JP5771797B2 - 現像装置、カートリッジ、及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、カートリッジ、及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤収納容器に収納した現像剤を現像剤担持体で担持して搬送する現像装置、この現像装置を備えた着脱可能なカートリッジ、及びこのカートリッジを備えた電子写真画像形成装置に関するものである。
ここで電子写真画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
またカートリッジとは、少なくとも現像装置を画像形成装置本体に着脱可能にしたものや、現像装置と少なくとも電子写真感光体を一体に構成して画像形成装置本体に着脱可能にしたものを言う。
また現像装置は、前記画像形成装置または前記カートリッジに収納されるものである。
従来の電子写真形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置には、電子写真感光体及びそれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このようなプロセスカートリッジでは、図34(a)で示す様に現像剤(トナー、キャリア等)を収納する現像剤収納枠体31に設けた開口部を封止部材で封止している。そして、封止手段の例としては図34(a)に示すようなシート状の封止部材32を現像剤収納枠体31の開口部周辺にヒートシール等で熱溶着する方式がある。熱溶着により形成された溶着部33を引き剥がす時のユーザーの負荷を低減するために、封止部材32の自由端を折り返し、折り返し部とは逆方向(図34(a)の矢印方向)に引くことが可能な構成が広く用いられている(特許文献1、図13)。
実際のプロセスカートリッジ形態においては、図34(b)に示す様に、トナーシール32で開口部が封止されている。開封後、又は、トナーシール32が無い場合は、回転軸40が回転し現像剤搬送部材41によって、現像剤を現像剤担持体13近傍へ搬送している。
また、プロセスカートリッジ本体と分離及び取付可能な現像剤収納ユニットを有し、シート部材等を引き剥がすことで現像剤を供給する構成が特許文献2〜4に提案されている。このうち、特許文献2はユーザーが現像剤を収容している袋状シートフィルムの端を引くことで袋が開封され、現像剤の補給が可能になるというものである。特許文献3は現像剤排出用開口を塞いでいるシートを回転部材が巻き取ることで、自動的に現像剤の供給が開始するものである。特許文献4は現像剤凝縮の防止を主目的とし、撹拌シートが現像剤を収容しているホッパ部開口を塞いでおり、開封後は撹拌シートが撹拌の役目を果たすというものである。
さらに、プロセスカートリッジ製造時に現像剤の充填工程でプロセスカートリッジの機内に現像剤が飛散する問題に対して変形可能な内部容器を用いたものが提案されている(特許文献1、図1)。
特開平04−66980 特開平04−166963 実開平01−128351 特開2008−134483
しかしながら、上記従来例では下記の課題があった。
上述の特許文献3〜5は、現像剤収納ユニット内に現像剤を収納する容器と撹拌部材を備えている為、大型化が避けられない。故に、着脱可能なプロセスカートリッジの現像剤収容部に上記従来技術を用いた場合には、プロセスカートリッジが大型化してしまい、これを装着する画像形成装置も大型化してしまう。
そこで、このようなプロセスカートリッジの小型化を行うために、例えば図35(a)(b)に示すように現像ローラ13と現像剤搬送部材41の回転軸40との距離を縮めることが考えられる。しかしながら、この場合、トナーシール32の有無に関わらず、現像剤搬送部材41と現像ローラ13が接触してしまい、出力画像上にて画像不良が発生する可能性があった。
そこで、本発明の目的は、現像剤搬送部材と現像ローラとの接触を防止しつつ、プロセスカートリッジの小型化を図ることである。
上記目的を達成するため、本出願に係る発明は、現像剤を収納するための可撓性容器であって、前記現像剤を排出するための開口部を備えた可撓性容器と、前記可撓性容器を収納する枠体であって、前記可撓性容器から排出される現像剤を収納するための枠体と、前記枠体の内部に回転可能に設けられ、回転することによって前記可撓性容器を押圧して変形させるための押圧部材と、前記現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体と、を備え、前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの距離Xと、前記押圧部材の回転中心から前記押圧部材の前記可撓性容器を押圧する自由端までの長さTが、X<Tの関係を満し、前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの間、又は、その近傍に、前記押圧部材の前記現像剤担持体への接触を防止する遮蔽部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、押圧部材と現像剤担持体との接触を防止しつつ、現像装置の小型化を図ることができる。また、可撓性容器からの現像剤の排出を良好に行うことができる。
本発明の実施の形態におけるプロセスカートリッジの主断面図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の主断面図である。 本発明の実施の形態における開封部材を有した現像剤収納容器の断面からの斜視図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの開封前の断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの開封直前の断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの開封途中の断面図である。 本発明の実施の形態における排出部の開封過程の説明断面図である。 本発明の実施の形態における排出部の開封過程の説明断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの開封後の断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の開封前の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の開封途中の説明図である。 本発明の実施の形態における排出部の説明断面図である。 本発明の実施の形態ではない開封困難な現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態ではない開封困難な現像剤収納容器の断面図である。 本発明の実施の形態ではない開封困難な現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納容器の断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態ではない現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の固定部の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の開口部の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の説明図である。 開封部材を有した現像剤収納容器の説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの説明図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納ユニットの説明図である。 従来例を説明する図である。 参考例における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態における遮蔽部材の効果に関する説明図である。 本発明の実施の形態における遮蔽部材の構成に関する説明図である。 本発明の実施の形態における遮蔽部材の構成に関する説明図である。 本発明実施の形態における説明図である。 本発明の実施の形態における押圧部材と封止部材を兼用した場合のプロセスカートリッジの主断面図である。 本発明の実施の形態における現像剤収納容器の開口部の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における拡散部材の断面図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における拡散部材の説明図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。 本発明実施の形態における現像剤収納ユニットの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下の説明で、現像剤収納容器は、少なくとも、可撓性容器と可撓性容器に設けられた現像剤を排出するための開口部を封止する封止部材を備えるものを指す。
現像剤を収納する前の現像剤収納容器を、現像剤を収納する為の現像剤収納容器37とする。現像剤を収納し封止部材を開封するための開封部材を備えた現像剤収納容器を、開封部材を有した現像剤収納容器30とする。現像剤を収納し、封止部材を開封するための開封部材を備えていない現像剤収納容器を、現像剤を収納した現像剤収納容器26とする。
なお、簡略化のため、現像剤収納容器37、現像剤収納容器30、現像剤収納容器26と符号を分けて説明をする。
現像剤収納ユニットは、少なくとも現像剤収納容器と現像剤収納容器を収納する枠体を備えるものである。
〔第1実施形態〕
図1に本発明を適用できる現像剤収納ユニットを有するプロセスカートリッジの主断面図、図2に本発明を適用できる電子写真画像形成装置の主断面図を図示する。
<プロセスカートリッジの構成概要>
プロセスカートリッジは、像担持体(電子写真感光体)と、像担持体に作用するプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体に像を形成する現像装置、像担持体表面に残留した現像剤(トナー、キャリア等を含む)を除去するためのクリーニング手段がある。
本実施形態のプロセスカートリッジAは、図1に示すように像担持体である感光体ドラム11の周囲に帯電手段である帯電ローラ12、そしてクリーニング手段として弾性を有するクリーニングブレード14を有するクリーナーユニット24を備えている。また、プロセスカートリッジAは、第一の枠体17と、第二の枠体18を有する現像装置38を備えている。プロセスカートリッジAは、クリーナーユニット24と現像装置38とを一体とし、図2に示すように画像形成装置本体Bに対して、着脱自在に構成されている。現像装置38は、現像手段である現像ローラ13と現像ブレード15、現像剤供給ローラ23、現像剤を収納する現像剤を収納した現像剤収納容器26を備える。現像ローラ13と、現像ブレード15は、第一の枠体17に支持されている。
<電子写真画像形成装置の構成概要>
このプロセスカートリッジAは図2に示すような画像形成装置本体Bに装着されて画像形成に用いられる。画像形成は装置下部に装着されたシートカセット6から搬送ローラ7によってシートSを搬送し、このシート搬送と同期して、感光体ドラム11に露光装置8から選択的な露光をして潜像を形成する。現像剤は、スポンジ状の現像剤供給ローラ23によって現像ローラ13(現像剤担持体)に供給され、現像ブレード15により現像ローラ13表面に薄層担持される。現像ローラ13に現像バイアスを印加する事によって、潜像に応じて現像剤を供給し現像剤像に現像する。この像を転写ローラ9へのバイアス電圧印加によって搬送されるシートSに転写する。シートSは定着装置10へ搬送され画像定着し、排出ローラ1によって装置上部の排出部3に排出される。
<現像剤収納ユニットの構成概要>
次に現像剤収納ユニット25の構成について図3、図4、図7(a)、図20を用いて述べる。ここで図3は現像剤収納容器30の断面からの斜視図、図4は現像装置38の断面図、図7は可撓性容器である現像剤袋16の現像剤を排出する排出部35近傍の詳細断面図、図20は現像剤収納容器26の断面からの斜視図である。なお、断面図は、開封部材20と、開口部35aと、固定部16d,16eと、を通る平面である。また、断面図は、開封部材20の回転軸に垂直な平面である。
(現像剤収納ユニット)
現像剤収納ユニット25は図4に示すように現像剤収納容器30、現像ローラ13、現像ブレード15、現像剤供給ローラ23と、これらを支持する第一の枠体17と第二の枠体18から構成される。第一の枠体と第二の枠体を合わせたものが現像剤収納容器30を収納する枠体である。
なお本実施形態では現像剤収納ユニット25は現像装置38と同じである。これは現像剤収納ユニット25が現像ローラ13、現像ブレード15、現像剤供給ローラ23を有しているからである。しかし現像剤収納ユニット25と別枠体で現像ローラ13と現像ブレード15と現像剤供給ローラ23を支持し、現像剤収納ユニット25と分離してもよい。この場合、現像装置38は現像剤収納ユニット25と現像ローラ13、現像ブレード15、現像剤供給ローラ23で構成されたものとなる(不図示)。
なお、ここでは、現像ローラ13と現像剤供給ローラ23は、現像剤を担持して搬送する現像剤担持体として、現像ローラ13と現像剤供給ローラ23を有する構成を例示している。現像ローラ13は、現像剤を表面に担持して感光体ドラム11と対向する現像部に現像剤を搬送する現像剤担持部材である。現像剤供給ローラ23は、前記現像部での現像後に残った現像剤を現像ローラ13から除去すると共に新たな現像剤を現像ローラ13に供給する現像剤供給部材である。現像剤担持体はこの構成に限定されるものではなく、例えば現像剤担持体として現像ローラ13のみを有する構成であっても良い。
(開封部材を有した現像剤収納容器)
開封部材を有した現像剤収納容器30は、図3、図4に示すように、開封部材20と現像剤収納容器26から構成される。
開封部材20は封止部材19と係合する係合部20bを有しており、現像剤収納容器26の被係合部19bと係合部20bを係合することにより開封部材を有した現像剤収納容器30となる。
(現像剤を収納した現像剤収納容器)
図30(c)に示すように現像剤収納容器26は、現像剤と、現像剤袋16と、封止部材19から構成される。ここで現像剤は粉体である。
現像剤収納容器26の現像剤袋16は、現像剤を排出する複数の開口部35aを封止部材19で封止し、現像剤を入れる為の注入口39を封止した接合部39aを有している。このように現像剤を収納した現像剤収納容器26のそれぞれの開口部35a、注入口39は封止されているため収納した現像剤を外に漏れず一つのユニットとして扱うことが可能である。また封止部材19には開封部材20に係合する被係合部19bである穴が設けられており、開封部材20に係合可能となっている。
(現像剤を収納するための現像剤収納容器)
図30(a)に示すように現像剤を収納するための現像剤収納容器37は、現像剤袋16と、現像剤を排出する為の複数の開口部35aを封止するとともに移動されることによって開口部35aを露出する封止部材19から構成される。ここで現像剤を収納するための現像剤収納容器37の現像剤袋16は、現像剤を入れる為の注入口39と現像剤を排出するための開口部35aを有している。開口部35aは、現像剤袋16に複数設けられている。
ここで現像剤を収納するための現像剤収納容器37はまだ現像剤を充填しておらず、現像剤を入れる為の注入口39が開口した状態である。
(充填と現像剤収納容器)
ここで現像剤を収納するための現像剤収納容器37と現像剤を収納した現像剤収納容器26の関係について述べる。
まず図30(a)に示すように現像剤を収納するための現像剤収納容器37には現像剤が充填されておらず現像剤を入れる為の注入口39がある。
次に図30(b)で示すように現像剤を収納するための現像剤収納容器37の現像剤を入れる為の注入口39から現像剤を充填する。また現像剤袋16の可撓性により入れる為の注入口39は充填装置に合わせて変形可能であり現像剤の飛散なく充填が容易になる。充填に際しては、公知のオーガー式充填装置を使用して行うが、同様の機能を有する他の方法を用いてもかまわない。
次に図30(c)で示すように現像剤を入れる為の注入口39を接合し封止する。現像剤を入れる為の開口部の接合部39aの接合は、本実施形態では超音波で接合しているが他に熱やレーザーなどで接合してもよい。
そして充填する為の開口部の接合部39aの接合が完了すると現像剤は封入され現像剤を収納した現像剤収納容器26となるのである。
なお充填する為の注入口39の位置や大きさは現像剤の充填装置やプロセスカートリッジAの形状等に合わせて適宜配置すればよい。
(現像装置内に現像剤袋を有する効果)
現像剤を収納した現像剤収納容器26が袋形態をとることにより現像剤をユニットとして扱える。そのため現像剤充填工程をプロセスカートリッジAのメインの組立工程(製造ライン)から分離できる。これによりプロセスカートリッジAのメインの組み立て工程(製造ライン)に現像剤が飛散することがなくなり製造ラインの清掃などのメンテナンスを削減することができる。組立工程時に現像剤の飛散がなくなることにより現像剤を充填した後のプロセスカートリッジAの清掃工程を省くことができる。
また現像剤袋16の充填工程においても現像剤袋16は可撓性を有しており充填のための注入口39も柔らかいため飛散少なく容易に封止できる。
また現像剤を収納した現像剤収納容器26は可撓性を有しているため枠体の形状に倣わせて組むことができる。
また充填工程において現像剤収納容器37は可撓性を有するため断面を変形させて容積を増やして充填することができるので充填時には充填量を増やすことができる。
また現像剤充填前の現像剤収納容器37は可撓性を有しているため小さく(薄く)することができて、樹脂の構造体である枠体に比べ充填前の保管時の保管スペースを小さくすることができる。
<現像剤袋の構成>
図3、図4に示すように現像剤袋16は内部に現像剤を収納しており形状が変形可能な袋状のものであり、収納した現像剤を排出するために排出部35に複数の開口部35aを備えている。
また現像剤袋16は第一の枠体17、第二の枠体18に固定されている現像剤袋固定部(被固定部)16d,16eを有している。
(現像剤袋の素材、通気性)
図29は現像剤収納容器26の断面説明図である。図29(a)で示すように現像剤袋16は排出部35を有し通気性を有さないシート16uと、通気部となる通気性を有するシート16sを貼り合わせて現像剤袋16は構成されている。
ここで通気部16sの通気度は収納する現像剤の大きさ(粉体の粒径)との兼ね合いで現像剤が現像剤袋16の外に漏れないものを適宜選定すれば良い。
通気部16sの素材としてポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等で、厚さは0.03〜0.15mmの不織布などが好ましい。また通気部16sの素材が不織布ではなくても現像剤袋16に収納する現像剤等の粉体よりも微細な穴が開いているものでも良い。
また通気部16sの配置は本実施形態では図3、図29に示すように第二の枠体18側に現像剤袋16の長手方向全域にわたり通気部16sを配している。なお図29(b)に示すように通気部16sは現像剤袋16全体を通気部16sで構成してもよい。
なお通気部16s以外の現像剤袋16の素材としては後述する現像剤排出時の効率を良くするように可撓性を有するものが好ましい。また通気部16sの素材に可撓性をもたせても良い。
(現像剤袋が通気性を有する効果)
このように現像剤袋16に通気性をもたせる理由としては、製造時、ユーザーがカートリッジAを使用するまでの物流時、および保管時に対応する為である。
まず製造時の理由としては、現像剤袋16を枠体17, 18に組み込み易いように現像剤袋16を変形、縮小可能とする為である。現像剤袋16に通気部16sが無い場合は現像剤袋16に現像剤を充填した状態(袋を閉じた状態)の大きさから変えられず、そのため変形もさせにくい。そのため組立に時間を要したり、工程が複雑化する。そこで現像剤袋16の少なくとも一部に通気性を持たせると現像剤袋16に現像剤を充填して袋を閉じた状態の大きさから変える事が可能となり組み立てしやすくなる。
次に物流時および保管時の理由としては、プロセスカートリッジAの輸送時および保管時に異なる気圧の変化に対応するためである。物流などで製造時より低い気圧環境下となる場合や、製造時より高い温度となる保管される場合などにより現像剤袋16内外の気圧差が発生する。そのため現像剤袋16が膨張することで現像剤袋16と接する各部品が変型や破損の恐れがある。そのための物流時や保管時に気圧や温度の管理が必要となり設備、コストがかかる。しかし一部に通気性を持たせることにより気圧による現像剤袋16内外の気圧差による問題を解消できるのである。
また通気性を有する不織布に排出部35、排出部35周囲の接合部22を設けた場合は、開封時に封止部材19の剥離に伴い不織布の繊維がとれて現像剤の中に入り画像に悪影響を与える恐れがある。そのため通気性を有するシート16sとは異なるシート16uに排出部35を設けることにより前述のような不織布の繊維が抜け落ちる事がなくなる。
また通気部16sから脱気しながら現像剤を充填することにより充填密度を上げることができる。
(現像剤袋の排出部構成)
図3、図10に示す様に現像剤袋16は内部の現像剤を排出するための複数の開口部35a、および複数の開口部35aを定義する連結部35bからなる現像剤排出部35を有している。そして封止部材19により、排出部35の周囲を接合部22で連続して取り囲み開封可能に接合し現像剤袋16に収納する現像剤を封止している。
(現像剤袋の接合部構成)
接合部22は長い方向(矢印F方向)に2本、短い方向(矢印E方向)に2本とで囲んだ「ロの字」形状で連続しているため排出部35の封止を可能としている。
ここで長い方向(矢印F方向)に溶着された2本の接合部のうち先に開封されるものを第一の接合部22a、後に開封されるものを第二の接合部22bとする。本実施形態では、封止部材19の表面に沿ってみた場合に、後述する返し部19d(又は被係合部19b)に近い側の接合部が第一の接合部22aである。また、開口部35aを挟んで第一の接合部22aに対向する接合部が第二の接合部22bである。また短い方向(矢印E方向)の接合部を短手接合部22cとする。
本実施形態において開封方向は矢印E方向である。開封方向は次のように定義する。封止部材19を移動させて開封を行う場合に、開口部35aを挟んだ第一の接合部22aと第二の接合部22bとでは、第一の接合部22aが先に開封(剥離)される。このように、先に開封される第一の接合部22aから第二の接合部22bに向かう方向を開封方向(矢印E方向)とする。
なお現像剤袋16から封止部材19を矢印E方向に開封する時(剥離する時)に、微視的に見ると第一の接合部22aや第二の接合部22bの中においても開封力による現像剤袋16の変形により矢印F方向にも剥離が進む場合がある。しかしながら、本実施形態における開封方向は、このような微視的な開封の方向を指すものではない。
(現像剤袋の開口部の配置)
次に図10、図11、図30を用いて開口部35aの配置について説明する。開口部35aを封止するとともに移動されることによって開口部35aを露出する封止部材19の移動方向(開封部材20に引っ張られる方向)は矢印D方向である。封止部材19の移動により開口部35aは開封方向(矢印E方向)に露出が進む。以下封止部材19の移動方向を矢印D方向とする。開封方向(矢印E方向)に対して垂直な方向(矢印F方向)にずれて複数の開口部35aおよび連結部35bを配置している。また封止部材19は、開封部材20を回転させて巻きとる構成としているが、前記の矢印F方向は開封部材20の回転軸の軸線と同じ方向である。
ここで現像ローラ13の回転軸方向と複数の開口部35aの並ぶ方向(矢印F方向)を揃えるのは、現像剤を排出時に現像ローラ13の長手方向全体に現像剤が偏りなく供給され易くするためである。
ここで複数の開口部35aは矢印F方向にずれて配置されているため排出部35は矢印F方向に長く、矢印E方向に短いものとなる。つまり矢印F方向における複数の開口部35aの端から端までの距離は、矢印E方向における開口部35aの端から端までの長さより長い。
このように開封方向(矢印E方向)に対して垂直な方向(矢印F方向)にずれて複数の開口部35aを配置している排出部35は矢印F方向に長く矢印E方向に短いものとなる。そのため開封に要する距離が、長い方向(矢印F方向)に開封するより短くてすむため開封に要る時間も短くできる。
また排出部35を覆う封止部材19を開封部材20で巻きとる構成としている。開封部材20の回転軸方向と開封方向(矢印E方向)に対して略垂直な方向(矢印F方向)は同じ方向とすることで、封止部材19の巻きとり距離、時間を短くできる。
(現像剤袋の開口部の形状、方向)
第1実施形態の複数の開口部35aはそれぞれ丸形状である。排出性を考慮すると開口部35aの面積は大きい方が良い。また開口部を定義する連結部35bは、現像剤袋16の強度を高めるため大きい(太い)方が良い。よって開口部35aの面積と連結部35bの面積は、排出部35の材質、厚み、また後述する開封時のピーリング強度との力関係等によりバランスをとる必要があり適宜選定すれば良い。また開口部35aの形状も丸以外に四角等の多角形や後述する第2実施形態の図12に示すような長丸等でもよい。
なお開口部35aの配置は開封方向(矢印E方向)に対して垂直な方向(矢印F方向)に対してずれていれば良い。図28(c)に示すように開口部35aが開封方向(矢印E方向)に垂直な方向(矢印F方向)に重なっていても、図28(d)に示すように重なっていなくても後述する連結部35bの効果がある。
また開口部35aの方向は画像形成時の姿勢で収納する現像剤を排出しやすいようになっているのが好ましい。そのため、画像形成時の姿勢において、開口部35aは、重力方向の下方向に開くように配置される。ここで、開口部35aが重力方向の下方向に開くとは、開口部35aの開口の向きが重力方向の下方向の成分を持つことを指す。
(現像剤袋と枠体の固定)
図3、図4に示す様に現像剤袋16は二つの固定部16d,16eにより第一の枠体17、第二の枠体18の内部に固定される。
(第一の固定部)
まず一つ目の固定部として、後述する封止部材19を現像剤袋16から開封する時に力を受ける現像剤袋16の第一の固定部16dを設けている。複数の開口部35aが配置されている方向(矢印F方向)と平行に、固定部16dは複数個設けられている。なお固定部16dはこのように複数個設けられる以外に矢印F方向と平行に長いひとつのものでも良い(不図示)。
また第一の固定部16dの位置は現像剤袋16の開口部35aの近傍に設けられている。
また現像剤袋16の第一の固定部16dは枠体の第一の固定部18aに固定されている。
第一の固定部16dは現像剤袋16の開封時の為に必要な固定部所であり、その作用や配置に関しては開封の説明で後述する。
(第二の固定部)
また二つ目の固定部として、現像剤袋16が下方、もしくは現像ローラ13、現像剤供給ローラ23の方へ移動するのを防ぐため第二の固定部16eを設けている。
第二の固定部16eを設けているのは、2つの理由がある。第一の理由としては現像剤袋の第二の固定部16eが現像剤袋16を画像形成時の姿勢で下方に移動しないようにするためである。そのため第二の固定部16eは画像形成時の姿勢で上方に配置するのが好ましい。
また第二の理由としては、現像剤袋16が画像形成時に現像ローラ13や現像剤供給ローラ23に接触して画像を乱すことを防ぐためである。そのため現像ローラ13や現像剤供給ローラ23から離れたところに現像剤袋16の第二の固定部16eを設ける事が好ましい。本実施形態では現像剤袋の第二の固定部16eを図4に示すように現像ローラ13から離れた上方に配置している。
また現像剤袋の第二の固定部16eは枠体の第二の固定部18bに固定される。
(現像剤袋と枠体の固定方法)
現像剤袋16と枠体の固定方法について図27及び図4を用いて説明する。図27(a)〜(d)は現像剤収納容器の固定部の説明図である。
(第一の固定部の固定方法)
現像剤袋の第一の固定部16dの固定方法として、現像剤袋16の穴に、第二の枠体18のボスを通し、ボスをつぶす超音波カシメによる固定を用いている。図27(a)で示すように固定前には第二の枠体18の第一の固定部18aは円柱のボス形状をしており、現像剤袋16の第一の固定部16dは穴が開いている。そして組み立て工程を次に示す。
まず第二の枠体18の第一の固定部18aの凸形状部に、現像剤袋16の第一の固定部16dの穴に通す(図27(b))。
そして第二の枠体18の第一の固定部18aの先端を超音波カシメの工具36で溶かす(図27(c))。
そして現像剤袋16の第一の固定部16dの穴より大きくなるように、第二の枠体18の第一の固定部18aの先端を変形させることで現像剤袋16を第二の枠体18に固定している(図27(d))。
(第二の固定部の固定方法)
図4に示すように現像剤袋の第二の固定部16eの固定方法は二つの枠体17,18による挟み込みを用いている。現像剤袋16に穴を開けて現像剤袋の第二の固定部16eとし、第二の枠体18に凸部を設けて枠体の第二の固定部18bとする。
そして組み立て工程を次に示す。現像剤袋16の第二の固定部(穴)16eに第二の枠体18の第二の固定部(凸部)18bを通し、第一の枠体17で第二の固定部(凸部)18bから現像剤袋の第二の固定部(穴)16eが脱落しないような挟み込みによる固定をしている。
(その他の固定手段)
その他の固定の手段としては前述の超音波カシメの他に超音波以外のものも使用可能である。例えば、熱を用いた熱カシメや、現像剤袋と第一の枠体17や第二の枠体18に直接溶着する熱溶着や超音波溶着、また溶剤や接着剤を用いた接着、枠体間への挟み込み、熱カシメ、超音波カシメ、ねじ、穴と凸部(ボス等)による引っ掛け等でも良い。また第一、第二の枠体17,18と現像剤袋16のスペースや配置等の関係から適宜設計に応じて第一、第二の枠体17,18と現像剤袋の間に別部材を介して固定しても良い(不図示)。
<封止部材の構成>
図3、図4に示す様に、封止部材19は、プロセスカートリッジAの使用前に現像剤袋16の排出部35を覆い現像剤袋16内の現像剤を封止している。封止部材19は、移動されることによって前記開口部35aを露出させるものである。封止部材19の構成は、現像剤袋16の排出部35を覆う封止部19aと、後述する開封部材20と固定される被係合部19bと、封止部19aと被係合部19bを連結している封止部材連結部19cを有しているシート状のものである。このシート状の封止部材は後述する易開封性を発揮するシーラント層を持つラミネート材で、基材はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン等で、厚さは0.03〜0.15mmのものを適宜選定すれば良い。
(封止部材の封止部)
封止部19aは、封止部材19が、現像剤袋16の複数の開口部35aと、連結部35bを封止する領域を指している。封止部19aにより、プロセスカートリッジAの使用時前までは現像剤が現像剤袋16内部から漏れないようにしている。
(封止部材の係合部)
封止部材19は、開封方向(矢印E方向)の一端側に自由端部を有しており、当該自由端部に封止部材を移動させるための開封部材に係合される被係合部19bが設けられる。被係合部19bには、封止部材19を移動させて開口部35aを露出させるための開封部材20が係合される。開封部材20は、画像形成装置本体Bからの駆動を受けて開封を自動的に行うようなものでもよい。または、ユーザーが開封部材20を把持して移動させることで開封を行うようなものでもよい。本実施形態では開封部材20は枠体に設けられた回転軸であり、開封部材20に係合された封止部材19が引っ張られる事で現像剤を収納した現像剤収納容器26は開封される。
(封止部材の封止部材連結部)
接合部22と封止部材係合部19bとの間を連結している部分が封止部材連結部19cである。封止部材連結部19cは開封部材20からの力を受けて接合部22を引き剥がすように力を伝達する部分である。
(封止部材連結部の折り返し)
ここで図12を用いて開封される瞬間において第一の接合部22aと第二の接合部22bとで形成された面N1とする。そして面N1に対して垂直で且つ第一の接合部22aを通る面N2とする。ここで開封部材20は、第一の接合部22aを通る面N2よりも第二の接合部22b側に配置されている。言い換えると封止部材19は、シート状である封止部材19の表面に沿って見たときに、接合部22と開封部材20との被係合部19bとの間の部分(連結部19c)で折り返されている返し部19dを有しているのである。返し部19dは折り目がついていても、折り目が付いていなくても良い。ここで封止部材19の返しの角度Qは90度以下が好ましい。折り返し角度Qは、現像剤袋16の接合部22の面と封止部材19の引っ張られる方向(矢印D方向)に沿った面の挟角Qである。
(封止部材の固定)
また封止部材19と開封部材20の固定は、本実施形態において、第一の固定部16dと同様の超音波カシメで固定している。超音波カシメ以外に第一の固定部16dおよび第二の固定部16eの固定の手段と同様に熱溶着、超音波溶着、接着、枠体間への挟み込み、穴と凸部による引っ掛け等でも良い。
(封止部材の易開封性を有する部分)
次に、接合部22の剥離力を所望の値にする方法について説明をする。本実施形態では前記剥離力を所望の値(ここでは、トナー封止性を保てる範囲内でできるだけ小さい力)にするために、主に2つの方法をとっている。
1つ目は、封止部材19に易開封を可能とするシーラント層を持つラミネート材を適用している。そして現像剤袋16の素材には前記シーラント層と溶着可能で可撓性のあるシート材質(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)を適用することで該接合部において易開封を可能とする方法である。シーラント層の処方及び貼り合わせる材質の組み合わせを変えることにより剥離力を所望の条件に合わせて調整させることが可能である。本実施形態においてはJIS−Z0238の密封軟包装袋の試験において剥離強さが3N/15mm程度のものを用いている。
2つ目は、図4、図7に示すように現像剤袋16の排出部35を開封が進む方向(図中矢印E方向)に対して折り返された状態にする方法である。例えば図4の状態で開封部材20を回転(図中矢印C方向)させ封止部材19を開封部材20で引っ張られる方向(図中矢印D方向)に引っ張る。このようにすることで、現像剤袋16と封止部材19は図12に示すような現像剤袋16の接合部22の面と封止部材19の引っ張られる方向(矢印D方向)に沿った面の挟角Qが90度以下の傾斜剥離位置関係になる。従来傾斜剥離にすることにより両者の引き剥がしに必要な剥離力を低減できることが知られている。従って、前述したように封止部材19を開封が進む方向(図中矢印E方向)に対して折り返された状態にすることで接合部22部分の封止部材19と現像剤袋16が傾斜剥離の位置関係となり前記剥離力を低減するように調整することができる。
<開封部材の構成>
開封部材20は封止部材19に力を与えて封止部材19を移動させ現像剤袋16から引き剥がす目的のものである。開封部材20は軸形状で両端を第二の枠体18に回転可能に支持されている支持部(不図示)と、封止部材19の被係合部19bを固定する係合部20bを有している。本実施形態では開封部材20は四角い軸形状で、その四角い軸の一面に封止部材19の被係合部19bを係合部20bで係合している。
(開封部材、押圧部材、撹拌部材の兼用)
また現像剤袋16の外部から作用し現像剤袋16内部の現像剤を排出させる押圧部材21と、開封部材20はそれぞれ別の部材で行っても良いが、本実施形態では開封部材20と押圧部材21を同じ部品で機能させている。
また現像剤袋16から排出された現像剤を撹拌する機能と、開封部材20の機能をそれぞれ別の部品で行っても良いが、本実施形態では開封部材20に撹拌の機能を同じ部品で機能させている。
(開封部材、押圧部材、撹拌部材兼用の効果)
このように開封部材20、押圧部材21、撹拌部材を兼用することで部品点数の削減によるコストダウン、省スペース化が可能となる。
<現像剤袋の開封概要>
次に現像剤袋16の開封について図7、図8を用いて説明する。
開封のため開封部材20が封止部材19を引っ張る力を与える力点部20aと、引っ張られる現像剤袋16を固定する枠体の固定部18aを現像装置38は有している。
力点部20aとは開封の瞬間に封止部材19と開封部材20の接している部分の最も接合部22に近い部分である。図7(b)では開封部材20の角部20cが力点部20aである。また第二の枠体18の固定部18aは開封時の力による現像剤袋16の移動を抑制する固定部18cを有している。また接合部22から本実施形態では枠体の第一の固定部18aと現像剤袋の第一の固定部16dは超音波カシメにより接合されており、図7(b)(c)、図8(a)で示す様に第一の固定部18aの超音波カシメ部分のうち接合部22に近い部分が固定部18cとなる。
まず図4で示すように開封部材20は不図示の本体からの駆動手段により駆動力が伝達され矢印C方向に回転する。
そして開封部材20の回転が進むことで封止部材19が引っ張られて第一の接合部22aの開封が始まる直前の状態を図5、図7(b)示す。回転に伴い開封部材20に被係合部19bで固定された封止部材19は四角い開封部材20の角部20c(力点部20a)により矢印D方向に引っ張られる。
封止部材19が引っ張られると接合部22を介して現像剤袋16が引っ張られる。すると現像剤袋16は第一の固定部16dに力が加わり固定部18cによって固定部18cから力点部20aに向けて現像剤袋16は引っ張られる。すると開封部材20の回転軸に垂直な断面において、第一の接合部22aは力点部20aと固定部18cを結んだ線上に近づくように動く。このとき、矢印D方向において、開封部材20の回転軸に近い方から、開口部35a、第一の接合部22a、返し部19d、固定部18cの順に配置されている(図7(b))。そして封止部材19が第一の接合部22aと被係合部19bの間で折り返されているため第一の接合部22aの部分に矢印D方向に傾斜剥離するように力がかかる。そして第一の接合部22aの剥離が行われて排出部35の開封が始まる。
また角部20cと共に力点部20aも矢印C方向に移動し、角部20dと封止部材19が接すると角部20cから角部20dへ力点部は移動する。ここで図7(b)が力点部20aが角部20cの状態を示し、図7(c)が更に開封部材20の回転が進み角部20dへ力点部が移った状態を示す。
図6、図7(c)に示すように開封部材20の回転が進むに連れて開封が進むと共に返し部19dも矢印E方向に進む。そして更に開封が進み開口部35aが露出する。開口部35aが露出した後に第二の接合部22bの剥離に入る状態を図8(a)に示す。この時も第一の接合部22aの剥離と同様に封止部材19は力点部20aの方へ引っ張り、現像剤袋16は固定部18cの方向(矢印H方向)に踏ん張ろうとする。すると開封部材20の回転軸に垂直な断面において、第二の接合部22bは力点部20aと固定部18cを結んだ線上に近づくように動く。そして第二の接合部22bの部分に矢印D方向の力がかかり第二の接合部22bが剥離する。そして第二の接合部22bが剥がされて開封が完了する(図8(b)、図9)。そして現像剤袋16内部の現像剤が排出部35の開口部35aを通り矢印I方向に排出される。
このように開封部材20の回転により封止部材19が開封部材20に巻きとられて接合部22を開封するのである。封止部材19は回転で巻き取られるため開封部材20の移動に要するスペースは開封部材20の回転スペースがあれば良く、回転以外の移動により封止部材19を移動させる場合に比べ省スペース化する事が出来る。
また封止部材19が返し部19dを設けられていることで接合部22をせん断剥離せずに傾斜剥離とすることができ確実に開封できる。
また複数の開口部35aが並んでいる方向(図3中矢印F方向)と略垂直方向の封止部材19の一端側に封止部材19を開封するための開封部材20に係合される被係合部(19b)が設けられることで確実に封止部材19を係合して開封することができる。
また枠体に固定部18cを設けて、現像剤袋16を開封時に支持する事により柔らかく変形可能な現像剤袋16でも確実に開封可能となる。
また開封時の現像剤の排出に関して、前述のように開封時に力点部20aと固定部18cで結んだ線上に接合部22が動く(図7(a)→図7(b)→図7(c)→図8(a))。この動きにより開口部35a周辺の現像剤が動かされ現像剤の凝集を崩す事が出来る。
(開封に関係する固定部の配置関係)
図4に示すように第一の接合部22bを確実に剥がすためには第一の接合部22bと固定部18cの間には次のような配置の関係が求められる。開封時には固定部18cに対して封止部材19を矢印D方向に開封部材20が引っ張る。この時、開封部材20による封止部材19の移動方向(矢印D方向)において、固定部18cは開口部35aの上流側に設けられている。そのため、図5に示すように矢印H方向に固定部18cの力が加わる。よって開封の力を加えた時に固定部18cと開封部材20の間で矢印H方向と矢印D方向に引っ張られて第一の接合部22aに力を加え矢印E方向に開封が進む。このように封止部材19の移動方向(矢印D方向)において上流に固定部18cを設けていなければ開封部材20が引っ張られた方向に現像剤袋16全体が引っ張られてしまい第一の接合部22aに力を加えることができず開封できない。
このように封止部材19の移動方向(矢印D方向)において上流に固定部18cを設けていることにより確実な開封が可能となるのである。
(開封に関係する固定部の距離関係)
図22、図23に示すように第一の接合部22bを確実に剥がすためには第一の接合部22bと固定部18cの間には次のような長さの関係が求められる。まず開封部材20と、開口部35aと、固定部18cと、を通り、開封部材20の回転軸に垂直な平面を見た時に、第一の接合部22aの中で最後にはがされる点を第一の点22dとする。第一の点22dは、第一の接合部22aのなかで開口部35aに近い側の端部の点である。そして固定部18cから現像剤袋16に沿って第一の点22dとの距離をM1とする。そして開口部35aを含む方向に、固定部18dから第一の点22dまで現像剤袋16の沿って測った距離をM2とする。なお開口部35aは現像剤袋16の素材が存在しない空間であるが、この開口部16aの幅も距離に含める。
この時、M1<M2を満たすようにして第一の接合部22aを剥がせるようにしている。ここで上記M1<M2の関係について詳細に述べる。
(M1<M2の場合)
まずM1<M2を満たす場合は図22に示す様に第一の接合部22aに開封部材20の封止部材19を引っ張る力(矢印D方向)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H方向)が第一の接合部22aにかかり第一の接合部22aに対して傾斜剥離とすることができる。傾斜剥離とすることで剥離力を低く設定することができる。ここで図22(a)は開封前、図22(b)は第一の接合部22aが開封する直前である。
(M1>M2の場合)
一方M1>M2の場合は図23に示す様に第一の接合部22aに開封部材20の引っ張る力がかからず第二の接合部22bに力がかかる。この場合、第一の接合部22aには力がかからない為剥離しない。この場合、第二の接合部22bに開封部材20からの力(矢印D方向)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H方向)がかかる。この状態では第二の接合部22bには開封部材20の封止部材19を引っ張る力(矢印D方向)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H方向)がかかる。この第二の接合部22bの部分には剥離関係がせん断剥離の関係となるため第二の接合部22bを開封することが困難である。これはせん断剥離が傾斜剥離に比べ大きな力が必要であるからである。
ここで図23(a)は開封前、図23(b)は開封部材20が回転し接合部(この場合は第二の接合部)に開封部材20により封止部材19が引っ張られる力(矢印D方向)かがかかる時の図である。また第二の接合部22bには力が加わるがせん断剥離の関係で力がかかるため傾斜剥離の場合に比べて非常に大きな力が必要となり剥離力を低減させる事が難しくなる。
(ヒダのある場合の距離)
なおここで前述のM1、M2の距離の測りかたの定義について説明する。M1、M2の距離は開封時に引っ張られた時の距離が重要なのであり、M1、M2の経路の途中にヒダ16t(図24参照)が無い場合は、図22、図23のように展開した距離を測れば良い。また図24に示すようにM1、M2の経路の途中に製造上貼り合わせでできるヒダ16tがある場合は、開封時に引っ張った場合でもヒダ16tは伸びない(剥がれない)為、ヒダ16tの部分はM1、M2の距離には含まれない。つまりヒダ16tのように力の伝達に影響しない部分はM1やM2の距離に含めない。
以上のようにM1<M2の関係として第一の接合部22aが第二の接合部22bより先に開封される。第一の接合部22aが第二の接合部22bより先に開封されることで第一の接合部22aが封止部材19の返し部19dができる。この返し部19dによりせん断剥離にならず傾斜剥離となる。これにより確実に現像剤袋16から封止部材19を確実に剥離できて開封可能な現像装置38を提供できる。
(固定部が複数の場合)
ここで複数の固定部と開封の関係について図31を用いて説明する。図31(a)の状態から開封部材20が回転して第一の接合部22aが開封する直前が図31(b)である。本実施形態では第一の固定部18aと第二の固定部18bを有している。ここで開口部35aを挟んで最初に開封される第一の接合部22aに近い場所に配置されている第一の固定部18aの方に開封時の力が加わる。そのため前述のM1、M2(図22、図23参照)の距離の測りかたに第二の固定部18bは考慮しなくてよい。このように複数の固定部がある場合には開封時の力が加わる開口部35aを挟んで最初に開封される第一の接合部22aに近い場所に配置されている固定部を基準とすればよい。
(第二の接合部の位置関係)
次に第一の接合部22aの開封直前の状態を示す図12を用いて第二の接合部22bが開封部材20に巻き込まれずにより良好に開封できる配置について説明する。まず第一の接合部22aの開口部35aから遠い側の端部を第二の点22eとする。第二の接合部22bの開口部35aから遠い側の端部を第三の点22fとする。ここで第二の点22eから第三の点22fの距離をL1とする。また第二の点22eから力点部20aの距離をL2とする。この時に前記距離L1と前記距離L2の関係はL1<L2の関係が必要である。
その理由はL1がL2より大きい場合は第二の接合部22bの剥離が終わる前に第二の接合部22bが力点部20aに到達してしまい、第二の接合部22bが開封部材20に巻きついてしまう。第二の接合部22bに対して剥離するように力をかける事ができない。そのため現像剤袋16から封止部材19を開封困難となるのである。
以上のように前記距離L1と前記距離L2の関係はL1<L2とすることで封止部材19を開封部材20に巻き込まれず良好に開封可能となるのである。
(開口部を定義する連結部の役割)
ここで現像剤袋16の開封動作において、大きな役割を果たしている開口部を定義する連結部35bの概要を述べる。
図11は、最初に開封する第一の接合部22aの部分の剥離を終えて、開口部35aが露出した時の図であり、第二の接合部22bの剥離を終えていない状態である。前述したとおり排出部35は開口部35aの露出が進行する開封方向(矢印E方向)に対して垂直方向(矢印F方向)にずれて複数の開口部35aを有している。そのため複数の開口部を定義する連結部35bも矢印F方向に複数配されることになる。これにより複数の連結部35bは、排出部35の開封が進行する方向(矢印E方向)において、第一の接合部22aと第二の接合部22bとを橋渡ししていることになる。そのため、第一の接合部22aの開封を終えた図8の状態の時に、第二の接合部22aが開封する時の力は前記連結部35bを介して第一の固定部16dで受けることが可能となり封止部材19を現像剤袋16から剥す力を伝えることができる。つまり第二の接合部22bに矢印D方向と矢印E方向に力がかかり第二の接合部22bも剥離可能となるのである。
以上のように図28(b)のように開封方向(矢印E方向)に対して垂直な方向(矢印F方向)に開口部が並んだ場合以外にも同様の効果を得られる。図28(c)のように開封方向に対して垂直な方向に完全に並んでいなくても連結部35bは封止部材19を現像剤袋16から剥す力を第二の接合部22bに矢印P方向のように伝えることができる。また図28(d)のように開封方向に対して開口部35aが重なっていても連結部35bは斜めに封止部材19を現像剤袋16から剥す力を第二の接合部22bに矢印P方向のように伝えることができる。即ち、複数の開口部35aが開封方向(矢印E方向)に垂直な方向(矢印F方向)にずれて配置されていればよい。
また図28(b)のように連結部35bを含む開口部35aの周囲の部分を接合部22としても良い。この場合でも連結部35bがあることで接合部22がはがれる最後まで力をつたえることができるので開封が確実に行われる。
また、開封部材20の回転軸と開口部35aとの関係で言えば、開口部35aは開封部材20の回転軸の方向(矢印F方向)にずれて配置されていると言える。このようにすることで、開封部材20の回転軸と垂直方向(矢印E方向)に橋渡しする連結部35bを有する。開口部35aの配置は、開封部材の回転軸方向(矢印F方向)にずれていれば良い。図28(b)に示すように開口部35aが回転軸方向(矢印F方向)に重なっていても、図28(d)に示すように回転軸方向(矢印F方向)に完全に重なっていなくても矢印P方向のように力を伝える事が出来て連結部35bの効果がある。
このように現像剤を収納した現像剤収納容器26と開封部材を有した現像剤収納容器30は排出部35に橋渡しする連結部35bがあることにより開封部材20の開封力を第二の接合部22bを開封するまで伝えることができて確実に開封することができる。
また、開口部35aと、封止部材の被係合部19bとの関係を説明する(図3)。被係合部19bは、複数の開口部35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。
また、開口部35aと、開封部材20との関係を説明する(図3)。開封部材20は、複数の開口部35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。
このような構成でも、連結部35bにより開封部材20の開封力を第二の接合部22bを開封するまで伝えることができる効果をえることができる。
(連結部が別部材の例)
また開口部35aを定義する連結部35bを図21に示すように別の部材(連結部材16f)としても良い。この場合、開封方向(矢印E方向)に垂直な方向(矢印F方向)に長い一つの開口部16aを設け、前記長い一つの開口部16aに開封方向(矢印E方向)に沿って橋渡しする別部材である連結部材16fを設ける構成である。この時、長い一つの開口部16aの第一の接合部22a側と第二の接合部22b側にそれぞれ連結部材16fを接着、溶着等で接合されている。
なお現像剤袋16に連結部材16fを設けた場合においても封止部材19は前述のように接合部22と被係合部19bの間で折り返されていることで開封部材20に封止部材19を巻きつける事で開封可能としている。このような構成をとる事により複数の開口部35aを設けた場合の開口部を定義する連結部35bと連結部材16fは同じ役割を果たす。つまり長い一つの開口部16aは連結部材16fにより複数の開口部35aがある場合と同じなのである。
よって第一の接合部22aの開封を終えて第二の接合部22bを剥離する時に、開封部材20が第二の接合部22aが開封する時の力(矢印D方向)は前記連結部材16fを介して第一の固定部16dで矢印H方向に受けることが可能となる。よって、封止部材19を現像剤袋16から剥す力を伝えることができる。つまり第二の接合部22bに矢印D方向と矢印H方向に力がかかり第二の接合部22bも可能となるのである。
このように長い一つの開口部16aは連結部材16fにより複数の開口部35aをつくることで連結部材16fのみを強くしたりすることも可能となる。
(連結部が無い場合の開封性の課題)
ここで本発明を適用せず現像剤袋16が開封困難な例について述べる。これは図13、図14、図15で示すように連結部35bが存在せず開封が困難になる場合である。図13は連結部35bが存在せず開口部16aが一つの例であり、図13(a)は第二の接合部22bの剥離前の状態で、図13(b)と図15は第二の接合部を剥離する時の状態を示した図である。また図8は本実施形態における第二の接合部22aを引き剥がす状態の開口部35a周辺の拡大断面図であり、図14は連結部35bが存在せず開封が困難になる場合の開口部35a周囲の断面図である。
この場合、第二の接合部22bまで開封が進んだ状態が図14(a)であり、この状態から更に開封部材20の回転により封止部材19が矢印D方向に引っ張られ移動する。すると連結部35bを有さない為に、第一の固定部16dからの力を、開口部16aの中央の第二の接合部22b側に伝達することができない。そのため、図14(b)、図13(b)のように第二の接合部22bは枠体の固定部18aからの拘束力がなくなり開口部16aが矢印D方向に大きく開いていく。更に第二の接合部22bが封止部材19に引っ張られて図14(c)に示す様に開口部16aが変形する。この場合、第二の接合部22bに働く力は図8に示すような傾斜剥離の位置関係にならず、図14(b)に示すように開口部35aが変形する事でせん断剥離(略0°剥離)となるため、剥離するために大きな力が必要となる。しかも第一の固定部16dが支持する力を第二の接合部22bに伝達できないため、第二の接合部22bは剥離できないまま開封部材20に引っ張られていく。そのため第二の接合部22bの長手中央付近の開口部16aが更に大きく開いてしまい、開封部材20に巻きついてしまう。
なお現像剤を収納するものが構造体のように硬いものであればこのような変形は無く従来例のように開封可能である。しかし、現像剤を変形可能な柔らかい袋状のものに収納し、開口部が開封時変形するようなものを開封する構成の場合は前述のように連結部35bがないと開封が難しくなる。
以上述べてきたように画像形成装置本体Bの開封部材20に駆動力を伝える事で封止部材19(=トナーシール)を開封可能とし、ユーザーがトナーシールを引き取り去る必要がなくなり、より簡便に現像装置38、プロセスカートリッジAを交換して使用できる。また開封後の封止部材19が開封部材20に固定されていることで、プロセスカートリッジAから廃材を出すことなく開封ができる。
<押圧部材と現像剤排出概要について>
次に、押圧部材の現像剤排出について図面を用いて説明する。
(押圧部材)
図16に示すように押圧部材21は軸部21aと、軸部21aに固定された押圧シート21bを備えており、第一の枠体17と第二の枠体18の内部に回転可能に設けられている。
まず軸部21aは開封部材20と同一部品で機能させている(21a=20)。よって前述のように不図示の画像形成装置本体Bからの駆動手段により駆動力が伝達され矢印C方向に押圧部材21(=20)が回転する。
次に押圧シート21bは断面が四角い軸部21aの一面に固定されて、軸部21aと共に回転する。なお押圧シート21bの材質としては、PET、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、ポリカーボネイト、等の可撓性シートで、厚みは0.05〜0.1mm程度を用い、その先端は軸部21aの外接円より外側に突出している。ここで本実施形態では軸部21aの異なる面に封止部材(第一の押圧部材)19と押圧シート(第二の押圧部材)21bを固定しているが、軸部21aの同じ面に封止部材19と押圧シート21bを固定しても良い。
また図16、図17に示すように前記押圧シート21bは現像剤を撹拌し、現像ローラ13や現像剤供給ローラ23の方へ現像剤を搬送する機能も兼ねている。
<現像剤袋からの現像剤排出概要>
次に、現像剤袋からの現像剤排出について図面を用いて説明する。
(開封前から開封時の排出概要)
まず開封前から開封開始時の現像剤の排出に関して前述の図7、図8に示すように封止部材19は力点部20aの方へ引っ張り(矢印D方向)、現像剤袋16は枠体の固定部18cで支えられる。そのため、開封時は力点部20aと、枠体の固定部18cと、接合部22の剥離する場所との3か所は、開封部材20の回転軸に垂直な断面において直線状に並ぶ方向に移動する。このように開封部材20が封止部材19に力を与え開封動作を行う前の時と、開封動作を開始し前記第一の接合部22aでの接合が開封される時とで、開口部35aの位置が変化することにより開口部35a近傍の現像剤滞留を防ぐことができて排出性が良い。
(開封後の排出概要/押圧時)
また開封後は図8(b)に示すように前述の現像剤袋16から封止部材19を開封すると、まず開口部35aは現像剤袋16の下方に開くように配置してあるため、重力の作用と開封時の現像剤袋16の振動等により開口部35a付近の現像剤が排出される。
開封後更に開封部材20の回転が進むと、開封部材20に固定された現像剤袋16を押す押圧シート21bも回転し、図9に示すように現像剤袋16により開封部材20に巻き着く。ここで図16に示すように押圧シート21bは弾性を有しているため、もとの形状に回復しようとするために現像剤袋16を矢印J方向に押す。この時、現像剤袋16は押圧シート21bにより押され収納するトナーを介して第二の枠体18に押さえつけられ現像剤袋16全体が変形する。また現像剤袋16は押圧シート21bにより押され内容積が少なくなる。このように現像剤袋16の容積減と全体形状の変化により、現像剤袋16の内部の現像剤は撹拌され、それにより開口部35aから現像剤が排出されやすくなる。またこの時現像剤袋16は開口部35a以外は閉じており開口部35a以外に現像剤の逃げ道が無いため開口部35aからの排出性が高い。以上のような排出作用により矢印I方向に現像剤を排出しやすい。
なおこの時現像剤袋16は少なくとも一部が第二の枠体18に当接して押さえつけられれば現像剤袋16は変形できる。
また現像ローラ13の回転軸方向と複数の開口部35aの並ぶ方向(矢印F方向)を揃えることで、現像剤を排出時に現像ローラ13の長手方向全体に現像剤が偏りなく供給され易くすることができる。
また現像装置38が画像形成装置本体Bに装着された際に、開口部35aが重力方向に開くように設けられることで現像剤の排出性を向上させる事ができる。
また枠体(17,18)内部に設けられて押圧部材21が現像剤袋16を第二の枠体18に押し付けるように押圧することで現像剤の排出性を向上させる事が出来る。
(排出概要/現像剤袋形状回復)
そして図17で示すように更に開封部材20の回転が進み押圧シート21bが現像剤袋16から離れる。この時現像剤袋16は可撓性を有しているため収納する現像剤の重さで押圧される前の状態に回復しようとする(矢印K方向)。そしてまた押圧シート21bも回転し、図16で示すように現像剤袋16を第二の枠体18に押し現像剤袋16が変形することで開口部35a付近以外の現像剤も動かされ開口部35aより排出される。
(排出概要/押圧と回復の繰り返し)
開封直後の現像剤が現像剤袋16内部に多くある場合は押圧シート21bおよび開封部材20の現像剤袋16への侵入量が繰り返し変化し、第二の枠体18に押しつけるように現像剤袋16を変形させる。この押圧部材21の押圧による現像剤袋16の収縮と、現像剤袋16内部の現像剤の重さと現像剤袋16の可撓性による回復を繰り返す。また前記作用により現像剤袋16自体が動くため現像剤袋16が振動し、この振動によっても現像剤袋16内部の現像剤が開口部35aから排出される。また押圧部材21は回転するため繰り返し現像剤袋16を押圧させることができる。
(現像剤袋を枠体に貼りつけた例)
なお現像剤袋16が第二の枠体18へ押圧される部分27は図25に示す様に接着剤、両面テープ等の接合部28を設けて接合されている場合でも押圧シート21bが現像剤袋16を押圧し現像剤を排出することができる。
(現像剤が少なくなった場合)
なお画像形成を行い現像剤袋16内の現像剤が少なくなった場合について図32を用いて説明する。開封直後は図32(a)に示すように収納する現像剤の重みにより現像剤袋16は押圧部材21に常に接触するように形状が追従して大きさ(内容積)を周期的に変化させる。しかし収納する現像剤が少なくなると図32(b)に示すように現像剤の重さが軽くなり押圧部材21に追従しなくなり周期的に離接を繰り返すようになる。そのため現像剤袋16の大きさ(内容積)はあまり変化しなくなる。そのため現像剤袋16内容積の変化による排出効果は少なくなるが、現像剤袋16と押圧部材21が周期的に接触することで現像剤袋16を振動させることで現像剤を排出させることができる。
(押圧シートと封止部材の兼用)
なお押圧シート21bと封止部材19を兼用させて1部品で両方の機能をもたせてもよい。これは開封後に接合部22が現像剤袋16と離れるため、封止部材19の接合部22側の端部は自由端となる。このため封止部材19は押圧シート21bの機能を有することができる。このように押圧部材21の軸部21aの機能を開封部材20が有し、押圧シート21bの機能を封止部材19が有することが可能となる。このようにする部品点数の削減ができてコストダウンが図れる。
以上のように現像剤排出口である開口部35aに現像剤排出ローラ等の他の排出部品を設けることなく現像剤袋16内部の現像剤を良好に排出可能とし、開口部35a付近の現像剤の凝集、ブリッジを防止できる。これにより物流、保管時等で現像剤袋16内の現像剤がタッピングにより固まった場合でもこのような現像剤袋16全体や開口部35a周囲の移動により現像剤の塊を崩すことで現像剤の排出が困難になる状態を防止できる。
(押圧部材が一部品の例)
また押圧部材21が軸部21aと押圧シート21bの別部品ではなく、図26(a)で示すように同一部品で押圧シート21bの作用をする凸部21eを押圧部材21に設けても同様に現像剤の排出を行うことができる。押圧部材21の軸部21aのみで構成される場合において、回転中心に垂直な断面で見たときに前記軸部21aの断面が多角形(図26(b))の形状やカム形状(図26(c))を有する場合でも現像剤袋16を枠体29に押圧して変形させる事が可能である。これは押圧部材21を少なくとも現像剤袋16に接するように配置すると、押圧部材21の回転中心から外形への距離が変化する為に押圧部材21の現像剤袋16への侵入量も変化するためである。つまり中心に回転軸をもつ円形断面の軸で無い限り、押圧部材21の回転により現像剤袋16を変形させる事が可能である。図26(a)で示すように押圧部材21の中心から遠い外形までの距離21cと外形まで近い距離21dが異なっているため押圧部材21の現像剤袋16への侵入量も変化する。
また図33(b)は断面が十字形の押圧部材21の断面図、図33(a)は十字形の押圧部材21を有する現像剤収納ユニット25の断面説明図である。図33に示すように押圧部材の中心から外形までの距離が等しい4本の凸部21eを有する場合、4本の凸部21eの外形(距離21c)は共に等しい。しかし、凸部21e以外に中心から近い外形の部分(距離21d)を有するため現像剤袋16への侵入量を変化させることができる。即ち、押圧部材21は、押圧部材21の回転中心に垂直な断面において、押圧部材21の回転中心から押圧部材の外形までの距離が異なる部分を有する回転部材とすることができる。
このように押圧部材21により現像剤袋16は押される事(矢印J方向)で枠体29に押しつけられて変形して内容積が減少し内部の現像剤が押し出されて開口部35aより排出される(矢印I方向)。
また画像形成時の姿勢において押圧部材21の軸部21a(=20)は現像剤袋16の重力方向下方にあり現像剤袋16と接している。そして押圧部材21の軸部21a(=20)は断面形状が四角であり、断面形状が丸ではないため軸部21a(=20)の回転により現像剤袋16への軸部21a(=20)の侵入量は前述のように周期的に変化する。前記現像剤袋16への軸部21a(=20)の侵入量が変化することによっても現像剤袋16の容積を変化させ、また振動させることができて排出性が向上できる。
<開封部材と現像剤担持体の位置関係概要>
次に、開封部材20の回転軸と封止部材19、現像剤供給ローラ23の位置関係を説明する。図36(c)に示す様に、開封部材20の回転中心である軸中心から現像剤供給ローラ23の表面上の最近接点までの距離をX、開封部材20の軸中心から封止部材19が開封された時の自由端までの最大長さをTと定義し、以下に詳細を説明する。
封止部材19は弾性を有する可撓性シート(第一の押圧部材)である為、開封された後も元のシート状態に回復しようとする。故に、図36(b)に示すように、距離Xと長さTの関係がX<Tを満たす場合、開封部材20が回転すると、封止部材19の自由端側が現像剤供給ローラ23の近傍へ近づく度に、現像剤供給ローラ23と封止部材19が接触してしまう。この場合、封止部材19の接触によって現像剤供給ローラ23上の現像剤コート状態が乱れ、画像形成装置にて出力する際に画像ムラとして認識される。
そこで、本実施形態では、図36(a)に示すように、現像剤担持体(現像剤供給部材)としての現像剤供給ローラ23と開封部材20の回転軸(軸部)の間に遮蔽部材42を設けている。これによって、封止部材19が現像剤供給ローラ23の近傍に近づく度に、封止部材19における自由端側の先端部が遮蔽部材42によって撓み曲げられ、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事ができる。
尚、本実施形態における押圧部材21は、厚みは0.05mmのPPS可撓性シートを用いており、遮蔽部材42と接触しない設定条件とする。また、図40に示す様に、前述の押圧部材21と封止部材19を兼用する場合は、押圧部材21が存在しないので、本実施形態と同様となる。
<遮蔽部材の構成概要>
本実施形態にて設けられた遮蔽部材42は、図37(a)に示す様なリブ形状のタイプとしている。本実施形態に用いられている現像剤収納ユニット25は、長手方向の幅が240mmである。遮蔽部材42は、直径2mmの円柱(円柱状の遮蔽部材)であり、短手方向の高さを15mm、40mmの間隔で長手方向に複数(ここでは5本)配置している。 すなわち、本実施形態の遮蔽部材は、封止部材19の現像剤供給ローラ23への接触を防止する複数の遮蔽部材42を、現像剤を通過させるために所定の間隔をあけて設けた構成としている。また、図37(a)に示す通り、封止部材19の回転軸中心と現像剤供給ローラ23の接線M上に遮蔽部材42が存在する様に配置されている。封止部材19が遮蔽部材42に接触すると、封止部材19が撓む事によって、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事が可能である。
しかし、開封部材20の回転軸から現像剤供給ローラ23の表面までの間に遮蔽部材42が存在していない、つまり、その近傍に遮蔽部材が存在する事によっても、封止部材19の現像剤供給ローラ23への接触を防止する事が可能である。まず、図38(a)に示すように、回転方向上流側に存在する遮蔽部材42aによって封止部材19が撓む。次に、図38(b)に示すように、遮蔽部材42aと封止部材19の自由端側が接触している間に、回転方向下流側に存在する遮蔽部材42bと封止部材19の一部が接触し、封止部材19先端の軌跡が変化して、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事が可能である。遮蔽部材42aと遮蔽部材42bは、図37(a)にて説明した遮蔽部材の構成と同様に、リブ形状タイプである。
また、図38(c)(d)は、回転方向上流側にのみ遮蔽部材42aが存在している構成である。この構成では、まず、図38(c)のように、封止部材19の一部が遮蔽部材42aと接触して撓み始め、その後、図38(d)のように、封止部材19の自由端側先端が遮蔽部材42aから離れる状態となる。この際に、封止部材19先端の軌跡が変化して、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事が可能である。
尚、遮蔽部材42と現像剤供給ローラ23の間隔が狭く、且つ、長手方向において遮蔽部材(リブ)の本数が少なく、遮蔽部材(リブ)同士の間隔が広過ぎると、封止部材が遮蔽部材に接する時に、リブ同士の中間位置において封止部材に撓みが生じる場合が有る。この場合、現像剤供給ローラ23と封止部材19が接触してしまい、遮蔽効果を発揮しない可能性が有る。故に、現像剤収納ユニット25の小型化を図るならば、現像剤供給ローラ23と遮蔽部材42の短手方向の設置間隔、遮蔽部材42の長手方向におけるリブ設置本数とその間隔等の設定条件に関しても注意が必要である。さらに、本実施形態では、現像剤供給ローラ23近傍へ現像剤を搬送する必要がある為、遮蔽部材42は封止部材19の通過を妨げるが、現像剤に関しては積極的に通過させている。
また、遮蔽部材42の形状としては、図37(b)に示す様に、開封部材20の回転軸と平行な棒状でも構わない。具体的には、長手幅240mm、直径2mmの円柱状の遮蔽部材を現像剤供給ローラ23の近傍に複数(ここでは3本)設置する事によって、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事が可能である。尚、図37(a)に示す遮蔽部材のリブ形状と同様に、図37(b)に示す通り、封止部材19の回転軸中心と現像剤供給ローラ23の接線M上に遮蔽部材42が存在する様に配置されている。
しかし、封止部材19と現像剤供給ローラ23の接触を防ぐ効果が得られるのであれば、遮蔽部材42の配置は封止部材19の回転中心と現像剤供給ローラ23の表面との間に限らず、図38(a)や図38(b)と同様にその近傍に配置されていても問題無い。
比較例として、図36(c)に示すように、距離Xと長さTの関係がX>Tを満たす場合、封止部材19の先端が現像剤供給ローラ23近傍へ近づいた場合であっても、両者が接触する事は無い。この場合、図36(a)における開封部材20の回転軸の設置位置を現像剤供給ローラ23から遠ざけており、開封部材20と現像剤供給ローラ23の間に大きなスペースを設ける事になる。つまり、現像剤袋の設置可能な位置は開封部材20の配置からの影響を受ける為、現像装置内に現像剤袋16を配置出来ないデッドスペースを有する事になり、現像剤収納ユニットへの現像剤充填率が低くなってしまう傾向が有る。
これに対し、本実施形態では、現像装置の小型化等により封止部材19が現像剤供給ローラ23に接触する構成において、現像剤供給ローラ23と開封部材20の回転軸の間に遮蔽部材42を設けている。これによって、現像剤供給ローラ23と封止部材19の接触を防止する事ができる。さらに、現像ローラ13と現像剤供給ローラ23の両方に対して封止部材19が接触する場合においては、開封部材20の回転軸と現像ローラ13と現像剤供給ローラ23の両方の間に遮蔽部材42を設ける事によって、現像ローラ13と現像剤供給ローラ23の両方と、封止部材19の接触を防止する事ができる。
以上のように、封止部材19を開封部材の回転軸方向(図4中矢印C方向)に引っ張るだけで開封が可能となり、現像剤袋16の確実で安定的な開封が可能となる。また、プロセスカートリッジAにおける短手方向に引くことで開封が可能であるため、従来プロセスカートリッジの長手2倍程度の距離であった剥離距離を大幅に短縮することができる。開封後の封止部材19が開封部材20に固定されているため、プロセスカートリッジから廃材を出すことなく開封ができる。さらに、押圧部材21により現像剤袋16の内部からの現像剤の排出も確実に行われる。さらに、封止部材19が開封部材20と共に運動することが可能であるため、プロセスカートリッジ内においてトナーの撹拌効果が期待できる。更に、押圧部材としての封止部材19と現像剤担持体としての現像剤供給ローラ23(現像ローラ13)の接触起因の画像不良を生じる事の無いプロセスカートリッジを、現像剤収納ユニットを大型化させる事なく、ユーザーに提供する事が可能である。
〔第2実施形態〕
次に、第二の押圧部材としての押圧シート21bが遮蔽部材42と接触する位置関係にある場合に関して説明する。第2実施形態は、現像剤供給を確保しつつプロセスカートリッジの小型化を図る為に、押圧シート21bが遮蔽部材42と接触する位置関係としている。なお、押圧シート21bと現像ローラ13、現像剤供給ローラ23は接触しない位置関係としている。すなわち、押圧シート21bの回転中心から自由端までの長さをYと定義した場合、この押圧シート21bの長さYは第一の押圧部材としての封止部材19の長さTよりも短く、距離Xとの関係がX>Yの関係を満たす構成となっている。
図16に示す封止部材19とは別に開封部材20に設けられた押圧シート21bは、回転することにより現像剤を撹拌し、現像ローラ13や現像剤供給ローラ23の方へ搬送する機能および衝撃等による現像剤の偏りを均一にする機能も兼ねている。そのため押圧シート21bは第一の枠体17と第二の枠体18内の現像剤を十分撹拌できる長さを必要とするため、遮蔽部材42と接触する位置関係となる。また、本実施形態における押圧シート21bは撹拌性を十分発揮させるため剛性を有する厚み0.05mmのPPS可撓性シートを用いている。そのため、押圧シート21bの回転に伴い押圧シート21bが遮蔽部材42に接触し始めると遮蔽部材42は撓み始める。そして更に回転が進むと撓んでいた遮蔽部材42は一気に解放される。この際に弾き音が発生し、動作時の騒音と認識されてしまう。
これを回避するため、押圧シート21bは、遮蔽部材42と接触する位置に、図16(b)に示すように押圧シート21bの自由端側に切り欠き部43を設ける。この切り欠き部43は、押圧シート21bが遮蔽部材42と接触しないように設けられている。これにより押圧シート21bと遮蔽部材42が接触する位置関係にある場合でも現像剤の撹拌効果を保ちつつ、音の発生を抑制することが可能となる。また、本実施形態を用いることで音の発生を回避するために前記押圧シート21bと遮蔽部材42が接触しない位置関係にする必要もなくなるため、小型化したプロセスカートリッジや現像剤収容ユニットをユーザーに提供する事が可能である。なお、音の発生がある程度許容できるのであれば、図16(c)(d)に示す切り欠き部43や切り込み部44の形状とすることにより、音の発生を抑制しつつ、より現像剤の撹拌性を向上することが可能となる。
本実施形態では、現像剤担持体として現像ローラ13(現像剤担持部材)と現像剤供給ローラ23(現像剤供給部材)を有する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、現像剤供給ローラを有さず、現像剤担持体として現像ローラのみを有する構成であっても良い。また、現像剤を収納する可撓性容器を備え、この可撓性容器を押圧する押圧部材を有する現像装置を例示したが、これに限定されるものでもない。例えば、可撓性容器を有さず、収納した現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有する現像装置であっても良い。このような構成であっても、同様のことができる。
〔第3実施形態〕
第1、第2実施形態の現像装置においては、主に、現像剤に非磁性トナーを用い、現像剤担持体として、現像剤供給ローラ23が必要となる場合に関して説明した。第3実施形態では、現像剤担持体として、現像ローラ内部にマグネットロールを配置し(不図示)、磁力を利用した現像剤供給を行い、現像剤供給ローラ23が不要な場合を説明する。また、現像剤が非磁性トナーではあるが、現像剤供給ローラ23が不要となる場合も本実施形態と同様とする。
図39(b)に示す様に、開封部材20の軸中心から現像ローラ13の表面上の最近接点までの距離をXと定義し、以下に詳細を説明する。また、図36(c)と同様に、開封部材20の軸中心から封止部材19が開封された時の自由端までの最大長さをTとする。
本実施形態においては、図39(a)に示す様に、現像ローラ13と開封部材20の間に遮蔽部材42を配置している。しかし、封止部材19と現像ローラ13の接触を防止する効果が得られるのであれば、遮蔽部材42の配置はこれに限らず、開封部材20の回転軸から現像ローラ13の表面までの間、若しくは、その近傍であれば問題無い。
尚、本実施形態における押圧部材21は、厚みは0.05mmのPPS可撓性シートを用いており、遮蔽部材42と接触しない設定条件とする。また、前述の押圧部材21と封止部材19を兼用する場合は、押圧部材21が存在しないので、本実施形態と同様となる。
図39(b)に示すように、距離Xと長さTの関係がX<Tを満たす場合、開封部材20が回転すると、封止部材19の自由端側が現像ローラ13の近傍へ近づく度に、現像ローラ13と封止部材19が接触してしまう。この場合、封止部材19の接触によって現像ローラ13上の現像剤コート状態が乱れ、画像形成装置にて出力する際に画像ムラとして認識される。故に、図39(b)のように遮蔽部材42を設けることによって、現像ローラ13と封止部材19の接触を防止しつつ、プロセスカートリッジの小型化を図る事が可能である。この場合、封止部材19は現像ローラ13の近傍に近づく度に、封止部材19における自由端側の先端部が遮蔽部材42によって撓み曲げられ、現像ローラ13と接触しない構成となっている。
また、遮蔽部材42は、第1、第2実施形態と同様に、封止部材19の通過を妨げるが、現像剤に関しては積極的に通過させる構成となっている。
〔第4実施形態〕
図18、図19及び図29(c)に示すように、第4実施形態は、第1〜第3実施形態の現像剤袋16の代わりに現像剤収納部材34を用いたものである。遮蔽部材42の構成と効果に関しては、第1〜第3実施形態と同様である為、詳細説明は省略する。
(真空成形)
以下に、現像剤収納部材34の詳細に関して説明する。現像剤収納部材34は、シート状の素材を真空成形、圧空成形、プレス成形により形つくったものを使用したものである。開封部材を有した現像剤収納容器30は第1実施形態と同様に現像剤収納部材34と、封止部材19と、開封部材20と、第一の枠体17、第二の枠体18と、を有している。なお開封部材20は第1実施形態と同様に押圧部材21の機能と現像剤の撹拌機能とを兼ね備えた部材となっている。
(現像剤袋の構成)
図18、図29(c)で示すように現像剤収納部材34の構成は真空成形、圧空成形、プレス成形により形つくられた可撓性を有する可撓性容器である成形部34aと、シート状の通気部34bから構成される。ここで成形部34aと通気部34bの接合は熱溶着、レーザー溶着、接着剤、接着テープ等がある。現像剤収納部材34に通気性をもたせる理由としては第1実施形態と同じで製造時、物流時および保管時に対応するためである。
成形部34aの素材としてABS・PMMA・PC・PP・PE・HIPS・PET・PVCなどや、これらの複合多層材料などが好ましい。また成形部34aの厚みは成形前のシート状の厚みで0.1〜1mm程度のものが好ましい。成形部34aの材料や厚みはコストや製品仕様、製造条件等により適宜選定すればよい。
成形部34aは、成形部34aの外周部34cで通気部34bと接合されている。現像剤収納部材34は、内部に現像剤を収納している。また外周部34cの一部に現像剤収納部材34の固定部16d(被固定部)が設けられている。成形部34aの形状は枠体17,18の内側に沿った形状となっている(図19)。
そして現像剤を収納した現像剤収納容器26は、現像剤収納部材34と、現像剤収納部材34の排出部35を開封可能に覆い現像剤収納部材34内部にトナーを封止している封止部材19から構成される。
開封部材を有した現像剤収納容器30は、前記封止部材19を現像剤収納部材34から開封する開封部材20と前記現像剤を収納した現像剤収納容器26から構成される。
現像装置38は、開封部材を有した現像剤収納容器30と、現像手段である現像ローラ13、現像ブレード15とこれらを支持する第一の枠体17と第二の枠体18から構成される。
ここで排出部35は成形部34aに設けられている。この排出部の構成も第1実施形態と同様であり、現像剤収納部材34の開封が進行する開封方向(矢印E方向)に対して略垂直な方向(矢印F方向)に複数の開口部35aおよび複数の開口部35aを定義する連結部35bを有している。即ち、複数の開口部35aは、開封方向(矢印E方向)に垂直な方向(矢印F方向)にずれて配置されている。また、複数の開口部35aは開封部材20の回転軸の方向にずれて配置されている。また、被係合部19bは、複数の開口部35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。また、開封部材20は、複数の開口部35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。固定部は第1実施形態の第一の固定部16dに相当する開封に必要な固定部16dを有している。成形部34aにより現像剤収納部材34自体が形を保とうとする事と、現像剤収納部材34が枠体に沿った形状であるため、枠体に全体的に支えられ現像剤収納部材34が現像剤供給ローラ23や現像ローラ13の方へ移動しにくくなる。
次に固定部の固定の手段としては熱溶着、超音波溶着、接着、枠体間への挟み込み、熱カシメ、超音波カシメ、穴と凸による引っ掛け等が挙げられる。
なお封止部材19、開封部材20の構成は第1実施形態と同じである。
<現像剤袋の開封概要>
次に現像剤袋16の開封について説明する。ここで第1実施形態と固定部、固定部の位置はほぼ同じであり、力の関係も同じである。よって開封工程も同じである(図7、図8)。
第2実施形態で開口部35aは成形部34aに配置されているが、成形部34aも第1実施形態と同様に可撓性であり、開封時の力の関係は第1実施形態と同じである。よって第2実施形態においても開封が進行する方向(矢印E方向)で、第一の接合部22aと第二の接合部22bとを複数の連結部35bが橋渡ししている。そのため第一の接合部22aの開封を終えて第二の接合部22aが開封する時に封止部材19を現像剤収納部材34から剥す力を伝えることができる。そのため第二の接合部22bも開封が可能となるのである。
開封後の現像剤排出口についても第1実施形態と同様である。前述の現像剤収納部材34から封止部材19を開封すると、まず開口部35aは現像剤収納部材34の下方に配置してあるため重力が作用すると同時に開封時の開口部35aの位置が動くことで、現像剤が排出される。また、現像剤収納部材34の振動等により開口部35a付近の現像剤が排出される。ここで開封部材20は押圧部材21を兼ねている。また押圧部材21の回転軸方向に垂直な断面で押圧部材21の断面は四角形をしており、第1実施形態で説明したように押圧部材21の回転により現像剤の排出が促進される(図20)。
ここで現像剤収納部材34の開口部35aが設けられている面と同じ面34fを押圧部材21は接している。なお現像剤収納部材34は開口部35aが設けられている面と他の面とは屈曲部34dを挟んで複数の面から構成されている。
上記のような構成をとることにより第1実施形態の効果に加えて以下のような効果がある。
(真空成形の効果)
現像剤収納部材34の一部を真空成形により形がつくられていることにより以下の効果がある。
第一の効果として現像剤収納部材34を枠体の内側に沿った形状にできる。そのため第1実施形態で示すような袋形態では枠体の隅部にまで袋を入れる事は難しく、現像剤収納部材34と第一の枠体17に隙間ができてそのスペースが有効な現像剤収納スペースとならない。
第二の効果として現像剤収納部材34が枠体に沿った形状にできるので枠体への組み込みか容易となる。これは組み込み時に枠体に押し込んで形状を合わせる事をしなくて済むためである。
第三の効果として現像剤収納部材34が現像剤供給ローラ23や現像ローラ13の方へ移動しにくくなる。これは、真空成形により前述のように現像剤収納部材34自体が形を保とうとする事と、現像剤収納部材34が枠体に沿った形状である事から、現像剤収納部材34が枠体に全体的に支えられるためである。そのため第1実施形態で示すような現像剤供給ローラ23や現像ローラ13の方へ移動を規制する為の第二の固定部を廃止することが可能となる。
また図19で示すように開口部35aが設けられている面と同じ面34fを押す効果は次のようなものがある。現像剤収納部材34は真空成形により複数の面で構成されている。よって複数の面と面との間に屈曲部34dが存在している。現像剤収納部材34の面は屈曲部で囲まれた部分として定義する。ここで開口部35aを含む面34fを押圧した場合と開口部35aを含まない面34eを押圧した場合との効果の差を説明する。面34eは、開口部35aを含む面34fに対し屈曲部34dを挟んだ面である。押圧部材21により押圧された面34eが受ける力は屈曲部34dを経由する。開口部35aを含む面に届く前に屈曲部34dで大きく減衰してしまう。そのため直接開口部35aを有する面34fを押圧した場合に比べ開口部35aを動かす力も小さくなる。そのため開口部35aを動かして現像剤を排出する作用が小さくなる。よって押圧部材21は開口部35aを含む面34fを押圧した方が効率よく内部の現像剤の排出性を向上でき、また現像剤の滞留を防止できるのである。
このように開封部材20が兼ねている押圧部材21の回転により現像剤収納部材34を第二の枠体18に押しつけるように押圧することで現像剤収納部材34を変形させて開口部35aの位置を変化させて内部の現像剤を排出する。また開口部35aも複数あるため一つの開口部より排出しやすい。また開口部35aは画像形成時の姿勢で重力方向下向きに配置されているので現像剤を排出しやすい。
参考例
図35に示すように、本参考例は、第1〜第4実施形態とは異なり、現像剤収納ユニット内に、可撓性容器としての現像剤袋16や現像剤収納部材34を配置しない場合を説明する。すなわち、本参考例では、現像剤を収納する可撓性容器を有さず、現像剤を収納する枠体としての現像剤収納容器のみを有する現像装置の場合を説明する。
本参考例の現像装置の場合、前記容器の内部に回転可能に設けられ、回転することによって前記現像剤を搬送する弾性を有する現像剤搬送部材41と、前記現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体としての現像ローラ13を有している。
次に、現像剤搬送部材41と現像剤担持体としての現像ローラ(現像剤担持部材)13の位置関係を説明する。図35に示す様に、現像剤搬送部材41の回転中心から現像ローラ13の表面上の最近接点までの距離をZ、現像剤搬送部材41の回転中心から自由端までの最大長さをTと定義し、以下に詳細を説明する。
一般的なプロセスカートリッジは、図35(a)に示す様に、枠体としての現像剤収納容器内に収納された現像剤を、可撓性シートを用いた現像剤搬送部材41が現像ローラ13の近傍へ搬送している。プロセスカートリッジの小型化を狙って、図35(b)に示す様に、現像剤搬送部材41と現像ローラ13が接触する位置関係(距離Zと長さTの関係がZ<T)の場合、現像剤搬送部材41の自由端側が現像ローラ13の近傍へ近づく度に、現像ローラ13と現像剤搬送部材41が接触してしまう。この場合、現像剤搬送部材41の接触によって現像ローラ13上の現像剤コート状態が乱れ、画像形成装置にて出力する際に画像ムラとして認識される。
そこで、本参考例では、図35(d)のように、現像剤搬送部材41の回転中心から現像ローラ13の表面までの間(又はその近傍)に、現像剤搬送部材41と現像ローラ13への接触を防止する遮蔽部材42を設けている。これによって、現像ローラ13と現像剤搬送部材41の接触を防止しつつ、プロセスカートリッジの小型化を図る事が可能である。遮蔽部材42が現像ローラ13と現像剤搬送部材41の回転軸40の間に存在する場合、現像剤搬送部材41は現像ローラ13の近傍に近づく度に、現像剤搬送部材41における自由端側の先端部が遮蔽部材42によって撓み曲げられ、現像ローラ13と接触しない構成となっている。
また、遮蔽部材42は、第1〜第4実施形態と同様に、現像剤搬送部材41の通過を妨げるが、現像剤に関しては積極的に通過させる構成となっている。更に、現像剤担持体として、現像ローラ(現像剤担持部材)13の他に、現像剤供給ローラ(現像剤供給部材)23が存在する場合を図35(e)に示す。図35(e)に示すように、現像剤供給ローラ23が存在する場合も、遮蔽部材42が現像剤供給ローラ23と現像剤搬送部材41の回転軸の間に存在することによって、両者の接触を防止する事が可能である。なお、図35(e)に示す構成においても、現像ローラ13の場合と同様に、現像剤搬送部材41の回転中心から現像剤供給ローラ23の表面上の最近接点までの距離をZ、現像剤搬送部材41の回転中心から自由端までの最大長さをTと定義している。
〔第実施形態〕
実施形態では、現像剤袋16から排出された現像剤の拡散手段について述べる。なお、以下では、特に注釈がなく「長手」と表記している場合は現像剤収納ユニット25の長手方向を意味する。同様に、特に注釈がなく「幅」と表記している場合は開口部35a並びに連結部35b等の長手方向の長さを意味することとする。さらに、現像剤の排出方向(矢印I方向)における開口部35aおよび連結部35bの下流側の長手位置を開口部35aおよび連結部35bの「直下」と表記する。
図41に示すように、排出部35は現像剤袋16の長手方向(矢印F方向)に沿って開口部35aを複数有しており、隣接する2つの開口部35aの間には連結部35bが存在している。現像剤袋16内の現像剤は開口部35aから排出されるため、開口部35aの直下と連結部35bの直下との間で局所的に現像剤供給量のムラが生じる。このため、現像剤袋16を開封した直後においては、現像ローラ13のうち、連結部35bの直下にあたる部分への現像剤供給量が局所的に足りなくなり、縦帯状の白抜け画像が発生してしまう恐れがある。
もちろん、連結部35bの幅を短くし本数を減らすことにより現像剤の供給ムラは軽減される。しかし、前述したように、連結部35bが細すぎると開封する時の力に耐えうる強度を現像剤袋16が得ることができない。そのため、連結部35bに求められる条件として、ある程度の太さと本数が必要となる。また、現像剤は現像剤袋16から次々に排出されるため、現像剤収納ユニット(不図示)内に現像剤が次第に堆積していき、現像剤の安息角に従って長手方向にある程度拡散される。しかし、現像剤袋16の開封から画像形成可能となるまでの時間が長くかかり、ユーザーの利便性が損なわれてしまうという弊害がある。
そこで第実施形態では、図42に示すように、連結部35bの直下へも現像剤を速やかに供給するために、開口部35aの直下に柱状の拡散部材45を設けた。本実施例においては、拡散部材45は開口部35aを通る鉛直線と交差するように設けた。この柱状部材としての拡散部材45は、一端を後述する図44に示す第二の枠体18に固定しており、もう一端を自由端としている。また、拡散部材45は、長手方向に傾斜する傾斜面45aを有し、傾斜面45aは開口部35aと対向している。そのため、開口部35aから排出された現像剤は一旦拡散部材45に当たり、傾斜面45aに沿う向き(矢印N)に拡散される。これにより、連結部35bの直下へも現像剤を速やかに供給することができる。
しかし一方で、拡散部材45に阻害されて拡散部材45の直下へ現像剤供給量は減少してしまう。このため、拡散部材45の幅はなるべく狭い方が好ましい。また、図43に示すように、拡散部材45を2つ以上近接して配置することにより、ある拡散部材45から拡散された現像剤が、近接する別の拡散部材45の直下へ供給される。
さらに、拡散部材45の突出方向の長さを調節することで、拡散部材45の直下に現像剤が供給されない状態を防ぐことができる。これについて、図44を用いて説明する。開口部35aのうち、拡散部材45の一端を固定している第二の枠体18に最も近い位置を最近接部35a1、第二の枠体18に最も遠い位置を最遠隔部35a2とする。前述したように、現像剤袋16は可撓性を有しているために、開封時に開口部35aの位置が変化することにより、開口部35a近傍の現像剤滞留を防ぐことができる。さらには、前述したように、押圧部材(不図示)によって現像剤袋16を押圧するため、現像剤は矢印I方向に排出されやすくなる。このように、現像剤の流動性が比較的高く、開口部35aから勢いよく吹き出す状態を想定した場合、現像剤は、現像剤の排出方向(矢印I方向)における最近接部35a1の下流側(破線I1)から、最遠隔部35a2の下流側(破線I2)に至る領域に排出されることとなる。
このことから、この破線I1と破線I2からなる領域内に拡散部材45を設けることによって、開口部35aから排出された現像剤を拡散することができる。拡散部材45は一端を第二の枠体18に固定しており、もう一端を自由端としている。そして、矢印W1は拡散部材45が突出する向きを現像剤収納ユニット25の内部から見た方向を示し、矢印W2は、現像剤収納ユニット25の断面において、矢印W1と垂直となる方向を示している。
そこで、拡散部材45の自由端が破線I1と破線I2からなる領域内に位置するように拡散部材45を設定する。本実施例においては、拡散部材45の自由端が開口部35aを通る鉛直線と交差するように設定した。この時、拡散部材45の自由端から破線I1に至る部分においては、開口部35aから排出された現像剤が拡散部材45によって拡散される。一方で、拡散部材45の自由端から破線I2に至る部分においては、開口部35aから排出された現像剤は拡散部材45に当たることなく、そのまま排出方向(矢印I方向)に排出される。つまり、開口部35aから排出された現像剤のうち、一部だけ拡散部材45に当てて拡散させ、残りを拡散部材45に当てずにそのまま排出することとなる。現像ローラ13および現像剤供給ローラ23は回転体であるため、各ローラの回転動作によって各ローラの周方向の現像剤供給量ムラは均される。これにより、連結部35bの直下にも拡散部材45の直下にも現像剤を供給することができる。
しかしながら、前述したような、なるべく現像剤の流動性を高い状態にする工夫を施したとしても、ある程度は現像剤の流動性が低い状態となり、部分的に凝集した状態で排出されてしまうことも想定される。そのような状態においても、前述したような、現像剤袋16から排出された現像剤の一部だけを拡散部材45に当てて拡散するように、拡散部材45の長さを設定することが望ましい。
そこで、現像剤の流動性が低い状態を考慮した場合の拡散部材45の構成について、図45を用いて説明する。現像剤の流動性が低い場合、開口部35aから排出される際に現像剤は勢いよく吹き出さず、最近接部35a1を通る鉛直線(破線O1)から、最遠隔部35a2を通る鉛直線(破線O2)に至る領域に自由落下する。ここで、矢印Oは重力方向を示している。このような場合においては、拡散部材45の自由端を破線O1と破線O2からなる領域内に配置するとよい。これにより、排出された現像剤の一部だけが拡散部材45に当たり拡散することとなり、拡散部材45の直下にも現像剤を供給することができる。加えて、前述したような現像剤の流動性が高い状態における自由端位置の条件も踏襲した設定とすることで、現像剤の流動性が様々な状態に変動しても、拡散部材45の直下にも現像剤を供給することができる。
続いて、開口部35a並びに連結部35bと拡散部材45の、長手方向の位置関係について説明する。図42では、開口部35aの幅と拡散部材45の幅に大きな差がなく、図44の矢印W1方向から見た場合に、拡散部材45が長手両方向に同形状の傾斜面45aを有する構成としている。加えて、拡散部材45の最上部が開口部35aの中央の直下となるように配置している。これにより、拡散部材45が有する2つの傾斜面45aに沿って長手両方向に拡散された現像剤が、開口部35aの長手両隣に位置する連結部35bの直下へ供給される。
一方、図46に示すように、開口部35aの幅が拡散部材45の幅よりもある程度以上広い場合は、開口部35aのうち連結部35bにより近い位置の直下に拡散部材45を配置するとよい。また、この場合では、拡散部材45は連結部35bの直下に近い側にのみ現像剤を拡散すればよく、長手両方向に拡散させるために傾斜面45aを2面持つ必要はない。そのため、拡散部材45は、図47に示すような略三角形状や、図48に示すような平板状のものなどであってもよい。また、連結部35bの直下に現像剤を供給するための傾斜面45aを有していれば、ここに記述したような形状に限らず、様々な形状としてよい。
さらに、前述したように現像剤の流動性が低く現像剤が拡散されにくい状態を考慮した場合には、図49に示すように拡散部材45を配置するとよい。図49は、拡散部材45および開口部35aについて、図44の矢印W1方向から見た場合を図49(a)に、図44の矢印W2方向から見た場合を図49(b)にそれぞれ示している。なお、破線F1から破線F5については、図49(a)と図49(b)において同じ名称の破線同士が同じ長手位置であることを示している。図49に示した形態においては、開口部35aから排出された現像剤を受けるために傾斜面45aの一部を開口部35aの直下に配置した。その一方で、傾斜面の下端45bを連結部35bの直下に配置した。本実施例においては、傾斜面の下端45bが連結部35bを通る鉛直線と交差するように設けた。この時、傾斜面45aのうち、開口部35aの直下(第一斜面部とする)は開口部35aから排出された現像剤が直接当たることとなる。対して、傾斜面45aのうち、連結部35bの直下(第二斜面部とする)は開口部35aから排出された現像剤が直接は当たらない。ただし、開口部35aから排出された現像剤は、第一斜面部上の点P1に当たり、傾斜面45aに沿った向き(矢印N)に移動する。このため、開口部35aから排出された現像剤が直接当たらない第二斜面部となる、傾斜面の下端45b上の点P2にも現像剤が供給される。その後、点P2から重力方向(矢印O方向)に現像剤が落下することにより、連結部35bの直下にも現像剤を供給することができる。
しかし、図49に示すような構成の場合、拡散部材45によって拡散された現像剤は、連結部35bの直下のうち、長手一ヶ所にしか供給されない。そこで、連結部35bの直下数ヶ所に現像剤をより満遍なく供給するための構成を図50に示す。図50も図49と同様に、拡散部材45および開口部35aについて、図44の矢印W1方向から見た場合を図50(a)に、図44の矢印W2方向から見た場合を図50(b)にそれぞれ示している。同じく、破線F1から破線F9については、図50(a)と図50(b)において同じ名称の破線同士が同じ長手位置であることを示している。図50の構成においては、拡散部材45は傾斜面45aを複数有しており、拡散部材45の先端に行くほど傾斜面45aの傾斜角が急になっている。そのため、拡散部材45の先端に行くほど拡散部材45の幅が狭くなり、傾斜面の下端45bの長手位置が拡散部材の上端45cの長手位置に近くなる。このように拡散部材45は、枠体の長手方向における幅の広さが位置によって変化する変化部としての傾斜面45aを有している。図49の構成と同様に、開口部35aから排出された現像剤は、傾斜面45a上の点P1に落下した後、傾斜面45aに沿った向き(矢印N)に移動し、傾斜面の下端P2から重力方向(矢印O方向)に落下する。また、P1とは別の傾斜面45a上の点P3に落下した現像剤については、P2とは別の長手位置となる点P4から落下する。このように、図50の構成では、傾斜面45aを複数個設け、それぞれの傾斜面の下端45bの長手位置が異なる構成とすることで、1つの拡散部材で長手数ヶ所に現像剤を供給することができる。
加えて、同じく長手数ヶ所に現像剤を供給するための拡散部材45として、別の構成を図51に示す。図51も図49および図50と同様に、拡散部材45および開口部35aについて、図44の矢印W1方向から見た場合を図51(a)に、図44の矢印W2方向から見た場合を図51(b)にそれぞれ示している。同じく、破線F1から破線F8については、図51(a)と図51(b)において同じ名称の破線同士が同じ長手位置であることを示している。図49および図50の構成では、変化部としての傾斜面45aは図44の矢印W1方向に平行な面であったために、1つの傾斜面45aに対してその下端45bの長手位置は1つのみであった。これに対し、図51の構成では、変化部としての傾斜面45aは図44の矢印W1方向に平行な面でなく、傾斜面の下端45bが長手方向にある程度の幅を有している。例えば、傾斜面45a上の点P1に落下した現像剤は、傾斜面45aに沿った向き(矢印N)に移動し、傾斜面の下端P2から重力方向(矢印O方向)に落下する。一方で、P1と同じ傾斜面45a上の別の点P3に落下した現像剤は、P2とは別の長手位置となる点P4から落下する。このように、現像剤袋16から排出された現像剤の落下位置が異なれば、傾斜面45aに沿って現像剤が移動した先の傾斜面下端上の点の長手位置も異なり、より満遍なく現像剤を供給することができる。
さらに、長手数ヶ所に現像剤を供給するための拡散部材45として、また別の構成を図52に示す。図52についても、拡散部材45および開口部35aについて、図44の矢印W1方向から見た場合を図52(a)に、図44の矢印W2方向から見た場合を図52(b)にそれぞれ示している。同じく、破線F1から破線F8については、図52(a)と図52(b)において同じ名称の破線同士が同じ長手位置であることを示している。図52の構成では、拡散部材45の先端に行くほど重力方向(矢印O方向)における拡散部材45の長さを短くしている。拡散部材45が有する変化部をこのような構成としても、図51の構成と同じく、傾斜面の下端45bが長手方向に幅を持つ形状となり、長手数ヶ所に現像剤を供給することができる。
なお、連結部35bの直下に現像剤を供給するための拡散部材の形状は図49から図52に示した構成に限定されるものでなく、様々な形状としてよい。
〔第実施形態〕
実施形態で説明した拡散部材45は、図53に示すように、第1実施形態から第実施形態で説明したような、封止部材19が現像剤供給ローラ23への接触を防止するための遮蔽部材42とは別部材であってもよい。この場合、第1実施形態から第実施形態と同様、遮蔽部材42は現像剤を積極的に通過させるような構成とする。
また逆に、封止部材19が現像剤供給ローラ23への接触を防止するための遮蔽部材42としての機能を、拡散部材45が兼ねていてもよい。そのような場合には、前述した実施形態で示したような遮蔽部材42並びに拡散部材45の配置および形状を共に満たしている必要がある。封止部材19を現像剤供給ローラ23へ接触させないための遮蔽部材42の機能として、遮蔽部材42の突出方向の長さがある程度以上必要となる。一方で、拡散部材45の直下にも現像剤を供給するためには、拡散部材45の突出方向の長さがある程度短いことが好ましい。この場合は、図54に示すように、拡散部材45のうち、開口部35aの直下から自由端にかけての一部だけ、現像剤の供給を阻害しない程度の幅及び形状となる非拡散部46とすればよい。これにより、封止部材19が現像剤供給ローラ23に接触することを防止しつつ、拡散部材45の直下に現像剤を供給することができる。
〔第実施形態〕
実施形態および第実施形態では、拡散部材45の一端を第二の枠体18に固定し、もう一端を自由端とした場合を示した。しかし拡散部材の一端は必ずしも自由端である必要はなく、図55に示すようにもう一端を第一の枠体17に固定するような梁状であってもよい。このように、枠体内に梁状の部材を設けることで、現像剤収納ユニット25の強度を高め変形しにくくすることができる。また、拡散部材45の両端を固定することにより、拡散部材45に作用する応力を両端に分散させることができるため、拡散部材45自体の強度も高めることができる。なお、このような場合においても、拡散部材45によって現像剤袋16から排出された現像剤は拡散され、連結部35bの直下にも現像剤を速やかに供給することができる。
加えて、図56に示すように、第一の枠体17に固定される部分が非拡散部46であってもよい。
さらに、図57(a)並びに図57(b)に示すように、拡散部材45の自由端に、複数の拡散部材45を連結する架橋部材47を設けてもよい。ここで、図57(b)は図57(a)における矢印W2方向から見た図である。架橋部材47を設けた場合でも、拡散部材45の強度を高めることができる。同じように、図58(a)並びに図58(b)に示すように、拡散部材45が非拡散部46を有し、非拡散部46同士を架橋部材47で連結していてもよい。ここで、図58(b)は図58(a)における矢印W2方向から見た図である。
なお、前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかしながら、プロセスカートリッジは、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
また前述した実施形態では、感光体ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能に装着された画像形成装置であっても良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
A …プロセスカートリッジ
B …画像形成装置本体
16 …現像剤袋
16d …第一の固定部
16e …第二の固定部
17 …第一の枠体
18 …第二の枠体
18a …第一の固定部
18b …第二の固定部
18c …固定部
19 …封止部材
19a …封止部
19b …被係合部
19d …返し部
20 …開封部材
20a …力点部
20b …係合部
21 …押圧部材
21a …軸部
21b …押圧シート
22 …接合部
22a …第一の接合部
22b …第二の接合部
23 …現像剤供給ローラ
24 …クリーナーユニット
25 …現像剤収納ユニット
26,30,37 …現像剤収納容器
27 …部分
28 …接合部
29 …枠体
34 …現像剤収納部材
34a …成形部
34b …通気部
34c …外周部
34d …屈曲部
34e …開口部を含まない面
34f …開口部を含む面
35 …排出部
35a …開口部
35b …連結部
40 …回転軸
41 …現像剤搬送部材
42 …遮蔽部材
42a …遮蔽部材
42b …遮蔽部材
43 …切り欠き部
44 …切り込み部
45 …拡散部材
45a …傾斜面
45b …傾斜面の下端
45c …傾斜面の上端
46 …非拡散部
47 …架橋部材

Claims (34)

  1. 現像剤を収納するための可撓性容器であって、前記現像剤を排出するための開口部を備えた可撓性容器と、
    前記可撓性容器を収納する枠体であって、前記可撓性容器から排出される現像剤を収納するための枠体と、
    前記枠体の内部に回転可能に設けられ、回転することによって前記可撓性容器を押圧して変形させるための押圧部材と、
    前記現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体と、を備え、
    前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの距離Xと、前記押圧部材の回転中心から前記押圧部材の前記可撓性容器を押圧する自由端までの長さTが、X<Tの関係を満たし、前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの間、又は、その近傍に、前記押圧部材の前記現像剤担持体への接触を防止する遮蔽部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤担持体は、現像剤を表面に担持して電子写真感光体と対向する現像部に現像剤を搬送する現像剤担持部材、又は、前記現像部での現像後に残った現像剤を前記現像剤担持部材から除去すると共に新たな現像剤を前記現像剤担持部材に供給する現像剤供給部材であり、
    前記遮蔽部材は、前記押圧部材の前記現像剤担持部材又は前記現像剤供給部材への接触を防止することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記遮蔽部材は、前記押圧部材の前記現像剤担持体への接触を防止する複数の遮蔽部材を、現像剤を通過させるために所定の間隔をあけて設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記押圧部材は、前記枠体に回転可能に設けられた軸部と、前記軸部に取り付けられ前記回転中心から前記自由端までの長さTがX<Tの関係を満たす弾性を有する第一の押圧部材と、前記軸部に取り付けられ前記回転中心から前記自由端までの長さYが前記第一の押圧部材の長さTよりも短くX>Yの関係を満たす第二の押圧部材と、を有し、
    前記第二の押圧部材は、前記遮蔽部材と接触する位置に切り込み部、又は、切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記第一の押圧部材は、前記可撓性容器の開口部を封止する封止部材であり、
    前記軸部の回転によって前記封止部材が巻き取られて前記開口部が開封されることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記押圧部材は、前記可撓性容器を前記枠体に押し付けることが可能なように前記枠体に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記押圧部材は、前記可撓性容器を押圧することで前記開口部の位置を変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記開口部は、前記可撓性容器に複数設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記可撓性容器は屈曲部を挟んで複数の面を有する形状をしており、
    前記押圧部材は、前記可撓性容器の前記開口部が存在する面を押圧することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記可撓性容器は画像形成時に、前記開口部が重力方向の下方向に開くように設けられることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の現像装置。
  11. 前記押圧部材は、前記可撓性容器から排出された前記枠体の内部の現像剤を撹拌する撹拌部材であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の現像装置。
  12. 前記遮蔽部材は、柱状部材を有し、
    前記柱状部材は、前記開口部の鉛直線と交差することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  13. 前記柱状部材が、前記開口部に対向し前記枠体の長手方向に傾斜を有する傾斜面を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項12に記載の現像装置。
  14. 前記可撓性容器は、隣接する開口部の間に連結部を有し、
    前記傾斜面の下端が前記連結部を通る鉛直線と交差することを特徴とする請求項13に記載の現像装置。
  15. 前記柱状部材は一端を自由端としており、
    前記柱状部材の自由端が前記開口部を通る鉛直線と交差することを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の現像装置。
  16. 前記遮蔽部材は、柱状部材を有し、
    前記柱状部材は、少なくとも一部が前記開口部から排出された現像剤の当たる位置に設けられており、前記開口部から排出された現像剤を拡散させることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  17. 前記柱状部材は、前記開口部に対向し前記枠体の長手方向に現像剤を拡散させる傾斜面を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項16に記載の現像装置。
  18. 前記傾斜面は、
    前記開口部から排出された現像剤が直接当たる第一斜面部と、
    前記開口部から排出された現像剤が直接当たらない第二斜面部と、を有し、
    前記第一斜面部に当たった現像剤を前記傾斜面の傾斜によって前記第二斜面部側へ移動させることを特徴とする請求項17に記載の現像装置。
  19. 前記柱状部材は、一端を自由端としており、
    前記開口部から排出された現像剤が直接当たる位置に前記自由端が設けられていることを特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載の現像装置。
  20. 前記開口部は隣接する開口部との間に連結部を有し、前記枠体の長手方向における前記柱状部材の幅が、前記枠体の長手方向における前記連結部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項12から19のいずれか1項に記載の現像装置。
  21. 前記柱状部材は、前記枠体の長手方向における幅が位置によって変化する変化部を有することを特徴とする請求項12から20のいずれか1項に記載の現像装置。
  22. 前記変化部は、前記開口部の直下に位置していることを特徴とする請求項21に記載の現像装置。
  23. 前記枠体とは異なる部材であって、隣接する複数の柱状部材を連結する架橋部材を有することを特徴とする請求項12から22のいずれか1項に記載の現像装置。
  24. 前記枠体の内部に回転可能に設けられ、回転することによって前記可撓性容器を押圧して変形させるための押圧部材と、
    前記現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体と、を備え、
    前記柱状部材は、前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの距離Xと、前記押圧部材の回転中心から前記押圧部材の前記可撓性容器を押圧する自由端までの長さTが、X<Tの関係を満たし、前記押圧部材の回転中心から前記現像剤担持体の表面までの間、又は、その近傍に位置し、前記押圧部材の前記現像剤担持体への接触を防止することを特徴とする請求項12から23のいずれか1項に記載の現像装置。
  25. 前記現像剤担持体は、現像剤を表面に担持して電子写真感光体と対向する現像部に現像剤を搬送する現像剤担持部材、又は、前記現像部での現像後に残った現像剤を前記現像剤担持部材から除去すると共に新たな現像剤を前記現像剤担持部材に供給する現像剤供給部材であり、
    前記柱状部材は、前記押圧部材の前記現像剤担持部材又は前記現像剤供給部材への接触を防止することを特徴とする請求項24に記載の現像装置。
  26. 前記押圧部材は、前記枠体に回転可能に設けられた軸部と、前記軸部に取り付けられ前記回転中心から前記自由端までの長さTがX<Tの関係を満たす弾性を有する第一の押圧部材と、前記軸部に取り付けられ前記回転中心から前記自由端までの長さYが前記第一の押圧部材の長さTよりも短くX>Yの関係を満たす第二の押圧部材と、を有し、
    前記第二の押圧部材は、前記柱状部材と接触する位置に切り込み部、又は、切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項24又は請求項25に記載の現像装置。
  27. 前記第一の押圧部材は、前記可撓性容器の開口部を封止する封止部材であり、
    前記軸部の回転によって前記封止部材が巻き取られて前記開口部が開封されることを特徴とする請求項26に記載の現像装置。
  28. 前記押圧部材は、前記可撓性容器を前記枠体に押し付けることが可能なように前記枠体に設けられていることを特徴とする請求項24から27のいずれか1項に記載の現像装置。
  29. 前記押圧部材は、前記可撓性容器を押圧することで前記開口部の位置を変化させることを特徴とする請求項24から28のいずれか1項に記載の現像装置。
  30. 前記可撓性容器は屈曲部を挟んで複数の面を有する形状をしており、
    前記押圧部材は、前記可撓性容器の前記開口部が存在する面を押圧することを特徴とする請求項24から29のいずれか1項に記載の現像装置。
  31. 前記可撓性容器は画像形成時に、前記開口部が重力方向の下方向に開くように設けられることを特徴とする請求項12から30のいずれか1項に記載の現像装置。
  32. 前記押圧部材は、前記可撓性容器から排出された前記枠体の内部の現像剤を撹拌する撹拌部材であることを特徴とする請求項24から31のいずれか1項に記載の現像装置。
  33. 画像形成装置本体に着脱可能としたカートリッジであって、
    電子写真感光体と、請求項1から32のいずれか1項に記載の現像装置と、を一体としたことを特徴とするカートリッジ。
  34. 請求項33に記載のカートリッジを備えることを特徴とする電子写真画像形成装置。
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