JP2006184611A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成時の通常回転数と画像形成時以外の超低回転数とを両立させて現像ユニット内の回転搬送部を駆動することにより、使用環境に応じた画像を形成可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像ユニット入力軸62は、ギヤ64、ワンウェイギヤ65、現像入力ギヤ66から成る第1の駆動伝達手段を介して現像モータ駆動軸63に連結され、ギヤ69、70、71、パドル入力ギヤ72、ワンウェイギヤ73、ギヤ74、75から成る第2の駆動伝達手段及び現像入力ギヤ66を介してトナーコンテナモータ駆動軸68に連結されている。画像形成時は第1の駆動伝達手段を用いて現像モータ駆動軸63の駆動力を現像ユニット入力軸62に入力し現像ユニット内のトナーを通常速度で攪拌し、画像形成時以外は第2の駆動伝達手段を用いてトナーコンテナモータ駆動軸68の駆動力を現像ユニット入力軸62に入力し現像ユニット内のトナーを超低速で攪拌する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、像担持体上にトナーを供給する現像ユニット内部の回転搬送部の駆動方法に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(以下、トナーという)が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって可視化し、そのトナー像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
図9は、現像ユニット21を用いた従来の画像形成装置(例えばプリンタ)100である。この画像形成装置100は、感光体ドラム41、帯電部42、画像書込部(レーザスキャンユニット)43、現像ユニット21、トナーコンテナ44、転写部45、クリーニング部46、シート収容部51、搬送部52、定着部53、および排紙部54から構成されている。
感光体ドラム41は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部42により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する画像書込部43からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)等が好ましい。
帯電部(帯電チャージャー)42は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム41の表面を帯電させるものである。例えば帯電部42は、細いワイヤー等を有しており、これを電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。画像書込部(LSU)43は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム41に照射させ、その感光体ドラム41に静電潜像を形成させるものである。なお、画像データは不図示のパーソナルコンピュータ(PC)から送信されたものである。
現像ユニット21は、感光体ドラム41の静電潜像にトナーを付着させて、トナー像を形成させるものである。なお、現像ユニット21に収容されている現像剤としては、例えばトナーとキャリアとから構成される2成分現像剤やトナーのみから構成される1成分現像剤が挙げられる。また、現像ユニット21の詳細については後述する。
トナーコンテナ44は、現像ユニット21内部のトナーが不足するようになれば、その現像ユニット21にトナーを供給するとともに、トナーを貯留しておくものである。転写部45は、感光体ドラム41表面に形成されたトナー像を乱さずに搬送部52を搬送されてくるシートに移行させるものである。
クリーニング部46は、トナー像がシートに移行(転写)された後に、感光体ドラム41の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものである。例えば、感光体ドラム41の長手方向に線接触するブレード材等が挙げられる。シート収容部51は、最終的に画像(トナー像)が印刷されるシート(用紙やOHP等)を収容するとともに、搬送部52にシートを送り出すものである。
搬送部52は、シート収容部51から排紙部54までのシートの通路であり、定着部53は、シートに転写されたトナー像を安定な永久像とするものであり、例えば熱や圧力等のエネルギーを付与することにより、粉体状態のトナー像を溶融させるものである。排紙部54は、定着部53を経たシート、すなわち永久像が印刷されたシートを収容するものである。
そして、予め入力された画像データに基づいて、LSU43が感光体ドラム41上にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム41表面に形成させる。その後、現像ユニット21が静電潜像にトナーを付着させるとともに(トナー像を形成させるとともに)、転写部45がシートにそのトナー像を転写させる。次に、定着部53が、そのトナー像の転写されたシートに熱等を加え、永久像とさせるようになっている。
図10は、現像ユニット21の概略斜視図であり、図11(a)は側面断面図、図11(b)は上方からの概略平面図である。なお、図10及び図11(b)は、便宜上、蓋部分(カバー部分)を除外して表現し、図11(b)では第1攪拌スクリュー7(後述)を重点的に表現している。図10、図11に示すように、現像ユニット21は、ケーシング(筐体)5、カバー(筐体)6、第1攪拌スクリュー(回転搬送部)7、第2攪拌スクリュー(回転搬送部)8、現像ローラ11、規制ブレード12、及びトナー量を検知するTセンサ13を含む構成である。
ケーシング5は、トナーを貯留するものであり、第1貯留室15と第2貯留室16とが、ケーシング5と一体形成された仕切り板9によって分けられることで形成される。そして、この第1貯留室15には第1攪拌スクリュー7、第2貯留室16には第2攪拌スクリュー8が配設されている。カバー6は、ケーシング5に収容されたトナー等が外部に漏れないように封止するものである。
第1攪拌スクリュー7は、第1貯留室15に貯留されているトナー等を攪拌させながらP方向へと搬送して、第2貯留室16に導くものであり、第2攪拌スクリュー8は、第2貯留室16に搬送されてきたトナー等を攪拌させながらQ方向へと搬送して、現像ローラ11に供給するものである。図11(b)に示すように、ケーシング5の長手方向の両端部においては仕切り板9は存在せず、第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8間でのトナーの受け渡しが可能となっている。なお、第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8は、それぞれ支軸(軸)7a、8aを中心とし、その周囲に螺旋羽7b、8bを設けた構成になっており、互いに平行な状態でケーシング5に回転可能に軸支されている。
現像ローラ11は、感光体ドラム41(図9参照)の回転に応じて回転することで、その感光体ドラム41の感光層にトナーを供給するものである。なお、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、現像ローラ11として、内部に永久磁石から成る磁界発生部材(図示せず)が固定されたマグネットローラと回転自在なスリーブが使用される。この磁界発生部材の磁力により現像ローラ11の表面にトナーを付着(担持)させてトナー薄層を形成する。一方、非磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合は、現像ローラ11としてゴムローラ等が使用される。現像ローラ11は、第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8と平行な状態で、ケーシング5に回転可能に軸支されている。第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8、及び現像ローラ11は図示しないギヤ列により連結されており、図示しない駆動手段により回転駆動される。
規制ブレード12は、感光体ドラム41に供給するトナー量を規制するものであり、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、例えばSUS430等の磁性体のSUS(ステンレス)が用いられる。そして、規制ブレード12の先端に対向して設けられた磁界発生部材により現像ローラ11と規制ブレード12との間に磁界を発生させ、規制ブレード12と現像ローラ11との間隔だけでなく、磁界の強さによって現像ローラ11へのトナー付着量を厳密に規制している。これにより、数十ミクロンのトナー薄層の形成が可能となる。
トナー像を継続して作成するためには、適宜トナーを現像ユニット21に補給する必要があるが、特に、キャリアを含まない1成分現像剤を用いる現像ユニットでは、安定したトナー像を形成するためにユニット内部のトナー量を一定に維持しておく必要がある。そのため、現像ユニット21には、ユニット内部のトナー量を測定するTセンサ13が設けられており、その出力に基づいて現像ユニット内のトナー量を決定している。なお、ここでいうトナーとは、いわゆる着色剤を含有した樹脂トナー(トナー粒子)のみならず、外添剤や電荷制御剤等の内添剤を含有した現像剤を意味する。
Tセンサ13は、例えば圧電素子からなるセンサ(圧電センサ)や透磁率センサで、トナー量(またはトナー濃度等)を検知するものである。そして、このTセンサ13は、第2攪拌スクリュー8に対面する第2貯留室16の側面に設けられている。
このTセンサ13の検知面は、第1貯留室15及び第2貯留室16に充分にトナーが貯留されているとき、そのトナー等によって一定の圧をかけられることで、トナー等が充分に貯留されているものと検知する。一方、充分なトナー量が第1貯留室15、第2貯留室16に貯留されていないとき、Tセンサ13は、トナー等によって一定以上の圧をかけられることはない。このとき、Tセンサ13は、トナー量が充分に足りていないと検知するようになっている。
図12は、トナーコンテナ44の概略平面図であり、図13は、図12の矢印方向から見た側面断面図、図14はトナーコンテナ44を下方向から見た斜視図である。図12に示すように、トナーコンテナ44は、ケーシング(筐体)17、攪拌パドル18、搬送スクリュー19を含む構成である。ケーシング17は、トナーを貯留する容器であり、このケーシング17内に攪拌パドル18及び搬送スクリュー19が互いに平行に配設されている。
攪拌パドル18は、支軸18aを中心とし、その周囲に先端が回転方向に湾曲した第1攪拌羽18bと、トナーが通過する窓部が形成された平板状の第2攪拌羽18cとから成る一対の攪拌羽18b、18cを、軸方向に互い違いの位置に2組設けた構成になっており、ケーシング17に回転可能に軸支されている。攪拌パドル18が図13の矢印B方向に回転することにより、ケーシング17に貯留されているトナーが攪拌されて搬送スクリュー19に導かれる。なお、図13では搬送スクリュー19は記載を省略している。
搬送スクリュー19は、支軸19aを中心とし、その周囲に螺旋羽19bを設けた構成となっており、所定方向に回転することにより、図14に示すケーシング17の底面に設けられたトナー供給口20より現像ユニット21(図9参照)にトナーを供給する。支軸18a及び19aは図示しないギヤ列により連結されており、図示しない駆動手段により回転駆動される。
上述したような画像形成装置においては、環境条件や経時変化で現像ユニット21内のトナーの流動性が変化し、攪拌スクリュー7、8によるトナーの搬送量にも影響する。そのため、現像ローラ11へのトナー供給が不安定となり、良好なトナー像の品質を維持できなくなるという問題点があった。これを解決するためには、画像形成時以外にも現像ユニット21内のトナーを常に攪拌しておき、トナーの流動性を一定にしておけば良いが、現像ユニット21を駆動するモータを常に回転させておくと装置周辺の騒音が大きくなるため、画像形成時以外はなるべく低回転数(10rpm以下)で回転させる必要がある。
現像ユニット内のトナーの攪拌速度を変更する方法としては、例えば特許文献1には、トナー濃度センサにより現像ユニット内のトナー濃度を検知し、その検知結果に応じて回転搬送部の回転速度を可変とすることにより、トナーの飛散やトナーかぶり、或いはトナーの劣化を防止する方法が開示されている。また、特許文献2には、現像ユニットの駆動モータとしてステッピングモータを使用し、トナー交換時における残留トナーの排出の際に、負荷の大きい排出初期のみ回転搬送部を低速回転させ、負荷が小さくなった時点で回転速度を速くすることにより、トナー交換時間を短縮する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、1つのモータを用いて現像ユニットを駆動させているため、画像形成時以外に回転搬送部を超低速で回転させたい場合、画像形成時の通常の回転数と、画像形成時以外の超低回転数を両立させることは困難であった。また、現像ユニット21を駆動するモータは、専用モータとするか、或いは特許文献3に示すように、他のプロセスを駆動するモータと共用されている。そのため、一般的にDCモータ等の高トルクのモータが使用されるが、特許文献2のようにステッピングモータを使用した場合、十分な動作トルクを得るために、ステッピングモータとして高価なハイブリッド型モータを用いる必要がありコスト面で不利となる。
特開平6−342241号公報 特開平10−232557号公報 特開平9−244330号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、画像形成時の通常回転数と画像形成時以外の超低回転数とで現像ユニット内の回転搬送部を駆動することにより、使用環境に応じた画像を形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部により供給された現像剤を担持する現像ローラとを有し、像担持体表面にトナーを付着させてトナー像を形成する現像ユニットと、前記回転搬送部を所定の回転速度で駆動する第1の駆動手段と、前記回転搬送部の駆動入力軸と前記第1の駆動手段の駆動出力軸を連結する第1の駆動伝達手段とを備えた画像形成装置において、前記回転搬送部を前記第1の駆動手段よりも低い回転速度で駆動する第2の駆動手段と、前記回転搬送部の駆動入力軸と前記第2の駆動手段の駆動出力軸を連結する第2の駆動伝達手段とが設けられており、前記第1の駆動伝達手段は、前記第2の駆動手段の駆動力を前記第1の駆動手段に伝達せず、前記第2の駆動伝達手段は、前記第1の駆動手段の駆動力を前記第2の駆動手段に伝達しないことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記第1の駆動伝達手段は、前記回転搬送部の駆動入力軸が挿入固定される現像入力ギヤを含む1つ以上のギヤで構成され、前記第2の駆動伝達手段は、前記第2の駆動手段の駆動出力軸と前記現像入力ギヤとを連結する1つ以上のギヤで構成されており、前記第1及び第2の駆動伝達手段を構成するギヤのうちそれぞれ1つ以上を、所定の回転方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイギヤとしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記現像ユニットに供給するトナーを貯留するトナーコンテナを備え、前記第2の駆動手段は、前記トナーコンテナ内に貯留されるトナーの攪拌及び前記現像ユニットへの供給を行う攪拌パドルに回転力を付与する正逆回転可能なトナーコンテナ攪拌モータであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸と前記攪拌パドルの駆動入力軸を連結する第3の駆動伝達手段が設けられており、前記第3の駆動伝達手段は、前記攪拌パドルの駆動入力軸が挿入固定されるパドル入力ギヤを含む1つ以上のギヤから成り、前記第3の駆動伝達手段を構成するギヤのうち1つ以上をワンウェイギヤとしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記攪拌パドルの駆動入力軸が挿入固定されるパドル入力ギヤを、前記第2の駆動伝達手段内のワンウェイギヤと前記トナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸との間に連結するとともに、前記パドル入力ギヤをワンウェイギヤとしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記第2の駆動手段は、所定の周期の駆動波形を用いて駆動制御されるステッピングモータであることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、画像形成時は第1の駆動手段を用いて回転搬送部を通常回転させることによりトナー供給を行い、画像形成時以外は第2の駆動手段を用いて回転搬送部を超低速回転させることにより、現像ユニット内のトナーの流動性を一定に保持してトナー像の品質を安定化することができる。また、一方の駆動手段の駆動力が他方に影響を及ぼさないため、駆動手段の負荷を軽減して回転搬送部を円滑に回転させることができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、第1の駆動伝達手段を、回転搬送部の駆動入力軸が挿入固定される現像入力ギヤを含む1つ以上のギヤで構成し、第2の駆動伝達手段を、現像入力ギヤ及び第2の駆動手段の駆動出力軸を連結する1つ以上のギヤで構成するとともに、第1及び第2の駆動伝達手段を構成するギヤのうちそれぞれ1つ以上を、所定の回転方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイギヤとすることにより、2つの駆動手段からの回転搬送部への駆動入力を簡易な構成で切り替え可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、第2の駆動手段として、トナーコンテナ内の攪拌パドルに回転力を付与する正逆回転可能なトナーコンテナ攪拌モータを用いることにより、現像ユニット内の回転搬送部を超低速回転させるための第2の駆動手段を別途設ける必要がなくなる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、攪拌パドルへの駆動伝達手段として、攪拌パドルの駆動入力軸が挿入固定されるパドル入力ギヤを含む1つ以上のギヤから成る第3の駆動伝達手段を設け、第3の駆動伝達手段を構成するギヤのうち1つ以上をワンウェイギヤとすることにより、攪拌パドルの回転時と回転搬送部の回転時とでトナーコンテナ攪拌モータの回転方向を逆転させ、攪拌パドル若しくは回転搬送部のいずれか一方に選択的に駆動力を伝達することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、パドル入力ギヤをワンウェイギヤとし、第2の駆動伝達手段内のワンウェイギヤとトナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸との間に連結することにより、攪拌パドル若しくは回転搬送部のいずれか一方に選択的に駆動力を伝達可能となり、且つ、第2の駆動伝達手段を攪拌パドルへの駆動伝達手段と兼用させることができ、攪拌パドルへの駆動伝達手段を別途設ける必要がなくなる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の画像形成装置において、第2の駆動手段としてステッピングモータを用いることにより、正逆回転の高精度な制御が容易に且つ低コストで可能となる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置に用いられる現像ユニット及びトナーコンテナの概略斜視図である。従来例の図9〜図14と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。現像ユニット21は、現像駆動モータ(後述)の駆動力がギヤ列から成る駆動伝達手段(後述)を介して支軸7aに入力されることにより、内部に設けられた第1攪拌スクリュー7及び第2攪拌スクリュー8(図10参照)が回転し、現像ローラ11にトナーが供給されて感光体ドラム41(図9参照)上にトナー像を形成する。
トナーコンテナ44は現像ユニット21の上方に配置されており、トナーコンテナ攪拌モータ(後述)の駆動力がギヤ列から成る駆動伝達手段(後述)を介して支軸18aに入力されることにより、内部に設けられた攪拌パドル18及び搬送スクリュー19(図12参照)が回転し、トナー供給口(図14参照)より現像ユニット21内にトナーを補給する。
図2は、本発明の画像形成装置に用いられる第1実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略斜視図である。なお、図2は駆動機構を現像ユニット側から見た図であり、ここでは説明の便宜のため、各モータとその駆動出力軸、駆動入力軸、及びそれらを連結する駆動伝達手段のみ図示しており、ケーシング5、17、攪拌スクリュー7、8及び攪拌パドル18等は記載を省略している。
図2において、60は現像ユニット21内の攪拌スクリュー7、8(図10参照)を所定の回転速度で回転する現像駆動モータ(第1の駆動手段)であり、61はトナーコンテナ44内の攪拌パドル18(図12参照)を所定の回転速度で回転するトナーコンテナ駆動モータ(第2の駆動手段)である。一般に、現像駆動モータ60としては、高トルク回転が可能なDCブラシモータやDCブラシレスモータが用いられ、トナーコンテナ攪拌モータ61としては、所定の周期の駆動波形を用いて駆動制御され、回転方向や回転速度の制御も容易なステッピングモータが用いられる。
62は現像ユニット21の第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8に回転力(駆動力)を入力する現像ユニット入力軸であり、63は現像駆動モータ60の回転力を出力する現像モータ駆動軸である。
65、73は所定の回転方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイギヤであり、66は現像ユニット入力軸62が挿入固定される現像入力ギヤである。現像モータ駆動軸63は、ギヤ64、ワンウェイギヤ65、現像入力ギヤ66を介して現像ユニット入力軸62に連結されている。ギヤ64、ワンウェイギヤ65及び現像入力ギヤ66は、現像モータ駆動軸63の回転力を現像ユニット入力軸62に伝達する第1の駆動伝達手段を構成する。
67は攪拌パドル18に回転力を入力するパドル入力軸であり、68はトナーコンテナ攪拌モータ61の回転力を出力するトナーコンテナモータ駆動軸である。72はパドル入力軸67が挿入固定されるパドル入力ギヤであり、ここでは所定方向に回転した場合にのみパドル入力軸67に駆動力を伝達するワンウェイギヤを用いている。トナーコンテナモータ駆動軸68は、ギヤ69、70、71及びパドル入力ギヤ72を介してパドル入力軸67に連結されている。
パドル入力ギヤ72には、さらにワンウェイギヤ73、ギヤ74、75が連結され、ギヤ75は現像入力ギヤ66に連結されている。即ち、トナーコンテナモータ駆動軸68はギヤ69、70、71、パドル入力ギヤ72、ワンウェイギヤ73、ギヤ74、75を介して現像入力ギヤ66に連結されており、ギヤ69〜71、パドル入力ギヤ72、ワンウェイギヤ73、ギヤ74、75は、トナーコンテナモータ駆動軸68の回転力を現像入力ギヤ66を介して現像ユニット入力軸62に伝達する第2の駆動伝達手段を構成する。
本発明においては、現像駆動モータ60とトナーコンテナ攪拌モータ61の両方を現像ユニット21の駆動手段として用いたことを特徴としている。これにより、画像形成時には現像駆動モータ60を用いて第1攪拌スクリュー7及び第2攪拌スクリュー8を高速回転させることにより感光体ドラム41へのトナー供給を行い、画像形成時以外はトナーコンテナ攪拌モータ61を用いて第1攪拌スクリュー7及び第2攪拌スクリュー8を超低速回転させることにより、現像ユニット21内のトナーの流動性を一定にしてトナー像の品質を安定化することができる。
なお、現像ユニット21内のトナーを超低速で攪拌するために、トナーコンテナ攪拌モータ61とは別にステッピングモータを設けることも可能であるが、トナーコンテナ攪拌モータ61を攪拌スクリュー7、8の超低速回転用モータとして兼用する本発明の構成が、装置のコンパクト化、低コスト化の観点からも好ましい。この場合、攪拌パドル18によるトナーコンテナ44内のトナー攪拌時と、攪拌スクリュー7、8による現像ユニット21内のトナーの超低速攪拌時とで、トナーコンテナ攪拌モータ61の駆動力の伝達を切り替え可能な駆動機構とする必要があるが、これについては後述する。
図3〜図5は、第1実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構により駆動力が伝達される様子を説明する図であり、図3はトナーコンテナの攪拌パドルの回転時、図4は画像形成時以外における現像ユニットの攪拌スクリューの超低速回転時、図5は画像形成時における攪拌スクリューの通常回転時をそれぞれ示している。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
トナーコンテナ44の攪拌パドル18に回転力を入力する場合は、トナーコンテナ攪拌モータ61を駆動させて、図3に示すようにトナーコンテナモータ駆動軸68を矢印A方向に回転して駆動力をギヤ69に伝達させる。そして、ギヤ69からギヤ70、ギヤ71に順次駆動力が伝達され、パドル入力ギヤ72に矢印A方向の回転力が付与される。ここで、パドル入力ギヤ72は矢印A方向に回転する場合のみパドル入力軸67に駆動力を伝達可能なワンウェイギヤであるため、パドル入力軸67はパドル入力ギヤ72と同方向(矢印A方向)に回転する。
また、パドル入力ギヤ72に連結されたワンウェイギヤ73の大径部73aも矢印A′方向に回転するが、大径部73aは矢印A方向に回転する場合のみ小径部73bに駆動力を伝達可能であるため空転し、ギヤ74は回転しない。これにより、トナーコンテナ攪拌モータ61の駆動力は現像ユニット入力軸62には伝達されない。
画像形成時以外に現像ユニット21の攪拌スクリュー7、8を超低速回転させる場合は、トナーコンテナ攪拌モータ61を逆回転させて、図4に示すようにトナーコンテナモータ駆動軸68を矢印A′方向に回転して駆動力をギヤ69に伝達させる。以下、図3と同様にギヤ70、ギヤ71に順次駆動力が伝達され、パドル入力ギヤ72に矢印A′方向の回転力が付与される。ここで、パドル入力ギヤ72は矢印A方向に回転する場合のみパドル入力軸67に駆動力を伝達可能であるため、ワンウェイギヤ73に駆動力を伝達するアイドルギヤとしてのみ機能し、パドル入力軸67には駆動力は伝達されない。
また、ワンウェイギヤ73の大径部73aは矢印A方向に回転するため、小径部73bも同様に矢印A方向に回転してギヤ74、75に順次駆動力が伝達され、現像入力ギヤ66に矢印A′方向の回転力が付与される。これにより、現像ユニット入力軸62は現像入力ギヤ66と同方向(矢印A′方向)に回転する。一方、現像入力ギヤ66に連結されたワンウェイギヤ65も矢印A方向に回転するが、ワンウェイギヤ65の大径部65aは矢印A′方向に回転する場合のみ小径部65bに駆動力を伝達可能であるため空転し、ギヤ64は回転しない。従って、トナーコンテナ攪拌モータ61の駆動力は現像モータ駆動軸63には伝達されない。
画像形成時に現像ユニット21の攪拌スクリュー7、8を通常回転させる場合は、現像駆動モータ60を回転させて、図5に示すように現像モータ駆動軸63を矢印A方向に回転して駆動力をギヤ64に伝達させる。以下、ギヤ64、ワンウェイギヤ65に順次駆動力が伝達される。ここで、ワンウェイギヤ65の小径部65bは矢印A方向に回転するため、大径部65aも同様に矢印A方向に回転して現像入力ギヤ66に矢印A′方向の回転力が付与され、現像ユニット入力軸62は現像入力ギヤ66と同方向(矢印A′方向)に回転する。
また、現像入力ギヤ66に連結されたギヤ75、74を介してワンウェイギヤ73の小径部73bも矢印A方向に回転するが、小径部73bは矢印A′方向に回転する場合のみ大径部73aに駆動力を伝達可能であるため空転し、パドル入力ギヤ72は回転しない。これにより、現像駆動モータ60の駆動力はパドル入力軸67及びトナーコンテナモータ駆動軸68には伝達されない。
即ち、画像形成時以外はトナーコンテナ攪拌モータ61を用いて現像ユニット21内のトナーを超低速で攪拌するとともに、画像形成時には現像駆動モータ60を用いて現像ユニット21内のトナーを通常速度で攪拌する上記構成とすることにより、回転速度の極端に異なる2つの攪拌パターンを両立させることができる。さらに、ワンウェイギヤ73が空転することにより、画像形成時における攪拌スクリュー7、8の通常回転と攪拌パドル18及び搬送スクリュー19の回転とを同時に行うことができるため、画像形成中のトナーコンテナ44から現像ユニット21へのトナーの補給も現像ユニット21内のトナー量に応じて適宜実施可能となる。
また、いずれの場合においても一方のモータの駆動力は他のモータに伝達されないため、現像駆動モータ60及びトナーコンテナ攪拌モータ61相互間の影響を考慮する必要がなく、モータ制御が簡易なものとなる。なお、現像ユニット入力軸62及びパドル入力軸67の回転方向は一例であり、第1の駆動伝達手段又は第2の駆動伝達手段を構成するギヤ枚数や現像ユニット入力軸62及びパドル入力軸67の配置位置を現像ユニット21及びトナーコンテナ44の構成に応じて適宜選択することにより、任意の回転方向とすることができる。
また、ワンウェイギヤ65、73の配置についても上記配置に限定されるものではなく、例えば図6のように現像入力ギヤ66をワンウェイギヤとし、ワンウェイギヤ65の位置に通常のギヤ76を配置しても良い。画像形成時以外において現像ユニット入力軸62を超低速回転させる場合は、図6(a)に示すようにトナーコンテナモータ駆動軸68を矢印A′方向に回転させることにより、ギヤ69〜75を介して現像入力ギヤ66の小径部66bに矢印A′方向の駆動力が伝達される。
現像ユニット入力軸62は小径部66bに固定されているため、小径部66bと同方向(矢印A′方向)に回転する。ここで、現像入力ギヤ66の小径部66bは矢印A方向に回転する場合のみ大径部66aに駆動力を伝達可能であるため、大径部66aは回転しない。これにより、トナーコンテナ攪拌モータ61の駆動力は現像モータ駆動軸63には伝達されない。
一方、画像形成時において現像ユニット入力軸62を通常回転させる場合は、図6(b)に示すように現像駆動モータ60を矢印A方向に回転させることにより、ギヤ64、76を介して現像入力ギヤ66の大径部66aに矢印A′方向の駆動力が伝達される。ここで、大径部66aは矢印A′方向に回転する場合のみ小径部66bに駆動力を伝達可能であるため、小径部66bも矢印A′方向に回転し、現像ユニット入力軸62は現像入力ギヤ66と同方向(矢印A′方向)に回転する。
このとき、ギヤ75、74を介してワンウェイギヤ73の小径部73bも矢印A方向に回転するが、小径部73bは矢印A′方向に回転する場合のみ大径部73aに駆動力を伝達可能であるため空転し、図5と同様に現像駆動モータ60の駆動力はパドル入力軸67及びトナーコンテナモータ駆動軸68には伝達されない。即ち、トナーコンテナ駆動モータ61の駆動力が現像駆動モータ60に伝達されないためには、現像モータ駆動軸63と現像ユニット入力軸62との間に配置されるいずれかのギヤをワンウェイギヤとすれば良い。なお、図6の構成において、ギヤ64、76を設けずに現像モータ駆動軸63を現像入力ギヤ66の大径部66aに直接連結することもできる。
また、ここでは例示しないが、ワンウェイギヤ73の配置についても全く同様であり、現像入力ギヤ66とパドル入力ギヤ72との間に連結されるいずれかのギヤをワンウェイギヤとすれば、現像駆動モータ60の駆動力がパドル入力軸67及びトナーコンテナ駆動モータ61に伝達されず、トナーコンテナ駆動モータ61によりパドル入力軸67を独立して駆動させることができる。なお、ワンウェイギヤの駆動力伝達方向は、ワンウェイギヤの配置位置や現像ユニット入力軸62及びパドル入力軸67の回転方向に合わせて適宜設定すれば良い。
図7は、本発明の第2実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略図である。第1実施形態の図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、パドル入力ギヤ(ワンウェイギヤ)72をギヤ69に連結することにより、パドル入力軸67を第2の駆動伝達手段とは別個にトナーコンテナモータ駆動軸68に連結し、第1実施形態のパドル入力ギヤ72の位置に通常のギヤ77を配置している。ギヤ69及びパドル入力ギヤ72は、トナーコンテナモータ駆動軸68の回転力をパドル入力軸67に伝達する第3の駆動伝達手段を構成する。
図8は、本発明の第3実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略図である。本実施形態においては、パドル入力ギヤ72を通常のギヤとし、トナーコンテナモータ駆動軸68とパドル入力軸67とをギヤ69、ワンウェイギヤ78、ギヤ79及びパドル入力ギヤ72から成る第3の駆動伝達手段を用いて連結している。ワンウェイギヤ78は、小径部78bが矢印A方向に回転する場合のみ大径部78aに駆動力を伝達可能である。その他の構成は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、図7、図8における各ギヤの回転方向は、図3と同様にトナーコンテナ44の攪拌パドル18に回転力を入力する場合について示している。現像ユニット21内の攪拌スクリュー7、8の超低速回転時、及び通常回転時における各ギヤの回転方向については図4、図5と同様であるため説明は省略する。
第2及び第3実施形態においても第1実施形態と同様に、画像形成時及び非形成時における回転速度の極端に異なる2つの攪拌パターンを両立させることができ、攪拌パドルの回転も別個に行うことができるため画像形成中の現像装置21へのトナーの補給も適宜実施可能となる。また、現像駆動モータ60及びトナーコンテナ攪拌モータ61相互間の影響を考慮する必要もない。
ただし、第3の駆動伝達手段を第2の駆動伝達手段とは別個に設ける必要があり、ギヤ枚数が多くなるため、駆動機構のコンパクト化及び低コスト化の観点からは第1実施形態の方がより好ましい。なお、第2、第3実施形態におけるギヤの配置についても上記配置に限定されるものではなく、例えば図7のパドル入力ギヤ72をトナーコンテナモータ駆動軸68に直接連結させても良く、図8のワンウェイギヤ78に代えて、トナーコンテナモータ駆動軸68とパドル入力ギヤ72との間に連結されるギヤ69又はギヤ79をワンウェイギヤとしても良い。
その他本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記各実施形態では、3枚のワンウェイギヤを用いて駆動力伝達方向を制御しているが、各駆動伝達手段についてそれぞれ2枚以上のワンウェイギヤを配置することもできる。また、ワンウェイギヤに代えて、ワンウェイクラッチを内蔵したギヤを用いても良いし、電磁クラッチによる電流のON/OFFにより所定の回転方向にのみ駆動力を伝達する構成としても良い。
本発明は、現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部により供給された現像剤を担持する現像ローラとを有し、像担持体表面にトナーを付着させてトナー像を形成する現像ユニットと、回転搬送部を所定の回転速度で駆動する第1の駆動手段と、回転搬送部の駆動入力軸と第1の駆動手段の駆動出力軸を連結する第1の駆動伝達手段とを備えた画像形成装置において、回転搬送部を第1の駆動手段よりも低い回転速度で駆動する第2の駆動手段と、回転搬送部の駆動入力軸と第2の駆動手段の駆動出力軸を連結する第2の駆動伝達手段とが設けられており、第1の駆動伝達手段は、第2の駆動手段の駆動力を第1の駆動手段に伝達せず、第2の駆動伝達手段は、第1の駆動手段の駆動力を第2の駆動手段に伝達しないこととする。
これにより、画像形成時には第1の駆動手段を用いて回転搬送部を通常回転させることによりトナー供給を行い、画像形成時以外は第2の駆動手段を用いて回転搬送部を超低速回転させることにより、現像装置内のトナーの流動性を一定に保持してトナー像の品質を安定化する画像形成装置を提供することができる。さらに、一方の駆動手段の駆動力は他の駆動手段に伝達されないため、駆動手段相互の影響を考慮する必要がない。
また、第1の駆動伝達手段及び第2の駆動伝達手段を構成するギヤのうち、それぞれ1つ以上をワンウェイギヤとしたので、第1及び第2の駆動手段から回転搬送部への駆動力の伝達及び遮断が簡易な構成で可能となる。
また、トナーコンテナ内の攪拌パドルを回転する正逆回転可能なトナーコンテナ攪拌モータを第2の駆動手段として用いたので、現像ユニット内の回転搬送部を超低速回転させるための第2の駆動手段を別途設ける必要がなくなり、装置のコンパクト化、低コスト化に貢献する。
また、攪拌パドルの駆動入力軸とトナーコンテナ駆動手段の駆動出力軸を連結する第3の駆動伝達手段を設け、第3の駆動伝達手段を構成するギヤのうち1つ以上をワンウェイギヤとしたので、攪拌パドルの回転時と回転搬送部の回転時とでトナーコンテナ攪拌モータの回転方向を逆転させることにより、攪拌パドル若しくは回転搬送部のいずれか一方に選択的に駆動力を伝達することができる。また、攪拌パドルの駆動入力軸に連結されるパドル入力ギヤをワンウェイギヤとし、第2の駆動伝達手段内のワンウェイギヤとトナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸との間に配置すれば、第3の駆動伝達手段を別途設ける必要がなくなる。
また、第2の駆動手段としてステッピングモータを用いることにより、正逆回転の容易且つ高精度な制御が低コストで可能となる。
は、本発明の画像形成装置に用いられる現像ユニット及びトナーコンテナの概略斜視図である。 は、本発明の画像形成装置に用いられる第1実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略斜視図である。 は、トナーコンテナの攪拌パドルの回転時に第1実施形態の駆動機構により駆動力が伝達される様子を説明する概略図である。 は、画像形成時以外における現像ユニットの攪拌スクリューの超低速回転時に第1実施形態の駆動機構により駆動力が伝達される様子を説明する概略図である。 は、画像形成時における現像ユニットの攪拌スクリューの通常回転時に第1実施形態の駆動機構により駆動力が伝達される様子を説明する概略図である。 は、第1実施形態に係る駆動機構の他の構成例(現像入力ギヤをワンウェイギヤとした例)を示す概略図である。 は、第2実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略斜視図である。 は、第3実施形態の現像ユニット及びトナーコンテナの駆動機構を示す概略斜視図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、従来の現像ユニットの概略斜視図である。 は、従来の現像ユニットの概略側面図(図11(a))及び上方からの概略平面図(図11(b))である。 は、従来のトナーコンテナの平面図である。 は、従来のトナーコンテナの側面断面図である。 は、従来のトナーコンテナを下方向から見た斜視図である。
符号の説明
7 第1攪拌スクリュー(回転搬送部)
8 第2攪拌スクリュー(回転搬送部)
18 攪拌パドル
21 現像ユニット
44 トナーコンテナ
60 現像駆動モータ(第1の駆動手段)
61 トナーコンテナ攪拌モータ(第2の駆動手段)
62 現像ユニット入力軸(駆動入力軸)
63 現像モータ駆動軸(駆動出力軸)
65、73、78 ワンウェイギヤ
66 現像入力ギヤ
67 パドル入力軸(駆動入力軸)
68 トナーコンテナモータ駆動軸(駆動出力軸)
72 パドル入力ギヤ
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部により供給された現像剤を担持する現像ローラと、を有し、像担持体表面にトナーを付着させてトナー像を形成する現像ユニットと、
    前記回転搬送部を所定の回転速度で駆動する第1の駆動手段と、該第1の駆動手段の駆動出力軸と前記回転搬送部の駆動入力軸を連結する第1の駆動伝達手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記回転搬送部を前記第1の駆動手段よりも低い回転速度で駆動する第2の駆動手段と、該第2の駆動手段の駆動出力軸と前記回転搬送部の駆動入力軸を連結する第2の駆動伝達手段とが設けられており、前記第1の駆動伝達手段は、前記第2の駆動手段の駆動力を前記第1の駆動手段に伝達せず、前記第2の駆動伝達手段は、前記第1の駆動手段の駆動力を前記第2の駆動手段に伝達しないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の駆動伝達手段は、前記回転搬送部の駆動入力軸が挿入固定される現像入力ギヤを含む1つ以上のギヤで構成され、前記第2の駆動伝達手段は、前記第2の駆動手段の駆動出力軸と前記現像入力ギヤとを連結する1つ以上のギヤで構成されており、前記第1及び第2の駆動伝達手段を構成するギヤのうちそれぞれ1つ以上を、所定の回転方向にのみ駆動力を伝達するワンウェイギヤとしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像ユニットに供給するトナーを貯留するトナーコンテナを備え、前記第2の駆動手段は、前記トナーコンテナ内に貯留されるトナーの攪拌及び前記現像ユニットへの供給を行う攪拌パドルに回転力を付与する正逆回転可能なトナーコンテナ攪拌モータであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸と前記攪拌パドルの駆動入力軸を連結する第3の駆動伝達手段が設けられており、前記第3の駆動伝達手段は、前記攪拌パドルの駆動入力軸が挿入固定されるパドル入力ギヤを含む1つ以上のギヤから成り、前記第3の駆動伝達手段を構成するギヤのうち1つ以上をワンウェイギヤとしたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記攪拌パドルの駆動入力軸が挿入固定されるパドル入力ギヤを、前記第2の駆動伝達手段内のワンウェイギヤと前記トナーコンテナ攪拌モータの駆動出力軸との間に連結するとともに、前記パドル入力ギヤをワンウェイギヤとしたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の駆動手段は、所定の周期の駆動波形を用いて駆動制御されるステッピングモータであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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