JP3868192B2 - 現像装置、該現像装置へのトナー収容方法、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、該現像装置へのトナー収容方法、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像装置、該現像装置へのトナー収容方法、及び該現像装置を備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像担持体に対向するトナー補給口を有し該現像剤担持体上の現像剤に補給するトナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備え、使用時に該初期現像剤収容部内の現像剤が該現像剤担持体上にセットされる現像装置、該現像装置へのトナー収容方法、及び該現像装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を現像装置から供給されるトナーによって現像し、現像によって得られたトナー像を転写紙上に転写し定着することにより画像形成を行っている。2成分現像法では、磁性キャリア粒子とトナー粒子との摩擦帯電を利用してトナー粒子を帯電させ、トナー粒子を保持した磁性キャリア粒子を内部に磁界発生手段を備えた現像剤担持体によって像担持体と対向する現像領域まで搬送し、現像剤担持体表面に担持した現像剤中のトナーを像担持体表面に形成された静電潜像に静電的に付着させることにより静電潜像を可視化する。この2成分現像剤は、現像によって消費したトナーを補充しながら反復使用される。そして、2成分現像装置では、安定した画像濃度を得るために磁性キャリアとトナーとの混合比(トナー濃度)を一定にする必要がある。
【0003】
2成分現像装置としては、例えば、現像剤担持体上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度に応じてトナー収容部内のトナーを該現像剤に取り込むことにより、トナー濃度を自己制御する現像装置が知られている(例えば、特開平9−197833号公報参照)。この現像装置は、トナー濃度センサ等のトナー濃度制御機構を必要としないことから、現像装置の小型化及び低コスト化の点で優れている。
【0004】
ところで、2成分現像装置においては、現像装置の未使用状態、すなわち製造された現像装置がユーザーに届き使用されるまでの間の状態では、現像剤トナー濃度を予め調整された現像剤(あるいはキャリアのみ)とトナーとが、それぞれ初期現像剤収容部及びトナー収容部に密閉されていることが望ましい。これは、各収容部からの現像剤及びトナーの飛散を防止して装置内の汚染を防止したり、予めトナー濃度を調整された現像剤とトナーとが装置内で混ざり合うことを防止したりするためである。このような2成分現像装置としては、初期現像剤収容部に形成された現像剤担持体に通じる開口と、トナー収容部に形成された現像剤担持体に通じるトナー補給用開口とをそれぞれシール部材で密閉し、現像装置の使用時に、各シール部材を取り除くようにしたものがある。この現像装置では、初期現像剤収容部のシール部材を取り除くことにより、初期現像剤を現像剤担持体にセットするとともに、トナー収容部のシール部材を取り除くことにより、トナーを現像剤担持体上の現像剤に補給することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、初期現像剤収容部及びトナー収容部の各シール部材を同時に、あるいはトナー収容部のシール部材を先に取り除くと、現像剤担持体表面に現像剤が存在しない部分がある状態でトナーが供給され、現像剤担持体表面にトナーが直接付着することが懸念される。また、初期現像剤のシール部材を先に取り除いたとしても現像剤担持体が回転していなければ、現像剤担持体表面の全周に渡って現像剤が担持されておらず、このような状態でトナーが供給されると、やはり現像剤担持体表面にトナーが直接付着してしまうおそれがある。このように現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着すると、その部分のトナー濃度が過剰になるため、画像形成開始時に地汚れ等の異常画像が発生するという問題がある。
【0006】
上記問題を解決するためには、上記トナー補給用開口を遮蔽する遮蔽手段を設け、上記セットにより、上記現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、該遮蔽手段が上記トナー補給用開口を開放するように構成することが考えられる。この構成の現像装置においては、現像剤担持体の回転に伴って順次該開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態となるまでは、トナー補給用開口に設けられた遮蔽手段でトナー補給用開口からトナーが流出することを防止する。そして、現像剤担持体の回転に伴って順次トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、上記遮蔽手段がトナー補給用開口を開放し、トナー補給用開口を介して現像剤担持体上の現像剤へのトナー補給を開始する。したがって、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着することがなく、現像剤担持体上で現像剤のトナー濃度が部分的に過剰になることを防止できる。
【0007】
また、上記構成の現像装置においては、例えば、上記トナー収容部内のトナーを上記トナー補給用開口に供給するトナー供給手段として、可撓性部材を回転させてトナーを供給するトナー供給手段を用い、該可撓性部材を、上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に位置させることにより、上記遮蔽手段を構成することが考えられる。このような構成の遮蔽手段を備えた現像装置の構成例を図7に示す。図示の例では、トナー供給手段としてアジテータ9を、可撓性部材9aと該可撓性部材9aが取り付けられている回転部材9cとを用いて構成しており、この可撓性部材9aを、トナー収容部8に形成されたトナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置させることによって、該開口8aからトナーが流出することを防止する。そして、可撓性部材9aを回転させることにより、可撓性部材9aが該開口8aを塞いでいた位置から移動して該開口8aを開放し、トナー補給用開口8aを介して現像剤担持体4上の現像剤へのトナー補給を開始する。これによれば、上記遮蔽手段としてトナー供給手段の可撓性部材9aを用いることにより、遮蔽手段を別途設ける必要がないので、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現することができる。
【0008】
しかしながら、図7で示した現像装置においては、上記可撓性部材をトナー収容部内のトナーの圧力によってトナー補給用開口に押し付けることで該開口を塞いでいるため、可撓性部材で該開口を確実に塞ぐことが困難であるという問題点があった。
【0009】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体上の現像剤が存在しない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現しつつ、現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になるまでは、トナー補給用開口を確実に塞ぐことのできる現像装置、該現像装置へのトナー収容方法、及び画像形成装置を提供することである。また、第2の目的は、トナー補給用開口を確実に塞ぐことのできる新規な現像剤シール構造を備えた現像装置、及び画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像担持体に対向するトナー補給用開口を有し該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備え、使用時に該初期現像剤収容部内の現像剤が該現像剤担持体上にセットされる現像装置において、上記トナー収容部内のトナーを上記トナー補給用開口に供給するトナー供給手段として、可撓性部材を回転させてトナー供給するトナー供給手段を用い、該可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に位置させることにより、該開口を遮蔽する遮蔽手段を構成し、上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、上記遮蔽手段は、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転させて上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めするものであって、上記セットにより、現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、該遮蔽手段が該開口を開放するように構成しことを特徴とするものである。
ここで、上記初期現像剤収容部に密閉された状態で収容される現像剤とは、磁性キャリアとトナーとを含む現像剤だけでなく、磁性キャリアのみの場合も含むものである。
【0011】
この現像装置においては、現像装置の使用開始時に、初期現像剤収容部に密閉されていた現像剤が現像剤担持体上にセットされる。このとき、現像剤担持体表面には現像剤が存在しない部分があるが、上記可撓性部材をトナー補給用開口を塞ぐ位置に位置させることによって該開口を遮蔽し、該開口からトナーが流出することを防止する。そして、現像剤担持体の回転により、現像剤担持体の回転に伴って順次該開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、上記可撓性部材が該開口を塞ぐ位置から移動して該開口を開放し、該開口を介して現像剤担持体上の現像剤へのトナー補給を開始する。したがって、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着することがなく、現像剤担持体上で現像剤のトナー濃度が部分的に過剰になることを防止できる。また、トナー補給用開口を遮蔽するのにトナー供給手段の可撓性部材を用いることによって、遮蔽手段を別途設ける必要がないので、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現することができる。
そして、この現像装置においては、可撓性部材をトナー補給用開口を塞ぐ位置に位置させる際に、上記位置決め部が可撓性部材の先端部と係合し、可撓性部材を該位置に位置決めする。このように、可撓性部材は位置決め部で該位置に位置決めされ、且つトナー収容部内のトナーの圧力によって可撓性部材を該開口に押し付けることで該開口を塞ぐので、トナーの圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、可撓性部材で該開口をより確実に塞ぐことが可能になる。
また、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に、トナー収容部面内に設けられた上記位置決め部を乗り越えさせ、乗り越えた後、可撓性部材を逆向きに所定角度回転して、可撓性部材の先端部と該位置決め部とを係合させる。そして、この係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を加えることによって可撓性部材をトナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲によって可撓性部材と該開口縁部とを密着させ、可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めする。そして、この状態でトナーをトナー収容部に収容する。これにより、位置決め部で該位置に位置決めした上で、トナーの圧力によって可撓性部材を該開口に押し付けることができるので、トナーの圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、可撓性部材で該開口をより確実に塞ぐことが可能になる
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に保持する位置保持手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
この現像装置においては、上記位置保持手段によって、上記可撓性部材が上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に保持されるので、一旦位置決めされた可撓性部材の位置が変化することがない。これにより、トナー補給用開口をさらに確実に塞ぐことができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2の現像装置において、上記位置保持手段が、上記現像剤担持体の回転を上記可撓性部材に伝達するための減速機構、又は、上記可撓性部材の回転を上記現像剤担持体に伝達するための増速機構であることを特徴とするものである。
【0015】
この現像装置においては、現像剤担持体の回転を例えばギアやタイミングベルト等を用いた減速機構を介して可撓性部材に伝達する。又は、可撓性部材の回転を増速機構を介して現像剤担持体に伝達する。このような減速機構又は増速機構を備える現像装置では、現像剤担持体の回転の停止中、可撓性部材を回転させようとする力が例えば現像装置の搬送時の振動等によって発生しても、減速比又は増速比に応じた大きな駆動トルクが必要となるので、可撓性部材が容易には回転し難い。よって、可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に保持することができる。また、上記減速機構又は上記増速機構を上記位置保持手段として利用することにより、位置保持手段を別途設ける場合に比して、低コスト化及び装置構成の簡素化を図ることができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1、2又は3の現像装置において、上記可撓性部材と接触する上記トナー補給用開口縁部に、弾性部材を設けたことを特徴とするものである。
【0017】
この現像装置においては、上記弾性体を介して上記可撓性部材と上記トナー補給用開口縁部とが接触するので、該開口の密閉性を向上させることができる。これにより、トナー補給用開口をさらに確実に塞ぐことができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の現像装置において、上記可撓性部材は、上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある場合に、上記可撓性部材が回転するときに受けるトナーの圧力によって上記トナー収容部内面に接触しない程度に撓むことのできる可撓性を有することを特徴とするものである。
【0019】
この現像装置においては、上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある場合には、上記可撓性部材が回転するときに受けるトナーの圧力によって上記トナー収容部内面に接触しない程度に撓む。したがって、現像装置の使用時において、少なくとも上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある状態で可撓性部材が回転する際には、可撓性部材がトナー収容部内面に接触することなく回転する。よって、上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある状態では、該接触による可撓性部材の負荷トルクの増大を防止できるので、可撓性部材の駆動トルクを低減させることができる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の現像装置において、上記現像剤担持体上に担持した現像剤の動きにより、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度に応じて上記トナー収容部内のトナーを現像剤に取り込むことを特徴とするものである。
【0021】
この現像装置においては、現像剤担持体上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度に応じてトナー収容部内のトナーを該現像剤に取り込むことにより、トナー濃度を自己制御することができる。
【0022】
また、上記第2の目的を達成するために、請求項7の発明は、現像剤担持体と、現像剤担持体と、現像剤担持体に対向するトナー補給用開口を有し、該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備えた現像装置において、上記現像剤収容部内の現像剤を上記現像剤補給用開口に供給する現像剤供給手段として、可撓性部材を回転させて現像剤を供給する現像剤供給手段を用い、上記遮蔽手段を、該可撓性部材を上記現像剤補給用開口を塞ぐ位置に位置させることにより構成し上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、上記遮蔽手段は、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転させて上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めするものであることを特徴とするものである。
ここで、上記現像剤は、主にトナーのみからなる一成分系現像剤、又はトナーとキャリアとを含む二成分系現像剤のいずれであってもよい。
【0023】
この現像装置においては、上記可撓性部材で上記現像剤補給用開口を塞ぐことにより、現像剤供給手段として用いる可撓性部材に、現像剤補給用開口を遮蔽する遮蔽手段としての機能を発揮させ、トナー収容部内にトナーを密閉(シール)して該開口から現像剤が流出することを防止する。また、上記可撓性部材を回転させることにより、可撓性部材がトナー補給用開口を塞いでいた位置から移動して該開口を開放し、トナー補給用開口を介して現像剤担持体上の現像剤へのトナー補給を開始する。
そして、この現像装置においては、可撓性部材を現像剤補給用開口を塞ぐ位置に位置させる際に、上記位置決め部が可撓性部材の先端部と係合し、可撓性部材を該位置に位置決めする。このように、可撓性部材は位置決め部で該位置に位置決めされ、且つ現像剤収容部内の現像剤の圧力によって可撓性部材を該開口に押し付けることで該開口を塞ぐので、現像剤の圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、可撓性部材で該開口をより確実に塞ぐことが可能になる。
また、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に、トナー収容部面内に設けられた上記位置決め部を乗り越えさせ、乗り越えた後、可撓性部材を逆向きに所定角度回転して、可撓性部材の先端部と該位置決め部とを係合させる。そして、この係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を加えることによって可撓性部材をトナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲によって可撓性部材と該開口縁部とを密着させ、可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めする。そして、この状態でトナーをトナー収容部に収容する。これにより、位置決め部で該位置に位置決めした上で、トナーの圧力によって可撓性部材を該開口に押し付けることができるので、トナーの圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、可撓性部材で該開口をより確実に塞ぐことが可能になる。
【0024】
請求項8の発明は、潜像担持体上に形成した潜像を現像装置を用いて現像して画像を形成する画像形成装置において、上記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6又は7の現像装置を用いたこと特徴とするものである。
【0025】
この画像形成装置においては、請求項1、2、3、4、5又は6の現像装置を用いて潜像担持体上の潜像を現像することにより、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体上で現像剤が担持されていない部分にトナーが付着することがないので、該付着に起因するトナー濃度の部分的な上昇を防ぐことができ、画像形成開始時に地汚れ等のない良好な画像を形成することができる。
【0026】
請求項9の発明は、現像剤担持体に対向するトナー補給用開口を有し、該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備え、使用時に該初期現像剤収容部内の現像剤が該現像剤担持体上にセットされる現像装置へのトナー収容方法において、上記トナー収容部内のトナーを上記トナー補給用開口に供給するトナー供給手段として、可撓性部材を回転させてトナーを供給するトナー供給手段を用い、上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転して上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めし、その後、新規トナーを上記トナー収容部に収容することを特徴とするものである。
【0027】
この現像装置へのトナー収容方法においては、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に、トナー収容部面内に設けられた上記位置決め部を乗り越えさせ、乗り越えた後、可撓性部材を逆向きに所定角度回転して、可撓性部材の先端部と該位置決め部とを係合させる。そして、この係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を加えることによって可撓性部材をトナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲によって可撓性部材と該開口縁部とを密着させ、可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めする。そして、この状態でトナーをトナー収容部に収容する。これにより、位置決め部で該位置に位置決めした上で、トナーの圧力によって可撓性部材を該開口に押し付けることができるので、トナーの圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、可撓性部材で該開口をより確実に塞ぐことが可能になる。
また、現像装置の使用開始時には、初期現像剤収容部に密閉されていた現像剤を現像剤担持体上にセットし、現像剤担持体を回転させて、現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、上記可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置から移動させて該開口を開放し、該開口を介して現像剤担持体上の現像剤へのトナー補給を開始すれば、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着することがなく、現像剤担持体上で現像剤のトナー濃度が部分的に過剰になることを防止できる。また、トナー補給用開口を遮蔽するのにトナー供給手段の可撓性部材を用いることによって、遮蔽手段を別途設ける必要がないので、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置である電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態に係るプリンタの現像装置を感光体ドラムとともに示す概略構成図である。なお、図1は、現像装置の新品状態を示し、図2は、同現像装置の実使用状態を示している。
図1において、潜像担持体としての感光体ドラム1は、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転駆動される。そして、周知の電子写真プロセスによってその表面に静電潜像が形成される。
【0029】
この現像装置は、現像担持体としての現像スリーブ4、現像剤収容部A、第1規制部材6、第2規制部材7、トナー収容部としてのトナーホッパ8などを備えている。
【0030】
上記現像スリーブ4は、トナーTと磁性キャリアとを含む二成分現像剤(以下、現像剤という)3を表面に担持し、図示しない駆動手段によって図中矢印方向に回転駆動される。この現像スリーブ4の内部には、図示しないマグネットローラが現像スリーブ4表面とともに回転しないように固定されており、その磁力によって現像剤を引き寄せて現像スリーブ4表面に担持せしめるようになっている。
【0031】
上記第1規制部材6は、現像スリーブ4の上方にこれと所定の間隙を介して対抗するように配設され、現像スリーブ4に担持されて連れ回る現像剤3の層厚を規制する。
【0032】
上記第2規制部材7は、この第1規制部材6よりもスリーブ回転方向上流側で、上記間隙よりも大きい間隙を介して現像スリーブ4に対向するように配設され、現像剤3の層厚を第1規制部材6よりも厚めに規制する。
【0033】
これら第1規制部材6と、第2規制部材7との間には、第1規制部材6の規制によってこの付近に滞留するようになった現像剤3を収容する現像剤収容部5が形成されている。なお、第1規制部材6及び第2規制部材7は、この現像剤収容部5のケーシングの一部になっている。また、上記マグネットローラの磁力は、この現像剤収容部5内にも及ぶようになっている。
【0034】
上記トナーホッパ8は、上記現像スリーブ4の図中右側方に配設され、内部にトナーTを収容している。そして、トナーホッパ8の内部には、トナーホッパ8内の新しいトナーTを攪拌しながらトナー補給用開口8aに供給するトナー供給手段としてのアジテータ9が配設されている。
【0035】
アジテータ9は、可撓性部材からなる羽根部材9a及び9bと、これら羽根部材を回転する回転部材9cとを用いて構成され、図1に示すように、新品状態では、羽根部材9aが上記トナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置している。そして、現像装置の使用時には、アジテータ9の回転によって該開口8aを開放するとともに、図2に示すように、一旦開放された後は、該開口8aを塞がないように構成されている。このアジテータ9の構成及び動作については、後に詳述する。
【0036】
この現像装置は、上記初期現像剤3として粒径4〜15[μm]の磁性トナー(トナーT)と、粒径20〜50[μm]の低抵抗の磁性キャリアとを含有するものを用い、現像剤収容部5内の磁性キャリアのトナー被覆率を100[%]程度に維持するようなトナー濃度制御を行うようになっている。
【0037】
図2において、現像スリーブ4に担持された現像剤3は、これに連れ回って第1規制部材6の付近まで搬送され、第1規制部材6によってその層厚が規制されて薄層化する。薄層化した現像剤3は、感光体ドラム1との対向位置である現像位置に搬送される。現像スリーブ4には、図示しない電源によって現像バイアスが印加されており、この現像位置では、感光体ドラム1上の静電潜像と現像スリーブ4表面との間に、帯電したトナーTを現像スリーブ4側から感光体ドラム1側に向けて静電的に移動させる現像ポテンシャルが生ずる。現像位置まで移動した現像剤3は、この現像ポテンシャルの作用により、磁性キャリア表面に付着させていたトナーTを上記静電潜像に移動・付着させて、該静電潜像をトナー像に現像する。なお、トナーTの磁性は、この現像ポテンシャルの影響による静電力が上記マグネットローラの影響による磁着力を上回るように調整されている。本実施形態のプリンタでは、トナーTに磁性をもたせることで、トナー飛散を抑えている。
【0038】
上記静電潜像の現像によってトナーTを消費した現像剤3は、現像スリーブ4に連れ回って上記トナー補給用開口8aとの対向位置であるトナー補給位置まで移動する。
【0039】
このトナー補給位置では、トナーTが上記トナーホッパ8内から上記トナー補給用開口8aを介して現像スリーブ4側に送り出されている。このように送り出されるトナーTに接触しながら現像スリーブ4と連れ回る現像剤3は、内部にトナーTを取り込んでその嵩を増加させた後、上記第2規制部材7の付近まで移動する。そして、第2規制部材7によって層厚が規制されてから、上記現像剤収容部5との対向位置に移動した後、第1規制部材によって該層厚が更に薄く規制される。この際、内圧の増加によって内部のトナーTが磁性キャリアとの摺擦によって摩擦帯電せしめられた後、上記現像位置まで搬送される。
【0040】
上記第1規制部材6での規制によって上記現像位置に移動することができず、第1規制部材6の付近に滞留するようになった現像剤3の一部は、その内圧や自重などの影響によってスリーブ回転方向とは逆方向に移動して上記第2規制部材7に接触した後、現像スリーブ4に連れ回って再び第1規制部材6の付近まで移動する。このような移動が繰り返されることで、現像剤収容部5内の現像剤3は循環移動する。
【0041】
現像によるトナー消費に伴い、現像スリーブ4に連れ回る現像剤3のトナー濃度が低下してくると、その嵩も低下し、上記第2規制部材による現像剤規制量が低下してくる。これにより、上記第2規制部材7で規制されトナー補給用開口8aの付近を滞留する現像剤3の嵩や量が低下し、現像スリーブ4表面に比較的近い位置で現像剤3へのトナーTの取り込みが行われるようになる。この位置では、現像剤3が現像スリーブ4の回転速度に近い速度で連れ回っており、トナーTを活発に取り込む。このようにトナーTが活発に取り込まれるようになると、現像によるトナー消費量よりもトナー補給口の付近におけるトナー取り込み量が多くなり、現像スリーブ4に連れ回る現像剤3のトナー濃度が徐々に増加し始める。
【0042】
このようにしてトナー濃度が増加すると、これに伴って現像剤3の嵩が増加してくるため、上記第2規制部材で規制され上記トナー補給用開口8aの付近に滞留する現像剤3の嵩や量も増加してくる。これにより、現像剤3は、現像スリーブ4表面から比較的離れた位置でトナーTを取り込むようになってくる。この位置では、現像剤3が現像スリーブ4の回転よりもかなり遅れて現像スリーブに連れ回っており、トナーTの取り込みが活発に行われなくなる。そして、現像によるトナー消費量がトナー補給口の付近におけるトナー取り込み量よりも多くなり、現像スリーブ4に連れ回る現像剤3のトナー濃度が徐々に低下し始める。
【0043】
以上のようにして、現像スリーブ4上の現像剤3のトナー濃度に応じてトナーTの取り込み量が変化することで、現像スリーブ4に連れ回る現像剤3のトナー濃度が所定の変動幅に維持される。本実施形態に係るプリンタの現像装置では、このようにしてトナー濃度をコントロールすることにより、トナー濃度センサ、感光体ドラム1上に形成された基準トナー像に対するトナー付着量を検知する光学センサ、トナー補給装置などが不要になる。
【0044】
ところで、本実施形態に係る現像装置においては、新品時には、予め所定のトナー濃度に調整された初期現像剤3が、上記現像剤収容部5に投入される。図1に示すように、現像剤収容部5の上方には、初期現像剤3を収容する初期現像剤収容部10が設けられ、該現像剤収容部5の開口部と初期現像剤収容部10の開口部との間にはシール部材13が設けられている。シール部材13は、熱溶着などの手段で両開口部に完全に密着されている。そして、使用時にシール部材13を引き抜くことにより、現像剤収容部5に投入された初期現像剤3が現像スリーブ4上にセットされるようになっている。
【0045】
また、本実施形態の現像装置においては、現像装置の新品時には、上記アジテータ9の羽根部材9aが上記トナー補給用開口8aを遮蔽する上記遮蔽手段としての機能を発揮し、トナーホッパ8内にトナーTを密閉(シール)して該開口8aからのトナーTの流出を防止している。以下に、具体的に説明する。
図1に示すように、回転部材9cの先端には、マイラーやPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の可撓性部材からなる羽根部材9aが固定されている。この現像装置では、この羽根部材9aを、上記トナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置させ、トナー補給用開口8aを遮蔽している。また、回転部材9cには、主にトナーホッパ8内のトナーTを攪拌してトナー補給用開口8aへトナーTを供給する役割を果たす、羽根部材9aよりも短い羽根部材9bも固定されている。なお、アジテータ9として、羽根部材9a、9b及び回転部材9cを可撓性部材で一体成形したものを用い、上記遮蔽手段として用いる方の先端部を、上記羽根部材9aと同程度に薄くして上記開口8aを塞ぐことも可能である。
【0046】
また、本実施形態の現像装置においては、羽根部材9aをトナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置させる際に、羽根部材9aの先端部と係合することにより、羽根部材9aを該位置に位置決めする位置決め部20を設けている。羽根部材9aは、この位置決め部20で該位置に位置決めされるとともに、トナーホッパ8内のトナーTの圧力によって該開口8aに押し付けられることによって、該開口8aを遮蔽している。
【0047】
また、本実施形態の現像装置では、上記初期現像剤のセットにより、現像スリーブ4の回転に伴って順次上記トナー補給用開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になってから、上記羽根部材9aが上記トナー補給用開口8aを開放するようにしている。このようなタイミングで該開口8aの開放させるためには、例えば、現像スリーブ4の回転を減速機構としての減速ギアを介して回転部材9cに伝達し、現像スリーブ4の回転数を、回転部材9cの回転数より大きくなるように設定することで実現できる。このような設定においては、現像剤3を現像スリーブ4上にセット後、現像スリーブ4の回転させたときに、回転部材9cもほぼ同時に回転するが、回転部材9cは、上記減速ギアによって現像スリーブ4の回転数よりも小さい回転数で回転するので、現像スリーブ4の表面移動速度に対して、羽根部材9aの上記開口8aを塞ぐ位置からの移動速度を小さくすることができる。したがって、現像スリーブ4が回転して、順次上記トナー補給用開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になってから、羽根部材9aが上記開口8aを塞いでいた位置から移動して該開口8aを開放するように、現像スリーブ4及び回転部材9cの回転数を設定すればよい。現像スリーブ4及び回転部材9cの各適正回転数は、羽根部材9aの形状や材質、トナー補給用開口8aの大きさ、及び現像スリーブ4の外径等で決まるので、予め各適正回転数を実験で求めておいて、その回転数でそれぞれ回転させるように設定する。
【0048】
本実施形態においては、現像スリーブ4の回転数に対して回転部材9cの回転数が8分の1になるように設定することにより、現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤表面に現像剤が存在する状態になるまでは、羽根部材9aがトナー補給用開口8aを塞ぐ位置に保持することができ、現像スリーブ4の回転に伴って順次該開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になってから、羽根部材9aがトナー補給用開口8aを塞いでいた位置から移動して該開口8aを開放する羽根部材9aがトナー補給用開口8aを開放させることができた。
【0049】
なお、現像スリーブ4の回転数に対して回転部材9cの回転数が8分の1になるようにするには、上記減速機構を減速比8対1になるように構成すればよい。図3に、このような構成の具体例を示す。
図示の例では、上記減速機構を、歯数が16の現像スリーブ4の回転軸に固設された現像スリーブ用駆動ギア30と、歯数が32の小径ギア31aと歯数が16の大径ギア31bとで構成された第1の2段ギア31と、歯数が16の小径ギア32aと歯数32の大径ギア32bとで構成された第2の2段ギア32と、回転部材9cの回転軸に固設された回転部材用駆動ギア33とで構成している。この構成においては、図示しない駆動モータによって回転される現像スリーブ用駆動ギア30が第1の2段ギア31が大径ギア31bと噛み合い、この大径ギア31bと同軸上で一体的に回転する小径ギア31aが第2の2段ギア32の大径ギア32bと噛み合う。そして、この大径ギア32bと同軸上で一体的に回転する小径ギア32aが回転部材用駆動ギア33と噛み合うことによって、現像スリーブ4の回転が8分の1に減速されて回転部材9cに伝達される。
【0050】
なお、上記減速機構は、上記羽根部材9aが図1の開口8aを塞ぐ位置に位置した現像装置の未使用状態、すなわち製造された現像装置がユーザーに届き使用されるまでの間の状態では、上記羽根部材9aを該開口8aを該位置に保持する位置保持手段としての機能を発揮する。つまり、上記減速機構を備える現像装置では、上記羽根部材9aが図1に示す状態で、且つ現像スリーブ4の回転の停止している間は、羽根部材9aを回転させようとする力が例えば現像装置の搬送時の振動等によって発生しても、減速比に応じた大きな駆動トルクが必要となるので、容易には回転し難い。よって、羽根部材9aを上記トナー補給用開口8aを塞ぐ位置に保持することができ、一旦位置決めされた羽根部材9aの位置が変化することを防止することができる。これにより、トナー補給用開口8aをさらに確実に塞ぐことを可能にしている。
なお、上記減速に機構に代えて、この羽根部材9aの回転を現像スリーブ4に伝達するための増速機構を用いることもできる。この場合、駆動モータによって上記回転部材9cを回転させ、回転部材9c回転を増速比に応じて増速して現像スリーブ4に伝達する。
【0051】
一方、上記羽根部材9aがトナー補給用開口8aを開放した後は、該開口8aを介して現像スリーブ4上の現像剤へトナーTの補給が開始される。
【0052】
また、上記トナー補給用開口8aを塞ぐ位置から移動した羽根部材9aは、図2に示すように、トナーホッパ8内のトナーTが所定量以上ある場合には、上記可撓性部材が回転するときに受けるトナーTの圧力によってトナーホッパ8内面に接触しない程度に撓み、その回転半径が小さくなる。したがって、現像装置の使用時において、少なくともトナーホッパ8内のトナーTが所定量以上ある状態で羽根部材9aが回転する際には、トナー補給用開口8aを再び塞ぐことがなく、上記開放状態を保持することができる。しかも、羽根部材9aがトナーホッパ8内面に接触することなく回転するので、トナーホッパ8内のトナーが所定量以上ある状態では、該接触による回転部材9cの負荷トルクの増大を防止でき、これにより、回転部材9cの駆動トルクを低減させることができる。
なお、このように開放状態を保持し、回転部材9cの駆動トルクを低減させるためには、羽根部材9aが充分な可撓性を有する必要があり、本実施形態においては、羽根部材9aとして厚さ1mm以下のマイラー、あるいは0.75mm以下のPETフィルムを用いることで達成することができた。なお、羽根部材9aは、トナーホッパ8内のトナーTを撹拌できる程度の強度も備えることが望ましく、このような点も考慮して適宜選択すればよい。
【0053】
以上、本実施形態によれば、現像スリーブ4の回転に伴って順次上記トナー補給用開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になるまでは、上記羽根部材9aでトナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置させることによって、トナーホッパ8内にトナーを密閉(シール)して該開口8aからトナーが流出することを防止するとともに、現像スリーブ4の回転を減速機構としての減速ギアを介して回転部材9cに伝達し、現像スリーブ4の回転数を、回転部材9cの回転数より大きくすることで、現像スリーブ4の回転に伴って順次上記トナー補給用開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になってから、上記羽根部材9aが該開口8aを開放することができる。したがって、現像装置の使用開始時に、現像スリーブ4表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着することがなく、現像スリーブ4上で現像剤3のトナー濃度が部分的に過剰になることを防止でき、画像形成開始時に地汚れ等のない良好な画像を形成することができる。
また、トナー補給用開口8aを遮蔽するのにアジテータ9の羽根部材9aを用いることによって、遮蔽手段を別途設ける必要がないので、現像装置の使用開始時に、現像スリーブ4表面の現像剤が存在しない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現することができる。
さらに、上記羽根部材9aをトナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置させる際に、上記位置決め部20と羽根部材9aの先端部とを係合させ、羽根部材9aを該位置に位置決めすることにより、トナーの圧力のみで該位置に位置させる場合に比して、羽根部材9aで該開口8aをより確実に塞ぐことが可能になる。
【0054】
なお、本実施形態に係る現像装置において、上記羽根部材9aによる上記トナー補給用開口8aの密閉性をさらに向上させるために、図4に示すように、羽根部材9aと接触する該開口8aの縁部に、例えばスポンジ等からなる弾性部材21を設けてもよい。これによれば、弾性体21を介して羽根部材9aと該開口8aの縁部とが接触するので、該開口8aの密閉性を向上させることができ、トナー補給用開口をさらに確実に塞ぐことができる。
【0055】
また、本実施形態においては、現像スリーブ4及び羽根部材9aを同時に回転させ、かつ、現像スリーブ4の回転数を羽根部材9aの回転数より大きく設定することにより、少なくとも現像スリーブ4表面のうちトナー補給用開口8aに対向する表面に現像剤3が担持されてから、羽根部材9aが該開口8aを開放させるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、現像剤3を現像スリーブ4上にセット後、現像スリーブ4の回転開始に対して羽根部材の回転開始を遅らせるようにしてもよい。例えば、アジテータ9の回転を現像スリーブ4の回転から所定の時間停止させるクラッチ(図示せず)をアジテータ9に内蔵する。これによれば、現像剤3を現像スリーブ4上にセット後、現像スリーブ4が回転し始めても、このクラッチによりアジテータ9は回転せず、現像スリーブ4の回転により、少なくとも現像スリーブ4表面のうちトナー補給用開口8aに対向する表面に現像剤3が担持されてから、アジテータ9が回転可能となり、アジテータ9の回転によりトナー補給用開口8aが開放され、現像スリーブ4へのトナー補給が行われるようになる。
【0056】
次に、本実施形態に係る現像装置へのトナー収容方法について、図5及び図6を用いて説明する。
まず、図5に示すように、羽根部材9aを、トナー補給用開口8aを塞ぐ位置に向かって図中矢印時計回りに回転させ、この回転中に、上記位置決め部20を乗り越えさせる。羽根部材9aが、位置決め部20を乗り越えた直後の状態を、図6中点線で示す。
位置決め部20を乗り越えた後、羽根部材9aを図6中反時計回りに所定角度回転して、羽根部材9aの先端部と位置決め部20とを係合させる。そして、この係合により反時計回りの回転が阻止された状態で羽根部材9aをさらに所定角度回転させる力を加え、これにより羽根部材9aをトナー補給用開口8aに向けて湾曲させる。この湾曲によって羽根部材9aと該開口8aの縁部とを密着させ、羽根部材9aを該開口8aを塞ぐ位置に位置決めする。そして、この状態でトナーをトナーホッパ8に収容する。
このトナー収容方法によれば、現像装置の使用開始時に、現像スリーブ4上の現像剤3が担持されていない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現しつつ、現像スリーブ4の回転に伴って順次上記トナー補給用開口8aに対向する現像スリーブ4表面に現像剤3が存在する状態になるまでは、トナー補給用開口8aを確実に塞ぐことができる。
そして、このように羽根部材9aを上記トナー補給用開口8aを塞ぐ位置に位置決めした後で、上記減速機構の各ギアを連結する。これによれば、現像装置の未使用状態、すなわち製造された現像装置がユーザーに届き使用されるまでの間の状態において、上記減速機構が、羽根部材9aを該開口8aを該位置に保持する位置保持手段としての機能を発揮することができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1、2、3、4、5、6、8及び9の発明によれば、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体上の現像剤が担持されていない部分へのトナー付着防止を、低コストで且つ簡易な構成で実現しつつ、現像剤担持体表面のうち少なくともトナー補給用開口に対向する表面に現像剤が担持されるまでは、トナー補給用開口を確実に塞ぐことができるという効果がある。
【0058】
特に、請求項2の発明によれば、一旦位置決めされた可撓性部材の位置が変化することを防ぐので、トナー補給用開口をさらに確実に塞ぐことができるという効果がある。
【0059】
特に、請求項3の発明によれば、上記減速機構を上記位置保持手段として利用することにより、上記位置保持手段を別途設ける場合に比して、低コスト化及び装置構成の簡素化を図ることができるという効果がある。
【0060】
特に、請求項4の発明によれば、トナー補給用開口の密閉性を向上させることができるので、トナー補給用開口をさらに確実に塞ぐことができるという効果がある。
【0061】
特に、請求項5の発明によれば、少なくとも上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある状態では、可撓性部材とトナー収容部内面との接触による可撓性部材の負荷トルクの増大を防止し、これにより、可撓性部材の駆動トルクを低減させることができるという効果がある。
【0062】
特に、請求項6の発明によれば、トナー濃度を自己制御することができるため、トナー濃度センサ等のトナー濃度制御機構を必要とせず、現像装置の小型化及び低コスト化の点を図ることができるという効果がある。
【0063】
請求項7の発明によれば、従来のシール部材を用いない、トナー補給用開口を確実に塞ぐことのできる新規な現像剤シール構造を備えた現像装置を提供することができる。また、使用開始時にシール部材を取り除く手間が削減されるので、作業性を向上させることができるという効果がある。
【0064】
請求項8の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかの現像装置を用いることにより、現像剤担持体表面の現像剤が存在しない部分にトナーが付着することがないので、現像剤担持体上で現像剤のトナー濃度が部分的に過剰になることを防止できる。これにより、画像形成開始時に地汚れ等のない良好な画像を形成することができるという効果がある。また、請求項7の現像装置を用いることにより、従来のシール部材を用いない、新規な現像剤シール構造を備えた画像形成装置を提供することができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る現像装置の新品状態を示す概略構成図。
【図2】同現像装置の実使用状態を示す概略構成図。
【図3】同現像装置の現像スリーブ及び回転部材の駆動機構の概略構成図。
【図4】同現像装置の変形例を説明する説明図。
【図5】同現像装置へのトナー収容方法を説明する第1の説明図。
【図6】同現像装置へのトナー収容方法を説明する第2の説明図。
【図7】羽根部材を位置決めする位置決め部のない現像装置を説明する説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
3 現像剤
4 現像スリーブ
5 現像剤収容部
6 第1規制部材
7 第2規制部材
8 トナーホッパ
8a トナー補給口
9 アジテータ
9a、9b 羽根部材(可撓性部材)
9c 回転部材
10 初期現像剤収容部
13 シール部材
20 位置決め部
21 弾性部材
30 現像スリーブ用駆動ギア
31 第1の2段ギア
32 第2の2段ギア
33回転部材用駆動ギア

Claims (9)

  1. 内部に磁界発生手段を有しトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像担持体に対向するトナー補給用開口を有し該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備え、使用時に該初期現像剤収容部内の現像剤が該現像剤担持体上にセットされる現像装置において、
    上記トナー収容部内のトナーを上記トナー補給用開口に供給するトナー供給手段として、可撓性部材を回転させてトナー供給するトナー供給手段を用い、
    該可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に位置させることにより、該開口を遮蔽する遮蔽手段を構成し、
    上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに上記可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、
    上記遮蔽手段は、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転させて上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めするものであって、上記セットにより、現像剤担持体の回転に伴って順次上記トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になってから、該遮蔽手段が該開口を開放するように構成しことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記可撓性部材を上記トナー補給用開口を塞ぐ位置に保持する位置保持手段を設けたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2の現像装置において、
    上記位置保持手段が、上記現像剤担持体の回転を上記可撓性部材に伝達するための減速機構、又は、上記可撓性部材の回転を上記現像剤担持体に伝達するための増速機構であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1、2又は3の現像装置において、
    上記可撓性部材と接触する上記トナー補給用開口縁部に、弾性部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の現像装置において、
    上記可撓性部材は、上記トナー収容部内のトナーが所定量以上ある場合に、上記可撓性部材が回転するときに受けるトナーの圧力によって上記トナー収容部内面に接触しない程度に撓むことのできる可撓性を有することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1、2、3、4又は5の現像装置において、
    上記現像剤担持体上に担持した現像剤の動きにより、上記現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度に応じて上記トナー収容部内のトナーを現像剤に取り込むことを特徴とする現像装置。
  7. 現像剤担持体と、現像剤担持体に対向するトナー補給用開口を有し、該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備えた現像装置において、
    上記現像剤収容部内の現像剤を上記現像剤補給用開口に供給する現像剤供給手段として、可撓性部材を回転させて現像剤を供給する現像剤供給手段を用い、
    上記遮蔽手段を、該可撓性部材を上記現像剤補給用開口を塞ぐ位置に位置させることにより構成し
    上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、
    上記遮蔽手段は、トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転させて上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めするものであることを特徴とする現像装置。
  8. 潜像担持体上に形成した潜像を現像装置を用いて現像して画像を形成する画像形成装置において、
    上記現像装置として、請求項1、2、3、4、5、6又は7の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 現像剤担持体に対向するトナー補給用開口を有し、該現像剤担持体上の現像剤に補給する新規トナーを収容するトナー収容部と、新品時に少なくとも磁性キャリアを含む現像剤を密閉した状態で収容する初期現像剤収容部とを備えた現像装置へのトナー収容方法において、
    上記トナー収容部内のトナーを上記トナー補給用開口に供給するトナー供給手段として、可撓性部材を回転させてトナーを供給するトナー供給手段を用い、
    上記トナー収容部内面に、上記可撓性部材が回転するときに可撓性部材の先端部が当接する突起部を設け、
    トナー補給用開口を塞ぐ位置に向かっての可撓性部材の回転中に該突起部を乗り越えさせ、乗り越えた後に、上記可撓性部材を逆向きに所定角度回転させて上記可撓性部材の先端部と該突起部とを係合させ、該係合により逆向きの回転が阻止された状態で可撓性部材をさらに所定角度回転させる力を可撓性部材に加えることによって可撓性部材を上記トナー補給用開口に向けて湾曲させ、該湾曲により可撓性部材を該開口に密着させることで可撓性部材を該開口を塞ぐ位置に位置決めし、その後、新規トナーを上記トナー収容部に収容することを特徴とする現像装置へのトナー収容方法。
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