JP2016118643A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着装置20に、無端状の定着ベルト21と、弾性層22bを有し、定着ベルト21との間に定着ニップNを形成する加圧ローラ22と、定着ベルト21を介して加圧ローラ22と対向し、定着ニップNを形成するニップ形成部材24と、加熱源23とを設ける。ニップ形成部材24の定着ニップNを形成する領域に、互いに平行な第一の平坦面Aおよび第二の平坦面Cと、両平坦面A,Cを接続する接続面Bとを設ける。第二の平坦面Cを、第一の平坦面Aよりも定着ニップNの出口側で、かつ加圧ローラ22への接近側に配置する。
【選択図】図2
Description
図1に示す画像形成装置1は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
以下、図2に基づき、定着装置20の構成について説明する。
図2に示すように、定着装置20は、第一の定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21の外周面に当接する第二の定着部材としての加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23と、定着ニップNを形成するニップ形成部材24と、ニップ形成部材24を支持する支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23からの熱を定着ベルト21へ反射する反射部材26と、ハロゲンヒータ23からの熱を遮蔽する遮蔽部材27と、定着ベルト21の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ28とを備える。
図4に示すように、ニップ形成部242の加圧ローラ22と対向する面242a(前面)は、用紙搬送方向で定着ニップNよりも大きい幅寸法を有する。この前面242aには、定着ニップNの入口側(図面下方)から、第一の平坦面A、接続面B、第二の平坦面C、およびガイド面Dが形成されている。
なお、ここでは、第一曲面部B1、第二曲面部B2、およびガイド面Dを、それぞれ単一の曲率半径R1,R2,R3を有するものとして説明したが、第一曲面部B1、第二曲面部B2、およびガイド面Dの各々を、曲率の異なる複数の曲面で構成してもよい。
なお、図5では、定着ニップNの形状を明確に表すため、ニップ形成部材24の第一の平坦面Aと第二の平坦面Cの間の段差を誇張して描いている。そのため、ニップ形成部242の前面242aや定着ニップNの形状は実際とは異なる。また、図5では、図面を簡略化するために定着ベルト21の図示を省略している。
定着ニップNの第一の平坦部Naでは、これを加圧ローラ22側から見て凹曲面形状にする場合に比べて、定着ベルト21の表面にしわが生じにくい。また、第一の平坦部Naでは、加圧ローラ22の弾性層22bの圧縮量Xaが小さいため、定着ベルト21と加圧ローラ22の間の線速差も小さくなる。さらに、未定着トナーに作用するずれ力を考えても、第一の平坦部Naが低面圧領域であるため、当該ずれ力の影響は小さい。以上の理由から、定着ニップNの上流側での未定着トナーのずれを抑制し、定着に伴う画像品質の劣化を防止することが可能となる。
21 定着ベルト(第一の定着部材)
22 加圧ローラ(第二の定着部材)
22b 弾性層
23 ハロゲンヒータ(加熱源)
24 ニップ形成部材
A 第一の平坦面
B 接続面
C 第二の平坦面
D ガイド面
N 定着ニップ
N1 入口部
N2 出口部
Na 第一の平坦部
Nb 接続部
Nc 第二の平坦部
O2 加圧ローラの回転中心
P 用紙(記録媒体)
T トナー(現像剤)
Claims (12)
- 可撓性を有し、回転可能な第一の定着部材と、弾性層を有し、前記第一の定着部材との間に定着ニップを形成する回転可能な第二の定着部材と、前記第一の定着部材を介して第二の定着部材と対向し、前記定着ニップを形成するニップ形成部材と、加熱源とを備え、前記定着ニップに供給された記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記ニップ形成部材の前記定着ニップを形成する領域に、互いに平行な第一の平坦面および第二の平坦面と、両平坦面を接続する接続面とを設け、第二の平坦面を、第一の平坦面よりも定着ニップの出口側で、かつ第二の定着部材への接近側に配置したことを特徴とする定着装置。 - 可撓性を有し、回転可能な第一の定着部材と、弾性層を有し、前記第一の定着部材との間に定着ニップを形成する回転可能な第二の定着部材と、前記第一の定着部材を介して第二の定着部材と対向し、前記定着ニップを形成するニップ形成部材と、加熱源とを備え、前記定着ニップに供給された記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記ニップ形成部材の前記定着ニップを形成する領域に、互いに平行な第一の平坦面および第二の平坦面と、両平坦面を接続する接続面とを設け、第二の平坦面を第一の平坦面よりも定着ニップの出口側に配置し、かつ前記接続面で前記弾性層を前記第一の平坦面で圧縮した弾性層の最大圧縮率よりも大きな圧縮率で圧縮したことを特徴とする定着装置。 - 前記定着ニップの入口部を、前記ニップ形成部材の第一の平坦面で形成した請求項1または2に記載の定着装置。
- 前記定着ニップの出口部を、前記ニップ形成部材の第二の平坦面で形成した請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記ニップ形成部材の接続面のうち、前記第二の平坦面に隣接する部分を、第二の定着部材側を凸とする円筒面状に形成した請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置。
- 可撓性を有し、回転可能な第一の定着部材と、弾性層を有し、前記第一の定着部材との間に定着ニップを形成する回転可能な第二の定着部材と、前記第一の定着部材を介して第二の定着部材と対向し、前記定着ニップを形成するニップ形成部材と、加熱源とを備え、前記定着ニップに供給された記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において、
前記定着ニップに、互いに平行な第一の平坦部および第二の平坦部と、両平坦部を接続する接続部とを設け、第二の平坦部を第一の平坦部よりも定着ニップの出口側に配置し、かつ前記接続部で前記弾性層を前記第一の平坦部での弾性層の最大圧縮率よりも大きな圧縮率で圧縮したことを特徴とする定着装置。 - 前記定着ニップの入口部を、前記第一の平坦部に設けた請求項6に記載の定着装置。
- 前記定着ニップの出口部を、前記第二の平坦部に設けた請求項6または7に記載の定着装置。
- 前記定着ニップの接続部のうち、前記第二の平坦部に隣接する部分を、第二の定着部材側を凸とする円筒面状に形成した請求項6〜8の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記第二の定着部材の弾性層を、第二の定着部材の回転中心よりも定着ニップの出口側で最大に圧縮させる請求項1〜9の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記第一の定着部材を無端ベルトで構成し、第一の定着部材の内側に、前記ニップ形成部材を配置した請求項1〜10の何れか1項に記載の定着装置。
- 請求項1〜11の何れか1項に記載した定着装置を有する画像形成装置。
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JP2014257809A JP2016118643A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 定着装置及び画像形成装置 |
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JP2019184764A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置およびこれを備える画像形成装置 |
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2014
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