JP2007049818A - 車両用主電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ろ過器により外気から分離され、塵埃排出口に蓄積され勝ちな塵埃を、機内に取り込むこと無く、主電動機内部の機器の清浄な状態を保ち、メンテナンスを省力化させ、またオーバーホールの期間を短縮させないことが可能である。
【解決手段】車両の台車に設置されている主電動機のろ過器に設けられた塵埃排出口から冷却ファン近傍に至る塵埃排出経路により、塵埃が冷却ファンの排気風と共に機外へ自動的に排出される。そのため、塵埃が蓄積されず機内に入ることも無くなる。これにより主電動機を常に良好な条件で運転することができ、メンテナンス性に優れ、実用上の有用性が高いものである。
【選択図】図1
【解決手段】車両の台車に設置されている主電動機のろ過器に設けられた塵埃排出口から冷却ファン近傍に至る塵埃排出経路により、塵埃が冷却ファンの排気風と共に機外へ自動的に排出される。そのため、塵埃が蓄積されず機内に入ることも無くなる。これにより主電動機を常に良好な条件で運転することができ、メンテナンス性に優れ、実用上の有用性が高いものである。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用主電動機に係わり、特に、ろ過器により分離された塵埃の排出方式おいて特徴を有する車両用主電動機に関するものである。
車両用主電動機は、環境条件の悪い車両台車部に設置されており、環境条件を問わず車両の走行中、外気を取り入れて機内の機器である回転子や固定子を冷却している。
この状態は図3に示される。
図3はその従来の一例を示す説明図であり、1は主電動機軸、2は主電動機軸1に取り付けられた冷却ファン、3は固定子枠、4は外気取入れ口、5は排気口、6は回転子、7は固定子、8はろ過器、9は塵埃排出口、10は入気口である。
図3はその従来の一例を示す説明図であり、1は主電動機軸、2は主電動機軸1に取り付けられた冷却ファン、3は固定子枠、4は外気取入れ口、5は排気口、6は回転子、7は固定子、8はろ過器、9は塵埃排出口、10は入気口である。
図3において、車両の走行中、主電動は常に駆動しており、常に冷却ファン2によって外気取入れ口4から外気を取り入れる。次に、取り入れられた外気から、ろ過器8において塵埃を取り除き、清浄な状態となった冷却風は、回転子6や固定子7を冷却するため、入気口10から機内に入り、塵埃は塵埃排出口9から機外へ排出される。
特開2004−194447号公報
しかしながら、このような手段では、次のような課題があった。
通常良好な状態では、ろ過器により外気から分離された塵埃は塵埃排出口から排出され問題無いが、塵埃の量や、長期間の運転により、次第に塵埃が排出口付近に蓄積されることが生じて、排出口の定期的な清掃が必要になる。また清掃を怠った時は、ろ過器の塵埃分離機能が低下し、機内へ冷却風に混じって塵埃が侵入し、機内を汚す場合があった。
通常良好な状態では、ろ過器により外気から分離された塵埃は塵埃排出口から排出され問題無いが、塵埃の量や、長期間の運転により、次第に塵埃が排出口付近に蓄積されることが生じて、排出口の定期的な清掃が必要になる。また清掃を怠った時は、ろ過器の塵埃分離機能が低下し、機内へ冷却風に混じって塵埃が侵入し、機内を汚す場合があった。
これを解消するためには、ろ過器に分離された塵埃が蓄積されること無く自動的に排出させる機構を設けることが有効である。
本発明は、上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、主電動機機内への冷却風を清浄に保ち、且つ、塵埃を分離させるろ過器の清掃作業を省き、常に良好な条件で運転できる車両用主電動機を提供することにある。
つまり、その目的を達成するための手段は、請求項1によれば、車両の台車内に据え付けられている主電動機において、しかも冷却風に含まれる塵埃を冷却風から分離可能であるろ過器を持つ主電動機において説明すると、ろ過器で分離された塵埃は、固定子枠外に設けられ、冷却ファン側板の近傍に至る塵埃排出経路を通り、冷却ファンにより、排気風と同時に自動的に排出されることが特徴とである。
さらに、請求項2によれば、請求項1で設けられた塵埃排出経路において、ろ過器に設けられた排出口から冷却ファンの近傍に設けられた第2の排出口に至るダクトを設け、冷却ファン側板の外径を下げ固体子の内径との間に隙間を設け、該隙間の近傍にリング状の仕切りを設けることで構成された塵埃排出経路を有することが特徴である。
さらに、請求項3によれば、請求項1で設けられた塵埃排出経路において、ろ過器に設けられた排出口から冷却ファンの近傍に設けられた第2の排出口に至るダクトを設け、冷却ファン側板のファンベーン間に1個ずつ小穴を設け、該小穴の近傍にリング状の仕切りを設けることで構成される塵埃排出経路を有することが特徴である。
本発明では、ろ過器で分離された塵埃は機外へ自動的に排出することができるため、メンテナス性に優れた主電動機を提供でき、実用上極めて有用性の高いものである。
図1は本発明の一実施例を示す説明図である。図2は本発明の別の一実施例を示す説明図である。
図1、図2において11はダクト、12は第2の排出口、13は仕切り、14は第3の排出口、14’は小穴、15は冷却ファンの側版である。
なお、図1、図2において同符号のものは、同じ構成、機能を有する部分である。
図1、図2において11はダクト、12は第2の排出口、13は仕切り、14は第3の排出口、14’は小穴、15は冷却ファンの側版である。
なお、図1、図2において同符号のものは、同じ構成、機能を有する部分である。
図1において、鉄道車両の台車に据え付けられている主電動機に取り付けられているろ過器において、塵埃は冷却風から分離され、分離された塵埃は、ファン2の吸引力により塵埃排出口9からダクト11に入り、第2の排出口12から仕切り13で機内と仕切られた部分に入り、冷却ファンの側板15の外径を下げることによって構成された第3の排出口14から排気口5へ入り排気風と同時に機外に排出される。
図2において、鉄道車両の台車に据え付けられている主電動機に取り付けられているろ過器において、塵埃は冷却風から分離され、分離された塵埃は、ファン2の吸引力により塵埃排出口9からダクト11に入り、第2の排出口12から仕切り13で機内と仕切られた部分に入り、冷却ファンの側板15のファンベーン間に1個ずつ設けられた小穴14’から排気口5へ入り排気風と同時に機外に排出される。
以上のごとく構成された主電動機において、ろ過器により冷却風から塵埃が分離され、分離された塵埃は、ろ過器の清掃が不要となることで、メンテナンス軽減に寄与することが、また、機内を清浄な状態に保つことができるので、主電動機を常に良好な条件で運転することができる。
1 主電動機
2 冷却ファン
3 固定子枠
4 外気取入れ口
5 排気口
6 回転子
7 固定子
8 ろ過器
9 塵埃排出口
10 入気口
11 ダクト
12 第2の排出口
13 仕切り
14 第3の排出口
14’
小穴
15 冷却ファン側版
2 冷却ファン
3 固定子枠
4 外気取入れ口
5 排気口
6 回転子
7 固定子
8 ろ過器
9 塵埃排出口
10 入気口
11 ダクト
12 第2の排出口
13 仕切り
14 第3の排出口
14’
小穴
15 冷却ファン側版
Claims (3)
- 車両の台車内に据え付けられている主電動機において、冷却風に含まれる塵埃を冷却風から分離可能であるろ過器を持つ主電動機であって、
ろ過器で分離された塵埃は、固定子枠外に設けられ、冷却ファン側板の近傍に至る塵埃排出経路を通り、冷却ファンにより、排気風と同時に自動的に排出されることを特徴とする車両主電動機。 - 請求項1において、ろ過器に設けられた排出口から冷却ファンの近傍に設けられた第2の排出口に至るダクトを設け、冷却ファン側板の外径を下げ固体子の内径との間に隙間を設け、該隙間の近傍にリング状の仕切りを設けることで構成される塵埃排出経路を有することを特徴とする車両主電動機
- 請求項1において、ろ過器に設けられた排出口から冷却ファンの近傍に設けられた第2の排出口に至るダクトを設け、冷却ファン側板のファンベーン間に1個ずつ小穴を設け、該小穴の近傍にリング状の仕切りを設けることで構成される塵埃排出経路を有することを特徴とする車両主電動機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005231540A JP2007049818A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 車両用主電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005231540A JP2007049818A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 車両用主電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007049818A true JP2007049818A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37852210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005231540A Pending JP2007049818A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 車両用主電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007049818A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4592825B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2010-12-08 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
CN112292802A (zh) * | 2018-05-11 | 2021-01-29 | 株式会社日立产业机器 | 旋转电机 |
-
2005
- 2005-08-10 JP JP2005231540A patent/JP2007049818A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4592825B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2010-12-08 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
WO2011004451A1 (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-13 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
CN112292802A (zh) * | 2018-05-11 | 2021-01-29 | 株式会社日立产业机器 | 旋转电机 |
CN112292802B (zh) * | 2018-05-11 | 2023-12-08 | 株式会社日立产业机器 | 旋转电机 |
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