JP2011198963A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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敦之 福本
Fumiki Aiso
史記 相宗
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隆 中尾
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Abstract

【課題】集積度が高い不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置1において、それぞれ複数の絶縁膜15及び電極膜14が交互に積層された積層体MLを設け、積層体ML内に、絶縁膜15及び電極膜14の積層方向に延びるシリコンピラー31を設け、電極膜14とシリコンピラー31との間に電荷蓄積層26を設ける。シリコンピラー31には、シリコンピラー31の全長にわたって設けられ、不純物を含有したシリコンからなる外周部分41と、シリコンピラー31の全長にわたって設けられ、不純物及び酸素を含有したシリコンからなる中心部分42とを設ける。そして、中心部分42の酸素濃度を外周部分41の酸素濃度よりも高くし、中心部分42の組成をSiO(0<x<2)とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に、複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置の高集積化及び低コスト化を図る方法として、一括加工型の積層メモリが注目を浴びている。一括加工型の積層メモリは、半導体基板上に絶縁膜と電極膜とを交互に積層させて積層体を形成した後、リソグラフィ法により積層体に貫通ホールを形成し、貫通ホールの内面上にブロック層、電荷蓄積層及びトンネル層をこの順に形成し、貫通ホール内にシリコンピラーを埋め込むことによって製造される。このような積層メモリにおいては、電極膜とシリコンピラーとの交差部分にメモリトランジスタが形成され、これがメモリセルとなる。これにより、メモリセルを3次元的に集積させることができるため、記憶装置の高集積化及び低コスト化を図ることができる(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような積層メモリにおいても、より一層の高集積化が要求されることが予想される。
特開2009−135324号公報
本発明の目的は、集積度が高い不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された積層体と、前記積層体内に設けられ、前記絶縁膜及び前記電極膜の積層方向に延びるシリコンピラーと、前記電極膜と前記シリコンピラーとの間に設けられた電荷蓄積層と、を備え、前記シリコンピラーは、前記シリコンピラーの全長にわたって設けられ、不純物を含有したシリコンからなる第1部分と、前記シリコンピラーの全長にわたって設けられ、不純物及び酸素を含有したシリコンからなる第2部分と、を有し、前記第2部分の酸素濃度は前記第1部分の酸素濃度よりも高く、前記第2部分の組成はSiO(0<x<2)であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の一態様によれば、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層され、前記絶縁膜及び前記電極膜の積層方向に延びる貫通ホールが形成された積層体を形成する工程と、前記貫通ホールの内面上に電荷蓄積層を形成する工程と、前記貫通ホールの内面上に不純物を導入しながらシリコンを堆積させて、前記貫通ホール内の全長にわたって外周部分を形成し、前記外周部分の内面上に不純物及び酸素を導入しながらシリコンを堆積させて、前記貫通ホール内の全長にわたって中心部分を形成する工程と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、集積度が高い不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を実現することができる。
本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する斜視図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する断面図である。 図2に示す領域Bを示す一部拡大断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 (a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。 本実施形態の比較例に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する斜視図であり、
図2は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する断面図であり、
図3は、図2に示す領域Bを示す一部拡大断面図である。
なお、図1においては、図示の便宜上、原則として導電部分のみを示し、絶縁部分は省略している。
先ず、本実施形態の特徴部分を概略的に説明する。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴は、電極膜と絶縁膜とが交互に積層された積層体内に複数本のシリコンピラーが設けられた3次元積層型のフラッシュメモリにおいて、シリコンピラーが同心状の二重構造となっていることである。すなわち、各シリコンピラーにおいて、その中心軸を含む中心部分と、中心部分の周囲を囲む外周部分とが設けられている。中心部分及び外周部分は、それぞれ、シリコンピラーの全長にわたって延びている。シリコンピラーの外周部分は、不純物、例えばリンを含有したシリコンによって形成されており、半導体部分として機能する。すなわち、外周部分は、その近傍に配置された電極膜の電位に応じて、反転層が形成されて電流を流したり、空乏層が形成されて電流を遮断したりする。一方、シリコンピラーの中心部分は、不純物及び酸素を含有したシリコンによって形成されており、中心部分の酸素濃度は、単体のシリコン(Si)と二酸化珪素(SiO)との間である。これにより、中心部分は、外周部分よりも高抵抗な半導体部分として機能する。すなわち、中心部分は、外周部分から伸びてきた空乏層を停止させて各メモリトランジスタのしきい値を安定させると共に、ある程度の駆動電流を流すことができる。この結果、本実施形態によれば、不揮発性半導体記憶装置を高集積化してシリコンピラーを細くしても、メモリセルのしきい値を安定させつつ、駆動電流を確保することができる。
以下、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1(以下、単に「装置1」ともいう)においては、シリコン基板10が設けられている。シリコン基板10には、メモリセルが形成されるメモリセル領域と、メモリセル領域の周囲に配置され、周辺回路が形成される周辺回路領域(図示せず)とが設定されている。周辺回路はメモリセルに対してデータの書込、読出及び消去を行う回路である。
メモリセル領域においては、シリコン基板10上に絶縁膜11が設けられており、その上に導電膜、例えば、不純物がドープされたポリシリコン膜12が形成されており、これがバックゲート電極BGとなっている。バックゲート電極BG上には、それぞれ複数の電極膜14と絶縁膜15とが交互に積層されて、積層体MLが構成されている。電極膜14は例えば不純物がドープされたシリコンによって形成されている。なお、電極膜14は、窒化タンタル又は金属及びシリコンを主成分とするシリケートによって形成されていてもよい。この場合、金属は例えばニッケル又はタングステン等である。絶縁膜15は例えばシリコン酸化物により形成されており、電極膜14同士を絶縁している。電極膜14及び絶縁膜15の膜厚は、それぞれ、例えば50nm(ナノメートル)程度である。なお、図1及び図2等においては、電極膜14の段数が4である例が示されているが、本発明はこれに限定されない。
以下、本明細書においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、シリコン基板10の上面に平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向及びY方向とし、X方向及びY方向の双方に対して直交する方向、すなわち各層の積層方向をZ方向とする。
図1及び図2に示すように、積層体MLには、Z方向に延びる複数本の貫通ホール21が、X方向及びY方向に沿ってマトリクス状に形成されている。各貫通ホール21は積層体MLを貫き、その下端はバックゲート電極BGに到達している。貫通ホール21の形状は例えば円柱状である。
また、積層体MLには、貫通ホール21の間に、X方向に延びる複数本の溝54が形成されている。溝54は積層体MLの最下層の絶縁膜15に到達しているが積層体MLを貫いてはいない。電極膜14は溝54によってY方向に沿って分断され、X方向に延びる複数本の制御ゲート電極CGとなっている。
また、バックゲート電極BGの上層部分内には、1本の貫通ホール21の下端部を、この貫通ホール21から見てY方向に1列分離隔した他の1本の貫通ホール21の下端部に連通させるように、連通孔22が形成されている。これにより、Y方向において隣り合う1対の貫通ホール21と、それらを相互に連通させる連通孔22とにより、1本の連続したU字孔23が形成されている。積層体ML内には、複数本のU字孔23が形成されている。
U字孔23の内面上には、メモリ膜24が設けられている。メモリ膜24においては、外側から順に、絶縁性のブロック層25、電荷蓄積層26、絶縁性のトンネル層27が積層されている。ブロック層25はバックゲート電極BG、制御ゲート電極CG及び絶縁膜15に接している。ブロック層25は、装置1の駆動電圧の範囲内で電圧が印加されても実質的に電流を流さない層であり、例えば、アルミニウム及び酸素を主成分とするアルミナによって形成されている。なお、ブロック層25は、シリコン及び酸素を主成分とするシリコン酸化物によって形成されていてもよく、シリコン、酸素及び窒素を主成分とするシリコン酸窒化物によって形成されていてもよい。
電荷蓄積層26は、電荷を蓄積する能力がある層であり、例えば、トラップサイトを含む層であり、例えば、シリコン及び窒素を主成分とするシリコン窒化物により形成されている。なお、電荷蓄積層26はハフニウム及び酸素を主成分とするハフニウム酸化物により形成されていてもよい。トンネル層27は、通常は絶縁性であるが、装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す膜であり、例えば、シリコン及び酸素を主成分とするシリコン酸化物により形成されている。ブロック層25、電荷蓄積層26及びトンネル層27の厚さは、例えば、それぞれ2〜8nmである。
また、U字孔23の内部には、不純物がドープされたシリコンが埋め込まれている。これにより、U字孔23の内部には、U字シリコン部材33が設けられている。U字シリコン部材33のうち、貫通ホール21内に位置する部分はシリコンピラー31となっており、連通孔22内に位置する部分は接続部材32となっている。シリコンピラー31の形状はZ方向に延びる柱状であり、例えば円柱状である。また、接続部材32の形状はY方向に延びる柱形であり、例えば四角柱形である。U字シリコン部材33を構成する2本のシリコンピラー31及び1本の接続部材32は一体的に形成されており、従って、U字シリコン部材33は、その長手方向に沿って切れ目無く連続的に形成されている。更に、U字シリコン部材33は、メモリ膜24によってバックゲート電極BG及び制御ゲート電極CGから絶縁されている。
そして、図3に示すように、装置1においては、U字シリコン部材33が同心状の二重構造となっている。すなわち、U字シリコン部材33には、外周部分41及び中心部分42が設けられている。外周部分41は、U字孔23の内面上に形成され、トンネル層27に接し、その内側にU字シリコン部材33の中心軸に沿った空洞45を形成している。従って、外周部分41の形状はU字パイプ状である。また、外周部分41はU字シリコン部材33の全長にわたって設けられている。すなわち、外周部分41の一部はシリコンピラー31の外周部分となっており、残部は接続部材32の外周部分となっている。一方、中心部分42は、外周部分41が形成する空洞45内に埋め込まれている。従って、中心部分42の形状はU字シリコン部材33の中心軸を含むU字形である。中心部分42はU字シリコン部材33の全長にわたって設けられている。すなわち、中心部分42の一部はシリコンピラー31の中心部分となっており、残部は接続部材32の中心部分となっている。
外周部分41は不純物を含有したシリコンによって形成されており、例えば、リンを含有したポリシリコンによって形成されている。一方、中心部分42は、不純物及び酸素を含有したシリコンによって形成されており、例えば、リン及び酸素を含有したポリシリコンによって形成されている。中心部分42の酸素濃度は外周部分41の酸素濃度よりも高く、単体のシリコン(Si)と二酸化珪素(SiO)との間である。すなわち、中心部分42の組成を組成式で表すと、SiO(0<x<2)である。このため、中心部分42の抵抗率は、外周部分41の抵抗率よりも高い。中心部分42の酸素濃度は、例えば10質量%程度である。中心部分42の酸素濃度は、例えば、SIMS(Secondary Ionization Mass Spectrometer:二次イオン質量分析計)によって測定することができる。
また、図1及び図2に示すように、積層体ML上には、絶縁膜16、導電膜17及び絶縁膜18がこの順に成膜されている。絶縁膜16は例えばシリコン酸化物からなり、溝54内にも埋め込まれている。導電膜17は例えばポリシリコンからなり、Y方向に沿って分断され、X方向に延びる複数本の選択ゲート電極SGとなっている。選択ゲート電極SGは、X方向に沿って配列されたシリコンピラー31の列毎に設けられている。絶縁膜18は例えばシリコン酸化物からなる。
絶縁膜16、選択ゲート電極SG及び絶縁膜18には、複数の貫通ホール51が形成されている。各貫通ホール51は各貫通ホール21の直上域に形成されており、各貫通ホール21に連通されている。選択ゲート電極SGはX方向に延びているため、X方向に配列された複数の貫通ホール51は、同一の選択ゲート電極SGを貫いている。貫通ホール51の内面上には、ゲート絶縁膜28が形成されている。また、貫通ホール51の内部には、例えばポリシリコンが埋め込まれており、シリコンピラー34となっている。シリコンピラー34の形状は、Z方向に延びる柱形であり、例えば円柱形である。シリコンピラー34の下端部は、その直下域に形成されたシリコンピラー31の上端部に接続されている。そして、U字シリコン部材33と、その上端部に接続された1対のシリコンピラー34により、U字ピラー30が構成されている。
Y方向に沿って配列された複数本のシリコンピラー31は相互に異なる制御ゲート電極CGを貫いており、Y方向に配列された複数本のシリコンピラー34は相互に異なる選択ゲートSGを貫いている。一方、X方向に沿って配列された複数本のシリコンピラー31は共通の制御ゲート電極CGを貫いており、X方向に沿って配列された複数本のシリコンピラー34は共通の選択ゲートSGを貫いている。
絶縁膜18上には絶縁膜19が設けられており、絶縁膜19上には、X方向に延びるソース線SLが設けられている。ソース線SLは、Y方向に沿って連続して配列された4本の選択ゲート電極SGからなる各組において、連続して配列された2本の選択ゲート電極SGの直上域に配置されており、残りの2本の選択ゲート電極SGの直上域には配置されていない。また、絶縁膜19上には、ソース線SLを覆うように絶縁膜20が設けられており、絶縁膜20上には、Y方向に延びる複数本のビット線BLが設けられている。ソース線SL及びビット線BLは、それぞれ金属により形成されている。
各U字ピラー30に属する1対のシリコンピラー34のうち、1本のシリコンピラー34は絶縁膜19内に埋設されたソースプラグSPを介してソース線SLに接続されており、他の1本のシリコンピラー34は絶縁膜19及び20内に埋設されたビットプラグBPを介してビット線BLに接続されている。従って、U字ピラー30は、ビット線BLとソース線SLとの間に接続されている。そして、X方向に配列されたU字ピラー30は、共通のソース線に接続され、相互に異なるビット線BLに接続されている。一方、Y方向に配列されたU字ピラー30は、2本1組で各ソース線SLに接続され、共通のビット線BLに接続されている。
そして、装置1においては、制御ゲート電極CGがゲート電極として機能し、シリコンピラー31における制御ゲート電極CGを貫く部分がチャネルとして機能することにより、シリコンピラー31と制御ゲート電極CGとの交差部分に、それぞれ、MONOS(metal-oxide-nitride-oxide-silicon)型のメモリトランジスタが形成される。各メモリトランジスタは、シリコンピラー31と制御ゲート電極CGとの間に配置された電荷蓄積層26に電子を蓄積することにより、データを記憶する。そして、装置1においては、積層体ML内に複数本のシリコンピラー31がX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されているため、複数のメモリセルが、X方向、Y方向、Z方向に沿って、3次元的に配列される。
また、シリコンピラー34と選択ゲート電極SGとの交差部分には、シリコンピラー34をチャネルとし、選択ゲート電極SGをゲート電極とし、ゲート絶縁膜28をゲート絶縁膜とした選択トランジスタが形成される。更に、接続部材32とバックゲート電極BGとの間にはメモリ膜24が介在するため、接続部材32をチャネルとし、バックゲート電極BGをゲート電極とし、メモリ膜24をゲート絶縁膜としたバックゲートトランジスタが形成される。すなわち、バックゲート電極BGは、電界によって接続部材32の導通状態を制御する電極として機能する。この結果、各U字ピラー30に沿って、ビット線BLとソース線SLとの間に接続されたメモリストリングが構成される。メモリストリングにおいては、両端部に選択トランジスタが設けられ、中央部にバックゲートトランジスタが設けられ、各選択トランジスタとバックゲートトランジスタとの間に、複数のメモリトランジスタが接続される。
次に、このように構成された装置1の駆動方法について簡単に説明する。
メモリセルにデータを書き込む際には、制御ゲート電極CGの電位をシリコンピラー31の電位よりも高くすることにより、シリコンピラー31から電荷蓄積層26に電子を注入する。一方、データを消去する際には、制御ゲート電極CGの電位をシリコンピラー31の電位よりも低くすることにより、シリコンピラー31から電荷蓄積層26に正孔を注入して、電荷蓄積層26に蓄積されている電子と対消滅させる。また、データを読み出す際には、メモリトランジスタのしきい値を検出することにより、電荷蓄積層26に電子が蓄積されているか否かを判定する。
次に、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図4〜図8は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する図であり、各図の(a)は工程平面図であり、各図の(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図であり、
図9〜図12は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、図8(b)に示す領域Bに相当する領域を示し、
図13〜図16は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する図であり、各図の(a)は工程平面図であり、各図の(b)は(a)に示すA−A’線による工程断面図である。
先ず、図4(a)及び(b)に示すように、シリコン基板10を用意する。そして、メモリセル領域において、シリコン基板10上に絶縁膜11を形成する。次に、絶縁膜11上に、導電膜としてのポリシリコン膜12を堆積させる。次に、メモリセル領域において、ポリシリコン膜12の上層部分に対してフォトリソグラフィ及びRIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)を行い、ポリシリコン膜12の上面にY方向に延びる短冊状の溝52を複数本形成する。溝52はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列させる。溝52は、ポリシリコン膜12の上面に形成された凹部である。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、例えば、CVD法(Chemical Vapor Deposition法:化学気相成長法)によりシリコン窒化膜を堆積させることにより、ポリシリコン膜12上に犠牲膜53を成膜する。このとき、犠牲膜53は溝52内にも埋め込まれる。次に、犠牲膜53をリセスして、ポリシリコン膜12上から除去し、溝52の内部のみに残留させる。
次に、図6(a)及び(b)に示すように、ポリシリコン膜12上に、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜15と、例えばポリシリコンからなる電極膜14とを、交互に堆積させて、積層体MLを形成する。このとき、電極膜14の膜厚及び絶縁膜15の膜厚を、例えばそれぞれ50nmとする。なお、電極膜14は、金属又は金属シリサイドによって形成してもよい。
次に、図7(a)及び(b)に示すように、例えばRIEにより、積層体MLにZ方向に延びる複数本の貫通ホール21を一括で形成する。貫通ホール21はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列させる。また、貫通ホール21の底部は溝52内に埋め込まれた犠牲膜53の両端部に到達するようにする。これにより、各犠牲材53に対して、それぞれY方向において隣り合う2本の貫通ホール21を到達させる。更に、Z方向から見て、貫通ホール21の形状は円形とする。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、貫通ホール21を介してウェットエッチングを行い、溝52内の犠牲膜53(図7参照)を除去する。これにより、溝52が連通孔22となり、連通孔22とその両端部に連通された2本の貫通ホール21により、1本の連続したU字孔23が形成される。
次に、図9に示すように、例えばALD(atomic layer deposition:原子層堆積)法により、例えばシリコン窒化物からなる反応防止層(図示せず)を形成した後、例えば、アルミナを2〜8nmの厚さに堆積させて、ブロック層25を形成し、例えばシリコン窒化物を2〜8nmの厚さに堆積させて、電荷蓄積層26を形成し、シリコン酸化物を2〜8nmの厚さに堆積させて、トンネル層27を形成する。これにより、U字孔23の内面上の全面に、反応防止層を介してブロック層25、電荷蓄積層26及びトンネル層27がこの順に積層されて、メモリ膜24が形成される。
以下、図10〜図12に示す工程は、同一のCVD装置によって、途中でチャンバーを大気開放せずに行う。
すなわち、図10に示すように、CVD法により、トンネル層27上に、ノンドープのアモルファスシリコン層46を堆積させる。このCVDは、主原料ガスをジシラン(Si)ガスとし、温度を例えば400〜440℃とする条件によって行う。アモルファスシリコン層46の厚さは、例えば1〜2nmとする。
次に、例えば水素雰囲気中で、温度を例えば490〜550℃まで昇温させる。
次に、図11に示すように、CVD法により、アモルファスシリコン層46上に、不純物としてリンを含むアモルファスシリコン層47を堆積させる。このCVDは、主原料ガスをシラン(SiH)ガスとし、リンをドープするための導入ガスをホスフィン(PH)ガスとし、温度を例えば490〜550℃とする条件によって行う。このとき、アモルファスシリコン46及び47によってはU字孔23内を完全には埋め込まないようにし、U字孔23の中心軸に沿って空洞45を残す。アモルファスシリコン層46及び47により、上述の外周部分41が形成される。
次に、図12に示すように、CVD法により、アモルファスシリコン層47上に、リン及び酸素を含むアモルファスシリコン層を堆積させて、空洞45内を埋め込む。このCVDは、主原料ガスをシラン(SiH)ガスとし、リンをドープするための導入ガスをホスフィン(PH)ガスとし、酸素をドープするための導入ガスを一酸化二窒素(NO)ガスとする条件によって行う。このとき、例えば、シランガスの流量は800sccmとし、ホスフィンガスの流量は100sccmとし、一酸化二窒素ガスの流量は50sccmとする。これにより、空洞45内に中心部分42が形成される。外周部分41及び中心部分42により、U字シリコン部材33が形成される。
このようにして、図13(a)及び(b)に示すように、U字孔23内にU字シリコン部材33が形成される。U字シリコン部材33は、貫通ホール21内に埋め込まれた1対のシリコンピラー31と、連通孔22内に埋め込まれた1本の接続部材32とから構成される。
次に、図14(a)及び(b)に示すように、積層体MLを例えばRIEによって加工し、積層体MLに溝54を形成する。溝54は、接続部材32に接続された2本のシリコンピラー31の間の領域をつなぐようにX方向に延び、最下層の絶縁膜15まで到達するように形成する。これにより、電極膜14を、X方向に延びる複数本の制御ゲート電極CGに分断する。
次に、図15(a)及び(b)に示すように、積層体ML上に絶縁膜16を堆積させて平坦化する。絶縁膜16は溝54内にも埋め込まれる。次いで、例えばアモルファスシリコンからなる導電膜17を堆積し、エッチングしてメモリセル領域のみに残留させる。
次に、例えば、導電膜17上にレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクとしたエッチングとレジスト膜のスリミングとを繰り返すことにより、積層体MLを階段状に加工する。これにより、上方(Z方向)から見て、各段の制御ゲート電極CGのX方向両端部がそれより上段の制御ゲート電極CGによって覆われなくなり、後の工程において、上方から各段の制御ゲート電極CGに対してコンタクトを形成することが可能となる。次に、階段状に加工した積層体MLを覆うように、例えばシリコン窒化物からなるエッチングストッパ膜(図示せず)を成膜し、その上に層間絶縁膜(図示せず)を形成し、上面を平坦化する。これにより、積層体MLの周囲が層間絶縁膜によって埋め込まれる。
その後、導電膜17上に絶縁膜18を形成する。そして、絶縁膜18、導電膜17及び絶縁膜16を貫通し、積層体ML内の貫通ホール21の上端に到達するように、貫通ホール51を形成する。
次に、図16(a)及び(b)に示すように、全面に絶縁膜を堆積させ、アモルファスシリコンを堆積させる。そして、アモルファスシリコン及び絶縁膜をエッチバックして、貫通ホール51内にのみ残留させる。これにより、貫通ホール51の内面上にゲート絶縁膜28が形成されると共に、アモルファスシリコンが埋め込まれる。次に、温度が例えば600℃の熱処理を行い、貫通ホール51内のアモルファスシリコンを結晶化させてポリシリコンとする。これにより、貫通ホール51内にシリコンピラー34が形成される。シリコンピラー34はシリコンピラー31に接続される。
次に、絶縁膜18及び導電膜17に対してRIE等の加工を行い、Y方向において隣り合うシリコンピラー34間の領域に、X方向に延びる溝55を形成する。これにより、導電膜17をY方向に沿って分断し、X方向に延びる複数本の選択ゲート電極SGを形成する。その後、熱処理を行い、各部のアモルファスシリコンを結晶化させて、ポリシリコンとすると共に、シリコン部分に導入した不純物を活性化させる。これにより、U字シリコン部材33の外周部分41及び中心部分42を形成するリンがドープされたアモルファスシリコンも、n形のポリシリコンとなる。
次に、図1及び図2に示すように、絶縁膜18上に絶縁膜19を形成し、絶縁膜19内にソースプラグSPを埋設すると共に、絶縁膜19上にX方向に延びるソース線SLを形成する。このとき、ソース線SLはソースプラグSPを介して、一部のシリコンピラー34に接続される。また、積層体MLの周囲に設けられた層間絶縁膜(図示せず)に、上方から各制御ゲート電極CG及び各選択ゲート電極SGに接続されるコンタクト(図示せず)を形成する。次に、絶縁膜19上に、ソース線SLを覆うように絶縁膜20を形成する。次に、絶縁膜20及び19内にビットプラグBPを埋設すると共に、絶縁膜20上にY方向に延びるビット線BLを形成する。このとき、ビット線BLはビットプラグBPを介して、残りのシリコンピラー34のドレイン拡散層に接続される。これにより、不揮発性半導体記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1においては、シリコンピラー31の外周部分41が不純物を含有したシリコンによって形成されているため、半導体部分として機能し、シリコンピラー31の各部分を囲む制御ゲート電極CGの電位に応じて、反転層が形成されて電流を流したり、空乏層が形成されて電流を遮断したりする。これにより、メモリトランジスタを実現することができる。このとき、シリコンピラー31の中心部分42は、不純物及び酸素を含有したシリコンによって形成されているため、外周部分41よりも抵抗が高い半導体部分として機能する。これにより、外周部分41の外周面において発生し、シリコンピラー31の中心に向かって伸びる空乏層が、中心部分42において停止する。この結果、各メモリトランジスタのカットオフ特性が劣化せず、しきい値が安定する。また、中心部分42を形成するシリコンは、完全には酸化されておらず、且つ不純物を含有しているため、ある程度の電流を流す。このため、不揮発性半導体記憶装置1を微細化しても、駆動電流が減少して動作が不安定になることを防止できる。この結果、本実施形態によれば、集積度が高い不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、本実施形態においては、図10〜図12に示す工程において、シリコンピラー31の外周部分41及び中心部分42を、共にCVD法によってシリコンを堆積させることによって形成している。このため、外周部分41及び中心部分42を、同一のCVD装置を使用して途中でチャンバーを大気開放することなく、形成することができる。このため、装置1を微細化し、外周部分41を薄くしても、外周部分41が大気と接触することによりマイグレーションを起こし、分断されることがない。この結果、装置1の歩留まりを向上させることができる。
更に、本実施形態においては、図10に示す工程において、アモルファスシリコン層46を形成している。アモルファスシリコン層46は、ジシラン(Si)を主原料としたCVD法により、比較的低い温度、例えば400〜440℃で堆積されているため、トンネル層27上で凝集しにくく、高い被覆率で成膜される。そして、このアモルファスシリコン層46は、引き続き実施されるシラン(SiH)を主原料としたアモルファスシリコン層47の成膜に際して、シード層となる。この結果、外周部分41をU字孔23の内面上に均一に形成することができる。
更にまた、本実施形態においては、図12に示す工程において、CVD法により中心部分42を形成する際に、CVD装置への一酸化二窒素(NO)ガスの流量を調整することにより、中心部分42の抵抗率を制御することができる。すなわち、一酸化二窒素ガスの流量を多くすれば、中心部分42を形成するシリコン中の酸素濃度が増大して抵抗率が上昇し、カットオフ特性が向上する。一方、一酸化二窒素ガスの流量を少なくすれば、中心部分42中の酸素濃度が減少して抵抗率が低下し、シリコンピラー31を流れる駆動電流が増加する。なお、一酸化二窒素ガスの導入量の上限は、シランガスの導入量との流量比が1:1となる程度である。この場合は、中心部分42をほぼ絶縁性とすることができる。このように、本実施形態によれば、装置1の設計に合わせて、カットオフ特性と駆動電流のバランスを最適化することができる。
なお、本実施形態においては、図12に示す工程において、シリコン層中に酸素を導入するためのガスとして一酸化二窒素(NO)ガスを用いる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、酸素ガス(O)を用いてもよい。また、本実施形態においては、シリコン層に不純物としてリンを導入する例を示したが、本発明はこれに限定されず、シリコンに対してドナー又はアクセプタとして作用する元素であればよい。
次に、本実施形態の比較例について説明する。
図17は、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する断面図である。
図17に示すように、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置101においては、シリコンピラー131に外周部分41及び中心部分142が設けられており、中心部分142がシリコン窒化物(SiN)によって形成されている。
本比較例に係る製造方法においては、図4〜図9に示すように、積層体MLにU字孔23を形成し、このU字孔23の内面上にメモリ膜24を形成する。次に、図10及び図11に示すように、シリコン堆積用のCVD装置を使用して、メモリ膜24上にアモルファスシリコン層46及び47を堆積させて、外周部分41を形成する。次に、中間構造体をこのシリコン堆積用のCVD装置から取り出し、シリコン窒化物堆積用のCVD装置に装入する。そして、このシリコン窒化物堆積用のCVD装置を使用して、U字孔23内にシリコン窒化物(SiN)を堆積させて、中心部分142を形成する。
本比較例においては、外周部分41を形成した後、中間構造体をCVD装置から取り出している。このため、外周部分41が大気に接触することにより、外周部分41にマイグレーションが発生し、段切れしてしまう。これにより、シリコンピラーに電流が流れなくなり、装置101が不良となってしまう。また、本比較例においては、中心部分142が絶縁性のシリコン窒化物によって形成されているため、中心部分142には駆動電流が流れない。このため、駆動電流が不足する可能性がある。これらの問題は、装置101を微細化していくと、より顕著となる。すなわち、装置101を微細化すると、外周部分41の厚さも薄くなり、段切れがより発生しやすくなる。また、段切れが発生しない場合でも、外周部分41を薄くすることにより、外周部分41の電気抵抗が増加する。更に、外周部分41を薄くすることにより、外周部分41を形成するポリシリコンの結晶性が劣化し、抵抗率も増加する。シリコン窒化物(SiN)の代わりにシリコン酸化物(SiO)によって中心部分142を形成しても、同様な問題が発生する。
次に、本実施形態の参考例について説明する。
本参考例においては、同一のCVD装置により、シリコンからなる外周部分41及びシリコン窒化物(SiN)からなる中心部分142を、途中で大気開放することなく、形成する。この場合は、外周部分41にマイグレーションが発生することがなく、段切れすることがない。また、図10に示すように、ジシラン(Si)を主原料としたCVD法によりアモルファスシリコン層46を形成した後、図11に示すように、シラン(SiH)を主原料としたCVD法によりアモルファスシリコン層47を形成することにより、アモルファスシリコン層46がシード層となり、外周部分41の被覆性が向上する。また、本参考例によれば、本実施形態の効果のうち、中心部分142に駆動電流を流す効果は得られないものの、外周部分41から伸張する空乏層を停止させてしきい値を均一化する効果は得ることができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。例えば、前述の実施形態においては、不揮発性半導体記憶装置が、U字シリコン部材33が設けられたU字型の装置である例を示したが、本発明はこれに限定されず、不揮発性半導体記憶装置は、積層体MLの下方にバックゲート電極BGの代わりにソース線が設けられ、各シリコンピラーの上端がビット線に接続され、下端がソース線に接続されたI字型の装置であってもよい。
1、101 不揮発性半導体記憶装置、10 シリコン基板、11 絶縁膜、12 ポリシリコン膜、14 電極膜、15、16、18、19、20 絶縁膜、17 導電膜、21 貫通ホール、22 連通孔、23 U字孔、24 メモリ膜、25 ブロック層、26 電荷蓄積層、27 トンネル層、28 ゲート絶縁膜、30 U字ピラー、31、131 シリコンピラー、32 接続部材、33 U字シリコン部材、34 シリコンピラー、41 外周部分、42、142 中心部分、45 空洞、46、47 アモルファスシリコン層、51 貫通ホール、52、54、55 溝、53 犠牲膜、BG バックゲート電極、BL ビット線、BP ビットプラグ、CG 制御ゲート電極、ML 積層体、SG 選択ゲート電極、SL ソース線、SP ソースプラグ

Claims (5)

  1. それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された積層体と、
    前記積層体内に設けられ、前記絶縁膜及び前記電極膜の積層方向に延びるシリコンピラーと、
    前記電極膜と前記シリコンピラーとの間に設けられた電荷蓄積層と、
    を備え、
    前記シリコンピラーは、
    前記シリコンピラーの全長にわたって設けられ、不純物を含有したシリコンからなる第1部分と、
    前記シリコンピラーの全長にわたって設けられ、不純物及び酸素を含有したシリコンからなる第2部分と、
    を有し、
    前記第2部分の酸素濃度は前記第1部分の酸素濃度よりも高く、
    前記第2部分の組成はSiO(0<x<2)であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1部分は前記シリコンピラーの外周部分であり、
    前記第2部分は前記シリコンピラーの中心部分であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層され、前記絶縁膜及び前記電極膜の積層方向に延びる貫通ホールが形成された積層体を形成する工程と、
    前記貫通ホールの内面上に電荷蓄積層を形成する工程と、
    前記貫通ホールの内面上に不純物を導入しながらシリコンを堆積させて、前記貫通ホール内の全長にわたって外周部分を形成し、前記外周部分の内面上に不純物及び酸素を導入しながらシリコンを堆積させて、前記貫通ホール内の全長にわたって中心部分を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記外周部分の形成は、ジシランを原料とした化学気相成長法によって前記貫通ホールの内面上に第1のシリコン層を堆積させ、シランを原料とした化学気相成長法によって前記第1のシリコン層上に第2のシリコン層を堆積させることによって行うことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記中心部分の形成は、シランを原料とし一酸化二窒素ガス又は酸素ガスを導入する化学気相成長法によって行うことを特徴とする請求項3または4に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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