JP5168646B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5168646B2
JP5168646B2 JP2008177449A JP2008177449A JP5168646B2 JP 5168646 B2 JP5168646 B2 JP 5168646B2 JP 2008177449 A JP2008177449 A JP 2008177449A JP 2008177449 A JP2008177449 A JP 2008177449A JP 5168646 B2 JP5168646 B2 JP 5168646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
heating
temperature
roller
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008177449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010019870A (ja
Inventor
隆博 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008177449A priority Critical patent/JP5168646B2/ja
Priority to US12/458,250 priority patent/US8170461B2/en
Publication of JP2010019870A publication Critical patent/JP2010019870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5168646B2 publication Critical patent/JP5168646B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1695Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer with means for preconditioning the paper base before the transfer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00789Adding properties or qualities to the copy medium
    • G03G2215/00805Gloss adding or lowering device
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00789Adding properties or qualities to the copy medium
    • G03G2215/00805Gloss adding or lowering device
    • G03G2215/0081Gloss level being selectable
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1666Preconditioning of copy medium before the transfer point
    • G03G2215/1671Preheating the copy medium before the transfer point

Description

この発明は、記録媒体が転写位置に搬送される前にその記録媒体を加熱する加熱装置が設置された画像形成装置に関するものである。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等のカラー画像形成装置において、定着装置の定着ローラにシリコーンオイル等の離型膜を形成せずに、トナーにワックスを含有させることで定着ローラ表面に対するトナー(溶融トナー)の分離性を向上させるオイルレス定着方式が用いられている。しかし、このようなオイルレス定着方式を用いた画像形成装置は、ワックスを含有したトナーの特性により定着工程においてホットオフセットが発生しやすいために、出力画像の光沢度をあげるために定着ローラの定着温度を所定値を超えて上げることができなかった。特に、カラー画像形成装置では、複数色のトナーを記録媒体上に重ねて担持させて、それらを溶融、混合して目的の色を発色させるために、一箇所のトナー付着量が多くなって(定着ローラに接触するトナー上面と記録媒体に接触するトナー下面との距離がある程度大きくなって)、短時間に高い熱量を与えるとトナー下面に熱が充分に伝わる前にトナー上面が熱量過多になってホットオフセットが発生してしまう。そのため、カラー画像形成装置において、オイルレス定着方式を用いる場合には、出力画像の光沢度を上げるために、少な目の熱量を長い時間をかけて与え続ける方策がおこなわれているが、それでは記録媒体の搬送速度が遅くなり出力画像の生産性が低下してしまう。
このような問題を解決するために、特許文献1等には、未定着画像を担持した記録媒体を2つの定着装置に通過させることで、記録媒体上に担持された未定着画像に与える加熱時間を長くして出力画像の光沢度を向上させる技術が開示されている。
また、特許文献2等には、定着工程を一度終えた記録媒体の裏面を再加熱することにより、出力画像の光沢度を向上させる技術が開示されている。
一方、特許文献3等には、記録媒体の表裏面の画像の位置ズレを防止することを目的として、記録媒体に画像が転写される前にその記録媒体を前もって加熱する技術が開示されている。
特開2003−167459号公報 特開2006−91360号公報 特開2007−187751号公報
従来の画像形成装置は、出力画像の生産性を低下させることなく、ホットオフセットの発生が防止されるとともに、出力画像の光沢度を安定的に向上させることができなかった。
具体的に、上述した特許文献1、2等の画像形成装置は、2回目の定着工程において記録媒体上のトナー像の上面にも熱が与えられてホットオフセットが発生しやすくなっていた。さらには、上流側の定着装置から下流側の定着装置に至る搬送経路で、記録媒体上のトナー像がゲル化してしまい、その搬送経路にトナーが付着しやすくなっていた。
一方、上述した特許文献3等の画像形成装置は、記録媒体に画像が転写される前にその記録媒体を前もって加熱しているために、出力画像の光沢度を向上させる効果がある程度期待できる。しかし、特許文献3等の画像形成装置は、記録媒体の表裏面の画像の位置ズレを防止することを目的としたものであって、記録媒体に画像が転写される前に加熱される温度が管理されていないために、上述した問題を充分に解決するものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、出力画像の生産性を低下させることなく、ホットオフセットの発生が防止されるとともに、出力画像の光沢度を安定的に向上させることができる、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向する転写位置に搬送される記録媒体上に当該像担持体に担持されたトナー像を転写する転写手段と、記録媒体の転写面に当接するとともに加熱手段によって加熱される加熱部材と、前記加熱部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する圧接部材と、を具備して、記録媒体が前記転写位置に搬送される前に当該記録媒体を加熱する加熱装置と、前記転写位置にて転写された記録媒体上のトナー像を当該記録媒体上に定着する定着装置と、前記加熱装置を通過した後の記録媒体の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱装置によって記録媒体に与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する可変手段と、前記加熱部材と前記圧接部材とを離間する離間手段と、前記離間手段によって前記加熱部材と前記圧接部材とが離間された後の当該加熱部材に記録媒体が接触しないように記録媒体の搬送経路を移動する移動手段と、を備え、前記温度検知手段の検知結果に基いて前記可変手段を制御し、前記加熱装置による記録媒体の加熱をおこない光沢度の高い画像を出力する高光沢モードが装置を操作する操作者に選択されていない場合に、前記離間手段によって前記加熱部材と前記圧接部材とが離間されて、前記移動手段によって前記加熱部材に記録媒体が接触しないように記録媒体の搬送経路が移動されるとともに、前記圧接部材が駆動されるものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1に記載の発明において、装置を操作する操作者が、前記加熱装置による記録媒体の加熱をおこなわない通常モードと、前記高光沢モードと、のいずれかを選択できるように構成したものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記可変手段を、前記加熱手段の加熱温度を可変する加熱温度可変手段、又は/及び、前記ニップ部におけるニップ幅を可変するニップ幅可変手段としたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項3に記載の発明において、記録媒体の種類を検出する検出手段と、記録媒体の搬送速度を可変する搬送速度可変手段と、を備え、前記高光沢モードが装置を操作する操作者に選択されているときに、前記検出手段の検出結果に応じて、前記加熱温度可変手段、前記ニップ幅可変手段、前記搬送速度可変手段のうち少なくとも1つを制御するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記圧接部材は、断熱弾性層を具備したものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記加熱装置に対して搬送方向上流側と搬送方向下流側とに記録媒体を検知する記録媒体検知手段を備え、前記記録媒体検知手段の検知結果に基いて、前記温度検知手段によって記録媒体の温度を検知するタイミングを定めるものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記定着装置によって記録媒体に与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する第2可変手段を備え、前記温度検知手段の検知結果に基いて前記第2可変手段を制御するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項7に記載の発明において、前記定着装置は、記録媒体の定着面に当接するとともに第2加熱手段によって加熱される定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送される第2ニップ部を形成する加圧部材と、を具備し、前記第2可変手段を、前記第2加熱手段の加熱温度を可変する第2加熱温度可変手段、又は/及び、前記第2ニップ部におけるニップ幅を可変する第2ニップ幅可変手段としたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記像担持体の温度を検知する第2温度検知手段と、前記像担持体を冷却する冷却手段と、を備え、前記第2温度検知手段によって検知された温度が所定値に達したときに前記冷却手段によって前記像担持体を冷却するものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記像担持体は、中間転写ベルトであって、前記中間転写ベルトを張架するとともに、前記転写位置で前記中間転写ベルトを介して2次転写ローラに圧接する2次転写対向ローラを備え、前記2次転写対向ローラは、断熱弾性層を具備したものである。
本発明は、転写位置にて転写された記録媒体上のトナー像を定着する定着装置とは別に、記録媒体が転写位置に搬送される前に記録媒体を加熱する加熱装置を設置して、加熱装置を通過した後の記録媒体の温度を検知してその検知結果に基いて、加熱装置によって記録媒体に与えられる単位面積当たりの加熱量を可変している。これにより、出力画像の生産性を低下させることなく、ホットオフセットの発生が防止されるとともに、出力画像の光沢度が安定的に向上される、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写ローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて担持される像担持体としての中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための転写手段としての2次転写ローラ、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、50は記録媒体Pが2次転写ローラ18の位置(転写位置)に搬送される前に記録媒体Pを加熱する加熱装置(プレ加熱装置)、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作(通常モード時の動作である。)について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、像担持体としての中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17(像担持体)は、図中の時計方向に走行して、転写手段としての2次転写ローラ18との対向位置(転写位置である。)に達する。そして、2次転写ローラ18との対向位置(転写位置)で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。なお、図2を参照して、中間転写ベルト17は、複数のローラ部材(2次転写対向ローラ19A、張架ローラ19B、テンションローラ19C等である。)によって張架・支持されている。そして、中間転写ベルト17を介して2次転写対向ローラ19Aが2次転写ローラ18に圧接することで2次転写ニップを形成している。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写ローラ18との間(転写位置)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7から加熱装置50、レジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラにより給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、加熱装置50の位置を通過して、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、転写位置(2次転写ニップ)に向けて搬送される。
そして、転写位置でフルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト80によって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、通常モード時には加熱装置50(プレ加熱装置)による2次転写工程前の記録媒体Pの加熱はおこなわれずに、高光沢モードが選択されたときにのみ加熱装置50による2次転写工程前の記録媒体Pの加熱がおこなわれる。高光沢モード時の画像形成装置の動作や、加熱装置50の構成・動作については後で詳しく説明する。
次に、図2及び図3にて、定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、加熱装置50及び定着装置20の近傍を示す概略図である。図3は、定着装置20を示す構成図である。
図2に示すように、定着装置20は、2次転写ローラ18が中間転写ベルト17に対向する転写位置に対して、記録媒体Pの搬送方向下流側に配設されている。なお、加熱装置50は、転写位置に対して、記録媒体Pの搬送方向上流側に配設されている。
図3に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ベルト21、定着補助ローラ22、定着加熱ローラ23、加圧部材としての加圧ローラ31、加圧機構36、37、分離板39、サーモパイル40、サーミスタ41、位置検知センサ38a〜38c、等で構成される。
ここで、定着ベルト21は、ベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト21のベース層は、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)等の樹脂材料や、ニッケル、ステンレス鋼等の金属材料にてフィルム状に形成されている。定着ベルト21の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保されることになる。定着ベルト21は、2つのローラ部材(定着補助ローラ22と定着加熱ローラ23とである。)に張架・支持されて、図3中の矢印方向に走行する。
定着補助ローラ22は、SUS304等の芯金22a上に、発泡シリコーンゴム等の弾性発泡材料からなる弾性層22bが形成されたローラ部材であって、加圧部材としての加圧ローラ31に定着ベルト21を介して当接してニップ(このニップを「第2ニップ部」と呼ぶ。)を形成する。弾性層22bを弾性発泡材料で形成することで、第2ニップ部におけるニップ幅(ニップ量)を比較的大きく設定できるとともに、定着ベルト21の熱が定着補助ローラ22に移行しにくくなる。定着補助ローラ22は、図3中の時計方向に回転する。
定着加熱ローラ23は、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料からなる中空構造のローラ部材(円筒体)であって、その円筒体の内部には第2加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。
定着加熱ローラ23のヒータ25(第2加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)42により出力制御されたヒータ25からの輻射熱によって定着加熱ローラ23が加熱されて、さらに定着加熱ローラ23によって加熱された定着ベルト21が記録媒体Pの定着面に当接して記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ベルト21表面に非接触で対向するサーモパイル40によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイル40の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の表面温度(定着温度)を所望の温度(目標値)に調整制御することができる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金33と、芯金33の外周面に接着層を介して形成された弾性層32と、からなる。加圧ローラ31の弾性層32は、発泡シリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。なお、弾性層32の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
そして、加圧ローラ31は、加圧機構36、37によって定着ベルト21を介して定着補助ローラ22に圧接する。詳しくは、加圧機構は、加圧レバー36、カム37、等で構成される。加圧レバー36は、一端が装置20の側板に回動自在に支持され、他端がカム37で支持され、中央には加圧ローラ31の軸部34が載置されている。このような構成により、加圧ローラ31は上方(定着補助ローラ22の側である。)に押し上げられ、加圧ローラ31と定着ベルト21との間に所望の第2ニップ部が形成される。
なお、本実施の形態1では、第2ニップ部におけるニップ幅を可変する第2ニップ幅可変手段が設置されている。詳しくは、カム37が駆動部44によって所定回転駆動されることで、加圧レバー36が回動軸を中心にして所定角度回動する。これにより、定着ベルト21に対する加圧ローラ31の加圧力が可変されて、第2ニップ部におけるニップ幅を可変されることになる。ここで、位置検知センサ38a〜38c(フォトセンサである。)が加圧レバー36の先端位置を光学的に検知して、その検知結果を制御部43に送ることで、第2ニップ部におけるニップ幅が制御部43において制御管理される。
また、加圧ローラ31(加圧部材)の内部には、ヒータ35(熱源)が固設されている。
加圧ローラ31のヒータ35は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)42により出力制御されたヒータ35からの輻射熱によって加圧ローラ31が加熱されて、加圧ローラ31によって記録媒体Pの非定着面から記録媒体Pに熱が加えられる。ヒータ35の出力制御は、加圧ローラ31表面に接触するサーミスタ41によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーミスタ41の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ35に交流電圧が印加される。このようなヒータ35の出力制御によって、加圧ローラ31の表面温度を所望の温度に調整制御することができる。このように、加圧ローラ31にヒータ35を内設することで、後述する高光沢モード時においてプレ加熱された記録媒体Pから加圧ローラ31に熱が移動しにくくなる。
また、図示は省略するが、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(第2ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板が配設されている。
また、図3を参照して、定着ベルト21の外周面に対向する位置であって、第2ニップ部の出口側近傍には、分離板39が配設されている。分離板39は、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21の走行に沿って定着ベルト21に巻き付いてしまう不具合を抑止する。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、電源部42からヒータ25、35に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ベルト21(定着補助ローラ22、定着加熱ローラ23)及び加圧ローラ31の図3中の矢印方向の回転駆動が開始される。詳しくは、不図示の駆動モータによって加圧ローラ31が直接的に回転駆動されて、これに従動して定着ベルト21、定着補助ローラ22、定着加熱ローラ23が駆動される。
その後、給紙部7から記録媒体Pが給送されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが記録媒体P上に未定着画像として担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図3の矢印方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31の第2ニップ部に送入される。そして、定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(定着補助ローラ22)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト21及び加圧ローラ31によってその第2ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印方向に搬送される。
以下、本実施の形態1において特徴的な、加熱装置50について説明する。
図4は、加熱装置50を示す構成図である。図5は、通常モード時の加熱装置50を示す図である。先に、図2で説明したように、加熱装置50は、転写位置に対して、記録媒体Pの搬送方向上流側に配設されている。具体的に、加熱装置50は、レジストローラ9の直前の位置に配設されていて、操作者(ユーザー)によって高光沢モード(出力画像の光沢度を向上させるための操作モードであって、先に説明した通常モードとは別に選択できるものである。)が選択されたときに2次転写工程直前に記録媒体Pのプレ加熱をおこなうものである。
図4に示すように、加熱装置50は、加熱部材としての加熱ローラ52、圧接部材としての圧接ローラ61、圧接機構66、67、サーモパイル56、温度検知手段としての用紙温度検知センサ60、位置検知センサ68a〜68c、ガイド板75a、75b、記録媒体検知手段としての用紙位置検知センサ76a、76b、等で構成される。
そして、画像形成装置1を操作する操作者は、加熱装置50による記録媒体Pの加熱(プレ加熱)をおこなわない通常モードと、加熱装置50による記録媒体Pの加熱(プレ加熱)をおこない光沢度の高い画像を出力する高光沢モードと、のいずれかを選択することができる。具体的に、画像形成装置1の操作パネル(不図示である。)には、通常モードを選択するためのボタンと、高光沢モードを選択するためのボタンと、が設けられていて、操作者はそのいずれかのボタンを操作することで、所望の画質の出力画像を得ることができる。なお、デフォルト時には通常モードが自動選択されるように制御することもできる。さらに、光沢度の程度を段階的に選択できるように、光沢度の程度に応じた複数のボタン(高光沢モード用ボタンである。)を操作パネルに設けることもできる。
ここで、加熱部材としての加熱ローラ52は、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料からなる中空構造の芯金52a上に、発泡シリコーンゴム等の弾性発泡材料からなる弾性層52bが形成されたローラ部材であって、圧接部材としての圧接ローラ61に圧接してニップ部(第1ニップ部)を形成する。加熱ローラ52は、高光沢モード時に、図4中の時計方向に回転する。
加熱ローラ52の内部には加熱手段(第1加熱手段)としてのヒータ55(熱源)が固設されている。
加熱ローラ52のヒータ55(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が加熱装置50の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)72により出力制御されたヒータ55からの輻射熱によって加熱ローラ52が加熱されて、さらに加熱ローラ52が記録媒体Pの転写面に当接して記録媒体Pに熱が加えられる。ヒータ55の出力制御は、加熱ローラ52表面に非接触で対向するサーモパイル56によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイル56の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ55に交流電圧が印加される。このようなヒータ55の出力制御によって、加熱ローラ52の表面温度を所望の温度(目標値)に調整制御することができる。
また、圧接部材としての圧接ローラ61は、主として、芯金63と、芯金63の外周面に接着層を介して形成された断熱弾性層62と、からなる。圧接ローラ61の断熱弾性層62は、発泡シリコーンゴム等の断熱弾性材料で形成されている。
そして、圧接ローラ61は、圧接機構66、67によって加熱ローラ52に圧接する。詳しくは、圧接機構は、圧接レバー66、カム67、等で構成される。圧接レバー66は、一端が加熱装置50の側板に回動自在に支持され、他端がカム67で支持され、中央には圧接ローラ61の軸部64が載置されている。このような構成により、圧接ローラ61は上方(加熱ローラ52の側である。)に押し上げられ、圧接ローラ61と加熱ローラ52との間に所望のニップ部が形成される。
このように構成された加熱装置50を設置することで、2次転写工程前に記録媒体P(用紙)の転写面(トナー像が転写され付着する面である。)を予め加熱することができるために、光沢度の高い出力画像を得ることができる。すなわち、記録媒体Pの転写面が加熱装置50によって2次転写工程の直前にプレ加熱されて、プレ加熱された記録媒体P上に転写位置でトナー像が転写され、記録媒体Pは熱によりトナー下面が軟化した状態で定着装置20に達するために、定着装置20によってトナー上面から熱が与えられてトナー全体に熱が行き渡り、光沢度が高い出力画像が得られる。このような構成によれば、高光沢モードが選択された場合であっても、通常モード時と同様の熱量が定着装置20からトナー像に加えられるために、高い熱量が加えられたときに生じるホットオフセットも防止できる。また、本実施の形態1では、高光沢モードが選択された場合(加熱装置50によるプレ加熱をおこなう場合)であっても、記録媒体Pの搬送ルートは通常モード時のものと同じであるため、記録媒体Pの搬送速度(線速)を変えることなく、出力画像の生産性を通常モード時のものと同等にすることができる。すなわち、出力画像の生産性を維持しつつ、トナー上面のホットオフセットを防止するとともに、出力画像の光沢度を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、ニップ部におけるニップ幅を可変するニップ幅可変手段(第1ニップ幅可変手段)が設置されている。詳しくは、カム67が駆動部74によって所定回転駆動されることで、圧接レバー66が回動軸を中心にして所定角度回動する。これにより、加熱ローラ52に対する圧接ローラ61の加圧力が可変されて、ニップ部におけるニップ幅を可変されることになる。ここで、位置検知センサ68a〜68c(フォトセンサである。)が圧接レバー66の先端位置を光学的に検知して、その検知結果を制御部43に送ることで、ニップ部におけるニップ幅が制御部43において制御管理される。
また、本実施の形態1では、加熱ローラ52と圧接ローラ61とを離間する離間手段が設けられている。詳しくは、図5を参照して、カム67が駆動部74によって所定回転駆動されることで、圧接レバー66が回動軸を中心にして所定角度回動して、加熱ローラ52に対して圧接ローラ61が完全に離間する位置まで移動する。ここで、位置検知センサ68a〜68cによって圧接レバー66の先端位置を光学的に検知して、その検知結果を制御部43に送ることで、圧接ローラ61が離間位置にあることが制御部43において制御管理される。なお、このように圧接ローラ61を離間する動作は、操作者によって通常モードが選択されたときにおこなわれる。
また、図4に示すように、加熱ローラ52と圧接ローラ61との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板75a、75bが配設されている。
このガイド板75a、75bは、図5に示すように、不図示の移動手段(駆動モータ等で構成されている。)によって、上述した離間手段66、67によって加熱ローラ52と圧接ローラ61とが離間された後の加熱ローラ52に記録媒体Pが接触しないように移動される(図5の破線で示す位置からの移動である。)。詳しくは、通常モードが選択されているときに、離間手段66、67によって圧接ローラ61の離間動作がおこなわれるとともに、移動手段による記録媒体Pの搬送経路(ガイド板75a、75b)の移動動作がおこなわれる(図5の状態である。)。さらに、通常モード時には、圧接ローラ61のみが回転駆動されて、加熱ローラ52には回転駆動力が伝達されないように構成している。
また、図4を参照して、加熱装置50のニップ部に対して搬送方向上流側と搬送方向下流側とには、記録媒体Pを検知する記録媒体検知手段としての用紙位置検知センサ76a、76bが設置されている。用紙位置検知センサ76a、76bは、記録媒体Pの通過にともない記録媒体Pに接触して揺動するフィラー、フィラーの揺動を光学的に検知するフォトセンサ、等で構成されている。
ここで、本実施の形態1では、加熱装置50を通過した直後の記録媒体Pの温度を検知する温度検知手段としての用紙温度検知センサ60が設置されている。そして、用紙温度検知センサ60(温度検知手段)の検知結果に基いて、加熱装置50によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量が可変される。これにより、記録媒体Pに与えるプレ加熱量を制御できるために、出力画像の光沢度を安定的に向上させることができる。
加熱装置50によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する可変手段としては、ヒータ55(加熱手段)の加熱温度を可変する加熱温度可変手段や、ニップ部におけるニップ幅を可変するニップ幅可変手段を用いることができる。
具体的に、高光沢モード時において、用紙温度検知センサ60によって加熱装置50を通過した直後の記録媒体Pの温度が検知されると、その検知結果が制御部43に送られて、制御部43によってヒータ55の出力(規定値)が必要に応じて可変されるように電源部72が制御される。これにより、ヒータ55によって加熱される加熱ローラ52の表面温度が調整されて、記録媒体Pに与えるプレ加熱量(単位面積当りの加熱量である。)が最適化される。本実施の形態1では、用紙温度検知センサ60の検知温度によって加熱ローラ52の設定温度A2を±5℃の範囲で増減して、用紙温度検知センサ60の検知温度が一定値Qに安定するように制御している。
また、高光沢モード時において、用紙温度検知センサ60によって加熱装置50を通過した直後の記録媒体Pの温度が検知されると、その検知結果が制御部43に送られて、制御部43によって圧接レバー66の位置が必要に応じて可変されるように駆動部74(カム67)が制御される。これにより、ニップ部におけるニップ幅が調整されて、記録媒体Pに与えるプレ加熱量(単位面積当りの加熱量である。)が最適化される。本実施の形態1では、用紙温度検知センサ60の検知温度によって圧接レバー66の先端位置(カム67の位置)を第2位置検知センサ68bで検知される基準位置から第1位置検知センサ68a又は第3位置検知センサ68cで検知される位置に変位させて、用紙温度検知センサ60の検知温度が一定値Qに安定するように制御している。
なお、加熱装置50によって記録媒体Pに与えられるプレ加熱量を可変する可変手段としては、ヒータ55の加熱温度を可変する加熱温度可変手段と、ニップ部におけるニップ幅を可変するニップ幅可変手段と、のうち一方のみを用いることもできるし、双方を用いることもできる。
図6は、上述した加熱装置50の高光沢モード時の制御を示すフローチャートである。
図6に示すように、高光沢モードが選択されると(ステップS1)、加熱装置50が通常モードの状態(図5の状態である。)から高光沢モードの状態(図4の状態である。)に設定される。このとき、加熱装置50のカム位置(圧接レバー66の姿勢である。)が基準位置a2(第2位置検知センサ68bで検知される位置である。)に設定されるとともに、加熱ローラ52の加熱温度(ヒータ55の出力である。)が基準値A2に設定される(ステップS2)。さらに、定着装置20のカム位置(加圧レバー36の姿勢である。)が基準位置b2(第2位置検知センサ38bで検知される位置である。)に設定されるとともに、定着ベルト21の定着温度(ヒータ25の出力である。)が基準値B2に設定される(ステップS3)。その後、加熱装置50のカム位置の変更動作(圧接レバー66の移動)が終了したかが判別されて、終了していないと判別された場合にはステップS2以降のフローを繰り返す。
これに対して、加熱装置50のカム位置の変更動作が終了していると判別された場合には、用紙位置検知センサ76a、76b(記録媒体検知手段)によって記録媒体Pが用紙温度検知センサ60の位置に到達するタイミングが定められ、そのタイミングで用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度が検知される(ステップS5)。
そして、用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Qよりも5℃低い温度(Q−5℃)よりも大きいかが判別される(ステップS6)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ−5℃以上ではないと判別された場合には、プレ加熱量が不足しているものとして、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A2よりも5℃増加させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ−5℃以上であると判別された場合には、さらに用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Qよりも5℃高い温度(Q+5℃)よりも小さいかが判別される(ステップS7)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ+5℃以下ではないと判別された場合には、プレ加熱量が過剰であるものとして、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A2よりも5℃減少させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ+5℃以下であると判別された場合には、プレ加熱量が過不足ないものとして、用紙温度検知センサ60の位置への記録媒体Pの通過が終了したかが判別される(ステップS8)。その結果、記録媒体Pの通過が終了していないものと判別された場合にはステップS6以降のフローが繰り返され、記録媒体Pの通過が終了しているものと判別された場合には画像形成プロセスのジョブが終了しているかが判別される(ステップS9)。
その結果、ジョブが終了していないものと判別された場合には、ステップS5以降のフローが繰り返される。これに対して、ジョブが終了しているものと判別された場合には、加熱装置50のカム位置をデフォルト位置(通常モード時の位置である。)に戻して本フローを終了する(ステップS10)。
なお、本実施の形態1では、高光沢モードが選択されていない場合(通常モード時である。)に、離間手段によって加熱ローラ52と圧接ローラ61とが離間されて、移動手段によってガイド板75a、75b(記録媒体Pの搬送経路)が移動される。そして、圧接ローラ61が離間した状態で、不図示の駆動モータによって圧接ローラ61のみが回転駆動される。こうして、記録媒体Pは、加熱ローラ52に接触することなく、圧接ローラ61によって搬送される。
このような構成・動作により、通常モード時では、記録媒体Pが加熱ローラ52から熱を受けずに、転写位置での記録媒体Pの温度を常温レベルに保てるので、安定した通常モード時の出力画像が得られることになる。
また、本実施の形態1では、用紙位置検知センサ76a、76b(記録媒体検知手段)の検知結果に基いて、用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度を検知するタイミングを定めている。
これにより、記録媒体Pの紙間等で記録媒体Pがない状態で用紙温度検知センサ60が温度検知してしまう不具合が抑止される。また、記録媒体Pがない状態で用紙温度検知センサ60が温度検知してしまっても、そのデータを事後的に削除することができる。また、両面プリント時において、最初の片面(第1面)への画像形成時にのみ加熱装置50によるプレ加熱をおこなう制御をおこなうこともできるため、高光沢制御の信頼性がアップする。
なお、本実施の形態1における画像形成装置において、用紙温度検知センサ60の検知結果に基いて、第2可変手段によって定着装置20によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量も可変している。
定着装置20によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する第2可変手段としては、ヒータ25(第2加熱手段)の加熱温度を可変する第2加熱温度可変手段や、第2ニップ部におけるニップ幅を可変する第2ニップ幅可変手段を用いることができる。
具体的に、図3を参照して、高光沢モード時において、用紙温度検知センサ60によって加熱装置50を通過した直後の記録媒体Pの温度が検知されると、その検知結果が制御部43に送られて、制御部43によってヒータ25の出力(規定値)が必要に応じて可変されるように電源部42が制御される。これにより、加熱装置50のプレ加熱条件の変更によりプレ加熱量が多少変化してしまっても出力画像上の光沢が均一になるように調整できる。本実施の形態1では、用紙温度検知センサ60の検知温度が規定値に対して増減した場合に、定着ベルト21の設定温度B2を±5℃の範囲で増減して、所望の光沢度を得るための熱量の過不足分を補っている。
また、高光沢モード時において、用紙温度検知センサ60によって加熱装置50を通過した直後の記録媒体Pの温度が検知されると、その検知結果が制御部43に送られて、制御部43によって加圧レバー36の位置が必要に応じて可変されるように駆動部44(カム37)が制御される。これにより、加熱装置50のプレ加熱条件の変更によりプレ加熱量が多少変化してしまっても出力画像上の光沢が均一になるように調整できる。本実施の形態1では、用紙温度検知センサ60の検知温度が規定値に対して増減した場合に、用紙温度検知センサ60の検知温度によって加圧レバー36の先端位置(カム37の位置)を第2位置検知センサ38bで検知される基準位置から第1位置検知センサ38a又は第3位置検知センサ38cで検知される位置に変位させて、所望の光沢度を得るための熱量の過不足分を補っている。
このように、プレ加熱された記録媒体Pの温度が多少変化しても、定着装20の供給熱量で変動量を調整するので、出力画像の光沢度を最適化かつ安定化することができる。
なお、定着装置20によって記録媒体Pに与えられる加熱量を可変する第2可変手段としては、ヒータ25の加熱温度を可変する第2加熱温度可変手段と、第2ニップ部におけるニップ幅を可変する第2ニップ幅可変手段と、のうち一方のみを用いることもできるし、双方を用いることもできる。
図7は、上述した定着装置20の高光沢モード時の制御を示すフローチャートである。
図7に示すように、高光沢モードが選択されると(ステップS1)、加熱装置50が通常モードの状態(図5の状態である。)から高光沢モードの状態(図4の状態である。)に設定される。このとき、加熱装置50のカム位置(圧接レバー66の姿勢である。)が基準位置a2(第2位置検知センサ68bで検知される位置である。)に設定されるとともに、加熱ローラ52の加熱温度(ヒータ55の出力である。)が基準値A2に設定される(ステップS2)。さらに、定着装置20のカム位置(加圧レバー36の姿勢である。)が基準位置b2(第2位置検知センサ38bで検知される位置である。)に設定されるとともに、定着ベルト21の定着温度(ヒータ25の出力である。)が基準値B2に設定される(ステップS3)。その後、加熱装置50のカム位置の変更動作(圧接レバー66の移動)が終了したかが判別されて、終了していないと判別された場合にはステップS2以降のフローを繰り返す。
これに対して、加熱装置50のカム位置の変更動作が終了していると判別された場合には、用紙位置検知センサ76a、76b(記録媒体検知手段)によって記録媒体Pが用紙温度検知センサ60の位置に到達するタイミングが定められ、そのタイミングで用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度が検知される(ステップS5)。
そして、用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Qよりも5℃低い温度(Q−5℃)よりも大きいかが判別される(ステップS6)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ−5℃以上ではないと判別された場合には、定着ベルト21の表面温度を基準値B2よりも5℃増加させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ−5℃以上であると判別された場合には、さらに用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Qよりも5℃高い温度(Q+5℃)よりも小さいかが判別される(ステップS7)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がQ+5℃以下ではないと判別された場合には、定着ベルト21の表面温度を基準値B2よりも5℃減少させる。
以下、ステップS8以降のフローは、図6におけるステップS8以降のフローと同様である。
ここで、本実施の形態1における画像形成装置1は、図2を参照して、中間転写ベルト17(像担持体)の外周面に対向する位置であって、2次転写対向ローラ19Aとテンションローラ19Cとの間に、中間転写ベルト17の温度を検知する第2温度検知手段としての第2温度検知センサ85が設置されている。また、中間転写ベルト17の外周面に対向する位置であって、テンションローラ19Cの下流側に、中間転写ベルト17を冷却する冷却手段としての冷却ファン86が設置されている。そして、第2温度検知センサ85によって検知された温度が所定値に達したときに冷却ファン86によって中間転写ベルト17が冷却される。
転写位置(2次転写ニップ)では、高光沢モード時に、プレ加熱された記録媒体Pが中間転写ベルト17に接触する。そのため、連続プリントをおこなうときや加熱装置50が高温設定されたときに、中間転写ベルト17の表面温度が高くなってしまうことがある。したがって、中間転写ベルト17の温度を第2温度検知センサ85によって非接触で検知して、検知温度が所定値を超えたら、冷却ファン86を稼動して中間転写ベルト17を冷却する。これにより、プレ加熱によって加熱された記録媒体Pが転写位置を通過しても、中間転写ベルト17の急激な昇温が防止されるために、中間転写ベルト17やこれに対向する作像部材が熱的な影響を受ける不具合が抑止される。なお、冷却ファン86は定着装置20や搬送ベルト80の上方に配設されていて、上方に向けて送風しているために、定着装置20や搬送ベルト80に風による影響を及ぼすことがない。
また、本実施の形態1では、2次転写対向ローラ19Aに熱が蓄積されて中間転写ベルト17が昇温するのを低減するため、2次転写対向ローラ19Aに発泡シリコーンゴム等からなる断熱弾性層を設けている。2次転写対向ローラ19Aにソリッドゴムからなる弾性層を設けてしまうと、プレ加熱された記録媒体Pの熱が2次転写対向ローラ19Aに蓄積されて中間転写ベルト17が昇温してしまう。
さらに、先に説明したように、圧接ローラ61の断熱弾性層62も、発泡シリコーンゴム等の断熱弾性材料で形成されている。これにより、高光沢モード時に加熱ローラ52に接触しても熱が蓄積されずに、通常モード時に記録媒体Pが圧接ローラ61に当接して温められるのを防止することができる。
このように、高光沢モードから通常モードに切り替わったときに高光沢モードによる熱の影響を防止できる。
以上説明したように、本実施の形態1では、転写位置にて転写された記録媒体P上のトナー像Tを定着する定着装置20とは別に、記録媒体Pが転写位置に搬送される前に記録媒体Pを加熱する加熱装置50を設置して、加熱装置50を通過した後の記録媒体Pの温度を検知してその検知結果に基いて、加熱装置50によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量を可変している。これにより、出力画像の生産性を低下させることなく、ホットオフセットの発生が防止されるとともに、出力画像の光沢度を安定的に向上させることができる。
なお、本実施の形態1では定着部材として定着ベルト21を用いて加圧部材として加圧ローラ31を用いたが、定着部材として定着ローラを用いたり、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いてもよい。また、本実施の形態1では加熱部材として加熱ローラ52を用いて圧接部材として圧接ローラ61を用いたが、加熱部材として加熱ベルトを用いたり、圧接部材として圧接ベルトを用いてもよい。これらの場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図8にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図8は、実施の形態2における画像形成装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。本実施の形態2における画像形成装置は、紙厚等の異なる記録媒体Pの種類に応じた制御をおこなっている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図示は省略するが、本実施の形態2における画像形成装置は、記録媒体Pの種類を検出する検出手段が設けられている。具体的に、記録媒体Pの搬送経路の上流側に記録媒体Pの紙厚を検出する紙厚センサが設置されている。
さらに、本実施の形態2における画像形成装置は、記録媒体Pの搬送速度(プロセス線速)を可変する搬送速度可変手段が設けられている。具体的に、作像部材を駆動する駆動モータや記録媒体Pを搬送する搬送部材を駆動する駆動モータ等の回転駆動速度を可変できるように構成されている。
そして、検出手段としての紙厚センサの検出結果に応じて、加熱装置50の加熱温度可変手段やニップ幅可変手段、上述した搬送速度可変手段のうち少なくとも1つが制御される。
種々の紙厚の記録媒体Pに対して良好な定着性を維持するためには、通常モード時でも定着温度を変更したり記録媒体Pの搬送速度を遅くしたりして、定着装置20の第2ニップ部におけるニップ時間を増やす必要がある。したがって、それらの種々の紙厚の記録媒体Pに対して良好な光沢性を維持するには、上述した通常モード時での条件の変化に対応する必要がある。そのため、高光沢モードが選択されたときにも、紙厚センサの検出結果に応じて、加熱装置50の加熱温度可変手段やニップ幅可変手段、上述した搬送速度可変手段のうち少なくとも1つを制御している。これにより、記録媒体Pの種類が変わっても、光沢度の高い出力画像を安定的に提供することができる。
図8は、本実施の形態2における高光沢モード時の制御を示すフローチャートである。
図8に示すように、高光沢モードが選択されると(ステップS1)、まず、紙厚センサ(検出手段)によって記録媒体Pの紙厚が検知され、その検知結果に応じて用紙設定値Nが1〜3のいずれかであるか判別される(ステップS0)。なお、用紙設定値Nが1のときは紙厚の薄い記録媒体P(薄紙)であって、用紙設定値Nが2のときは通常の紙厚の記録媒体P(普通紙)であって、用紙設定値Nが3のときは紙厚の厚い記録媒体P(厚紙)である。
その結果、用紙設定値Nが2のときは、前記実施の形態1における図6のステップS2〜ステップS10と同様のフローがおこなわれる。
ステップS0にて用紙設定値Nが1と判別されたときは、まず、加熱装置50のカム位置が位置a1(第3位置検知センサ68cで検知される位置である。)に設定されるとともに、加熱ローラ52の加熱温度がA1(<基準値A2)に設定される(ステップS12)。さらに、定着装置20のカム位置が位置b1(第3位置検知センサ38cで検知される位置である。)に設定されるとともに、定着ベルト21の定着温度がB1(<基準値B2)に設定される(ステップS13)。その後、加熱装置50のカム位置の変更動作(圧接レバー66の移動)が終了したかが判別されて、終了していないと判別された場合にはステップS12以降のフローを繰り返す。
これに対して、加熱装置50のカム位置の変更動作が終了していると判別された場合には、用紙位置検知センサ76a、76bによって記録媒体Pが用紙温度検知センサ60の位置に到達するタイミングが定められ、そのタイミングで用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度が検知される(ステップS15)。
そして、用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Pよりも5℃低い温度(P−5℃)よりも大きいかが判別される(ステップS16)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がP−5℃以上ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A1よりも5℃増加させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がP−5℃以上であると判別された場合には、さらに用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Pよりも5℃高い温度(P+5℃)よりも小さいかが判別される(ステップS17)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がP+5℃以下ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A1よりも5℃減少させる。
以下、ステップS18以降のフローは、図6におけるステップS8以降のフローと同様である。
また、ステップS0にて用紙設定値Nが3と判別されたときは、記録媒体Pの搬送速度の設定(線速設定)Xが1〜3のいずれかであるか判別される(ステップS21)。
その結果、線速設定値Xが2のときは、ステップS22〜ステップS30において、前記実施の形態1における図6のステップS2〜ステップS10と同様のフローがおこなわれる。ただし、ステップS26とステップS27において判別基準となる所定値Sは、図6における所定値Qと異なる値である。
ステップS21にて線速設定値Xが1と判別されたときは、まず、加熱装置50のカム位置が位置a3(第1位置検知センサ68aで検知される位置である。)に設定されるとともに、加熱ローラ52の加熱温度がA3(>基準値A2)に設定される(ステップS32)。さらに、定着装置20のカム位置が位置b3(第1位置検知センサ38aで検知される位置である。)に設定されるとともに、定着ベルト21の定着温度がB3(>基準値B2)に設定される(ステップS33)。その後、加熱装置50のカム位置の変更動作(圧接レバー66の移動)が終了したかが判別されて、終了していないと判別された場合にはステップS32以降のフローを繰り返す。
これに対して、加熱装置50のカム位置の変更動作が終了していると判別された場合には、用紙位置検知センサ76a、76bによって記録媒体Pが用紙温度検知センサ60の位置に到達するタイミングが定められ、そのタイミングで用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度が検知される(ステップS35)。
そして、用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Rよりも5℃低い温度(R−5℃)よりも大きいかが判別される(ステップS36)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がR−5℃以上ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A3よりも5℃増加させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がR−5℃以上であると判別された場合には、さらに用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Rよりも5℃高い温度(R+5℃)よりも小さいかが判別される(ステップS37)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がR+5℃以下ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A3よりも5℃減少させる。
以下、ステップS38以降のフローは、図6におけるステップS8以降のフローと同様である。
また、ステップS21にて線速設定値Xが3と判別されたときは、まず、加熱装置50のカム位置が位置a3(第1位置検知センサ68aで検知される位置である。)に設定されるとともに、加熱ローラ52の加熱温度がA3(>基準値A2)に設定される(ステップS42)。さらに、定着装置20のカム位置が位置b3(第1位置検知センサ38aで検知される位置である。)に設定されるとともに、定着ベルト21の定着温度がB3(>基準値B2)に設定される(ステップS43)。その後、加熱装置50のカム位置の変更動作(圧接レバー66の移動)が終了したかが判別されて、終了していないと判別された場合にはステップS42以降のフローを繰り返す。
これに対して、加熱装置50のカム位置の変更動作が終了していると判別された場合には、用紙位置検知センサ76a、76bによって記録媒体Pが用紙温度検知センサ60の位置に到達するタイミングが定められ、そのタイミングで用紙温度検知センサ60によって記録媒体Pの温度が検知される(ステップS45)。
そして、用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Tよりも5℃低い温度(T−5℃)よりも大きいかが判別される(ステップS46)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がT−5℃以上ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A3よりも5℃増加させる。
これに対して、用紙温度検知センサ60の検知結果がT−5℃以上であると判別された場合には、さらに用紙温度検知センサ60の検知結果が所定値Tよりも5℃高い温度(T+5℃)よりも小さいかが判別される(ステップS47)。その結果、用紙温度検知センサ60の検知結果がT+5℃以下ではないと判別された場合には、加熱ローラ52の加熱温度を基準値A3よりも5℃減少させる。
以下、ステップS48以降のフローは、図6におけるステップS8以降のフローと同様である。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、転写位置にて転写された記録媒体P上のトナー像Tを定着する定着装置20とは別に、記録媒体Pが転写位置に搬送される前に記録媒体Pを加熱する加熱装置50を設置して、加熱装置50を通過した後の記録媒体Pの温度を検知してその検知結果に基いて、加熱装置50によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量を可変している。これにより、出力画像の生産性を低下させることなく、ホットオフセットの発生が防止されるとともに、出力画像の光沢度を安定的に向上させることができる。
なお、前記各実施の形態では、像担持体としての中間転写ベルト17に担持されたトナー像が転写位置(2次転写ニップ)で記録媒体P上に転写(2次転写)される画像形成装置に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、例えば、像担持体としての感光体ドラムに担持されたトナー像が転写位置(転写ニップ)で記録媒体P上に転写される画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。その場合にも、記録媒体Pが転写位置に搬送される前に記録媒体Pを加熱する加熱装置50を設置して、加熱装置50を通過した後の記録媒体Pの温度を検知してその検知結果に基いて、加熱装置50によって記録媒体Pに与えられる単位面積当たりの加熱量を可変することで、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 加熱装置及び定着装置の近傍を示す概略図である。 定着装置を示す構成図である。 加熱装置を示す構成図である。 通常モード時の加熱装置を示す図である。 加熱装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 定着装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における画像形成装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
17 中間転写ベルト(像担持体)、
18 2次転写ローラ(転写手段)、
19A 2次転写対向ローラ、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着部材)、
22 定着補助ローラ、
23 定着加熱ローラ、
25 ヒータ(第2加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
50 加熱装置、
52 加熱ローラ(加熱部材)、
61 圧接ローラ(圧接部材)、
55 ヒータ(加熱手段)、
60 用紙温度検知センサ(温度検知手段)、
66 圧接レバー、
67 カム、
85 ベルト温度検知センサ(第2温度検知手段)、
86 冷却ファン(冷却手段)、 P 記録媒体。

Claims (10)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向する転写位置に搬送される記録媒体上に当該像担持体に担持されたトナー像を転写する転写手段と、
    記録媒体の転写面に当接するとともに加熱手段によって加熱される加熱部材と、前記加熱部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する圧接部材と、を具備して、記録媒体が前記転写位置に搬送される前に当該記録媒体を加熱する加熱装置と、
    前記転写位置にて転写された記録媒体上のトナー像を当該記録媒体上に定着する定着装置と、
    前記加熱装置を通過した後の記録媒体の温度を検知する温度検知手段と、
    前記加熱装置によって記録媒体に与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する可変手段と、
    前記加熱部材と前記圧接部材とを離間する離間手段と、
    前記離間手段によって前記加熱部材と前記圧接部材とが離間された後の当該加熱部材に記録媒体が接触しないように記録媒体の搬送経路を移動する移動手段と、
    を備え、
    前記温度検知手段の検知結果に基いて前記可変手段を制御し
    前記加熱装置による記録媒体の加熱をおこない光沢度の高い画像を出力する高光沢モードが装置を操作する操作者に選択されていない場合に、前記離間手段によって前記加熱部材と前記圧接部材とが離間されて、前記移動手段によって前記加熱部材に記録媒体が接触しないように記録媒体の搬送経路が移動されるとともに、前記圧接部材が駆動されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置を操作する操作者が、前記加熱装置による記録媒体の加熱をおこなわない通常モードと、前記高光沢モードと、のいずれかを選択できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記可変手段は、前記加熱手段の加熱温度を可変する加熱温度可変手段、又は/及び、前記ニップ部におけるニップ幅を可変するニップ幅可変手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体の種類を検出する検出手段と、
    記録媒体の搬送速度を可変する搬送速度可変手段と、
    を備え、
    前記高光沢モードが装置を操作する操作者に選択されているときに、前記検出手段の検出結果に応じて、前記加熱温度可変手段、前記ニップ幅可変手段、前記搬送速度可変手段のうち少なくとも1つを制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記圧接部材は、断熱弾性層を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記加熱装置に対して搬送方向上流側と搬送方向下流側とに記録媒体を検知する記録媒体検知手段を備え、
    前記記録媒体検知手段の検知結果に基いて、前記温度検知手段によって記録媒体の温度を検知するタイミングを定めることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記定着装置によって記録媒体に与えられる単位面積当たりの加熱量を可変する第2可変手段を備え、
    前記温度検知手段の検知結果に基いて前記第2可変手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記定着装置は、記録媒体の定着面に当接するとともに第2加熱手段によって加熱される定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送される第2ニップ部を形成する加圧部材と、を具備し、
    前記第2可変手段は、前記第2加熱手段の加熱温度を可変する第2加熱温度可変手段、又は/及び、前記第2ニップ部におけるニップ幅を可変する第2ニップ幅可変手段であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体の温度を検知する第2温度検知手段と、
    前記像担持体を冷却する冷却手段と、
    を備え、
    前記第2温度検知手段によって検知された温度が所定値に達したときに前記冷却手段によって前記像担持体を冷却することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体は、中間転写ベルトであって、
    前記中間転写ベルトを張架するとともに、前記転写位置で前記中間転写ベルトを介して2次転写ローラに圧接する2次転写対向ローラを備え、
    前記2次転写対向ローラは、断熱弾性層を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2008177449A 2008-07-08 2008-07-08 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5168646B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008177449A JP5168646B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 画像形成装置
US12/458,250 US8170461B2 (en) 2008-07-08 2009-07-07 Image forming apparatus including pre-heating unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008177449A JP5168646B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010019870A JP2010019870A (ja) 2010-01-28
JP5168646B2 true JP5168646B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=41505280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008177449A Expired - Fee Related JP5168646B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8170461B2 (ja)
JP (1) JP5168646B2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1987816A1 (de) * 2007-04-30 2008-11-05 Ratiopharm GmbH Adsorbate eines Rasagilinsalzes mit einem wasserlöslichen Hilfsstoff
JP5235490B2 (ja) * 2008-05-13 2013-07-10 キヤノン株式会社 通信システム及び通信装置
JP5095678B2 (ja) * 2008-12-18 2012-12-12 株式会社リコー 画像形成装置
US8358959B2 (en) * 2009-03-05 2013-01-22 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP5339072B2 (ja) * 2009-04-27 2013-11-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5471201B2 (ja) * 2009-09-04 2014-04-16 株式会社リコー 加熱定着装置及び画像形成装置
JP2011191572A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2012108461A (ja) 2010-05-28 2012-06-07 Ricoh Co Ltd 定着装置及びそれを用いた画像形成装置
US8886071B2 (en) 2010-10-13 2014-11-11 Ricoh Company, Ltd. Fixing device, fixing device control method, and image forming apparatus
JP2012189793A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2012194429A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、画像形成装置およびプログラム
JP2014040324A (ja) * 2012-07-26 2014-03-06 Ricoh Co Ltd 挟持搬送装置及び画像形成装置
JP2014077873A (ja) 2012-10-10 2014-05-01 Ricoh Co Ltd 定着装置の温度制御方法及び定着装置並びに画像形成装置
JP2014098783A (ja) 2012-11-14 2014-05-29 Ricoh Co Ltd 定着装置の温度制御方法、定着装置および画像形成装置
JP2014232204A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP6445910B2 (ja) * 2015-03-25 2018-12-26 株式会社沖データ 画像形成装置
DE102015112276B3 (de) * 2015-07-28 2016-06-30 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Verfahren und Vorrichtung zur Verbesserung des Tonertransfers in einem elektrographischen Digitaldrucker
US9885983B2 (en) * 2016-02-29 2018-02-06 Océ Holding B.V. Method for heat treatment of mixed media sheets
JP6119893B1 (ja) * 2016-03-04 2017-04-26 富士ゼロックス株式会社 記録材加熱装置および画像形成装置
JP6884551B2 (ja) * 2016-10-28 2021-06-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019015757A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2020027150A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
WO2020166112A1 (ja) * 2019-02-13 2020-08-20 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US11487228B2 (en) * 2020-07-15 2022-11-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2023031922A (ja) * 2021-08-26 2023-03-09 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP2023046717A (ja) * 2021-09-24 2023-04-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3033486B2 (ja) * 1995-06-30 2000-04-17 富士ゼロックス株式会社 定着方法及びその装置
KR100270058B1 (ko) * 1996-04-01 2000-10-16 사가이 가쯔히로 화상형성장치
JP3629354B2 (ja) 1997-08-21 2005-03-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP2001282034A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び定着温度制御方法
JP2002328560A (ja) * 2001-04-26 2002-11-15 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2003167459A (ja) 2001-11-30 2003-06-13 Konica Corp 定着装置および画像形成装置
WO2003065128A1 (fr) * 2002-01-30 2003-08-07 Pfu Limited Dispositif electro-photographique pleine couleur dans lequel est utilise un toner liquide
JP2003255769A (ja) 2002-02-28 2003-09-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003262995A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004035176A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2004142920A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3929942B2 (ja) 2003-06-26 2007-06-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4368711B2 (ja) * 2004-03-18 2009-11-18 株式会社リコー 転写定着装置とそれを備えた画像形成装置及び転写定着方法
JP4477405B2 (ja) 2004-04-20 2010-06-09 株式会社Pfu 液体現像電子写真装置の定着装置
JP2006023329A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2006030345A (ja) 2004-07-13 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 定着装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2006091360A (ja) 2004-09-22 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法および光沢処理装置
JP2006126249A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Canon Inc 画像形成装置
JP4794890B2 (ja) * 2005-04-08 2011-10-19 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006337898A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP4701051B2 (ja) 2005-09-14 2011-06-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2007147771A (ja) 2005-11-24 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007187751A (ja) 2006-01-11 2007-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP2007272032A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc 画像加熱装置
JP4936430B2 (ja) 2006-05-29 2012-05-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4796441B2 (ja) * 2006-06-01 2011-10-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2007328161A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Canon Inc 画像加熱装置
JP5127169B2 (ja) * 2006-07-03 2013-01-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5342739B2 (ja) 2006-08-03 2013-11-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4834502B2 (ja) * 2006-09-19 2011-12-14 株式会社リコー 画像形成装置
JP5228309B2 (ja) 2006-11-01 2013-07-03 株式会社リコー 定着装置、および画像形成装置
JP5036048B2 (ja) 2007-08-23 2012-09-26 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8170461B2 (en) 2012-05-01
US20100008683A1 (en) 2010-01-14
JP2010019870A (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5168646B2 (ja) 画像形成装置
US8625155B2 (en) Image forming system, controlling apparatus, and recording medium having program recorded therein
JP5424079B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5891764B2 (ja) 光沢付与装置および画像形成装置
JP5116422B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008139817A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010204222A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016057347A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP7229461B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2016014774A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5454832B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2015069041A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2012027174A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2010211080A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5239671B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2013238800A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP4948262B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2015108799A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2014228631A (ja) 画像形成装置
JP5233540B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP6187116B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012058356A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2017161618A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2017161838A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2017102156A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees