JP2011107433A - 像加熱装置 - Google Patents

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慶輔 三橋
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Kenji Takagi
健二 高木
Akitaka Endo
昭孝 遠藤
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Abstract

【課題】ウェブの消費を抑制する。
【解決手段】清掃装置は、加圧ローラ104の外周面に接触して清掃するウェブ121と、ウェブ121を送り出す送り出しローラであって、ウェブ121を巻き戻し可能な送り出しローラ122と、ウェブ121を巻き取る巻き取りローラ123と、ウェブ121を加圧ローラ104に押し当てた当接状態又はウェブ121を加圧ローラ104から離間させた離間状態のどちらかの状態に切り替える押し当てローラ124と、を有し、押し当てローラ124がウェブ121を離間状態から当接状態へ切り替える際に、ウェブ121を送り出しローラ122に巻き戻し、ウェブ121の一度使用した面を加圧ローラ104の外周面に当接させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる像加熱装置に関する。特に、回転体の外周面を清掃するウェブを有する像加熱装置に関する。画像形成装置としては、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等が挙げられる。像加熱装置としては、電子写真方式、静電記録方式、磁気記録方式等の適時の画像形成プロセスに用いられ、トナー像を定着する定着装置が挙げられる。即ち、定着装置は、加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて、シートの面に転写方式若しくは直接方式で目的の画像情報に対応して形成された未定着トナー像を、シート面上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の装置である。尚、シートとしては、紙、印刷紙、転写材シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム、エレクトロファックス紙、静電記録紙等の記録材が挙げられる。ここで、本発明の像加熱装置には、上記定着装置ばかりでなく、未定着画像をシート上に仮定着させる像加熱装置や、画像を担持したシートを再加熱してつや等の画像表面性を改質する像加熱装置等も包含される。
従来、特許文献1に示すように、定着ローラと加圧ローラとを有する熱定着方式の定着装置において、定着ローラ等の被清掃部材の外周面に付着したトナーの清掃や、被清掃部材の外周面に離型用のオイルを塗布する目的で、ウェブを備えたものが知られている。
このウェブは被清掃部材の外周面に摺擦するように配置され、ウェブと被清掃部材とが接している部分には順次ウェブの新しい面が供給されるようにしながら画像形成が行われる。ウェブの供給は、画像形成枚数が所定枚数に達したときや、シートジャム等によって被清掃部材がトナーで汚染された可能性がある場合に行われる。
また、特許文献2に示すように、ウェブを備えた定着装置において、ウェブを被清掃部材の外周面に対して当接させたり離間させたりするものが知られている。これにより、装置動作中はウェブを被清掃部材に当接させ、装置停止中はウェブを被清掃部材から離間させている。
特開2000−162917号公報 特開平08−152801号公報
しかしながら、画像形成装置がウェブを被清掃部材に当接させて行う画像形成動作と、ウェブを被清掃部材に当接させないで行う画像形成動作と、が実行可能な場合に、次の様な問題があった。
ウェブを被清掃部材に当接させないで行う画像形成動作を行った場合、動作中に被清掃部材の外周面に紙粉や填料等の汚れが付着する場合がある。被清掃部材に汚れが付着した状態でウェブを被清掃部材に当接させると、清掃に使用するはずであったウェブの新しい面が汚れてしまい、清掃が十分に行えないおそれがあった。
このため従来は、ウェブを被清掃部材に当接させないで行う画像形成動作を行った後に、ウェブを被清掃部材に当接させる場合は、シートジャム時のように、被清掃部材の外周面の紙粉や填料を除去した後にさらにウェブを余計に送っていた。しかしこれではウェブを被清掃部材に当接させないで行う画像形成動作を行った後に、ウェブを被清掃部材に当接する回数に応じてウェブの送り量(消費)が増えてしまう。すると、必要なウェブ長が長くなって装置が巨大化し、製造コストも増加してしまう。
本発明は、ウェブの消費を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る像加熱装置は、
像を担持したシートを挟持しながら搬送する一対の回転体と、
前記一対の回転体の一方である被清掃部材の外周面を清掃する清掃装置と、
を備える像加熱装置であって、
前記清掃装置は、
前記被清掃部材の外周面に接触して清掃するウェブと、
前記ウェブを送り出す送り出し部材であって、前記ウェブを巻き戻し可能な送り出し部材と、
前記送り出し部材から送り出された前記ウェブを巻き取る巻き取り部材と、
前記ウェブを前記被清掃部材に押し当てた当接状態又は前記ウェブを前記被清掃部材から離間させた離間状態のどちらかの状態に切り替えられる押し当て部材と、
を有し、
前記ウェブが前記離間状態から前記当接状態へ切り替わる際に、前記ウェブを前記送り出し部材に巻き戻し、前記ウェブの既に使用した面を前記被清掃部材の外周面に当接させて清掃を開始することを特徴とする。
本発明によれば、ウェブの消費を抑制することができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成図 実施例1に係る定着装置の概略構成図 実施例1に係る清掃モードの動作フロー 実施例1に係る否清掃モードから清掃モードに切り替わる時の動作フロー 実施例1に係る否清掃モードから清掃モードに切り替わる時の概要図 実施例2に係る定着装置の概略構成図 実施例3に係る定着装置の概略構成図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1に本例に係るカラー画像形成装置の一形態であるレーザビームプリンタの全体構成を示す。プリンタは、ユーザが画像形成の開始を指定した場合に、先ず、感光ドラム21Y,21M,21C,21Bk(以下、感光ドラム21という)と中間転写体35とが各々所定の外周速度Vp(プロセス速度Vp)で回転する。感光ドラム21は、帯電手段23Y,23M,23C,23Bk(以下、帯電手段23という)によって表面を均一に帯電される。帯電後、例えば、イエローの画像形成では、イエローの画像信号が不図示のレーザダイオードに与えられると、レーザダイオードは画像信号に対応する画像光12Yをポリゴンミラーへ照射する。ポリゴンミラーは、不図示のスキャナモータによって高速回転しており、ポリゴンミラーで反射した画像光12Yが回転する感光ドラム21Yの表面を選択的に露光し、感光ドラム21Y上に静電潜像を形成する。静電潜像形成と同時にイエロー現像スリーブ22Yを駆動し感光ドラム21Y上の静電潜像にイエロートナーが付
着するように、現像スリーブ22Yに帯電極性と同極性の電圧を印加して現像を行う。同時に下流の第1転写位置で1次転写ローラ34Yにイエロートナーと逆極性の電圧を印加して、感光ドラム21上のイエロートナー像を中間転写体35の外周に1次転写する。
次いで、中間転写体35の外周のイエロートナー像との先端が一致するように、順に、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が各第1転写位置で、中間転写体35上のイエロートナー像に重ねて転写される。これにより、中間転写体35の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーからなるフルカラーの画像が形成される。
一方、給紙ローラ41が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット7内のシートとしての転写材Pを一枚ずつ分離給送する。続いて転写材Pは、ガイド板43によってガイドされながら、搬送ローラを経由してレジストローラ対44に至る。レジストローラ対44は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体35に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次の2次転写工程における画像と転写材Pとの位置合わせを行う。そしてレジストローラ対44は、中間転写体35上に形成されたフルカラー画像の先端が2次転写位置である中間転写体35と2次転写ローラ51の間へ到達するのに合わせて、レジストローラ対44で待機させておいた転写材Pの搬送を開始する。
転写材Pが2次転写位置である中間転写体35と2次転写ローラ51の間に突入すると、2次転写ローラ51にトナーと逆特性の電圧が印加され、中間転写体35上のフルカラー画像を転写材Pに2次転写する。転写材Pは、2次転写を受けつつレジストローラ対44及び中間転写体35と2次転写ローラ51とにより図示左方向に搬送される。2次転写位置を経た転写材Pは中間転写体35から剥離され、搬送ベルト52により像加熱装置である定着装置50に向けて搬送される。
フルカラーのトナー像を担持した転写材Pは、定着装置50で熱と圧力が加えられ、転写材Pの表面にフルカラー画像が定着する。その後、転写材Pはトナー定着を行った後に排出ローラ対53,54,55を介してプリンタ本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出される。
(定着装置)
図2に像加熱装置としての定着装置50の構成を示す。定着装置50は、転写材P上に形成したトナー像を加熱して定着させる。即ち定着装置50は、フルカラーのトナー像を担持した転写材Pを、一対の回転体としてのスリーブ102と加圧ローラ104とにより挟持しながら搬送する。その際転写材Pには、スリーブ102と加圧ローラ104とが形成する定着ニップ部Nで熱と圧力が加えられる。こうして、転写材Pの表面にフルカラー画像が定着する。
定着部材110は、スリーブガイド101、金属スリーブ102、加熱用部材としてのヒータ103等から構成される。定着部材110は、不図示のバネ等の加圧手段によって長手方向両端部から片側98Nの力で加圧ローラ104の方向に加圧されている。定着部材110のスリーブ102と加圧ローラ104とが圧接することで、トナー像の定着に必要な定着ニップ部Nを形成している。
スリーブガイド101は、ヒータ103を保持し定着ニップ部Nと反対方向への放熱を防ぐ断熱部材であり、液晶ポリマ、フェノール樹脂、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等により形成されている。
スリーブ102は、クイックスタートを可能にする熱容量の小さなものであり、外径は26mmである。スリーブ102は、層構造を持つ。基層は、厚み100μmのSUSスリーブであり、表層は、厚さ30μmのPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)のチューブであり絶縁体である。また基層は、耐熱性、高熱伝導性、耐摩耗性を有するものであり、Al、Ni、Cu、Zn等の金属やその合金でもよく、あるいはポリイミドのフィルムでもよい。また表層は、トナーの離型性や転写材の分離性を確保するものであり、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフッ素樹脂、シリコン樹脂等の耐熱樹脂やその混
合物でもよい。また、基層と表層の間に、耐熱シリコンゴム等で形成された弾性層を有していてもよい。
ヒータ103は、スリーブ102の内側に具備され、転写材P上のトナー像を溶融、定着させる定着ニップ部Nの加熱を行う。ヒータ103はセラミックヒータである。ヒータ103は、アルミナの基板上に銀・パラジウム合金を含んだ導電ペーストを膜状に均一な厚さで塗布して抵抗発熱体を形成し、抵抗発熱体上に耐圧ガラスによるガラスコートを施したものである。また、ヒータ103の基板はAlN等でもよく、導電ペーストは銀単体でも良い。
スリーブガイド101には、スリーブ102が余裕をもってルーズに被されていて、矢印の方向に回転自在に配置されている。また、スリーブ102は内部のヒータ103及びスリーブガイド101に摺擦しながら回転するため、ヒータ103及びスリーブガイド101とスリーブ102との間の摩擦抵抗を小さく抑える必要がある。このためヒータ103及びスリーブガイド101の表面には、潤滑剤としての耐熱性グリースを少量介在させてある。
加圧ローラ104は、SUSのローラ芯金に、射出成形により厚み約3mmの導電性シリコンゴム層を形成し、その上を厚み約50μmの導電性PFAチューブで被覆した耐熱性弾性ローラである。加圧ローラ104の外径は20mmである。加圧ローラ104は、芯金端部に取り付けられた不図示の駆動ギアにより、表面の移動速度がプロセス速度Vpと略等速になるように回転駆動される。また、加圧ローラ104表面とスリーブ102表面との摩擦により、スリーブ102は加圧ローラ104に従動回転する。
スリーブ102及び加圧ローラ104は、不図示のカーボンチップ、不図示の400MΩの抵抗、不図示の装置金属フレームを介して接地されている。
(清掃装置)
清掃装置120は、一対の回転体の一方である被清掃部材としての加圧ローラ104の外周面(表面)に付着したトナーや紙粉等を清掃する。清掃装置120は、ウェブ121と、送り出し部材としての送り出しローラ122と、巻き取り部材としての巻き取りローラ123と、押し当て部材としての押し当てローラ124とを有する。
ウェブ121は、加圧ローラ104の外周面に接触して清掃する清掃部材であり、アラミド繊維からなる幅220mm、長さ5000mm、厚さ0.05mmのウェブである。ウェブ121は、送り出しローラ122から巻き取りローラ123へ巻き取られる。ウェブ121はPPS繊維等や、複数の繊維を混合して作ったものでもよく、さらにシリコンオイル等の潤滑オイルを含浸していても良い。
送り出しローラ122は、ウェブ121の供給源となり、ウェブ121を送り出す外径6mmのSUSローラであり、ウェブ121の一端が接着された上でウェブ121が巻きつけられている。送り出しローラ122には、不図示のコイルバネによって、ウェブ121が送り出しローラ122へ巻きつく方向(図示矢印Aの逆方向)に回転する力が常にかけられている。このため、ウェブ121が弛むと、ウェブ121は弛みが解消するまで送り出しローラ122に巻き戻される。つまり、送り出しローラ122は、ウェブ121を巻き戻し可能である。
巻き取りローラ123は、送り出しローラ122から送り出されたウェブ121を巻き取るための外径6mmのSUSローラである。巻き取りローラ123にはウェブ121の一端が接着されており、ウェブ121が予め20mm巻きつけられている。巻き取りローラ123は、複数のギアを介してモータと接続されており、モータの回転により駆動される。このモータは回転方向が可変なものを用いる。よって、巻き取りローラ123は、ウェブ121が巻きつく方向(図2中矢印Aの方向)と、ウェブ121が弛む方向(図2中矢印Aの逆方向)とに回転できる。このモータは、プリンタのコントローラによって制御される。
押し当てローラ124は、ウェブ121を加圧ローラ104の外周面に押し当てる(圧接させる)ためのローラであり、外径20mmのアルミローラである。押し当てローラ1
24は、ウェブ121を加圧ローラ104に押し当てた当接状態である当接ポジションと、ウェブ121を加圧ローラ104から離間させた離間状態である離間ポジションと、のどちらかのポジションに切り替えることができる。当接ポジションは、押し当てローラ124が19.6Nの圧力で加圧ローラ104へ押し当てられるポジションである。離間ポジションは、押し当てローラ124が加圧ローラ104から離れ加圧ローラ104に接しないポジションである。押し当てローラ124が当接ポジションにあり、且つ、加圧ローラ104が回転している間、ウェブ121と加圧ローラ104とのニップ部Ncで加圧ローラ104の外周面の付着物が清掃される。押し当てローラ124は、ソレノイドとリンク機構に接続されており、ソレノイドの吸引動作をリンク機構によって伝達して、ポジションが切り替わる。
(清掃装置の動作)
次に、清掃装置の動作について説明する。本例のプリンタは、転写材の種類や画像パターン、動作環境に対応して高品質な画像形成を行う為に、複数の画像形成モードを持っている。ここでの画像形成モードとしては、予め、画像形成動作中に所定のシーケンスに基づき清掃装置120を動作させるモード(以下、清掃モード)がある。即ち清掃モードは、ウェブ121を加圧ローラ104に当接させた当接状態としつつスリーブ102及び加圧ローラ104が転写材Pを挟持しながら搬送する第1モードである。一方、画像形成動作中に清掃装置120を動作させないモード(以下、否清掃モード)もある。即ち否清掃モードは、ウェブ121を加圧ローラから離間させた離間状態としつつスリーブ102及び加圧ローラ104が転写材Pを挟持しながら搬送する第2モードである。加圧ローラ104の外周面にトナー汚れが付着し易い画像形成を行う場合には、清掃モードとし、トナー汚れが印刷物に付着して品質が低下するのを防ぐ。一方、スリーブ102や加圧ローラ104の外周面にトナー汚れが付着し難い画像形成を行う場合には、否清掃モードとする。否清掃モードでも画像形成を行うことで、ウェブ121の余計な消費を抑えることができる。
本例では、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、否清掃モード中に加圧ローラ104に付いた紙粉や填料を清掃してから、清掃モードでの画像形成を行う。ここで、本例では、この切り替わる際に、ウェブ121を一旦巻き戻し、既に使用した面のウェブ121を加圧ローラ104の外周面に当接させて、切り替えの時の清掃を行う。従って、ウェブ121の余計な消費を抑制することができる。
(清掃モード)
先ずは清掃モードの清掃装置120の動作を説明する。図3のフローチャートに清掃モードの清掃装置120の動作を示す。本例のプリンタが画像形成動作を開始すると、転写材Pが定着装置50に進入する前に、加圧ローラ104の外周面を清掃する為に、押し当てローラ124が当接ポジションに切り替わる(S101)。そして清掃が実行される(S102)。
画像形成動作が進み、排紙センサによって転写材Pが排出トレイ56上に排出されたか否かが判別される(S103)。転写材Pが排出完了していないと判定されれば(S103−No)、S102へ戻る。転写材Pが排出完了していると判定されれば(S103−Yes)、次の画像形成に備えてウェブ121の新しい面をニップ部Ncに送る(S104)。本例では、巻き取りローラ122を図2中矢印Aの方向に回転駆動して0.05mmのウェブ121が巻き取られる。
引き続き清掃モードによる画像形成が継続されるか否かが判別される(S105)。引き続き清掃モードによる画像形成が行われると判定された場合は(S105−Yes)、押し当てローラ124は当接ポジションを維持したままS102へ戻り、清掃と巻き取り動作とを繰り返す。
一方、清掃モードの画像形成を終了すると判定された場合は(S105−No)、押し当てローラ124が離間ポジションに切り替わる(S106)。
尚、本例の清掃装置120の清掃は画像形成を1枚行う毎にウェブ121の巻き取り動作を行うが、巻き取り動作は画像形成を複数枚行う毎に1回行っても良い。また、1回の巻き取り動作で巻き取るウェブ121の長さは、巻き取り動作の頻度やウェブの材質を考慮して増減する必要がある。
(否清掃モードから清掃モードへの切り替え時動作)
次に否清掃モードから清掃モードに切り替わる場合の清掃装置120の動作を説明する。否清掃モードであっても、画像形成枚数が多い場合は加圧ローラ104の表面に紙粉や填料等の汚れが大量に蓄積することがある。この大量の汚れが蓄積した状態の加圧ローラ104の外周面にウェブ121を当接させてしまうと、ウェブ121に大量の紙粉や填料が付着し、トナーを清掃する能力が低下する。その結果、清掃モード中の清掃を十分に行えなくなる。よって、清掃モードの前に加圧ローラ104に付いた紙粉等を減らす必要がある。本例では、この切り替わる際に、ウェブ121を一旦巻き戻し、既に使用した面のウェブ121から清掃を開始する。よって、ウェブ121の一度使用した面で清掃してこの汚れを減らすため、ウェブ121の新しい面の消費を抑制することができる。
図4のフローチャートに否清掃モードから清掃モードに切り替わる時の清掃装置120の動作を示す。また、図5に否清掃モードから清掃モードに切り替わる時の清掃装置120の様子を示す。図5中のウェブ121の面Nc2は、続いて行う清掃モードで清掃を行うウェブ121の新しい面である。
否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、先ず、予め定められた一定の長さのウェブ121が図5(b)中の矢印Bの方向に巻き戻される(S201)。この動作の様子は図5(a)の状態から図5(b)の状態へ変化する面Nc2の位置で説明できる。本例では、5mmのウェブ121が送り出しローラ122に巻き戻される。
次いで、押し当てローラ124が当接ポジションに切り替わる(S202)。これにより、ウェブ121の既に使用した面を加圧ローラ104の外周面に当接させる。そして清掃を実行(開始)し(S203)、加圧ローラ104の外周面の紙粉や填料がウェブ121の一度使用した面で除去される。このときの様子を図5(c)に示す。この除去面は一度トナー清掃に使用されて、トナーが付着している可能性がある。しかし、紙粉や填料に対しては十分な清掃能力を発揮することができる。
ここで、本例でのウェブ121の一度使用した面を用いた清掃は、加圧ローラ104の外周面がスリーブ102の周長と加圧ローラ104の周長との和よりも長い距離を移動するまで行われる。加圧ローラ104の外周面を清掃した後に加圧ローラ104の外周面に移動するスリーブ102の外周面の汚れまでをも清掃するためである。本例のスリーブ102の周長は81.7mm、加圧ローラ104の周長は62.8mm、加圧ローラ104の表面の移動速度は120mm/secである。よって本例では、(81.7+62.8)÷120=1.20ということから、約1.20secの時間をかけて上記のウェブ121の一度使用した面を用いた清掃を行う。
上記のウェブ121の一度使用した面を用いた清掃が終了すると、巻き取りローラ122が回転駆動し一定の長さのウェブ121が図5(d)の状態まで矢印Dの方向に送られる(S204)。一定の長さは、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、図5(b)中の矢印Bの方向にウェブ121を送り出しローラ122に巻き戻した長さと等しく、本例では5mmである。これにより、図5(d)の状態の様に、ウェブ121の新しい面Nc2を介在させて加圧ローラ104と押し当てローラ124とがニップ部を形成し、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際の清掃装置120の動作を終了する。
以上のように本例では、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、ウェブ121を図5(b)中の矢印Bの方向に巻き戻し、ウェブ121の一度使用した面で加圧ローラ104の外周面の紙粉等を清掃する。よってモード切り替えの際にウェブ121の新しい面を使用するために余計にウェブ121を送ることが無いため、ウェブ121の消費を抑制することができる。よって、必要なウェブ121のウェブ長を短くすることができ、装置の小型化や低コスト化を実現できる。
尚、本例では、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、上記のウェブ121の一度使用した面を用いた清掃を行っていた。しかしこれに限られない。押し当てローラ124がウェブの離間状態(押し当てローラ124の離間ポジション)から、ウェブの当接状態(押し当てローラ124の当接ポジション)へ切り替える際に、上記のウェブ121の一度使用した面を用いた清掃を行うようにしても良い。これによっても、ウェブ121の新しい面を使用するために余計にウェブ121を送ることが無いため、ウェブ121の消費を抑制することができる。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。尚、上記実施例1と略同一な構成についての説明を省略し、本例の特徴部分について説明する。
本例のプリンタは、熱ローラ方式の定着装置を有する。図6に本例の定着装置200の構成を示す。図6に示す様に、本例の定着装置200は、一対の回転体として定着ローラ202と加圧ローラ204とを有し、これらを互いに圧接させて定着ニップ部Nを形成している。
定着ローラ202は、外径25mm、肉厚2mmのアルミニウム円筒上に、約30μm厚のPFA等のフッ素樹脂をコーティングして構成される絶縁表面層を有している。定着ローラ202の内部には、加熱体としてハロゲンヒータ210が配設されており、ハロゲンヒータ210が所定の制御により発熱し定着ローラ202の温度が適温となるように加熱される。
加圧ローラ204は、SUSの芯金を導電性シリコンゴム、導電性被覆層で表面を被覆された耐熱性弾性ローラである。加圧ローラ204は、定着ローラ202方向に不図示のバネ等の加圧手段によって長手方向両端部から加熱定着に必要な定着ニップ部Nを形成するべく十分に加圧されている。定着ローラ202は、芯金端部に取り付けられた不図示の駆動ギアにより回転駆動され、加圧ローラ204の外周面と定着ローラ202の外周面との摩擦により加圧ローラ204を従動回転させる。定着ローラ202及び加圧ローラ204の回転速度は、プロセス速度Vp(=120mm/sec)である。
本例では定着ローラ202が剛体で構成されているため、定着ローラ202及び加圧ローラ204の両方に清掃装置120を設けた。清掃装置120の構成は実施例1と同様である。そして、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、ウェブ121を巻き戻し、ウェブ121の既に使用した面で定着ローラ202や加圧ローラ204の外周面の紙粉等を清掃する。この場合、実施例1の様に片方の回転体にもう一方の回転体の汚れを集めて清掃する必要が無い。よって、ウェブ121の一度使用した面を用いた清掃は、定着ローラ202や加圧ローラ204の外周面が、定着ローラ202や加圧ローラ204の夫々の周長よりも長い距離を移動するまで行われればよい。従って、本例によると、ウェブ121の一度使用した面を用いた清掃に要する時間が短縮できつつ、実施例1と同様な効果を得られる。
<実施例3>
次に、実施例3について説明する。尚、上記実施例1と略同一な構成についての説明を省略し、本例の特徴部分について説明する。
図7(a)に本例の清掃装置120aの構成を示す。本例の清掃装置120aは、ウェブ121と、巻き取りローラ123と、兼用ローラ125と、を有する。
兼用ローラ125は、実施例1における送り出しローラと押し当てローラとの機能を兼ねたローラであり、外径9mmのSUS芯金に未使用のウェブ121が巻きつけてある。つまり、送り出し部材としての兼用ローラ125は、押し当て部材としての押し当てローラを兼ねる。本例では、ウェブ121にオイルを含浸していない。よって、オイル供給過多の心配が無いため図7(a)に示す兼用ローラ125の様に、ウェブ121を幾重にも巻きつけたローラを加圧ローラ104に当接することができる。ウェブ121は兼用ロー
ラ125から巻き取りローラ123へ巻き取られていく。兼用ローラ125には、不図示のコイルバネによって図7(a)の矢印Kの逆方向に回転する力が常にかけられている。このため、ウェブ121が弛むと、ウェブ121は弛みが解消する長さだけ兼用ローラ125に巻き戻される。また、兼用ローラ125が当接ポジションと離間ポジションとに切り替わることができるのも実施例1と同様である。そして、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、ウェブ121を巻き戻し、ウェブ121の一度使用した面で加圧ローラ104の外周面の紙粉等を清掃する。
以上より本例では、送り出しローラと押し当てローラとの機能を兼用した兼用ローラ125を用いることで、部品点数を少なくして実施例1よりも更に装置の小型化を図りつつ、実施例1と同様の効果を得られる。
図7(b)に本例の別例である清掃装置120bの構成を示す。本例の清掃装置120bは、ウェブ121と、送り出しローラ122と、兼用ローラ126と、を有する。
兼用ローラ126は、実施例1における巻き取りローラと押し当てローラとの機能を兼ねたローラである。つまり、巻き取り部材としての兼用ローラ126は、押し当て部材としての押し当てローラを兼ねる。ウェブ121は送り出しローラ122から兼用ローラ126へ巻き取られていく。兼用ローラ126が、ウェブ121が巻きつく方向(図7(b)中矢印L方向)と、ウェブ121が弛む方向(図7(b)中矢印Lの逆方向)とに回転できる。このため、兼用ローラ126が図7(b)中矢印Lの逆方向に回転しウェブ121が弛むと、ウェブ121は弛みが解消する長さだけ送り出しローラ122に巻き戻される。また、兼用ローラ126が当接ポジションと離間ポジションとに切り替わることができるのも実施例1と同様である。そして、否清掃モードから清掃モードに切り替わる際に、ウェブ121を巻き戻し、ウェブ121の一度使用した面で加圧ローラ104の外周面の紙粉等を清掃する。
以上より本例の別例では、巻き取りローラと押し当てローラとの機能を兼用した兼用ローラ126を用いることで、部品点数を少なくして実施例1よりも更に装置の小型化を図りつつ、実施例1と同様の効果を得られる。
50…定着装置、102…金属スリーブ、104…加圧ローラ、120…清掃装置、121…ウェブ、122…送り出しローラ、123…巻き取りローラ、124…押し当てローラ

Claims (4)

  1. 像を担持したシートを挟持しながら搬送する一対の回転体と、
    前記一対の回転体の一方である被清掃部材の外周面を清掃する清掃装置と、
    を備える像加熱装置であって、
    前記清掃装置は、
    前記被清掃部材の外周面に接触して清掃するウェブと、
    前記ウェブを送り出す送り出し部材であって、前記ウェブを巻き戻し可能な送り出し部材と、
    前記送り出し部材から送り出された前記ウェブを巻き取る巻き取り部材と、
    前記ウェブを前記被清掃部材に押し当てた当接状態又は前記ウェブを前記被清掃部材から離間させた離間状態のどちらかの状態に切り替えられる押し当て部材と、
    を有し、
    前記ウェブが前記離間状態から前記当接状態へ切り替わる際に、前記ウェブを前記送り出し部材に巻き戻し、前記ウェブの既に使用した面を前記被清掃部材の外周面に当接させて清掃を開始することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記ウェブを前記当接状態としつつ前記一対の回転体がシートを挟持しながら搬送する第1モードと、
    前記ウェブを前記離間状態としつつ前記一対の回転体がシートを挟持しながら搬送する第2モードと、
    を有し、
    前記第2モードから前記第1モードに切り替わる際に、前記ウェブを前記送り出し部材に巻き戻し、前記ウェブの既に使用した面を前記被清掃部材の外周面に当接させて清掃を開始することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記送り出し部材は、前記押し当て部材を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
  4. 前記巻き取り部材は、前記押し当て部材を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
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