JP6040630B2 - 車両の側部車体構造 - Google Patents

車両の側部車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6040630B2
JP6040630B2 JP2012183829A JP2012183829A JP6040630B2 JP 6040630 B2 JP6040630 B2 JP 6040630B2 JP 2012183829 A JP2012183829 A JP 2012183829A JP 2012183829 A JP2012183829 A JP 2012183829A JP 6040630 B2 JP6040630 B2 JP 6040630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
roof rail
roof
pillar
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012183829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013233918A (ja
Inventor
岳司 中村
岳司 中村
純子 新田
純子 新田
誠司 中野
誠司 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2012183829A priority Critical patent/JP6040630B2/ja
Priority to US13/958,251 priority patent/US8944494B2/en
Priority to DE102013013277.0A priority patent/DE102013013277B4/de
Priority to CN201310364812.XA priority patent/CN103625559B/zh
Publication of JP2013233918A publication Critical patent/JP2013233918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6040630B2 publication Critical patent/JP6040630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/06Fixed roofs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、例えば、車両の側方からセンターピラーに加わる衝突荷重を、ルーフレールに伝達、分散するような車両の側部車体構造に関する。
従来、車体上部において車両前後方向に延びる左右一対のルーフレールと、ルーフレールを車幅方向に連結するルーフレインと、車体下部において車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、ルーフレールおよびサイドシルを連結するセンターピラーとを備えた車両の側部車体構造において、他の車両が車両の側部に衝突した際、あるいは障害物に車両の側部が衝突した際、車室内の乗員を確実に保護する観点から、センターピラーの車室内への侵入を如何に抑制するかが課題となっており、この課題を解決すべく、今日までに様々な構造が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の車体上部構造(本願の側部車体構造に相当)は、ルーフサイドレールの内部に、ルーフサイドレールに沿って所定の長さの補強パイプを接合するとされている。そして、補強パイプにより、特許文献1に記載の車体上部構造は、センターピラーに加わった衝突荷重によってルーフサイドレールが車室内方向へ折れ曲がることを抑制するとともに、ルーフサイドレールを介してルーフアーチ(本願のルーフレインに相当)に衝突荷重を伝達、分散することで、センターピラーの車室内への侵入を抑制するとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の車体上部構造は、補強パイプや補強パイプをルーフサイドレールに接合固定する部品など部品点数が多くなり、車両全体の重量が増加するという問題がある。
特開2009−57032号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、部品点数の増加を抑えて、センターピラーの車室内への侵入を抑制することができる車両の側部車体構造を提供することを目的とする。
この発明による車両の側部車体構造(請求項1)は、車体上部で車両前後方向に延びる左右一対のルーフレールと、車幅方向に延びるとともに、前記左右一対のルーフレールを連結する少なくとも1つのルーフレインと、車体下部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、前記ルーフレール及び前記サイドシルにおける車両前後方向の略中央同士を連結するセンターピラーとを備え、前記ルーフレールを、車幅方向外側に配置したルーフレールアウタ部と、該ルーフレールアウタ部に対して車幅方向内側に配置したルーフレールインナ部とで一体的に構成し、前記センターピラーを、前記ルーフレールアウタ部に上端を連結するピラーアウタ部と、前記ルーフレールインナ部に上端を連結するピラーインナ部とで一体的に構成した車両の側部車体構造であって、車両前後方向における前記ピラーアウタ部の上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部と車幅方向で内向する前記ルーフレールインナ部の面に、上端を前記ルーフレールインナ部に連結して、下端をピラーインナ部の上端または/および前記ルーフレールインナ部に連結するとともに、前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する形状に形成した荷重伝達部を備え、さらに、上端が上記ルーフレールの上部に接合されたサイドフレームアウタパネルを備え、前記ルーフレインを、車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、該ルーフガセットの下端を、前記荷重伝達部の下端近傍と略同位置で、前記ルーフレールインナ部に連結する構成としたことを特徴とする。
上記荷重伝達部は、ピラーインナ部と一体で構成する、あるいは、ピラーインナ部と別体で構成することができる。
上記構成によれば、車両の側部車体構造は、部品点数の増加を抑えて、センターピラーの車室内への侵入を抑制することができる。
具体的には、衝突荷重によるピラーアウタ部の車幅方向内側、すなわち、車室内方向への変形に伴い、ピラーアウタ部がルーフレールアウタ部を車室内方向へ押圧することで、ルーフレールアウタ部がルーフレールインナ部に向けて変形を開始する。
この際、荷重伝達部がルーフレールアウタ部に向けて突出しているため、ルーフレールアウタ部は、変形の初期段階において荷重伝達部と当接することができる。このため、上記構成の車両の側部車体構造は、ルーフレールアウタ部から荷重伝達部およびルーフレールインナ部を介して衝突荷重をルーフレインに伝達することができる。
これにより、衝突の進行に伴って増大する衝突荷重を早期にルーフレインに伝達して、衝突荷重によるルーフレールの車室内方向への変形を抑制することができる。すなわち、ルーフレールの車室内方向への変形に伴いセンターピラーが車室内へ侵入することを抑制できる。
加えて、荷重伝達部により、車両の側部車体構造は、衝突荷重を早期に伝達、分散することを部品点数の増加を抑えて実現することができるため、車両全体の重量増加を抑えることができる。
さらに、ピラーインナ部とピラーアウタ部とでセンターピラーを構成しているため、上記構成の車両の側部車体構造は、ピラーアウタ部が変形を開始する前の衝突初期における衝突荷重を、ピラーアウタ部からルーフレールアウタ部を介してルーフレインに伝達するとともに、ピラーアウタ部からピラーインナ部およびルーフレールインナ部を介してルーフレインへと伝達、分散することができる。
これにより、上記構成の車両の側部車体構造は、衝突の初期段階から衝突荷重を順次、ルーフレインに伝達、分散することができる。すなわち、車両の側部車体構造は、衝突荷重を伝達、分散する複数の伝達経路を衝突の進行に伴って確立することで、ルーフレールの車室内への変形を抑制することができる。
したがって、上記構成の車両の側部車体構造は、部品点数の増加を抑えて、センターピラーの車室内への侵入を抑制することができる。
しかも、前記ルーフレインを、車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、該ルーフガセットの下端を、前記荷重伝達部の下端近傍と略同位置で、前記ルーフレールインナ部に連結する構成としたので、荷重伝達部の下端からルーフレールインナ部を介してルーフガセットに衝突荷重を伝達するとともに、ルーフガセットからルーフレインに衝突荷重を伝達することができる。
さらに、ルーフガゼットを備えたことにより、車両の側部車体構造は、ルーフレール、およびルーフレインの連結をより強固にするとともに、センターピラーに加わった衝突荷重を直接的にルーフレインに伝達、分散することができる。
加えて、荷重伝達部の下端近傍におけるルーフレールインナ部の剛性を向上することができる。
これにより、車両の側部車体構造は、ルーフレールに伝達される衝突荷重を低減することができ、ルーフレールが車室内方向へ変形することをより抑制できる。
したがって、車両の側部車体構造は、ルーフガセットによってルーフレールに伝達される衝突荷重を低減することで、センターピラーの車室内への侵入をより抑制することができる。
この発明の態様(請求項2)として、前記ピラーアウタ部の上端を、前記荷重伝達部の上部近傍と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部に連結する構成とするものである
上記構成の、車両の側部車体構造は、荷重伝達部に衝突荷重を確実に伝達することができる。
具体的には、ピラーアウタ部の上端を荷重伝達部より下方の位置でルーフレールアウタ部に連結した場合、荷重伝達部に対するルーフレールアウタ部の変形が安定せず、ピラーアウタ部と荷重伝達部との間における衝突荷重の伝達効率が安定しないおそれがある。
これに対して、荷重伝達部の上部近傍と略同位置において、ピラーアウタ部の上端をルーフレールアウタ部に連結することで、車両の側部車体構造は、ピラーアウタ部がルーフレールアウタ部に重なる重なり代を大きくすることができる。
このため、ピラーアウタ部がルーフレールアウタ部を確実に押圧するとともに、ルーフレールアウタ部における荷重伝達部と対向する範囲をピラーアウタ部により均一に車室内方向へ押し潰すように変形させることができる。に、ルーフレールアウタ部と荷重伝達部とが確実に当接して、荷重伝達部に衝突荷重をより効率よく伝達することができる。
これにより、車両の側部車体構造は、ルーフレールアウタ部に伝達された衝突荷重を、より確実に荷重伝達部に伝達することができる。このため、車両の側部車体構造は、ルーフレールの車室内方向への変形を抑制することができる。
したがって、上記構成の車両の側部車体構造は、ルーフレールアウタ部から荷重伝達部へ衝突荷重を確実に伝達することで、センターピラーの車室内への侵入を抑制することができる。
また、この発明の態様(請求項3)として、前記荷重伝達部を、前記ルーフレールインナ部側に基部を有するとともに、車幅方向に垂直な断面形状を前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する略断面ハット状に形成し、前記荷重伝達部の基部近傍における前記ルーフレールインナ部に、車両前後方向に延びるとともに、車幅方向内側に向けて突出して形成した突部を備えるものである
上記基部は、荷重伝達部の上端、あるいは下端のどちらか一方、もしくは両方に形成することができる。
上記突部は、ビード、あるいは稜線形状などとすることができる。
上記構成の、車両の側部車体構造は、荷重伝達部の基部近傍におけるルーフレールインナ部の剛性を向上することができる。これにより、荷重伝達部の基部による車室内方向への押圧に対して、ルーフレールインナ部が車室内方向へ変形することを抑制できる。
したがって、上記構成の車両の側部車体構造は、荷重伝達部の基部近傍におけるルーフレールインナ部の剛性を向上することで、センターピラーの車室内への侵入をより抑制することができる。
この発明による車両の側部車体構造(請求項4)は、また、車体上部で車両前後方向に延びる左右一対のルーフレールと、車幅方向に延びるとともに、前記左右一対のルーフレールを連結する少なくとも1つのルーフレインと、車体下部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、前記ルーフレール及び前記サイドシルにおける車両前後方向の略中央同士を連結するセンターピラーとを備え、前記ルーフレールを、車幅方向外側に配置したルーフレールアウタ部と、該ルーフレールアウタ部に対して車幅方向内側に配置したルーフレールインナ部とで一体的に構成し、前記センターピラーを、前記ルーフレールアウタ部に上端を連結するピラーアウタ部と、前記ルーフレールインナ部に上端を連結するピラーインナ部とで一体的に構成した車両の側部車体構造であって、車両前後方向における前記ピラーアウタ部の上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部と車幅方向で内向する前記ルーフレールインナ部の面に、上端を前記ルーフレールインナ部に連結して、下端を前記ルーフレールインナ部に連結するとともに、前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する形状に形成した荷重伝達部を備え、さらに、上端が上記ルーフレールの上部に接合されたサイドフレームアウタパネルを備え、前記ピラーインナ部と前記荷重伝達部とを別体で構成するとともに、該荷重伝達部を略断面ハット状に形成し、略断面ハット状を形成する上下両側の基部を、前記ルーフレールインナ部に連結し、前記ルーフレインを、車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、前記荷重伝達部の下側の下方基部と、前記ルーフレールインナ部と、前記ルーフガセットの下端とを3枚重ねて接合したものである。
このように、前記ピラーインナ部と前記荷重伝達部とを別体で構成するとともに、該荷重伝達部を略断面ハット状に形成し、略断面ハット状を形成する上下両側の基部を、前記ルーフレールインナ部に連結するので、段落[0008]〜[0012]で示した作用、効果に加えて、ピラーインナ部において荷重伝達部を形成しない分、材料となるパネルの歩留まりを向上させることができる。そして、荷重伝達部においても、材料となるパネルの形状を簡素な形状とすることで、高い歩留まりを実現することができる。
また、ピラーインナ部とは異なる別体のパネルを略断面ハット状にプレス成形加工するため、大型の金型が不要になり、その結果、生産性の向上を図ることができる。
また、前記ルーフレインを、車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、前記荷重伝達部の下側の下方基部と、前記ルーフレールインナ部と、前記ルーフガセットの下端とを3枚重ねて接合する構成とするものであるから、荷重伝達部の下方基部からルーフレールインナ部を介してルーフガセットに衝突荷重を円滑に伝達するとともに、ルーフガセットからルーフレインに衝突荷重を円滑に伝達することができる。
さらに、ルーフガゼットを備えたことにより、車両の側部車体構造は、ルーフレール、およびルーフレインの連結をより強固にするとともに、センターピラーに加わった衝突荷重を直接的にルーフレインに伝達、分散することができる。
加えて、荷重伝達部の下端近傍におけるルーフレールインナ部の剛性を向上することができる。
これにより、上記構成の車両の側部車体構造は、ルーフレールに伝達される衝突荷重を低減することができ、ルーフレールが車室内方向へ変形することをより抑制できる。
したがって、車両の側部車体構造は、ルーフガセットによってルーフレールに伝達される衝突荷重を低減することで、センターピラーの車室内への侵入をより抑制することができる。
また、この発明の態様(請求項5)として、前記ピラーアウタ部の上端を、前記荷重伝達部の上部近傍と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部に連結する構成としたものである。
上記構成の、車両の側部車体構造は、荷重伝達部に衝突荷重を確実に伝達することができる。
具体的には、ピラーアウタ部の上端を荷重伝達部より下方の位置でルーフレールアウタ部に連結した場合、荷重伝達部に対するルーフレールアウタ部の変形が安定せず、ピラーアウタ部と荷重伝達部との間における衝突荷重の伝達効率が安定しないおそれがある。
これに対して、荷重伝達部の上部近傍と略同位置において、ピラーアウタ部の上端をルーフレールアウタ部に連結することで、車両の側部車体構造は、ピラーアウタ部がルーフレールアウタ部に重なる重なり代を大きくすることができる。
このため、ピラーアウタ部がルーフレールアウタ部を確実に押圧するとともに、ルーフレールアウタ部における荷重伝達部と対向する範囲をピラーアウタ部により均一に車室内方向へ押し潰すように変形させることができる。故に、ルーフレールアウタ部と荷重伝達部とが確実に当接して、荷重伝達部に衝突荷重をより効率よく伝達することができる。
これにより、車両の側部車体構造は、ルーフレールアウタ部に伝達された衝突荷重を、より確実に荷重伝達部に伝達することができる。このため、車両の側部車体構造は、ルーフレールの車室内方向への変形を抑制することができる。
したがって、上記構成の車両の側部車体構造は、ルーフレールアウタ部から荷重伝達部へ衝突荷重を確実に伝達することで、センターピラーの車室内への侵入を抑制することができる。
また、この発明の態様(請求項6)として、前記下方基部と、該下方基部から車幅方向外側に向けて延設した側壁部とで形成される角部、および前記ルーフガセットの下端と、該ルーフガセットの下端から車幅方向内側且つ上方の前記ルーフレインに向けて延設したガセット傾斜部とで形成される角部を、車両上下方向において同位置に配置するものである
上記構成により、荷重伝達部の側壁部からルーフガセットのガセット傾斜部への荷重伝達をより円滑にすることができる。このため、荷重伝達部の下方基部からルーフレールインナ部を介してルーフガセットに衝突荷重をより円滑に伝達するとともに、ルーフガセットからルーフレインに衝突荷重をより円滑に伝達することができる。
また、この発明の態様(請求項7)として、前記基部と、該基部から車幅方向外側に向けて延設した側壁部とで形成される角部の一部に、車両上下方向に膨出する膨出部を形成したものである
上記構成により、荷重伝達部の強度を膨出部によって向上させることができる。
そして、通常、荷重伝達部のプレス成形加工により前記角部を成形した際には、パネルの弾性によって元の平面形状に戻ろうとするいわゆるスプリングバックが発生するが、膨出部を形成することで、プレス成形加工後のスプリングバックを抑制でき、形状の凍結性を向上させることができる。
本発明により、部品点数の増加を抑えて、センターピラーの車室内への侵入を抑制できる車両の側部車体構造を提供することができる。
車両の側部車体構造における外観の左側面視を示す左側面図。 左右のルーフレールの連結状態を平面視で示す平面図。 ルーフレールとセンターピラーとの連結箇所近傍における車室内からの外観を示す要部外観斜視図。 図2中のA−A矢視断面におけるルーフレールとセンターピラーとの連結箇所近傍の要部構造を示す要部部分断面斜視図。 図2中のA−A矢視断面図。 図2中のB−B矢視断面図。 衝突時における側部車体構造の状態を示すB−B矢視断面図。 車両の側部車体構造の他の実施例を示す図であって、ルーフレールとセンターピラーとの連結箇所近傍における車室外からの外観を示す要部外観斜視図。 図8中のC−C矢視断面相当の図。 荷重伝達部の正面図。 図10中のD−D矢視断面図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて説明する。
図1は車両1の側部車体構造2における外観の左側面図を示し、図2は左右のルーフレール10の連結状態の平面図を示し、図3はルーフレール10とセンターピラー30との連結箇所近傍における車室内からの要部外観斜視図を示し、図4は図2中のA−A矢視断面におけるルーフレール10とセンターピラー20との連結箇所近傍の要部構造の要部部分断面斜視図を示し、図5は図2中のA−A矢視断面図を示し、図6は図2中のB−B矢視断面図を示している。
なお、図3中においてルーフガセット50の図示を省略し、図5および図6中においてサイドフレームアウタパネル60およびルーフパネル70を二点鎖線で示している。
また、図中において、矢印FrおよびRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印RhおよびLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、矢印INは車幅方向内側(車室内方向)を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
まず、車両1の側部車体構造2は、図1に示すように、車体上部において車両前後方向に延びる左右一対のルーフレール10と、車体下部において車両前後方向に延びる左右一対のサイドシル20と、ルーフレール10およびサイドシル20の車両前後方向略中央を連結するセンターピラー30とで構成している。なお、センターピラー30の前後には、ルーフレール10、サイドシル20、およびセンターピラー30によって、乗員が昇降するための開口であるドア開口部XおよびYが形成されている。
さらに、左右一対のルーフレール10は、図2に示すように、車両前後方向に所定の間隔を介して配置するとともに、車幅方向に延びる複数のルーフレイン40で連結している。なお、複数のルーフレイン40のうち1つのルーフレイン40は、図2および図3に示すように、車両前後方向において、センターピラー30の上端と略同位置でルーフレール10に接合している。
また、車両1の側部車体構造2は、図4に示すように、車室内において、ルーフレール10とルーフレイン40との連結を補強するルーフガセット50を備えている。
加えて、車両1の側部車体構造2は、図4および図5に示すように、上端をルーフレール10の上部にスポット溶接で接合するとともに、車両1の側部における意匠面をなすサイドフレームアウタパネル60を備えている。
また、車両1の上部には、ルーフレイン40における車幅方向外側の端部にスポット溶接で接合するとともに、車両1の上部における意匠面をなすルーフパネル70と備えている。
次に、図3に示すような車両1の側部車体構造2におけるルーフレール10とセンターピラー30との連結箇所近傍の構造について、より具体的に説明する。
ルーフレール10は、図3から図6に示すように、所定の板厚で立体形成するとともに、車幅方向外側に配置したルーフレールアウタパネル11と、車幅方向でルーフレールアウタパネル11と対向するルーフレールインナパネル15とを接合して一体的に構成している。
ルーフレールアウタパネル11は、車幅方向に垂直な断面における断面形状が略断面ハット状であって、サイドフレームアウタパネル60を上面に接合するアウタ上面部12と、アウタ上面部12における車幅方向外側の縁辺から車幅方向外側、かつ斜め下方に向けて延設したアウタ側面部13と、アウタ側面部13の下側縁辺から車幅方向内側、かつ斜め下方に向けて延設したアウタ下面部14とを一体にして形成している。
ルーフレールインナパネル15は、車幅方向に垂直な断面における断面形状が略逆L字状であって、アウタ上面部12より車幅方向長さが短く、アウタ上面部12の下面に接合するインナ上面部16と、インナ上面部16における車幅方向外側の縁辺から車幅方向外側、かつ略斜め下方に向けて延設したインナ側面部17とを一体にして形成している。
さらに、インナ側面部17の下部には、図3から図5に示すように、車幅方向内側に向けて膨出した膨出部17aと、膨出部17aの前後で車両前後方向に延びるととともに、車幅方向内側に向けて突出したビード部18を形成している。
一方、インナ側面部17の上部には、図3、図4および図6に示すように、車両前後方向を長手方向とする略角丸長方形で、所定の平面を有して車幅方向外側に向けて凹設した谷部17bを形成している。加えて、谷部17bの上側縁辺には、図6に示すように、車幅方向内側に向けて緩やかな稜線状に突出した稜線部19を形成している。
このような形状のルーフレールアウタパネル11、およびルーフレールインナパネル15は、センターピラー30(後述するピラーアウタパネル39、およびピラーインナパネル31)を接合したのち、所定の位置をスポット溶接で接合することで、内部中空の内部空間Sを有するルーフレール10を構成している。
なお、ルーフレール10におけるドア開口部XおよびYに沿った範囲は、ルーフレールアウタパネル11とルーフレールインナパネル15との下端同士を接合して閉断面形状(図示省略)に構成している。
センターピラー30は、図3から図6に示すように、所定の板厚で立体形成するとともに、上端をルーフレールインナパネル15と接合するピラーインナパネル31と、上端をルーフレールアウタパネル11と接合するピラーアウタパネル39とで一体的に構成している。なお、センターピラー30は、高張力鋼板を用いて形成している。
ピラーインナパネル31は、ルーフレール10とサイドシル20との間に位置するピラーインナ部32と、ルーフレール10の内部空間Sに位置する荷重伝達部33とを一体にして形成している。
ピラーインナ部32は、サイドシル20に接合した下端から車両上方に向けて延設するとともに、上端がルーフレールインナパネル15の車幅方向外側の面における下端近傍と重なり合うように形成している。
荷重伝達部33は、車両前後方向におけるピラーインナ部32の幅と略同等の幅でピラーインナ部32の上端を車両上方に向けて延設して形成するとともに、車幅方向に垂直な断面における断面形状をルーフレールアウタパネル11に向けて突出した略断面ハット状に形成している。
詳述すると、荷重伝達部33は、ピラーインナ部32の上端からインナ側面部17に沿ってビード部18の上方まで延設した下方基部34と、下方基部34からアウタ下面部14と略平行で車幅方向外側に向けて延設した第1面部35と、第1面部35の車幅方向外側の縁辺からアウタ側面部13と略平行で車両上方に向けて延設した第2面部36と、第2面部36の上側縁辺から略水平で車幅方向内側に向けて延設した第3面部37と、第3面部37における車幅方向内側の縁辺から谷部17bに沿って車両上方に向けて延設した上方基部38とを一体にして形成している。
ピラーアウタパネル39は、サイドシル20に接合した下端から車体上部に向けて延設するとともに、その上部をルーフレールアウタパネル11に沿うように立体形成している。
詳述すると、ピラーアウタパネル39の上部は、ルーフレールアウタパネル11のアウタ側面部13およびアウタ下面部14の車幅方向外側の面に沿うように形成するとともに、車両上下方向において、その上端が荷重伝達部33の上端と略同位置となるよう形成している。
このような形状のピラーインナパネル31、およびピラーアウタパネル39を、車幅方向で相互に接合してセンターピラー30を構成している。
詳述すると、ピラーアウタパネル39は、図5に示すように、上端を荷重伝達部33の上端と略同位置にして、ルーフレールアウタパネル11の車幅方向外側の面に重ね合わせるとともに、図4に示すように、複数の溶接部SW1をスポット溶接することで、ルーフレールアウタパネル11に接合している。
一方、ピラーインナパネル31は、図3および図4に示すように、ピラーインナ部32の上部とインナ側面部17の下部とを複数の溶接部SW2においてスポット溶接するとともに、上方基部38と谷部17bとを複数の溶接部SW3においてスポット溶接することでルーフレールインナパネル15に接合している。
そして、ルーフレールアウタパネル11、およびルーフレールインナパネル15とともに、ピラーアウタパネル39およびピラーインナパネル31を車幅方向で接合している。
なお、センターピラー30におけるドア開口部XおよびYに沿った範囲は、ピラーインナパネル31、およびピラーアウタパネル39における車両前後方向の端部同士を接合して閉断面形状(図示省略)に構成している。
ルーフレイン40は、図3から図6に示すように、所定の板厚を有するとともに、サイドフレームアウタパネル60を挟んでルーフアウタパネル11のアウタ上面部12の上面に接合する3つのレイン上面部41と、レイン上面部41より車両下方においてルーフガセット50と接合する2つのレイン下面部42と、車両前後方向に交互に配置したレイン上面部41およびレイン下面部42を車両上下方向に連結するレイン側面部43とを一体にして形成している。
ルーフガセット50は、図4から図6に示すように、ルーフレイン40のレイン上面部41の下面に接合するガセット上部51と、インナ側面部17における膨出部17aの車両上方に接合するガセット下部52と、該ガセット下部52から車幅方向内側、かつ、上方のルーフレイン40に向けて延設し、ガセット上部51の車幅方向外側の縁辺とガセット下部52の上側縁辺とを連結するガセット傾斜部53とを一体にして形成している。
そして、ルーフガセット50は、ガセット上部51をレイン下面部42の下面にスポット溶接することでルーフレイン40に接合している。さらに、ルーフガセット50は、図3および図4に示すように、ガセット下部52をインナ側面部17の車幅方向外側の面に重ね合わせて6箇所の溶接部SW4をスポット溶接することで、ルーフレールインナパネル15に接合している。
このような構成の車両1の側部車体構造2において、車両1の側面に衝突荷重が加わった際について図7を用いて説明する。
なお、図7は衝突時における側部車体構造2の状態のB−B矢視断面図を示している。
また、図7においてサイドフレームアウタパネル60の図示を省略している。
他の車両が車両1の側部に衝突する、あるいは障害物に車両1の側部が衝突することで、図7に示すように、車幅方向外側から衝突方向Fに向かって衝突荷重がセンターピラー30のピラーアウタパネル39に加わると、センターピラー30は、衝突初期の初期衝突荷重をルーフレール10およびルーフガセット50を介してルーフレイン40に伝達、分散する。そして、衝突の進行に伴い増大した衝突荷重を受けきれなくなると、センターピラー30は、衝突方向Fに向けて、すなわち車室内方向に向けて変形を開始する。
この際、衝突荷重によってピラーアウタパネル39の上部がルーフレールアウタパネル11を衝突方向Fに向けて押圧するため、ルーフレールアウタパネル11は、車室内方向に向けて押し潰されるように変形を開始する。
ルーフレールアウタパネル11が変形すると、図7に示すように、アウタ側面部13が荷重伝達部33の第2面部36に車幅方向で当接するとともに、アウタ下面部14が第1面部35と当接する。
このため、ピラーアウタパネル39に加わった衝突荷重は、ルーフレールアウタパネル11から荷重伝達部33を介してルーフレイン40に伝達、分散される。
詳述すると、衝突荷重は、アウタ側面部13と当接する荷重伝達部33の第2面部36から第1面部35および第3面部37を介して、インナ側面部17に伝達される。さらに、インナ側面部17に伝達された衝突荷重は、インナ上面部16およびルーフガセット50を介してルーフレイン40に伝達、分散される。
以上のように、衝突荷重をルーフレイン40に伝達、分散する車両1の側部車体構造2は、部品点数の増加を抑えて、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
具体的には、衝突荷重によるピラーアウタパネル39の車室内方向への変形に伴い、ピラーアウタパネル39に上部がルーフレールアウタパネル11を車室内方向へ押圧することで、ルーフレールアウタパネル11がルーフレールインナパネル15に向けて変形を開始する。
この際、荷重伝達部33がルーフレールアウタパネル11に向けて突出しているため、ルーフレールアウタパネル11は、変形の初期段階において荷重伝達部33と当接することができる。このため、車両1の側部車体構造2は、ルーフレールアウタパネル11から荷重伝達部33およびルーフレールインナパネル15を介して衝突荷重をルーフレイン40に伝達することができる。
これにより、衝突の進行に伴って増大する衝突荷重を早期にルーフレイン40に伝達して、衝突荷重によるルーフレール10の車室内方向への変形を抑制することができる。すなわち、ルーフレール10の車室内方向への変形に伴いセンターピラー30が車室内へ侵入することを抑制できる。
加えて、荷重伝達部33により、車両1の側部車体構造2は、衝突荷重を早期に伝達、分散することを部品点数の増加を抑えて実現することができるため、車両全体の重量増加を抑えることができる。
さらに、ピラーインナパネル31とピラーアウタパネル39とでセンターピラー30を構成しているため、車両1の側部車体構造2は、ピラーアウタパネル39が変形を開始する前の衝突初期における衝突荷重を、ピラーアウタパネル39からルーフレールアウタパネル11を介してルーフレイン40に伝達するとともに、ピラーアウタパネル39からピラーインナパネル31およびルーフレールインナパネル15を介してルーフレイン40へと伝達、分散することができる。
これにより、車両1の側部車体構造2は、衝突の初期段階から衝突荷重を順次、ルーフレイン40に伝達、分散することができる。すなわち、車両1の側部車体構造2は、衝突荷重を伝達、分散する複数の伝達経路を衝突の進行に伴って確立することで、ルーフレール10の車室内への変形を抑制することができる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、部品点数の増加を抑えて、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
また、荷重伝達部33の上端と略同位置において、ピラーアウタパネル39の上端をルーフレールアウタパネル11に接合することにより、車両1の側部車体構造2は、荷重伝達部33に衝突荷重を確実に伝達することができる。
具体的には、ピラーアウタパネル39の上端を荷重伝達部33より下方の位置であるアウタ下面部14の下部に接合した場合、荷重伝達部33に対するルーフレールアウタパネル11の変形が安定せず、ピラーアウタパネル39と荷重伝達部33との間における衝突荷重の伝達効率が安定しないおそれがある。
これに対して、荷重伝達部33の上端と略同位置において、ピラーアウタパネル39の上端をルーフレールアウタパネル11に接合することで、車両1の側部車体構造2は、ピラーアウタパネル39がルーフレールアウタパネル11に重なる重なり代を大きくすることができる。
さらに、ピラーアウタパネル39の上部は、ルーフレールアウタパネル11に沿って形成しているため、ピラーアウタパネル39とルーフレールアウタパネル11との接触面積を大きく確保することができる。
このため、ピラーアウタパネル39がルーフレールアウタパネル11を確実に押圧するとともに、ルーフレールアウタパネル11における荷重伝達部33と対向する範囲をピラーアウタパネル39により均一に車室内方向へ押し潰すように変形させることができる。に、ルーフレールアウタパネル11と荷重伝達部33とが確実に当接して、荷重伝達部33に衝突荷重をより効率よく伝達することができる。
これにより、車両1の側部車体構造2は、ルーフレールアウタパネル11に伝達された衝突荷重を、より確実に荷重伝達部33に伝達することができる。このため、車両1の側部車体構造2は、ルーフレール10の車室内方向への変形を抑制することができる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、ルーフレールアウタパネル11から荷重伝達部33へ衝突荷重を確実に伝達することで、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
また、ルーフレールインナパネル15にビード部18、および稜線部19を備えたことにより、車両1の側部車体構造2は、荷重伝達部33の下方基部34および上方基部38近傍におけるルーフレールインナパネル15の剛性を向上することができる。これにより、荷重伝達部33の下方基部34および上方基部38による車室内方向への押圧に対して、ルーフレールインナパネル15が車室内方向へ変形することを抑制できる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、荷重伝達部33の下方基部34および上方基部38近傍におけるルーフレールインナパネル15の剛性を向上することで、センターピラー30の車室内への侵入をより抑制することができる。
また、ルーフガセット50のガセット下部52を、ルーフレールインナパネル15における下方基部34の近傍に接合することにより、荷重伝達部33の下方基部34からルーフレールインナパネル15を介してルーフガセット50に衝突荷重を伝達するとともに、ルーフガセット50からルーフレイン40に衝突荷重を伝達することができる。
さらに、ルーフガゼット50を備えたことにより、車両1の側部車体構造2は、ルーフレール10、およびルーフレイン40の接合をより強固にするとともに、センターピラー30に加わった衝突荷重を直接的にルーフレイン40に伝達、分散することができる。
加えて、荷重伝達部33の下方基部34近傍におけるルーフレールインナパネル15の剛性を向上することができる。
これにより、車両1の側部車体構造2は、ルーフレール10に伝達される衝突荷重を低減することができ、ルーフレール10が車室内方向へ変形することをより抑制できる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、ルーフガセット50によってルーフレール10に伝達される衝突荷重を低減することで、センターピラー30の車室内への侵入をより抑制することができる。
また、荷重伝達部33の第1面部35をルーフレールアウタパネル11のアウタ下面部14と略平行に形成し、第2面部36をアウタ側面部13と略平行に形成することにより、ルーフレールアウタパネル11が荷重伝達部33に密着するように変形するため、ルーフレールアウタパネル11と荷重伝達部33との接触面積をより確保することができる。
これにより、車両1の側部車体構造2は、ルーフレールアウタパネル11から荷重伝達部33に衝突荷重を分散して伝達することができる。このため、ルーフレールアウタパネル11への応力集中を低減して、ルーフレール10の車室内方向への変形を抑制することができる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、荷重伝達部33の第1面部35および第2面部36を、アウタ側面部13およびアウタ下面部14と略平行に形成することで、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
また、荷重伝達部33の第3面部37を略水平に形成する、すなわち、衝突方向Fに対して第3面部37が略平行に形成することで、衝突方向Fに対する荷重伝達部33の剛性の向上を図ることができる。
このため、衝突荷重によって荷重伝達部33が座屈変形することを防止できる。これにより、ルーフレール10の車室内方向への変形を抑えることができるため、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
さらに、荷重伝達部33は、ルーフレールアウタパネル11を確実に受け止めて、衝突荷重を確実にルーフレイン40に伝達、分散することができる。
したがって、車両1の側部車体構造2は、荷重伝達部33の第3面部37を略水平に形成することで、衝突荷重をより確実にルーフレイン40に伝達、分散して、センターピラー30の車室内への侵入を抑制することができる。
また、ルーフレールインナパネル15に、所定の平面を有する谷部17bを形成したことにより、スポット溶接性を損なうことなく荷重伝達部33をルーフレールインナパネル15に接合することができる。
なお、上述の実施例において、ピラーインナパネル31をピラーインナ部32と荷重伝達部33とで一体に構成したが、これに限定せず、ピラーインナ部32と荷重伝達部33とを別体で構成してもよい。
図8〜図11は、車両1の側部車体構造2の他の実施例を示し、図8は、ルーフレール10とセンターピラー30との連結箇所近傍における車室外からの外観を示す要部外観斜視図であり、図9は、図8中のC−C矢視断面相当の図、図10は、荷重伝達部83の正面図、図11は、図10中のD−D矢視断面図である。なお、図8〜図11において、図1〜図7に示す先の実施例と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8〜図11に示す実施例では、上述した実施例のピラーインナ部32に相当するピラーインナパネル31と荷重伝達部83とを別体で構成しており、かつ、該荷重伝達部83は、車幅方向に垂直な断面における断面形状をルーフレールアウタパネル11に向けて突出した略断面ハット状に形成している。
詳述すると、荷重伝達部83は、略矩形状をなすパネルを略断面ハット状にプレス成形加工したものであり、ピラーインナパネル31の上端より上方の位置からインナ側面部17に沿って延設した下方基部84と、下方基部84から略水平で車幅方向外側に向けて延設した第1面部85と、第1面部85の車幅方向外側の縁辺から車両上方に向けて延設した第2面部86と、第2面部86の上側縁辺から略水平で車幅方向内側に向けて延設した第3面部87と、第3面部87における車幅方向内側の縁辺から谷部17bに沿って車両上方に向けて延設した上方基部88とを一体にして形成している。
このように、荷重伝達部83を別体で構成する際には、インナ側面部17の溶接部SW2においてルーフレールインナパネル15とスポット溶接で接合する。
一方、荷重伝達部83は、下方基部84、上方基部88をルーフレールインナパネル15に接合し、具体的には、図9に示すように、上方基部88をインナ側面部17の谷部17bにスポット溶接で接合し、下方基部84をピラーインナパネル31の上方または/およびインナ側面部17の下部において、該インナ側面部17と、ルーフガセット50のガセット下部52とともにスポット溶接で3枚重ねて接合する。
また、図8〜図11に示す実施例では、図9に示すように、荷重伝達部83の下方基部84と第1面部85とで形成される角部、およびルーフガセット50のガセット下部52とガセット傾斜部53とで形成される角部を、車両上下方向において同位置に配置している。
また、荷重伝達部83では、図8〜図11に示すように、下方基部84と第1面部85とで形成される角部の前部、後部、および上方基部88と第3面部87とで形成される角部の前部、後部に、それぞれ車両上下方向に膨出する膨出部90を形成している。
また、第2面部86には、その前後に位置決め孔91a,91bを穿設している。この位置決め孔91a,91bは、荷重伝達部83の組付けの際、車体側の図示しない基準ピンを差し込むことによって、荷重伝達部83を所定位置に位置決めするものであり、それぞれ円形、楕円形に形成している。
そして、第2面部86では、位置決め孔91aを前端から車両前後方向の中央寄りの位置に配置する一方、位置決め孔91bを後端近傍の位置に配置しており、これによって、両位置決め孔91a,91bを車両前後方向において非対称に配置している。
この場合、車両の左右で荷重伝達部83の形状を左右対称とせず同形状とすることにより、正規の位置決め孔91a,91b(基準ピン)の位置は、車両の左右で互いにずれることになる。そして、車両上下方向の向きを逆にして荷重伝達部83を組付けようとしたときには、車両の左右れであっても、荷重伝達部83の位置にずれが生じてこれの組付けができなくなる。したがって、車両の左右で荷重伝達部83の形状を同形状とすることにより、荷重伝達部83の誤組付けを確実に防止することができる。
以上のように、図8〜図11に示す実施例では、ピラーインナパネル31と荷重伝達部83とを別体で構成することにより、ピラーインナパネル31において荷重伝達部33を形成しない分、材料となるパネルの歩留まりを向上させることができる。そして、荷重伝達部83においても、材料となるパネルの形状を上述したように略矩形状とする等、簡素な形状とすることで、高い歩留まりを実現することができる。
また、ピラーインナパネル31とは異なる別体のパネルを略断面ハット状にプレス成形加工するため、大型の金型が不要になり、その結果、生産性の向上を図ることができる。
また、荷重伝達部83の下方基部84と、インナ側面部17と、ルーフガセット50のガセット下部52とを3枚重ねて接合することで、荷重伝達部83の下方基部84からルーフレールインナパネル15を介してルーフガセット50に衝突荷重を円滑に伝達するとともに、ルーフガセット50からルーフレイン40に衝突荷重を円滑に伝達することができる。
また、荷重伝達部83の下方基部84と第1面部85とで形成される角部、およびルーフガセット50のガセット下部52とガセット傾斜部53とで形成される角部を、車両上下方向において同位置に配置することで、荷重伝達部83の第1面部85からルーフガセット50のガセット傾斜部53への荷重伝達をより円滑にすることができる。このため、荷重伝達部83の下方基部84からルーフレールインナパネル15を介してルーフガセット50に衝突荷重をより円滑に伝達するとともに、ルーフガセット50からルーフレイン40に衝突荷重をより円滑に伝達することができる。
また、下方基部84と第1面部85とで形成される角部の前部、後部、および上方基部88と第3面部87とで形成される角部の前部、後部に、それぞれ車両上下方向に膨出する膨出部90を形成することで、荷重伝達部83の強度を膨出部90によって向上させることができる。
そして、通常、荷重伝達部83のプレス成形加工により前記角部を成形した際には、パネルの弾性によって元の平面形状に戻ろうとするいわゆるスプリングバックが発生するが、上述したような膨出部90を形成することで、プレス成形加工後のスプリングバックを抑制でき、形状の凍結性を向上させることができる。
なお、上述した各実施例では、サイドフレームアウタパネル60を別体で構成したが、これに限定せず、ルーフレールアウタパネル11、ピラーアウタパネル39、および、サイドフレームアウタパネル60を一体で構成し、これをサイドフレームアウタパネルとしてもよい。
また、ルーフレールアウタパネル11のアウタ側面部13、およびアウタ下面部14の車幅方向内側の面に、車両前後方向に延びるレインフォースメントを備えてもよい。
また、ルーフガセット50のガセット下部52をルーフレールインナパネル15におけるビード部18の上方に接合したが、これに限定せず、ビード部18を設けず、かつ下方基部34、84と対向する位置でガセット下部52をルーフレールインナパネル15に接合してもよい。
また、ルーフレールインナパネル15におけるインナ側面部17の下部にビード部18を形成し、上部に稜線部19を形成したが、これに限定せず、下部に稜線部、上部にビード部を形成してもよい。あるいは、上部および下部のどちらか一方、あるいは両方に、稜線部、あるいはビード部のどちらか一方を形成してもよい。なお、稜線部19は、衝突荷重によってインナ側面部17が座屈変形しない程度の稜線形状であることが好ましい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のルーフレールアウタ部は、実施形態のルーフレールアウタパネル11に対応し、
以下同様に、
ルーフレールインナ部は、ルーフレールインナパネル15に対応し、
ピラーアウタ部は、ピラーアウタパネル39に対応し、
基部は、下方基部34、84、および上方基部38、88に対応し、
突部は、ビード部18、および稜線部19に対応し、
側壁部は、第1面部85、第3面部87に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…車両
2…側部車体構造
10…ルーフレール
11…ルーフレールアウタパネル(ルーフレールアウタ部)
15…ルーフレールインナパネル(ルーフレールインナ部)
18…ビード部(突部)
19…稜線部U(突部)
20…サイドシル
30…センターピラー
32…ピラーインナ部
33、83…荷重伝達部
34、84…下方基部
38、88…上方基部
39…ピラーアウタパネル(ピラーアウタ部)
40…ルーフレイン
50…ルーフガセット
53…ガセット傾斜部
60…サイドフレームアウタパネル
85…第1面部(側壁部)
87…第3面部(側壁部)
90…膨出部

Claims (7)

  1. 車体上部で車両前後方向に延びる左右一対のルーフレールと、
    車幅方向に延びるとともに、前記左右一対のルーフレールを連結する少なくとも1つのルーフレインと、
    車体下部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
    前記ルーフレール及び前記サイドシルにおける車両前後方向の略中央同士を連結するセンターピラーとを備え、
    前記ルーフレールを、
    車幅方向外側に配置したルーフレールアウタ部と、該ルーフレールアウタ部に対して車幅方向内側に配置したルーフレールインナ部とで一体的に構成し、
    前記センターピラーを、
    前記ルーフレールアウタ部に上端を連結するピラーアウタ部と、前記ルーフレールインナ部に上端を連結するピラーインナ部とで一体的に構成した車両の側部車体構造であって、
    車両前後方向における前記ピラーアウタ部の上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部と車幅方向で内向する前記ルーフレールインナ部の面に、
    上端を前記ルーフレールインナ部に連結して、下端をピラーインナ部の上端または/および前記ルーフレールインナ部に連結するとともに、前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する形状に形成した荷重伝達部を備え、
    さらに、上端が上記ルーフレールの上部に接合されたサイドフレームアウタパネルを備え
    前記ルーフレインを、
    車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、
    前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、
    該ルーフガセットの下端を、
    前記荷重伝達部の下端近傍と略同位置で、前記ルーフレールインナ部に連結する構成とした
    車両の側部車体構造。
  2. 前記ピラーアウタ部の上端を、
    前記荷重伝達部の上部近傍と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部に連結する構成とした
    請求項1に記載の車両の側部車体構造。
  3. 前記荷重伝達部を、
    前記ルーフレールインナ部側に基部を有するとともに、車幅方向に垂直な断面形状を前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する略断面ハット状に形成し、
    前記荷重伝達部の基部近傍における前記ルーフレールインナ部に、
    車両前後方向に延びるとともに、車幅方向内側に向けて突出して形成した突部を備えた
    請求項1または2に記載の車両の側部車体構造。
  4. 車体上部で車両前後方向に延びる左右一対のルーフレールと、
    車幅方向に延びるとともに、前記左右一対のルーフレールを連結する少なくとも1つのルーフレインと、
    車体下部で車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
    前記ルーフレール及び前記サイドシルにおける車両前後方向の略中央同士を連結するセンターピラーとを備え、
    前記ルーフレールを、
    車幅方向外側に配置したルーフレールアウタ部と、該ルーフレールアウタ部に対して車幅方向内側に配置したルーフレールインナ部とで一体的に構成し、
    前記センターピラーを、
    前記ルーフレールアウタ部に上端を連結するピラーアウタ部と、前記ルーフレールインナ部に上端を連結するピラーインナ部とで一体的に構成した車両の側部車体構造であって、
    車両前後方向における前記ピラーアウタ部の上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部と車幅方向で内向する前記ルーフレールインナ部の面に、
    上端を前記ルーフレールインナ部に連結して、下端を前記ルーフレールインナ部に連結するとともに、前記ルーフレールアウタ部に向けて突出する形状に形成した荷重伝達部を備え、
    さらに、上端が上記ルーフレールの上部に接合されたサイドフレームアウタパネルを備え、
    前記ピラーインナ部と前記荷重伝達部とを別体で構成するとともに、
    該荷重伝達部を略断面ハット状に形成し、
    略断面ハット状を形成する上下両側の基部を、前記ルーフレールインナ部に連結し、
    前記ルーフレインを、
    車両前後方向における前記センターピラーの上端の位置と略同位置で、前記ルーフレールに連結する構成とし、
    前記ルーフレインと前記センターピラーとを連結するルーフガセットを備え、
    前記荷重伝達部の下側の下方基部と、前記ルーフレールインナ部と、前記ルーフガセットの下端とを3枚重ねて接合した
    車両の側部車体構造。
  5. 前記ピラーアウタ部の上端を、
    前記荷重伝達部の上部近傍と略同位置で、前記ルーフレールアウタ部に連結する構成とした
    請求項4に記載の車両の側部車体構造。
  6. 前記下方基部と、該下方基部から車幅方向外側に向けて延設した側壁部とで形成される角部、および前記ルーフガセットの下端と、該ルーフガセットの下端から車幅方向内側且つ上方の前記ルーフレインに向けて延設したガセット傾斜部とで形成される角部を、車両上下方向において同位置に配置した
    請求項4または5に記載の車両の側部車体構造。
  7. 前記基部と、該基部から車幅方向外側に向けて延設した側壁部とで形成される角部の一部に、車両上下方向に膨出する膨出部を形成した
    請求項4〜6の何れか一項に記載の車両の側部車体構造。
JP2012183829A 2012-04-11 2012-08-23 車両の側部車体構造 Active JP6040630B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183829A JP6040630B2 (ja) 2012-04-11 2012-08-23 車両の側部車体構造
US13/958,251 US8944494B2 (en) 2012-04-11 2013-08-02 Side vehicle-body structure of vehicle
DE102013013277.0A DE102013013277B4 (de) 2012-04-11 2013-08-08 Karosseriestruktur für ein Fahrzeug
CN201310364812.XA CN103625559B (zh) 2012-08-23 2013-08-20 车辆的侧部车身结构

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090068 2012-04-11
JP2012090068 2012-04-11
JP2012183829A JP6040630B2 (ja) 2012-04-11 2012-08-23 車両の側部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013233918A JP2013233918A (ja) 2013-11-21
JP6040630B2 true JP6040630B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=49760384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183829A Active JP6040630B2 (ja) 2012-04-11 2012-08-23 車両の側部車体構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8944494B2 (ja)
JP (1) JP6040630B2 (ja)
DE (1) DE102013013277B4 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073637A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 本田技研工業株式会社 車体側部構造
JP5316566B2 (ja) * 2011-02-25 2013-10-16 マツダ株式会社 車両の上部構造
EP2730485B1 (en) * 2011-07-04 2016-03-09 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body structure and method for assembling vehicle body structure
KR101448758B1 (ko) * 2012-12-10 2014-10-13 현대자동차 주식회사 루프 사이드 레일
US9452788B2 (en) * 2013-05-17 2016-09-27 Honda Motor Co., Ltd. Top part structure of vehicle body
US10144455B2 (en) * 2013-06-14 2018-12-04 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body structure
DE102015100263B3 (de) * 2015-01-09 2016-03-31 Audi Ag Strukturbauteil für eine Karosserie eines Personenkraftwagens
JP6187537B2 (ja) 2015-05-15 2017-08-30 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
DE102015209614B3 (de) * 2015-05-26 2016-09-15 Volkswagen Aktiengesellschaft Karosseriestruktur für ein Fahrzeug
JP6272931B2 (ja) * 2016-03-29 2018-01-31 本田技研工業株式会社 車体構造
JP6673163B2 (ja) * 2016-11-28 2020-03-25 トヨタ自動車株式会社 車両の中央部構造
JP6481700B2 (ja) * 2017-02-21 2019-03-13 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
JP6834909B2 (ja) * 2017-10-26 2021-02-24 トヨタ自動車株式会社 車体上部構造
JP6954033B2 (ja) * 2017-11-15 2021-10-27 トヨタ自動車株式会社 車両のボディ骨格構造
EP3566930B1 (en) * 2018-05-08 2021-09-29 Volvo Car Corporation Vehicle structure
WO2020171820A1 (en) * 2019-02-22 2020-08-27 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
KR102644571B1 (ko) * 2019-05-13 2024-03-06 현대자동차주식회사 차체 보강 장치
JP7209224B2 (ja) * 2019-06-17 2023-01-20 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
JP7498099B2 (ja) 2020-12-09 2024-06-11 トヨタ自動車株式会社 車体側部構造
JP7401481B2 (ja) * 2021-04-09 2023-12-19 トヨタ自動車株式会社 車両

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4483588B2 (ja) * 2005-01-12 2010-06-16 トヨタ自動車株式会社 車体上部構造
JP5046783B2 (ja) 2007-08-06 2012-10-10 本田技研工業株式会社 車両上部構造
JP4852017B2 (ja) 2007-08-06 2012-01-11 本田技研工業株式会社 車体上部構造
JP5041064B2 (ja) 2008-12-01 2012-10-03 トヨタ自動車株式会社 車両側部構造
JP5120268B2 (ja) 2009-01-14 2013-01-16 トヨタ自動車株式会社 ピラー上部結合構造
CN102470899B (zh) * 2009-08-26 2014-08-20 本田技研工业株式会社 汽车的上部车身构造
JP5445210B2 (ja) 2010-02-17 2014-03-19 トヨタ自動車株式会社 車両構造
JP2011218892A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Toyota Motor Corp 車体上部結合構造
JP5593816B2 (ja) * 2010-05-06 2014-09-24 スズキ株式会社 車体のルーフサイド構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20140054927A1 (en) 2014-02-27
DE102013013277A1 (de) 2014-02-27
US8944494B2 (en) 2015-02-03
JP2013233918A (ja) 2013-11-21
DE102013013277B4 (de) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6040630B2 (ja) 車両の側部車体構造
US9809258B2 (en) Vehicle body structure
JP4272626B2 (ja) 車体下側部構造
JP5427895B2 (ja) 車体側部構造
US7270369B2 (en) Automobile underbody structure
KR100998455B1 (ko) 차체 하부 구조
CN103569208B (zh) 车辆的上部车身结构
JP6256519B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP6252617B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP6256518B2 (ja) 車両の側部車体構造
KR101585484B1 (ko) 차체 구조
JP5533587B2 (ja) 車両のサイドシル構造
EP2412612B1 (en) Side sill structure for automobile
JP5053406B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2019048535A (ja) 車体構造
CN103625559B (zh) 车辆的侧部车身结构
CN112660244A (zh) 一种偏置碰防撞车体结构
JP6579131B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6256520B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP7124649B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP6256517B2 (ja) 車両の側部車体構造
CN110884567B (zh) 车辆的前部车身结构
JP2011194945A (ja) 車両側部結合部構造
JP7310458B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6838418B2 (ja) 車体ルーフ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6040630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150