JPH054463Y2 - - Google Patents

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JPH054463Y2
JPH054463Y2 JP15746386U JP15746386U JPH054463Y2 JP H054463 Y2 JPH054463 Y2 JP H054463Y2 JP 15746386 U JP15746386 U JP 15746386U JP 15746386 U JP15746386 U JP 15746386U JP H054463 Y2 JPH054463 Y2 JP H054463Y2
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JP
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roof
roof rail
drip
rail
front pillar
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ルーフドリツプ式の車体構造に関す
る。
(従来の技術) 以下、従来におけるルーフドリツプ式車体構造
について第7図を参照して説明する。
第7図において1はルーフパネルである。この
ルーフパネル1の前縁部下側にはフロントルーフ
レール2が設けられている。また、従来ルーフパ
ネル1の両側縁には前後方向に延びるドリツプ部
3を介してサイドルーフレール4が外部に露出す
るように連結されている。そして、上記ルーフパ
ネル1の前縁部下側に配設されたフロントルーフ
レール2の左右端部と、両サイドルーフレール4
の前端部とに両フロントピラー5の上端部とがそ
れぞれ車体のルーフパネル1の左右前端部で相互
に結合されている。
このような従来のルーフドリツプ式車体構造で
は、これらの結合部Cがオープン構造、即ちフロ
ントルーフレール2の内部空間とサイドルーフレ
ール4の内部空間とフロントピラー5の内部空間
とが相互に連通した構造となつているため、結合
剛性が低いという問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような従来のルーフドリツプ式車体構造
では、これらの結合部がオープン構造、即ちフロ
ントルーフレールの内部空間とサイドルーフレー
ルの内部空間とフロントピラーの内部空間とが相
互に連通した構造となつているため、結合剛性が
低いという問題がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、上記結合部をクローズ化して結合剛性
を高めた、ルーフドリツプ式車体構造を提供する
ことを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段及び作用) 本考案のルーフドリツプ式車体構造は、ルーフ
パネルと、このルーフパネルの側縁にドリツプ部
を介して連結されたサイドルーフレールおよびフ
ロントルーフレールとサイドルーフレールとに接
続されたフロントピラーをそなえたルーフドリツ
プ式車体において、上記フロントピラーの外板部
材が上記サイドルーフレールの外板部材との結合
部で同サイドルーフレールの外板部材の下側に延
在する延長部を設け、この延長部に縁部を結合さ
れるバルクヘツド形成部材を設け、このバルクヘ
ツド部材を上記ドリツプ部における上記ルーフパ
ネルと上記サイドルーフレールの外板部材との連
結部の下側に重合し連結するとともに、その重合
結合部の側方において、上記フロントルーフレー
ルの内部空間と上記フロントピラーの内部空間と
を仕切る隔壁を形成することにより上記結合部を
クローズ化することができ、結合剛性を高めるこ
とができる。
(実施例) 以下、図面により本考案の一実施例としてのル
ーフドリツプ式車体構造について説明するが、そ
の基本的構造は第7図に示される従来例と同様の
ため、同一構成部分については同一符号を付して
説明を省略する。
第1〜5図に示す如く、このルーフドリツプ式
車体は、ルーフパネル1と、ルーフパネル1の前
縁部下側に配設されたフロントルーフレール2
と、ルーフパネル1の両側縁にそれぞれドリツプ
部3を介して連結されたサイドルーフレール4
と、フロントルーフレール2とサイドルーフレー
ル4とに接続された左右のフロントピラー5とを
そなえて構成されている。
なお、図示されていないが、この車体は、その
他、ルーフパネル1の後縁部下側に配設されたリ
ヤルーフレールおよびリヤルーフレールとサイド
ルーフレール4とに接続された左右のリヤピラー
も有している。
ところで、フロントルーフレール2は、フロン
トルーフレール2の内板部材としてのフロントル
ーフレールインナ2Aがルーフパネル1の内側か
ら取付けられることにより内部空間S1を有する
ように構成され、各サイドルーフレール4は、サ
イドルーフレール4の内板部材としてのサイドル
ーフレールインナ4Aとサイドルーフレール4の
外板部材としてのサイドルーフレールアウタ4B
とを合わせることにより内部空間S2を有するよ
うに構成され、各フロントピラー5は、フロント
ピラー5の内板部材としてのフロントピラーイン
ナ5Aとフロントピラー5の外板部材としてのフ
ロントピラーアウタ5Bとを合わせることにより
内部空間S3を有するように構成されており、各
部材の部分的な概略形状を示すと、第6図のよう
になつている。
また、ドリツプ部3は、ルーフパネル1側縁部
を加工したり、ルーフパネル1とサイドルーフレ
ールアウタ4Bとを組み合わせたりして構成さ
れ、車両のルーフ前端から後端へ至るように設け
られる。
なお、リヤルーフレールも、フロントルーフレ
ール2と同様、リヤルーフレールの内板部材とし
てのリヤルーフレールインナがルーフパネル1の
内側から取付けられることにより、内部空間から
取り付けられることにより、内部空間を有するよ
うに構成され、各リヤピラーも、リヤピラーの内
板部材としてのリヤピラーインナとリヤピラーの
外板部材としてのリヤピラーアウタとを合わせる
ことにより内部空間を有するように構成されてい
る。
次に、ルーフの左右前は支部におけるフロント
ルーフレール2、サイドルーフレール4、フロン
トピラー5の結合部Cについて説明する。なお、
この結合部Cは左右同じであるので、左端部にお
ける結合部Cについて説明する。
すなわち、この結合部Cにおいては、まずフロ
ントピラーインナ5Aの上端部(この上端部は第
6図からもわかるように二股状になつている)が
フロントルーフレールインナ2Aとサイドルーフ
レールインナ4Aとに溶接等により固着されてい
る。
そして、サイドルーフレールアウタ4Bの前端
部が一部フロントピラー5の上端部付近まで延び
ており、このサイドルーフレールアウタ4Bの前
端部がフロントピラーインナ5A、フロントピラ
ーアウタ5Bとに溶接等により固着されている。
ところで、フロントピラーアウタ5Bはサイド
ルーフレールアウタ4Bとの結合部Cでサイドル
ーフレールアウタ4Bの下側に潜り込むようにし
て延在する延長部5B−1を有している。すなわ
ちフロントピラーアウタ5Bの延長部5B−1は
第1図に符号Aで示す部分からサイドルーフレー
ルアウタ4Bとフロントピラーインナ5Aとの間
の空間部分へ潜り込んでいるのである。そして、
このフロントピラーアウタ5Bの延長部5B−1
は第1図に符号L1,L2で示す部分まで延長さ
れている。この延長部5B−1の内側縁部には第
2図に示されるようにバルクヘツド形成部材5D
の縁部が溶接等により固着されている。さらに、
第1図に符号L4で示す部分ではドリツプ部3の
下側、即ちドリツプ部3におけるルーフパネル1
とサイドルーフレールアウタ4Bとの連結部C1
の下側に重合し連結されている。
そして、このバルクヘツド形成部材5Dは、ド
リツプ部3におけるルーフパネル1とサイドルー
フレールアウタ4Bとの連結部C1の下側に重合
し連結されたあとは、この重合連結部C1′の内
側において、更に下方へ延在してフロントルーフ
レール2の内部空間S1とフロントピラー5自体
の内部空間S2とを仕切る隔壁(バルクヘツド)
5B−2を形成しているのである。
なお、第1図に符号L3で示す部分において
も、フロントピラーアウタ5Bの延長部5B−1
はサイドルーフレール4の内部空間S3とフロン
トピラー5自体の内部空間S2とを仕切る隔壁
(バルクヘツド)5B−3を形成している。
このようにして、上記結合部Cをクローズ化す
ることができ、これによりこの結合部Cにおける
結合剛性を十分に高めることができる。
また、上記フロントピラーアウタ5Bにバルク
ヘツド形成部材5Dを連結することにより、フロ
ントピラーの大型化を避けているため、材料の歩
留まりを悪化させることがない。
また、通常は、第2図に示すごとく、結合部C
におけるドリツプ部3でのスポツト溶接用の穴6
が形成されているが、本構造では、上記バルクヘ
ツド形成部5Dが穴6の上方において穴6のまわ
りからこれをかぶせるように配設されるので、こ
の点からも剛性をあげることができる。
また、各部材の合わせ部やドリツプ部3には適
宜モール類が装着される。
さらに、第1図中の符号7はアンテナ用開口を
示している。
なお、バルクヘツド形成部材5Dが、上記重合
連結部C1′の外側方または内外側方においてフ
ロントルーフレール2の内部空間S1とフロント
ピラー5の内部空間S2とを仕切る隔壁を形成す
るようにしてもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のルーフドリツプ
式車体構造によれば、フロントピラーの外板部材
に設けられたバルクヘツド形成部材によつて、フ
ロントルーフレールの内部空間と上記フロントピ
ラー自体の内部空間とを仕切る隔壁を形成してい
るので、上記結合部をクローズ化することがで
き、これにより結合剛性をおおいに高めることが
できる。また、上記バルクヘツド形成部材を設け
ることにより、フロントピラーの外板部材の大型
化を避けて歩留まりの悪化を防止するルーフドリ
ツプ式車体構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の一実施例としてのルーフ
ドリツプ式車体構造を示すもので、第1図はその
要部を示す斜視図、第2図は第1図の−矢視
線に沿う断面図、第3図は第1図の−矢視線
に沿う断面図、第4図は第1図の−矢視線に
沿う断面図、第5図は第1図の−矢視線に沿
う断面図、第6図はその各構成部品の概略形状を
示す分解斜視図であり、第7図は従来のルーフド
リツプ式車体構造の一部を第2図に対応させて示
す断面図である。 1……ルーフパネル、2……フロントルーフレ
ール、3……ドリツプ部、4……サイドルーフレ
ール、4B……サイドルーフレールアウタ(サイ
ドルーフレール外板部材)、5……フロントピラ
ー。5B……フロントピラーアウタ(フロントピ
ラーの外板部材)、5B−1……延長部、5D…
…バルクヘツド形成部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフパネルと、同ルーフパネルの前縁部下側
    に配設されたフロントルーフレールと、上記ルー
    フパネルの側壁にドリツプ部を介して連結された
    サイドルーフレールと、上記のフロントルーフレ
    ールとサイドルーフレールとに接続されたフロン
    トピラーとをそなえたルーフドリツプ式車体にお
    いて、上記フロントピラーの外板部材が上記サイ
    ドルーフレールの外板部材との結合部で同サイド
    ルーフレールの外板部材の下側に延在する延長部
    を設け、この延長部に縁部を結合されるバルクヘ
    ツド形成部材を設け、このバルクヘツド形成部材
    を上記ドリツプ部における上記ルーフパネルと上
    記サイドルーフレールの外板部材との連結部の下
    側に重合し連結するとともに、その重合結合部の
    側方において、上記フロントルーフレールの内部
    空間と上記フロントピラー自体の内部空間とを仕
    切る隔壁を形成することを特徴とするルーフドリ
    ツプ式車体構造。
JP15746386U 1986-10-15 1986-10-15 Expired - Lifetime JPH054463Y2 (ja)

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JP15746386U JPH054463Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JP15746386U JPH054463Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6363267U JPS6363267U (ja) 1988-04-26
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JPH0748443Y2 (ja) * 1989-05-19 1995-11-08 マツダ株式会社 自動車の上部車体構造
JP2597013Y2 (ja) * 1992-03-27 1999-06-28 日産自動車株式会社 車体結合部構造
JP4633541B2 (ja) * 2005-05-26 2011-02-16 本田技研工業株式会社 車体のルーフ構造
KR100844563B1 (ko) * 2006-12-13 2008-07-08 현대자동차주식회사 프론트 필라 장치
JP6834909B2 (ja) * 2017-10-26 2021-02-24 トヨタ自動車株式会社 車体上部構造

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JPS6363267U (ja) 1988-04-26

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