JP5398378B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
従来より、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、シリコン基板の表面にメモリセルを2次元的に集積させることにより作製されてきた。このような半導体記憶装置のビット単価を低減して大容量化を図るためには、メモリセルの高集積化が必要であるが、近年、その高集積化もコスト的、技術的に困難になってきている。
高集積化の限界をブレークスルーする技術として、メモリセルを積層して3次元的に集積させる方法がある。但し、単純に一層ずつ積層して加工していく方法では、積層数の増加に伴って工程数が増加してしまい、コストが増加してしまう。特に、トランジスタ構造をパターニングするためのリソグラフィ工程の増加がコストの増加の主な要因となる。このため、積層化による1ビット当たりのチップ面積の低減は、チップ平面における微細化ほどにはビット単価の低減に繋がらず、大容量化の方法としては問題がある。
この問題に鑑み、本発明者等は、一括加工型3次元積層メモリを提案した(例えば、特許文献1参照。)。この技術においては、シリコン基板上に電極膜と絶縁膜とを交互に積層させて積層体を形成した後、この積層体に貫通ホールを一括加工で形成する。そして、貫通ホールの側面上に電荷蓄積層を形成し、貫通ホールの内部にシリコンピラーを埋設する。これにより、各電極膜とシリコンピラーとの交差部分にメモリトランジスタが形成される。
この一括加工型3次元積層メモリにおいては、各電極膜及び各シリコンピラーの電位を制御することにより、シリコンピラーから電荷蓄積層に対して電荷を出し入れし、情報を記憶させることができる。この技術によれば、積層体を一括加工して貫通ホールを形成しているため、電極膜の積層数が増加してもリソグラフィ工程の回数は増加せず、コストの増加を抑えることができる。
このような一括加工型3次元積層メモリにおいては、メモリトランジスタが3次元的に配列されたセルアレイ部と、このセルアレイ部を駆動する周辺回路部とが設定されており、周辺回路部からセルアレイ部に対して、配線を介して制御用の電位を印加する。そして、このような一括加工型3次元積層メモリを製造する際には、製造工程を簡略化するために、セルアレイ部の下層部分に配置される電極は、周辺回路部に設けられたMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor:金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)のゲート電極と同時に形成することが好ましい。この場合、MOSFETのゲート電極は通常、不純物を添加した半導体材料によって形成されているため、セルアレイ部の下層部分の電極も不純物を添加した半導体材料によって形成されることになる。この結果、電極の抵抗が大きくなってしまうという問題がある。
特開2007−266143号公報
本発明の目的は、セルアレイ部の下層部分の電極周辺回路部のトランジスタのゲート電極抵抗が低い半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、セルアレイ部及び周辺回路部が設定された半導体記憶装置であって、半導体基板と、前記セルアレイ部における前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられたバックゲート電極と、前記バックゲート電極上に設けられ、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された積層体と、前記積層体の積層方向に延び前記積層体を貫く複数本の半導体ピラーと、前記バックゲート電極の内部又は上方に設けられ、1本の前記半導体ピラーの下端部と他の1本の前記半導体ピラーの下端部とを相互に接続する接続部材と、前記電極膜と前記半導体ピラーとの間、及び前記バックゲート電極と前記接続部材との間に設けられた電荷蓄積層と、前記バックゲート電極に電位を印加するバックゲート電極用コンタクトと、前記周辺回路部における前記半導体基板の上層部分に相互に離隔して形成された一対のソース・ドレイン領域と、前記半導体基板上における前記ソース・ドレイン領域間の領域の直上域に設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極に電位を印加するゲート電極用コンタクトと、を備え、前記バックゲート電極及び前記ゲート電極は、下側半導体層と、前記下側半導体層上に設けられた導電体層と、前記導電体層上に設けられた上側半導体層と、を有し、前記接続部材は前記上側半導体層の内部又は上方に設けられており、前記バックゲート電極用コンタクト及び前記ゲート電極用コンタクトは、前記導電体層に接触していることを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の一態様によれば、セルアレイ部及び周辺回路部が設定された半導体記憶装置の製造方法であって、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に下側半導体層、金属シリサイド層及び上側半導体層がこの順に積層された導電膜を形成する工程と、前記導電膜を加工して、前記セルアレイ部にバックゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路部にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板における前記ゲート電極の直下域を挟む領域にソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記セルアレイ部に形成された前記上側半導体層の上面に複数個の凹部を形成する工程と、前記凹部内に犠牲材を埋め込む工程と、前記バックゲート電極上にそれぞれ複数の絶縁膜及び電極膜を交互に積層して積層体を形成する工程と、前記積層体に前記積層体の積層方向に延びる貫通ホールを形成し、各前記犠牲材にそれぞれ2本の前記貫通ホールを到達させる工程と、前記貫通ホールを介してエッチングを行い、前記犠牲材を除去する工程と、前記貫通ホール及び前記凹部の内面上に電荷蓄積層を形成する工程と、前記貫通ホール及び前記凹部の内部に半導体材料を埋め込んで、前記凹部内に接続部材を形成すると共に前記貫通ホール内に半導体ピラーを形成する工程と、前記バックゲート電極の前記金属シリサイド層に到達するバックゲート電極用コンタクトを形成すると共に、前記ゲート電極の前記金属シリサイド層に到達するゲート電極用コンタクトを形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、セルアレイ部の下層部分の電極周辺回路部のトランジスタのゲート電極抵抗が低い半導体記憶装置及びその製造方法を実現することができる。
(a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置を例示する断面図であり、(a)はセルアレイ部のビット線に沿った断面を示し、(b)はセルアレイ部のソース線に沿った断面を示し、(c)はセルアレイ部の端部を示し、(d)は周辺回路部を示す。 本実施形態に係る半導体記憶装置のセルアレイ部を例示する斜視図である。 (a)はセルアレイ部のバックゲート電極を例示する断面図であり、(b)は周辺回路部のトランジスタのゲート電極を例示する断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、(a)はセルアレイ部のビット線に沿った断面を示し、(b)はセルアレイ部のソース線に沿った断面を示し、(c)はセルアレイ部の端部を示し、(d)は周辺回路部を示す。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体記憶装置を例示する断面図であり、(a)はセルアレイ部のビット線方向に沿った断面を示し、(b)はセルアレイ部のソース線に沿った断面を示し、(c)はセルアレイ部の端部を示し、(d)は周辺回路部を示し、
図2は、本実施形態に係る半導体記憶装置のセルアレイ部を例示する斜視図であり、
図3(a)はセルアレイ部のバックゲート電極を例示する断面図であり、(b)は周辺回路部のトランジスタのゲート電極を例示する断面図である。
なお、図2においては、図を見易くするために、主として導電部分のみを示し、絶縁部分の大部分は図示を省略している。また、図3(a)及び(b)においては、シリコン基板、STI、バックゲート電極、ゲート電極及びコンタクトプラグのみを示している。
本実施形態に係る半導体記憶装置の特徴は、メモリトランジスタが3次元的に配列されたメモリアレイ部と、このメモリアレイ部を駆動する周辺回路部とが設けられており、メモリアレイ部の最下層に設けられたバックゲート電極と、周辺回路部に設けられたトランジスタのゲート電極とが、同一の導電膜を加工して形成されており、この導電膜の層構造が、導電体層を一対の半導体層で挟んだ3層構造となっていることである。以下、この半導体記憶装置の構成を詳細に説明する。
図1(a)〜(d)及び図2に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置1においては、シリコン基板11が設けられている。シリコン基板11には、メモリセルが形成されるセルアレイ部CAと、周辺回路が形成される周辺回路部SCとが設定されている。周辺回路部SCはセルアレイ部CAを駆動する部分であり、セルアレイ部CAの周囲に配置されている。
以下、本明細書においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、シリコン基板11の上面に平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向及びY方向とし、X方向及びY方向の双方に対して直交する方向、すなわち各層の積層方向をZ方向とする。
セルアレイ部CAにおいては、シリコン基板11の上層部分に、例えばシリコン酸化物からなるSTI12が形成されており、その上にゲート絶縁膜13が形成されている。また、ゲート絶縁膜13上にはバックゲート電極21が設けられている。バックゲート電極21は、セルアレイ部CAの下層部分の電極である。バックゲート電極21においては、下層側から順に、下側半導体層としてのn型シリコン層15と、導電体層としての金属シリサイド層16と、上側半導体層としてのp型シリコン層17とが積層されている。そして、バックゲート電極21の側面上には、側壁24が設けられている。また、バックゲート電極21のp型シリコン層17内には、上面側から複数の凹部28が形成されている。凹部28の形状は例えば直方体状である。
n型シリコン層15は導電型がn型のポリシリコンからなり、膜厚は例えば60nmであり、不純物として例えばリン(P)が1×1020cm−3程度導入されている。また、金属シリサイド層16はタングステンシリサイドにより形成されている。なお、金属シリサイド層16は、タングステンシリサイド以外の金属シリサイドによって形成されていてもよく、例えば、チタンシリサイド又はニッケルシリサイドによって形成されていてもよい。更に、p型シリサイド層17は導電型がp型のポリシリコンからなり、膜厚は例えば200nmであり、不純物としてボロン(B)が1×1020cm−3程度導入されている。
バックゲート電極21上には、積層体33が例えば2段に積み重ねられている。各積層体33においては、それぞれ複数の絶縁膜31と電極膜32とが交互に積層されており、例えば4層の電極膜32が積層されている。絶縁膜31は例えばシリコン酸化物(SiO)からなり、電極膜32同士を絶縁する層間絶縁膜として機能する。一方、電極膜32における積層体33の端部に配置された部分は、例えばポリシリコンにより形成されており、電極膜32における積層体33の端部以外の部分に配置された部分は、例えばコバルトシリサイドにより形成されている。積層体33における端部以外の部分においては、電極膜32はY方向に沿って分断され、X方向に延びる複数本の制御ゲート電極46となっている。
積層体33においては、積層体33を貫くように、各層の積層方向(Z方向)に延びる複数本の貫通ホール34が形成されている。各貫通ホール34は各段の制御ゲート電極46を貫き、下端はバックゲート電極21に到達している。また、貫通ホール34はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されている。そして、制御ゲート電極46はX方向に延びているため、X方向に配列された貫通ホール34は、同一の制御ゲート電極46を貫いている。一方、Y方向において隣り合う一対の貫通ホール34は、同一の凹部28の両端部に連通されている。これにより、Y方向において隣り合う1対の貫通ホール34と、それらを相互に連通させる凹部28とにより、1本の連続したU字ホール37が形成されている。このように、積層体33内には複数本のU字ホール37が形成されている。
U字ホール37の内面上には、メモリ膜38が連続的に切れ目無く設けられている。メモリ膜38においては、外側から順に、シリコン酸化物からなるブロック絶縁層、シリコン窒化物からなる電荷蓄積層、シリコン酸化物からなるトンネル絶縁層が積層されている。ブロック絶縁層は、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内で電圧が印加されても実質的に電流を流さない層である。電荷蓄積層は電荷を保持する能力がある層であり、例えば、電子のトラップサイトを含む層である。トンネル絶縁層は、通常は絶縁性であるが、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す層である。
また、U字ホール37の内部には、不純物がドープされた半導体材料、例えば、ポリシリコンが埋め込まれている。これにより、U字ホール37の内部にU字ピラー41が設けられている。U字ピラー41のうち、貫通ホール34内に位置する部分はシリコンピラー40となっており、凹部28内に位置する部分は接続部材39となっている。シリコンピラー40の形状はZ方向に延びる柱状であり、例えば円柱状である。また、接続部材39の形状はY方向に延びる直方体状である。U字ピラー41を構成する2本のシリコンピラー40及び1本の接続部材39は一体的に形成されており、従って、U字ピラー41は、その長手方向に沿って切れ目無く連続的に形成されている。更に、U字ピラー41はメモリ膜38によってバックゲート電極21及び制御ゲート電極46から絶縁されている。
積層体33の端部は階段状に加工されている。すなわち、上方から見て、各段の電極膜32はそれより下段の電極膜32の内部に配置されており、各段の電極膜32の端部はそれより上段の電極膜32によって覆われていない。また、最上段の積層体33の上面及び側面、並びに最上段以外の積層体33の側面は、例えばシリコン窒化物からなるエッチングストッパ膜43により覆われている。
一方、周辺回路部SCにおいては、シリコン基板11の上層部分におけるトランジスタ等の素子が形成された領域の間の領域に、STI12が形成されている。また、STI12によって区画された領域のうちの一部に、電界効果トランジスタ25が形成されている。電界効果トランジスタ25においては、シリコン基板11の上面にゲート絶縁膜13が形成されており、その上にゲート電極22が設けられている。ゲート電極22の側面上には、側壁24が設けられている。また、シリコン基板11の上層部分におけるゲート電極22の直下域の両側には、一対のソース・ドレイン領域23が相互に離隔して形成されている。
ゲート電極22の層構造は、バックゲート電極21の層構造と同じである。すなわち、ゲート電極22においても、下層側から順に、n型のポリシリコンからなるn型シリコン層15と、例えばタングステンシリサイドからなる金属シリサイド層16と、p型のポリシリコンからなるp型シリコン層17とが積層されている。
そして、セルアレイ部CA及び周辺回路部SCの双方において、シリコン基板11上には、例えばシリコン酸化物からなる層間絶縁膜44が設けられている。層間絶縁膜44により、積層体33、エッチングストッパ膜43及びゲート電極22が埋め込まれている。
また、最上段の積層体33の上面上であってエッチングストッパ膜43上には、X方向に延びるライン状の選択ゲート電極47が複数本設けられている。選択ゲート電極47は制御ゲート電極46の直上域に配置されている。
層間絶縁膜44上には、選択ゲート電極47を埋め込むように、層間絶縁膜48が設けられている。層間絶縁膜48における貫通ホール34の直上域に相当する部分には貫通ホール49が形成されており、貫通ホール49は貫通ホール34に連通されている。貫通ホール49の側面上には選択ゲート絶縁膜50が形成されている。また、貫通ホール49内の下部にはポリシリコンが埋め込まれることによりU字ピラー41が延伸しており、上部にはプラグ56が埋め込まれている。
層間絶縁膜48の下部には、上方から選択ゲート電極47に接続されたコンタクトプラグ58aが埋設されている。また、層間絶縁膜48の下部及び層間絶縁膜44内には、上方から電極膜32に接続されたコンタクトプラグ58b、上方からバックゲート電極21に接続されたコンタクトプラグ58c、上方からソース・ドレイン領域23に接続されたコンタクトプラグ58d、及び、上方からゲート電極22に接続されたコンタクトプラグ58eが埋設されている。なお、図1にはコンタクトプラグ58bは1本しか示されていないが、実際には電極膜32毎に少なくとも1本のコンタクトプラグ58bが設けられている。
層間絶縁膜48の上部におけるコンタクトプラグ58a〜58eの直上域には、それぞれ配線59a〜59eが埋め込まれており、それぞれコンタクトプラグ58a〜58eに接続されている。また、層間絶縁膜48の上部にはソース線57が埋め込まれており、各U字ピラー41を構成する一対のシリコンピラー40の一方に接続されている。プラグ56、コンタクトプラグ58a〜58e、配線59a〜59e及びソース線57は、チタン膜、チタン窒化膜及びタングステン膜がこの順に積層されて形成されている。
そして、図3(a)に示すように、コンタクトプラグ58cは、バックゲート電極21のp型シリコン層17を貫通し、金属シリサイド層16に接触している。コンタクトプラグ58cはバックゲート電極21に制御電位を印加するバックゲート電極用コンタクトプラグである。同様に、図3(b)に示すように、コンタクトプラグ58eは、ゲート電極22のp型シリコン層17を貫通し、金属シリサイド層16に接触している。コンタクトプラグ58eはゲート電極22に制御電位を印加するゲート電極用コンタクトプラグである。
図1に示すように、層間絶縁膜48上には層間絶縁膜61が設けられている。層間絶縁膜61内には複数のコンタクトプラグ63が埋め込まれている。各コンタクトプラグ63は、プラグ56、配線59a、59b、59d、59eにそれぞれ接続されている。層間絶縁膜61上には層間絶縁膜65が設けられている。層間絶縁膜65内には、コンタクトプラグ63に接続されたビット線67及び配線68が埋め込まれている。ビット線67は、コンタクトプラグ63を介して、各U字ピラー41を構成する一対のシリコンピラー40のうち、ソース線57に接続されていない方のシリコンピラー40に接続されている。従って、U字ピラー41は、ソース線57とビット線67との間に接続されている。
層間絶縁膜65上には層間絶縁膜71が設けられており、層間絶縁膜71内にはビット線67及び配線68に接続されたコンタクトプラグ73が埋め込まれている。層間絶縁膜71上には例えばアルミニウムからなる配線75が設けられており、コンタクトプラグ73に接続されている。層間絶縁膜71上には、配線75を覆うように、保護膜79が設けられている。保護膜79は、下層がシリコン酸化膜77からなり、上層がシリコン窒化膜78からなる二層膜である。
そして、図1乃至図3に示すように、半導体記憶装置1においては、シリコンピラー40がチャネルとして機能し、制御ゲート電極46がゲート電極として機能することにより、シリコンピラー40と制御ゲート電極46との交差部分に、縦型のメモリトランジスタが形成される。各メモリトランジスタは、シリコンピラー40と制御ゲート電極46との間に配置されたメモリ膜38の電荷蓄積層に電子を蓄積することにより、メモリセルとして機能する。積層体33内には、複数本のシリコンピラー40がX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されているため、複数のメモリトランジスタが、X方向、Y方向、Z方向に沿って、3次元的に配列される。
また、バックゲート電極21及び接続部材39によっても、電界効果トランジスタが構成される。すなわち、接続部材39をチャネルとし、バックゲート電極21を制御電極とし、これらの間に配置されたメモリ膜38をゲート絶縁膜とした電界効果トランジスタが構成される。これにより、バックゲート電極21の電位を選択することにより、接続部材39を導通状態とするか非導通状態とするかを切り替えることができ、この結果、U字ピラー41全体の導通状態を制御することができる。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図4〜図23は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、各図の(a)はセルアレイ部のビット線方向に沿った断面を示し、(b)はセルアレイ部のソース線に沿った断面を示し、(c)はセルアレイ部の端部を示し、(d)は周辺回路部を示す。
先ず、図4(a)〜(d)に示すように、シリコン基板11を用意する。シリコン基板11には、セルアレイ部CA及び周辺回路部SCが設けられている。次に、シリコン基板11の上面に、所定の絶縁膜を形成する。具体的には、セルアレイ部CAの全域及び周辺回路部SCにおけるトランジスタ等の素子を形成する領域の境界部分において、シリコン基板11の上層部分にSTI(shallow trench isolation)12を形成する。また、全領域において、シリコン基板11の上面にゲート絶縁膜13を形成する。
次に、例えば、原料ガスとしてSiHガス及びPHガスを使用し、温度を525℃としたCVD(chemical vapor deposition:化学気相成長)法により、リンを1×1020cm−3の濃度で含有したn型のポリシリコンを60nmの厚さに堆積させて、n型シリコン層15を形成する。次に、例えば、原料ガスとしてWFガス及びSiHガスを使用し、温度を390℃としたCVD法により、タングステンシリサイド(WSi)を50nmの厚さに堆積させて金属シリサイド層16を形成する。次に、例えば、原料ガスとしてSiHガス及びBHガスを使用し、温度を525℃としたCVD法により、ボロンを1×1020cm−3の濃度で含有したp型のポリシリコンを200nmの厚さに堆積させて、p型シリコン層17を形成する。
これにより、STI12上又はゲート絶縁膜13上に、下側半導体層としてのn型シリコン層15、導電体層としての金属シリサイド層16、及び上側半導体層としてのp型シリコン層17がこの順に積層された導電膜18が形成される。
なお、n型シリコン層15上に金属層を堆積させ、その後、p型シリコン層17を堆積させた後、熱処理を施して金属層に含まれる金属をその上下のn型シリコン層15及びp型シリコン層17に含まれるシリコンと反応させて、金属層を金属シリサイド層16としてもよい。この場合、金属層をタングステンによって形成した場合は、金属シリサイド層16はタングステンシリサイドによって形成される。金属シリサイド層16の中心部分には、未反応の金属層が残留していてもよい。また、金属層をシリサイド化するための熱処理は、より後の工程において実施してもよい。更に、タングステンの替わりに、チタン(Ti)又はニッケル(Ni)を堆積させてもよい。
次に、図5(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ法によりレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてRIEを施すことにより、セルアレイ部CAにおいて、導電膜18のp型シリコン層17の上面に、複数の凹部28を形成する。凹部28の形状は例えばY方向に延びる直方体形状とし、X方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列させる。また、凹部28はp型シリコン層17の内部に形成し、金属シリサイド層16には到達させない。なお、RIEに用いたレジストパターンは、RIE終了後に適宜除去する。以後の工程においても同様である。
次に、導電膜18上に、例えばシリコン窒化物を堆積させる。このシリコン窒化物は、導電膜18の上面上の他に、凹部28の内部にも埋め込まれる。次に、CMP(chemical mechanical polishing:化学的機械研磨)法又はRIE(reactive ion etching:反応性イオンエッチング)法により導電膜18の上面上からシリコン窒化物を除去し、凹部28内のみに残留させる。これにより、凹部28内に、例えばシリコン窒化物からなる犠牲材29が埋め込まれる。
次に、リソグラフィ法によりレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてRIEを施すことにより、導電膜18をパターニングする。これにより、セルアレイ部CAに導電膜18からなるバックゲート電極21を形成すると共に、周辺回路部SCに導電膜18からなるゲート電極22を形成する。このとき、上述の凹部28は全てバックゲート電極21に配置され、ゲート電極22には配置されない。
次に、ゲート電極22をマスクとしてシリコン基板11の上層部分に対して不純物をイオン注入し、シリコン基板11におけるゲート電極22の直下域を挟む領域に、ソース・ドレイン領域23を形成する。次に、全面に例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜を堆積させる。そして、この絶縁膜をエッチバックして、バックゲート電極21及びゲート電極22の上面上並びにゲート絶縁膜13の上面上から除去すると共に、バックゲート電極21の側面上及びゲート電極22の側面上に残留させることにより、バックゲート電極21及びゲート電極22の側面上に側壁24を形成する。これにより、周辺回路部SCには電界効果トランジスタ25が形成される。その後、バックゲート電極21及びゲート電極22の周囲を絶縁膜26によって埋め込み、上面を平坦化する。
なお、図5(a)〜(d)に示す工程においては、プロセスの順序を逆にしてもよい。すなわち、先に導電膜18をパターニングしてバックゲート電極21及びゲート電極22を形成した後、バックゲート電極21のp型シリコン層17に凹部28を形成してもよい。
次に、図6(a)〜(d)に示すように、セルアレイ部CA及び周辺回路部SCの双方において、それぞれ複数の絶縁膜31及び電極膜32を交互に積層し、積層体33を形成する。絶縁膜31は例えばシリコン酸化膜によって形成し、電極膜32は例えばポリシリコン膜によって形成する。
次に、リソグラフィ法により積層体33上にレジストパターン(図示せず)を形成し、これをマスクとしてRIEを施すことにより、積層体33にその積層方向(Z方向)に延びる貫通ホール34を形成する。このとき、犠牲材29におけるY方向の両端部に、各1本の貫通ホール34を到達させる。すなわち、各犠牲材29にそれぞれ2本の貫通ホール34を到達させる。次に、全面に例えばシリコン窒化物を堆積させ、例えばCMPによって積層体33の上面上から除去することにより、貫通ホール34の内部にシリコン窒化物からなる犠牲材35を埋め込む。犠牲材35は凹部28内の犠牲材29と接触する。
そして、上述の一連の工程、すなわち、絶縁膜31及び電極膜32を交互に堆積させて積層体33を形成し、貫通ホール34を形成し、犠牲材35を埋め込む工程を、必要に応じて複数回繰り返す。このとき、各積層体33に形成された貫通ホール34は相互に連通させる。例えば、図6(a)〜(d)に示す例では、各4層の絶縁膜31及び電極膜32を積層させることによって積層体33を形成し、この積層体33を2段に積んでいる。但し、各積層体33の積層数は4層には限定されず、積層体33の段数も2段には限定されない。各積層体33の積層数の上限は貫通ホール34の加工限界及び犠牲材35の埋め込み限界によって決定されるが、全体として必要な枚数の電極膜32が積層されるように、積層体33の段数を決定すればよい。
次に、図7(a)〜(d)に示すように、例えば熱燐酸溶液を用いてウェットエッチングを施し、貫通ホール34の内部から犠牲材35(図6参照)を除去し、続けて、貫通ホール34を介したエッチングにより、凹部28の内部から犠牲材29(図6参照)を除去する。これにより、各凹部28と、その両端部に連通された一対の貫通ホール34から、U字ホール37が形成される。X方向から見て、U字ホール37の形状はU字形である。その後、稀フッ酸処理により、U字ホール37の内面を洗浄する。
次に、図8(a)〜(d)に示すように、例えば、シリコン酸化層、シリコン窒化層、シリコン酸化層をこの順に堆積させることにより、U字ホール37の内面上及び最上段の積層体33の上面上に、メモリ膜38を形成する。メモリ膜38においては、最初に形成されたシリコン酸化層がブロック絶縁層となり、シリコン窒化層が電荷蓄積層となり、最後に形成されたシリコン酸化層がトンネル絶縁層となる。なお、このとき、U字ホール37をメモリ膜38によって完全には埋め込まず、内部にU字形の空洞を残す。
次に、図9(a)〜(d)に示すように、全面に半導体材料を堆積させる。例えば、CVD法によりシリコンを堆積させる。これにより、凹部28内に直方体形状の接続部材39が埋め込まれ、貫通ホール34の内部に円柱形状のシリコンピラー40が埋め込まれる。このとき、各U字ホール37内に埋め込まれた1本の接続部材39及び一対のシリコンピラー40により、ポリシリコンからなるU字ピラー41が形成される。U字ピラー41は、後の工程において作製されるメモリトランジスタのチャネルとなるものである。
なお、U字ホール37の内面上にはメモリ膜38が連続的に形成されているため、U字ピラー41を形成するにあたり、前処理は不要である。また、シリコンの堆積量は、U字ホール37の内部を完全には埋め込まず、中心に空洞を残す程度とすることが望ましい。これにより、U字ピラー41がパイプ状に形成され、その肉厚、すなわち、ポリシリコン膜の厚さは、凹部28及び貫通ホール34の直径のばらつきに依存せずに一定となる。この結果、メモリトランジスタの特性が安定する。この場合は、U字ピラー41の形成後、パイプ状のU字ピラー41の内表面を酸化し、その後、例えばCVD法によりシリコン酸化物を堆積させて、貫通ホール34の内部をシリコン酸化物(図示せず)によって埋め込む。
次に、図10(a)〜(d)に示すように、例えばRIEを施し、最上段の積層体33の上面上から、シリコン酸化物(図示せず)、ポリシリコン膜及びメモリ膜38を除去すると共に、U字ホール37の上端部内をリセスする。その後、ポリシリコン膜を堆積させて、U字ホール37内のリセス部分を埋め戻し、平坦化処理を施す。このようにして、U字ピラー41と電極膜32との交差部分毎に、メモリトランジスタが形成される。
次に、図11(a)〜(d)に示すように、最上段の積層体33上にセルアレイ部CAを覆うレジストパターン(図示せず)を形成する。そして、このレジストパターンをマスクとしたRIEを行うことにより、積層体33を周辺回路部SCから除去し、セルアレイ部CAのみに残留させる。次に、このレジストパターンのスリミングとこのレジストパターンをマスクとしたRIEとを繰り返すことにより、積層体33の端部を階段状に加工する。これにより、上方(Z方向)から見て、各段の電極膜32の端部がそれより上段の電極膜32によって覆われなくなり、後の工程において、上方から各段の電極膜32に対してコンタクトを到達させることが可能となる。
次に、図12(a)〜(d)に示すように、セルアレイ部CAにおいて、階段状に加工した積層体33を覆うように、例えばシリコン窒化物からなるエッチングストッパ膜43を成膜する。このエッチングストッパ膜43は、後の工程でコンタクトホールを形成する際に、エッチングのストッパとなるものである。次に、セルアレイ部CA及び周辺回路部SCの双方に、層間絶縁膜44を形成する。そして、エッチングストッパ膜43をストッパとしてCMPを施し、層間絶縁膜44の上面を平坦化する。これにより、積層体33の周囲が層間絶縁膜44によって埋め込まれる。また、周辺回路部SCのゲート電極22も層間絶縁膜44によって埋め込まれる。
次に、図13(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ法によりレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとしてRIEを施すことにより、エッチングストッパ膜43及び積層体33に、X方向に延びるライン状の溝45を形成する。溝45は、接続部材39の直上域であって1本の接続部材39に接続された一対のシリコンピラー40間の領域、又は、異なる接続部材39に接続されたY方向において隣り合う一対のシリコンピラー40間の領域を通過するように形成する。また、溝45は、最下段の積層体33における最下層の絶縁膜31の上面まで形成し、接続部材39には到達しないようにする。これにより、電極膜32をX方向に沿って分断し、Y方向に延びる複数本の制御ゲート電極46とする。
次に、図14(a)〜(d)に示すように、少なくともセルアレイ部CAに、制御ゲート電極46をシリサイド化するための金属、例えばコバルト(Co)を、例えばCVD法によって堆積させる。このコバルトは溝45内にも埋め込まれて制御ゲート電極46の加工面と接触する。次に、RTA(rapid thermal anneal:瞬間熱アニール)を行い、制御ゲート電極46に含まれるシリコンを溝45内に埋め込まれたコバルトと反応させる。これにより、制御ゲート電極46における積層体33の端部に配置された部分以外の部分の材料を、コバルトシリサイドに変化させることができる。このようにして、コバルトシリサイドからなる制御ゲート電極46を自己整合的に形成することができる。その後、硫酸と過酸化水素水との混合液を用いて、溝45内及び積層体33上に残留した未反応のコバルトを除去する。
次に、図15(a)〜(d)に示すように、溝45内にシリコン窒化物を堆積させて、少なくとも上部を埋め込む。次に、最上段の積層体33上に形成されたエッチングストッパ膜43上に、タングステンシリサイド膜を形成する。そして、リソグラフィ法及びRIEにより、タングステンシリサイド膜をY方向に沿って分断し、X方向に延びるライン状の選択ゲート電極47を形成する。
次に、図16(a)〜(d)に示すように、全面に層間絶縁膜48を堆積させて選択ゲート電極47を埋め込み、上面をCMPによって平坦化する。次に、リソグラフィ法及びRIEにより、層間絶縁膜48に貫通ホール49を形成する。貫通ホール49は貫通ホール34の直上域に形成し、貫通ホール34に連通させる。
次に、図17(a)〜(d)に示すように、層間絶縁膜48の上面上及び貫通ホール49の内面上に例えばシリコン窒化膜を形成する。次に、RIEを施し、層間絶縁膜48の上面上及び貫通ホール49の底面上からこのシリコン窒化膜を除去すると共に、貫通ホール49の側面上に残留させる。これにより、貫通ホール49の側面上にシリコン窒化物からなる選択ゲート絶縁膜50を形成する。その後、稀フッ酸を用いて貫通ホール49内を洗浄する。
次に、全体に半導体材料、例えば、ポリシリコンを堆積させる。そして、層間絶縁膜48の上面上に堆積されたポリシリコンを除去すると共に、貫通ホール49内の上部に埋め込まれたポリシリコンをリセスすることにより、貫通ホール49内の上部以外の部分に、ポリシリコンを埋め込む。このポリシリコンはU字ピラー39と一体化し、これにより、U字ピラー39が上方に向けて延伸する。この結果、選択ゲート電極47とU字ピラー39の延伸部分との交差部分に、この延伸部分をチャネルとする選択トランジスタが形成される。
次に、図18(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ法及びRIEにより、セルアレイ部CAの端部及び周辺回路部SCに形成された層間絶縁膜48及び層間絶縁膜44の内部に、コンタクトホール52a〜52eを形成する。すなわち、セルアレイ部CAにおいては、選択ゲート電極47に到達するコンタクトホール52a、制御ゲート電極46に到達するコンタクトホール52b、バックゲート電極21に到達するコンタクトホール52cを形成する。また、周辺回路部SCにおいては、ソース・ドレイン領域23に到達するコンタクトホール52d、ゲート電極22に到達するコンタクトホール52eを形成する。このとき、バックゲート電極21に到達するコンタクトホール52c及びゲート電極22に到達するコンタクトホール52eは、p型シリコン層17を貫通して金属シリサイド層16まで到達するように形成する。すなわち、コンタクトホール52c及び52eの底面において、金属シリサイド層16を露出させる。なお、コンタクトホール52a〜52eを形成するためのRIEにおいては、エッチングストッパ膜43をストッパとして使用する。これにより、エッチングの終点を精度よく制御することができる。
次に、図19(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ法及びRIEにより、層間絶縁膜48の上層部分におけるソース線57(図1参照)を形成する予定の領域に、X方向に延びる配線溝53を形成すると共に、コンタクトホール52a〜52eの直上域に、X方向に延びる配線溝54a〜54eをそれぞれ形成する。
次に、図20(a)〜(d)に示すように、全面にチタン膜、チタン窒化膜及びタングステン膜をこの順に堆積させて、3層構造の導電膜を形成する。次に、CMPを施し、この導電膜における層間絶縁膜48の上面上に堆積された部分を除去する。これにより、貫通ホール49の上部、配線溝53、コンタクトホール52a〜52e、配線溝54a〜54eの内部に導電膜が埋め込まれる。この結果、貫通ホール49の上部内にプラグ56が埋設され、配線溝53内にソース線57が埋設され、コンタクトホール52a〜52e内にコンタクトプラグ58a〜58eが埋設され、配線溝54a〜54e内に配線59a〜59eが埋設される。このようにして、コンタクトプラグと配線をデュアルダマシン法により同時に形成する。
次に、図21(a)〜(d)に示すように、層間絶縁膜48上に層間絶縁膜61を形成し、リソグラフィ法及びRIEによりコンタクトホール62を形成する。次に、例えば、チタン膜、チタン窒化膜、タングステン膜をこの順に堆積させて導電膜を形成し、CMP法により層間絶縁膜61の上面上に形成された導電膜を除去することにより、コンタクトホール62内にコンタクトプラグ63を埋設する。一部のコンタクトプラグ63は、ソース線57に接続されていないシリコンピラー40に接続される。また、他のコンタクトプラグ63は、配線59a、59b、59d、59eに接続される。
次に、図22(a)〜(d)に示すように、層間絶縁膜61上に層間絶縁膜65を形成し、リソグラフィ法及びRIEにより層間絶縁膜65に配線溝66を形成する。その後、例えば、タンタル膜、タンタル窒化膜、銅膜をこの順に堆積させて導電膜を形成し、CMPを施し、この導電膜を層間絶縁膜65の上面上から除去する。これにより、配線溝66内にビット線67及び配線68を形成する。ビット線67及び配線68はコンタクトプラグ63に接続される。この結果、各U字ピラー41に属する一対のシリコンピラー40のうち、一方はソース線57に接続され、他方はビット線67に接続される。
次に、図23(a)〜(d)に示すように、層間絶縁膜65上に層間絶縁膜71を形成し、リソグラフィ法及びRIEによりコンタクトホール72を形成する。次に、例えば、チタン膜、チタン窒化膜、アルミニウム銅膜をこの順に堆積させて導電膜を形成し、CMP法により層間絶縁膜71の上面上に形成された導電膜を除去することにより、コンタクトホール72内にコンタクトプラグ73を埋設する。コンタクトプラグ73は、ビット線67及び一部の配線68に接続される。次に、層間絶縁膜71上にアルミニウム膜を形成し、リソグラフィ法及びRIEによりパターニングすることにより、配線75及びボンディングパッド(図示せず)を形成する。
次に、図1(a)〜(d)に示すように、全面にシリコン酸化膜77を堆積させ、その後、全面にシリコン窒化膜78を堆積させる。これにより、シリコン酸化膜77及びシリコン窒化膜78の積層膜からなる保護膜79を形成する。次に、保護膜79におけるボンディングパッド(図示せず)の直上域に形成された部分を除去して、ボンディングパッドを露出させる。このようにして、半導体記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、セルアレイ部CAに設けられたバックゲート電極21と、周辺回路部SCに設けられた電界効果トランジスタ25のゲート電極22とを、共に、n型シリコン層15、金属シリサイド層16、p型シリコン層17がこの順に積層された3層膜により形成している。そして、コンタクトプラグ58cをバックゲート電極21の金属シリサイド層16に接触させ、コンタクトプラグ58eをゲート電極22の金属シリサイド層16に接触させている。これにより、バックゲート電極21及びゲート電極22の配線抵抗を低減すると共に、コンタクトプラグ58cとバックゲート電極21との間の接触抵抗、及びコンタクトプラグ58eとゲート電極22との間の接触抵抗を低減することができる。
また、本実施形態においては、バックゲート電極21及びゲート電極22を同一構成の導電膜18によって形成することにより、バックゲート電極21及びゲート電極22を同時に形成することができる。これにより、半導体記憶装置1の製造工程を簡略化し、製造コストを低減することができる。
更に、本実施形態においては、バックゲート電極21及びゲート電極22を構成する導電膜18において、下側半導体層であるn型シリコン層15の導電型と、上側半導体層であるp型シリコン層17の導電型とを、相互に異ならせている。これにより、n型シリコン層15及びp型シリコン層17の物性を、相互に独立して設計することができる。
すなわち、バックゲート電極21においては、上側半導体層であるp型シリコン層17内に接続部材39が埋め込まれるため、p型シリコン層17の半導体材料としての特性が、接続部材39の導通状態に影響を及ぼす。一方、ゲート電極22においては、下側半導体層であるn型シリコン層15がゲート絶縁膜13を挟んで電界効果トランジスタ25のチャネル領域に対向しているため、n型シリコン層15の半導体材料としての特性が、電界効果トランジスタ25の動作に影響を及ぼす。本実施形態においては、p型シリコン層17を接続部材39を制御するための設計ができると共に、n型シリコン層15を電界効果トランジスタ25を制御するために設計することができる。
より具体的には、本実施形態においては、p型シリコン層17の導電型をp型としているため、バックゲート電極21の仕事関数を高くすることができる。これにより、バックゲート電極21から接続部材39に向けて電子が放出されにくくなり、バックゲート電極21と接続部材39との間に配置されたメモリ膜38に電子が蓄積されることを抑制できる。
すなわち、半導体記憶装置1の消去動作時には、U字ピラー41に制御ゲート電極46及びバックゲート電極21よりも高い電位を印加して、U字ピラー41からメモリ膜38に対して正孔を注入し、メモリ膜38の電荷蓄積膜に蓄積されている電子を対消滅させる。しかし、このとき、条件によっては、制御ゲート電極46及びバックゲート電極21からメモリ膜38に対してトンネル効果によって電子が注入されてしまう。特に、シリコンピラー40は形状が円柱状であるため電界が比較的均一に印加されるが、接続部材39は形状が直方体状であるため角部に電界が集中しやすく、電子が流れやすい。そして、バックゲート電極21と接続部材39との間に配置されたメモリ膜38に電子が蓄積されると、バックゲート電極21及び接続部材39によって構成される電界効果トランジスタの閾値が変動してしまう。この場合、消去動作時にメモリ膜38に蓄積された電子については、これを消去する手段がなく、従って、変動した閾値を初期化する手段がない。
そこで、本実施形態においては、p型シリコン層17の導電型をp型とすることにより、バックゲート電極21における接続部材39が埋め込まれた部分の仕事関数を高くして、電子の放出を抑制している。この結果、電界効果トランジスタの閾値が変動することを防止できる。
一方、周辺回路部SCについては、従来から電界効果トランジスタ25のゲート電極22にはn型のシリコン膜が使用されており、これに合わせて各部が設計されている。このため、既存の設計資源を活用するためには、ゲート電極22の材料にn型のシリコンを用いることが好ましい。
本実施形態においては、バックゲート電極21及びゲート電極22を構成する導電膜18について、バックゲート電極21の特性を決定する上側半導体層にはp型シリコン層17を使用し、ゲート電極22の特性を決定する下側半導体層にはn型シリコン層15を使用している。これにより、上述の電界効果トランジスタの閾値の安定と既存の設計資源の活用との両立を図ることができる。また、n型シリコン層15とp型シリコン層17との間に金属シリサイド層16を介在させ、これに電位を印加することにより、ゲート抵抗を低減すると共に、n型シリコン層15とp型シリコン層17との界面に空乏層が形成されることを防止できる。
なお、バックゲート電極21とゲート電極22とを別の工程で形成し、両電極の層構造を相互に異ならせることも考えられるが、そうすると、工程数が増加し、半導体記憶装置の製造コストが増加してしまう。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。例えば、前述の実施形態においては、接続部材39をバックゲート電極21のp型シリコン層17内に埋め込む例を示したが、バックゲート電極21の電位が接続部材39の導電性に影響を及ぼす範囲であれば、接続部材39をp型シリコン層17上に配置してもよい。
1 半導体記憶装置、11 シリコン基板、12 STI、13 ゲート絶縁膜、15 n型シリコン層、16 金属シリサイド層、17 p型シリコン層、18 導電膜、21 バックゲート電極、22 ゲート電極、23 ソース・ドレイン領域、24 側壁、25 電界効果トランジスタ、26 絶縁膜、28 凹部、29 犠牲材、31 絶縁膜、32 電極膜、33 積層体、34 貫通ホール、35 犠牲材、37 U字ホール、38 メモリ膜、39 接続部材、40 シリコンピラー、41 U字ピラー、43 エッチングストッパ膜、44 層間絶縁膜、45 溝、46 制御ゲート電極、47 選択ゲート電極、48 層間絶縁膜、49 貫通ホール、50 選択ゲート絶縁膜、52a〜52e コンタクトホール、53、54a〜54e 配線溝、56 プラグ、57 ソース線、58a〜58e コンタクトプラグ、59a〜59e 配線、61 層間絶縁膜、62 コンタクトホール、63 コンタクトプラグ、65 層間絶縁膜、66 配線溝、67 ビット線、68 配線、71 層間絶縁膜、72 コンタクトホール、73 コンタクトプラグ、75 配線、77 シリコン酸化膜、78 シリコン窒化膜、79 保護膜、CA セルアレイ部、SC 周辺回路部

Claims (5)

  1. セルアレイ部及び周辺回路部が設定された半導体記憶装置であって、
    半導体基板と、
    前記セルアレイ部における前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられたバックゲート電極と、
    前記バックゲート電極上に設けられ、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された積層体と、
    前記積層体の積層方向に延び前記積層体を貫く複数本の半導体ピラーと、
    前記バックゲート電極の内部又は上方に設けられ、1本の前記半導体ピラーの下端部と他の1本の前記半導体ピラーの下端部とを相互に接続する接続部材と、
    前記電極膜と前記半導体ピラーとの間、及び前記バックゲート電極と前記接続部材との間に設けられた電荷蓄積層と、
    前記バックゲート電極に電位を印加するバックゲート電極用コンタクトと、
    前記周辺回路部における前記半導体基板の上層部分に相互に離隔して形成された一対のソース・ドレイン領域と、
    前記半導体基板上における前記ソース・ドレイン領域間の領域の直上域に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極に電位を印加するゲート電極用コンタクトと、
    を備え、
    前記バックゲート電極及び前記ゲート電極は、
    下側半導体層と、
    前記下側半導体層上に設けられた導電体層と、
    前記導電体層上に設けられた上側半導体層と、
    を有し、
    前記接続部材は前記上側半導体層の内部又は上方に設けられており、
    前記バックゲート電極用コンタクト及び前記ゲート電極用コンタクトは、前記導電体層に接触していることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記下側半導体層の導電型と前記上側半導体層の導電型とが相互に異なることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記下側半導体層の導電型はn型であり、前記上側半導体層の導電型はp型であることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記積層体上に設けられ第1方向に延びる複数本の選択ゲート電極と、
    前記選択ゲート電極と前記半導体ピラーとの間に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記第1方向に延び、前記1本の半導体ピラーの上端部に接続された複数本のソース線と、
    前記第1方向に対して交差する第2方向に延び、前記他の1本の半導体ピラーの上端部に接続された複数本のビット線と、
    をさらに備え、
    前記電極膜は、前記第1方向に延びる複数本の制御ゲート電極に分断されており、
    前記半導体ピラーは、前記第1方向及び前記第2方向に沿ってマトリクス状に配列され、前記選択ゲート電極を貫いていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  5. セルアレイ部及び周辺回路部が設定された半導体記憶装置の製造方法であって、
    半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に下側半導体層、金属シリサイド層及び上側半導体層がこの順に積層された導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜を加工して、前記セルアレイ部にバックゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路部にゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板における前記ゲート電極の直下域を挟む領域にソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    前記セルアレイ部に形成された前記上側半導体層の上面に複数個の凹部を形成する工程と、
    前記凹部内に犠牲材を埋め込む工程と、
    前記バックゲート電極上にそれぞれ複数の絶縁膜及び電極膜を交互に積層して積層体を形成する工程と、
    前記積層体に前記積層体の積層方向に延びる貫通ホールを形成し、各前記犠牲材にそれぞれ2本の前記貫通ホールを到達させる工程と、
    前記貫通ホールを介してエッチングを行い、前記犠牲材を除去する工程と、
    前記貫通ホール及び前記凹部の内面上に電荷蓄積層を形成する工程と、
    前記貫通ホール及び前記凹部の内部に半導体材料を埋め込んで、前記凹部内に接続部材を形成すると共に前記貫通ホール内に半導体ピラーを形成する工程と、
    前記バックゲート電極の前記金属シリサイド層に到達するバックゲート電極用コンタクトを形成すると共に、前記ゲート電極の前記金属シリサイド層に到達するゲート電極用コンタクトを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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