JP6571463B2 - グラインダ、及びカバー - Google Patents

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Description

本発明は、グラインダに関する。
従来、被加工材に対して研削、研磨及び切断等の加工を行うことが可能なグラインダが知られている。グラインダは、駆動デバイスにより回転駆動されるスピンドルを備える。スピンドルには、種々の先端工具が着脱可能に装着される。グラインダには、先端工具の上方を覆う保護カバーが通常装着される(例えば特許文献1参照)。
特開2013−78823号公報
しかしながら、保護カバーにより先端工具を覆う面積を増やすと、作業性が低下する可能性がある。
本発明の一側面では、先端工具の被覆と作業性とを考慮したグラインダに関する新規技術を提供できることが望ましい。
本発明の一側面に係るグラインダは、モータと、ハウジングと、スピンドルと、カバーと、を備える。ハウジングは、モータを収容する。スピンドルは、ハウジングから下方に突出し、モータにより駆動されて回転する。カバーは、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆う。カバーは、例えばハウジングに固定される。
本発明の一側面によれば、カバーは、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うように構成され得る。本発明の一側面によれば、カバーは更に、少なくとも一部が先端工具から離れる方向に変形するように構成される。この構成によれば、カバーが変形可能であるために、カバーが変形可能でない場合と比較して、カバーによる悪影響を抑えることができる。
例えば、本発明の一側面によれば、カバーが被加工材に干渉することによる作業性に対する悪影響を抑えることができる。従って、カバーにより先端工具を覆う面積を広くしても、作業性が低下するのを抑えることができる。
本発明の一側面において、カバーの少なくとも一部は、弾性材料によって構成されてもよい。カバーは、弾性材料の変形によって、少なくとも一部が先端工具から離れる方向に変形するように構成され得る。
本発明の一側面において、カバーは、折曲により先端工具から離れる方向に変形するように構成されてもよい。カバーは、先端工具の上方を少なくとも部分的に覆う複数のカバー部を備えた構成にされ得る。複数のカバー部の内、第一のカバー部は、第二のカバー部に対して折曲可能に接続され得る。第一のカバー部は、第二のカバー部よりもスピンドルから径方向に離れた位置で、第二のカバー部に対して折曲可能に接続され得る。
グラインダにより被加工材が切断される状況では、先端工具の側縁が回転して被加工材が切断される。この場合、先端工具の側縁に近いカバーの部位が作業性に影響を与えやすい。また、切断作業によらず、グラインダを用いた加工作業時には、種々の理由により、先端工具40の側縁付近を加工に利用する必要が生じる。第一のカバー部をスピンドルから径方向に離れた位置で折曲可能に配置することによっては、このような加工作業時にカバーが被加工材に干渉して作業性が低下したり、目的の加工作業が干渉により阻害されたりするのを抑制することができる。
折曲のために、第一のカバー部は、第二のカバー部とヒンジを介して接続されてもよい。あるいは、第一のカバー部と第二のカバー部との接続部、第一のカバー部の少なくとも一部、又は、第二のカバー部の少なくとも一部が弾性材料により構成されてもよい。ヒンジ若しくは弾性材料、又はその他の変形可能な材料の利用により、カバーは、先端工具から離れる方向に折曲する構成にされ得る。
カバーは、周方向に沿う特定の角度領域が先端工具から離れる方向に変形するように構成されてもよい。この角度領域は、周方向に沿う角度で範囲が定義される領域に対応する。カバーは、周方向に一周する円状又はドーナツ状であってもよく、そのうちの半円状(180度)の領域が、先端工具から離れる方向に変形するように構成されてもよい。この変形は、特定の角度領域において少なくとも部分的に生じればよい。
本発明の一側面では、モータと、ハウジングと、スピンドルと、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆うカバーと、を備えるグラインダであって、カバーが、少なくとも部分的に弾性材料によって構成されるグラインダが提供されてもよい。弾性材料は、例えば、カバーの変形又は配置調整のために設けられ得る。
本発明の一側面では、モータと、ハウジングと、スピンドルと、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーと、を備えるグラインダであって、カバーが、隣接する領域とは異なる材料で構成される周方向に沿う複数の角度領域を備えるグラインダが提供されてもよい。これら複数の角度領域の少なくとも一つは、弾性材料により構成され得る。
カバーは、上記複数の角度領域として、弾性材料により構成される半円状の領域と、金属材料により構成される半円状の領域と、を有するように構成されてもよい。換言すれば、本発明の一側面では、弾性材料により構成される半円状の領域と、金属材料により構成される半円状の領域と、を有するカバーがグラインダに設けられてもよい。このカバーによれば、弾性材料により構成される領域が、先端工具から離れる方向に変形することができる。変形は、カバーの被加工材への干渉による作業性の低下や加工能力の低下を抑制することに貢献する。
本発明の一側面では、モータと、ハウジングと、スピンドルと、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆うカバーと、カバーにおける先端工具と向き合う面の少なくとも一部に広がる弾性材料と、を備えるグラインダが提供されてもよい。カバーは、先端工具の上方及び側方を、少なくとも部分的に覆うように構成されてもよい。この弾性材料を備えるカバーによれば、加工作業時に被加工材や先端工具の破片がカバー内で飛散したときの衝撃を弾性材料により吸収することができる。弾性材料は、カバーにおける先端工具と向き合う面に貼り付けられ得る。
本発明の一側面では、モータと、ハウジングと、スピンドルと、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具の上方及び下方を少なくとも部分的に覆うカバーと、を備えるグラインダが提供されてもよい。このグラインダにおいて、カバーは、弾性材料を備えた構成にされてもよい。カバーは、カバーの先端工具の下方を覆う部位が、弾性材料の変形によって、少なくとも部分的に先端工具から下方に離れる方向に変形するように構成され得る。
本発明の一側面によれば、カバーは、スピンドルの周方向に設けられ、先端工具の上方を少なくとも部分的に覆う第一のカバー部と、第一のカバー部に固定されて、先端工具の下方を少なくとも部分的に覆う第二のカバー部と、を備えた構成にされてもよい。第二のカバー部は、少なくとも部分的に弾性材料で構成され得る。この弾性材料によって、カバーは、少なくとも部分的に先端工具から下方に離れる方向に変形するように構成され得る。
先端工具の上方に加えて下方もカバーで覆うことは、粉塵の飛散抑制に貢献する。しかしながら、先端工具の取替作業には、通常、スピンドルの下方に十分な空間が必要である。従って、先端工具の下方を少なくとも部分的に覆うカバーによれば、先端工具の取替時に、カバーが干渉し易い。場合によっては、目的の先端工具をスピンドルに取り付けることができない可能性がある。
本発明の一側面によれば、カバーが備える弾性材料の変形によって、先端工具の取替作業に必要なスピンドル下方の空間を広げることができ、取替作業時のカバーと先端工具との干渉を抑制することができる。従って、粉塵の飛散を抑制しながら、利便性の高いグラインダを提供することができる。
本発明の一側面によれば、スピンドルの周方向に設けられ、先端工具の上方を少なくとも部分的に覆う第一のカバー部と、第一のカバー部に固定されて、先端工具の下方を少なくとも部分的に覆う第二のカバー部と、を備え、第二のカバー部の少なくとも一部が作業者の視界を遮断しないように構成されるカバーがグラインダに設けられてもよい。
加工作業時には、場合によって、被加工材における加工対象部位と、作業者の目との間に、第二のカバー部が介在する可能性がある。第二のカバー部が少なくとも部分的に作業者の視界を遮断しないように構成されれば、第二のカバー部が作業性に好ましくない影響を与えるのを抑制することができる。
第二のカバー部は、作業者の視界を遮断しないようにするための貫通孔を有した構成されてもよい。第二のカバー部は、少なくとも部分的にメッシュ材料で構成されてもよい。第二のカバー部は、少なくとも部分的に透明材料で構成されてもよい。ここでいう「透明」は、半透明を含む。こうした構成によれば、高い作業性を実現可能なグラインダを提供し得る。
本発明の一側面によれば、モータと、ハウジングと、スピンドルと、スピンドルの先端部に設けられるインナーフランジと、インナーフランジの下方に先端工具を介して配置され、インナーフランジとの間に先端工具を固定するロックナットと、スピンドルの周方向に設けられ、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆う研削用のカバーと、を備えるグラインダが提供されてもよい。このグラインダにおいて、ロックナットは、インナーフランジと向き合う突状のパイロット部であって、研削用の先端工具の厚みに対応した空間をインナーフランジとロックナットの間に形成するパイロット部を両面に有した構成にされ得る。
切断用の先端工具は、研削用の先端工具より通常薄い。このため、上記ロックナットの構成によれば、切断用の先端工具をスピンドルに固定することを困難にすることができる。研削用のカバーは、例えば、切断用のカバーよりも先端工具を覆う面積の小さいカバーであり得る。研削用のカバーは、例えば、先端工具の下方を実質的に覆わない構成のカバーであり得る。
この他、本発明の一側面によれば、グラインダに装着される上述のカバーが提供されてもよい。本発明の一側面によれば、先端工具を少なくとも部分的に覆うカバー部と、カバー部を固定するための固定部とを備え、カバー部が上述した特徴の少なくとも一つを有するカバーが提供されてもよい。固定部は、グラインダが備えるハウジングにカバー部を固定するように構成され得る。
例えば、本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、少なくとも一部が先端工具から離れる方向に変形する構造を備えるカバーが提供されてもよい。カバーは、先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバー部と、カバー部を固定するための固定部と、を備えた構成にされ得る。そして、カバー部は、少なくとも部分的に先端工具から離れる方向に変形するように構成され得る。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、弾性材料を備え、弾性材料の変形によって、少なくとも一部が先端工具から離れる方向に変形するように構成されるカバーが提供されてもよい。本発明の一側面によれば、カバーは、カバー部及び固定部を備え、カバー部が、少なくとも部分的に弾性材料によって構成にされ、少なくとも部分的に先端工具から離れる方向に変形する構成にされ得る。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、少なくとも一部が折曲により先端工具から離れる方向に変形する構造を備えるカバーが提供されてもよい。カバーは、複数のカバー部を備え、複数のカバー部の内、第一のカバー部が第二のカバー部に対して折曲可能に接続された構成にされ得る。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆うカバーであって、弾性材料によって先端工具を少なくとも部分的に覆うように構成されるカバーが提供されてもよい。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、隣接する領域とは異なる材料で構成される周方向に沿う複数の角度領域を備え、複数の角度領域の少なくとも一つが弾性材料により構成されるカバーが提供されてもよい。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、弾性材料により構成される半円状の領域と、金属材料により構成される半円状の領域と、を備えるカバーが提供されてもよい。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆うカバーであって、先端工具と向き合う面の少なくとも一部に広がる弾性材料を備えるカバーが提供されてもよい。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具の上方及び下方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、先端工具の下方を覆う部位が、弾性材料の変形によって、少なくとも部分的に先端工具から下方に離れる方向に変形するように構成されるカバーが提供されてもよい。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、スピンドルに装着される先端工具を少なくとも部分的に覆うカバーであって、スピンドルの周方向に設けられ、先端工具の上方を少なくとも部分的に覆う第一のカバー部と、第一のカバー部に固定されて、先端工具の下方を少なくとも部分的に覆う第二のカバー部と、を備えるカバーが提供されてもよい。例えば、第二のカバー部の少なくとも一部は、弾性材料で構成され得る。別例として、第二のカバー部の少なくとも一部は、先端工具の下方に対する作業者の視界を遮断しないように構成されてもよい。第二のカバー部の少なくとも一部は、透明材料又はメッシュ材料で構成され得る。
本発明の一側面によれば、グラインダが備える下方に突出するスピンドルの先端部に固定されて、スピンドルが備えるインナーフランジとの間に先端工具を固定するロックナットが提供されてもよい。ロックナットは、インナーフランジと向き合う突状のパイロット部であって、研削用の先端工具の厚みに対応した空間をインナーフランジとロックナットの間に形成するパイロット部を両面に有した構成にされ得る。
グラインダの内部構成を表す断面図である。 従来型の保護カバーが装着された状態でのスピンドル周囲の構成を表す断面図である。 第一実施形態のグラインダの側面図である。 図4Aは、第一実施形態の保護カバーの側面図であり、図4Bは、その保護カバーの一部断面図である。 第一実施形態の保護カバーの斜視図である。 第二実施形態のグラインダの斜視図である。 第二実施形態の保護カバーの上面図である。 第三実施形態のグラインダの斜視図である。 第三実施形態の保護カバーの下方からの斜視図である。 第三実施形態の保護カバーの断面図である。 第四実施形態のグラインダの斜視図である。 第四実施形態の保護カバーの斜視図である。 第五実施形態のグラインダの斜視図である。 第五実施形態の保護カバーの下方からの斜視図である。 第六実施形態のグラインダにおけるスピンドル周囲の構成を表す断面図である。 図16Aは、第六実施形態のロックナットの斜視図であり、図16Bは、ロックナットの側面図であり、図16Cは、ロックナットの断面図である。 先端工具に粘着シートが貼り付けられる前の先端工具及び粘着シートの斜視図である。 先端工具に粘着シートが貼り付けられた後の先端工具及び粘着シートの断面図である。
以下に本発明の例示的実施形態を図面と共に説明する。
[基本構成]
最初に、基本的なグラインダ1の内部構成を説明する。グラインダ1は、ディスク(円板)状の先端工具40が取り付けられる所謂ディスクグラインダである。このグラインダ1は、先端工具40の回転により被加工材50(図3参照)を加工する。先端工具40には、切断砥石及び研削砥石等の各種砥石、更にはワイヤブラシが含まれる。グラインダ1は、先端工具40を取替可能に構成される。
このグラインダ1に続いて説明される第一実施形態〜第五実施形態のグラインダ100,200,300,400,500は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、各実施形態に特徴的な保護カバーが取り付けられた構成にされる。第六実施形態のグラインダ600は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダにおいてロックナットの構成に変更が加えられたものである。第七実施形態では、グラインダ1又は類似のグラインダに取り付けられる先端工具40に対する特徴的な構成が説明される。
これら複数の実施形態では、長尺なグラインダ本体の軸線、又は、それに対応するモータ12の回転軸14に沿って前後方向を定義する。具体的には、グラインダ本体のスピンドル24が設けられている側を「前」、その反対側を「後」と定義する。
また、スピンドル24の軸線を基準に上下方向を定義する。具体的には、スピンドル24の第一ギヤハウジング6及び第二ギヤハウジング30に収納される側を「上」、スピンドル24の先端工具40が取り付けられる側を「下」と定義する。また、上下方向に広がる面を「側面」と定義し、方向に関する用語を用いる。
図1に示すグラインダ1は、モータハウジング4と、第一ギヤハウジング6と、リアカバー8とを備える。グラインダ1は、更に第二ギヤハウジング30を備える。グラインダ1が備える内部要素は、モータハウジング4、第一ギヤハウジング6、第二ギヤハウジング30、及び、リアカバー8によって主に形成されるグラインダ本体の内部空間に収容される。
モータハウジング4は、略円筒形状のハウジングであり、モータ12を収容する。モータ12の回転軸14は、隣接する第一ギヤハウジング6に向かって突出するように配置されている。リアカバー8は、モータハウジング4の後方に設けられ、モータ12に駆動電流を入力しモータ12を駆動するための回路系を収容する。回路系には、図1では示されない電源コード18(図3等参照)を通じて外部から電力が供給される。グラインダ1の駆動は、外部に露出するように設けられる図1では示されないスイッチ操作部19に対する作業者の操作を通じて、オン/オフされる。
第一ギヤハウジング6は、モータハウジング4の前方に設けられ、第一ベベルギヤ20、第二ベベルギヤ22、スピンドル24、及び、ベアリング26,28を収容する。
第一ベベルギヤ20は、第一ギヤハウジング6内でモータ12の回転軸に固定される。第二ベベルギヤ22及びスピンドル24は、ベアリング26を介して、第一ギヤハウジング6とは別体で構成された第二ギヤハウジング30に回転可能に設けられる。第二ベベルギヤ22及びスピンドル24の上部は、第二ギヤハウジング30が第一ギヤハウジング6に固定されることで、第一ギヤハウジング6内に収容される。
第二ギヤハウジング30は、スピンドル24がモータ12の回転軸14と直交するように、第一ギヤハウジング6に固定される。第二ギヤハウジング30は、例えば第一ギヤハウジング6に螺子止めされる。
第二ベベルギヤ22は、スピンドル24に固定されている。第二ベベルギヤ22は、第一ギヤハウジング6内で第一ベベルギヤ20と噛合い、モータ12の回転出力をスピンドル24の軸周りの回転力に変換する。
スピンドル24の一端は、ベアリング28を介して、第一ギヤハウジング6に回転自在に支持されており、スピンドル24の他端は、第二ギヤハウジング30から下方に突出している。
スピンドル24の第二ギヤハウジング30からの突出部分には、ディスク状の先端工具40を位置決め固定するためのインナーフランジ32が設けられる。スピンドル24のインナーフランジ32よりも更に先端の外周部分には、ロックナット34を螺合するための螺子部25が形成されている。ロックナット34は、スピンドル24の下端に螺子留めにより固定されて、インナーフランジ32との間で先端工具40を挟持及び固定する。
このように構成されたグラインダ1では、作業者がスイッチ操作部19を用いてオン操作すると、モータ12が回転し、その回転出力が、第一ギヤハウジング6内のギヤ機構(ベベルギヤ20,22)を介してスピンドル24に伝達される。即ち、スピンドル24は、ハウジング4,6,30に収容されるモータ12及びギヤ機構を含む駆動デバイスによって回転駆動される。
このため、ロックナット34を介して、先端工具40がスピンドル24に固定された状態では、スピンドル24の回転に合わせて、先端工具40が回転する。先端工具40の回転により、グラインダ1は、被加工材50に対する研削、研磨、及び切断等の加工を行う。但し、実現可能な加工は、スピンドル24に取り付けられる先端工具40の種類による。
モータ12の回転軸14には、リアカバー8の吸入孔から外気を導入して、第一ギヤハウジング6に設けられた排出孔7から空気を排出させるファン15が設けられている。
グラインダ1には更に、ディスク状の先端工具40を覆う保護カバー60が設けられる(図2参照)。この保護カバー60は、当技術分野においてホイールカバー又はディスクカバーとも呼ばれる。本明細書における「覆う」との記載は、対象を少なくとも部分的に覆うことを意味し、特段の言及がない限りにおいて、対象全体を覆うことに限定されない。
図2には、図1に示すグラインダ1に従来型の保護カバー60が装着された状態でのスピンドル24及び先端工具40周辺の断面構成を示す。
図2に示される保護カバー60は、ディスク状の先端工具40における上部後方の半円部分を覆うための半円状の上部構成体61と、上部構成体61の外周端縁から下方に延びる側部構成体63とを備える。この保護カバー60は、上部構成体61及び側部構成体63が一体に形成された構成にされる。例えば、上部構成体61及び側部構成体63は、金属材料により一体に形成された構成にされる。側部構成体63は、下端に湾曲部64を備え、下端で僅かに径方向内側に湾曲した構成にされる。
保護カバー60は、第二ギヤハウジング30に保護カバー60を固定するための円筒部67を更に有する。円筒部67は、上部構成体61の外周円弧と同心の円筒部として上部構成体61に設けられる。この円筒部67は、内径が第二ギヤハウジング30に設けられた円状の側面を有するカバー接続部31の外径よりも僅かに大きいサイズに設計される。
図2には示されないが、円筒部67は、上下方向に垂直な面に沿う断面が開環形状を示すように構成され、周方向において開いた部分に、第二ギヤハウジング30のカバー接続部31に対して円筒部67を径方向内側に締め付けるための締付部を備える。図5には同等の構成を有する円筒部170及び締付部175が示される。
この締付部は、この締付部を両側から挟む螺子とナットとの位置関係が変化することにより、円筒部67の内側を、第二ギヤハウジング30のカバー接続部31に締め付けて、保護カバー60を第二ギヤハウジング30に固定するように機能する。図2に示される保護カバー60は、例えば、研削砥石により被加工材50を加工するときに用いられる。
付言すると、保護カバー60は、カバー接続部31に対して周方向に任意の角度(向き)で取り付け可能である。図2に示される配置は、研削加工において一般的な配置である。以下の各実施形態で説明する保護カバーも、グラインダに対して任意の角度で取り付け可能である。従って、保護カバーの構成要素に関し前後左右を説明するときには、この研削加工時の一般的配置に基づいて方向を説明しているだけであり、グラインダに対する保護カバーの周方向の向きが特定方向に限定されるわけではないことを理解されたい。
[第一実施形態]
第一実施形態のグラインダ100は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、図3、図4A、図4B及び図5に示す保護カバー110が装着された構成にされる。この保護カバー110は、先端工具40の上方を覆うためのスピンドル24の周方向に広がる前方カバー部130及び後方カバー部150と、保護カバー110を第二ギヤハウジング30に固定するための円筒部170とを備える。
前方カバー部130は、弾性材料であるゴム材料により構成される。後方カバー部150は、金属材料により構成される。円筒部170は、この後方カバー部150に設けられ、金属材料により構成される。
保護カバー110は、ゴム材料により構成される前方カバー部130を有することにより、前方部分がスピンドル24に取り付けられた先端工具40から離れる方向(上方側)に変形するように構成される。図3に示される保護カバー110は、図4Aに示される通常状態から変形している。これは、前方カバー部130が下方からの力の作用を受けて変形していることを示している。
図3によれば、前方カバー部130は、被加工材50からの反作用を受けて上方に変形している。この変形によって、先端工具40の前方側縁部が、前方カバー部130から露出され、作業者は、被加工材50と保護カバー110との干渉による影響をあまり受けずに、先端工具40の側縁又はその付近を利用した加工作業を行うことができる。
図3に示される点線は、保護カバー110の内側に収容されて、本来外部からは見えない先端工具40の輪郭を示す。図3と、図4A及び図4Bとの比較から理解できるように、先端工具40は、保護カバー110が変形していない場合、保護カバー110によって上方及び側方を包囲され、保護カバー110が変形した場合、一部を露出する。なお、図4Bは、円筒部170を側面図で示し、円筒部170より下方の構成を断面図で示す。
図5に示すように、この保護カバー110が備える前方カバー部130及び後方カバー部150は、半円形状を有する。後方カバー部150及び円筒部170は、図2に示された従来型の保護カバー60と基本的に同一構成にされる。
即ち、後方カバー部150は、先端工具40の上部後方の半円部分を覆うための半円状の上部構成体151と、上部構成体151の外周端縁から下方に延びる側部構成体153とを備える。上部構成体151及び側部構成体153は、金属材料により一体に形成される。側部構成体153は、図4Bに示すように下端に径方向内側(スピンドル24の軸線側)を向く湾曲部154を備える。
円筒部170は、上部構成体151の円弧と同心の円筒部として上部構成体151に設けられ、周方向において開いた部分に、第二ギヤハウジング30のカバー接続部31に対して円筒部170を締め付けるための締付部175を備える。上部構成体151は、円筒部170に対応する位置で上方に延びる延設部位を有し、延設部位で円筒部170に接続される。円筒部170は、この延設部位と一体に構成される、又は、延設部位とは別体で構成される。
締付部175は、この締付部を両側から挟む螺子とナットとの位置関係が変化することにより、円筒部170の内側を、第二ギヤハウジング30のカバー接続部31に締め付けるように機能する。この円筒部170の機能により、保護カバー110は、第二ギヤハウジング30に固定される。保護カバー110は、第二ギヤハウジング30のカバー接続部31に嵌め込まれた後、締め付けられることにより、カバー接続部31に固定される。
一方、前方カバー部130は、先端工具40の上部前方の半円部分を覆うための半円状の上部構成体131と、上部構成体131の外周端縁から下方に延びる側部構成体133とを備える。上部構成体131及び側部構成体133は、ゴム材料により一体に形成される。
上部構成体131及び側部構成体133は、後方カバー部150の内面と重なる図示しない接続部を有し、この接続部で後方カバー部150の内面に固定される。例えば、上部構成体131及び側部構成体133は、接着剤により後方カバー部150に固定される。
上部構成体131は、図5からも理解できるように、後方カバー部150との接続部周辺に、傾斜135を有する。この傾斜135により、上部構成体131の上面の大部分は、後方カバー部150の上面より低い位置に配置される。傾斜135は、その一部において厚いゴム材料で構成されており、前方カバー部130は、この傾斜135の下端付近から容易に折れ曲がるように構成される。側部構成体133の下端は、湾曲部154の下端よりも高い位置に配置される。
上述の説明から、保護カバー110は、次のような特徴を有すると理解できる。第一の特徴は、保護カバー110が部分的に先端工具40から離れるように変形可能であることである。第二の特徴は、保護カバー110が折曲により先端工具40から上方に離れるように変形可能であることである。
これらの特徴により、保護カバー110は、先端工具40の広い面積を覆いながら、保護カバー110と被加工材50との干渉に起因した作業性に対する悪影響を抑えることができる。
グラインダ100により被加工材50を切断する状況では、一般的に先端工具40の側縁が利用される。被加工材50を研削及び研磨する状況においても、被加工材50の形状、周囲の状況、又は加工方法によっては、先端工具40の側縁付近を利用して被加工材50を加工する必要が生じる。
従って、前方カバー部130を、スピンドル24から径方向に離れた位置、換言すれば先端工具40の側縁に近い位置で折曲可能に配置することによっては、加工作業時に保護カバー110が被加工材50に干渉して作業性が低下したり、目的の加工作業が干渉により阻害されたりするのを抑制することができる。
更に別側面から見ると、この保護カバー110は、周方向(スピンドル24の回転方向)に沿う特定の角度領域が先端工具40から離れる方向に変形する構成にされていると理解できる。本実施形態によれば、保護カバー110における前方の半円状(180度)の領域が、先端工具40から離れる方向に変形するように構成されていると理解できる。
変形可能な角度範囲は、作業性を加味して設定することができる。従って、前方カバー部130は、180度より狭い領域に設定されてもよい。例えば、図5に示す一点鎖線上に前方カバー部130と後方カバー部150との境界があるように、保護カバー110は構成されてもよい。本実施形態では、保護カバー110の変形のために、ゴム材料が用いられたが、他の弾性材料が用いられてもよいし、ヒンジ等の可動部材が用いられてもよい。
[第二実施形態]
第二実施形態のグラインダ200は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、図6及び図7に示す保護カバー210が装着された構成にされる。
この保護カバー210は、前方カバー部230と、中間カバー部240と、後方カバー部250と、保護カバー210を第二ギヤハウジング30に固定するための円筒部270と、を備える。後方カバー部250及び円筒部270は、第一実施形態の保護カバー110が備える後方カバー部150及び円筒部170と同様に構成される。
この保護カバー210では、第一実施形態の保護カバー110が備える前方カバー部130と同様の構成が、前方カバー部230及び中間カバー部240により実現される。但し、前方カバー部230及び中間カバー部240は、後方カバー部250と同様に金属材料で構成される。
前方カバー部230及び中間カバー部240は、ヒンジ290により接続される。ヒンジ290は、前後方向及び上下方向に垂直な左右方向に沿う軸周りに前方カバー部230を回動可能に保持する。中間カバー部240は、後方カバー部250に固定されている。このため、ヒンジ290の機能により、前方カバー部230は、静的な中間カバー部240及び後方カバー部250に対して折れ曲がるように回動する。
ヒンジ290は、前方カバー部230がスピンドル24に取り付けられた先端工具40と干渉しないようにするため、前方カバー部230が中間カバー部240と水平である位置から下方に回動しないように構成される。ヒンジ290は、所定の摩擦抵抗を有し、重力では、上方に回動された前方カバー部230が下方に移動しないように構成されてもよい。
このように本実施形態では、保護カバー210が、先端工具40の上方を覆う複数のカバー部230,240,250を有した構成にされる。そして、複数のカバー部230,240,250の内、スピンドル24から径方向に離れた場所に位置する前方カバー部230がヒンジ290により中間カバー部240に対して折曲可能に接続される。この構成により、保護カバー210は、先端工具40の前方上部を覆う部分が先端工具40から上方に離れる方向に変形可能に構成される。
従って、本実施形態のグラインダ200は、第一実施形態と同様に、先端工具40の上方全体を被覆しながら、保護カバー210が被加工材50に干渉して、グラインダ200の作業性が低下するのを抑制することができる。従って、本実施形態によれば、作業性に優れたグラインダ200を提供することができる。
図7から理解できるように、第一実施形態の締付部175に対応する円筒部270の締付部275は、第一実施形態と同様に、最前部から60度ほど傾けて配置されている。この配置は、前方カバー部230が上方に回動したときに、締付部275が前方カバー部230に干渉するのを抑えることができる点で有意義である。上述した後方カバー部250及び中間カバー部240は、一体の板金で構成されてもよい。
[第三実施形態]
第三実施形態のグラインダ300は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、図8、図9及び図10に示す保護カバー310が装着された構成にされる。
この保護カバー310は、従来型の保護カバー60の内面に、緩衝材を備えた構成にされる。即ち、保護カバー310は、保護カバー60に対応する、スピンドル24の周方向に広がるカバー本体320と、カバー本体320の内面に貼り付けられた緩衝材390と、を備えた構成にされる。
カバー本体320は、上部構成体321と、側部構成体323と、保護カバー310を第二ギヤハウジング30に固定するための円筒部327とを備えた構成にされる。上部構成体321及び側部構成体323は、金属材料により一体に形成される。
緩衝材390は、薄い板状に構成される。緩衝材390は、例えば、合成樹脂、天然ゴム又は合成ゴムを原料として形成される弾性を有する発砲体又はスポンジにより構成される。
この緩衝材390は、上部構成体321の先端工具40を向く内面及び側部構成体323の先端工具40を向く内面に貼り付けられる。カバー本体320及び緩衝材390は、金属及びゴムの一体成型により構成されてもよい。図9及び図10から理解できるように、緩衝材390は、上部構成体321の内面及び側部構成体323の内面の略全体に広がって設けられる。
この保護カバー310によれば、加工作業時に被加工材50や先端工具40の破片が飛散したときの衝撃を緩衝材390により吸収することができる。
本実施形態では、緩衝材390を、上部構成体321及び側部構成体323の内面の略全域に設けたが、緩衝材390は、内面の一部領域だけに設けられてもよい。緩衝材390は、上部構成体321及び側部構成体323のいずれか一方の全面又は一部に設けられ得る。緩衝材390は、内面に均一又は不均一に設けられてもよい。緩衝材390には、発砲体ではない弾性材料が用いられてもよい。弾性材料には、例えば、ゴムが含まれる。
[第四実施形態]
第四実施形態のグラインダ400は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、図11及び図12に示す保護カバー410が装着された構成にされる。保護カバー410は、切断加工作業に適した保護カバーである。
この保護カバー410は、先端工具40の上方に加えて下方を覆うように構成される。具体的に、保護カバー410は、上方カバー部420と、下方カバー部440と、を備える。上方カバー部420には、更に、保護カバー410を第二ギヤハウジング30に固定するための円筒部470が設けられる。上方カバー部420及び円筒部470は、第一実施形態の保護カバー110が備える後方カバー部150及び円筒部170と同様に構成される。
即ち、上方カバー部420は、上部構成体421と、上部構成体421の外周端縁から下方に延びる側部構成体423と、を備え、スピンドル24の周方向に広がって先端工具40の上方及び側方を覆うように構成される。上部構成体421及び側部構成体423は、金属材料により一体に形成される。側部構成体423は、下端が径方向内側に僅かに湾曲した構成される。円筒部470は、上部構成体421に設けられ、上方カバー部420は、円筒部470の機能により、第二ギヤハウジング30に固定される。
下方カバー部440は、下部構成体441と、接続部443とを備えた構成にされる。下部構成体441及び接続部443は、弾性材料、具体的にはゴム材料により一体に形成される。
下部構成体441は、上部構成体421と同様に、半円形状にされており、側部構成体423の下端により囲まれる上方カバー部420の開口部に配置されて、上方カバー部420の下方を閉塞する。即ち、下部構成体441は、上方カバー部420の下方で、先端工具40の下方を覆うように配置される。
接続部443は、下部構成体441の外周に沿って設けられる。接続部443は、上方を向く窪みを有し、これにより上方が二股形状にされている。接続部443は、この形状により、上方カバー部420の側部構成体423の下端を挟むようにして、側部構成体423に接続される。具体的に、接続部443は、接着剤により側部構成体423に固定される。この構成により、下方カバー部440は、上方カバー部420に固定される。
上述したように下方カバー部440は、ゴム材料により変形可能及び伸縮可能に構成されている。この伸縮機能は、図11に示すように、先端工具40をスピンドル24に対して着脱するのに役立つ。
先端工具40の上方に加えて下方を覆うことによっては、粉塵の飛散が抑えられる。しかしながら、先端工具40の取替作業には、スピンドル24の下方に十分な空間が必要である。先端工具40の下方に位置する部材は、先端工具40の取替時に、先端工具40と干渉し易い。干渉は、先端工具40の取替作業性の低下原因となり、場合によっては、作業者が望む先端工具40をスピンドル24に取り付けることができない事態を生じさせる。
このため、本実施形態では、下方カバー部440をゴム材料により構成し、下方カバー部440の変形によって、先端工具40の取替作業に必要なスピンドル24下方の空間を広げることができるようにしている。図11には、先端工具40の取替作業中において、下方カバー部440が押し広げられている様子を示す。
即ち、この保護カバー410によれば、取替作業時の下方カバー部440と先端工具40との干渉による影響を抑制することができる。従って、本実施形態によれば、利便性の高いグラインダを提供することができる。
本実施形態では、保護カバー410を、先端工具40から下方に離れる方向に変形可能に構成するために、下方カバー部440全体がゴム材料により構成されたが、下方カバー部440は、その全体をゴム材料により構成されなくてもよい。
例えば、保護カバー410は、下方カバー部440のスピンドル24に近い部位だけが下方に変形可能であるように構成されてもよい。あるいは、下方カバー部440は、金属材料により構成されてもよい。この場合には、下方カバー部440と上方カバー部420との接続部を弾性材料により伸縮可能に構成することで、下方カバー部440を押下可能に、保護カバー410を構成することができる。
また、本実施形態では、下方カバー部440を接着剤により上方カバー部420に固定したが、下方カバー部440は、上方カバー部420に対して着脱可能に装着されてもよい。保護カバー410は、先端工具40の下方への破片の飛散を抑制できる点で、先端工具40の下方が作業者側を向く可能性がある切断砥石を用いた切断作業において特に有意義である。
[第五実施形態]
第五実施形態のグラインダ500は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、図13及び図14に示す保護カバー510が装着された構成にされる。図13に示されるグラインダ500では、保護カバー510の周方向の向きが、切断加工作業に適した向きに調整されている。
この保護カバー510は、第四実施形態の保護カバー410が備える下部構成体441を、先端工具40の下方に対する作業者の視界を遮断しないメッシュ材料に変更して構成される。
保護カバー510は、上方カバー部520と、下方カバー部540と、を備える。上方カバー部520には更に、保護カバー510を第二ギヤハウジング30に固定するための円筒部570が設けられる。上方カバー部520及び円筒部570は、第一実施形態の保護カバー110が備える後方カバー部150及び円筒部170と同様に構成される。
即ち、上方カバー部520は、上部構成体521と、上部構成体521の外周端縁から下方に延びる側部構成体523と、を備え、スピンドル24の周方向に広がって先端工具40の上方及び側方を覆うように構成される。上部構成体521及び側部構成体523は、金属材料により一体に形成される。側部構成体523は、下端が径方向内側に僅かに湾曲した構成される。円筒部570は、上部構成体521に設けられ、上方カバー部520は、円筒部570の機能により、第二ギヤハウジング30に固定される。
下方カバー部540は、下部構成体541と、接続部543とを備える。下部構成体541は、金属製のメッシュ材料、換言すれば、金網により半円状に構成される。メッシュ(網目)の大きさは、加工作業時に、大きな破片が下部構成体541を通って飛散しないように設計者により設定される。
接続部543は、下部構成体541の外周に沿って設けられ、下部構成体541に固定される。接続部543は、例えば金属材料により構成され、溶接により下部構成体541と接続され得る。
この接続部543は、接続部443と同様に、上方を向く窪みを有し、上方カバー部520の側部構成体523の下端を挟むようにして、側部構成体523に接続される。
一例によれば、接続部543は、接着剤又は溶接により側部構成体523に固定される。別例によれば、接続部543は、側部構成体523に対して着脱可能に固定される。接続部543における上記窪みの幅が、側部構成体523の下端の厚より僅かに小さい幅に設定されることで、接続部543は、上記窪みが側部構成体523に挿入されたときに、側部構成体523と圧接し、強固に側部構成体523と固定され得る。この構成により、下方カバー部540は、上方カバー部520に固定され得る。
加工作業時には、被加工材50における加工対象部位と、作業者の目との間に、下方カバー部540が介在するケースが生じ得る。本実施形態によれば、下部構成体541がメッシュ材料で、先端工具40の下方の視界を遮らないように構成されているため、このようなケースにおいて作業性が低下するのを抑制することができる。
本実施形態では、メッシュ材料により下部構成体541が構成されたが、下部構成体541は、透明な樹脂材料で構成されてもよい。例えば、下方カバー部540は、図12に示す保護カバー410の下部構成体441又は図14に示す保護カバー510の下部構成体541を、透明な樹脂材料で構成された下部構成体に置き換えた構成にされてもよい。透明材料で下部構成体541を構成することによっても、作業者の視界を遮らないようにして、先端工具40の下方を覆うことができる。
更なる別例として、メッシュ材料又は透明材料で下部構成体541を構成しない代わりに、下部構成体541は、作業者の視界を遮らないようにするための一つ又は複数の貫通孔を備えた構成にされてもよい。この他、保護カバー510は、接続部534を備えない構成にされてもよい。即ち、下部構成体541は、直接上方カバー部520の側部構成体523に溶接されてもよい。
[第六実施形態]
第六実施形態のグラインダ600は、図1に示すグラインダ1又は類似のグラインダに、ロックナット34に代えて、図15、図16A、図16B及び図16Cに示すロックナット610が装着された構成にされる。
図2に示されるロックナット34との比較から理解できるように、本実施形態のロックナット610は、特徴的なことに、ロックナット本体611の両面に、これらの面から突出した円筒状のパイロット部613を、インナーフランジ32のパイロット部32Aと向き合う位置に備えた構成にされる。
ロックナット610の中心にはロックナット本体611及びパイロット部613を貫通する螺子孔615が設けられている。螺子孔615は、スピンドル24の先端に設けられた螺子部25と螺合するように構成される。
従来型のロックナット34は、ロックナット本体の第一面のみに突出したパイロット部34Aを備え、反対側の第二面には、突出したパイロット部を備えない。
第一面は、突出したパイロット部34Aを備えることにより、第一面がインナーフランジ32と対向するようにロックナット34がスピンドル24先端の螺子部25に装着されたとき、インナーフランジ32との間に研削砥石の厚みに対応した空間を形成し、先端工具40の一つである研削砥石を適切にインナーフランジ32との間に保持できるように構成される。
第二面は、突出したパイロット部を備えないことにより、第二面がインナーフランジ32と対向するようにロックナット34がスピンドル24先端の螺子部25に装着されたとき、インナーフランジ32との間に、切断砥石の厚みに対応した空間を形成し、切断砥石を適切にインナーフランジ32との間に保持できるように構成される。
但し、このようなロックナット34がグラインダ1に装着される場合には、研削用の保護カバー60を取り付けたままで、切断砥石を先端工具40としてスピンドル24に装着可能である。
上述したように切断砥石を用いる場合には、先端工具40を被加工材50に対し垂直に配置して、先端工具40の側縁で被加工材50を加工する状況が発生する。この状況では、先端工具40の下方が作業者側を向く可能性がある。従って、先端工具40の下方を覆う切断用の保護カバーがグラインダ1に取り付けられるのが好ましい。しかしながら、作業者が、取替の煩わしさから、既に取り付けられた研削用の保護カバー60を切断用の保護カバーに取り替えないまま、先端工具40のみを切断砥石に変更する可能性がある。
そこで、本実施形態のロックナット610は、従来型のロックナット34の第一面と同様の構成が、第一面及び第二面の両面に設けられた構成にされている。
このロックナット610は、インナーフランジ32のパイロット部32Aと自身のパイロット部613とが接触するように、螺子部25を通じてインナーフランジ32の下方に配置された状態で、研削砥石の厚みに対応した空間を、インナーフランジ32との間に形成するように構成される。
即ち、ロックナット610は、インナーフランジ32におけるパイロット部32Aの突出量D1と、ロックナット610におけるパイロット部613の突出量D2との合計値DS=(D1+D2)が研削砥石の厚みに対応するように、パイロット部613の突出量D2が設定された構成にされる。
研削砥石の上下方向の厚みは、一般的に6mm程度である。従って、合計値DSは、例えば、6mm、又は、それより少し小さい値に設定され得る。切断砥石の上下方向の厚みは、通常、研削砥石に対してかなり小さく、2mm未満である。従って、合計値DSが2mmより大きくなるように設計されたパイロット部613を両面に備えるロックナット610によれば、いずれの面をインナーフランジ32に向けて配置しても、切断砥石をスピンドル24に固定することはできない。
即ち、インナーフランジ32とロックナット610との間には、インナーフランジ32とロックナット610が最も接近した状態でも、上下方向に切断砥石の厚みより幅広の空間が形成される。従って、ロックナット610は、切断砥石を固定するようには機能しない。このため、実質的に作業者は、このロックナット610を用いて、切断砥石を使用可能にスピンドル24に取り付けることはできない。
このように、本実施形態によれば、研削砥石専用の形状を有するロックナット610を、研削用の保護カバー60と共にグラインダ600に設けることで、グラインダ600を、実質的に切断砥石を使えない構成にしている。従って、本実施形態によれば、研削用の保護カバー60を有するグラインダ600に、切断砥石が装着されることにより、保護カバー60を有することの意義が低下するのを抑えることができる。
作業者が従来型のロックナット34を用いてグラインダ600に切断砥石を装着してしまう可能性は、管理者がロックナット34,600を管理することによって、抑制することができる。
[第七実施形態]
本実施形態の先端工具40には、図17及び図18に示すように、加工面ではない上面に、先端工具40の上面に対応した形状を有する粘着シート45が貼り付けられる。図17には、先端工具40に粘着シート45が貼り付けられる前の先端工具40及び粘着シート45を示し、図18には、先端工具40に粘着シート45が貼り付けられた後の先端工具40の断面を示す。
粘着シート45は、先端工具40に貼り付けられることで、先端工具40が疲労により破壊するときに生じる破片の飛散を抑制することができる。この粘着シート45は、飛散防止の観点から、高い強度を有する樹脂シートにより構成され得る。
[他の実施形態]
以上に、第一実施形態から第七実施形態について説明したが、本発明のグラインダ、カバー及びロックナットは、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…グラインダ、4…モータハウジング、6…第一ギヤハウジング、8…リアカバー、12…モータ、14…回転軸、20…第一ベベルギヤ、22…第二ベベルギヤ、24…スピンドル、25…螺子部、26…ベアリング、28…ベアリング、30…第二ギヤハウジング、31…カバー接続部、32…インナーフランジ、32A…パイロット部、34…ロックナット、34A…パイロット部、40…先端工具、60…保護カバー、61…上部構成体、63…側部構成体、64…湾曲部、67…円筒部、100…グラインダ、110…保護カバー、130…前方カバー部、131…上部構成体、133…側部構成体、135…傾斜、150…後方カバー部、151…上部構成体、153…側部構成体、154…湾曲部、170…円筒部、175…締付部、200…グラインダ、210…保護カバー、230…前方カバー部、240…中間カバー部、250…後方カバー部、270…円筒部、275…締付部、290…ヒンジ、300…グラインダ、310…保護カバー、320…カバー本体、321…上部構成体、323…側部構成体、327…円筒部、390…緩衝材、400…グラインダ、410…保護カバー、420…上方カバー部、421…上部構成体、423…側部構成体、440…下方カバー部、441…下部構成体、443…接続部、470…円筒部、500…グラインダ、510…保護カバー、520…上方カバー部、521…上部構成体、523…側部構成体、540…下方カバー部、541…下部構成体、543…接続部、570…円筒部、600…グラインダ、610…ロックナット、611…ロックナット本体、613…パイロット部、615…螺子孔。

Claims (14)

  1. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングの前方部分から下方に突出し、前記モータにより駆動されて回転するスピンドルと、
    前記スピンドルの周方向に設けられ、前記スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーと、
    を備え
    前記カバーは、
    前方カバー部と、
    前記前方カバー部より後方で前記前方カバー部に固定される後方カバー部と、
    を備え、
    前記前方カバー部は、前記先端工具の上方に配置される、弾性変形可能な第一の材料で構成された上壁を有し、
    前記後方カバー部は、前記先端工具の上方に配置される、前記第一の材料より剛性の高い第二の材料で構成された上壁を有し、
    前記前方カバー部の前記上壁は、弾性変形により上方に屈曲可能であり、
    前記前方カバー部は、前記屈曲により、少なくとも部分的に前記先端工具から離れるように変形するグラインダ。
  2. 前記前方カバー部の前記上壁は、前記前方カバー部の前記上壁の表面における複数の方向に沿って弾性変形により上方に屈曲可能である請求項1記載のグラインダ。
  3. 前記前方カバー部は、前記屈曲のためのヒンジを有さないヒンジレス構造のカバー部である請求項1又は請求項2記載のグラインダ。
  4. 前記前方カバー部は、予め定められた固定の屈曲ラインを有さず、屈曲ラインが可変である請求項1〜請求項3のいずれか一項記載のグラインダ。
  5. 前記前方カバー部の前記上壁は、前記後方カバー部と隣接する第一の領域、及び、前記スピンドルを部分的に囲む第二の領域を含み、
    前記第一及び前記第二の領域は、後方から前方に向けて下側に傾斜した傾斜部として構成され、前記傾斜部により、前記前方カバー部における前記傾斜部より前方の上壁部分は、前記後方カバー部の前記上壁より下方に配置される請求項1〜請求項4のいずれか一項記載のグラインダ。
  6. 前記第一の材料は、ゴム材料であり、前記第二の材料は、金属材料である請求項1〜請求項5のいずれか一項記載のグラインダ。
  7. 前記前方カバー部は、前記第一の材料で構成される半円状の上壁を有し、前記後方カバー部は、前記第二の材料で構成される半円状の上壁を有する請求項1〜請求項6のいずれか一項記載のグラインダ。
  8. グラインダが備える前記グラインダの前方部分から下方に突出するスピンドルの周方向に設けられて、前記スピンドルに装着される先端工具の上方を少なくとも部分的に覆うカバーであって、
    前方カバー部と、
    前記前方カバー部より後方で前記前方カバー部に固定される後方カバー部と、
    を備え、
    前記前方カバー部は、前記先端工具の上方に配置される、弾性変形可能な第一の材料で構成された上壁を有し、
    前記後方カバー部は、前記先端工具の上方に配置される、前記第一の材料より剛性の高い第二の材料で構成された上壁を有し、
    前記前方カバー部の前記上壁は、弾性変形により上方に屈曲可能であり、
    前記前方カバー部は、前記屈曲により、少なくとも部分的に前記先端工具から離れるように変形するカバー。
  9. 前記前方カバー部の前記上壁は、前記前方カバー部の前記上壁の表面における複数の方向に沿って弾性変形により上方に屈曲可能である請求項8記載のカバー。
  10. 前記前方カバー部は、前記屈曲のためのヒンジを有さないヒンジレス構造のカバー部である請求項8又は請求項9記載のカバー。
  11. 前記前方カバー部は、予め定められた固定の屈曲ラインを有さず、屈曲ラインが可変である請求項8〜請求項10のいずれか一項記載のカバー。
  12. 前記前方カバー部の前記上壁は、前記後方カバー部と隣接する第一の領域、及び、前記スピンドルを部分的に囲む第二の領域を含み、
    前記第一及び前記第二の領域は、後方から前方に向けて下側に傾斜した傾斜部として構成され、前記傾斜部により、前記前方カバー部における前記傾斜部より前方の上壁部分は、前記後方カバー部の前記上壁より下方に配置される請求項8〜請求項11のいずれか一項記載のカバー。
  13. 前記第一の材料は、ゴム材料であり、前記第二の材料は、金属材料である請求項8〜請求項12のいずれか一項記載のカバー。
  14. 前記前方カバー部は、前記第一の材料で構成される半円状の上壁を有し、前記後方カバー部は、前記上壁として、前記第二の材料で構成される半円状の上壁を有する請求項8〜請求項13のいずれか一項記載のカバー。
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