JP2014228631A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支軸を中心にしてガイド部材を回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、隣り合うように設置されたガイド部材とによって形成される搬送経路において記録媒体の搬送性が低下してしまう不具合が軽減される、画像形成装置を提供する。
【解決手段】支軸64を中心にして第2ガイド部材63を回動させて搬送経路を開放できるように構成して、その第2ガイド部材63が隣り合う第1ガイド部材40に近接するように圧縮スプリング65(付勢部材)によって付勢されるように構成している。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、ジャム処理をおこなうために記録媒体が搬送される搬送経路を開放するように回動するガイド部材が設置された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、ジャム処理をおこなうために、記録媒体が搬送される搬送経路を開放するように回動するガイド部材(搬送ガイド板)を設置したものが広く知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、特許文献1における定着装置は、ニップ部(定着ニップ)から送出された記録媒体の搬送を案内するガイド部材(ガイド本体)が、分離爪とともに、定着装置の外装カバーの一部としても機能する排紙ガイド部材に設置されている。そして、ニップ部から送出された記録媒体がジャム(紙詰まり)した場合には、ユーザーが、排紙ガイド部材を支軸を中心にガイド部材とともに回動させることで、搬送経路を開放して、ジャム処理をおこなえるように構成している。
また、特許文献2における画像形成装置は、定着装置から送出された記録媒体の搬送を案内するガイド部材(排紙ガイド体)の一部が、画像形成装置の上部本体に設置されている。そして、定着装置から送出された記録媒体がジャム(紙詰まり)した場合には、ユーザーが、上部本体を支軸を中心にガイド部材とともに回動させることで、搬送経路を開放して、ジャム処理をおこなえるように構成している。
上述した従来の画像形成装置は、支軸を中心にしてガイド部材を回動させて搬送経路を開放できるように構成しているため、ジャム処理の作業性が高められる効果が期待できる。
しかし、支軸を中心にしてガイド部材を確実に回動させるために、ガイド部材と、そのガイド部材に隣り合うように搬送方向下流側又は搬送方向上流側に設置された隣接ガイド部材との間に、或る程度大きな隙間が設けられてしまうことがあった。そして、そのように隣り合うように設置された2つのガイド部材の間に大きな隙間が形成されてしまうと、2つのガイド部材によって案内される記録媒体がその隙間に引っ掛かってしまい、ジャムが生じるなどして記録媒体の搬送性が低下してしまうことになる。
また、このような問題は、定着装置の下流側の搬送経路に限定されることなく、画像形成装置におけるすべての搬送経路において生じうるものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、支軸を中心にしてガイド部材を回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、ガイド部材と、隣り合うように設置された隣接ガイド部材とによって形成される搬送経路において記録媒体の搬送性が低下してしまう不具合が軽減される、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、搬送経路にて所定方向に搬送される記録媒体に対向して当該記録媒体を案内する第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材に対して搬送方向下流側又は搬送方向上流側に配設されて、前記搬送経路にて所定方向に搬送される記録媒体に対向して当該記録媒体を案内する第2ガイド部材と、を備え、前記第2ガイド部材は、その搬送面が前記第1ガイド部材の搬送面に隣接するように前記第1ガイド部材に向けて付勢部材によって搬送方向に沿うように相対的に付勢され、支軸を中心に回動して前記搬送経路を開放できるように形成されたものである。
本発明は、支軸を中心にしてガイド部材を回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、そのガイド部材が隣り合うガイド部材に近接するように付勢部材によって相対的に付勢されるため、隣り合うように設置された2つのガイド部材によって形成される搬送経路において記録媒体の搬送性が低下してしまう不具合が軽減される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置と排紙装置とを示す構成図である。 第1ガイド部材と第2ガイド部材とが搬送経路を開放した状態を示す図である。 変形例1としての、画像形成装置の要部を示す構成図である。 図4の画像形成装置において、第1ガイド部材と第2ガイド部材とが近接する部分を幅方向に示す概略図である。 変形例2としての画像形成装置において、(A)第1ガイド部材と第2ガイド部材とが搬送経路を閉鎖した状態を示す図と、(B)第1ガイド部材と第2ガイド部材とが搬送経路を開放した状態を示す図と、である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y,11M,11C,11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15は各感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は2次転写工程後の記録媒体Pを定着装置20に向けて搬送する搬送ベルト、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置(定着ユニット)、60は定着工程後の記録媒体Pを画像形成装置1の外部に排出するための排紙装置(排紙ユニット)、80は給紙部7からレジストローラ9の位置まで記録媒体Pを搬送する搬送ユニット(第1搬送経路)、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7から第1搬送経路(搬送ユニット80)、レジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、第1搬送経路(搬送ユニット80)を通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト19によって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙装置60で搬送された後に、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、定着装置20と排紙装置60との構成・動作について詳述する。
図2に示すように、定着装置20は、定着補助ローラ22、加熱ローラ23、定着部材としての定着ベルト21、加圧部材としての加圧ローラ31、第1ガイド部材40、等で構成される。
なお、本実施の形態において、定着装置20は、画像形成装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。具体的に、画像形成装置本体の前側カバーを開放して定着装置20を露呈させた状態で、定着装置20を幅方向手前側(図1及び図2の紙面垂直方向手前側である。)に引き出して画像形成装置本体1から取り出したり、画像形成装置本体の前側カバーを開放して設置スペースを露呈させた状態で、定着装置20を幅方向奥側(図1及び図2の紙面垂直方向奥側である。)に押し込んで画像形成装置本体1に装着したりすることになる。このように、定着装置20を装置本体1に対して単独で着脱できるように構成することで、定着装置20のメンテナンス性を高めることができる。
ここで、定着部材としての定着ベルト21は、樹脂材料からなるベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト21の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト21は、2つのローラ部材(定着補助ローラ22と加熱ローラ23とである。)に張架・支持されて、図2中の矢印方向に走行する。
定着補助ローラ22は、SUS304等の芯金上に、発泡シリコーンゴムからなる弾性層が形成されたローラ部材であって、加圧部材としての加圧ローラ31に定着ベルト21を介して圧接してニップ部を形成する。弾性層を発泡材料で形成することで、ニップ部におけるニップ幅(ニップ量)を比較的大きく設定できるとともに、定着ベルト21の熱が定着補助ローラ22に移行しにくくなる。定着補助ローラ22は、その軸部が駆動モータ(不図示である。)に連結されていて、図2中の時計方向に回転駆動される。
加熱ローラ23は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料からなる中空構造のローラ部材であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。なお、加熱ローラ23は、耐食性を向上させるために、その表面にアルマイト処理が施されている。
加熱ローラ23のヒータ25は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25からの輻射熱によって加熱ローラ23が加熱されて、さらに加熱ローラ23によって加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像に熱が加えられる。ヒータ25(加熱手段)の出力制御は、定着ベルト21表面に非接触で対向する温度センサ(不図示である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金と、芯金の外周面に接着層を介して形成された弾性層と、からなる。加圧ローラ31の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム等のソリッドゴム材料で形成されている。なお、弾性層の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
また、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド部材が配設されている。特に、ニップ部の出口側(搬送方向下流側)には、定着装置20の外装カバーの一部としても機能する第1ガイド部材40(一点鎖線で示した部分がガイド部材として機能する。)が設置されているが、これについては後で詳しく説明する。
また、定着ベルト21の外周面に対向する位置であって、ニップ部の出口側近傍には、分離部材42が配設されている。分離部材42は、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21の走行に沿って定着ベルト21に巻き付いてしまう不具合を抑止する。
一方、定着装置20に対して下流側(搬送方向下流側)には、定着装置20から送出された記録媒体Pを画像形成装置本体1の外部に排出するための排紙装置60(排紙ユニット)が設置されている。
排紙装置60は、排紙ベルト61、排紙ローラ62、第2ガイド部材63、等で構成されている。
排紙ベルト61は、2つのローラ部材に張架・支持されていて、駆動ローラとして機能する一方のローラ部材の回転駆動によって図2の矢印方向(反時計方向)に走行する。排紙ローラ62は、排紙ベルト61との摩擦抵抗によって図2の時計方向に従動回転する。そして、定着工程後の記録媒体Pは、第2ガイド部材63によって案内されながら、排紙ベルト61と排紙ローラ62とによって図2の矢印Y11方向に搬送されることになる。
なお、本実施の形態において、排紙装置60は、画像形成装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。具体的に、画像形成装置本体の前側カバーを開放して排紙装置60を露呈させた状態で、排紙装置60を幅方向手前側(図1及び図2の紙面垂直方向手前側である。)に引き出して画像形成装置本体1から取り出したり、画像形成装置本体の前側カバーを開放して設置スペースを露呈させた状態で、排紙装置60を幅方向奥側(図1及び図2の紙面垂直方向奥側である。)に押し込んで画像形成装置本体1に装着したりすることになる。このように、排紙装置60を装置本体1に対して単独で着脱できるように構成することで、排紙装置60のメンテナンス性を高めることができる。
以下、定着装置20と排紙装置60との、通常の通紙時の動作について説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、不図示の電源部からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、駆動モータによって定着補助ローラ22が回転駆動されて、それぞれの部材同士の摩擦抵抗によって定着ベルト21、加熱ローラ23、加圧ローラ31が図2中の矢印方向に回転(従動)する。また、排紙装置60では、駆動モータによって排紙ベルト61と排紙ローラ62との回転が開始される。
その後、給紙部7から記録媒体Pが給送されて、感光体ドラム11Y,11M,11C,11BK上の各色のトナーが記録媒体P上に未定着画像として担持される。未定着画像(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(定着補助ローラ22)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像が定着される。その後、回転する定着ベルト21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、排紙装置60によってさらに矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態における画像形成装置1(定着装置20及び排紙装置60)の、特徴的な構成・動作について説明する。
図2に示すように、本実施の形態における画像形成装置1には、搬送経路にて所定方向に搬送される記録媒体Pに対向して記録媒体Pを案内する2つのガイド部材(第1ガイド部材40と第2ガイド部材63とである。)が並設されている。
先に説明したように、本実施の形態において、第1ガイド部材40は、定着装置20に設置されていて、定着装置20の外装カバーの一部としても機能するように構成されている。
詳しくは、第1ガイド部材40は、定着装置20の構成部材の一部を覆うように形成されていて、搬送経路(ニップ部の下流側の搬送経路である。)に対向する部分(記録媒体Pの画像面に対向する部分である。)が略平面状に形成されていて「ガイド部材(ガイド面)」として機能する。特に、第1ガイド部材40において「ガイド部材(ガイド面)」として機能する部分(図2の一点鎖線で示した部分である。)は、記録媒体Pの搬送性を妨げないように記録媒体Pが引っ掛かるような凹凸がなく、記録媒体Pを所望の搬送方向に導くように搬送方向に沿う形状で形成されている。
そして、第1ガイド部材40は、図3を参照して、回転軸41を中心に回動して搬送経路(第1ガイド部材40が対向する搬送経路である。)を開放できるように形成されている。これにより、第1ガイド部材40が対向する搬送経路において記録媒体Pのジャム(紙詰まり)が生じてしまったときであっても、図3に示すように第1ガイド部材40を開放位置まで回動させることで、ジャムした記録媒体Pが露呈するため、その記録媒体Pを取り除きやすくなる(ジャム処理がしやすくなる)。
さらに、本実施の形態において、第1ガイド部材40は、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着ベルト21(定着部材)から分離させるために定着ベルト21(定着補助ローラ22)に近接された分離部材42が一体的に設置されている。
このような構成により、図3に示すように、第1ガイド部材40が開放位置(搬送経路から充分に離間した位置である。)まで回動されたときに、分離部材42も第1ガイド部材40とともにその位置(定着ベルト21から充分に離間した位置である。)に移動することになる。そのため、分離部材42の位置で記録媒体Pがジャムしてしまったときであっても、図3に示すように第1ガイド部材40を開放位置まで回動させることで、ジャムした記録媒体Pが露呈するため、その記録媒体Pを取り除きやすくなる(ジャム処理がしやすくなる)。
一方、本実施の形態において、第2ガイド部材63は、排紙装置60に設置されていて、排紙装置60の外装カバーとしても機能するように構成されている。第2ガイド部材63は、第1ガイド部材40に対して搬送方向下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側である。)に配設されている。
詳しくは、第2ガイド部材63は、排紙装置60の構成部材の一部を覆うように形成されていて、搬送経路(定着装置20の下流側の搬送経路である。)に対向する部分(記録媒体Pの画像面に対向する部分である。)が略平面状に形成されていて「ガイド部材(ガイド面)」として機能する。特に、第2ガイド部材63において「ガイド部材(ガイド面)」として機能する部分(図2の一点鎖線で示した部分である。)は、記録媒体Pの搬送性を妨げないように記録媒体Pが引っ掛かるような凹凸がなく、記録媒体Pを所望の搬送方向に導くように搬送方向に沿う形状で形成されている。
そして、図3に示すように、第2ガイド部材63は、支軸64を中心に回動して搬送経路(第2ガイド部材63が対向する搬送経路である。)を開放できるように形成されている。これにより、第2ガイド部材63が対向する搬送経路において記録媒体Pのジャム(紙詰まり)が生じてしまったときであっても、図3に示すように第2ガイド部材63を開放位置まで回動させることで、ジャムした記録媒体Pが露呈するため、その記録媒体Pを取り除きやすくなる(ジャム処理がしやすくなる)。
特に、定着工程直後の記録媒体Pはニップ部で受ける熱と圧力とによって湾曲した形状になりやすく、図3に示すように、定着装置20の下流側の位置で定着装置20と排紙装置60とに跨るようにジャムしてしまう場合が多い。そのため、この位置の搬送経路に対向し、隣接配置される2つのガイド部材40,63を共に開放位置まで可動できるように構成することは、ジャム処理の作業性を向上させるために有用である。
ここで、本実施の形態において、第2ガイド部材63は、その搬送面(図2の一点鎖線で示した部分である。)が、第1ガイド部材40の搬送面(図2の一点鎖線で示した部分である。)に隣接するように(連続的な搬送面が形成されるように)、第1ガイド部材40に向けて付勢部材(圧縮スプリング65)によって搬送方向に沿うように相対的に付勢されている。
詳しくは、図2を参照して、第2ガイド部材63には、穴部63a(スライド穴部)が形成されている。この穴部63aは、支軸64(排紙装置60における不図示のフレームに固設されている。)が付勢部材(圧縮スプリング65)による付勢方向に相対的に移動可能に嵌合するように形成されたものであって、略長穴状に形成されている。換言すると、略長穴状の穴部63aは、その長手方向が付勢部材(圧縮スプリング65)による付勢方向にほぼ一致するように形成されている。そして、付勢部材としての圧縮スプリング65は、一端側が第2ガイド部材63の接続部(穴部63aの一端側である。)に接続され、他端側が支軸64に接続されている。
このような構成により、第2ガイド部材63は、搬送経路を閉鎖する位置にあるとき(図2の位置である。)に、その先端部(図2の破線で囲んだ部分である。)が第1ガイド部材40の外壁面(ガイド面から起立する位置に形成された外壁面である。)に略直交するように圧接することになる。
ここで、図示は省略するが、第1ガイド部材40が開放位置に位置した状態で、第2ガイド部材63が閉鎖位置に位置した場合に、第2ガイド部材63が圧縮スプリング65の付勢力によって定着装置20に向けて無制限に移動してしまうのを防止するために、排紙装置60のフレームに第2ガイド部材63の付勢方向の移動を制限するストッパ部が設けられている。
また、図示は省略するが、第1ガイド部材40の開放位置と閉鎖位置とを定めるためのストッパ部がそれぞれ定着装置20のフレームに設けられていて、第2ガイド部材63の開放位置を定めるためのストッパ部が排紙装置60のフレームに設けられている。なお、第2ガイド部材63の閉鎖位置は第1ガイド部材40との当接によって定められるため、そのためのストッパ部は設けられていない。
さらに、図示は省略するが、上述した第2ガイド部材63の、付勢方向のスライド移動と、支軸64を中心にした回動と、をスムーズにおこなうために、排紙装置60のフレームにそれらの動作を案内するガイド部が設けられている。
これにより、支軸64を中心にして第2ガイド部材63を回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、さらには回転軸41を中心にして第1ガイド部材40をも回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、隣り合う2つのガイド部材40,63のガイド面に大きな隙間が形成されてしまう不具合を防止することができる。そのため、隣り合うように設置された2つのガイド部材40,63(ガイド面)の間に大きな隙間が形成されて、2つのガイド部材40,63によって案内される記録媒体Pがその隙間に引っ掛かってしまい、ジャムが生じるなどして記録媒体の搬送性が低下する不具合を防止することができる。すなわち、第2ガイド部材63(及び、第1ガイド部材40)を回動可能に構成することでジャム処理性が向上するとともに、付勢部材(圧縮スプリング65)の付勢力を利用して2つのガイド部材40,63のガイド面を近接させることで記録媒体Pの搬送性の低下を防止することができる。
なお、図3に示すように、定着装置20と排紙装置60とに跨るような記録媒体Pのジャムが生じた場合には、以下の手順で、ユーザーによるジャム処理がおこなわれることになる。
まず、定着装置20と排紙装置60とに跨るような記録媒体Pのジャムが生じると、不図示のジャム検知センサによってその状態が検知されて、装置本体1の稼働が強制的に停止されるとともに、装置本体1の表示パネル(不図示である。)にその状態が報知される。そして、その状態を認識したユーザーは、装置本体1の前側カバー(不図示である。)を開放して、定着装置20と排紙装置60とを露呈させた後に、定着装置20と排紙装置60とをスライダ(不図示である。)に沿って手前側に引き出した状態にする(装置本体1に対して定着装置20と排紙装置60とが手前側に突出した状態である)。そして、その状態で、圧縮スプリング65の付勢力に抗するような力を作用させながら第2ガイド部材63を支軸64を中心にして開放位置に向けて回動させて、さらに第1ガイド部材40を回転軸41を中心にして開放位置に向けて回動させる(図3の状態である)。そして、搬送経路が露呈した状態で、ジャムした記録媒体Pを除去する。その後、2つのカバー部材40,63を閉鎖位置に戻して、さらに定着装置20と排紙装置60とを元の位置に戻して(装置本体1に押し込んで)、一連のジャム処理を終了する。
なお、本実施の形態では、定着装置20と排紙装置60とを装置本体1から引き出した状態でジャム処理をおこなうように構成した。
これに対して、定着装置20と排紙装置60とを装置本体1に装着した状態のまま、2つのカバー部材40,63を開放位置に回動させるスペースと、ジャムした記録媒体Pを取り除くためのスペースと、が充分に確保されるような場合には、上述した装置本体1から定着装置20と排紙装置60とを着脱する動作を省略してジャム処理をおこなうこともできる。また、その場合、定着装置20と排紙装置60とを画像形成装置本体1に対して必ずしも交換可能(着脱可能)に構成しなくてもよいことになる。
なお、本実施の形態では、圧縮スプリング65(付勢部材)に付勢されて第2ガイド部材63の先端部が第1ガイド部材40に直接的に接触するように構成した。
これに対して、図4及び図5に示すように、第2ガイド部材63に、圧縮スプリング65(付勢部材)によって第1ガイド部材40に向けて付勢された状態で第1ガイド部材40に突き当たる突当部材としての突当コロ66を設けることもできる。突当コロ66(突当部材)を設置することで、第2ガイド部材63の先端部が第1ガイド部材40に当接を繰り返して変形する不具合を防止することができ、さらに第1ガイド部材40に対する第2ガイド部材63の付勢方向の位置決めを精度よくおこなうことができる。
その場合、図5(A)に示すように、通紙領域M(通紙可能な最大サイズの記録媒体Pが搬送される幅方向の範囲である。)の範囲外で第1ガイド部材40に突き当たるように突当コロ66(突当部材)を形成することもできるし、図5(B)に示すように、幅方向(図4の垂直方向であって、図5の上下方向である。)の全域にわたって第1ガイド部材40に突き当たるように突当コロ66(突当部材)を形成することもできる。前者(図5(A))の場合には、突当コロ66(突当部材)が記録媒体Pに干渉することがないため突当コロ66の形状に対する制約が軽減されることになる。また、後者(図5(B))の場合には、突当コロ66(突当部材)自体によって第1ガイド部材40との間に幅方向全域にわたって微小な隙間をも生じないようにすることができる。
また、本実施の形態において、上述したジャム処理時の操作をさらにスムーズにおこなうために、第1ガイド部材40の回転軸41を中心にした回動の軌跡と、第2ガイド部材63の支軸64を中心にした回動の軌跡と、が重ならないように形成することが好ましい。すなわち、第1ガイド部材40の開閉動作と、第2ガイド部材63の開閉動作と、を同時におこなっても、それぞれタイミングをずらして独立しておこなっても、互いのガイド部材40,63が干渉してそれらの開閉動作を妨げないように構成することが好ましい。
具体的に、図6に示すように、第1ガイド部材40の回転軸41は、第2ガイド部材63との当接部から充分に離れた位置であって、当接部に対して上方に大きく離れない位置(好ましくは、下方の位置である。)に形成されている。これにより、第1ガイド部材40の回転軸41を中心にした回動の軌跡N1は、第2ガイド部材63との当接部から離れるような軌跡になる。
そして、第2ガイド部材63は、穴部63aの長手方向中央部に支軸64(小判状に形成されている。)を回動させるための回動部63a1(支軸64の外径に合わせて略円形状に形成された穴部である。)が形成されている。そして、第2ガイド部材63を閉鎖位置から開放位置に回動するときには、図6(A)の状態から圧縮スプリング65の付勢力に抗するような力を作用させながら支軸64が回動部63a1の位置に達するように第2ガイド部材63を図の左方にスライド移動させて、その後に図6(B)に示すように支軸64を中心に第2ガイド部材63を開放位置に向けて回動させる。これにより、第2ガイド部材63の支軸64を中心にした回動の軌跡N2は、第1ガイド部材40との当接部から離れるような軌跡になる。
このように構成することで、図6(B)に示すように、第1ガイド部材40の回転軸41を中心にした回動の軌跡N1と、第2ガイド部材63の支軸64を中心にした回動の軌跡N2と、が重ならずに、ジャム処理時の操作をさらにスムーズにおこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、支軸64を中心にして第2ガイド部材63を回動させて搬送経路を開放できるように構成した場合であっても、その第2ガイド部材63が隣り合う第1ガイド部材40に近接するように圧縮スプリング65(付勢部材)によって相対的に付勢されるため、隣り合うように設置された2つのガイド部材40,63によって形成される搬送経路において記録媒体Pの搬送性が低下してしまう不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では加圧部材として加圧ローラ31を用いたが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いてもよい。また、本実施の形態では定着部材として定着ベルト21を用いたが、定着部材として定着ローラを用いてもよい。さらに、本実施の形態では定着部材を加熱する加熱手段としてハロゲンヒータ25を用いたが、定着部材を加熱する加熱手段として励磁コイル(電磁誘導加熱方式の定着装置に対応する加熱手段である。)を用いることもできるし、加熱手段として抵抗発熱体を用いることもできる。
さらに、本実施の形態では排紙装置60における搬送機構として排紙ベルト61と排紙ローラ62とを用いたが、排紙装置60における搬送機構はこれに限定されることなく、種々の形態(例えば、複数のローラ対を並設したものである。)を用いることができる。
そして、それらの場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、付勢部材によって第2ガイド部材63が第1ガイド部材40に向けて付勢されるように構成したが、付勢部材によって第1ガイド部材が第2ガイド部材に向けて付勢されるように構成することもできる。
また、本実施の形態では、第1ガイド部材40に対して搬送方向下流側に第2ガイド部材63が設置された画像形成装置1に対して本発明を適用した。これに対して、第1ガイド部材に対して搬送方向上流側に第2ガイド部材が設置された画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、定着装置20と排紙装置60とによって形成される搬送経路において本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の搬送経路(例えば、第1搬送経路(搬送ユニット80)の位置である。)においても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、第2ガイド部材63を相対的に付勢する付勢部材として圧縮スプリング65を用いたが、付勢部材として引張スプリングを用いることもできるし、付勢部材として板バネ等の弾性部材を用いることもできる。
そして、それらの場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、カラーの画像形成装置1に対して本発明を適用したが、モノクロの画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着部材)、
22 定着補助ローラ、
23 加熱ローラ、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
40 第1ガイド部材、
41 回転軸、
42 分離部材、
60 排紙装置、
61 排紙ベルト、
62 排紙ローラ、
63 第2ガイド部材、
63a 穴部(スライド穴部)、
63a1 回動部、
64 支軸、
65 圧縮スプリング(付勢部材)、
66 突当コロ(突当部材)、 P 記録媒体。
特許第4291744号公報 特許第2571696号公報

Claims (8)

  1. 搬送経路にて所定方向に搬送される記録媒体に対向して当該記録媒体を案内する第1ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材に対して搬送方向下流側又は搬送方向上流側に配設されて、前記搬送経路にて所定方向に搬送される記録媒体に対向して当該記録媒体を案内する第2ガイド部材と、
    を備え、
    前記第2ガイド部材は、その搬送面が前記第1ガイド部材の搬送面に隣接するように前記第1ガイド部材に向けて付勢部材によって搬送方向に沿うように相対的に付勢され、支軸を中心に回動して前記搬送経路を開放できるように形成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2ガイド部材は、前記支軸が前記付勢部材による付勢方向に相対的に移動可能に嵌合するように形成された穴部を具備し、
    前記付勢部材は、一端側が前記第2ガイド部材の接続部に接続され、他端側が前記支軸に接続されたスプリングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2ガイド部材は、前記付勢部材によって前記第1ガイド部材に向けて付勢された状態で前記第1ガイド部材に突き当たる突当部材を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記突当部材は、記録媒体が搬送される幅方向の通紙領域の範囲外で前記第1ガイド部材に突き当たるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記突当部材は、幅方向の全域にわたって前記第1ガイド部材に突き当たるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、を具備した定着装置が、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置され、
    前記第1ガイド部材は、前記ニップ部から送出された記録媒体を案内して、前記定着装置の外装カバーの一部であって回転軸を中心に回動して前記搬送経路を開放できるように形成され、
    前記第2ガイド部材は、前記定着装置から送出された記録媒体を前記画像形成装置本体の外部に排出する排紙装置に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1ガイド部材は、前記ニップ部から送出された記録媒体を前記定着部材から分離させるために前記定着部材に近接された分離部材が一体的に設置されたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1ガイド部材の前記回転軸を中心にした回動の軌跡と、前記第2ガイド部材の前記支軸を中心にした回動の軌跡と、が重ならないように形成されたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110750039A (zh) * 2018-07-23 2020-02-04 富士施乐株式会社 引导结构、图像形成装置

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