JP6446916B2 - 定着部材、定着装置、画像形成装置 - Google Patents

定着部材、定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、定着部材、定着装置、及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置(複写機、ファクシミリ、プリンタ等)では、記録材上に形成された未定着のトナー像を定着装置によって定着して画像形成している。
例えば、特許文献1には、「可撓性を有する筒状のフィルムと、前記フィルムの内面と接触するニップ部形成部材と、前記フィルムを介して前記ニップ部形成部材と共にニップ部を形成する加圧部材と、を有し、トナー画像を担持する記録材を前記ニップ部で搬送しつつ加熱する像加熱装置において、前記フィルムの内面の前記ニップ部形成部材と摺動する領域にスキューネスRsk<0を満足する粗面部を有することを特徴とする像加熱装置」が開示されている。
特開2012−198516号公報
本発明の課題は、高温(例えば、180℃以上)の条件で使用した場合において、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少を抑制する定着部材を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。
即ち、請求項1に係る発明は、
環状の基材と、
前記環状の基材の内周面側に設けられた最内層であって、直径が0.5μm以上20μm以下であり、長さが1mm以上100mm以下であり、ポリイミド繊維及びポリフェニレンサルファイド繊維から選ばれる少なくとも1種である耐熱性繊維を含有し、内周面に凹凸構造が形成された最内層と、
を有する定着部材である。
請求項に係る発明は、
前記最内層の内周面の算術平均粗さ(Ra)が、0.1μm以上0.5μm以下である請求項1記載の定着部材である。
請求項に係る発明は、
前記耐熱性繊維の直径が、1μm以上10μm以下であり、前記耐熱性繊維の長さが、3mm以上30mm以下である請求項1又は請求項に記載の定着部材である。
請求項に係る発明は、
前記最内層の厚さが、5μm以上20μm以下である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材である。
請求項に係る発明は、
前記耐熱性繊維が、ポリイミド繊維である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材である。
請求項に係る発明は、
第1回転体と、第1回転体の外面に接して配置される第2回転体と、を備え、
前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方が、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材である定着装置である。
請求項に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段であって、請求項に記載の定着装置である定着手段と、
を備える画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、ブラスト加工、又は切削加工により粗面化された金型によって、内周面が粗面化された定着部材である場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着部材が提供される。
請求項に係る発明によれば、最内層の内周面の算術平均粗さ(Ra)が0.1μm未満0.5μmを超える場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着部材が提供される。
請求項に係る発明によれば、耐熱性繊維の直径が1μm未満10μmを超え、長さが3mm未満30mmを超える場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着部材が提供される。
請求項に係る発明によれば、最内層の厚さが、5μm未満20μmを超える場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着部材が提供される。
請求項に係る発明によれば、耐熱性繊維が、ポリフェニレンサルファイド繊維である場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着部材が提供される。
請求項、又はに係る発明によれば、ブラスト加工、又は切削加工により粗面化された金型によって、内周面が粗面化された定着部材を適用した場合に比べて、内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される定着装置、又は画像形成装置が提供される。
本実施形態に係る定着部材の一例を示す模式断面図である。 第1実施形態に係る定着装置の一例を示す概略構成図である。 第2実施形態に係る定着装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の一例である実施形態について詳細に説明する。
なお、実質的に同一の機能を有する部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明は適宜省略する場合がある。
<定着部材>
本実施形態に係る定着部材について説明する。
図1は、本実施形態に係る定着部材の一例を示す概略断面図である。
本実施形態に係る定着部材110は、図1に示すように、例えば、環状の基材110Aと、環状の基材110Aの内周面側に設けられた最内層110Bであって、耐熱性繊維を含む最内層110Bとを有している。さらに、環状の基材110Aの外周面側には、弾性層110Cと、弾性層110C上に設けられた表面層110Dとを有している。
なお、本実施形態に係る定着部材110は、上記層構成に限られず、必要に応じて、例えば、基材110Aと弾性層110Cとの間に金属層やその保護層を介在させた層構成であってもよい。また、弾性層110C、及び表面層110Dは、必要に応じて設けられる層である。
従来、定着装置の一方式として、例えば、駆動加圧ロールと定着ベルト(定着部材の一例)と加圧パッドと加熱源とを備えた定着方式が採用されている。この定着方式の定着装置では、上記の定着ベルトが加圧パッドと接触しつつ回転するため、定着ベルトには、駆動負荷が生じる。この駆動負荷を低減させるため、例えば、定着ベルトの内周面と加圧パッドとの間に、潤滑剤を介在させること等が行われている。また、定着ベルトの内周面を粗面化することが行われており、定着ベルトの内周面を粗面化することは、潤滑剤の保持を向上し得る点で有効である。
近年、定着装置に対する要求が進んでおり、高温で使用する条件に耐え得る定着装置が検討されている。しかしながら、例えば、ブラスト加工や、切削加工により粗面化された金型を使用して、内周面を粗面化した定着ベルトを使用したとしても、使用可能な寿命が短くなりやすくなる。これは、上記のように定着ベルトの内周面を粗面化しても、高温で使用する条件では、潤滑剤の粘度が低下し、流動性が上昇するため、内周面に潤滑剤を保持し難くなることがあるためと考えられる。
ここで、耐熱性繊維を含む最内層を有する本実施形態に係る定着部材を、例えば、定着部材の一例である定着ベルトとして用いると、高温(例えば、180℃以上)の条件で使用した場合において、最内層の内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される。これは、以下の点が、その理由として挙げられる。
耐熱性繊維は、最内層中で、互いに絡み合ったり、重なり合ったりして存在している。 そして、この状態で存在する耐熱性繊維が、最内層の内周面側から突出することにより、最内層の内周面には、入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造が形成されている。この入り組んだ形状の凹部にまで、潤滑剤が保持されるために、高温の条件で使用した場合であっても、潤滑剤の保持量の減少が抑制されると考えられる。また、本実施形態に係る定着部材は、潤滑剤の保持量の減少が抑制されるために、結果として、ブラスト加工や、切削加工により粗面化された金型を使用して、内周面を粗面化した定着ベルトを使用した場合よりも、使用可能な寿命が長くなる。
以上により、本実施形態に係る定着部材は、高温(例えば、180℃以上)の条件で使用した場合において、最内層の内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制される。
なお、上記では、駆動加圧ロールと定着ベルトと加圧パッドと加熱源とを備えた定着方式の定着装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、この方式の定着装置に限られない。他の定着方式の定着装置にも適用しても、上記と同様に、高温の条件で使用した場合において、潤滑剤の保持量の減少が抑制される。
以下、本実施形態に係る定着部材110の構成要素について詳細に説明する。
なお、符号は省略して説明する。
ここで、本実施形態に係る定着部材において、「耐熱性」とは、定着装置の昇温温度(例えば、定着温度)に達しても、溶けたり分解したりしない特性を示す。つまり、定着装置の昇温温度に耐え得る性質を有する。
[環状の基材]
環状の基材としては、例えば、ニッケル、アルミニウム、ステンレス等の金属製の基材;ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリベンゾイミダゾール等の樹脂製の基材;が挙げられる。また、環状の基材が樹脂製である場合には、例えば、熱伝導性等の各特性を制御する観点から、カーボンブラック等の各種の充填剤が含有されていてもよい。
これらのうち、基材としては、内周面側に、耐熱性繊維を含む最内層を設ける観点から、樹脂製の基材であることが好ましい。樹脂製の基材の中でも、耐熱性、機械的強度、製造容易性等の観点から、ポリイミドを用いることがさらに好ましい。
基材の厚みは、例えば、20μm以上200μm以下であることがよく、30μm以上150μm以下であることがさらに好ましい。40μm以上130μm以下であることが特に好ましい。
[最内層]
最内層は、耐熱性繊維を含有することにより、内周面に、入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造が形成される。この凹凸構造が形成されることにより、高温で使用した場合において、潤滑剤の保持量の減少が抑制される。つまり、潤滑剤を保持する層として機能する。
また、最内層の一例として、耐熱性繊維の他に、例えば、樹脂を含有している。耐熱性繊維どうしを保持させる観点、及び、最内層を基材に保持させる観点から、樹脂を含有していることが好ましい。
(耐熱性繊維)
「繊維」とは、糸状や紐状等の細長い形状を示す物質である。
つまり、「耐熱性繊維」とは、定着装置の昇温温度に達しても、溶けたり分解したりしない、糸状や紐状等の細長い形状を示す物質を示す。
耐熱性繊維は、耐熱性を有する繊維であれば、特に限定されない。植物等の天然由来や、樹脂等の人工由来の有機繊維でもよく、無機繊維のいずれでもよい。耐熱性繊維としては、例えば、具体的には、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維等の有機繊維;ガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維等の無機繊維;が挙げられる。
耐熱性繊維は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。さらに、有機繊維としては、例えば、1種単独の樹脂を使用した単繊維でもよく、2種以上の樹脂を使用した複合繊維であってもよい。
これらの中でも、例えば、最内層と接触する部材の摩耗や、擦傷を抑制させる観点から、有機繊維を用いることが好ましい。有機繊維の中でも、耐熱性、機械的強度、製造容易性等の観点から、ポリイミド繊維を用いることがさらに好ましい。
耐熱性繊維としては、潤滑剤の保持量の減少をより抑制しやすくする観点から、耐熱性繊維の直径が、最内層の厚さ以上であることが好ましい。この構成とすることで、互いに絡み合ったり、重なり合ったりした耐熱性繊維が内周面に突出しやすくなり、入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造をより形成させやすくなる。そして、潤滑剤の保持力がより高まりやすくなる。
最内層の内周面の表面状態は、潤滑剤の保持量の減少をより抑制しやすくする観点から、内周面の算術平均粗さ(Ra)が、0.05μm以上0.8μm以下であることがよい。0.1μm以上0.5μm以下がさらに好ましい。
なお、算術平均粗さ(Ra)は、表面粗さ測定装置(SURFCOM 1500DX(東京精密社製))を用いて、測定長4mm、カットオフ波長0.8mm、測定倍率1000倍、測定速度0.3mm/secの条件で10箇所を測定し、その平均値とした。
耐熱性繊維の直径は、繊維の絡み合いや、繊維の重なり合いを形成させて、内周面に入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造をより形成させやすくする観点から、0.5μm以上20μm以下であることがよい。1μm以上10μm以下がさらに好ましく、3μm以上10μm以下であることが特に好ましい。
耐熱性繊維の長さは、繊維の絡み合いや、繊維の重なり合いを形成させて、内周面に入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造をより形成させやすくする観点から、1mm以上100mm以下であることが好ましい。3mm以上30mm以下であることがさらに好ましく、3mm以上10mm以下であることが特に好ましい。
これらの中でも、繊維の絡み合いや、繊維の重なり合いを形成させて、内周面に入り組んだ凹部形状を有する凹凸構造をより形成させやすくする観点から、直径が0.5μm以上20μm以下であり、長さが1mm以上100mm以下である耐熱性繊維を用いることが好ましい。直径が1μm以上10μm以下であり、長さが3mm以上30mm以下であることがさらに好ましい。特に、直径が3μm以上10μm以下であり、長さが3mm以上10mm以下である耐熱性繊維を用いることが好ましい。
なお、耐熱性繊維の直径、及び長さは、次のようにして測定する。
最内層の切片を切り出し、耐熱性繊維の30個をSEM(Scanning Electron Microscope)装置により観察し、画像解析によって耐熱性繊維ごとの直径、及び長さを測定し、その平均値を耐熱性繊維の直径、及び長さとする。
最内層の厚さは、潤滑剤の保持量の減少をより抑制させやすくする観点から、1μm以上50μm以下であることが好ましい。5μm以上20μm以下であることがさらに好ましく、5μm以上10μm以下であることが特に好ましい。
なお、最内層の厚さは、次のようにして測定する。
最内層の切片を切り出し、SEM装置により観察し、画像解析によって測定した平均値である。具体的には、最内層の基材が設けられている面側から、最内層の内周面の凸部の頂点までの距離、及び内周面の凹部の頂点までの距離を、それぞれ10箇所を測定して平均した値である。
最内層に含有する耐熱性繊維の含有量は、潤滑剤の保持量の減少をより抑制させやすくする観点から、最内層全体に対して、20質量%以上80質量%以下であることが好ましい。30質量%以上70質量%以下であることがさらに好ましい。
(樹脂)
最内層の一例として、耐熱性繊維の他に、例えば、樹脂を含有する。この樹脂は、耐熱性繊維どうしを保持したり、最内層を基材に保持する成分である。この樹脂としては、耐熱性を有していることが好ましい。例えば、具体的には、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾオキサゾール等の樹脂が挙げられる。
なお、例えば、耐熱性繊維どうしや、上記の基材との保持性の低下等を抑制する観点から、この樹脂は、耐熱性繊維や、基材に用いる樹脂と同じ種類の樹脂を用いることが好ましい。例えば、耐熱性繊維がポリイミド繊維であり、基材がポリイミドの樹脂製の基材であった場合には、この樹脂として、ポリイミドの樹脂を用いることが好ましい。
[弾性層]
本実施形態に係る定着部材は、目的に応じて、弾性層を有していてもよい。弾性層は、環状の基材の外周面側に設けられる層である。この弾性層は、耐熱性弾性材料を含んでいることが好ましい。
耐熱性弾性材料としては、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。
シリコーンゴムとしては、例えば、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴム、液状シリコーンゴムなどが挙げられ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)等が挙げられる。
フッ素ゴムとしては、フッ化ビニリデン系ゴム、四フッ化エチレン/プロピレン系ゴム、四フッ化エチレン/パーフルオロメチルビニルエーテルゴム、フォスファゼン系ゴム、フルオロポリエーテル等が挙げられる。
弾性層には、各種添加剤が配合されてもよい。添加剤としては、例えば、軟化剤(パラフィン系等)、加工助剤(ステアリン酸等)、老化防止剤(アミン系等)、加硫剤(硫黄、金属酸化物、過酸化物等)、機能性充填剤(アルミナ等)等が挙げられる。
弾性層の厚みは、例えば、30μm以上600μm以下であることがよく、100μm以上500μm以下であることがさらに好ましい。
[表面層]
本実施形態に係る定着部材は、目的に応じて、表面層を有していてもよいが、表面層を有していることが好ましい。表面層は、環状の基材の外周面側に設けられる層である。表面層は、例えば、耐熱性離型材料を含んで構成される。
耐熱性離型材料としては、フッ素ゴム、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、耐熱性離型材料としては、フッ素樹脂がよい。フッ素樹脂として具体的には、例えば、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロ三フッ化エチレン(PCTFE)、フッ化ビニル(PVF)等が挙げられる。
表面層の厚みは、例えば、5μm以上50μm以下であることがよく、10μm以上40μm以下であることがさらに好ましい。
[定着部材の用途]
本実施形態に係る定着部材は、例えば、無端状のベルトとして、加熱ベルト、加圧ベルトのいずれにも適用される。なお、加熱ベルトとしては、電磁誘導方式により加熱する加熱ベルト、外部の熱源から加熱する加熱ベルトのいずれであってもよい。
但し、本実施形態に係る定着部材を電磁誘導方式により加熱する加熱ベルトに適用する場合、基材と弾性層との間に、電磁誘導により発熱する金属層(発熱層)を設けることがよい。
<定着装置>
本実施形態に係る定着装置としては、種々の構成があり、例えば、第1回転体と、第1回転体の外面に接して配置される第2回転体と、を備える。そして、第1回転体及び第2回転体の少なくとも一方として、本実施形態に係る定着部材が適用される。
以下に、第1実施形態として、加熱ロールと加圧ベルトとを備えた定着装置を説明する。また、第2実施形態として、加熱ベルトと加圧ロールとを備えた定着装置を説明する。そして、第1及び第2実施形態において、本実施形態に係る定着部材は、加圧ベルト、加熱ベルトのいずれにも適用され得る。
なお、本実施形態に係る定着装置は、第1及び第2実施形態に限られない。例えば、電磁誘導加熱方式の定着装置であってもよい。
[定着装置の第1実施形態]
第1実施形態に係る定着装置について説明する。図2は、第1実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。
なお、第1実施形態に係る定着装置において、本実施形態に係る定着部材は、加圧ベルト(定着部材の一例)として適用される。
第1実施形態に係る定着装置60は、図2に示すように、例えば、回転駆動する加熱ロール61(第1回転体の一例)と、加圧ベルト62(第2回転体の一例)と、加圧ベルト62を介して加熱ロール61を押圧する押圧パッド64(押圧部材の一例)とを備えて構成されている。
なお、押圧パッド64は、例えば、加圧ベルト62と加熱ロール61とが相対的に加圧されていればよい。従って、加圧ベルト62側が加熱ロール61に加圧されてもよく、加熱ロール61側が加熱ロール61に加圧されてもよい。
加熱ロール61の内部には、ハロゲンランプ66(加熱手段の一例)が配設されている。加熱手段としては、ハロゲンランプに限られず、発熱する他の発熱部材を用いてもよい。
一方、加熱ロール61の表面には、例えば、感温素子69が接触して配置されている。この感温素子69による温度計測値に基づいて、ハロゲンランプ66の点灯が制御され、加熱ロール61の表面温度が目的とする設定温度に制御される。
加圧ベルト62は、例えば、内部に配置された押圧パッド64とベルト走行ガイド63とによって回転自在に支持されている。そして、挟込領域N(ニップ部)において押圧パッド64により加熱ロール61に対して押圧されて配置されている。
押圧パッド64は、例えば、加圧ベルト62の内側において、加圧ベルト62を介して加熱ロール61に加圧される状態で配置され、加熱ロール61との間で挟込領域Nを形成している。
押圧パッド64は、例えば、幅の広い挟込領域Nを確保するための前挟込部材64aを挟込領域Nの入口側に配置し、加熱ロール61に歪みを与えるための剥離挟込部材64bを挟込領域Nの出口側に配置している。
加圧ベルト62の内周面と押圧パッド64との摺動抵抗を小さくするために、例えば、前挟込部材64a及び剥離挟込部材64bの加圧ベルト62と接する面にシート状の摺動部材68が設けられている。そして、押圧パッド64と摺動部材68とは、金属製の保持部材65に保持されている。
なお、摺動部材68は、例えば、その摺動面が加圧ベルト62の内周面と接するように設けられており、加圧ベルト62との間に存在する潤滑剤の保持・供給に関与する。
保持部材65には、例えば、ベルト走行ガイド63が取り付けられ、加圧ベルト62が回転する構成となっている。
加熱ロール61は、例えば、図示しない駆動モータにより矢印S方向に回転し、この回転に従動して加圧ベルト62は、加熱ロール61の回転方向と反対の矢印R方向へ回転する。すなわち、例えば、加熱ロール61が図2における時計方向へ回転するのに対して、加圧ベルト62は反時計方向へ回転する。
そして、未定着トナー像を有する用紙K(記録媒体の一例)は、例えば、定着入口ガイド56によって導かれて、挟込領域Nに搬送される。そして、用紙Kが挟込領域Nを通過する際に、用紙K上のトナー像は挟込領域Nに作用する圧力と熱とによって定着される。
第1実施形態に係る定着装置60では、例えば、加熱ロール61の外周面に倣う凹形状の前挟込部材64aにより、前挟込部材64aがない構成に比して、広い挟込領域Nを確保される。
また、第1実施形態に係る定着装置60では、例えば、加熱ロール61の外周面に対し突出させて剥離挟込部材64bを配置することにより、挟込領域Nの出口領域において加熱ロール61の歪みが局所的に大きくなるように構成されている。
このように剥離挟込部材64bを配置すれば、例えば、定着後の用紙Kは、剥離挟込領域を通過する際に、局所的に大きく形成された歪みを通過することになるので、用紙Kが加熱ロール61から剥離しやすい。
剥離の補助手段として、例えば、加熱ロール61の挟込領域Nの下流側に、剥離部材70を配設されている。剥離部材70は、例えば、剥離爪71が加熱ロール61の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に加熱ロール61と近接する状態で保持部材72によって保持されている。
[定着装置の第2実施形態]
第2実施形態に係る定着装置について説明する。図3は、第2実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。なお、第2実施形態に係る定着装置において、本実施形態に係る定着部材は、加熱ベルト(定着部材の一例)として適用される。
第2実施形態に係る定着装置80は、図3に示すように、例えば、加熱ベルト84(第1回転体の一例)を備える定着ベルトモジュール86と、加熱ベルト84(定着ベルトモジュール86)に押圧して配置された加圧ロール88(第2回転体の一例)とを含んで構成されている。そして、例えば、加熱ベルト84(定着ベルトモジュール86)と加圧ロール88とが接触する挟込領域N(ニップ部)が形成されている。挟込領域Nでは、用紙K(記録媒体の一例)が加圧及び加熱されトナー像が定着される。
定着ベルトモジュール86は、例えば、無端状の加熱ベルト84と、加圧ロール88側で加熱ベルト84が巻き掛けられ、モータ(不図示)の回転力で回転駆動すると共に加熱ベルト84をその内周面から加圧ロール88側へ押し付ける加熱押圧ロール89と、加熱押圧ロール89と異なる位置で内側から加熱ベルト84を支持する支持ロール90とを備えている。
定着ベルトモジュール86は、例えば、加熱ベルト84の外側に配置されてその周回経路を規定する支持ロール92と、加熱押圧ロール89から支持ロール90までの加熱ベルト84の姿勢を矯正する姿勢矯正ロール94と、加熱ベルト84(定着ベルトモジュール86)と加圧ロール88とが接触する領域である挟込領域Nの下流側において加熱ベルト84を内周面から張力を付与する支持ロール98とが設けられている。
そして、定着ベルトモジュール86は、例えば、加熱ベルト84と加熱押圧ロール89との間に、シート状の摺動部材82が介在するように設けられている。
摺動部材82は、例えば、その摺動面が加熱ベルト84の内周面と接するように設けられており、加熱ベルト84との間に存在する潤滑剤の保持・供給に関与する。
ここで、摺動部材82は、例えば、その両端が支持部材96により支持された状態で設けられている。
加熱押圧ロール89の内部には、例えば、ハロゲンヒータ89A(加熱手段の一例)が設けられている。
支持ロール90は、例えば、アルミニウムで形成された円筒状ロールであり、内部にはハロゲンヒータ90A(加熱手段の一例)が配設されており、加熱ベルト84を内周面側から加熱するようになっている。
支持ロール90の両端部には、例えば、加熱ベルト84を外側に押圧するバネ部材(不図示)が配設されている。
支持ロール92は、例えば、アルミニウムで形成された円筒状ロールであり、支持ロール92の表面には厚み20μmのフッ素樹脂を含む離型層が形成されている。
支持ロール92の離型層は、例えば、加熱ベルト84の外周面からのトナーや紙粉が支持ロール92に堆積するのを防止するために形成されるものである。
支持ロール92の内部には、例えば、ハロゲンヒータ92A(加熱源の一例)が配設されており、加熱ベルト84を外周面側から加熱するようになっている。
つまり、例えば、加熱押圧ロール89と支持ロール90及び支持ロール92とによって、加熱ベルト84が加熱される構成となっている。
姿勢矯正ロール94は、例えば、アルミニウムで形成された円柱状ロールであり、姿勢矯正ロール94の近くには、加熱ベルト84の端部位置を測定する端部位置測定機構(不図示)が配置されている。
姿勢矯正ロール94には、例えば、端部位置測定機構の測定結果に応じて加熱ベルト84の軸方向における当り位置を変位させる軸変位機構(不図示)が配設され、加熱ベルト84の蛇行を制御するように構成されている。
一方、加圧ロール88は、例えば、回転自在に支持されると共に、図示しないスプリング等の付勢手段によって加熱ベルト84が加熱押圧ロール89に巻き回された部位に押圧されて設けられている。これにより、定着ベルトモジュール86の加熱ベルト84(加熱押圧ロール89)が矢印S方向へ回転移動するのに伴って、加熱ベルト84(加熱押圧ロール89)に従動して加圧ロール88が矢印R方向に回転移動するようになっている。
そして、未定着トナー像(不図示)を有する用紙Kは、矢印P方向に搬送され、定着装置80の挟込領域Nに導かれると、挟込領域Nに作用する圧力と熱とによって定着される。
なお、第2実施形態に係る定着装置80では、加熱源の一例としてハロゲンヒータ(ハロゲンランプ)を適用した形態を説明したが、これに限られず、ハロゲンヒータ以外の輻射ランプ発熱体(放射線(赤外線等)を発する発熱体)、抵抗発熱体(抵抗に電流を流すことによりジュール熱を発生させる発熱体:例えばセラミック基板に厚膜抵抗を有する膜を形成して焼成させたもの等)を適用してもよい。
<画像形成装置>
次に、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電された像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、を備える。そして、定着手段として、本実施形態に係る定着装置が適用される。
以下、本実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示した概略構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図4に示すように、例えば、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kと、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10と、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー像を記録媒体である用紙Kに一括転写(二次転写)させる二次転写部20と、二次転写された画像を用紙K上に定着させる定着装置60と、を備えている。また、画像形成装置100は、各装置(各部)の動作を制御する制御部40を有している。
この定着装置60が既述の第1実施形態に係る定着装置60である。なお、画像形成装置100は、既述の第2実施形態に係る定着装置80を備える構成であってもよい。
画像形成装置100の各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、表面に形成されるトナー像を保持する像保持体の一例として、矢印A方向に回転する感光体11を備えている。
感光体11の周囲には、帯電手段の一例として、感光体11を帯電させる帯電器12が設けられ、潜像形成手段の一例として、感光体11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)が設けられている。
また、感光体11の周囲には、現像手段の一例として、各色成分トナーが収容されて感光体11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14が設けられ、感光体11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16が設けられている。
更に、感光体11の周囲には、感光体11上の残留トナーが除去される感光体クリーナ17が設けられ、帯電器12、レーザ露光器13、現像器14、一次転写ロール16及び感光体クリーナ17の電子写真用デバイスが感光体11の回転方向に沿って順次配設されている。これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、略直線状に配置されている。
中間転写体である中間転写ベルト15は、ポリイミド又はポリアミド等の樹脂をベース層としてカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたフィルム状の加圧ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は10Ωcm以上1014Ωcm以下となるように形成されており、その厚みは、例えば、0.1mm程度に構成されている。
中間転写ベルト15は、各種ロールによって図4に示すB方向に目的に合わせた速度で循環駆動(回転)されている。この各種ロールとして、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動されて中間転写ベルト15を回転させる駆動ロール31、各感光体11の配列方向に沿って略直線状に延びる中間転写ベルト15を支持する支持ロール32、中間転写ベルト15に対して張力を与えると共に中間転写ベルト15の蛇行を防止する補正ロールとして機能する張力付与ロール33、二次転写部20に設けられる背面ロール25、中間転写ベルト15上の残留トナーを掻き取るクリーニング部に設けられるクリーニング背面ロール34を有している。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体11に対向して配置される一次転写ロール16で構成されている。一次転写ロール16は、芯体と、芯体の周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とで構成されている。芯体は、鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が107.5Ωcm以上108.5Ωcm以下のスポンジ状の円筒状ロールである。
そして、一次転写ロール16は中間転写ベルト15を挟んで感光体11に圧接配置され、更に一次転写ロール16にはトナーの帯電極性(マイナス極性とする。以下同様。)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上において重畳されたトナー像が形成されるようになっている。
二次転写部20は、背面ロール25と、中間転写ベルト15のトナー像保持面側に配置される二次転写ロール22と、を備えて構成されている。
背面ロール25は、表面がカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブ、内部はEPDMゴムで構成されている。そして、その表面抵抗率が10Ω/□以上1010Ω/□以下となるように形成され、硬度は、例えば、70°(アスカーC:高分子計器社製、以下同様。)に設定される。この背面ロール25は、中間転写ベルト15の裏面側に配置されて二次転写ロール22の対向電極を構成し、二次転写バイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール26が接触配置されている。
一方、二次転写ロール22は、芯体と、芯体の周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とで構成されている。芯体は鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が107.5Ωcm以上108.5Ωcm以下のスポンジ状の円筒状ロールである。
そして、二次転写ロール22は中間転写ベルト15を挟んで背面ロール25に圧接配置され、更に二次転写ロール22は接地されて背面ロール25との間に二次転写バイアスが形成され、二次転写部20に搬送される用紙K上にトナー像を二次転写する。
また、中間転写ベルト15の二次転写部20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が接離自在に設けられている。
なお、中間転写ベルト15、一次転写部10(一次転写ロール16)、及び二次転写部20(二次転写ロール22)が、転写手段の一例に該当する。
一方、イエローの画像形成ユニット1Yの上流側には、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)42が配設されている。また、黒の画像形成ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ43が配設されている。この基準センサ42は、中間転写ベルト15の裏側に設けられたマークを認識して基準信号を発生しており、この基準信号の認識に基づく制御部40からの指示により、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは画像形成を開始するように構成されている。
更に、本実施形態に係る画像形成装置では、用紙Kを搬送する搬送手段として、用紙Kを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に集積された用紙Kを予め定められたタイミングで取り出して搬送する給紙ロール51、給紙ロール51により繰り出された用紙Kを搬送する搬送ロール52、搬送ロール52により搬送された用紙Kを二次転写部20へと送り込む搬送ガイド53、二次転写ロール22により二次転写された後に搬送される用紙Kを定着装置60へと搬送する搬送ベルト55、用紙Kを定着装置60に導く定着入口ガイド56を備えている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。
本実施形態に係る画像形成装置では、図示しない画像読取装置や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置により画像処理が施された後、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kによって作像作業が実行される。
画像処理装置では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体11に照射している。画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体11では、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kによって、Y、M、C、Kの各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体11上に形成されたトナー像は、各感光体11と中間転写ベルト15とが接触する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。より具体的には、一次転写部10において、一次転写ロール16により中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性(マイナス極性)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が付加され、トナー像を中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせて一次転写が行われる。
トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次一次転写された後、中間転写ベルト15は移動してトナー像が二次転写部20に搬送される。トナー像が二次転写部20に搬送されると、搬送手段では、トナー像が二次転写部20に搬送されるタイミングに合わせて給紙ロール51が回転し、用紙収容部50から目的とするサイズの用紙Kが供給される。給紙ロール51により供給された用紙Kは、搬送ロール52により搬送され、搬送ガイド53を経て二次転写部20に到達する。この二次転写部20に到達する前に、用紙Kは一旦停止され、トナー像が保持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせて位置合わせロール(不図示)が回転することで、用紙Kの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写部20では、中間転写ベルト15を介して、二次転写ロール22が背面ロール25に加圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Kは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。その際に、給電ロール26からトナーの帯電極性(マイナス極性)と同極性の電圧(二次転写バイアス)が印加されると、二次転写ロール22と背面ロール25との間に転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト15上に保持された未定着トナー像は、二次転写ロール22と背面ロール25とによって加圧される二次転写部20において、用紙K上に一括して静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Kは、二次転写ロール22によって中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送され、二次転写ロール22の用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55では、定着装置60における最適な搬送速度に合わせて、用紙Kを定着装置60まで搬送する。定着装置60に搬送された用紙K上の未定着トナー像は、定着装置60によって熱及び圧力で定着処理を受けることで用紙K上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Kは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙収容部(不図示)に搬送される。
一方、用紙Kへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回転に伴ってクリーニング部まで搬送され、クリーニング背面ロール34及び中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定的に解釈されるものではなく、種々の変形、変更、改良が適用され、本発明の要件を満足する範囲内で実現されることは言うまでもない。
以下、実施例により本実施形態を詳細に説明するが、本実施形態は、これら実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、「部」及び「%」はすべて質量基準である。
[定着ベルトの作製]
<実施例1>
耐熱性繊維を含む最内層として、ポリイミドワニス(商品名:KX−R、ユニチカ社製)に、ポリイミド繊維(商品名:P84、東洋紡社製、直径10μm、長さ3mm)を、固形分で50質量%となるように配合し、プラネタリーミキサーにて混合撹拌した。φ168(外径168mm)アルミ金型上に、ポリイミド繊維を配合したポリイミドワニスを固形分の厚さが5μmになるように、ブレード塗布法により塗布した。
続けて、塗布して得た最内層となる塗膜上に、基材として、ポリイミドワニス(商品名:KX−R、ユニチカ社製)を固形分の厚さが70μmとなるように、ブレード塗布法により塗布した。次いで、130℃、20分間の条件で乾燥した後、最高温度320℃、20分間の条件で焼成した。冷却後、金型から脱型して、ポリイミド繊維を含む最内層と、ポリイミド樹脂の基材を得た。
このポリイミド樹脂の基材上に、付加硬化液状シリコーンゴムを、ブレード塗布法により厚さが300μmとなるように塗布し、120℃、20分間の条件で1次焼成を行った後、内面接着処理済みのPFAチューブを被覆した。その後、200℃、4時間の条件で2次焼成し、実施例1の定着ベルトを得た。
<実施例2〜11>
耐熱性繊維の直径と長さ、材質、及び最内層の厚さを下記の表1に記載した内容に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜11の定着ベルトを得た。
なお、表1中の「PI」は、ポリイミド繊維、及び「PPS」は、ポリフェニレンサルファイド繊維(商品名:プロコン、東洋紡社製)である。
<比較例1>
ブラスト加工によって表面を粗面化したφ168(外径168mm)アルミ金型上に、ポリイミドワニス(商品名:KX−R、ユニチカ社製)を固形分の厚さが80μmとなるように、ブレード塗布法により塗布した。130℃、20分間の条件で乾燥後、最高温度320℃、20分間の条件で焼成し、冷却後に金型から脱型して、粗面化したポリイミド樹脂の基材(1)を得た。基材として、この粗面化したポリイミド樹脂の基材(1)を用いること、及び耐熱性繊維を含む最内層を形成しないことに変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の定着ベルトを得た。
<比較例2>
切削加工によって表面を粗面化したφ168(外径168mm)アルミ金型上に、ポリイミドワニス(商品名:KX−R、ユニチカ社製)を固形分の厚さが80μmとなるように、ブレード塗布法により塗布した。130℃、20分間の条件で乾燥後、最高温度320℃、20分間の条件で焼成し、冷却後に金型から脱型して、粗面化したポリイミド樹脂の基材(2)を得た。基材として、この粗面化したポリイミド樹脂の基材(2)を用いること、及び耐熱性繊維を含む最内層を形成しないことに変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の定着ベルトを得た。
[評価]
加熱ベルトとして、各例で得られた定着ベルトを富士ゼロックス社製の画像形成装置(ColorPress1000)の定着装置に装着した。この画像形成装置により、J紙(富士ゼロックス社製)を用いて、100万枚の画像を出力し、走行試験を行った。走行試験終了後、定着ベルトの内周面の潤滑剤の保持状態を観察した。
なお、定着温度として、定着ベルトの内周面の温度を測定し、210℃以上215℃以下の範囲になるように制御した。
(評価基準)
A(◎):100万枚の画像を出力させるまで、定着ベルトの走行制御不良は発生しなかった。走行試験終了後、定着ベルト内周面の潤滑剤の保持量は維持していた。
B(○):100万枚の画像を出力させるまで、定着ベルトの走行制御不良は発生しなかった。走行試験終了後、定着ベルト内周面の潤滑剤の保持量は減少していた。
C(×):100万枚の画像を出力させまでに、定着ベルト走行制御不良が発生した。走行試験終了後、定着ベルト内周面の潤滑剤は枯渇していた。
上記結果から、本実施例では、比較例に比べ、高温の条件で使用した場合において、定着部材の内周面に保持する潤滑剤の保持量の減少が抑制されていることが分かる。
60 定着装置
61 加熱ロール
62 加圧ベルト
63 ベルト走行ガイド
64 押圧パッド
64a 前挟込部材
64b 剥離挟込部材
65 保持部材
66 ハロゲンランプ
68 摺動部材
69 感温素子
70 剥離部材
71 剥離爪
72 保持部材
80 定着装置
82 摺動部材
84 加熱ベルト
86 定着ベルトモジュール
88 加圧ロール
89A ハロゲンヒータ
89 加熱押圧ロール
90A ハロゲンヒータ
90 支持ロール
92A ハロゲンヒータ
92 支持ロール
94 姿勢矯正ロール
96 支持部材
98 支持ロール
100 画像形成装置
110 定着部材
110A 基材
110B 最内層
110C 弾性層
110D 表面層

Claims (7)

  1. 環状の基材と、
    前記環状の基材の内周面側に設けられた最内層であって、直径が0.5μm以上20μm以下であり、長さが1mm以上100mm以下であり、ポリイミド繊維及びポリフェニレンサルファイド繊維から選ばれる少なくとも1種である耐熱性繊維を含有し、内周面に凹凸構造が形成された最内層と、
    を有する定着部材。
  2. 前記最内層の内周面の算術平均粗さ(Ra)が、0.1μm以上0.5μm以下である請求項1記載の定着部材。
  3. 前記耐熱性繊維の直径が、1μm以上10μm以下であり、前記耐熱性繊維の長さが、3mm以上30mm以下である請求項1又は請求項に記載の定着部材。
  4. 前記最内層の厚さが、5μm以上20μm以下である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材。
  5. 前記耐熱性繊維が、ポリイミド繊維である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材。
  6. 第1回転体と、第1回転体の外面に接して配置される第2回転体と、を備え、
    前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方が、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の定着部材である定着装置。
  7. 像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段であって、請求項に記載の定着装置である定着手段と、
    を備える画像形成装置。
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