JP5779171B2 - SiC単結晶の昇華成長方法及び装置 - Google Patents

SiC単結晶の昇華成長方法及び装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2009年3月26日に出願された、「SiC単結晶の昇華成長方法及び装置」という名称が付けられた米国仮特許出願番号第61/163,668号の利益を主張するものであり、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
発明の背景
発明の分野
本発明は、SiC昇華結晶成長に関する。
関連技術の説明
4H及び6Hの結晶多形の炭化珪素ウエハは、SiC系及びGaN系のパワーデバイス及びRFデバイスのための半導体デバイスとして用いられるSiC及びGaNのエピタキシャル層を成長させるための格子整合基板として使用されている。
図1を参照して、大きなSiC単結晶は、一般的に、物理的気相輸送法(Physical Vapor Transport:PVT)の技術により成長される。図1は、典型的なPVT成長セルの断面図を示し、SiC単結晶15のPVT成長は、グラファイトの蓋12で密閉され、坩堝11の底に配置された昇華源と、坩堝の頂部に配置された単結晶SiC種14とが収容されたグラファイトの坩堝11の中で行われる。昇華源13は、別のプロセスで形成されて得られた多結晶のSiCであることが好ましい。負荷が加えられた坩堝11は、断熱材18に取り囲まれた成長チャンバ17の内部に取り付けられる。SiC種単結晶14の上にSiC単結晶15をPVT成長するためには、一般的に2000℃から2400℃の適した温度に坩堝11をもっていくために誘導加熱または抵抗加熱が用いられる。
図1は、成長チャンバ17の外部に取り付けられたRFコイル19が配置された典型的な誘導加熱を示し、成長チャンバ17は石英ガラスからなることが好ましい。単結晶15の成長中、昇華源13の温度が種結晶14の温度よりも典型的には10℃から200℃以上高く維持されるように、RFコイル19が坩堝11に対して位置付けられる。
適した高温に達すると、昇華源13は気化し、Si、Si2C、SiC2分子の気化ガス16で坩堝11を満たす。昇華源13と種結晶14との温度差により、種結晶14上に気化ガス16が移動及び凝結し、これにより単結晶15を形成する。成長速度を制御するために、典型的には数Torrから100Torrの低圧の不活性ガスの存在下でPVT成長が行われる。
一般的に、基本的なPVT配置を用いて成長されたSiC結晶は、多くの欠陥、応力、クラックの問題がある。この目的を達成するために、従来のPVTを用いてSiC単結晶の長いブール(boules)を成長することは難しい。これは、昇華源13の炭化、及びそれに続く単結晶15への大量の炭素含有物の取り込みによる。従来のPVT技術が大口径のSiC単結晶を成長するために利用されている場合、クラックは深刻な歩留まり損失になる。
例えば単結晶15のようなPVT成長された結晶中の含有物は、カーボン含有物(粒子(particles))、シリコン液滴(droplets)、及び異質な結晶多形を含む。カーボン粒子は、昇華源13のSiC及び坩堝11を形成するグラファイトであることは明らかにされている。具体的には、炭化珪素が昇華しても、シリコンリッチの気化ガスとカーボン微粒子の形態のカーボン残渣との生成が適合しない。単結晶15の成長中、これらの微粒子は浮遊し、気化ガス流により移動し、単結晶15の成長中に取り込まれる。大量のカーボン残渣が坩堝11内に存在する単結晶15の成長終期には、単結晶15への大量のカーボンの取り込みが生じる。
坩堝11を形成するグラファイトの気化ガスへの浸食も、カーボン含有物を生成し得る。成長中、坩堝11の内壁は、坩堝11を形成するグラファイトに到達し、浸食するSiリッチの気化ガス16と接触する。構造的に、坩堝11を形成するグラファイトは、グラファイト化ピッチ系のマトリックスに埋め込まれたグラファイト粒を含む。これは、単結晶15の成長界面に移動されるグラファイト粒の遊離を導く。
シリコン含有物(液滴)は、通常、SiC昇華源13が収容されたばかりである単結晶15の成長初期に形成される。SiC昇華源13上の気化ガス16はシリコンの割合が非常に高く、これにより、単結晶15の成長界面上に液体Siが形成され、単結晶15へのSi液滴が取り込まれる。
結晶多形が変更された炭化珪素が多く存在し、昇華法により成長された4H及び6Hの単結晶15中の異質な結晶多形の含有物は、一般的である(15R含有物が最も多い)。結晶多形の含有物の原因は、単結晶15の成長界面上に生じたマクロステップ(macrosteps)と頻繁に結合することである。マクロステップ上に形成されたファセットは、積層欠陥に対して安定していない。単結晶15中の異質な結晶多形へ単結晶15が成長している間、積層欠陥は進行する。
2つの技術的要素は、単結晶15の成長中に6H及び4Hの結晶多形の安定性に影響を及ぼす。1つの要素は、単結晶15の成長界面の湾曲である。単結晶15の平坦またはわずかに凸状の成長界面は、より湾曲した界面、凸面、凹面よりも、結晶多形の摂動に対して、安定していると考えられている。別の要素は、気化ガス16の化学量論である。六方晶系の4H及び6Hの結晶多形のSiC結晶15の安定した成長は、カーボンリッチの気相を必要とし、気相中の非常に高いSi原子分率は、異質の結晶多形を導く。
PVTにより成長されたSiC単結晶15には、貫通螺旋転位、貫通刃状転位、及び基底面内転位の3種の転位が存在する。貫通転位線は、結晶のc軸方向に沿って位置付けられる傾向にあり、結晶のc軸方向はSiC単結晶15の成長方向としてしばしば用いられる。基底面内転位は、基本的にc面に平行な方向の転位である。
マイクロパイプは、広いバーガースベクトルを有する貫通螺旋転位である。バーガースベクトルが(2-3)-cを超える場合には、中空コアを形成することにより、直径100ミクロンに対して1ミクロンの割合で、結晶は転位により生じた応力を軽減する。
核生成の際、成長するSiC単結晶15は種結晶14からのいくつかの転位を引き継ぐ。SiC単結晶15の成長中、他のマイクロパイプ及び転位と反応してマイクロパイプ及び転位が加えられる。これにより、成長中にマイクロパイプ/転位密度が漸減する。カーボン粒子の取り込みまたは異質な結晶多形のような成長障害については、マイクロパイプ及び転位は生じる。
成長に関連した応力の大きさは、SiC単結晶15の成長により形成されたSiC単結晶ブールの長さ及び直径の増加とともに増加することが観察される。より具体的には、従来のPVTにより成長されたSiC単結晶15は、不均一な熱弾性応力を示し、そのせん断要素は塑性変形を導く1.0MPaの臨界値をしばしば超える。塑性変形は転位の発生、増加、及び動きを介して発生する。SiC単結晶15ブールの成長中に蓄積された解消されない応力により、SiC単結晶15の成長により形成されたブールを室温まで冷却している間、またはその後のウエハを製造する間に、ブールにクラックが発生し得る。
図2を参照して、PVT成長技術の開始以来、多くのプロセスの修正が行われてきた。このような修正の1つとして、薄肉の緻密なグラファイトまたは多孔質のグラファイトのいずれかでなり、シリンダー状のガスを透過する分割器25は、坩堝20を2つの同心の区画に分割するために利用される。2つの区画とは、固体のSiC昇華原料21を含有する原料収容区画24と、底にSiC種単結晶22を有する結晶成長区画26とである。簡略化の目的で、RFコイル及び成長チャンバは図2から省略されている。
高温では、SiC昇華源21は気化し、気化ガス27は区画24を満たす。気化ガス27中の揮発性のSi及びCを有する分子は、図2における矢印に示されるように、分割器26を横断して拡散し、結晶成長区画26に進入する。その後、軸方向の温度勾配によって運転すると、気化ガス27はSiC種単結晶22に向けて下方に移動し、その上にSiC単結晶23の成長を生じさせるように凝結する。
図2に示され、かつ図2に関して述べられたPVTプロセスは、障害を有しており、障害は、特に限定されないが、坩堝20及び/または分割器25のグラファイトの壁面上への多結晶のSiCの生成、SiC種単結晶22の端上への多結晶のSiCの生成、及び成長されたSiC単結晶23中の高度の応力を含む。このPVTの修正は、工業的な大きさのSiCブールの成長には不適切であると考えられる。
図3を参照して、従来のPVT成長技術の別の修正は、厚みに制限のないSi単結晶の連続した成長を達成するために、PVTは高温化学気相成長(HTCVD)と組み合わせて用いられる。図3に示される連続供給PVTプロセス(CF−PVT)の断面図において、結晶成長用坩堝30は、HTCVDプロセス用の下方のチャンバ33と、SiC種単結晶36を含むPVT用の上方のチャンバ34との2つのチャンバに分割されている。チャンバ33、34は、ガスを透過する発泡グラファイトからなる1以上の部材35により分離されている。固体のSiC原料39は、SiC種単結晶36と向かい合う発泡部材35の上面上に取り付けられている。SiC原料39の加熱は、既知の態様でグラファイトのサセプタ32に連結されたRFコイル31により提供される。
ガス状のトリメチルシラン(TMS)37は、アルゴン38を周囲に流した下方のチャンバ33に供給される。高温では、TMSガスは化学変化をする。変化したこれらのガス状生成物は、発泡部材35の中を通って拡散し、発泡部材35のバルク内または発泡部材35の上面上に固体のSiCを形成する。上方のチャンバ34では、従来のPVT成長プロセスが生じる。すなわち、固形のSiC原料39は昇華し、その気化ガスはSiC種単結晶36に移動し、その上に凝結してSiC単結晶36’が成長する。
発泡部材35の中を通って供給されるガスは、SiC原料39の寿命を延ばし、その炭化を防止すると考えられている。しかしながら、SiC単結晶36’の成長において発泡部材35の浸食、原料の炭化、グラファイト含有物の生成、及び他の欠陥のため、厚い及び/または長いブームは成長できない。簡略化の目的で、成長チャンバは図3から省略されている。
図4を参照して、従来のPVT成長技術の別の修正は、サセプタ46、高純度半導体シリコン42を含有する坩堝43、種ホルダ41に取り付けられたSiC種40、及び種40とシリコン42との間に配置された高純度のガス透過膜47を含む。膜47は、多孔質のグラファイトの円板の形態または複数の孔を有する緻密なグラファイトの円板の形態である。
加熱すると、シリコン42は溶融して気化する。溶融したシリコン42から広がるSi気化ガスは、多孔質膜47の中を通って拡散し、膜42のカーボンと反応し、揮発性のSi2C及びSiC2分子会合を生成する。揮発性のSi2C及びSiC2分子会合を含む気化ガス43は、膜47から抜け出して、種40に移動し、その上に凝結して、単結晶45を成長する。これにより、膜47はカーボン源としての役割を果たす。簡略化の目的で、RFコイル及び成長チャンバは図4から省略されている。
従来技術のSiC昇華成長技術の問題の1つは、グラファイトの気化浸食の現象である。図5を参照して、従来のPVT成長において、結晶成長坩堝50は、底部に配置された固形のSiC源51、坩堝上部に取り付けられたSiC種52、及び種52上に成長したSiC単結晶54を含む。通常、SiC単結晶54のブールの端は、成長しているSiC単結晶54付近に配置されたグラファイトのスリーブ55にきわめて接近して(ときには接触して)いる。このスリーブ55は、熱遮蔽、成長ガイドまたは坩堝の壁になることが可能であり、一般的にグラファイトからなる。SiC単結晶54とSiC源51との間の距離は、通常非常に重要である。
SiC単結晶54の成長中、SiC源51は昇華し、Si:Cの原子比が概ね1.1〜1.6のSiリッチの気化ガス53と、カーボン残渣51aとを生成する。Si源51に隣接した空間57内の気化ガス53は、SiC+C混合物と平衡にある。温度勾配をつけて運転すると、気化ガス53はSiC種52に向けて軸方向に移動する。気化ガス53の移動は、約1〜10cm/sの線形速度を有するステファン(Stefan)ガスの形態である。
成長界面に到達すると、気化ガス53は凝結してSiC単結晶54の成長が生じる。Siリッチ気化ガス53からの化学量論SiCの降下により、SiC結晶54に隣接する空間58内の気化ガスをよりSiリッチにする。したがって、この空間内の気相成分はSiC+C平衡には対応しなくなる。代わりに、気化ガス53は、2相のSiC+Si混合物を有し、所定の化学量論のSiCと平衡である。気化ガス53中のSiが非常に高く含有されていることにより、成長界面に液相Siを形成し、成長する結晶へSi液滴が取り込まれる。
空間58中の気化ガス53のSi原子の割合は、坩堝50内で最も高く、過度のSiは空間58の外部に拡散される。SiC単結晶54とSiC源51との間の重要な距離、及び坩堝50内の軸方向のステファン流のため、過度のSiはSiC源51に到達しない。それどころか、SiC単結晶54に向けて拡散し、最も近いスリーブ55のグラファイト部分に到達する。この拡散は矢印56で示される。(カーボンと平衡でない)Siリッチの気化ガスはグラファイトのスリーブ55に到達し浸食して、Si2C及びSiC2ガス状の分子を生成する。
典型的なPVTの配置において、スリーブ55の温度は、SiC単結晶54の温度よりも高い。放射状の温度の勾配をつけて運転すると、矢印56aに示されるように、グラファイトの浸食のガス状生成物(Si2C及びSiC2)はSiC単結晶54に向けて戻るように拡散し、成長界面の前におけるSiC単結晶54の周辺領域54bの空間58aにカーボンを満たす。言い換えると、気化ガス循環の領域は、SiC単結晶54の端に輸送剤として振舞い、スリーブ55からSiC単結晶54の成長の側部領域までカーボンを輸送するシリコンとともに現れる。PVT技術により成長されたSiC単結晶54において、スリーブ55からのカーボンは、結晶の全カーボン含有量の20%以下含む。
気化ガス循環の最終結果は、成長している結晶の付近の気化ガスにおいて2つの区別可能な領域の形成となる。中央領域58における気化ガスは、側部領域58aにおける気化ガスよりもシリコンの原子割合が高い。したがって、SiC単結晶54の中央領域54aはSiリッチの気化ガスが形成され、SiC単結晶54の周辺領域54bは高い割合のカーボンを含有する気化ガスが形成される。
このような気相の組成不均一は結晶の品質の否定的な結果となり、
・結晶成分(化学量論)の空間の不均一により、結晶の応力、クラック及び不純物及び液滴の空間的に不均一な取り込みが高くなること
・異質な結晶多形の形成及び関連する欠陥
・原料から輸送されるカーボン粒子の含有
・浸食されたスリーブから輸送されるカーボン粒子の含有
・結晶の中央領域におけるSi液滴の含有
を含む。
簡略化のため、RFコイル及び成長チャンバは図5から省略されている。
発明の概要
本発明は、物理的気相輸送成長システムである。システムは、SiC原料とSiC種結晶とを間隔を隔てて収容する成長チャンバと、該成長チャンバ内に配置される少なくとも一部がガス透過性である覆いとを含む。覆いは、成長チャンバを、SiC原料を含む原料区画と、SiC種結晶を含む結晶化区画とに分離する。覆いは、結晶化区画においてSiC種結晶上へのSiC単結晶の昇華成長中に発生する気化ガスと反応する材料で形成されて、SiC種結晶上への該SiC単結晶の成長中に追加のC源として振舞うCを有する気化ガスを生成する。
上記覆いは、SiC種結晶及び成長するSiC単結晶の側部を取り囲むスリーブと、SiC原料及びSiC原料と向かい合うSiC種結晶の表面の間に配置されたガス透過膜とを備えていてもよい。
上記スリーブは、SiC種結晶及び成長するSiC単結晶の側部から0.5mm以上5mm以下の間に配置されてもよい。
上記ガス透過膜は、SiC原料と向かい合うSiC種結晶の表面から15mm以上35mm以下の間に配置されていてもよい。
上記ガス透過膜は、0.6〜1.4g/cm3の密度を有し、かつ30%以上70%以下の多孔度を有する多孔質のグラファイトで構成されていてもよい。
上記ガス透過膜を形成するグラファイトは、それぞれの粒子の最大の大きさが100〜500ミクロンであるグラファイト粒子で構成されていてもよい。
上記ガス透過膜は、3mm以上12mm以下の厚さを有していてもよい。
上記スリーブは、4mm以上15mm以下の側壁厚さを有していてもよい。
上記スリーブはシリンダー状であってもよく、上記膜はスリーブの一端に配置されていてもよい。
また、本発明は、物理的気相成長方法であって、(a)少なくとも一部がガス透過性である覆いにより、SiC原料が収容される原料区画と、SiC種結晶を含む結晶化区画とに分離された成長チャンバを提供する工程と、(b)成長坩堝の内部を加熱する工程とを備え、加熱する工程では、SiC原料とSiC種結晶との間に温度勾配を形成し、SiC原料が昇華温度まで加熱され、昇華されたSiC原料を、原料区画から、覆いのガス透過部を通って、昇華されたSiC原料がSiC種結晶上で凝結してSiC単結晶を形成する結晶化区画に拡散するように該温度勾配を形成し、前記覆いは、結晶化区画内でSiC単結晶上へのSiC単結晶の昇華成長中に発生する気化ガスと反応可能な材料で構成され、SiC種結晶上へのSiC単結晶の成長中に追加のC源として振舞うCを有する気化ガスを生成する。
工程(b)は、1〜100Torrの不活性ガスの存在下で実施される。
カプセルは、原料区画内に配置されてもよい。該カプセルは、内部にドーパントが収容され得る。該カプセルは、前記カプセルの内部と外部との間に延び、所定の径及び長さの1またはそれ以上の毛細管を有する。各々の毛細管の径及び長さは、成長されたSiC単結晶中に空間的に均一にドーパントが取り込まれるように選択され得る。
上記カプセルは、グラファイトからなっていてもよい。ドーパントは、成長されたSiC単結晶の電気的補償を満たすために十分な量のバナジウム元素またはバナジウム化合物であってもよい。
上記方法は、Si元素及びC元素を成長チャンバに収容する工程と、SiC原料を昇華温度に加熱する工程に先立って、Si元素及びC元素を、SiC原料を構成する固体SiCに合成する昇華温度を下回るように、Si元素及びC元素を加熱する工程をさらに含んでいてもよい。
成長されたSiC単結晶の室温での電気抵抗率は、109Ohm−cmを超えており、平均値の10%を下回る標準偏差を有する。成長されたSiC単結晶は、4Hまたは6Hの結晶多形である。
従来技術の物理的気相輸送(PVT)成長セルの概略断面図である。 従来技術の物理的気相輸送(PVT)成長セルの異なる概略断面図である。 従来技術の物理的気相輸送(PVT)成長セルの異なる概略断面図である。 従来技術の物理的気相輸送(PVT)成長セルの異なる概略断面図である。 従来技術の物理的気相輸送(PVT)成長セルの異なる概略断面図である。 本発明にしたがった実施形態のPVT成長セルの断面図である。 本発明にしたがった別の実施形態のPVT成長セルの断面図である。 本発明にしたがった別の実施形態のPVT成長セルの断面図である。 図9aは、図7に示すようなPVT成長セル内で成長させたバナジウムで補償させた6HSiC単結晶ブールのアズグローンの写真であり、図9bは、図9aで示される結晶ブールから製造された標準的なウエハの軸方向の抵抗分布であり、図9cは図9aに示されたブールから製造された1枚のウエハの抵抗マップである。 図8に示されるようなPVT成長セル内で成長させたバナジウムで補償させた6HSiC単結晶ブールから製造されたウエハから得られたマイクロパイプ密度のマップである。
本発明の詳細な説明
本発明は、3”及び100mmの直径を含む工業規模の基板の製造に適した高品質のSiC単結晶の成長のための改良されたSiC昇華結晶成長のプロセス及び装置について述べる。本発明の結晶成長坩堝は、ガス透過性の多孔質グラファイト膜で2つの区画に分割され、膜は種に接近したところに位置付けられている。成長中、膜はSiリッチ気化ガスと接触し、成長する結晶に付加的にカーボンを供給する。膜は、気相のカーボン濃度を高め、成長する結晶の正面に気化ガス成分をより均一に到達させる。膜は、原料由来の粒子が成長界面に混合することも防止する。膜は、等温線をより平坦にすることもできる。
本発明は、異質な結晶多形、シリコン液滴、カーボン粒子のような含有物の密度を低減したSiCブールを導き、応力及びクラックを低減する。本発明の成長セルの設計は、SiCのその場合成をSiC昇華成長プロセスに取り込むことを可能にする。
プロセス及び装置は、バナジウムでドープされたものを含み、アンドープ及びドープの両方の結晶多形が6H及び4HのSiC単結晶の成長に用いることができる。
図6を参照して、本発明にしたがったPVT成長は、グラファイトの坩堝60内で実施され、坩堝60は、坩堝60の底部のSiC原料61と、坩堝60の頂部のSiC種単結晶63とを含む。SiC種単結晶63上にSiC単結晶64を成長する間、抵抗または誘導加熱手段59により、SiC種単結晶63上へのSiC単結晶64の成長に適した温度まで、坩堝60が加熱される成長チャンバ60aの内部に、坩堝60は配置されている。
少なくとも一部が多孔質でガスを透過する覆い66は、SiC種結晶63及びSiC単結晶64の少なくとも一部を取り囲む。SiC種結晶63は、図6に示すように、坩堝60の蓋に直接、または坩堝60の蓋とSiC種結晶63との間に配置された適切な絶縁体に取り付けることができる。覆い66は、SiC源61に向かい合うSiC種単結晶63及び成長しているSiC単結晶64の側部、端、及び正面の周りに、準閉型の気化ガス循環空間67を形成する。覆い66は、多孔質でガス透過性のグラファイトからなり、SiC単結晶64から近距離に位置付けられている。
好ましい成長温度に到達すると、SiC源61は昇華し、Siリッチの気化ガス62で坩堝60の内部を満たす。蒸発中、カーボン残渣61aは、SiC原料61中に形成される。SiC源61に近接する空間68中の気化ガス62は、SiC+C混合物と平衡状態である。
坩堝60の内部に温度勾配をつけて運転すると、気化ガス62は、SiC種単結晶63に向けて軸方向に移動し、覆い66の前壁(膜)69を通って拡散することにより空間67に入る。拡散プロセスにおいて、SiC源61から生じる小さい粒子は、覆い66により気化ガス62からろ過される。これにより、多孔の覆い66は、粒子を有する成長界面の汚染物を避けることに役立つ。
膜69を通った後、気化ガス62は成長界面に到達し、その上で凝結して、SiC単結晶64が成長する。Siリッチの気化ガス62から化学量論SiCを析出する結果として、気化ガス62はSiをより高めて気化ガス65を形成する。Siリッチの気化ガス65は、空間67において、成長界面から覆い66の内表面に向けた方向に拡散する。成長しているSiC単結晶64と膜69の内壁との間の距離は、気化ガス65中の拡散しているSiを含む元素が反対方向のステファンガス流にもかかわらず覆い66の内壁に到達するように選択される。
覆い66の内壁に接すると、(カーボンと平衡状態にない)気化ガス65中の過度のSiが到達し浸食して、揮発性のSi2C及びSiC2分子会合を生成し、当初はSiリッチの気化ガス65がCを有する種を含むようになる。
覆い66の温度は、SiC単結晶63の温度よりも高くなるように制御される。これにより、Cを有する種を含む気化ガス65がSiC単結晶63に向けて拡散し、SiC結晶化に関与し、これによりSiC単結晶64を形成する。以上のように、Siは、カーボンの輸送剤として振る舞い、覆い66は、追加のカーボンをSiC単結晶64に供給する犠牲カーボン体として用いられる。
多孔質のガスを透過する覆い66は、壁厚を有し、SiC種結晶63から比較的近距離に位置付けられている。覆い66の前壁69の厚みは、以下の要素を考慮して選ばれる。
・多結晶のSiCの堆積は、覆い66の前壁69上に形成することができる。このため、覆い66は、この堆積物の重さを支えることが十分にできるように機械的に強いことが好ましい。
・覆い66は、坩堝内の物質輸送の限定された場所の膜を通って気化ガスが移動するために十分厚い。覆い66が非常に薄い場合には、固体のSiCは覆い66の前壁69の上面上に形成し、成長するSiC単結晶64の品質の低下を導く。
・非常に薄い覆い66は、坩堝において気化ガスの輸送を妨げ、SiC単結晶64の成長速度を低下する。
種と膜との距離は以下に基づいて選ばれる。
・覆い66がSiC単結晶63から非常に離れたところに位置する場合には、結晶化の結果として生じるSiリッチの気化ガスが覆い66に到達しない。
・覆い66がSiC単結晶63に非常に近いところに位置する場合には、結晶の厚みが制限される。
多孔質のガス透過性の覆い66の例示的な大きさは、後述する実施形態で述べる。図6に示されるPVT成長セルの配置は、SiC結晶64の成長において利点を有する。
・成長しているSiC単結晶64に近接する犠牲カーボンの覆いの存在により、成長界面に隣接する空間内の気相中のカーボン含有量が増加する。気相のカーボンを高めることにより、六方晶の結晶多形(6H及び4H)の安定性を高め、15Rのような非六方晶の結晶多形を抑制できる。
・覆い66は、成長界面の前の気相組成物の空間的な不均一性を低減または取り除き、これによりSiC単結晶64の組成の不均一性を低減または取り除くことができる。これにより、SiC単結晶64の応力及びクラックを低減できる。
・空間的により均一な気相により、成長しているSiC単結晶64に不純物およびドーパントを空間的により均一に取り込むことができる。
・成長しているSiC単結晶64を取り囲む気化ガス65中のより高いカーボン含有量により、成長界面上に液体シリコンを形成すること及びSi液滴の含有物を避けるまたは取り除くことができる。
・覆い66は、成長しているSiC単結晶64にSiC源61中に発生した粒子が到達して取り込まれることを防止する。
・覆い66を形成するグラファイトは、成長しているSiC単結晶64の近くの温度場の配列に確実に影響を及ぼす。具体的には、覆い(膜)66の平坦な前壁69は、成長界面に隣接する等温線をより平坦にする。より平坦な等温線は、同様に、成長界面をより平坦にし、これは結晶多形の安定性及び応力低減に有益である。
実施形態1:半絶縁性のSiC結晶の成長
バナジウムのようなドーパントで十分に補償された半絶縁性のSiC結晶の成長のためのPVT成長セルの断面図は、図7に示される。SiC結晶成長は、グラファイト、好ましくはATJまたは類似のもののような、緻密で低多孔率で平衡にモールドされたグラファイトからなるシリンダー状の坩堝70内で行われる。坩堝70は、図7に示すように、坩堝70の底部に配置された固体のSiC源71と、坩堝70の頂部に、例えば坩堝蓋74に取り付けられたSiC種結晶72とを含有する。SiC源71は、別に合成された高純度の多結晶のSiC粒の形態であることが好ましい。
参照して取り込まれる、米国特許公報第2006/0243984号に開示されたドーピングの手順にしたがい、坩堝70は、ドーパント82が収容された持続放出型のカプセル80を含む。カプセル80は、安定した形態のドーパント82を含み、ドーパント82はバナジウム元素、炭化バナジウム、またはバナジウム酸化物であることが好ましい。カプセル80は、不活性の材料からなることが好ましく、ATJのような緻密で低多孔率のグラファイトであることが好ましく、所定の直径及び長さの1またはそれ以上の毛細管81を含む。ドーピングカプセルのより詳細な記載は、米国特許公報第2006/0243984号にある。バナジウムが積み込まれ、または充填されたカプセル80は、図7に示すように、SiC源71のバルクの中に埋められる。
SiC種結晶72は、あらかじめ成長されたSiC結晶からスライス加工された4Hまたは6Hのウエハである。種結晶72の成長面は、傷及び基板表面のダメージを除去するために磨かれる。SiC種結晶72の好ましい方位は、“軸上”、つまり結晶学上のc面に平行である。しかしながら、特にこれに限定されず、c面から角度を有するオフカットされたようなSiC種結晶72の他の方位が用いられてもよい。6Hの場合、SiC種結晶72のSi面が成長面である。4Hの場合には、SiCのC面が成長面である。
SiC種結晶72(及び後に成長するSiC単結晶73)は、水平な膜75とシリンダー状のスリーブ76とを備える、多孔質でガス透過性の覆いにより取り囲まれている。SiC種結晶72、坩堝の蓋74、膜75及びスリーブ76は、気化ガス空間79の境界を画定する。
膜75及びスリーブ76は、多孔質のグラファイトからなり、その密度は0.6〜1.4g/cm3が好ましく、その多孔度は30%〜70%が好ましい。膜75及びスリーブ76のグラファイト浸食により発生するミクロンサイズのグラファイト粒子が成長するSiC単結晶73に混入することを避けるために、膜75及びスリーブ76を形成する材料は、大きな粒径、好ましくは100〜500ミクロンの多孔質のグラファイトである。グラファイト浸食によりこの大きさの粒が遊離すると、これらは非常に重いため、ステファンガス流により移動しない。
膜75は厚みを有し、その厚みは3〜12mmであることが好ましい。膜75は、SiC種結晶72から距離を隔てて配置され、その距離は15〜35mmであることが好ましい。図7に示す例において、スリーブ76はシリンダー状であるが、特に限定されず、錐台または六角錐のような当業者が好ましいと考える他の有用な形状を用いることもできる。スリーブ76の壁厚は、好ましくは4〜15mmであり、スリーブ76の内表面とSiC種結晶72の端との距離は、好ましくは0.5〜5mmである。
積み込まれた坩堝70は、気密性チャンバ78の内部に配置され、坩堝70内のガスが抜かれて、アルゴンやヘリウムのような不活性ガスで満たして、1〜100Torrの圧力にする。その後、誘導または抵抗加熱手段83を用いて坩堝70は2000〜2400℃に加熱される。成長中、SiC源71の温度は、膜75の温度よりも、典型的には10℃〜150℃高くなるように制御される。同時に、膜75の温度は、SiC種結晶72の温度よりも20℃〜50℃高くなるように制御される。
SiC昇華温度に到達すると、SiC源71は気化し、Si、Si2C、SiC2揮発性分子を備えるSiリッチの気化ガス84で坩堝70の内部を満たす。SiC種結晶72上のSiC単結晶73の成長の初期段階中、気化ガス84は多孔膜75に移動して、その上に多結晶SiC堆積物77を形成する。その後、堆積物77は昇華し、SiC堆積物77から広がる気化ガス85は膜75を横断して拡散し、SiC種結晶72に到達する。膜75を横断する気化ガス85の移動が全体的な物質輸送において制限されるように膜75の厚みは選択される。
膜75の通過後、気化ガス85は成長界面に到達し、凝結し、これによりSiC種結晶72上にSiC単結晶73が成長する。SiC結晶化の結果、成長界面に隣接する気化ガス85にシリコンが豊富になり、気化ガス85aを形成する。過剰なシリコンを含む気化ガス85aは膜75及びスリーブ76に向けて空間79内を拡散し、Si2C、SiC2揮発性分子を形成するところに到達する。温度勾配をつけて運転すると、Si2C、SiC2分子を含む気化ガス85aは、成長界面に輸送される。
成長中、カプセル80は、バナジウムを含有する気化ガスを、1またはそれより多い毛細管81を通って坩堝70の内部に放出する。1またはそれより多い毛細管81の各々の大きさは、結晶欠陥を発生させずに、成長されたSiC単結晶73中のバナジウム濃度が完全に補償できるように選択される。多孔質のグラファイト膜75により、成長界面にバナジウムが到達することを防止しない。それと同時に、膜75はバナジウムのドーピングの空間的均一性を向上し、これにより、成長されたSiC単結晶73の抵抗を空間的に均一にすることができる。
半絶縁性のSiC単結晶73の成長は、SiC源71の純度と成長坩堝70の材料とが厳密に密着していることを必要とする。成長坩堝70のハロゲン純度と、SiC単結晶73の成長に用いられる他のグラファイト部分とは、共通している。しかしながら、多孔膜75及びスリーブ76は、結晶成長のために供給するカーボンの犠牲カーボンである。このため、それらの純度、特にボロンに関しては、重要である。したがって、膜75及びスリーブ76中のボロン含有量は、好ましくは重量で50ppbを下回るように制御され、膜75及びスリーブ76の他の金属の含有量は、好ましくはGDMS検出限界を下回る。
PVT成長前の膜75及びスリーブ76の好ましい別の処理は、表面及びバルクから微粒子を取り除くことである。このような粒子は、これらの部材の機械加工及び操作中に発生する。好ましい処理は、15分間純水での超音波洗浄をし、次いで循環炉で乾燥する。
実施形態2:SiC源のその場合成を組み合わせたSiC結晶のPVT成長
図8は、Si元素及びC元素からSiCのその場合成するためのSi及びCの混合原料91が収容された内面がグラファイトの坩堝90を含む点を除き、図7において示され、かつ図7に関して述べられた成長セルと同様の成長セルの図である。Si元素及びC元素の原料91は、原子比が1:1であることが好ましく、細かく分割された粉末の形態であってもよく、大きさが0.5〜3mmの小さな塊または粒子の形態であることが好ましい。
坩堝70の初期の加熱は真空下、即ち成長チャンバの連続排気の元で行われる。適した容量のターボ分子ポンプはこのようなポンプによる排気に用いることができる。加熱中、チャンバ78及び坩堝70内の圧力は、5×106Torrより高くないことが好ましい。
坩堝70の温度が純Siの融点(1460℃)を超える約1600℃に到達するまで、坩堝70の加熱は続く。坩堝70は、Si元素及びC元素の反応が完了するようにこの温度で1時間均熱される。
Si及びCの直接反応のエンタルピーは、約100kJ/molと高い。このため、Si元素及びC元素からSiCへの合成により、SiC生成の温度の上昇を導く。ここで、本実施形態では、膜75は別の役割を果たす。つまり、膜75は、SiC種結晶72が過熱及び炭化されることを避ける熱遮蔽として振舞い、それらはSiとCとの反応熱が開放されることにより生じる。膜75は、SiとCとの反応中に生じる粒子がSiC種72の表面に混入することも防止する。
Si元素及びC元素の反応が完了し、固体のSiCが坩堝90に形成されると、チャンバ78、ここでは坩堝70はアルゴンまたはヘリウムのような不活性ガスで満たされ、坩堝70の温度は2000〜2400℃の所望の成長温度まで上昇される。これに続く、SiC種結晶72上へのSiC単結晶73のPVT成長は、前の実施形態と同様に実施される。
バナジウムが補償された半絶縁性のSiC結晶の成長のために、図7の実施形態におけるドーピングカプセル80と同様のドーピングカプセルが用いられる。このようなドーピングカプセルはSi元素及びC元素の混合物91のバルクに埋められる。Si元素及びC元素の反応は、カプセル内部のバナジウム源に影響を及ぼさないことが観察される。
6H及び4HSiC単結晶の昇華法による成長において多孔膜75及び多孔スリーブ76で構成されたガス透過性の多孔質の覆いを使用することにより、異質な結晶多形、シリコン液滴、及びカーボン粒子のような含有密度を低減したSiCブールを生産できることが観察される。また、続いて製造されるブール/ウエハのクラックを引き起こす、成長に関する応力を低減できることも観察される。
多孔膜75及び多孔スリーブ76を備える上述したガス透過性の多孔質の覆いは、昇華成長プロセスに、SiC源のその場合成を取り込むことを可能にもする。これにより、プロセスのサイクルタイムを低減できる。
6HSiC成長運転の2つの実施例について述べる。
実施例1:6HSiC結晶の成長
この成長運転は、上述した実施形態1の半絶縁SiC結晶の成長にしたがって実施される。具体的には、緻密で平衡にモールドされたグラファイト(グレードATJ)からなる坩堝70が準備された。大きさが0.5〜2mmの純SiC粒は、分離した合成プロセスを用いて成長に先立って合成された。約600gの純SiC粒は、坩堝70の底部に配置され、成長運転のSiC原料71として供給された。
ATJグラファイトからなり、直径が1mmで長さが2mmの1つの毛細管を有するドーピングカプセル80が準備された。このカプセル80には、99.995%の純度の金属バナジウム1グラムが収容されている。収容されたカプセル80は、図7に示されるように、坩堝70の底部上であって、原料71中に埋められていた。
結晶多形が6Hで、直径が3.25”のSiCウエハが準備され、SiC種結晶72として用いられた。ウエハは軸上、つまりc面に平行な面を有していた。ウエハの成長面(Si面)は、傷及び基板表面のダメージを除去するために、化学機械的研磨技術(CMP)を用いて磨かれた。SiC種結晶72は、高温カーボン接着剤を用いて坩堝の蓋74に取り付けられた。
円盤形状のガス透過性膜75及びシリンダー状のスリーブ76が準備された。膜75及びスリーブ76は、1g/cm3の密度、47%の多孔度及び200ミクロンの平均粒子径を有する多孔質のグラファイトで機械加工された。膜75の厚みは4mmであり、スリーブ76の壁厚は10mmであった。成長に用いる前に、膜75及びスリーブ76は、ボロン及び他の不純物を取り除き、ボロン残渣が重量で50ppbを下回るレベルまで低減するためにハロゲンを含有する雰囲気で精製した。
多孔膜75及びスリーブ76は、図7に示すように、坩堝70内に置かれていた。膜75は、SiC種結晶72の下方に向く面と25mmの距離を隔てた位置に配置されていた。スリーブ76とSiC種結晶72の周辺(または端または側部)との距離は、3mmであった。
坩堝70は、石英ガラスからなり、坩堝70がRFサセプタとして用いられるRF加熱炉の水冷式のチャンバ78に収容された。繊維状の軽量のグラファイト発泡体からなる断熱材は、坩堝70及びチャンバ78間の空間に配置された。よって、チャンバ78の内部及び坩堝70の内部は、1×10-6Torrの圧力まで減圧され、吸収されたガス及び水分を除去するために99.9995%の純ヘリウムで数回流した。よって、チャンバ78の内部及び坩堝70の内部は、500Torrのヘリウムで埋め戻され、坩堝70の温度は、8時間経過後に約2100℃まで上昇された。これに次いで、RFコイル83の位置及び炉のパワーは、SiC原料が2120℃の温度で、SiC種結晶72が2090℃の温度に達するように調整された。He圧力は10Torrまで減圧され、その後昇華法による成長が始まった。実行が完了すると、チャンバ78の内部及び坩堝70の内部は、12時間にわたって室温まで冷却された。
図9は、アズグローン(as-grown)のバナジウムで補償された6HSiC単結晶ブールの写真を示す。ブールは259gの重量であり、多孔質の膜及びスリーブから移動された30gのカーボンを含んでいた。この高品質の結晶ブールには、カーボン粒子もSi液滴も結晶多形が15Rの含有物もなかった。この結晶ブールのマイクロパイプ密度は25cm-2を下回っていた。
ブールは標準的な直径が3”のウエハに製造され、それらの抵抗率は非接触式抵抗率測定具を用いて測定され、マッピングされた。この結晶ブールの軸方向の抵抗率分布及びスライスされた1枚のウエハの抵抗率マップを図9b、9cにそれぞれ示す。成長した結晶ブールの抵抗率は5×1010Ohm−cmを超え、スライスされたウエハの大部分の抵抗率は1×1011Ohm−cmを超え、標準偏差は10%を下回っていた。
実施例2:半絶縁性の6HSiC結晶の成長
図8を参照して、バナジウムで補償された6HSiC単結晶の成長は、上述した実施形態2の半絶縁性SiC結晶の成長にしたがって実施された。この成長に用いられた成長坩堝は、上述した実施例1で用いられたものと同様とした。薄肉の内部がグラファイトの坩堝(図8における90)は、緻密なATJグラファイトで機械加工されていた。坩堝90の内部には、600gの原子比が1:1のSi元素及びC元素の原材料混合物が収容されていた。この混合物を構成するSi及びCは、大きさが0.5mm〜1mmの小さな塊または粒子の形態であった。
1gのバナジウムを含有するドーピングカプセル80が、坩堝90の底部であって、Si及びCの混合物の下になるように配置された。このカプセル80の配置は、上述した実施例1と同様とした。
実施例1と同様の大きさを有するガス透過膜75及びスリーブ76は、実施例1と同様のグレードの多孔質グラファイトから機械加工された。膜75及びスリーブ76は、重量で50ppbのレベルを下回るようにボロンを低減するために、ハロゲンで精製された。多孔膜75及びスリーブ76は、図8に示すように、坩堝70内に配置されていた。
ドーピングカプセル80を含む坩堝70、SiとCとの混合物である原料91、SiC種結晶72、多孔膜75及びSiC種結晶72を取り囲むスリーブ76は、結晶成長チャンバ78内に配置された。その後チャンバ78は、実施例1と同様に、雰囲気ガスが排出され、純度の高いヘリウムガスで洗い流され、さらに1×10-6Torrの圧力まで排出された。
その後、ターボ分子ポンプを用いたチャンバ78及び坩堝70の連続排気の元で、坩堝70は1600℃まで加熱された。加熱中、チャンバ78及び坩堝70内の圧力は、5×10-6Torrを下回るように維持された。1600℃に達すると、圧力及び温度の増加があることがわかった。これは、固体のSiCの形態に導くためにSi元素及びC元素の原料混合物91間の反応が始まった兆候であった。坩堝70を1時間1600℃にして、Si元素及びC元素の原材料混合物91の固体SiCへの反応を完了させた。
固体SiCの合成の完了後、チャンバ78、ここでは坩堝70は、500Torrまで純度の高いヘリウムで満たされ、坩堝70の温度は約2100℃まで上昇した。これに次いで、SiC単結晶73のPVT成長は実施例1と同様に実施された。この実施例2におけるSiC単結晶73の成長中、SiC源91及びSiC種結晶72の温度は、それぞれ2170℃及び2110℃に達するように制御され、チャンバ78及び坩堝70内のHe圧力は20Torrまで減圧された。
この実施例2にしたがって成長されたSiC単結晶73ブール及びそこからスライスされたウエハを調べると、成長したSiC単結晶73ブールは、目に見えるカーボン粒子、Si液滴、または結晶多形が15Rの含有物を含んでいないことがわかった。SiC単結晶73ブールにおけるマイクロパイプ密度の平均は、図10に示すように、1cm-2を下回った。
この実施例2にしたがって成長されたSiC単結晶73ブールは、標準的な3”の基板を生じる25枚のウエハに製造された。これらのウエハは電気抵抗が評価された。25枚すべてのウエハは1×1010Ohm−cmを超え、標準偏差が10%を下回る半絶縁性であった。
本発明は好ましい実施形態を参照して説明された。上述のような詳細な説明を読み、そして理解することで、他の者は、自明な修正及び代替を生じさせるであろう。本発明は、添付されたクレームまたはその均等物の範囲内において、そのような変更及び代替を全て含んでいるものと解釈されることを意図するものである。

Claims (13)

  1. SiC原料及びSiC種結晶を間隔を隔てて収容する成長チャンバと、
    該成長チャンバ内に配置される少なくとも一部がガス透過性であり、該SiC原料を含む原料区画と該SiC種結晶を含む結晶化区画とに該成長チャンバを分離する覆いとを備え、前記ガス透過性の覆いは、該結晶化区画において該SiC種結晶上へのSiC単結晶の昇華成長により発生する追加のSiを有する気化ガスと反応可能な炭素材料で形成され、該SiC種結晶上への該SiC単結晶の成長中に追加のC源として振舞う追加のCを有する気化ガスを生成し、
    前記成長しているSiC単結晶と前記覆いの内壁との間の距離が15〜25mmであることによって、前記成長しているSiC単結晶に由来し、前記覆いの前記内壁に向かって拡散する前記追加のSiを有する気化ガス分子が、反対方向のステファンガス流にもかかわらず前記覆いの内壁に到達することができ、前記覆いの前記内壁へのSiC堆積物の形成が抑制される物理的気相輸送成長システム。
  2. 該覆いは、
    該種結晶及び該成長するSiC単結晶の側部を取り囲むスリーブと、
    該SiC原料と、該SiC原料に向かい合う該SiC種結晶の表面との間に配置されたガス透過性膜とを備えた、請求項1に記載のシステム。
  3. 該スリーブは、該SiC種結晶及び該成長するSiC単結晶の側部から0.5mm以上5mm以下の間に配置されている、請求項2に記載のシステム。
  4. 該ガス透過膜は、0.6〜1.4g/cm3の密度を有し、かつ30%以上70%以下の多孔度を有する多孔質のグラファイトで構成されている、請求項2に記載のシステム。
  5. 該ガス透過膜を形成するグラファイトは、それぞれの粒子の最大の大きさが100〜500ミクロンであるグラファイト粒子で構成されている、請求項4に記載のシステム。
  6. 該ガス透過膜は、3mm以上12mm以下の厚さを有する、請求項2に記載のシステム。
  7. 該スリーブは、4mm以上15mm以下の側壁厚さを有する、請求項2に記載のシステム。
  8. 該スリーブはシリンダー状であり、該膜は該スリーブの一端に配置されている、請求項2に記載のシステム。
  9. (a)請求項1に記載の物理的気相輸送成長システムを提供する工程と、
    (b)該成長チャンバの内部を加熱する工程とを備え、該加熱する工程では、該SiC原料と該SiC種結晶との間に温度勾配を形成し、該SiC原料が昇華温度まで加熱され、昇華されたSiC原料を、該原料区画から、該覆いの該ガス透過部を通って、該昇華されたSiC原料が該SiC種結晶上で凝結してSiC単結晶を形成する該結晶化区画に拡散するように該温度勾配を形成し、
    前記覆いは、該結晶化区画内で該SiC単結晶上への該SiC単結晶の昇華成長により発生する追加のSiを有する気化ガスと反応可能な炭素材料で構成され、昇華成長により発生する該気化ガスが該覆いを構成する材料と反応するように、前記ガス透過性の覆いは該成長チャンバ内に位置付けられ、該SiC種結晶上への該SiC単結晶の成長中に追加のC源として振舞う追加のCを有する気化ガスを生成し、
    前記覆いの温度は、前記SiC単結晶の温度よりも高いように制御される物理的気相輸送成長方法。
  10. 工程(b)は、1〜100Torrの不活性ガスの存在下で実施される、請求項9に記載の方法。
  11. 該原料区画内に配置されたカプセルをさらに含み、前記カプセルは内部にドーパントが収容され、
    前記カプセルは、前記カプセルの該内部及び外部の間に延び、所定の径及び長さの1またはそれ以上の毛細管を有し、
    各々の毛細管の該径及び該長さは、成長されたSiC単結晶中に空間的に均一にドーパントが取り込まれるように選択される、請求項9に記載の方法。
  12. 該カプセルは、グラファイトからなり、
    該ドーパントは、該成長されたSiC単結晶の電気的補償を満たすために十分な量のバナジウム元素またはバナジウム化合物である、請求項11の方法。
  13. Si元素及びC元素を該成長チャンバに収容する工程と、
    該SiC原料を昇華温度に加熱する工程に先立って、Si元素及びC元素を、該SiC原料を構成する固体SiCに合成する昇華温度を下回るように、該Si元素及びC元素を加熱する工程をさらに含む、請求項9に記載の方法。
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