JP5836876B2 - 電動工具 - Google Patents
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Description
一方、電動工具に内蔵される駆動モータは、スピンドルを回転駆動させるために発熱してしまう。このため、このような駆動モータには、冷却風となる風を当てる冷却ファンが設けられている。この冷却ファンは、回転駆動するスピンドルに取り付けられてスピンドルと一体回転する。このように取り付けられた冷却ファンは、スピンドルの回転駆動とともに回転して、電動工具外部の空気(外気)を電動工具内部に吸引し、モータ冷却風として風を駆動モータに吹き当てる。
すなわち、本発明の第1の発明に係る電動工具は、外部に使用時に手で握られるグリップ形状が設けられ、且つ内部に駆動源となる電動式のブラシレスモータが内装される装置ハウジングを備えた電動工具であって、前記ブラシレスモータには、該ブラシレスモータの回転駆動力を受けて回転することによりモータ冷却風を生ずる冷却ファンが設けられており、前記装置ハウジングには、前記冷却ファンにより生じたモータ冷却風により、該装置ハウジングの内部に該装置ハウジングの外部の外気を吸引させる吸気口が設けられており、前記装置ハウジングに設けられた前記吸気口から、該装置ハウジングの内部の前記ブラシレスモータまでの間に、前記吸気口から吸引された外気を除塵する除塵構造が配設されている、ことを特徴とする。
この第1の発明に係る電動工具によれば、使用時に装置ハウジングの外部のグリップ形状を手で握って使用することができる。また、装置ハウジングの内部には、モータ冷却風を生ずる冷却ファンが設けられているので、この冷却ファンにて生じたモータ冷却風により、回転駆動することによって発熱するブラシレスモータを冷却することができる。ここで、装置ハウジングに設けられた吸気口から、装置ハウジングの内部のブラシレスモータまでの間には、吸気口から吸引された外気を除塵する除塵構造が配設されているので、吸気口から吸引された外気に混入される粉塵を除去して、ブラシレスモータを冷却するモータ冷却風を綺麗な風にして送ることができる。このようにして、電動工具自体の大きさや総重量をなるべく変えないようにして従来の電動工具と同様の扱い易さを維持しながら、電動式のブラシレスモータを冷却するモータ冷却風を除塵することができる。なお、ここで称する『粉塵』の語義は、鉄や石等を研磨する際に生じる切り粉をはじめとして木屑や水滴等も含み、これら粉塵に類するもの全てを総称するものとなっている。
この第2の発明に係る電動工具によれば、吸気口から吸引され気流発生機構により装置ハウジングの内部で旋回気流が生じた外気は、この旋回気流による遠心分離作用によって除塵されることとなるので、フィルタ等の濾過構成を介さずに外気を除塵することができる。これによって、濾過構成により冷却ファンによる吸引風の風圧を下げることなく、外気を吸引することができる。したがって、外気を装置ハウジングの外部から吸引するにあたって、この吸引される外気の風量を良好な風量にすることができながら、この吸引された外気を除塵することができる。
この第3の発明に係る電動工具によれば、気流発生機構は、装置ハウジングの内部でグリップ形状の長手軸方向に沿って旋回気流が生じるように、吸気口から吸引された外気の気流をガイドするように作用する気流ガイド壁構造が設けられるので、旋回気流が流れるモータ冷却風の道程を最も長い距離に設定することができる。これによって、旋回気流の遠心分離作用によって外気を除塵するにあたって、グリップ形状の長さに応じてなるべく長い長さに設定して、旋回気流を発生させることができる。したがって、なるべく長い距離で旋回させることができるようにして、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
この第4の発明に係る電動工具によれば、気流発生機構は、グリップ形状の長手軸方向に沿った方向から長手軸方向と交差する方向に気流の吹出し方向を設定するガイド開口部が設けられているので、このガイド開口部により長手軸方向と交差する旋回方向に沿って気流の吹出し方向を設定することができる。これによって、装置ハウジングの内部で旋回気流を生じさせるにあたって、この旋回させる方向に沿って外気を吹出して気流の旋回を良好に得ることができて、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
この第5の発明に係る電動工具によれば、遠心分離室を形成する遠心分離用ハウジングは、装置ハウジングとは別で装置ハウジングの内部に設けられているので、装置ハウジングの内部で旋回気流を生じさせるにあたって、遠心分離作用を良好に得ることができるように、モータ冷却風の吸引風力に応じて遠心分離室の形状および内部容量を設定することができる。これによって、装置ハウジングの形状および内部容量に関わらず、モータ冷却風の吸引風力に対応した遠心分離室を設定することができて、気流の旋回を良好に得ることができる。したがって、遠心分離室の形状および内部容量の設定により、旋回気流の旋回を良好に得ることができて、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
この第6の発明に係る電動工具によれば、除塵構造には鉄を吸引する磁石が配設されて鉄粉を吸引可能に構成されているので、吸気口から吸引された外気に混入される粉塵のうち、混入される鉄粉をより有利に除去することができる。これによって、電動式のブラシレスモータに回転駆動力を下げる要因となる鉄粉を有利に除去することができて、電動式のブラシレスモータの製品寿命を長くすることができて、電動工具としての製品寿命を延ばすことができることとなる。
この第7の発明に係る電動工具によれば、電動工具は、金工作業に利用可能に構成されているので、吸気口から吸引された外気に混入される粉塵を除去するにあたり、電動式のブラシレスモータに回転駆動力を下げる要因となる鉄粉を除去することができる。これによって、電動式のブラシレスモータの製品寿命を長くすることができて、電動工具としての製品寿命を延ばすことができることとなる。
第2の発明に係る電動工具によれば、吸引される外気の風量を良好な風量にすることができながら、この吸引された外気を除塵することができる。
第3の発明に係る電動工具によれば、なるべく長い距離で旋回させることができるようにして、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
第4の発明に係る電動工具によれば、ガイド開口部の設定にて旋回気流の旋回を良好に得ることができて、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
第5の発明に係る電動工具によれば、遠心分離室の形状および内部容量の設定により、旋回気流の旋回を良好に得ることができて、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
第6の発明に係る電動工具によれば、電動式のブラシレスモータの製品寿命を長くすることができて、電動工具としての製品寿命を延ばすことができることとなる。
第7の発明に係る電動工具によれば、鉄粉を除去に貢献して、電動式のブラシレスモータの製品寿命を長くすることができて、電動工具としての製品寿命を延ばすことができることとなる。
以下、本発明に係る電動工具を実施するための第1の実施の形態について、図1を参照しながら説明する。図1の断面図では、本発明に係る電動工具の第1の実施の形態となるディスクグラインダ10の内部半割り構造を示している。なお、以下に説明するディスクグラインダ10は、説明をする上で分かり易くするために、図示記載の通りでディスクグラインダ10の上下前後左右を規定している。また、図1に示すディスクグラインダ10の上下の規定は、このディスクグラインダ10の常用定置姿勢に基づく。つまり、このディスクグラインダ10の下側は、重力方向の向く方向と一致する。
図1に示す電動工具は、金工作業に利用可能に構成されるディスクグラインダ10である。このディスクグラインダ10は、グリップ23を手で握って使用する、いわゆる手持ち式の電動工具である。このディスクグラインダ10は、円盤型の砥石Bを回転させ、この砥石Bを被研磨材に当て被研磨材を研磨する。このため、ディスクグラインダ10は、電動式のブラシレスモータ31を内蔵して構成される。なお、このブラシレスモータ31は、本発明に係る駆動源となる駆動モータに相当する。また、ディスクグラインダ10の工具本体15には、電源となる充電式バッテリ91が装着される。具体的には、工具本体15の最後部にはバッテリ装着部90が設けられている。このバッテリ装着部90には、充電式バッテリ91が装着可能となっている。このバッテリ装着部90に装着された充電式バッテリ91は、このディスクグラインダ10の電源として機能し、後に詳述する駆動源となる電動式のブラシレスモータ31に電力供給することができる。なお、ブラシレスモータ31の回転駆動は、モータ軸34によってギヤ機構42に向けて出力され、このギヤ機構42を経てスピンドル45を回転させ、スピンドル45の先端に取り付けられた砥石Bを回転させる。このようにスピンドル45の回転を受けて回転する砥石Bは、被研磨材に当てることにより被研磨材を研磨することができる。
装置ユニット20は、図示前後方向が長手方向として設定された略円柱形状にて形成される。この装置ユニット20は、最後部が上記したバッテリ装着部90として構成され、最前部はギヤユニット40が配設されるように構成される。このため、装置ユニット20の最後部をなすバッテリ装着部90には、充電式バッテリ91を装着させることができる構成が設けられている。また、この装置ユニット20の最前部には、後に説明するギヤユニット40を配設することができる構成が設けられている。なお、このバッテリ装着部90は、充電式バッテリ91をスライド装着可能な適宜のスライド可能な装着形状を有するとともに、充電式バッテリ91と電気接続可能な接続構造を有して構成されている。なお、この充電式バッテリ91は、専用の充電器にて充電可能に構成される。
この装置ユニット20は、工具本体15の外装をなしつつ、各種の装置を内装する装置ハウジング21を備える。この装置ハウジング21は、図1に示すように、半割り構造をなす樹脂の成形品にて形成され、この半割り構造を合体させることにより略円筒形状のハウジング構造をなす。このようにハウジング構造をなす装置ハウジング21は、内部に適宜の形状が設けられて、各種の機構および装置が内装可能に構成されている。
この吸気口25の内側には、コントローラ50が配置されている。このコントローラ50は、装置ハウジング21の内周面から内側に突き出されたハウジングリブ27にて支持されている。このコントローラ50は、バッテリ装着部90に装着された充電式バッテリ91と通信可能となっており、この充電式バッテリ91の蓄電状態やブラシレスモータ31の回転駆動を鑑みて該充電式バッテリ91からの電力供給を適宜制御する機能を有する。このため、このコントローラ50は、充電式バッテリ91に蓄電される電力をブラシレスモータ31に供給できるように、適宜に電気配線されるものとなっている。なお、このコントローラ50の構成および制御に関しては、ブラシレスモータ31のステータ32の説明とともに詳述する。
図3に示すように、コントローラ50は、概略、電子スイッチ回路51と、各種の検出回路52,53,54,55と、マイコン56とを具備して構成される。電子スイッチ回路51は、上記したステータ32の三相式の励磁コイルに対して順次に電力を供給して該励磁コイルを励磁する回路である。このため、電子スイッチ回路51は、ステータ32の三相式の励磁コイルに対応した6つのFET(Field effect transistor)[Q1]〜[Q6]を有して構成される。この6つのFET[Q1]〜[Q6]は、ステータ32の三相式の励磁コイルに対して順次切り替わるよう電力供給するため、電気接続状態がオンオフ切り替わるように構成される。なお、この電力供給は、スライドスイッチ29のオン操作に基づいて、充電式バッテリ91に蓄電された電力の供給によるものとなっている。このように充電式バッテリ91から電力が供給された電子スイッチ回路51は、マイコン56に基づく、電子スイッチ回路51の6つのFET[Q1]〜[Q6]の電気接続状態のオンオフ切替りにより、ステータ32の三相式の励磁コイルの励磁を順次に切り替えて、永久磁石のロータ33を回転させるように作用する。なお、このように供給される電力は、ステータ32の三相式の励磁コイルを励磁した後に、さらに1つのFET(Field effect transistor)[Q7]を経てアースされる。このFET[Q7]も、マイコン56により電気接続状態がオンオフ切り替わるようになっている。
なお、上記した6つのFET[Q1]〜[Q6]を具備する電子スイッチ回路51とFET[Q7]とは、互いに電気接続として直列配列となる接続構造となっている。このため、電子スイッチ回路51が故障した場合には、FET[Q7]を操作することにより電子スイッチ回路51の通電状態を切断することができる。このようなFET[Q7]による電子スイッチ回路51の通電状態の切断は、上記したスイッチオン状態を維持するオン状態ロック機構が設けられたスライドスイッチ29において、特に有利に機能することとなる。つまり、電気接続の強制遮断がFET[Q7]を用いて達成することができる。
この第1の実施の形態の除塵構造60は、第1気流発生機構61を備えて構成される。図2の内部斜視図では、図1のディスクグラインダ10の内部を斜視にて示している。この第1気流発生機構61は、上記した吸気口25から吸引された外気が装置ハウジング21の内部で旋回気流となるように、この吸気口25から吸引された外気に作用する機構として構成される。すなわち、第1気流発生機構61は、装置ハウジング21の内部で旋回気流を生ずるためのサイクロン構造を有する。
第1気流発生機構61は、概略、旋回ガイド構造62と、隔壁構造66とを備え、吸気口25から吸引された外気の気流をガイドするように作用するように気流ガイド壁構造をなしている。なお、図2に示す隔壁構造66は、旋回ガイド構造62の形状を見え易くするために、半割りされた形状で図示している。
隔壁構造66は、旋回ガイド構造62の前側に、適宜の空間を隔てて配設されている。この隔壁構造66は円筒形状をなす隔壁67を有して形成される。なお、図1および図2に示す隔壁構造66は、半割りされた形状により図示している。この隔壁67は、装置ハウジング21から内側に突き出される連結リブ68を介して装置ハウジング21と固定支持されている。このように装置ハウジング21に固定支持される隔壁67および連結リブ68は、装置ハウジング21との間で径方向で空間を形成しつつ、モータユニット30との間で装置ハウジング21の内部を区画する壁として機能する。
次に、上記した第1の実施の形態とは相違する、本発明に係る電動工具を実施するための第2の実施の形態について、図4および図5を参照しながら説明する。なお、この第2の実施の形態のディスクグラインダ10Aと、上記した第1の実施の形態のディスクグラインダ10とは、除塵構造60の構成のみが相違するものとなっている。つまり、上記した第1の実施の形態の除塵構造60は、第1気流発生機構61を備えて構成されるものであったが、この第2の実施の形態の除塵構造70は、第2気流発生機構71を備えて構成されるものとなっている。このため、以下では第2気流発生機構71の構成についてのみを説明するものとし、その他の構成については上述にて用いた符号と同一符号を図面に付し、その説明を省略するものとする。
図4の断面図では、本発明に係る電動工具の第2の実施の形態となるディスクグラインダ10Aの内部半割り構造を示している。図5は、図4に示すディスクグラインダ10のV−V断面矢視を示す内部断面図である。この第2の実施の形態の除塵構造70も、上記した第1の実施の形態の除塵構造60と同様、装置ハウジング21に設けられた吸気口25から、装置ハウジング21の内部のブラシレスモータ31までの間に配設されている。
この除塵構造70の第2気流発生機構71も、上記した吸気口25から吸引された外気が装置ハウジング21の内部で旋回気流となるように、この吸気口25から吸引された外気に作用するサイクロン構造を有して構成される。
旋回気流による遠心分離作用によって遠心分離室74で除塵された外気は、冷却風導入筒体77を介してブラシレスモータ31に向けて送られることとなる。詳しくは、遠心分離室74にて除塵された外気は、遠心分離室74の内部にある導入筒部78を通じてモータユニット30側に向けて排気される。この冷却風導入筒体77は、ブラシレスモータ31に向けて内周径が拡がるように設定されている。なお、このサイクロン筒体73の後部には集塵ボックス79が設けられている。この集塵ボックス79は、旋回気流による遠心分離作用によって遠心分離室74にて除塵された粉塵(鉄や石等を研磨する際に生じる切り粉をはじめとして木屑や水滴等も含む。)を集めておくためのボックスである。
また、上記したディスクグラインダ10Aによれば、遠心分離室74を形成するサイクロン筒体73は、装置ハウジング21とは別で装置ハウジング21の内部に設けられているので、装置ハウジング21の内部で旋回気流を生じさせるにあたって、遠心分離作用を良好に得ることができるように、モータ冷却風の吸引風力に応じて遠心分離室74の形状および内部容量を設定することができる。これによって、装置ハウジング21の形状および内部容量に関わらず、モータ冷却風の吸引風力に対応した遠心分離室74を設定することができて、気流の旋回を良好に得ることができて、遠心分離作用による除塵効果を良好に発揮することができる。
すなわち、上記した実施の形態では、ディスクグラインダ10,10Aを本発明に係る電動工具の例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係る電動工具としては、外部に使用時に手で握られるグリップ形状(23)が設けられ且つ内部に駆動源となる電動式のブラシレスモータ(31)が内装される装置ハウジング(21)を備えて構成されるものであればよく、シャー、カッター、マルチツール等の適宜の用途に利用される電動工具として構成されるものであってよい。
また、本発明に係る除塵構造としては、上記した実施の形態にて説明した気流発生機構61,71を具備する構成に限定されることなく、適宜の遠心分離作用のある気流発生機構を具備して構成されるものであってもよい。また、このような除塵構造には、適宜の部位に鉄を吸引する磁石が配設され、鉄粉を吸引可能に構成されるようにしてもよい。なお、このような鉄粉を吸着させる磁石は、遠心分離作用により鉄粉が集まり易くされる部位に配設されることが望ましい。もし仮に除塵構造60,70に鉄を吸引する磁石が配設されて鉄粉を吸引可能に構成されていると、吸気口25から吸引された外気に混入される粉塵のうち、電動式のブラシレスモータ31に回転駆動力を下げる要因となる鉄粉を有利に除去することができる。これによって、電動式のブラシレスモータ31の製品寿命を長くすることができて、ディスクグラインダ10,10A(電動工具)としての製品寿命を延ばすことができることとなる。
15 工具本体
20 装置ユニット
21 装置ハウジング
23 グリップ
25 吸気口
27 ハウジングリブ
29 スライドスイッチ
30 モータユニット
31 ブラシレスモータ(駆動源)
32 ステータ
33 ロータ
34 モータ軸
35,36 ベアリング
37 冷却ファン
38 ファンハウジング
39 ファン本体
40 ギヤユニット
41 ギヤハウジング
42 ギヤ機構
43 駆動ギヤ
44 従動ギヤ
45 スピンドル
46,47 ベアリング
48 カバー体
49 排気口
50 コントローラ
51 電子スイッチ回路
52 第1電圧検出回路
53 電流検出回路
54 第2電圧検出回路
55 ロータ位置検出回路
56 マイコン
57 ゲート駆動信号生成回路
58 過電流検出回路
59 [Q7]故障判定回路
60 除塵構造
61 第1気流発生機構
62 旋回ガイド構造
63 外周支持壁
64 固定羽体
65 連結軸体
66 隔壁構造
67 隔壁
68 連結リブ
70 除塵構造
71 第2気流発生機構
72 サイクロン構造
73 サイクロン筒体(遠心分離用ハウジング)
74 遠心分離室
75 ガイド開口部
77 冷却風導入筒体
78 導入筒部
79 集塵ボックス
90 バッテリ装着部
91 充電式バッテリ(電源)
B 砥石
Claims (5)
- 外部に使用時に手で握られるグリップ形状が設けられ、且つ内部に駆動源となる電動式のブラシレスモータが内装される装置ハウジングを備えた電動工具であって、
前記ブラシレスモータには、該ブラシレスモータの回転駆動力を受けて回転することによりモータ冷却風を生ずる冷却ファンが設けられており、
前記装置ハウジングには、前記冷却ファンにより生じたモータ冷却風により、該装置ハウジングの内部に該装置ハウジングの外部の外気を吸引させる吸気口が設けられており、
前記装置ハウジングに設けられた前記吸気口から、該装置ハウジングの内部の前記ブラシレスモータまでの間に、前記吸気口から吸引された外気を除塵する除塵構造が配設されており、
前記除塵構造は、前記吸気口から吸引された外気に前記装置ハウジングの内部で旋回気流を生じるように該吸気口から吸引された外気に作用する気流発生機構を備え、
前記吸気口から吸引され前記気流発生機構により前記装置ハウジングの内部で旋回気流が生じた外気は、該旋回気流による遠心分離作用によって除塵され、
前記気流発生機構は、前記吸気口から吸引された外気の気流をガイドするように作用する気流ガイド壁構造を有し、前記装置ハウジングの内部で前記グリップ形状の長手軸方向に沿って旋回気流を生じさせ、
外部がグリップとして形成された前記装置ハウジングは、前側に前記ブラシレスモータが内装されていると共に、後側に前記気流ガイド壁構造が設けられている、ことを特徴とする電動工具。 - 外部に使用時に手で握られるグリップ形状が設けられ、且つ内部に駆動源となる電動式のブラシレスモータが内装される装置ハウジングを備えた電動工具であって、
前記ブラシレスモータには、該ブラシレスモータの回転駆動力を受けて回転することによりモータ冷却風を生ずる冷却ファンが設けられており、
前記装置ハウジングには、前記冷却ファンにより生じたモータ冷却風により、該装置ハウジングの内部に該装置ハウジングの外部の外気を吸引させる吸気口が設けられており、
前記装置ハウジングに設けられた前記吸気口から、該装置ハウジングの内部の前記ブラシレスモータまでの間に、前記吸気口から吸引された外気を除塵する除塵構造が配設されており、
前記除塵構造は、前記吸気口から吸引された外気に前記装置ハウジングの内部で旋回気流を生じるように該吸気口から吸引された外気に作用する気流発生機構を備え、
前記吸気口から吸引され前記気流発生機構により前記装置ハウジングの内部で旋回気流が生じた外気は、該旋回気流による遠心分離作用によって除塵され、
前記気流発生機構は、前記吸気口から吸引された外気を該グリップ形状の長手軸方向に沿った方向から該長手軸方向と交差する方向に気流の吹出し方向を設定するガイド開口部を有し、前記装置ハウジングの内部で前記グリップ形状の長手軸方向に沿って旋回気流を生じさせ、
外部がグリップとして形成された前記装置ハウジングは、前側に前記ブラシレスモータが内装されていると共に、後側に前記ガイド開口部が設けられている、ことを特徴とする電動工具。 - 外部に使用時に手で握られるグリップ形状が設けられ、且つ内部に駆動源となる電動式のブラシレスモータが内装される装置ハウジングを備えた電動工具であって、
前記ブラシレスモータには、該ブラシレスモータの回転駆動力を受けて回転することによりモータ冷却風を生ずる冷却ファンが設けられており、
前記装置ハウジングには、前記冷却ファンにより生じたモータ冷却風により、該装置ハウジングの内部に該装置ハウジングの外部の外気を吸引させる吸気口が設けられており、
前記装置ハウジングに設けられた前記吸気口から、該装置ハウジングの内部の前記ブラシレスモータまでの間に、前記吸気口から吸引された外気を除塵する除塵構造が配設されており、
前記除塵構造は、前記吸気口から吸引された外気に前記装置ハウジングの内部で旋回気流を生じるように該吸気口から吸引された外気に作用する気流発生機構を備え、
前記吸気口から吸引され前記気流発生機構により前記装置ハウジングの内部で旋回気流が生じた外気は、該旋回気流による遠心分離作用によって除塵され、
前記気流発生機構は、前記装置ハウジングの内部で前記グリップ形状の長手軸方向に沿って旋回気流が生じる遠心分離室を有し、
該遠心分離室を形成する遠心分離用ハウジングは、該装置ハウジングとは別で該装置ハウジングの内部に設けられており、
外部がグリップとして形成された前記装置ハウジングは、前側に前記ブラシレスモータが内装されていると共に、後側に前記遠心分離室が設けられている、ことを特徴とする電動工具。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動工具において、
前記除塵構造には、鉄を吸引する磁石が配設され、鉄粉を吸引可能に構成されている、ことを特徴とする電動工具。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電動工具は、金工作業に利用可能に構成されている、ことを特徴とする電動工具。
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