JP2003189545A - 車両用主電動機 - Google Patents

車両用主電動機

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JP2003189545A
JP2003189545A JP2001387028A JP2001387028A JP2003189545A JP 2003189545 A JP2003189545 A JP 2003189545A JP 2001387028 A JP2001387028 A JP 2001387028A JP 2001387028 A JP2001387028 A JP 2001387028A JP 2003189545 A JP2003189545 A JP 2003189545A
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JP
Japan
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cooling air
main motor
dust
rotor
exhaust side
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Pending
Application number
JP2001387028A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
亜都志 中村
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却風量の低下を来たさず、主電動機内部の
機器の温度を適正に保ち、排気側軸受部の温度上昇を抑
え、軸受寿命が短縮することがないように、またオーバ
ーホールの期間を短縮させないことにある。 【解決手段】 車両の台車内に据え付けられている主電
動機内に有するファンにより外気を取り入れ、冷却風と
して回転子並びに固定子などに通気する前に、外気から
塵埃を分離し機外へ排出できる主電動機であって、冷却
風を排気側軸受近傍へ導くためのダクトと、回転子の排
気側に設けた仕切り板とから構成される、通風バイパス
装置が取付けられていることを特徴とする車両用主電動
機である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の主電動機
に係わり、特に排気側軸受部の冷却性向上を特徴とする
車両用主電動機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】車両用主電動機は、一般に環境条件の悪
い車両台車部に設置されており、環境条件を問わず電車
の走行中、外気を取り入れて回転子や固定子を冷却して
いる。この状態は図2に示される。図2はその従来の一
例を示す説明図であり、1は主電動機軸、2は主電動機
軸1に取付けられたファン、3はフレーム、4は入気
口、5は排気口、6は回転子、7は固定子、8は入気側
軸受、9は排気側軸受、10は塵埃分離室、11は塵埃
排出口である。図2において、電車の運転中、主電動機
は常に駆動している。これがために、主電動機内部の機
器の温度が上昇するため、常にファン2によって塵埃分
離室10を介して外気取り入れ口5から外気を吸込んで
回転子6や固定子7を冷却している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手段では、次のような課題があった。排気側軸受部
9は主電動機内部の温度上昇による廃熱にさらされ、高
温になり易く、これがために軸受の不具合に至る場合が
ある。これを解消するためには、ファン2を冷却能力の
高い、大型のファンとし、主電動機内部の温度上昇を抑
える方法があるが、車両の台車内における主電動機取り
付け用スペースが限られているため、能力の高い、大形
のファンを設けることが出来ない場合が多い。また、冷
却風の一部は塵埃と共に冷却に寄与しないまま機外へ排
出されてしまう。本発明は、上述した点に鑑みて創案さ
れたもので、その目的とするところは、冷却風量の低下
を来たさず、主電動機内部の機器の温度を適正に保ち、
軸受劣化を助長することがないように、また、オーバー
ホールの期間を短縮させない、常に良好な条件で運転が
できる車両用主電動機を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、車両の台車内に据え付けられている
主電動機内に有するファンにより外気を取り入れ、冷却
風として回転子並びに固定子などに通気する前に、外気
から塵埃を分離して機外へ排出する主電動機であって、
前記冷却風を一方の入気口から他方の排気側軸受部近傍
へ導くためのバイパスダクトと、回転子の前記排気側に
設けられて回転子側の冷却風と前記バイパスダクトを経
て軸受部側に通風される冷却風とを分離するために回転
子に取着された仕切り板とから構成され、前記ファンの
回転による冷却風と塵埃との遠心力の差により、冷却風
と塵埃とを分離させ、冷却風は回転子並びに固定子など
に通気した後排気口より排出し、塵埃は冷却風の一部と
共に前記バイパスダクトの排気側に有する塵埃排出口よ
り排出され、バイパスダクトに通気された残りの冷却風
は前記軸受部近傍より再び機内へ入り、前記仕切り板に
誘導されて排気側に有する排出口より機外へ排出される
ことを特徴とする車両用主電動機である。以下、本発明
の一実施例を図面に基づいて詳述する。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す説
明図である。図1において、12は仕切り板、13はバ
イパス入気口、14は軸受部入気口、15は排出口、1
6はバイパスダクトである。なお、図2と同符号のもの
は、同じ構成、機能を有する部分である。図1におい
て、車両の台車に据え付けられている主電動機内に有す
るファン2により外気を取り入れ、ファンの回転による
冷却風と塵埃との遠心力の差により、塵埃分離室10に
おいて冷却風と塵埃とを分離させ、冷却風は回転子6並
びに固定子7などに通気した後、排気口5より排出され
る。一方、塵埃は冷却風の一部と共にバイパス入気口1
3より主電動機内より一旦排出され、バイパスダクト1
6を通り、塵埃排出口11より排出され、残りの冷却風
の一部が軸受部入気口14より再び機内へ入り、仕切り
板12に誘導され、排出口15より機外へ排出される。 【0006】以上のごとく構成された主電動機におい
て、ファン2により車両の台車に据え付けられている主
電動機内に外気を取り入れる。この際、ファン2及び塵
埃分離室11によって外気中の粉塵や水滴を分離し、主
たる外気を機内に冷却風経路aに示す冷却風として取り
入れ、分離した粉塵や水滴をバイパス経路bにより、バ
イパス入気口13からバイパスダクト16を通して排気
側軸受直近に導き、経路dに示すように塵埃排出口11
から冷却風と共に機外へ排出され、残りの外気の一部が
経路cに示すように軸受部入気口14から再び機内に入
り、排出口15より機外へ排出する。また、同時に排気
側軸受部を冷却することができる。このことによって、
分離した粉塵や水滴は自動的に塵埃排出口11より機外
に排出させるため、エアフィルタなどの定期的な清掃を
必要としないと共に、排気側軸受部の温度上昇を抑える
ことで、主電動機を常に良好な条件で運転することがで
きる。 【0007】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
気取り入れ口から冷却風とともに入る多くの粉塵や水滴
を、効率よく分離し、常に自動的に機外に排出すること
が可能となり、このことによってエアフィルタなどの定
期的な清掃を必要とせず、主電動機を常に良好な条件で
運転することができ、実用上極めて有用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。 【図2】従来の一例を示す説明図である。 【符号の説明】 1 主電動機軸 2 ファン 3 フレーム 4 入気口 5 排気口 6 回転子 7 固定子 8 入気側軸受 9 排気側軸受 10 塵埃分離室 11 塵埃排出口 12 仕切り板 13 バイパス入気口 14 軸受部入気口 15 排出口 16 バイパスダクト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両の台車内に据え付けられている主電
    動機内に有するファンにより外気を取り入れ、冷却風と
    して回転子並びに固定子などに通気する前に、外気から
    塵埃を分離して機外へ排出する主電動機であって、 前記冷却風を一方の入気口から他方の排気側軸受部近傍
    へ導くためのバイパスダクトと、回転子の前記排気側に
    設けられて回転子側の冷却風と前記バイパスダクトを経
    て軸受部側に通風される冷却風とを分離するために回転
    子に取着された仕切り板とから構成され、 前記ファンの回転による冷却風と塵埃との遠心力の差に
    より、冷却風と塵埃とを分離させ、冷却風は回転子並び
    に固定子などに通気した後排気口より排出し、塵埃は冷
    却風の一部と共に前記バイパスダクトの排気側に有する
    塵埃排出口より排出され、バイパスダクトに通気された
    残りの冷却風は前記軸受部近傍より再び機内へ入り、前
    記仕切り板に誘導されて排気側に有する排出口より機外
    へ排出されることを特徴とする車両用主電動機。
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Cited By (4)

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