JP2002267337A

JP2002267337A - 冷蔵庫の食材管理装置

Info

Publication number: JP2002267337A
Application number: JP2001068968A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Mori; 茂森; Takao Sato; 隆夫佐藤; Toshiaki Mamemoto; 壽章豆本
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-03-12
Filing date: 2001-03-12
Publication date: 2002-09-18

Abstract

(57)【要約】【課題】冷蔵庫の貯蔵室に収納された食材画像をカメ
ラで撮影することにより、冷蔵庫の食材管理を行う装置
において、簡単な方法で画像を撮影でき、使用者にわか
りやすく示すことができる冷蔵庫の食材管理装置を提供
する。【解決手段】冷蔵庫の貯蔵室のうち、下方を引き出し
式ドアを備えた貯蔵室４とするとともに、上方の貯蔵室
のドア３に下方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影す
るカメラ２を設けることにより、下方の引き出し式ドア
を備えた貯蔵室４に収納された食材画像を上方から容易
に撮影することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の貯蔵室に
収納された食材画像をカメラで撮影することにより、冷
蔵庫の食材管理を行う装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、種々の冷蔵庫の食材管理を行
う装置が提案されているが、いずれの場合でも、冷蔵庫
に設けられた操作パネルより使用者が直接食材データを
手入力したり、あるいはバーコード読み取り機を用いて
使用者が直接食材データの読み取り操作を行う必要があ
る。

【０００３】こうした背景の中、貯蔵室内の食品状態を
カメラで撮影し、食材画像を記録させるものが数多く提
案されている。冷蔵庫にカメラを搭載した食材管理装置
の一例として、特開平５−４５０４１号公報に記載され
たものが知られている。

【０００４】以下、従来の食材管理装置について図面を
参照しながら説明する。

【０００５】図２５は冷蔵庫の横からみた断面図であ
り、図２６は、庫内管理装置のブロック図である。図２
５において、３０は、冷蔵庫本体３１の庫内奥に本体部
を埋め込まれて庫内に設けられた食品を写すＣＣＤカメ
ラである。３２は冷蔵庫本体３１の前面開口部に開閉自
在に取り付けた扉である。

【０００６】図２６において、３３は冷蔵庫内の場所を
使用者に示す表示手段、３４はＣＣＤカメラ３０がとら
えた画像を記憶する画像メモリ、３５は画像メモリ３４
により記憶された２種類の画像の差分をとるマイコン、
３６は庫内に入れられた食品のラベリングを行い、各食
品毎に保存期間をカウントするタイマカウンタ、３７は
冷蔵庫内のドアの開閉が行われたことを検知するドアス
イッチである。

【０００７】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。

【０００８】ドア３２が開閉される毎に、庫内の画像を
画像メモリ３４に記憶して画像のマイコン３５で差分を
とり、同一の食品が保存されている期間をタイマカウン
ト３６を行い、表示手段３３にその場所を表示し庫内管
理をおこなうものである。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、食品を写すＣＣＤカメラ３０を庫内の奥に
設置しているため、ＣＣＤカメラ３０を塞ぐように食材
を置くと常に同じ画像が表示されてしまうという欠点が
あった。

【００１０】また、常に食材のつめ方が空洞状態とは限
らず、満杯状態に食材がつめられるとＣＣＤカメラ３０
で入力する画像が暗く写ってしまい使用者には何が写っ
ているかわからないという欠点があった。

【００１１】さらに、食材画像をＣＣＤカメラ３０で撮
影するとき、自動でピント調整機能がないもので貯蔵室
内を写すと画像がぼけたりする。特に生鮮食品などでは
画像だけでは古いか新しいかを判別できず実際にドアを
開けて判別する手間が必要になるという欠点があったさ
らに、被写体とＣＣＤカメラ３０が近いため、アングル
内に入りきらず庫内全体を写すことができないという欠
点があった。

【００１２】本発明は従来の課題を解決するもので、簡
単な方法で食材画像を撮影し、鮮明な食材画像を記録す
ることで使用者にもわかりやすく示すことができる冷蔵
庫の食材管理装置を提供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、冷蔵庫本体の上下方向に複数の貯蔵室を設け
たものにおいて、前記貯蔵室のうち下方を引き出し式ド
アを備えた貯蔵室とするとともに、上方の貯蔵室のドア
に前記下方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影するカ
メラを備えるものであり、下方の引き出し式ドアを備え
た貯蔵室に収納された食材画像を容易に撮影できるとい
う作用を有する。

【００１４】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１に記載の発明において、引き出し式ドアを備えた貯蔵
室の少なくとも一つの貯蔵室を挟んだ上方の貯蔵室のド
アにカメラを設けるものであり、引き出し式ドアを備え
た貯蔵室とカメラとの間の間隔をとることができ、引き
出し式ドアを備えた貯蔵室全体の食材画像を撮影できる
という作用を有する。

【００１５】本発明の請求項３に記載の発明は、請求項
１または請求項２に記載の発明において、カメラをドア
の下端面に設けるものであり、下方の引き出し式ドアを
設けた貯蔵室に収納された食材画像を容易に撮影できる
という作用を有する。

【００１６】本発明の請求項４に記載の発明は、請求項
１から請求項３のいずれか一項に記載の発明において、
カメラと冷蔵庫本体とを結ぶ信号線を通すことのできる
ヒンジと、前記ヒンジによりドアの開閉を行うヒンジ開
閉式ドアを備え、前記ヒンジ開閉式ドアにカメラを設け
るものであり、下方の引き出し式ドアを設けた貯蔵室に
収納された食材画像を容易に撮影し、冷蔵庫本体に画像
データを送ることができるという作用を有する。

【００１７】本発明の請求項５に記載の発明は、冷蔵庫
本体の上下方向に複数の貯蔵室を設けたものにおいて、
前記貯蔵室のうち下方を引き出し式ドアを備えた貯蔵室
とするとともに、上方の貯蔵室との間の中仕切り前部に
下方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影するカメラを
備えるものであり、下方の引き出し式ドアを備えた貯蔵
室に収納された食材画像を容易に撮影できるという作用
を有する。

【００１８】本発明の請求項６に記載の発明は、請求項
１から請求項５のいずれか一項に記載の発明において、
引き出し式ドアを備えた貯蔵室を野菜室としたものであ
り、野菜室に収納された食材画像を撮影することがで
き、画像データから野菜の鮮度管理を行うこともできる
という作用を有する。

【００１９】本発明の請求項７に記載の発明は、請求項
１から請求項５のいずれか一項に記載の発明において、
引き出し式ドアを備えた貯蔵室を低温保存室としたもの
であり、低温保存室に収納された食材画像を撮影するこ
とができ、画像データから低温保存食品の鮮度管理を行
うこともできるという作用を有する。

【００２０】本発明の請求項８に記載の発明は、請求項
１から請求項７のいずれか一項に記載の発明において、
カメラを広角レンズ式カメラとしたものであり、引き出
し式ドアを備えた貯蔵室と広角レンズ式カメラとの間の
間隔が少なくても引き出し式ドアを備えた貯蔵室全体の
食材画像を撮影できるという作用を有する。

【００２１】本発明の請求項９に記載の発明は、請求項
１から請求項８のいずれか一項に記載の発明において、
カメラのレンズを前方に振るよう設置したものであり、
カメラの視野が前広がりとなり引き出し式ドアを備えた
貯蔵室全体の食材画像を撮影できるという作用を有す
る。

【００２２】本発明の請求項１０に記載の発明は、請求
項１から請求項８のいずれか一項に記載の発明におい
て、カメラを角度調整型カメラとしたものであり、引き
出し式ドアを備えた貯蔵室のドアの開閉度合いにあわせ
て貯蔵室に収納された食材画像を自由に撮影できるとい
う作用を有する。

【００２３】本発明の請求項１１に記載の発明は、請求
項１から請求項８のいずれか一項に記載の発明におい
て、カメラを外部モニタ兼用カメラとしたものであり、
貯蔵室に収納された食材画像を撮影できるだけでなく、
冷蔵庫を設置した居住部屋も撮影できるという作用を有
する。

【００２４】本発明の請求項１２に記載の発明は、請求
項１１に記載の発明において、通信手段を備え、外部モ
ニタ兼用カメラの角度調整を遠隔操作できるものであ
り、前記外部モニタ兼用カメラの角度調整を遠隔操作で
き、外出先からユーザーが自由にカメラの視野方向を変
えることができる作用を有する。

【００２５】本発明の請求項１３に記載の発明は、請求
項１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドアが
開いている時に働く第１のドアスイッチを備え、引き出
し式ドアを開けている時に、貯蔵室に収納されている食
材画像を撮影するものであり、引き出し式ドアを開けて
いる時に、前記貯蔵室に収納されている食材画像を容易
に撮影することができるという作用を有する。

【００２６】本発明の請求項１４に記載の発明は、請求
項１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドアが
全開の時に働く第２のドアスイッチを備え、引き出し式
ドアを全開に開けた時に、前記貯蔵室に収納されている
食材画像を撮影するものであり、引き出し式ドアを全開
に開けた時に、前記貯蔵室に収納されている食材画像を
容易に撮影することができるという作用を有する。

【００２７】本発明の請求項１５に記載の発明は、請求
項１４に記載の発明において、引き出し式ドアを全開に
開けてから閉じる瞬間に、貯蔵室に収納されている食材
画像を撮影するものであり、引き出し式ドアを全開に開
けてから閉じる瞬間に、前記貯蔵室に収納されている食
材画像を容易に撮影することができるという作用を有す
る。

【００２８】本発明の請求項１６に記載の発明は、請求
項１４に記載の発明において、一定時間間隔毎に信号を
出力するタイマを備え、引き出し式ドアを備えた貯蔵室
の引き出し式ドアを全開に開けた時に貯蔵室に収納され
ている食材画像を前記タイマの出力に基づいて一定時間
間隔毎に撮影し、引き出し式ドアを閉じる瞬間に食材画
像を記憶するものであり、引き出し式ドアを備えた貯蔵
室の引き出し式ドアを全開に開けた時に前記貯蔵室に収
納されている食材画像を一定時間間隔毎に撮影し、引き
出し式ドアを閉じる瞬間に食材画像を記憶することがで
きるという作用を有する。

【００２９】本発明の請求項１７に記載の発明は、請求
項１から請求項１２のいずれかの一項に記載の発明にお
いて、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドア
の開閉度合いに合わせて信号を出力する第３のドアスイ
ッチと、前記第３のドアスイッチの信号に合わせてカメ
ラにより複数の食材画像を撮影する制御手段と、前記制
御手段により撮影された複数の食材画像から前記貯蔵室
全体の合成画像を作成する画像処理手段とを備えるもの
であり、引き出し式ドアを備えた貯蔵室全体の食材画像
を容易に得ることができるという作用を有する。

【００３０】本発明の請求項１８に記載の発明は、請求
項１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを開けている時に、カメラにより複
数の食材画像を撮影しメモリに記憶する制御手段と、前
記メモリに記憶されている複数の食材画像から指定の画
像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段によっ
て選択された画像を表示する表示手段とを備えるもので
あり、複数の食材画像からユーザーが自由に指定した画
像を表示することができるという作用を有する。

【００３１】

【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の食材
管理装置の実施の形態について、図面を参照しながら説
明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を
付して詳細な説明を省略する。

【００３２】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。

【００３３】図１において、冷蔵庫本体１は上下方向に
配置した複数の貯蔵室から構成されており、４は食品を
貯蔵する第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室、５は第
２の引き出し式ドアを備えた貯蔵室であり、３は第１の
引き出し式ドアを備えた貯蔵室４の上方の貯蔵室のドア
であり、２は食材画像を撮影するカメラである。カメラ
２は画像素子とレンズとを組み合わせた構成であり、画
像素子としてＣＣＤ素子あるいはＣＭＯＳイメージセン
サを用いたものである。

【００３４】以上のように構成された本実施の形態の食
材管理装置は、上方の貯蔵室のドア３のドア面にカメラ
２を設けることにより、下方の第１の引き出し式ドアを
備えた貯蔵室４に収納された食材画像を上方から容易に
撮影することができる。更に冷蔵庫の庫外にカメラ２を
設けるため、カメラ２の結露による不具合を防止するこ
とができ、これより鮮明な画像を撮影することも可能と
なる。また結露を防止するための装備をカメラ２に設け
る必要もない。

【００３５】（実施の形態２）図２は、本発明の実施の
形態２による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。な
お、実施の形態１と同一構成については、同一符号を付
して詳細な説明を省略する。

【００３６】図２において、カメラ２は第２の引き出し
式ドアを備えた貯蔵室５に対しては、上方に少なくとも
一つの貯蔵室すなわち第１の引き出し式ドアを備えた貯
蔵室４を挟んで配置されていることになる。従って、カ
メラ２から撮影対象とする第２の引き出し式ドアを備え
た貯蔵室５までの距離を確保することができ、下方の第
２の引き出し式ドアを備えた貯蔵室５に収納された食材
画像を上方から容易に撮影することができ、第２の引き
出し式ドアを備えた貯蔵室５全体の食材画像を撮影する
ことが可能となる。

【００３７】（実施の形態３）図３は、本発明の実施の
形態３による冷蔵庫の食材管理装置の要部斜視図であ
る。

【００３８】図３において、６は下端面にカメラ２を埋
め込めるようにした貯蔵室のドアである。よって、貯蔵
室のドア６の下端面にカメラ２を埋め込んで設けること
により、外観的にカメラ２を目立たないように配置で
き、下方の第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室４、第
２の引き出し式ドアを備えた貯蔵室５に収納された食材
画像を上方から容易に撮影することができる。

【００３９】（実施の形態４）図４は、本発明の実施の
形態４による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。

【００４０】図４において、７は冷蔵庫本体１とを結ぶ
信号線を通すことのできるヒンジ、８はヒンジ７により
ドアの開閉を行うヒンジ開閉式ドアである。よって、ヒ
ンジ開閉式ドア８にカメラ２を設けることにより、第１
の引き出し式ドアを備えた貯蔵室４、第２の引き出し式
ドアを備えた貯蔵室５に収納された食材画像を撮影し、
冷蔵庫本体１に画像データを送ることができる。また信
号線を通してカメラ２を駆動する電源を供給することも
できる。

【００４１】（実施の形態５）図５は、本発明の実施の
形態５による冷蔵庫の食材管理装置の断面図である。

【００４２】図５において、４ａは第１の引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４とドア３を備えた貯蔵室との間の中
仕切りであり、中仕切り４の前部にカメラ２が設けられ
ている。よって、カメラ２から下方の第１の引き出し式
ドアを備えた貯蔵室４、第２の引き出し式ドアを備えた
貯蔵室５に収納された食材画像を上方から容易に撮影す
ることができる。

【００４３】（実施の形態６）図６は、本発明の実施の
形態６による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。

【００４４】図６において、９は引き出し式ドアを備え
た貯蔵室として野菜を貯蔵する野菜室である。よって、
上方のカメラ２から下方の引き出し式ドアを備えた野菜
室９に収納された食材画像を撮影することができ、撮影
した画像データから野菜の鮮度管理を行うこともでき
る。

【００４５】（実施の形態７）図７は、本発明の実施の
形態７による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。

【００４６】図７において、１０は引き出し式ドアを備
えた貯蔵室として特定の温度で管理する生鮮食品を貯蔵
する低温保存室である。低温保存室１０は生鮮食品を貯
蔵する０℃前後のチルド室、−３℃前後のパーシャルフ
リージング室、約−５℃以下で−１８℃以上の弱冷凍
室、あるいはこれらを選択的に切り替え可能とした切り
替え室である。よって、上方のカメラ２から下方の引き
出し式ドアを備えた低温保存室１０の食材画像を撮影す
ることができ、撮影した画像データから生鮮食品の鮮度
管理を行うこともできる。

【００４７】（実施の形態８）図８は、本発明の実施の
形態８による冷蔵庫の食材管理装置の斜視図である。

【００４８】図８において、１１はカメラのレンズとし
て視野角の広い広角レンズを用いた広角レンズ式カメラ
である。よって、第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室
４と広角レンズ式カメラ１１との間の間隔が少なくても
第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室４全体の食材画像
を撮影することができる。

【００４９】（実施の形態９）図９は、本発明の実施の
形態９による冷蔵庫の食材管理装置の要部断面図であ
る。

【００５０】図９において、カメラ２のレンズを前方に
振るよう設置した構造である。またカメラ２は、手動あ
るいは自動的にレンズを前方に振ることができるもので
ある。よって、カメラ２の視野が前広がりとなり第１の
引き出し式ドアを備えた貯蔵室４全体の食材画像を撮影
することができる。

【００５１】（実施の形態１０）図１０は、本発明の実
施の形態１０による冷蔵庫の食材管理装置の要部断面図
である。

【００５２】図１０において、１２はカメラの視野方向
を自由に設定できる角度調整型カメラである。また角度
調整型カメラ１２は、手動あるいは自動的に視野方向を
調整することができるものである。よって角度調整型カ
メラ１２により、第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室
４のドアの開閉度合いにあわせて貯蔵室に収納された食
材画像を自由に撮影することができる。また、ユーザー
自身が自由にカメラの角度を設定でき、好みに合わせて
特定の食材画像を撮影することもできる。

【００５３】（実施の形態１１）図１１は、本発明の実
施の形態１１による冷蔵庫の食材管理装置の要部断面図
である。

【００５４】図１１において、１３は食材画像の撮影に
加え、視野方向を変え冷蔵庫本体１の外部を撮影するこ
ともできる外部モニタ兼用カメラである。また外部モニ
タ兼用カメラ１３は、手動あるいは自動的に視野方向を
変えることができるものである。よって外部モニタ兼用
カメラ１３により、貯蔵室に収納された食材画像を撮影
できるだけでなく、冷蔵庫本体１を設置した居住部屋も
撮影できる。従って、屋内の防犯カメラとして室内をモ
ニタ撮影することもできる。

【００５５】（実施の形態１２）図１２は、本発明の実
施の形態１２による冷蔵庫の食材管理装置の要部斜視図
である。

【００５６】図１２において、１４は端末１５からコマ
ンドを受信し外部モニタ兼用カメラ１３の角度調整を行
う信号を出力する通信手段である。端末１５はユーザー
が外出先からカメラの視野方向を変えるコマンドを送信
することができ、また端末１５に表示部を設けることに
よりカメラからの画像を受信し表示することもできるも
のであり、携帯電話、或いは携帯情報端末（ＰＤＡ）、
パソコン、データ送受信型デジタルテレビである。

【００５７】これより、ユーザーは端末１５により外部
モニタ兼用カメラ１３の視野方向を変えるコマンドを送
信する。通信手段１４は端末１５からのコマンドを受信
し外部モニタ兼用カメラ１３の角度調整を行う信号を出
力することにより、外部モニタ兼用カメラ１３の角度調
整を遠隔操作することができる。よって、外出先からユ
ーザーが自由にカメラの視野方向を変えることができ、
冷蔵庫本体１を設置した居住部屋をモニタ撮影すること
ができる。従って、屋内の防犯カメラとして、ユーザー
が何処でも好きな時に部屋をモニタすることができる。

【００５８】（実施の形態１３）図１３は本発明の実施
の形態１３による冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図１４は同実施の形態の冷蔵庫の食材管理装
置の動作を示すフローチャートである。

【００５９】図１３において、１６は引き出し式ドアを
備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが開いている時に信号
を出力する第１のドアスイッチであり、１７は第１のド
アスイッチ１６の信号に従って引き出し式ドアが開いて
いる時にカメラ２により食材画像を撮影し、画像データ
をメモリ１８に記憶する第１の制御手段である。

【００６０】以下、その動作を説明する。

【００６１】第１のドアスイッチ１６は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが開いているかど
うかを検出し（Ｓｔｅｐ１）、引き出し式ドアが開いた
時、信号を出力する。第１の制御手段１７は、第１のド
アスイッチ１６から出力された信号により引き出し式ド
アを開けられたと判断し、カメラ２により引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４に収納された食材画像を撮影すると
ともに（Ｓｔｅｐ２）、画像データをメモリ１８に記憶
する（Ｓｔｅｐ３）。

【００６２】従って、引き出し式ドアを開けている時
に、引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納されている
食材画像を容易に撮影することができる。

【００６３】（実施の形態１４）図１５は本発明の実施
の形態１４による冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図１６は同実施の形態の冷蔵庫の食材管理装
置の動作を示すフローチャートである。

【００６４】図１５において、１９は引き出し式ドアを
備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが全開の時に信号を出
力する第２のドアスイッチであり、２０は第２のドアス
イッチ１９の信号に従って引き出し式ドアが全開してい
ている時にカメラ２により食材画像を撮影し、画像デー
タをメモリ１８に記憶する第２の制御手段である。

【００６５】以下、その動作を説明する。

【００６６】第２のドアスイッチ１９は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが全開に開いてい
るかどうかを検出し（Ｓｔｅｐ４）、引き出し式ドアが
全開の時、信号を出力する。第２の制御手段２０は、第
２のドアスイッチ１９から出力された信号により引き出
し式ドアを全開に開けられたと判断し、カメラ２により
引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納された食材画像
を撮影するとともに（Ｓｔｅｐ５）、画像データをメモ
リ１８に記憶する（Ｓｔｅｐ６）。

【００６７】従って、引き出し式ドアを全開に開けた時
に、引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納されている
食材画像を容易に撮影することができる。また引き出し
式ドアが全開に開いているため、貯蔵室全体の食材画像
を撮影することができる。

【００６８】（実施の形態１５）図１７は本発明の実施
の形態１５による冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図１８は同実施の形態の冷蔵庫の食材管理装
置の動作を示すフローチャートである。

【００６９】図１７において、２１は第２のドアスイッ
チ１９の信号に従って信号が停止した瞬間（Ｏｎ→Ｏｆ
ｆ信号の瞬間）、すなわち引き出し式ドアが全開に開け
られてから閉じる瞬間にカメラ２により食材画像を撮影
し、画像データをメモリ１８に記憶する第３の制御手段
である。

【００７０】以下、その動作を説明する。

【００７１】第２のドアスイッチ１９は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが全開に開いてい
るかどうかを検出し（Ｓｔｅｐ７）、引き出し式ドアが
全開の時、信号（Ｏｎ信号）を出力する。第２の制御手
段２０は、第２のドアスイッチ１９から出力された信号
が停止した瞬間（Ｏｎ→Ｏｆｆ信号の瞬間）、すなわち
引き出し式ドアが全開に開けられてから閉じる瞬間に
（Ｓｔｅｐ８）、カメラ２により引き出し式ドアを備え
た貯蔵室４に収納された食材画像を撮影するとともに
（Ｓｔｅｐ９）、画像データをメモリ１８に記憶する
（Ｓｔｅｐ１０）。

【００７２】従って、引き出し式ドアを全開に開けた時
に、引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納されている
食材画像を容易に撮影することができる。また引き出し
式ドアが全開に開いているため貯蔵室全体の食材画像を
撮影することができ、閉じる瞬間に撮影するためユーザ
ーが貯蔵室の食材の出し入れを行った後の最後の貯蔵室
の状態を画像データとして記憶することができる。

【００７３】（実施の形態１６）図１９は本発明の実施
の形態１６による冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図２０は同実施の形態の冷蔵庫の食材管理装
置の動作を示すフローチャートである。

【００７４】図１９において、２２は一定時間間隔毎に
信号を出力するタイマであり、２３は第２のドアスイッ
チ１９の信号に従って信号が出力されている時（Ｏｎ信
号）、タイマ２２の信号を基に一定時間間隔毎にカメラ
２により食材画像を撮影し、そして第２のドアスイッチ
１９の信号が停止した時に（Ｏｆｆ信号）、画像データ
をメモリ１８に記憶する第４の制御手段である。

【００７５】以下、その動作を説明する。

【００７６】第２のドアスイッチ１９は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが全開に開いてい
るかどうかを検出し（Ｓｔｅｐ１１）、引き出し式ドア
が全開の時、信号（Ｏｎ信号）を出力する。第４の制御
手段２３は、第２のドアスイッチ１９から信号が出力さ
れた時、引き出し式ドアを全開に開けられたと判断し、
タイマ２２の信号を基に一定時間間隔毎にカメラ２によ
り引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納された食材画
像を撮影する（Ｓｔｅｐ１２）。そして第２のドアスイ
ッチ１９の信号が停止した時に（Ｓｔｅｐ１３）、画像
データをメモリ１８に記憶する（Ｓｔｅｐ１４）。

【００７７】従って、引き出し式ドアを全開に開けた時
に、引き出し式ドアを備えた貯蔵室４に収納されている
食材画像を容易に撮影することができる。また引き出し
式ドアが全開に開いているため貯蔵室全体の食材画像を
撮影することができ、閉じる瞬間に撮影するためユーザ
ーが貯蔵室の食材の出し入れを行った後の最後の貯蔵室
の状態を画像データとして記憶することができる。

【００７８】（実施の形態１７）図２１は本発明の実施
の形態１７による冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図２２は同実施の形態の冷蔵庫の食材管理装
置の動作を示すフローチャートである。

【００７９】図２１において、２４は引き出し式ドアを
備えた貯蔵室４の引き出し式ドアの開閉度合いに合わせ
て信号を出力する第３のドアスイッチ、２５は第３のド
アスイッチ２４の信号に合わせてカメラ２により複数の
食材画像を撮影する第５の制御手段であり、２６は第５
の制御手段２５により撮影された複数の食材画像から貯
蔵室全体の合成画像を作成しメモリ１８に記憶する画像
処理手段である。

【００８０】以下、その動作を説明する。

【００８１】第３のドアスイッチ２４は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが開いているかど
うかを検出し（Ｓｔｅｐ１５）、ドアが開いた時、引き
出し式ドアの開閉度合いに合わせて信号を出力する。第
５の制御手段２５は、第３のドアスイッチ２４の信号に
合わせてカメラ２により複数の食材画像を撮影する（Ｓ
ｔｅｐ１６）。そしてドアが閉じられると（Ｓｔｅｐ１
７）、画像処理手段２６は第５の制御手段２５により撮
影された複数の食材画像から画像データ処理を行い貯蔵
室全体の合成画像を作成し（Ｓｔｅｐ１８）、メモリ１
８に記憶する（Ｓｔｅｐ１９）。

【００８２】従って、引き出し式ドアを備えた貯蔵室４
とカメラ２との間の間隔が少なく１画像だけでは貯蔵室
全体の食材画像を得ることができない場合でも、貯蔵室
全体の食材画像を得ることができる。

【００８３】（実施の形態１８）図２３は本発明の実施
の形態１８を示す冷蔵庫の食材管理装置の制御ブロック
図である。図２４は同実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。

【００８４】図２３において、２７は引き出し式ドアを
開けている時に、カメラ２により複数の食材画像を撮影
しメモリ１８に記憶する第６の制御手段、２８はメモリ
１８に記憶されている複数の食材画像から指定の画像を
選択する画像選択手段、２９は画像選択手段２８にて選
択された画像を表示する表示手段である。また画像選択
手段２８は冷蔵庫の前面ドアに設けたスイッチ、タッチ
パネル式表示パネルであり、表示手段２９は冷蔵庫の前
面ドアに設けた表示パネル、ＬＣＤパネルであり、さら
に画像選択手段２８と表示手段２９とを一体とした端末
として、携帯電話、携帯情報端末（ＰＤＡ）、パソコ
ン、データ送受信型デジタルテレビであってもよい。

【００８５】以下、その動作を説明する。

【００８６】第１のドアスイッチ１６は、引き出し式ド
アを備えた貯蔵室４の引き出し式ドアが開いているかど
うかを検出し（Ｓｔｅｐ２０）、引き出し式ドアが開い
た時、信号を出力する。第６の制御手段２７は、第１の
ドアスイッチ１６から出力された信号により引き出し式
ドアを開けられたと判断し、カメラ２により引き出し式
ドアを備えた貯蔵室４に収納された複数の食材画像を撮
影するとともに（Ｓｔｅｐ２１）、画像データをメモリ
１８に記憶する（Ｓｔｅｐ２２）。そしてドアが閉じら
れると（Ｓｔｅｐ２３）、画像選択手段２８ではメモリ
１８に記憶されている複数の食材画像から指定の画像を
選択し（Ｓｔｅｐ２４）、表示手段２９は選択された画
像を表示する（Ｓｔｅｐ２５）。

【００８７】従って、ユーザーは必要に応じて食材画像
を選び表示することができ、また引き出し式ドアを備え
た貯蔵室４とカメラ２との間の間隔が少なく、１画像だ
けでは貯蔵室全体の食材画像を得ることができない場合
でも、複数の画像を選択、表示することにより貯蔵室全
体の食材情報を得ることができる。

【００８８】

【発明の効果】以上説明したように請求項１に記載の発
明は、冷蔵庫本体の上下方向に複数の貯蔵室を設けたも
のにおいて、前記貯蔵室のうち下方を引き出し式ドアを
備えた貯蔵室とするとともに、上方の貯蔵室のドアに前
記下方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影するカメラ
を備えるので、下方の引き出し式ドアを備えた貯蔵室に
収納された食材画像を上方から容易に撮影することがで
きる。更に冷蔵庫の庫外にカメラを設けるため、カメラ
の結露による不具合を防止することができ、これより鮮
明な画像を撮影することも可能となる。また結露を防止
するための装備をカメラに設ける必要もない。

【００８９】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の発明において、引き出し式ドアを備えた貯蔵室
の少なくとも一つの貯蔵室を挟んだ上方の貯蔵室のドア
にカメラを設けるので、下方の引き出し式ドアを備えた
貯蔵室に収納された食材画像を上方から容易に撮影する
ことができ、更に引き出し式ドアを備えた貯蔵室とカメ
ラとの間の間隔をとることができ、引き出し式ドアを備
えた貯蔵室全体の食材画像を撮影することが可能とな
る。

【００９０】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または請求項２に記載の発明において、カメラをドアの
下端面に設けるので、外観的にカメラを目立たないよう
に配置でき、下方の引き出し式ドアを備えた貯蔵室に収
納された食材画像を上方から容易に撮影することができ
る。

【００９１】また、請求項４に記載の発明は、下方の引
き出し式ドアを設けた貯蔵室に収納された食材画像を容
易に撮影できるという作用を有する。

【００９２】本発明の請求項４に記載の発明は、請求項
１から請求項３のいずれか一項に記載の発明において、
カメラと冷蔵庫本体とを結ぶ信号線を通すことのできる
ヒンジと、前記ヒンジによりドアの開閉を行うヒンジ開
閉式ドアを備え、前記ヒンジ開閉式ドアにカメラを設け
るので、引き出し式ドアを備えた貯蔵室に収納された食
材画像を撮影し、冷蔵庫本体に画像データを送ることが
できる。また信号線を通してカメラを駆動する電源を供
給することもできる。

【００９３】また、請求項５に記載の発明は、冷蔵庫本
体の上下方向に複数の貯蔵室を設けたものにおいて、前
記貯蔵室のうち下方を引き出し式ドアを備えた貯蔵室と
するとともに、上方の貯蔵室との間の中仕切り前部に下
方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影するカメラを備
えるので、上方の中仕切り前部に設けたカメラから下方
の引き出し式ドアを備えた貯蔵室に収納された食材画像
を上方から容易に撮影することができる。

【００９４】また、請求項６に記載の発明は、請求項１
から請求項５のいずれか一項に記載の発明において、引
き出し式ドアを備えた貯蔵室を野菜室としたので、上方
のカメラから下方の野菜室に収納された食材画像を撮影
することができ、撮影した画像データから野菜の鮮度管
理を行うこともできる。

【００９５】また、請求項７に記載の発明は、請求項１
から請求項５のいずれか一項に記載の発明において、引
き出し式ドアを備えた貯蔵室を低温保存室としたので、
上方のカメラから下方の低温保存室に収納された食材画
像を撮影することができ、撮影した画像データから生鮮
食品の鮮度管理を行うこともできる。

【００９６】また、請求項８に記載の発明は、請求項１
から請求項７のいずれか一項に記載の発明において、カ
メラを広角レンズ式カメラとしたので、引き出し式ドア
を備えた貯蔵室と広角レンズ式カメラとの間の間隔が少
なくても引き出し式ドアを備えた貯蔵室全体の食材画像
を撮影することができる。

【００９７】また、請求項９に記載の発明は、請求項１
から請求項８のいずれか一項に記載の発明において、カ
メラのレンズを前方に振るよう設置したので、カメラの
視野が前広がりとなり引き出し式ドアを備えた貯蔵室全
体の食材画像を撮影することができる。

【００９８】また、請求項１０に記載の発明は、請求項
１から請求項８のいずれか一項に記載の発明において、
カメラを角度調整型カメラとしたので、引き出し式ドア
を備えた貯蔵室のドアの開閉度合いにあわせて貯蔵室に
収納された食材画像を自由に撮影することができる。ま
た、ユーザー自身が自由にカメラの角度を設定でき、好
みに合わせて特定の食材画像を撮影することもできる。

【００９９】また、請求項１１に記載の発明は、請求項
１から請求項８のいずれか一項に記載の発明において、
カメラを外部モニタ兼用カメラとしたので、貯蔵室に収
納された食材画像を撮影できるだけでなく、冷蔵庫を設
置した居住部屋も撮影できる。従って、屋内の防犯カメ
ラとして室内をモニタ撮影することもできる。

【０１００】また、請求項１２に記載の発明は、請求項
１１に記載の発明において、通信手段を備え、外部モニ
タ兼用カメラの角度調整を遠隔操作できるので、外部モ
ニタ兼用カメラの角度調整を遠隔操作でき、外出先から
ユーザーが自由にカメラの視野方向を変えることができ
る。よって、冷蔵庫を設置した居住部屋をモニタ撮影す
ることができ、屋内の防犯カメラとして、ユーザーが何
処でも好きな時に部屋をモニタすることができる。また
ユーザーが帰宅前に部屋をモニタすることにより、不審
者がいないかどうかを伺い知ることができ、ユーザーの
不安を取り除くこともできる。さらに通信手段と防犯警
備会社とを結ぶことにより、防犯監視を委託し自宅のセ
キュリティーを強化することもできる。

【０１０１】また、請求項１３に記載の発明は、請求項
１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドアが
開いている時に働く第１のドアスイッチを備え、引き出
し式ドアを開けている時に、貯蔵室に収納されている食
材画像を撮影するので、引き出し式ドアを開けている時
に、貯蔵室に収納されている食材画像を容易に撮影する
ことができる。

【０１０２】また、請求項１４に記載の発明は、請求項
１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドアが
全開の時に働く第２のドアスイッチを備え、引き出し式
ドアを全開に開けた時に、前記貯蔵室に収納されている
食材画像を撮影するので、引き出し式ドアを全開に開け
た時に、貯蔵室に収納されている食材画像を容易に撮影
することができる。また引き出し式ドアが全開に開いて
いるため、貯蔵室全体の食材画像を撮影することができ
る。

【０１０３】また、請求項１５に記載の発明は、請求項
１４に記載の発明において、引き出し式ドアを全開に開
けてから閉じる瞬間に、貯蔵室に収納されている食材画
像を撮影するので、引き出し式ドアを全開に開けてから
閉じる瞬間に、貯蔵室に収納されている食材画像を容易
に撮影することができる。また引き出し式ドアが全開に
開いているため貯蔵室全体の食材画像を撮影することが
でき、閉じる瞬間に撮影するためユーザーが貯蔵室の食
材の出し入れを行った後の最後の貯蔵室の状態を画像デ
ータとして記憶することができる。

【０１０４】また、請求項１６に記載の発明は、請求項
１４に記載の発明において、一定時間間隔毎に信号を出
力するタイマを備え、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の
引き出し式ドアを全開に開けた時に貯蔵室に収納されて
いる食材画像を前記タイマの出力に基づいて一定時間間
隔毎に撮影し、引き出し式ドアを閉じる瞬間に食材画像
を記憶するので、引き出し式ドアを全開に開けた時に、
引き出し式ドアを備えた貯蔵室に収納されている食材画
像を容易に撮影することができる。また引き出し式ドア
が全開に開いているため貯蔵室全体の食材画像を撮影す
ることができ、閉じる瞬間に撮影するためユーザーが貯
蔵室の食材の出し入れを行った後の最後の貯蔵室の状態
を画像データとして記憶することができる。

【０１０５】また、請求項１７に記載の発明は、請求項
１から請求項１２のいずれかの一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式ドアの
開閉度合いに合わせて信号を出力する第３のドアスイッ
チと、前記第３のドアスイッチの信号に合わせてカメラ
により複数の食材画像を撮影する制御手段と、前記制御
手段により撮影された複数の食材画像から前記貯蔵室全
体の合成画像を作成する画像処理手段とを備えるので、
引き出し式ドアを備えた貯蔵室とカメラとの間の間隔が
少なく１画像だけでは貯蔵室全体の食材画像を得ること
ができない場合でも、貯蔵室全体の食材画像を得ること
ができる。

【０１０６】また、請求項１８に記載の発明は、請求項
１から請求項１２のいずれか一項に記載の発明におい
て、引き出し式ドアを開けている時に、カメラにより複
数の食材画像を撮影しメモリに記憶する制御手段と、前
記メモリに記憶されている複数の食材画像から指定の画
像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段によっ
て選択された画像を表示する表示手段とを備えるので、
ユーザーは必要に応じて食材画像を選び表示することが
でき、また引き出し式ドアを備えた貯蔵室とカメラとの
間の間隔が少なく１画像だけでは貯蔵室全体の食材画像
を得ることができない場合でも、複数の画像を選択、表
示することにより貯蔵室全体の食材情報を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態１の斜視図

【図２】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態２の斜視図

【図３】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態３の要部斜視図

【図４】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態４の斜視図

【図５】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態５の断面図

【図６】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態６の斜視図

【図７】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態７の斜視図

【図８】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態８の斜視図

【図９】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の形
態９の要部断面図

【図１０】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１０の要部断面図

【図１１】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１１の要部断面図

【図１２】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１２の要部断面図

【図１３】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１３の制御ブロック図

【図１４】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１３のフローチャート

【図１５】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１４の制御ブロック図

【図１６】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１４のフローチャート

【図１７】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１５の制御ブロック図

【図１８】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１５のフローチャート

【図１９】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１６の制御ブロック図

【図２０】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１６のフローチャート

【図２１】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１７の制御ブロック図

【図２２】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１７のフローチャート

【図２３】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１８の制御ブロック図

【図２４】本発明による冷蔵庫の食材管理装置の実施の
形態１８のフローチャート

【図２５】従来の冷蔵庫の横断面図

【図２６】従来の冷蔵庫の制御ブロック図

【符号の説明】

１冷蔵庫本体２カメラ３上方の貯蔵室ドア４第１の引き出し式ドアを備えた貯蔵室５第２の引き出し式ドアを備えた貯蔵室６下端面にカメラを埋め込んだ貯蔵室のドア７ヒンジ８ヒンジ開閉式ドア９野菜室１０低温保存室１１広角レンズ式カメラ１２角度調整型カメラ１３外部モニタ兼用カメラ１４通信手段１６第１のドアスイッチ１７第１の制御手段１８メモリ１９第２のドアスイッチ２０第２の制御手段２１第３の制御手段２２タイマ２３第４の制御手段２４第３のドアスイッチ２５第５の制御手段２６画像処理手段２７第６の制御手段２８画像選択手段２９表示手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】冷蔵庫本体の上下方向に複数の貯蔵室を
設けたものにおいて、前記貯蔵室のうち下方を引き出し
式ドアを備えた貯蔵室とするとともに、上方の貯蔵室の
ドアに前記下方の貯蔵室に収納される食材画像を撮影す
るカメラを備えることを特徴とした冷蔵庫の食材管理装
置。
【請求項２】引き出し式ドアを備えた貯蔵室の少なく
とも一つの貯蔵室を挟んだ上方の貯蔵室のドアにカメラ
を設けることを特徴とする請求項１に記載の冷蔵庫の食
材管理装置。
【請求項３】カメラをドアの下端面に設けることを特
徴とする請求項１または請求項２に記載の冷蔵庫の食材
管理装置。
【請求項４】カメラと冷蔵庫本体とを結ぶ信号線を通
すことのできるヒンジと、前記ヒンジによりドアの開閉
を行うヒンジ開閉式ドアを備え、前記ヒンジ開閉式ドア
にカメラを設けることを特徴とする請求項１から請求項
３のいずれか一項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項５】冷蔵庫本体の上下方向に複数の貯蔵室を
設けたものにおいて、前記貯蔵室のうち下方を引き出し
式ドアを備えた貯蔵室とするとともに、上方の貯蔵室と
の間の中仕切り前部に下方の貯蔵室に収納される食材画
像を撮影するカメラを備えることを特徴とする冷蔵庫の
食材管理装置。
【請求項６】引き出し式ドアを備えた貯蔵室を野菜室
としたことを特徴とする請求項１から請求項５のいずれ
か一項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項７】引き出し式ドアを備えた貯蔵室を低温保
存室としたことを特徴とする請求項１から請求項５のい
ずれか一項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項８】カメラを広角レンズ式カメラとしたこと
を特徴とする請求項１から請求項７のいずれか一項に記
載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項９】カメラのレンズを前方に振るよう設置し
たことを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか一
項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項１０】カメラを角度調整型カメラとしたこと
を特徴とする請求項１から請求項８のいずれか一項に記
載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項１１】カメラを外部モニタ兼用カメラとした
ことを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか一項
に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項１２】通信手段を備え、外部モニタ兼用カメ
ラの角度調整を遠隔操作できることを特徴とする請求項
１１に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項１３】引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き
出し式ドアが開いている時に働く第１のドアスイッチを
備え、引き出し式ドアを開けている時に、貯蔵室に収納
されている食材画像を撮影することを特徴とする請求項
１から請求項１２のいずれか一項に記載の冷蔵庫の食材
管理装置。
【請求項１４】引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き
出し式ドアが全開の時に働く第２のドアスイッチを備
え、引き出し式ドアを全開に開けた時に、前記貯蔵室に
収納されている食材画像を撮影することを特徴とする請
求項１から請求項１２のいずれか一項に記載の冷蔵庫の
食材管理装置。
【請求項１５】引き出し式ドアを全開に開けてから閉
じる瞬間に、貯蔵室に収納されている食材画像を撮影す
ることを特徴とする請求項１４に記載の冷蔵庫の食材管
理装置。
【請求項１６】一定時間間隔毎に信号を出力するタイ
マを備え、引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き出し式
ドアを全開に開けた時に貯蔵室に収納されている食材画
像を前記タイマの出力に基づいて一定時間間隔毎に撮影
し、引き出し式ドアを閉じる瞬間に食材画像を記憶する
ことを特徴とする請求項１４に記載の冷蔵庫の食材管理
装置。
【請求項１７】引き出し式ドアを備えた貯蔵室の引き
出し式ドアの開閉度合いに合わせて信号を出力する第３
のドアスイッチと、前記第３のドアスイッチの信号に合
わせてカメラにより複数の食材画像を撮影する制御手段
と、前記制御手段により撮影された複数の食材画像から
前記貯蔵室全体の合成画像を作成する画像処理手段とを
備えることを特徴とする請求項１から請求項１２のいず
れかの一項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。
【請求項１８】引き出し式ドアを開けている時に、カ
メラにより複数の食材画像を撮影しメモリに記憶する制
御手段と、前記メモリに記憶されている複数の食材画像
から指定の画像を選択する画像選択手段と、前記画像選
択手段によって選択された画像を表示する表示手段とを
備えることを特徴とする請求項１から請求項１２のいず
れか一項に記載の冷蔵庫の食材管理装置。