JP2016014774A - 定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動して、定着ニップ部におけるニップ圧がニップ圧調整機構によって適宜に可変されるように構成した場合であっても、ニップ圧調整機構によってニップ圧が可変されていく過程において、定着ニップ部にて定着回転体や加圧回転体などの表面層にダメージを与えにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】ニップ圧調整機構50が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、定着ニップ部における定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)との線速度差が大きくならないように、加圧ローラ31の回転数が第2駆動モータ62(第2駆動手段)によって可変制御されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関し、特に、定着回転体と加圧回転体とがそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動されて、定着ニップ部におけるニップ圧が適宜に可変される定着装置、及び、画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置において、定着回転体や加圧回転体の回転不良を防止することなどを目的として、定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動するように構成する技術が広く知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
詳しくは、特許文献1〜3において、定着回転体(定着ローラ)は定着回転体用の第1駆動モータによって回転駆動されて、加圧回転体(加圧ローラ)は加圧回転体用の第2駆動モータによって回転駆動されている。そして、定着回転体と加圧回転体とが圧接して形成される定着ニップ部に、記録媒体が搬送されて、記録媒体上のトナー像が熱と圧力とによって記録媒体上に定着されることになる。
また、このような定着装置において、通紙される記録媒体の厚さ(紙厚)などに応じてカム機構(ニップ圧調整機構)を稼働させて定着ニップ部におけるニップ圧を調整したり、非通紙時にカム機構(ニップ圧調整機構)を稼働させて定着回転体に圧接していた加圧回転体を離間させたりする技術も広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、特許文献1には、カム機構(ニップ圧調整機構)を稼働させてニップ圧を変化させた後に用紙搬送速度が変化して定着画像が乱れる不具合などを防止することを目的として、定着側駆動ローラ(定着回転体)と加圧側駆動ローラ(加圧回転体)とのうち硬度の高いローラの回転数を一定にして、加圧側駆動ローラの押圧状態に応じて硬度の低いローラの回転数を調整する技術が開示されている。
従来の定着装置は、定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動して、定着ニップ部におけるニップ圧がニップ圧調整機構によって適宜に可変されるように構成した場合に、ニップ圧調整機構によってニップ圧が変化していく過程において、定着ニップ部における定着回転体と加圧回転体との線速度差が大きくなってしまって、定着回転体や加圧回転体の表面層や、定着ニップ部に定着ベルトや加圧ベルトなどのベルト部材が介在されるときにはその表面層に、線速度差によるストレスが生じて、それらの表面層が破損してしまう可能性があった。そして、そのような不具合が生じてしまうと、良好な定着画像が形成されなくなってしまうことになる。
特に、定着ベルトや定着ローラや加圧ローラなどにおいて表面層としてフッ素系材料などからなる薄い離型層を用いる場合には、このような問題が無視できないものになっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動して、定着ニップ部におけるニップ圧がニップ圧調整機構によって適宜に可変されるように構成した場合であっても、ニップ圧調整機構によってニップ圧が可変されていく過程において、定着ニップ部にて定着回転体や加圧回転体などの表面層にダメージを与えにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、定着ニップ部に搬送される記録媒体上にトナー像を定着する定着装置であって、第1駆動手段によって回転駆動されて、記録媒体の定着面の側に対向するように配設された定着回転体と、第2駆動手段によって回転駆動されて、前記定着回転体に圧接することで前記定着ニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体と前記加圧回転体とが前記第1駆動手段と前記第2駆動手段とによってそれぞれ回転駆動された状態で、前記定着回転体に対して前記加圧回転体を相対的に移動させるように稼働されて前記定着ニップ部におけるニップ圧を可変するニップ圧調整機構と、を備え、前記ニップ圧調整機構が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、前記定着ニップ部における前記定着回転体と前記加圧回転体との線速度差が大きくならないように、前記定着回転体又は/及び前記加圧回転体の回転数が前記第1駆動手段又は/及び前記第2駆動手段によって可変制御されるものである。
本発明によれば、定着回転体と加圧回転体とをそれぞれ独立した駆動手段によって回転駆動して、定着ニップ部におけるニップ圧がニップ圧調整機構によって適宜に可変されるように構成した場合であっても、ニップ圧調整機構によってニップ圧が可変されていく過程において、定着ニップ部にて定着回転体や加圧回転体などの表面層にダメージを与えにくい、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置においてニップ圧が可変される動作を示す概略図である。 ニップ圧の変化と、制御される加圧ローラの回転数と、の関係を示すグラフである。 変形例としての、定着装置を示す構成図である。 図5の定着装置においてニップ圧が可変される動作を示す概略図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、6は搬送ローラ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム(像担持体)、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は2次転写工程後の記録媒体Pを定着装置20に向けて搬送する搬送ベルト、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着するベルト方式の定着装置、80は両面プリントをおこなうときにオモテ面へのプリントが終了した記録媒体Pを画像形成部に向けて搬送する両面搬送部、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト19によって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとの定着ニップ部にて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、搬送ローラ6で搬送された後に、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、記録媒体Pの両面(オモテ面とウラ面とである。)へのプリントをおこなう「両面プリントモード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了した記録媒体Pは、そのまま排紙されることなく、両面搬送部80に導かれて、そこで搬送方向が反転された後に、再び2次転写バイアスローラ18の位置に向けて搬送される。そして、2次転写バイアスローラ18の位置で先に説明したものと同様の作像プロセスによって記録媒体Pのウラ面への画像形成がおこなわれ、その後に定着装置20での定着工程を経て、搬送ローラ6で搬送された後に、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出される。
次に、図2を用いて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、定着装置20は、定着回転体としての定着補助ローラ22、加熱ローラ23、ベルト部材としての定着ベルト21(定着部材)、テンションローラ24、加圧回転体としての加圧ローラ31、温度センサ40〜42、等で構成される。
ここで、定着ベルト21は、樹脂材料からなるベース層上に、弾性層、離型層(表面層)が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト21の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト21は、3つのローラ部材(定着補助ローラ22と加熱ローラ23とテンションローラ24とである。)に張架・支持されて、図2中の矢印方向に走行する。テンションローラ24は、定着ベルト21の外周面に当接していて、定着ベルト21に所定の張力を与えている。定着部材として熱容量の低い定着ベルト21を用いることで、装置の昇温特性が向上する。
定着回転体としての定着補助ローラ22は、SUS304等の芯金22a上に、層厚が10〜15mm程度の発泡シリコーンゴムからなる弾性層22b(アスカーC硬度が25〜80程度のものである。)が形成された外径90mm程度のローラ部材であって、加圧回転体としての加圧ローラ31に定着ベルト21を介して圧接して定着ニップ部を形成する。弾性層22bを発泡材料で形成することで、定着ニップ部におけるニップ幅(ニップ量)を比較的大きく設定できるとともに、定着ベルト21の熱が定着補助ローラ22に移行しにくくなる。定着補助ローラ22は、その軸部が第1駆動手段としての第1駆動モータ61に連結されていて、図2中の時計方向に回転駆動される。
なお、本実施の形態では、弾性層22bの材料として発泡シリコーンゴムを用いたが、弾性層22bの材料としてフッ素ゴム、シリコーンゴム等を用いることもできる。
また、第1駆動モータ61は、定着補助ローラ22の軸部に直接的に連結されずに、ギア列を介して定着補助ローラ22の軸部に連結されるように構成することもできる。
加熱ローラ23は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料からなる外径が80mm程度の中空構造のローラ部材であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。なお、加熱ローラ23は、耐食性を向上させるために、その表面にアルマイト処理が施されている。
加熱ローラ23のヒータ25は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板(不図示である。)に固定されている。そして、装置本体1における不図示の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25からの輻射熱によって加熱ローラ23が加熱されて、さらに加熱ローラ23によって加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25(加熱手段)の出力制御は、定着ベルト21表面に非接触で対向するサーモパイル等の温度センサ40(定着温度検知用温度センサ)によるベルト表面温度の検知結果に基づいておこなわれる。詳しくは、温度センサ40の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、電源部からヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧回転体としての加圧ローラ31は、外径が80mm程度であって、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33(層厚が10〜15mm程度であって、アスカーC硬度が70〜80程度のものである。))と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム等のソリッドゴム材料で形成されている。なお、本実施の形態では、加圧ローラ31の外周面がトナーで汚れるのを軽減するために、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層が設けられている。加圧ローラ31は、その軸部が第2駆動手段としての第2駆動モータ62に連結されていて、図2中の反時計方向に回転駆動される。
なお、本実施の形態において、加圧ローラ31を加熱するヒータを、加圧ローラ31の内部に設置することもできる。
また、第2駆動モータ62は、加圧ローラ31の軸部に直接的に連結されずに、ギア列を介して加圧ローラ31の軸部に連結されるように構成することもできる。
図2を参照して、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(定着ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板が配設されている。ガイド板は、定着装置20の側板に固設されている。
また、図示は省略するが、定着ベルト21の外周面に対向する位置であって、定着ニップ部の出口側近傍には、分離板が配設されている。また、加圧ローラ31の外周面に対向する位置であって、定着ニップ部の出口側近傍にも、分離板が配設されている。これらの分離板は、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21の走行(回転)に沿って定着ベルト21に巻き付いてしまう不具合や、定着工程後の記録媒体Pが加圧ローラ31の回転に沿って加圧ローラ31に巻き付いてしまう不具合を抑止する。
なお、本実施の形態における定着装置20には、所定のタイミングで定着ニップ部におけるニップ圧を可変するニップ圧調整機構50(カム機構)や、定着補助ローラ22の温度を検知する第1温度検知手段としての第1温度センサ41や、加圧ローラ31の温度を検知する第2温度検知手段としての第2温度センサ42や、所定のタイミングで加圧ローラ31を冷却する冷却手段としての冷却装置65、なども設置されているが、これについては後で詳しく説明する。
以下、定着装置20の、通常の通紙時の動作について説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、不図示の電源部からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、2つの駆動モータ61、62によって定着補助ローラ22と加圧ローラ31とがそれぞれ独立して回転駆動される。そして、これと同時に、定着ニップ部における摩擦抵抗によって定着ベルト21も図2中の矢印方向に走行(従動)して、定着ベルト21との摩擦抵抗によって加熱ローラ23も図2中の時計方向に回転(従動)する。
その後、給紙部7から記録媒体Pが給送されて、2次転写バイアスローラ18(2次転写ニップ)の位置でトナー像が記録媒体P上に未定着画像として担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着補助ローラ22(定着ベルト21)と加圧ローラ31との定着ニップ部に送入される。そして、定着ベルト21による加熱と、定着補助ローラ22(定着ベルト21)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面(定着面)にトナー像Tが定着される。その後、定着ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態における定着装置20の、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2等を用いて説明したように、本実施の形態における定着装置20には、定着回転体としての定着補助ローラ22と、加圧回転体としての加圧ローラ31と、が設けられている。定着回転体としての定着補助ローラ22は、第1駆動手段としての第1駆動モータ61によって回転駆動されて、記録媒体Pの定着面の側に対向するように配設されている。加圧回転体としての加圧ローラ31は、第2駆動手段としての第2駆動モータ62によって回転駆動されて、定着補助ローラ22(定着回転体)に圧接することで定着ニップ部を形成するものである。なお、本実施の形態では、定着補助ローラ22(定着回転体)を含む複数のローラ部材22〜24によって張架された定着ベルト21が、定着ニップ部において定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)との間に介在されるように構成されている。
また、本実施の形態において、第2駆動モータ62は、回転数可変型のモータであって、加圧ローラ31の回転数を少なくともX1〜X3の範囲で連続的に可変できるように構成されている。さらに、本実施の形態において、第1駆動モータ61は、回転数可変型のモータであって、定着補助ローラ22の回転数を通常モードと低速モードとの2段階で可変できるように構成されている。
また、本実施の形態における定着装置20には、定着補助ローラ22(定着回転体)に対して加圧ローラ31(加圧回転体)を相対的に移動させるように稼働されて定着ニップ部におけるニップ圧を可変するニップ圧調整機構50が設けられている。
詳しくは、図2に示すように、ニップ圧調整機構50は、レバー部材51、カム52、付勢部材としての引張スプリング53、カム駆動モータ63等で構成されたカム機構である。レバー部材51は、定着装置20のフレームに対して支軸51aを中心に回転可能に支持されていて、一端側が加圧ローラ31の軸部に係合して、他端側に引張スプリング53(他端側が定着装置20のフレームに接続されている。)の一端側が接続され、中央部がカム52に係合している。また、加圧ローラ31は、定着装置20のフレームに対して上下方向(接離方向)に移動可能に支持されている。そして、制御部60によってカム駆動モータ63が回転制御されることで、引張スプリング53のスプリング力や加圧ローラ31の自重に抗するようにカム52がレバー部材51に当接する位置(加圧ローラ31を押動する位置)を可変して、図3(A)に示すように定着補助ローラ22(定着ベルト21)に対して加圧ローラ31を離間したり(ニップ圧N0をゼロにしたり)、図3(B)〜(D)に示すようにニップ圧N1〜N3を調整したりすることになる。
具体的に、本実施の形態において、ニップ圧調整機構50は、非通紙時(定着ニップ部に記録媒体Pが搬送されないタイミングである。)に、定着回補助ローラ22(定着ベルト21)と加圧ローラ31とを圧接状態から離間状態に移行するように稼働される。すなわち、通紙時(定着工程時)には図3(B)〜(D)に示すような圧接状態になるように制御部60によってカム駆動モータ63(カム52の回転位置)が制御されて、主電源オフ時や待機時を含む非通紙時(非定着工程時)には図3(A)に示すような離間状態になるように制御部60によってカム駆動モータ63(カム52の回転位置)が制御される。このような制御をおこなうことで、定着補助ローラ22と加圧ローラ31との圧接状態が長時間続くことによってそれぞれの弾性層22b、33などに永久歪が生じる不具合が防止されることになる。
また、本実施の形態において、ニップ圧調整機構50は、厚紙モードや光沢付与モードなどの特定のモードが実行されるときに、定着回補助ローラ22(定着ベルト21)と加圧ローラ31とのニップ圧(圧接力)を狙いの値に可変するように稼働される。
詳しくは、通常時には、図3(C)に示すように、中程度の大きさのニップ圧N2になるように、制御部60によってカム駆動モータ63(カム52の回転位置)が制御される。
これに対して、ユーザーによる操作パネル(不図示である。)の操作や不図示の紙厚センサによる検知によって厚紙モード(厚さの大きな記録媒体Pが通紙されるモードである。)が選択された場合には、図3(B)に示すように、通常時に比べて小さなニップ圧N1(<N2)になるように、制御部60によってカム駆動モータ63(カム52の回転位置)が制御される。さらに、定着ニップ部において記録媒体P上のトナー像Tに熱と圧力とを付与する時間を充分に確保するため、記録媒体Pの搬送速度(プロセス線速)が通常時に比べて遅くなるように、第1駆動モータ61や第2駆動モータ62が低速回転される。
また、ユーザーによる操作パネル(不図示である。)の操作によって光沢付与モード(記録媒体P上のトナー像に高い光沢性を付与するためのモードである。)が選択された場合には、図3(D)に示すように、通常時に比べて大きなニップ圧N3(>N2)になるように、制御部60によってカム駆動モータ63(カム52の回転位置)が制御される。
ここで、本実施の形態では、定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)とが第1駆動モータ61(第1駆動手段)と第2駆動モータ62(第2駆動手段)とによってそれぞれ回転駆動された状態で、加圧ローラ31の接離動作を含めたニップ圧の調整がされるように、ニップ圧調整機構50(カム駆動モータ63)が制御部60によって制御される。このような制御をおこなうことで、上述した接離動作や種々のモードの切り替えを、連続通紙時における紙間のタイミングなどであってもスムーズにおこなうことができる。
そして、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50が稼働される場合(接離動作を含むニップ圧調整がおこなわれる場合である。)に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、定着ニップ部における定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)との線速度差が大きくならないように、加圧ローラ31の回転数が第2駆動モータ62(第2駆動手段)によって可変制御される。
詳しくは、図4の上方に示すニップ圧の変化と図4(A)に示す加圧ローラ31の回転数との関係を参照して、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、定着ニップ部における定着補助ローラ22と加圧ローラ31との線速度差が大きくならずに一定になるように、加圧ローラ31の回転数がニップ圧の変化に合わせて連続的に可変される。
具体的に、本実施の形態における定着装置20は、図2、図3等に示すように、定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)とが圧接状態であるときに、定着ニップ部のおける変形量が加圧ローラ31に比べて定着補助ローラ22の方が大きくなるように構成されている。すなわち、加圧ローラ31に比べて定着補助ローラ22の方が相手のローラに対して凹状に変形して定着ニップ部を形成している。そのため、図3に示すように、ニップ圧N0〜N3の変化にともない、加圧ローラ31の中心から定着ニップ部の位置に至る距離(半径)がB0でほとんど変化がないのに対して、定着補助ローラ22の中心から定着ニップ部の位置に至る距離(半径)はA0〜A3の範囲で大きく変化することになる。
なお、このように定着補助ローラ22側を大きく変形させて定着ニップ部を形成する構成は、主として、定着補助ローラ22における弾性層22bの硬度(材質)や層厚と、加圧ローラ31における弾性層33の硬度(材質)や層厚と、の関係によって定まるものである。そして、本実施の形態では、定着ニップ部から送出される記録媒体Pが定着ベルト21に密着することなく良好に分離されるように、このような定着ニップ部の形態を採用している。
そして、このように定着ニップ部を形成する2つの回転体22、31のうち一方の回転体22が他方の回転体31に比べて、中心から定着ニップ部までの距離(半径)がニップ圧の変化にともない大きく変化することによって、一方の回転体22の定着ニップ部における線速度が大きく変化して、定着ニップ部における双方の回転体22、31の線速度差も大きく変化して、定着ベルト21の離型層や加圧ローラ31の離型層や定着補助ローラ22の外周面に摺接によるダメージが生じるのを軽減するために、上述したような加圧ローラ31の回転数の可変制御をおこなっている。
なお、本実施の形態では、定着ニップ部における加圧ローラ31の線速度が、定着ニップ部における定着補助ローラ22の線速度に比べて、等しいか若干速くなるような狙いで設定されている。
さらに具体的に、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着補助ローラ22と加圧ローラ31とが離間状態から圧接状態に移行する場合に、定着補助ローラ22の回転数Wが一定になるように第1駆動モータ61が制御部60によって制御されて、離間状態から圧接状態に移行してから圧接状態への移行が終了するまでの間に加圧ローラ31の回転数が減少するように第2駆動モータ62が制御される。
例えば、ニップ圧調整機構50が稼働されて、図3(A)に示す離間状態(ニップ圧N0がゼロの状態である。)から、図3(B)に示すようにニップ圧N1が小さな状態を経て、最終的に図3(C)に示すようにニップ圧N2が中程度になるように可変されるものとする(離間状態から通常モードへの移行である。)。このとき、定着補助ローラ22(第1駆動モータ61)は、図3(A)の離間状態から図3(B)の状態(圧接状態が開始された状態である。)を経て図3(C)の状態(稼働が終了した状態である。)に至るまで、一定の回転数Wとなるように制御される。これに対して、加圧ローラ31(第2駆動モータ62)は、図3(A)の離間状態から図3(B)の状態に至るまではほぼ一定の回転数X1となるように制御され、図3(B)の状態から図3(C)の状態に至るまでは回転数X1から回転数X2に漸減するように制御される(図4(A)の制御を参照できる。)。なお、圧接状態(例えば、通常モードである。)から離間状態に移行する場合には、これと逆の手順で制御がおこなわれることになる。
このような制御をおこなうことで、ニップ圧がN1(≒N0)からN2に変化するのにともない、加圧ローラ31の半径B0がほとんど変わらず、定着補助ローラ22の半径がA1(≒A0)からA2に変化しても、その変化の過程において定着ニップ部における線速度差がほぼ一定に維持されることになる。そのため、定着ニップ部における線速度の大きな変化によって、定着ベルト21の離型層や加圧ローラ31の離型層や定着補助ローラ22の外周面が摺接によって大きなダメージを受ける不具合を確実に軽減することができる。
また、本実施の形態における定着装置20は、図2、図3等に示すように、定着補助ローラ22と加圧ローラ31とが圧接状態であってニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着ニップ部におけるニップ圧が大きくなる場合に、定着補助ローラ22の回転数が一定になるように第1駆動モータ61が制御されて、ニップ圧が小さい状態から大きい状態に移行するまでの間に加圧ローラ31の回転数が減少するように第2駆動ローラ62が制御される。これに対して、定着補助ローラ22と加圧ローラ31とが圧接状態であってニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着ニップ部におけるニップ圧が小さくなる場合には、定着補助ローラ22の回転数が一定になるように第1駆動モータ61が制御されて、ニップ圧が大きい状態から小さい状態に移行するまでの間に加圧ローラ31の回転数が増加するように第2駆動ローラ62が制御される。
例えば、通常モードから光沢付与モードに移行するときに、ニップ圧調整機構50が稼働されて、図3(C)に示すようにニップ圧N2が中程度である状態から、図3(D)に示すようにニップ圧N3が大きい状態に可変されることになる。このとき、定着補助ローラ22(第1駆動モータ61)は、図3(C)の状態から図3(D)の状態に至るまで、一定の回転数Wとなるように制御される。これに対して、加圧ローラ31(第2駆動モータ62)は、図3(C)の状態から図3(B)の状態に至るまでに、回転数X2から回転数X3に漸減するように制御される(図4(A)の制御を参照できる。)。
これに対して、光沢付与モードから通常モードに移行するときには、ニップ圧調整機構50が稼働されて、図3(D)に示すようにニップ圧N3が大きな状態から、図3(C)に示すようにニップ圧N2が中程度である状態に可変されることになる。このとき、定着補助ローラ22(第1駆動モータ61)は、図3(D)の状態から図3(C)の状態に至るまで、一定の回転数Wとなるように制御される。これに対して、加圧ローラ31(第2駆動モータ62)は、図3(D)の状態から図3(C)の状態に至るまでに、回転数X3から回転数X2に漸増するように制御される(図4(A)の制御を参照できる。)。
このような制御をおこなうことで、ニップ圧がN2(又は、N3)からN3(又は、N2)に変化するのにともない、加圧ローラ31の半径B0がほとんど変わらず、定着補助ローラ22の半径がA2(又は、A3)からA3(又は、A2)に変化しても、その変化の過程において定着ニップ部における線速度差がほぼ一定に維持されることになる。そのため、定着ニップ部における線速度の大きな変化によって、定着ベルト21の離型層や加圧ローラ31の離型層や定着補助ローラ22の外周面が摺接により大きなダメージを受ける不具合を確実に軽減することができる。
なお、本実施の形態では、先に説明したように、通常モードから厚紙モードに移行するときには、図3(C)から図3(B)の状態になってニップ圧が減少されるとともに、記録媒体Pの搬送速度を低下するために加圧ローラ31の回転数と定着補助ローラ22の回転数とが同時に減速されることになる。そのため、上述したような線速度差を一定にするような制御をおこなう場合に、加圧ローラ31や定着補助ローラ22の回転数の減少分を見込んで、加圧ローラ31の回転数を増加する制御をおこなう必要がある。すなわち、加圧ローラ31の回転数を減少させる程度が、定着補助ローラ22の回転数を減少させる程度に比べて小さくなるように(相対的に加圧ローラ31の回転数が増加するように)して、定着ニップ部における線速度差を一定に維持する必要がある。
ここで、図2を参照して、本実施の形態における定着装置20には、定着補助ローラ22(定着回転体)の温度を検知する第1温度検知手段としての第1温度センサ41が、定着補助ローラ22に対向するように設けられている。また、加圧ローラ31(加圧回転体)の温度を検知する第2温度検知手段としての第2温度センサ42が、加圧ローラ31に対向するように設けられている。
そして、第1温度センサ41によって検知される温度の情報と、第2温度センサ42によって検知される温度の情報と、に基いて、定着ニップ部における定着補助ローラ22と加圧ローラ31との線速度差が大きくならないように、加圧ローラ31の回転数が第2駆動モータ62によって可変制御される。
このような制御をおこなうのは、定着補助ローラ22と加圧ローラ31とのうち一方が他方に比べて極端に大きく熱膨張又は熱収縮してしまって、その外径(中心から定着ニップ部までの距離)が大きく変化してしまったときに、定着ニップ部における線速度差も狙いの値から大きく変化して、定着ベルト21の離型層や加圧ローラ31の離型層や定着補助ローラ22の外周面に大きなダメージが生じてしまうためである。
具体的に、本実施の形態では、双方のローラ22、31について温度変化にともなうローラ外形変化による線速度変化のデータがそれぞれ制御部60のメモリに保持されていて、第1温度センサ41によって検知される温度情報と、第2温度センサ42によって検知される温度情報と、に基いて、線速度差を狙いの値にするための加圧ローラ31の回転数が求められ、その求められた回転数になるように第2駆動モータ62が制御されることになる。
また、図2を参照して、本実施の形態における定着装置20には、加圧ローラ31を冷却する冷却手段としての冷却装置65が設置されている。この冷却装置65(冷却手段)は、冷却ファン(ブロア)やダクトなどによって構成されていて、所定のタイミングで加圧ローラ31の外周面に向けて黒矢印方向に空気を吹き付けて加圧ローラ31を空冷するように制御部60によって制御されるものである。
そして、加圧ローラ31(加圧回転体)を冷却装置65(冷却手段)によって冷却する「冷却モード」が実行されるときに、加圧ローラ31の回転数が増加するように第2駆動モータ62が制御される。具体的に、厚さの薄い記録媒体P(薄紙)が通紙される場合や、第2温度センサ42によって検知される温度が所定値に達するような場合などには、冷却モードを実行して加圧ローラ31を積極的に冷却することで、記録媒体P自体が過剰に昇温することによるシワの発生や搬送不良を防止している。
そして、このように加圧ローラ31が積極的に冷却されることにより、定着補助ローラ22の熱膨張による外形変化の度合いに比べて、加圧ローラ31の熱膨張による外形変化の度合いが小さくなるために、定着ニップ部における線速度差も狙いの値から大きく変化してしまって、定着ベルト21の離型層や加圧ローラ31の離型層や定着補助ローラ22の外周面に大きなダメージが生じてしまうことになる。そのため、本実施の形態では、冷却モードがおこなわれるときに、加圧ローラ31の回転数を増加して、冷却モードが実行される前後で線速度差が一定になるようにしている。
なお、冷却モードが実行されるときに、第2温度センサ42(及び、第1温度センサ41)の検知情報を活用して、加圧ローラ31の回転数制御をおこなうこともできる。
また、後述する「なお書き」を参照して、定着補助ローラ22(定着回転体)の回転数を連続的又は段階的に可変できるように構成した場合には、冷却モードが実行されるときに、定着補助ローラ22(定着回転体)の回転数が減少するように第1駆動モータ61を制御することもできる。そして、そのような場合にも同様の効果を得ることができる。
また、図示は省略するが、本実施の形態において、定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)とのうち定着ニップ部における線速度が予め高く設定されている回転体に対する回転駆動力の伝達を制限するワンウェイクラッチを設置することもできる。
詳しくは、本実施の形態では、定着ニップ部における加圧ローラ31の線速度が、定着ニップ部における定着補助ローラ22の線速度に比べて、等しいか若干速くなるような狙いで設定されている。そのような場合、第2駆動モータ62がワンウェイクラッチを介して加圧ローラ31に連結されるように構成することができる。
このような構成により、定着ニップ部に記録媒体Pが挟持されて加圧ローラ31の線速度が加圧ローラ31の線速度に比べて急に大きくなってしまうようなことがあっても、ワンウェイクラッチが第2駆動モータ62から加圧ローラ31への駆動伝達を遮断して加圧ローラ31を相対的に空転させて定着補助ローラ22の回転に従動(連れ回り)するように作用するため、加圧ローラ31を駆動する駆動系(第2駆動モータ62や、ギア列を介して駆動力が伝達される場合にはそのギア列である。)に逆回転方向の負荷がかかる不具合を防止することができる。
なお、本実施の形態では、先に図4(A)を用いて説明したように、ニップ圧が可変されても、その間に定着ニップ部における線速度差が大きくならないように、加圧ローラ31の回転数をニップ圧の変化に合わせて連続的に可変した。
これに対して、図4(B)、(C)に示すように、加圧ローラ31の回転数をニップ圧の変化に合わせて段階的に可変することもできる。その場合に、図4(B)に示すように、加圧ローラ31の回転数をニップ圧の変化に合わせて多い段階数で可変することが好ましいが、図4(C)に示すように、加圧ローラ31の回転数をニップ圧の変化に合わせて少ない段階数で可変する場合であっても、ニップ圧の変化の途中で回転数を可変することで、ニップ圧が可変される過程において定着ニップ部における線速度差が極端に大きくなるのを防止することができるため、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、ベルト定着方式の定着装置20に対して本発明を適用して、さらに定着回転体22と加圧回転体31とが圧接状態であるときに定着ニップ部のおける変形量が加圧回転体31に比べて定着回転体22の方が大きくなるように構成された定着装置20に対して本発明を適用した。
これに対して、ローラ定着方式の定着装置20に対して本発明を適用することもできるし、定着回転体と加圧回転体とが圧接状態であるときに定着ニップ部のおける変形量が加圧回転体に比べて定着回転体の方が小さくなるように構成された定着装置20に対して本発明を適用することもできる。
図5及び図6に記載した定着装置20は、これらの構成が反映されたものであって、定着回転体としての定着ローラ27(定着部材)が設置されている。定着ローラ27は、ヒータ25が内設された中空構造の芯金27aの表面に、発泡シリコーン等からなる弾性層27b、PFA等からなる離型層が、順次に積層されたものである。そして、定着ローラ27に比べて加圧ローラ31の方が相手のローラに対して凹状に変形して定着ニップ部を形成している。そのため、図6に示すように、ニップ圧N0〜N3の変化にともない、定着ローラ27の中心から定着ニップ部の位置に至る距離(半径)がA0でほとんど変化がないのに対して、加圧ローラ31の中心から定着ニップ部の位置に至る距離(半径)はB0〜B3の範囲で大きく変化することになる。
そして、図5のように構成された場合にも、ニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着ローラ27と加圧ローラ31とが離間状態から圧接状態に移行する場合に、定着ローラ27の回転数Wが一定になるように第1駆動モータ61が制御部60によって制御されて、離間状態から圧接状態に移行してから圧接状態への移行が終了するまでの間に加圧ローラ31の回転数がX1からX4又はX5と増加するように第2駆動モータ62が制御される(X1<X4<X5である。)。
また、定着ローラ27と加圧ローラ31とが圧接状態であってニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着ニップ部におけるニップ圧が大きくなる場合に、定着ローラ27の回転数が一定になるように第1駆動モータ61が制御されて、ニップ圧が小さい状態から大きい状態に移行するまでの間に加圧ローラ31の回転数が増加するように第2駆動ローラ62が制御される。これに対して、定着ローラ27と加圧ローラ31とが圧接状態であってニップ圧調整機構50が稼働されることによって定着ニップ部におけるニップ圧が小さくなる場合に、定着ローラ27の回転数が一定になるように第1駆動モータ61が制御されて、ニップ圧が大きい状態から小さい状態に移行するまでの間に加圧ローラ31の回転数が減少するように第2駆動ローラ62が制御される。
このような制御をおこなうことで、ニップ圧が変化するのにともない、定着ローラ27の半径A0がほとんど変わらず、加圧ローラ31の半径がB0〜B3の範囲で変化しても、その変化の過程において定着ニップ部における線速度差がほぼ一定に維持されることになる。そのため、定着ニップ部における線速度の大きな変化によって、定着ローラ27の離型層や加圧ローラ31の離型層が摺接によって大きなダメージを受ける不具合を確実に軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、定着ニップ部における定着補助ローラ22(定着回転体)と加圧ローラ31(加圧回転体)との線速度差が大きくならないように、加圧ローラ31の回転数が第2駆動モータ62(第2駆動手段)によって可変制御されている。これにより、定着補助ローラ22と加圧ローラ31とをそれぞれ独立した駆動モータ61、62(駆動手段)によって回転駆動して、定着ニップ部におけるニップ圧がニップ圧調整機構50によって適宜に可変されるように構成した場合であっても、ニップ圧調整機構50によってニップ圧が可変されていく過程において、定着ニップ部にて定着補助ローラ22や加圧ローラ31や定着ベルト21などの表面層にダメージを与えにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、定着ニップ部におけるニップ圧が可変される過程において、定着ニップ部における定着回転体22と加圧回転体31との線速度差が大きくならないように、加圧回転体31の回転数を第2駆動手段62によって可変制御した。
これに対して、定着ニップ部におけるニップ圧が可変される過程において、定着ニップ部における定着回転体22と加圧回転体31との線速度差が大きくならないように、加圧回転体31の回転数を一定にして定着回転体22の回転数を第1駆動手段61によって可変制御することもできるし、定着回転体22の回転数を第1駆動手段61によって可変制御するとともに加圧回転体31の回転数を第2駆動手段62によって可変制御することもできる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。ただし、本実施の形態のように定着回転体22の回転数を一定にして加圧回転体31の回転数を可変する制御は、上述した別形態の制御に比べて、加熱手段25による定着部材21の加熱が安定しやすくなる。
また、本実施の形態において、加圧回転体としての加圧ローラ31と定着回転体との間に加圧ベルトが介在されるように構成することもできる。
また、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50によって加圧ローラ31が移動するように構成したが、ニップ圧調整機構によって定着回転体22が移動するように構成することもできる。
また、本実施の形態では、ニップ圧調整機構50としてカム機構を用いたが、ニップ圧調整機構としてその他のアクチュエータを用いることもできる。
さらに、本実施の形態では定着部材21を加熱する加熱手段としてヒータ25を用いたが、定着部材21を加熱する加熱手段として励磁コイル(電磁誘導加熱方式の定着装置に対応する加熱手段である。)を用いることもできるし、加熱手段として抵抗発熱体を用いることもできる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着部材)、
22 定着補助ローラ(定着回転体、ローラ部材)、
23 加熱ローラ(ローラ部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
27 定着ローラ(定着回転体、定着部材)、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、
40 温度センサ(定着温度検知用センサ)、
41 第1温度センサ(第1温度検知手段)、
42 第2温度センサ(第2温度検知手段)、
50 ニップ圧調整機構(カム機構)、
51 レバー部材、
52 カム、
53 引張スプリング(付勢部材)、
60 制御部、
61 第1駆動モータ(第1駆動手段)、
62 第2駆動モータ(第2駆動手段)、
65 冷却装置(冷却手段)、 P 記録媒体。
特許第5339072号公報 特開2011−191570号公報 特開2004−29563号公報

Claims (10)

  1. 定着ニップ部に搬送される記録媒体上にトナー像を定着する定着装置であって、
    第1駆動手段によって回転駆動されて、記録媒体の定着面の側に対向するように配設された定着回転体と、
    第2駆動手段によって回転駆動されて、前記定着回転体に圧接することで前記定着ニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが前記第1駆動手段と前記第2駆動手段とによってそれぞれ回転駆動された状態で、前記定着回転体に対して前記加圧回転体を相対的に移動させるように稼働されて前記定着ニップ部におけるニップ圧を可変するニップ圧調整機構と、
    を備え、
    前記ニップ圧調整機構が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、前記定着ニップ部における前記定着回転体と前記加圧回転体との線速度差が大きくならないように、前記定着回転体又は/及び前記加圧回転体の回転数が前記第1駆動手段又は/及び前記第2駆動手段によって可変制御されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記ニップ圧調整機構が稼働される場合に、その稼働が開始されてから終了するまでの間に、前記定着ニップ部における前記定着回転体と前記加圧回転体との線速度差が大きくならずに一定になるように、前記定着回転体又は/及び前記加圧回転体の回転数がニップ圧の変化に合わせて連続的に可変されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であるときに前記定着ニップ部のおける変形量が前記加圧回転体に比べて前記定着回転体の方が大きくなるように構成され、
    前記ニップ圧調整機構は、非通紙時に前記定着回転体と前記加圧回転体とを圧接状態から離間状態に移行するように稼働され、
    前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着回転体と前記加圧回転体とが離間状態から圧接状態に移行する場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、離間状態から圧接状態への移行が開始してから圧接状態への移行が終了するまでの間に前記加圧回転体の回転数が減少するように前記第2駆動手段が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であるときに前記定着ニップ部のおける変形量が前記加圧回転体に比べて前記定着回転体の方が大きくなるように構成され、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であって前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着ニップ部におけるニップ圧が大きくなる場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、ニップ圧が小さい状態から大きい状態に移行するまでの間に前記加圧回転体の回転数が減少するように前記第2駆動手段が制御され、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であって前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着ニップ部におけるニップ圧が小さくなる場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、ニップ圧が大きい状態から小さい状態に移行するまでの間に前記加圧回転体の回転数が増加するように前記第2駆動手段が制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であるときに前記定着ニップ部のおける変形量が前記加圧回転体に比べて前記定着回転体の方が小さくなるように構成され、
    前記ニップ圧調整機構は、非通紙時に前記定着回転体と前記加圧回転体とを圧接状態から離間状態に移行するように稼働され、
    前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着回転体と前記加圧回転体とが離間状態から圧接状態に移行する場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、離間状態から圧接状態への移行が開始してから圧接状態への移行が終了するまでの間に前記加圧回転体の回転数が増加するように前記第2駆動手段が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であるときに前記定着ニップ部のおける変形量が前記加圧回転体に比べて前記定着回転体の方が小さくなるように構成され、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であって前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着ニップ部におけるニップ圧が大きくなる場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、ニップ圧が小さい状態から大きい状態に移行するまでの間に前記加圧回転体の回転数が増加するように前記第2駆動手段が制御され、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とが圧接状態であって前記ニップ圧調整機構が稼働されることによって前記定着ニップ部におけるニップ圧が小さくなる場合に、前記定着回転体の回転数が一定になるように前記第1駆動手段が制御されて、ニップ圧が大きい状態から小さい状態に移行するまでの間に前記加圧回転体の回転数が減少するように前記第2駆動手段が制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記定着回転体の温度を検知する第1温度検知手段と、
    前記加圧回転体の温度を検知する第2温度検知手段と、
    を備え、
    前記第1温度検知手段によって検知される温度の情報と前記第2温度検知手段によって検知される温度の情報とに基いて、前記定着ニップ部における前記定着回転体と前記加圧回転体との線速度差が大きくならないように、前記定着回転体又は/及び前記加圧回転体の回転数が前記第1駆動手段又は/及び前記第2駆動手段によって可変制御されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記加圧回転体を冷却手段によって冷却する冷却モードが実行されるときに、前記加圧回転体の回転数が増加するように前記第2駆動手段が制御されるか、又は、前記定着回転体の回転数が減少するように前記第1駆動手段が制御されるかすることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記定着回転体を含む複数のローラ部材によって張架されて、前記定着ニップ部において前記定着回転体と前記加圧回転体との間に介在される定着ベルトと、
    前記定着回転体と前記加圧回転体とのうち前記定着ニップ部における線速度が予め高く設定されている回転体に対する回転駆動力の伝達を制限するワンウェイクラッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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