JP2019086747A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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拓美 白熊
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Keigo Ogura
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英紀 峰
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Abstract

【課題】ニップ幅の変化に起因した定着不良を抑制する定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置は、定着ニップを通過する用紙にトナー像を定着させる定着装置であって、第1の駆動力が伝達されて回転する第1定着部と、第1定着部との間で定着ニップを形成し、第1定着部の回転により従動回転する第2定着部と、定着ニップのニップ幅を調整可能なニップ幅調整部と、第2定着部の回転速度を検出する回転速度検出部と、回転速度検出部による検出結果に基づいて、ニップ幅が所定の基準ニップ幅になるようにニップ幅調整部を制御する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
画像形成装置においては、様々な種類のメディアが用いられる。様々な種類のメディアとしては、坪量が異なるもの、表面にコーティングが塗布されたものと、塗布されていないもの、材質が異なるもの、封筒、エンボス紙等の紙種が異なるもの等が挙げられる。しかし、メディアによっては、定着ニップにおける適正なニップ幅が異なるので、様々なメディアに品質良く画像を定着するためには、メディアに応じてニップ幅を適正な幅に管理することが必要である。
例えば、厚紙に対しては、定着部における熱をしっかりと用紙に伝達するために、ニップ幅を広くすることが好ましい。それに対し、薄紙に対しては、大きな熱量を必要としないこと、及び、ニップ幅が広いと用紙に皺が発生しやすいことから、ニップ幅を狭くすることが好ましい。
メディアに応じてニップ幅を変更できるように、例えば、定着ニップを形成する、第1定着ローラーと第2定着ローラーとの間の軸間距離を可変にし、メディア毎にニップ幅を設定可能な構成が一般に知られている。しかし、熱や圧力の影響によりローラーの外径や硬さが変わるとニップ幅もそれにつれて変わり、一旦設定したニップ幅を維持することができなかった。
そこで、特許文献1には、両ローラーの軸受け間に軸間規制部材を設けて、これが膨張することで両ローラーの距離を保ち、定着ニップを一定に保つ構成が開示されている。
特開2011−59172号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、軸間規制部材の膨張によってニップ幅の変動が打ち消されることを期待しているだけであって、熱や圧力の影響によりローラーの外径や硬さが変化することに応じて、ニップ幅を正確に調整することは依然としてできない。例えば、定着装置における暖気状態の変化による定着部材の膨張度合いや、定着部材のへたり等のメディア以外の条件によってニップ幅が変化した場合、定着性が低下したり、通紙途中から、例えば薄紙に対して皺が生じたりするというような定着不良が生じるという問題が生じる。
なお、特許文献1に記載の構成では、実際のニップ幅を測定するものではないため、正確なニップ幅に調整できない場合があり、ニップ幅の変化に起因した定着不良を抑制する構成として一定の限界があった。
本発明の目的は、ニップ幅の変化に起因した定着不良を抑制する定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明に係る定着装置は、
定着ニップを通過する用紙にトナー像を定着させる定着装置であって、
第1の駆動力が伝達されて回転する第1定着部と、
前記第1定着部との間で前記定着ニップを形成し、前記第1定着部の回転により従動回転する第2定着部と、
前記定着ニップのニップ幅を調整可能なニップ幅調整部と、
前記第2定着部の回転速度を検出する回転速度検出部と、
前記回転速度検出部による検出結果に基づいて、前記ニップ幅が所定の基準ニップ幅になるように前記ニップ幅調整部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、
第1の駆動力が伝達されて回転する第1定着部と、
前記第1定着部との間で定着ニップを形成し、前記第1定着部の回転により従動回転する第2定着部と、
前記定着ニップのニップ幅を調整可能なニップ幅調整部と、
前記第2定着部の回転速度を検出する回転速度検出部と、
前記回転速度検出部による検出結果に基づいて、前記ニップ幅が所定の基準ニップ幅になるように前記ニップ幅調整部を制御する制御部と、
を備える。
本発明によれば、ニップ幅の変化に起因した定着不良を抑制することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 定着部とニップ幅調整部との関係を説明するための図である。 加熱積算時間に対する加圧ローラーのゴム硬度を示す図である。 軸間距離に対する定着ローラーの回転速度を示す図である。 軸間距離の調整量に対する定着ローラーの回転速度の変化量を示す図である。 軸間距離の調整量と、定着ローラーの回転速度の変化量との比率を示す図である。 定着ローラーにおける基準回転速度の測定制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置におけるニップ幅調整制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧着されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。上側定着部60Aと下側定着部60Bとの圧着/離間は、後述するニップ幅調整部68により行われる。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。定着部60は、本発明の「定着装置」に対応する。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とによって張架されている。定着ベルト61及び定着ローラー63は、本発明の「第2定着部」に対応する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。加圧ローラー64は、本発明の「第1定着部」に対応する。
また、定着部60には、暖気状態検出部73が設けられている。暖気状態検出部73は、定着部60における暖気状態を検出する。暖気状態検出部73は、定着部60における定着温度を検出可能な温度センサーや、定着部60における雰囲気温度を検出可能な温度センサーを含む。制御部101は、暖気状態検出部73の検出結果に基づいて、定着部60の温度を制御する。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aを含む複数の搬送ローラー対を有する。レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部は、用紙Sの傾きおよび片寄りを補正する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
また、定着部60は、上側定着部60A及び下側定着部60Bの他に、図2に示すように、第1モーター65と、第2モーター66と、回転速度検出部67と、ニップ幅調整部68とを有する。
第1モーター65は、加圧ローラー64を所望の回転速度で回転させるための駆動力を加圧ローラー64に伝達する。第2モーター66は、第1モーター65よりも低いトルクの駆動力を定着ローラー63に伝達する。
第2モーター66は、好ましくは、制御部101の制御の下、上側定着部60Aと離間した状態において、下側定着部60Bの回転速度が、加圧ローラー64の回転速度付近の速度になるように一定トルクを発生させる。
ここで、上側定着部60Aと下側定着部60Bとが離間した状態から、圧着した状態に遷移する際、第1モーター65により回転する加圧ローラー64に対して、回転していない定着ベルト61及び定着ローラー63を圧着させると、上側定着部60Aと下側定着部60Bとをスムーズに圧着させることができない可能性がある。
そのため、本実施の形態においては、第2モーター66により定着ベルト61及び定着ローラー63を回転させた状態で、上側定着部60Aと下側定着部60Bとを圧着する。これにより、定着ベルト61及び定着ローラー63は、回転している状態で加圧ローラー64に圧着されるため、上側定着部60Aと下側定着部60Bとをスムーズに圧着させやすくなり、安定した圧着/離間動作を行うことができる。
また、第2モーター66の駆動力は、第1モーター65の駆動力よりもトルクが低いので、定着ベルト61及び定着ローラー63が加圧ローラー64に圧着した後、定着ベルト61及び定着ローラー63は、加圧ローラー64の回転に従動する。
定着ベルト61および定着ローラー63の回転速度は、回転速度検出部67により検出される。回転速度検出部67は、例えばエンコーダーである。制御部101は、回転速度検出部67の検出結果から、定着ベルト61および定着ローラー63の回転速度を制御する。なお、回転速度検出部67は、定着ベルト61および定着ローラー63の回転速度を検出可能なものであれば、どのようなものであっても良い。また、回転速度検出部67として、エンコーダーが用いられる場合、例えば、単位をrpmとする角速度が検出されるが、角速度に限定されず、例えば、ローラーの寸法等により周速度に換算できるその他のものや、周速度そのものが回転速度検出部67により検出されても良い。
図3に示すように、ニップ幅調整部68は、回転可能なカム68Aと、加圧ローラー64の回転軸を定着ローラー63側に向けて付勢する付勢部材68Bとを有する。カム68Aは、不図示の駆動部により回転される。当該駆動部は、制御部101により駆動を制御される。付勢部材68Bは、加圧ローラー64を、定着ローラー63側に直接又は間接に押圧することで付勢する。
ニップ幅調整部68では、カム68Aが回転することで、付勢部材68Bにより加圧ローラー64の回転軸への押圧量が制御される。これにより、定着ローラー63の回転軸と加圧ローラー64の回転軸の軸間距離を調整される。加圧ローラー64の表面はゴムで構成されているため、当該軸間距離が調整されることにより、定着ニップにおける加圧ローラー64のつぶれ量、つまり、定着ニップのニップ幅が調整される。
[基準ニップ幅の設定]
画像形成装置1においては、様々な種類のメディアが用いられる。様々な種類のメディアとしては、坪量が異なるもの、表面にコーティングが塗布されたものと、塗布されていないもの、材質が異なるもの、封筒、エンボス紙等の紙種が異なるもの等が挙げられる。しかし、メディアによっては、定着ニップにおける適正なニップ幅が異なるので、様々なメディアに品質良く画像を定着するためには、メディアに応じてニップ幅を適正な幅に管理する必要がある。
例えば、厚紙に対しては、定着部60における熱をしっかりと用紙に伝達するために、ニップ幅を広くすることが好ましい。それに対し、薄紙に対しては、大きな熱量を必要としないこと、及び、ニップ幅が広いと用紙に皺が発生しやすいことから、ニップ幅を狭くすることが好ましい。
このように用紙の種類毎に適正なニップ幅が異なることから、制御部101は、用紙の種類毎に、所定の基準ニップ幅になるようにニップ幅調整部68を制御する。基準ニップ幅は、用紙の種類毎に予め定められた、定着不良が生じないようなニップ幅である。
記憶部72には、用紙の種類毎に、基準ニップ幅が記憶されている。具体的に、記憶部72には、用紙の種類毎に、基準ニップ幅に対応する軸間距離として、カム68Aの基準位置がそれぞれ記憶されている。カム68Aの基準位置は、定着ニップのニップ幅が基準ニップ幅となるように設定されている。制御部101が用紙の種類に応じてカム68Aの基準位置を記憶部72から取得し、当該基準位置を用いてニップ幅調整部68を制御する。これにより、用紙の種類に合わせて定着ニップの基準ニップ幅を適正な幅に設定することができる。
また、定着部60が基準ニップ幅を記憶させた記憶部を有する構成であっても良い。基準ニップ幅、つまり、適正なニップ幅となる軸間距離としてのカム68Aの基準位置は、定着部60におけるローラー部材の硬度やバネ圧等の個体バラツキに応じて決定される。そのため、例えばロードセルのような測定器で圧分布が一定になるように調整された調整値を、定着部60の記憶部内に記憶させておく。これにより、定着部60を交換した後でも、交換後の定着部60の記憶部に記憶された基準ニップ幅を用いてニップ幅を調整することができるので、定着部60の個体バラツキに応じたニップ幅に調整することができる。
[ニップ幅の調整制御について]
ところで、定着部60における暖気状態の変化による、加圧ローラー64等の定着部材の膨張度合いや、当該定着部材のへたり度合い等のメディア以外の条件によってニップ幅が変化する場合がある。
加圧ローラー64の表面はゴムを含むため、定着のために加熱を繰り返され続けることにより、当該表面のゴム硬度が変化する。具体的には、図4に示すように、加熱積算時間が増加するにつれ、ゴム硬度が大きくなる。
図4に示す例では、加熱積算時間がT1は、加熱積算時間がT0から2000時間後の時間である。定着ニップのニップ幅Wは、加熱積算時間がT0のときのゴム硬度であるH0をゴム硬度の初期値とした場合、加熱積算時間がT1のときのゴム硬度であるH1と、H0とを用いると、以下の式(1)のように表すことができる。式(1)におけるW0は、定着ニップのニップ幅の初期値であり、βは、ゴム硬度を定着ニップのニップ幅に換算するための補正係数である。
W=W0×(H0/H1)×β・・・(1)
加熱積算時間が増えるにつれゴム硬度が大きくなることと、式(1)との関係を考慮すると、ニップ幅は経時的に狭くなっていく。これは、加圧ローラー64のゴム硬度が大きくなることで、定着ローラー63及び定着ベルト61に対して加圧ローラー64を、付勢部材68Bを抗して押し返そうとする力が強くなり、軸間距離が広がるためである。
このようにニップ幅が変動してしまうと、定着部60における定着性が低下したり、通紙の途中において、例えば薄紙に対して皺が生じたりするような定着不良が生じるという問題が生じる。
前述したように、加圧ローラー64は、定着ベルト61及び定着ローラー63に押し付けられることで、つぶされた状態になるため、定着ベルト61及び定着ローラー63に押し付けられてない場合と比較すると、実質的に径が小さくなった状態となっている。そこで、加圧ローラー64のゴム硬度の経時的な変化により軸間距離が広がると、実質的に、加圧ローラー64の径は、経時的に大きくなる方向に変動していくものと考えられる。
このように、加圧ローラー64の径が変動するにつれてニップ幅が変動し、基準ニップ幅から乖離する。ニップ幅と基準ニップ幅とが乖離することを抑制するためには、軸間距離を固定に維持すること、又は軸間距離を定量的に制御することが考えられるが、何れも現行構成からの変更が必要となり、工数及び費用を要するものである。そこで、本願の発明者は、ニップ幅と回転速度との対応関係、つまり、定着ニップのニップ幅が変動すると、加圧ローラー64の回転に従動する定着ローラー63及び定着ベルト61の回転速度も変動することを見出した。具体的には、図5に示すように、定着ローラー63及び定着ベルト61の回転速度は、加圧ローラー64の径が大きくなる、つまり、軸間距離が大きくなるにつれ速くなる。
図5によれば、定着ローラー63及び定着ベルト61の回転速度と軸間距離との関係は、下記式(2)のように表される。式(2)では、定着ローラー63の半径をRb、加圧ローラー64の半径をR、加圧ローラー64の回転速度をV0、定着ローラー63及び定着ベルト61の回転速度Vbとしている。そのため、軸間距離はRb+Rで表され、基準ニップ幅である時の加圧ローラー64の半径をRcとした場合は、Rb+Rcで表される。なお、図5に示す例では、加圧ローラー64の変形量が定着ローラー63及び定着ベルト61の変形量と比較して過剰に大きいため、定着ローラー63が変形しない、つまり、定着ローラー63の半径であるRbが一定であると仮定した場合の、定着ローラー63及び定着ベルト61の回転速度を示している。
Vb=V0/Rb×R・・・(2)
図5及び式(2)から、加圧ローラー64の径の実質的な変動、つまり、加圧ローラー64の回転軸と、定着ローラー63の回転軸との軸間距離の変動により、回転速度Vbが変動することがわかる。そして、軸間距離の変動につれてニップ幅が変動することから、ニップ幅の変動につれて回転速度Vbが変動することがわかる。
そこで、制御部101は、回転速度検出部67の検出結果に基づいてニップ幅が所定の基準ニップ幅になるようにニップ幅調整部68を制御する。
例えば、基準ニップ幅である時の加圧ローラー64の径がRc、つまり、軸間距離がRb+Rcであるとき、図5の場合、回転速度Vbは基準回転速度であるVbtとなる。しかし、軸間距離がRb+Rcよりも広がって、ニップ幅が基準ニップ幅よりも狭くなっていると、回転速度Vbは基準回転速度であるVbtよりも大きくなる。つまり、回転速度検出部67により、検出される回転速度Vbが基準回転速度よりも大きな値になる。
そのため、制御部101は、回転速度Vbが基準回転速度より速い場合、ニップ幅を広げるような制御を行う。具体的には、制御部101は、加圧ローラー64を定着ベルト61および定着ローラー63側に近づけて、軸間距離を狭めることで回転速度検出部67による回転速度Vbが基準回転速度となるようにニップ幅調整部68を制御する。これにより、定着ニップのニップ幅を所定の基準ニップ幅に容易に調整することができるので、ニップ幅の変動に起因した定着不良を抑制することができる。
なお、基準回転速度は、例えば、定着部60が初期状態のときに、ニップ幅が基準ニップ幅となるようにカム68Aが基準位置に設定された際に測定された回転速度であり、記憶部72等に記憶されている。初期状態とは、例えば、新規な画像形成装置1又は定着部60の入荷時の状態や、新規な定着ローラー63、加圧ローラー64、又はその他の定着部60内の部品の交換直後の状態をいう。また、初期状態におけるニップ幅(基準ニップ幅)は、用紙に定着不良等が生じないように最適な幅となっており、カム68Aの基準位置により担保される。
また、制御部101は、回転速度検出部67による回転速度Vbの検出を、用紙が定着ニップを通過しない期間である非通紙時に行う。通紙時に回転速度検出部67により回転速度Vbを検出した場合、定着ニップを通過する用紙等の外乱の影響により、正確な回転速度Vbを検出することが困難であると考えられる。そのため、非通紙時に回転速度Vbの検出を行うことにより、正確な回転速度Vbを検出することができる。
また、制御部101は、暖気状態検出部73の検出結果に応じて、基準ニップ幅を設定する。定着部60が定着温度(例えば、180℃)に達し、かつ、定着部60の雰囲気温度が所定温度(例えば、70℃)に達していない時点での暖気状態(以下、「暖気前」という)と、定着部60の雰囲気温度が所定温度に達している暖気状態(以下、「暖気後」という)とでは、同じ温調であっても定着性が異なる。そのため、暖気前と暖気後のそれぞれに適した基準ニップ幅とするように制御することで、暖気状態に適した定着を行うことができ、ひいては定着性を安定化させることができる。具体的に、制御部101は、定着温度を検出可能な温度センサーにより、定着ベルト61の表面温度が定着温度に達したかを検出し、雰囲気温度を検出可能な温度センサーにより、定着ベルト61又は定着ローラー63付近の雰囲気温度が所定温度に達したかを検出する。
[基準ニップ幅の補正]
ところで、経時変化により、加圧ローラー64のゴム硬度が大きくなってニップ幅が減少するので、軸間距離を狭める、つまり、加圧ローラー64の押し付け力を大きくして、ニップ幅を広げる制御が行われる。しかし、加圧ローラー64が硬くなっているため、基準ニップ幅までニップ幅を広げるには大きな力が必要となり、定着部材の耐久性等を考慮すると、かえって良くない場合がある。そのような場合は、加圧ローラー64の押し付け力が適正に保たれるよう基準ニップ幅を補正する。
具体的には、制御部101は、加熱ローラー62による加熱時間、及び、加圧ローラー64と、定着ベルト61及び定着ローラー63との間において定着ニップが形成されるニップ時間の少なくとも一方に応じて、基準ニップ幅時の基準回転速度を補正するようにニップ幅調整部68を制御する。加熱時間及びニップ時間の少なくとも一方が所定時間より大きくなった場合、制御部101は、基準ニップ幅を減少させるように、基準回転速度の補正を行う。この場合、後述するニップ幅調整制御においては、基準ニップ幅を補正後の基準ニップ幅とし、定着ローラー63の回転速度が補正後の基準回転速度となるようにカム68Aの位置を制御する。これにより、加圧ローラー64の押し付け力を適正に保つことができる。なお、所定時間は、例えば2000時間など、定着部材の材質等に応じて適宜設定される。また、加熱時間やニップ時間は、定着部60の初期状態から積算された積算時間である。
しかし、基準ニップ幅を減少させる補正を行った場合、定着不良が発生する可能性があるので、当該補正による変動分を補うために、制御部101は、基準ニップ幅の補正量に応じて、加熱ローラー62における加熱量を補正する制御を行う。加熱ローラー62は、本発明の「加熱部」に対応する。
具体的に、制御部101は、基準ニップ幅を減少させる補正を行った場合、加熱ローラー62における加熱量を増大させるように当該加熱量を補正する。このようにすることで、基準ニップ幅の減少分が相殺されるので、加圧ローラー64の押し付け力を適正に保ちつつ、ニップ幅の変動に起因した定着不良が発生することを抑制することができる。
[寿命判定]
ところで、定着ローラー63の回転速度の変化量は、軸間距離の調整量に応じて変動することが確認されている。例えば、図6に示すように、加圧ローラー64が所定のゴム硬度であるとき、軸間距離の調整量に対する定着ローラー63の回転速度の変化量は一次直線的に増加する。すなわち、加圧ローラー64のゴム硬度が一定である場合、軸間距離の調整量と、軸間距離の調整量に対する回転速度の変化量との比率αは一定となる。なお、比率αは、回転速度の変化dYを軸間距離の調整量の変化dXで割った商である。
しかし、加圧ローラー64のゴム硬度が経時的に大きくなっていくと、定着ニップにおいて、加圧ローラー64がつぶれにくくなるので、比率αが小さくなるものと考えられる。すなわち、経時的に比率αが減少していくものと考えられる。
具体的には、図7に示すように、比率αは、定着ニップにおける加熱積算時間が増えていくにつれ、減少していくことが確認されている。また、加圧ローラー64の回転軸と、定着ローラー63の回転軸との間の軸間距離の調整量には限界があることから、比率αがある程度小さくなると、定着ローラー63の回転速度を所望の回転速度にすることができなくなるものと考えられる。
定着ローラー63の回転速度を所望の回転速度にすることができないと、定着ニップのニップ幅を調整できなくなるので、加圧ローラー64が寿命を迎えたものと考えることができる。そこで、制御部101は、軸間距離の調整量の履歴、及び、軸間距離の調整量に対する回転速度の変化量の履歴を、例えば記憶部72等に保持させておき、当該履歴に応じて軸間距離の調整量と、軸間距離の調整量に対する定着ローラー63の回転速度の変化量との比率αが所定値α1となった場合、加圧ローラー64が寿命であると判定する。なお、所定値α1は、例えば、定着ローラー63の径、加圧ローラー64の径、カム68Aの寸法、カム68Aを駆動する駆動部等に応じて設定される。
このようにすることで、加圧ローラー64の寿命の判定を迅速に行うことができるので、定着部60の部品交換を適切なタイミングで行うことができるとともに、定着ニップのニップ幅の変動に起因した定着不良の発生を未然に防ぐことができる。
また、制御部101は、軸間距離の調整量が所定量を超えた場合、加圧ローラー64が寿命であると判定しても良い。所定量は、例えば、軸間距離を調整可能な最大量等、適宜な値に設定される。また、制御部101は、比率αが所定値となった場合、定着ローラー63の寿命である、又は、定着ローラー63及び加圧ローラー64の寿命であると判定しても良い。
また、制御部101は、加圧ローラー64等が寿命であると判定した場合、その交換を促すための警報を出力するようにしても良い。具体的には、制御部101は、画像形成装置1の操作表示部20等に、加圧ローラー64が寿命であることを表示するように制御したり、画像形成装置1から警告音等を発生させるように制御する。このようにすることで、ユーザーが加圧ローラー64の交換時期を容易に把握することができる。
次に、画像形成装置1における制御を実行するときの動作例について説明する。まず、定着ローラー63における基準回転速度を測定する制御の動作例について説明する。図8は、定着ローラー63における基準回転速度の測定制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図8における処理は、例えば、新規な画像形成装置1の入荷時の状態や、新規な定着ローラー63、加圧ローラー64、又はその他の定着部60内の部品の交換直後の状態において、画像形成装置1の電源がONにされたとき等に適宜実行される。
図8に示すように、制御部101は、定着部60が駆動された後、ニップ幅調整部68を制御して暖気前の基準ニップ幅に対応するカム68Aの基準位置に設定する(ステップS101)。次に、制御部101は、定着準備が完了したか否かについて判定する(ステップS102)。なお、定着準備の完了は、定着部60が定着温度に達したことにより完了したと判定される。
判定の結果、定着準備が完了していない場合(ステップS102、NO)、ステップS102の処理が繰り返される。一方、定着準備が完了した場合(ステップS102、YES)、制御部101は、暖気前の基準回転速度を測定する(ステップS103)。次に、制御部101は、測定した暖気前の基準回転速度を記憶部72に記憶させる(ステップS104)。
次に、制御部101は、ニップ幅調整部68を制御して暖気後の基準ニップ幅に対応するカム68Aの基準位置に設定する(ステップS105)。次に、制御部101は、暖気が完了したか否かについて判定する(ステップS106)。なお、暖気の完了は、定着部60の雰囲気温度が所定温度に達したことにより完了したと判定される。
判定の結果、暖気が完了していない場合(ステップS106、NO)、ステップS106の処理が繰り返される。一方、暖気が完了した場合(ステップS106、YES)、制御部101は、暖気後の基準回転速度を測定する(ステップS107)。次に、制御部101は、暖気後の基準回転速度を記憶部72に記憶させる(ステップS108)。ステップS108の後、本制御は終了する。
次に、画像形成装置1におけるニップ幅調整制御の動作例について説明する。図9は、画像形成装置1におけるニップ幅調整制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図9における処理は、例えば、制御部101が印刷処理の実行指示を受け付けたとき等に実行される。
図9に示すように、制御部101は、暖気が完了したか否かについて判定する(ステップS201)。判定の結果、暖気が完了している場合(ステップS201、YES)、制御部101は、ニップ幅調整部68を制御して暖気後の基準ニップ幅に対応するカム68Aの位置に設定する(ステップS202)。一方、暖気が完了していない場合(ステップS201、NO)、制御部101は、ニップ幅調整部68を制御して暖気前の基準ニップ幅に対応するカム68Aの位置に設定する(ステップS203)。なお、ここでいうカム68Aの位置とは、記憶部72に記憶されている位置をいい、初期状態においては、基準位置である。
次に、制御部101は、定着ローラー63の回転速度を測定する(ステップS204)。次に、制御部101は、測定した回転速度が基準回転速度より大きいか否かについて判定する(ステップS205)。
判定の結果、回転速度が基準回転速度より大きい場合(ステップS205、YES)、制御部101は、軸間距離を狭めるようにカム68Aを回転させる(ステップS206)。具体的には、制御部101は、回転速度が基準回転速度に一致するまで、カム68Aを回転させて、カム68Aの位置を制御する。
一方、回転速度が基準回転速度以下である場合(ステップS205、NO)、制御部101は、回転速度が基準回転速度より小さいか否かについて判定する(ステップS207)。判定の結果、回転速度が基準回転速度より小さくない、つまり、回転速度が基準回転速度に等しい場合(ステップS207、NO)、軸間距離を変えることなく、処理はステップS209に遷移する。
一方、回転速度が基準回転速度より小さい場合(ステップS207、YES)、制御部101は、軸間距離を広げるようにカム68Aを回転させる(ステップS208)。具体的には、制御部101は、回転速度が基準回転速度に一致するまで、カム68Aを回転させて、カム68Aの位置を制御する。
次に、制御部101は、設定した基準ニップ幅に対応するカム68Aの位置を記憶部72に記憶させる(ステップS209)。ステップS209の後、本制御は終了する。
以上のような本実施の形態によれば、回転速度検出部67の検出結果に基づいて、定着ニップのニップ幅が基準ニップ幅になるようにニップ幅調整部68を制御する。すなわち、これにより、定着部60における暖気状態の変化による定着部材の膨張度合いや、定着部材のへたり等でニップ幅が変動しても、当該ニップ幅の変動を容易に検出して、ニップ幅を適正な幅に調整することができる。その結果、ニップ幅の変化に起因した定着不良を抑制することができる。
また、定着ベルト61及び定着ローラー63の回転速度を検出することにより、ニップ幅の変動を検出するので、比較的簡易な構成により、加圧ローラー64の径の変動に起因したニップ幅の変動を検出することができる。
なお、上記実施の形態では、定着ベルト61及び定着ローラー63が加圧ローラー64の回転に従動する構成であったが、本発明はこれに限定されず、加圧ローラー64が定着ベルト61及び定着ローラー63に従動する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、定着ベルト61と加圧ローラー64とにより定着ニップを形成する構成であったが、本発明はこれに限定されず、定着ベルトを有さない、定着ローラー63と加圧ローラー64とにより定着ニップを形成する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、加熱部としての加熱ローラー62を有する構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、定着ローラー63が加熱部を有する構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、定着ローラー63の回転軸と、加圧ローラー64の回転軸との軸間距離を調整することでニップ幅を調整していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ニップ幅調整部68は、ニップ幅を調整できるものであれば、カム68A及び付勢部材68Bを有する機構以外の機構であっても良いし、また、軸間距離を調整しないものであっても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
60 定着部
61 定着ベルト
62 加熱ローラー
63 定着ローラー
64 加圧ローラー
65 第1モーター
66 第2モーター
67 回転速度検出部
68 ニップ幅調整部
73 暖気状態検出部
101 制御部

Claims (20)

  1. 定着ニップを通過する用紙にトナー像を定着させる定着装置であって、
    第1の駆動力が伝達されて回転する第1定着部と、
    前記第1定着部との間で前記定着ニップを形成し、前記第1定着部の回転により従動回転する第2定着部と、
    前記定着ニップのニップ幅を調整可能なニップ幅調整部と、
    前記第2定着部の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記回転速度検出部による検出結果に基づいて、前記ニップ幅が所定の基準ニップ幅になるように前記ニップ幅調整部を制御する制御部と、
    を備える定着装置。
  2. 前記制御部は、前記回転速度が前記基準ニップ幅時の基準回転速度となるように前記ニップ幅調整部を制御する、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記基準ニップ幅時の前記基準回転速度を記憶する記憶部を備える、
    請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記基準ニップ幅は、前記用紙の種類毎に定められる、
    請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記定着装置における暖気状態を検出する暖気状態検出部を備え、
    前記制御部は、前記暖気状態検出部の検出結果に応じて、前記基準ニップ幅を設定する、
    請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記基準ニップ幅は、前記第1定着部及び前記第2定着部の初期状態における前記定着ニップのニップ幅であり、
    前記制御部は、前記基準ニップ幅時の基準回転速度として、前記初期状態において前記第2定着部の回転速度を検出するように前記回転速度検出部を制御する、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記初期状態とは、前記定着装置の入荷時の状態、または、前記第1定着部および前記第2定着部の少なくとも1つの交換直後の状態である、
    請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記ニップ幅調整部は、前記第1定着部と前記第2定着部との相対距離を調整することで前記ニップ幅を調整する、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第1定着部及び前記第2定着部は、それぞれ回転軸を有するローラー部材を含み、
    前記相対距離は、前記第1定着部及び前記第2定着部のそれぞれのローラー部材の回転軸間の軸間距離である、
    請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記制御部は、前記相対距離の調整量が所定量を超えた場合、前記第1定着部及び前記第2定着部の少なくとも一方が寿命であると判定する、
    請求項8または請求項9に記載の定着装置。
  11. 前記制御部は、前記相対距離の調整量と、前記相対距離の調整量に対する前記第2定着部の回転速度の変化量との比率が所定値以下となった場合、前記第1定着部及び前記第2定着部の少なくとも一方が寿命であると判定する、
    請求項8〜10の何れか1項に記載の定着装置。
  12. 前記基準ニップ幅時の前記基準回転速度を記憶する記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記相対距離の調整量の履歴と、前記相対距離の調整量に対する回転速度の変化量の履歴とを記憶する、
    請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記制御部は、前記第1定着部及び前記第2定着部の何れかが寿命であると判定した場合、その交換を促すための警報を出力する、
    請求項10〜12の何れか1項に記載の定着装置。
  14. 前記第1定着部及び前記第2定着部の何れか一方を加熱する加熱部を備え、
    前記制御部は、
    前記加熱部による加熱時間、及び、前記第1定着部と前記第2定着部との間において定着ニップが形成されるニップ時間の少なくとも一方に応じて、前記基準ニップ幅を補正し、補正後の前記基準ニップ幅を前記基準ニップ幅とするように前記ニップ幅調整部を制御する、
    請求項1〜13の何れか1項に記載の定着装置。
  15. 前記制御部は、補正後の前記基準ニップ幅に応じて、前記加熱部における加熱量を調整する、
    請求項14に記載の定着装置。
  16. 前記第2定着部には、前記第1の駆動力よりもトルクが低い第2の駆動力が伝達可能である、
    請求項1〜15の何れか1項に記載の定着装置。
  17. 前記制御部は、前記ニップ幅調整部を制御して前記第1定着部と前記第2定着部とが離間した状態から圧着した状態に遷移させる際、前記第2定着部に前記第2の駆動力が伝達されている状態で遷移させる、
    請求項16に記載の定着装置。
  18. 前記回転速度検出部は、前記用紙が前記定着ニップを通過しない期間に前記第2定着部の回転速度の検出を行い、
    前記制御部は、前記用紙が前記定着ニップを通過しない期間に前記ニップ幅調整部の制御を行う、
    請求項1〜17の何れか1項に記載の定着装置。
  19. 前記ニップ幅調整部は、回転可能なカム部材と、前記第2定着部を前記第1定着部側に向けて付勢し、前記カム部材の回転によって前記第2定着部への付勢量を調整可能な付勢部材とからなる、
    請求項1〜18の何れか1項に記載の定着装置。
  20. 第1の駆動力が伝達されて回転する第1定着部と、
    前記第1定着部との間で定着ニップを形成し、前記第1定着部の回転により従動回転する第2定着部と、
    前記定着ニップのニップ幅を調整可能なニップ幅調整部と、
    前記第2定着部の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記回転速度検出部による検出結果に基づいて、前記ニップ幅が所定の基準ニップ幅になるように前記ニップ幅調整部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
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