGAACTCTATCATCAATAAGGAGTACGACATCGAGACAGATTATCACGCACTGCTGGATGAGAGGGAGGGCGGCAGAGATAAGGCCCGGAAGGACTGGAACACCGTGGAGAATATCAGGGACCTGAAGGCCGGCTACCTGAGCCAGGTGGTGAACGTGGTGGCCAAGCTGGTGCTGAAGTATAATGCCATCATCTGCCTGGAGGACCTGAACTTTGGCTTCAAGAGGGGCCGCCAGAAGGTGGAGAAGCAGGTGTACCAGAAGTTCGAGAAGATGCTGATCGATAAGCTGAATTACCTGGTCATCGACAAGAGCCGCGAGCAGACATCCCCTAAGGAGCTGGGAGGCGCCCTGAACGCACTGCAGCTGACCTCTAAGTTCAAGAGCTTTAAGGAGCTGGGCAAGCAGTCCGGCGTGATCTACTATGTGCCTGCCTACCTGACCTCTAAGATCGATCCAACCACAGGCTTCGCCAATCTGTTTTATATGAAGTGTGAGAACGTGGAGAAGTCCAAGAGATTCTTTGACGGCTTTGATTTCATCAGGTTCAACGCCCTGGAGAACGTGTTCGAGTTCGGCTTTGACTACCGGAGCTTCACCCAGAGGGCCTGCGGCATCAATTCCAAGTGGACCGTGTGCACCAACGGCGAGCGCATCATCAAGTATCGGAATCCAGATAAGAACAATATGTTCGACGAGAAGGTGGTGGTGGTGACCGATGAGATGAAGAACCTGTTTGAGCAGTACAAGATCCCCTATGAGGATGGCAGAAATGTGAAGGACATGATCATCAGCAACGAGGAGGCCGAGTTCTACCGGAGACTGTATAGGCTGCTGCAGCAGACCCTGCAGATGAGAAACAGCACCTCCGACGGCACAAGGGATTACATCATCTCCCCTGTGAAGAATAAGAGAGAGGCCTACTTCAACAGCGAGCTGTCCGACGGCTCTGTGCCAAAGGACGCCGATGCCAACGGCGCCTACAATATCGCCAGAAAGGGCCTGTGGGTGCTGGAGCAGATCAGGCAGAAGAGCGAGGGCGAGAAGATCAATCTGGCCATGACCAACGCCGAGTGGCTGGAGTATGCCCAGACACACCTGCTGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号28)
NLS及びHAタグを含むCandidatus Methanoplasma termitum(CMtCpf1;pY012):
MNNYDEFTKLYPIQKTIRFELKPQGRTMEHLETFNFFEEDRDRAEKYKILKEAIDEYHKKFIDEHLTNMSLDWNSLKQISEKYYKSREEKDKKVFLSEQKRMRQEIVSEFKKDDRFKDLFSKKLFSELLKEEIYKKGNHQEIDALKSFDKFSGYFIGLHENRKNMYSDGDEITAISNRIVNENFPKFLDNLQKYQEARKKYPEWIIKAESALVAHNIKMDEVFSLEYFNKVLNQEGIQRYNLALGGYVTKSGEKMMGLNDALNLAHQSEKSSKGRIHMTPLFKQILSEKESFSYIPDVFTEDSQLLPSIGGFFAQIENDKDGNIFDRALELISSYAEYDTERIYIRQADINRVSNVIFGEWGTLGGLMREYKADSINDINLERTCKKVDKWLDSKEFALSDVLEAIKRTGNNDAFNEYISKMRTAREKIDAARKEMKFISEKISGDEESIHIIKTLLDSVQQFLHFFNLFKARQDIPLDGAFYAEFDEVHSKLFAIVPLYNKVRNYLTKNNLNTKKIKLNFKNPTLANGWDQNKVYDYASLIFLRDGNYYLGIINPKRKKNIKFEQGSGNGPFYRKMVYKQIPGPNKNLPRVFLTSTKGKKEYKPSKEIIEGYEADKHIRGDKFDLDFCHKLIDFFKESIEKHKDWSKFNFYFSPTESYGDISEFYLDVEKQGYRMHFENISAETIDEYVEKGDLFLFQIYNKDFVKAATGKKDMHTIYWNAAFSPENLQDVVVKLNGEAELFYRDKSDIKEIVHREGEILVNRTYNGRTPVPDKIHKKLTDYHNGRTKDLGEAKEYLDKVRYFKAHYDITKDRRYLNDKIYFHVPLTLNFKANGKKNLNKMVIEKFLSDEKAHIIGIDRGERNLLYYSIIDRSGKIIDQQSLNVIDGFDYREKLNQREIEMKDARQSWNAIGKIKDLKEGYLSKAVHEITKMAIQYNAIVVMEELNYGFKRGRFKVEKQIYQKFENMLIDKMNYLVFKDAPDESPGGVLNAYQLTNPLESFAKLGKQTGILFYVPAAYTSKIDPTTGFVNLFNTSSKTNAQERKEFLQKFESISYSAKDGGIFAFAFDYRKFGTSKTDHKNVWTAYTNGERMRYIKEKKRNELFDPSKEIKEALTSSGIKYDGGQNILPDILRSNNNGLIYTMYSSFIAAIQMRVYDGKEDYIISPIKNSKGEFFRTDPKRRELPIDADANGAYNIALRGELTMRAIAEKFDPDSEKMAKLELKHKDWFEFMQTRGDKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号29)
配列番号29は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号29は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAACAATTACGACGAGTTCACCAAGCTGTATCCTATCCAGAAAACCATCCGGTTTGAGCTGAAGCCACAGGGCAGAACCATGGAGCACCTGGAGACATTCAACTTCTTTGAGGAGGACCGGGATAGAGCCGAGAAGTATAAGATCCTGAAGGAGGCCATCGACGAGTACCACAAGAAGTTTATCGATGAGCACCTGACCAATATGTCCCTGGATTGGAACTCTCTGAAGCAGATCAGCGAGAAGTACTATAAGAGCAGGGAGGAGAAGGACAAGAAGGTGTTCCTGTCCGAGCAGAAGAGGATGCGCCAGGAGATCGTGTCTGAGTTTAAGAAGGACGATCGCTTCAAGGACCTGTTTTCCAAGAAGCTGTTCTCTGAGCTGCTGAAGGAGGAGATCTACAAGAAGGGCAACCACCAGGAGATCGACGCCCTGAAGAGCTTCGATAAGTTTTCCGGCTATTTCATCGGCCTGCACGAGAATAGGAAGAACATGTACTCCGACGGCGATGAGATCACCGCCATCTCCAATCGCATCGTGAATGAGAACTTCCCCAAGTTTCTGGATAACCTGCAGAAGTACCAGGAGGCCAGGAAGAAGTATCCTGAGTGGATCATCAAGGCCGAGAGCGCCCTGGTGGCCCACAATATCAAGATGGACGAGGTGTTCTCCCTGGAGTACTTTAATAAGGTGCTGAACCAGGAGGGCATCCAGCGGTACAACCTGGCCCTGGGCGGCTATGTGACCAAGAGCGGCGAGAAGATGATGGGCCTGAATGATGCCCTGAACCTGGCCCACCAGTCCGAGAAGAGCTCCAAGGGCAGAATCCACATGACCCCCCTGTTCAAGCAGATCCTGTCCGAGAAGGAGTCCTTCTCTTACATCCCCGACGTGTTTACAGAGGATTCTCAGCTGCTGCCTAGCATCGGCGGCTTCTTTGCCCAGATCGAGAATGACAAGGATGGCAACATCTTCGACCGGGCCCTGGAGCTGATCTCTAGCTACGCCGAGTATGATACCGAGCGGATCTATATCAGACAGGCCGACATCAATAGAGTGTCCAACGTGATCTTTGGAGAGTGGGGCACCCTGGGAGGCCTGATGAGGGAGTACAAGGCCGACTCTATCAATGATATCAACCTGGAGCGCACATGCAAGAAGGTGGACAAGTGGCTGGATTCTAAGGAGTTTGCCCTGAGCGATGTGCTGGAGGCCATCAAGAGGACCGGCAACAATGACGCCTTCAACGAGTATATCTCCAAGATGCGGACAGCCAGAGAGAAGATCGATGCCGCCCGCAAGGAGATGAAGTTCATCAGCGAGAAGATCTCCGGCGATGAGGAGTCTATCCACATCATCAAGACCCTGCTGGACAGCGTGCAGCAGTTCCTGCACTTCTTTAATCTGTTTAAGGCAAGGCAGGACATCCCACTGGATGGAGCCTTCTACGCCGAGTTTGACGAGGTGCACAGCAAGCTGTTTGCCATCGTGCCCCTGTATAACAAGGTGCGGAACTATCTGACCAAGAACAATCTGAACACAAAGAAGATCAAGCTGAATTTCAAGAACCCTACACTGGCCAATGGCTGGGACCAGAACAAGGTGTACGATTATGCCTCCCTGATCTTTCTGCGGGACGGCAATTACTATCTGGGCATCATCAATCCTAAGAGAAAGAAGAACATCAAGTTCGAGCAGGGCTCTGGCAACGGCCCCTTCTACCGGAAGATGGTGTATAAGCAGATCCCCGGCCCTAATAAGAACCTGCCAAGAGTGTTCCTGACCTCCACAAAGGGCAAGAAGGAGTATAAGCCCTCTAAGGAGATCATCGAGGGCTACGAGGCCGACAAGCACATCAGGGGCGATAAGTTCGACCTGGATTTTTGTCACAAGCTGATCGATTTCTTTAAGGAGTCCATCGAGAAGCACAAGGACTGGTCTAAGTTCAACTTCTACTTCAGCCCAACCGAGAGCTATGGCGACATCTCTGAGTTCTACCTGGATGTGGAGAAGCAGGGCTATCGCATGCACTTTGAGAATATCAGCGCCGAGACAATCGACGAGTATGTGGAGAAGGGCGATCTGTTTCTGTTCCAGATCTACAACAAGGATTTTGTGAAGGCCGCCACCGGCAAGAAGGACATGCACACAATCTACTGGAATGCCGCCTTCAGCCCCGAGAACCTGCAGGACGTGGTGGTGAAGCTGAACGGCGAGGCCGAGCTGTTTTATAGGGACAAGTCCGATATCAAGGAGATCGTGCACCGCGAGGGCGAGATCCTGGTGAATAGGACCTACAACGGCCGCACACCAGTGCCCGACAAGATCCACAAGAAGCTGACCGATTATCACAATGGCCGGACAAAGGACCTGGGCGAGGCCAAGGAGTACCTGGATAAGGTGAGATACTTCAAGGCCCACTATGACATCACCAAGGATCGGAGATACCTGAACGACAAGATCTATTTCCACGTGCCTCTGACCCTGAACTTCAAGGCCAACGGCAAGAAGAATCTGAACAAGATGGTCATCGAGAAGTTCCTGTCCGATGAGAAGGCCCACATCATCGGCATCGACAGGGGCGAGCGCAATCTGCTGTACTATTCCATCATCGACAGGTCTGGCAAGATCATCGATCAGCAGAGCCTGAATGTGATCGACGGCTTTGATTATCGGGAGAAGCTGAACCAGAGAGAGATCGAGATGAAGGATGCCCGCCAGTCTTGGAACGCCATCGGCAAGATCAAGGACCTGAAGGAGGGCTACCTGAGCAAGGCCGTGCACGAGATCACCAAGATGGCCATCCAGTATAATGCCATCGTGGTCATGGAGGAGCTGAACTACGGCTTCAAGCGGGGCCGGTTCAAGGTGGAGAAGCAGATCTATCAGAAGTTCGAGAATATGCTGATCGATAAGATGAACTACCTGGTGTTTAAGGACGCACCTGATGAGTCCCCAGGAGGCGTGCTGAATGCCTACCAGCTGACAAACCCACTGGAGTCTTTCGCCAAGCTGGGCAAGCAGACCGGCATCCTGTTTTACGTGCCAGCCGCCTATACATCCAAGATCGACCCCACCACAGGCTTCGTGAATCTGTTTAACACCTCCTCTAAGACAAACGCCCAGGAGCGGAAGGAGTTCCTGCAGAAGTTTGAGAGCATCTCCTATTCTGCCAAGGATGGCGGCATCTTTGCCTTCGCCTTTGACTACAGAAAGTTCGGCACCAGCAAGACAGATCACAAGAACGTGTGGACCGCCTATACAAACGGCGAGAGGATGCGCTACATCAAGGAGAAGAAGCGGAATGAGCTGTTTGACCCTTCTAAGGAGATCAAGGAGGCCCTGACCAGCTCCGGCATCAAGTACGATGGCGGCCAGAACATCCTGCCAGACATCCTGAGGAGCAACAATAACGGCCTGATCTACACAATGTATTCTAGCTTCATCGCCGCCATCCAGATGCGCGTGTACGACGGCAAGGAGGATTATATCATCAGCCCCATCAAGAACTCCAAGGGCGAGTTCTTTAGGACCGACCCCAAGAGGCGCGAGCTGCCTATCGACGCCGATGCCAATGGCGCCTACAACATCGCCCTGAGGGGAGAGCTGACAATGAGGGCAATCGCAGAGAAGTTCGACCCTGATAGCGAGAAGATGGCCAAGCTGGAGCTGAAGCACAAGGATTGGTTCGAGTTTATGCAGACCAGAGGCGACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号30)
NLS及びHAタグを含むEubacterium eligens(EeCpf1;pY013):
MNGNRSIVYREFVGVIPVAKTLRNELRPVGHTQEHIIQNGLIQEDELRQEKSTELKNIMDDYYREYIDKSLSGVTDLDFTLLFELMNLVQSSPSKDNKKALEKEQSKMREQICTHLQSDSNYKNIFNAKLLKEILPDFIKNYNQYDVKDKAGKLETLALFNGFSTYFTDFFEKRKNVFTKEAVSTSIAYRIVHENSLIFLANMTSYKKISEKALDEIEVIEKNNQDKMGDWELNQIFNPDFYNMVLIQSGIDFYNEICGVVNAHMNLYCQQTKNNYNLFKMRKLHKQILAYTSTSFEVPKMFEDDMSVYNAVNAFIDETEKGNIIGKLKDIVNKYDELDEKRIYISKDFYETLSCFMSGNWNLITGCVENFYDENIHAKGKSKEEKVKKAVKEDKYKSINDVNDLVEKYIDEKERNEFKNSNAKQYIREISNIITDTETAHLEYDDHISLIESEEKADEMKKRLDMYMNMYHWAKAFIVDEVLDRDEMFYSDIDDIYNILENIVPLYNRVRNYVTQKPYNSKKIKLNFQSPTLANGWSQSKEFDNNAIILIRDNKYYLAIFNAKNKPDKKIIQGNSDKKNDNDYKKMVYNLLPGANKMLPKVFLSKKGIETFKPSDYIISGYNAHKHIKTSENFDISFCRDLIDYFKNSIEKHAEWRKYEFKFSATDSYSDISEFYREVEMQGYRIDWTYISEADINKLDEEGKIYLFQIYNKDFAENSTGKENLHTMYFKNIFSEENLKDIIIKLNGQAELFYRRASVKNPVKHKKDSVLVNKTYKNQLDNGDVVRIPIPDDIYNEIYKMYNGYIKESDLSEAAKEYLDKVEVRTAQKDIVKDYRYTVDKYFIHTPITINYKVTARNNVNDMVVKYIAQNDDIHVIGIDRGERNLIYISVIDSHGNIVKQKSYNILNNYDYKKKLVEKEKTREYARKNWKSIGNIKELKEGYISGVVHEIAMLIVEYNAIIAMEDLNYGFKRGRFKVERQVYQKFESMLINKLNYFASKEKSVDEPGGLLKGYQLTYVPDNIKNLGKQCGVIFYVPAAFTSKIDPSTGFISAFNFKSISTNASRKQFFMQFDEIRYCAEKDMFSFGFDYNNFDTYNITMGKTQWTVYTNGERLQSEFNNARRTGKTKSINLTETIKLLLEDNEINYADGHDIRIDMEKMDEDKKSEFFAQLLSLYKLTVQMRNSYTEAEEQENGISYDKIISPVINDEGEFFDSDNYKESDDKECKMPKDADANGAYCIALKGLYEVLKIKSEWTEDGFDRNCLKLPHAEWLDFIQNKRYEKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号31)
配列番号31は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号31は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAACGGCAATAGGTCCATCGTGTACCGCGAGTTCGTGGGCGTGATCCCCGTGGCCAAGACCCTGAGGAATGAGCTGCGCCCTGTGGGCCACACACAGGAGCACATCATCCAGAACGGCCTGATCCAGGAGGACGAGCTGCGGCAGGAGAAGAGCACCGAGCTGAAGAACATCATGGACGATTACTATAGAGAGTACATCGATAAGTCTCTGAGCGGCGTGACCGACCTGGACTTCACCCTGCTGTTCGAGCTGATGAACCTGGTGCAGAGCTCCCCCTCCAAGGACAATAAGAAGGCCCTGGAGAAGGAGCAGTCTAAGATGAGGGAGCAGATCTGCACCCACCTGCAGTCCGACTCTAACTACAAGAATATCTTTAACGCCAAGCTGCTGAAGGAGATCCTGCCTGATTTCATCAAGAACTACAATCAGTATGACGTGAAGGATAAGGCCGGCAAGCTGGAGACACTGGCCCTGTTTAATGGCTTCAGCACATACTTTACCGACTTCTTTGAGAAGAGGAAGAACGTGTTCACCAAGGAGGCCGTGAGCACATCCATCGCCTACCGCATCGTGCACGAGAACTCCCTGATCTTCCTGGCCAATATGACCTCTTATAAGAAGATCAGCGAGAAGGCCCTGGATGAGATCGAAGTGATCGAGAAGAACAATCAGGACAAGATGGGCGATTGGGAGCTGAATCAGATCTTTAACCCTGACTTCTACAATATGGTGCTGATCCAGTCCGGCATCGACTTCTACAACGAGATCTGCGGCGTGGTGAATGCCCACATGAACCTGTACTGTCAGCAGACCAAGAACAATTATAACCTGTTCAAGATGCGGAAGCTGCACAAGCAGATCCTGGCCTACACCAGCACCAGCTTCGAGGTGCCCAAGATGTTCGAGGACGATATGAGCGTGTATAACGCCGTGAACGCCTTCATCGACGAGACAGAGAAGGGCAACATCATCGGCAAGCTGAAGGATATCGTGAATAAGTACGACGAGCTGGATGAGAAGAGAATCTATATCAGCAAGGACTTTTACGAGACACTGAGCTGCTTCATGTCCGGCAACTGGAATCTGATCACAGGCTGCGTGGAGAACTTCTACGATGAGAACATCCACGCCAAGGGCAAGTCCAAGGAGGAGAAGGTGAAGAAGGCCGTGAAGGAGGACAAGTACAAGTCTATCAATGACGTGAACGATCTGGTGGAGAAGTATATCGATGAGAAGGAGAGGAATGAGTTCAAGAACAGCAATGCCAAGCAGTACATCCGCGAGATCTCCAACATCATCACCGACACAGAGACAGCCCACCTGGAGTATGACGATCACATCTCTCTGATCGAGAGCGAGGAGAAGGCCGACGAGATGAAGAAGCGGCTGGATATGTATATGAACATGTACCACTGGGCCAAGGCCTTTATCGTGGACGAGGTGCTGGACAGAGATGAGATGTTCTACAGCGATATCGACGATATCTATAATATCCTGGAGAACATCGTGCCACTGTATAATCGGGTGAGAAACTACGTGACCCAGAAGCCCTACAACTCTAAGAAGATCAAGCTGAATTTCCAGAGCCCTACACTGGCCAATGGCTGGTCCCAGTCTAAGGAGTTCGACAACAATGCCATCATCCTGATCAGAGATAACAAGTACTATCTGGCCATCTTCAATGCCAAGAACAAGCCAGACAAGAAGATCATCCAGGGCAACTCCGATAAGAAGAACGACAACGATTACAAGAAGATGGTGTATAACCTGCTGCCAGGCGCCAACAAGATGCTGCCCAAGGTGTTTCTGTCTAAGAAGGGCATCGAGACATTCAAGCCCTCCGACTATATCATCTCTGGCTACAACGCCCACAAGCACATCAAGACAAGCGAGAATTTTGATATCTCCTTCTGTCGGGACCTGATCGATTACTTCAAGAACAGCATCGAGAAGCACGCCGAGTGGAGAAAGTATGAGTTCAAGTTTTCCGCCACCGACAGCTACTCCGATATCTCTGAGTTCTATCGGGAGGTGGAGATGCAGGGCTACAGAATCGACTGGACATATATCAGCGAGGCCGACATCAACAAGCTGGATGAGGAGGGCAAGATCTATCTGTTTCAGATCTACAATAAGGATTTCGCCGAGAACAGCACCGGCAAGGAGAATCTGCACACAATGTACTTTAAGAACATCTTCTCCGAGGAGAATCTGAAGGACATCATCATCAAGCTGAACGGCCAGGCCGAGCTGTTTTATCGGAGAGCCTCTGTGAAGAATCCCGTGAAGCACAAGAAGGATAGCGTGCTGGTGAACAAGACCTACAAGAATCAGCTGGACAACGGCGACGTGGTGAGAATCCCCATCCCTGACGATATCTATAACGAGATCTACAAGATGTATAATGGCTACATCAAGGAGTCCGACCTGTCTGAGGCCGCCAAGGAGTACCTGGATAAGGTGGAGGTGAGGACCGCCCAGAAGGACATCGTGAAGGATTACCGCTATACAGTGGACAAGTACTTCATCCACACACCTATCACCATCAACTATAAGGTGACCGCCCGCAACAATGTGAATGATATGGTGGTGAAGTACATCGCCCAGAACGACGATATCCACGTGATCGGCATCGACCGGGGCGAGAGAAACCTGATCTACATCTCCGTGATCGATTCTCACGGCAACATCGTGAAGCAGAAATCCTACAACATCCTGAACAACTACGACTACAAGAAGAAGCTGGTGGAGAAGGAGAAAACCCGGGAGTACGCCAGAAAGAACTGGAAGAGCATCGGCAATATCAAGGAGCTGAAGGAGGGCTATATCTCCGGCGTGGTGCACGAGATCGCCATGCTGATCGTGGAGTACAACGCCATCATCGCCATGGAGGACCTGAATTATGGCTTTAAGAGGGGCCGCTTCAAGGTGGAGCGGCAGGTGTACCAGAAGTTTGAGAGCATGCTGATCAATAAGCTGAACTATTTCGCCAGCAAGGAGAAGTCCGTGGACGAGCCAGGAGGCCTGCTGAAGGGCTATCAGCTGACCTACGTGCCCGATAATATCAAGAACCTGGGCAAGCAGTGCGGCGTGATCTTTTACGTGCCTGCCGCCTTCACCAGCAAGATCGACCCATCCACAGGCTTTATCTCTGCCTTCAACTTTAAGTCTATCAGCACAAATGCCTCTCGGAAGCAGTTCTTTATGCAGTTTGACGAGATCAGATACTGTGCCGAGAAGGATATGTTCAGCTTTGGCTTCGACTACAACAACTTCGATACCTACAACATCACAATGGGCAAGACACAGTGGACCGTGTATACAAACGGCGAGAGACTGCAGTCTGAGTTCAACAATGCCAGGCGCACCGGCAAGACAAAGAGCATCAATCTGACAGAGACAATCAAGCTGCTGCTGGAGGACAATGAGATCAACTACGCCGACGGCCACGATATCAGGATCGATATGGAGAAGATGGACGAGGATAAGAAGAGCGAGTTCTTTGCCCAGCTGCTGAGCCTGTATAAGCTGACCGTGCAGATGCGCAATTCCTATACAGAGGCCGAGGAGCAGGAGAACGGCATCTCTTACGACAAGATCATCAGCCCTGTGATCAATGATGAGGGCGAGTTCTTTGACTCCGATAACTATAAGGAGTCTGACGATAAGGAGTGCAAGATGCCAAAGGACGCCGATGCCAACGGCGCCTACTGTATCGCCCTGAAGGGCCTGTATGAGGTGCTGAAGATCAAGAGCGAGTGGACCGAGGACGGCTTTGATAGGAATTGCCTGAAGCTGCCACACGCAGAGTGGCTGGACTTCATCCAGAACAAGCGGTACGAGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号32)
NLS及びHAタグを含むMoraxella bovoculi 237(MbCpf1;pY014):
MLFQDFTHLYPLSKTVRFELKPIDRTLEHIHAKNFLSQDETMADMHQKVKVILDDYHRDFIADMMGEVKLTKLAEFYDVYLKFRKNPKDDELQKQLKDLQAVLRKEIVKPIGNGGKYKAGYDRLFGAKLFKDGKELGDLAKFVIAQEGESSPKLAHLAHFEKFSTYFTGFHDNRKNMYSDEDKHTAIAYRLIHENLPRFIDNLQILTTIKQKHSALYDQIINELTASGLDVSLASHLDGYHKLLTQEGITAYNTLLGGISGEAGSPKIQGINELINSHHNQHCHKSERIAKLRPLHKQILSDGMSVSFLPSKFADDSEMCQAVNEFYRHYADVFAKVQSLFDGFDDHQKDGIYVEHKNLNELSKQAFGDFALLGRVLDGYYVDVVNPEFNERFAKAKTDNAKAKLTKEKDKFIKGVHSLASLEQAIEHYTARHDDESVQAGKLGQYFKHGLAGVDNPIQKIHNNHSTIKGFLERERPAGERALPKIKSGKNPEMTQLRQLKELLDNALNVAHFAKLLTTKTTLDNQDGNFYGEFGVLYDELAKIPTLYNKVRDYLSQKPFSTEKYKLNFGNPTLLNGWDLNKEKDNFGVILQKDGCYYLALLDKAHKKVFDNAPNTGKSIYQKMIYKYLEVRKQFPKVFFSKEAIAINYHPSKELVEIKDKGRQRSDDERLKLYRFILECLKIHPKYDKKFEGAIGDIQLFKKDKKGREVPISEKDLFDKINGIFSSKPKLEMEDFFIGEFKRYNPSQDLVDQYNIYKKIDSNDNRKKENFYNNHPKFKKDLVRYYYESMCKHEEWEESFEFSKKLQDIGCYVDVNELFTEIETRRLNYKISFCNINADYIDELVEQGQLYLFQIYNKDFSPKAHGKPNLHTLYFKALFSEDNLADPIYKLNGEAQIFYRKASLDMNETTIHRAGEVLENKNPDNPKKRQFVYDIIKDKRYTQDKFMLHVPITMNFGVQGMTIKEFNKKVNQSIQQYDEVNVIGIDRGERHLLYLTVINSKGEILEQCSLNDITTASANGTQMTTPYHKILDKREIERLNARVGWGEIETIKELKSGYLSHVVHQISQLMLKYNAIVVLEDLNFGFKRGRFKVEKQIYQNFENALIKKLNHLVLKDKADDEIGSYKNALQLTNNFTDLKSIGKQTGFLFYVPAWNTSKIDPETGFVDLLKPRYENIAQSQAFFGKFDKICYNADKDYFEFHIDYAKFTDKAKNSRQIWTICSHGDKRYVYDKTANQNKGAAKGINVNDELKSLFARHHINEKQPNLVMDICQNNDKEFHKSLMYLLKTLLALRYSNASSDEDFILSPVANDEGVFFNSALADDTQPQNADANGAYHIALKGLWLLNELKNSDDLNKVKLAIDNQTWLNFAQNRKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号33)
配列番号33は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号33は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGCTGTTCCAGGACTTTACCCACCTGTATCCACTGTCCAAGACAGTGAGATTTGAGCTGAAGCCCATCGATAGGACCCTGGAGCACATCCACGCCAAGAACTTCCTGTCTCAGGACGAGACAATGGCCGATATGCACCAGAAGGTGAAAGTGATCCTGGACGATTACCACCGCGACTTCATCGCCGATATGATGGGCGAGGTGAAGCTGACCAAGCTGGCCGAGTTCTATGACGTGTACCTGAAGTTTCGGAAGAACCCAAAGGACGATGAGCTGCAGAAGCAGCTGAAGGATCTGCAGGCCGTGCTGAGAAAGGAGATCGTGAAGCCCATCGGCAATGGCGGCAAGTATAAGGCCGGCTACGACAGGCTGTTCGGCGCCAAGCTGTTTAAGGACGGCAAGGAGCTGGGCGATCTGGCCAAGTTCGTGATCGCACAGGAGGGAGAGAGCTCCCCAAAGCTGGCCCACCTGGCCCACTTCGAGAAGTTTTCCACCTATTTCACAGGCTTTCACGATAACCGGAAGAATATGTATTCTGACGAGGATAAGCACACCGCCATCGCCTACCGCCTGATCCACGAGAACCTGCCCCGGTTTATCGACAATCTGCAGATCCTGACCACAATCAAGCAGAAGCACTCTGCCCTGTACGATCAGATCATCAACGAGCTGACCGCCAGCGGCCTGGACGTGTCTCTGGCCAGCCACCTGGATGGCTATCACAAGCTGCTGACACAGGAGGGCATCACCGCCTACAATACACTGCTGGGAGGAATCTCCGGAGAGGCAGGCTCTCCTAAGATCCAGGGCATCAACGAGCTGATCAATTCTCACCACAACCAGCACTGCCACAAGAGCGAGAGAATCGCCAAGCTGAGGCCACTGCACAAGCAGATCCTGTCCGACGGCATGAGCGTGTCCTTCCTGCCCTCTAAGTTTGCCGACGATAGCGAGATGTGCCAGGCCGTGAACGAGTTCTATCGCCACTACGCCGACGTGTTCGCCAAGGTGCAGAGCCTGTTCGACGGCTTTGACGATCACCAGAAGGATGGCATCTACGTGGAGCACAAGAACCTGAATGAGCTGTCCAAGCAGGCCTTCGGCGACTTTGCACTGCTGGGACGCGTGCTGGACGGATACTATGTGGATGTGGTGAATCCAGAGTTCAACGAGCGGTTTGCCAAGGCCAAGACCGACAATGCCAAGGCCAAGCTGACAAAGGAGAAGGATAAGTTCATCAAGGGCGTGCACTCCCTGGCCTCTCTGGAGCAGGCCATCGAGCACTATACCGCAAGGCACGACGATGAGAGCGTGCAGGCAGGCAAGCTGGGACAGTACTTCAAGCACGGCCTGGCCGGAGTGGACAACCCCATCCAGAAGATCCACAACAATCACAGCACCATCAAGGGCTTTCTGGAGAGGGAGCGCCCTGCAGGAGAGAGAGCCCTGCCAAAGATCAAGTCCGGCAAGAATCCTGAGATGACACAGCTGAGGCAGCTGAAGGAGCTGCTGGATAACGCCCTGAATGTGGCCCACTTCGCCAAGCTGCTGACCACAAAGACCACACTGGACAATCAGGATGGCAACTTCTATGGCGAGTTTGGCGTGCTGTACGACGAGCTGGCCAAGATCCCCACCCTGTATAACAAGGTGAGAGATTACCTGAGCCAGAAGCCTTTCTCCACCGAGAAGTACAAGCTGAACTTTGGCAATCCAACACTGCTGAATGGCTGGGACCTGAACAAGGAGAAGGATAATTTCGGCGTGATCCTGCAGAAGGACGGCTGCTACTATCTGGCCCTGCTGGACAAGGCCCACAAGAAGGTGTTTGATAACGCCCCTAATACAGGCAAGAGCATCTATCAGAAGATGATCTATAAGTACCTGGAGGTGAGGAAGCAGTTCCCCAAGGTGTTCTTTTCCAAGGAGGCCATCGCCATCAACTACCACCCTTCTAAGGAGCTGGTGGAGATCAAGGACAAGGGCCGGCAGAGATCCGACGATGAGCGCCTGAAGCTGTATCGGTTTATCCTGGAGTGTCTGAAGATCCACCCTAAGTACGATAAGAAGTTCGAGGGCGCCATCGGCGACATCCAGCTGTTTAAGAAGGATAAGAAGGGCAGAGAGGTGCCAATCAGCGAGAAGGACCTGTTCGATAAGATCAACGGCATCTTTTCTAGCAAGCCTAAGCTGGAGATGGAGGACTTCTTTATCGGCGAGTTCAAGAGGTATAACCCAAGCCAGGACCTGGTGGATCAGTATAATATCTACAAGAAGATCGACTCCAACGATAATCGCAAGAAGGAGAATTTCTACAACAATCACCCCAAGTTTAAGAAGGATCTGGTGCGGTACTATTACGAGTCTATGTGCAAGCACGAGGAGTGGGAGGAGAGCTTCGAGTTTTCCAAGAAGCTGCAGGACATCGGCTGTTACGTGGATGTGAACGAGCTGTTTACCGAGATCGAGACACGGAGACTGAATTATAAGATCTCCTTCTGCAACATCAATGCCGACTACATCGATGAGCTGGTGGAGCAGGGCCAGCTGTATCTGTTCCAGATCTACAACAAGGACTTTTCCCCAAAGGCCCACGGCAAGCCCAATCTGCACACCCTGTACTTCAAGGCCCTGTTTTCTGAGGACAACCTGGCCGATCCTATCTATAAGCTGAATGGCGAGGCCCAGATCTTCTACAGAAAGGCCTCCCTGGACATGAACGAGACAACAATCCACAGGGCCGGCGAGGTGCTGGAGAACAAGAATCCCGATAATCCTAAGAAGAGACAGTTCGTGTACGACATCATCAAGGATAAGAGGTACACACAGGACAAGTTCATGCTGCACGTGCCAATCACCATGAACTTTGGCGTGCAGGGCATGACAATCAAGGAGTTCAATAAGAAGGTGAACCAGTCTATCCAGCAGTATGACGAGGTGAACGTGATCGGCATCGATCGGGGCGAGAGACACCTGCTGTACCTGACCGTGATCAATAGCAAGGGCGAGATCCTGGAGCAGTGTTCCCTGAACGACATCACCACAGCCTCTGCCAATGGCACACAGATGACCACACCTTACCACAAGATCCTGGATAAGAGGGAGATCGAGCGCCTGAACGCCCGGGTGGGATGGGGCGAGATCGAGACAATCAAGGAGCTGAAGTCTGGCTATCTGAGCCACGTGGTGCACCAGATCAGCCAGCTGATGCTGAAGTACAACGCCATCGTGGTGCTGGAGGACCTGAATTTCGGCTTTAAGAGGGGCCGCTTTAAGGTGGAGAAGCAGATCTATCAGAACTTCGAGAATGCCCTGATCAAGAAGCTGAACCACCTGGTGCTGAAGGACAAGGCCGACGATGAGATCGGCTCTTACAAGAATGCCCTGCAGCTGACCAACAATTTCACAGATCTGAAGAGCATCGGCAAGCAGACCGGCTTCCTGTTTTATGTGCCCGCCTGGAACACCTCTAAGATCGACCCTGAGACAGGCTTTGTGGATCTGCTGAAGCCAAGATACGAGAACATCGCCCAGAGCCAGGCCTTCTTTGGCAAGTTCGACAAGATCTGCTATAATGCCGACAAGGATTACTTCGAGTTTCACATCGACTACGCCAAGTTTACCGATAAGGCCAAGAATAGCCGCCAGATCTGGACAATCTGTTCCCACGGCGACAAGCGGTACGTGTACGATAAGACAGCCAACCAGAATAAGGGCGCCGCCAAGGGCATCAACGTGAATGATGAGCTGAAGTCCCTGTTCGCCCGCCACCACATCAACGAGAAGCAGCCCAACCTGGTCATGGACATCTGCCAGAACAATGATAAGGAGTTTCACAAGTCTCTGATGTACCTGCTGAAAACCCTGCTGGCCCTGCGGTACAGCAACGCCTCCTCTGACGAGGATTTCATCCTGTCCCCCGTGGCAAACGACGAGGGCGTGTTCTTTAATAGCGCCCTGGCCGACGATACACAGCCTCAGAATGCCGATGCCAACGGCGCCTACCACATCGCCCTGAAGGGCCTGTGGCTGCTGAATGAGCTGAAGAACTCCGACGATCTGAACAAGGTGAAGCTGGCCATCGACAATCAGACCTGGCTGAATTTCGCCCAGAACAGGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号34)
NLS及びHAタグを含むLeptospira inadai(LiCpf1;pY015):
MEDYSGFVNIYSIQKTLRFELKPVGKTLEHIEKKGFLKKDKIRAEDYKAVKKIIDKYHRAYIEEVFDSVLHQKKKKDKTRFSTQFIKEIKEFSELYYKTEKNIPDKERLEALSEKLRKMLVGAFKGEFSEEVAEKYKNLFSKELIRNEIEKFCETDEERKQVSNFKSFTTYFTGFHSNRQNIYSDEKKSTAIGYRIIHQNLPKFLDNLKIIESIQRRFKDFPWSDLKKNLKKIDKNIKLTEYFSIDGFVNVLNQKGIDAYNTILGGKSEESGEKIQGLNEYINLYRQKNNIDRKNLPNVKILFKQILGDRETKSFIPEAFPDDQSVLNSITEFAKYLKLDKKKKSIIAELKKFLSSFNRYELDGIYLANDNSLASISTFLFDDWSFIKKSVSFKYDESVGDPKKKIKSPLKYEKEKEKWLKQKYYTISFLNDAIESYSKSQDEKRVKIRLEAYFAEFKSKDDAKKQFDLLERIEEAYAIVEPLLGAEYPRDRNLKADKKEVGKIKDFLDSIKSLQFFLKPLLSAEIFDEKDLGFYNQLEGYYEEIDSIGHLYNKVRNYLTGKIYSKEKFKLNFENSTLLKGWDENREVANLCVIFREDQKYYLGVMDKENNTILSDIPKVKPNELFYEKMVYKLIPTPHMQLPRIIFSSDNLSIYNPSKSILKIREAKSFKEGKNFKLKDCHKFIDFYKESISKNEDWSRFDFKFSKTSSYENISEFYREVERQGYNLDFKKVSKFYIDSLVEDGKLYLFQIYNKDFSIFSKGKPNLHTIYFRSLFSKENLKDVCLKLNGEAEMFFRKKSINYDEKKKREGHHPELFEKLKYPILKDKRYSEDKFQFHLPISLNFKSKERLNFNLKVNEFLKRNKDINIIGIDRGERNLLYLVMINQKGEILKQTLLDSMQSGKGRPEINYKEKLQEKEIERDKARKSWGTVENIKELKEGYLSIVIHQISKLMVENNAIVVLEDLNIGFKRGRQKVERQVYQKFEKMLIDKLNFLVFKENKPTEPGGVLKAYQLTDEFQSFEKLSKQTGFLFYVPSWNTSKIDPRTGFIDFLHPAYENIEKAKQWINKFDSIRFNSKMDWFEFTADTRKFSENLMLGKNRVWVICTTNVERYFTSKTANSSIQYNSIQITEKLKELFVDIPFSNGQDLKPEILRKNDAVFFKSLLFYIKTTLSLRQNNGKKGEEEKDFILSPVVDSKGRFFNSLEASDDEPKDADANGAYHIALKGLMNLLVLNETKEENLSRPKWKIKNKDWLEFVWERNRKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号35)
配列番号35は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号35は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGAGGACTATTCCGGCTTTGTGAACATCTACTCTATCCAGAAAACCCTGAGGTTCGAGCTGAAGCCAGTGGGCAAGACACTGGAGCACATCGAGAAGAAGGGCTTCCTGAAGAAGGACAAGATCCGGGCCGAGGATTACAAGGCCGTGAAGAAGATCATCGATAAGTACCACAGAGCCTATATCGAGGAGGTGTTTGATTCCGTGCTGCACCAGAAGAAGAAGAAGGACAAGACCCGCTTTTCTACACAGTTCATCAAGGAGATCAAGGAGTTCAGCGAGCTGTACTATAAGACCGAGAAGAACATCCCCGACAAGGAGAGGCTGGAGGCCCTGAGCGAGAAGCTGCGCAAGATGCTGGTGGGCGCCTTTAAGGGCGAGTTCTCCGAGGAGGTGGCCGAGAAGTATAAGAACCTGTTTTCTAAGGAGCTGATCAGGAATGAGATCGAGAAGTTCTGCGAGACAGACGAGGAGCGCAAGCAGGTGTCTAACTTCAAGAGCTTCACCACATACTTTACCGGCTTCCACTCCAACAGGCAGAATATCTATTCCGACGAGAAGAAGTCTACAGCCATCGGCTACCGCATCATCCACCAGAACCTGCCTAAGTTCCTGGATAATCTGAAGATCATCGAGTCCATCCAGCGGCGGTTCAAGGACTTCCCATGGTCTGATCTGAAGAAGAACCTGAAGAAGATCGATAAGAATATCAAGCTGACCGAGTACTTCAGCATCGACGGCTTCGTGAACGTGCTGAATCAGAAGGGCATCGATGCCTACAACACAATCCTGGGCGGCAAGTCCGAGGAGTCTGGCGAGAAGATCCAGGGCCTGAACGAGTACATCAATCTGTATCGGCAGAAGAACAATATCGACAGAAAGAACCTGCCCAATGTGAAGATCCTGTTTAAGCAGATCCTGGGCGATAGGGAGACAAAGAGCTTTATCCCTGAGGCCTTCCCAGACGATCAGTCCGTGCTGAACTCTATCACAGAGTTCGCCAAGTACCTGAAGCTGGATAAGAAGAAGAAGAGCATCATCGCCGAGCTGAAGAAGTTTCTGAGCTCCTTCAATCGCTACGAGCTGGACGGCATCTATCTGGCCAACGATAATAGCCTGGCCTCTATCAGCACCTTCCTGTTTGACGATTGGTCCTTTATCAAGAAGTCCGTGTCTTTCAAGTATGACGAGTCCGTGGGCGACCCCAAGAAGAAGATCAAGTCTCCCCTGAAGTACGAGAAGGAGAAGGAGAAGTGGCTGAAGCAGAAGTACTATACAATCTCTTTCCTGAACGATGCCATCGAGAGCTATTCCAAGTCTCAGGACGAGAAGAGGGTGAAGATCCGCCTGGAGGCCTACTTTGCCGAGTTCAAGAGCAAGGACGATGCCAAGAAGCAGTTCGACCTGCTGGAGAGGATCGAGGAGGCCTATGCCATCGTGGAGCCTCTGCTGGGAGCAGAGTACCCAAGGGACCGCAACCTGAAGGCCGATAAGAAGGAAGTGGGCAAGATCAAGGACTTCCTGGATAGCATCAAGTCCCTGCAGTTCTTTCTGAAGCCTCTGCTGTCCGCCGAGATCTTTGACGAGAAGGATCTGGGCTTCTACAATCAGCTGGAGGGCTACTATGAGGAGATCGATTCTATCGGCCACCTGTATAACAAGGTGCGGAATTATCTGACCGGCAAGATCTACAGCAAGGAGAAGTTTAAGCTGAACTTCGAGAACAGCACCCTGCTGAAGGGCTGGGACGAGAACCGGGAGGTGGCCAATCTGTGCGTGATCTTCAGAGAGGACCAGAAGTACTATCTGGGCGTGATGGATAAGGAGAACAATACCATCCTGTCCGACATCCCCAAGGTGAAGCCTAACGAGCTGTTTTACGAGAAGATGGTGTATAAGCTGATCCCCACACCTCACATGCAGCTGCCCCGGATCATCTTCTCTAGCGACAACCTGTCTATCTATAATCCTAGCAAGTCCATCCTGAAGATCAGAGAGGCCAAGAGCTTTAAGGAGGGCAAGAACTTCAAGCTGAAGGACTGTCACAAGTTTATCGATTTCTACAAGGAGTCTATCAGCAAGAATGAGGACTGGAGCAGATTCGACTTCAAGTTCAGCAAGACCAGCAGCTACGAGAACATCAGCGAGTTTTACCGGGAGGTGGAGAGACAGGGCTATAACCTGGACTTCAAGAAGGTGTCTAAGTTCTACATCGACAGCCTGGTGGAGGATGGCAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAACAAGGACTTTTCTATCTTCAGCAAGGGCAAGCCCAATCTGCACACCATCTATTTTCGGTCCCTGTTCTCTAAGGAGAACCTGAAGGACGTGTGCCTGAAGCTGAATGGCGAGGCCGAGATGTTCTTTCGGAAGAAGTCCATCAACTACGATGAGAAGAAGAAGCGGGAGGGCCACCACCCCGAGCTGTTTGAGAAGCTGAAGTATCCTATCCTGAAGGACAAGAGATACAGCGAGGATAAGTTTCAGTTCCACCTGCCCATCAGCCTGAACTTCAAGTCCAAGGAGCGGCTGAACTTTAATCTGAAAGTGAATGAGTTCCTGAAGAGAAACAAGGACATCAATATCATCGGCATCGATCGGGGCGAGAGAAACCTGCTGTACCTGGTCATGATCAATCAGAAGGGCGAGATCCTGAAGCAGACCCTGCTGGACAGCATGCAGTCCGGCAAGGGCCGGCCTGAGATCAACTACAAGGAGAAGCTGCAGGAGAAGGAGATCGAGAGGGATAAGGCCCGCAAGAGCTGGGGCACAGTGGAGAATATCAAGGAGCTGAAGGAGGGCTATCTGTCTATCGTGATCCACCAGATCAGCAAGCTGATGGTGGAGAACAATGCCATCGTGGTGCTGGAGGACCTGAACATCGGCTTTAAGCGGGGCAGACAGAAGGTGGAGCGGCAGGTGTACCAGAAGTTCGAGAAGATGCTGATCGATAAGCTGAACTTTCTGGTGTTCAAGGAGAATAAGCCAACCGAGCCAGGAGGCGTGCTGAAGGCCTATCAGCTGACAGACGAGTTTCAGTCTTTCGAGAAGCTGAGCAAGCAGACCGGCTTTCTGTTCTACGTGCCAAGCTGGAACACCTCCAAGATCGACCCCAGAACAGGCTTTATCGATTTCCTGCACCCTGCCTACGAGAATATCGAGAAGGCCAAGCAGTGGATCAACAAGTTTGATTCCATCAGGTTCAATTCTAAGATGGACTGGTTTGAGTTCACCGCCGATACACGCAAGTTTTCCGAGAACCTGATGCTGGGCAAGAATCGGGTGTGGGTCATCTGCACCACAAATGTGGAGCGGTACTTCACCAGCAAGACCGCCAACAGCTCCATCCAGTACAATAGCATCCAGATCACCGAGAAGCTGAAGGAGCTGTTTGTGGACATCCCTTTCAGCAACGGCCAGGATCTGAAGCCAGAGATCCTGAGGAAGAATGACGCCGTGTTCTTTAAGAGCCTGCTGTTTTACATCAAGACCACACTGTCCCTGCGCCAGAACAATGGCAAGAAGGGCGAGGAGGAGAAGGACTTCATCCTGAGCCCAGTGGTGGATTCCAAGGGCCGGTTCTTTAACTCTCTGGAGGCCAGCGACGATGAGCCCAAGGACGCCGATGCCAATGGCGCCTACCACATCGCCCTGAAGGGCCTGATGAACCTGCTGGTGCTGAATGAGACAAAGGAGGAGAACCTGAGCAGACCAAAGTGGAAGATCAAGAATAAGGACTGGCTGGAGTTCGTGTGGGAGAGGAACCGCAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号36)
NLS及びHAタグを含むLachnospiraceae bacterium ND2006(LbCpf1;pY016):
MSKLEKFTNCYSLSKTLRFKAIPVGKTQENIDNKRLLVEDEKRAEDYKGVKKLLDRYYLSFINDVLHSIKLKNLNNYISLFRKKTRTEKENKELENLEINLRKEIAKAFKGNEGYKSLFKKDIIETILPEFLDDKDEIALVNSFNGFTTAFTGFFDNRENMFSEEAKSTSIAFRCINENLTRYISNMDIFEKVDAIFDKHEVQEIKEKILNSDYDVEDFFEGEFFNFVLTQEGIDVYNAIIGGFVTESGEKIKGLNEYINLYNQKTKQKLPKFKPLYKQVLSDRESLSFYGEGYTSDEEVLEVFRNTLNKNSEIFSSIKKLEKLFKNFDEYSSAGIFVKNGPAISTISKDIFGEWNVIRDKWNAEYDDIHLKKKAVVTEKYEDDRRKSFKKIGSFSLEQLQEYADADLSVVEKLKEIIIQKVDEIYKVYGSSEKLFDADFVLEKSLKKNDAVVAIMKDLLDSVKSFENYIKAFFGEGKETNRDESFYGDFVLAYDILLKVDHIYDAIRNYVTQKPYSKDKFKLYFQNPQFMGGWDKDKETDYRATILRYGSKYYLAIMDKKYAKCLQKIDKDDVNGNYEKINYKLLPGPNKMLPKVFFSKKWMAYYNPSEDIQKIYKNGTFKKGDMFNLNDCHKLIDFFKDSISRYPKWSNAYDFNFSETEKYKDIAGFYREVEEQGYKVSFESASKKEVDKLVEEGKLYMFQIYNKDFSDKSHGTPNLHTMYFKLLFDENNHGQIRLSGGAELFMRRASLKKEELVVHPANSPIANKNPDNPKKTTTLSYDVYKDKRFSEDQYELHIPIAINKCPKNIFKINTEVRVLLKHDDNPYVIGIDRGERNLLYIVVVDGKGNIVEQYSLNEIINNFNGIRIKTDYHSLLDKKEKERFEARQNWTSIENIKELKAGYISQVVHKICELVEKYDAVIALEDLNSGFKNSRVKVEKQVYQKFEKMLIDKLNYMVDKKSNPCATGGALKGYQITNKFESFKSMSTQNGFIFYIPAWLTSKIDPSTGFVNLLKTKYTSIADSKKFISSFDRIMYVPEEDLFEFALDYKNFSRTDADYIKKWKLYSYGNRIRIFRNPKKNNVFDWEEVCLTSAYKELFNKYGINYQQGDIRALLCEQSDKAFYSSFMALMSLMLQMRNSITGRTDVDFLISPVKNSDGIFYDSRNYEAQENAILPKNADANGAYNIARKVLWAIGQFKKAEDEKLDKVKIAISNKEWLEYAQTSVKHKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号37)
配列番号37は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号37は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAGCAAGCTGGAGAAGTTTACAAACTGCTACTCCCTGTCTAAGACCCTGAGGTTCAAGGCCATCCCTGTGGGCAAGACCCAGGAGAACATCGACAATAAGCGGCTGCTGGTGGAGGACGAGAAGAGAGCCGAGGATTATAAGGGCGTGAAGAAGCTGCTGGATCGCTACTATCTGTCTTTTATCAACGACGTGCTGCACAGCATCAAGCTGAAGAATCTGAACAATTACATCAGCCTGTTCCGGAAGAAAACCAGAACCGAGAAGGAGAATAAGGAGCTGGAGAACCTGGAGATCAATCTGCGGAAGGAGATCGCCAAGGCCTTCAAGGGCAACGAGGGCTACAAGTCCCTGTTTAAGAAGGATATCATCGAGACAATCCTGCCAGAGTTCCTGGACGATAAGGACGAGATCGCCCTGGTGAACAGCTTCAATGGCTTTACCACAGCCTTCACCGGCTTCTTTGATAACAGAGAGAATATGTTTTCCGAGGAGGCCAAGAGCACATCCATCGCCTTCAGGTGTATCAACGAGAATCTGACCCGCTACATCTCTAATATGGACATCTTCGAGAAGGTGGACGCCATCTTTGATAAGCACGAGGTGCAGGAGATCAAGGAGAAGATCCTGAACAGCGACTATGATGTGGAGGATTTCTTTGAGGGCGAGTTCTTTAACTTTGTGCTGACACAGGAGGGCATCGACGTGTATAACGCCATCATCGGCGGCTTCGTGACCGAGAGCGGCGAGAAGATCAAGGGCCTGAACGAGTACATCAACCTGTATAATCAGAAAACCAAGCAGAAGCTGCCTAAGTTTAAGCCACTGTATAAGCAGGTGCTGAGCGATCGGGAGTCTCTGAGCTTCTACGGCGAGGGCTATACATCCGATGAGGAGGTGCTGGAGGTGTTTAGAAACACCCTGAACAAGAACAGCGAGATCTTCAGCTCCATCAAGAAGCTGGAGAAGCTGTTCAAGAATTTTGACGAGTACTCTAGCGCCGGCATCTTTGTGAAGAACGGCCCCGCCATCAGCACAATCTCCAAGGATATCTTCGGCGAGTGGAACGTGATCCGGGACAAGTGGAATGCCGAGTATGACGATATCCACCTGAAGAAGAAGGCCGTGGTGACCGAGAAGTACGAGGACGATCGGAGAAAGTCCTTCAAGAAGATCGGCTCCTTTTCTCTGGAGCAGCTGCAGGAGTACGCCGACGCCGATCTGTCTGTGGTGGAGAAGCTGAAGGAGATCATCATCCAGAAGGTGGATGAGATCTACAAGGTGTATGGCTCCTCTGAGAAGCTGTTCGACGCCGATTTTGTGCTGGAGAAGAGCCTGAAGAAGAACGACGCCGTGGTGGCCATCATGAAGGACCTGCTGGATTCTGTGAAGAGCTTCGAGAATTACATCAAGGCCTTCTTTGGCGAGGGCAAGGAGACAAACAGGGACGAGTCCTTCTATGGCGATTTTGTGCTGGCCTACGACATCCTGCTGAAGGTGGACCACATCTACGATGCCATCCGCAATTATGTGACCCAGAAGCCCTACTCTAAGGATAAGTTCAAGCTGTATTTTCAGAACCCTCAGTTCATGGGCGGCTGGGACAAGGATAAGGAGACAGACTATCGGGCCACCATCCTGAGATACGGCTCCAAGTACTATCTGGCCATCATGGATAAGAAGTACGCCAAGTGCCTGCAGAAGATCGACAAGGACGATGTGAACGGCAATTACGAGAAGATCAACTATAAGCTGCTGCCCGGCCCTAATAAGATGCTGCCAAAGGTGTTCTTTTCTAAGAAGTGGATGGCCTACTATAACCCCAGCGAGGACATCCAGAAGATCTACAAGAATGGCACATTCAAGAAGGGCGATATGTTTAACCTGAATGACTGTCACAAGCTGATCGACTTCTTTAAGGATAGCATCTCCCGGTATCCAAAGTGGTCCAATGCCTACGATTTCAACTTTTCTGAGACAGAGAAGTATAAGGACATCGCCGGCTTTTACAGAGAGGTGGAGGAGCAGGGCTATAAGGTGAGCTTCGAGTCTGCCAGCAAGAAGGAGGTGGATAAGCTGGTGGAGGAGGGCAAGCTGTATATGTTCCAGATCTATAACAAGGACTTTTCCGATAAGTCTCACGGCACACCCAATCTGCACACCATGTACTTCAAGCTGCTGTTTGACGAGAACAATCACGGACAGATCAGGCTGAGCGGAGGAGCAGAGCTGTTCATGAGGCGCGCCTCCCTGAAGAAGGAGGAGCTGGTGGTGCACCCAGCCAACTCCCCTATCGCCAACAAGAATCCAGATAATCCCAAGAAAACCACAACCCTGTCCTACGACGTGTATAAGGATAAGAGGTTTTCTGAGGACCAGTACGAGCTGCACATCCCAATCGCCATCAATAAGTGCCCCAAGAACATCTTCAAGATCAATACAGAGGTGCGCGTGCTGCTGAAGCACGACGATAACCCCTATGTGATCGGCATCGATAGGGGCGAGCGCAATCTGCTGTATATCGTGGTGGTGGACGGCAAGGGCAACATCGTGGAGCAGTATTCCCTGAACGAGATCATCAACAACTTCAACGGCATCAGGATCAAGACAGATTACCACTCTCTGCTGGACAAGAAGGAGAAGGAGAGGTTCGAGGCCCGCCAGAACTGGACCTCCATCGAGAATATCAAGGAGCTGAAGGCCGGCTATATCTCTCAGGTGGTGCACAAGATCTGCGAGCTGGTGGAGAAGTACGATGCCGTGATCGCCCTGGAGGACCTGAACTCTGGCTTTAAGAATAGCCGCGTGAAGGTGGAGAAGCAGGTGTATCAGAAGTTCGAGAAGATGCTGATCGATAAGCTGAACTACATGGTGGACAAGAAGTCTAATCCTTGTGCAACAGGCGGCGCCCTGAAGGGCTATCAGATCACCAATAAGTTCGAGAGCTTTAAGTCCATGTCTACCCAGAACGGCTTCATCTTTTACATCCCTGCCTGGCTGACATCCAAGATCGATCCATCTACCGGCTTTGTGAACCTGCTGAAAACCAAGTATACCAGCATCGCCGATTCCAAGAAGTTCATCAGCTCCTTTGACAGGATCATGTACGTGCCCGAGGAGGATCTGTTCGAGTTTGCCCTGGACTATAAGAACTTCTCTCGCACAGACGCCGATTACATCAAGAAGTGGAAGCTGTACTCCTACGGCAACCGGATCAGAATCTTCCGGAATCCTAAGAAGAACAACGTGTTCGACTGGGAGGAGGTGTGCCTGACCAGCGCCTATAAGGAGCTGTTCAACAAGTACGGCATCAATTATCAGCAGGGCGATATCAGAGCCCTGCTGTGCGAGCAGTCCGACAAGGCCTTCTACTCTAGCTTTATGGCCCTGATGAGCCTGATGCTGCAGATGCGGAACAGCATCACAGGCCGCACCGACGTGGATTTTCTGATCAGCCCTGTGAAGAACTCCGACGGCATCTTCTACGATAGCCGGAACTATGAGGCCCAGGAGAATGCCATCCTGCCAAAGAACGCCGACGCCAATGGCGCCTATAACATCGCCAGAAAGGTGCTGTGGGCCATCGGCCAGTTCAAGAAGGCCGAGGACGAGAAGCTGGATAAGGTGAAGATCGCCATCTCTAACAAGGAGTGGCTGGAGTACGCCCAGACCAGCGTGAAGCACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号38)
NLS及びHAタグを含むPorphyromonas crevioricanis(PcCpf1;pY017):
MDSLKDFTNLYPVSKTLRFELKPVGKTLENIEKAGILKEDEHRAESYRRVKKIIDTYHKVFIDSSLENMAKMGIENEIKAMLQSFCELYKKDHRTEGEDKALDKIRAVLRGLIVGAFTGVCGRRENTVQNEKYESLFKEKLIKEILPDFVLSTEAESLPFSVEEATRSLKEFDSFTSYFAGFYENRKNIYSTKPQSTAIAYRLIHENLPKFIDNILVFQKIKEPIAKELEHIRADFSAGGYIKKDERLEDIFSLNYYIHVLSQAGIEKYNALIGKIVTEGDGEMKGLNEHINLYNQQRGREDRLPLFRPLYKQILSDREQLSYLPESFEKDEELLRALKEFYDHIAEDILGRTQQLMTSISEYDLSRIYVRNDSQLTDISKKMLGDWNAIYMARERAYDHEQAPKRITAKYERDRIKALKGEESISLANLNSCIAFLDNVRDCRVDTYLSTLGQKEGPHGLSNLVENVFASYHEAEQLLSFPYPEENNLIQDKDNVVLIKNLLDNISDLQRFLKPLWGMGDEPDKDERFYGEYNYIRGALDQVIPLYNKVRNYLTRKPYSTRKVKLNFGNSQLLSGWDRNKEKDNSCVILRKGQNFYLAIMNNRHKRSFENKMLPEYKEGEPYFEKMDYKFLPDPNKMLPKVFLSKKGIEIYKPSPKLLEQYGHGTHKKGDTFSMDDLHELIDFFKHSIEAHEDWKQFGFKFSDTATYENVSSFYREVEDQGYKLSFRKVSESYVYSLIDQGKLYLFQIYNKDFSPCSKGTPNLHTLYWRMLFDERNLADVIYKLDGKAEIFFREKSLKNDHPTHPAGKPIKKKSRQKKGEESLFEYDLVKDRRYTMDKFQFHVPITMNFKCSAGSKVNDMVNAHIREAKDMHVIGIDRGERNLLYICVIDSRGTILDQISLNTINDIDYHDLLESRDKDRQQEHRNWQTIEGIKELKQGYLSQAVHRIAELMVAYKAVVALEDLNMGFKRGRQKVESSVYQQFEKQLIDKLNYLVDKKKRPEDIGGLLRAYQFTAPFKSFKEMGKQNGFLFYIPAWNTSNIDPTTGFVNLFHVQYENVDKAKSFFQKFDSISYNPKKDWFEFAFDYKNFTKKAEGSRSMWILCTHGSRIKNFRNSQKNGQWDSEEFALTEAFKSLFVRYEIDYTADLKTAIVDEKQKDFFVDLLKLFKLTVQMRNSWKEKDLDYLISPVAGADGRFFDTREGNKSLPKDADANGAYNIALKGLWALRQIRQTSEGGKLKLAISNKEWLQFVQERSYEKDKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号39)
配列番号39は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号39は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGACAGCCTGAAGGATTTCACCAACCTGTACCCCGTGTCCAAGACACTGCGGTTTGAGCTGAAGCCTGTGGGCAAGACCCTGGAGAATATCGAGAAGGCCGGCATCCTGAAGGAGGATGAGCACAGAGCCGAGAGCTACCGGAGAGTGAAGAAGATCATCGATACATATCACAAGGTGTTCATCGACAGCTCCCTGGAGAACATGGCCAAGATGGGCATCGAGAATGAGATCAAGGCCATGCTGCAGTCCTTTTGCGAGCTGTATAAGAAGGACCACAGGACCGAGGGAGAGGACAAGGCCCTGGATAAGATCAGGGCCGTGCTGAGGGGCCTGATCGTGGGAGCCTTCACCGGCGTGTGCGGCCGGCGGGAGAACACAGTGCAGAATGAGAAGTATGAGAGCCTGTTTAAGGAGAAGCTGATCAAGGAGATCCTGCCAGATTTCGTGCTGTCTACAGAGGCCGAGTCCCTGCCCTTTTCTGTGGAGGAGGCCACCAGAAGCCTGAAGGAGTTCGACTCCTTTACATCTTACTTCGCCGGCTTTTATGAGAACCGGAAGAATATCTACTCTACCAAGCCCCAGAGCACAGCCATCGCCTATAGACTGATCCACGAGAACCTGCCTAAGTTCATCGATAATATCCTGGTGTTTCAGAAGATCAAGGAGCCAATCGCCAAGGAGCTGGAGCACATCAGGGCAGACTTCAGCGCCGGCGGCTACATCAAGAAGGATGAGCGCCTGGAGGACATCTTTTCCCTGAACTACTATATCCACGTGCTGTCTCAGGCCGGCATCGAGAAGTACAATGCCCTGATCGGCAAGATCGTGACCGAGGGCGATGGCGAGATGAAGGGCCTGAACGAGCACATCAACCTGTATAATCAGCAGAGGGGCCGCGAGGACCGGCTGCCACTGTTCAGACCCCTGTATAAGCAGATCCTGTCTGATAGGGAGCAGCTGTCCTATCTGCCAGAGTCTTTCGAGAAGGACGAGGAGCTGCTGAGGGCCCTGAAGGAGTTTTACGATCACATCGCAGAGGACATCCTGGGAAGGACCCAGCAGCTGATGACAAGCATCTCCGAGTACGATCTGTCCCGGATCTATGTGAGAAACGATAGCCAGCTGACCGACATCTCCAAGAAGATGCTGGGCGATTGGAATGCCATCTACATGGCCCGGGAGAGAGCCTATGACCACGAGCAGGCCCCCAAGCGCATCACAGCCAAGTACGAGAGGGACCGCATCAAGGCCCTGAAGGGCGAGGAGTCTATCAGCCTGGCCAACCTGAACAGCTGCATCGCCTTCCTGGACAACGTGAGGGATTGTCGCGTGGACACCTATCTGTCTACACTGGGACAGAAGGAGGGACCTCACGGCCTGAGCAACCTGGTGGAGAACGTGTTCGCCTCCTACCACGAGGCCGAGCAGCTGCTGTCTTTTCCCTATCCTGAGGAGAACAATCTGATCCAGGACAAGGATAACGTGGTGCTGATCAAGAACCTGCTGGATAATATCAGCGACCTGCAGAGGTTCCTGAAGCCACTGTGGGGCATGGGCGATGAGCCCGACAAGGATGAGAGGTTTTACGGCGAGTACAATTATATCAGGGGCGCCCTGGACCAGGTCATCCCTCTGTATAACAAGGTGCGGAATTATCTGACCCGCAAGCCATACTCCACACGCAAGGTGAAGCTGAACTTCGGCAATAGCCAGCTGCTGTCCGGCTGGGATAGGAACAAGGAGAAGGACAATTCTTGCGTGATCCTGCGCAAGGGCCAGAACTTCTACCTGGCCATCATGAACAATCGGCACAAGCGGAGCTTCGAGAATAAGATGCTGCCCGAGTATAAGGAGGGCGAGCCTTACTTCGAGAAGATGGATTATAAGTTTCTGCCAGACCCCAACAAGATGCTGCCCAAGGTGTTCCTGTCTAAGAAGGGCATCGAGATCTACAAGCCTAGCCCAAAGCTGCTGGAGCAGTATGGCCACGGCACCCACAAGAAGGGCGATACCTTCAGCATGGACGATCTGCACGAGCTGATCGACTTCTTTAAGCACTCCATCGAGGCCCACGAGGATTGGAAGCAGTTCGGCTTTAAGTTCAGCGACACCGCCACATACGAGAACGTGAGCAGCTTCTACCGGGAGGTGGAGGACCAGGGCTACAAGCTGTCTTTTAGAAAGGTGTCCGAGTCTTACGTGTATAGCCTGATCGATCAGGGCAAGCTGTACCTGTTCCAGATCTATAACAAGGACTTTAGCCCTTGTTCCAAGGGCACCCCAAATCTGCACACACTGTACTGGCGGATGCTGTTCGATGAGAGAAACCTGGCCGACGTGATCTATAAGCTGGATGGCAAGGCCGAGATCTTCTTTCGGGAGAAGTCCCTGAAGAATGACCACCCAACCCACCCTGCAGGCAAGCCCATCAAGAAGAAGAGCCGGCAGAAGAAGGGCGAGGAGAGCCTGTTCGAGTACGATCTGGTGAAGGACCGGAGATATACCATGGATAAGTTTCAGTTCCACGTGCCAATCACAATGAACTTTAAGTGCTCTGCCGGCAGCAAGGTGAACGACATGGTGAATGCCCACATCAGGGAGGCCAAGGACATGCACGTGATCGGCATCGATAGGGGCGAGCGCAATCTGCTGTATATCTGCGTGATCGACAGCCGCGGCACCATCCTGGATCAGATCTCCCTGAACACAATCAATGACATCGATTATCACGATCTGCTGGAGTCCAGGGACAAGGATCGCCAGCAGGAGCACAGGAACTGGCAGACCATCGAGGGCATCAAGGAGCTGAAGCAGGGCTACCTGTCTCAGGCCGTGCACCGCATCGCCGAGCTGATGGTGGCCTATAAGGCCGTGGTGGCCCTGGAGGACCTGAACATGGGCTTCAAGCGGGGCAGACAGAAGGTGGAGAGCAGCGTGTACCAGCAGTTTGAGAAGCAGCTGATCGACAAGCTGAATTATCTGGTGGATAAGAAGAAGCGGCCCGAGGACATCGGAGGCCTGCTGAGAGCCTACCAGTTCACCGCCCCTTTCAAGAGCTTTAAGGAGATGGGCAAGCAGAACGGCTTTCTGTTCTATATCCCTGCCTGGAACACATCCAATATCGACCCAACCACAGGCTTCGTGAACCTGTTTCACGTGCAGTACGAGAATGTGGATAAGGCCAAGAGCTTCTTTCAGAAGTTCGACAGCATCTCCTACAACCCTAAGAAGGATTGGTTTGAGTTCGCCTTTGACTATAAGAACTTCACCAAGAAGGCCGAGGGCTCTAGGAGCATGTGGATTCTGTGCACCCACGGCTCCCGGATCAAGAACTTCAGAAATTCTCAGAAGAATGGCCAGTGGGATAGCGAGGAGTTTGCCCTGACCGAGGCCTTCAAGTCCCTGTTTGTGCGGTACGAGATCGATTATACCGCCGACCTGAAAACCGCCATCGTGGACGAGAAGCAGAAGGATTTCTTTGTGGACCTGCTGAAGCTGTTCAAGCTGACCGTGCAGATGAGAAACTCCTGGAAGGAGAAGGACCTGGATTACCTGATCTCTCCAGTGGCCGGCGCCGATGGCAGGTTCTTTGACACACGCGAGGGCAATAAGAGCCTGCCCAAGGACGCAGATGCAAACGGAGCCTATAATATCGCCCTGAAGGGCCTGTGGGCACTGAGGCAGATCAGACAGACCTCCGAGGGCGGCAAGCTGAAGCTGGCCATCTCTAACAAGGAGTGGCTGCAGTTTGTGCAGGAGAGATCCTACGAGAAGGACAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号40)
NLS及びHAタグを含むPrevotella disiens(PdCpf1;pY018):
MENYQEFTNLFQLNKTLRFELKPIGKTCELLEEGKIFASGSFLEKDKVRADNVSYVKKEIDKKHKIFIEETLSSFSISNDLLKQYFDCYNELKAFKKDCKSDEEEVKKTALRNKCTSIQRAMREAISQAFLKSPQKKLLAIKNLIENVFKADENVQHFSEFTSYFSGFETNRENFYSDEEKSTSIAYRLVHDNLPIFIKNIYIFEKLKEQFDAKTLSEIFENYKLYVAGSSLDEVFSLEYFNNTLTQKGIDNYNAVIGKIVKEDKQEIQGLNEHINLYNQKHKDRRLPFFISLKKQILSDREALSWLPDMFKNDSEVIKALKGFYIEDGFENNVLTPLATLLSSLDKYNLNGIFIRNNEALSSLSQNVYRNFSIDEAIDANAELQTFNNYELIANALRAKIKKETKQGRKSFEKYEEYIDKKVKAIDSLSIQEINELVENYVSEFNSNSGNMPRKVEDYFSLMRKGDFGSNDLIENIKTKLSAAEKLLGTKYQETAKDIFKKDENSKLIKELLDATKQFQHFIKPLLGTGEEADRDLVFYGDFLPLYEKFEELTLLYNKVRNRLTQKPYSKDKIRLCFNKPKLMTGWVDSKTEKSDNGTQYGGYLFRKKNEIGEYDYFLGISSKAQLFRKNEAVIGDYERLDYYQPKANTIYGSAYEGENSYKEDKKRLNKVIIAYIEQIKQTNIKKSIIESISKYPNISDDDKVTPSSLLEKIKKVSIDSYNGILSFKSFQSVNKEVIDNLLKTISPLKNKAEFLDLINKDYQIFTEVQAVIDEICKQKTFIYFPISNVELEKEMGDKDKPLCLFQISNKDLSFAKTFSANLRKKRGAENLHTMLFKALMEGNQDNLDLGSGAIFYRAKSLDGNKPTHPANEAIKCRNVANKDKVSLFTYDIYKNRRYMENKFLFHLSIVQNYKAANDSAQLNSSATEYIRKADDLHIIGIDRGERNLLYYSVIDMKGNIVEQDSLNIIRNNDLETDYHDLLDKREKERKANRQNWEAVEGIKDLKKGYLSQAVHQIAQLMLKYNAIIALEDLGQMFVTRGQKIEKAVYQQFEKSLVDKLSYLVDKKRPYNELGGILKAYQLASSITKNNSDKQNGFLFYVPAWNTSKIDPVTGFTDLLRPKAMTIKEAQDFFGAFDNISYNDKGYFEFETNYDKFKIRMKSAQTRWTICTFGNRIKRKKDKNYWNYEEVELTEEFKKLFKDSNIDYENCNLKEEIQNKDNRKFFDDLIKLLQLTLQMRNSDDKGNDYIISPVANAEGQFFDSRNGDKKLPLDADANGAYNIARKGLWNIRQIKQTKNDKKLNLSISSTEWLDFVREKPYLKKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号41)
配列番号41は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号41は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGGAGAACTATCAGGAGTTCACCAACCTGTTTCAGCTGAATAAGACACTGAGATTCGAGCTGAAGCCCATCGGCAAGACCTGCGAGCTGCTGGAGGAGGGCAAGATCTTCGCCAGCGGCTCCTTTCTGGAGAAGGACAAGGTGAGGGCCGATAACGTGAGCTACGTGAAGAAGGAGATCGACAAGAAGCACAAGATCTTTATCGAGGAGACACTGAGCTCCTTCTCTATCAGCAACGATCTGCTGAAGCAGTACTTTGACTGCTATAATGAGCTGAAGGCCTTCAAGAAGGACTGTAAGAGCGATGAGGAGGAGGTGAAGAAAACCGCCCTGCGCAACAAGTGTACCTCCATCCAGAGGGCCATGCGCGAGGCCATCTCTCAGGCCTTTCTGAAGAGCCCCCAGAAGAAGCTGCTGGCCATCAAGAACCTGATCGAGAACGTGTTCAAGGCCGACGAGAATGTGCAGCACTTCTCCGAGTTTACCAGCTATTTCTCCGGCTTTGAGACAAACAGAGAGAATTTCTACTCTGACGAGGAGAAGTCCACATCTATCGCCTATAGGCTGGTGCACGATAACCTGCCTATCTTCATCAAGAACATCTACATCTTCGAGAAGCTGAAGGAGCAGTTCGACGCCAAGACCCTGAGCGAGATCTTCGAGAACTACAAGCTGTATGTGGCCGGCTCTAGCCTGGATGAGGTGTTCTCCCTGGAGTACTTTAACAATACCCTGACACAGAAGGGCATCGACAACTATAATGCCGTGATCGGCAAGATCGTGAAGGAGGATAAGCAGGAGATCCAGGGCCTGAACGAGCACATCAACCTGTATAATCAGAAGCACAAGGACCGGAGACTGCCCTTCTTTATCTCCCTGAAGAAGCAGATCCTGTCCGATCGGGAGGCCCTGTCTTGGCTGCCTGACATGTTCAAGAATGATTCTGAAGTGATCAAGGCCCTGAAGGGCTTCTACATCGAGGACGGCTTTGAGAACAATGTGCTGACACCTCTGGCCACCCTGCTGTCCTCTCTGGATAAGTACAACCTGAATGGCATCTTTATCCGCAACAATGAGGCCCTGAGCTCCCTGTCCCAGAACGTGTATCGGAATTTTTCTATCGACGAGGCCATCGATGCCAACGCCGAGCTGCAGACCTTCAACAATTACGAGCTGATCGCCAATGCCCTGCGCGCCAAGATCAAGAAGGAGACAAAGCAGGGCCGGAAGTCTTTCGAGAAGTACGAGGAGTATATCGATAAGAAGGTGAAGGCCATCGACAGCCTGTCCATCCAGGAGATCAACGAGCTGGTGGAGAATTACGTGAGCGAGTTTAACTCTAATAGCGGCAACATGCCAAGAAAGGTGGAGGACTACTTCAGCCTGATGAGGAAGGGCGACTTCGGCTCCAACGATCTGATCGAAAATATCAAGACCAAGCTGAGCGCCGCAGAGAAGCTGCTGGGCACAAAGTACCAGGAGACAGCCAAGGACATCTTCAAGAAGGATGAGAACTCCAAGCTGATCAAGGAGCTGCTGGACGCCACCAAGCAGTTCCAGCACTTTATCAAGCCACTGCTGGGCACAGGCGAGGAGGCAGATCGGGACCTGGTGTTCTACGGCGATTTTCTGCCCCTGTATGAGAAGTTTGAGGAGCTGACCCTGCTGTATAACAAGGTGCGGAATAGACTGACACAGAAGCCCTATTCCAAGGACAAGATCCGCCTGTGCTTCAACAAGCCTAAGCTGATGACAGGCTGGGTGGATTCCAAGACCGAGAAGTCTGACAACGGCACACAGTACGGCGGCTATCTGTTTCGGAAGAAGAATGAGATCGGCGAGTACGATTATTTTCTGGGCATCTCTAGCAAGGCCCAGCTGTTCAGAAAGAACGAGGCCGTGATCGGCGACTACGAGAGGCTGGATTACTATCAGCCAAAGGCCAATACCATCTACGGCTCTGCCTATGAGGGCGAGAACAGCTACAAGGAGGACAAGAAGCGGCTGAACAAAGTGATCATCGCCTATATCGAGCAGATCAAGCAGACAAACATCAAGAAGTCTATCATCGAGTCCATCTCTAAGTATCCTAATATCAGCGACGATGACAAGGTGACCCCATCCTCTCTGCTGGAGAAGATCAAGAAGGTGTCTATCGACAGCTACAACGGCATCCTGTCCTTCAAGTCTTTTCAGAGCGTGAACAAGGAAGTGATCGATAACCTGCTGAAAACCATCAGCCCCCTGAAGAACAAGGCCGAGTTTCTGGACCTGATCAATAAGGATTATCAGATCTTCACCGAGGTGCAGGCCGTGATCGACGAGATCTGCAAGCAGAAAACCTTCATCTACTTTCCAATCTCCAACGTGGAGCTGGAGAAGGAGATGGGCGATAAGGACAAGCCCCTGTGCCTGTTCCAGATCAGCAATAAGGATCTGTCCTTCGCCAAGACCTTTAGCGCCAACCTGCGGAAGAAGAGAGGCGCCGAGAATCTGCACACAATGCTGTTTAAGGCCCTGATGGAGGGCAACCAGGATAATCTGGACCTGGGCTCTGGCGCCATCTTCTACAGAGCCAAGAGCCTGGACGGCAACAAGCCCACACACCCTGCCAATGAGGCCATCAAGTGTAGGAACGTGGCCAATAAGGATAAGGTGTCCCTGTTCACCTACGACATCTATAAGAACAGGCGCTACATGGAGAATAAGTTCCTGTTTCACCTGAGCATCGTGCAGAACTATAAGGCCGCCAATGACTCCGCCCAGCTGAACAGCTCCGCCACCGAGTATATCAGAAAGGCCGATGACCTGCACATCATCGGCATCGATAGGGGCGAGCGCAATCTGCTGTACTATTCCGTGATCGATATGAAGGGCAACATCGTGGAGCAGGACTCTCTGAATATCATCAGGAACAATGACCTGGAGACAGATTACCACGACCTGCTGGATAAGAGGGAGAAGGAGCGCAAGGCCAACCGGCAGAATTGGGAGGCCGTGGAGGGCATCAAGGACCTGAAGAAGGGCTACCTGAGCCAGGCCGTGCACCAGATCGCCCAGCTGATGCTGAAGTATAACGCCATCATCGCCCTGGAGGATCTGGGCCAGATGTTTGTGACCCGCGGCCAGAAGATCGAGAAGGCCGTGTACCAGCAGTTCGAGAAGAGCCTGGTGGATAAGCTGTCCTACCTGGTGGACAAGAAGCGGCCTTATAATGAGCTGGGCGGCATCCTGAAGGCCTACCAGCTGGCCTCTAGCATCACCAAGAACAATTCTGACAAGCAGAACGGCTTCCTGTTTTATGTGCCAGCCTGGAATACAAGCAAGATCGATCCCGTGACCGGCTTTACAGACCTGCTGCGGCCCAAGGCCATGACCATCAAGGAGGCCCAGGACTTCTTTGGCGCCTTCGATAACATCTCTTACAATGACAAGGGCTATTTCGAGTTTGAGACAAACTACGACAAGTTTAAGATCAGAATGAAGAGCGCCCAGACCAGGTGGACAATCTGCACCTTCGGCAATCGGATCAAGAGAAAGAAGGATAAGAACTACTGGAATTATGAGGAGGTGGAGCTGACCGAGGAGTTCAAGAAGCTGTTTAAGGACAGCAACATCGATTACGAGAACTGTAATCTGAAGGAGGAGATCCAGAACAAGGACAATCGCAAGTTCTTTGATGACCTGATCAAGCTGCTGCAGCTGACACTGCAGATGCGGAACTCCGATGACAAGGGCAATGATTATATCATCTCTCCTGTGGCCAACGCCGAGGGCCAGTTCTTTGACTCCCGCAATGGCGATAAGAAGCTGCCACTGGATGCAGACGCAAACGGAGCCTACAATATCGCCCGCAAGGGCCTGTGGAACATCCGGCAGATCAAGCAGACCAAGAACGACAAGAAGCTGAATCTGAGCATCTCCTCTACAGAGTGGCTGGATTTCGTGCGGGAGAAGCCTTACCTGAAGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号42)
NLS及びHAタグを含むPorphyromonas macacae(PmCpf1;pY09):
MKTQHFFEDFTSLYSLSKTIRFELKPIGKTLENIKKNGLIRRDEQRLDDYEKLKKVIDEYHEDFIANILSSFSFSEEILQSYIQNLSESEARAKIEKTMRDTLAKAFSEDERYKSIFKKELVKKDIPVWCPAYKSLCKKFDNFTTSLVPFHENRKNLYTSNEITASIPYRIVHVNLPKFIQNIEALCELQKKMGADLYLEMMENLRNVWPSFVKTPDDLCNLKTYNHLMVQSSISEYNRFVGGYSTEDGTKHQGINEWINIYRQRNKEMRLPGLVFLHKQILAKVDSSSFISDTLENDDQVFCVLRQFRKLFWNTVSSKEDDAASLKDLFCGLSGYDPEAIYVSDAHLATISKNIFDRWNYISDAIRRKTEVLMPRKKESVERYAEKISKQIKKRQSYSLAELDDLLAHYSEESLPAGFSLLSYFTSLGGQKYLVSDGEVILYEEGSNIWDEVLIAFRDLQVILDKDFTEKKLGKDEEAVSVIKKALDSALRLRKFFDLLSGTGAEIRRDSSFYALYTDRMDKLKGLLKMYDKVRNYLTKKPYSIEKFKLHFDNPSLLSGWDKNKELNNLSVIFRQNGYYYLGIMTPKGKNLFKTLPKLGAEEMFYEKMEYKQIAEPMLMLPKVFFPKKTKPAFAPDQSVVDIYNKKTFKTGQKGFNKKDLYRLIDFYKEALTVHEWKLFNFSFSPTEQYRNIGEFFDEVREQAYKVSMVNVPASYIDEAVENGKLYLFQIYNKDFSPYSKGIPNLHTLYWKALFSEQNQSRVYKLCGGGELFYRKASLHMQDTTVHPKGISIHKKNLNKKGETSLFNYDLVKDKRFTEDKFFFHVPISINYKNKKITNVNQMVRDYIAQNDDLQIIGIDRGERNLLYISRIDTRGNLLEQFSLNVIESDKGDLRTDYQKILGDREQERLRRRQEWKSIESIKDLKDGYMSQVVHKICNMVVEHKAIVVLENLNLSFMKGRKKVEKSVYEKFERMLVDKLNYLVVDKKNLSNEPGGLYAAYQLTNPLFSFEELHRYPQSGILFFVDPWNTSLTDPSTGFVNLLGRINYTNVGDARKFFDRFNAIRYDGKGNILFDLDLSRFDVRVETQRKLWTLTTFGSRIAKSKKSGKWMVERIENLSLCFLELFEQFNIGYRVEKDLKKAILSQDRKEFYVRLIYLFNLMMQIRNSDGEEDYILSPALNEKNLQFDSRLIEAKDLPVDADANGAYNVARKGLMVVQRIKRGDHESIHRIGRAQWLRYVQEGIVEKRPAATKKAGQAKKKKGSYPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA
(配列番号43)
配列番号43は、核局在化シグナル(KRPAATKKAGQAKKKK)(配列番号12)、その次にグリシン-セリンリンカー(GS)、その次にHAタグ(YPYDVPDYAYPYDVPDYAYPYDVPDYA)(配列番号13)を含む。
配列番号43は以下のヌクレオチド配列によってコードされ得る。
ATGAAAACCCAGCACTTCTTTGAGGACTTCACAAGCCTGTACTCTCTGAGCAAGACCATCCGGTTTGAGCTGAAGCCAATCGGCAAGACCCTGGAGAACATCAAGAAGAATGGCCTGATCCGGAGAGATGAGCAGAGACTGGACGATTACGAGAAGCTGAAGAAAGTGATCGACGAGTATCACGAGGATTTCATCGCCAACATCCTGAGCTCCTTTTCCTTCTCTGAGGAGATCCTGCAGTCCTACATCCAGAATCTGAGCGAGTCCGAGGCCAGGGCCAAGATCGAGAAAACCATGCGCGACACACTGGCCAAGGCCTTCTCTGAGGATGAGAGGTACAAGAGCATCTTTAAGAAGGAGCTGGTGAAGAAGGACATCCCCGTGTGGTGCCCTGCCTATAAGAGCCTGTGCAAGAAGTTCGATAACTTTACCACATCTCTGGTGCCCTTCCACGAGAACAGGAAGAACCTGTATACCAGCAATGAGATCACAGCCTCTATCCCTTATCGCATCGTGCACGTGAACCTGCCAAAGTTTATCCAGAATATCGAGGCCCTGTGCGAGCTGCAGAAGAAGATGGGCGCCGACCTGTACCTGGAGATGATGGAGAACCTGCGCAACGTGTGGCCCAGCTTCGTGAAAACCCCAGACGACCTGTGCAACCTGAAAACCTATAATCACCTGATGGTGCAGTCTAGCATCAGCGAGTACAACAGGTTTGTGGGCGGCTATTCCACCGAGGACGGCACAAAGCACCAGGGCATCAACGAGTGGATCAATATCTACAGACAGAGGAATAAGGAGATGCGCCTGCCTGGCCTGGTGTTCCTGCACAAGCAGATCCTGGCCAAGGTGGACTCCTCTAGCTTCATCAGCGATACACTGGAGAACGACGATCAGGTGTTTTGCGTGCTGAGACAGTTCAGGAAGCTGTTTTGGAATACCGTGTCCTCTAAGGAGGACGATGCCGCCTCCCTGAAGGACCTGTTCTGTGGCCTGTCTGGCTATGACCCTGAGGCCATCTACGTGAGCGATGCCCACCTGGCCACAATCTCCAAGAACATCTTTGACAGATGGAATTACATCTCCGATGCCATCAGGCGCAAGACCGAGGTGCTGATGCCACGGAAGAAGGAGAGCGTGGAGAGATATGCCGAGAAGATCTCCAAGCAGATCAAGAAGAGACAGTCTTACAGCCTGGCCGAGCTGGACGATCTGCTGGCCCACTATAGCGAGGAGTCCCTGCCCGCAGGCTTCTCTCTGCTGAGCTACTTTACATCTCTGGGCGGCCAGAAGTATCTGGTGAGCGACGGCGAAGTGATCCTGTACGAGGAGGGCAGCAACATCTGGGACGAGGTGCTGATCGCCTTCAGGGATCTGCAGGTCATCCTGGACAAGGACTTCACCGAGAAGAAGCTGGGCAAGGATGAGGAGGCCGTGTCTGTGATCAAGAAGGCCCTGGACAGCGCCCTGCGCCTGCGGAAGTTCTTTGATCTGCTGTCCGGCACAGGCGCAGAGATCAGGAGAGACAGCTCCTTCTATGCCCTGTATACCGACCGGATGGATAAGCTGAAGGGCCTGCTGAAGATGTATGATAAGGTGAGAAACTACCTGACCAAGAAGCCTTATTCCATCGAGAAGTTCAAGCTGCACTTTGACAACCCATCCCTGCTGTCTGGCTGGGATAAGAATAAGGAGCTGAACAATCTGTCTGTGATCTTCCGGCAGAACGGCTACTATTACCTGGGCATCATGACACCCAAGGGCAAGAATCTGTTCAAGACCCTGCCTAAGCTGGGCGCCGAGGAGATGTTTTATGAGAAGATGGAGTACAAGCAGATCGCCGAGCCTATGCTGATGCTGCCAAAGGTGTTCTTTCCCAAGAAAACCAAGCCAGCCTTCGCCCCAGACCAGAGCGTGGTGGATATCTACAACAAGAAAACCTTCAAGACAGGCCAGAAGGGCTTTAATAAGAAGGACCTGTACCGGCTGATCGACTTCTACAAGGAGGCCCTGACAGTGCACGAGTGGAAGCTGTTTAACTTCTCCTTTTCTCCAACCGAGCAGTATCGGAATATCGGCGAGTTCTTTGACGAGGTGAGAGAGCAGGCCTACAAGGTGTCCATGGTGAACGTGCCCGCCTCTTATATCGACGAGGCCGTGGAGAACGGCAAGCTGTATCTGTTCCAGATCTACAATAAGGACTTCAGCCCCTACTCCAAGGGCATCCCTAACCTGCACACACTGTATTGGAAGGCCCTGTTCAGCGAGCAGAATCAGAGCCGGGTGTATAAGCTGTGCGGAGGAGGAGAGCTGTTTTATAGAAAGGCCAGCCTGCACATGCAGGACACCACAGTGCACCCCAAGGGCATCTCTATCCACAAGAAGAACCTGAATAAGAAGGGCGAGACAAGCCTGTTCAACTACGACCTGGTGAAGGATAAGAGGTTTACCGAGGACAAGTTCTTTTTCCACGTGCCTATCTCTATCAACTACAAGAATAAGAAGATCACCAACGTGAATCAGATGGTGCGCGATTATATCGCCCAGAACGACGATCTGCAGATCATCGGCATCGACCGCGGCGAGCGGAATCTGCTGTATATCAGCCGGATCGATACAAGGGGCAACCTGCTGGAGCAGTTCAGCCTGAATGTGATCGAGTCCGACAAGGGCGATCTGAGAACCGACTATCAGAAGATCCTGGGCGATCGCGAGCAGGAGCGGCTGAGGCGCCGGCAGGAGTGGAAGTCTATCGAGAGCATCAAGGACCTGAAGGATGGCTACATGAGCCAGGTGGTGCACAAGATCTGTAACATGGTGGTGGAGCACAAGGCCATCGTGGTGCTGGAGAACCTGAATCTGAGCTTCATGAAGGGCAGGAAGAAGGTGGAGAAGTCCGTGTACGAGAAGTTTGAGCGCATGCTGGTGGACAAGCTGAACTATCTGGTGGTGGATAAGAAGAACCTGTCCAATGAGCCAGGAGGCCTGTATGCAGCATACCAGCTGACCAATCCACTGTTCTCTTTTGAGGAGCTGCACAGATACCCCCAGAGCGGCATCCTGTTTTTCGTGGACCCATGGAACACCTCTCTGACAGATCCCAGCACAGGCTTCGTGAATCTGCTGGGCAGAATCAACTACACCAATGTGGGCGACGCCCGCAAGTTTTTCGATCGGTTTAACGCCATCAGATATGACGGCAAGGGCAATATCCTGTTCGACCTGGATCTGTCCAGATTTGATGTGAGGGTGGAGACACAGAGGAAGCTGTGGACACTGACCACATTCGGCTCTCGCATCGCCAAATCCAAGAAGTCTGGCAAGTGGATGGTGGAGCGGATCGAGAACCTGAGCCTGTGCTTTCTGGAGCTGTTCGAGCAGTTTAATATCGGCTACAGAGTGGAGAAGGACCTGAAGAAGGCCATCCTGAGCCAGGATAGGAAGGAGTTCTATGTGCGCCTGATCTACCTGTTTAACCTGATGATGCAGATCCGGAACAGCGACGGCGAGGAGGATTATATCCTGTCTCCCGCCCTGAACGAGAAGAATCTGCAGTTCGACAGCAGGCTGATCGAGGCCAAGGATCTGCCTGTGGACGCAGATGCAAACGGAGCATACAATGTGGCCCGCAAGGGCCTGATGGTGGTGCAGAGAATCAAGAGGGGCGACCACGAGTCCATCCACAGGATCGGAAGGGCACAGTGGCTGAGATATGTGCAGGAGGGCATCGTGGAGAAAAGGCCGGCGGCCACGAAAAAGGCCGGCCAGGCAAAAAAGAAAAAGGGATCCTACCCATACGATGTTCCAGATTACGCTTATCCCTACGACGTGCCTGATTATGCATACCCATATGATGTCCCCGACTATGCCTAA
(配列番号44)
上記の非限定的な配列のいくつかは、核局在化シグナル及び/またはタグ配列(例えばHAタグなど)などの配列を含む。様々な実施形態において、異なる核局在化シグナルが存在し得る。いくつかの実施形態において、核局在化シグナルを用いない。ある実施形態において、タグ(例えばHAタグ)を用いない。
タンパク質(例えば遺伝子編集複合体中のタンパク質など)に関する様々な実施形態において、タンパク質は核局在化シグナルを含み得る。例えば、タンパク質(例えばCasタンパク質)は核局在化シグナル(NLS)を含み得る。そのようなシグナルは当該技術分野において公知であり、Kalderon et al., (1984) Cell 39 (3 Pt 2): 499-509; Makkerh et al., (1996) Curr Biol. 6 (8): 1025-7;及びDingwall et al., (1991) Trends in Biochemical Sciences 16 (12): 478-81に非限定例が記載されており、それぞれの内容を参照により本明細書に援用する。核局在化シグナルの具体的な非限定例としては、GGSGPPKKKRKV(配列番号5)、KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号12)、PKKKRKV(配列番号45)、KR[PAATKKAGQA]KKKK(配列番号46)、KR[XXXXXXXXXX]KKKK(配列番号47)、KKXK(配列番号48)、KRXK(配列番号49)、KKXR(配列番号50)、KRXR(配列番号51)、AVKRPAATKKAGQAKKKKLD(配列番号52)、MSRRRKANPTKLSENAKKLAKEVEN(配列番号53)、PAAKRVKLD(配列番号54)、及びKLKIKRPVK(配列番号55)が挙げられる。
全般的な定義及び全般的な技術
別途具体的に定義しない限り、本明細書で用いるすべての科学技術用語は、当業者(例えば細胞培養、分子遺伝学、及び生化学における)によって一般に理解されるものと同じ意味を有するとみなすものとする。
本明細書で用いる場合、数値または範囲との関連における用語「約」は、文脈上より限定された範囲に解釈されない限り、列挙または特許請求した数値または範囲の±10%を意味する。
上記の説明及び特許請求の範囲において、「の少なくとも1つ」または「の1つ以上」などの語句が要素または特徴の一連のリストの前に現れる場合がある。用語「及び/または」が2つ以上の要素または特徴のリストの中に現れる場合がある。用いられる文脈と暗示的または明示的に別途矛盾しない限り、そのような語句は、リストに挙げた要素もしくは特徴のいずれかを個別に、または列挙した要素もしくは特徴のいずれかを他の列挙した要素もしくは特徴のいずれかと併せて意味することを意図する。例えば、語句「A及びBの少なくとも1つ」、「A及びBの1つ以上」、ならびに「A及び/またはB」はすべて、「Aのみ、Bのみ、またはA及びBともに」を意味することを意図する。3つ以上の事項を含むリストについても同様の解釈を意図する。例えば、語句「A、B、及びCの少なくとも1つ」、「A、B、及びCの1つ以上」、ならびに「A、B、及び/またはC」はすべて、「Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBともに、A及びCともに、B及びCともに、またはA及びB及びCともに」を意味することを意図する。さらに、上記及び特許請求の範囲における用語「に基づく」の使用は、「に少なくとも部分的に基づく」を意味することを意図し、そのため、列挙していない特徴または要素も許容される。
用語「原形質膜」及び「細胞膜」は、本明細書では同じ意味で用いられ、細胞の外側の環境から細胞の内部を隔てる半透膜のことをいう。
本明細書で用いる場合、「発現ベクター」は、1つ以上のポリヌクレオチドの発現を引き起こすことのできるDNAまたはRNAベクターである。発現ベクターは宿主細胞内で複製も可能であることが好ましい。発現ベクターは原核性または真核性のいずれかとすることができ、典型的にはプラスミドである。本発明の発現ベクターには、本明細書に記載の原核細胞または真核細胞、例えば原生動物、藻類、真菌、酵母、植物、動物、脊椎動物、無脊椎動物、節足動物、哺乳類、げっ歯類、霊長類、またはヒト細胞のうちの1つなどの本発明の宿主細胞において機能する(すなわち遺伝子発現を誘導する)任意のベクターが含まれる。本発明の発現ベクターは、調節配列、例えば転写制御配列、翻訳制御配列、複製起点、及び宿主細胞と適合性のあり、ポリヌクレオチドの発現を制御する他の調節配列などを含有する。特に、本発明の発現ベクターは転写制御配列を含む。転写制御配列は、転写の開始、伸長、及び終了を制御する配列である。特に重要な転写制御配列は、転写開始を制御するもの、例えばプロモーター、エンハンサー、オペレーター及びリプレッサー配列などである。好適な転写制御配列としては、本発明の細胞の少なくとも1つにおいて機能することのできる任意の転写制御配列が挙げられる。様々なそのような転写制御配列が当業者には公知である。好ましい実施形態において、本方法は、核酸分子またはコンストラクトを送達するためのウイルスベクター、例えばアデノウイルスなどの使用を含まない。
パラメータ範囲を規定する場合、その範囲内のすべての整数及びその10分の1も本発明によって規定されることが理解される。例えば、「0.2~5mg」は、5.0mg以下の0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mgなどの開示である。
用いられる文脈と暗示的または明示的に別途矛盾しない限り、細胞の「圧搾」、「圧搾すること」、「変形」などへの言及は、最小限の細胞傷害性で細胞のサイトゾル内に巨大分子を直接送達するために用いられるプロセスのことをいう。このアプローチの根底にある原理は、標的細胞の急速な機械的変形、または圧搾による一時的な膜破砕であり、これが液状媒体中の巨大分子の拡散による取込みを可能とし、その後、細胞膜修復が生じる(例えば2014年9月25日に公開された米国特許出願公開第2014/0287509号;2015年10月30日に出願されたPCT国際特許出願第PCT/US2015/058489号;及び2015年11月13日に出願されたPCT国際特許出願第PCT/2015/060689号を参照、それぞれの全内容を参照により本明細書に援用する)。
本明細書で用いる場合、「gRNA」はCRISPR-CasシステムガイドRNAのことをいう。
本明細書で用いる場合、用語「タンパク質複合体」は、結合パートナーとのタンパク質の特異的結合から生じる複合ユニットのことをいい、ここで前記結合パートナーは、前記タンパク質複合体を形成する1つ以上のタンパク質、1つ以上の核酸、または1つ以上のタンパク質及び1つ以上の核酸の組合せなどとすることができる。タンパク質複合体はタンパク質-タンパク質複合体、タンパク質-核酸複合体などであり得る。ある実施形態において、タンパク質複合体はタンパク質-タンパク質相互作用、例えば異なるタンパク質間の相互作用、または同じタンパク質の二量体、三量体、四量体もしくはより高位のオリゴマーを含み得る。タンパク質複合体のサブユニット間の(例えば2つ以上のタンパク質を含むタンパク質-タンパク質複合体もしくはタンパク質-核酸複合体における)またはタンパク質と核酸との間の(例えばタンパク質-核酸複合体における)相互作用は、一般に非結合性相互作用、例えば水素架橋、π電子系、例えば(任意により共役)C--C二重結合または芳香環、例えばフェニル、及びヘテロ芳香環、例えばピロール、イミダゾール、インドール、ピリミジンもしくはプリン環などに起因する相互作用、ならびに金属原子と酸素、窒素または硫黄原子との間の相互作用などであるが、弱い、特に可逆的な共有結合性相互作用、例えば硫黄-硫黄架橋でもあり得る。
「タンパク質-タンパク質複合体」は、タンパク質間の相互作用によって形成された2つ以上のタンパク質の組合せである複合ユニットを意味する。必ずしもこれに限らないが典型的には、「タンパク質複合体」は特異的な非共有結合性親和力を介した2つ以上のタンパク質同士の結合によって形成される。しかし、相互作用しているパートナー間で共有結合も存在し得る。例えば、2つの相互作用しているパートナーは、タンパク質複合体がより安定となるように共有結合で架橋される場合もある。
同様に、「タンパク質-核酸複合体」は、タンパク質と核酸との間の相互作用を含む相互作用によって形成された少なくとも1つのタンパク質及び少なくとも1つの核酸の組合せである複合ユニットを意味する。典型的には、「タンパク質-核酸複合体」は非共有結合性親和力を介したタンパク質及び核酸の結合によって形成されるが、必ずしもこれに限らない。
様々な実施形態において、遺伝子編集複合体はタンパク質-核酸複合体、例えばRNPなどである。RNPの非限定例はCasタンパク質及びgRNAを含むCRISPR-Cas RNPである。
本明細書に記載の方法及びデバイスは、完全で機能的な遺伝子編集複合体を細胞内に送達する。遺伝子編集複合体のコンポーネントは送達中に解離することなく、細胞内への送達後も機能を維持する。
完全で機能的な遺伝子編集複合体が細胞に送達されたかどうか判定するために、様々なアッセイが利用可能である。例えば、完全で機能的な遺伝子編集複合体が細胞に送達されたことを示すために、遺伝子編集複合体による遺伝子編集の検出が用いられ得る。代替としてまたは追加で、遺伝子編集複合体が送達された細胞は非変性条件(例えば非変性バッファーまたはフレンチプレスなど)を用いて溶解され、非変性ゲルを用いてライセートが分析され、遺伝子編集複合体が細胞内で完全な状態であったかどうか判定され得る。代替としてまたは追加で、細胞は非変性条件を用いて溶解され、その後、免疫沈降を用いてライセートから遺伝子編集複合体が単離され得る(すなわち、免疫沈降を用いて複合体の1つのコンポーネントを別のコンポーネントと共単離できることを確認するため)。単離した遺伝子編集複合体は、遺伝子編集複合体が送達前/細胞圧搾前バッファー中に存在したかどうか、また、複合体がマイクロ流体/圧搾処理の後で処理した細胞内に存在し、完全及び/または機能的であるかどうか判定するために、非変性ゲルまたは変性アッセイ(例えばドデシル硫酸ナトリウム・ポリアクリルアミドゲル電気泳動など)を用いて、細胞への送達の前または後にアッセイすることができる。CRISPR-Cas9 RNPに関するいくつかの実施形態において、約145、150、155、または145~160kDaの非変性ゲル上のバンドは、RNPが完全で機能的な遺伝子編集複合体として細胞内に送達されたことを示し得る。
本明細書で用いる場合、デバイス寸法は長さ、幅、及び任意により狭窄部の数を示す一連の数値で表される(例えば30μm-6m×5は長さ30μm、幅6μm、及び5つの狭窄部のデバイスを表す)。
例示的実施形態
本主題の態様は、溶液中の細胞を準備すること;細胞変形狭窄部を含むマイクロ流体チャネルに溶液を通過させること;狭窄部に細胞を通過させ、その結果、細胞に圧力が加わり、タンパク質及び核酸が透過するのに十分大きな細胞の摂動を引き起こすこと;ならびに細胞が狭窄部を通過する前、その最中、及び/またはその後に、細胞をタンパク質及び核酸と接触させることを含む、細胞内へのタンパク質及び核酸の送達方法を提供する。
いくつかの実施形態において、前記溶液は、細胞が狭窄部を通過する前、その最中、及び/またはその後にタンパク質及び核酸を含む。
いくつかの実施形態において、タンパク質及び核酸はタンパク質-核酸複合体を形成する。
いくつかの実施形態において、タンパク質及び核酸はタンパク質-核酸複合体のコンポーネントであるが、細胞への送達時には複合体化していない。
いくつかの実施形態において、タンパク質及び核酸は細胞内への送達後にタンパク質-核酸複合体を形成する。
いくつかの実施形態において、タンパク質及び核酸は細胞内への送達前にタンパク質-核酸複合体を形成する。
いくつかの実施形態において、タンパク質及び核酸は遺伝子編集コンポーネント含む。
いくつかの実施形態において、前記タンパク質-核酸複合体はリボ核タンパク質(RNP)を含む。
いくつかの実施形態において、(a)タンパク質はCasタンパク質またはCpf1タンパク質であり;(b)核酸はシングルガイドRNA(sgRNA)またはCRISPR RNA(crRNA)及びトランスアクチベーティングcrRNA(tracrRNA)である。
いくつかの実施形態において、複合体はCasタンパク質またはCpf1タンパク質及びsgRNAをふくむRNPであり、Casタンパク質またはCpf1タンパク質及びsgRNAは約0.5、2.0、2.5、または3.0モル濃度超(molar excess)のCasタンパク質またはCpf1タンパク質を用いて複合体化されている。
いくつかの実施形態において、Casタンパク質はCas9タンパク質を含む。
いくつかの実施形態において、前記タンパク質-核酸複合体は第1RNP及び第2RNPを含む。
いくつかの実施形態において、第1RNP及び第2RNPは両方ともニッカーゼである。
いくつかの実施形態において、第1RNPは第2RNPの標的配列とは異なる標的配列にニックを入れる。
いくつかの実施形態において、前記タンパク質-核酸複合体はTALENタンパク質、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、またはCreリコンビナーゼを含む。
いくつかの実施形態において、核酸はTALENタンパク質、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、またはCreリコンビナーゼをコードするmRNAを含む。
いくつかの実施形態において、前記タンパク質-核酸複合体は、(a)静電引力を介してタンパク質と複合体化している核酸分子;(b)タンパク質に巻きついた核酸分子;(c)DNA及びヒストン;(d)リボ核タンパク質(RNP);(e)リボソーム、酵素テロメラーゼ、ヴォールトリボ核タンパク質、RNase P、hnRNP、もしくは核内低分子RNP(snRNP);または(f)タンパク質を含む染色体を含む。
いくつかの実施形態において、溶液はドナーDNAをさらに含む。
いくつかの実施形態において、溶液は、細胞が狭窄部を通過する前、その最中、及び/またはその後に、ドナーDNAをさらに含む。
いくつかの実施形態において、前記細胞は哺乳類細胞を含む。
いくつかの実施形態において、前記細胞はヒト細胞を含む。
いくつかの実施形態において、狭窄部の直径は、タンパク質及び核酸が通過するのに十分大きな細胞膜の一時的な摂動を誘発するように選択される。
いくつかの実施形態において、狭窄部の直径は細胞の直径の約20~99%である。
いくつかの実施形態において、狭窄部の直径は細胞の直径の約60%である。
いくつかの実施形態において、マイクロ流体チャネルはマイクロ流体システムにおける複数の並列マイクロ流体チャネルのうちの1つである。
いくつかの実施形態において、複数の並列マイクロ流体チャネルは少なくとも約2、5、10、20、25、30、40、45、50、75、100、500、1,000、または2~1,000のマイクロ流体チャネルを含む。
いくつかの実施形態において、細胞は複数の細胞であり、複数の並列マイクロ流体チャネルのうちの1つに各細胞を通過させ、複数の並列マイクロ流体チャネルの各マイクロ流体チャネルは細胞変形狭窄部を含む。
いくつかの実施形態において、(a)狭窄部の直径は約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、2~10μm、もしくは10~20μmであり;(b)狭窄部の長さは約10、15、20、24、30、40、50、60、70、80、90、100、10~40、10~50、10~60、もしくは10~100μmであり;(c)マイクロ流体チャネルに溶液を通過させるために約10、20、30、40、50、60、70、80、90、100もしくは10~100psiの圧力を用い;(d)細胞は約300、400、500、600、700、800、900、100~300、200~700、250~400、100~1000mm/s、1~1000mm/s、1m/s、2m/s、3m/s、4m/s、5m/s、6m/s、7m/s、8m/s、9m/s、10m/s、0.01~5m/s、5~10m/s、もしくは0.01~10m/sの速度でマイクロ流体チャネルを通過し;(e)前記マイクロ流体チャネルは直列した複数の細胞変形狭窄部を含み;(f)前記マイクロ流体チャネルは単一の細胞変形狭窄部を含み;(g)細胞膜の摂動は約1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、もしくは600nmの最大直径を含み;及び/または(h)約1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、もしくは600nmの最大直径を有する細胞膜の摂動は少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または1~10分間細胞膜上で持続する。
いくつかの実施形態において、細胞にタンパク質及び核酸を送達した後、(a)細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する;または(b)細胞が複数の細胞であり、複数の細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する。
いくつかの実施形態において、細胞にタンパク質及び核酸を送達した約1、2、5、12、24、1~12、6~12、6~18、12~24、または1~24時間後、(a)細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する;または(b)細胞が複数の細胞であり、複数の細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する。
いくつかの実施形態において、細胞にタンパク質及び核酸を送達した後、(a)細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する;または(b)細胞が複数の細胞であり、複数の細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する。
いくつかの実施形態において、細胞にタンパク質及び核酸を送達した約1、2、5、12、24、1~12、6~12、6~18、12~24、または1~24時間後、(a)細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する;または(b)細胞が複数の細胞であり、複数の細胞における標的遺伝子の発現が少なくとも約5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する。
本主題の態様は、少なくとも1つのマイクロ流体チャネルを含み、前記チャネルが約30μmの狭窄部長さ及び約4μmの狭窄部幅を備える、細胞にタンパク質-核酸複合体を送達するためのデバイスを提供する。
本発明のより完全な理解を容易にするために実施例を以下に提供する。以下の実施例は本発明を実行及び実施する例示的な様式を示す。しかし、同様の結果を得るために代替的方法を利用することができるので、本発明の範囲はこれらの実施例において開示する特定の実施形態に限定されず、これらは例示目的にすぎない。
実施例1:CRISPR/Cas9遺伝子編集複合体を送達するためにCellSqueeze(SQZ)を用いた初代ヒトT細胞におけるB2M遺伝子座の編集
SQZプラットフォームのCas9リボ核タンパク質(RNP;シングルガイドRNAと複合体化した組換えCas9タンパク質)を送達し、モデル遺伝子座としてのMHCクラス1のβミクログロブリンコンポーネント(B2M)の効率的なゲノム編集を達成する能力を実証するために、未刺激ヒトT細胞において一連の実験を行った。
未刺激ヒトT細胞へのCas9 RNPの送達
標準的なFicollグラジエントを用いて新鮮なPBMCをヒト血液から単離した。次に、T細胞をネガティブセレクション(ヒトT細胞富化キット(StemCell Technologies))、計数、洗浄して、送達のためにOptiMEM中に10~20×10細胞/mLで再懸濁した。B2M遺伝子座を特異的に標的化するように設計された2.5モル濃度超の非改変gRNA(PNA Bio)と10μgの組換えCAS9(PNA Bio)を予め複合体化した。組換えCAS9を20mM Hepes、150mM KC1、1%スクロースの最終濃度の溶液に再構成する。CAS9溶液にgRNAを直接添加し、氷上で20分間インキュベートして複合体を形成させる。再懸濁した細胞に複合体を直接添加する。SQZ媒介送達の前にRNP複合体を氷上で20分間インキュベートした。送達効率の代理として用いた3kD-Cascade Blueデキストラン(0.15mg/mL)とともにRNP(2.2uM)を共送達した。2つの異なるチップ、10-4及び30-4を用いて60及び90psiの圧力で複合体を送達した。チップは同じ幅(4μm)の狭窄部を有するが、2つの異なる狭窄部長さ(30対10μm)を有する。
送達の48時間後、FACSベースの読取りを用いてB2Mタンパク質レベルを測定した。B2M発現の減少を機能的な編集の尺度として用いた。1)Cell Squeezeプロセスを用いた送達プロセスと同じ時間室温でRNP複合体とともにインキュベートしたT細胞(エンドサイトーシス対照;「endo対照」)、及び2)gRNAはなしでCas9タンパク質とともに圧搾したT細胞の2つの対照を用いた。4つの異なる細胞集団についてB2M発現対送達されたデキストランのプロットを示す(図4)。Cas9対照におけるB2M発現はエンドサイトーシス対照と有意差がなかった。90psiで30-4チップを用いたRNPの送達の結果、endo対照と比較してB2M発現は54.4%減少した一方で、90psiで10-4チップの結果、B2M発現の減少は25.2%となった。狭窄部が長いチップの方が、RNP複合体の送達が多く、B2M発現の減少が大きいという結果になった。
低、中及び高送達集団の境界を定めるためにデキストラン送達を用いた。そして、B2M染色の平均蛍光強度(MFI)を用いて、これらの特定の集団についてのB2Mノックダウンの効率の差を求めた。10-4チップでは、中程度に送達された集団の71,173及び低度または送達されなかった集団の83,676に対して、高度に送達された集団のMFIは18,637であった。この高送達集団でのB2M染色の5倍近い低下は、送達がRNP活性に影響を及ぼす程度を実証している。同様に、30-4チップでは、中程度に送達された集団の44,207及び低度に送達された集団の54,159に対して、高度に送達された集団のMFIは16,460であった。これらのデータは、編集効率に対して、単一集団内でさえも、細胞のサイトゾルへの遺伝子編集複合体の細胞圧搾送達システムが重要性を有することを実証している。
FACS読取りを確証するために、第2の配列ベースの分析も用いたが、この分析では、標的領域に隣接するプライマーを用いてDNAを抽出して増幅し、これにより次世代シーケンシング(NGS)用の編集領域のアンプリコンを生成した。NGS読取りからCRISPRバリアントを検出するように設計された単純なアルゴリズムを用いてシーケンシング結果を分析した。予想した通り、配列ベースの読取りはより高い編集効率を示した。実際に、シーケンシングにおいて同定されたインデルの中には依然として機能的な全長タンパク質が得られるものがあった(すなわち、得られるアミノ酸を変化させなかった一塩基置換)。
Figure 0007278027000035
これらのデータにより、Cell Squeezeプラットフォームによって送達された場合におけるRNP複合体の編集を成功させる能力が実証された。
編集効率に対するRNP複合体の量による影響
30-4チップを用いて、1)標準1×RNP複合体(10ug Cas9、2.5モル濃度超のgRNA)及び2)0.1×標準RNP複合体量の2つの異なるRNP量で、未刺激ヒトT細胞にRNP複合体を送達した。送達の48時間後、FACSベースの読取りを用いてB2Mタンパク質レベルを測定した。B2M発現の減少を機能的な編集の尺度として用いた。4つの異なる細胞集団についてB2M発現対送達されたデキストランのプロットを以下に示す。1)Cell Squeezeプロセスを用いた送達プロセスと同じ時間室温で1×RNP複合体でインキュベートしたT細胞(エンドサイトーシス対照)、及び2)gRNAはなしでCas9タンパク質とともに圧搾したT細胞の2つの対照を用いた(図5)。
Cas9対照(gRNAなしのCas9タンパク質)におけるB2M発現はエンドサイトーシス対照と有意差がない。多い量のRNP複合体(1×RNP複合体(10ug CAS9、2.5モル濃度超のgRNA))でのB2M陽性細胞の減少は55.4%であったのに対して、少ない量のRNP複合体(0.1×RNP)ではB2M陽性細胞の減少は20.7%となった。この実験はRNPの送達に直接関連する投与量依存的反応を実証している。
その他の実施形態
引用文献は参照により本明細書に援用される。援用した内容のいずれかが本開示と矛盾する場合には、本開示が優先するものとする。さらに、特許請求の範囲の有効性を維持するのに必要である場合、必要な範囲で、参照により本明細書に援用する内容は無視されるべきである。
さらに、上記の説明では本発明について言及しているが、説明は2つ以上の発明を含み得る。
本明細書に記載の主題は、所望の構成に応じて、システム、機器、方法、及び/または物品で具現化することができる。上述の説明で示した実施態様は、本明細書に記載の主題に合致するすべて実施態様を表すものではない。むしろ、記載した主題に関する態様と合致するいくつかの例にすぎない。上記では少数の変形しか詳細に記載していないが、他の修正または追加が可能である。特に、本明細書に記載のものに加えて、さらなる特徴及び/または変形がもたらされ得る。例えば、上記の実施態様は、開示した特徴の様々な組合せ及び部分的組合せ、及び/または上述のいくつかのさらなる特徴の組合せ及び部分的組合せを対象とすることができる。さらに、添付の図に示した及び/または本明細書に記載した論理の流れは、望ましい結果を得るためには、必ずしも示した特定の順序、または順番である必要はない。他の実施態様が以下の特許請求の範囲内であり得る。

Claims (21)

  1. 細胞内への核酸-タンパク質複合体の送達方法であって、前記核酸-タンパク質複合体の核酸が静電相互作用を介して前記核酸-タンパク質複合体のタンパク質と複合体化しており、前記方法が、
    懸濁液中の細胞を準備すること;
    細胞変形狭窄部を含むマイクロ流体チャネルに前記懸濁液を通過させ、前記核酸-タンパク質複合体が通過するのに十分大きな前記細胞の摂動を誘導すること;ならびに
    前記細胞が前記狭窄部を通過する前、及び/またはその最中に、前記細胞を前記核酸-タンパク質複合体と接触させること;
    を含み、
    前記狭窄部の直径が、2~10μmであり、
    前記マイクロ流体チャネルに前記懸濁液を通過させるために、10~200psiの圧力が用いられる、
    前記方法。
  2. 前記細胞が前記狭窄部を通過する前に、前記細胞を前記核酸-タンパク質複合体と接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記細胞が前記狭窄部を通過する最中に、前記細胞を前記核酸-タンパク質複合体と接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記核酸-タンパク質複合体が、遺伝子編集コンポーネントを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記核酸-タンパク質複合体が、
    (a)リボ核タンパク質(RNP);または
    (b)第1RNP及び第2RNP;
    を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記核酸-タンパク質複合体が、
    (a)Casタンパク質またはCpf1タンパク質;ならびに
    (b)シングルガイドRNA(sgRNA)またはCRISPR RNA(crRNA)及びトランスアクチベーティングcrRNA(tracrRNA);を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記核酸-タンパク質複合体が、Casタンパク質またはCpf1タンパク質及びsgRNAを含むRNPを含み、前記Casタンパク質または前記Cpf1タンパク質及び前記sgRNAが、1:10~10:1のモル比で複合体化された、請求項6に記載の方法。
  8. 前記Casタンパク質がCas9タンパク質である、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1RNP及び前記第2RNPが、両方ともニッカーゼである、請求項5に記載の方法。
  10. 前記第1RNPが、前記第2RNPの標的配列とは異なる標的配列にニックを入れる、請求項5に記載の方法。
  11. 前記懸濁液が、ドナーDNAをさらに含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記細胞が前記狭窄部を通過する前、その最中、及び/またはその後に、前記懸濁液が、ドナーDNAをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記細胞が哺乳類細胞である、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記細胞がヒト細胞である、請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記狭窄部の直径が、前記細胞の直径の20~99%である、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記狭窄部の直径が、前記細胞の直径の20~60%である、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記細胞が複数の細胞の1つであり、前記複数の細胞の各細胞を複数の並列マイクロ流体チャネルのうちの1つに通過させ、前記複数の並列マイクロ流体チャネルの各マイクロ流体チャネルが、細胞変形狭窄部を含む、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法。
  18. (a)前記狭窄部の直径が、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10μmであり;
    (b)前記狭窄部の長さが、10、15、20、24、30、40、50、60、70、80、90、100、10~40、10~50、10~60、もしくは10~100μmであり;
    (c)前記マイクロ流体チャネルに前記懸濁液を通過させるために使用される前記圧力が、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100もしくは10~100psiである;
    (d)前記細胞が、300、400、500、600、700、800、900、100~300、200~700、250~400、100~1000mm/s、1~1000mm/s、1m/s、2m/s、3m/s、4m/s、5m/s、6m/s、7m/s、8m/s、9m/s、10m/s、0.01~5m/s、5~10m/s、もしくは0.01~10m/sの速度で前記マイクロ流体チャネルを通過し;
    (e)前記マイクロ流体チャネルが、複数の細胞変形狭窄部を含み;
    (f)前記マイクロ流体チャネルが、単一の細胞変形狭窄部を含み;
    (g)前記細胞の前記摂動が、1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、もしくは600nmの最大直径を含み;
    (h)1~20、1~600、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、25、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、もしくは600nmの最大直径を有する前記細胞の摂動が、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10分間前記細胞上で持続する;及び/または
    (i)前記複数の並列マイクロ流体チャネルが、少なくとも2、5、10、20、25、30、40、45、50、75、100、500、1000、または2~1000のマイクロ流体チャネルを含む;
    請求項1~17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記マイクロ流体チャネルが、複数の並列の、または直列した細胞変形狭窄部を含む、請求項1~18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記細胞に前記核酸-タンパク質複合体を送達した後、
    (a)前記細胞における標的遺伝子の発現が、少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する;または
    (b)前記細胞が複数の細胞であり、前記複数の細胞における標的遺伝子の発現が、少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、75、80、85、90、95、もしくは99%もしくはこれより多く減少する;
    請求項4~8のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記細胞に前記核酸-タンパク質複合体を送達した後、
    (a)前記細胞における標的遺伝子の発現が、少なくとも5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する;または
    (b)前記細胞が複数の細胞であり、前記複数の細胞における標的遺伝子の発現が、少なくとも5、10、25、50、75、100、250、500%もしくはこれより多く増加する;
    請求項4~8のいずれか1項に記載の方法。
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