JP2003167459A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JP2003167459A
JP2003167459A JP2001366386A JP2001366386A JP2003167459A JP 2003167459 A JP2003167459 A JP 2003167459A JP 2001366386 A JP2001366386 A JP 2001366386A JP 2001366386 A JP2001366386 A JP 2001366386A JP 2003167459 A JP2003167459 A JP 2003167459A
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fixing
sheet
roller
nip portion
fixing device
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JP2001366386A
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Hajime Tanaka
一 田中
Hidetoshi Katayanagi
秀敏 片柳
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未定着のトナーを有する用紙を確実に熱定着
する定着装置を提供する。 【解決手段】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、第1
定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する第1加圧ロ
ーラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し
加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用
紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、
且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラに圧接する第
2加圧ローラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニッ
プ部を経て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加
熱して2回目の熱定着をする第2定着手段と、を備えた
ことを特徴とする定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置および画像
形成装置に関し、複写機、プリンタ、ファクシミリおよ
びこれらの機能を有する複合機等の画像形成装置に用い
られる定着装置およびこの定着装置を備えた画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、未定着のトナー像を有する用
紙を1つの定着ローラと、1つの加圧ローラによりニッ
プ部を形成し、このニップ部で用紙を加圧、加熱して熱
定着する定着装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用す
るトナーとして、例えばスチレンアクリルトナーのよう
に軟化温度が高いトナーの場合、多くの熱量を必要と
し、定着速度を変えないで1つのニップ部による加圧、
加熱をしても熱定着が不十分になりやすく、所望の光沢
度が得られ難く、また、定着速度を下げて定着すると、
定着処理能力が低下するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、トナーの軟化温度が高い
場合でも定着速度を低下させることなく、トナーの定着
が十分に行われる定着装置および前記定着装置を備えた
画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のいず
れかの手段により達成できる。
【0006】(1)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
第1定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する第1加
圧ローラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬
送し加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段
と、用紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置
され、且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラに圧接
する第2加圧ローラとで形成した第2ニップ部で前記第
1ニップ部を経て搬送された用紙をさらに挟持搬送して
加圧加熱して2回目の熱定着をする第2定着手段と、を
備えたことを特徴とする定着装置。
【0007】(2)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
第1定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する加圧ロ
ーラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し
加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用
紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、
且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラと前記加圧ロ
ーラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経
て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2
回目の熱定着をする第2定着手段と、を備えたことを特
徴とする定着装置。
【0008】(3)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
定着ローラと前記定着ローラに圧接する第1加圧ローラ
とで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し加圧
加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用紙搬
送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、且つ
前記定着ローラと前記定着ローラに圧接する第2加圧ロ
ーラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経
て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2
回目の熱定着をする第2定着手段と、を備えたことを特
徴とする定着装置。
【0009】(4)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
未定着のトナー像を有する用紙を予備加熱する予備加熱
手段と、用紙搬送方向の前記予備加熱手段より下流側に
配置され、且つ定着ローラと前記定着ローラに圧接する
加圧ローラとで形成したニップ部で予備加熱した前記用
紙を挟持搬送して加圧加熱して熱定着する定着手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
【0010】(5)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
第1定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する第1加
圧ローラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬
送し加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段
と、用紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置
され、且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラに圧接
する第2加圧ローラとで形成した第2ニップ部で前記第
1ニップ部を経て搬送された用紙をさらに挟持搬送して
加圧加熱して2回目の熱定着をする第2定着手段と、前
記用紙搬送路の前記第1ニップ部と前記第2ニップ部と
の間に前記用紙を予備加熱する予備加熱手段と、を備え
ていることを特徴とする定着装置。
【0011】(6)未定着のトナー像を有する用紙を挟
持搬送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、
定着ローラと前記定着ローラに圧接する第1加圧ローラ
とで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し加圧
加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用紙搬
送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、且つ
前記定着ローラと前記定着ローラに圧接する第2加圧ロ
ーラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経
て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2
回目の熱定着をする第2定着手段と、用紙搬送路の前記
第1ニップ部と前記第2ニップ部との間に、前記用紙を
予備加熱する予備加熱手段と、を備えていることを特徴
とする定着装置。
【0012】
【発明の実施の形態】最初に、本発明に係わる定着装置
を備えた画像形成装置を図面を参照して説明する。図1
は本発明の定着装置を備えた画像形成装置の構成断面図
である。この画像形成装置は、像担持体である可撓性の
無端ベルト状の感光体(以下、感光体ともいう)1の周
囲に、4組のスコロトロン帯電器(以下、帯電器ともい
う)2Y、2M、2C、2Kと、4組の像露光装置3
M、3C、3Kと、さらに4組の現像器4Y、4M、4
C、4Kとから成る画像形成ユニット(図示の4組)を
縦列に配設したものである。
【0013】感光体1は、駆動ローラ11及び下ローラ
12、上ローラ13に張架され、テンションローラ14
の作用により緊張状態にされ、内周面に設けられたバッ
クアップ部材15により局部的に当接しながら、図示の
時計方向に回動する。バックアップ部材15は、感光体
1の背面に当接して、現像器4Y、4M、4C、4Kの
各現像剤担持体41Y、41M、41C、41Kの現像
領域及び像露光装置3Y、3M、3C、3Kの結像位置
に感光体1を規制している。
【0014】画像記録のスタートにより、図示しない駆
動モータが回動して駆動ローラ11を介して感光体1は
図示の時計方向へと回動し、帯電器2Yの帯電作用によ
り感光体1への電位の付与が開始される。感光体1は電
位を付与されたあと、像露光装置3Yにおいて第1の色
信号すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気
信号による露光が開始され、感光体1の回動(副走査)
によってその表面の感光層に現像画像のイエロー(Y)
の画像に対応する静電潜像を形成する。この潜像は現像
器4Yにより現像剤担持体41Y上に付着搬送された現
像剤が、現像領域において非接触の状態で反転現像さ
れ、イエロー(Y)のトナー像となる。
【0015】次いで感光体1はイエロー(Y)のトナー
像の上にさらに帯電器2Mの帯電作用により電位が付与
され、像露光装置3Mの第2の色信号すなわちマゼンタ
(M)の画像信号に対応する電気信号による露光が行わ
れ、現像器4Mによる非接触の反転現像によって前記の
イエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナ
ー像が重ね合わせて形成される。
【0016】同様のプロセスにより帯電器2C、像露光
装置3C及び現像器4Cによってさらに第3の色信号に
対応するシアン(C)のトナー像が形成される。さらに
帯電器2K、像露光装置3K及び現像器4Kによって第
4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね
合わせて形成され、感光体1の一回転以内にその周面上
にカラーのトナー像が形成される。
【0017】感光体1の周面上に形成されたカラーのト
ナー像は、帯電器2Fによって付着トナーの電位が揃え
られたのち転写領域に至る。給紙装置5の給紙カセット
51或いは手差し給紙台53から、それぞれ給紙手段5
2、54により送り出され、レジストローラ対55へと
搬送された用紙Pは、レジストローラ対55の駆動によ
って感光体1上のトナー像領域通過と同期して給紙さ
れ、駆動ローラ11の下部に対向して配置された転写手
段6によりトナー像が転写される。
【0018】トナー像が転写された用紙Pは、感光体1
の周面より分離されたのち、定着装置8へ搬送される。
定着装置8によりトナー像は熔融され、用紙Pに定着さ
れる。定着ローラは円筒状の金属基体、金属基体の周囲
に設けられた弾性層、および弾性層の表面を被覆する離
間層とで構成されている。なお、詳しい定着装置8の内
容については後述する。
【0019】定着処理終了後の用紙Pは、排紙ローラ対
71、72、73により搬送されて、上部に設けられた
排紙トレイ74に排出される。
【0020】一方、用紙Pを分離した感光体1は、クリ
ーニング装置65のクリーニングブレード66によって
残留トナーを除去し、清掃される。なお、次の原稿画像
のトナー像の形成が続いて行われるときは、帯電前除電
器67による感光体1の感光体面への露光が行われて前
歴の電荷の除去がなされる。
【0021】画像形成装置に使用されるトナーは軟化点
温度が比較的高い、例えばスチレンアクリルトナー等で
ある。
【0022】(実施の形態1)実施の形態1に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。図2は実施の
形態1に係わる定着装置の構成断面図である。
【0023】図2に示すように、定着装置8Aは、第1
定着手段81A、第2定着手段82A、発熱体85a、
85b、87a、87b、光沢度測定手段および温度測
定手段等で構成されている。
【0024】第1定着手段81Aは第1定着ローラ81
aと第1加圧ローラ83aとで形成した第1ニップ部N
1を有し、用紙Pを第1ニップ部N1に通して加圧、加
熱して1回目の熱定着をする。第1定着ローラ81aの
内部には発熱体85a、また第1加圧ローラ83aの内
部には発熱体87aがそれぞれ設けられている。
【0025】また、第2定着手段82Aは用紙搬送方向
96における用紙搬送路95の下流側に配置されてい
る。第2定着手段82Aは第2定着ローラ81bと第2
加圧ローラ83bとで形成した第2ニップ部N2を有
し、用紙Pを第2ニップ部N2に通して加圧、加熱して
2回目の熱定着をする。第2定着ローラ81bの内部に
は発熱体85b、また第2加圧ローラ83bの内部には
発熱体87bがそれぞれ設けられている。第2定着ロー
ラの表面の製品硬度は、第1定着ローラの表面の製品硬
度よりも低くなっている。
【0026】次に、第1定着手段81Aの解除機構につ
いて説明すると、カム92aが回動すると、レバー89
aはバネ90aに抗して時計方向に回動する。レバー8
9aに軸支された第1加圧ローラ83aは第1定着ロー
ラ81aから離間できる。同様にして、第2定着手段8
2Aの解除機構について説明すると、カム92bが回動
すると、レバー89bはバネ90bに抗して時計方向に
回動して、レバー89bに軸支された第2加圧ローラ8
3bは第2定着ローラ81bから離間できる。
【0027】光沢度測定手段は光沢度センサ97により
用紙Pの光沢度を測定する。用紙の表面に光束を照射し
て反射光を測定し、照射光に対する反射光の割合により
光沢度を測定する。
【0028】温度測定手段は、温度センサHS1により
第1定着ローラ81aの表面温度を測定し、温度センサ
HS2により第2定着ローラ81bの表面温度を測定す
る。第1定着ローラの温度は190℃、第1加圧ローラ
の温度は140℃である。1分間のコピー枚数は50c
pm、用紙Pの搬送速度は220mm/sであり、単位
面積当たりのトナー量M/Aは1.1から1.2mg/
cm2であり、第1ニップ部N1の外圧力は27.4N
/cm2である。また、使用する用紙は、アート紙、コ
ート紙、OHTおよび普通紙等である。
【0029】次に、実施の形態1の定着装置の作用につ
いて説明する。 1)第1定着手段と第2定着手段を共に作用させて定着
を行う場合 未定着のトナー像Tを有する用紙Pが用紙搬送路95に
沿って用紙搬送方向96に搬送されてくる。用紙Pは第
1定着ローラ81aと第1加圧ローラ83aとで形成さ
れる第1ニップ部N1を通過して1回目の加圧、加熱が
行われる。用紙Pはさらに搬送されて第2定着ローラ8
1bと第1加圧ローラ83bとで形成される第2ニップ
部N2を通過して2回目の加圧、加熱を行い、搬送ロー
ラ対93を経て機外に排出される。
【0030】2)第1定着手段のみ作用させて定着を行
う場合 準備動作として、最初に、図示しないモータによりカム
92bを時計方向に回動すると、レバー89bはカム9
2bの作用によりバネ90bに抗して時計方向に揺動
し、レバー98bに形成した加圧ローラ87bは移動し
て定着ローラ81bとの圧接がとかれ第2定着手段82
Aを開放する。ここで、未定着のトナー像Tを有する用
紙Pが用紙搬送路95に沿って用紙搬送方向96に搬送
されてくる。用紙Pは第1定着ローラ81aと第1加圧
ローラ83aとで形成されるニップ部N1を通過して加
圧、加熱して定着が行われる。その後、搬送ローラ対9
3を経て機外に搬送される。
【0031】次に、各モードにおける定着の作用につい
て説明する。 A)OHTのカラーコピーモード、およびカラー又は白
黒の光沢コピーモードの場合には、第1定着手段81A
と第2定着手段82Aを共に作用させて、熱定着を行
う。また、第2ニップ部N2の加圧力は第1ニップ部N
1の加圧力より大きくしてあり、第2ニップ部N2の加
熱温度は第1ニップ部N1の加熱温度より低くしてあ
る。
【0032】B)カラー又は白黒の無光沢コピーモード
の場合には、第1定着手段81Aのみ作用させて定着を
行う。
【0033】C)他のカラー又は白黒の無光沢コピーモ
ードの場合には、第1定着手段81Aと第2定着手段8
2Aを共に作用させて定着を行う。この場合、第2ニッ
プ部N2における加圧力は0.98N/cm2以上、
9.8N/cm2以下とする。この加圧力範囲に抑える
と、第1定着手段81Aと第2定着手段82Aを共に作
用させても無光沢のコピーが可能となる。
【0034】D)光沢度を自動判別するモードの場合に
は、光沢度センサ97による用紙Pの光沢度を測定す
る。用紙の光沢度が30%以上の場合、第1定着手段8
1A、第2定着手段82Aを作用させ、また、用紙の光
沢度が30%以下の場合は第1定着手段81Aまたは第
2定着手段82Aのいずれか一方を作用させる。
【0035】(実施の形態2)実施の形態2に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。図3は実施の
形態2に係わる定着装置の構成断面図である。この実施
の形態2は、前述の実施の形態1において、2つの加圧
ローラを1つの加圧ローラで併用した構造である。した
がって実施の形態1と機構的に同じ部分は同一符号を付
け、一部説明を省略する。
【0036】図3に示すように、定着装置8Bは、第1
定着手段81B、第2定着手段82B、発熱体85c、
85d、88、光沢度測定手段および温度測定手段等で
構成している。
【0037】第1定着手段81Bは第1定着ローラ81
cと加圧ローラ84とで形成した第1ニップ部N1を有
し、用紙Pを第1ニップ部N1に通して加圧、加熱して
1回目の熱定着をする。なお、第1定着ローラ81cの
内部には発熱体85c、加圧ローラ84の内部には発熱
体88が設けられている。
【0038】また、第2定着手段82Bは第2定着ロー
ラ81dと加圧ローラ84とで形成した第2ニップ部N
2を有し、用紙Pを第2ニップ部N2に通して加圧、加
熱して2回目の熱定着をする。第2定着手段82Bは用
紙搬送路95の用紙搬送方向96の下流側に配置されて
いる。第2定着ローラ81dの内部には発熱体85dが
設けられている。
【0039】第2定着ローラ81dの表面の製品硬度
は、第1定着ローラ81cの表面の製品硬度よりも低く
なっている。
【0040】次に、第1定着手段81Bの解除機構につ
いて説明すると、カム92aの回動によりレバー89c
はバネ90aに抗して反時計方向に回動し、レバー89
cに軸支された定着ローラ81cは加圧ローラ84から
離間できる。同様にして、第2定着手段82Bの解除機
構について説明すると、カム92bの回動によりレバー
89dはバネ90bに抗して反時計方向に回動し、レバ
ー89dに軸支された定着ローラ81dは加圧ローラ8
4から離間できる。
【0041】この定着装置8Bの作用は、実施の形態1
に示した2つの加圧ローラを1つの加圧ローラで共用す
る以外は実施の形態1の作用と同様である。
【0042】次に、各モードにおける定着の作用につい
て説明する。 A)OHTのカラーコピーモード、およびカラー又は白
黒の光沢コピーモードの場合には、第1定着手段81B
と第2定着手段82Bを共に作用させて定着を行う。ま
た、第2ニップ部N2の加圧力は第1ニップ部N1の加
圧力より大きくし、第2ニップ部N2の加熱温度は第1
ニップ部N1の加熱温度より低くしている。
【0043】B)カラー又は白黒の無光沢コピーモード
の場合には、第1定着手段81Bのみ作用させて定着を
行う。
【0044】C)他のカラー又は白黒の無光沢コピーモ
ードの場合には、第1定着手段81Bと第2定着手段8
2Bを共に作用させて定着を行う。この場合、第2ニッ
プ部N2における加圧力は0.98N/cm2以上、
9.8N/cm2以下とする。
【0045】D)光沢度を自動判別するモードの場合に
は、光沢度センサ97による用紙Pの光沢度を測定し、
用紙の光沢度が30%以上の場合、第1定着手段81
B、第2定着手段82Bを作用させ、逆に、用紙の光沢
度が30%以下の場合は第1定着手段81Bまたは第2
定着手段82Bのいずれか一方を作用させる。
【0046】(実施の形態3)実施の形態3に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。図4は実施の
形態3に係わる定着装置の構成断面図である。この実施
の形態3は、前述の実施の形態1において、2つの定着
ローラを1つの定着ローラで併用したものである。実施
の形態1と機構的に同じ部分は同一符号を付け一部説明
を省略する。
【0047】図4に示すように、定着装置8Cは第1定
着手段81C、第2定着手段82C、発熱体86、87
c、87d、光沢度測定手段および温度測定手段等で構
成されている。
【0048】第1定着手段81Cは定着ローラ82と第
1加圧ローラ83cとで形成した第1ニップ部N1を通
して加圧加熱して1回目の熱定着をする。定着ローラ8
2の内部には発熱体86、第1加圧ローラ83cの内部
には発熱体87cがそれぞれ設けられている。
【0049】第2定着手段82Cは第1定着手段81C
の用紙搬送方向96の下流側に配置され、定着ローラ8
2と第2加圧ローラ83dとで形成した第2ニップ部N
2を通して加圧、加熱して2回目の熱定着をする。第2
加圧ローラ83dの内部には発熱体87dが設けられて
いる。
【0050】次に、第1定着手段81Cの解除機構につ
いて説明すると、カム92aを回動させると、レバー8
9cはバネ90aに抗して時計方向に回動し、レバー9
8cに軸支された第1加圧ローラ83cは定着ローラ8
2から離間できる。同様にして、第2定着手段82Cの
解除機構について説明すると、カム92bを回動させる
と、レバー89bはバネ90bに抗して時計方向に回動
し、レバー98bに軸支された第2加圧ローラ83dは
定着ローラ82から離間できる。
【0051】この定着装置8Cの作用は、実施の形態1
に示した2つの加圧ローラを1つの加圧ローラで共用す
る以外は実施の形態1の作用と同様である。
【0052】A)OHTのカラーコピーモード、および
カラー又は白黒の光沢コピーモードの場合には、第1定
着手段81Cと第2定着手段82Cを共に作用させて定
着を行う。また、第2ニップ部N2の加圧力は第1ニッ
プ部N1の加圧力より大きくしてある。
【0053】B)カラー又は白黒の無光沢コピーモード
の場合には、第1定着手段81Cのみ作用させて定着を
行う。
【0054】C)他のカラー又は白黒の無光沢コピーモ
ードの場合には、第1定着手段81Cと第2定着手段8
2Cを共に作用させて定着を行う。第2ニップ部N2に
おける加圧力は0.98N/cm2以上、9.8N/c
2以下である。
【0055】D)光沢度を自動判別するモードの場合に
は、光沢度センサ97による用紙Pの光沢度を測定し、
用紙の光沢度が30%以上の場合、第1定着手段81
C、第2定着手段82Cを作用させる。また、用紙の光
沢度が30%以下の場合は第1定着手段81Cまたは第
2定着手段82Cのいずれか一方を作用させる。
【0056】(実施の形態4)実施の形態4に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。図5は実施の
形態4に係わる定着装置の構成断面図である。
【0057】図5に示すように、定着装置8Dは予備加
熱手段81D、定着手段82D、発熱体85a、87
a、温度測定手段および光沢度測定手段等で構成されて
いる。
【0058】予備加熱手段81Dは未定着のトナー像T
を有する用紙Pを熱定着し易いように予め面状発熱体9
4aにより予備加熱する。予備加熱温度は使用するトナ
ー像Tの軟化温度で、スチレンアクリルトナーの場合、
予備加熱する加熱温度はトナーの軟化温度である60℃
から100℃である。この温度にすることにより効率よ
く予備加熱できる。
【0059】また、定着手段82Dは予備加熱手段81
Dの用紙搬送路95の用紙搬送方向96の下流側に配置
され、定着ローラ81aと加圧ローラ83aとで形成し
たニップ部Nを形成し、予備加熱した用紙Pをニップ部
Nを通して加圧加熱して熱定着する。定着ローラ81a
の内部には発熱体85a、加圧ローラ83aの内部には
発熱体87aがそれぞれ設けられている。
【0060】温度測定手段は温度センサHS1により面
状発熱体94aの表面温度を非接触で測定し、また、温
度センサHS2により定着ローラ81aの表面温度を非
接触で測定する。
【0061】光沢度測定手段は光沢度センサ97により
用紙Pの単体表面の光沢度を搬送中に測定する。
【0062】ここで定着装置8Dの作用について説明す
る。 1)予備加熱手段81Dと定着手段82Dを共に作用さ
せて定着を行う場合 未定着のトナー像Tを有する用紙Pが用紙搬送路95に
沿って定着装置8Dに搬送されてくる。面状発熱体94
aを通過して予備加熱が行われる。その後、用紙Pは、
搬送されて定着ローラ81aと加圧ローラ83aとで形
成されるニップ部Nを通過して加圧、加熱が行われる。
その後、搬送ローラ対93によりさらに搬送され機外に
排出される。
【0063】2)定着手段82Dのみ作用させて定着を
行う場合 準備動作として、予備加熱手段81Dの面上発熱体94
aの通電を停止しておく。その後、未定着のトナー像T
を有する用紙Pが用紙搬送路95に沿って定着装置8D
に搬送されてくる。用紙Pは予備加熱手段81Dで予備
加熱されることなく、通過して、定着ローラ81aと加
圧ローラ83aとで形成されるニップ部N1を通過して
加圧、加熱が行われる。その後、搬送ローラ対93によ
りさらに搬送される。
【0064】次に、各モードにおける定着の作用につい
て説明する。 A)OHTのカラーコピーモード、カラー又は白黒の高
光沢コピーモードの場合には、予備加熱手段81Dと定
着手段82Dを共に作用させて定着を行う。
【0065】B)光沢度を自動判別する場合には、光沢
度センサ97による用紙の光沢度を測定し、用紙の光沢
度が30%以上の場合、予備加熱手段81Dを作用させ
る。光沢度が30%以下の場合は予備加熱手段81Dを
作用させない。
【0066】(実施の形態5)実施の形態5に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。実施の形態5
は実施の形態2に面状発熱体を付加したものである。実
施の形態2と機構的に同じ部分は同一符号を付け一部説
明を省略する。
【0067】図6は実施の形態5に係わる定着装置の構
成断面図である。図6に示すように、定着装置8Eは、
第1定着手段81E、予備加熱手段82E、第2定着手
段83E、光沢度測定手段および温度測定手段等で構成
している。
【0068】第1定着手段81Eは、第1定着ローラ8
1cと加圧ローラ84とで形成した第1ニップ部N1を
通して加圧、加熱して1回目の熱定着をする。第1定着
ローラ81cの内部には発熱体85c、加圧ローラ84
の内部には発熱体88がそれぞれ設けられている。
【0069】予備加熱手段82Eは、用紙搬送路95の
第1定着手段81Eと第2定着手段83Eの中間に、面
状発熱体94cを設け、トナー像Tを有する用紙Pを予
備加熱する。
【0070】第2定着手段83Eは、第2定着ローラ8
1dと加圧ローラ84とで形成した第2ニップ部N2を
通して加圧加熱して2回目の熱定着をする。第2定着ロ
ーラ81dの内部には発熱体85dが設けられている。
また、第2定着ローラ81dの弾性層の製品硬度は、第
1定着ローラ81cの弾性層の製品硬度よりも低くなっ
ている。また、第1定着手段81Eおよび第2定着手段
83Eの解除機構を設け、いずれか一方を解除できるよ
うにしている。第2定着手段83Eの第2ニップ部N2
の加圧力は、第1定着手段81Eの第1ニップ部N1の
加圧力よりも高くなっている。
【0071】この定着装置8Eの作用は、2つの定着ロ
ーラの間に予備加熱手段82Eを設ける以外は実施の形
態2の作用と同様である。
【0072】次に、各モードにおける定着の作用につい
て説明する。 A)OHTのカラーコピーモード、カラー又は白黒の高
光沢コピーモードの場合には、第1定着装置81E、予
備加熱手段82E、第2定着手段83Eを共に作用させ
て定着を行う。
【0073】B)光沢度を自動判別する場合には、光沢
度センサ97による用紙の光沢度を測定し、用紙の光沢
度が30%以上の場合、予備加熱手段82Eを作用させ
る。光沢度が30%以下の場合は予備加熱手段82Eを
作用させない。
【0074】なお、第1定着手段81E、第2定着手段
83Eの解除機構を使うことにより、よりきめ細かく熱
定着程度を設定することができ、例えば光沢度を調整し
やすくなる。
【0075】(実施の形態6)実施の形態6に係わる定
着装置について図面を参照して説明する。実施の形態3
に面状発熱体を付加したものである。実施の形態3と機
構的に同じ部分は同一符号を付け一部説明を省略する。
【0076】図7は実施の形態6に係わる定着装置の構
成断面図である。図7に示すように、定着装置8Fは、
第1定着手段81F、予備加熱手段82F、第2定着手
段83F、発熱体86、87c、87d、光沢度測定手
段および温度測定手段等で構成している。
【0077】第1定着手段81Fは、定着ローラ82と
第1加圧ローラ83cとで形成した第1ニップ部N1を
通して加圧、加熱して1回目の熱定着をする。定着ロー
ラ82の内部には発熱体86、第1加圧ローラ83cの
内部には発熱体87cが設けられている。
【0078】予備加熱手段82Fは、用紙搬送路95の
第1定着手段81Fと第2定着手段83Fの中間に面状
発熱体94bを設け、トナー像Tを有する用紙を予備加
熱する。第2定着手段83Fは、定着ローラ82と第2
加圧ローラ83dとで形成した第2ニップ部N2を通し
て加熱、加圧して定着する。第2加圧ローラ83dの内
部には発熱体87dが設けられている。
【0079】第1定着手段81Fおよび第2定着手段8
3Fの解除機構を設け、いずれか一方を解除できるよう
にしている。第2定着手段83Fの第2ニップ部N2の
加圧力は、第1定着手段81Fの第1ニップ部N1の加
圧力よりも高くなっている。
【0080】この定着装置8Fの作用は、実施の形態1
に示した2つの定着ローラを1つの定着ローラで共用す
る以外は実施の形態3の作用と同様である。
【0081】次に、各モードにおける定着の作用につい
て説明する。 A)OHTのカラーコピーモード、カラー又は白黒の高
光沢コピーモードの場合には、第1定着手段81F、予
備加熱手段82F、第2定着手段83Fを共に作用させ
て定着を行う。
【0082】B)光沢度を自動判別する場合には、光沢
度センサ97による用紙の光沢度を測定し、用紙の光沢
度が30%以上の場合、予備加熱手段82Fを作用させ
る。光沢度が30%以下の場合は予備加熱手段82Fを
作用させない。
【0083】なお、第1定着手段81F、第2定着手段
83Fの解除機構を使うことにより、より決め細かく熱
定着程度を設定することができ、例えば光沢度を調整し
やすくなる。
【0084】各実施の形態では、第1加圧ローラ、第2
加圧ローラ、加圧ローラの内部に発熱体を設けたが、発
熱体を設けない構造にしてもよい。
【0085】また、実施の形態5および実施の形態6で
は、第1定着手段および第2定着手段の解除機構を設
け、いずれか一方を解除できるようにしたが、解除機構
を設けないようにすることもできる。
【0086】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。
【0087】請求項1、2、3に記載の発明によれば、
2度熱定着することにより、未定着トナーを形成した用
紙の定着速度を低下させることなく、用紙の熱定着が確
実に行え、特に軟化温度の高いトナーを使用する場合の
熱定着に適する。
【0088】請求項4、5、6に記載の発明によれば、
予備加熱を含む熱定着をすることにより、用紙の定着速
度を低下させることなく、未定着トナーを形成した用紙
の熱定着が確実に行え、特に軟化温度の高いトナーを使
用する場合の熱定着に適する。
【0089】請求項7に記載の発明によれば、第2ニッ
プ部の加圧力を第1ニップ部の加圧力より大きくしたの
で、用紙の熱定着を向上でき、したがって光沢度を向上
させることができる。
【0090】請求項8に記載の発明によれば、第1定着
手段、第2定着手段を作用させ、さらに、第2ニップ部
の加熱温度は第1ニップ部の加熱温度より低くしたの
で、簡単な構造で、確実に熱定着が確実にできるように
なる。
【0091】請求項9に記載の発明によれば、第1定着
手段または第2定着手段の一方が解除可能であるので、
熱定着の程度を変化させることができ、例えば、用紙の
種類により、光沢度を変えることができる。
【0092】請求項10に記載の発明によれば、予備加
熱が解除可能であるので、熱定着程度を変化させること
ができ、例えば、用紙の種類により、光沢度を変えるこ
とができる。
【0093】請求項11に記載の発明によれば、第2定
着ローラの弾性層の製品硬度を低くしたので、用紙の分
離性が向上する。
【0094】請求項12に記載の発明によれば、面状発
熱体を用いて熱定着するので、簡易で、効率よく予備加
熱できる。
【0095】請求項13に記載の発明によれば、OHT
の熱定着を充分に行えるので、カラー画質が向上する。
【0096】請求項14に記載の発明によれば、カラー
又は白黒の光沢コピーモード時に、熱定着を充分に行う
ので、光沢度のよい画質が得られる。
【0097】請求項15に記載の発明によれば、熱定着
程度を所定範囲に制限できるので、無光沢の画質が得ら
れる。
【0098】請求項16に記載の発明によれば、簡単な
構造で、確実に、効率よく熱定着できる。
【0099】請求項17に記載の発明によれば、予備加
熱を行うので、OHTのカラー画質が向上し、また、光
沢用紙に光沢度のよい画質が得られる。
【0100】請求項18に記載の発明によれば、用紙の
光沢度を測定して、用紙に所定の光沢度がある場合、用
紙の光沢度に見合ったトナーの光沢度が出せるようにな
る。
【0101】請求項19に記載の発明によれば、トナー
がスチレンアクリルトナーであるので、トナー画質が向
上する。
【0102】請求項20、21に記載の発明によれば、
予備加熱をトナーの軟化温度で加熱するので、トナーの
予備加熱が効率よく行われる。
【0103】請求項22に記載の発明によれば、弾性
層、離間層を設けるので、トナーの定着むらが少なく、
また、用紙の剥離性が向上する。
【0104】請求項23に記載の発明によれば、上記効
果を有する定着装置を備えた画像形成装置になり、特に
軟化温度の高いトナーを使用するのに適した画像形成装
置になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置を備えた画像形成装置の構成
断面図である。
【図2】実施の形態1に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【図3】実施の形態2に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【図4】実施の形態3に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【図5】実施の形態4に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【図6】実施の形態5に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【図7】実施の形態6に係わる定着装置の構成断面図で
ある。
【符号の説明】
8A、8B、8C、8D、8E、8F 定着装置 81A、81B、81C、81E、81F 第1定着手
段 82A、82B、82C、83E、83F 第2定着手
段 81D、82E、82F 予備加熱手段 82D 定着手段 P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA06 AB02 AD01 AD04 BB63 2H033 AA01 AA10 AA11 BA01 BA02 BA25 BA27 BA30 BA58 BB13 BB14 BB15 BB18 BB21 BB34 BB35 BB37 BE01 CA01 CA07 CA30 CA39 CA40 CA48

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、第1
    定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する第1加圧ロ
    ーラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し
    加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用
    紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、
    且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラに圧接する第
    2加圧ローラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニッ
    プ部を経て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加
    熱して2回目の熱定着をする第2定着手段と、を備えた
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、第1
    定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する加圧ローラ
    とで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し加圧
    加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用紙搬
    送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、且つ
    第2定着ローラと前記第2定着ローラと前記加圧ローラ
    とで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経て搬
    送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2回目
    の熱定着をする第2定着手段と、を備えたことを特徴と
    する定着装置。
  3. 【請求項3】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、定着
    ローラと前記定着ローラに圧接する第1加圧ローラとで
    形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し加圧加熱
    して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用紙搬送方
    向の前記第1定着手段より下流側に配置され、且つ前記
    定着ローラと前記定着ローラに圧接する第2加圧ローラ
    とで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経て搬
    送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2回目
    の熱定着をする第2定着手段と、を備えたことを特徴と
    する定着装置。
  4. 【請求項4】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、未定
    着のトナー像を有する用紙を予備加熱する予備加熱手段
    と、用紙搬送方向の前記予備加熱手段より下流側に配置
    され、且つ定着ローラと前記定着ローラに圧接する加圧
    ローラとで形成したニップ部で予備加熱した前記用紙を
    挟持搬送して加圧加熱して熱定着する定着手段と、を備
    えたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、第1
    定着ローラと前記第1定着ローラに圧接する第1加圧ロ
    ーラとで形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し
    加圧加熱して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用
    紙搬送方向の前記第1定着手段より下流側に配置され、
    且つ第2定着ローラと前記第2定着ローラに圧接する第
    2加圧ローラとで形成した第2ニップ部で前記第1ニッ
    プ部を経て搬送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加
    熱して2回目の熱定着をする第2定着手段と、用紙搬送
    路の前記第1ニップ部と前記第2ニップ部との間に前記
    用紙を予備加熱する予備加熱手段と、を備えていること
    を特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持搬
    送し、加圧加熱して熱定着する定着装置において、定着
    ローラと前記定着ローラに圧接する第1加圧ローラとで
    形成した第1ニップ部で前記用紙を挟持搬送し加圧加熱
    して1回目の熱定着をする第1定着手段と、用紙搬送方
    向の前記第1定着手段より下流側に配置され、且つ前記
    定着ローラと前記定着ローラに圧接する第2加圧ローラ
    とで形成した第2ニップ部で前記第1ニップ部を経て搬
    送された用紙をさらに挟持搬送して加圧加熱して2回目
    の熱定着をする第2定着手段と、用紙搬送路の前記第1
    ニップ部と前記第2ニップ部との間に、前記用紙を予備
    加熱する予備加熱手段と、を備えていることを特徴とす
    る定着装置。
  7. 【請求項7】 前記第2ニップ部の加圧力は前記第1ニ
    ップ部の加圧力よりも大きいことを特徴とする請求項
    1、2、3、5および6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記第2ニップ部の加熱温度は前記第1
    ニップ部の加熱温度より低いことを特徴とする請求項
    1、2または5に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記第1定着手段または前記第2定着手
    段のいずれか一方の挟持搬送が解除可能であることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 前記予備加熱手段は予備加熱の解除が
    可能であることを特徴とする請求項4、5または6に記
    載の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記第2定着ローラの表面の製品硬度
    は、前記第1定着ローラの表面の製品硬度よりも低いこ
    とを特徴とする請求項1、2または5に記載の定着装
    置。
  12. 【請求項12】 前記予備加熱手段は面状発熱体である
    ことを特徴とする請求項4、5または6に記載の定着装
    置。
  13. 【請求項13】 OHTのカラーコピーモード時は、前
    記第1定着手段と前記第2定着手段とが共に作用して熱
    定着することを特徴とする請求項1、2または3に記載
    の定着装置。
  14. 【請求項14】 カラー又は白黒の光沢コピーモード時
    は、前記第1定着手段と前記第2定着手段とが共に作用
    し熱定着することを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の定着装置。
  15. 【請求項15】 カラー又は白黒の無光沢コピーモード
    時は、前記第1定着手段のみ作用させて熱定着すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 カラー又は白黒の無光沢コピーモード
    時は、前記第1定着手段と前記第2定着手段とが共に作
    用して熱定着し、且つ前記第2ニップ部における加圧力
    は0.98N/cm2以上、9.8N/cm2以下である
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の定着装
    置。
  17. 【請求項17】 OHTコピーモードおよび高光沢度コ
    ピーモード時は、予備加熱手段を作用させることを特徴
    とする請求項4、5または6に記載の定着装置。
  18. 【請求項18】 未定着トナー像付着前の用紙単体の光
    沢度を光沢度センサで測定する光沢度測定手段を設け、
    前記光沢度測定手段による用紙の光沢度が30%以上の
    場合は、予備加熱手段を作用させることを特徴とする請
    求項4、5または6に記載の定着装置。
  19. 【請求項19】 トナーはスチレンアクリルトナーであ
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記
    載の定着装置。
  20. 【請求項20】 前記予備加熱手段による加熱温度は、
    使用するトナーの略軟化温度であることを特徴とする請
    求項4、5または6に記載の定着装置。
  21. 【請求項21】 トナーの材料がスチレンアクリルトナ
    ーの場合、予備加熱温度は60℃から100℃であるこ
    とを特徴とする請求項4、5、または6に記載の定着装
    置。
  22. 【請求項22】 前記定着ローラは、円筒状の金属基
    体、前記金属基体の周囲に設けられた弾性層、または、
    さらに前記弾性層の表面を被覆する離間層を備えたこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の定
    着装置。
  23. 【請求項23】 未定着のトナー像を有する用紙を挟持
    搬送し、加圧加熱して熱定着する請求項1から22のい
    ずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
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