JP2002365967A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002365967A
JP2002365967A JP2001177659A JP2001177659A JP2002365967A JP 2002365967 A JP2002365967 A JP 2002365967A JP 2001177659 A JP2001177659 A JP 2001177659A JP 2001177659 A JP2001177659 A JP 2001177659A JP 2002365967 A JP2002365967 A JP 2002365967A
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forming apparatus
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JP2001177659A
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Takehiko Suzuki
健彦 鈴木
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着速度を変えることなく、グロスを可変さ
せる。 【解決手段】 2つの定着ユニットを縦列に配置し、下
流側のユニットの温調温度を変えることにより、グロス
を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写良方式の複
写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のカラー画像形成装置と、カ
ラー画像形成装置に用いられる定着装置を図面に則して
説明する。
【0003】図6は従来のカラー画像形成装置である。
像担持体である感光ドラム101は、不図示の駆動手段
によって図示矢印方向に駆動され、一次帯電器102に
より一様に帯電される。次いで、露光装置103よりイ
エローの画像模様に従ったレーザ光Lが、感光ドラム1
01に照射され、感光ドラム101上に潜像が形成され
る。更に感光ドラム101が矢印方向に進むと回転支持
体111により支持された現像装置104a、b、c、
dのうち、イエロートナーが入った現像装置104a
が、感光ドラム101に対向するよう回転し、選択され
た現像装置104aによって可視化される。中間転写ベ
ルト105は感光ドラム101と略同速で矢印方向に回
転しており、感光ドラム101上に形成担持されたトナ
ー画像を一次転写ローラ108aに印加される1次転写
バイアスによって、中間転写ベルト105の外周面に一
次転写する。
【0004】以上の行程をイエロー色、マゼンタ色、シ
アン色、黒色について行うことによって中間転写ベルト
105上には複数色のトナー像が形成される。
【0005】次に、所定のタイミングで転写材カセット
112内からピックアップローラー113によって転写
材が給紙される。同時に二次転写ローラ108bに二次
転写バイアスが印加され中間転写ベルト105から転写
材ヘトナー画像が転写される。
【0006】更に転写材は、搬送ベルト114によって
定着装置106まで搬送され溶融固着されることにより
カラー画像が得られる。また、中間転写ベルト105上
の転写残トナーは中間転写クリーニングローラ115に
より電荷が付与され、次回の一次転写時に感光ドラム上
に逆転写される。一方、感光ドラム101上の転写残ト
ナーは公知のブレード手段のクリーニング装置107に
よって清掃される。
【0007】ここで、定着装置106について図7に示
す。この定着装置の定着ローラ7は、内部に熱源として
のヒータ14を有し、アルミニウム等の芯金11とその
外周のシリコンゴム等の弾性層12、更に弾性層12の
表面にテトラフルオロエチレンーパーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂の離型層13を
設けることで構成されている。
【0008】また加圧ローラ8も同様に、内部にヒータ
24を有し、芯金21、弾性層22、離型層23で構成
され、不図示の加圧手段により定着ローラ7に圧接して
定着ローラ7との間にニップを形成しつつ回転する。
【0009】そして、定着ローラ7、加圧ローラ8の各
表面には、温度検出器としてのサーミスタ15、25が
当接され、検出されたローラ表面温度に基づいて、不図
示のヒータ駆動回路により各ローラ表面温度が温調目標
温度になるように各々温調制御される。各ローラ表面温
度が温調目標温度に達した後、トナー画像Tが転写され
た転写材Pが定着装置のニップ部に搬送され、ニップ部
において熱と圧力を加えることによりトナー画像が転写
材上に定着される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】出力した画像について
ユーザーの印象を左右する要因の一つに光沢度がある。
ユーザーの好む光沢度はユーザー毎に異なり、また出力
画像によっても違う。一般に、文章等のテキスト画像は
光沢度が低い方が好まれ、写真等のグラフィック画像で
は光沢度が高い方が好まれる。しかしながら、従来、定
着後の画像の光沢度は装置毎固有のものでユーザーが細
かな選択をすることはできなかったここで、光沢度は定
着後のトナー画像の表面性で決まるのだが、上記従来例
で示した画像形成装置では、その表面性はトナーの材
質、定着装置の構成等で決まってしまう。詳しく説明す
ると、定着後のトナー画像の表面性は、定着分離時に決
まる。即ち、定着時に充分に溶かされたトナーは定着ロ
ーラの表面性と同等の表面性を持って分離し、光沢度は
高くなる。また、定着時に完全には溶かされない状態で
分離した場合には表面が粗く、光沢度も低くなる。しか
し、定着時に充分に溶かすようにすると高温オフセット
が生じやすく、また完全には溶かさないようにすると定
着不良が生しやすい。
【0011】一般に定着性を決める要因は、定着温度、
ニップ幅、定着速度等がある。従って、定着不良と高温
オフセットが生じないように定着装置を設定すると、そ
れに応じて光沢度も決まってしまう。実際には定着不良
と高温オフセットが生じないような定着装置の設定幅は
非常に狭く、例えば定着温度については10℃程度しが
ないため、この範囲で変えても光沢度はほとんど変わら
ない。
【0012】その他には、トナーの融点や定着装置の加
圧力等でも光沢度は変わるが、それらは装置にあわせて
最適に設定されるものであるため、光沢度は装置固有の
値となり細かな調整は難しい。
【0013】また、従来には定着速度を切り替えること
により異なる光沢度を選択できる画像形成装置もある。
しかし、この場合には選択できる光沢度の数は定着速度
の数のみであり、定着速度が2種類の場合には光沢度の
選択も2種類となる。そして、その2種類についてもあ
らかじめ装置構成で決められた2種類の光沢度を選択す
るしかない。また、定着速度を遅くした場合には、出力
までの時間がかかってしまうという問題も生じる。
【0014】本発明は、定着速度を変えることなく光沢
度を変えることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、被記録材上にトナー画像を形成する
画像形成手段と、第一の加熱部材と第一の加圧部材によ
り構成され第一のニップ部を形成する第一の定着ユニッ
トと、該第一の定着ユニットの下流に位置し、第二の加
熱部材と第二の加圧部材により構成され第二のニップ部
を形成する第二の定着ユニットと、前記第一及び第二の
定着ユニットの温度を制御する温調手段と、を有し前記
被記録材を前記ニップ部に順次搬送させることにより前
記被記録材上のトナー画像を定着する定着装置と、を有
する画像形成装置において、前記第二の定着ユニットの
温調目標温度を変えることにより定着後の画像の光沢度
を変えることを特徴とする。
【0016】また、本発明の他の態様によれば、前記第
一の加熱部材及び第二の加熱部材は、回転体であること
を特徴とする。
【0017】また、本発明の他の態様によれば、前記第
一の加熱部材は、加熱手段を有するエンドレスフィルム
状の回転体であることを特徴とする。
【0018】また、本発明の他の態様によれば、前記加
熱手段は、前記回転体内部に設けられたセラミックヒー
タであることを特徴とする。
【0019】また、本発明の他の態様によれば、前記加
熱手段は、磁場を発生させる磁場発生手段と、該磁場発
生手段からの磁場の作用を受けて発生する渦電流で発熱
する発熱層を有することを特徴とする。
【0020】また、本発明の他の態様によれば、前記第
一の加圧部材と第二の加圧部材が同一であることを特徴
とする。
【0021】また、本発明の他の態様によれば、前記画
像形成装置は、カラー画像を形成することが可能である
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下に本発明に
係わる定着装置を図面に則して詳しく説明する。
【0023】次に説明する実施例では、本発明の画像形
成装置は図6に示す画像形成装置に具現化するものとす
る。従って、画像形成装置の全体的構成、機能について
の詳しい説明は省略し、本発明の特徴部分である定着装
置についてのみ説明する。
【0024】本発明は、第一の加熱部材と第一の加圧部
材により構成され第一のニップ部を形成する第一の定着
ユニットと、該第一の定着ユニットの下流に位置し、第
二の加熱部材と第二の加圧部材により構成され第二のニ
ップ部を形成する第二の定着ユニットと、前記第一及び
第二の定着ユニットの温度を制御する温調手段と、を有
し前記被記録材を前記ニップ部に順次搬送させることに
より前記肢記録材上のトナー画像を定着する定着装置
と、を有する画像形成装置において、前記第二の定着ユ
ニットの温調目標温度を変えることにより定着後の画像
の光沢度を変えることを特徴とする。
【0025】詳しく説明すると、本発明は、図1に示す
ように2つの定着ユニットA、Bを縦列に配置し、上流
に配置された第一の定着ユニットAにおいて記録材上の
トナー画像を定着させ、下流に配置された第二の定着ユ
ニットBにおいて画像の光沢度を調整する。光沢度の調
整は、温調目標温度を変えることにより実行される。即
ち、まず第一の定着ユニットは定着することを目的と
し、上述した高温オフセットや定着不良が生じないよう
な設定をする。従って、第一の定着ユニットを通過する
ことによりトナー画像は既に定着されている。この時の
表面性、光沢度は常にある値になっている。
【0026】そして、第二の定着ユニットは光沢度を調
整することを目的とし、再定着させる。この時、温調目
標温度を変えることにより、再定着時の定着性を変える
ことができ、目標温度を低く設定した場合には表面性を
あまり変えずに再定着し、目標温度を高く設定すれば再
定着後の表面性は高くなる。これにより、定着スピード
を変えることなく光沢度を変えることができる。
【0027】本実施例においては第一の定着ユニットA
の加熱部材としての定着ローラ1は、外径36mm、内
径32mmのアルミニウムの芯金11の上に厚み2.0
mmのシリコンゴムの弾性層12を設け、更にその上に
厚み50μmのPEAの離型層13を設けたものを用い
た。また、加圧部材としての加圧ローラ2も定着ローラ
1と同様、外径36mm、内径32mmのアルミニウム
の芯金21の上に厚み2.0mmのシリコンゴムの弾性
層22を設け、更にその上に厚み50μmのPFAの離
型層23を設けたものを用い、従来公知の加圧手段(不
図示)により総圧40kg重で定着ローラ1に加圧され
ている。
【0028】そして、定着ローラ1、加圧ローラ2は、
熱源としてローラ内部に450Wのハロゲンヒータ1
4、24が配置される。また、それぞれサーミスタ1
5、25により検出された温度に基づいて不図示の温調
手段により温調制御される。
【0029】また、第二の定着ユニットBの加熱部材と
しての定着ローラ3は、外径18mm、内径14mmの
アルミニウムの芯金31の上に厚み1.0mmのシリコ
ンゴムの弾性層32を設け、更にその上に厚み50μm
のPFAの離型層33を設けたものを用いた。また、加
圧部材としての加圧ローラ4は外径18mm、内径14
mmのアルミニウムの芯金41の上に厚み50μmのP
FAの離型層43を設けたものを用い、従来公知の加圧
手段(不図示)により総圧20kg重で定着ローラ3に
加圧されている。
【0030】そして、定着ローラ3、加圧ローラ4は、
熱源としてローラ内部に450Wのハロゲンヒータ3
4、44が配置される。また、それぞれサーミスタ3
5、45により検出された温度に基づいて不図示の温調
手段により温調制御される。
【0031】本実施例において第二の定着ユニットの温
調目標温度を120℃〜180℃まで変えたときのBl
ueの光沢度の変化を図2に示す。また、この時の第一
の定着ユニットの温調目標温度は180℃、定着速度は
100mm/sに設定した。図2から明らかなように第
二の定着ユニットの温調目標温度をかえることにより光
沢度を変えることができた。
【0032】図2においては、Blueの光沢度の変化を示
したが、その他の色、Yellow, Magenta, Cyan, Black, Re
d, Greenについても同様に光沢度を変えることができ
る。
【0033】また、本実施例では、熱源としてハロゲン
ヒータを用いたがこれに限ったものではない。また、各
定着ユニット共、定着ローラ、加圧ローラ両方に熱源を
有するような構成としたが、これに限ったものではな
い。例えば、第二の定着ユニットにおいて熱源が定着ロ
ーラにしかなくても同様の効果を得ることができる。
【0034】また、本実施例では加熱部材、加圧部材を
それそれ定着ローラ、加圧ローラといったローラ形状の
回転体で構成したが、例えばブレード等の非回転体で構
成しても良い。しかし、回転体の方が搬送力や対摩擦性
に優れているので、回転体を使うのが好ましい。
【0035】(第2の実施例)以下に本発明に係わる定
着装置を図面に則して詳しく説明する。
【0036】次に説明する実施例では、本発明の画像形
成装置は図6に示す画像形成装置に具現化するものとす
る。従って、画像形成装置の全体的構成、機能について
の詳しい説明は省略し、本発明の特徴部分である定着装
置についてのみ説明する。
【0037】本発明は、前記第一の加熱部材は、加熱手
段を有するエンドレスフィルム状の回転体であることを
特徴とする。また、本実施例では前記加熱手段は、前記
回転体内部に設けられたセラミックヒータとする。
【0038】詳しく説明すると、前実施例1において
は、第一の加熱部材は、定着ローラとした。しかし、前
実施例のように定着ユニットをローラで構成すると、所
望のニップ幅を確保するためには比較的厚い弾性層を必
要とし、また加圧力も大きくしなければならない。これ
によりニップ部での線圧も高くなってしまう。
【0039】ここで、本発明において調整可能な光沢度
の下限値は第一の定着ユニットにおいて定着された画像
の光沢度で決まってしまう。従って、第一の定着ユニッ
トにおいて定着された画像の光沢度が高いと光沢度の選
択幅が狭くなってしまう。一般に線圧が高いと光沢度も
高くなる傾向にあるため、前実施例のような構成では、
第一の定着ユニットにおいて定着された画像の光沢度が
高くなってしまい光沢度の選択幅が狭い。また、前実施
例のような比較的厚い弾性層を有するローラは熱容量が
大きく、所望の温度にまで立ち上げるのにかなりな時間
を要する。
【0040】そこで、本実施例では、図3に示すように
第一の定着ユニットAの第一の加熱部材5をエンドレス
フィルムと内部に設けられたセラミックヒータで構成す
る。そして、加圧部材6との当接面を平らにすることに
より少ない加圧力で所望のニッブ幅を確保することがで
き、ニップ部の線圧を低くできる。これにより、調整可
能な光沢度の下限値を低くでき、選択幅も広くできる。
また、本実施例の構成を用いることにより、熱容量が小
さくでき立ち上がりの時間を短縮できる。
【0041】本実施例においては、第一の定着ユニット
Aの加熱部材5は円筒形のエンドレスフィルム51とフ
ィルムガイド54、セラミックヒータ52、更にセラミ
ックヒータ52のフィルムとの非当接面に設けられたサ
ーミスタ53で構成される。また、加圧部材としての加
圧ローラ6は、径13mmアルミニウムの芯金61の上
に厚み3.5mmのシリコンゴムの弾性層62を設け、
更にその上に厚み50μmのPEAの離型層63を設け
たものを用いた。
【0042】そして、加熱部材5は従来公知の加圧手段
(不図示)により総圧10kg重で加圧ローラ6に加圧
されている。そして、加圧ローラ6は、不図示の駆動手
段により矢示の時計方向に回転駆動される。この加圧ロ
ーラ6の回転駆動による加圧ローラ6とフィルム51の
外周面との摩擦力でフィルム51に回転力が作用して、
フィルム51がその内面がニップ部においてセラミック
ヒータ52に密着して摺動しながら矢示の時計方向に加
圧ローラ6の回転周速度にほぼ対応した周速度をもって
従動回転する。
【0043】ここで、フィルム51は、φ24のポリイ
ミド50μmの基体の上に離型層としてPEAコートし
たものを用いた。また、セラミックヒータ52は幅8m
m、発熱量700Wのものを用い、サーミスタ23によ
り検出された温度に基づいて不図示の温調手段により温
調制御される。
【0044】また、第二の定着ユニットBの加熱部材と
しての定着ローラ3は、外径18mm、内径14mmの
アルミニウムの芯金31の上に厚み1.0mmのシリコ
ンゴムの弾性層32を設け、更にその上に厚み50μm
のPEAの離型層33を設けたものを用いた。また、加
圧部材としての加圧ローラ4は外径18mm、内径14
mmのアルミニウムの芯金41の上に厚み50μmのP
FAの離型層43を設けたものを用い、従来公知の加圧
手段(不図示)により総圧20kg重で定着ローラ3に
加圧されている。
【0045】そして、定着ローラ3、加圧ローラ4は、
熱源としてローラ内部に450Wのハロゲンヒータ3
4、44が配置される。また、それぞれサーミスタ3
5、45により検出された温度に基づいて不図示の温調
手段により温調制御される。
【0046】本実施例において第二の定着ユニットの温
調目標温度を120℃〜180℃まで変えたときのBlue
の光沢度の変化を図4に示す。また、この時の第一の定
着ユニットの温調目標温度は190℃、定着速度は10
0mm/sに設定した。図4から明らかなように前実施
例1より低い光沢度に調整することが可能となり、また
調整可能な光沢度の幅も広がった。図4においては、Bl
ueの光沢度の変化を示したが、その他の色、Yellow, Ma
genta, Cyan, Black, Red, Greenについても同様であ
る。
【0047】また、本実施例では、第一の加熱部材の加
熱手段としてセラミックヒータを用いたが、これに限っ
たものではない。例えば、加熱手段として、磁場を発生
させる磁場発生手段と、該磁場発生手段からの磁場の作
用を受けて発生する渦電流で発熱する発熱層で構成され
たものを用いても良い。
【0048】また、本実施例では、第二の定着ユニット
において定着ローラ、加圧ローラ両方に熱源を為するよ
うな構成としたが、熱源が定着ローラにしかなくても同
様の効果を得ることができる。
【0049】(第3の実施例)以下に本発明に係わる定
着装置を図面に則して詳しく説明する。
【0050】次に説明する実施例では、本発明の画像形
成装置は図6に示す画像形成装置に具現化するものとす
る。従って、画像形成装置の全体的構成、機能について
の詳しい説明は省略し、本発明の特徴部分である定着装
置についてのみ説明する。
【0051】本発明は、前記第一の加圧部材と第二の加
圧部材が同一であることを特徴とする。
【0052】詳しく説明すると、前実施例では第一の定
着ユニットと第二の定着ユニットが完全に独立している
構成であった。このような構成では、第一の定着ユニッ
トから第二の定着ユニットヘ紙が搬送される際に紙の挙
動が不安定になりやすく、第二の定着ユニットでの定着
でしわが発生しやすい。
【0053】そこで、本実施例では、図5に示すように
共通の加圧部材に第一の加熱部材と第二の加熱部材を当
接させ、同一の加圧部材で2つのニップを形成させる。
これにより、ニッブ間では紙は加圧部材に沿うように搬
送されるため紙の挙動が安定し、しわの発生を防止する
ことができる。また、加圧部材が一つで良いためコスト
が安くできる。
【0054】本実施例においては、第一の加熱部材5は
円筒形のエンドレスフィルム51とフィルムガイド5
4、セラミックヒータ52、更にセラミックヒータ52
のフィルムとの非当接面に設けられたサーミスタ53で
構成される。ここで、フィルム51は、φ24のポリイ
ミド50μmの基体の上に離型層としてPFAコートし
たものを用いた。また、セラミックヒータ52は幅8m
m、発熱量700Wのものを用い、サーミスタ23によ
り検出された温度に基づいて不図示の温調手段により温
調制御される。
【0055】また、第二の加熱部材としての定着ローラ
3は、外径18mm、内径14mmのアルミニウムの芯
金31の上に厚み1.0mmのシリコンゴムの弾性層3
2を設け、更にその上に厚み50μmのPFAの離型層
33を設けたものを用いた。そして、定着ローラ3は、
熱源としてローラ内部に450Wのハロゲンヒータ34
が配置され、サーミスタ35により検出された温度に基
づいて不図示の温調手段により温調制御される。
【0056】また、加圧部材としての加圧ローラ6は、
径23mmアルミニウムの芯金61の上に厚み3.5m
mのシリコンゴムの弾性層62を設け、更にその上に厚
み50μmのPEAの離型層63を設けたものを用い
た。そして、加熱部材5、定着ローラ3は従来公知の加
圧手段(不図示)によりそれぞれ総圧10、30kg重
で加圧ローラ6に加圧されている。
【0057】これにより、本実施例においても前実施例
同様、第二の加熱部材である定着ローラ3の温調目標温
度を変えることにより画像の光沢度を変えることがで
き、且つ紙しわを防止できた。
【0058】また上記実施例では、カラーの画像形成装
置で説明したが、モノクロの画像形成装置についても同
様の効果を得ることができる。一般にはモノクロ画像よ
りもカラー画像の方がユーザーの好みに差が大きいた
め、本発明はカラー画像形成装置に用いた方が効果が大
きい。
【0059】また本発明に係わる実施例の定着装置は、
図6に示した中間転写方式のカラー画像形成装置の定着
装置として説明したが、その他方式、例えば多重転写方
式、インライン方式、多重現像方式等のカラー画像形成
装置の定着装置として用いても良いことは言うまでもな
い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被記録材上にトナー画像を形成する画像形成手段と、第
一の加熱部材と第一の加圧部材により構成され第一のニ
ップ部を形成する第一の定着ユニットと、該第一の定着
ユニットの下流に位置し、第二の加熱部材と第二の加圧
部材により構成され第二のニップ部を形成する第二の定
着ユニットと、前記第一及び第二の定着ユニットの温度
を制御する温調手段と、を有し、前記被記録材を前記ニ
ップ部に順次搬送させることにより前記被記録材上のト
ナー画像を定着する定着装置と、を有する画像形成装置
において、前記第二の定着ユニットの温調目標温度を変
えることにより、定着後の画像の光沢度を変えることが
できた。
【0061】また、前記第一の加熱部材及び第二の加熱
部材は、回転体であれば更に良い。
【0062】また、前記第一の加熱部材は、加熱手段を
有するエンドレスフィルム状の回転体であれば更に良
い。
【0063】また、前記加熱手段は、前記回転体内部に
設けられたセラミックヒータであれば更に良い。
【0064】また、前記加熱手段は、磁場を発生させる
磁場発生手段と、該磁場発生手段からの磁場の作用を受
けて発生する渦電流で発熱する発熱層で構成したものを
用いても良い。
【0065】また、前記第一の加圧部材と第二の加圧部
材が同一であれば更に良い。
【0066】更に、前記画像形成装置は、カラー画像を
形成することが可能であれば更に良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関わる実施例1の定着装置の断面図
である。
【図2】 本発明に関わる実施例1における第二の定着
ユニットの温調温度を変化させた時の光沢度の変化を表
すグラフである。
【図3】 本発明に関わる実施例2の定着装置の断面図
である。
【図4】 本発明に関わる実施例2における第二の定着
ユニットの温調温度を変化させた時の光沢度の変化を表
すグラフである。
【図5】 本発明に関わる実施例3の定着装置の断面図
である。
【図6】 従来例及び本発明に関わる実施例における画
像形成装置。
【図7】 従来例の定着装置の断面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧口−ラ A 第一の定着ユニット B 第二の定着ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/14 H05B 6/14 Fターム(参考) 2H030 AA00 AD04 2H033 AA00 AA10 AA11 BA01 BA02 BA25 BA30 BB03 BB06 BB13 BB14 BB18 BB28 BB29 BB30 BB34 BE03 BE06 CA07 CA27 CA30 3K058 AA00 BA18 CA12 CC05 DA21 3K059 AB19 AC33 AD13 CD73

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材上にトナー画像を形成する画像
    形成手段と、第一の加熱部材と第一の加圧部材により構
    成され第一のニップ部を形成する第一の定着ユニット
    と、該第一の定着ユニットの下流に位置し、第二の加熱
    部材と第二の加圧部材により構成され第二のニップ部を
    形成する第二の定着ユニットと、前記第一及び第二の定
    着ユニットの温度を制御する温調手段と、を有し、前記
    被記録材を前記ニップ部に順次搬送させることにより前
    記被記録材上のトナー画像を定着する定着装置と、を有
    する画像形成装置において、 前記第二の定着ユニットの温調目標温度を変えることに
    より定着後の画像の光沢度を変えることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の加熱部材及び第二の加熱部材
    は、回転体であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の加熱部材は、加熱手段を有す
    るエンドレスフィルム状の回転体であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段は、前記回転体内部に設け
    られたセラミックヒータであることを特徴とする請求項
    3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、磁場を発生させる磁場
    発生手段と、該磁場発生手段からの磁場の作用を受けて
    発生する渦電流で発熱する発熱層を有することを特徴と
    する請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の加圧部材と第二の加圧部材が
    同一であることを特徴とする請求項1から5の何れか1
    項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置は、カラー画像を形成
    することが可能であることを特徴とする請求項1から6
    の何れか1項に記載の画像形成装置。
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