JP5579575B2 - ディスクグラインダ - Google Patents

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Description

この発明は、例えば石材等の研削作業等に用いる手持ち式のディスクグラインダに関する。
例えば手持ち式の電動ディスクグラインダは、電動モータを内蔵した概ね円柱体形状の本体部を備えており、使用者はこの本体部をグリップ部として把持して研削作業等に用いる。この本体部の前部には、電動モータの回転出力をかさ歯車列により減速して直交方向に出力する減速ギヤ部が設けられている。このため、減速ギヤ部の出力側となるスピンドルはモータ軸に対して直交している。このスピンドルの先端に円形の砥石が装着される。この砥石の後ろ側(使用者側)のほぼ半周の範囲は、研削作業時に発生する研削粉等(以下、単に粉塵等という)の使用者側への飛散を防止するための砥石カバーで覆われている。
この砥石カバーは、砥石の交換作業等の便宜のために取り外し可能とされ、また使用者の作業姿勢等を考慮して砥石に対して覆う範囲を変更するためにスピンドル軸回りの位置を変更できるようになっている。通常この砥石カバーには円環形の取り付けバンド部が設けられており、この取り付けバンド部を上記減速ギヤ部の円筒ボス部に対して固定ねじの締め込みにより締め付けて固定する構成を備えている。このため、固定ねじを緩めて取り付けバンド部を緩めれば砥石カバーの取り外し又は位置変更を行うことができるようになっている。
このような取り付け構造を備える砥石カバーの場合、例えば使用者が誤って使用者側へ大きな角度で開いた位置に位置調整した場合には粉塵等が使用者側へ飛散することとなり、任意の位置に位置調整可能とする構成であることが粉塵等の飛散防止という観点からはかえって使い勝手を悪くしていた。
また、位置調整後の固定ねじの締め付けが弱い場合には、当該砥石カバーが石材等の研削対象物等に接触する等してその位置が開き方向に大きくずれてしまい、結果的に粉塵等の飛散防止機能が損なわれる状態となる場合があった。
上記の問題を解消するために、例えば下記の特許文献には、砥石カバーの取り付けバンド部にストッパ突起部を設ける一方、減速ギヤ部側にストッパ当接部を設けて、ストッパ突起部をストッパ当接部に当接させることにより当該砥石カバーのそれ以上の回転を規制して、当該砥石カバーの位置調整可能な範囲を一定の角度範囲に規制する構成が開示されている。係る技術によれば、使用者が誤って砥石カバーの位置を必要以上に大きな角度で位置調整してしまうおそれがなくなるとともに、当該砥石カバーが例えば研削対象物等に接触した場合であっても適正な角度範囲内に保持しておくことができ、これにより当該砥石カバーの粉塵飛散防止機能を確実に発揮させることができる。
国際公開第2009/054275号パンフレット
しかしながら、上記従来の砥石カバーにもさらに改良を加える必要があった。上記の特許文献に開示された技術によれば、砥石カバー側のストッパ突起部を減速ギヤ部側のストッパ当接部に当接させて当該砥石カバーの位置調整範囲を一定角度範囲内に規制する構成であるので、当該砥石カバーが石材等の研削対象物に強く衝突等した場合には、ストッパ突起部が大きな衝撃でストッパ当接部に衝突する場合があり、この場合の耐久性を一層高める必要があった。
そこで、本発明は、ストッパ突起部がストッパ当接部の傾斜ストッパ面に当接した際の衝撃によりストッパ突起部がストッパ当接部に対してスピンドル軸方向に外れてしまうことを防止することを目的とする。
1の発明は、駆動源を内装した本体部と、前記駆動源の回転出力を減速する減速ギヤ部と、該減速ギヤ部を経て前記本体部の機長方向に対して側面視交差する方向に回転軸線を有するスピンドルと、該スピンドルに取り付けた円形の砥石の周囲を覆う砥石カバーを備え、該砥石カバーは、前記砥石の周囲を覆うカバー本体部と、固定ねじの締め込みにより前記減速ギヤ部のギヤハウジングに巻き付けて取り付ける取り付けバンド部を備えており、該取り付けバンド部に設けたストッパ突起部を、前記ギヤハウジングに設けたストッパ当接部に当接させて、当該砥石カバーの前記スピンドルの回転軸線回りの位置について位置変更可能な範囲が規制される構成としたディスクグラインダであって、ストッパ突起部と前記ストッパ当接部の何れか一方又は双方の当接面を、前記スピンドルの回転軸線を中心とする放射方向に対して傾斜させたディスクグラインダである。
第1の発明によれば、砥石カバーは、ギヤハウジングに対してスピンドルの軸回りに位置変更可能に支持されていることから、作業形態等に併せて最適な位置に調整することにより使用者側への粉塵の飛散を防止しつつ作業の効率化を図ることができる。しかも、砥石カバーの砥石回転方向の位置変更可能な範囲についてはストッパ突起部によって一定の範囲に規制されているので、使用者が誤って粉塵飛散防止機能を大きく損なう位置に位置調整してしまうことがなく、また当該砥石カバーが他部位に接触する等した場合であってもその粉塵飛散防止機能が大きく損なわれる位置にまで不用意に移動してしまうことがない。
このように砥石カバーの位置変更可能な範囲が砥石カバー側のストッパ突起部が減速ギヤ部側のストッパ当接部に当接することにより規制される構成において、ストッパ突起部とストッパ当接部の何れか一方又は双方の当接面がスピンドルの回転軸線を中心とする放射方向に対して傾斜している(傾斜ストッパ面)。このため、ストッパ突起部は徐々に当接面を増大させつつ傾斜ストッパ面に当接することから当該衝撃が吸収され、これにより当該ストッパ突起部及びストッパ当接部の受ける損傷を低減してその耐久性を高めることができる。
また、ストッパ当接部に当接することにより発生する衝撃が当該傾斜ストッパ面に沿った傾斜方向とこれに直交する方向に分散されるので、この点でも当該ストッパ突起部及びストッパ当接部の損傷を低減してその耐久性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、取り付けバンド部の内周面に沿って抜け止め凸部を設け、該抜け止め凸部を前記ギヤハウジングの外周面に設けた抜け止め凹部に挿入して、当該取り付けバンド部の前記ギヤハウジングに対するスピンドル軸方向の変位を規制する構成としたディスクグラインダである。
第2の発明によれば、ストッパ突起部のスピンドル軸方向の変位がより確実に規制される。このため、ストッパ突起部がストッパ当接部の傾斜ストッパ面に当接した際の衝撃によりストッパ突起部がストッパ当接部に対してスピンドル軸方向に外れてしまうことが防止され、これにより当該砥石カバーの位置調整範囲がより確実に規制される。
本発明の実施形態に係るディスクグラインダの全体側面図である。 本実施形態に係るディスクグラインダの下面図である。本図は、砥石カバーが基準位置に位置する状態を示している。本図において、砥石回転方向は、反時計回り方向となる。 図2と同様、本実施形態に係るディスクグラインダの下面図である。本図は、砥石カバーが基準位置から砥石回転方向へ約60度回転させた規制状態を示している。本図では、ストッパ突起部27がストッパ当接部8eに当接した状態が示されている。本図において、砥石回転方向は、反時計回り方向となる。 砥石カバー単体の平面図である。本図において、砥石回転方向は、図中白抜きの矢印で示す時計回り方向となる。 ギヤハウジング下部の縦断面図である。 ギヤハウジング下部の下面図である。 ストッパ突起部とストッパ当接部の当接状態を示す下面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1は、本実施形態のディスクグラインダ1を示している。ディスクグラインダ1の基本的構成については本実施形態において特に変更を要しないので詳細な説明を省略する。図1において左側を当該ディスクグラインダ1の前側とし、右側を後ろ側とする。
このディスクグラインダ1は、本体部3と減速ギヤ部4を備えている。本体部3は、ほぼ円筒形状の本体ハウジング5を備えている。本体ハウジング5には、駆動源としての電動モータ2が内装されている。この本体ハウジング5ひいては本体部3は、使用者が把持しやすい太さのグリップ部としての機能を併せ持っている。使用者は、本体部3の後ろ側に位置して当該本体部3を右手で把持する。この本体部3の使用者から見て左側部には、スライド操作式のメインスイッチ6が配置されている。当該本体部3を把持した手の親指でこのメインスイッチ6をスライド操作すると、電動モータ2が起動する。
本体部3の前部に減速ギヤ部4が設けられている。電動モータ2の回転出力は、この減速ギヤ部4により減速されてスピンドル7に出力される。減速ギヤ部4は、ギヤハウジング8にかさ歯車列を内装した構成を備えている。このため、スピンドル7の回転軸線J1は、電動モータ2の回転軸線(本体機軸J0)に対して側面視で直交している。
なお、この明細書では、側面視とは当該ディスクグラインダ1の側面を正視する向き(図1に示す向き)をいうものとする。また、左右方向については使用者を基準として用いる。
ギヤハウジング8は、上部8aと下部8bの二体構造を有しており、上部8aは取り付けねじ9〜9で本体ハウジング5の前端部に結合され、この上部8aの下面側に下部8bが別途ねじ止めされている。スピンドル7は、ギヤハウジング下部8bから下方へ突き出されており、この突き出し部分に円形の砥石10が取り付けられている。この砥石10は、平面視時計回り方向に回転する。この砥石10の後ろ側(使用者側、図1では右側、以下同じ)のほぼ半周の範囲は、粉塵等が使用者側へ飛散することを防止するための砥石カバー20で覆われている。この砥石カバー20の詳細が図2〜図4に示されている。
この砥石カバー20は、砥石の後ろ側ほぼ半周の範囲を覆うカバー本体部21と、このカバー本体部21の上部に設けられ、前記ギヤハウジング8に巻き付いた状態に固定される取り付けバンド部22を備えている。カバー本体部21は、砥石10の上方を覆う半円形状の部分(半円形状部21c)と、この半円形状部21cの周囲に沿って設けられて砥石10の外周側を遮蔽する半円弧形状に湾曲した部分(半円湾曲部21d)を備えている。半円形状部21cの両端縁部21a,21bは、相互にほぼ同一線上に位置している。このカバー本体部21によって、砥石10の主として後ろ側の半分の範囲が覆われて、使用者側(後ろ側)への粉塵等の飛散が防止される。
取り付けバンド部22をギヤハウジング8に対して固定することにより当該砥石カバー20が砥石10の後ろ側を覆う位置に固定される。図4に示すように取り付けバンド部22は、帯状鋼板を円形に湾曲させたもので、その内周側にギヤハウジング下部8bの円筒部8c(図5及び図6参照)が挿入される。取り付けバンド部22の両端部は、それぞれ外周側へ約90度屈曲されて、相互に対向する固定ねじ締め付け部22a,22bが形成されている。一方の固定ねじ締め付け部22aにはナット23が溶接されている。他方の固定ねじ締め付け部22bには、固定ねじ24の挿通孔22cが形成されている。
上記両固定ねじ締め付け部22a,22bには、それぞれ補強板25,26が溶接によって取り付けられている。補強板25は、固定ねじ締め付け部22aの下部とカバー本体部21の上面との間に跨った状態に取り付けられている。補強板26は、固定ねじ締め付け部22bの下部と取り付けバンド部22との間に跨った状態に取り付けられている。この補強板25,26によって両固定ねじ締め付け部22a,22bの外周側への屈曲状態(相互の対向状態)が強固に維持され、これにより固定ねじ24の締め付け状態が維持される結果、取り付けバンド部22のギヤハウジング8に対する取り付け状態(巻き付き状態)が維持されてその不用意な緩みが防止されるようになっている。
固定ねじ締め付け部22a側の補強板25には、ストッパ突起部27が一体に設けられている。このストッパ突起部27は、取り付けバンド部22の内周側に突き出されている。このストッパ突起部27の機能については後述する。
次に、取り付けバンド部22の内周面には、ギヤハウジング下部8bに対する抜け止めをするための抜け止め凸部22dが設けられている。図5及び図6にギヤハウジング下部8bの詳細が示されている。ギヤハウジング下部8bの円筒部8cの外周面には、上記抜け止め凸部22dが挿入される抜け止め凹部8dがその全周にわたって形成されている。この抜け止め凹部8d内に抜け止め凸部22dを挿入した状態で取り付けバンド部22の内周側にギヤハウジング下部8bの円筒部8cが挿入され、この挿入状態で固定ねじ24を締め込むことにより当該取り付けバンド部22が円筒部8cに巻き付いた状態に固定され、これにより当該砥石カバー20がギヤハウジング8に固定される。
図5及び図6では省略されているが、ギヤハウジング下部8bの内周側には、スピンドル7を回転支持するための軸受けあるいは防塵用のシールリング等が組み込まれている。このギヤハウジング下部8bの中心からスピンドル7が下方へ突き出す状態に支持されている。
また、このギヤハウジング下部8bの下面には、ストッパ当接部8eが一体に設けられている。このストッパ当接部8eは、後述する機能を満たす範囲で円筒部8cの下面に沿って設けられている。
図2及び図3に示すように砥石カバー20のギヤハウジング8への取り付け状態において、取り付けバンド部22に設けたストッパ突起部27が上記ストッパ当接部8eに対して円周方向に対向した状態となる。一方、固定ねじ24を緩めることにより砥石カバー8は、スピンドル7の回転軸線J1を中心にして回転させることができ、これによりカバー本体部21により覆われる砥石10の範囲(遮蔽範囲)を一定の範囲内で移動させることができる。
図7に示すようにストッパ当接部8eの周方向両端面のうち、ストッパ突起部27が対向する側の端面は、スピンドル回転軸線J1を中心とする放射軸線J2に対して僅かな角度で傾斜している。以下、この傾斜した端面を傾斜ストッパ面8fという。この傾斜ストッパ面8fは、外周側ほど砥石回転方向に変位する方向に傾斜している。
以上のように構成した砥石カバー20によれば、上記したように固定ねじ24を緩めて当該砥石カバー20をスピンドル7の回転軸線J1回りに回転可能な状態としてその砥石10に対する遮蔽範囲を調整可能となっているものの、その調整可能な範囲は、図3に示すようにストッパ突起部27がストッパ当接部8eに当接することによって一定の範囲に規制されている。本実施形態の場合、砥石カバー20の位置調整可能な範囲(基準位置Sからの開き角度θ)は、砥石回転方向(図2及び図3において反時計回り方向)について前側となる端縁部21aを、本体部3の本体機軸J0に対して平面視直交する基準位置S(図2に示す位置)から、図4中白抜きの矢印で示すように同じく砥石回転方向へ60度の開き角度(θ=60°)に規制されるようになっている。図3は、砥石カバー20を最大開き角度60度まで砥石回転方向に回転させた状態を示している。
すなわち、基準位置Sから、砥石カバー20を図3に示すように砥石10の回転方向(図3では反時計回り方向、図4では時計回り方向)へ60度回転させると、ストッパ突起部27がストッパ当接部8eの傾斜ストッパ面8fに当接してそれ以上の回転が阻止されることにより、当該砥石カバー20の、砥石10の回転方向についての位置調整可能な範囲が規制されるようになっている。
砥石10の回転方向とは逆方向について、当該砥石カバー20の基準位置Sからの位置調整範囲が上記ストッパ突起部27及びストッパ当接部8eによって規制されることはなく、従来通り大きな角度範囲で位置調整することにより作業の便宜が図られる。すなわち、図2に示す基準位置Sから砥石カバー20を図示時計回り方向に回転させて行う位置調整については、砥石10の回転方向とは反対方向(図2において時計回り方向)に開くことから粉塵の使用者側への飛散について影響を及ぼすことが少ない。このため、本実施形態ではストッパ突起部27及びストッパ当接部8eによる位置調整範囲の規制がなされず、従って砥石カバー20を基準位置Sから砥石回転方向とは反対方向に大きく開いて、作業の便宜を図ることができる。
このように砥石カバー20の砥石10の回転方向についての基準位置Sからの位置調整範囲(開き角度θ)が最大で60度に規制されることから、使用者が誤って開き角度を大きくし過ぎることがなく、従って作業に伴う粉塵等の使用者側への飛散を未然に防止することができる。
次に、研削作業中において、粉塵等が砥石10の回転により飛散して砥石カバー20の半円湾曲部21dの内周面に衝突し、その結果当該砥石カバー20に対して砥石回転方向の外力が瞬間的に付加された場合を想定すると、これを防止するためには、例えば固定ねじ24を一層強固に締め付けて砥石カバー20をより強固に固定しておくことが考えられる。しかし、この場合には、砥石カバー20の取り付けバンド部22を必要以上にギヤハウジング8の円筒部8cに締め付けてしまう結果、スピンドル7を支えているベアリング(図示省略)に悪影響を与えることになる。また、作業に応じて砥石カバー20を必要な角度に回転させる場合に固定ねじの緩めや締め付けに手間がかかる。
この点、本実施形態によれば、固定ねじを過度に締め付けることなく砥石カバー20を取り付けておけば、研削片等が万一飛散してその衝撃で砥石カバー20が砥石回転方向に位置ずれした場合でも、その基準位置Sから最大で60度の開き角度θでストッパ突起部27がストッパ当接部8eに当接してそれ以上の回転が阻止されることから、粉塵等の使用者側への飛散が確実に防止される。
しかも、この場合に、ストッパ突起部27は、放射軸線J2に対して傾斜する傾斜ストッパ面8fに当接する。このため、図7に示すようにストッパ突起部27は、当接当初はその先端部が傾斜ストッパ面8fに線当たり状態で当接した後、その僅かな変形により傾斜ストッパ面8fに対して徐々に当接面積を増大させつつ当接する。このように、ストッパ突起部27が傾斜ストッパ面8fに対して徐々に当接面積を増大させる状態で当接されることから、カバー本体部21の半円湾曲部21dに粉塵等の衝突により発生する衝撃Fを吸収しつつ当該砥石カバー20の回転を規制することができ、ひいてはストッパ突起部27及びストッパ当接部8eの損傷を低減してその耐久性を高めることができる。
また、当該砥石カバー20の回転中心(スピンドル軸線J1)を中心とする放射軸線J2に対して傾斜する傾斜ストッパ面8fにストッパ突起部27が当接することから、当該傾斜ストッパ面8fが受ける衝撃Fが当該傾斜ストッパ面8fに沿った方向とこれに直交する方向に分散される。この点、仮にストッパ突起部が当接するストッパ当接部の端面が放射軸線J2に沿った端面である結果、ストッパ突起部が全面当たり状態で当接した場合には衝撃Fを当該端面に同時に受けることとなってストッパ当接部に大きな衝撃が付加される。本実施形態によれば、上記全面当たり状態で当接させる構成に比して衝撃Fを吸収若しくは低減させることができ、これによりストッパ当接部8eの損傷を低減してその耐久性を高めることができる。
さらに、ストッパ突起部27及びストッパ当接部8eによる位置調整範囲の規制機能は、当該砥石カバー20の砥石回転方向への位置調整範囲について機能し、砥石回転方向とは反対方向への位置調整範囲については従来通り大きな開き角度で位置調整することができることから、砥石の代わりにダイヤモンドホイールを取り付けて、コンクリート等に溝付け作業を行う場合にあっても、当該砥石カバー20の位置調整機能を大きく損なうことなく、上記の作用効果を得ることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、ストッパ突起部27を取り付けバンド部22の内周側に張り出す位置に設けた構成を例示したが、取り付けバンド部22の外周側、あるいはカバー本体部21のその他の部位に設け、これに合わせてストッパ当接部を例示した部位に限らずその他の部位に設ける構成としてもよい。要は、砥石カバー20を砥石回転方向に回転させてその位置調整を行うに際して、基準位置Sから最大で例えば60度の開き角度θに規制されるようにストッパ突起部及びストッパ当接部を設け、さらに当該ストッパ当接部の当接面を放射軸線J2に対して傾斜する傾斜ストッパ面とすることによって同等の作用効果を得ることができる。
また、ストッパ当接部8eに傾斜ストッパ面8fを設けた構成を例示したが、ストッパ突起部27側に傾斜ストッパ面を設ける構成、あるいは双方に傾斜ストッパ面を設ける構成としてもよい。
さらに、砥石カバー20の砥石回転方向の位置調整範囲を基準位置Sから最大で約60度の開き角度θに規制する構成を例示したが、この開き角度θについては、粉塵等の飛散状況に合わせて例えば50度前後、あるいは70度前後の角度に任意に設定することができる。また、砥石回転方向への位置調整範囲を基準位置Sから0度(基準位置S)として、砥石回転方向とは反対方向へのみ位置調整可能となるようストッパ突起部とストッパ当接部を設定することもできる。
また、本体ハウジング5がグリップ部としての機能を併せ持つ形態の比較的小型のディスクグラインダを例示したが、本体ハウジングの後部に別途専用のグリップ部を備える形態の比較的大型のディスクグラインダにおける砥石カバーにも同様に適用することができる。
F…衝撃
S…砥石カバーの基準位置
θ…基準位置Sからの開き角度
J0…ディスクグラインダの本体機軸(電動モータの回転軸線)
J1…スピンドル7の回転軸線(スピンドル回転軸線)
J2…放射軸線
1…ディスクグラインダ
2…電動モータ
3…本体部
4…減速ギヤ部
5…本体ハウジング
6…メインスイッチ
7…スピンドル
8…ギヤハウジング
8c…円筒部、8e…ストッパ当接部、8f…傾斜ストッパ面
9…取り付けねじ
10…砥石
20…砥石カバー(第1実施形態)
21…カバー本体部
21a…端縁部(砥石回転方向前側)、21b…端縁部(砥石回転方向後ろ側)
22…取り付けバンド部
22a,22b…固定ねじ締め付け部、22d…抜け止め凸部
24…固定ねじ
27…ストッパ突起部

Claims (2)

  1. 駆動源を内装した本体部と、前記駆動源の回転出力を減速する減速ギヤ部と、該減速ギヤ部を経て前記本体部の機長方向に対して側面視交差する方向に回転軸線を有するスピンドルと、該スピンドルに取り付けた円形の砥石の周囲を覆う砥石カバーを備え、
    該砥石カバーは、前記砥石の周囲を覆うカバー本体部と、固定ねじの締め込みにより前記減速ギヤ部のギヤハウジングに巻き付けて取り付ける取り付けバンド部を備えており、
    該取り付けバンド部の内周側に突き出すように設けたストッパ突起部を、前記ギヤハウジングに一体に設けたストッパ当接部に当接させて、当該砥石カバーの前記スピンドルの回転軸線回りの位置について位置変更可能な範囲が規制される構成としたディスクグラインダであって、
    記ストッパ当接部の当接面、前記スピンドルの回転軸線を中心とする放射方向に対して傾斜しており
    前記ストッパ突起部と前記ストッパ当接部とが当接した場合に、前記ストッパ突起部が変形することにより、前記ストッパ当接部との当接面積を徐々に増大させつつ当接することが可能であり、
    前記取り付けバンド部の内周面に沿って抜け止め凸部を設け、該抜け止め凸部を前記ギヤハウジングの外周面に設けた抜け止め凹部に挿入して、当該取り付けバンド部の前記ギヤハウジングに対するスピンドル軸方向の変位を規制する構成としたディスクグラインダ。
  2. 請求項1記載のディスクグラインダであって、
    前記ストッパ当接部の当接面は、外周側ほど、前記スピンドルの回転軸線を中心とする放射軸線より砥石回転方向に離間するように傾斜しているディスクグラインダ。
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