JP6303125B2 - 冷蔵庫及び冷蔵庫システム - Google Patents

冷蔵庫及び冷蔵庫システム Download PDF

Info

Publication number
JP6303125B2
JP6303125B2 JP2013181870A JP2013181870A JP6303125B2 JP 6303125 B2 JP6303125 B2 JP 6303125B2 JP 2013181870 A JP2013181870 A JP 2013181870A JP 2013181870 A JP2013181870 A JP 2013181870A JP 6303125 B2 JP6303125 B2 JP 6303125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
image
door
display terminal
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013181870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014209049A (ja
Inventor
上迫 豊志
豊志 上迫
雅至 中川
雅至 中川
元城 中村
元城 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013181870A priority Critical patent/JP6303125B2/ja
Publication of JP2014209049A publication Critical patent/JP2014209049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6303125B2 publication Critical patent/JP6303125B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D29/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D27/00Lighting arrangements
    • F25D27/005Lighting arrangements combined with control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、冷蔵室等の収納室内の食品を撮影して収納状況等を表示端末等で確認することができる冷蔵庫及びその冷蔵庫システムに関する。
一般にこの種の冷蔵庫及び冷蔵システムは数多くのものが提案されている。例えば、特許文献1に記載されている冷蔵庫及び冷蔵システムは、冷蔵室等の収納室内に小型カメラを設け、この小型カメラで撮影した収納室内の食品収納状況を、インターネット回線を介して携帯電話等の表示端末により確認できるように構成してある。
また、特許文献2にも特許文献1と同様の冷蔵庫及び冷蔵システムが開示してあり、この特許文献1に記載のものは冷蔵庫の扉を閉じたときに小型カメラで収納室内の食品状態を撮影するように構成してある。
さらに、特許文献3に記載されている冷蔵庫及び冷蔵システムは、特許文献1記載の構成に加えて、更に冷蔵庫の表面に表示端末を設け、この表示端末は冷蔵庫表面に組み込んだ固定端末機と冷蔵庫表面から取り外して持ち歩ける携帯電話等の表示端末とで構成し、前記両端末はインターネット回線を介して小型カメラで撮影した収納室内の食品収納状況をその表示部に表示可能としてあり、出かけているときはもちろん在宅時にも冷蔵庫の扉を開くことなく収納室内の食品収納状況を知ることができるように構成してある。
特開2002−236798号公報 特開2007−46833号公報 特開2002−81818号公報
前記したようにこの種の冷蔵庫及びその冷蔵庫システム、すなわち、収納室内の食品を撮影して収納状況を表示端末等で確認することができるようにした冷蔵庫及びその冷蔵庫システムは数多く提案されているが、未だ実用化されたものはない。
そこで発明者らは上記のような冷蔵庫及びその冷蔵庫システムの実用化に向けて検討を進め、実用化検証を行ってきた。その結果、この種の冷蔵庫及びその冷蔵庫システムは、実用化していく上で解決していかなければならない数多くの実用的な課題をあることを見出した。
その一つに収納物の冷却状態を確認できるようにすることがある。例えば、ビールやジュース等の飲み物は約6℃〜8℃程度に冷えた状態で飲むのがおいしいといわれているが、この飲み物の冷え具合まで表示できるようにすることは庫内の収納状況を表示できるようにした冷蔵庫の付加価値として実用的に要望される課題の一つと思われる。
前記各特許文献に記載されている冷蔵庫及びその冷蔵庫システムは、収納状態は確認できるものの、飲み物の冷却状態を確認することはできない。したがって、飲み物を冷蔵庫に新規に投入して、十分に冷えたら飲もうとするような場合、投入したあとで、いつ冷えたのか(飲み頃なのか)のタイミングがわからず、頻繁に扉を開けて冷えたかどうかを確
認し無駄に電力を消費させてしまったり、十分冷えていないまま栓を抜いてしまったり、と使用者にとって使い勝手が悪いものとなり、解決を要する課題の一つとなる。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、収納室内に入れた飲み物等の食品の冷え具合を報知できる使い勝手の良い冷蔵庫を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、内箱と外箱とより構成され前面が開口した断熱箱体
と、前記断熱箱体を仕切ることで構成される収納室と、前記収納室を覆う断熱扉と、前記収納室もしくは前記断熱扉に設けられ前記収納室の内部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に基づいて撮像された画像を表示する画像表示手段と、前記撮像手段に表示された画像を基に所定の領域を特定するための領域特定手段と、前記領域特定手段により特定された領域の温度状態を確認する温度状態確認手段と、前記収納室に関する所定の情報を報知するための報知手段と、を備え、前記撮像手段と前記温度状態確認手段とは同じ方向から前記収納室の内部を撮像および温度状態を確認できるように配置し、前記報知手段は、撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して報知する構成とするとともに、前記画像表示手段及び領域特定手段、報知手段は前記断熱箱体あるいは携帯式の表示端末のいずれかに備えた構成としてある。
これによって、領域特定手段により特定した飲み物等の食品の撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して、報知手段がこれを報知するので、使用者は扉を頻繁に開いて冷えたかどうかを確認したり、十分冷えていないまま栓を抜いてしまったりすることなく確実に該当食品が冷えたことを知ることができる。
本発明は、食品が適温に達したことを確実に知ることができ、使い勝手が向上するとともに、適温まで冷えたか否かを知るために扉を頻繁に開閉して電力を無駄に消費させることのない省エネ性の高い冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態における冷蔵庫の斜視図 同冷蔵庫の概略断面図 同冷蔵庫の収納室扉を開いたときの内部を示す斜視図 (a)同冷蔵庫に表示端末を一体的に装備させた斜視図、(b)同冷蔵庫に表示端末を着脱自在に装備させた斜視図 同冷蔵庫に用いる表示端末の装着構成例を示し、(a)は表示端末を一体的に取り付けた場合の断面図、(b)は表示端末を着脱自在に装着した場合の断面図 同冷蔵庫に用いる表示端末のディスプレイ視認構成例を示し、(a)(b)は扉の外被パネルをガラスとした場合の概略断面図、(c)は扉の外被パネルをマジックミラーで構成した場合の概略断面図 同冷蔵庫のカメラ取り付け例を示す縦断面図 同冷蔵庫のカメラ取り付け例を示し、(a)は扉を閉じた状態の冷蔵庫扉部分の横断面図、(b)は同扉を開いたときの扉内面側の正面図 (a)(b)(c)同冷蔵庫のカメラ取り付け例の他の例を示す縦断面図 同冷蔵庫の1枚扉の場合のカメラ取り付け例を示す縦断面図 同冷蔵庫のカメラ取り付け例を示し、(a)は扉を閉じた状態の冷蔵庫扉 部分の横断面図、(b)は同扉を開いたときの扉内面側の正面図 同冷蔵庫の1枚扉の場合のカメラ取り付けの他の例を示す縦断面図 図12のカメラ取り付け例における撮影状態を示す説明図 同冷蔵庫に取り付けるカメラの一例を示す説明図 同実施の形態における冷蔵庫システムのシステム構成図 同冷蔵庫システムの冷蔵庫構成を示すブロック図 同冷蔵庫システムのサーバ構成を示すブロック図 同冷蔵庫システムの扉閉時における撮影からデータ記憶動作を示すフローチャート 同冷蔵庫システムの冷蔵室冷却運転時における撮影からデータ記憶動作を示すフローチャート 同冷蔵庫システムの扉開時における撮影からデータ記憶動作を示すフローチャート 図15〜図20における撮影動作の他の動作例を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおけるデータ保存と合成動作をサーバ装置で行う場合を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおけるデータ保存と合成動作を冷蔵庫側で行う場合を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおけるデータ保存と合成動作を表示端末側で行う場合を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおける通常の画像データ送受信を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおいて画像データを表示端末に保存している場合の画像データの送受信を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおいて個別画像と合成画像を切り換えて送受信する場合を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおいて事前送信要求時の画像データ送受信を示すフローチャート 同冷蔵庫システムにおける送受信経路の切換を説明するための表示端末の正面図 同冷蔵庫システムにおける庫内画像表示のフローチャート 同冷蔵庫システムにおける庫内連続再生のフローチャート 同冷蔵庫システムにおける庫内画像メモ作成のフローチャート 同冷蔵庫システムにおける飲み物等の食品の冷え具合を報知するフローチャート 同冷蔵庫システムにおける庫内全体の食品の冷え具合を表示するフローチャート 同冷蔵庫システムにおける画像合成処理を説明するための図
以下、本発明の具体的かつ詳細な実施の形態を説明するが、まず本発明の実施の形態の要点を記載する。
本発明における冷蔵庫の実施の形態は、内箱と外箱とより構成され前面が開口した断熱箱体と、前記断熱箱体を仕切ることで構成される収納室と、前記収納室を覆う断熱扉と、前記収納室もしくは前記断熱扉に設けられ前記収納室の内部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に基づいて撮像された画像を表示する画像表示手段と、前記撮像手段に表示された画像を基に所定の領域を特定するための領域特定手段と、前記領域特定手段により特定された領域の温度状態を確認する温度状態確認手段と、前記収納室に関する所定の情報を報知するための報知手段と、を備え、前記撮像手段と前記温度状態確認手段とは同じ方向から前記収納室の内部を撮像および温度状態を確認できるように配置し、前記報知手段は、撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して報知する構成とするとともに、前記画像表示手段及び領域特定手段、報知手段は前記断熱箱体あるいはスマートフォン等の携帯端末のいずれかに備えた構成としてある。
これによって、領域特定手段により特定した飲み物などの撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して、報知手段がこれを報知するので、使用者は扉を頻繁に開いて冷えたかどうかを確認したり、十分冷えていないまま栓を抜いてしまったりすることなく確実に該当食品が冷えたことを知ることができる。
また、前記撮像装置は、前記収納室の冷却が開始されてから所定時間後に前記収納室の内部を撮像する構成としてある。
これにより、冷えていないことが明らかな冷却初期の期間の不要な温度状態確認動作を省くことができ、無駄な電力消費を抑制することができる。
さらに、前記領域特定手段により特定された領域において、前記温度状態検知手段により検知された温度状態が特定の温度状態よりも高いと検知された場合には、当該領域の冷却量を増大させる構成としてある。
これにより、領域特定手段により特定した飲み物等を急速冷却することができ、早く飲み頃に到達するようにすることができる。
また、冷蔵庫システムは、
収納室もしくは収納室を開閉する断熱扉に設けられ前記収納室の内部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に基づいて撮像された画像を表示する画像表示手段と、前記撮像手段に表示された画像を基に所定の領域を特定するための領域特定手段と、前記領域特定手段により特定された領域の温度状態を確認する温度状態確認手段と、前記収納室に関する所定の情報を報知するための報知手段と、を備え、前記撮像手段と前記温度状態確認手段とは同じ方向から前記収納室の内部を撮像および温度状態を確認できるように配置し、前記報知手段は、撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して報知する構成としてある。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。尚、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[実施の形態1]
<1.構成>
1−1.冷蔵庫の構成
1−1−1.フレンチドアタイプの冷蔵庫の構成
図1〜図9を用いてフレンチドアタイプの冷蔵庫の場合の構成例についてまず説明する。
図1〜図3において、冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質発泡ウレタン等の断熱材4からなる。上記冷蔵庫本体1はその内部に複数の収納室を仕切形成してある。この収納室は、冷蔵庫本体1の上部から、冷蔵室5、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9となっている。また、前記冷蔵室5の前面は、観音開き式の扉10により開閉自由に閉塞し、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14(以下、引き出し式扉と称す)によって開閉自由に閉塞してある。
冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18と、冷蔵室への風量を調整するためのダンパ(風量調整手段)22とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部にはコンプレッサ19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ21と、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
ここで、上記各扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質発泡ウレタンを充填して断熱性を持たせてあり、この冷蔵庫では、上記扉10〜14のうち、冷蔵室となる収納室5の扉10の一方の前面に表示端末15が装備してある。この表示端末15は図4(a)に示すように液晶パネル等のディスプレイ部とそれを制御する制御部で構成し、扉10に一体的に取付けたり、あるいは、図4(b)に示すようにスマートフォン、タブレットPCで形成し、扉10に着脱自在としてあり、いずれかの方式で装備させればよい。
図5(a)、(b)は扉10に対する表示端末15の装着構成例を示し、図5(a)は表示端末15を一体的に取り付けた場合、図5(b)は表示端末15を着脱自在に装着した場合を示す。
図5(a)、(b)において、扉10は、主に、冷蔵庫の前面側に面する外被パネル10aと、冷蔵庫の庫内側に面する内側板10bと、外被パネル10aと内側板10bとの間に充填した断熱材4とで構成してある。外被パネル10aはカラー鋼板などの金属製の部材或いはガラス板等の透明の部材で構成してあり、内側板10bは真空成型により形成した合成樹脂部材である。内側板10bの周囲部分には、庫内側から見てロの字状で庫内側に突出する隆起壁部10b−1が設けてある。また、断熱材4にはすでに述べたように例えば硬質発泡ウレタンなどが用いてある。
また、表示端末15を一体化した図5(a)の扉10においては、扉10の前面側に、外被パネル10aと連続して断熱材4を覆う樹脂製の収納枠体23が設けてある(外被パネル10aがガラス板である場合はガラス板に一体的に接着して設けてある)。表示端末15は、端末保持体24を介して収納枠体23に固定されている。また、表示端末15の前面側には、タッチパネル25を設けている。表示端末15とタッチパネル25間は隙間26が設けてあり、表示端末15からのノイズによってタッチパネル25が誤作動を起さないようにしてある。表示端末15、タッチパネル25はその外周縁を覆う枠体27を扉10表面に取り付けて固定してある。このように、収納枠体23を設けることで、断熱材4が表示端末15に直接ふれることがないため、断熱材4を発泡する際に、表示端末15が高温に曝されたり、変形したりするなどの不具合を防止することができる。一方、表示端末15を着脱自在とした図5(b)の扉10では、扉10の前面部に収納枠体23を設けることで、凹部28を形成し、この凹部28に表示端末15を着脱するように構成してある。
図6(a)、(b)、(c)は、扉10と表示端末15のディスプレイ透視構成の一例を示し、図6(a)、(b)は扉10の外被パネル10aがガラス板10a−1の場合、図3(c)は扉10の外被パネル10aをマジックミラー10a−2で構成した場合を示す。
図6(a)においては、扉10に埋設した表示端末15とガラス板10a−1との間に、表示端末15と対向する部分のみ透明としたスモークシート29が設けてあり、表示端末15がオフで黒っぽく見える時でも、表示端末15以外のガラス板10a−1部分もスモークシート29によって黒っぽく見えて表示端末15との境界が目立つことがなくなり、外観を良好に維持することができる。また、図6(b)においては、表示端末15の表示部として透明液晶表示部を用い全体が黒いスモークシート29aを透明液晶表示部の裏面に沿うように敷設したもので、この形態によっても外観を良好なものとすることができる。更に、図6(c)では図6(a)、(b)のガラス板10a−1をマジックミラー10a−2とし、スモークシート29を不要としたもので、この場合も外観を良好に維持することができる。いずれも表示端末15を扉10に一体的に取り付けた場合の例を示す。なお、スモークシート29の代わりにガラス板10a−1の背面側に黒っぽく見えるよう
塗装を行ってもよい。
図7、図8(a)、(b)は本発明の主要部となる庫内撮影用のカメラ及び温度状態確認手段となる庫内温度測定用のサーモカメラと庫内照明灯の取り付け例を示すもので、図7は扉を閉じた状態の冷蔵庫の縦断面図、図8(a)は同扉を閉じた状態の冷蔵庫における扉内面部を示す横断面図、図8(b)は同扉を開いたときの扉内面部の正面図である。
図7、図8(a)、(b)において、冷蔵庫の収納室5には上下複数段に棚板30−1〜30−4が設けてある。この棚板30−1〜30−4は周囲の枠を除き、透明な合成樹脂材やガラスなどの透過性を有する材料で形成してある。
31は最下段の棚板30−4の下方に引き出し自在に設けた収納容器である。最下段の棚板30−4は収納容器31の上面を構成することから固定されているものの、棚板30−1〜30−3は、それぞれ収納室5の両側壁部に設けられた側壁凸部32−1〜32−4に載せられており、脱着自在となっている。特に、最下段の棚板30−4を除いた棚板30−1〜30−3のうち中央の棚板30−2には、対応する側壁凸部32−2が異なる高さに複数、設けられており、棚の高さを調節できるようになっている。
33−1〜33−3は前記収納室5の開口を開閉する扉10の内面部に設けた扉ポケットで、上下複数段設けてある。この扉ポケット33−1〜33−3も透過性を有する材料で形成してある。
34−1,34−2は庫内照明灯で、前記各棚板30−1〜30−4の前端より前方の前記収納室5の前面開口両側壁部と前面開口上面壁面部に設けてある。なお、この庫内照明灯34−1,34−2は省エネの関係から複数のLEDを配置した基板を例えば上下方向に渡り設けて透光性のカバーで覆ってある。
35−1,35−2は前記庫内照明灯34−1,34−2と同様収納室5の前面側に位置するように設けたカメラで、例えば、CCDカメラやCMOSカメラ等で構成してあり、その種類は特に限定するものではないが、結露等に強いものであるのが好ましい。
37−1,37−2は前記カメラ35−1,35−2と同位置に設けた温度状態確認手段で、サーモカメラ等で構成してあり、カメラ35−1,35−2で撮影した庫内食品の温度を測定するものである。
この実施の形態では前記カメラ及び温度状態確認手段(以下、サーモカメラと称す)は二つ設けてあって、その一方35−1、37−1は上段扉ポケット33−1の前後方向略中央の下面に取り付けてあり、もう一つ35−2、37−2は最下段の扉ポケット33−3の上部付近に取り付けてある。ここで、扉ポケット33の前後方向とは、扉10の内側板10bが構成する面に対して垂直方向であり、扉10を閉じた際には収納室5の前後方向と同一となる方向である。
また、上方のカメラ35−1及びサーモカメラ37−1は最上段の棚板30−1の略前方位置に、下方のカメラ35−2及びサーモカメラ37−2は図中三段目の棚板30−3の前方位置に設けてある。つまり、いずれのカメラも、高さ調節を前提にして設けられている複数の側壁凸部32−2に載せられる棚板30−2ではなく、脱着可能ではあるが高さ調整を前提としていない棚板30−1、棚板30−3の略前方位置に設けてある。
そして、いずれのカメラ35−1,35−2、37−1,37−2も、図7から明らかなように各棚板30−1〜30−4の前端より前方位置であって、かつ、図8(b)に示
す様に扉10の軸支部Xとは反対の開放端側端部Y付近、すなわち冷蔵庫51の左右方向の略中央部に位置するように設けて、この二つのカメラ35−1,35−2、37−1,37−2で庫内のほぼ全域が撮影及び温度測定できるようにしてある。このフレンチドアの例の場合、カメラ35−1,35−2、37−1,37−2は大きい面積の扉10側に設けて、冷蔵庫51の略中央部に位置するように設定してある。また、この例では、カメラ35−1,35−2、37−1,37−2はセンターピラー36(図3参照)が設けられていない扉10側に設けて、冷蔵庫51の略中央部に位置するように設定してある。なお、センターピラー36とは、周知の如くフレンチドアの場合に、2枚の扉10のいずれか一方の側面に設けられ、2枚の扉10の間に生じる隙間から収納室5内の冷気が漏れるのを防止するために設けられた部材である。
なお、カメラ35−1,35−2、37−1,37−2は、図9の(a)に示すように収納容器内専用のカメラ35−3、37−3を追加設置したり、同図(b)のように、下方のカメラ35−2、37−2を上下動自在に設けたり、同図(c)のように、下方のカメラ35−2、37−2を上下方向に回動自在に設けたりと、設置する冷蔵庫の形態に応じて任意に設定すればよい。
また、前記庫内照明灯34−1,34−2は、図7から明らかなようにカメラ35−1,35−2、37−1,37−2より収納室奥側の位置に設け、庫内照明灯34−1,34−2の光が直接カメラ35−1,35−2、37−1,37−2の撮影部及び温度測定部に入り込まないように設けてある。
より具体的には、図8(a)に示すように、カメラ35−1,35−2、37−1、37−2の撮影部及び温度測定部は、庫内照明灯34−1,34−2の照射方向の照射量(最大照射量)に対し照射量が1/2以上となる範囲、この例では、照射角60度の範囲の外に設けてある。
なお、これは、図示しないが、庫内照明灯34−1,34−2のカメラ側に遮光部を設けたり、或いは庫内照明灯34−1,34−2を構成するLED等の光原を斜め後方向きに傾斜配置するなどの構成とすることによって、庫内照明灯34−1,34−2の光が直接カメラ35−1,35−2、37−1,37−2の撮影部及び温度測定部に入り込まないようにしてもよいものであり、カメラの設置条件等に応じて適切に選択すればよい。これは以降説明するシングルドアタイプの冷蔵庫の場合も同様である。
1−1−2.シングルドアタイプの冷蔵庫の構成
図10〜図13は扉10が1枚扉の場合におけるカメラと庫内照明灯の取り付け例を示す。なお、このシングルタイプドアの冷蔵庫では、すでに説明したフレンチドアタイプの冷蔵庫と同じ部分については同一番号を付記して説明を省略し、異なる部分のみ説明していく。
まず、図10、図11(a)(b)を用いてその一例を説明する。
図10、図11(a)(b)において、この1枚扉の冷蔵庫の場合には、上方のカメラ35−1及びサーモカメラ37−1は1枚扉において一般的な配置例となっている左右分割扉ポケット33−4、33−5、33−6間に存在する隆起壁部10b−2に設けるとともに、下方のカメラ35−2及びサーモカメラ37−2は扉ポケット33−7と33−8との間の扉内面部に設けてある。上記各カメラ35−1,35−2、37−1,37−2は前記フレンチドアタイプと同様、脱着可能ではあるが高さ調整を前提としていない棚板30−1、棚板30−3の略前方位置に設けてある。そして、図10に示すように各棚板30−1〜30−4の前端より前方位置であって、かつ、図11(a)(b)で理解で
きるように扉10の中央部分付近、すなわち冷蔵庫51の左右方向の略中央部に位置するように設けて、この二つのカメラ35−1,35−2及びサーモカメラ37−1,37−2で庫内のほぼ全域が撮影及び温度測定できるようにしてある。
また、庫内照明灯34−1,34−2はフレンチドアタイプと同様にして設けてある。すなわち、庫内照明灯34−1,34−2は、前記各棚板30−1〜30−4の前端より前方であって前記収納室の前面開口両側壁部と前面開口上面壁面部に設けてあり、その光が直接カメラ35−1,35−2及びサーモカメラ37−1,37−2の撮影部及び温度測定部に入り込まない位置、すなわち、カメラ35−1,35−2、37−1,37−2の撮影部及び温度測定部が、庫内照明灯34−1,34−2の照射方向の照射量(最大照射量)に対し照射量が1/2以上となる範囲、この例では、照射角60度の範囲の外に設けてある。
図12(a)(b)、図13はシングルドアタイプの他の例を示す。
この例の場合、カメラ35−1,35−2及びサーモカメラ37−1,37−2は図12(a)(b)に示すように、扉10の軸支部Xとは反対側の扉開放端部Y付近に設けてある。カメラ35−1,35−2、37−1,37−2の高さ位置は前記の1枚扉の場合と同位置である。この扉開放端部Y付近にカメラ35−1,35−2を設けた場合の撮影は、扉10を所定角度、例えば30度開いたときに撮影する。これによって、その撮影は、破線で示すように収納室5の開口部付近までの広い範囲を撮影することができ、しかも、その画像は使用者が時々わずかに扉を開いて中の状態を確認するときに見る状態と略同一となり、表示端末15で画像を視認したときに違和感がなく自然な形で画像を見ることができる。また庫内の温度測定は扉を閉じた状態で温度測定指示があった場合に行う。
1−1−3.カメラ構成
図14は庫内撮影用及び温度測定用に用いるカメラの一例を示す。庫内撮影に当たってカメラは前記各例で説明したように上下に離れた位置に設けるのがもっとも好ましいが、図14に示すように上下のカメラ35−1,35−2及びサーモカメラ37−1,37−2を近接設置しても庫内の全域を撮影及び温度測定できることが検証の結果確認できた。
よって、このような場合、カメラ35−1,35−2及び37−1,37−2は一体化してカメラモジュール41とすることが考えられ、このようにモジュール化することによって設置の容易化とコストダウンが可能となる。また、魚眼レンズなど更に広角なレンズを用いることでもモジュール化することができる。
1−2.冷蔵庫システムの全体構成
次にこれまでに述べてきたような冷蔵庫を用いた冷蔵庫システム全体について図15〜図33を用いて説明する。
図15は上記した冷蔵庫を用いた冷蔵庫システム50の全体構成を示す。図15に示すように、この冷蔵庫システム50は、表示端末15等によって、冷蔵庫51内の食品状況を確認するシステムである。
この冷蔵庫システム50は、冷蔵庫51と、表示端末15とを備え、さらに、無線アダプタ(通信装置)53、ゲートウェイ装置(中継装置)54、ルーター装置55、インターネット56、サーバ装置57を含む。
冷蔵庫51は、使用者の住居A内に配置され、例えば、住居A内のキッチンルームに配置される。
無線アダプタ(通信装置)53は、冷蔵庫51の後述する制御部に電気的に接続し、ゲートウェイ装置(中継装置)54を介してルーター装置55と通信するように構成される。無線アダプタ53は、ルーター装置55から送信される信号を受信し、受信した信号を冷蔵庫51の制御部に出力する。この信号に基づいて、冷蔵庫51は、対応する動作を実行するように構成される。
無線アダプタ53は、また、冷蔵庫51の識別情報(例えば、製造番号や型番等)や後述する庫内画像データ等を冷蔵庫51の記憶部から取得し、ゲートウェイ装置(中継装置)54を介してルーター装置55に送信するように構成される。なお、無線アダプタ53は、冷蔵庫51に一体に設けてもよいし、着脱可能に構成してもよい。
無線アダプタ53は、「接続」ボタン53aを備える。「接続」ボタン53aは、ゲートウェイ装置(中継装置)54と新規に接続するためのものである。「接続」ボタン53aが使用者によって操作されると、無線アダプタ53は、冷蔵庫51の記憶部から冷蔵庫51の識別情報(例えば製造番号や型番)を取得するように構成される。
表示端末15は、既述した如く、例えば、スマートフォン、タブレットPC(パーソナルコンピュータ)などの汎用の携帯型の端末であって、本実施の形態の場合、すでに述べた冷蔵庫51の扉10に着脱自在に装備可能なもので、インターネット56に接続する機能(手段)と、後述するゲートウェイ装置54と通信する機能(手段)とを備える。
表示端末15(例えばスマートフォン)は、電話回線網(例えば3G回線網)を介して、インターネット56に接続するように構成されている。それに加えてまたは代わりとして、例えば、表示端末15は、Wi−Fi通信機能によって公衆無線LANを介してインターネット56に接続するように構成されている。
インターネット56に接続することにより、例えば、表示端末15は、本発明の対象となる冷蔵庫内の食品の画像データや温度データ及び省エネ運転をさせるためのデータ(例えば扉の開閉回数等のデータ)を取得するプログラムを、インターネット56を介して冷蔵庫51の製造メーカのホームページから取得することができる。この取得したプログラムを表示端末15にインストールし、インストールしたプログラムを起動させることにより、表示端末15は、冷蔵庫内の食品の画像データ等を取得することが可能になる。即ち、表示端末15はそのディスプレイ15aの操作画面を操作することにより、冷蔵庫51の画像データを取得するための操作信号を生成し、送信することが可能になる。詳細については、後述する。
表示端末15はまた、例えば、Wi−Fi通信、Bluetooth(登録商標)通信、赤外線通信などのインターネット56を介さない汎用の通信によってルーター装置55と接続し、そのルーター装置55を介してゲートウェイ装置54に通信接続するように構成されている。そのためのデバイス(例えばWi−Fiアンテナ等)が表示端末15に組み込まれている。
ゲートウェイ装置(中継装置)54は、無線アダプタ53と表示端末15との通信を中継する装置であって、例えば、無線アダプタ53と、特定小電力無線特別小型周波数帯(924.0〜928.0MHz)の信号を用いて通信するように構成される。ゲートウェイ装置54と無線アダプタ53間の通信の周波数帯は、遠距離まで届く低周波数帯が好ましく、ルーター装置55とともに冷蔵庫51が設置された使用者の住居A内に設置されている。
ゲートウェイ装置54はまた、表示端末15とルーター装置55を介して通信接続するように構成されている。すなわち、表示端末15とインターネット56を介さずにルーター装置55のみを介して通信(第1の通信)が実行できるように、ゲートウェイ装置54は構成されている。
ゲートウェイ装置54はさらに、ルーター装置55を介してインターネット56に接続可能に構成されている。これにより、ゲートウェイ装置54は、インターネット56およびルーター装置55を介して、表示端末15と通信(第2の通信)することができるとともにサーバ装置57にも通信することができる。
したがって、ゲートウェイ装置54は、表示端末15に対して、インターネット56を介さない通信(すなわちルーター装置55のみを介する第1の通信)と、インターネット56を介する通信(すなわちインターネット56およびルーター装置55を介する第2の通信)とが実行できるように構成されている。このように構成する理由については後述する。
サーバ装置57は、例えば、冷蔵庫51の製造メーカにより用意される。サーバ装置57は、表示端末15、冷蔵庫51、無線アダプタ53に関し、アクセスや認証に必要な情報等を管理する。例えば、サーバ装置57は、通信要求信号に含まれる表示端末15の識別情報と、無線アダプタ53に対応付けされて記憶(登録)されている表示端末15の識別情報とが一致するか否かを認証(判別)する。そして、サーバ装置57は、これらが一致する場合には、アクセスする表示端末15を、正規の表示端末として認証し、住居A内の冷蔵庫51との通信を許可する。
また、サーバ装置57は、前記した、冷蔵庫51より送信される冷蔵庫内の食品の画像データや温度データ及び省エネ運転をさせるためのデータ等を保存する。これらのデータは表示端末15からのデータ呼び出し信号に基づき表示端末15に送信する。すなわち、使用者は表示端末15を操作することによって冷蔵庫内の食品画像データをディスプレイに表示させて確認することができる。
1−3.冷蔵庫のシステム部構成
図16は上記冷蔵システムに用いる冷蔵庫のシステム部構成を示す。
図16において、この冷蔵庫51は、インターフェイス(I/F)58、制御演算部59、記憶部60、及び扉開閉検出部61、庫内照明灯34−1,34−2、カメラ35−1,35−2及び37−1,37−2ファン駆動回路62、コンプレッサ駆動回路63、送風ファン18、及びコンプレッサ19を備え、例えば住居A内の商用電源等の交流電源64から電力の供給を受ける。
インターフェイス(I/F)58は、無線アダプタ53と冷蔵庫51の制御演算部59との間のデータ等のやり取りを行う。
制御演算部59は、冷蔵庫の動作を制御する。また、この制御演算部59は、カメラ35−1,35−2及び37−1,37−2と庫内照明灯34−1,34−2を制御して冷蔵庫内の食品を撮影及び温度測定するとともに、画像データは記憶部60に一旦記憶させ、かつ、インターネット56のサーバ装置57に送信する。更に、表示端末15からサーバ装置57を介して画像データ等の事前送信の要求信号があれば食品撮影後に直ちにサーバ装置57を介して表示端末15に送信実行するように指示する。その詳細については、後述する。さらにこの制御演算部59は後述する飲み物等の温度が適温になったことを報知させる指示があると前記サーモカメラ37−1,37−2の測定温度とあらかじめ決め
られている温度とを比較演算し、測定温度があらかじめ決められている温度まで冷却されればこれを報知する信号を表示端末15に送信する。
記憶部60は、識別記号や制御プログラムのほかに、カメラ35−1,35−2及びサーモカメラ37−1,37−2で撮影した庫内食品の画像データや省エネ運転をさせるためのデータを時間情報とともに一定期間分書き換え記憶する。
庫内照明灯34−1,34−2は、扉開閉検出部61からの信号に基づき制御演算部59によって点灯・消灯が制御され、扉10が開かれると点灯し、扉10が閉じられると数秒の遅延時間をおいて消灯する。
カメラ35−1,35−2は、扉開閉検出部61からの信号に基づき制御演算部59よって制御され、扉10が閉じられると冷蔵庫内の食品を撮影する。その詳細は後述する。
サーモカメラ37−1,37−2は後述する特定領域指示と冷え報知指示があれば動作し、庫内の特定領域の温度を測定する。その詳細も後述する。
ファン駆動回路62は、制御演算部59からの制御信号を受け、送風ファン18の回転の駆動を制御する。
コンプレッサ駆動回路63は、制御演算部59からの制御信号を受け、コンプレッサ19の回転数等の駆動を制御する。
送風ファン18は、ファン駆動回路62の制御に従い動作して、冷気を循環させるための気流を発生する。
コンプレッサ19は、コンプレッサ駆動回路63の制御に従い、冷蔵庫51内を循環する冷媒(図示せず)を圧縮する。
1−4.サーバ装置の構成
次に、図17を用い、実施の形態1における冷蔵庫システムのサーバ装置の構成例について説明する。ここでは、前記図15中のサーバ装置57の構成を一例に挙げる。
図17に示すように、このサーバ装置57は、サーバ用インターフェイス65、サーバ制御部66、及びデータ記憶部67を備える。
サーバ用インターフェイス65は、サーバ制御部66の制御に従い、インターネット56を介した表示端末15及びルーター装置55とサーバ装置57との間のデータ等のやり取りを行う通信部である。
サーバ制御部66は、このサーバ装置57の全体の動作を制御する。サーバ制御部66は、また冷蔵庫51から送信される食品の画像データを結合処理し、データ記憶部67に時間情報とともに記憶させるとともに、表示端末15から画像データの事前送信要求の信号があると、データ記憶部67に記憶している画像データの最新画像データを、当該画像データが冷蔵庫51から送信されてくる都度、表示端末15に送信し、表示端末15に時間情報とともに一定期間分記憶させ書き換え更新させる。もちろん、画像データの事前送信要求の信号がない状態で表示端末15からデータ呼び出し信号が送信されてくると、データ記憶部67に記憶している最新の画像データを表示端末15に送信する。さらにこのサーバ制御部66は前記画像データの時系列的比較の演算も行う。
データ記憶部67は、冷蔵庫システムを実行するための管理プログラムやアプリケーションプログラム等の必要なデータを記憶している。更にデータ記憶部67は、サーバ制御部66の制御に従い、冷蔵庫51より送信されてくる食品画像データの最新データを時間情報を追加して書き換え記憶する。データ記憶部67は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)等により構成される。
なお、サーバ装置57は単一の大型コンピュータで構成されるサーバ、或いは、多数のコンピュータ群で構成されるクラウド型サーバのいずれでも構築できるものである。
<2.動作>
次に上記構成からなる冷蔵庫及び冷蔵システムの動作について説明する。なお、以下の各説明において同じ動作については同一のステップ番号を付記して説明する。
2−1.食品の撮影動作
2−1−1.扉閉時の撮影
図18は冷蔵庫51の扉10を閉じたときに収納室内の食品の撮影を行うようにした場合の動作を示すフローチャートである。
食品を出し入れすべく扉10が開かれると(ステップ1のY)、庫内照明灯34−1,34−2を点灯し(ステップ2)、扉10が閉じられると(ステップ3のY)、庫内照明灯34−1,34−2の照度を落とし(ステップ4)、しばらく、例えば数秒経過後にカメラ35−1,35−2を起動させて、庫内の食品を撮影する(ステップ5)。その後、撮影した画像データを冷蔵庫51の記憶部60に時間情報とともに記憶させ(ステップ6)、庫内照明灯34−1,34−2を消灯する(ステップ7)。なお、撮像日時を示す時間情報は、冷蔵庫自体あるいはサーバから通信を介して取得する。
ここで、上記撮影時に庫内照明灯34−1,34−2の照度を落として撮影すると、食品を鮮明に撮影することができ、好適である。すなわち、庫内照明灯34−1,34−2を点灯して食品を撮影すると、収納室内面が白色系であることもあってその反射光が収納室開口部分を除く全周面から食品に強く反射し(照度が低下することなく高い照度のまま食品にはね返る)、食品が白っぽくなって、鮮明な撮影が困難となる。しかしながら、上記した例のように庫内照明灯34−1,34−2の照度を落とすと、収納室内面からの反射光の影響を大幅に低減することができて鮮明な画像の即撮影が可能となるのである。
2−1−2.冷蔵室冷却運転時の撮影
図19は冷蔵庫内の食品を出し入れした後、冷蔵室冷却時に貯蔵室の食品の撮影を行うようにした場合の動作を示すフローチャートである。
食品を出し入れすべく扉10が開かれると(ステップ1のY)、庫内照明34−1、34−2を点灯し(ステップ2)、扉10が閉じられ(ステップ3のY)、冷蔵室の冷却運転状態か否か判断する(ステップ8)。もし、送風ファン18がON、かつダンパ22が開であり、冷蔵室の冷却運転中であれば前記扉閉時と同様、庫内照明灯34−1,34−2の照度を落とし(ステップ4)、カメラ35−1,35−2を起動させて、庫内の食品を撮影する(ステップ5)。その後、撮影した画像データを時間情報とともに冷蔵庫51の記憶部60に記憶させ(ステップ6)、庫内照明灯34−1,34−2を消灯する(ステップ7)。
このように、冷蔵室冷却運転中に撮影するようにすることによって、例えば新しく収納室内に入れた食品の表面に収納室内外の温度差で結露が生じても、この結露は冷却動作に
よって解消され、なくなる。よって、カメラ35−1,35−2による撮影は食品包装容器に記載されている文字が読み取れるほど鮮明に行われ、好適である。
なお、前記動作の中で、扉10が閉じられると(ステップ1のY)、一度庫内照明灯34−1,34−2を消灯し、撮影前に再度庫内照明灯34−1,34−2点灯して、その照度を低下させるようにすれば、庫内照明灯34−1,34−2が点灯し続けることによる無駄な電力の消費を抑制することができる。
2−1−3.扉開時の撮影
図20は1枚扉の場合であって、扉10を所定角度開いた時点で収納室内の食品の撮影を行うようにした場合の動作を示すフローチャートである。
食品を出し入れすべく扉10が開かれると(ステップ1のY)、庫内照明灯34−1,34−2を点灯し(ステップ2)、上記扉の開き角度が所定角度、例えば図13に示した30度の開き角度になると(ステップ10のY)、庫内照明灯34−1,34−2の照度を落とし(ステップ4)、カメラ35−1,35−2を起動させて、庫内の食品を撮影する(ステップ5)。その後、撮影した画像データを時間情報とともに冷蔵庫51の記憶部60に記憶させ(ステップ6)、扉が閉じると(ステップ11のY)、庫内照明灯34−1,34−2を消灯する(ステップ7)。
この例のように扉10を所定角度開いた時点で撮影するようにすると、すでに述べているように収納室内を広範囲に撮影でき、しかもその画像は違和感のない自然なものとなって、好適である。
なお、所定角度開時に撮影する場合、扉開動作時と扉閉動作時の少なくとも2回以上撮影を行うことになる。このとき、1回の扉開から閉までの動作時間の中で、最後に撮影した画像データ(扉閉動作時)を記憶部60に記憶させることにより、食品の出し入れを終えた最新の収納室の食品状態を撮影することができる。
なお、いうまでもないことではあるが、扉10の開き角度が所定角度に達するか否かを検出するステップ10において、扉10が所定角度に達する前に閉じられると庫内照明灯34−1,34−2を消灯し、再び扉10が開かれるのを待つことになる。
以上、撮影動作について代表的なものを例示して説明したが、前記撮影動作以外に例えば、定刻若しくは前回の撮影後所定時間が経過すると撮影する、或いは、表示端末15から撮影指示があると撮影する、等の撮影動作も考えられる。
2−1−4.撮影時の照明
撮影時の食品照明は、前記図18、図19、図20ですでに説明したように、庫内照明灯34−1,34−2を点灯させた上でその照度を低下させて照射し撮影する。場合によっては、収納室両側面の庫内照明灯34−1或いは収納室上面の庫内照明灯34−2のみの点灯として照度を低下させて照射し撮影することも考えられる。この照度を低下させて撮影する理由は既に述べたとおりである。
また、撮影時の食品照射の他の例として次のようにすることも考えられる。すなわち、図21はカメラ35−1,35−2による撮影時の庫内照明灯34−1,34−2の点・消灯の状態を示すフローチャートで、前記した図18、図19、図20の破線部分の動作に相当するものである。
前記した図18、図19、図20での撮影は、庫内照明灯34−1,34−2を点灯さ
せた上でその照度を低下させて撮影する例であるが、この例では収納室両側面の庫内照明灯34−1の片方づつを消灯、換言すると収納室両側面の庫内照明灯34−1の片方のみが点灯している状態にして食品を照射し撮影するようにしてある。この場合、収納室上面の庫内照明灯34−2は点灯、消灯いずれであっても良いが、庫内の照度が撮影に最適になるようにいずれかを適宜選択すればよい。
図21において、カメラ35−1,35−2により撮影を始める前に、すでに点灯している収納室両側面の庫内照明灯34−1のいずれか一方、例えば右庫内照明灯を消灯し(ステップ12)、左庫内照明灯により照射されている状態の食品を撮影(ステップ13)して記憶する(ステップ14)。その後、右庫内照明灯を点灯し(ステップ15)、次に、左庫内照明灯を消灯(ステップ16)して右庫内照明灯で照射している状態の食品を撮影する(ステップ17)。その画像データを記憶し(ステップ18)、右庫内照明灯を消灯する(ステップ19)。このように食品を片方側から照射して記憶した画像データは合成して一つの画像とし、時間情報とともに記憶する。
以上のように庫内照明灯34−1,34−2を片方づつ点灯して食品を撮影し一つに合成する理由は以下の通りである。すなわち、すでに述べたとおり撮影時には庫内照明灯34−1,34−2の照度を低下させて撮影するのであるが、その照度低下はあまり大きくすると写りが暗くなって鮮明さに欠けるようになるため照度低下にも限度がある。そのためある程度の照度を維持しているが、その照度であっても、収納室内容積が小さい場合等には反射光による影響が残る場合がある。しかしながら、この例で説明したように庫内照明灯34−1の左右の片方づつを点灯して食品を撮影すると、反射光の影響を低減できて、庫内照明灯照明灯34−1が点灯している側の面は適度な明るさで撮影できる。よって、この適度の明るさで撮影した食品の左右の画像を結合する合成処理を行えば、全体が鮮明な画像となり、好適なのである。
2−2.画像の保存と合成
次に前記した各動作によって撮影した画像データの保存と合成について説明する。
2−2−1.サーバで保存と合成
図22はサーバ装置57で画像データを保存と合成する場合を示し、前記図21を含む図18〜図20に示す動作によって庫内が撮影されると、冷蔵庫51は無線アダプタ53からゲートウェイ装置54、ルーター装置55を介してインターネット56に接続し(ステップ20)、各カメラで撮影し記憶した個別の画像データをインターネット56に接続されたサーバ装置57に送信する(ステップ21)。インターネット56を経由して送信された画像データはサーバ装置57のサーバ制御部66によって個別の画像データを結合する合成処理(ステップ22)を行う。合成処理された画像データはサーバ装置57のデータ記憶部67にサーバから取得した現在の時間情報を撮影時刻として付加し、保存される(ステップ23)。
この例のようにサーバ装置57で画像を合成し、かつ、記憶保存しておけば、冷蔵庫側の制御演算部59や記憶部60の負荷を低減することができ、インターネット対応型の冷蔵庫を安価に提供することができる。
2−2−2.冷蔵庫側で保存と合成
図23は冷蔵庫側で画像データを保存と合成する場合を示し、前記図21を含む図18〜図20に示す動作によって庫内が撮影されると、冷蔵庫51の制御演算部59は記憶部60に記憶した各カメラからの個別の画像データを取り出して結合し合成する(ステップ24)。合成した画像データを記憶し(ステップ25)、冷蔵庫51は無線アダプタ53からゲートウェイ装置54、ルーター装置55を介してインターネット56に接続し(ス
テップ20)、記憶した画像データをインターネット56に接続されたサーバ装置57に送信する(ステップ21)。インターネット56を経由して送信された合成画像データはサーバ装置57のデータ記憶部67に、サーバから取得した現在の時間情報を撮影時刻として付加し、保存される(ステップ23)。
この例では冷蔵庫側の制御演算部59や記憶部60の負荷は大きくなるが、サーバ装置57のデータ記憶部67を介することなく表示端末15と画像データを送受信することができ、システム運営費を安価にすることができる。
2−2−3.表示端末側で保存と合成
図24は表示端末15側で画像データを保存と合成する場合を示し、前記図21を含む図18〜図20に示す動作によって庫内が撮影されると、冷蔵庫51は無線アダプタ53からゲートウェイ装置54、ルーター装置55を介してインターネット56に接続し(ステップ20)、サーバではなく表示端末15に画像データを送信する(ステップ26)。インターネット56を経由して送信された画像データは表示端末15によって画像データを結合する合成処理(ステップ27)を行う。合成処理された画像データは表示端末15のデータ記憶部に表示端末自身が持つ時刻情報とともに保存される(ステップ28)。
この例の場合も表示端末15の負荷は増大するものの、冷蔵庫側の制御演算部59や記憶部60の負荷を低減することができ、インターネット対応型の冷蔵庫を安価に提供することができる。
以上、画像データの送信と合成動作について代表的なものを例示して説明したが、前記保存と合成箇所は必ずしも同一箇所、例えばサーバ装置57で行わなければならないというものではなく、例えば、冷蔵庫51で画像データを合成し、サーバ装置57で画像データを保存する、等、システムに応じて任意に設定すればよいものである。
2−3.画像データの通常の送受信
2−3−1.サーバ、冷蔵庫に保存の画像データの送受信
図25はサーバ装置57或いは冷蔵庫51と表示端末15との送受信を示すフローチャートで、サーバ装置57或いは冷蔵庫51に記憶している画像データの送受信を示すものである。
まず、使用者は例えば買い物先などで表示端末15のディスプレイに表示されるサーバ接続ボタン(図示せず)を押し、サーバ装置57のデータ記憶部67に記憶された画像データの読み込み要求を行う(ステップ31)。サーバ装置57から画像データを取り込まれたかを検出し(ステップ32)、画像データが転送されてこなければ表示端末15からインターネット56に接続を行う(ステップ33)。サーバ装置57のデータ記憶部67或いは冷蔵庫の記憶部60に記憶された画像データを取り出し(ステップ34)、画像データをインターネット56を経由し、データ呼び出し元であるスマートフォン等の表示端末15に画像データを転送する(ステップ35)。サーバ装置57から画像データを取り込まれたかを検出し(ステップ32)、画像データが取り込まれたら表示端末15のディスプレイに画像データを出力する(ステップ36)
その後、表示端末15のディスプレイに表示されている拡大ボタン(図示せず)が押されたかを検知し(ステップ37)、拡大ボタンが押されたことを検知すると、ディスプレイに出力された収納室内の画像データをデジタル変換で1.1倍以上に拡大した画像データを作成する。拡大変換した画像データを表示端末15のディスプレイに出力する(ステップ36)。
更にその後、ディスプレイに表示されている局所表示用のテンキーボタン(図示せず)
が押されたかを検知し(ステップ38)、テンキーボタンが押されたことを検知するとディスプレイに出力された収納室内の拡大画像データをテンキーボタンで指定された箇所の画像データとし、ディスプレイに出力する(ステップ36)。さらにテンキーボタンが押されたかを検知する(ステップ38)。検知されなかったら終了する。
なお、前記拡大ボタン及び所定箇所の画像データを表示させるテンキーボタンは、ディスプレイの表面を指でスライドする方式とすればよく、このような構成とすることによって使い勝手が向上する。
以上のように、この冷蔵庫システムによれば、買い物先で冷蔵庫51の中身を一目で確認することができ、買い忘れが予防できるとともに、余分な食材を購入してしまう無駄をなくすることができる。また、共働きで働く家庭では、帰る間際に冷蔵庫51の収納室5内を確認し帰宅途中で食材等を購入することができ使用者にとって時間の短縮ができる。
また、拡大表示や所定箇所表示をさせることによって、表示端末15のように小型化が進んだ表示端末15でも拡大して画像を表示させることで小型の表示端末15では確認しにくい食材も確実に見ることができる。
2−3−2.表示端末に保存の画像データの送受信
図26はすでに表示端末15に画像データを記憶保存している場合を示す。この場合は図24で述べた様に表示端末15に画像データが送信されて保存されており、この画像データの読み込み要求を行う(ステップ31)と、表示端末15の記憶部から画像データを取り込んで表示端末15のディスプレイに画像データを出力する(ステップ36)。その後の拡大表示操作や局所表示は図25で説明した通りである。
2−3−3.画像データの切換受信
カメラ35−1,35−2で撮影した画像は、各カメラ35−1,35−2個々の撮影画像(収納室内の上半分或いは下半分)と、これらの各撮影画像を結合して合成した合成画像(収納室内を上から下まで1枚に合成した画像)が記憶保存されており、これらの画像を切換えて送受信し表示端末15に表示することができる例を示す。
図27はこのような場合の動作を示すフローチャートである。
まず、使用者は表示端末15のディスプレイに表示される個別画像/合成画像呼び込みボタン(図示せず)を押し(ステップ41)、個別画像或いは合成画像のいずれかの画像の呼び出しを行う(ステップ42)。以降は図25或いは図26に示すフローによって個別画像或いは合成画像のいずれかの画像データを取り込み、表示端末15のディスプレイに表示させる。
この例のように表示端末15に表示させる画像を個別画像或いは合成画像のいずれかに切り換えることができるようにすると、通常は合成画像を呼び込んで表示させることにより収納室内の食品状況を一目で確認し、収納室隅部にある等によって食品が判別しにくいときなどは個別画像に切り換えて表示させれば確実に判別することができ、使い勝手が向上する。
2−4.画像データ等の事前送信要求時の送受信
図28は表示端末15から画像の事前送信要求があった場合のフローチャートを示す。
まず、使用者が表示端末15を操作し、事前要求信号の要求操作を行う(ステップ51)。サーバ装置57又は冷蔵庫51はこの要求信号を受信し(ステップ52)、データ記
憶部67或いは記憶部60に記憶された画像データ(個別画像データ或いは合成画像データ、以下同じ)を読み込み送信する(ステップ53)。表示端末15はサーバ装置57或いは冷蔵庫51からの画像データが取り込まれたかを検出し(ステップ54)、画像データが送信されてこなければ表示端末15からインターネット56に接続を行う(ステップ55)。サーバ装置57類は冷蔵庫51に記憶された画像データを取り出し(ステップ56)、画像データをインターネット56を経由し、表示端末15に画像データを送信する(ステップ57)。サーバ装置57から画像データを取り込まれたかを検出し(ステップ54)、画像データが検出されたら画像データの呼び出しがあるまで待機する(ステップ58のN)。画像データの呼び出しがあれば(ステップ58のY)、表示端末15のディスプレイに画像データを出力する(ステップ59)。
これにより、表示端末15で画像データの要求したとき、サーバ装置57へのアクセスが集中していてサーバ装置57からの画像データの送信が遅くなる場合でも、画像データの要求と同時にリアルタイムに画像データをディスプレイに表示させて画像を確認することができる。したがって、買い物先で画像データが表示されるのを待つような事態を避けることができ、買い物時間を短縮することができる。
また、表示端末15から画像の事前送信要求があれば、サーバ装置57は冷蔵庫51の扉10が閉じられるたびに送信される画像データを都度、表示端末15に送信する設定とし、かつ、表示端末15を持っている使用者は画像データが送信されるとこれを報知するように設定しておけば、扉開閉が行われる都度これを知ることができる。よって、使用者は、例えば扉開閉回数が多くなって電力消費量が多くなりそうな場合には自宅に電話して子供等に冷蔵庫51の使用を控えるように話をすることができ、省エネに対する利便性も向上する。
2−5.画像データ等の送受信経路の切換
図29は表示端末15の通信系路選択時のディスプレイ表示を示す。画像データの送受信の流れはすでに述べたとおりであるが、通信の経路を変更して画像データの取得を迅速化するものである。
具体的には使用者が表示端末15を、ルーター装置55を介してゲートウェイ装置54と直接行うか、またはインターネット56を介してサーバ装置57と行うかを選択可能としたものである。
図29において、70、71は表示端末15のディスプレイに表示される通信経路の選択ボタンで、70は表示端末15をルーター装置55、ゲートウェイ装置54を介して冷蔵庫51に直接接続する「ダイレクト」選択ボタン、71は更にインターネット56を介してサーバ装置57或いは冷蔵庫51に接続する「サーバ」選択ボタンである。72、73は呼び出すデータのデータ選択ボタンで、72が食品の画像データ、73が扉開閉回数等の省エネ関連データのボタンである。74は食品の温度測定と報知の指示を行うための温度測定ボタン、75は送信ボタンである。
「ダイレクト」選択ボタン70はこれを選択すると、表示端末15は「ダイレクト」通信が設定される。「ダイレクト」通信が設定されている状態で、使用者が送信ボタン75に触れると、表示端末15の画像データ要求信号が、表示端末15からルーター装置55を介し直接ゲートウェイ装置(中継装置)54に送信される。ゲートウェイ装置54は、受信したデータ要求信号を、冷蔵庫51の無線アダプタ53に送信する。無線アダプタ53は、上記画像データ要求信号を受信すると、冷蔵庫51の制御演算部59にこれを送信する。冷蔵庫51の制御演算部59は画像データ要求信号を受信すると、記憶部60に保存している画像データを読み込み、無線アダプタ53、ルーター装置55を介して表示端
末15に画像データを送信する。
したがって、使用者が図15の破線で示すように、住居A内に位置する場合、広義には表示端末15がルーター装置55と直接通信できる位置に存在する場合、表示端末15は、ルーター装置55を介してゲートウェイ装置54と通信し、冷蔵庫51の記憶部60から画像データを直接取得することができる。
これによって、インターネット56へのアクセス集中による回線の混雑等により、表示端末15への使用者の操作に対する画像データの送信レスポンスに遅延が発生するような場合には、使用者が表示端末15を「ダイレクト」通信に切り替えることによって、インターネット56の回線の混雑等を受けずに画像データの取得を行うことができる。よって、使用者は待ち時間なしにリアルタイムに表示端末15のディスプレイに画像を表示させて収納室5内の食品状況を確認することができる。
一方、使用者が図15の実線に示すように、住居A外に位置する場合、広義には表示端末15がルーター装置55と直接通信できない位置に存在する場合、使用者が「サーバ」選択ボタン71に触れることによって表示端末15は、インターネット56を介してサーバ装置57と通信を行い、冷蔵庫51の画像データを読み込む。すなわち、使用者は、住居A外にいる場合、「サーバ」選択ボタン71に触れて「サーバ」通信を設定すれば、遠隔地に居ても表示端末15によって冷蔵庫の画像データを取得し、食品の収納状況を知ることができる。
このように、この実施の形態における冷蔵庫システムは、使用者が、「ダイレクト」通信または「サーバ」通信のいずれか一方を選択することができ、住居A内に居るような場合には「ダイレクト」通信を選択して、インターネット回線の混雑に影響されることなく快適な状態で画像を見ることができる。これは後述するサーモカメラ37−1,37−2で測定した特定領域の温度が所定温度になったことを報知する場合も同様である。
以上、具体的な構成を例示して本発明の冷蔵庫と冷蔵庫システムを説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施の形態では表示端末15と冷蔵庫51の無線アダプタ53、インターネット56との通信経路にゲートウェイ装置54を介在させるものを例示したが、このゲートウェイ装置54は必ずしも必要でなく、ルーター装置55を介して直接に表示端末15及び冷蔵庫51の無線アダプタ53、インターネット56と通信するように構成してもよく、このようにすることによってシステム構成の簡素化が図れる。
また前記実施の形態では使用者が住居A外に居るときにはサーバ装置57から画像データを取得するようにしたが、サーバ装置57を介さずに、表示端末15からインターネット56およびルーター装置55、ゲートウェイ装置54と通信し、冷蔵庫51の記憶部60に記憶されている画像データを冷蔵庫51から直接取り込むように構成してもよい。この場合及び「ダイレクト」通信を行う場合は、冷蔵庫51の記憶部60で画像の結合処理を行い、この結合処理後の画像データを送信するのが好ましい。
更にこの実施の形態では、表示端末15のディスプレイに「ダイレクト」選択ボタン70と「サーバ」選択ボタン71を表示させて、使用者が「ダイレクト」通信と「サーバ」通信の選択を行う場合を例示したが、これは表示端末15にルーター装置55の電波をキャッチすると自動的に「ダイレクト」通信に切り替わる機能を持たせて「ダイレクト」通信が自動的に選択されるようにしても良く、使い勝手を向上させることができる。
2−6.表示端末での画像データの再生
2−6−1.通常の庫内画像の再生
図30は通常の庫内画像表示のフローチャートを示す。使用者は表示端末15から表示したい庫内画像の表示期間または日時を任意に設定し画像データ選択ボタン72を押す。例えば表示端末15から事前送信要求を行い、指定期間内の庫内画像取得を行う。画像データの取得の流れは図25で示した通りである。前記庫内画像は表示端末15に保存され(ステップ60)、表示端末15は、保存された画像の中から指定期間内の画像データの有無を確認し(ステップ61)、その画像データを時系列に読み込み表示端末15の表示部に出力する(ステップ62)。使用者が再生ボタンを押すと、表示端末15の表示部に時系列に読み込みこまれた画像データを自動的に切り替えて(ステップ64)表示を行う事で連続再生を行う。画像切り替えのタイミングは、表示時間が一定時間経過後、もしくは、使用者による画像送り操作があった場合に、画像切り替えを行う(ステップ63)。使用者による画像送り操作は、送りボタンの押下や、シークバーを利用し、画像を時間幅でスキップしながら閲覧する事ができる。これによって、日時指定による庫内画像検索、また時系列庫内画像の連続的な閲覧を可能にし、画像検索に要する時間を大幅に短縮する事ができ、しかも、シークバーを利用することでこれによって効果的に目的の画像を見つけ出すことが可能となる。
2−6−2.庫内変化検出再生
図31は、庫内画像の変化検出を行うとともに、庫内画像の連続再生を行う場合のフローチャートを示す。表示端末15に保存されその表示部に画像データが出力され(ステップ66)、使用者は表示されている庫内画像を指でなぞり食材または庫内の領域を指定し(ステップ67)自動再生を行うことにより、前回表示していた画像と現在表示している画像との特定領域を比較し(ステップ68)、変化を検出すると自動再生を停止する。これによって、使用者は画像データを一枚ずつ確認することなく、自動再生を行う事で庫内の特定領域、または食材の有無の変化を容易に知ることができ、在庫管理を容易に行うことができる。さらに、特定の領域を指定することにより画像変化の検出処理量も減少し一定の処理速度を保つことも可能となる。なお、前記前回表示画像と現在表示画像との特定領域を比較してその変化有無を検出するのは冷蔵庫の制御演算部59あるいはサーバ装置57のサーバ制御部66で行わせるのがよい。
2−6−3.庫内画像メモの作成
図32は、庫内画像を用いてメモ作成を行う場合のフローチャートを示す。使用者は表示端末15に出力された(ステップ72)庫内画像上をなぞる事で庫内画像上にメモ情報を入力し(ステップ73)、これを反映させる(ステップ74)事ができる。さらに、庫内画像領域を指でなぞり範囲を選択する事で(ステップ75)、トリミングを行い(ステップ76)部分的に画像を送信する。これによって送信画像サイズが小さくなり送信時間を短縮する事ができる為、使い勝手をよくしメモの作成と庫内画像共有が手間なく行える。

2−7.飲み物等の食品の冷え具合報知
次に本発明の要旨である食品の冷え具合報知について説明する。
図33は冷蔵庫に収納した飲み物等の食品の冷え具合を報知するフローチャートを示す。図25のステップ31からステップ36によって表示端末に庫内収納物の庫内画像が表示されると、使用者は表示端末15に表示された庫内画像の中で冷え具合を報知させたい飲み物、例えばビールがあれば、このビールが収納されている領域を指でなぞり、領域を特定する(ステップ81)。そして冷え報知の指示を行う(ステップ82)。これにより、サーモカメラ37−1,37−2が前記特定領域の温度測定を開始(ステップ83)す
る。
なお、温度測定は一定間隔(例えば、3分おき)で行うのが良い。
特定領域の温度があらかじめ定められている特定温度より高い場合(ステップ84)、特定領域への冷却量を増大する(ステップ85)。例えば、特定領域に対応する部分の冷気吹出口の開口度を大きくする。これにより特定領域に収納した飲み物等の温度が比較的高い場合、この飲み物等を急速冷却することができ、飲み頃温度である所定温度まで早く冷却することができる。
特定領域の温度が特定温度ほど高くない場合はそのまま冷却されていき、特定領域の温度が飲み頃温度である所定温度より低くなる(ステップ86)と、報知信号出力する(ステップ87)。この報知信号はインターネットを経由して表示端末15が受信し、音或いは音声あるいはこれらと画像との組み合わせによってこれを報知する。
したがって、使用者はこの音或いは音声あるいはこれらと画像との組み合わせによって飲み物等が適温に冷えたことを知ることができる。これにより、従来の冷蔵庫のように頻繁に扉を開けて冷えたかどうかを確認し無駄に電力を消費させてしまったり、十分冷えていないまま栓を抜いてしまったりするようなことを未然に防止することができ、省エネ性が高く使い勝手の良いものとなる。
なお、上記した冷え具合報知は、上記実施の各形態で例示したものに限定されるものではない。すなわち、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、特定領域だけでなく、撮像可能範囲全体の冷え具合を表示することも可能である。図34に庫内全体の食品の冷え具合を表示するフローチャートを示す。冷え報知の指示を行う(ステップ91)と、サーモカメラ37-1,37−2が温度測定を開始(ステップ92)し、表示手段15bによって、庫内全体の冷え具合を確認する(ステップ93)ことができる。表示手段15bは本実施の形態では前記した表示端末15の表示画面で構成してある。例えば、温度に合わせて5℃以下を青枠表示、5℃〜10℃を黄枠表示、10℃以上を赤枠表示する。
これによって、庫内全体の温度分布を一目で把握することができるので、例えば、飲み物などの新たに収納する食品を急速冷却したい場合に、周囲に温かい収納物がない十分に冷えている箇所に食品を投入することができるので、飲み頃である所定温度まで早く冷却することができる。
例えば、本実施の形態ではインターネットを利用して携帯式の表示端末15に飲み物等の食品が適温になったことを報知するようにしたが、これは冷蔵庫自体に設けられている運転状態等を表示して報知する報知手段であってもよいものである。携帯式の表示端末に15に報知する様にすれば使用者が冷蔵庫から遠く離れた2階等に居ても確実に報知を知ることができる利点がある。
また、温度状態確認手段37−1,37−2はサーモカメラ等で構成したが、サーミスタ等の温度検知器であってもよく、同様に、領域特定手段は表示端末に表示された画像をなぞることで行うのではなく、例えば「ビール」等の固有名詞を入力するようにしてもよいし、音声認識方式として、声で画像位置の特定場所を指定したり、固有名詞を認識させてもよく、領域を特定できるものであればどのような手法を用いてもよいものである。
さらに、適温もビール用の一つではなく、例えばジュース用、ワイン用等、複数備えていて、飲み頃を知りたい食品に合わせて変更できる、あるいは指定した領域にある食品を画像から自動認識して自動的に変更するようにしてもよい。もちろん、対象食品も飲み物に限らず例えばスイカ等であってもよいものである。
加えてサーモカメラ37−1,37−2は撮影用のカメラ35−1,35−2ともに冷蔵室5に設けた場合を説明したが、これは必要に応じて野菜室9や冷凍室8等にも設けてもよいものである。
なお、本発明の実施の形態で例示した冷蔵庫及び冷蔵庫システムは次のような利点も併せ持っているので、記載しておく。
すなわち、この実施の形態の冷蔵庫では、カメラ35−1,35−2は収納室5の前面側から収納室5内の食品を撮影するが、このとき庫内照明灯13−0,34−2も収納室5の前面側に設けてあって、収納室5内の食品をカメラ35−1,35−2による撮影方向と同じ前面側から照射している。したがって、その撮影画像は庫内照明灯34−1,34−2が収納室5の奥壁に設けてある場合のような暗さや見にくさはなく、鮮明な画像となる。また、撮影した画像を明るくし、鮮明にする画像処理をサーバ装置57に求める必要もなくなる。
また、上記カメラ35−1,35−2と庫内照明灯34−1,34−2とは前記棚板30−1〜30−4の前端より前方側に位置するように設けてあるから、カメラ35−1,35−2で撮影した収納室5内の画像は、使用者が冷蔵庫51の扉10を開いて実際に見る状態と同じとなる。したがって、使用者が表示端末15に画像データを表示させてみたときに何ら違和感を持つことなく収納室5内の食品状況を確認することができる。しかも、庫内照明灯34−1,34−2は棚板30−1〜30−4の前端前方から棚板上の食品を照らすので、棚板30−1〜30−4の前端部に載置されている食品も明るく、かつ、鮮明に撮影することができる。
また、上記カメラ35−1,35−2は冷蔵庫51の扉10内面部に設けるとともに、庫内照明灯34−1,34−2は収納室5の開口縁両側壁部に設けてあるから、カメラ35−1,35−2はまず収納室5の左右略中央部に位置することになる。したがって、当該カメラ35−1,35−2で撮影した画像を使用者が冷蔵庫51の扉10を開いて実際に見る状態により近い形とすることができる。加えて、上記カメラ35−1,35−2と棚板上の食品との間の距離を大きくとって収納室5内の広い範囲を撮影することができ、より広範囲の食品の収納状況を表示端末15で確認することが可能となる。
また、カメラ35−1,35−2は扉内面の扉ポケット33−1,33−2の前後方向の略中央部分に位置するように設けてあるから、収納室5内の食品のみならず扉ポケット33−1,33−2に収納している食品、例えば牛乳パック等をもその一部を撮影することができる。使用者は自分で収納したものであるから、その一部が写っているだけでもそれが何であるかを認識することができる。よって、収納室内のほぼ全ての食品を撮影することが可能となる。
また、カメラは図9(a)に示すように収納容器専用のカメラ14−3を設ければ収納容器31内の食品も鮮明に撮影することができる。更に図9(b)で示すようにカメラ35−2を上下動可能にしたり、図9(c)のように上下回動自在とすることによって収納容器31内の食品も二つのカメラ、すなわち、少ないカメラ数で効率よく撮影することができる。
一方、前記庫内照明灯34−1,34−2は、図7、図10から明らかなようにカメラ35−1,35−2より奥側の位置に設け、庫内照明灯34−1,34−2の光が直接カメラ35−1,35−2の撮影部に入り込まないように設けてあるから、庫内照明灯34−1,34−2の光がカメラ35−1,35−2に入ってカメラ35−1,35−2の写りが悪くなることを防止でき、常に良好な画像を得ることができる。これは、庫内照明灯35−1,35−2のカメラ側に遮光部を設けたり、或いは庫内照明灯34−1,34−2を構成するLED等の光原を斜め後方向きに傾斜配置するなどの構成を採用しても同様の効果が得られる。
また、上記庫内照明灯34−1,34−2は収納室内の照度が150ルックス〜200ルックスであり、このままの照度で撮影すると、図18の撮影動作の項で説明したように食品が白っぽく写り、判別がしにくいものとなる。そのため、この実施形態では照度を低下させて撮影する構成としてある。これによりCCDカメラやCMOSカメラであっても鮮明な撮影を可能とする。この庫内照明灯34−1,34−2の照度は、扉10を閉じて、或いは扉10を開いて撮影するときだけ通常時よりも低い照度となるよう制御演算部59によって制御するようにしても良く、このような制御をすることによって撮影しない通常時はこれまで通りの照度を保って庫内を見やすくしつつ鮮明な撮影を可能とすることができる。上記照度の低下は、例えば庫内照明灯34−1,34−2のいずれか一方或いはその両方の庫内照明灯34−1,34−2の一部を消灯させたり、両方の庫内照明灯34−1,34−2の照度を低下させる等種々考えられ、適宜選択すればよい。
また、上記カメラ35−1,35−2で撮影した収納室5内の画像は、それぞれのカメラ35−1,35−2の画像をサーバ装置57に送信してサーバ装置57、或いは冷蔵庫51、或いは表示端末15内で結合処理し合成するが、この実施の形態では上記画像の合成処理が容易になる。
すなわち、上記カメラ35−1,35−2は、棚板30−1〜30−4の前端と対応する扉内面部、この例では上段の棚板30−1と3段目の棚板30−3の前端と対応する扉内面部に設けてあるから、それぞれのカメラ35−1,35−2の撮影は図34中の線Zが境界線となるように棚板30−1,30−3を中心として撮影することになる。
したがって、二つのカメラ35−1,35−2で撮影した収納室5内の画像データは、境界線Zとなる2段目の棚板30−2部分で結合処理することを可能とする。すなわち、図34の「撮影生画像」に示すように上下それぞれの画像には棚板30−2が共通して写っており、この「撮影生画像」の湾曲を修正して「湾曲修正処理後画像」にした後、前記上下の画像に移っている共通の棚板30−2を合致させれば収納室全体の撮影画像となる。その結果、画像の結合処理時に棚板の上に置かれている各食品を、各食品ごとに位置合わせして結合するきわめて困難な補正処理をする必要がなくなって、画像の結合処理は容易となる。よって、画像結合のための処理プログラムも簡素なものとすることができ、画像結合処理のためのサーバ装置57、或いは冷蔵庫51、或いは表示端末15の制御部分の容量も大容量のものを必要としなくなり、処理速度のスピーディ化に貢献できる。
さらに、二つのカメラ35−1,35−2は、高さ調整ができない棚板30−1、棚板30−3の略前方位置に設けてあることから、高さ調節可能な棚板30−2の高さが変更された場合でも、画像の結合処理時に、棚板30−2の高さに応じて結合処理する範囲を調整することで、容易に画像の結合処理が可能となる。
本発明は、食品が適温に達したことを確実に知ることができ、使い勝手が向上するとと
もに、適温まで冷えたか否かを知るために扉を頻繁に開閉して電力を無駄に消費させることのない省エネ性の高い冷蔵庫とすることができ、家庭用の冷蔵庫をはじめとして各種の冷蔵庫に適用可能である。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 断熱材
5 冷蔵室(収納室)
6 切替室
7 製氷室
8 冷凍室
9 野菜室
10 扉
10a 外被パネル
10a−1 ガラス板
10a−2 マジックミラー
10b 内側板
10b−1,10b−2 隆起壁部
11〜14 引き出し式扉(扉)
15 表示端末(画像表示手段)
15a ディスプレイ
15b 表示手段
16 冷却室
17 冷却器
18 送風ファン
19 コンプレッサ
20 放熱パイプ
21 キャピラリーチューブ
22 ダンパ
23 収納枠体
24 端末保持体
25 タッチパネル
26 隙間
27 枠体
28 凹部
29、29a スモークシート
30−1〜30−4 棚板
31 収納容器
32−1〜32−4 側壁凸部
33−1〜33−8 扉ポケット
34−1,34−2 庫内照明灯
35−1,35−2,35−3 カメラ(撮像手段)
36 センターピラー
37−1,37−2 サーモカメラ(温度状態確認手段)
41 カメラモジュール
50 冷蔵庫システム
51 冷蔵庫
53 無線アダプタ(通信装置)
53a 「接続」ボタン
54 ゲートウェイ装置(中継装置)
55 ルーター装置
56 インターネット
57 サーバ装置
58 インターフェイス(I/F)
59 制御演算部
60 記憶部
61 扉開閉検出部
62 ファン駆動回路
63 コンプレッサ駆動回路
64 交流電源
65 サーバ用インターフェイス
66 サーバ制御部
67 データ記憶部
70 「ダイレクト」選択ボタン
71 「サーバ」選択ボタン
72 画像データ選択ボタン
73 省エネ関連データ選択ボタン
74 温度測定ボタン
75 送信ボタン

Claims (4)

  1. 内箱と外箱とより構成され前面が開口した断熱箱体と、
    前記断熱箱体を仕切ることで構成される収納室と、
    前記収納室を覆う断熱扉と、
    前記収納室もしくは前記断熱扉に設けられ前記収納室の内部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段に基づいて撮像された画像を表示する画像表示手段と、
    前記撮像手段に表示された画像を基に所定の領域を特定するための領域特定手段と、
    前記領域特定手段により特定された領域の温度状態を確認する温度状態確認手段と、
    前記収納室に関する所定の情報を報知するための報知手段と、を備え、
    前記撮像手段と前記温度状態確認手段とは同じ方向から前記収納室の内部を撮像および温度状態を確認できるように配置し、
    前記報知手段は、撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して報知する構成とするとともに、前記画像表示手段及び領域特定手段、報知手段は前記断熱箱体あるいは携帯式の表示端末のいずれかに備えていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記撮像手段は、前記収納室の冷却が開始されてから所定時間後に前記収納室の内部を撮像することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記領域特定手段により特定された領域において、前記温度状態確認手段により検知された温度状態が特定の温度状態よりも高いと検知された場合には、当該領域の冷却量を増大させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 収納室もしくは収納室を開閉する断熱扉に設けられ前記収納室の内部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段に基づいて撮像された画像を表示する画像表示手段と、
    前記撮像手段に表示された画像を基に所定の領域を特定するための領域特定手段と、
    前記領域特定手段により特定された領域の温度状態を確認する温度状態確認手段と、
    前記収納室に関する所定の情報を報知するための報知手段と、を備え、
    前記撮像手段と前記温度状態確認手段とは同じ方向から前記収納室の内部を撮像および温度状態を確認できるように配置し、
    前記報知手段は、撮像された画像とその画像に対応した領域の温度状態とを表示して報知する構成とした冷蔵庫システム。
JP2013181870A 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫及び冷蔵庫システム Active JP6303125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013181870A JP6303125B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫及び冷蔵庫システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071719 2013-03-29
JP2013071719 2013-03-29
JP2013181870A JP6303125B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫及び冷蔵庫システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014209049A JP2014209049A (ja) 2014-11-06
JP6303125B2 true JP6303125B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=51623067

Family Applications (17)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013181087A Active JP6402353B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-02 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP2013181874A Active JP6318359B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫
JP2013181870A Active JP6303125B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP2013181869A Pending JP2014209048A (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫および冷蔵庫内表示システム
JP2013181872A Pending JP2014209050A (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫および冷蔵庫システム
JP2013181873A Active JP6307698B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫
JP2013201521A Active JP6371965B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-27 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP2018047980A Pending JP2018091623A (ja) 2013-03-29 2018-03-15 冷蔵庫及び冷蔵庫システムと冷蔵庫用撮像セット
JP2018094303A Pending JP2018124059A (ja) 2013-03-29 2018-05-16 冷蔵庫および冷蔵庫内表示システム
JP2018094302A Pending JP2018124058A (ja) 2013-03-29 2018-05-16 冷蔵庫および冷蔵庫システム
JP2019078989A Active JP6945131B2 (ja) 2013-03-29 2019-04-18 冷蔵庫
JP2019101915A Pending JP2019143967A (ja) 2013-03-29 2019-05-31 冷蔵庫、通知方法
JP2019104924A Pending JP2019174106A (ja) 2013-03-29 2019-06-05 システム、方法
JP2020203426A Active JP7113378B2 (ja) 2013-03-29 2020-12-08 システム
JP2020207285A Pending JP2021050909A (ja) 2013-03-29 2020-12-15 通知方法、システム
JP2020207286A Pending JP2021073421A (ja) 2013-03-29 2020-12-15 システム
JP2022102342A Pending JP2022118243A (ja) 2013-03-29 2022-06-27 通知方法、システム

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013181087A Active JP6402353B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-02 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP2013181874A Active JP6318359B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫

Family Applications After (14)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013181869A Pending JP2014209048A (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫および冷蔵庫内表示システム
JP2013181872A Pending JP2014209050A (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫および冷蔵庫システム
JP2013181873A Active JP6307698B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-03 冷蔵庫
JP2013201521A Active JP6371965B2 (ja) 2013-03-29 2013-09-27 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP2018047980A Pending JP2018091623A (ja) 2013-03-29 2018-03-15 冷蔵庫及び冷蔵庫システムと冷蔵庫用撮像セット
JP2018094303A Pending JP2018124059A (ja) 2013-03-29 2018-05-16 冷蔵庫および冷蔵庫内表示システム
JP2018094302A Pending JP2018124058A (ja) 2013-03-29 2018-05-16 冷蔵庫および冷蔵庫システム
JP2019078989A Active JP6945131B2 (ja) 2013-03-29 2019-04-18 冷蔵庫
JP2019101915A Pending JP2019143967A (ja) 2013-03-29 2019-05-31 冷蔵庫、通知方法
JP2019104924A Pending JP2019174106A (ja) 2013-03-29 2019-06-05 システム、方法
JP2020203426A Active JP7113378B2 (ja) 2013-03-29 2020-12-08 システム
JP2020207285A Pending JP2021050909A (ja) 2013-03-29 2020-12-15 通知方法、システム
JP2020207286A Pending JP2021073421A (ja) 2013-03-29 2020-12-15 システム
JP2022102342A Pending JP2022118243A (ja) 2013-03-29 2022-06-27 通知方法、システム

Country Status (4)

Country Link
JP (17) JP6402353B2 (ja)
CN (1) CN205245656U (ja)
DE (1) DE212014000095U1 (ja)
WO (1) WO2014156051A1 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6498866B2 (ja) 2013-03-12 2019-04-10 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫、カメラ装置
JP6391943B2 (ja) 2013-03-12 2018-09-19 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫、カメラ装置、庫内画像表示プログラム
JP6701281B2 (ja) * 2013-03-12 2020-05-27 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫、カメラ装置、冷蔵庫用ドアポケット、通信端末、家電ネットワークシステム、庫内画像表示プログラム
JP6600145B2 (ja) * 2015-03-25 2019-10-30 東芝ライフスタイル株式会社 食品管理方法および食品管理システム
JP2016196981A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 三菱電機株式会社 庫内管理システムおよび庫内管理方法
JP6592970B2 (ja) * 2015-06-02 2019-10-23 三菱電機株式会社 冷蔵庫
US10474987B2 (en) * 2015-08-05 2019-11-12 Whirlpool Corporation Object recognition system for an appliance and method for managing household inventory of consumables
US11156970B2 (en) 2015-08-05 2021-10-26 Whirlpool Corporation Foodstuff sensing appliance
DE102015219492A1 (de) * 2015-10-08 2017-04-13 BSH Hausgeräte GmbH HF-Übertragungsstrecke aus unabhängigen Wellenleitungs-Strukturen
CN105222514B (zh) * 2015-10-27 2017-12-19 合肥华凌股份有限公司 安装盒及冰箱
JP6324360B2 (ja) * 2015-11-04 2018-05-16 三菱電機株式会社 冷蔵庫及びそれを含むネットワークシステム
JP6655955B2 (ja) * 2015-11-24 2020-03-04 三菱電機株式会社 購入支援プログラムおよび購入支援システム
GB2545013A (en) * 2015-12-03 2017-06-07 Otegui Van Leeuw Jon Multifunctional refrigerator
JP6818407B2 (ja) * 2015-12-10 2021-01-20 三菱電機株式会社 冷蔵庫、冷蔵庫内画像管理システムおよびプログラム
US11036128B2 (en) 2015-12-14 2021-06-15 Asml Netherlands B.V. Membrane assembly
JP6563117B2 (ja) * 2016-04-08 2019-08-21 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN105783376B (zh) * 2016-05-06 2018-10-12 青岛海尔股份有限公司 一种冰箱间室分区控制方法
JP6799958B2 (ja) * 2016-07-20 2020-12-16 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP6771563B2 (ja) * 2016-07-27 2020-10-21 三菱電機株式会社 シミュレーションシステム、シミュレーション方法及び冷蔵庫
KR102118156B1 (ko) * 2016-07-28 2020-06-02 삼성전자주식회사 냉장고
CN106123462B (zh) * 2016-08-22 2019-03-12 青岛海尔股份有限公司 冰箱门体及该冰箱门体的生产方法
JP2018050251A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 シャープ株式会社 監視システム
EP3543630A4 (en) * 2016-11-21 2019-11-06 Mitsubishi Electric Corporation REFRIGERATOR SYSTEM
JP6739547B2 (ja) * 2016-12-21 2020-08-12 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN110337574A (zh) * 2017-03-03 2019-10-15 夏普株式会社 冰箱及冰箱门的制造方法
CN110662933B (zh) * 2017-05-26 2021-10-08 夏普株式会社 冰箱
DE102017212316A1 (de) * 2017-07-19 2019-01-24 BSH Hausgeräte GmbH Haushaltsgeschirrspülmaschine, System mit Haushaltsgeschirrspülmaschine und Server und Verfahren zum Betreiben einer Haushaltsgeschirrspülmaschine
DE102017214941A1 (de) 2017-08-25 2019-02-28 Dometic Sweden Ab Freizeitfahrzeug, Kühlvorrichtung, Steuerungssystem und Verfahren zur Steuerung der Kühlvorrichtung
JP7012262B2 (ja) * 2017-10-06 2022-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
JP7012261B2 (ja) * 2017-10-06 2022-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
JP7012263B2 (ja) * 2017-10-06 2022-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
WO2019082168A1 (en) 2017-10-27 2019-05-02 Dometic Sweden Ab SYSTEMS, METHODS AND APPARATUSES FOR PROVIDING COMMUNICATIONS BETWEEN AIR CONDITIONING DEVICES IN A RECREATIONAL VEHICLE
JP6954005B2 (ja) * 2017-10-30 2021-10-27 トヨタ自動車株式会社 車両
JP6906455B2 (ja) * 2018-01-31 2021-07-21 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫
DE102018202631A1 (de) 2018-02-21 2019-08-22 BSH Hausgeräte GmbH Bestimmen eines freien Volumens in einem Haushalts-Kühlgerät
KR102535152B1 (ko) 2018-04-17 2023-05-22 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 디스플레이 장치의 제어 방법
JP7191561B2 (ja) * 2018-06-29 2022-12-19 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP7039416B2 (ja) * 2018-07-31 2022-03-22 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
CN110942711B (zh) * 2018-09-21 2021-07-23 合肥海尔电冰箱有限公司 用于展示冰箱的展示装置及其展示方法
JP7313156B2 (ja) * 2019-02-08 2023-07-24 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN111692830A (zh) * 2019-03-13 2020-09-22 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱的控制方法及采用该控制方法的冰箱
JP2020194233A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 沖電気工業株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法
US20230106088A1 (en) * 2019-10-04 2023-04-06 Ism Makine Elektrik Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi A smart mini bar system and method thereof
JP7150197B2 (ja) * 2019-11-25 2022-10-07 三菱電機株式会社 表示装置
JP2022035347A (ja) * 2020-08-20 2022-03-04 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫内の画像データ処理方法および冷蔵庫
US11692769B2 (en) * 2020-11-17 2023-07-04 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Inventory management system for a refrigerator appliance
JP2022093365A (ja) * 2020-12-11 2022-06-23 クリナップ株式会社 キッチン情報提示プログラム
JP7084517B2 (ja) * 2021-02-25 2022-06-14 東芝ライフスタイル株式会社 食品管理方法、食品管理システム、冷蔵庫
JP7386485B2 (ja) * 2021-03-25 2023-11-27 ダイキン工業株式会社 情報処理装置およびプログラム
US20230057240A1 (en) * 2021-08-17 2023-02-23 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Four camera system for a refrigerator appliance
JP2023127906A (ja) * 2022-03-02 2023-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 食材管理システム、食材管理方法及びプログラム

Family Cites Families (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4084866A (en) * 1976-11-03 1978-04-18 Kikuo Hayashi Door structure
JPS611346Y2 (ja) * 1981-02-04 1986-01-17
JPH0188293U (ja) * 1987-11-26 1989-06-12
JPH01302340A (ja) * 1988-05-31 1989-12-06 Konica Corp 複写撮影装置
JPH0545042A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Sharp Corp 注意表示付冷凍冷蔵庫
JPH0545041A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Sharp Corp 冷凍冷蔵庫の庫内管理装置
JPH109753A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Matsushita Refrig Co Ltd 冷凍冷蔵庫の食品在庫管理装置
JP3041725U (ja) * 1997-03-24 1997-10-03 株式会社メガチップス 監視装置
JP3471201B2 (ja) * 1997-09-05 2003-12-02 株式会社東芝 撮像モジュール、および撮像装置
JPH11270964A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
SE521047C2 (sv) * 1999-02-19 2003-09-23 Rutger Roseen Anordning och förfarande för att ge information om innehållet i ett skåp
JP2000287187A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Sony Corp 画像情報処理装置および方法、画像情報提供装置および方法、並びに提供媒体
JP3819655B2 (ja) * 1999-11-16 2006-09-13 三洋電機株式会社 携帯用装置
JP2001216230A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Fuji Xerox Co Ltd ネットワークを利用した文書処理方法および装置
JP2001256036A (ja) * 2000-03-03 2001-09-21 Ever Prospect Internatl Ltd 機器との情報授受方法及び当該方法を適用した対話機能を有する機器並びにこれら機器を複合させたライフサポートシステム
JP2001294308A (ja) * 2000-04-10 2001-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品収納庫
JP2001317858A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2001349661A (ja) * 2000-06-05 2001-12-21 Sharp Corp 冷蔵庫
JP3900808B2 (ja) * 2000-08-28 2007-04-04 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP2002081818A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JP4731765B2 (ja) * 2000-09-25 2011-07-27 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2002236798A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の食品管理装置及び食品管理方法
JP2002251518A (ja) * 2001-02-21 2002-09-06 Nec Corp 料理支援システムおよび食材管理装置
JP2002243335A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Toshiba Corp 食品保存庫、ホームネットワーク装置、携帯情報端末、食品情報提供サーバ、献立情報提供サーバ及び保存庫内収納情報提供サーバ
JP2002267336A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Hitachi Ltd 庫内等の収納物を携帯電話等に表示するシステム
JP2002267337A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の食材管理装置
JP2002288361A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 献立作成アプリケーションサービス提供システム、プログラム、及び記録媒体
JP2002295962A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP3738196B2 (ja) * 2001-03-30 2006-01-25 三洋電機株式会社 冷蔵庫
JP2002340471A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Fujitsu General Ltd 冷蔵庫内部表示システム
JP2003090673A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Hitachi Electronics Service Co Ltd 冷蔵庫収納品画像表示システム
JP2003189288A (ja) * 2001-12-17 2003-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd 家庭用機器監視システム及び冷蔵庫監視システム
JP2003185327A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Hitachi Ltd 食品保存庫、食品管理装置および食品管理方法
AU5069202A (en) * 2002-01-17 2003-07-24 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for controlling cool air in refrigerator
JP2004183987A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Hitachi Home & Life Solutions Inc 冷蔵庫
JP3095497U (ja) * 2003-01-27 2003-07-31 春子 柳田 情報表示機能付き冷蔵庫
JP4450562B2 (ja) * 2003-03-26 2010-04-14 富士フイルム株式会社 コレクションケース
JP2005032188A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 料理支援システム及び方法
JP2005202696A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫在庫食品管理システム、冷蔵庫及びレシピサーバ
JP2005274053A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Sanden Corp 車載用保冷庫の管理システム
JP2006046771A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Hitachi Home & Life Solutions Inc 冷蔵庫
JP4002565B2 (ja) * 2004-08-24 2007-11-07 埼玉日本電気株式会社 携帯端末装置、及び携帯端末装置の使用による周囲環境検出方法
US20060096303A1 (en) * 2004-11-10 2006-05-11 Kavounas Gregory T Home refrigerator systems imaging their interior and methods
JP2006214644A (ja) * 2005-01-07 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保存庫
JP2006275324A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 家庭用の食品管理システム
JP2007046834A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Funai Electric Co Ltd 物品保存庫、物品保存庫監視システム及び冷蔵庫監視システム
JP2007046833A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Funai Electric Co Ltd 物品保存庫、物品保存庫監視システム及び冷蔵庫監視システム
JP2007113858A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Hitachi Appliances Inc 冷凍冷蔵庫
JP2007121963A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sharp Corp 電子機器
JP2007127385A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Toshiba Corp 冷蔵庫
KR20070050244A (ko) * 2005-11-10 2007-05-15 엘지전자 주식회사 여유 용량 표시가 가능한 냉장고
JP2007139355A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品貯蔵装置
JP2007170838A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ryusyo Industrial Co Ltd 外観検査装置
JP2007329823A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fujifilm Corp 機器制御システムおよび機器制御方法
JP2008075935A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 収納庫
JP2008224812A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Konica Minolta Holdings Inc 人物撮影装置
JP2008304127A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Aruze Corp 食品在庫管理システム
KR20090049286A (ko) * 2007-11-13 2009-05-18 주식회사 대우일렉트로닉스 냉장고의 냉기덕트 막힘방지 장치 및 방법
JP5106245B2 (ja) * 2008-05-23 2012-12-26 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP2010061382A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Nikon Corp 自動レシピ作成装置およびプログラム
JP2010121784A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Toshiba Corp 冷蔵庫の在庫管理装置
US20100170289A1 (en) * 2009-01-06 2010-07-08 Sony Corporation System and Method for Seamless Imaging of Appliance Interiors
KR101517083B1 (ko) * 2009-05-11 2015-05-15 엘지전자 주식회사 냉장고를 제어하는 휴대 단말기 및 그 동작 방법
KR20120050989A (ko) * 2009-08-06 2012-05-21 파나소닉 주식회사 공기 조화기
JP5085616B2 (ja) * 2009-08-19 2012-11-28 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP5381697B2 (ja) * 2009-12-28 2014-01-08 株式会社リコー 撮像装置
US9353990B2 (en) * 2010-02-23 2016-05-31 Lg Electronics Inc. Refrigerator including a terminal, and method for controlling same
EP2525171B1 (en) * 2010-03-09 2016-05-18 Panasonic Corporation Refrigerator
JP5543831B2 (ja) * 2010-04-14 2014-07-09 矢崎総業株式会社 電装品
US8756942B2 (en) * 2010-07-29 2014-06-24 Lg Electronics Inc. Refrigerator and method for controlling the same
JP2012051647A (ja) * 2010-08-02 2012-03-15 Honko Mfg Co Ltd 保冷容器とセンサ付真空断熱パネル
US8655881B2 (en) * 2010-09-16 2014-02-18 Alcatel Lucent Method and apparatus for automatically tagging content
JP2012180904A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Honko Mfg Co Ltd 断熱センサ類
BR112013022140B1 (pt) * 2011-03-02 2021-01-19 Panasonic Corporation refrigerador
JP2012193873A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Nikon Corp 収納装置
JP5828660B2 (ja) * 2011-04-11 2015-12-09 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット
KR20120116207A (ko) * 2011-04-12 2012-10-22 엘지전자 주식회사 디스플레이 장치 및 이를 구비하는 냉장고
JP2012220134A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
KR101774054B1 (ko) * 2011-04-15 2017-09-12 엘지전자 주식회사 네트워크 시스템 및 그 제어방법
JP5440644B2 (ja) * 2011-05-09 2014-03-12 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP2012251722A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP5777979B2 (ja) * 2011-08-30 2015-09-16 日本アルミット株式会社 はんだ合金
JP6391943B2 (ja) * 2013-03-12 2018-09-19 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫、カメラ装置、庫内画像表示プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018124059A (ja) 2018-08-09
JP2014209049A (ja) 2014-11-06
JP2019174106A (ja) 2019-10-10
JP2018091623A (ja) 2018-06-14
JP2021073421A (ja) 2021-05-13
WO2014156051A1 (ja) 2014-10-02
JP6307698B2 (ja) 2018-04-11
JP2019143967A (ja) 2019-08-29
JP2014209051A (ja) 2014-11-06
DE212014000095U1 (de) 2015-10-30
JP2014209050A (ja) 2014-11-06
JP2021050909A (ja) 2021-04-01
JP6371965B2 (ja) 2018-08-15
CN205245656U (zh) 2016-05-18
JP2022118243A (ja) 2022-08-12
JP2014209053A (ja) 2014-11-06
JP6318359B2 (ja) 2018-05-09
JP2018124058A (ja) 2018-08-09
JP6945131B2 (ja) 2021-10-06
JP6402353B2 (ja) 2018-10-10
JP2014209048A (ja) 2014-11-06
JP2014209047A (ja) 2014-11-06
JP2019124461A (ja) 2019-07-25
JP2021050906A (ja) 2021-04-01
JP2014209052A (ja) 2014-11-06
JP7113378B2 (ja) 2022-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6303125B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6229142B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6303127B2 (ja) 冷蔵庫
JP6221048B2 (ja) 冷蔵庫
JP6322803B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6167331B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6167330B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6167327B2 (ja) 冷蔵庫
JP6361014B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6500251B2 (ja) 冷蔵庫
JP6167289B2 (ja) 冷蔵庫及びその冷蔵庫システム
JP6485678B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫システム
JP6212700B2 (ja) 冷蔵庫及びその冷蔵庫システム
JP6167288B2 (ja) 冷蔵庫
JP2019007728A (ja) 冷蔵庫
JP6167329B2 (ja) 冷蔵庫
JP6145701B2 (ja) 冷蔵庫
JP6114916B2 (ja) 冷蔵庫
JP2018109516A (ja) 冷蔵庫及び制御方法
JP6167328B2 (ja) 冷蔵庫
JP2017106715A (ja) 冷蔵庫
JP6145702B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6303125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151