JP6197622B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、画像形成システムに関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。画像形成装置では、通常、1枚毎に分離した用紙(「単葉紙」とも言う)に画像を形成するが、連帳ロール紙や折り畳み紙等の連続した用紙(以下、「連続紙」と言う)に画像を形成することも可能である。
また、画像形成装置により連続紙に画像を形成する際、画像の濃度、階調、位置ズレ等をモニタするための補正用画像、または、連続紙の印刷状態を検品するための検品用画像(以下、補正用画像または検品用画像を単に「補正検品用画像」と言う)を連続紙の任意位置に形成し、用紙搬送方向における画像形成装置の下流側に設けられた画像読取装置(例えば、ラインセンサー)によって読み取る画像形成システムが知られている。補正検品用画像の読み取り結果に応じて、画像形成条件の補正や連続紙の検品が行われる。
なお、連続紙に画像を形成する場合における当該連続紙の搬送技術として、画像形成部と、画像形成部により画像が形成された連続紙を巻き取る巻き取り部との間に、画像形成部と巻き取り部との間に生じる連続紙の搬送速度差を吸収するバッファー部を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−25996号公報
しかしながら、上記画像形成システムでは、画像形成装置における画像形成速度(画像形成装置における連続紙の搬送速度に相当)と画像読取装置における読取速度(画像読取装置における連続紙の搬送速度に相当)とが異なる場合、その搬送速度差が原因で連続紙のたわみや引っ張り合いが発生し、画像読取装置において連続紙に形成された補正検品用画像を正確に読み取ることができないという問題があった。また、色補正を行うための補正検品用画像を連続紙に形成した場合に、加熱処理(定着処理)の直後に当該補正検品用画像を読み取ると、その読み取った補正検品用画像の色味が本来のものと異なり、画像読取装置において補正検品用画像の色を正確に読み取ることができない場合があるという問題があった。以上のように、画像読取装置において補正検品用画像を正確に読み取れないと、その後、画像形成条件の補正や連続紙の検品を高精度に行うことはできない。
なお、上記問題に対して、カメラ等の画像読取部を用いて補正検品用画像を高解像度に読み取ることが考えられるが、読み取られた補正検品用画像の画像処理が複雑になったり、当該画像読取部のコストが大幅にアップしたりするという別の問題が生じてしまう。
本発明の目的は、連続紙に形成された補正検品用画像を正確に読み取り、画像形成条件の補正や連続紙の検品を高精度に行うことが可能な画像形成システムを提供することである。
本発明に係る画像形成システムは、
連続紙に画像を形成する画像形成部と、
前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を巻き取る巻き取り部と、
前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側かつ前記巻き取り部の上流側に設けられ、前記画像形成部により前記連続紙に形成された補正検品用画像を読み取るラインセンサーを有する補正検品用画像読取部と、
前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側かつ前記補正検品用画像読取部の上流側に設けられ、前記連続紙に重力方向の第1弛み部分を形成する第1弛み形成部と、
前記第1弛み部分の第1弛み量を検出する第1弛み量検出部と、
前記補正検品用画像読取部における前記連続紙の搬送速度を変更する搬送速度変更部と、
前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量に応じて、前記補正検品用画像読取部における前記連続紙の搬送速度を変更するように前記搬送速度変更部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1弛み形成部により連続紙に第1弛み部分が形成されることにより、画像形成部と補正検品用画像読取部との間に生じる搬送速度差が吸収されるため、その搬送速度差に起因する連続紙のたわみや引っ張り合いは発生せず、補正検品用画像読取部において連続紙に形成された補正検品用画像を正確に読み取ることができる。また、加熱処理(定着処理)が施された連続紙は、第1弛み形成部により搬送される間に自然冷却されるため、色補正を行うための補正検品用画像が形成された場合にも、当該補正検品用画像の色味が変化することを防止し、補正検品用画像読取部において補正検品用画像の色を正確に読み取ることができる。以上より、連続紙に形成された補正検品用画像を正確に読み取り、画像形成条件の補正や連続紙の検品を高精度に行うことができる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 連続紙に形成される補正検品用画像の例を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成システムの搬送制御動作例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成システムの送風制御動作例を示すフローチャートである。 第1弛み形成装置における連続紙の第1弛み量を説明する図である。 連続紙の搬送速度、第1弛み量、冷却風の送風量の対応関係を示す図である。 連続紙の搬送速度、第1弛み量、冷却風の送風量の対応関係を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成システム100の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置2の制御系の主要部を示す。画像形成システム100は、連続紙Pまたは用紙Sを記録媒体として使用し、当該連続紙P上または用紙S上に画像を形成するシステムである。
図1に示すように、画像形成システム100は、連続紙Pの搬送方向(以下、用紙搬送方向とも言う)に沿って上流側から、給紙装置1、画像形成装置2、第1弛み形成装置3(第1弛み形成部)、第2弛み形成装置4(第2弛み形成部)および巻き取り装置5(巻き取り部)が接続されて構成される。給紙装置1、第1弛み形成装置3、第2弛み形成装置4および巻き取り装置5は、連続紙P上に画像を形成する場合に使用される。なお、本実施の形態では、画像形成装置2がカラー画像形成装置である例について説明するが、画像形成装置2はモノクロ画像形成装置であっても良い。
給紙装置1は、連続紙Pを画像形成装置2へ給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、図1に示すように、ロール状の連続紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された連続紙Pを、複数のローラー(例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー)を経由して、一定の速度で外部へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。なお、給紙装置1において、連続紙Pは、必ずしもロール状に保持されている必要はなく、折り畳まれて保持されていても良い。また、図1には、一の連続紙Pのみが示されているが、給紙装置1の筐体内において複数の連続紙が保持されていても良い。
画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された連続紙Pまたは用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置2には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、及び制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて連続紙Pまたは用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像、または後述する補正検品用画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部101が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるローラー423B(以下「バックアップローラー423B」と称する)に対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連続紙Pまたは用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、連続紙Pまたは用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連続紙Pまたは用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、連続紙Pまたは用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は連続紙Pまたは用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙Pまたは用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、連続紙Pまたは用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、連続紙Pまたは用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、連続紙Pまたは用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた連続紙Pまたは用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、連続紙Pまたは用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から連続紙Pまたは用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。また、給紙装置1から画像形成装置2へ給紙された連続紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が連続紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された連続紙Pまたは用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
第1弛み形成装置3は、連続紙Pの搬送方向において、画像形成装置2の下流側、かつ、第2弛み形成装置4の上流側に設置される。第1弛み形成装置3は、画像形成装置2から搬送された連続紙Pを第2弛み形成装置4へ搬送する。第1弛み形成装置3は、画像形成装置2における画像形成速度(連続紙Pの搬送速度に相当)と、後述する補正検品用画像読取部84における読取速度(連続紙Pの搬送速度に相当)との搬送速度差を吸収するために、連続紙Pに弛み部分P1を形成して保持する。
第1弛み形成装置3の筐体内には、距離センサーである第1弛み量検出部80が設けられている。第1弛み量検出部80は、連続紙Pの搬送方向と直交する重力方向において、第1弛み量検出部80から連続紙Pの弛み部分P1における最下面位置P2までの距離を第1弛み量として検出する。より具体的には、第1弛み量検出部80は、図示しない発光部および受光部を備えている。第1弛み形成装置3の筐体内における第1弛み量検出部80と連続紙Pとの位置関係は、発光部から発せられた光が連続紙Pの弛み部分P1の上面位置(最下面位置P2)に反射して受光部に戻るような位置関係とされる。第1弛み量検出部80は、受光部内の受光素子のどの位置に反射光が戻ってきたかによって、第1弛み量検出部80から連続紙Pの弛み部分P1における最下面位置P2までの距離(第1弛み量)を検出する。第1弛み量検出部80は、検出した第1弛み量を画像形成装置2の制御部101に送信する。
また、第1弛み形成装置3の筐体内において、第1弛み量検出部80の上方に冷却部82が設けられている。冷却部82は、連続紙Pの画像形成面側に向けて冷却風を送風することにより、第1弛み形成装置3により第1弛み部分P1を形成された連続紙Pの冷却を行う。冷却部82の送風動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
連続紙Pの搬送方向における第1弛み形成装置3の下流側かつ第2弛み形成装置4の上流側には、補正検品用画像読取部84および読取搬送部86(本発明の「搬送速度変更部」に対応)が設けられる。補正検品用画像読取部84は、カラーラインセンサーであり、連続紙Pの搬送方向と直交する方向(主走査方向)において、画像形成システム100で使用される連続紙Pの最大幅以上の幅を有し、連続紙Pに形成された補正検品用画像を主走査方向および副走査方向の2次元で読み取る。
補正検品用画像読取部84は、連続紙Pの搬送方向と直交する方向に複数の読取素子がライン状に配列されており、各読取素子は、連続紙P上の画像から反射された反射光に応じた出力値を画像形成装置2の制御部101に送信する。補正検品用画像読取部84は、赤、緑、青の各色チャンネルのラインセンサーが平行に配列されて構成されている。赤色チャンネルのラインセンサーは、赤色のフィルタを備え、光の強さに応じた出力値(R信号)を出力する。緑色チャンネルのラインセンサーは、緑色のフィルタを備え、光の強さに応じた出力値(G信号)を出力する。青色チャンネルのラインセンサーは、青色のフィルタを備え、光の強さに応じた出力値(B信号)を出力する。
補正検品用画像は、例えばA4用紙1000枚分に相当する長さ分の画像形成処理が連続紙Pに行われる度に、制御部101の制御を受けた画像形成部40によって連続紙Pの余白部分(両端部)に形成される。補正検品用画像としては例えば図3に示すように、色補正用のパッチ画像I(コントロールストリップ)、画像位置の片寄りを補正するための基準画像T(トンボ画像)、連続紙Pの検品を行うためのバーコード画像B等が挙げられる。
読取搬送部86は、図1に示すように2つの搬送ローラー対を有し、第1弛み形成装置3から搬送された連続紙Pを第2弛み形成装置4へ搬送する。読取搬送部86の搬送動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。ただし、補正検品用画像読取部84により補正検品用画像が読み取られる際、読取搬送部86の搬送速度が途中で変動すると、補正検品用画像の読み取り領域がずれることによる読み取り誤差が非常に大きくなってしまう。そこで、本実施の形態では、補正検品用画像読取部84により補正検品用画像が読み取られる間については、制御部101は、連続紙Pの搬送速度が一定速になるように読取搬送部86を制御する。
第2弛み形成装置4は、連続紙Pの搬送方向において、補正検品用画像読取部84の下流側、かつ、巻き取り装置5の上流側に設置される。第2弛み形成装置4は、読取搬送部86から搬送された連続紙Pを巻き取り装置5へ搬送する。第2弛み形成装置4は、補正検品用画像読取部84における読取速度(読取搬送部86による連続紙Pの搬送速度に相当)と、巻き取り装置5における巻き取り速度(連続紙Pの搬送速度に相当)との搬送速度差を吸収するために、連続紙Pに弛み部分P3を形成して保持する。第2弛み形成装置4を設けたことにより、巻き取り装置5の巻き取り動作によって連続紙Pが引っ張られることを防止し、補正検品用画像読取部84において連続紙Pに形成された補正検品用画像を正確に読み取ることができる。
第2弛み形成装置4の筐体内には、距離センサーである第2弛み量検出部88が設けられている。第2弛み量検出部88は、連続紙Pの重力方向において、第2弛み量検出部88から連続紙Pの弛み部分P3における最下面位置P4までの距離を第2弛み量として検出する。より具体的には、第2弛み量検出部88は、図示しない発光部および受光部を備えている。第2弛み形成装置4の筐体内における第2弛み量検出部88と連続紙Pとの位置関係は、発光部から発せられた光が連続紙Pの弛み部分P3の上面位置(最下面位置P4)に反射して受光部に戻るような位置関係とされる。第2弛み量検出部88は、受光部内の受光素子のどの位置に反射光が戻ってきたかによって、第2弛み量検出部88から最下面位置P4までの距離(第2弛み量)を検出する。第2弛み量検出部88は、検出した第2弛み量を画像形成装置2の制御部101に送信する。
巻き取り装置5は、第2弛み形成装置4から搬送されてきた連続紙Pを巻き取る装置である。巻き取り装置5の筐体内では、例えば、図1に示すように、連続紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、巻き取り装置5は、第2弛み形成装置4から搬送されてきた連続紙Pを、複数のローラー(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。巻き取り装置5の巻き取り動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
ところで、巻き取り装置5における巻き取り速度(連続紙Pの搬送速度に相当)は巻き取り装置5に巻き取られた連続紙Pの外径に応じて変動し、ひいては第2弛み形成装置4における連続紙Pの第2弛み量が変動する。そのため、制御部101は、第2弛み形成装置4における連続紙Pの第2弛み量がなるべく一定となるように、第2弛み量検出部88により検出された第2弛み量に応じて、巻き取り装置5による連続紙Pの巻き取り速度を制御する。例えば、連続紙Pの外径が増大すると巻き取り装置5における巻き取り速度が増大し、第2弛み形成装置4における第2弛み量が減少するため、連続紙Pが巻回される支持軸の回転速度を減少させる。
制御部101は、補正検品用画像読取部84の読み取り結果に応じて、画像形成部40による画像形成条件を補正する。例えば、制御部101は、画像データに基づき形成される画像の色合いを好ましい色合い(再現性の高い色合い)とするため、補正検品用画像読取部84によるパッチ画像Iの読み取り結果からパッチ画像IのRGB値を算出し、その算出結果に基づいて画像形成部40による画像形成条件を補正する(色補正)。また、制御部101は、補正検品用画像読取部84による基準画像Tの読み取り結果に応じて、連続紙Pの主走査方向における用紙エッジ部と基準画像Tとの間の距離を求める。そして、制御部101は、その求めた距離から、連続紙Pの主走査方向における画像の位置ズレ量を算出し、当該算出した位置ズレ量に基づいて画像形成部40による画像形成条件(主走査方向の書き出しタイミング)を補正する(片寄り補正)。また、制御部101は、補正検品用画像読取部84の読み取り結果に応じて、連続紙Pの検品を行う。具体的には、制御部101は、連続紙P上に形成された画像の欠損および汚れ、当該連続紙Pに生じた皺等を検出する。
図4は、本実施の形態に係る画像形成システム100の搬送制御動作例を示すフローチャートである。ステップS100の処理は、画像形成装置2の操作部22を介してユーザーにより、印刷ジョブが設定され、その設定に続いてプリントボタンが押下されることにより開始する。
まず、制御部101は、読取搬送部86を制御し、連続紙Pの搬送速度を画像形成速度Vより例えば5[%]遅いV1(本発明の「第2搬送速度」に対応)に設定する(ステップS100)。これにより、画像形成装置2と読取搬送部86との間の搬送速度差に起因して、第1弛み形成装置3における連続紙Pの第1弛み量はL1(通常弛み量)から増大する。なお、制御部101は、連続紙Pの搬送速度がV1である場合に、補正検品用画像が補正検品用画像読取部84により読み取られるように、補正検品用画像を画像形成部40に形成させる。
次に、制御部101は、第1弛み量検出部80の検出結果を参照し、連続紙Pの第1弛み量がL2(本発明の「第1所定弛み量」に対応)に達したか否かについて判定する(ステップS120)。この判定の結果、連続紙Pの第1弛み量がL2に達していない場合(ステップS120、NO)、処理はステップS120の前に戻る。
一方、連続紙Pの第1弛み量がL2に達した場合(ステップS120、YES)、制御部101は、読取搬送部86を制御し、連続紙Pの搬送速度を画像形成速度Vより例えば5[%]速いV2(本発明の「第1搬送速度」に対応)に設定する(ステップS140)。これにより、画像形成装置2と読取搬送部86との間の搬送速度差に起因して、第1弛み形成装置3における連続紙Pの第1弛み量はL2からL1に向かって減少する。なお、制御部101は、連続紙Pの搬送速度がV2である場合にも、補正検品用画像が補正検品用画像読取部84により読み取られるように、補正検品用画像を画像形成部40に形成させる。
次に、制御部101は、第1弛み量検出部80の検出結果を参照し、連続紙Pの第1弛み量がL1(本発明の「第2所定弛み量」に対応)に達したか否かについて判定する(ステップS160)。この判定の結果、連続紙Pの第1弛み量がL1に達していない場合(ステップS160、NO)、処理はステップS160の前に戻る。一方、連続紙Pの第1弛み量がL1に達した場合(ステップS160、YES)、処理はステップS100の前に戻る。
なお、図4のフローチャートでは、制御部101は、連続紙Pの搬送速度がV1またはV2である場合に、補正検品用画像を画像形成部40に形成させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、連続紙Pの搬送速度がV1である場合に、補正検品用画像として基準画像T、バーコード画像Bを画像形成部40に形成させる一方、連続紙Pの搬送速度がV2である場合に、補正検品用画像としてパッチ画像Iを画像形成部40に形成させても良い。連続紙Pの搬送速度がV2である場合、基準画像T、バーコード画像Bの読み取り領域は小さいため、補正検品用画像読取部84において基準画像T、バーコード画像Bを正確に読み取れない虞がある一方、パッチ画像Iの読み取り領域は大きいため、補正検品用画像読取部84においてパッチ画像Iを正確に読み取れない虞がないからである。
また、連続紙Pの搬送速度がV1である場合に限り、補正検品用画像として基準画像T、バーコード画像B、パッチ画像Iを画像形成部40に形成させても良い。これにより、連続紙Pの搬送方向における補正検品用画像読取部84の読取解像度を増大させることができる。
図5は、本実施の形態に係る画像形成システム100の送風制御動作例を示すフローチャートである。ステップS200の処理は、図4のフローチャートにおけるステップS100の処理と同じタイミングで開始される。すなわち、ステップS200の処理は、画像形成装置2の操作部22を介してユーザーにより、印刷ジョブが設定され、その設定に続いてプリントボタンが押下されることにより開始する。
ここで、送風制御動作は、色補正を行うための補正検品用画像(パッチ画像I)を連続紙Pに形成した場合に、加熱処理(定着処理)の直後に当該補正検品用画像を読み取った結果、その読み取った補正検品用画像の色味が本来のものと異なってしまうことを確実に防止するために行われる。送風制御動作を行うことによって、補正検品用画像読取部84において補正検品用画像の色を正確に読み取ることができる。
まず、制御部101は、冷却部82を制御し、冷却風の送風量をF2(本発明の「第1送風量」に対応)に設定する(ステップS200)。次に、制御部101は、第1弛み量検出部80の検出結果を参照し、連続紙Pの第1弛み量がLx(本発明の「所定弛み量」に対応)以上に達したか否かについて判定する(ステップS220)。ここで、第1弛み量Lxは、図6に示すように、図4のフローチャートで説明した第1弛み量L1より多く、第1弛み量L2より少ない弛み量である。この判定の結果、連続紙Pの第1弛み量がLx以上に達した場合(ステップS220、YES)、制御部101は、冷却部82を制御し、冷却風の送風量をF2より少ない送風量であるF1(本発明の「第2送風量」に対応)に設定する(ステップS240)。その後、処理はステップS220の前に戻る。
連続紙Pの第1弛み量がLx以上に達した場合、冷却風の送風量をF1に設定するのは、次の理由による。すなわち、連続紙Pの第1弛み量が増大していくに従って、連続紙Pに用紙暴れが発生する可能性が高まるため、その用紙暴れが実際に発生するのを事前に防止するためである。用紙暴れの発生状態は、連続紙Pの用紙厚の違い、給紙装置1の支持軸に巻回される連続紙Pの外側と内側の違い、さらに支持軸に巻回される連続紙Pのカール量の違いによっても異なる。
一方、連続紙Pの第1弛み量がLx以上に達していない場合(ステップS220、NO)、制御部101は、冷却部82を制御し、冷却風の送風量をF1に設定する(ステップS260)。その後、処理はステップS220の前に戻る。
図7は、図4,5のフローチャートにおける各処理が実行されるまでの連続紙Pの搬送速度、第1弛み量、冷却風の送風量の対応関係を時系列で示す図である。
なお、図5のフローチャートでは、冷却風の送風量をF1,F2の2段階で切り替える例について説明したが、3段階以上で切り替えても良い。また、用紙暴れが発生する可能性が高まったことを連続紙Pの第1弛み量により検知して冷却風の送風量を切り替える例について説明したが、実際に用紙暴れが発生していることを、所定時間における連続紙Pの第1弛み量の変動に応じて検知して冷却風の送風量をF2からF1(<F2)に切り替えても良い。第1弛み量の検出値は、画像形成装置2と補正検品用画像読取部84との間における搬送速度差で変化するため、短時間で検出値が大きく変化することはない。しかし、この検出値が短時間で大きく変化する場合は、実際に用紙暴れが発生していると考えられる。図8は、実際に用紙暴れが発生していることを第1弛み量の変動に応じて検知して冷却風の送風量を切り替える場合において、連続紙Pの搬送速度、第1弛み量、冷却風の送風量の対応関係を時系列で示す図である。図8に示すように、制御部101は、第1弛み量の変動が発生したことを検知して冷却風の送風量をF2からF1に切り替えた後、第1弛み量の変動が収まったことを検知して冷却風の送風量をF1からF2に切り替える。
[本実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成システム100は、連続紙Pに画像を形成する画像形成部40と、画像形成部40により画像が形成された連続紙Pを巻き取る巻き取り装置5と、画像形成部40により連続紙Pに形成された補正検品用画像を読み取るラインセンサーを有する補正検品用画像読取部84と、連続紙Pに重力方向の第1弛み部分P1を形成する第1弛み形成装置3と、第1弛み部分P1の第1弛み量を検出する第1弛み量検出部80と、補正検品用画像読取部84における連続紙Pの搬送速度を変更する読取搬送部86と、第1弛み量検出部80により検出された第1弛み量に応じて、補正検品用画像読取部84における連続紙Pの搬送速度を変更するように読取搬送部86を制御する制御部101とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、第1弛み形成装置3により連続紙Pに弛み部分が形成されることにより、画像形成部40と補正検品用画像読取部84との間に生じる搬送速度差が吸収されるため、その搬送速度差に起因する連続紙Pのたわみや引っ張り合いは発生せず、補正検品用画像読取部84において連続紙Pに形成された補正検品用画像を正確に読み取ることができる。また、加熱処理(定着処理)が施された連続紙Pは、第1弛み形成装置3により搬送される間に自然冷却されるため、色補正を行うための補正検品用画像が形成された場合にも、当該補正検品用画像の色味が変化することを防止し、補正検品用画像読取部84において補正検品用画像の色を正確に読み取ることができる。以上より、連続紙Pに形成された補正検品用画像を正確に読み取り、画像形成条件の補正や連続紙Pの検品を高精度に行うことができる。
なお、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 給紙装置
2 画像形成装置
3 第1弛み形成装置
4 第2弛み形成装置
5 巻き取り装置
10 画像読取部
20 操作表示部
21 表示部
22 操作部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
71 通信部
72 記憶部
80 第1弛み量検出部
82 冷却部
84 補正検品用画像読取部
86 読取搬送部
88 第2弛み量検出部
100 画像形成システム
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
I パッチ画像
T 基準画像
B バーコード画像

Claims (10)

  1. 連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側に設けられ、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を巻き取る巻き取り部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側かつ前記巻き取り部の上流側に設けられ、前記画像形成部により前記連続紙に形成された補正検品用画像を読み取るラインセンサーを有する補正検品用画像読取部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記画像形成部の下流側かつ前記補正検品用画像読取部の上流側に設けられ、前記連続紙に重力方向の第1弛み部分を形成する第1弛み形成部と、
    前記第1弛み部分の第1弛み量を検出する第1弛み量検出部と、
    前記補正検品用画像読取部における前記連続紙の搬送速度を変更する搬送速度変更部と、
    前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量に応じて、前記補正検品用画像読取部における前記連続紙の搬送速度を変更するように前記搬送速度変更部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記連続紙の搬送方向における前記補正検品用画像読取部の下流側かつ前記巻き取り部の上流側に設けられ、前記連続紙に重力方向の第2弛み部分を形成する第2弛み形成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第2弛み部分の第2弛み量を検出する第2弛み量検出部を備え、
    前記制御部は、前記第2弛み量検出部により検出された前記第2弛み量に応じて、前記巻き取り部の巻き取り速度を変更するように前記巻き取り部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量が第1所定弛み量に達した場合、前記連続紙の搬送速度を前記画像形成部の画像形成速度より速い第1搬送速度に制御する一方、前記第1弛み量が前記第1所定弛み量より少ない第2所定弛み量に達した場合、前記画像形成速度より遅い第2搬送速度に制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記補正検品用画像は、複数種類の補正検品用画像からなり、
    前記制御部は、前記連続紙の搬送速度が前記第1搬送速度である場合に、前記複数種類の補正検品用画像の一部が前記補正検品用画像読取部により読み取られるように、当該一部の補正検品用画像を前記画像形成部に形成させる一方、前記連続紙の搬送速度が前記第2搬送速度である場合に、前記一部以外の補正検品用画像が前記補正検品用画像読取部により読み取られるように、当該一部以外の補正検品用画像を前記画像形成部に形成させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記連続紙の搬送速度が前記第2搬送速度である場合に限り、前記補正検品用画像が前記補正検品用画像読取部により読み取られるように、当該補正検品用画像を前記画像形成部に形成させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1弛み形成部により前記第1弛み部分を形成された前記連続紙に向けて冷却風を送風することにより、当該連続紙の冷却を行う冷却部を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量に応じて、前記冷却風の送風量を変更するように前記冷却部を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御部は、前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量が所定弛み量より少ない場合に前記冷却風の送風量を第1送風量に設定する一方、当該第1弛み量が前記所定弛み量より多い場合に前記冷却風の送風量を前記第1送風量より少ない第2送風量に設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記制御部は、前記第1弛み量検出部により検出された前記第1弛み量の変動に基づいて前記連続紙に用紙暴れが発生しているか否かについて判定し、当該用紙暴れが発生していないと判定した場合に前記冷却風の送風量を第1送風量に設定する一方、当該用紙暴れが発生していると判定した場合に前記冷却風の送風量を前記第1送風量より少ない第2送風量に設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
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