JP2012247809A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着装置5と、光沢付与装置6と、を用紙搬送のパスラインPL上に備え、用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、光沢付与装置6は、加熱ローラ80への加圧ローラ90のニップ圧を、光沢を付与するモードのときの該加熱ローラ80への加圧ローラ90のニップ圧よりも低くして前記用紙の搬送を行う。
【選択図】図2
Description
〔1〕 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置(画像形成装置100)であって、定着部材(定着ベルト50)及び該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部(ニップ部N1,N1’,N1'',N1''')を形成する加圧部材(加圧ローラ70)を有する定着装置(定着装置5)と、加熱手段(ヒータ85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)及びトナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部(ニップ部N2)を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)を有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、を用紙搬送のパスライン(パスラインPL)上に備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う画像形成装置(図1〜図7)。
〔2〕 用紙搬送のパスライン上の前記光沢付与装置の後方に搬送ローラ対(搬送ローラ対7)を備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ以上の用紙を搬送する場合、前記光沢付与装置は前記第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が前記用紙の搬送を行う前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔3〕 前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ未満の用紙を搬送する場合、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う前記〔2〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置(画像形成装置100)であって、回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト50)と該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部(ニップ部N1,N1’,N1'',N1''')を形成する加圧部材(加圧ローラ70)とを有する定着装置(定着装置5)と、加熱手段(ヒータ85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)と定着トナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部(ニップ部N2)を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)とを有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、前記定着ニップ部後端から210mm以内に配置され、前記用紙を搬送する搬送ローラ対(搬送ローラ対7)と、を1つの用紙搬送のパスライン(パスラインPL)上にこの順番で備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、該用紙の搬送方向の長さが210mm未満のときに、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を、光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして前記用紙の搬送を行い、前記用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置は第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が該用紙の搬送を行う画像形成装置(図1〜図7)。
〔5〕 前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合であって、該用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置における第1回転体と第2回転体の間は2mm以下に開放される前記〔4〕に記載の画像形成装置。
〔6〕 前記第1回転体の表面温度は、前記定着装置の定着部材の表面温度より低い前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔7〕 前記第1回転体の表面温度は、光沢付与装置への前記用紙進入時の用紙温度以上、前記定着装置からの該用紙排出直後の用紙温度以下である前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔8〕 前記第1回転体の表面温度は、前記トナーのフローテスターによる軟化温度以上、1/2流出開始温度以下である前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔9〕 前記定着装置は、前記定着部材が無端ベルトである前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔10〕 前記用紙上の画像に光沢を付与するモードの場合、前記定着ニップ部のニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%以上とする前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔11〕 前記定着装置を通過した用紙上の画像の光沢度が25%以上である前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔12〕 前記定着装置と光沢付与装置の間に、搬送される前記用紙を通す隙間を該定着装置から光沢付与装置に向かって狭くしたガイド板(ガイド板45)を有する前記〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔13〕 前記定着装置のニップ部後端から前記光沢付与装置のニップ部先端までの距離が60〜182mmとなるように、前記第1回転体及び第2回転体が配置される前記〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔14〕 前記光沢付与装置の第1回転体と第2回転体は、それぞれ独立して回転駆動する前記〔1〕〜〔13〕のいずれかに記載の画像形成装置。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、定着装置、光沢付与装置、搬送ローラ対が同一パスラインに順番に配置され、このパスラインで用紙を搬送することにより用紙上の画像に光沢付与するモード、光沢付与しないモードのいずれにも対応できるので、装置として小型化を図ることができる。また、用紙が厚紙であっても線速を低下させることなく形成する画像に光沢を付与することができる。また、いずれのモードでもジャムを発生させることがなく、とくに光沢付与しないモードの場合でも、光沢付与装置の第1,2回転体で光沢を付与しない程度にニップして用紙搬送を行うので、長さの短い用紙の搬送が可能である。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一態様であるデジタルカラー複写機装置本体の全体構成を示す断面概略図である。
カラー複写機100は、装置本体上部に位置する画像読取部100Aと、装置本体中央部に位置する画像形成部200Bと、装置本体下部に位置する給紙部200Cと、を有する。
本発明に係る画像形成装置100は、用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置であって、定着部材(定着ベルト50)及び該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させるニップ部(定着ニップ部ともいう)N1を形成する加圧部材(加圧ローラ70)を有する定着装置(定着装置5)と、加熱手段(ヒータ85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)及びトナーに光沢を付与するニップ部(光沢付与ニップ部ともいう)N2を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)を有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、を用紙搬送のパスライン(パスラインPL)上に備えるものである。
定着装置5は、押圧部材である定着パット51、分離ローラ56、テンションローラ58及び加熱ローラ60に一定のテンションで架け渡された定着ベルト50と、該定着ベルト50に対して回転自在に圧接しニップ部N1を形成する加圧ローラ70と、ニップ部N1の用紙排出側であって先端が加圧ローラ70に近接して配置され該加圧ローラ70への用紙の巻き付きを防止する分離部材43と、を備える。
この加圧手段により加圧ローラ70を加圧状態とする動作としては、まず、外部からの駆動力によりカム78が図中矢印方向に一定の回転角だけ回転されると、該カム78が加圧部材76aを押し上げる(図中矢印方向)。加圧部材76aが押されると、該加圧部材76aに固定されているスプリング77が一定の圧力で加圧レバー76の端部を押し上げる。つぎに、加圧レバー76のスプリング77側の端部が押し上げられると、該加圧レバー76は支持軸76bを中心軸として回転する(図2では反時計回り方向)。ついで、加圧レバー76のスプリング77側の端部と支持軸76bの中間にある加圧部76cが加圧ローラ70の軸に当接し、定着パット51方向に押すように作用する。最後に、加圧ローラ70が定着ベルト50を介して定着パット51に当接し、押し付け部材53の弾性力に基づいた一定の圧力で加圧する状態となり定着用のニップ部N1を形成する。なお、加圧手段として、スプリング77は省略可能であり、その場合にはカム78が直接加圧レバー76の端部を押し上げるように作用する。
ついで、トナー定着された用紙はニップ部N1から排出されるが、分離部材43により用紙が加圧ローラ70から分離されて排出される。
図3に、定着装置5におけるニップ圧(定着ニップ圧)と画像の光沢度との関係を示す。ここでは、用紙として光沢度30%のコート紙を用いて画像形成を行い、定着工程のみで光沢付与装置6を使わなかった場合(定着工程のみ、実線)と定着工程後に光沢付与装置6において一定条件で光沢付与を行った場合(定着工程+光沢付与工程、点線)の画像の光沢度の変化を示している。これによると、光沢付与装置6による画像の光沢度の向上は一定であって、最終的な光沢度は定着装置5における光沢付与の程度、すなわち定着ニップ圧に影響を受けていることが分かる。なお、ここでいう光沢度とは、60°光沢度計で測定した値(%)としている(以降で示す光沢度も同じである)。
そのため、光沢を付与するモード、光沢を付与しないモードそれぞれでの希望光沢の信頼性を向上させることができる。
あるいは、図5の構成から定着ベルト50、テンションローラ58、加熱ローラ60を省略した構成としてもよい。この場合、加圧ローラ70は、定着ローラ51Rに直接圧接してニップ部を形成する。また、定着ローラ51Rに加熱手段を設ける。
図6は、本発明で用いる定着装置におけるその他の構成例(3)を示す断面図である。この定着装置5では、上側に回転自在に配置された定着ローラ12Rと、定着ローラ12Rの下にローラ13R,14R,15Rに回動自在に一定のテンションで架け渡された加圧ベルト14aと、が当接して加圧ベルト14aの裏面にある加圧パッドであるバックアップ部材14bにより定着ニップ部N1’’を形成可能に配置されている。また、定着ローラ12Rはヒータ12hにより加熱され、加圧ベルト14aはヒータ14hにより加熱されるようになっている。
光沢付与装置6は、加熱手段(加熱部材85)を内部に有する中空円筒形状の第1回転体(加熱ローラ80)と、用紙上の画像(定着トナー)に光沢を付与するニップ部N2を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)と、を有する。
図8(a)に示す定着工程では、左側の未定着状態のトナーは、ニップ部N1(N1’,N1'',N1''')で熱と圧力を受けて、トナー表面から用紙上までトナー層全体が溶融されており、これにより定着が完了する(図8(a)右側)。また、トナーはある程度のレベリングとともに用紙に密着するようになり、トナー表面にも強い粘着力が発生している。
例えば、基準長さが200mmである場合もありうる。この場合、光沢を付与しないモードであって、用紙の長さが200mm未満のとき、前記加圧調整手段により、前述のようにニップ部N2におけるニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ部N2におけるニップ圧よりも低く調整し、用紙の長さが200mm以上のとき、前記加圧調整手段により、加熱ローラ80と加圧ローラ90の間(ニップ部N2)を開放する。
搬送ローラ対7は、クロロプレンゴムやシリコーンゴムなどからなる円筒形状のローラ7aと樹脂からなる円筒形状のローラ7bとが当接した構成となっている。ローラ7a,7bのいずれか一方、あるいは両方が回転駆動しており、搬送されてきた用紙を挟み込んで排出経路に搬送する。ここで、搬送ローラ対7は、定着装置5のニップ部N1(N1’,N1'',N1''')の後端から基準長さ(例えば、210mm)以内に配置されているので、画像に光沢を付与しないモードであって、用紙の搬送方向の長さが基準長さ(例えば、210mm(A4版用紙の短手方向の長さ))以上の場合、光沢付与装置6の加熱ローラ80、加圧ローラ90間が開放されているが、定着装置5のニップ部N1(N1’,N1'',N1''')を出た用紙の先端は該用紙の後端がニップ部N1(N1’,N1'',N1''')を出る前に搬送ローラ対7に到達するために、適切に搬送することが可能である。
本発明の画像形成装置100では、同じ連量(秤量)の用紙を用いて、該用紙上の画像に光沢を付与するモード(光沢付与モード)と、光沢を付与しないモード(光沢非付与モード)と、を選択可能に有している。例えば、画像形成装置100の表示モニタに、光沢付与モードと光沢非付与モードとをユーザが選択可能なように表示する。ここで、光沢付与モードとは、コート紙などの光沢度の高い(30〜50%)の用紙を用いて、画像(定着トナー画像)を形成し、画像に対して下地である用紙と同等の光沢を付与するモードであり、グラビア写真印刷用として好適である。また、光沢非付与モードとは、普通紙など光沢度のあまり高くない用紙を用いて、画像を形成し、該画像にとくに光沢を付与する処理を行わないモードである。
(S11) 未定着のトナーが載った用紙が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト50は、加熱ローラ60内部に配置されたヒータ65の発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%以上としている。これにより、定着装置5を通過した用紙上のトナーは完全に定着されるとともに、画像(定着トナー)に25%以上の光沢が付与されるようになる。
(S12) 定着装置5から排出された用紙はガイド板45によりカール等が補正され、用紙先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S13) 光沢付与装置6において、用紙上の画像に光沢がさらに付与される。このとき、加熱ローラ80の表面温度は80〜100℃であり、加圧調整手段によりニップ部N2のニップ圧が15〜30N/cm2に調整されている。これにより、用紙が光沢付与装置6を通過するときには、ニップ部N2にて定着トナーに熱及び所定の圧力が加えられ、該定着トナー表層のレベリングが行われて、用紙の光沢度に対して±15%以内、より好ましくは±10%以内となった光沢度が定着トナーに付与される。
(S14) 光沢付与装置6から排出された用紙はガイド板95、搬送ローラ対7を経由して、搬送経路を通って排紙される。
まず、用紙の搬送方向の長さが210mm未満の場合を説明する。
(S21) 未定着のトナーが載った用紙が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト50は、加熱ローラ60内部に配置されたヒータ65の発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%未満としている。これにより、定着装置5を通過した用紙上の画像(定着トナー)の光沢があまり上昇しない状態で、トナーは完全に定着されるようになる。あるいは、用紙の種類によっては、定着装置5の条件は光沢付与モードと同じとしてもよい。
(S22) 定着装置5から排出された用紙はガイド板45によりカール等が補正され、用紙先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S23) 光沢付与装置6において、ニップ部N2で用紙を挟み込んで該用紙の搬送を行う。このとき、加熱ローラ80の表面温度は80〜100℃であるが、加圧調整手段によりニップ部N2のニップ圧が、光沢付与モードのときのニップ部N2のニップ圧よりも低く、例えば5N/cm2以下に調整されている。このように軽圧下とすることにより、用紙が光沢付与装置6を通過するときには、ニップ部N2にて定着トナーにあまり熱及び圧力が加えられず、該定着トナーの光沢を上昇させることがない。
(S24) 光沢付与装置6から排出された用紙はガイド板95、搬送ローラ対7を経由して、搬送経路を通って排紙される。
(S31) 未定着のトナーが載った用紙が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト50は、加熱ローラ60内部に配置されたヒータ65の発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%未満としている。これにより、定着装置5を通過した用紙上の画像(定着トナー)の光沢があまり上昇しない状態で、トナーは完全に定着されるようになる。
(S32) 定着装置5から排出された用紙はガイド板45によりカール等が補正され、用紙先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S33) 光沢付与装置6では、ローラ間ギャップが2mm以下となるように加熱ローラ80と加圧ローラ90を離間させた状態となっており、用紙はこの加熱ローラ80と加圧ローラ90の間を通過していく。
(S34) 光沢付与装置6を通過した用紙はガイド板95を通り、搬送ローラ対7まで到達する。搬送ローラ対7は、定着装置5のニップ部N1の後端から210mm以内に配置されているので、前記用紙の先端は該用紙の後端がニップ部N1を出る前に搬送ローラ対7に到達し、該搬送ローラ対7が用紙を挟み込んで適切に搬送を継続する。搬送ローラ対7を出た用紙は、搬送経路を通って排紙される。
2 書込み部
3 現像部
5 定着装置
6 光沢付与装置
7 搬送ローラ対
7a,7b ローラ
8 排紙部
10 自動原稿送り装置(ADF)
12h,14h,65,75,85 ヒータ
12R,51R 定着ローラ
13R,14R,15R ローラ
14a 加圧ベルト
14b,14d バックアップ部材
14s 支持部材
30 中間転写体
31 感光体
34 2次転写部
35 搬送ベルト
37 搬送路
38 レジスト部
41,41a,41b,41c,41d 給紙トレイ
43,44,83 分離部材
45,95 ガイド板
50 定着ベルト
51 定着パット
53 押し付け部材
56 分離ローラ
58 テンションローラ
60,80 加熱ローラ
62,72,82 温度検知センサ
70,90 加圧ローラ
76,96 加圧レバー
76a,96a 加圧部材
76b,96b 支持軸
76c,96c 加圧部
77,97 スプリング
78,98 カム
80a フッ素樹脂層
80b 弾性層
80c 芯金
81,91 ギヤ
93 クリーニング部材
100 画像形成装置
100A 画像読取部
100B 画像形成部
100C 給紙部
N1,N1’,N1'',N1''',N2 ニップ部
PL パスライン
〔1〕 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置(画像形成装置100)であって、定着部材(定着ベルト50)及び該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部(ニップ部N1,N1’,N1'',N1''')を形成する加圧部材(加圧ローラ70)を有する定着装置(定着装置5)と、加熱手段(ヒータ85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)及びトナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部(ニップ部N2)を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)を有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、を用紙搬送のパスライン(パスラインPL)上に備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う画像形成装置(図1〜図7)。
上記課題解決のために、用紙搬送のパスライン上の前記光沢付与装置の後方に搬送ローラ対(搬送ローラ対7)を備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ以上の用紙を搬送する場合、前記光沢付与装置は前記第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が前記用紙の搬送を行う前記〔1〕に記載の画像形成装置、としてもよい。
さらに、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ未満の用紙を搬送する場合、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う画像形成装置、としてもよい。
〔2〕 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置(画像形成装置100)であって、回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト50)と該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部(ニップ部N1,N1’,N1'',N1''')を形成する加圧部材(加圧ローラ70)とを有する定着装置(定着装置5)と、加熱手段(ヒータ85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)と定着トナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部(ニップ部N2)を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)とを有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、前記定着ニップ部後端から210mm以内に配置され、前記用紙を搬送する搬送ローラ対(搬送ローラ対7)と、を1つの用紙搬送のパスライン(パスラインPL)上にこの順番で備え、前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、該用紙の搬送方向の長さが210mm未満のときに、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を、光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして前記用紙の搬送を行い、前記用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置は第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が該用紙の搬送を行う画像形成装置(図1〜図7)。
〔3〕 前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合であって、該用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置における第1回転体と第2回転体の間は2mm以下に開放される前記〔2〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 前記第1回転体の表面温度は、前記定着装置の定着部材の表面温度より低い前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔5〕 前記第1回転体の表面温度は、光沢付与装置への前記用紙進入時の用紙温度以上、前記定着装置からの該用紙排出直後の用紙温度以下である前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔6〕 前記第1回転体の表面温度は、前記トナーのフローテスターによる軟化温度以上、1/2流出開始温度以下である前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔7〕 前記定着装置は、前記定着部材が無端ベルトである前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔8〕 前記用紙上の画像に光沢を付与するモードの場合、前記定着ニップ部のニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%以上とする前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔9〕 前記定着装置を通過した用紙上の画像の光沢度が25%以上である前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔10〕 前記定着装置と光沢付与装置の間に、搬送される前記用紙を通す隙間を該定着装置から光沢付与装置に向かって狭くしたガイド板(ガイド板45)を有する前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔11〕 前記定着装置のニップ部後端から前記光沢付与装置のニップ部先端までの距離が60〜182mmとなるように、前記第1回転体及び第2回転体が配置される前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔12〕 前記光沢付与装置の第1回転体と第2回転体は、それぞれ独立して回転駆動する前記〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の画像形成装置。
Claims (14)
- 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置であって、
定着部材及び該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部を形成する加圧部材を有する定着装置と、
加熱手段を有する第1回転体及びトナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体を有する光沢付与装置と、を用紙搬送のパスライン上に備え、
前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、
前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う画像形成装置。 - 用紙搬送のパスライン上の前記光沢付与装置の後方に搬送ローラ対を備え、
前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ以上の用紙を搬送する場合、
前記光沢付与装置は前記第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が前記用紙の搬送を行う請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードで、搬送方向の長さが基準長さ未満の用紙を搬送する場合、
前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして、前記用紙の搬送を行う請求項2に記載の画像形成装置。 - 用紙上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置であって、
回動可能に設けられる定着部材と該定着部材に圧接してトナーを用紙に定着させる定着ニップ部を形成する加圧部材とを有する定着装置と、
加熱手段を有する第1回転体と定着トナーに光沢を付与する光沢付与ニップ部を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体とを有する光沢付与装置と、
前記定着ニップ部後端から210mm以内に配置され、前記用紙を搬送する搬送ローラ対と、
を1つの用紙搬送のパスライン上にこの順番で備え、
前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合、
該用紙の搬送方向の長さが210mm未満のときに、前記光沢付与装置は、前記光沢付与ニップ部のニップ圧を、光沢を付与するモードのときのニップ圧よりも低くして前記用紙の搬送を行い、
前記用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置は第1回転体と第2回転体の間を開放し、前記搬送ローラ対が該用紙の搬送を行う画像形成装置。 - 前記用紙上の画像に光沢を付与しないモードの場合であって、該用紙の搬送方向の長さが210mm以上のときに、前記光沢付与装置における第1回転体と第2回転体の間は2mm以下に開放される請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第1回転体の表面温度は、前記定着装置の定着部材の表面温度より低い請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第1回転体の表面温度は、光沢付与装置への前記用紙進入時の用紙温度以上、前記定着装置からの該用紙排出直後の用紙温度以下である請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第1回転体の表面温度は、前記トナーのフローテスターによる軟化温度以上、1/2流出開始温度以下である請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記定着装置は、前記定着部材が無端ベルトである請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記用紙上の画像に光沢を付与するモードの場合、前記定着ニップ部のニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%以上とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記定着装置を通過した用紙上の画像の光沢度が25%以上である請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記定着装置と光沢付与装置の間に、搬送される前記用紙を通す隙間を該定着装置から光沢付与装置に向かって狭くしたガイド板を有する請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記定着装置のニップ部後端から前記光沢付与装置のニップ部先端までの距離が60〜182mmとなるように、前記第1回転体及び第2回転体が配置される請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記光沢付与装置の第1回転体と第2回転体は、それぞれ独立して回転駆動する請求項1〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
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