JP2008295286A - 車両用回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵埃が堆積し易い回転子通風路を無くし、同時に通風路レスになったことによる回転子、軸受の発熱を抑制することができる車両用回転電機を提供する。
【解決手段】本発明の車両用回転電機は、略円筒状のフレーム1の内周側に固定したステータ鉄心(固定子)11と、このステータ鉄心11の内周にロータ鉄心7を配置し、ロータ鉄心の中心部にシャフト6を配置し、該フレームの一端部にベアリングブラケット2を配設し、該フレーム他端部にハウジング3を配設し、該ベアリングブラケット内と該ハウジング内に軸受4,5を介してシャフト6の両端部を支承するようにして構成される回転子とを有し、外気から取り入れた冷却風が回転軸方向の一方向に向かって流れる通風経路を有し、該冷却風が回転子と固定子との間の隙間13と固定子の外周部の一部に設けられた通風路1cとを流れるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の車両用回転電機は、略円筒状のフレーム1の内周側に固定したステータ鉄心(固定子)11と、このステータ鉄心11の内周にロータ鉄心7を配置し、ロータ鉄心の中心部にシャフト6を配置し、該フレームの一端部にベアリングブラケット2を配設し、該フレーム他端部にハウジング3を配設し、該ベアリングブラケット内と該ハウジング内に軸受4,5を介してシャフト6の両端部を支承するようにして構成される回転子とを有し、外気から取り入れた冷却風が回転軸方向の一方向に向かって流れる通風経路を有し、該冷却風が回転子と固定子との間の隙間13と固定子の外周部の一部に設けられた通風路1cとを流れるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄道車両を駆動する車両用回転電機に関する。
一般に鉄道車両(以下、「車両」と呼ぶ。)では、車体の下に配置された台車に主電動機(以下、「電動機」と呼ぶ。)を装荷して、この電動機の回転力を継手(カップリング)と歯車装置とを介して車輪に伝達して車両を走行させている。
従来のこの種の電動機の一般的構造は図23、図24に示すものであり、固定部材である円筒状のフレーム1を有し、このフレーム1の一端側にベアリングブラケット2を取付け、フレーム1の他端側の中央部にハウジング3を取付け、このベアリングブラケット2とハウジング3とのそれぞれの中心部に設けた軸受4,5によってロータシャフト6の両端部を回転自在に支持している。
ロータシャフト6の軸方向の中心部分にロータ鉄心7を固定し、このロータ鉄心7の外周側に形成された多数の溝の中にロータバー8を埋め込み、それぞれのロータバー8の両端部はロータ鉄心7より張り出させ、その張出し部分をリング状のエンドリング9,9で一体に接続して誘導電動機のかご型ロータ(このように回転力を発生するものを「回転子」と呼ぶ。また回転子とは逆に回転しないものを「固定子」と呼ぶ。)を形成している。ロータ鉄心7には、軸方向に貫通した通風路7aを設け、その数は図24のように円周状に複数個等分布に配置され、同様の通風路を有する鉄心押え10,10により固定されている。
フレーム1の内周部には、円筒状のステータ鉄心11を取付け、このステータ鉄心11の内周側に形成された多数の溝の中にステータコイル12を収納している。このステータコイル12のコイルエンド部は、ステータ鉄心11の両側に張り出した形となっている。ステータ鉄心11の内周面とロータ鉄心7の外周面との間には、一様な空隙13を形成してある。ロータシャフト6の駆動軸端部6aは機外に突出させてある。この突出した駆動軸部6aの部分には、駆動用歯車装置と結合するためカップリング(継手)を取付ける。ロータシャフト6の機内部分には通風ファン14を取付けてある。この通風ファン14は、中央より放射状に配置された複数の羽根14aを有している。
フレーム1におけるこの通風ファン14の外周部に対向する部分には複数の排気口1aが円周方向に沿って設けてある。フレーム1の反駆動側の略上方に入気口1bを設け、この入気口1bを覆うように通風ろ過器15を取付け、通風ろ過器15の外気取入れ口部には、塵埃を捕捉するためのフィルター15aを取付けてある。
図23、図24に示した電動機全体は、フレーム1に設けられた取付け腕部(図示せず)を台車枠にボルトで締結固定し、ロータシャフト駆動軸部6aに接続した継手を介して電動機の回転力を駆動装置から車輪に伝達し車両を走行させる。
この電動機の運転時には、ステータコイル12とロータバー8が発熱するため、外気を電動機内に流通させて冷却している。この冷却で電動機の温度上昇が抑制される。この冷却作用は次の通りである。図25において矢印で示すように、運転時、通風ファン14がロータシャフト6といっしょに回転し、機内の空気を排気口1aより機外に排出し、これに伴って入気口1bより外気が機内に吸引される。機内に吸引される外気は、通風ろ過器15を経て入気口1bより機内に流入した後、ロータ鉄心の通風路7aやロータ鉄心7の外周とステータ鉄心11の内周との間の空隙13を通って通風ファン14側に流通し、通風ファン14の回転により排気口1aより機外に排出される。このように機内に外気を流通させることにより、ロータバー8、ステータコイル12及び軸受4,5やそれを潤滑するグリースの温度上昇が許容限度を超えないように冷却している。
しかしながら、電車などの床下台車に搭載される電動機の周囲の外気には、車両走行時に巻き上げられる塵埃や綿屑が多量に存在し、取入れる外気はひどく汚損された環境下のものである。そのため、機内に取入れる外気は、通風ろ過器15のフィルター15aによって塵埃を捕捉して清浄化を図っている。しかし、フィルター15aによって捕捉されない小さな塵埃や綿屑は吸引されて電動機内に堆積していく。特に、回転子風穴7a内には回転による遠心力で堆積し易く、塵埃堆積による回転アンバランスが発生し、回転異常振動や回転子の通風量低下による回転子や軸受潤滑グリースの異常過熱を発生させ、電動機自体の寿命や潤滑材の劣化による保守回帰の低下の原因になる。
このため、定期的なフィルターの清掃保守以外に、図26、図27のように、電動機を分解し回転子風穴を清掃しなければいけない技術的な課題があり、またその清掃に多大な労力が発生するため改善が強く要望されている。
図26は、軸受周りの部品がついた回転子をフレーム付固定子から引き抜いた状態を示すもので、比較的容易に分解できる構造として古くから採用されている方式である。しかし、回転子の通風路内に堆積した塵埃を清掃するために車体を台車から外し、電動機を台車から降ろさなくてはならず、作業は電動機の分解のみに終わらず多大な労力を要するものである。さらに図26のように、引き抜いた軸受周りの部品がついた回転子のままでは通風路を十分清掃するのは困難であり、図27のように回転子から軸受周りの部品を取り外し、矢印の方向から清掃しなければならず、通風路内の清掃作業は多大な労力が必要なものであった。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、塵埃の堆積し易い回転子通風路を無くし、同時に通風路レスになったことによる回転子、軸受の発熱を抑制することができる車両用回転電機を提供することを目的とする。
本発明は、略円筒状のフレームの内周側にステータ鉄心を配置し、前記ステータ鉄心の両側をステータ鉄心押えにて固定して固定子を構成し、前記ステータ鉄心の内周側に空隙を介してロータ鉄心を配置し、前記ロータ鉄心の中心部にシャフトを配置し、前記フレームの一端部にベアリングブラケットを配設し、前記フレーム他端部にハウジングを配設し、前記アリングブラケット内とハウジング内に軸受を介して、前記シャフトの両端部を支承して回転子を構成し、前記フレームの片側の外周部に入気口を形成し、該フレームの他側の外周部に排気口を形成し、前記固定子の外周部に通風路を設け、前記入気口から取り入れられた冷却風が前記シャフトの軸方向の一方向に向かって流れ、前記排気口から排気される通風経路を形成し、前記冷却風が前記回転子と固定子との間の隙間と、前記固定子の外周部に設けられた通風路とを流れるようにした車両用回転電機を特徴とする。
本発明によれば、回転子に通風路がないため、塵埃の堆積によって発生する異常振動や異常過熱が発生しない車両用回転電機を実現できる。また堆積物を清掃する手間が省けるため、信頼性確保のために実施していた定期的な分解再組立作業や清掃作業を大幅に低減でき、保守作業が格段に向上できる。さらに、回転電機内への塵埃堆積がほとんど無くなるため、ろ過器フィルターの塵埃捕捉率を下げることができ、フィルター清掃も簡略化できる。またフィルターの無い、簡易ろ過器の採用も可能になるので、理想的な回転電機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1、図2は本発明の一実施の形態の回転電機の構成を示している。従来例とした図23と基本構造は同じであるので、共通する要素には共通の符号を付すことにより、それらの詳しい説明は省略する。
図1、図2に示す本実施の形態の車両用回転電機の場合、図23にある回転子の通風路7aは無くし、代わりにステータ鉄心11の最下部近傍に通風路1cを設けるためフレーム1の一部を外側に膨らませた構造にしたことを特徴とする。また、入気口1bには、図23におけるろ過器15及びフィルター15aの代わりに、簡易ろ過器115が設けてある。
このように構成することにより、本実施の形態では、回転子を冷却していた通風路7aが無くても通風路1cを通過した冷却風が先回りして図3の矢印のように流れ、また風下側のステータコイル12と同時にステータコイル12間を図2の矢印のように冷却風が通って、ロータバー8を冷却する。このため、ステータコイル12はより効果的に冷却され、またロータバー8の発熱も抑制される。さらにステータコイル12を冷却すると周囲の発熱源が低下して、間接的にロータバー8も冷却される効果もある。
さらに、本実施の形態によれば、通風路7a内への塵埃堆積によって発生する回転子の異常振動や異常過熱を防ぐことができる。一方、通風路1cは回転しないので通風路内には塵埃は堆積しないで通過してしまう。このため、回転電機の長期間の清掃レスが可能になり、大幅な保守作業軽減(回転電機の分解再組立作業の軽減)や保守回帰の長期延長が達成できる。
(第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態の回転電機について、図4、図5を用いて説明する。図4に示す実施の形態では、横断面側から見て通風路1ccを左右下部の2箇所に設けている。図5は、図4において矢視Eから見たこの通風路1ccの形成部分の外観を示している。通風路1ccは、その路壁101a,101bが平行であり、かつ、フレーム軸方向、つまりロータシャフト6の軸方向に平行である。
本実施の形態によれば、冷却風が分割され均等に冷却される効果を出せる。また万一、複数の通風路lccを設けていることで、いずれかの通風路1ccの内部に塵埃が堆積した場合のリスク対策にもなるので、信頼性がアップする。
尚、通風路1ccの形状については、図6〜図8それぞれに示す変形例のような形状にすることができる。図6の変形例では、通風路1ccをその路壁102a,102bが平行であり、かつ、共にフレーム軸方向に対して傾斜させ、風下側に行くほど下がる形状にしている。このようにすることで、通風路1cc内に塵埃が堆積しても下方(回転電機の風下側)へ流れ落ち易くなり、堆積し難い構造にできる。
また、図7の変形例では、通風路1ccをその路壁103a,103bがフレーム1の軸方向、回転電機の風下側に扇形に広がる形状にしている。通風路1ccをこのような形状にしても、塵埃堆積がし難い構造にできる。
さらに、図8の変形例では、通風路1ccをフレーム1の軸方向、回転電機風下側に扇形に広がった形状であるが、上側の路壁104aはフレーム1に平行にし、下側の路壁104bだけ回転電機の風下側に行くほど下がる形状にしている。このような形状にしても、塵埃堆積がし難い構造にできる。尚さらに、通風路1ccに塵埃が堆積し難いように通風路1ccの下側の路壁が風下側に行くほど下がるように傾斜していれば、この通風路1ccは他の形状であっても構わない。
(第3の実施の形態)図9、図10を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の回転電機は、第1の実施の形態と同様にフレーム1の最下部に通風路1cを設け、この通風路1cの部分にステータ鉄心11の両側にあるステータ鉄心押えのうち風下側のステータ鉄心押え11aに略半径方向に切り欠かれた案内溝11bを設けている。図10中に矢印で示すように、冷却風はステータコイル12間を通過し、ロータバー8を冷却するように流れる。この構造にすることにより、回転子のロータバー8はより冷却されることになる。
(第4の実施の形態)図11、図12に示す第4の実施の形態では、図9、図10に示した第3の実施の形態に対して、風下側ステータ鉄心押え11aの案内溝11bbを回転電機軸方向にも軸に垂直な幅方向にも広げ、通風路1cからの冷却風のほとんどを回転子に案内するようにしている。これにより、ロータバー8の冷却効果がさらにアップする。またステータコイル12の冷却のために、図12に示すように最下部位置の通風路1cの両側に間隔をおいて通風路1ccを2箇所設けている。尚、通風路1ccは下部に集中させずに、上部に設けてもよい。また同様に案内溝もどの位置にあってもよい。
(第5の実施の形態)図13に示す第5の実施の形態では、風下側ステータ鉄心11aに形成した案内溝11bを反ステータ鉄心側に開口11cさせている。このような構造であれば、通風路1c近傍に案内溝11bを配置しなくても、冷却風は回転子にも流れることになる。
(第6の実施の形態)図14を用いて、本発明の第6の実施の形態の回転電機について説明する。本実施の形態は、図1、図2に示した第1の実施の形態に対して、若干の変更を加えたもので、ロータ鉄心7と風下側のロータ鉄心押え10とに通風路7aを設けたことを特徴としている。その他の構成は、図1、図2に示した第1の実施の形態と共通であり、共通する要素に共通の符号を付すことで詳しい説明は省略する。
本実施の形態によれば、回転子の軽量化と放熱面積の拡大による放熱効果を出せるものになる。
(第7の実施の形態)図15を用いて、本発明の第7の実施の形態の回転電機について説明する。本実施の形態は、図1、図2に示した第1の実施の形態と同様に、ステータ鉄心11の最下部近傍に通風路1cを設けるためフレーム1の一部を外側に膨らませた構造にしている。加えて、本実施の形態では、通風路1cの近傍に開口できる窓17を設けている。そしてこの窓17には、カバー17aをボルトにて脱着できるように取り付けている。
本実施の形態によれば、適宜ボルトを外してカバー17aを取り外すができ、カバー17aを取り外すことで回転電機の内部の様相が窓17を通して確認でき、さらに万一塵埃が堆積していた時は、この窓17から気吹き清掃が可能である。
尚、このような窓17はどこにつけてもよく、特に、ステータコイル12、ロータバー8等の清掃も可能な位置に設けるのが好ましい。
(第8の実施の形態)本発明の第8の実施の形態の回転電機について図16を用いて説明する。本実施の形態の特徴は、図1、図2に示した第1の実施の形態と同様に、ステータ鉄心11の最下部近傍に通風路1cを設けるためフレーム1の一部を外側に膨らませた構造にしている。加えて、本実施の形態では、通風路1cに水抜き穴18を設けたことを特徴とする。
回転電機内に雨水等が浸入した場合には下部に水が溜まる可能性があるが、本実施の形態の構成にすることで、通風路1cに溜まる水を水抜き穴18から排水でき、回転電機の下部に水が溜まるのを防止できる。
(第9の実施の形態)本発明の第9の実施の形態の回転電機について図17〜図20を用いて説明する。図1、図2に示した第1の実施の形態の回転電機では、フレーム1側に通風路1cを形成した。これに対して、図17、図18に示すように、本実施の形態では、ステータ鉄心111の外周部に通風路111aを形成したことを特徴とする。またステータ鉄心押え111b,111bbにもステータ鉄心111側の通風路111cと対応する位置において通風路111c,111ccを形成している。尚、図1、図2に示した第1の実施の形態と共通する要素については共通する符号を付して示し、その詳しい説明は省略する。
図18に詳しいように、通風路111aはスタータ鉄心111の円周上に等角度ずつ離れた複数箇所(ここでは6箇所)に形成してある。同様に風下側のステータ鉄心押え111bbにも通風路111ccが通風路111aと同様の大きさで、各位置に形成してある。そして、ステータコイル12の上下方向の昇温バランスを考慮して、風上側のステータ鉄心押え111bには、上下位置により大きさが異なる通風路111cが形成してある。最上部の位置の通風路111a2対しては、風上側のステータ鉄心押え111bには通風路111cが形成されていない。
図19は、多数枚が積層されているステータ鉄心111の1枚を示しており、このステータ鉄心111に対して円周方向の等角度ずつ離れた位置それぞれに等幅の通風路111aが形成してある。また、図20は風上側のステータ鉄心押え111bを示しており、回転電機の据付状態で空間的に上側あるいは下側となる各位置により大きさの異なる通風路111cが形成してある。この風上側のステータ鉄心押え111bの最上部の通風路111aに対応する位置には通風路111cは形成されていない。そして、左右上側には比較的小さい開口面積の通風路111cが形成してあり、左右下側にはステータ鉄心111側の通風路111aの開口面積よりは小さいが、上記上側の通風路111cよりは大きい開口面積の通風路111cが形成してあり、最下部にはステータ鉄心111側の通風路111aの開口面積とほぼ等しい大きさの通風路111cが形成してある。
本実施の形態によれば、風上側のステータ鉄心押え111bには、上下位置により大きさが異なる通風路111cを形成することで、ステータコイル12の上下方向の昇温バランスを維持することができる。
(第10の実施の形態)本発明の第10の実施の形態の回転電機について、図21、図22を用いて説明する。本実施の形態の特徴は、図1、図2に示した第1の実施の形態で採用した簡易ろ過器115に対して、遠心分離ろ過器116を入気口1bに設け、さらに、この遠心分離ろ過器116で分離された塵埃を風下側機内に導くバイパス路19をフレーム1に形成したことを特徴とする。尚、その他の構成要素については図1、図2に示した第1の実施の形態と共通であり、共通する要素に共通の符号を付して示すことでその詳しい説明は省略する。
本実施の形態によれば、外気AR0が遠心分離ろ過器116に取り込まれると遠心分離作用により外気AR0の塵埃AR2が分離されてバイパス路19に導かれ、塵埃AR2が除去された清浄な空気AR1のみが入気口1bから風上側の機内に入る。
この塵埃AR2が分離した清浄な空気AR1は冷却風となって通風路1cや空隙13を通って風下側の機内に至り、その後に排気口1aから排出されていく。一方、バイパス路19に導入された塵埃AR2は、このバイパス路19を通過して風下側の機内に入り、その後に排気口1aから機外に排出されていく。
本実施の形態によれば、遠心分離ろ過器116の採用で、機内の風上側に塵埃が入り込まず、冷却風の通過により通風路1cや空隙13が目詰まりを起こすのを効果的に防止できる。しかも、ろ過器にフィルターを用いて外気中の塵埃を除去する場合にはそのフィルターの清掃のために頻繁にメンテナンス作業が必要とされるが、本実施の形態の場合には、塵埃AR2はバイパス路19を通し、排気口1aから排気するので、塵埃により目詰まりする部材がなく、機内清掃の作業頻度が少なくできる利点がある。
なお、本発明にあっては、上記の各実施の形態を組合せた実施の形態も可能である。また、回転子に永久磁石を用いた永久磁石電動機にも、また、同期電動機にも同様に各実施の形態を適用することができる。また、回転子にファン14が構成されてないもので他力通風形のものに対して各実施の形態を適用することができる。また、ステータ鉄心の外周部に形成した通風路は、フレーム以外の部品を組み合わせて形成してもよい。また、上記各実施の形態ではフレーム付き回転電機で説明したが、フレームレス構造でもよい。さらに、本発明は、以上説明したもののみで構成されるのではなく、上記機能を発揮できるのであれば、異なった形状の構成でもよい。
1 フレーム
1a 排気口
1b 入気口
1c 通風路
1cc 通風路
6 ロータシャフト
7 ロータ鉄心
7a 通風路
10 ロータ鉄心押え
11 ステータ鉄心
11a ステータ鉄心押え
11b 案内溝
11bb 案内溝
11c 案内溝開口部
12 ステータコイル
13 空隙
14 ファン
17 窓
17a カバー
18 水抜き穴
19 バイパス路
111 ステータ鉄心
111a 通風路
111b 風上側ステータ鉄心押え
111bb 風下側ステータ鉄心押え
111c 通風路
111cc 通風路
115 簡易ろ過器
116 遠心分離ろ過器
1a 排気口
1b 入気口
1c 通風路
1cc 通風路
6 ロータシャフト
7 ロータ鉄心
7a 通風路
10 ロータ鉄心押え
11 ステータ鉄心
11a ステータ鉄心押え
11b 案内溝
11bb 案内溝
11c 案内溝開口部
12 ステータコイル
13 空隙
14 ファン
17 窓
17a カバー
18 水抜き穴
19 バイパス路
111 ステータ鉄心
111a 通風路
111b 風上側ステータ鉄心押え
111bb 風下側ステータ鉄心押え
111c 通風路
111cc 通風路
115 簡易ろ過器
116 遠心分離ろ過器
Claims (24)
- 略円筒状のフレームの内周側にステータ鉄心を配置し、前記ステータ鉄心の両側をステータ鉄心押えにて固定して固定子を構成し、
前記ステータ鉄心の内周側に空隙を介してロータ鉄心を配置し、前記ロータ鉄心の中心部にシャフトを配置し、前記フレームの一端部にベアリングブラケットを配設し、前記フレームの他端部にハウジングを配設し、前記ベアリングブラケット内とハウジング内に軸受を介して前記シャフトの両端部を支承して回転子を構成し、
前記フレームの片側の外周部に入気口を形成し、該フレームの他側の外周部に排気口を形成し、
前記固定子の外周部に通風路を設け、
前記入気口から取り入れられた冷却風が前記シャフトの軸方向の一方向に向かって流れ、前記排気口から排気される通風経路を形成し、
前記冷却風が前記回転子と固定子との間の隙間と、前記固定子の外周部に設けられた通風路とを流れるようにしたことを特徴とする車両用回転電機。 - 前記固定子の外周部の複数箇所に、前記通風路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
- 前記固定子の外周部に設けられた複数個の通風路が、該回転電機の軸方向から見て前記入気口に対して円周方向の左右に対称な配置であることを特徴とする請求項2に記載の車両用回転電機。
- 前記固定子の外周部に設けられた複数個の通風路が、該回転電機の軸方向から見て前記入気口に対して円周方向で、前記入気口に近い通風路断面積が入気口から遠い通風路断面積より小さい形状であることを特徴とする請求項2に記載の車両用回転電機。
- 前記固定子の外周部に設けられた通風路の風下側出口部分でステータコイル間の隙間近傍に、前記ステータ鉄心押えの半径方向となる案内溝を設け、前記冷却風の一部が該案内溝を通って前記回転子側に流れるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
- 前記固定子の外周部に設けられた複数個の通風路の少なくとも1つの通風路の風下側出口近傍で、かつ、該出口から吐出する風が全て前記回転子側に流れる位置に、前記ステータ鉄心押えの半径方向となる案内溝を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車両用回転電機。
- 前記通風路とは別の部分に、前記ステータ鉄心押えの半径方向の案内溝を形成し、前記案内溝を反ステータ鉄心側に開口させたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
- 前記ロータシャフトと共に回転し、前記入気口からの冷却風が機内を通過して前記排気口から排気されるように強制通風経路を形成する自己通風ファンを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 前記入気口を該回転電機の駆動側に、前記排気口を該回転電機の反駆動側に形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 該回転電機が永久磁石式電動機であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 該回転電機が同期電動機であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 前記通風路をステータ鉄心に設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 前記通風路をフレームと他の部品とで、又は他の部品のみで形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 該回転電機はフレームレス構造であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両用回転電機。
- 該回転電機の据付状態で前記固定子の外周部の真上側及び真下側ではない位置に前記通風路を設け、前記通風路は、空間的に下側の位置となる内側面を該通風路の中を通る冷却風の風上側に相当する部分より風下側に相当する部分の方が下方となる傾斜した形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
- 前記回転子のロータ鉄心の前記冷却風の風上側となる側面と風下側となる側面とにそれぞれロータ鉄心押えを設け、
前記ロータ鉄心と風下側ロータ鉄心押えを貫通する風穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記固定子の通風路又は通風路近傍に点検、清掃用の窓を形成し、
前記清掃用の窓に、該窓を塞ぐカバーを脱着可能に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - フレーム又はそれに相当する部材に、該回転電機の内部の構成部材を点検、清掃するための窓を形成し、
前記窓に、該窓を塞ぐカバーを脱着可能に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 該回転電機の据付状態で、最下部になる位置に前記通風路を形成し、
前記通風路に水抜き手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記ステータ鉄心の前記冷却風の風上側となる側面と風下側となる側面とにそれぞれ前記ステータ鉄心押えを設け、
前記ステータ鉄心と風下側ステータ鉄心押えとに、円周上等間隔離れた複数の位置それぞれに開口する通風路を設け、
前記風上側ステータ鉄心押えの前記ステータ鉄心に設けられた通風路の風上側開口に対応する位置それぞれに、前記風上側開口よりも開口面積が小さく、かつ該風上側ステータ鉄心押えの隣接する他所の通風路とは開口面積が異なる開口面積を持つ通風路を設けたことを特徴とする請求項12に記載の車両用回転電機。 - 前記風上側ステータ鉄心押えの複数箇所に設けた通風路それぞれの開口面積は、前記入気口からの距離に応じ、該距離が遠い位置ほど大きくしたことを特徴とする請求項20に記載の車両用回転電機。
- 前記入気口に塵埃を遠心分離するろ過器を設け、前記フレーム又はそれに相当する部材に、その吸込み口側が前記入気口に開口しかつその吐出し口が風下側機内に開口するバイパス路を形成し、前記ろ過器で遠心分離された塵埃を前記バイパス路を通じて前記風下側機内に導くようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
- 前記ロータシャフトと共に回転し、前記入気口からの冷却風が機内を通過して前記排気口から排気されるように強制通風経路を形成する自己通風ファンを設け、
前記バイパス路の吐出し口は、前記自己通風ファンの吐出し部の近傍に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記バイパス路は、複数箇所に設けたことを特徴とする請求項22又は23に記載の車両用回転電機。
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