JP6222196B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成システムに関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写ニップにより転写させた後、加圧ローラーと加熱ローラーとで形成される定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。画像形成装置では、通常、連帳ロール紙や折り畳み紙等の連続した用紙(以下、「連続紙」と言う)や印刷面と台紙との間に糊が付着しているタック紙(シール紙)などが紙間なく連続する記録媒体に画像を形成することも可能である。以下、紙間無く連続した用紙またはタック紙(シール紙)等の記録媒体を「連続記録媒体」と言う。
ところで、画像形成装置により連続紙に画像を形成する場合、連続紙は、装置全体に途切れることなく存在するため、印刷が停止している間も定着ニップの位置に存在する。定着ニップでは連続紙を加熱しているため、定着ニップに存在する連続紙は、そのまま定着ニップに存在していると、定着ニップの位置で加熱されることにより変形や変質などのダメージを受けてしまう。そのため、画像形成装置は、印刷ジョブの停止中に定着器の温度を連続紙にダメージを与えない程度の温度まで低下させる間、連続紙を用紙搬送方向へ、例えば、10mm/sec程度の搬送速度で微小量搬送させる必要がある。
また、画像形成装置は、印刷ジョブを開始するために定着器の温度を定着に適した温度まで上昇させる間、連続紙を用紙搬送方向へ微小量搬送させる必要がある。このように、画像形成装置は、用紙搬送方向へ連続紙を微小量搬送させることによって、定着ニップで加熱されることに起因する連続紙へのダメージを防止している。
用紙搬送方向へ微小量搬送された連続紙は、画像を形成せずに排紙されるため、無駄な紙(以下、「ヤレ紙」と言う)になってしまう。ヤレ紙の発生を抑制するために、例えば、次の印刷ジョブを開始する前に画像形成装置が連続紙を用紙搬送方向と逆方向に転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送し、次の印刷ジョブにて、逆方向に搬送された連続紙に画像を形成する構成も考えられる。この構成では、次の印刷ジョブにおいて、用紙搬送方向へ微小量搬送された後逆方向に搬送した連続紙に画像を形成するため、用紙搬送方向へ微小量搬送された連続紙を再利用することができる。
特許文献1には、連続紙に画像を形成する画像形成システムが開示されている。特許文献1に記載の画像形成システムでは、画像形成装置と画像形成装置の後段に配置される後処理装置との間にバッファを設けている。具体的には、後処理装置の動作を停止させた後に連続紙を転写部から定着部へ搬送してバッファに連続紙の弛みを形成し、次の印刷ジョブを開始する前にバッファに形成された連続紙の弛み部分を用紙搬送方向と逆方向に転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送する。この構成により、印刷ジョブの実行中に常に連続紙の弛みを形成することに起因して発生する弛み部分の画像の不具合やジャムを抑制し、後処理が行われた連続紙を逆方向に搬送することを回避できる。
特許3570335号公報
しかしながら、定着ニップを通過した連続紙を転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送すると、定着ニップの位置で加熱された連続紙の熱が転写ニップを構成する転写ローラーや転写ベルトに伝わることにより変形や変質などのダメージを与えるため、転写ニップにおいて所望の位置にトナー像を転写できないという問題が発生する。また、定着ニップの位置で加熱されることにより連続紙が変形してしまうため、転写ニップにおいて変形した連続紙にトナー像を転写させた場合にトナー像にムラが発生するという問題が発生する。また、連続紙ではなく、印刷面と台紙との間に糊が付着しているタック紙(シール紙)等の連続記録媒体に対して画像を形成する場合には、定着ニップにより加圧された際にはみ出た糊が転写ベルトに付着してしまうため、転写ベルトに付着した糊が連続記録媒体の表面に付着してしまう問題が発生する。さらに、連続紙を用紙搬送方向と逆方向に転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送するための機構を画像形成装置の転写部に設ける必要があるため、画像形成装置が複雑になるという問題が発生する。
本発明は、簡易な構成で、定着ニップを通過した連続紙を転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送することに起因する問題を解決することが可能な画像形成装置および画像形成システムを提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
連続記録媒体を第1搬送方向または前記第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送部と、
転写ニップにおいて、前記搬送部により前記第1搬送方向に搬送される前記連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
前記第1搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、定着ニップにおいて、前記画像形成部により前記連続記録媒体に形成された前記トナー像を加熱して定着させる定着部と、
前記第1搬送方向における前記転写ニップと前記定着ニップとの間に設けられ、前記連続記録媒体の一部を保持する保持部と、
前記画像形成部による前記トナー像の形成が終了した場合、前記定着部の加熱により前記連続記録媒体が変形しないように当該連続記録媒体を前記第1搬送方向に搬送させた後、前記連続記録媒体のうち当該搬送の際に前記定着ニップを通過した通過部分が前記第2搬送方向に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、当該通過部分が保持されるように前記保持部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成システムは、
連続記録媒体を第1搬送方向または前記第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送部と、
転写ニップにおいて、前記搬送部により前記第1搬送方向に搬送される前記連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
前記第1搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、定着ニップにおいて、前記画像形成部により前記連続記録媒体に形成された前記トナー像を加熱して定着させる定着部と、
前記第1搬送方向における前記転写ニップと前記定着ニップとの間に設けられ、前記連続記録媒体の一部を保持する保持部と、
前記画像形成部による前記トナー像の形成が終了した場合、前記定着部の加熱により前記連続記録媒体が変形しないように当該連続記録媒体を前記第1搬送方向に搬送させた後、前記連続記録媒体のうち当該搬送の際に前記定着ニップを通過した通過部分が前記第2搬送方向に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、当該通過部分が保持されるように前記保持部を制御する制御部と、
を備える。
本発明によれば、定着器内の温度を連続紙にダメージを与えない程度の温度まで低下させる間に用紙搬送方向へ微小量搬送した連続紙を、用紙搬送方向と逆方向に搬送して定着ニップと転写ニップとの間で保持することにより、簡易な構成で定着ニップを通過した連続紙を転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送することに起因する問題を解決することができる。
本実施の形態に係る画像形成システムを概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成システムが備える画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態における搬送量積算処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における巻戻し処理を示すフローチャートである。 画像形成システムの巻戻し処理中の状態を概略的に示す図である。 本実施の形態における保持部の変形例を示す図である。 本実施の形態における保持部の変形例の回転動作を示す図である。 本実施の形態における保持部の別の変形例を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、連続紙に画像形成を行う構成について説明するが、本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば、タック紙(シール紙)やPETフィルムのような樹脂製のシート等が間隔なく連続する連続記録媒体に画像形成を行っても良い。
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100が備える画像形成装置2の制御系の主要部を示す図である。画像形成システム100は、図1において太線で示す連続紙Pを記録媒体として使用し、連続紙P上に画像を形成するシステムである。ここで、連続紙Pとは、その搬送方向において例えば、画像形成装置2の本体幅を超える長さを有する用紙である。
図1に示すように、画像形成システム100は、連続紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」とも言う)に沿って上流側から、給紙装置1、画像形成装置2および排紙装置3が接続されて構成される。
給紙装置1は、画像形成装置2に向けて連続紙Pを給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、図1に示すように、ロール状の連続紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された連続紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等)を経由して、一定の速度で画像形成装置2へ給紙する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
なお、給紙装置1において、連続紙Pは必ずしもロール状に保持されている必要はなく、所定サイズ(例えば、210[mm]×1200[mm])の複数の連続紙Pが保持されていても良い。
画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された連続紙Pに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置2には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101等を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部70に格納されている各種データが参照される。記憶部70は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部80を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて連続紙Pに画像を形成させる。通信部80は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種の操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種の入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424およびベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421の構成については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連続紙Pへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、連続紙Pが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連続紙Pに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、連続紙Pの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は連続紙Pに静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙Pは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、連続紙Pの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、連続紙Pの裏面(定着面と反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、連続紙Pを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた連続紙Pを定着ニップで加熱、加圧することにより、連続紙Pにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から連続紙Pを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、40[N])で張架されている。
定着ベルト61は、例えば、基体として厚さ80[μm]のPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ250[μm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、さらに、表層(離型層)に厚さ70[μm]の耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。定着ベルト61の外径寸法は例えば100[mm]である。定着ベルト61は、トナー像が形成された連続紙Pに接触して、当該トナー像を連続紙Pに定着温度(例えば、160〜200[℃])で加熱定着する。ここで、定着温度とは、連続紙P上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される連続紙Pの紙種等によって異なる。
加熱ローラー62は、加熱源(ハロゲンヒーター)を内蔵し、定着ベルト61を加熱する。加熱源によって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。加熱源の温度は、定着ベルト61の温度が設定温度である180[℃]となるように制御部101によって制御される。加熱ローラー62の外径寸法は、例えば50[mm]である。
定着ローラー63は、例えばアルミニウム等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層(例えば厚さ:10[mm])と、PTFE等のフッ素系樹脂からなる表層(例えば厚さ:70[μm])とが順に積層形成された構成を有する。定着ローラー63の外径寸法は、例えば40[mm]である。定着ローラー63の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部101によって行われる。
本実施の形態における定着部60は、制御部101の制御により、連続紙Pを用紙搬送方向または用紙搬送方向と逆方向に搬送する。連続紙Pを用紙搬送方向へ搬送する場合、制御部101は、定着ローラー63を時計回り方向に回転させる。定着ローラー63が回転することにより、定着ベルト61および加熱ローラー62は、時計回り方向に従動回転する。一方で、連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向へ搬送する場合、制御部101は、定着ローラー63を反時計回り方向に回転させる。定着ローラー63が回転することにより、定着ベルト61および加熱ローラー62は、反時計回り方向に従動回転する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する(ローラー加圧方式)。加圧ローラー64は、例えば鉄等からなる円柱状の芯金の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性層と、PFAチューブからなる表層が順に積層形成された構成を有する。加圧ローラー64の外径寸法は、例えば40[mm]である。加圧ローラー64は、圧接離間部(図示せず)により定着ベルト61を介して定着ローラー63に所定の定着荷重(例えば、1000[N])で圧接される。圧接離間部は、公知の構成を有し、定着ベルト61と加圧ローラー64とを互いに圧接または離間させる。このようにして、定着ベルト61と加圧ローラー64との間には、連続紙Pを狭持して搬送する定着ニップが形成される。加圧ローラー64の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)および圧接離間部の駆動制御は、制御部101によって行われる。
連続紙Pを用紙搬送方向へ搬送する場合、制御部101は、加圧ローラー64を反時計回り方向に回転させる。一方で、連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向へ搬送する場合、制御部101は、加圧ローラー64を時計回り方向に回転させる。
用紙搬送部50は、給紙搬送部51、及び排紙搬送部52等を備える。
給紙搬送部51は、給紙装置1から搬送される連続紙Pを画像形成部40まで搬送する。給紙搬送部51は、レジストローラー対51aを含む複数の搬送ローラー対を有する。レジストローラー対51aが配設されたレジストローラー部は、連続紙Pの傾きおよび片寄りを補正する。
排紙搬送部52は、定着部60から搬送される連続紙Pを排紙装置3まで搬送する。排紙搬送部52は、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを有する。本実施の形態における排紙搬送部52は、制御部101が排紙搬送部52の搬送ローラー対52aの回転方向を制御することにより、用紙搬送方向または用紙搬送方向と逆方向に連続紙Pを搬送できるよう構成されている。
給紙装置1から画像形成装置2へ給紙された連続紙Pは、給紙搬送部51により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が連続紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された連続紙Pは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを備えた排紙搬送部52により排紙装置3に搬送される。
排紙装置3は、画像形成装置2から搬送されてきた連続紙Pを巻き取って収納する装置である。排紙装置3の筐体内では、例えば、図1に示すように、連続紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、排紙装置3は、画像形成装置2から搬送されてきた連続紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。排紙装置3の巻き取り動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
また、排紙装置3は、巻き取った連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向に搬送し、画像形成装置2へ送り出す。排紙装置3における逆方向への搬送動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
保持部90は、画像形成部40と定着部60との間に設けられる。保持部90は、画像形成部40と定着部60との間の空間から画像形成装置2の下方の空間に渡る中空部91に連続紙Pの一部を保持するように構成される。
保持部90は、連続紙Pの搬送経路上の画像形成部40側に開口部92を有する。開口部92の近傍には、搬送ローラー対93が設けられる。また、保持部90は、連続紙Pの搬送経路上の定着部60側に開口部94を有する。開口部94の近傍には、搬送ローラー対95が設けられる。
搬送ローラー対93、95は、制御部101の制御により、連続紙Pを挟持する方向(図1における上下方向)に移動可能である。搬送ローラー対93は、制御部101の制御により、連続紙Pを挟持する。搬送ローラー対95は、制御部101の制御により、連続紙Pを挟持した状態で回転し、用紙搬送方向または用紙搬送方向と逆方向に連続紙Pを搬送する。
画像形成装置2により連続紙Pに画像を形成する場合、連続紙Pは、装置全体に途切れることなく存在するため、印刷が停止している間も定着ニップの位置に存在する。定着ニップでは連続紙Pを加熱しているため、定着ニップの位置に存在する連続紙Pは、そのまま定着ニップの位置に存在していると、定着ニップの位置で加熱されることにより変形や変質などのダメージを受けてしまう。
定着ニップの位置で加熱されることによる連続紙Pの変形や変質などのダメージを防止するために、制御部101は、印刷ジョブの停止中に定着器F内の温度を連続紙Pにダメージを与えない程度の温度まで低下させる間、連続紙Pを用紙搬送方向へ微小量搬送させる処理(以下、定着器温度低下処理)を行う。また、制御部101は、印刷ジョブの開始時には、定着器F内の温度を定着温度まで上昇させるウォームアップの間、連続紙Pを用紙搬送方向へ微小量搬送させる処理(以下、ウォームアップ処理)を行う。ここで、連続紙Pにダメージを与えない程度の温度を停止可能温度と称す。なお、停止可能温度は、連続紙Pの紙種等によって異なり、例えば100[℃]程度である。
用紙搬送方向へ微小量搬送された連続紙Pは、画像を形成せずに排紙されるため、ヤレ紙になってしまう。ヤレ紙の発生を抑制するために、例えば、次の印刷ジョブを開始する前に画像形成装置2が連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向に転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送し、次の印刷ジョブにて、逆方向に搬送された連続紙Pに画像を形成する構成も考えられる。しかしながら、この構成では、定着ニップを通過した連続紙Pが転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送されるため、定着ニップの位置で加熱された連続紙Pの熱が転写ニップにダメージを与えてしまう。
本実施の形態に係る画像形成システム100では、簡易な構成で定着ニップを通過した連続紙を転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送することに起因する問題を解決するために、制御部101の制御により、定着器温度低下処理とウォームアップ処理との間で、定着器温度低下処理において用紙搬送方向に微少量搬送された連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向に搬送して保持部90に保持する処理(以下、巻き戻し処理)が行われる。
まずは、定着器温度低下処理について説明する。本実施の形態における定着器温度低下処理では、搬送制御を開始した時点から定着器F内の温度が停止可能温度まで低下する間に、用紙搬送方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙搬送量を積算する連続紙搬送量積算処理が行われる。図3を参照して、画像形成システム100における連続紙搬送量積算処理について具体的に説明する。
制御部101は、印刷ジョブが停止または終了した場合、定着器F内の温度を低下させるために、定着部60を制御することにより、加熱ローラー62の加熱を停止させる。制御部101は、給紙装置1、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、および排紙装置3を制御することにより、連続紙Pを用紙搬送方向に搬送する搬送制御を開始する(S100)。
次に、制御部101は、搬送制御を開始した時点から定着器F内の温度が停止可能温度まで低下する間に、用紙搬送方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙搬送量を積算する(S110)。例えば、制御部101は、連続紙Pを搬送する排紙搬送部52の搬送ローラー対52aの回転数を所定時間間隔毎にカウントし、カウントした回転数と搬送ローラー対52aの径から連続紙搬送量を積算する。
例えば、定着器F内の温度が170[℃]で、停止可能温度が100[℃]の場合、170[℃]の定着器F内の温度が100[℃]の停止可能温度に低下するまでには、5分程度の時間を要する。この場合、制御部101は、5分程度の間、連続紙Pを用紙搬送方向に搬送し、その間に搬送した連続紙Pの量を積算する。
次に、制御部101は、定着器F内の温度を検出する温度検出部(図示せず)から定着器F内の温度を受け取り、定着器F内の温度が停止可能温度まで低下したか否かについて判定する(S120)。本実施の形態では、温度検出部は、定着器F内の温度として、定着ニップ近傍の定着ベルト61の温度を検出するものとする。
判定の結果、定着器F内の温度が停止可能温度まで低下した場合(S120にてYes)、制御部101は、用紙搬送方向への連続紙Pの搬送を停止する(S130)。そして、制御部101は、積算した連続紙Pの搬送量を搬送量積算値として記憶部70に記憶させる(S140)。
制御部101は、定着器F内の温度が停止可能温度まで低下していない場合(S120にてNo)、S110に戻り、用紙搬送方向への連続紙Pの搬送を続けると共に前回のS110からの連続紙搬送量の積算を続ける。
以上説明した温度低下処理によって、制御部101は、連続紙Pを用紙搬送方向に搬送しながら、定着器F内の温度を停止可能温度まで低下させる。そして、制御部101は、定着器F内の温度が停止可能温度まで低下する間に、用紙搬送方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙搬送量を積算して、搬送量積算値として記憶部70に記憶させる。
次に、図4を参照して、画像形成システム100における巻戻し処理について具体的に説明する。
巻戻し処理は、上記で説明したように、温度低下処理とウォームアップ処理との間で、温度低下処理において用紙搬送方向に搬送された連続紙Pを搬送経路上の保持部90から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向と逆方向に搬送して保持部90に保持する処理である。巻戻し処理では、制御部101は、逆搬送するための連続紙Pの量(巻戻し量)を算出する処理を行う。そして、制御部101は、排紙装置3、用紙搬送部50の排紙搬送部52、定着部60、および保持部90を制御することにより、算出した巻戻し量の連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向に搬送して、保持部90に保持させる動作(巻戻し動作)を行わせる。
図4に示す巻戻し処理において、まず、制御部101は、記憶部70から搬送量積算値を読み出す(S200)。
次に、制御部101は、定着器F内の温度を定着温度まで上昇させるウォームアップ(WU)時に必要な連続紙Pの搬送量であるWU時必要搬送量を算出する(S210)。
具体的には、制御部101は、算出を行う際の定着器F内の温度(以下、「算出開始時定着温度」と言う)、定着温度、WUを継続する時間を示すWU継続時間、およびWUを行う際の搬送速度を示すWU搬送速度に基づいてWU時必要搬送量を算出する。WU継続時間、WU搬送速度は、画像形成システム100の設定情報として、あらかじめ記憶部70に記憶されている。本実施の形態では、WU時必要搬送量の算出方法は、算出開始時定着温度により異なる。
例えば、算出開始時定着温度が60[℃]以下の場合、WU時必要搬送量は、WU継続時間およびWU搬送速度を用いて、以下の式(1)で算出される。例えば、WU継続時間が360[sec]、WU搬送速度が10[mm/sec]である場合、算出されるWU時必要搬送量は、3600[mm]となる。
WU時必要搬送量=WU継続時間×WU搬送速度・・・(1)
一方、算出開始時定着温度が60[℃]を超えている場合、WU時必要搬送量は、定着温度、算出開始時定着温度、加熱ローラー62の加熱により定着器F内の温度が上昇する割合を示す昇温速度、及び、WU搬送速度を用いた以下の式(2)で算出される。例えば、定着温度が170[℃]、算出開始時定着温度が100[℃]、昇温速度が2.5[℃/sec]、搬送速度が10[mm/sec]である場合、算出されるWU時必要搬送量は、280[mm]となる。
WU時必要搬送量=(定着温度−算出開始時定着温度)/昇温速度×搬送速度・・・(2)
次に、制御部101は、保持部90に保持することができる連続紙Pの最大量を示す最大保持量を算出する(S220)。
ここで、最大保持量は、保持部90の中空部91のサイズ、連続紙Pの紙種、坪量、剛度等によって異なる。最大保持量は、例えば、予め実験等により定められ、記憶部70に紙種、坪量、剛度等で区別して記憶されている。制御部101は、連続紙Pの紙種、坪量、剛度等の用紙情報に基づいて、記憶部70から最大保持量を読み出す。
次に、制御部101は、搬送量積算値がWU時必要搬送量よりも小さいか否かについて判定する(S230)。判定の結果、搬送量積算値がWU時必要搬送量よりも小さい場合(S230にてYes)、制御部101は、搬送量積算値を巻戻し量として設定する(S240)。その後、処理はステップS260に遷移する。一方、搬送量積算値がWU時必要搬送量以上である場合(S230にてNo)、制御部101は、WU時必要搬送量を巻戻し量として設定する(S250)。その後、処理はステップS260に遷移する。
ステップS260では、制御部101は、最大保持量がS240またはS250にて設定された巻戻し量よりも小さいか否かについて判定する(S260)。判定の結果、最大保持量が巻戻し量より小さい場合(S260にてYes)、制御部101は、最大保持量を巻戻し量として設定することにより、巻戻し量を更新する(S270)。その後、処理はステップS280に遷移する。一方、最大保持量が巻戻し量以上である場合(S260にてNo)、制御部101は、巻戻し量の更新を行わない。そして、処理はステップS280に遷移する。
以上のように、制御部101は、S230〜S270の処理により、搬送量積算値、WU時必要搬送量、および最大保持量の中で、最も小さい搬送量を巻戻し量として設定する。
ステップS280では、制御部101は、排紙装置3、用紙搬送部50の排紙搬送部52、定着部60、および保持部90を制御することにより、連続紙Pを搬送経路上の保持部90から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向と逆方向に搬送し、保持部90に保持させる動作(巻戻し動作)を開始する。次に、制御部101は、次の印刷開始の指示を受け付けたか否かについて判定する(S290)。
判定の結果、次の印刷開始指示を受け付けた場合(S290にてYes)、処理はステップS310に遷移する。一方、次の印刷開始の指示を受け付けていない場合(S290にてNo)、制御部101は、巻戻し動作が完了したか否かについて判定する(S300)。
具体的には、制御部101は、用紙搬送方向と逆方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙逆搬送量を積算する。そして、制御部101は、積算した連続紙逆搬送量が設定した巻戻し量に達したか否かに基づいて巻戻し動作が完了したか否かについて判定する。
判定の結果、巻戻し動作が完了していない場合(S300にてNo)、制御部101は、巻戻し動作を継続させながら、S290にて、次の印刷開始の指示を受け付けたか否かについて判定する。一方、巻戻し動作が完了した場合(S300にてYes)、処理はステップS310に遷移する。
ステップS310では、制御部101は、巻戻し動作を停止させる。制御部101は、巻戻し動作を停止させた際に、巻戻し動作において用紙搬送方向と逆方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙逆搬送量を記憶部70に記憶させる。記憶された連続紙逆搬送量は、巻戻し動作を停止させた時点で保持部90に保持されている連続紙Pの量を示す。
以上説明した巻戻し処理によって、制御部101は、定着部60のウォームアップ時に必要な連続紙Pを保持部90に保持させる。
図5は、画像形成システム100の巻戻し処理中の状態を概略的に示す図である。図5において、図1と同様の構成については同一の符番を付し、その説明を省略する。
制御部101は、排紙装置3、用紙搬送部50の排紙搬送部52、定着部60、および保持部90を制御することにより、搬送経路上の保持部90から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向と逆方向(図5の矢印X2方向)に連続紙Pを搬送する巻戻し動作を行わせる。
巻戻し動作において、制御部101は、保持部90を制御することにより、保持部90の搬送ローラー対93、95に連続紙Pを挟持させる。そして、制御部101は、用紙搬送方向と逆方向に連続紙Pを搬送するように搬送ローラー対95を回転させる。制御部101は、搬送ローラー対95の回転動作と同時に排紙装置3、排紙搬送部52、および定着部60の搬送動作を制御し、用紙搬送方向と逆方向に連続紙Pを搬送させる。
一方、制御部101は、搬送ローラー対93を回転させない。用紙搬送方向における保持部90の上流側に連続紙Pが搬送されることによって、転写ニップにダメージを与えることを防止するためである。
その結果、巻戻された連続紙Pの一部は、図5に示すように、保持部90の中空部91に蛇腹状に保持される。
次に、画像形成システム100におけるウォームアップ処理について具体的に説明する。
制御部101は、印刷開始の指示を受け付けた場合、定着器F内の温度を上昇させるために、定着部60を制御することにより、加熱ローラー62を加熱させる。
また、制御部101は、用紙搬送部50の排紙搬送部52、定着部60、排紙装置3、および保持部90を制御することにより、保持部90に保持されている連続紙Pを搬送経路上の保持部90から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向へ搬送する搬送動作を開始する。
図5を参照して説明すると、制御部101は、保持部90に保持されている連続紙Pを搬送経路上の保持部90から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向(矢印X3)へ搬送する搬送動作を行わせる。
また、制御部101は、用紙搬送方向に搬送された連続紙Pの量を示す連続紙搬送量を積算する。そして、制御部101は、積算する連続紙搬送量が記憶部70から読み出す連続紙逆搬送量に達したか否かについて判定する。
連続紙搬送量が連続紙逆搬送量に達した場合、つまり保持部90に保持されている連続紙Pが存在しなくなった場合、保持部90は図1のような状態になる。ウォームアップ処理中に保持部90が図1のような状態になった場合、制御部101は、温度検出部から定着器F内の温度を受け取り、定着器F内の温度が定着温度以上になったか否かについて判定する。判定の結果、定着器F内の温度が定着温度以上になった場合、制御部101は、搬送動作を停止し、印刷動作を開始する。
一方、保持部90に保持されている連続紙Pが存在しなくなり、かつ、定着器F内の温度が定着温度に達していない場合、制御部101は、定着器F内の温度を定着温度以上に上昇させる間、給紙装置1、画像形成部40、用紙搬送部50の給紙搬送部51および排紙搬送部52、定着部60、ならびに排紙装置3を制御することにより、連続紙Pを搬送経路上の給紙装置1から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向(図1の矢印X1方向)へ搬送する搬送動作を行う。
そして、定着器F内の温度が定着温度以上になった場合、制御部101は、搬送動作を停止し、印刷動作を開始する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態における画像形成装置2は、連続紙P(連続記録媒体)を用紙搬送方向(第1搬送方向)または用紙搬送方向と逆方向(第2搬送方向)に搬送する用紙搬送部(搬送部)50と、転写ニップにおいて、用紙搬送部50により用紙搬送方向に搬送される連続紙Pにトナー像を形成する画像形成部40と、用紙搬送方向における画像形成部40の下流側に設けられ、定着ニップにおいて、画像形成部40により連続紙Pに形成されたトナー像を加熱して定着させる定着部60と、用紙搬送方向における転写ニップと定着ニップとの間に設けられ、連続紙Pの一部を保持する保持部90と、画像形成部40によるトナー像の形成が終了した場合、定着部60の加熱により連続紙Pが変形しないように連続紙Pを用紙搬送方向に搬送させた後、連続紙Pのうち当該搬送の際に定着ニップを通過した通過部分が用紙搬送方向と逆方向に搬送されるように用紙搬送部50を制御するとともに、当該通過部分が保持されるように保持部90を制御する制御部101と、を備える。
この構成により、定着器F内の温度を連続紙Pにダメージを与えない程度の温度まで低下させる間に用紙搬送方向へ微小量搬送した連続紙を用紙搬送方向と逆方向に搬送して定着ニップと転写ニップとの間で保持することにより、簡易な構成で定着ニップを通過した連続紙を転写ニップの用紙搬送方向上流側まで搬送することに起因する問題を解決することができる。
また、この構成では、定着部60、用紙搬送部50に、連続紙Pを逆方向へ搬送できる機能を設けるのみで、保持部90より用紙搬送方向の上流側に位置する画像形成部40等には逆方向へ搬送できる機能を設ける必要が無いため、装置の構成を簡素化できる。
また、本実施の形態における画像形成装置2において、通過部分が用紙搬送方向と逆方向に搬送される搬送量は、保持部90が連続紙Pの一部を保持することが可能な範囲で設定される。
この構成により、保持部90に保持できない量が逆方向に搬送されることにより、保持部90に保持される連続紙Pに折り目等のダメージを与えることを抑制できる。
また、本実施の形態における画像形成装置2において、保持部90が連続紙Pの一部を保持することが可能な範囲は、連続紙Pの種類に応じて異なる。
この構成により、連続紙Pの坪量、種類、剛度に応じて保持部90に保持できる量を決定するため、連続紙Pの紙種が変更となった場合でも適切な量を保持部90に保持できる。
また、本実施の形態における画像形成装置2において、通過部分が用紙搬送方向と逆方向に搬送される搬送量は、定着ニップに連続紙Pを送り込む前に定着部60の定着部材を昇温させるウォームアップ動作時において定着部60の加熱により連続紙Pが変形しないように当該連続紙Pを用紙搬送方向に搬送させるウォームアップ時必要搬送量であり、ウォームアップ時必要搬送量は、通過部分の用紙搬送方向と逆方向への搬送が開始される時点における定着部60の温度に基づいて設定される。
この構成により、定着部60の有する定着器F内の温度が定着温度に上昇するまでに必要とされる搬送量を保持部90に保持することができる。
(本実施の形態における変形例)
なお、本実施の形態では、保持部90は、画像形成部40と定着部60との間の空間から画像形成装置2の下方の空間に渡る中空部91に連続紙Pの一部を保持する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本実施の形態における保持部の変形例では、連続紙Pを巻き取る巻取り機構を有する。以下では、巻取り機構を有する保持部の構成の変形例について説明する。
図6は、本実施の形態における保持部190の変形例を示す図である。図6Aは、保持部190に連続紙Pが保持されていない状態を示し、図6Bは、保持部190に連続紙Pが保持されている状態を示している。なお、図6において、図1と同様の構成については同一の符番を付し、その説明を省略する。また、図6には、保持部190、および保持部190の周辺の構成のみが示されている。
図6の保持部190は、図1の保持部90と同様に、画像形成部40と定着部60との間に設けられ、連続紙Pの一部を保持するように構成される。
保持部190は、巻取り機構191を有する。巻取り機構191は、回転板191A、巻取り棒191B、巻取り棒191Cを備える。
回転板191Aは、連続紙Pの幅方向の一端側に連続紙Pと接触しない位置に設けられる。回転板191Aは、円形状を有し、幅方向と平行な回転軸を中心に回転する。回転板191Aの回転動作は、制御部101により制御される。
巻取り棒191B、191Cは、それぞれ、一端が回転板191Aに接続する棒状の部材である。巻取り棒191Bは、連続紙Pのおもて面側に、連続紙Pの幅方向と平行に設けられる。巻取り棒191Cは、連続紙Pのうら面側に、連続紙Pの幅方向と平行に延在する。巻取り棒191B、191Cは、制御部101の制御により、それぞれの軸を中心に回転する。
制御部101は、排紙装置3、排紙搬送部52、および定着部60を制御することにより、搬送経路上の保持部190から排紙装置3までの区間で用紙搬送方向と逆方向に連続紙Pを搬送する。そして、制御部101が回転板191Aを回転させることによって、巻取り棒191B、191Cは、互いの位置を入れ替えながら回転板191Aの回転軸の周囲を周回する。また、制御部101は、巻取り棒191Bを反時計回りに回転させ、巻取り棒191Cを時計回りに回転させる。
制御部101は、回転板191Aを回転させながら巻取り棒191B、191Cをそれぞれ異なる方向に回転させることにより、図6Bに示すように、用紙搬送方向と逆方向に搬送される連続紙Pを巻取り棒191Bと巻取り棒191Cとの間で巻き取る動作(巻戻し動作)を行う。
具体的に、図6に示した保持部190における回転板191A、巻取り棒191B、191Cの回転動作について図7を参照して説明する。図7において、図6と同様の構成については同一の符番を付しその説明を省略する。
図7に示すように、制御部101が回転板191Aを時計回り(矢印B1)に回転させると、巻取り棒191Cは、巻取り棒191Bよりも用紙搬送方向下流側、つまり、定着部60により近い位置で、連続紙Pに接触する。この場合、制御部101は、巻取り棒191Cを時計回り(矢印B2)に回転させ、巻取り棒191Bを反時計回り(矢印B3)に回転させる。
つまり、制御部101は、回転板191Aを回転させた際に、定着部60により近い位置で連続紙Pに接触する巻取り棒を回転板191Aと同一の方向に回転させ、定着部60により近い位置で連続紙Pに接触する巻取り棒を回転板191Aと逆方向に回転させる。
このように、制御部101が巻取り棒191Cを巻取り方向である反時計回りに回転させることによって、巻取り機構191は、定着部60側から、連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向(矢印X2方向)へ巻き取ることができる。また、制御部101が巻取り棒191Bを巻取り方向である反時計回りと逆方向である時計回りに回転させることによって、巻取り機構191は、転写ニップを有する画像形成部40側から連続紙Pを巻き取らずに済む。
なお、巻取り機構191の画像形成部40側に連続紙Pを挟持して固定するローラー対等を設けて連続紙Pを固定し、巻取り棒191B、191Cの表面を連続紙Pとの摩擦力が小さくすることにより、図6Bに示した保持部190と同様に、連続紙Pを保持することができる。この場合、巻取り棒191B、191Cがそれぞれの軸を中心として回転する構成は必須ではなく、回転板191Aが回転するのみでよい。
以上説明した本実施の形態における変形例では、巻取り機構191は、連続紙Pのおもて面(第1面)側とうら面(第2面)側にそれぞれ設けられ、連続紙Pの幅方向に平行に延在する2つの巻取り棒(巻取り部材)191B、191Cを有し、2つの巻取り棒191B、191Cは、おもて面側の位置とうら面側の位置との間で交互に入れ替わるように回転することによって連続紙Pを巻き取る。
なお、制御部101は、巻戻し動作を行う際に、連続紙Pの紙種、坪量、剛度等の用紙情報、および巻戻し量に基づいて、連続紙Pのテンションを制御してもよい。
例えば、制御部101は、連続紙Pが厚紙のようなこしの強い紙であり、巻戻し量が所定量以上である場合、排紙装置3、排紙搬送部52、および定着部60における用紙搬送方向と逆方向への搬送速度に対して、回転板191Aの回転速度、および巻取り棒191B、191Cの回転速度を大きくするように制御することによって、連続紙Pのテンションを強くする。制御部101は、連続紙Pのテンションを強くすることにより、保持部190において、巻き取られた連続紙Pの周回毎の隙間を少なくし、より狭いスペースで多量の連続紙Pを巻き取る。
なお、連続紙Pのテンションを強くする構成として、用紙搬送方向と逆方向への搬送において、排紙搬送部52にトルク負荷を加えることにより、巻き取る際の連続紙Pのテンションを強くしてもよい。
一方で、制御部101は、連続紙Pが厚紙のようなこしの強い紙であっても、巻戻し量が所定量より少ない場合は、巻き取られた連続紙Pの周回毎の隙間を多くしても、巻戻し量の連続紙Pを巻き取ることができるため、連続紙Pのテンションを強くする制御を行わない。連続紙Pのテンションを強くしないことにより、巻き取られた連続紙Pが変形してしまうことを防止できる。
次に、図8を参照して、本実施の形態における保持部の別の変形例について説明する。図8は、本実施の形態における保持部の変形例を示す図である。図8Aは、保持部290に連続紙Pが保持されていない状態を示し、図8Bは、保持部290が連続紙Pの保持を開始する時の状態を示し、図8Cは、保持部290が連続紙Pを保持している状態を示している。
図8の保持部290は、巻取り機構291を有する。巻取り機構291は、巻取り棒291Aとクランプ291Bを備える。
巻取り棒291Aは、連続紙Pのおもて面側に、連続紙Pの幅方向と平行に設けられる。制御部101は、保持部290における保持動作を開始する際に、図8Bの矢印C1に示すように、巻取り棒291Aをクランプ291B側へ移動させる。
クランプ291Bは、連続紙Pのうら面側に設けられ、巻取り棒291Aを覆うように開閉する。制御部101は、巻取り棒291Aをクランプ291B側へ移動させた後、図8Bの矢印C2に示すように、巻取り棒291Aを覆うようにクランプ291Bを閉じることによって、連続紙Pを挟持する。
制御部101は、巻取り棒291Aとクランプ291Bが連続紙Pを挟持した状態で、図8Bの矢印C3に示すように、巻取り棒291Aとクランプ291Bを巻取り棒291Aの軸を中心に回転させることによって、連続紙Pを用紙搬送方向と逆方向(図8Bの矢印X2)に巻き取る。その結果、図8Cに示すように、クランプ291Bの外周に連続紙Pが巻き取られる。
以上説明した本実施の形態における変形例では、巻取り機構291は、連続紙Pのおもて面(第1面)側に設けられる巻取り棒(巻取り部材)291Aと、連続紙Pのうら面(第2面)側に設けられる開閉可能なクランプ(開閉部材)291Bと、を有し、巻取り棒291Aがおもて面側からクランプ291B側に移動した後、巻取り棒291Aを覆うようにクランプ291Bが閉じることによって、連続紙Pを挟持し、クランプ291Bおよび巻取り棒291Aが回転することによって連続紙Pをクランプ291Bに巻き取る。
以上説明した本実施の形態の変形例によれば、少ないスペースでより多くの記録媒体を保持することができるため、保持部のサイズを抑制できる。
1 給紙装置
2 画像形成装置
3 排紙装置
10 画像読取部
11 自動原稿給紙装置
12 原稿画像走査装置
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
41 画像形成ユニット
42 中間転写ユニット
50 用紙搬送部
51 給紙搬送部
52 排紙搬送部
60 定着部
61 定着ベルト
62 加熱ローラー
63 定着ローラー
64 加圧ローラー
70 記憶部
80 通信部
90、190、290 保持部
91 中空部
92、94 開口部
93、95 搬送ローラー対
100 画像形成システム
101 制御部
191、291 巻取り機構
191A 回転板
191B、191C、291A 巻取り棒
291B クランプ
411 露光装置
412 現像装置
413 感光体ドラム
414 帯電装置
415 ドラムクリーニング装置
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー
423 支持ローラー
424 二次転写ローラー
426 ベルトクリーニング装置

Claims (8)

  1. 連続記録媒体を第1搬送方向または前記第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送部と、
    転写ニップにおいて、前記搬送部により前記第1搬送方向に搬送される前記連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記第1搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、定着ニップにおいて、前記画像形成部により前記連続記録媒体に形成された前記トナー像を加熱して定着させる定着部と、
    前記第1搬送方向における前記転写ニップと前記定着ニップとの間に設けられ、前記連続記録媒体の一部を保持する保持部と、
    前記画像形成部による前記トナー像の形成が終了した場合、前記定着部の加熱により前記連続記録媒体が変形しないように当該連続記録媒体を前記第1搬送方向に搬送させた後、前記連続記録媒体のうち当該搬送の際に前記定着ニップを通過した通過部分が前記第2搬送方向に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、当該通過部分が保持されるように前記保持部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記通過部分が前記第2搬送方向に搬送される搬送量は、前記保持部が前記連続記録媒体の一部を保持することが可能な範囲で設定される、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保持部が前記連続記録媒体の一部を保持することが可能な範囲は、前記連続記録媒体の種類に応じて異なる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記通過部分が前記第2搬送方向に搬送される搬送量は、前記定着ニップに前記連続記録媒体を送り込む前に前記定着部の定着部材を昇温させるウォームアップ動作時において前記定着部の加熱により前記連続記録媒体が変形しないように当該連続記録媒体を前記第1搬送方向に搬送させるウォームアップ時必要搬送量であり、
    前記ウォームアップ時必要搬送量は、前記通過部分の前記第2搬送方向への搬送が開始される時点における前記定着部の温度に基づいて設定される、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記保持部は、前記連続記録媒体の一部を巻き取る巻取り機構を有する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記巻取り機構は、
    前記連続記録媒体の第1面側と第2面側にそれぞれ設けられ、前記連続記録媒体の幅方向に延在する2つの巻取り部材を有し、
    前記2つの巻取り部材が、前記第1面側の位置と前記第2面側の位置との間で交互に入れ替わるように回転することによって前記連続記録媒体を巻き取る、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記巻取り機構は、
    前記連続記録媒体の第1面側に設けられる巻取り部材と、
    前記連続記録媒体の第2面側に設けられる開閉可能な開閉部材と、
    を有し、
    前記巻取り部材が前記第1面側から前記開閉部材側に移動した後、前記巻取り部材を覆うように前記開閉部材が閉じることによって、前記連続記録媒体を挟持し、前記開閉部材および前記巻取り部材が回転することによって前記連続記録媒体を前記開閉部材に巻き取る、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 連続記録媒体を第1搬送方向または前記第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送する搬送部と、
    転写ニップにおいて、前記搬送部により前記第1搬送方向に搬送される前記連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記第1搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、定着ニップにおいて、前記画像形成部により前記連続記録媒体に形成された前記トナー像を加熱して定着させる定着部と、
    前記第1搬送方向における前記転写ニップと前記定着ニップとの間に設けられ、前記連続記録媒体の一部を保持する保持部と、
    前記画像形成部による前記トナー像の形成が終了した場合、前記定着部の加熱により前記連続記録媒体が変形しないように当該連続記録媒体を前記第1搬送方向に搬送させた後、前記連続記録媒体のうち当該搬送の際に前記定着ニップを通過した通過部分が前記第2搬送方向に搬送されるように前記搬送部を制御するとともに、当該通過部分が保持されるように前記保持部を制御する制御部と、
    を備える画像形成システム。
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