JP2011123373A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙Pにトナー像を定着する定着ベルト610と、定着ベルト610との間に未定着トナー像を保持した用紙Pが通過するためのニップ部Nを形成する加圧ロール62と、定着ベルト610を挟み加圧ロール62と対向して配される定着ロール611と、用紙Pを定着ベルト610から剥離させる剥離パッド64と、加圧ロール62の外側に配され加圧ロール62の表面温度を調整する加熱器110および冷却器120と、用紙Pがニップ部Nを通過した後の温度推移を調整するために加熱器110および冷却器120を制御する温度調整手段制御部と、を備えることを特徴とする定着ユニット60。
【選択図】図2
Description
特許文献1には、フルカラーセンサによって基準画像の濃度を読取り、この濃度に基づいて、温度調節回路部によって熱ローラ定着器の加熱温度を可変設定する。そして、温度調節回路部によって設定された熱ローラ定着器の加熱温度により転写紙を定着し、目標とするグロスを得るようにする画像形成装置が記載されている。
また特許文献2では、少なくとも、相互に圧接して定着ニップ部を形成しつつ回転する加熱回転体および加圧回転体からなり、未定着トナー画像が形成された被記録材を定着ニップ部に挿通させる定着動作により、未定着トナー画像を定着してトナー画像を得る定着装置であって、少なくとも被記録材表面の特定角度における光沢度に応じて、定着条件を制御する光沢度制御手段を備えることを特徴とする定着装置が記載されている。
本発明は、ニップ部を通過した用紙の温度推移をより適切に制御することができ、定着したトナー像の光沢度のばらつきを抑制して画像の品質を確保することができる定着装置等を提供することを目的とする。
請求項3に記載の発明は、前記温度調整手段は、調整を行なうときは前記加圧部材の外周面に接触して当該加圧部材の温度を調整し、調整を行なわないときには当該加圧部材の外周面から離間するように移動する移動機構を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記温度調整手段は、前記加圧部材とは非接触にて当該加圧部材の温度を調整するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、前記温度調整手段制御部は、前記記録材の種類を取得する記録材種類取得部を有し、当該記録材の種類に基づき前記温度調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置である。
請求項6に記載の発明は、前記温度調整手段制御部は、前記加圧部材の表面温度および前記定着加圧部の下流側領域の空間温度の少なくとも一方を温度情報として取得する温度情報取得部を有し、当該温度情報に基づき前記温度調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の定着装置である。
請求項2の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、加圧部材の表面温度の制御をより適切に行なうことができる。
請求項3の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、加圧部材の表面温度をより迅速に変更することができる。
請求項4の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、加圧部材の表面に傷が生じにくくなる。
請求項5の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、記録材の種類によって加圧ロールの表面温度を変更することができる。
請求項6の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、記録材の温度推移を制御するために必要な温度情報をより適切なものとすることができる。
請求項7の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、定着したトナー像の光沢度のばらつきを抑制して画像の品質を確保することができる定着装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べ、より良好な画質を得ることができる画像形成装置が提供できる。
<画像形成装置の説明>
図1は本実施の形態に係る定着ユニット(定着器)60が適用される画像形成装置1の構成例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂「タンデム型」のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置1全体の動作制御や例えばパーソナルコンピュータ(PC)等との通信、画像データに対して行う画像処理等を実行する主制御部50と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)部90と、を備えている。
画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、並列的に配置されるトナー像形成手段の一例としての6つの画像形成ユニット11C,11M,11HC,11HM,11Y,11K(以下、「画像形成ユニット11」)を備えている。各画像形成ユニット11は、機能部材として、例えば、静電潜像が形成され、その後に各色トナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光器14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16と、を備えている。
各画像形成ユニット11の現像器15各々は、各色トナーを貯蔵するトナー容器17C,17M,17HC,17HM,17Y,17K(以下、「トナー容器17」)とトナー搬送路(不図示)で連結されている。そして、トナー搬送路中に設けられた補給用スクリュー(不図示)によりトナー容器17から現像器15に各色トナーが補給されるように構成されている。
加えて、画像形成部10は、定着ユニット60にて用紙上に定着された各色トナー像を冷却し、用紙上への各色トナー像の定着を促進する冷却ユニット80と、用紙の曲がり(カール)を矯正するカール矯正ユニット85と、を備えている。
なお、本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21、および二次転写ロール22により転写手段が構成される。また、二次転写ロール22が配置され、中間転写ベルト20上の各色トナー像が用紙に二次転写される領域を、以下、「二次転写領域Tr」という。
また、画像形成部10は、用紙搬送系として、用紙を収容する複数(本実施の形態では2個)の用紙収容容器40A,40Bと、この用紙収容容器40A,40Bに収容された用紙を繰り出して搬送する繰出しロール41A,41Bと、用紙収容容器40Aからの用紙を搬送する第1搬送路R1と、用紙収容容器40Bからの用紙を搬送する第2搬送路R2と、を備えている。さらに、画像形成部10は、用紙収容容器40Aおよび用紙収容容器40Bからの用紙を二次転写領域Trに向けて搬送する第3搬送路R3と、を備えている。加えて、画像形成部10は、二次転写領域Trにて各色トナー像が転写された用紙を定着ユニット60、冷却ユニット80、およびカール矯正ユニット85を通過するように搬送する第4搬送路R4と、カール矯正ユニット85からの用紙を画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部44に向けて搬送する第5搬送路R5と、を備えている。
第1搬送路R1から第5搬送路R5は、それぞれに沿って搬送ロールや搬送ベルトが配置され、送られてくる用紙を順次、搬送する。
また、画像形成部10は、両面搬送系として、定着ユニット60で第1面に各色トナー像が定着された用紙を一旦保持する中間用紙収容容器42と、カール矯正ユニット85からの用紙を中間用紙収容容器42に向けて搬送する第6搬送路R6と、中間用紙収容容器42に収容された用紙を上記の第3搬送路R3に向けて搬送する第7搬送路R7と、を備えている。さらに、画像形成部10は、カール矯正ユニット85の用紙搬送方向下流側に配置され、用紙を用紙積載部44に向けて搬送する第5搬送路R5と中間用紙収容容器42に搬送する第6搬送路R6とに選択的に振り分ける振分機構部43と、中間用紙収容容器42に収容された用紙を繰り出して第7搬送路R7に向けて搬送する繰出しロール45と、を備えている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1での基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成部10の画像形成ユニット11各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスによりC色,M色,HC色,HM色,Y色,K色の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により中間転写ベルト20上に順に一次転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動(矢印方向)に伴って二次転写ロール22が配置された二次転写領域Trに搬送される。
二次転写領域Trでは、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された合成トナー像が用紙に一括して二次転写される。
なお、一次転写後に感光体ドラム12に付着しているトナー(一次転写残トナー)、および二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(二次転写残トナー)は、それぞれクリーナ16、およびベルトクリーナ26によって除去される。
二次転写領域Trでは、第1面の場合と同様にして、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された第2面の各色トナー像が用紙に一括して二次転写される。
このようにして、画像形成装置1での画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返し実行される。
次に、本実施の形態の画像形成装置1に用いられる定着ユニット60について説明する。
図2は、本実施の形態の定着ユニット60の構成を説明するための断面構成図である。この定着ユニット60は、定着ベルトモジュール61と、定着ベルトモジュール61に対して接離自在に構成される加圧部材の一例としての加圧ロール62とで主要部が構成されている。
定着ロール611は、例えばアルミニウムやSUSで形成された円筒状ロールであり、図示しない駆動モータからの回転駆動力を受けて、図中矢印方向に回転する。そして、定着ロール611の内部に配置された加熱源としての例えば3本のハロゲンヒータ71により、定着ロール611は予め定められた温度(例えば、150℃)に加熱される。
また、内部加熱ロール612は、その両端部に定着ベルト610を内側から外側に向けて押圧するバネ部材(不図示)が配置され、定着ベルト610全体の張力を例えば15kgfに設定している。
さらには、内部加熱ロール612には、定着ベルト610の蛇行(ベルトウォーク)を制御するための機構が設けられている。すなわち、内部加熱ロール612の近傍には、定着ベルト610の端部位置(エッジ位置)を検知するベルトエッジ位置検知機構(不図示)が配置されている。また、内部加熱ロール612には、内部加熱ロール612の一方の端部を内部加熱ロール612の軸方向と直行する方向に変位させる変位機構(不図示)が設けられている。そして、この変位機構は、ベルトエッジ位置検知機構の検知結果に応じて内部加熱ロール612の一方の端部を変位させることで定着ベルト610を内部加熱ロール612の軸方向に変位させる。それにより、定着ベルト610のベルトウォークを制御している。
このように、本実施の形態の定着ユニット60では、定着ロール611と内部加熱ロール612と外部加熱ロール613とによって定着ベルト610が加熱される構成を採用している。
次に、本実施の形態の定着ユニット60での定着動作について説明する。
画像形成装置1の二次転写領域Tr(図1参照)において合成トナー像(未定着トナー像)が静電転写された用紙Pは、第4搬送路R4(図1参照)に沿って定着ユニット60のニップ部N(図2参照)に向けて搬送される。そして、ニップ部Nを通過する用紙P表面の未定着トナー像は、主としてロールニップ部N1に作用する圧力と熱とにより用紙Pに定着される。
その結果、本実施の形態の定着ユニット60では、高速で連続通紙されても定着温度が略一定に維持される。また、高速での定着動作の開始時に定着温度が落ち込む現象(所謂「温度ドループ現象」)の発生が抑制される。特に、熱容量の大きな厚紙等に対する定着においても、定着温度の維持および温度ドループ現象の発生が抑制され、さらには、紙種に対応させて定着温度を途中で切り替える(定着温度のアップおよびダウンの双方を含む。)必要がある場合にも、定着ベルト610は熱容量が小さいので、ハロゲンヒータ71、さらにはハロゲンヒータ72、ハロゲンヒータ73の出力調整により、温度の切り替えを容易としている。
そのため、ロールニップ部N1において定着ロール611の曲率のもとで加熱加圧された用紙Pは、剥離パッドニップ部N2において加圧ロール62による相反する方向に向いた曲率に進行方向が変化させられる。その際に、用紙P上のトナー像と定着ベルト610表面との間で微小なマイクロスリップが生じる。それによって、トナー像と定着ベルト610との付着力が弱められ、用紙Pは定着ベルト610から剥離され易い状態が形成される。このように、剥離パッドニップ部N2は、最終の剥離工程で確実に剥離が行なわれるための準備工程にも位置付けられる。
以上述べた動作により定着ユニット60での定着処理が完了する。
ここで、ニップ部Nを通過した用紙Pは、上述の通り定着ベルト610から分離し、冷却ユニット80に向けて搬送される。冷却ユニット80では、上述の通り用紙P上に定着された各色トナー像の冷却を行なう。ただしニップ部Nを通過した後の用紙Pの周囲の空間温度は、用紙Pの温度より低いため、ニップ部Nから冷却ユニット80に用紙Pが到達する間においても用紙Pは冷却され、その温度は低下し続ける。ここで用紙Pの周囲の空間温度により冷却するのが速すぎた場合は、ニップ部Nにおいて溶融したトナーが溶融しているときの表面状態で用紙Pに定着される。この場合、定着画像は、必要以上に高い光沢を有する。そして必要以上に光沢度が高いとトナーの溶融ムラや粒状性の視認性が上がる。即ち形成された画像の画質の低下が生じる。一方、適切な温度推移で、用紙Pが冷却された場合は、ニップ部Nにおいて溶融したトナーが一部凝集を生じ、その表面が凝集を生じた状態で用紙Pに定着される。この場合、定着画像は、適度な光沢を有し、画質の低下を抑制できる。
即ち、図2に示すように本実施の形態の定着ユニット60は、加圧ロール62表面の加熱を行なう加熱手段の一例である加熱器110と、加圧ロール62表面の冷却を行なう冷却手段の一例である冷却器120とを備える。加熱器110と冷却器120は、加圧ロール62の外側に配され、加圧ロール62の表面温度を調整する温度調整手段の一例と把握することができる。また加圧ロール62の表面温度を検知する温度センサ130aと、ニップ部Nの下流側領域に配され、この箇所の空間温度を測定する温度センサ130bとを備える。この温度センサ130a,130bは、温度検知手段の一例と把握することができる。また更に温度センサ130a,130bにより検知された温度に基づき、用紙Pがニップ部Nを通過した後の温度推移を調整するために加熱器110および冷却器120を制御する温度調整手段制御部(図示せず)を備える。
また冷却器120は、例えば、冷却ファンとダクトを組み合わせ冷却ファンによる空気流により冷却を行なう非接触式のものや、冷却液を流通させることができるヒートパイプを内蔵した冷却ロールを接触させることで冷却を行なう接触式のものが使用できる。
温度センサ130a,130bは、測定すべき対象の温度を測定できるものであればその種類は限定されるものではないが、例えば、サーミスタ式の温度センサが使用できる。
次に加熱器110、冷却器120、および温度センサ130a,130bを使用して加圧ロール62の表面温度の調整を行なう温度調整手段制御部について説明を行なう。
図3は、加圧ロール62の表面温度の調整を行なう温度調整手段制御部の構成について説明したブロック図である。また図4は、温度調整手段制御部の動作の流れを説明したフローチャートである。
まず温度情報取得部101が、温度情報を取得する(ステップ101)。本実施の形態においてこの温度情報は、上述した温度センサ130a,130bにより測定された温度についての情報である。
また本実施の形態の定着ユニット60では、定着したトナー像の光沢度のばらつきを抑制するためにニップ部Nにおける用紙Pの加熱時間を変える必要がない。即ち、加熱時間を変えることで用紙Pの温度を変えることができるが、そのためには用紙Pの送り速度を変更する必要がある。一方、本実施の形態では、用紙Pの送り速度を変更する必要はない。用紙Pの送り速度を変更した場合、画像形成の生産性に影響を及ぼすが、本実施の形態では、用紙Pの送り速度の変更を行なう必要がないため、画像形成の生産性に影響を与えにくい。
また上述した定着ユニット60では、温度センサは温度センサ130aおよび温度センサ130bの2つが備えられていたが、加圧ロール62の表面温度の制御を適切に行なうことができれば、これに限られるものではなくどちらか一方でもよい。また更に多数の箇所に温度センサを設置し、それぞれの温度情報を取得してもよい。
Claims (8)
- 記録材にトナー像を定着する定着部材と、
前記定着部材の外周面に圧接することで当該定着部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、
前記定着部材を挟み前記加圧部材と対向して配され、当該定着部材を張架する張架部材と、
前記定着加圧部の下流側領域であって前記張架部材に隣接する位置に配され、前記記録材を前記定着部材から剥離させる剥離部材と、
前記加圧部材の外側に配され、当該加圧部材の表面温度を調整する温度調整手段と、
前記記録材が前記定着加圧部を通過した後の温度推移を調整するために前記温度調整手段を制御する温度調整手段制御部と、
を備えることを特徴とする定着装置。 - 前記温度調整手段は、前記加圧部材表面の加熱を行なう加熱手段および前記加圧部材表面の冷却を行なう冷却手段からなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記温度調整手段は、調整を行なうときは前記加圧部材の外周面に接触して当該加圧部材の温度を調整し、調整を行なわないときには当該加圧部材の外周面から離間するように移動する移動機構を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
- 前記温度調整手段は、前記加圧部材とは非接触にて当該加圧部材の温度を調整するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
- 前記温度調整手段制御部は、前記記録材の種類を取得する記録材種類取得部を有し、当該記録材の種類に基づき前記温度調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記温度調整手段制御部は、前記加圧部材の表面温度および前記定着加圧部の下流側領域の空間温度の少なくとも一方を温度情報として取得する温度情報取得部を有し、当該温度情報に基づき前記温度調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の定着装置。
- 記録材にトナー像を定着する定着部材と、
前記定着部材の外周面に圧接することで当該定着部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、
前記定着部材を挟み前記加圧部材と対向して配され、当該定着部材を張架する張架部材と、
前記定着加圧部の下流側領域であって前記張架部材に隣接する位置に配され、前記記録材を前記定着部材から剥離させる剥離部材と、
前記記録材に定着したトナー像の光沢度のばらつきを抑制するように前記加圧部材の温度を調整する温度調整手段と、
を備えることを特徴とする定着装置。 - トナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段によって形成された前記トナー像を記録材上に転写する転写手段と、
記録材にトナー像を定着する定着部材と、当該定着部材の外周面に圧接することで当該定着部材との間に未定着トナー像を保持した記録材が通過するための定着加圧部を形成する加圧部材と、当該定着部材を挟み当該加圧部材と対向して配され当該定着部材を張架する張架部材と、当該定着加圧部の下流側領域であって当該張架部材に隣接する位置に配され当該記録材を当該定着部材から剥離させる剥離部材と、当該加圧部材の外側に配され当該加圧部材の表面温度を調整する温度調整手段と、を備える定着手段と、
前記記録材が前記定着加圧部を通過した後の温度推移を調整するために前記温度調整手段を制御する温度調整手段制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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