JP5422530B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、概ね、半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
半導体記憶装置の大容量化及び低コスト化を図る方法として、一括加工型の積層メモリが提案されている。一括加工型の積層メモリは、半導体基板上に絶縁膜と電極膜とを交互に積層させて積層体を形成した後、リソグラフィ法により積層体に貫通ホールを形成し、貫通ホール内にブロック層、電荷蓄積層及びトンネル層をこの順に堆積させ、貫通ホール内にシリコンピラーを埋め込むことによって製造される。このような積層メモリにおいては、電極膜とシリコンピラーとの交差部分にメモリトランジスタが形成され、これがメモリセルとなる。また、積層体上に選択ゲート電極を設け、シリコンピラーにこの選択ゲート電極を貫通させて、シリコンピラーの上端を上層の配線に接続することにより、選択ゲート電極とシリコンピラーとの間に選択トランジスタが形成される。そして、この選択トランジスタを制御することにより、シリコンピラーを上層に配線に接続するか否かを切り替えることができる。
特開2009−146954号公報
本発明の実施形態の目的は、消費電力が少ない半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
実施形態に係る半導体記憶装置は、積層体と、前記積層体上に設けられた第2電極膜と、前記第2電極膜上に設けられた第2絶縁膜と、半導体膜と、メモリ膜と、ゲート絶縁膜と、を備える。前記積層体においては、それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜が交互に積層され、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールが形成されている。前記第2電極膜においては、前記積層方向に延び前記第1貫通ホールに連通された第2貫通ホールが形成されている。前記第2絶縁膜においては、前記積層方向に延び前記第2貫通ホールに連通された第3貫通ホールが形成されている。前記半導体膜は、前記第1乃至第3の貫通ホールの内面上に設けられている。前記メモリ膜は、前記第1電極膜と前記半導体膜との間に設けられている。前記ゲート絶縁膜は、前記第2電極膜と前記半導体膜との間に設けられている。そして、前記第2貫通ホールの内面と前記第3貫通ホールの内面との境界には、前記第3貫通ホールが前記第2貫通ホールよりも太くなるような段差が形成されている。
実施形態に係る半導体記憶装置は、積層体と、前記積層体上に設けられた第2電極膜と、前記第2電極膜上に設けられた第2絶縁膜と、半導体膜と、メモリ膜と、ゲート絶縁膜と、を備える。前記積層体においては、それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜が交互に積層され、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールが形成されている。前記第2電極膜においては、前記積層方向に延び前記第1貫通ホールに連通された第2貫通ホールが形成されている。前記第2絶縁膜においては、前記積層方向に延び前記第2貫通ホールに連通された第3貫通ホールが形成されている。前記半導体膜は、前記第1乃至第3の貫通ホールの内面上に設けられている。前記メモリ膜は、前記第1電極膜と前記半導体膜との間に設けられている。前記ゲート絶縁膜は、前記第2電極膜と前記半導体膜との間に設けられている。そして、前記第2貫通ホールの内面には、上側が下側よりも太くなるような段差が形成されている。
実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、前記第3貫通ホールの内面上にスペーサー膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜及び前記スペーサー膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜に前記積層方向に延びる第2貫通ホールを形成する工程と 前記スペーサー膜を除去する工程と、前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、を備える。
実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜に前記積層方向に延びる第2貫通ホールを形成する工程と、前記第3貫通ホールを拡大する工程と、前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、を備える。
実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜の上部に凹部を形成する工程と、前記第3貫通ホールを拡大する工程と、前記第3貫通ホールが拡大された前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記積層方向に延び内面に上側が下側よりも太くなるような段差が形成された第2貫通ホールを形成する工程と、前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、を備える。
第1の実施形態に係る半導体記憶装置を例示する斜視図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置を例示する断面図である。 図2に示す選択ゲート電極の近傍を例示する断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。 (a)〜(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。 (a)〜(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。 (a)〜(c)は、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置における選択ゲート電極の近傍を例示する断面図である。 (a)〜(c)は、第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。 (a)〜(c)は、第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体記憶装置を例示する斜視図であり、
図2は、本実施形態に係る半導体記憶装置を例示する断面図であり、
図3は、図2に示す選択ゲート電極の近傍を例示する断面図である。
なお、図1においては、図を見やすくするために、導電部分のみを図示し、絶縁部分は図示を省略している。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、積層型の不揮発性記憶装置である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置1においては、シリコン基板11上に絶縁膜10が設けられており、その上に導電膜、例えば、ポリシリコン膜12が形成されており、これがバックゲートBGとなっている。バックゲートBG上においては、それぞれ複数の電極膜14(第1電極膜)と絶縁膜15(第1絶縁膜)とが交互に積層されて、積層体MLが構成されている。
以下、本明細書においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、シリコン基板11の上面に平行な方向であって相互に直交する2方向をX方向及びY方向とし、X方向及びY方向の双方に対して直交する方向、すなわち電極膜14と絶縁膜15の積層方向をZ方向とする。
電極膜14は例えばポリシリコンにより形成されている。電極膜14はY方向に沿って分断され、X方向に延びる複数本の制御ゲート電極CGとなっている。上方、すなわち、Z方向から見て、各層の電極膜14は同じパターンでパターニングされている。一方、絶縁膜15は例えばシリコン酸化物(SiO)からなり、電極膜14同士を絶縁する層間絶縁膜として機能する。
積層体ML上には、絶縁膜16、電極膜17(第2電極膜)及び絶縁膜18(第2絶縁膜)がこの順に成膜されている。電極膜17は例えばポリシリコンからなり、Y方向に沿って分断され、X方向に延びる複数本の選択ゲート電極SGとなっている。選択ゲート電極SGは、最上層の制御ゲート電極CGの直上域に2本ずつ設けられている。
絶縁膜18上には絶縁膜19が設けられており、絶縁膜19上には、X方向に延びるソース線SLが設けられている。ソース線SLは、Y方向に沿って配列された最上層の制御ゲート電極CGのうち、1つおきの制御ゲート電極CGの直上域に配置されている。また、絶縁膜19上には、ソース線SLを覆うように絶縁膜20が設けられており、絶縁膜20上には、Y方向に延びる複数本のビット線BLが設けられている。ソース線SL及びビット線BLは、それぞれ金属膜により形成されている。
そして、積層体MLを貫くように、各層の積層方向(Z方向)に延びる複数本の貫通ホール21(第1貫通ホール)が形成されている。Z方向から見て、貫通ホール21の形状は例えば円形であり、例えば、下方にいくほど細くなっている。各貫通ホール21は各段の制御ゲート電極CGを貫き、下端はバックゲートBGに到達している。また、貫通ホール21はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されている。Y方向に配列された貫通ホール21は2個で1組となり、同じ組に属する貫通ホール21は同じ制御ゲート電極CGを貫いている。
また、バックゲートBGの上層部分内には、1本の貫通ホール21の下端部を、この貫通ホール21から見てY方向に1列分離隔した他の1本の貫通ホール21の下端部に連通させるように、連通孔22が形成されている。これにより、Y方向において隣り合う1対の貫通ホール21と、それらを相互に連通させる連通孔22とにより、1本の連続したU字孔23が形成されている。積層体ML内には、複数本のU字孔23が形成されている。
U字孔23の内面上にはメモリ膜24が設けられている。メモリ膜24においては、外側から順に、絶縁性のブロック層25、電荷蓄積層26、絶縁性のトンネル層27が積層されている。ブロック層25は、装置1の駆動電圧の範囲内にある電圧が印加されても実質的に電流を流さない層であり、例えば、シリコン酸化物によって形成されている。電荷蓄積層26は、電荷をトラップする能力がある層であり、例えば、シリコン窒化物により形成されている。トンネル層27は、通常は絶縁性であるが、装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す層であり、例えばシリコン酸化物により形成されている。すなわち、メモリ膜24の膜構成は、例えばONO(Oxide Nitride Oxide:酸化物−窒化物−酸化物)構成である。
また、U字孔23の内面上には、不純物がドープされた半導体材料、例えば、ポリシリコンからなるシリコン膜(半導体膜)が形成されている。これにより、U字孔23の内部には、中空状のU字シリコン部材33が設けられている。U字シリコン部材33のうち、貫通ホール21内に位置する部分はシリコンピラー31となっており、連通孔22内に位置する部分は接続部材32となっている。シリコンピラー31の形状はZ方向に延びる円筒状である。また、接続部材32の形状はY方向に延びる四角筒形である。U字シリコン部材33の内部には、例えばシリコン窒化物(図示せず)が埋め込まれている。なお、U字シリコン部材33は、中心までポリシリコンによって埋め込まれていてもよい。U字シリコン部材33を構成する2本のシリコンピラー31及び1本の接続部材32は一体的に形成されており、従って、U字シリコン部材33は、その長手方向に沿って切れ目無く連続的に形成されている。更に、メモリ膜24はU字シリコン部材33とバックゲートBG及び制御ゲート電極CGとの間に配置されているため、U字シリコン部材33は、メモリ膜24によってバックゲートBG及び制御ゲート電極CGから絶縁されている。
また、絶縁膜16及び選択ゲート電極SGには、Z方向に延びる複数の貫通ホール41(第2貫通ホール)が形成されている。各貫通ホール41は各貫通ホール21の直上域に形成されており、各貫通ホール21に連通されている。また、絶縁膜18には、Z方向に延びる貫通ホール42(第3貫通ホール)が形成されている。各貫通ホール42は各貫通ホール41の直上域に形成されており、各貫通ホール41に連通されている。貫通ホール41及び42の詳細な形状については、後述する。
図2及び図3に示すように、貫通ホール41及び42の内面上には、ゲート絶縁膜28が形成されている。また、ゲート絶縁膜28上には、不純物が導入されたポリシリコンからなるシリコン膜34(半導体膜)が形成されている。シリコン膜34は、ゲート絶縁膜28によって制御ゲート電極SGから絶縁されている。シリコン膜34によって囲まれる空間の下部、例えば、貫通ホール41内には、シリコン窒化部材35が設けられており、この空間の上部、例えば、貫通ホール42内には、リン等の不純物が導入された導電性のポリシリコンからなるシリコン部材36が埋め込まれている。シリコン膜34、シリコン窒化部材35及びシリコン部材36により、Z方向に延びるシリコンピラー37が形成されている。ゲート絶縁膜28は電極膜17(制御ゲート電極SG)とシリコンピラー37との間に配置されている。シリコンピラー37の下端部は、その直下域に形成されたシリコンピラー31の上端部に接続されている。そして、U字シリコン部材33と、その上端部に接続された1対のシリコンピラー37により、U字ピラー30が構成されている。
各U字ピラー30に属する1対のシリコンピラー37のうち、一方は絶縁膜19内に埋設されたソースプラグSPを介してソース線SLに接続されており、他方は絶縁膜19及び20内に埋設されたビットプラグBPを介してビット線BLに接続されている。従って、U字ピラー30は、ビット線BLとソース線SLとの間に接続されている。U字ピラー30と制御ゲート電極CGのY方向における配列周期は同じであるが、位相が半周期分ずれているため、各U字ピラー30に属する1対のシリコンピラー31、すなわち、接続部材32によって相互に接続された2本のシリコンピラー31は、相互に異なる制御ゲート電極CGを貫いている。
そして、装置1においては、シリコンピラー31がチャネルとして機能し、制御ゲート電極CGがゲート電極として機能することにより、シリコンピラー31と制御ゲート電極CGとの交差部分に、縦型のメモリトランジスタが形成される。各メモリトランジスタは、シリコンピラー31と制御ゲート電極CGとの間に配置された電荷蓄積層26に電子を蓄積することにより、メモリセルとして機能する。積層体ML内には、複数本のシリコンピラー31がX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されているため、複数のメモリトランジスタが、X方向、Y方向、Z方向に沿って、3次元的に配列される。
また、シリコンピラー37と選択ゲート電極SGとの交差部分には、シリコン膜34をチャネルとし、選択ゲート電極SGをゲート電極とし、ゲート絶縁膜28をゲート絶縁膜とした選択トランジスタが形成される。この選択トランジスタも、上述のメモリトランジスタと同様に、縦型トランジスタである。
更に、接続部材32とバックゲートBGとの間には、メモリ膜24が介在するため、接続部材32をチャネルとし、バックゲートBGをゲート電極とし、メモリ膜24をゲート絶縁膜としたバックゲートトランジスタが形成される。すなわち、バックゲートBGは、電界によって接続部材32の導通状態を制御する電極として機能する。
そして、図3に示すように、貫通ホール41の内面と貫通ホール42の内面との境界には、上側が下側よりも太くなるような段差43が形成されている。これにより、段差43を挟んで、貫通ホール42は貫通ホール41よりも太くなっている。また、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sの不純物濃度は、シリコン膜34における部分34s以外の部分の不純物濃度よりも高い。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図4乃至図11は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、
図12(a)〜(c)、図13(a)〜(c)、図14(a)〜(c)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。
なお、図4〜図11は図2と同じ断面を示し、図12〜図14は図3と同じ断面を示す。
先ず、図4に示すように、シリコン基板11を用意する。そして、シリコン基板11上に絶縁膜10を形成し、その上にポリシリコン膜12を堆積させる。そして、ポリシリコン膜12の上層部分に対してフォトリソグラフィ及びRIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)を行い、ポリシリコン膜12の上面にY方向に延びる短冊状の溝52を複数本形成する。溝52はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列させる。
次に、図5に示すように、例えば、CVD法(Chemical Vapor Deposition法:化学気相成長法)によりシリコン窒化膜を堆積させることにより、ポリシリコン膜12の溝52内に犠牲膜53を埋め込む。次に、ポリシリコン膜12を例えばフォトリソグラフィ及びRIEにより加工し、バックゲートBGを形成する。
次に、図6に示すように、バックゲートBG(ポリシリコン膜12)上に、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜15と、例えばポリシリコンからなる電極膜14とを、交互に堆積させて、積層体MLを形成する。
次に、図7に示すように、例えばRIEにより、積層体MLにZ方向に延びる複数本の貫通ホール21を一括で形成する。貫通ホール21はX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列させる。また、貫通ホール21の底部は溝52内に埋め込まれた犠牲膜53の両端部に到達するようにする。
次に、図8に示すように、貫通ホール21を介してウェットエッチングを行い、溝52内の犠牲膜53(図7参照)を除去する。これにより、溝52が連通孔22となり、連通孔22とその両端部に連通された2本の貫通ホール21により、1本の連続したU字孔23が形成される。
次に、図9に示すように、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化物を連続的に堆積させる。これにより、U字孔23の内面上に、シリコン酸化物からなるブロック層25、シリコン窒化物からなる電荷蓄積層26、シリコン酸化物からなるトンネル層27がこの順に積層され、メモリ膜24が形成される。
次に、全面にアモルファスシリコンを堆積させる。これにより、U字孔23の内面上にシリコン膜が形成され、中空構造のU字シリコン部材33が形成される。U字シリコン部材33は、貫通ホール21内に埋め込まれた1対のシリコンピラー31と、連通孔22内に埋め込まれた1本の接続部材32とから構成される。次に、シリコン窒化物(図示せず)を堆積させて、U字シリコン部材33の内部を埋め込む。その後、積層体ML上に堆積されたシリコン窒化物、アモルファスシリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化物を除去する。
次に、図10に示すように、積層体MLを例えばRIEによって加工し、積層体MLに溝54を形成する。溝54は、接続部材32に接続された2本のシリコンピラー31の間の領域をつなぐようにX方向に延び、最下層の絶縁膜15まで到達するように形成する。これにより、電極膜14が分断されて、X方向に延びる複数本の制御ゲート電極CGとなる。
次に、図11に示すように、積層体ML上に絶縁膜16を堆積させて平坦化する。絶縁膜16は溝54内にも埋め込まれる。次いで、例えばアモルファスシリコンからなる電極膜17を堆積させる。
次に、図12(a)に示すように、ノンドープのシリコン酸化物をCVD法により堆積させて、電極膜17上に絶縁膜18を形成する。次に、RIEにより、絶縁膜18にZ方向に延びる貫通ホール42を形成する。このとき、貫通ホール42は電極膜17まで到達させるが、電極膜17には貫通ホールを形成しない。次に、図12(b)に示すように、ボロンが導入されたシリコン酸化物をCVD法により堆積させて、BSG(Boron Silicate Glass:ボロン添加シリコン酸化物)からなるスペーサー膜56を形成する。次に、図12(c)に示すように、スペーサー膜56をエッチバックして、貫通ホール42の内面上のみに残留させる。
次に、図13(a)に示すように、絶縁膜18及びスペーサー膜56をマスクとしてRIE等のエッチングを施し、電極膜17にZ方向に延びる貫通ホール41を形成する。このとき、貫通ホール42の内面上にはスペーサー膜56が設けられているため、貫通ホール41の径は、スペーサー膜56の膜厚分だけ、貫通ホール42の径よりも小さくなる。
次に、図13(b)に示すように、例えば、フッ化水素(HF:Hydrogen Fluoride)溶液を用いた気相洗浄(Vapor Phase Cleaning)を行い、BSGからなるスペーサー膜56を除去する。これにより、貫通ホール41の内面と貫通ホール42の内面との境界に段差43が形成される。次に、図13(c)に示すように、例えばシリコン酸化物を堆積させて、貫通ホール41及び42の内面上にゲート絶縁膜28を形成する。次に、例えばCVD法によりポリシリコンを堆積させて、ゲート絶縁膜28上にシリコン膜34を形成する。ゲート絶縁膜28及びシリコン膜34は、貫通ホール41及び42の中心部までは埋め込まない。このとき、ゲート絶縁膜28及びシリコン膜34の形状は、段差43を反映した形状となり、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sにおいては、上面がZ方向から大きく傾斜し、上方に向く。
次に、図14(a)に示すように、シリコン膜34に対して、1回目の不純物のイオン注入を行う。このイオン注入は、垂直方向(Z方向)から行い、ドーズ量は例えば5×1014cm−2とし、加速電圧は例えば20〜30keVとする。このとき、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sは、それ以外の部分よりも不純物イオンの注入角度が大きくなるため、不純物イオンの注入効率が高い。一方、シリコン膜34における部分34s以外の部分においては、不純物イオンの注入角度はほぼ0°となるため、不純物イオンの注入効率は低い。
次に、図14(b)に示すように、レジスト材料を塗布し、これをリセスする。これにより、貫通ホール41内のみにレジスト材料57を埋め込む。次に、図14(c)に示すように、シリコン膜34に対して、2回目の不純物のイオン注入を行う。このイオン注入は、Z方向に対して例えば5°傾斜した方向から行う。また、ドーズ量は例えば1×1014cm−2とし、加速電圧は例えば20〜30keVとする。そして、この2回目のイオン注入を、注入方向を相互に異ならせて4回行う。注入方向はZ方向に関して4回対称となるようにする。このときも、1回目のイオン注入と同様に、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sは、それ以外の部分よりも不純物イオンの注入角度が大きくなるため、不純物イオンの注入効率が高い。一方、シリコン膜34における貫通ホール42内に形成された部分のうち、部分34s以外の部分においては、不純物イオンの注入角度が5°程度となるため、不純物イオンの注入効率が低い。また、シリコン膜34における貫通ホール41内に形成された部分については、レジスト材料57によって不純物イオンの注入が遮断される。
次に、図3に示すように、レジスト材料57(図14参照)を除去する。次に、CVD法によりシリコン窒化物を堆積させて、貫通ホール41及び42内に埋め込む。次に、このシリコン窒化物をエッチバックして、その上面を所望の高さまで後退させる。例えば、このシリコン窒化物を、貫通ホール42内からは除去して、貫通ホール41内のみに残留させる。これにより、貫通ホール41内におけるシリコン膜34によって囲まれた空間に、シリコン窒化部材35が埋め込まれる。次に、例えばリンが導入されているポリシリコンを堆積させて、これをエッチバックすることにより、貫通ホール42内におけるシリコン膜34によって囲まれた空間に、シリコン部材36を埋め込む。シリコン膜34、シリコン窒化部材35及びシリコン部材36により、シリコンピラー37が形成される。なお、シリコン部材36の堆積時及びその後の熱工程において、シリコン部材36に含まれる不純物、例えばリンが、シリコン膜34中に拡散する。
次に、図2に示すように、絶縁膜18及び導電膜17をRIE等により加工し、導電膜17をY方向に沿って分断し、X方向に延びる複数本の選択ゲート電極SGとする。次に、絶縁膜18上に絶縁膜19を形成し、絶縁膜19内にソースプラグSPを埋設すると共に、絶縁膜19上にX方向に延びるソース線SLを形成する。このとき、ソース線SLはソースプラグSPを介して、一部のシリコンピラー37に接続される。次に、絶縁膜19上に、ソース線SLを覆うように絶縁膜20を形成する。次に、絶縁膜20及び19内にビットプラグBPを埋設すると共に、絶縁膜20上にY方向に延びるビット線BLを形成する。このとき、ビット線BLはビットプラグBPを介して、残りのシリコンピラー37に接続される。このようにして、半導体記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、図13(b)に示す工程において、貫通ホール41の内面と貫通ホール42の内面との境界に段差43を形成している。これにより、図13(c)に示す工程において、シリコン膜34を形成したときに、シリコン膜34の形状が段差43を反映した形状となり、段差43を覆う部分34sの上面が上方を向く。このため、図14(a)及び(c)に示すイオン注入工程において、シリコン膜34の部分34sに対する不純物の注入効率が向上する。これにより、シリコン膜34の部分34sにおける不純物濃度が高くなる。
半導体記憶装置1において、メモリセルからデータを消去する際には、制御ゲート電極に例えば接地電位を印加し、ビット線BLに正電位を印加して、シリコン膜34内に空乏層を形成すると共にこの空乏層に電界を印加する。これにより、電子と正孔のペアを生成させ、このペアのうちの正孔をシリコンピラー31内に注入させる。すなわち、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)を発生させる。これにより、制御ゲート電極CGに対するシリコンピラー31の電位を高くし、シリコンピラー31からトンネル層27を介して電荷蓄積層26に正孔を注入させる。この正孔により、電荷蓄積層26に蓄積されていた電子が対消滅し、データが消去される。そして、本実施形態においては、シリコン膜34における選択ゲート電極SG近傍に配置された部分34sの不純物濃度を高くしているため、制御ゲート電極CGとビット線BLとの間に印加する電圧が同じでも、シリコン膜34内に形成される空乏層が狭くなり、空乏層内により高い電界を形成することができる。この結果、より低い電圧で上述の消去動作を実現することができる。このため、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、消費電力が少ない。
また、本実施形態においては、貫通ホール41の内面と貫通ホール42の内面との境界に段差43を形成した上で、シリコン膜34に対して不純物をイオン注入しているため、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sに確実に不純物を導入することができる。これにより、シリコン膜34における選択ゲート電極SGの近傍に位置する部分の不純物濃度を確実に高くして、上述の効果を確実に得ることができる。
また、本実施形態においては、シリコンピラー37の上部を太くしているため、シリコンピラー31とソース線SL又はビット線BLとの間の抵抗を低減することができる。これによっても、半導体記憶装置1の消費電力を低減することができる。
なお、本実施形態においては、図14(a)に示す垂直方向からイオン注入する工程と、図14(b)及び(c)に示すレジスト材料57を埋め込んだ上で、斜め方向からイオン注入する工程とを、逆の順番で実施してもよい。また、段差43は他の手法によって形成してもよい。更に、ゲート絶縁膜28の膜構成をメモリ膜24の膜構成と同じとしてもよい。
次に、第2の実施形態について説明する。
図15(a)〜(c)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。
先ず、前述の第1の実施形態において説明した方法のうち、図4〜図11に示す工程を実施する。
次に、図15(a)に示すように、シリコン酸化物を堆積させて、電極膜17上に絶縁膜18を形成する。次に、RIEにより、絶縁膜18にZ方向に延びる貫通ホール42を形成する。引き続き、図15(b)に示すように、絶縁膜18をマスクとして、電極膜17に貫通ホール41を形成する。この段階では、貫通ホール42の直径と貫通ホール41の直径は相互に等しい。次に、図15(c)に示すように、例えばフッ酸を含む薬液を用いたウェット処理により、絶縁膜18の一部を溶解する。これにより、貫通ホール42が拡大されて、貫通ホール41よりも太くなる。この結果、貫通ホール41の内面と貫通ホール42の内面との境界に段差43が形成される。
以後の工程は、前述の第1の実施形態における図13(c)以降に示す工程と同様である。すなわち、貫通ホール41及び42の内面上にゲート絶縁膜28及びシリコン膜34を形成し、シリコン膜34に対して不純物をイオン注入する。その後、上部構造を形成することにより、前述の第1の実施形態と同様な半導体記憶装置1が製造される。本実施形態における上記以外の構成、製造方法及び作用効果は、前述の第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態においても、イオン注入の順番は入れ替えてもよい。また、段差43を他の手法によって形成してもよい。更に、ゲート絶縁膜28の膜構成をメモリ膜24の膜構成と同じとしてもよい。
次に、第3の実施形態について説明する。
図16は、本実施形態に係る半導体記憶装置における選択ゲート電極の近傍を例示する断面図である。
図16に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置3においては、段差43が貫通ホール41の内面に形成されている。これにより、貫通ホール41における段差43よりも上方の部分は、段差43よりも下方の部分よりも太くなっている。また、シリコン膜34における段差43を覆う部分34sにおける不純物濃度は、シリコン膜34における部分34s以外の部分における不純物濃度よりも高い。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本実施形態における半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図17(a)〜(c)及び図18(a)〜(c)は、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を例示する工程断面図であり、選択ゲート電極の近傍を示す。
先ず、前述の第1の実施形態において説明した方法のうち、図4〜図11に示す工程を実施する。
次に、図17(a)に示すように、シリコン酸化物を堆積させて、電極膜17上に絶縁膜18を形成する。次に、RIEにより、絶縁膜18にZ方向に延びる貫通ホール42を形成し、引き続き、絶縁膜18をマスクとしてエッチングを施し、電極膜17に凹部58を形成する。なお、凹部58には電極膜17を貫通させない。また、この段階では、貫通ホール42の直径と凹部58の直径は相互に等しい。
次に、図17(b)に示すように、例えばフッ酸を含む薬液を用いたウェット処理により、絶縁膜18の一部を溶解する。これにより、貫通ホール42が拡大される。なお、このとき、電極膜17は実質的に溶解されないため、凹部58の直径は変化しない。従って、貫通ホール42は凹部58よりも太くなり、貫通ホール42の内面と凹部58の側面との境界に段差43aが形成される。
次に、図17(c)に示すように、シリコンに対するエッチング速度がシリコン酸化物に対するエッチング速度よりも大きくなるような条件で、RIE等の異方性エッチングを行う。これにより、絶縁膜18をマスクとして電極膜17が下方に向けてエッチングされ、凹部58が深まると共に、段差43aが下方に移動する。そして、凹部58に電極膜17を貫通させて、貫通ホール41とする。このとき、段差43aは貫通ホール41の内面に位置し、段差43となる。
以後の工程は、前述の第1の実施形態と同様である。すなわち、図18(a)に示すように、貫通ホール41及び42の内面上にゲート絶縁膜28及びシリコン膜34を形成し、図18(b)に示すように、垂直方向(Z方向)からシリコン膜34に対して不純物をイオン注入する。次に、図18(c)に示すように、貫通ホール41内における段差43よりも下方の部分にレジスト材料57を埋め込んだ上で、Z方向に対して傾斜した方向からシリコン膜34に対して不純物をイオン注入する。これらのイオン注入の条件は、前述の第1の実施形態と同様である。その後、上部構造を形成することにより、本実施形態に係る半導体記憶装置3が製造される。本実施形態における上記以外の製造方法は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、段差43が貫通ホール41の内面に形成されているため、シリコン膜34における不純物濃度が高い部分34sが、貫通ホール41の内部、すなわち、選択ゲート電極SGによって囲まれた部分に位置する。これにより、選択ゲート電極SGと不純物濃度が高い部分34sとを効果的にオーバーラップさせて、大きなGIDLを得ることができる。また、不純物の濃度分布がZ方向にずれても、選択ゲート電極SGと部分43sとがオーバーラップする長さは変わらないため、GIDLの大きさを安定させることができる。本実施形態における上記以外の作用効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態においても、図18(b)に示す垂直方向からのイオン注入と、図18(c)に示すレジスト材料57を埋め込んだ上での斜め方向からのイオン注入は、順番を入れ替えてもよい。また、段差43は他の手法によって形成してもよい。更に、ゲート絶縁膜28の膜構成をメモリ膜24の膜構成と同じとしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、消費電力が少ない半導体記憶装置及びその製造方法を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。
例えば、ゲート絶縁膜28の膜構成をメモリ膜24の膜構成と同じとし、ゲート絶縁膜28及びメモリ膜24を同じ工程で形成してもよい。
1、3:半導体記憶装置、11:シリコン基板、12:ポリシリコン膜、14:電極膜、15、16、18、19、20:絶縁膜、17:電極膜、21:貫通ホール、22:連通孔、23:U字孔、24:メモリ膜、25:ブロック層、26:電荷蓄積層、27:トンネル層、28:ゲート絶縁膜、30:U字ピラー、31:シリコンピラー、32:接続部材、33:U字シリコン部材、34:シリコン膜、34s:部分、35:シリコン窒化部材、36:シリコン部材、37:シリコンピラー、41、42:貫通ホール、43、43a:段差、52:溝、53:犠牲膜、54:溝、56:スペーサー膜、57:レジスト材料、58:凹部、BG:バックゲート、BL:ビット線、BP:ビットプラグ、CG:制御ゲート電極、ML:積層体、SG:選択ゲート電極、SL:ソース線、SP:ソースプラグ

Claims (9)

  1. それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜が交互に積層され、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールが形成された積層体と、
    前記積層体上に設けられ、前記積層方向に延び前記第1貫通ホールに連通された第2貫通ホールが形成された第2電極膜と、
    前記第2電極膜上に設けられ、前記積層方向に延び前記第2貫通ホールに連通された第3貫通ホールが形成された第2絶縁膜と、
    前記第1乃至第3の貫通ホールの内面上に設けられた半導体膜と、
    前記第1電極膜と前記半導体膜との間に設けられたメモリ膜と、
    前記第2電極膜と前記半導体膜との間に設けられたゲート絶縁膜と、
    を備え、
    前記第2貫通ホールの内面と前記第3貫通ホールの内面との境界には、前記第3貫通ホールが前記第2貫通ホールよりも太くなるような段差が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜が交互に積層され、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールが形成された積層体と、
    前記積層体上に設けられ、前記積層方向に延び前記第1貫通ホールに連通された第2貫通ホールが形成された第2電極膜と、
    前記第2電極膜上に設けられ、前記積層方向に延び前記第2貫通ホールに連通された第3貫通ホールが形成された第2絶縁膜と、
    前記第1乃至第3の貫通ホールの内面上に設けられた半導体膜と、
    前記第1電極膜と前記半導体膜との間に設けられたメモリ膜と、
    前記第2電極膜と前記半導体膜との間に設けられたゲート絶縁膜と、
    を備え、
    前記第2貫通ホールの内面には、上側が下側よりも太くなるような段差が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記半導体膜における前記段差を覆う部分の不純物濃度は、前記半導体膜における前記段差を覆う部分以外の部分の不純物濃度よりも高いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリ膜の膜構成が前記ゲート絶縁膜の膜構成と同じであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  5. それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、
    前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、
    前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、
    前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、
    前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、
    前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、
    前記第3貫通ホールの内面上にスペーサー膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜及び前記スペーサー膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜に前記積層方向に延びる第2貫通ホールを形成する工程と、
    前記スペーサー膜を除去する工程と、
    前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、
    前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  6. それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、
    前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、
    前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、
    前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、
    前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、
    前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、
    前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜に前記積層方向に延びる第2貫通ホールを形成する工程と、
    前記第3貫通ホールを拡大する工程と、
    前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、
    前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  7. それぞれ複数の第1絶縁膜及び第1電極膜を交互に積層することにより、積層体を形成する工程と、
    前記積層体に、前記第1絶縁膜及び前記第1電極膜の積層方向に延びる第1貫通ホールを形成する工程と、
    前記第1貫通ホールの内面上にメモリ膜を形成する工程と、
    前記メモリ膜上に第1半導体膜を形成する工程と、
    前記積層体上に第2電極膜を形成する工程と、
    前記第2電極膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜に、前記積層方向に延びる第3貫通ホールを形成する工程と、
    前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記第2電極膜の上部に凹部を形成する工程と、
    前記第3貫通ホールを拡大する工程と、
    前記第3貫通ホールが拡大された前記第2絶縁膜をマスクとしてエッチングを施すことにより、前記積層方向に延び内面に上側が下側よりも太くなるような段差が形成された第2貫通ホールを形成する工程と、
    前記第2貫通ホール及び前記第3貫通ホールの内面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に第2半導体膜を形成する工程と、
    前記第2半導体膜に対して不純物を注入する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記第3貫通ホールの拡大は、ウェット処理によって行うことを特徴とする請求項6または7に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 前記不純物を注入する工程は、
    前記積層方向から不純物を注入する工程と、
    前記積層方向に対して傾斜した方向から不純物を注入する工程と、
    を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の半導体記憶装置の製造方法。
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