JP2016057347A - 定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】厚さの薄い記録媒体に対して両面プリントをおこなう場合などであっても、先端部が大きくカールした記録媒体の先端部が加圧側分離部材によって加圧回転体から分離された後にガイド部材に引っ掛かってしまう不具合が生じにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】ニップ部に対して搬送方向下流側の位置において記録媒体Pの定着面に対向するように上ガイド板36が配設されていて、その上ガイド板36は、加圧ローラ31の回転軸に直交する断面でみたときに、曲率が1/20(1/mm)以上であって分離爪46が加圧ローラ31に当接する位置を通って分離爪46の分離搬送面46aに接する仮想円Aが交わる点における仮想接線Bと、上ガイド板36のガイド面36aと、の搬送方向下流側のガイド面36a側の交角θが90度より大きくなるように形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置において、ニップ部から送出された記録媒体が加圧ローラ(加圧回転体)に巻き付いてしまう不具合を防止するために、加圧ローラに当接するように分離爪(加圧側分離部材)を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、定着装置は、定着ベルト、定着ローラ等の定着回転体に対して、加圧ローラ、加圧ベルト等の加圧回転体が圧接して、記録媒体が搬送されるニップ部が形成されている。そして、定着回転体と加圧回転体との間(ニップ部である。)に記録媒体が搬送されて、記録媒体上のトナー像が定着される。そして、特許文献1では、ニップ部に対して搬送方向下流側の位置で加圧回転体の外周面に当接するように、分離爪(加圧側分離部材)が設置されている。これにより、ニップ部から加圧回転体の外周面に沿うように記録媒体が送出されてしまっても、その記録媒体が分離爪に干渉して加圧回転体から分離されて、その後に下流側に向けて搬送されることになる。
また、このような定着装置では、ニップ部に対して搬送方向下流側の位置に、記録媒体の定着面に対向するように、ガイド部材(搬送ガイド板)を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。このように設置されたガイド部材によって、ニップ部から送出された記録媒体は、ガイド部材に沿うように案内されながら搬送されることになる。
従来の定着装置は、両面プリント時において薄い記録媒体(薄紙)がウラ面(第2面)の定着工程を終えてニップ部から送出されるときなどに、その先端部が大きくカールした状態(定着面側が凹状になるようなカール状態である。)で加圧回転体の外周面に沿うように搬送されてしまい、加圧側分離部材(分離爪)によって加圧回転体から分離された後に、大きくカールした先端部がガイド部材に引っ掛かってしまって、ジャム(紙詰り)が生じてしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、厚さの薄い記録媒体に対して両面プリントをおこなう場合などであっても、先端部が大きくカールした記録媒体の先端部が加圧側分離部材によって加圧回転体から分離された後にガイド部材に引っ掛かってしまう不具合が生じにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱して記録媒体上に定着する定着回転体と、前記定着回転体に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記ニップ部に対して搬送方向下流側の位置で前記加圧回転体の外周面に当接又は対向するように配設され、前記記録媒体を前記加圧回転体から分離するための加圧側分離部材と、前記ニップ部に対して搬送方向下流側の位置において記録媒体の定着面に対向するように配設されて、前記ニップ部から送出された記録媒体の搬送を案内するガイド部材と、を備え、前記ガイド部材は、前記加圧回転体の回転軸に直交する断面でみたときに、曲率が1/20(1/mm)以上であって前記加圧側分離部材が前記加圧回転体に当接又は対向する位置を通って前記加圧側分離部材の分離搬送面に接する仮想円が交わる点における仮想接線と、当該ガイド部材のガイド面と、の搬送方向下流側の前記ガイド面側の交角が90度より大きくなるように形成されたものである。
本発明によれば、厚さの薄い記録媒体に対して両面プリントをおこなう場合などであっても、先端部が大きくカールした記録媒体の先端部が加圧側分離部材によって加圧回転体から分離された後にガイド部材に引っ掛かってしまう不具合が生じにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置とその近傍とを示す図である。 定着装置の要部を示す拡大図である。 両面プリント時に薄紙のウラ面に定着工程が施されるときの、薄紙の動作を示す概略図である。 従来の定着装置において、両面プリント時に薄紙のウラ面に定着工程が施されるときの、薄紙の動作を示す概略図である。 定着分離板を示す斜視図である。 変形例としての、定着分離板の要部を示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、6は定着工程後の記録媒体Pを搬送する搬送ローラ対、7は記録媒体P(用紙)が収容される給紙装置(給紙部)、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は2次転写工程後の記録媒体Pを定着装置20に向けて搬送する搬送ベルト、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着するベルト方式の定着装置、80は両面プリントをおこなうときにオモテ面へのプリントが終了した記録媒体Pを画像形成部に向けて搬送する両面搬送部、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙装置7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙装置7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9(タイミングローラ)に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト19によって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、搬送ローラ対6によって搬送された後に、排紙ローラ対によって装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、記録媒体Pの両面(オモテ面とウラ面とである。)へのプリントをおこなう「両面プリントモード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了した記録媒体Pは、そのまま排紙されることなく、両面搬送部80に導かれて、そこで搬送方向が反転された後に、再び2次転写バイアスローラ18の位置に向けて搬送される。そして、2次転写バイアスローラ18の位置で先に説明したものと同様の作像プロセスによって記録媒体Pのウラ面への画像形成がおこなわれ、その後に定着装置20での定着工程を経て、搬送ローラ対6で搬送された後に、排紙ローラ対によって装置本体1外に出力画像として排出される。
次に、図2にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、定着装置20は、定着補助ローラ22、加熱ローラ23、定着回転体としての定着ベルト21、テンションローラ24、当接部材としての分離パッド26、加圧回転体としての加圧ローラ31、温度センサ40、定着側分離部材としての定着分離板45、加圧側分離部材としての分離爪46、入口ガイド板34、ガイド部材としての上ガイド板36、下ガイド板35、等で構成される。
ここで、定着回転体としての定着ベルト21は、樹脂材料からなるベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト21の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト21は、3つのローラ部材(定着補助ローラ22と加熱ローラ23とテンションローラ24とである。)と分離パッド26(当接部材)とに張架・支持されて、図2中の矢印方向に走行(回転)する。テンションローラ24は、定着ベルト21の内周面に当接していて、定着ベルト21に所定の張力を与えている。定着回転体として熱容量の低い定着ベルト21を用いることで、装置の昇温特性が向上する。
定着補助ローラ22は、SUS304等の芯金22a上に、層厚が15mm程度の発泡シリコーンゴムからなる弾性層22b(アスカーC硬度が25〜50程度のものである。)が形成されたローラ部材であって、加圧回転体としての加圧ローラ31に定着ベルト21を介して圧接してニップ部を形成する。弾性層22bを発泡材料で形成することで、ニップ部におけるニップ幅(ニップ量)を比較的大きく設定できるとともに、定着ベルト21の熱が定着補助ローラ22に移行しにくくなる。定着補助ローラ22は、その軸部が駆動モータ(不図示である。)に連結されていて、図2中の時計方向に回転駆動される。
なお、本実施の形態では、弾性層22bの材料として発泡シリコーンゴムを用いたが、弾性層22bの材料としてフッ素ゴム、シリコーンゴム等を用いることもできる。
加熱ローラ23は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料からなる中空構造のローラ部材であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。なお、加熱ローラ23は、耐食性を向上させるために、その表面にアルマイト処理が施されている。
加熱ローラ23のヒータ25は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1に設置された不図示の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25からの輻射熱によって加熱ローラ23が加熱されて、さらに加熱ローラ23によって加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像に熱が加えられる。ヒータ25(加熱手段)の出力制御は、定着ベルト21表面に非接触で対向する温度センサ40(サーモパイル)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、温度センサ40の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、電源部からヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧回転体としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33(層厚が3mm程度のものである。)と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム等のソリッドゴム材料で形成されている。そして、加圧ローラ31は、定着ベルト21を介して定着補助ローラ22に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ベルト21との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。また、加圧ローラ31の外周面にシリコーンオイルなどが含浸されたクリーニングローラを摺接させることもできる。さらに、定着ベルト21に対して加圧ローラ31を接離する接離機構を設けることもできる。
図2〜図4を参照して、加圧側分離部材としての分離爪46は、ニップ部に対して搬送方向下流側の位置(定着ニップ部の出口側近傍である。)で、加圧ローラ31(加圧回転体)の外周面に当接するように配設されている。分離爪46は、フッ素樹脂材料などからなり、不図示の付勢部材によって加圧ローラ31の表面に比較的弱い接触力で接触する爪状部材であって、幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の離れた位置に複数設置されている。このような分離爪46としては、公知のものを用いることができる。この分離爪46は、ニップ部から記録媒体Pが加圧ローラ31の外周面に沿うよう送出されてしまったときに、その記録媒体Pを加圧ローラ31から分離する加圧側分離部材として機能する。すなわち、分離爪46は、定着工程後の記録媒体Pが加圧ローラ31の回転に沿って加圧ローラ31に巻き付いてしまう不具合を抑止することになる。
また、当接部材としての分離パッド26は、ニップ部に対して定着ベルト21の回転方向下流側の位置で定着ベルト21の内周面に当接するように、定着補助ローラ22との間に配設されている。この分離パッド26は、ニップ部に対して回転方向下流側の位置において定着ベルト21の曲率を大きく形成する当接部材として機能するものである。分離パッド26を設けることで、ニップ部の出口側において、定着ベルト21は、定着補助ローラ22の曲率よりも大きな曲率で屈曲することになるため、ニップ部から送出される記録媒体Pの定着ベルト21に対する分離性(曲率による分離性)を高めることができる。すなわち、分離パッド26は、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21の回転に沿って定着ベルト21に巻き付いてしまう不具合を抑止することになる。
なお、本実施の形態では、分離パッド26として、樹脂材料からなる半円柱状の部材の外周面に、摺動性の高いシート材を貼着したものを用いている。
また、定着側分離部材としての定着分離板45は、定着ベルト21を介して分離パッド26(当接部材)に対向する位置において、少なくとも定着ベルト21の外周面における画像領域(画像が形成される可能性のある幅方向の最大範囲である。)に対して非接触で対向するように、定着ベルト21と上ガイド板36(ガイド部材)との間に配設されている。
詳しくは、図6を参照して、定着分離板45は、フッ素樹脂からなる分離板本体451、分離板本体451を保持する保持部材452、分離板本体451の幅方向両端部にそれぞれ設置された突当部材453、等で構成される。保持部材452は、幅方向両端部にそれぞれ起立する支軸452aを介して、定着装置20の両側版に支持されている。また、突当部材453が定着ベルト21の非画像領域に当接することで、定着ベルト21に対して分離板本体451が微小ギャップで対向することになる。
このような定着分離板45を設けることで、ニップ部から送出される記録媒体Pの定着ベルト21に対する分離性をさらに高めることができる。すなわち、ニップ部から記録媒体Pが定着ベルト21の外周面に沿うよう送出されてしまったときに、その記録媒体Pを定着ベルト21から分離することができる。
なお、定着分離板45(定着側分離部材)は、少なくとも、その分離搬送面45aと定着ベルト21に対向する部分(先端部)とが低摩擦係数材料で形成されていることが好ましい。具体的には、分離板本体451をフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料で形成したり、分離板本体451の表面をフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料でコーティングしたり、分離板本体451の表面をフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料からなるテープで覆ったりすることができる。このように構成することにより、定着分離板45によって定着ベルト21から分離された後の記録媒体Pが、定着分離板45の分離搬送面45aに沿ってスムーズに搬送されることになる。
図2を参照して、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側には、記録媒体Pのニップ部に向けての搬送を案内する入口ガイド板34が配設されている。
また、定着ベルト21と加圧ローラ31とのニップ部の出口側(ニップ部に対して搬送方向下流側の位置)には、ニップ部から送出された記録媒体Pの搬送を案内する上ガイド板36及び下ガイド板35が配設されている。ガイド部材としての上ガイド板36は、ニップ部から送出された記録媒体Pの定着面(直前の定着工程において定着画像が形成された面である。)に対向するように配設されている。また、下ガイド板35は、ニップ部から送出された記録媒体Pの非定着面に対向するように配設されていて、上ガイド板36との間に記録媒体Pの搬送経路を形成している。
なお、ガイド部材としての上ガイド板36については、さらに後で詳しく説明する。
以下、定着装置20の、通常の通紙時の動作について説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、電源部からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって定着補助ローラ22が回転駆動されて、それぞれの部材同士の摩擦抵抗によって定着ベルト21、加熱ローラ23、加圧ローラ31が図2中の矢印方向に回転(従動)する。
その後、給紙装置7から記録媒体Pが給送されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが記録媒体P上に未定着画像として担持される。未定着画像(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の一点鎖線の矢印方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(定着補助ローラ22)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像が定着される。その後、回転する定着ベルト21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、上下に対向するように配設された2つのガイド板35、36に案内されながら一点鎖線の矢印方向に搬送されて、搬送ローラ対6の位置に達して、さらに搬送ローラ対6の回転によって搬送方向下流側に搬送される。
以下、本実施の形態における定着装置20の、特徴的な構成・動作について説明する。
先に説明したように、本実施の形態における定着装置20には、図2〜図4に示すように、ニップ部(定着ニップ部)に対して搬送方向下流側の位置において記録媒体Pの定着面に対向するように、上ガイド板36(ガイド部材)が配設されている。
ここで、本実施の形態において、この上ガイド板36(ガイド部材)は、図3に示すように、加圧ローラ31(加圧回転体)の回転軸に直交する断面でみたときに、曲率が1/20(1/mm)以上であって、分離爪46(加圧側分離部材)が加圧ローラ31に当接する位置を通って分離爪46の分離搬送面46aに接する仮想円Aが交わる点における仮想接線Bと、上ガイド板36のガイド面36aと、の搬送方向下流側のガイド面36a側の交角θが90度より大きくなるように形成されている。
すなわち、分離爪46(分離搬送面46a)との関係において、上ガイド板36は、曲率半径R20(mm)以下の仮想円Aとガイド面36aとの交点を通る、仮想円Aに対する仮想接線Bと、ガイド面36aと、がなす搬送経路下流側の角度θが鈍角(90度〜180度の範囲内である。)になるように、その上流側と下流側との傾斜が定められ、その搬送方向の長さ(定着分離板45の側に延在する位置)が定められている。
このような構成により、厚さの薄い記録媒体P(薄紙)に対して両面プリントをおこなう場合などであっても、先端部が大きくカールした記録媒体Pの先端部が分離爪46によって加圧ローラ31から分離された後に上ガイド板36に引っ掛かってしまう不具合を生じにくくすることができる。
詳しくは、薄い記録媒体P(薄紙)はコシが弱いため、定着ベルト21から受ける熱によってニップ部を通過した後にフェイスカール(定着ベルト21側が凹状になるカールである。)しやすくなる。また、両面プリントにおいてウラ面の定着工程後は、記録媒体Pのオモテ面(第1面)の定着画像がニップ部で再び熱を受けて半溶融状態になるため加圧ローラ31に吸着しやすくなる。そのため、薄紙Pを用いた両面プリントにおけるウラ面への定着工程時において、ニップ部から送出される記録媒体P(薄紙)は、図4(A)に示すように、その先端部に曲率半径R20(mm)以下の大きなカール(フェイスカール)が形成された状態で加圧ローラ31に吸着した状態で加圧ローラ31の回転に沿うように移動して、分離爪46によって分離されて、カールした先端部(破線で囲んだ部分である。)が上ガイド板36にぶつかることになる。しかし、本実施の形態における上ガイド板36は、先に説明したように曲率半径R20(mm)以下の仮想円Aの仮想接線Bに対するガイド面36aの角度θが鈍角になるように形成されているため、図4(B)に示すように、カールした先端部が上ガイド板36にぶつかっても、先端部がガイド面36aに引っ掛かることなく、ガイド面36a上を滑るように記録媒体Pが搬送されることになる。
すなわち、上ガイド板36が本実施の形態のように構成されていない場合には、図5に示すように、大きくフェイスカールした記録媒体Pの先端部が、分離爪46によって分離された後に、上ガイド板360にぶつかって、先端部がガイド面に引っ掛かってジャム(紙詰まり)してしまうことになる。
ここで、上述した仮想円Aの曲率を1/20(1/mm)以上としたのは、曲率が1/20(1/mm)に満たない小さなフェイスカールが記録媒体Pの先端部に形成されても、その先端部が上ガイド板36にぶつかって引っ掛かるようなことがほとんどないためである。
また、上述した仮想円Aの曲率は、1/20(1/mm)以上であって1/15(1/mm)以下に設定することが好ましい。これは、曲率が1/15(1/mm)を超える大きなフェイスカールはほとんど生じ得ないためである。
ここで、本実施の形態において、上ガイド板36(ガイド部材)は、ガイド面36aが低摩擦係数材料で形成されている。具体的に、上ガイド板36自体をフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料で形成したり、上ガイド板36のガイド面36aをフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料でコーティングしたり、上ガイド板36のガイド面36aをフッ素樹脂材料などの低摩擦係数材料からなるテープで覆ったりすることができる。このように構成することにより、図4に示すように、記録媒体Pの先端部がガイド面36aにぶつかっても、記録媒体Pがガイド面36aに沿ってスムーズに搬送されることになる。
なお、本実施の形態において、上ガイド板36のガイド面36aに、低摩擦係数材料で形成されて搬送方向に延在する複数のリブを形成することもできる。そして、そのような場合であっても、同様に、記録媒体Pがガイド面36aに沿ってスムーズに搬送されることになる。
なお、本実施の形態において、定着分離板45(定着側分離部材)を、定着ベルト21の外周面における画像領域に対する対向距離を可変できるように構成することもできる。
詳しくは、図7(及び、図6)を参照して、分離板本体451が、圧縮スプリング455が巻装されたネジ454を介して保持部材452に保持されるように構成することができる。そして、定着ベルト21に対する定着分離板45のギャップを全体的に狭めたいときには複数のネジ454を締める方向に同じように移動させて、定着ベルト21に対する定着分離板45のギャップを全体的に広げたいときには複数のネジ454を緩める方向に同じように移動させる。また、定着ベルト21に対する定着分離板45のギャップについて幅方向の偏差を可変したいときには、複数のネジ454を別々に緩めたり締めたりすることになる。
このように構成することで、ニップ部から送出される記録媒体Pの定着ベルト21に対する分離性をさらに高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ニップ部(定着ニップ部)に対して搬送方向下流側の位置において記録媒体Pの定着面に対向するように上ガイド板36(ガイド部材)が配設されていて、その上ガイド板36は、加圧ローラ31(加圧回転体)の回転軸に直交する断面でみたときに、曲率が1/20(1/mm)以上であって分離爪46(加圧側分離部材)が加圧ローラ31に当接する位置を通って分離爪46の分離搬送面46aに接する仮想円Aが交わる点における仮想接線Bと、上ガイド板36のガイド面36aと、の搬送方向下流側のガイド面36a側の交角θが90度より大きくなるように形成されている。これにより、厚さの薄い記録媒体Pに対して両面プリントをおこなう場合などであっても、先端部が大きくカールした記録媒体Pの先端部が分離爪46によって加圧ローラ31から分離された後に上ガイド板36に引っ掛かってしまう不具合を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では加圧回転体として加圧ローラ31を用いたが、加圧回転体として加圧ベルトを用いてもよい。また、本実施の形態では定着回転体として定着ベルト21を用いたが、定着回転体として定着ローラを用いてもよい。また、本実施の形態では当接部材(分離パッド26)を設置したが、当接部材(分離パッド26)が設置されていない定着装置に対しても本発明を適用することができる。
さらに、本実施の形態では定着回転体を加熱する加熱手段としてヒータ25を用いたが、定着回転体を加熱する加熱手段として励磁コイル(電磁誘導加熱方式の定着装置に対応する加熱手段である。)を用いることもできるし、加熱手段として抵抗発熱体を用いることもできる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、駆動手段(駆動モータ)によって定着回転体(定着ベルト21)を回転駆動して、加圧回転体(加圧ローラ31)を従動回転するように構成した。これに対して、駆動手段によって加圧回転体を回転駆動して、定着回転体を従動回転させることもできる。さらには、駆動手段によって定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ回転駆動するように構成することもできる。
また、本実施の形態では、ニップ部に対して搬送方向下流側の位置で加圧回転体の外周面に当接するように分離爪46を設置して加圧側分離部材として機能させたが、ニップ部に対して搬送方向下流側の位置で加圧回転体の外周面に微小ギャップをあけて対向するように分離板を設置して加圧側分離部材として機能させることもできる。なお、その場合、上述した、仮想円Aは、曲率が1/20(1/mm)以上であって分離爪46(加圧側分離部材)が加圧ローラ31に微小ギャップで近接する爪の先端位置を通って分離爪46の分離搬送面46aに接する仮想円Aとする。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着回転体)、
22 定着補助ローラ(ローラ部材)、
23 加熱ローラ(ローラ部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
26 分離パッド(当接部材)、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、
40 温度センサ、
35 下ガイド板、
36 上ガイド板(ガイド部材)、
45 定着分離板(定着側分離部材)、
46 分離爪(加圧側分離部材)、
A 仮想円、 B 仮想接線、 P 記録媒体。
特開2009−258328号公報 特開2014−78048号公報

Claims (8)

  1. トナー像を加熱して記録媒体上に定着する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接することで記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ニップ部に対して搬送方向下流側の位置で前記加圧回転体の外周面に当接又は対向するように配設され、前記記録媒体を前記加圧回転体から分離するための加圧側分離部材と、
    前記ニップ部に対して搬送方向下流側の位置において記録媒体の定着面に対向するように配設されて、前記ニップ部から送出された記録媒体の搬送を案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記ガイド部材は、前記加圧回転体の回転軸に直交する断面でみたときに、曲率が1/20(1/mm)以上であって前記加圧側分離部材が前記加圧回転体に当接又は対向する位置を通って前記加圧側分離部材の分離搬送面に接する仮想円が交わる点における仮想接線と、当該ガイド部材のガイド面と、の搬送方向下流側の前記ガイド面側の交角が90度より大きくなるように形成されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記仮想円は、曲率が1/20(1/mm)以上であって1/15(1/mm)以下の仮想円であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記ガイド面が低摩擦係数材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ガイド部材は、前記ガイド面に、低摩擦係数材料で形成されて搬送方向に延在する複数のリブが形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着回転体は、複数のローラ部材に張架された定着ベルトであって、
    前記複数のローラ部材のうちの1つであって、前記定着ベルトを介して前記加圧回転体に当接して前記ニップ部を形成する定着補助ローラと、
    前記ニップ部に対して前記定着ベルトの回転方向下流側の位置で前記定着ベルトの内周面に当接するように前記定着補助ローラとの間に配設されて、前記回転方向下流側の位置において前記定着ベルトの曲率を大きく形成する当接部材と、
    前記定着ベルトを介して前記当接部材に対向する位置において、少なくとも前記定着ベルトの外周面における画像領域に対して非接触で対向するように、前記定着ベルトと前記ガイド部材との間に配設された定着側分離部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記定着側分離部材は、前記定着ベルトの外周面における画像領域に対する対向距離を可変できるように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記定着側分離部材は、少なくとも、その分離搬送面と前記定着ベルトに対向する部分とが低摩擦係数材料で形成されたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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