JP2003223024A - 転写材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写材搬送装置及び画像形成装置

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JP2003223024A
JP2003223024A JP2002022960A JP2002022960A JP2003223024A JP 2003223024 A JP2003223024 A JP 2003223024A JP 2002022960 A JP2002022960 A JP 2002022960A JP 2002022960 A JP2002022960 A JP 2002022960A JP 2003223024 A JP2003223024 A JP 2003223024A
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Japan
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roller
image
image surface
sheet
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JP2002022960A
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English (en)
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Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Toshiaki Miyashiro
俊明 宮代
Tokuyoshi Abe
篤義 阿部
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Original Assignee
Canon Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6573Feeding path after the fixing point and up to the discharge tray or the finisher, e.g. special treatment of copy material to compensate for effects from the fixing

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート上の画像にローラマーク等の汚れが生
じるのを防止し、且つシートのカールの発生を防止する
こと。 【解決手段】 画像が定着されたシートを搬送する転写
材搬送装置において、シートの画像面側に位置する像面
ローラ135と、前記像面ローラ135と対向する対向
ローラ136と、を有し、前記像面ローラ135は、シ
ート搬送方向と直交する方向においてシートの画像領域
と同等以上の長さ(幅)を有し、前記対向ローラ136
は、前記像面ローラ135に対して所定の間隔(ギャッ
プ)tだけ離間していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像が加熱定
着された転写材を搬送する転写材搬送装置、及び加熱定
着方式を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置等の画像形成装置
は、高速化、高機能化、カラー化が進められてきてお
り、各種方式のプリンタが市場に出されている。プリン
タの高速化という観点からは、異なる色の画像を形成す
る複数の電子写真ユニットを直列に配置し、これらを同
時に駆動することによって画像形成を行うインライン方
式を採用した装置の研究、開発が進んでおり、高速でカ
ラー画像の形成が可能であることから、ビジネスユース
での広い可能性を秘めている。
【0003】特にプロセス構成要素が少ないため、小型
化、低コスト化が容易であることから、帯電、露光、現
像、クリーニングといった電子写真プロセスを一体化し
た電子写真ユニットを複数並べ、転写ベルト兼ねた搬送
ベルトに転写材(記録用の用紙)を吸着させて、複数の
電子写真ユニットからトナー像を転写材に重ねて転写す
る、搬送ベルト方式のインラインプリンタが数多く開発
されている。
【0004】図5に、従来のインライン方式の装置構成
例を示す。従来の装置は、駆動ローラ2とテンションロ
ーラ3により張架された転写材搬送ベルト(ETB)1
の周面に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)、ブラック(K)のプロセスステーション20
M,20C,20Y,20Kが横一列に並ぶように配置
されている。
【0005】各プロセスステーション20(20M〜2
0K)内の感光体ドラム6は、帯電器7によって表面を
一様に帯電され、露光光学系8により表面に潜像が形成
され、この潜像が現像器9によって現像され、トナー像
として可視化され、ついで各感光体ドラム6上の各色の
トナー像は、感光体ドラム6と対向した転写部で転写ロ
ーラ4により搬送ベルト1上の転写材に転写され、転写
材上に4色のトナー像が重畳したカラー画像が形成され
る。トナー像の転写により感光体ドラム6上に残留した
転写残りトナーは、クリーナ10により掻き落とされ、
感光体ドラム6の表面がクリーニングされる。
【0006】転写材は給送カセット14から給送され、
その転写材は、ピックアップローラ15により搬送ベル
ト1へと導かれ、吸着ローラ5とテンションローラ3と
で形成するニップ部を通過する際にバイアスを印加され
て、転写材が搬送ベルト1に静電的に吸着される。搬送
ベルト1に吸着された転写材は、搬送ベルト1により矢
印で示す向きの横方向に搬送される。
【0007】4色のトナー像が転写された転写材は、搬
送ベルト1の下流後端部で曲率によって分離され、定着
装置11へと搬送して定着を受ける。定着装置11は、
ハロゲンヒータ121aを備えた加熱ローラ121と、
これに当接された加圧ヒータ122とを有する定着部1
2と、定着部12の出口に設けられた1対の排出ローラ
131,132からなる排出部13と、を備える。
【0008】転写材は、加熱ローラ121と加圧ローラ
122との定着ニップ部で挟持して搬送する間に、加熱
及び加圧されて4色のトナー像が定着され、定着部12
でトナー像が定着された転写材は、排出部13により定
着装置11の外部へ導かれ、最終的に排出トレイ16上
に積載される。
【0009】さらに近年、設置面積の低減を図る目的
で、プロセスステーションを構成する電子写真ユニット
を縦に配置した、縦搬送方式のインラインプリンタも開
発されている。これは、図5に示した横搬送方式のイン
ラインプリンタを90°回転させた形になっており、搬
送ベルト上に吸着された転写材を重力に逆らって上方に
搬送しつつ、各プロセスステーションから各色のトナー
像を転写して、転写材上にフルカラー画像を形成し、装
置上部に設置された定着装置により加熱定着するもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラープリ
ンタに要求される仕様の1つとして、転写材としてのO
HP(Over Head Projector)シートへ出力した際の画像
の透過性が挙げられる。
【0011】OHPシートは、厚さ100μm程度のP
ET等の合成樹脂フィルムで形成されており、普通紙な
どの通常の転写材に比べて熱容量が大きいため、定着さ
せるためには通常よりも多くの熱供給を必要とする。ま
た優れた透過性を得るには、OHPシート上のトナー像
を確実に溶融させ、トナー像表面を平滑化する必要があ
る。そこで、OHPシート上に転写されたトナー像を定
着する場合、定着温度を上げたり、定着搬送速度を落と
して、単位時間当たり与える熱量を大きくしたりしてい
る。
【0012】電子写真ユニットを横に並べた横搬送方式
のインラインプリンタの場合、定着装置は搬送ベルトの
横に配置され、定着装置内の加熱ローラと加圧ローラの
位置関係は、加圧ローラの上に加熱ローラがある形とな
っている。したがって、図6に示すように、OHPシー
トSを定着ニップ部に通過させた際、熱のために軟らか
くなったOHPシートSは、自重によって排出方向が下
向き、すなわち加圧ローラ122側となり、実線Tsで
示すような下に撓んだ経路を形成しつつ、排出ローラ対
131,132によって装置外へと排出される。
【0013】一方、電子写真ユニットを縦に並べた縦搬
送方式のインラインプリンタの場合は、図7のようにな
る。この方式では、定着装置11が搬送ベルトの上に位
置し、定着装置11内部の位置関係は、定着部12の真
上に排出部13が位置する形となって、定着ニップ部で
OHPシートSは略垂直となる。このため横搬送方式の
場合と異なり、OHPシートSの自重によって排出方向
が加圧ローラ122側へ向く効果が得られず、OHPシ
ートSは図7中の経路T0の他に、加熱ローラ121側
に撓んだ経路T1を形成したり、加圧ローラ122側に
撓んだ経路T2を形成して、経路が安定しない。
【0014】このため、図7のような装置構成において
は、シート搬送経路が例えば常に経路T2となるように
するためには、定着ニップ部と排出ローラ対131,1
32の間をより短くしたり、ガイドを設ける等の工夫が
必要となる。
【0015】ところが、図8に示すような排出ローラ対
131,132をOHPシートSが通過する際には、O
HPシートSが非常に高温となっているため、トナー像
が形成された側に、長手方向(シート搬送方向と直交す
る方向)に分割配置された排出ローラ131が当接する
と、該排出ローラ131により高温のトナー像表面が部
分的に押し潰され、平滑性にムラができて、OHPシー
トSの投影時にスジ状のムラ(ローラマーク)が生じて
しまい、特にカラー画像の投影画質を著しく損なう、と
いう問題があった。これは、定着ニップ部に対し、排出
ローラ対131,132が近接している程生じ易い問題
で、図6のような構成においてもしばしば発生し、図7
の構成では、定着ニップ部に排出ローラ対131,13
2を近接させた場合において、非常に発生し易い。
【0016】これを防止するため、排出ローラ対を図9
に示す1対の排出ローラ133,134のように、長手
方向において幅広(ほぼシート幅と同等)とすることが
考えられるが、この場合、OHPシートSが排出ローラ
対133,134により急激に冷やされ、カールが発生
する、という新たな問題が生じた。
【0017】そこで本発明の目的は、シート上の画像に
ローラマーク等の汚れが生じるのを防止し、且つシート
のカールの発生を防止することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、画像が定着された転写材を
搬送する転写材搬送装置において、転写材の画像面側に
位置する像面ローラと、前記像面ローラと対向する対向
ローラと、を有し、前記像面ローラは、転写材搬送方向
と直交する方向において転写材の画像領域と同等以上の
長さを有し、前記対向ローラは、前記像面ローラに対し
て所定の間隔だけ離間していることを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、転写材の通過時におい
ても、該転写材の画像にローラマーク等の汚れが生じる
ことがなく、且つ転写材がカールすることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0021】〔第1実施形態〕図1は、本発明を適用し
た画像形成装置の一実施形態を示す概略断面図である。
本画像形成装置は、上下に配置した駆動ローラ2とテン
ションローラ3により張架された転写材搬送ベルト(E
TB)1を有し、搬送ベルト1の周面には、マゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(K)のプロセスステーション20M,20C,20
Y,20Kが縦一列に並ぶように配置されており、各プ
ロセスステーション内では、像担持体としての感光体ド
ラム(ドラム状感光体)6が搬送ベルト1を介して転写
ローラ4に当接されている。
【0022】搬送ベルト1の下端部には、プロセスステ
ーション20Mの上流の位置に吸着ローラ5が配置さ
れ、この吸着ローラ5は、吸着対向ローラを兼ねたテン
ションローラ3に搬送ベルト1を介して当接している。
また搬送ベルト1の上方には定着装置11が配置されて
いる。
【0023】給送カセット14から転写材が給送され、
その転写材は、ピックアップローラ15により搬送ベル
ト1へと導かれ、吸着ローラ5とテンションローラ3と
で形成するニップ部を通過する際にバイアスを印加され
て、転写材が搬送ベルト1に静電的に吸着される。搬送
ベルト1に吸着された転写材は、搬送ベルト1により鉛
直方向上方に縦方向に搬送される。
【0024】画像形成するには、まず、各プロセスステ
ーション20(20M〜20K)内の感光体ドラム6の
表面が、帯電器7によって一様に帯電され、露光光学系
8により表面に潜像が形成される。この感光体ドラム6
上の潜像は現像器9によって現像され、トナー像として
可視化され、ついで転写ローラ4により搬送ベルト1上
の転写材に転写される。トナー像の転写により感光体ド
ラム6上に残留した転写残りトナーは、クリーナ10に
より掻き落とされ、感光体ドラム6の表面がクリーニン
グされる。
【0025】一般的に用いられる反転現像方式では、感
光体ドラムに負極性のOPC感光体が用いられ、負極性
のトナーで露光部を現像するので、転写ローラ4には図
示しないバイアス電源により正極性の転写バイアスが印
加される。転写ローラ4には低抵抗ローラが用いられ
る。
【0026】実際の画像形成プロセスでは、搬送ベルト
1の移動速度と各プロセスステーションの転写位置間の
距離を考慮して、転写材上に転写される各色のトナー像
の位置が一致するタイミングで、転写材の搬送、各プロ
セスステーションでの画像形成、転写を行い、転写材が
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのプロセスステ
ーション20M〜20Kを一度通過する間に、転写材上
に4色のトナー像が重畳して転写され、カラー画像が形
成される。
【0027】カラー画像が形成された転写材は、搬送ベ
ルト1の上端部、すわなち下流端部で曲率によって分離
され、定着装置11へと搬送して定着を受ける。
【0028】定着装置11は、搬送ベルト1による転写
材の搬送経路上に配置された定着部12と、その上方に
配置された排出部13と、を備える。
【0029】定着部12は、内部中央にハロゲンヒータ
121aを備えた加熱ローラ121と、これに当接され
た加圧ヒータ122とからなり、本実施形態では、加熱
ローラ121と加圧ローラ122とは、鉛直方向の定着
ニップ部を有する。定着装置11は、トナー像が転写さ
れた転写材を加熱ローラ121と加圧ローラ122とで
挟持して搬送する間に加熱および加圧して、トナー像を
溶融して転写材に定着する。
【0030】転写材上のトナーを良好に溶融して定着さ
せるには、加熱ローラ121、加圧ローラ122の当接
ニップを確保する必要があり、このため各ローラ12
1,122を、アルミ等の芯金の周りにシリコンゴムの
弾性層を設けた構造としている。またローラ121,1
22の表面にトナーや紙粉が固着するのを防ぐために、
ローラの最表層にPFA、PTFE等の離型性の良い樹
脂をコーティングしている。
【0031】排出部13は、1対の排出ローラ対13
5,136からなり、定着部12の出口上方に設けられ
ている。定着部12を通過してトナー像が定着された転
写材は、第2の排出ローラ対137,138により定着
装置11の外部へ導かれ、最終的に排出トレイ16上に
積載される。
【0032】さて、本実施形態では、転写材としてOH
Pシートを使用した場合、加熱ローラ121により十分
な熱を加えることにより、OHPシート上のトナー像を
平滑に溶融させて良好な透過性を得られるようにするた
め、定着時の搬送速度を普通紙などの通常の転写材の略
1/4の速度に減速させて定着を行っている。このため
OHPシート上のトナーが熱により軟化した状態で排出
ローラ対135,136を通過することになり、従来例
ではこのときトナー像にローラマークがつく等の不具合
が生じていた。
【0033】本実施形態ではこれを防止するため、図2
に示すように、排出ローラ対135,136のうち、O
HPシートのトナー像が通過する側のローラ(以下、像
面ローラ)135を、シート搬送方向と直交する方向に
おいて、少なくとも前記OHPシートの画像領域と同等
以上の幅(長さ)を有するローラで構成している。更
に、前記像面ローラ135と対向するローラ(以下、対
向ローラ)136を、像面ローラ135に対して所定の
間隔t(本実施形態ではギャップt=0.4mm)だけ
離間させた状態で保つようにしている。具体的には、対
向ローラ136はシートの通紙域よりも外側に駆動用の
ローラ139を設け、対向ローラ136の径を駆動ロー
ラ139の径より小さくすることで像面ローラ135と
の間にギャップtを生じさせるとともに、ギア140に
より駆動ローラ139及び対向ローラ136を回転する
ことで、駆動ローラ139に当接する像面ローラ135
も従動回転するように構成している。前記ギャップt
は、下限として、OHPシートの厚さ約0.1mmより
は大である必要がある。また、上限としてはギャップt
があまり大きいと、後述するシートの搬送能力が低下す
るため、2mm以下であることが望ましい。なお、像面
ローラ135は、その両端が軸受141によって回転自
在に軸支され、該軸受141がバネ142によって対向
ローラ136側に付勢されることで駆動ローラ139に
当接されている。
【0034】本実施形態では、対向ローラ136をφ1
1mmのシリコンゴム、駆動ローラ139をφ11.8
mmのシリコンゴムで構成し、像面ローラ135をφ9
mmのPFAで構成することにより、トナーが像面ロー
ラ135に付着しないようにした。なお、これら構成部
品の寸法、材質は例示であり、本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0035】このように、まず、定着直後のトナー像面
側に当接する像面ローラ135を、シート搬送方向と直
交する方向において、従来例のように分割配置せずに、
少なくともシートの画像幅以上まで広げることで、OH
Pシート上のトナー画像にローラマークが生じるのを防
止できる。更に対向ローラ136を像面ローラ135に
対して非接触に保つことで、定着後のOHPシートが排
出ローラ対135,136により急激に冷却されること
がなくなり、カールが生じるのを防止できる。
【0036】更にまた、図3に示すように、排出ローラ
対135,136の対向部(ニップ部)が、加熱ローラ
121と加圧ローラ122の定着ニップ部における接線
Rよりも、加圧ローラ122側に所定角度θだけオフセ
ット配置されている。すなわち、定着ニップ部と排出ロ
ーラ対のニップ部の双方に挟持されつつ搬送されるテン
ション状態のシートの軌跡と定着ニップ部における接線
Rは所定角度θをなしている。このため、排出ローラ対
135,136自体は非接触であっても、OHPシート
Sの腰により、該シートSはローラ135,136双方
に接触し、搬送力を得ることができる。なお、このよう
に排出ローラ対135,136を定着ローラ対121,
122に対してオフセット配置することにより、定着ニ
ップ部を通過後、OHPシートSが加熱ローラ121か
ら速やかに分離されるようになり、ホットオフセットに
よるOHPシートのにごり等が生じるのを防止すること
もできる。ホットオフセットとは、通常、トナーが加熱
ローラ121等により過剰に加熱された場合に、加熱ロ
ーラ表面にトナーが付着してしまう現象であり、また、
このときOHPシートS上に定着されたトナー像の表面
が荒らされることにより、乱反射が生じて、OHPシー
トS上のトナー像や投影像ににごりが生じるものであ
る。この、加熱ローラ121による過剰加熱は、温度が
高すぎる場合意外にも、例えば、定着後の分離時にOH
PシートSが加熱ローラ121に巻きつき気味に引き寄
せられると、加熱時間が長くなって生じる事が有る。こ
れに対し、本実施形態の様に、定着後にOHPシートS
が速やかに分離する様にすることで、ホットオフセット
の発生が防止出来る。本実施形態では、前記オフセット
配置のための所定角度θを略10°とすることで良好な
結果が得られた。
【0037】〔第2実施形態〕以下に、本発明の第2実
施形態について説明する。第1実施形態においては、像
面ローラ135としてPFAのローラを用いたが、本実
施形態では、像面ローラ135の断熱性を更に向上する
ことで、OHPシートのカールをより生じにくくするこ
とを目的としている。
【0038】具体的には、像面ローラ135を、図4に
示すような構成とする。図4に示すように、像面ローラ
135は、芯金143上に厚さ1.5mmの発泡シリコ
ンゴム層144を設け、その上に厚さ30μmのPFA
チューブ145を被覆した構成となっている。また、図
2に示すように像面ローラ135と駆動ローラ139を
当接する際、像面ローラ135の発泡シリコンゴム層1
44が0.1mm程度へこむことを考慮して、駆動ロー
ラ139の径のみφ12.0mmとしている。その他の
構成、寸法形状に関しては、第1実施形態と同様である
ため、説明を省略する。
【0039】このように構成することで、PFAチュー
ブ145によりトナーが排出ローラ135に付着するの
を防止しつつ、発泡シリコンゴム層144でOHPシー
トの熱が像面ローラ135に奪われるのを防止でき、O
HPシートのカールを大幅に改善することが可能とな
る。
【0040】〔他の実施形態〕前述した実施形態におい
ては、加熱部材として、内部にハロゲンヒータを有する
加熱ローラを例示して説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、他にフィルムタイプの加
熱部材を直接ヒータにより加熱するオンデマンドタイプ
の定着装置や、薄層のフィルム状又は円筒スリーブを電
磁誘導による渦電流で加熱するタイプ(IHタイプ)の
定着装置などにおいても、同様の効果が得られるのは言
うまでもない。
【0041】また、転写材として、OHPシートを例示
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、他に高光沢度を得るためのグロス紙やグロ
スフィルム等においても、ローラマークが光沢の差とし
て現れたり、カールが生じるのを防止する効果がある。
【0042】また前述した実施形態では、対向ローラ1
36のシート通紙域よりも外側に、該ローラ136より
も径が大きく、且つ像面ローラ135に当接する駆動ロ
ーラ139を設けて、両ローラ135,136間にギャ
ップtを生じさせると共に両ローラ135,136を駆
動回転する構成を例示したが、本発明はこれに限定され
るものではない。すなわち、像面ローラ135のシート
通紙域よりも外側に、該ローラ135よりも径が大き
く、且つ対向ローラ136に当接する駆動ローラを設け
ても、前述と同様に、両ローラ135,136間にギャ
ップtを生じさせると共に両ローラ135,136を駆
動回転する構成とすることができる。
【0043】また前述した実施形態では、本発明を適用
した転写材搬送装置としての排出部13(排出ローラ対
135,136)を、定着部12を備えた定着装置11
と一体とした構成を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、前記定着装置11とは別個に設けた
構成としても良い。
【0044】また前述した実施形態では、プロセスステ
ーションを4つ使用しているが、この使用個数は限定さ
れるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
なお、感光体ドラムを含むプロセスステーションは、装
置本体に対して着脱自在な構成であっても良いし、ある
いは、プロセスステーションを構成する各構成部材がそ
れぞれ着脱可能な構成であっても良い。
【0045】また前述した実施形態では、画像形成装置
としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の
他の画像形成装置や、中間転写体を使用し、該中間転写
体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、次いで前記中
間転写体のトナー像を転写材に一括して転写する画像形
成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用
することにより同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写材の通過時においても、該転写材の画像にローラマ
ーク等の汚れが生じることがなく、且つ転写材がカール
することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の概略図
【図2】本発明の第1実施形態に係る排出部の説明図
【図3】本発明の第1実施形態に係る排出部の説明図
【図4】本発明の第2実施形態に係る排出部の説明図
【図5】従来装置の説明図
【図6】従来装置の説明図
【図7】従来装置の説明図
【図8】従来装置の説明図
【図9】従来装置の説明図
【符号の説明】
1 …搬送ベルト 2 …駆動ローラ 3 …テンションローラ 4 …転写ローラ 5 …吸着ローラ 6 …感光体ドラム 7 …帯電器 8 …露光光学系 9 …現像器 10 …クリーナ 11 …定着装置 12 …定着部 13 …排出部 14 …給送カセット 15 …ピックアップローラ 16 …排出トレイ 20M,20C,20Y,20K …プロセスステーシ
ョン 121 …加熱ローラ 121a …ハロゲンヒータ 122 …加圧ヒータ 135,136 …排出ローラ対 137,138 …排出ローラ対 139 …駆動ローラ 141 …軸受 142 …バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月29日(2003.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、画像が定着された転写材を
搬送する転写材搬送装置において、画像を転写材上に定
着するための加熱部材及び加圧部材より転写材の搬送方
向の下流側に配置された、転写材の画像面側に位置する
像面ローラと、画像を転写材上に定着するための加熱部
材及び加圧部材より転写材の搬送方向の下流側に配置さ
れた、前記像面ローラと対向する対向ローラと、を有
し、前記対向ローラは、前記像面ローラに対して所定の
間隔だけ離間していることを特徴とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 篤義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H072 CA01 JA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が定着された転写材を搬送する転写
    材搬送装置において、 転写材の画像面側に位置する像面ローラと、 前記像面ローラと対向する対向ローラと、 を有し、 前記像面ローラは、転写材搬送方向と直交する方向にお
    いて転写材の画像領域と同等以上の長さを有し、 前記対向ローラは、前記像面ローラに対して所定の間隔
    だけ離間していることを特徴とする転写材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記像面ローラと前記対向ローラの対向
    部が、これよりも転写材搬送方向上流側に配置された、
    互いに当接する加熱部材と加圧部材の当接部における接
    線よりも、前記加圧部材側に所定角度だけオフセット配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の転写材
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記像面ローラと前記対向ローラは、転
    写材の非通過領域において一方が他方を駆動するように
    当接されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の転写材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記像面ローラは、芯金上に発砲弾性層
    を有し、最外層にフッ素樹脂の離型層を有することを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転
    写材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材としてOHPシートが搬送可
    能なことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1
    項に記載の転写材搬送装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に形成した潜像をトナーを用
    いて現像してトナー像を形成し、そのトナー像を中間転
    写体を介し又は介さずに転写材上に転写し、次いで定着
    手段により加熱及び加圧して前記トナー像を転写材に定
    着する画像形成装置において、 前記定着手段は、互いに当接された、加熱部材及び加圧
    部材と、これよりも転写材搬送方向下流側に配置され
    た、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の転写材
    搬送装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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