JPS641019B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電複写機等における現像装置に関す
るものである。

一般に粉体現像剤（以下トナーと言う）と使用
する複写機、レーザービームプリンター、磁気プ
リンター等の画像形成装置において、現像容器内
のトナーが消費し尽された時、これを補給する必
要がある。従来補給の際、補給用トナーの入つた
袋等から使用者が手で現像容器内にふりまく方法
が一般にとられている。この際、粉体であるため
トナーが機外へ飛散しやすく、使用者にとつて
手・衣服等を汚して不快であるばかりでなく、機
体内に飛散したトナーが蓄積し、機械の故障や画
像不良現象を起こす場合がある。一方補給カート
リツジとして種々の形式のものが考えられている
が、実用的なものは少ない。

本発明は上記従来の欠点を鑑み、改良された現
像装置の提供を目的とするものである。

この目的を達成する本発明は、画像形成装置に
装着され、収容している現像剤が消費され尽した
ら画像形成装置から取り外され、かつ画像形成装
置に装着された際に画像形成装置に設けられてい
るマグネツトと協働して現像装置を構成する現像
容器であつて、画像形成装置に装着された際に上
記画像形成装置に設けたマグネツトが挿入され、
現像容器中に収容している現像剤を担持搬送する
中空円筒と、画像形成装置に装置される前に上記
マグネツトによる磁気拘束を受けることのできな
い現像剤が上記中空円筒の箇所に設けられた開口
から漏出するのを防止する為に、画像形成装置に
装着される前には上記開口を閉じる封止部材と、
を有する現像容器である。

第１図は本発明の現像装置に適用する現像容器
の外観図を示す。第１図において、現像容器（ト
ナー容器）１には一定の厚みを持つた中空円筒部
２が形成されている。これは容器１と一体に形成
してもよいし、また他の円筒状部材によつて作つ
てもよい。この円筒状部材によつて作られる中空
部は現像容器１の端から端まで突き抜けている。
又、現像容器１は開口部３を持ち、機体に装填さ
れるまではシール又はスライド式のフタ等により
閉じられている。現像容器１の中には磁気トナー
が入つており、開口部３以外はすべて密閉された
状態にある。開口部３は機体に装填された後、フ
タ又はシールが解除されることにより開口が像担
持体例えば感光体に面して現像が可能になる。

第２図はこの現像容器の機体への装填の様子を
示す斜視図である。第２図において、４は機体の
側板であり、５は感光体支持軸、６はマグネツト
ローラであり、これら軸５及びローラ６は一端が
側板４に保持されており、図示されていない駆動
手段により夫々のギヤ５ａ，６ａを介して回転す
る。現像容器１の中空円筒部２にはマグネツトロ
ーラ６が挿入されるようになつており、第２図に
示すように現像容器１を矢印の方向へ押し込むこ
とで機体へ装填される。

この装填の際、現像容器１のガイド部材７が機
体に固定されたレール８に沿つて移動するので、
装填が容易であるばかりでなく、マグネツトロー
ラ又は感光体と現像容器との間の相対位置が正し
く保たれる。この相対位置が正しく保たれない時
例えば中空円筒内にマグネツトローラが偏心した
状態で装填された時には、トナー搬送に不都合を
もたらしたり、又磁気ブラシの穂立ちの高さが不
適当になり、現像に不都合をもたらすおそれがあ
る。本発明ではこのような欠点を上記の構成をと
ることによつて解決している。

又、現像容器１が機体に装填される前は、開口
部３は第３図に部分拡大図として示すシヤツター
状部材１１で閉じられている。現像容器１が装填
される時シヤツター状部材１１の端部に固定され
ている端部部材９が機体に固定された固定部材１
０により押され、シヤツター状部材１１が開き、
開口部３が開く。このため装填時トナーが開口部
から漏れたりこぼれたりすることはない。現像容
器装填後、マグネツトローラ支持部材１２，１
２′を矢印方向に回転させて固定することにより
マグネツトローラの一方の端も固定される。

第４図はこの現像容器が機体の装着された状態
の断面図を示すものであり、１３は磁性トナーで
あり、１４は現像されるべき感光体で矢印方向に
回転する。現像時にはマグネツトローラ６が回転
し、それにより磁性トナーは現像容器１の円筒状
部材２の感光体側の壁１５の上を移動し、開口部
３の箇所で例えば開口部端部１６で穂立ちの高さ
が規制されたいわゆる磁気ブラシを形成し、これ
が感光体と接し、現像が行なわれる。円筒状部材
２、特に１５の部分はトナー搬送の為にはアルミ
ニウム、合成樹脂等の非磁性体が良い。

又、トナーが消費し尽された時は、現像容器１
を引き出し、別に予めトナーが封入された現像容
器を前述のように装填することにより再び現像が
行なわれる。

以上本発明によれば、現像装置の磁界発生手段
は画像形成装置本体に残し、中空円筒を含む現像
容器を交換するようにしたから、現像剤の補給時
に於ける現像剤飛散を防止できる。

なお、上記実施例の説明においては、現像剤
（トナー）に一成分磁性トナーを用いた例を示し
たが、これは磁性体キヤリアを含む二成分トナー
でも良いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の現像装置に適用する現像容器
の外観図、第２図は現像容器の機体への装填の様
子を示す斜視図、第３図はシヤツター状部材の部
分拡大図、第４図は現像容器を機体に装着した状
態を示す断面図である。 図において、１，１７……現像容器、２……中
空円筒部、３……開口部、６……マグネツトロー
ラ、７……ガイド部材、１１……シヤツター部
材、を表わす。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 画像形成装置に装着され、収容している現像
   剤が消費され尽したら画像形成装置から取り外さ
   れ、かつ画像形成装置に装着された際に画像形成
   装置に設けられているマグネツトと協働して現像
   装置を構成する現像容器であつて、画像形成装置
   に装着された際に上記画像形成装置に設けたマグ
   ネツトが挿入され、現像容器中に収容している現
   像剤を担持搬送する中空円筒と、画像形成装置に
   装着される前に、上記マグネツトによる磁気拘束
   を受けることのできない現像剤が上記中空円筒の
   箇所に設けられた開口から漏出するのを防止する
   為に、画像形成装置に装着される前には上記開口
   を閉じる封止部材と、を有する現像容器。