JP6834909B2 - 車体上部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体上部構造に関する。
特許文献1に記載された車体上部構造では、ルーフパネル(91)の車室側を向く面に補強板(10)が貼り付けられている。補強板を貼り付けることで、ルーフパネルの厚みを薄くしても車両の屋根部に必要な剛性を確保することを可能とし、車両の軽量化を図ろうとしている。
特開2017−105325号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、ルーフパネルの車幅方向外側端部付近には補強板が貼り付けられない。そのため、ルーフパネルの厚みを薄くすると、ルーフパネルの車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)の強度や剛性の不足が懸念される。したがって、ルーフパネルを軽量化しにくいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、ルーフパネルの車幅方向外側領域の強度及び剛性を補うことでルーフパネルを軽量化しやすくし、以って車両の軽量化を図ることができる車体上部構造を提供することにある。
第1の態様の車体上部構造は、車体上部の車幅方向外側端部を車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレールと、車体上部の外板を構成し、前記ルーフサイドレールに接合された外側接合部を車幅方向外側端部に有するルーフパネルと、前記ルーフパネルの車幅方向外側領域における車両下側に設けられたルーフサイドリインフォースメント(以下「ルーフサイドRF」という。)と、を備える車体上部構造であって、前記ルーフサイドRFのルーフ接合部が前記ルーフパネルにおける前記外側接合部に対して車幅方向内側に離間した部位に接合されると共に、前記ルーフサイドRFのレール接合部が前記ルーフサイドレールに接合されることで、前記ルーフサイドRF及び前記ルーフパネルを含む閉断面が形成されている。
第1の態様の車体上部構造では、車体上部の外板を構成するルーフパネルが、車幅方向外側端部の外側接合部においてルーフサイドレールに接合されている。さらに、ルーフパネルの車幅方向外側領域における車両下側には、ルーフサイドRFが設けられている。具体的には、ルーフサイドRFのルーフ接合部がルーフパネルにおける外側接合部(ルーフパネルにおけるルーフサイドレールに接合された部分)に対して車幅方向内側に離間した部位に接合されると共に、ルーフサイドRFのレール接合部がルーフサイドレールに接合されている。これにより、ルーフサイドRF及びルーフパネルを含む閉断面が形成されている。
このため、ルーフパネルの車幅方向外側領域の強度及び剛性を補うことができる。したがって、ルーフパネルを軽量化しやすい。
第2の態様の車体上部構造は、第1の態様の車体上部構造において、前記ルーフパネルの車幅方向外側領域には、車両下方へ向けて屈曲したモヒカン屈曲部が形成され、前記ルーフサイドRFにより形成される前記閉断面は、前記モヒカン屈曲部を含んで構成されている。
第2の態様の車体上部構造では、ルーフパネルの車幅方向外側領域(車幅方向外側端部付近)には、車両下方へ向けて屈曲したモヒカン屈曲部が形成されている。そのため、ルーフパネルを薄くすると、モヒカン屈曲部の強度が問題となりやすい。
しかし、第2の態様の車体上部構造では、ルーフサイドRFにより形成される閉断面がモヒカン屈曲部を含んで構成されている。このため、ルーフパネルのモヒカン屈曲部の強度及び剛性を補うことができる。したがって、モヒカン屈曲部を備える車体上部構造(モヒカン構造の車両)においてルーフパネルの軽量化を実現しやすい。
第3の態様の車体上部構造は、第1の態様又は第2の態様に記載の車体上部構造において、前記ルーフパネルの前記外側接合部が、前記ルーフサイドRFの前記レール接合部の位置で前記ルーフサイドレールに接合されていることで、前記閉断面が、前記ルーフパネルと前記ルーフサイドRFのみで構成されている。
第3の態様の車体上部構造では、ルーフパネルの外側接合部が、ルーフサイドRFのレール接合部の位置でルーフサイドレールに接合されている。これにより、ルーフパネル(の車幅方向外側領域)とルーフサイドRFのみで閉断面が構成されている。このため、ルーフパネルの車幅方向外側領域の強度を効果的に補うことができる。
第4の態様の車体上部構造は、第1の態様第3の態様の何れか1つの態様の車体上部構造において、前記ルーフパネルの車幅方向中央領域には、補剛ボードが接合されている。
第4の態様の車体上部構造では、ルーフパネルの車幅方向中央領域に補剛ボードが接合されている。このため、ルーフパネルの車幅方向外側領域だけでなく、車幅方向中央領域の剛性を確保することができ、ルーフパネルをさらに軽量化しやすい。
第5の態様の車体上部構造は、第4の態様に記載の車体上部構造において、前記補剛ボードと前記ルーフサイドRFとが接合されている。
第5の態様の車体上部構造では、補剛ボードとルーフサイドRFとが接合されている。このため、補剛ボードとルーフサイドRFとが接合されていない態様と比較して、効果的にルーフパネルの剛性を補うことができる。つまり、補剛ボードにより補強された車幅方向中央領域と、ルーフサイドRFにより補強された車幅方向外側領域とが連続しているため、分割された場合(非連続の場合)と比較して局所的な剛性の低下を防止することができる。
第6の態様の車体上部構造は、第5の態様の車体上部構造において、前記ルーフサイドRFの前記ルーフ接合部の位置において、前記ルーフパネル、前記ルーフサイドRF及び前記補剛ボードが互いに重ね合わされた状態で接合されている。
第6の態様の車体上部構造では、ルーフサイドRFのルーフ接合部の位置において、ルーフパネル、ルーフサイドRF及び補剛ボードが互いに重ね合わされた状態で接合されている。つまり、補剛ボードとルーフサイドRFと接合位置が、ルーフサイドRFのルーフ接合部の位置である。このため、補剛ボードとルーフサイドRFとの接合位置がルーフサイドRFのルーフ接合部の位置ではない態様と比較して、ルーフパネルの剛性を効果的に補うことができる。
第7の態様の車体上部構造は、第1の態様第6の態様の何れか1つの態様の車体上部構造において、左右の前記ルーフサイドレールを車幅方向に繋ぐと共に車両前側から順に配置された前側幅方向部材及び後側幅方向部材を備え、前記ルーフサイドRFは、前記レール接合部に対して車幅方向内側の位置において、前記前側幅方向部材に接合されると共に前記後側幅方向部材に接合されている。
第7の態様の車体上部構造では、ルーフサイドRFは、レール接合部に対して車幅方向内側の位置において、前側幅方向部材に接合されると共に後側幅方向部材に接合されている。これにより、ルーフサイドRFは、前側幅方向部材と後側幅方向部材との間を前後に橋渡された構造となっている。このため、車体上部構造の剛性がより一層向上され、ノイズの発生等をより効果的に抑制することができる。
第8の態様の車体上部構造は、第1の態様第7の態様の何れか1つの態様の車体上部構造において、前記ルーフサイドRFの前記レール接合部と前記ルーフ接合部との間に位置する接続部が、車両前後方向に直交する断面で略直線形状となっている。
第8の態様の車体上部構造では、ルーフサイドRFのレール接合部とルーフ接合部との間に位置するルーフサイドRFの接続部が、車両前後方向に直交する断面で略直線形状となっている。つまり、ルーフサイドRFにより略最短距離で閉断面が形成されている。このため、ルーフサイドRFにより形成された閉断面の断面崩れが効果的に防止される。
第9の態様の車体上部構造は、第1の態様第8の態様の何れか1つの態様の車体上部構造において、左右の前記ルーフサイドレールを車幅方向に繋ぐと共に車両前側から順に配置された第一幅方向部材、第二幅方向部材及び第三幅方向部材を備え、前記ルーフパネルは、前記第一幅方向部材から前記第三幅方向部材までの領域に設けられ、前記第一幅方向部材から前記第二幅方向部材までの領域と前記第二幅方向部材から前記第三幅方向部材までの領域のうち、車両正面視における前記ルーフパネルの曲率が大きい方の領域にのみ前記ルーフサイドRFが設けられている。
第9の態様の車体上部構造では、ルーフパネルは、第一幅方向部材から第三幅方向部材までの領域に設けられる。また、第一幅方向部材から第三幅方向部材との間に第二幅方向部材が設けられる。つまり、第二幅方向部材が、ルーフパネルが設けられる領域(第一幅方向部材から第三幅方向部材までの領域)を前後に分けている。
そして、この前後の領域のうち、車両正面視におけるルーフパネルの曲率が大きい方の領域にのみ、ルーフサイドRFが設けられている。
このため、ルーフセンタRFを設けることによる車両重量の増加を抑制しつつ、ルーフパネルの車幅方向外側領域の強度及び剛性を補うことができる。つまり、ルーフパネルの強度及び剛性を効率的に補うことができる。
以上説明したように、本発明は、ルーフパネルの車幅方向外側領域の強度及び剛性を補うことでルーフパネルを軽量化しやすくし、以って車両の軽量化を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態の車両上部構造のルーフパネル及びルーフサイドレールなどを示す分解斜視図である(ルーフサイドRFや補剛ボードの図示は省略している)。 ルーフサイドレールにルーフサイドRFが接合された様子を示す拡大斜視図である。 ルーフサイドRFの前端部の位置における断面図(図2の3−3線断面図)である。 ルーフサイドRFの前後方向中間部の位置における断面図(図2の4−4線断面)図である。 ルーフサイドRFの後端部の位置における断面図(図2の5−5線断面図)である。 第2実施形態の車両上部構造を示す断面図であり、ルーフサイドRFの前後方向中間部における断面図である。 第1実施形態の車両上部構造において補剛ボード及びルーフパネルを省略した模式的な平面図である。 図7Aに対応する図であり、車両上部構造の変形例を示す模式的な平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態の車体上部構造S1を備える車両100について説明する。
なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方、矢印UPは車両上方、矢印RHは車幅方向右側、矢印OUTは車幅方向外側をそれぞれ示す。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車幅方向の左右を示す。
<概要>
図1に示すように、車両100は、左右のルーフサイドレール10を備える。ルーフサイドレール10は、車両上部の車幅方向外側端部を車両前後方向に沿って延在する車体骨格である。ルーフサイドレール10には、後述するルーフパネル60の車幅方向外側端部が接合される。ルーフサイドレール10の前側には、図示しないウィンドシールドガラスを支持するフロントピラー92が連続して形成されている。ルーフサイドレール10は、車両上方へ凸に若干湾曲した形状とされている。
また、車両100は、「第一幅方向部材」としてのフロントヘッダ20を備える。フロントヘッダ20は、左右のルーフサイドレール10の前端部同士を車幅方向に繋いでいる。また、車両100は、「第三幅方向部材」としてのリアヘッダ40を備える。リアヘッダ40は、左右のルーフサイドレール10の後端部同士を車幅方向に繋いでいる。さらに、車両100は、「第二幅方向部材」としてのルーフセンタRF30を備える。ルーフセンタRF30は、フロントヘッダ20とリアヘッダ40との間に設けられ、左右のルーフサイドレール10の前後方向中間部同士を車幅方向に繋いでいる。ルーフサイドレール10のうちルーフセンタRF30が設けられた車両前後位置は、車両側部を車両上下方向に沿って延在するセンターピラー94(Bピラー)が設けられた位置と略一致している。
以上の構造に対して、ルーフサイドRF50、ルーフパネル60及び補剛ボード70が取り付けられる。取付け順序は以下である。
まず、ルーフサイドRF50が左右一対取り付けられる。図2は、ルーフサイドRF50が取り付けられた様子(ルーフパネル60や補剛ボード70が取り付けられる前の状態)を示している。図2に示すように、ルーフサイドRF50は、長尺部材であり、長手方向を車両前後方向に向けてルーフサイドレール10に接合される。ルーフサイドレール10のうちルーフサイドRF50が接合される部分は、ルーフセンタRF30からリアヘッダ40までの部分であり、フロントヘッダ20からルーフセンタRF30までの部分には、ルーフサイドRF50は設けられない。また、ルーフサイドRF50の前端部はルーフセンタRF30にも接合され、ルーフサイドRF50の後端部はリアヘッダ40にも接合される。ルーフセンタRF30が本発明の「前側幅方向部材」に相当し、リアヘッダ40が本発明の「後側幅方向部材」に相当する。
次に、ルーフパネル60が車両上側から取り付けられる。ルーフパネル60が取り付けられる領域は、左右のルーフパネル60の間であってフロントヘッダ20からリアヘッダ40までの領域である。
最後に、補剛ボード70が車両下側から取り付けられる。補剛ボード70が取り付けられるのは、ルーフセンタRF30からリアヘッダ40までの部分(つまり左右のルーフサイドRF50の間に対応する部分)である。補剛ボード70は、ルーフパネル60の下面に接着剤84により接合されると共に(図4参照)、ルーフサイドRF50、ルーフセンタRF30及びリアヘッダ40にも接着剤84により接合される(図3〜図5参照)。
<詳細>
以下では、車体上部構造S1の詳細な構造について説明する。
図3〜図5は、車体上部構造S1をいずれも車両前後方向に直交する平面で切断した様子を示す断面図である。このうち図3はルーフセンタRF30の位置の断面図(図2の3−3線断面図)であり、図4は車両100をルーフセンタRF30とリアヘッダ40との間の位置の断面図(図2の4−4線断面図)であり、図5はリアヘッダ40の位置の断面図(図2の5−5線断面図)である。
図3〜図5に示すように、ルーフサイドレール10は、インナレール11と、アウタレール12と、サイドメンバアウタ13(以下「サイメンアウタ13」という。)と、を含んで構成されている。ルーフサイドレール10は、インナレール11、アウタレール12及びサイメンアウタ13が互いに重ね合わされた状態で接合された内側フランジ部10B及び外側フランジ部10Cを有する。これにより、ルーフサイドレール10は、インナレール11及びサイメンアウタ13とで閉断面構造とされた閉断面部10Aと、閉断面部10Aの上部かつ車両幅方向内側部から車幅方向内側へ突出した内側フランジ部10Bと、閉断面部10Aの下部かつ車幅方向外側から車幅方向外側下方の斜め方向へ突出した外側フランジ部10Cと、を有する。アウタレール12は、閉断面部10A内の閉断面を2つの閉断面に分割している。
内側フランジ部10Bは、車両下側からインナレール11、アウタレール12及びサイメンアウタ13の順に重ね合わされた状態となっている。内側フランジ部10Bは、板厚方向を略車両上下方向に向けており、車両前後方向に沿って延在している。
ルーフサイドRF50は、ルーフサイドレール10に接合されるレール接合部51を有する。図2に示すように、レール接合部51は、ルーフサイドRF50の車幅方向外側端部を車両前後方向に延びる領域に形成されている。レール接合部51は、ルーフサイドレール10の内側フランジ部10Bに車両上側から重ね合わされた状態で、抵抗スポット溶接などの溶接により接合される。
また、ルーフサイドRF50は、ルーフパネル60と接合されるルーフ接合部52を有する。ルーフ接合部52は、マスチックシーラなどの接着剤82を介してルーフパネル60の下面に接合される。図2に示すように、ルーフ接合部52は、ルーフサイドRF50の車幅方向内側端部を車両前後方向に延びる領域に形成された内側ルーフ接合部52Aと、内側ルーフ接合部52Aの前端から車幅方向外側に延びる領域に形成された前側ルーフ接合部52Bと、内側ルーフ接合部52Aの後端から車幅方向外側に延びる領域に形成された後側ルーフ接合部52Cと、から構成されている。ルーフ接合部52の上面に接着剤82が配置された状態でルーフパネル60を車両上方から配置することにより、ルーフ接合部52の上面とルーフパネル60の下面とを接着剤82を介して接合する。
図4には、ルーフサイドRF50の前後方向中間部の位置における断面が示されている。図4に示すように、ルーフサイドRF50の前後方向中間部の位置では、ルーフサイドRF50は、板厚方向を略車両上下方向に向けたレール接合部51と、レール接合部51よりも上方に位置すると共に板厚方向を車両上下方向に向けたルーフ接合部52と、レール接合部51とルーフ接合部52とを接続する接続部53と、を有している。接続部53は、車幅方向に対して傾いた方向に延在しており、レール接合部51とルーフ接合部52とを車幅方向に対して傾いた方向に直線状に接続している。
図2及び図3に示すように、ルーフセンタRF30は、車幅方向中央部分を構成する本体部材31と、車幅方向外側部分を構成する延長部材32と、が互いに接合されることで構成されている。本体部材31は、長手方向を車幅方向に向けて配置される長尺部材である。延長部材32は、本体部材31の車幅方向外側端部に接合されると共にルーフサイドレール10のインナレール11に接合されることで、本体部材31を支持している。
図3には、ルーフサイドRF50の前端部の位置における断面が示されている。図3に示すように、ルーフサイドRF50の前端部は、ルーフセンタRF30の上側に配置される。ルーフサイドRF50の前端部の位置では、ルーフサイドRF50は、板厚方向を略車両上下方向に向けたレール接合部51と、レール接合部51よりも上方に位置すると共に板厚方向を車両上下方向に向けたルーフ接合部52と、レール接合部51とルーフ接合部52とを接続する接続部53と、を有している。接続部53は、車幅方向に対して傾いた方向に延在しており、レール接合部51とルーフ接合部52とを車幅方向に対して傾いた方向に直線状に接続している。接続部53の下面には、ルーフセンタRF30の延長部材32が重ね合わされた状態で抵抗スポット溶接などの溶接により接合されている。
図2及び図5に示すように、リアヘッダ40は、車幅方向中央部分を構成する本体部材41と、車幅方向外側部分を構成する延長部材42と、が互いに接合されることで構成されている。本体部材41は、長手方向を車幅方向に向けて配置される長尺部材である。延長部材42は、本体部材41の車幅方向外側端部に接合されると共にルーフサイドレール10のインナレール11に接合されることで、本体部材41を支持している。
図5には、ルーフサイドRF50の後端部の位置における断面が示されている。図5に示すように、ルーフサイドRF50の後端部は、リアヘッダ40の上側に配置された状態で、リアヘッダ40に接合されている。具体的には、ルーフサイドRF50の後端部の位置では、ルーフサイドRF50は、車幅方向外側端部のレール接合部51においてルーフサイドレール10の内側フランジ部10Bの上面に接合されると共にルーフパネル60の外側接合部63に接合されており、車幅方向内側端部のルーフ接合部52においてルーフパネル60の下面に接合されると共にリアヘッダ40の上面に接合されている。さらに、ルーフルーフサイドRF50は、レール接合部51とルーフ接合部52との間の部分(接続部53)においても、リアヘッダ40に接合されている。ルーフサイドRF50のルーフ接合部52では、車両上側からルーフパネル60、ルーフサイドRF50、リアヘッダ40の本体部材31、リアヘッダ40の延長部材32が重ね合わされた状態で接合されている。
また、図5に示すように、ルーフサイドRF50の後端部では、ルーフサイドRF50のレール接合部51とルーフ接合部52とを車幅方向に接続する接続部53が、下方へ凸の形状とされている。接続部53のうち最も車両下側に位置する部分は、リアヘッダ40の延長部材32の上面に抵抗スポット溶接などの溶接により接合されている。
図3〜図5に示すように、ルーフパネル60は、その端部以外の部分を構成する一般部61と、ルーフパネル60の車幅方向外側端部を構成する外側接合部63と、を有している。外側接合部63は、一般部61の車幅方向外側端部に対して車両下方に位置している。一般部61の車幅方向外側端部と外側接合部63とは、モヒカン屈曲部62を介して略車両上下方向に接続されている。外側接合部63及びモヒカン屈曲部62は、ルーフパネル60の車幅方向外側端部を車両前後方向に延在する領域に形成されている。
具体的には、モヒカン屈曲部62は、一般部61の車幅方向外側端に形成された第一屈曲部62Aと、第一屈曲部62Aよりも外側接合部63側に位置する第二屈曲部62Bと、を含んで構成されている。
ルーフパネル60の外側接合部63は、ルーフサイドRF50のレール接合部51の上面に配置されている。この状態で、ルーフパネル60はルーフサイドRF50に接合されている。この接合は、例えばレーザピニングなどのレーザ溶接により行われる。これによって、ルーフパネル60がルーフサイドRF50を介してルーフサイドレール10に接合されている。
また、ルーフサイドレール10の内側フランジ部10Bの車幅方向外側端からは、車両上方へ延びる縦壁部14が形成されている。縦壁部14は、サイメンアウタ13の一部として形成されている。具体的には、縦壁部14は、内側フランジ部10Bの車幅方向外側端から上方へ延びる第一縦壁部14Aと、第一縦壁部14Aの上端から段差部を介して更に上方へ延びる第二縦壁部14Bと、を含んで構成されている。
ルーフパネル60のモヒカン屈曲部62及び外側接合部63と、ルーフサイドレール10の内側フランジ部10B及び縦壁部14とによって、車両下方へ向けて窪むと共に車両前後方向に延在する凹部が形成されている。この凹部には、図示しないルーフモールが配置される。
図4に示すように、補剛ボード70は、その一般部71において、ルーフパネル60の下面に接着剤84を介して接合される。また、補剛ボード70は、その接続部72において、ルーフサイドRF50のルーフ接合部52の下面に接着剤86を介して接合される。
補剛ボード70の一般部71は、補剛ボード70における前後左右の端部以外の領域に形成されている。補剛ボード70の接続部72は、補剛ボード70の車幅方向外側端部を車両前後方向に延在する領域に形成されている。図4に示すように、一般部71と接続部72とは、車両上下方向に変位する変位部73を介して接続されている。これにより、補剛ボード70は、一般部71においてルーフパネル60の下面に接合されると共に、接続部72においてルーフサイドRF50の下面に接合される。
図3に示すように、ルーフサイドRF50の前端部では、ルーフサイドRF50のルーフ接合部52の位置において、車両上側からルーフパネル60、ルーフサイドRF50、ルーフセンタRF30の本体部材31、ルーフセンタRF30の延長部材32及び補剛ボード70が重ね合わされた状態で接合されている。ルーフパネル60とルーフサイドRF50とはマスチックシーラなどの接着剤82で接合されており、ルーフサイドRF50とルーフセンタRF30とは抵抗スポット溶接などの溶接により接合されており、ルーフセンタRF30と補剛ボード70とは接着剤84により接合されている。
図3に示すように、補剛ボード70は、ルーフセンタRF30に対して車両下側から接着剤84を介して接合される前側接合部74を有する。前側接合部74は、補剛ボード70の前端部を車両幅方向に延在する領域に形成されている。
図5に示すように、ルーフサイドRF50の後端部では、ルーフサイドRF50のルーフ接合部52の位置において、車両上側からルーフパネル60、ルーフサイドRF50、リアヘッダ40の本体部材41、リアヘッダ40の延長部材42及び補剛ボード70が重ね合わされた状態で接合されている。ルーフパネル60とルーフサイドRF50とはマスチックシーラなどの接着剤82で接合されており、ルーフサイドRF50とリアヘッダ40とは抵抗スポット溶接などの溶接により接合されており、ルーフセンタRF30と補剛ボード70とは接着剤84により接合されている。
図5に示すように、補剛ボード70は、リアヘッダ40の下面に接着剤84を介して接合される後側接合部75を有する。後側接合部75は、補剛ボード70の後端部を車幅方向に延在する領域に形成されている。
補剛ボード70は、ルーフパネル60の下面に接合されることで、ルーフパネル60の剛性を補うための板状部材である。補剛ボード70は、例えばダンボール製やウレタン製である。ウレタン製の補剛ボード70とは、例えば板状のウレタンをガラス繊維でコーティングしたものである。補剛ボード70の厚みは、例えば5〜20mmである。また、補剛ボード70の単位面積(1メートル平方)当たりの質量は2000g未満が好ましく、更に好ましくは1000g未満である。ダンボール製の補剛ボード70は、一例として、厚み7.2mmで単位面積当たり約1400gを実現できる。また、ウレタン製の補剛ボード70は、一例として、厚み13mmで単位面積当たり約780gを実現できる。
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、車両上部の外板を構成するルーフパネル60が、その車幅方向外側端部に位置する外側接合部63においてルーフサイドレール10に接合されている。さらに、ルーフパネル60の車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)における車両下側には、ルーフサイドRF50が設けられている。具体的には、ルーフサイドRF50の車幅方向内側端部(ルーフ接合部52)がルーフパネル60における外側接合部63に対して車幅方向内側に離間した部位に接合されると共に、ルーフサイドRF50の車幅方向外側端部(レール接合部51)がルーフサイドレール10に接合されている。これにより、ルーフサイドRF50及びルーフパネル60を含む閉断面55が形成されている。
このため、ルーフパネル60を薄くしても、ルーフパネル60の車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)の強度及び剛性を補うことができる。よって、ルーフパネル60を軽量化しやすい。
ところで、本実施形態では、ルーフパネル60の車幅方向外側領域には、車両下方へ向けて屈曲したモヒカン屈曲部62が形成されている。そのため、ルーフパネル60を薄くすると、モヒカン屈曲部62の強度が問題となりやすい。
しかし、本実施形態では、ルーフサイドRF50により形成される閉断面55がモヒカン屈曲部62を含んで構成されている。このため、ルーフパネル60のモヒカン屈曲部62の強度及び剛性を補うことができる。したがって、モヒカン屈曲部62を備える車体上部構造S1(モヒカン構造の車両)においてルーフパネル60の軽量化を実現しやすい。
また、本実施形態では、ルーフパネル60の外側接合部63が、ルーフサイドRF50のレール接合部51(車幅方向外側端部)の位置でルーフサイドレール10に接合されている。これにより、ルーフパネル60とルーフサイドRF50のみで閉断面55が形成されている。このため、ルーフパネル60の車幅方向外側領域の強度を効果的に補うことができる。
また、本実施形態では、ルーフパネル60の車幅方向中央領域に補剛ボード70が設けられている。このため、ルーフパネル60の車幅方向外側領域だけでなく、車幅方向中央領域の剛性を確保することができ、ルーフパネル60をさらに軽量化しやすい。
また、本実施形態では、補剛ボード70とルーフサイドRF50とが接合されている。このため、補剛ボード70とルーフサイドRF50とが接合されていない態様と比較して、効果的にルーフパネル60の剛性を向上させることができる。つまり、補剛ボード70により補強された車幅方向中央領域と、ルーフサイドRF50により補強された車幅方向外側領域とが連続しているため、分割された場合(非連続の場合)と比較して局所的な剛性の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、ルーフサイドRF50のルーフ接合部52(車幅方向内側端部)の位置において、ルーフパネル60、ルーフサイドRF50及び補剛ボード70が互いに重ね合わされた状態で接合されている。つまり、補剛ボード70とルーフサイドRF50と接合位置が、ルーフサイドRF50のルーフ接合部52の位置である。このため、補剛ボード70とルーフサイドRF50との接合位置がルーフサイドRF50のルーフ接合部52の位置ではない態様と比較して、ルーフパネル60の剛性を効果的に補うことができる。
また、本実施形態では、図3、図5及び図7Aに示すように、ルーフサイドRF50は、レール接合部51に対して車幅方向内側の位置において、ルーフセンタRF30に接合されると共にリアヘッダ40に接合されている。これにより、ルーフサイドRF50は、ルーフセンタRF30とリアヘッダ40との間を前後に橋渡された構造となっている。このため、車体上部構造S1の剛性がより一層向上され、ノイズの発生等をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、ルーフサイドRF50のレール接合部51とルーフ接合部52との間に位置するルーフサイドRF50の接続部53が、車両前後方向に直交する断面で略直線形状となっている。つまり、ルーフサイドRF50により略最短距離で閉断面55が形成されている。このため、ルーフサイドRF50により形成された閉断面55の断面崩れが効果的に防止される。
また、本実施形態では、図2に示すように、ルーフパネル60は、フロントヘッダ20からリアヘッダ40までの領域に設けられる。また、フロントヘッダ20とリアヘッダ40との間にルーフセンタRF30が設けられ、ルーフパネル60のうちルーフセンタRF30からリアヘッダ40までの領域に対応する部分は、ルーフパネル60のうちフロントヘッダ20からルーフセンタRF30までの領域に対応する部分よりも車両正面視で曲率が大きく形成されている。そして、図7Aに示すように、ルーフサイドRF50は、フロントヘッダ20とルーフセンタRF30との間には設けられず、ルーフセンタRF30とリアヘッダ40との間にのみ設けられる。
つまり、ルーフセンタRF30が、ルーフパネル60が設けられる領域(フロントヘッダ20からリアヘッダ40までの領域)を前後に分けており、この前後の領域のうちルーフパネル60の曲率が大きい方の領域にのみ、ルーフサイドRF50が設けられている。
このため、ルーフセンタRF30を設けることによる車両重量の増加を抑制しつつ、ルーフパネル60の剛性を補うことができる。つまり、ルーフパネル60の剛性を効率的に補うことができる。
また更に、本実施形態では、ルーフセンタRF30で分けられた前後の領域のうちルーフパネル60の曲率が大きい領域であって、ルーフサイドRF30が設けられた領域にのみ補剛ボード70が設けられている。これによっても、ルーフパネル60の剛性を効率的に補うことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6に示すように、第2実施形態の車体上部構造S2は、本発明を所謂レーザロウ付けのルーフ構造に適用したものである。
第2実施形態のルーフパネル160は、第1実施形態のルーフパネル60と異なり、モヒカン屈曲部62(図3〜図5参照)を有していない。第2実施形態のルーフパネル160は、その車幅方向外側端部付近において、車両下方側へ向けて湾曲する湾曲部69を有している。そして、湾曲部69の外側の面が、ルーフサイドレール10のサイメンアウタ13に対してレーザーロウ付けにより接合されている。ルーフパネル160の湾曲部69のうち、ルーフサイドレール10に接合されている部分が外側接合部63となっている。このため、第2実施形態の車体上部構造S2では、ルーフパネル160とルーフサイドレール10との接合部分にルーフモールが配置されない。また、ルーフパネル160の外側接合部63が接合されている部分は、ルーフサイドレール10の内側フランジ部10Bではなく、ルーフサイドレール10の縦壁部14である。
ルーフサイドRF50は、その車幅方向外側端部のレール接合部51においてルーフサイドレール10の内側フランジ部10Bに溶接により接合され、その車幅方向内側端部のルーフ接合部52においてルーフパネル160の一般部61の下面に接着剤82を介して接合されている。これにより、ルーフパネル160の車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)と、ルーフサイドRF50と、ルーフサイドレール10とによって閉断面155が形成されている。なお、図6では、ルーフサイドRF50のレール接合部51が、内側フランジ部10Bにおけるサイメンアウタ13とアウタレール12との間に配置されているが、内側フランジ部10Bにおけるサイメンアウタ13の上面に配置されてもよい。
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果について説明する。ただし、第1実施形態と同様の構成に係る作用効果の説明は適宜省略する。
本実施形態では、車両上部の外板を構成するルーフパネル160が、その車幅方向外側端部に位置する外側接合部63においてルーフサイドレール10に接合されている。さらに、ルーフパネル160の車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)における車両下側には、ルーフサイドRF50が設けられている。具体的には、ルーフサイドRF50の車幅方向内側端部(ルーフ接合部52)がルーフパネル160における外側接合部63に対して車幅方向内側に離間した部位に接合されると共に、ルーフサイドRF50の車幅方向外側端部(レール接合部51)がルーフサイドレール10に接合されている。これにより、ルーフサイドRF50及びルーフパネル160を含む閉断面155が形成されている。
このため、ルーフパネル160を薄くしても、ルーフパネル160の車幅方向外側端部付近(車幅方向外側領域)の強度及び剛性を補うことができる。よって、ルーフパネル160を軽量化しやすい。
なお、上記第2実施形態の説明では、簡単のため、補剛ボード70を備えない態様を説明したが、車幅方向中央領域に補剛ボード70を追加した態様としてもよい。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記第1実施形態では、ルーフパネル60の下面に補剛ボード70が接合される例を説明したが、本発明はこれに限定されず、車両上部構造が補剛ボード70を備えなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、補剛ボード70がルーフパネル60の下面だけでなく、ルーフサイドRF50、ルーフセンタRF30及びリアヘッダ40の下面にも接合される例を説明したが、補剛ボード70が接合されるのがルーフパネル60の下面のみであってもよい。
また、上記実施形態では、図7Aに示すように、ルーフサイドRF50が長尺部材とされ、補剛ボード70が配置されるルーフセンタRF30からリアヘッダ40までの領域の全体に対応してルーフサイドRF50が配置される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7Bに示すように、ルーフサイドRF50が、補剛ボード70が配置されるルーフセンタRF30からリアヘッダ40までの領域に対して部分的に設けられてもよい。また、図7Bでは、車両前後方向に複数(2つ)のルーフサイドRF50が部分的に設けられた例を図示しているが、車両前後方向に1つのルーフサイドRF50を部分的に設けてもよい。
S1 車体上部構造
10 ルーフサイドレール
10B 内側フランジ部
20 フロントヘッダ(第一幅方向部材)
30 ルーフセンタRF(第二幅方向部材、前側幅方向部材)
40 リアヘッダ(第三幅方向部材、後側幅方向部材)
50 ルーフサイドRF(ルーフサイドリインフォースメント)
51 レール接合部
52 ルーフ接合部
53 接続部
55 閉断面
60 ルーフパネル
62 モヒカン屈曲部
63 外側接合部
70 補剛ボード
S2 車体上部構造
155 閉断面
160 ルーフパネル

Claims (6)

  1. 車体上部の車幅方向外側端部を車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレールと、
    車体上部の外板を構成し、前記ルーフサイドレールに接合された外側接合部を車幅方向外側端部に有するルーフパネルと、
    前記ルーフパネルの車幅方向外側領域における車両下側に設けられたルーフサイドリインフォースメントと、
    を備える車体上部構造であって、
    前記ルーフサイドリインフォースメントのルーフ接合部が前記ルーフパネルにおける前記外側接合部に対して車幅方向内側に離間した部位に接合されると共に、前記ルーフサイドリインフォースメントのレール接合部が前記ルーフサイドレールに接合されることで、前記ルーフサイドリインフォースメント及び前記ルーフパネルを含む閉断面が形成されており、
    前記ルーフパネルの前記外側接合部が、前記ルーフサイドリインフォースメントの前記レール接合部の位置で前記ルーフサイドレールに接合されていることで、
    前記閉断面が、前記ルーフパネルと前記ルーフサイドリインフォースメントのみで構成されており、
    前記ルーフパネルの車幅方向中央領域には、補剛ボードが接合されており、
    前記補剛ボードと前記ルーフサイドリインフォースメントとが接合されており、
    前記ルーフサイドリインフォースメントの前記ルーフ接合部の位置において、前記ルーフパネル、前記ルーフサイドリインフォースメント及び前記補剛ボードが互いに重ね合わされた状態で接合されており、
    前記ルーフサイドリインフォースメントの車両下側には、延長部材が設けられ、該延長部材の車幅方向内側の端部が前記ルーフ接合部に接合され、該延長部材の車幅方向外側の端部が前記ルーフサイドレールに接合され、
    前記延長部材において前記ルーフ接合部に接合された部分と前記ルーフサイドレールに接合された部分との間が、車幅方向に途切れなく延びている車体上部構造。
  2. 前記ルーフサイドリインフォースメントの前記レール接合部と前記ルーフ接合部との間に位置する接続部の一部が、車両前後方向に直交する断面で車両下方へ向けて凸の形状となっており、
    前記延長部材において前記ルーフ接合部に接合された部分と前記ルーフサイドレールに接合された部分との間が、前記接続部において車両下方へ向けて凸の形状となっている部分に接合されている請求項1に記載の車体上部構造。
  3. 前記ルーフパネルの車幅方向外側領域には、車両下方へ向けて屈曲したモヒカン屈曲部が形成され、
    前記ルーフサイドリインフォースメントにより形成される前記閉断面は、前記モヒカン屈曲部を含んで構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車体上部構造。
  4. 左右の前記ルーフサイドレールを車幅方向に繋ぐと共に前記延長部材を有し、車両前側から順に配置された前側幅方向部材及び後側幅方向部材を備え、
    前記ルーフサイドリインフォースメントは、前記レール接合部に対して車幅方向内側の位置において、前記前側幅方向部材に接合されると共に前記後側幅方向部材に接合されている、
    請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車体上部構造。
  5. 前記ルーフサイドリインフォースメントの前記レール接合部と前記ルーフ接合部との間に位置する接続部の一部が、車両前後方向に直交する断面で略直線形状となっている、
    請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車体上部構造。
  6. 左右の前記ルーフサイドレールを車幅方向に繋ぐと共に車両前側から順に配置された第一幅方向部材、第二幅方向部材及び第三幅方向部材を備え、
    前記ルーフパネルは、前記第一幅方向部材から前記第三幅方向部材までの領域に設けられ、
    前記第一幅方向部材から前記第二幅方向部材までの領域と前記第二幅方向部材から前記第三幅方向部材までの領域のうち、車両正面視における前記ルーフパネルの曲率が大きい方の領域にのみ前記ルーフサイドリインフォースメントが設けられている、
    請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車体上部構造。
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