JP5810689B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1の定着ロールは、黒鉛系のカーボン繊維と、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を融点近くの温度に加熱し不活性ガス雰囲気中で電離性放射線を照射して架橋させた架橋PTFEと、を含むフッ素樹脂を、定着ロールの保護膜として形成している。
特許文献2の定着装置は、定着ロールに対して、記録紙の搬送方向上流側に架橋PTFEからなるシート状加圧部材を片持ち支持状に設けている。そして、定着ロールを取付けた際に、シート状加圧部材を外周面に圧接させた状態になるように構成し、シート状加圧部材の加圧力によってニップ圧を設定している。
特許登録第4407708号公報 特開2003−167468号公報
本発明は、定着部材の外周面の荒れを抑制することができる定着装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る定着装置は、回転しながら記録媒体上の現像剤像を加熱して定着させる離型層を備えた定着部材と、前記定着部材とで記録媒体を挟んで加圧する加圧部材と、フッ素系の樹脂材料を含む塗布材を保持する保持手段と、熱源が設けられ、前記定着部材を加熱し、前記保持手段から受け取った前記塗布材を前記定着部材の外周面に対して周速度差を持たせて塗布する塗布手段を兼ねた加熱部材と、を有する。
本発明の請求項2に係る定着装置前記塗布材は、前記フッ素系の樹脂材料として架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んでいる。
本発明の請求項に係る定着装置は、前記定着部材の回転方向で前記塗布材が塗布される塗布位置よりも上流側には、前記定着部材の外周面を清掃する清掃手段が設けられている。
本発明の請求項に係る定着装置は、前記清掃手段は、弾性を有する弾性部材が外周面側に設けられた回転部材である。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、前記現像剤像形成手段で形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、幅の異なる複数種類の前記記録媒体に対応し、前記転写手段で転写された現像剤像を前記記録媒体上に定着する請求項から請求項のいずれか1項に記載の定着装置と、を有する。
請求項1の発明は、フッ素系の樹脂材料を含む塗布材を定着部材の外周面に塗布しない構成に比べて、定着部材の外周面の荒れを抑制することができる
請求項2の発明は、架橋しないポリテトラフルオロエチレンを用いる構成に比べて、塗布材が定着部材の外周面に密着し易くなる。
請求項の発明は、定着部材の外周面を清掃する清掃手段を有していない構成に比べて、塗布位置に異物が進入して定着部材の外周面を荒すのを抑制することができる。
請求項の発明は、弾性部材を有していない構成に比べて、硬い異物が定着部材の外周面に付着していても除去することができる。
請求項の発明は、フッ素系の樹脂材料を含む塗布材を定着部材の外周面に塗布しない構成に比べて、定着部材の外周面の荒れによる画質低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る外部加熱ロールのリトラクト機構を示す説明図である。 (A)本発明の第1実施形態に係る定着ロールの断面図である。(B)本発明の第1実施形態に係る塗布ロールの断面図である。(C)本発明の第1実施形態に係るクリーニングロールの断面図である。 (A)本発明の第1実施形態に係る塗布ロールの退避状態を示す説明図である。(B)本発明の第1実施形態に係る塗布ロールが定着ロールの外周面と接触した状態を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る定着ロールにおける記録用紙の通過範囲、及び定着ロールと塗布ロールの配置関係を示す模式図である。 (A)本発明の第1実施形態に係るクリーニングロールによる清掃状態及び塗布ロールによる塗布材の塗布状態を示す模式図である。(B)本発明の第1実施形態に係る定着ロールによる記録用紙へのトナーの定着状態を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る定着装置の構成図である。 (A)、(B)本発明の第2実施形態に係るクリーニングロールによる清掃状態及び塗布ロールによる塗布材の塗布状態を示す模式図である。 (A)、(B)本発明の第1変形例として、塗布ロールの退避時にプレート状の塗布材を塗布ロール外周面から退避させる機構を示す模式図である。 (A)本発明の第2変形例として、外部加熱ロールを塗布材の塗布部材とした構成を示す模式図である。(B)本発明の第3変形例として、外部加熱ロールをクリーニングロールとした構成を示す模式図である。
本発明の第1実施形態に係る塗布装置、定着装置、及び画像形成装置の一例について説明する。
図1には、第1実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(矢印V方向)の下側から上側へ向けて、記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録媒体の一例としての記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部14と、画像形成部14の上に設けられ読取原稿Gを読み取る原稿読取部16と、画像形成部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、画像形成装置10の装置本体10Aの上下方向を矢印V方向、水平方向を矢印H方向と記載する。
用紙収容部12は、サイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26が設けられている。第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路28に送り出す送り出しロール32が設けられており、搬送路28における送り出しロール32よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。また、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一旦停止させるとともに、決められたタイミングで後述する二次転写位置QB(図2参照)へ送り出す位置合せロール38が設けられている。
搬送路28の上流側部分(搬送ロール36が設けられている部位)は、画像形成装置10の正面視において、矢印V方向に向けて用紙収容部12の左側から画像形成部14の左側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路28の下流側部分は、画像形成部14の左側下部から画像形成部14の右側面に設けられた排紙部15まで設けられている。さらに、搬送路28には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路29が接続されている。
両面搬送路29は、画像形成装置10の正面視において、搬送路28と両面搬送路29との切り替えを行う第1切替部材31と、画像形成部14の右側下部から用紙収容部12の右側まで矢印V方向(図示の下向きが−V、上向きが+V)に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともに矢印H方向における図示の左側に搬送される搬送部37と、反転部33と搬送部37との切り替えを行う第2切替部材35と、を有している。そして、反転部33には、一対の搬送ロール42が間隔をあけて複数箇所に設けられており、搬送部37には、一対の搬送ロール44が間隔をあけて複数箇所に設けられている。
第1切替部材31は、三角柱状の部材であり、駆動手段(図示省略)によって先端部が搬送路28又は両面搬送路29のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。同様に、第2切替部材35は、正面視で三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が反転部33又は搬送部37のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。なお、搬送部37の下流側端部は、搬送路28の上流側部分にある搬送ロール36の手前側に案内部材(図示省略)により接続されている。また、画像形成部14の左側面には折り畳み式の手差給紙部46が設けられており、手差給紙部46から送り込まれる記録用紙Pの搬送経路が、搬送路28における位置合せロール38よりも手前側(上流側)に接続されている。
原稿読取部16は、読取原稿Gを1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置52と、原稿搬送装置52の下側に配置され1枚の読取原稿Gが載せられるプラテンガラス54と、原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿G又はプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取る原稿読取装置56とが設けられている。
原稿搬送装置52は、一対の搬送ロール53が複数配置された自動搬送路55を有しており、自動搬送路55の一部は記録用紙Pがプラテンガラス54上を通るように配置されている。また、原稿読取装置56は、プラテンガラス54の左端部に静止した状態で原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿Gを読み取り、又は矢印H方向に移動しながらプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取るようになっている。
一方、画像形成部14は、記録用紙P上にトナー画像(現像剤像)を形成する現像剤像形成手段の一例としての画像形成ユニット50を有している。画像形成ユニット50は、後述する感光体62、帯電部材64、露光装置66、現像装置70、中間転写ベルト68、及びクリーニング装置73を含んで構成されている。
画像形成部14における装置本体10Aの中央には、潜像保持体である円筒状の感光体62が設けられている。感光体62は、駆動手段(図示省略)によって矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転すると共に光照射によって形成される静電潜像を保持するようになっている。また、感光体62の上側で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、感光体62の表面を帯電するコロトロン方式の帯電部材64が設けられている。
感光体62の回転方向における帯電部材64よりも下流側で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、露光装置66が設けられている。露光装置66は、図示しない半導体レーザ、f−θレンズ、ポリゴンミラー、結像レンズ、及び複数のミラーを有しており、画像信号に基づき半導体レーザから出射されたレーザ光をポリゴンミラーで偏向走査し、帯電部材64により帯電された感光体62の外周面に照射(露光)して、静電潜像を形成するようになっている。なお、露光装置66は、レーザ光をポリゴンミラーで偏向走査する方式に限らず、LED(Light Emitting Diode)方式であってもよい。
感光体62の回転方向で露光装置66の露光光が照射される部位よりも下流側の部位と対向する位置には、感光体62の外周面に形成された静電潜像を決められた色のトナーで現像して可視化させる回転切り替え式の現像装置70が設けられている。
図2に示すように、現像装置70は、一例として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各トナー色にそれぞれ対応する現像器72Y、72M、72C、72Kが、周方向に(図示の反時計回り方向にこの順番で)並んで配置されている。そして、現像装置70は、モータ(図示省略)によって中心角で90°ずつ回転することで、現像処理を行う現像器72Y、72M、72C、72Kが切り替えられ、感光体62の外周面と対向するようになっている。
なお、現像器72Y、72M、72C、72Kは同様の構成となっているため、ここでは現像器72Yについて説明し、他の現像器72M、72C、72Kについては説明を省略する。
現像器72Yは、本体となるケース部材76を有しており、ケース部材76内には、トナーカートリッジ78Y(図1参照)からトナー供給路(図示省略)を経由して供給されるトナー及びキャリアから成る現像剤(図示省略)が充填されている。また、ケース部材76には、感光体62の外周面と対向して矩形状の開口部76Aが形成されており、開口部76Aには、外周面が感光体62の外周面と対向する現像ロール74が設けられている。さらに、ケース部材76内で開口部76Aに近い部位には、現像剤の層厚を規制するための板状の規制部材79が、開口部76Aの長手方向に沿って設けられている。
現像ロール74は、回転可能に設けられた円筒状の現像スリーブ74Aと、現像スリーブ74Aの内側に固定された複数の磁極から成る磁性部材74Bとで構成されており、現像スリーブ74Aが回転することで現像剤(キャリア)の磁気ブラシが形成されると共に、規制部材79で層厚が規制されることで、現像スリーブ74Aの外周面に現像剤層を形成するようになっている。そして、現像スリーブ74Aの外周面の現像剤層は、現像スリーブ74Aの回転により感光体62と対向する位置に搬送され、感光体62の外周面に形成された潜像(静電潜像)に応じたトナーを付着させて現像を行う。
また、ケース部材76内には、螺旋状に形成された搬送ロール77が2本回転可能に並列配置されており、この2本の搬送ロール77が回転することで、ケース部材76内に充填された現像剤が、現像ロール74の軸方向(現像器72Yの長手方向)に循環搬送されるようになっている。なお、各現像器72Y、72M、72C、72Kに1本ずつ設けられた合計4本の現像ロール74は、隣の現像ロール74との間隔が中心角90°となるように周方向に配置されており、現像器72の切り替えにより、次の現像ロール74が感光体62の外周面と対向するようになっている。
図2に示すように、感光体62の回転方向で現像装置70よりも下流側であり且つ感光体62の下側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト68が設けられている。中間転写ベルト68は、無端状であり、制御部20(図1参照)により回転駆動される駆動ロール61、中間転写ベルト68に張力を付与するための張力付与ロール65、中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する複数の搬送ロール63、及び後述する二次転写位置QBにおいて中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する補助ロール69に巻き掛けられている。そして、中間転写ベルト68は、駆動ロール61が回転することにより、矢印−R方向(図示の反時計回り方向)に周回移動するようになっている。
また、中間転写ベルト68を挟んで感光体62の反対側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写させる一次転写ロール67が設けられている。一次転写ロール67は、感光体62と中間転写ベルト68とが接触する位置(これを一次転写位置QAとする)から中間転写ベルト68の移動方向下流側に離れた位置で、中間転写ベルト68の裏面に接触している。そして、一次転写ロール67は、電源(図示省略)から通電されることにより、接地されている感光体62との電位差で感光体62のトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写するようになっている。
さらに、中間転写ベルト68を挟んで補助ロール69の反対側には、中間転写ベルト68上に一次転写されたトナー画像を記録用紙Pに二次転写させる転写手段の一例としての二次転写ロール71が設けられており、二次転写ロール71と補助ロール69との間が記録用紙Pへトナー画像を転写する二次転写位置QBとされている。二次転写ロール71は、接地されると共に中間転写ベルト68の表面に接触しており、電源(図示省略)から通電された補助ロール69と二次転写ロール71との電位差で、中間転写ベルト68のトナー画像を記録用紙Pに二次転写するようになっている。なお、二次転写位置QBは、前述の搬送路28(図1参照)の途中に設定されている。
また、中間転写ベルト68を挟んで駆動ロール61の反対側には、中間転写ベルト68の二次転写後の残留トナーを回収するクリーニングブレード59が設けられている。クリーニングブレード59は、開口部が形成された筐体(図示省略)に取り付けられており、クリーニングブレード59の先端部で掻き取られたトナーが、筐体内に回収されるようになっている。
中間転写ベルト68の周囲で搬送ロール63と対向する位置には、中間転写ベルト68の表面に付されたマーク(図示省略)を検知することで中間転写ベルト68上の予め定めた基準位置を検出し、画像形成処理の開始タイミングの基準となる位置検出信号を出力する位置検出センサ83が設けられている。位置検出センサ83は、中間転写ベルト68に向けて光を照射すると共にマークの表面で反射された光を受光することで、中間転写ベルト68の移動位置を検出するようになっている。
一方、感光体62の回転方向で一次転写ロール67よりも下流側には、中間転写ベルト68に一次転写されずに感光体62の表面に残留した残留トナー等を清掃するクリーニング装置73が設けられている。クリーニング装置73は、感光体62表面に接触するクリーニングブレード73A及びブラシロール73Bにより残留トナー等を回収する構成となっている。
また、感光体62の回転方向でクリーニング装置73の上流側(一次転写ロール67よりも下流側)には、感光体62の外周面に一次転写後に残留したトナーの除電を行うコロトロン81が設けられている。さらに、感光体62の回転方向でクリーニング装置73の下流側(帯電部材64よりも上流側)には、クリーニング後の感光体62の外周面に光を照射して除電を行う除電装置75が設けられている。
図1に示すように、記録用紙Pの搬送方向における二次転写ロール71よりも下流側には、二次転写ロール71によってトナー画像が転写された記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置100が設けられている。なお、定着装置100の詳細は後述する。また、記録用紙Pの搬送方向で定着装置100よりも下流側には、排紙部15又は反転部33へ向けて記録用紙Pを搬送する搬送ロール39が設けられている。
一方、原稿読取装置56の下側で現像装置70よりも上側には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各トナーを収容するトナーカートリッジ78Y、78M、78C、78Kが矢印H方向に並んで交換可能に設けられている。
次に、定着装置100について説明する。
図3に示すように、定着装置100は、記録用紙Pが進入する開口部106Aと、記録用紙Pが排出される開口部106Bとが形成された筐体106を有している。筐体106内には、主要部として、トナー画像(現像剤像)を加熱して記録用紙Pに定着させる定着部材の一例としての定着ロール102と、定着ロール102とで記録用紙Pを挟んで加圧する加圧部材の一例としての加圧ロール104と、が設けられている。
さらに、筐体106内には、主要部として、定着ロール102の外周面に接触して加熱する外部加熱ロール108と、外部加熱ロール108を定着ロール102の外周面に移動するリトラクト機構部140(図4参照)と、後述する塗布材112B(図5(B)参照)を定着ロール102の外周面に塗布する塗布装置の一例としての塗布ユニット110と、定着ロール102の外周面を清掃する清掃手段及び回転部材の一例としてのクリーニングロール120と、が設けられている。
定着ロール102は、記録用紙Pの搬送経路上でトナー画像面側(上側)に配置されている。一例として、図5(A)に示すように、定着ロール102は、円筒状のアルミニウムからなる芯金102Aの外周にシリコンゴム102Bが被覆され、さらにシリコンゴム102Bの外周にフッ素系の樹脂であるPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を用いた離型層102Cが被覆された構成となっている。また、図7に示すように、定着ロール102の軸方向の幅は、A4サイズの記録用紙Pの幅W1及びA3サイズの記録用紙Pの幅W2よりも広くなっており、幅の異なる複数種類の記録用紙Pに対応して(定着が可能となって)いる。
図3に示すように、芯金102Aの内側には、芯金102Aの内周面とは非接触状態で、熱源となるハロゲンヒータ114が設けられている。ハロゲンヒータ114は、電源(図示省略)からの通電により発熱し、芯金102Aを加熱することで、定着ロール102全体を加熱するようになっている。
定着ロール102の外周面と対向する位置には、定着ロール102の回転方向上流側から下流側へ向けて順番に、外部加熱ロール108と、クリーニングロール120と、塗布材112B(図5(B)参照)を定着ロール102の外周面に塗布する塗布手段の一例としての塗布ロール112と、定着ロール102の温度を検知する第1温度センサ132とが設けられている。塗布ロール112は、塗布ユニット110に含まれている。なお、図3では、説明のため、定着ロール102の外周面に外部加熱ロール108、クリーニングロール120、及び塗布ロール112を全て接触させた状態で示しているが、実際の定着装置100の動作中には、後述するように、これらが全て接触する配置状態はない。
外部加熱ロール108は、一例として、円筒状のアルミニウムで構成されており、長手方向の両端部には、円筒状の軸部108Aが設けられている。また、外部加熱ロール108の内側には、内周面とは非接触状態で熱源となるハロゲンヒータ118が設けられている。ハロゲンヒータ118は、電源(図示省略)からの通電により発熱し、一例として、外部加熱ロール108が定着ロール102の温度に対して50℃から70℃高い温度となるように加熱を行う。
また、外部加熱ロール108は、定着ロール102の外周面と対向して設けられており、後述するリトラクト機構部140(図4参照)の作動によって移動し、定着ロール102の外周面への接触又は外周面からの退避が可能となっている。さらに、外部加熱ロール108の外周面には、外部加熱ロール108の温度を検知する接触式の第2温度センサ126と、外部加熱ロール108の外周面に油を供給するウェブ(図示省略)とが接触して設けられている。
図4に示すように、リトラクト機構部140は、偏心カム142と、偏心カム142を挟むように対向配置された上ブラケット144及び下ブラケット146と、下ブラケット146と対向配置されるフランジ148を有すると共に外部加熱ロール108の軸方向両端部を支持する支持ブラケット150と、下ブラケット146に一端が取り付けられ他端がフランジ148に取り付けられた複数のバネ152とを含んで構成されている。なお、外部加熱ロール108が定着ロール102に近づく方向を+X方向、外部加熱ロール108が定着ロール102から離れる方向を−X方向と記載する。+X方向、−X方向は、図示の右斜め方向となっている。
偏心カム142は、外部加熱ロール108の軸方向と同じ軸方向とされた回転軸142Aを有しており、制御部20(図1参照)によって駆動されるモータ(図示省略)により、矢印+R方向又は矢印−R方向に回転駆動されるようになっている。なお、偏心カム142の回転は、一方向に連続して回転させる連続駆動と、一方向に回転させた後で他方向に逆回転させる切り替え駆動のいずれであってもよい。
上ブラケット144は、外部加熱ロール108の軸方向に見て中央が凹部144Aとされており、凹部144Aの周縁部から外側(矢印X方向と交差する方向の外側)へ向けて平坦部144Bが形成されている。また、上ブラケット144は、偏心カム142よりも−X方向側に配置されており、凹部144Aの開口側が偏心カム142と対向配置されている。さらに、上ブラケット144には、凹部144Aに回転可能に設けられ偏心カム142の外周面と接触することで回転する上フォロワ143が設けられている。
下ブラケット146は、外部加熱ロール108の軸方向に見て中央が凹部146Aとされており、凹部146Aの周縁部から外側(矢印X方向と交差する方向の外側)へ向けて平坦部146Bが形成されている。また、下ブラケット146は、偏心カム142よりも+X方向側に配置されており、凹部146Aの開口側が偏心カム142と対向配置されている。さらに、下ブラケット146には、凹部146Aに回転可能に設けられ偏心カム142の外周面と接触することで回転する下フォロワ145が設けられている。
ここで、上ブラケット144及び下ブラケット146は、凹部144Aと凹部146Aとで偏心カム142を挟むようにして、平坦部144Bと平坦部146Bが接触した状態でボルト及びナット(図示省略)で締結されている。そして、偏心カム142の回転中心、上フォロワ143の回転中心、及び下フォロワ145の回転中心が矢印X方向で同一線上となるように配置されている。なお、上ブラケット144及び下ブラケット146は、ガイド部材(図示省略)によって移動方向が+X方向、−X方向のみに規制されている。
一方、支持ブラケット150は、ベアリング(図示省略)が取り付けられており、このベアリングによって外部加熱ロール108が回転可能に支持されている。なお、支持ブラケット150は、外部加熱ロール108の両端で一対設けられているが、ここでは一方のみを図示して説明する。また、支持ブラケット150は、ガイド部材(図示省略)によって移動方向が+X方向、−X方向のみに規制されている。
さらに、支持ブラケット150のフランジ148は、支持ブラケット150から外部加熱ロール108の軸方向に突出形成されている。また、フランジ148は、開口側が下ブラケット146に向くように配置されている。なお、バネ152は、矢印X方向を伸縮方向として、下ブラケット146の平坦部146Bに一端が固定され、他端がフランジ148の平坦部148Aに固定されている。
ここで、リトラクト機構部140では、偏心カム142と下フォロワ145とが接触して、上ブラケット144及び下ブラケット146が+X方向に移動するとき、バネ152がフランジ148を+X方向に付勢する。これにより、支持ブラケット150が+X方向に移動して、外部加熱ロール108が定着ロール102の外周面と接触する(以後、リトラクト機構部140の接触動作という)。
一方、偏心カム142と上フォロワ143とが接触して、上ブラケット144及び下ブラケット146が−X方向に移動するとき、バネ152が縮む方向に力が作用し、フランジ148が−X方向に引っ張られる。これにより、支持ブラケット150が−X方向に移動して、外部加熱ロール108が定着ロール102の外周面から離れる(以後、リトラクト機構部140の退避動作という)。このようにして、リトラクト機構部140が、定着ロール102への外部加熱ロール108の接触又は非接触状態を切り換えるようになっている。
図3に示すように、クリーニングロール120は、定着ロール102の回転方向で、塗布ロール112によって塗布材112B(図5(B)参照)が塗布される塗布位置PAよりも上流側に回転可能に設けられている。また、図5(C)に示すように、クリーニングロール120は、円柱状のステンレス鋼(SUS)からなる芯金120Aの外周面側に弾性を有するシリコンゴムからなる弾性部材120Bが設けられた(被覆された)構成となっている。さらに、クリーニングロール120は、図6(A)に示すように、塗布ロール112が回転可能に設けられた支持レバー162によって回転可能に支持されており、定着ロール102の外周面と接触することで、定着ロール102の回転に合わせて従動回転するようになっている。
図3に示すように、第1温度センサ132は、非接触式の温度センサであり、定着ロール102からの熱放射を赤外フィルムで受け、このフィルムの温度上昇をサーミスタで検知することによって、定着ロール102の温度を検知するようになっている。
一方、加圧ロール104は、記録用紙Pの搬送経路上で定着ロール102の下側に配置されている。一例として、加圧ロール104は、円筒状のアルミニウムからなる芯金104Bの外周にシリコンゴム104Aが被覆された構成となっており、シリコンゴム104Aの外周面には、フッ素系樹脂からなる離型層(図示省略)が形成されている。そして、芯金104Bの内側には、芯金104Bの内周面とは非接触状態で、熱源となるハロゲンヒータ116が設けられている。ハロゲンヒータ116は、電源(図示省略)からの通電により発熱し、芯金104Bを加熱することで、加圧ロール104全体を加熱するようになっている。
また、加圧ロール104の外周面と対向する位置で開口部106Aに近い側には、加圧ロール104の温度を検知する第3温度センサ128が加圧ロール104と非接触状態で設けられている。第3温度センサ128は、第1温度センサ132と同様の構成となっている。ここで、第1温度センサ132、第2温度センサ126、及び第3温度センサ128は、前述の制御部20(図1参照)に接続されており、制御部20では、第1温度センサ132、第2温度センサ126、及び第3温度センサ128からの入力信号に基づいて、ハロゲンヒータ114、118、116へ出力を行うようになっている。
さらに、加圧ロール104の両端部にはベアリング(図示省略)が設けられており、このベアリングは、V字状のブラケット124の中央部分に取り付けられている。そして、ブラケット124は、筐体106に取り付けられた軸部122を中心として、偏心カム(図示省略)の動作により矢印+R方向又は矢印−R方向に揺動可能に設けられている。これにより、加圧ロール104は、ブラケット124が矢印+R方向に移動することで定着ロール102と接触して接触部N(ニップ部)を形成し、または、ブラケット124が矢印−R方向に移動することで定着ロール102から離れるようになっている。
次に、塗布ユニット110について説明する。
図3に示すように、塗布ユニット110は、一例として、定着ロール102の外周面と接触して塗布材112B(図5(B)参照)を塗布する塗布ロール112と、塗布ロール112を回転駆動するモータ及びギヤ(図示省略)を有する駆動部113と、塗布ロール112を定着ロール102の外周面に移動するリトラクト機構部160と、を含んで構成されている。
なお、塗布ユニット110は、塗布ロール112を定着ロール102から退避させる必要が無い構成では、リトラクト機構部160が設けられていなくてもよい。また、塗布ロール112を定着ロール102に対して従動回転させる構成の場合には、駆動部113が設けられていなくてもよい。塗布ロール112を従動回転させる構成の一例としては、塗布ロール112を回転可能に支持すると共に定着ロール112と接触させ、塗布ロール112の回転軸の端部に負荷を与える。これにより、定着ロール102と塗布ロール112との周速度差が生じる。
図5(B)に示すように、塗布ロール112は、円柱状のステンレス鋼(SUS)からなる芯金112Aの外周面に、フッ素系の樹脂材料の一例としての架橋ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を主成分として含む塗布材112Bが保持された構成となっている。塗布材112Bの一例として、架橋ポリテトラフルオロエチレンを90wt%以上含み、厚さが100μmのものが挙げられる。
ここで、塗布ロール112の製造方法の一例として、接着層(プライマー層)を塗布した芯金112Aの外周面に、ポリテトラフルオロエチレンを含む樹脂粉末を静電塗装(電圧を印加しながら塗装)する。続いて、該樹脂粉末が静電塗装された芯金112Aを該樹脂粉末の結晶融点よりも高い温度で加熱し、未架橋状態のポリテトラフルオロエチレンに対して、酸素不在の環境下で、照射線量1KGy以上10MGy以下の電離性放射線(例えば、γ線、電子線、X線、中性子線、あるいは高エネルギーイオン等)を照射する。これにより、架橋が行われ、芯金112Aの外周面を覆う架橋ポリテトラフルオロエチレンが得られる。
図3に示すように、駆動部113は、塗布ロール112の外周面が定着ロール102の外周面と接触した状態において、塗布ロール112(芯金112A)を定着ロール102に対して独立して回転駆動させる構成となっている。ここで、駆動部113による塗布ロール112の駆動の一例として、図8(A)に示すように、定着ロール102の周速度をV1、塗布ロール112の周速度をV2としたとき、駆動部113は、周速度V2が周速度V1よりも数%速くなるように塗布ロール112を回転駆動する設定となっている。即ち、駆動部113は、塗布材112Bを、回転する定着ロール102の外周面に対して周速度差を持たせて塗布するようになっている。
図6(A)に示すように、リトラクト機構部160は、塗布ロール112及びクリーニングロール120を支持する一対の支持レバー162と、支持レバー162を矢印+D方向(塗布ロール112及びクリーニングロール120が定着ロール102の外周面と接触する方向)又は矢印−D方向(塗布ロール112及びクリーニングロール120が定着ロール102の外周面から退避する方向)に往復動させるカム164と、を含んで構成されている。なお、一対の支持レバー162は、手前と奥側で同様の構成となっているため、奥側の図示及び説明は省略する。
支持レバー162は、板金製であり、図示の右斜め上方に延びる第1レバー部162Aと、第1レバー部162Aの上端で屈曲されて矢印V方向に延びる第2レバー部162Bと、第2レバー部162Bの上梁で屈曲されて矢印H方向に延びる第3レバー部162Cとが一体とされた形状となっている。
第1レバー部162Aは、図示の下端側にベアリング163が取り付けられており、ベアリング163には、ブラケット(図示省略)を介して筐体106(図3参照)に固定された回転軸165が挿通されている。そして、回転軸165は、定着ロール102の軸方向と同じ軸方向となるように配置されている。これにより、支持レバー162は、図示の矢印+D方向又は矢印−D方向に往復動可能となっている。
また、第1レバー部162Aの中央には、ブラケット(図示省略)が定着ロール102に向けてスライド移動可能に設けられており、このブラケットにはベアリング167が取付けられている。そして、ベアリング167が塗布ロール112の両端部を回転可能に支持している。ここで、バネ(図示省略)がブラケットを定着ロール102に向けて付勢しており、塗布ロール112は、塗布材112Bが消費されて直径が初期状態から小さくなっても、定着ロール102の外周面と接触するようになっている。なお、駆動部113は、塗布ロール112が移動しても、駆動部113から塗布ロール112への駆動力の伝達が行われるように構成されている。
第1レバー部162Aから第2レバー部162Bへの屈曲部分には、ベアリング168が取り付けられており、ベアリング168がクリーニングロール120の両端部を回転可能に支持している。また、第2レバー部162Bから第3レバー部162Cへの屈曲部分には、支持レバー162の一部を成すフォロワ169が回転可能に取り付けられている。
第3レバー部162Cの上端部には、一部が切り欠かれると共に折り曲げられて引掛部171が形成されている。さらに、支持レバー162が矢印−D方向に移動するときの引掛部171の移動方向で且つ筐体106(図3参照)内には、バネ172の一端を固定するための固定部173が設けられている。ここで、支持レバー162は、バネ172の一端が固定部173に固定され他端が引掛部171に引っ掛けられることにより、矢印+D方向に付勢されている。
なお、バネ172が支持レバー162を付勢して塗布ロール112が定着ロール102を加圧する加圧力は、一例として、図4に示すリトラクト機構部140のバネ152がフランジ148を付勢して、外部加熱ロール108が定着ロール102を加圧する加圧力の1/3程度に設定されている。
図6(A)に示すように、カム164は、回転軸164Aを中心に回転可能に設けられた楕円形状の偏心カムであり、外周で偏心が一番大きい部位には、フォロワ169の曲率に合わせた曲率の凹部164Bが形成されている。また、カム164は、モータ(図示省略)の駆動力により矢印+R方向に回転するようになっている。そして、支持レバー162の一端がバネ172で付勢されていることにより、カム164は、フォロワ169と接触しながら回転するようになっている。
ここで、カム164が矢印+R方向に回転することで、支持レバー162は回転軸165を中心とした矢印+D方向又は矢印−D方向に往復動をする。そして、図6(A)に示すように、凹部164Bとフォロワ169の外周とが接触する位置にカム164が位置しているとき、塗布ロール112及びクリーニングロール120は、定着ロール102の外周面に対して退避した退避位置に配置される(以後、リトラクト機構部160の退避動作という)。
一方、図6(B)に示すように、カム164の凹部164Bとは反対側の部位がフォロワ169と接触するとき、塗布ロール112及びクリーニングロール120は、定着ロール102の外周面と接触する接触位置に配置される(以後、リトラクト機構部160の接触動作という)。なお、クリーニングロール120の外周面には、板状部材(図示省略)が接触しており、クリーニングロール120の外周面に付着した異物を除去すると共に回収するようになっている。
図7に示すように、塗布ロール112は、一例として、軸方向において、記録用紙P(図示省略)のA4サイズが縦搬送されたときの幅W1の範囲だけでなく、記録用紙P(図示省略)のA3サイズが縦搬送(A4サイズが横搬送)されたときの幅W2の範囲よりも外側まで設けられている。これにより、塗布材112Bが、定着ロール102の外周面の幅W2の範囲を含んで塗布されるようになっている。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
図3に示す定着装置100において、トナーTを記録用紙Pに定着する定着動作が行われるとき、外部加熱ロール108は、リトラクト機構部140(図4参照)の接触動作により定着ロール102の外周面と接触する。また、クリーニングロール120及び塗布ロール112は、リトラクト機構部160(図6(A)参照)の退避動作により定着ロール102の外周面から退避する。ここで、トナーTの定着により熱エネルギーが減少した定着ロール102は、外部加熱ロール108から熱エネルギーが供給(補給)されるため、温度低下が抑制される。これにより、継続して定着動作が行われる。
一方、定着装置100において定着動作が行われていないとき(例えば定着動作終了後の定着装置100の待機時)は、リトラクト機構部140(図4参照)の退避動作により外部加熱ロール108が定着ロール102の外周面から退避し、リトラクト機構部160(図6(A)参照)の接触動作によりクリーニングロール120及び塗布ロール112が定着ロール102の外周面と接触する。
続いて、図8(A)に示すように、定着装置100では、定着ロール102が周速度V1で回転を続けると、定着ロール102の外周面に付着している硬い異物E(紙粉、トナーTの小さい塊、埃を含む)が、定着ロール102とクリーニングロール120との接触部に進入する。このとき、クリーニングロール120の弾性部材120Bが、異物Eの外形に合わせて弾性変形するため、異物Eによって定着ロール102の外周面が荒れることが抑制される。
また、クリーニングロール120は、外周面にある弾性部材120Bが元の形状に戻ろうとする弾性力によって、定着ロール102の外周面から異物Eを掻き取る。これにより、硬い異物Eが定着ロール102の外周面に付着していても除去される。なお、クリーニングロール120が定着ロール102の回転に対して従動回転するため、定着ロール102の回転に余計な負荷が作用することが抑制されている。
さらに、クリーニングロール120は、弾性部材120Bがシリコンゴムで構成されており、外周面にフッ素樹脂系の離型層を有していない。このため、外周面に離型層102C(図5(A)参照)がある定着ロール102と異物Eとの付着力(吸着力)よりも、離型層の無いクリーニングロール120と異物Eとの付着力(吸着力)の方が大きくなる。これにより、定着ロール102とクリーニングロール120との接触部に進入した異物Eは、クリーニングロール120の外周面(弾性部材120B)に付着し、回収される。そして、クリーニングロール120によって異物Eが回収されるため、塗布材112Bの塗布位置PAに異物Eが進入することが抑制され、定着ロール102の外周面が荒れることが抑制される。
ここで、図1の画像形成装置10において、一例として、A4サイズの多数の記録用紙Pに画像形成及び定着し、待機時間が経過した後、A3サイズの記録用紙Pに画像形成して定着するとき、図8(B)に示すように、定着ロール102の外周面で幅W1(A4サイズの記録用紙Pの縦搬送時の幅)内に相当する範囲は、離型層102Cが摩耗により削れる等して、元の離型層102Cの表面よりも表面粗さが粗い粗面102Dとなっている。そして、このままA3サイズの記録用紙Pに対して定着を行うと、幅W1の範囲の端部位置PBにおいて左右の表面粗さが異なるため、定着後のトナー画像に端部位置PBに相当する筋(画像むら)が生じる懸念がある。
しかし、本実施形態の定着装置100では、図8(A)に示すように、定着ロール102の外周面と接触している塗布ロール112が、駆動部113(図3参照)によって駆動され周速度V2で回転している。そして、塗布位置PAでは、塗布ロール112の周速度V2と定着ロール102の周速度V1との周速度差(V2−V1)が生じるため、塗布ロール112の外周の塗布材112Bが、摩擦力によって定着ロール102の外周面に転移し、塗布位置PA通過後の定着ロール102の外周面には、塗布材112Bが保持(塗布材112Bの層が形成)される。
これにより、図8(B)に示すように、塗布材112Bで覆われた定着ロール102の外周面は、粗面102Dに比べて粗さの小さい滑面102Eとなるため、塗布材112Bを定着ロール102の外周面に塗布しない構成に比べて、定着ロール102の外周面の荒れが抑制される。また、塗布材112Bは、フッ素系の樹脂である架橋ポリテトラフルオロエチレンで構成されているため、シリコンゴムに比べてトナーTの離型性が高い。このため、定着ロール102の外周面に塗布された塗布材112Bは、新たな離型層として機能することになり、定着ロール102の離型層102Cが補強される。
さらに、定着装置100では、記録用紙P(A3サイズ)上の幅W2に相当する範囲にあるトナーTが、滑面102Eで加熱及び加圧され溶融するので、トナーTの硬化時の表面が、粗面102Dを用いたときと比べて滑らかになる。これにより、定着ロール102の外周面の荒れによる画質低下が抑制される。
加えて、定着装置100では、塗布材112Bが架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んでおり分子量が多い。このため、定着ロール102の離型層102Cを構成しているPFAに対する付着力は、架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んだ本実施形態の塗布材112Bの方が、架橋していないポリテトラフルオロエチレンを含んだ構成に比べて大きくなっている。これにより、塗布ロール112を用いて塗布材112Bを定着ロール102の外周面に塗布したとき、塗布材112Bが定着ロール102の外周面に密着して剥がれにくくなる。
ここで、定着後のトナー画像に端部位置PBに相当する筋が生じた比較例の定着ロール102(塗布材112Bを塗布していないもの)について、超深度形状測定顕微鏡(キーエンス社製 VK8510)を用いて、筋が生じた部分の表面粗さRaを測定したところ、0.17μm〜0.33μmであり、平均値が0.23μm程度であった。
一方、本実施形態の塗布材112Bを塗布した定着ロール102について、同じ超深度形状測定顕微鏡(キーエンス社製 VK8510)を用いて、端部位置PBの表面粗さRaを測定したところ、0.10μm〜0.19μmであり、平均値が0.16μm程度であった。これにより、本実施形態の塗布材112Bを塗布した定着ロール102の方が、比較例の定着ロール102に比べて、外周面の荒れが抑制されていることが分かった。
次に、本発明の第2実施形態に係る塗布装置、定着装置、及び画像形成装置の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同じ部品には、前記第1実施形態と同じ符号を付与してその説明を省略する。
図9には、第2実施形態の定着装置180が示されている。定着装置180は、第1実施形態の定着装置100(図3参照)において、塗布ユニット110に換えて塗布装置の一例としての塗布ユニット190を設けた構成となっており、他の構成は第1実施形態と同様である。なお、図9では、定着ロール102、加圧ロール104、外部加熱ロール108、クリーニングロール120、及び塗布ユニット190を除いて、他の部材の図示を省略している。
塗布ユニット190は、フッ素系の樹脂材料の一例としての架橋ポリテトラフルオロエチレンを主成分として90wt%以上含み板状に成形された塗布材192と、塗布材192を保持する保持手段の一例としての保持部材195と、保持部材195から受け取った塗布材192を定着ロール102に塗布する塗布手段の一例としての塗布ロール194と、塗布ロール194を回転駆動する駆動部113と、塗布ロール194を定着ロール102の外周面に移動するリトラクト機構部160(図6(A)参照)と、を含んで構成されている。
塗布ロール194は、円柱状のステンレス鋼(SUS)で構成されており、軸方向長さは第1実施形態の塗布ロール112(図7参照)と同じになっている。そして、塗布材192は、長手方向の幅が塗布ロール194の軸方向長さと同じになっている。また、駆動部113は、塗布ロール194の外周面が定着ロール102の外周面と接触した状態において、塗布ロール194を定着ロール102に対して独立して、周速度V2で回転駆動させる。
なお、塗布ユニット190は、塗布ロール194を定着ロール102から退避させる必要が無い構成では、リトラクト機構部160が設けられていなくてもよい。また、塗布ロール194を定着ロール102に対して従動回転させる構成の場合には、駆動部113が設けられていなくてもよい。
保持部材195は、長手方向の両端部に塗布材192の両端部を保持する保持部(図示省略)が設けられている。また、保持部材195は、リトラクト機構部160の支持レバー162(図6(A)参照)に交換可能に取付けられている。この交換可能な構成の一例としては、支持レバー162に形成された孔部に保持部材195の端部を嵌め込む構成がある。
ここで、塗布ユニット190は、筐体106(図3参照)内の支持レバー162に保持部材195を取付けると、バネ(図示省略)の付勢力によって塗布材192が塗布ロール194の外周面に押し付けられる構成となっている。つまり、塗布ロール194と塗布材192(及びクリーニングロール120)は、支持レバー162の移動に合わせて一体となって移動する。なお、保持部材195では、バネを退避させることで塗布材192が交換可能となっている。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図9に示す定着装置180において、定着動作が行われるとき、外部加熱ロール108は、リトラクト機構部140(図4参照)の接触動作により定着ロール102の外周面と接触する。また、クリーニングロール120、塗布材192、及び塗布ロール194は、リトラクト機構部160(図6(A)参照)の退避動作により定着ロール102の外周面から退避する。
一方、定着装置180において定着動作が行われていないとき(例えば定着動作終了後の定着装置180の待機時)は、リトラクト機構部140(図4参照)の退避動作により外部加熱ロール108が定着ロール102の外周面から退避し、リトラクト機構部160(図6(A)参照)の接触動作によりクリーニングロール120及び塗布ロール194が定着ロール102の外周面と接触する。
続いて、図10(A)に示すように、定着装置180では、待機時に定着ロール102が周速度V1で回転し、クリーニングロール120が定着ロール102の回転に合わせて従動回転する。また、駆動部113(図9参照)によって塗布ロール194が周速度V2で回転する。そして、保持部材195で保持された塗布材192に接触している塗布ロール194が、回転すると共に摺動することにより、塗布ロール194の外周面に塗布材192が転移して保持される。
続いて、図10(B)に示すように、定着ロール102が周速度V1で回転を続けると、定着ロール102の外周面に付着している硬い異物Eが、クリーニングロール120によって回収(除去)される。そして、クリーニングロール120によって異物Eが回収されるため、塗布材192の塗布位置PAに異物Eが進入することが抑制され、定着ロール102の外周面の荒れが抑制される。
続いて、塗布位置PAでは、塗布ロール194と定着ロール102との周速度差(V2−V1)が生じるため、塗布ロール194の外周の塗布材192が、摩擦力によって定着ロール102の外周面に転移する。そして、塗布位置PA通過後の定着ロール102の外周面に塗布材192が保持される。これにより、塗布材192で覆われた定着ロール102の外周面は、滑面102E(図8(B)参照)となるため、塗布材192を定着ロール102の外周面に塗布しない構成に比べて、定着ロール102の外周面の荒れが抑制される。
また、定着装置180では、記録用紙P上のトナーTが、滑面102Eで加熱及び加圧され溶融するので、トナーTの硬化時の表面が滑らかになる。これにより、定着ロール102の外周面の荒れによる画質低下が抑制される。
さらに、定着装置180では、塗布材192が架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んでおり分子量が多い。このため、定着ロール102の離型層102C(図5(A)参照)を構成しているPFAに対する付着力は、架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んだ本実施形態の塗布材192の方が、架橋していないポリテトラフルオロエチレンを含んだ構成に比べて大きくなっている。これにより、塗布ロール194を用いて塗布材192を定着ロール102の外周面に塗布したとき、塗布材192が定着ロール102の外周面に密着して剥がれにくくなる。
加えて、定着装置180では、塗布材192が塗布ロール194と独立して設けられており、塗布材192を交換することで塗布ロール194の交換が不要となるので、定着ロール102に直接、塗布材192を接触させる構成に比べて、塗布材192の交換が容易となる。また、ロールに架橋前の樹脂粉末を静電塗布してから架橋する必要が無いので、塗布ユニット190の製造が容易となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
図11(A)に示すように、第1変形例として、第2実施形態の塗布材192の一端にシャフト196を設けて、シャフト196の両端部を筐体106(図3参照)で支持する。そして、塗布材192の塗布ロール194側の両端の面に凹部192Aを形成する。また、塗布ロール194の一端側において、支持レバー162(図6(A)参照)に凸部材198を固定する。凸部材198は、凹部192Aに進入可能な大きさの凸部198Aを有している。このようにして塗布ユニット200を構成してもよい。
図11(B)に示すように、塗布ユニット200では、支持レバー162(図6(A)参照)が移動して塗布ロール194が定着ロール102の外周面から離れたとき、凸部材198の凸部198Aが塗布材192の凹部192Aの周縁部を上方へ押し上げる。これにより、塗布ロール194の退避状態では、塗布材192と塗布ロール194とが接触しなくなり、塗布ロール194及び塗布材192に継続的に負荷が作用することが抑制される。なお、図11(A)に示すように、塗布ロール194と定着ロール102との接触状態では、凹部192A内に凸部198Aが進入して、塗布材192と塗布ロール194とが接触する。
また、第2変形例として、図12(A)に示すように、クリーニングロール120を定着ロール102の回転方向における外部加熱ロール108よりも上流側に配置し、外部加熱ロール108の外周面に塗布材192を接触させて、外部加熱ロール108を塗布材192の塗布手段と兼用させた定着装置210を用いてもよい。これにより、定着装置の部品点数が削減される。
さらに、第3変形例として、図12(B)に示すように、第2実施形態の定着装置180の外部加熱ロール108(図9参照)に換えて、清掃手段の回転部材と兼用させた外部加熱ロール222を有する定着装置220を用いてもよい。外部加熱ロール222は、外部加熱ロール108の外周面にシリコンゴムの層(図示省略)が形成された構成となっており、定着ロール102の外周面の異物を回収する機能も有している。なお、シリコンゴム層の厚さは、外部加熱ロール222が定着ロール102の外周面を加熱可能となる範囲で設定される。また、外部加熱ロール222にさらにクリーニングブレード(図示省略)を接触させて、外部加熱ロール222の外周面に異物が残留するのを抑制してもよい。
加えて、定着ロール102は、ロールに限らず、電磁誘導方式により加熱される定着ベルトであってもよい。また、記録用紙Pの種類は、A4、A3サイズに限らず他のサイズであってもよい。さらに、塗布材192は、板状に限らず、シート状、ブロック状、チップ状のいずれであってもよい。そして、塗布材の塗布は、ロール状の部材で塗布するものに限らず、無端状のベルト部材で定着ロール102の外周面に塗布してもよく、あるいは、板状のものを直接、定着ロール102に押し付けてもよい。
また、フッ素系の樹脂材料の他の例としては、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレンを用いることが可能である。
さらに、前述したように、塗布ロール112及び塗布ロール194は、駆動部113で独立して駆動するものに限らず、定着ロール102に対して従動回転するように構成しても、塗布材112B(又は塗布材192)の層を形成することは可能である。また、外部加熱ロール108でクリーニングを行う場合には、クリーニングロール120を用いていなくてもよい。加えて、加圧ロール104の外周面に塗布材192を接触させ、加圧ロール104を塗布材192の塗布手段と兼用させて用いてもよい。
10 画像形成装置
50 画像形成ユニット(現像剤像形成手段の一例)
71 二次転写ロール(転写手段の一例)
100 定着装置
102 定着ロール(定着部材の一例)
104 加圧ロール(加圧部材の一例)
110 塗布ユニット(塗布装置の一例)
112 塗布ロール(塗布手段の一例)
112B 塗布材
113 駆動部(塗布手段の一例)
120 クリーニングロール(清掃手段及び回転部材の一例)
120B 弾性部材
180 定着装置
190 塗布ユニット(塗布装置の一例)
192 塗布材
194 塗布ロール(塗布手段の一例)
195 保持部材(保持手段の一例)
200 塗布ユニット(塗布装置の一例)
210 定着装置
220 定着装置
222 外部加熱ロール(塗布手段の一例)

Claims (5)

  1. 回転しながら記録媒体上の現像剤像を加熱して定着させる離型層を備えた定着部材と、
    前記定着部材とで記録媒体を挟んで加圧する加圧部材と、
    フッ素系の樹脂材料を含む塗布材を保持する保持手段と、
    熱源が設けられ、前記定着部材を加熱し、前記保持手段から受け取った前記塗布材を前記定着部材の外周面に対して周速度差を持たせて塗布する塗布手段を兼ねた加熱部材と、
    を有する定着装置。
  2. 前記塗布材は、前記フッ素系の樹脂材料として架橋ポリテトラフルオロエチレンを含んでいる請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材の回転方向で前記塗布材が塗布される塗布位置よりも上流側には、前記定着部材の外周面を清掃する清掃手段が設けられている請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記清掃手段は、弾性を有する弾性部材が外周面側に設けられた回転部材である請求項3に記載の定着装置。
  5. 現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、
    前記現像剤像形成手段で形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    幅の異なる複数種類の前記記録媒体に対応し、前記転写手段で転写された現像剤像を前記記録媒体上に定着する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を有する画像形成装置
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